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JP7794822B2 - 撮像システムおよび撮像範囲調整方法 - Google Patents
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JP7794822B2 - 撮像システムおよび撮像範囲調整方法 - Google Patents

撮像システムおよび撮像範囲調整方法

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JP7794822B2 JP2023528926A JP2023528926A JP7794822B2 JP 7794822 B2 JP7794822 B2 JP 7794822B2 JP 2023528926 A JP2023528926 A JP 2023528926A JP 2023528926 A JP2023528926 A JP 2023528926A JP 7794822 B2 JP7794822 B2 JP 7794822B2
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Description

本発明は撮像システムおよび撮像範囲調整方法に関する。
生化学や分子生物学などの領域において、多数の小さな独立した反応サイトが設けられたマイクロプレートに微量な試料を添加し、反応させて、反応による反応サイトの色の変化を画像撮影し、デジタルカウントする計測が行われている。マイクロプレートのように、プレート上に多数のマルチウェルを備えた計測デバイスの画像撮影には、プレート内のウェルサイズと光検出器であるCCDまたはCMOSカメラのピクセルサイズの関係が重要となる。ウェルサイズがピクセルサイズよりも十分に大きいとき、ウェル1つあたりをカバーするピクセル(データ点数)は多くなる。その一方で、ウェルサイズが小さくなると各ウェルに対応するデータ点数が低下し、データ解析の観点において信号強度の信頼性が低下する。そのため、各ウェルのデータ点数を増やす必要がある。
特許文献1では、マルチウェルで構成された試料ホルダーは、少なくとも20000個の独立した反応サイトを備えており、光センサは、所定のピクセル数を備え、該所定のピクセル数は、独立した反応サイト数の少なくとも20倍であると記載されている。
特表2015-515267号公報
マルチウェルなどの撮像において、データ点数がウェルサイズに依存して減少し、信号強度の信頼性の低下につながることが課題である。
データ点数の減少を防ぎ信頼度の高い測定を行うために、カメラのピクセル数を増やすことによるデータ点数の増加や多数のマルチウェルを備えた計測デバイスを拡大し、複数回撮像する場合がある。しかし、これらはカメラの高コスト化と測定の長時間化を導く。
特許文献1には、信号解析時に正確な計算を行ううえで、各反応サイトにおいて大きいピクセル数を保持することが重要であることが記載されている。また、そのためにはウェル形状を円でなく六角形とすることでデータ点数を若干増やすことができる可能性があると記載されている。しかし、これは円から六角形にすることで、ウェル面積が増加し、それに伴ってデータ点数が増加することを意味している。このようなウェル形状では、例えば、円に内接した六角形のサイズのウェルを利用した場合には、ウェル面積が円と比較して小さいため、データ点数が減少してしまう可能性がある。さらに、光学系の調節によるデータ点数の増加等に関する指針や方法、効果については触れられていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ピクセル数のより少ないカメラを用いて、ウェルのデータ点数をより増加させ、これによって測定精度を高める技術を提供するものである。
本発明に係る撮像システムの一例は、
平面上に配置された複数の測定対象を撮像する、撮像システムであって、
前記撮像システムは、
前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
前記複数の測定対象からの光を検出する光検出器と、
1つ以上のレンズと、
前記複数の測定対象に撮像の焦点を合わせる調整機構と、
前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
を有し、
前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
前記複数の測定対象のピッチに撮像倍率を乗じた値が、前記光検出器の画素ピッチの2倍以上の整数倍であり、
前記駆動機構による前記相対位置の変更において、撮像範囲の調整単位が前記画素ピッチ以下であることを特徴とする。
本発明に係る撮像範囲調整方法の一例は、
平面上に配置された複数の測定対象を撮像するための撮像範囲調整方法であって、
前記撮像範囲調整方法は、撮像システムによって実行され、
前記撮像システムは、
