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JP7794436B2 - 板状弾性体型消音装置 - Google Patents
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JP7794436B2 - 板状弾性体型消音装置 - Google Patents

板状弾性体型消音装置

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Description

本発明は、車両用空調装置の冷媒配管、排気管等に挿入される板状弾性体型の消音装置に関する。
車両用空調装置において、コンプレッサの機械騒音や冷媒のキャビテーションによる騒音が配管を介してエバポレータに伝わり、吹出口からドライバに伝わるか、あるいは、配管の途中でエンジンルームの空間を介して車体経由でドライバに伝わる。このため、車両用空調装置の配管には、マフラー型のサイレンサが介設されたり、内挿型のサイレンサが挿入されている。マフラー型のサイレンサは、大型で重く、ろう付けによるコストアップが生じるため、近年では、内挿型のサイレンサが多く採用されている。
例えば、特許文献1には、内管の外面に、らせん状のフィンを設けたものが記載されている。これは、内外の流路長の差により位相差が生じて、音の干渉を引き起こし、消音効果が生じるが、流路長の調整が困難である。
特許文献2には、管状の本体に挿入される消音器であって、該消音器と本体との間に共鳴器チャンバが設けられ、本体の流路が接続チャンネルを介して共鳴器チャンバに接続された消音器が記載されている。また、特許文献3には、内側部材を包囲する外側部材をベローズとし、内側部材と外側部材との間にキャビティが形成され、内側部材の開口がキャビティに開放している吸音装置が記載されている。これらは、いずれも共鳴型で、共鳴周波数が共鳴器の形状で決まるので、音源の周波数に応じた調整が困難である。
欧州特許公開公報EP2138750A1 特許第5785173号公報明細書 特開2005-84693号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、製造が簡単であり、周波数に応じた調整が容易な消音装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、
(1) 流体が流れる主管に取り付けられる消音装置であって、
板状基部に、第1方向に延びる複数の第1リブと、隣接する前記第1リブの間で前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2リブとを設けた板状弾性体が、前記第1リブと前記第2リブとを外側にし、かつ、前記第1リブを軸方向に向けて筒状に曲げた状態で、前記主管の内側に挿入され、
前記板状弾性体の弾性により、前記第1リブと前記第2リブとが前記主管の内面に密着し、
前記主管の内面と、前記板状弾性体の前記板状基部との間に、前記第1リブと前記第2リブで囲まれた消音空間が形成されていることを特徴とする。
この特徴の消音装置では、主管の上流側から、筒状の曲げられた板状弾性体の内側に進入した流体は、板状弾性体の内側を通過して、主管の下流側に流出する。主管と板状弾性体の板状基部とで囲まれた消音空間に進入した音波は、消音空間で消音される。
この特徴により、予め第1リブと第2リブとを設けた板状弾性体を筒状に曲げて主管に挿入するだけで、板状弾性体の第1リブと第2リブとが主管の内面に密着するので、消音装置の製造が容易である。
(2) 前記消音空間は、前記板状基部の軸方向の端縁で開口する出入口を有するサイドブランチチャンバであることが好ましい。
(3) 前記板状弾性体の軸方向の端縁が第3リブにより閉塞され、
前記消音空間は、前記第2リブ又は前記第3リブの近傍で前記板状基部に出入口が形成されたサイドブランチチャンバであることが好ましい。
(4) 前記隣接する前記第1リブの間で、前記第2リブが2つ対向して設けられ、
前記消音空間は、前記隣接する第1リブと、前記2つの第2リブとで囲まれ、前記板状基部に開口を有する共鳴チャンバであることが好ましい。
(5) 前記板状弾性体の軸方向の端縁が第3リブにより閉塞され、
前記消音空間は、前記隣接する第1リブと、前記第2リブと、前記第3リブとで囲まれ、前記板状基部に開口を有する共鳴チャンバであることが好ましい。
このように、第2リブ及び/又は第3リブを追加して、板状基部に出入口や開口を形成することで、サイドブランチチャンバを形成したり、共鳴チャンバを形成したりすることができる。また、騒音の周波数に応じて、第2リブの位置を変えることで、サイドブランチの長さを調整することができるうえ、共鳴チャンバの容積も調整することができる。
(6) 前記第2リブは、先端側の肉厚が基部側の肉厚より薄いことを特徴とする。
(7) 前記第2リブは、前記板状基部及び前記第1リブよりも小さい弾性率を有することを特徴とする。
