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JP7794556B2 - フィルムバッグ - Google Patents
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JP7794556B2 - フィルムバッグ - Google Patents

フィルムバッグ

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Description

この発明は、フィルムバッグに関する。
従来、フィルムバッグは、たとえば特開2005-131221号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2005-131221号公報
上記特許文献1では製造ラインでのバッグ吊下げ時に収容室の下方に位置する底辺シール部が2つの側方シール部の下端を結ぶ水平線よりも上方に隆起した山状に構成されている構成が開示されている。
しかしながら、このような構成では、折り曲げられた場合に折り曲げ部分に皺が生じやすいという問題があった。
そこで、この発明は折り曲げ部分において皺の発生しにくいフィルムバッグを提供することを目的とする。
この発明に従ったフィルムバッグは、対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される一つの収容室を備えたフィルムバッグであって、口部を有する第一シール部と、第一シール部に対向する第二シール部と、第一および第二シール部を接続し第一シール部から第二シールに向かう軸方向に沿って延びる一対の側方シール部とを備え、第二シール部は、収容室に対面して一対の側方シール部間を結ぶ水平方向に延在する水平部と、水平部の両側に位置する一対の脚部とを備え、一対の脚部は軸方向に沿って水平部および第一シール部から遠ざかるように延び、水平部の水平方向の長さ(W1)は、一対の側方シール部間の水平方向の距離(W2)の30%以上70%以下である。
このように構成されたフィルムバッグにおいては、折り曲げられた部分における皺の発生を防止できる。
好ましくは、一対の脚部に向かって湾曲した湾曲部分をさらに備え、湾曲が始まる位置は水平部と第一シール部との間に位置している。
好ましくは、第二シール部において水平部から脚部に連続する部分において収容室に露出するように少なくとも一つの角部が設けられている。
好ましくは、複数の角部が互いに距離を隔てて設けられている。
本発明の概念を示すための紙袋の正面図である。 本発明の概念を示すための紙袋の側面図である。 本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の正面図である。 本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の側面図である。 本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の斜視図である。 実施の形態1に従ったフィルムバッグの正面図である。 図6中のVII-VII線に沿った断面図である。 実施の形態1に従ったフィルムバッグの下側から見た斜視図である。 実施の形態2に従ったフィルムバッグの正面図である。 比較例のフィルムバッグの正面図である。 中央部を折り曲げる前のフィルムバッグの正面図である。 中央部を折り曲げた後のフィルムバッグの正面図である。 円形状のフィルムバッグの平面図である。 図13中のXIV-XIV線に沿った断面図である。 内部に水が入れられた円形状のフィルムバッグの平面図である。 図15中のXVI-XVI線に沿った断面図である。 四角いフィルムバッグの平面図である。 内部に水が入れられた四角いフィルムバッグの平面図である。 矢印XIX側のサイドシール部がバッグのふくらみに伴って内側に引っ張られ、湾曲した様子を示す図である。 棒状部材の延びる方向から見た、持ち上げ前のフィルムバッグの側面図である。 棒状部材の延びる方向から見た、持ち上げ中のフィルムバッグの側面図である。 持ち上げ前のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 持ち上げ中のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 図22中のXXIV-XXIV線に沿った断面図である。 図23中のXXV-XXV線に沿った断面図である。 持ち上げ前のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 持ち上げ中のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 脚部を有するフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 持ち上げ中の脚部を有するフィルムバッグと棒状部材の平面図である。 皺36により右側サイドシールに働く力の方向を示す図である。 皺46により左側サイドシールに働く力の方向を示す図である。