前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
前記複数の測定対象からの光を検出する光検出器と、
1つ以上のレンズと、
前記複数の測定対象に撮像の焦点を合わせる調整機構と、
前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
を有し、
前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
前記撮像範囲調整方法は、
前記駆動機構が、前記複数の測定対象について焦点合わせを行うことと、
前記光検出器によって前記複数の測定対象を撮像して画像を取得することと、
前記画像内で前記複数の測定対象が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、前記駆動機構が前記複数の測定対象および前記光検出器の少なくとも一方を回転させることと、
前記画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの少なくとも一方のピーク形状に基づき、前記駆動機構が、前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を第1軸方向に変更することと、
前記画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの少なくとも一方のピーク形状に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を前記第1軸方向と直交する第2軸方向に変更することと、
を備える。
本発明に係る撮像範囲調整方法の一例は、
平面上に配置された複数の測定対象を撮像するための撮像範囲調整方法であって、
前記撮像範囲調整方法は、撮像システムによって実行され、
前記撮像システムは、
前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
前記複数の測定対象からの光を検出する光検出器と、
1つ以上のレンズと、
前記複数の測定対象に撮像の焦点を合わせる調整機構と、
前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
を有し、
前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
前記撮像範囲調整方法は、
前記駆動機構が、前記複数の測定対象について焦点合わせを行うことと、
前記光検出器によって前記複数の測定対象を撮像して画像を取得することと、
前記画像内で前記複数の測定対象が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、前記駆動機構が前記複数の測定対象および前記光検出器の少なくとも一方を回転させることと、
前記画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を第1軸方向に変更することと、
前記画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を前記第1軸方向と直交する第2軸方向に変更することと、
を備える。
本発明によれば、ピクセル数のより少ないカメラを用いて、ウェルのデータ点数をより増加させ、これによって測定精度を高めることができる。
さらに、光検出器の有効ピクセル数を最大限に活用することができるため、1回の測定当たりの測定可能ウェル数を増やすことができる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係る、撮像範囲を調整するための撮像システム構成図。 撮像範囲を調整する代表的なフローチャート。 マルチウェルを利用したΘ軸調整方法を説明する図。 基準マーカを利用したΘ軸調整方法を説明する図。 X軸とY軸調整による信号強度とピクセル数の分布を例示する図。 図5における分布におけるピーク解析法を例示する図。 面積に基づいて撮像範囲を調整する変形例のフローチャート。 X軸とY軸調整する際に標準偏差による調整方法を説明する図。 図8の方法を利用した際のフローチャート。 マルチウェルと光検出器の各ピッチの関係性を説明する図。 円形ウェルに撮像範囲調整方法の適用を例示する図。 四角形ウェルに撮像範囲調整方法の適用で得られる効果を説明する図。 様々な測定条件に対するウェルとピクセルの関係を例示する図。 ウェル内のピクセル強度の信号解析方法を説明する図。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
以下、図1から図7を用いて、実施例1について説明する。実施例1では、複数の測定対象を撮像する撮像システムによる撮像範囲の調整方法を示す。実施例1において、撮像システムの調整機構はXYZ軸とΘ軸の計4軸において撮像範囲を調整可能である。本実施例の撮像システムを用いることで、ウェルのデータ点数を増加することが可能になる。
