JP7793945B2 - 構造物及び構造物の形成方法 - Google Patents
構造物及び構造物の形成方法Info
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Description
図1に示すように、本実施形態の構造物10は、建物の躯体を構成する躯体部であって、外形部10bと内部構造体15とを備える。なお、図1では、外形の積層による縞模様を省略している。
図4~図9は、セパレータ20を4個形成した部分付近における各層のモルタル部の形状を示した平面断面図である。これら図4~図9では、断面を示すハッチングは省略している。
支持部21は、モルタル部L1に対して、長辺部11,13から同じ大きさで、内側(空間S1側)に突出した形状を積層して構成される。この場合、支持部21は、長辺部11(13)から突出して形成された第1突出部と、この第1突出部の直上層において第1突出部から更に突出した第2突出部とを有する。そして、支持部21は、この第1突出部及び第2突出部を積層することにより、上に向かうに従って突出部が徐々に大きくなるモルタル部L11,L12,…,L1nを積層して構成される。
具体的には、図5に示すように、支持部21の最下層のモルタル部L11においては、長辺部11,13から突出した突出部21a,21bが形成される。これら突出部21a,21bは、先端が円弧状で折り返すループ形状を有する。
図8に示すように、モルタル部L21は、長辺部13から長辺部11に向けて突出したループ形状部27を有する。このループ形状部27は、長辺部13から長辺部11に向かって延在し、先端が長辺部11の内側部11bと当接して円弧状で折り返して長辺部13に向かって延在するループ形状を有する。
次に、図11及び図12を用いて、上述した構造物10の外形部10bを形成する3Dプリンタ40及び作成支援サーバ60について説明する。
図11は、3Dプリンタ40の制御装置50及び作成支援サーバ60等として機能する情報処理装置H10のハードウェア構成例である。
(2)各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する1つ以上の専用のハードウェア回路、或いは
(3)それらの組み合わせ、を含む回路(circuitry)
図11に示す本実施形態の3Dプリンタ40は、吐出部としてのノズル41、ロボットアーム45及び制御装置50を備える。
吐出量制御部513は、モルタルを圧送するポンプを制御して、ノズル41から吐出されるモルタルの吐出量を制御する処理を実行する。
次に、形成支援システムとしての作成支援サーバ60の構成について説明する。
作成支援サーバ60は、ノズル41の移動経路を決定するコンピュータ端末である。この作成支援サーバ60は、制御部61及び吐出経路記憶部62を備える。作成支援サーバ60は、3Dプリンタ40の制御装置50に接続される。
セパレータ形成部611は、セパレータ20の形状を記憶している。そして、セパレータ形成部611は、セパレータ20の設置箇所の情報を取得した場合、セパレータ20の支持部21及び本体部25を、形成予定の構造物に追加した更新形状を生成する。
吐出幅データ領域には、この構造物10を形成するためにノズル41から吐出するモルタルの幅を特定するためのデータが記録される。
積層数に応じた経路データ領域には、この構造物10を形成するために、階層数に関連付けて、各階層における3Dプリンタ40のノズル41の経路を記憶する。
次に、構造物10の形成方法について説明する。
図11に示す作成支援サーバ60の制御部61は、ユーザの指示に応じて、形成する構造物の形状とともに、構造物におけるセパレータ20の設置個所の情報を取得する。
その後、作成支援サーバ60の制御部61は、構造物10を形成する前に、3Dプリンタ40の制御装置50に経路データを送信する。制御装置50の制御部51は、取得した経路データを記憶する。
そして、図5~図7に示すように、セパレータ20の支持部21が形成される層においては、モルタル部L1の始点及び終点が同じ一筆書きの経路でモルタル部L11,L12,…,L1nを形成し、積層する。これにより、上方になるに従って大きくなる突出部(21a~24a,21b~24b)を有し長辺部11,13と一体化した支持部21が形成される。
これにより、図2に示す複数のセパレータ20は、繊維コンクリート材料によって埋められる。
その後、この繊維補強コンクリート材料が硬化することにより、内部構造体15は、外形部10bと一体化されて、構造物10が完成する。
本実施形態では、構造物10の長辺部11,13から突出し、長辺部11,13を連結するセパレータ20を、モルタルを積層して形成する。この場合、セパレータ20の支持部21は、長辺部11(13)から突出して形成された突出部21a,21bと、突出部22a,22bとを有する。突出部22a,22bは、突出部21a,21bの直上層において突出部21a,21bから更に突出する。これにより、セパレータ20の本体部25は、モルタルを積層した支持部21によって支持される。