これらの特徴により、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2リブが周方向に伸び易くなり、抵抗が軽減されるとともに、円筒状に正しく曲げることができる。
(8) 前記第2リブの先端面は、前記板状弾性体を曲げる前の状態で、前記第1リブの先端が形成する平面に対して凸に湾曲していることを特徴とする。
この特徴により、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2リブが周方向に伸びても、第2リブの先端と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
(9) 前記板状弾性体の前記第2方向の両端部が、前記主管の内面に沿うように、予め縁曲げされていることを特徴とする。
この特徴により、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2方向の両端部が主管の内面と密着するので、板状弾性体の第2方向の両端部と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
(10) 前記板状弾性体の内側に、前記板状弾性体を主管に向かって押し付ける付勢部材を設けていることを特徴とする。
この特徴により、筒状に曲げられた板状弾性体の内側から付勢部材により、板状弾性体が主管に押し付けられるので、第1リブと第2リブの先端と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性がより確保される。
請求項1の発明によれば、予め第1リブと第2リブとを設けた板状弾性体を筒状に曲げて主管に挿入するだけで、板状弾性体の第1リブと第2リブとが主管の内面に密着するので、消音装置の製造が容易である。
請求項2-5の発明によれば、第2リブ及び/又は第3リブを追加して、板状基部に出入口や開口を形成することで、サイドブランチチャンバを形成したり、共鳴チャンバを形成したりすることができる。また、騒音の周波数に応じて、第2リブの位置を変えることで、サイドブランチの長さを調整することができるうえ、共鳴チャンバの容積も調整することができる。
請求項6-7の発明によれば、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2リブが周方向に伸び易くなり、抵抗が軽減されるとともに、円筒状に正しく曲げることができる。
請求項8の発明によれば、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2リブが周方向に伸びても、第2リブの先端と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
請求項9の発明によれば、板状弾性体を筒状に曲げるときに、第2方向の両端部が主管の内面と密着するので、板状弾性体の第2方向の両端部と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
請求項10の発明によれば、筒状に曲げられた板状弾性体の内側から付勢部材により、板状弾性体が主管に押し付けられるので、第1リブと第2リブの先端と主管の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性がより確保される。
本発明の第1実施形態に係るサイドブランチ型消音装置の一部破断斜視図。 図1の消音装置の板状弾性体の曲げる前(a)及び曲げた後(b)における斜視図。 図1の消音装置の横断面図。 図1の消音装置の縦断面図。 図1の消音装置の第2リブの第1変形例を示す拡大断面図。 図1の消音装置の第2リブの第2変形例を示す拡大断面図。 図1の消音装置の第2リブの第3変形例を示す拡大断面図。 図1の消音装置の消音空間の変形例を示す図。 図1の消音装置の板状弾性体の変形例を示す図。 本発明の第2実施形態に係るサイドブランチ型消音装置の一部破断斜視図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る消音装置1を示す。消音装置1は、車両用空調装置の冷媒が流れる配管に設けられる。具体的には、消音装置は、図示しないコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁及びエバポレータからなる車両用空調装置におけるエバポレータ又はコンプレッサの出口側の配管(以下、「主管」という)2に装着される。主管2は、ゴムや合成樹脂等の弾性と可撓性とを有する素材で形成されているが、これに限らず、アルミニウム等の可撓性を有さない素材を使用してもよい。主管2には、図1において左側の上流から右側の下流に流体(以下「冷媒」という)が流れるものとする。
主管2は、内側に消音装置1が装着されるようになっている。
消音装置1は、図2(a)に示すように、IIR等のゴムや、PA6等の合成樹脂からなり、曲げたときに戻ろうとする弾性を有する矩形の板状弾性体3からなっている。板状弾性体3は、板状基部4と、第1リブ5と、第2リブ6とを有し、射出成形等により一体に成形されている。