(実施の形態1)
本発明者は、フィルムバッグの分野において、折り曲げ部に皺が発生しないように鋭意検討した。
フィルムバッグは、液体を収容する容器として広く用いられている。フィルムバッグ内には、食品、医薬品、生活関連物質などの液体が封入されている。フィルムバッグは、液体が封入された状態においてコンパクトな包装形態が求められている。大きなフィルムバッグを二つ折りにすると、特にコンパクトとなる。ところが、折りたたんだ場合において折り曲げ部に皺が生じることがある。そのため、折り曲げ部において皺が発生しないようにするためのフィルムバッグの形状について検討した。
フィルムバッグにおけるシール形状と、重力負荷時の空間容量とに着目した結果、フィルムバッグの形状を変更することで折り曲げ部において皺が発生しにくいことを見いだした。
フィルムバッグを容易に折り曲げるためには、折り曲げ部分の水がフィルムバッグの長手方向に沿ってポート側と底辺側に流れやすい構造にする必要がある。そのためには折り曲げる時にフィルムバック内に液体が流れるための空間を確保する必要がある。さらに、フィルムバッグ内に空間を確保すると、二つ折りを容易にするだけで無くポート部からフィルムバッグを吊してフィルムバッグに液体を充填するときにも溢れを防止する効果がある。
周囲を真四角にシールしたフィルムバッグに水を入れると、四隅の部分に水が入り外側に突き出そうとする。このためシートも引っ張られる。その結果、フィルムバッグの厚さが広がらない方向の力が働き、容量を確保する形状への変形が妨げられる。そこで、本発明者は、紙袋などで用いられている「マチ」を採用することで当該課題を解決することを試みた。
図1は、本発明の概念を示すための紙袋の正面図である。図2は、本発明の概念を示すための紙袋の側面図である。図3は、本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の正面図である。図4は、本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の側面図である。図5は、本発明の概念を示すための、脚部が設けられた紙袋の斜視図である。
図1から5で示すように、紙袋100に折り線101,102を設ける。折り線101は紙袋100の側部、折り線102は紙袋100の底辺に設けられる。紙袋100を折り線101,102で折り曲げることで紙袋100の底辺に脚部103,104が形成される。脚部103,104が形成されることで、紙袋に厚みAを確保しやすくなる。
紙袋100にマチを設けることで二枚の紙を直方体に変形させている。フィルムバッグにマチを設けることはできないが、水を入れた時にマチに相当する働きをする部分を設けることでフィルムバッグを自動的に広げる形状を考案した。
図6は、実施の形態1に従ったフィルムバッグの正面図である。図7は、図6中のVII-VII線に沿った断面図である。図8は、実施の形態1に従ったフィルムバッグの下側から見た斜視図である。
図6から図8で示すように、フィルムバッグ1は、対向する2枚のフィルムシート5,6の周囲をシールして構成される一つの収容室2を備えたフィルムバッグ1である。
フィルムバッグ1は、口部11を有する第一シール部10と、第一シール部10に対向する第二シール部20と、第一シール部10および第二シール部20を接続し第一シール部10から第二シール部20に向かう軸方向に沿って延びる一対の側方シール部30,40とを備える。
第二シール部20は、収容室2に対面して一対の側方シール部30,40間を結ぶ水平方向に延在する水平部21と、水平部21の両側に位置する一対の脚部3,4とを備える。
一対の脚部3,4は軸方向に沿って水平部21および第一シール部10から遠ざかるように延びる。水平部21の水平方向の長さ(W1)は、一対の側方シール部30,40間の水平方向の距離(W2)の30%以上70%以下である。
このように構成されたフィルムバッグ1においては、折り曲げられた部分における皺の発生を防止できる。
側方シール部30,40は一対の脚部3,4に向かって湾曲した湾曲部分32,42を有する。湾曲が始まる位置33,43は水平部21と第一シール部10との間に位置している。
第二シール部20において水平部21から脚部3,4に連続する部分において収容室2に露出するように少なくとも一つの角部24,25が設けられている。複数の角部24,25が互いに距離を隔てて設けられている。
側方シール部30,40には、内側に突出する一対の突出部としてのサイドポイントシール31,41が設けられている。サイドポイントシール31,41は側方シール部30,40において皺の発生を抑制するために設けられている。一対のサイドポイントシール31,41は設けられていなくてもよい。角部24,25が設けられることで、皺111,112が生じやすくなる。第二シール部20にはフィルムバッグ1を吊り下げるための孔23が設けられている。角部24,25は、第二シール部20の底22に設けられる。