図1は、実施例1に係る撮像システムの全体構成図である。撮像システムは顕微鏡を備え、平面上に配置された複数の測定対象4を撮像することができる。顕微鏡は、測定対象4に対し光を照射する光源1と、1つ以上のレンズ2と、ハーフミラー3と、XYZ軸ステージ5と、Θ軸ステージ6と、カメラレンズ7と、カメラ8と、撮像部回路9と、制御回路10と、コンピュータ13とを備える。
本実施例に係る撮像システムは測定対象4を含まないが、測定対象4を含む撮像システムを構成することも可能である。
撮像システムは、本実施例に従って、複数の測定対象4を撮像するための撮像範囲調整方法を実行することができる。
コンピュータ13は公知のコンピュータとしてのハードウェア構成を有し、たとえば演算手段および記憶手段を備える。演算手段はたとえばプロセッサを含み、記憶手段はたとえば半導体メモリ装置および磁気ディスク装置等の記憶媒体を含む。記憶媒体の一部または全部が、過渡的でない(non-transitory)記憶媒体であってもよい。
また、コンピュータは入出力手段を備えてもよい。入出力手段は、たとえばキーボードおよびマウス等の入力装置と、ディスプレイおよびプリンタ等の出力装置と、ネットワークインタフェース等の通信装置とを含む。
記憶手段はプログラムを記憶してもよい。プロセッサがこのプログラムを実行することにより、コンピュータは本実施形態において説明される機能を実行してもよい。
本実施例では、記憶手段はたとえばメモリ11であり、演算手段は解析部12として機能し、入力装置はたとえば情報を入力するための操作部14であり、出力装置はたとえば撮像システムに係る情報(カメラ8によって撮像された画像を含む)を表示する表示部15である。
カメラ8として、たとえばセンサシフト方式のCCDまたはCMOSカメラを用いることにより、解像度および精度の高い画像を取得することができる。カメラ8の撮像素子数が1000000個以上であるものを用いることにより、解像度がより高い画像を取得することができる。撮像倍率は任意に設計可能であるが、0.4倍以上かつ2.5倍以下とすると既存の撮像システムによく適合する。
光源1からの光は、1つ以上のレンズ2(本実施例では2枚)によってビームスポット径が調整され、ハーフミラー3を透過後、複数の測定対象4に照射される。ある実施形態ではレンズ2の位置にライトガイドのような均一照射ユニットを導入し、均一照射光を提供することにより、光学性能を改善するように使用され得る。複数の測定対象4から放出される光はハーフミラー3により反射され、カメラレンズ7により集光および結像され、カメラ8により検出される。
複数の測定対象4は、XYZ軸ステージ5に対して移動可能に固定される。XYZ軸ステージ5は、カメラ8に対してZ軸方向に測定対象4を移動させる。たとえば、XYZ軸ステージ5は、測定対象4に撮像の焦点を合わせる調整機構として機能する。
XYZ軸ステージ5は、Θ軸ステージ6に対して回転可能に固定される。XYZ軸ステージ5およびΘ軸ステージ6は、カメラ8と測定対象4との相対位置を変更する駆動機構として機能する。たとえば、XYZ軸ステージ5がXY平面内で測定対象4を平行移動させ、Θ軸ステージ6がXY平面内で測定対象4を回転させる。
XYZ軸ステージ5は、各軸の動作機構を1つないし複数所持していてもよい。たとえば、X軸の動作機構を2種類保持し、それらには手動ステージと自動ステージ(ステッピングモーターやピエゾ素子)を含む。また、カメラ8は、光検出素子がX軸および/またはY軸に沿って移動してもよく、Θ軸の周りに回転してもよい(その場合にはカメラ8も駆動機構として機能する)。
撮像部回路9はカメラ8に撮像条件の信号を送信し、カメラ8からのデータを受信する。撮像部回路9で受信したデータはコンピュータ13内のメモリ11に送信され記録される。データはメモリ11と解析部12(解析機構)において送受信される。解析部12はデータを解析し、解析結果に応じて(たとえば解析結果が所定の条件を満たしていない場合に)、撮像部回路9には撮像条件の信号を、制御回路10には各軸における制御条件の信号を、それぞれ送信する。
制御回路10は、解析部12から受信した信号をもとに、XYZ軸ステージ5およびΘ軸ステージ6を制御する。表示部15は、撮像部回路9、制御回路10、メモリ11、解析部12の一連の処理に関する情報を表示する。一連の処理に用いる制御値等は操作部14を用いて入力することができる。
図2は図1に示した撮像システムにより撮像範囲を調整するフローチャートを示した図である。図1に示した光学部品を参照しながら調整方法を説明する。複数の測定対象4をXYZ軸ステージ5上に設置する(S1)。
カメラ8によって複数の測定対象4を撮像し、画像を取得しながら、取得された画像に基づいてXYZ軸ステージ5をZ軸方向に移動させ(たとえば上下に移動させ)、最適なピント位置に合わせる(S2)。このようにして、XYZ軸ステージ5が、複数の測定対象4について焦点合わせを行う。なお、画像に基づいて焦点合わせを行うための具体的な方法は、当業者が公知技術等に基づいて適宜設計可能である。