板状基部4は、短辺4aと長辺4bとを有する矩形形状を有する。短辺4aは、消音装置1の軸方向長さを規定し、長辺4bは、主管2の内周長よりも短い寸法を有している。板状基部4の短辺4aの方向を第1方向、長辺4bの方向を第2方向という。板状基部4を筒状に曲げたとき、短辺4aは軸方向、長辺4bは周方向となる。板状基部4の肉厚は任意であるが、流体の影響により変形しなければいいので、ゴム等の柔らかい材料であれば2~3mm、合成樹脂等の硬い材料であれば1~2mmが好ましい。
第1リブ5は、板状基部4の短辺4aと平行な第1方向に延び、両側の長辺4bまで達している。第1リブ5は、長辺4bと平行な第2方向に所定間隔で複数設けられている。第1リブ5の肉厚も任意であるが、流体の影響を受けにくいので、板状基部4の肉厚以下であればよく、ゴム等の柔らかい材料であれば1~3mm、合成樹脂等の硬い材料であれば0.5~2mmが好ましい。第1リブ5の高さと、第1リブ5の間隔とは、後述する消音空間の所望の断面積に基づいて決定すればよい。
第2リブ6は、隣接する第1リブ5の間にあって、板状基部4の第2方向に延びている。第2リブ6の肉厚も任意であるが、流体の影響を受けやすいので、板状基部4の肉厚以上であればよく、ゴム等の柔らかい材料であれば2~4mm、合成樹脂等の硬い材料であれば1~3mmが好ましい。第2リブ6の高さは、第1リブ5とほぼ同一である。第2リブ6の第1方向の位置は、第2リブ6の両側の消音空間の所望の長さに基づいて決定すればよい。
板状弾性体3は、図2(b)に示すように、第1リブ5と第2リブ6とを外側にし、かつ、第1リブ5を軸方向に向けて筒状に曲げた状態で、主管2の内側に挿入される。板状弾性体3を曲げたとき、板状弾性体3の外径、すなわち、第1リブ5と第2リブ6との先端が形成する外径は、主管2の内径よりも小さくし、また、板状弾性体3の第2方向の両端は、重ならずに、離間した状態とする。
板状弾性体3を主管2に挿入したとき、板状弾性体3はその弾性により、第1リブ5と第2リブ6とが主管2の内面に密着する。これにより、主管2の内面と、板状弾性体3の板状基部4との間に、第1リブ5と第2リブ6とで囲まれた消音空間としてのサイドブランチチャンバ7a、7bが形成される。このサイドブランチチャンバ7a、7bは、板状基部4の軸方向の端縁で開口する第1出入口8a、第2出入口8bを有する。板状弾性体3の内側は、主管2を流れる流体の主流路9を形成する。
本実施形態では、板状弾性体3の第2リブ6の軸方向の両側に、板状基部4の軸方向の上流側の端縁で開口する第1出入口8aを有する第1サイドブランチチャンバ7aと、板状基部4の軸方向の下流側の端縁で開口する第2出入口8bを有する第2サイドブランチチャンバ7bとが形成され、さらに、板状弾性体3の周方向に複数のサイドブランチチャンバが同様に形成されているが、それぞれの第2リブ6の位置は異なっている。
次に、本実施形態の消音装置1の作用について説明する。
図4に示すように、主管2内を流れる冷媒は、板状弾性体3の上流側端部から、板状弾性体3の板状基部4の内側の主流路9に流入し、板状弾性体3の内側を通過して、板状弾性体3の下流側端部から主管2に流出する。消音装置1の上流側の図示しない音源から発生する音(コンプレッサの機械騒音や、冷媒のキャビテーションによる騒音)は、冷媒とともに下流側に伝搬し、第1出入口8a、第2出入口8bから消音装置1の第1サイドブランチチャンバ7a、第2サイドブランチチャンバ7bに進入する。なお、音源は、下流側にあってもよく、その場合は、上流側で消音効果が生じることになる。
板状弾性体3の上流側端部の第1出入口8aから第1サイドブランチチャンバ7aに進入した音波は、サイドブランチチャンバ7aの第2リブ6で反射して第1出入口8aに戻り、ここで、板状弾性体3を伝搬する音波と逆位相になって干渉し、消音される。同様に、板状弾性体3の下流側端部の第2出入口8bから第2サイドブランチチャンバ7bに進入した音波は、サイドブランチチャンバ7bの第2リブ6で反射して第2出入口8bに戻り、ここで、板状弾性体3を伝搬する音波と逆位相になって干渉し、消音される。
ここで、主管2の断面積をS、サイドブランチチャンバ7a、7bの断面積をSs、サイドブランチチャンバ7a、7bの長さをl、音波の周波数をf、音速をcとすると、消音装置1の各サイドブランチチャンバ7a、7bによる透過損失TLは、数1で表される。なお、サイドブランチチャンバ7a、7bの長さlは、出入口8a、8bから第2リブ6までの距離である。
本実施形態の消音装置1では、第2リブ6の軸方向の位置を変えることで、第1サイドブランチチャンバ7aの長さlaと、第2サイドブランチチャンバ7bの長さlbを調整し、音源の周波数に応じて消音効果を高くすることができる。
図5-7は、第1実施形態の消音装置の第2リブの変形例を示す。