収容室2には液体50が封入される。液体50は、たとえば生理食塩水、薬剤、水などである。フィルムシート5,6の間には円2aが入るようにフィルムシート5,6が膨張している。
脚部3,4が広がりやすくするために脚部3,4の最下部から徐々に緩くなる円弧形状のカーブとしての湾曲部分32,42が採用されている。
脚部3,4が内側に折れる動きを誘因することで、脚部3の厚みを持たせることができる。そのため二つの角部24,25を設けることで強制的にフィルムバッグ1に皺が形成されるようにした。角部24の角度θ1および角部25の角度θ2は、たとえば40°である。
以上のように構成されたフィルムバッグ1においては、中央部が引き上げられて2つ折りにされたときには折り目部分の排水が瞬時に行われる。ポートとしての口部11付近および底22からの液の引っ張りによる効果もあり、折り目部分に皺が生じにくいフィルムバッグを製造できる。
また、フィルムバッグ1を平置きにした際にはフィルムバッグ1の中央部の盛り上がりを抑制できる。さらに、底22において両サイドへの張り出しもないためパッキンケースに収納する際にもコンパクトに纏められるという効果がある。
(実施の形態2)
図9は、実施の形態2に従ったフィルムバッグの正面図である。図9で示すように、実施の形態2に従ったフィルムバッグ1においては、一対の側方シール部30,40の湾曲が始まる位置33,34が、水平部21よりも下に位置している点で、実施の形態1に従ったフィルムバッグ1と異なる。
(実施例)
実施例では、図6で示すフィルムバッグ1、図6で示すフィルムバッグ1から角部24,25を除いたもの、図9で示すフィルムバッグ、図10で示す比較例のフィルムバッグを準備した。各フィルムバッグの容積は2dmである。各フィルムバッグの寸法を表1に示す。
図10は、比較例のフィルムバッグの正面図である。図10のフィルムバッグ201は、対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される一つの収容室202を備えたフィルムバッグ201である。フィルムバッグ201は、口部211を有する第一シール部210と、第一シール部210に対向する第二シール部220と、第一シール部210および第二シール部220を接続し第一シール部210から第二シール部220に向かう軸方向に沿って延びる一対の側方シール部230,240とを備える。
第二シール部220の中央部が第一シール部210に向かって突出した形状となっている。突出部分の高さはH1である。第二シール部220に孔223が設けられている。
図11は、中央部を折り曲げる前のフィルムバッグの正面図である。図12は、中央部を折り曲げた後のフィルムバッグの正面図である。図11の装置を用いて折り曲げる試験を行った。フィルムバッグの長手方向の中央部に棒状部材501を接触させ、それを10cm持ち上げて図12の状態とした。これを100回繰り返した。このとき、棒状部材501と接触する接触部分502において皺が何回発生するかどうかを測定した。皺かどうかは、バッグの長手方向にシートが2重に折り重なり、その幅が2mm以上のものを皺と判断した。その結果を表1に示す。
表1の「評価」の欄において、評価AAは接触部分502に一度も皺が生じなかったことを示す。評価Aは1から5回、接触部分502に皺が生じたことを示す。評価Bは6回以上、接触部分502に皺が生じたことを示す。ただし、表1において評価Aは存在しなかった。
サンプルNo1から3において優れた効果が生じていることがわかる。実施例において上記の結果が得られることの理由を以下に説明する。
図13は、円形状のフィルムバッグの平面図である。図14は、図13中のXIV-XIV線に沿った断面図である。図15は、内部に水が入れられた円形状のフィルムバッグの平面図である。図16は、図15中のXVI-XVI線に沿った断面図である。
二枚のシート5,6で丸いバッグ1を作る。図13,14においてD1は300mm、円周長さは942mmである。内部に水を入れると図15,16のように変形し、直径は小さくなる。D2は290mm、円周長さは911mmになる。
円周部のシール部分は、直径が小さくなることで実際の長さよりも縮められる力が働き、皺5aを発生させやすい状態になる。仮に直径300mmのシートに厚さ20mm程度の水を入れると、直径は約10mmほど小さくなり周囲長は約30mm(約3%)縮むことになる。
図17は、四角いフィルムバッグの平面図である。図18は、内部に水が入れられた四角いフィルムバッグの平面図である。
四角いフィルムバッグ1の場合も水を入れると図13から16と同様に全長全幅が短くなる方向に変形し、また四隅が外側に突き出す。この時、バッグ内側に向けてシール部を湾曲させようとする力が働き、特に角部においては皺を形成しやすい。図19は、矢印XIX側のサイドシール部がバッグのふくらみに伴って内側に引っ張られ、湾曲した様子を示す図である。