Θ軸調整では、Θ軸ステージ6により複数の測定対象4を回転させて(S3)、マルチウェルの方向を所定の方向に一致させる(S4)。すなわち、画像内で複数の測定対象4が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、Θ軸ステージ6が複数の測定対象を回転させる。詳細は図3および図4に関連して後述する。
Θ軸調整後、カメラ8により、複数の測定対象4を撮像して画像を取得する。すなわち、カメラ8の全ピクセルについて強度を測定する(S5)。その後、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークの形状に基づき、XYZ軸ステージ5が、カメラ8と複数の測定対象4との相対位置を、X軸(第1軸)方向に変更する(S6)。
詳細は図5に関連して後述するが、本実施例では、S6の処理はピークの高さに基づいて実行され、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークの高さが最大となるように実行される(S7)。S6およびS7は、随時カメラ8による画像取得を行いながら実行される。
一例では、S6において相対位置をX軸方向に、たとえば位置X0から位置X1に移動させ、ピークの高さを取得する。その後S7において、位置X1において取得したピークの高さH1を、位置X0において取得したピークの高さH0と比較する。H1≧H0であれば、ピークの高さはまだ最大に達していないと判断してS6に戻る。一方、H1<H0であれば、ピークの高さが最大に達したと判断してS8に進む。この場合には、ピークの最大の高さはH0となる。
別の一例では、所定のX方向範囲について相対位置を掃引し、ピークの高さが最大となる位置を決定してもよい。
その後、同様にして、Y軸方向の調整が行われる。すなわち、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークの形状に基づき、XYZ軸ステージ5が、カメラ8と複数の測定対象4との相対位置を、Y軸(第1軸と直交する第2軸)方向に変更する(S8)。本実施例では、S8の処理は、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークの高さが最大となるように実行される(S9)。S8およびS9は、随時カメラ8による画像取得を行いながら実行される。
このフローチャートの操作を実行することで、解析に利用可能なウェル内のデータ点数が増加する。ある変形例では、XYZ軸ステージ5およびΘ軸ステージ6に代えて、またはこれらに加えて、カメラ8に備えられているX軸、Y軸、Θ軸の調整機構を利用し、カメラ8と複数の測定対象4との相対位置を変更してもよい。
以上が、本実施例の撮像システムの構成とフローチャートである。以下、本システムの特徴であるΘ軸調整とXY軸調整の詳細な動作の流れについて説明する。
上述のように、本実施例に係る撮像システムは、カメラ8からのデータを記録するメモリ11と、データを解析する解析部12とを備える。XYZ軸ステージ5およびΘ軸ステージ6は、カメラ8の検出結果に応じて、ピクセル強度をモニタしながら、カメラ8と複数の測定対象4との相対位置を変更する。このような構成により、リアルタイムでの位置調整が可能となる。
図3は、複数の測定対象4を水平に調整する方法を示した図である。この例では複数の測定対象4として複数の四角形ウェル100を用いる。四角形ウェル100は同一形状かつ同一サイズであり、たとえば正方形である。四角形ウェル100は3×3で配列している。四角形ウェル100は、平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並ぶ。ここで「縦方向」「横方向」とは互いに直交する方向を意味するが、XYZ軸ステージ5における縦方向または横方向の絶対的な定義は任意に設計することができる。また、一度に撮像される四角形ウェル100の数が10000個以上であると、多数のウェルを効率的に処理することができる。
四角形ウェル100は、マルチウェルプレートの反応ウェルまたはデジタルPCRの反応ウェルであってもよい。このような構成によれば、マルチウェルまたはデジタルPCRの判定に本実施例を適用することができる。
複数の測定対象4の水平度を評価するためには、サンプル上のラインプロファイルを取得する。ラインプロファイルとは、たとえばX軸と平行な直線上において、各位置でのピクセル強度を表すプロファイルである。1個以上のウェルが含まれるように、水平にラインプロファイルを取得する。ラインプロファイルで取得されるデータ点と強度の間には、ウェル位置のシグナルが強く観測され、ウェルが存在しない位置では背景光強度が観測される。
水平度を評価するために着目するのは、シグナルと背景光強度の変化周期である。複数の測定対象4がななめに設置されているとき、変化周期は一定とならず、ばらつきが存在する。複数の測定対象4が水平に設置されているとき、変化周期は一定となる。