図5に示す第2リブ6は、先端側の肉厚t1が基部側の肉厚t2より薄く形成されている。第2リブ6の先端部は、板状弾性体3が曲げられるときに、引っ張られるので、曲げに対する抵抗となる。本変形例のように、第2リブ6の先端側の肉厚t1が、基部側の肉厚t2より薄く形成されていることで、板状弾性体3を筒状に曲げるときに、第2リブ6が周方向に伸び易くなり、抵抗が軽減されるとともに、円筒状に正しく曲げることができる。
図6に示す第2リブ6は、板状基部4及び第1リブ5よりも小さい弾性率を有する材料で形成されている。例えば、板状基部4及び第1リブ5は合成樹脂系の材料とし、第2リブ6はゴム系の材料を使用して、2色成形を行う。本変形例のように、第2リブ6が、第1リブ5よりも小さい弾性率を有する材料で形成されていることで、板状弾性体3を筒状に曲げるときに、第2リブ6が周方向に伸び易くなり、抵抗が軽減されるとともに、円筒状に正しく曲げることができる。
図7に示す第2リブ6は、板状弾性体3を曲げる前の状態で、第1リブ5の先端が形成する平面に対して、第1リブ5と接する先端面の両端よりも中央部が凸に湾曲している。
この変形例のように、第2リブ6の先端面が凸に湾曲していることで、板状弾性体3を筒状に曲げるときに、第2リブ6が周方向に伸びても、第2リブ6の先端と主管2の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
図8は、板状弾性体3の第2方向の両端部が、主管2の内面に沿うように、予め縁曲げ部3aが形成されているものである。
このように、両端部に縁曲げ部3aを有することで、板状弾性体3を筒状に曲げるときに、第2方向の両端部が主管2の内面と密着するので、板状弾性体3の第2方向の両端部と主管2の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性が確保される。
図9は、板状弾性体3が形成する消音空間の変形例を示す。
図9(a)に示す板状弾性体3では、板状弾性体3の軸方向の端縁が第3リブ10により閉塞され、第3リブ10の近傍で板状基部4に第1出入口11a、第2出入口11bが形成されて、第2リブ6の両側に第1サイドブランチチャンバ12aと第2サイドブランチチャンバ12bとが形成されている。第1出入口11aと第2出入口11bとは、第2リブ6の近傍に形成されてもよい。
図9(b)に示す板状弾性体3では、隣接する第1リブ5の間で、第2リブ6が2つ対向して設けられ、隣接する第1リブ5と、2つの第2リブ6とで囲まれ、板状基部4に開口13を有する共鳴チャンバ14が形成されている。共鳴チャンバ14の両側には、第1実施形態と同様に、第1サイドブランチチャンバ7a、第2サイドブランチチャンバ7bが形成されている。
共鳴チャンバ14が形成された消音装置1では、上流側の主管2内を流れる冷媒は、板状弾性体3の上流側端部で、板状弾性体3の主流路9に流入し、板状弾性体3を通過して、板状弾性体3の下流側端部から、主管2内に流出する。消音装置1の上流側の図示しない音源から伝搬して板状弾性体3に進入した音波のエネルギーは、開口13を介して、共鳴チャンバ14で吸収され、消音される。
ここで、共鳴チャンバ14の容積をV,開口13の断面積をSr、開口13の長さをl、音速をcとすると、共鳴周波数ωrは、数2で表される。
図9(c)に示す板状弾性体3では、板状弾性体3の軸方向の端縁が第3リブ10により閉塞され、隣接する第1リブ5と、第2リブ6と、第3リブ10とで囲まれ、板状基部4に第1開口15aを有する第1共鳴チャンバ16aと、隣接する第1リブ5と、第2リブ6と、第3リブ10とで囲まれ、板状基部4に第2開口15bを有する第2共鳴チャンバ16bとが形成されている。
このように、第2リブ6の位置を変え、及び/又は第3リブ10を追加して、板状基部4に出入口11a、11bや開口13、15a、15bを形成することで、サイドブランチチャンバ12a、12bや、共鳴チャンバ14,16a、16b、あるいは、これらを組み合わせた消音空間を形成することができる。また、騒音の周波数に応じて、第2リブ6の位置を変えることで、サイドブランチの長さを調整することができるうえ、共鳴チャンバの容積も調整することができる。
<第2実施形態>
図10は、本発明の第2実施形態に係る消音装置1Aを示す。消音装置1Aは、第1実施形態の消音装置1と同様に、主管2に板状弾性体3が挿入されているが、板状弾性体3の内側に付勢部材17をさらに装着したものである。
付勢部材17は、板状弾性体3よりも小さい矩形形状を有し、金属又は樹脂からなり、曲げに対して戻ろうとする弾性を有する。付勢部材17は、板状弾性体3と同様に、円筒状に曲げた状態で、主管2に装着された板状弾性体3の内側に挿入される。付勢部材17は、その弾性により、径方向に広がろうとする力により、板状弾性体3を主管2に向かって押し付ける。これにより、板状弾性体3の第1リブ5と第2リブ6の先端と主管2の内面との間に隙間があくことがなく、消音空間の密閉性がより確保される。
1,1A…消音装置
2…主管
3…板状弾性体
3a…縁曲げ部
4…板状基部
5…第1リブ
6…第2リブ
7a…第1サイドブランチチャンバ