(1)本実施形態では、長辺部11,13の間で側圧に対抗するセパレータ20を、モルタルを積層して形成する。これにより、構造物10の長辺部11,13及び短辺部12,14の形成と同時にセパレータ20を形成することができるため、側圧による破損を抑制する構成を効率的に形成することができる。
・上記実施形態では、セパレータ20の本体部25は、長辺部11から突出するループ形状部27を有するモルタル部L21と、長辺部13から突出するループ形状部28を有するモルタル部L22とを交互に積層して構成した。本体部25の構成は、これに限られず、一方の壁部から突出するモルタル部L21(L22)のみを積層してもよいし、数層毎に交互に積層してもよい。更に、長辺部11,13の両方から突出するループ形状部の先端を空間S1の中央で当接した形状のモルタル部を積層してもよい。
例えば、図13に示す構造物70において、セパレータ20の本体部75は、モルタル部L21,L22がそれぞれ1層の合計2層と、金属製の係止部材80とで構成される。
例えば、図15に示す構造物71の本体部76のように、同じ構成のモルタル部L22を積層する場合には、モルタル部L22の先端と、これに接触する長辺部13の内側部13bとの間に、係止部材80を設けてもよい。
また、上記実施形態の支持部21は、全体として直角三角形を2つ並べた形状を有する。支持部は、壁部から突出して形成された第1突出部と、この第1突出部の直上層において第1突出部から更に突出した第2突出部とを有していれば、全体形状は、三角形状に限られない。例えば、直角三角形の一辺が、上に凸な曲線形状や下に凸な曲線形状で構成された形状でもよいし、途中で傾斜角度が変更される折れ曲がった直線を有した全体形状でもよい。
(a)前記本体部は、前記第1壁部から前記第2壁部に向かって延在し、前記第2壁部と当接して折り返し前記第1壁部に向かって延在するループ形状部を有することを特徴とする請求項2に記載の構造物。
(b)前記本体部は、前記第1壁部及び前記第2壁部に加わる側圧に応じて決定される積層数の前記モルタルを積層して構成されることを特徴とする請求項2又は前記(a)に記載の構造物。
(d)前記モルタル部は、前記第1壁部及び前記第2壁部を連結する係止部材を更に備えることを特徴とする請求項2及び前記(a)~前記(c)の何れか1項に記載の構造物。
Claims (3)
- 第1モルタルを積層させて構成され突出形状部を有する壁部を備えた外形成体と、この外形成体の内部に構成され、前記第1モルタルよりも高強度の部材を構成する第2モルタルで構成する内構造体とを備えた構造物であって、
前記突出形状部は、
前記第1モルタルの積層により形成され前記壁部から突出して形成される支持部と、
前記第1モルタルの積層により形成され前記支持部に支持される本体部とを備え、
前記支持部は、前記壁部から突出して形成された第1突出部と、前記第1突出部の直上層において前記第1突出部から更に突出した第2突出部とを有し、
前記第1突出部は、前記第2突出部の前記第1モルタルの先端が重さで降下せずに支持可能な突出量で形成され、
前記本体部は、前記外形成体の内部に充填される材料によって前記外形成体の側面に加わる側圧に抗するように前記外形成体の対向する部分に連結して構成されることを特徴とする構造物。 - 前記壁部は、対向配置された第1壁部と第2壁部とを有し、
前記突出形状部は、前記第1壁部と前記第2壁部とを連結する前記本体部を有した連結部であることを特徴とする請求項1に記載の構造物。 - 第1モルタルをノズルから吐出させながら前記ノズルを移動させて前記第1モルタルを積層させることにより構成され突出形状部を有する壁部を備えた外形成体と、この外形成体の内部に構成され、前記第1モルタルよりも高強度の部材を構成する第2モルタルで構成する内構造体とを備えた構造物の形成方法であって、
前記突出形状部は、支持部と、前記支持部に支持される本体部とを備え、
前記壁部から突出して形成された第1突出部を、前記第1突出部の直上層において前記第1突出部から更に突出した第2突出部を形成する前記第1モルタルの先端が重さで降下せずに支持可能な突出量で前記第1モルタルを吐出させて形成し、前記第2突出部を、前記第1モルタルを吐出させて形成することにより、前記支持部を形成し、
前記支持部の形成後に、前記支持部の上において、前記第1モルタルを吐出させることにより、前記外形成体の内部に充填される材料によって前記外形成体の側面に加わる側圧に抗するように前記外形成体の対向する部分に連結して構成される前記本体部を形成することを特徴とする構造物の形成方法。
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