次に図12で示すようにフィルムバッグ1を持ち上げた時の変形について考える。
図20は棒状部材の延びる方向から見た、持ち上げ前のフィルムバッグの側面図である。図21は棒状部材の延びる方向から見た、持ち上げ中のフィルムバッグの側面図である。図20および図21で示すように、持上げた際に内部の液が両サイドに移動しフィルムバッグ1の厚さを膨らませる方向に力が働く。同時にフィルムバッグ1の長さAは、Bまで縮もうとする。
図22は持ち上げ前のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。図23は持ち上げ中のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。図24は図22中のXXIV-XXIV線に沿った断面図である。図25は図23中のXXV-XXV線に沿った断面図である。
フィルムバッグ1のサイドシール30,40は全長を縮めようとする力によって、皺を形成して内側に折れ込みバランスを保とうとする。図23、25は折れ込みが持ち上げ位置に発生した例である。この場合、上下のシート5,6の間にサイドシール30,40が潜り込もうとしている。また矢印35,45で示した方向で上下のシート5,6が迫り出しサイドシール30,40を覆うようになって二重折れが発生する。
図26は持ち上げ前のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。図27は持ち上げ中のフィルムバッグと棒状部材の平面図である。一方で、皺のできる場所が持ち上げの棒状部材501との接点以外の場合もある。図27で示す場合には、二つ折り部には二重折れは発生しない。よって、持ち上げ部以外の場所に意図的に皺を発生させることで、二つ折部の二重折れを防止することが出来る。そのため、フィルムバッグ1両サイドのサイドポイントシール31,41が有効である。
図28は脚部を有するフィルムバッグと棒状部材の平面図である。図29は持ち上げ中の脚部を有するフィルムバッグと棒状部材の平面図である。
もう一つの方法でフィルムバッグ1の下辺に皺を発生させることも可能である。持上げにより皺36,46が発生する。平面状に延びる部分9で底辺は持ち上げられるが、皺36,46で左右方向を縮めるため、全体が台形に変形しサイドシールの縮み方向の力をキャンセルする。これにて棒状部材501付近では皺の発生は抑制される。図30は皺36により右側サイドシールに働く力の方向を示す図である。また図31は皺46により左側サイドシールに働く力の方向を示す図である。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,201 フィルムバッグ、2,202 収容室、2a 円、3,4,103,104 脚部、5,6 フィルムシート、9 平面状に延びる部分、10,210 第一シール部、11,211 口部、20,220 第二シール部、21 水平部、22 底、23,223 孔、24,25 角部、30,40,230,240 側方シール部、31,41 サイドポイントシール、32,42 湾曲部分、33,34,43,44 位置、36,46,111,112 皺、50 液体、100 紙袋、101,102 折り線、501 棒状部材、502 接触部分。

Claims (3)

  1. 対向する2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成される一つの収容室を備えたフィルムバッグであって、口部を有する第一シール部と、前記第一シール部に対向する第二シール部と、前記第一および第二シール部を接続し前記第一シール部から前記第二シール部に向かう軸方向に沿って延びる一対の側方シール部とを備え、前記一対の側方シール部は対向する前記2枚のフィルムシートの周囲をシールして構成され、
    前記第二シール部は、前記収容室に対面して前記一対の側方シール部間を結ぶ水平方向に延在する水平部と、前記水平部の両側に位置する一対の脚部とを備え、前記一対の脚部は前記軸方向に沿って前記水平部および前記第一シール部から遠ざかるように延び、前記水平部の前記水平方向の長さ(W1)は、前記一対の側方シール部間の前記水平方向の距離(W2)の30%以上70%以下であり、
    前記一対の側方シール部には、内側に突出する一対のサイドポイントシールが設けられており、前記一対の脚部に向かって湾曲した湾曲部分をさらに備え、前記湾曲が始まる位置は前記水平部と前記第一シール部との間に位置している、フィルムバッグ。
  2. 前記第二シール部において前記水平部から前記脚部に連続する部分において前記収容室に露出するように少なくとも一つの角部が設けられている、請求項1に記載のフィルムバッグ。
  3. 複数の前記角部が互いに距離を隔てて設けられている、請求項2に記載のフィルムバッグ。
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