7b…第2サイドブランチチャンバ
8a…第1出入口
8b…第2出入口
9…主流路
10…第3リブ
11a…第1出入口
11b…第2出入口
12a…第1サイドブランチチャンバ
12b…第2サイドブランチチャンバ
13…開口
14…共鳴チャンバ
15a…第1開口
15b…第2開口
16a…第1共鳴チャンバ
16b…第2共鳴チャンバ
17…付勢部材

Claims (9)

  1. 流体が流れる主管に取り付けられる消音装置であって、
    板状基部に、第1方向に延びる複数の第1リブと、隣接する前記第1リブの間で前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2リブとを設けた板状弾性体が、前記第1リブと前記第2リブとを外側にし、かつ、前記第1リブを軸方向に向けて筒状に曲げた状態で、前記主管の内側に挿入され、
    前記板状弾性体の弾性により、前記第1リブと前記第2リブとが前記主管の内面に密着し、
    前記主管の内面と、前記板状弾性体の前記板状基部との間に、前記第1リブと前記第2リブとで囲まれた消音空間が形成され、
    前記第2リブは、前記板状基部及び前記第1リブよりも小さい弾性率を有することを特徴とする消音装置。
  2. 流体が流れる主管に取り付けられる消音装置であって、
    板状基部に、第1方向に延びる複数の第1リブと、隣接する前記第1リブの間で前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2リブとを設けた板状弾性体が、前記第1リブと前記第2リブとを外側にし、かつ、前記第1リブを軸方向に向けて筒状に曲げた状態で、前記主管の内側に挿入され、
    前記板状弾性体の弾性により、前記第1リブと前記第2リブとが前記主管の内面に密着し、
    前記主管の内面と、前記板状弾性体の前記板状基部との間に、前記第1リブと前記第2リブとで囲まれた消音空間が形成され、
    前記第2リブの先端面は、前記板状弾性体を曲げる前の状態で、前記第1リブの先端が形成する平面に対して凸に湾曲していることを特徴とする消音装置。
  3. 流体が流れる主管に取り付けられる消音装置であって、
    板状基部に、第1方向に延びる複数の第1リブと、隣接する前記第1リブの間で前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2リブとを設けた板状弾性体が、前記第1リブと前記第2リブとを外側にし、かつ、前記第1リブを軸方向に向けて筒状に曲げた状態で、前記主管の内側に挿入され、
    前記板状弾性体の弾性により、前記第1リブと前記第2リブとが前記主管の内面に密着し、
    前記主管の内面と、前記板状弾性体の前記板状基部との間に、前記第1リブと前記第2リブとで囲まれた消音空間が形成され、
    前記板状弾性体の前記第2方向の両端部が、前記主管の内面に沿うように、予め縁曲げされていることを特徴とする消音装置。
  4. 前記消音空間は、前記板状基部の軸方向の端縁で開口する出入口を有するサイドブランチチャンバであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消音装置。
  5. 前記板状弾性体の軸方向の端縁が第3リブにより閉塞され、
    前記消音空間は、前記第2リブ又は前記第3リブの近傍で前記板状基部に出入口が形成されたサイドブランチチャンバであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消音装置。
  6. 前記隣接する前記第1リブの間で、前記第2リブが2つ対向して設けられ、
    前記消音空間は、前記隣接する第1リブと、前記2つの第2リブとで囲まれ、前記板状基部に開口を有する共鳴チャンバであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消音装置。
  7. 前記板状弾性体の軸方向の端縁が第3リブにより閉塞され、
    前記消音空間は、前記隣接する第1リブと、前記第2リブと、前記第3リブとで囲まれ、前記板状基部に開口を有する共鳴チャンバであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消音装置。
  8. 前記第2リブは、先端側の肉厚が基部側の肉厚より薄いことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の消音装置。
  9. 前記板状弾性体の内側に、前記板状弾性体を主管に向かって押し付ける付勢部材を設けていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の消音装置。
JP2022018241A 2022-02-08 2022-02-08 板状弾性体型消音装置 Active JP7794436B2 (ja)

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