図4は、複数の測定対象4を水平に調整する別の方法を示した図である。図4に示した方法では、マルチウェルではなく、測定対象上に作製する基準マーカ200を使用する。基準マーカ200の特定の頂点2つを通る直線を取得し、その直線が水平か否かにより評価する。水平だった場合、測定対象が水平に設置されていることを意味する。基準マーカ200の形状は、例示した形状に限らない。
以上が、Θ軸ステージ6の動作により複数の測定対象4を水平に配置する方法である。以降、XYZ軸ステージ5によるX軸とY軸の調整を説明する。
図5は、XYZ軸ステージ5によりX軸方向とY軸方向に複数の測定対象4を調整したときのウェルとピクセルの関係を示している。図5(a)は、図2中のΘ軸調整後(S5)の強度測定に対応する。
撮像開始時点では、四角形ウェル100とピクセル300の関係はランダムである。したがって、ウェル全域をカバーしているピクセルも存在すれば、ウェルを部分的にカバーしているピクセルも存在する。
このときのピクセル強度に対するピクセル数の分布をグラフに示すと、強度0のピクセル301、強度2.5のピクセル302、強度4のピクセル303、強度5のピクセル304、強度10のピクセル305が存在する。このように、ピクセル強度分布には広がりが生じる。ピクセル強度分布の広がりは、信号解析精度の減少につながるため、可能な限り分布の広がりは狭めることが望ましい。
ピクセル強度分布を狭めるために、図5(b)、図5(c)に示すように、XYZ軸ステージ5によるX軸方向とY軸方向の調整を行う。X軸方向とY軸方向に調整する順番に関しては、どちらが先であっても構わない。図5(b)のように、ピクセル強度分布をモニタしながら、X軸を調整することで、ウェルをフルでカバーするピクセル(すなわち全領域がウェルに該当するピクセル)の数は増加し、その一方で、部分的にカバーしていたピクセル(すなわち一部の領域がウェルに該当し、他の領域が背景に該当するピクセル)の数は減少する。それに伴い、ピクセル強度分布の広がりは減少する。
ここで、XYZ軸ステージ5による相対位置の変更において、撮像範囲の調整単位はカメラ8の画素ピッチ以下であり、好ましくはカメラ8の画素ピッチより十分に小さい。たとえば撮像範囲の調整単位は画素ピッチの1/10以下または1/100以下である。
図5(b)の状態から、さらにピクセル強度分布をモニタしながら、同様にY軸を調整することで、ウェルをフルでカバーするピクセルの数は増加し、その一方で、部分的にカバーしていたピクセルの数は減少する。その結果、最終的なピクセル分布は、強度0のピクセル301、強度10のピクセル305に二分化される。なお、図5(c)のヒストグラムには複数のピークが現れているが、強度10におけるピークは、ピークのうち強度が最大であるピークに対応し、強度0におけるピークは、ピークのうち強度が最小であるピークに対応する。
このような一連の調整により、ウェルをフルでカバーするピクセルの数(ウェルをフルでカバーするデータ点数)を増加することが可能となる。また、ピクセル強度の値はたとえばカメラ8による実測値であり、図5の分布は一つの例である。
図6は、ピーク解析方法を例示する。ピーク解析の指標は、たとえばピーク高さまたはピーク面積である。ピーク面積は、たとえばピークの半値幅範囲を取得し、半値幅範囲内の面積を用いることができる。
または、ピーク面積として、たとえばピークの半値幅範囲を取得し、半値幅範囲内に含まれる全ピクセルについて強度の平均値および標準偏差を算出し、平均値±標準偏差の範囲内の面積を用いてもよい。上述のように、ピークのうち強度が最大であるピークが解析の対象となる。すなわち、この場合には、当該ピーク(より厳密には、当該ピークの半値幅範囲内)におけるピクセル強度の平均値±標準偏差の範囲内の面積が用いられる。このようなピーク解析方法によれば、ピーク高さのみならず、ピーク内の分布を考慮したより適切な解析が可能となる。
図7は、面積に基づくピーク解析法で撮像範囲を調整する変形例のフローチャートを示す。図2のS7に代えてS7aが実行され、図2のS9に代えてS9aが実行される。
本変形例では、S6の処理はピークの面積に基づいて実行され、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークについて、その面積が最大となるように実行される(S7a)。同様に、S8の処理もピークの面積に基づいて実行され、画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピークについて、その面積が最大となるように実行される(S9a)。
このように、ピークの高さ(図2)または面積(図7)に基づいてカメラ8と測定対象4との相対位置を変更することにより、ピクセルと測定対象との関係を最適化することができる。たとえば、ウェル内のデータ点数を増加させることができ、より信号強度の信頼性を高めることが可能となる。
上述の実施例1およびその変形例では、ヒストグラムにおけるピークのうち強度が最大であるピーク(すなわち図5(c)における強度10のピーク)のピーク形状に基づいてカメラ8と複数の測定対象4との相対位置が変更されるが、変形例として、ヒストグラムにおけるピークのうち強度が最小であるピーク(すなわち図5(c)における強度0のピーク)のピーク形状に基づいてカメラ8と複数の測定対象4との相対位置を変更してもよい。
あるいは、ヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの双方の形状に基づいて(たとえば、これら2つのピークの高さの和に基づいて)カメラ8と複数の測定対象4との相対位置を変更してもよい。このようにすると、広い強度範囲を考慮して相対位置を最適化することができる。
[実施例2]
以下、図8と図9を用いて、実施例2について説明する。実施例1と共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例2は、XYZ軸ステージ5によりX軸方向とY軸方向に複数の測定対象4を調整したときのウェルとピクセルの関係を標準偏差により決定づけるものである。この決定方法は実施例1(図5)とは異なり、ピクセル強度分布のヒストグラムをモニタする必要はない。
図8(a)は、図2中のΘ軸調整後の相対位置に対応する。このとき、測定に利用した全ピクセル強度の標準偏差を算出する。実施例1(図5)と同様に、ウェルをフルでカバーしているピクセルをピクセル強度10とし、ウェルをまったくカバーしていないピクセルをピクセル強度0とし、部分的にウェルをカバーしているピクセルはそれらの間のピクセル強度を保持する。
図8(a)では、全ピクセル強度の標準偏差が3.8である。図8(b)はX軸方向調整後の相対位置であり、図8(c)はY軸方向調整後の相対位置である。これらの調整では、標準偏差が最大となるようにする。この一連の調整により、データ点数を増加させることが可能となる。また、ピクセル強度の値はカメラ8の実測値であり、図8は一つの例である。
図9は図8の操作のフローチャートを示す。フローチャートは、S7bおよびS9bを除き実施例1(図2)と同一である。S7bおよびS9bでは、標準偏差の値に基づいて分岐判断を行う。
すなわち、XYZ軸ステージ5は、画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、カメラ8と測定対象4とのをX軸方向に変更し、その後、同様に画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、相対位置をY軸方向に変更する。
以上、実施例2においても、同様にウェル内のデータ点数を増加させることができ、より信号強度の信頼性を高めることが可能となる。
[実施例3]
以下、図10を用いて、実施例3について説明する。実施例1または2と共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例3は、ウェルのデータ点数を増加させるためのマルチウェルの構成を決定づけるものである。実施例3において、ウェル形状は四角形とする。測定系の撮像倍率や光検出器のピクセルピッチなどを踏まえて、マルチウェルのウェルピッチを決める。本実施例が開示するマルチウェルの構成を用いることで、ウェルをカバーするデータ点数を増加させることが可能になる。
マルチウェルの構成は下記の数式1から数式8で定まり、ピクセルピッチ、はみ出し割合、正の整数で説明される。はみ出し割合(m、m)と正の整数(a、b、c、d)は数式7と数式8の条件を満たす。
数式1~数式3はマルチウェルのX軸方向への配列条件を、数式4~数式6はマルチウェルのY軸方向への配列条件を決定づける式である。ただし、
pixel:x方向のピクセルピッチ
pixel:y方向のピクセルピッチ
:x方向のウェルサイズ×撮像倍率
:y方向のウェルサイズ×撮像倍率
:x方向のウェル間隔×撮像倍率
:y方向のウェル間隔×撮像倍率
:x方向のウェルピッチ×撮像倍率
:y方向のウェルピッチ×撮像倍率
x1:x方向のはみだし量
x2:x方向のはみだし量
y1:y方向のはみだし量
y2:y方向のはみだし量
:x方向のはみだし割合
:y方向のはみだし割合
a,b,c,d:正の整数
である。
各ウェルのピッチに撮像倍率を乗じた値(WおよびW)が、カメラ8の画素ピッチ(pixelおよびpixel)の2倍以上の整数倍になるように、各ウェルおよび/またはカメラ8が構成される。たとえば、画像中で拡大されたウェルの一辺が、整数個の画素(ただし2個以上。図5の例では4個)に及ぶように構成される。とくに、ウェルは、ウェルのピッチに撮像倍率を乗じた値が、カメラ8の画素ピッチの5倍以上の整数倍になるように構成されていると、1つのウェルを十分な数(たとえば25個以上)の画素でカバーすることができ好適である。
本実施例によれば、「ウェルのピッチ×撮像倍率」が「ピクセルピッチ」の2倍以上の整数倍とすることが好適である。たとえば、「ウェルのピッチ×撮像倍率」が「ピクセルピッチ」の2倍である場合、X軸方向およびY軸方向において、それぞれウェルに1ピクセル、ウェル隔壁に1ピクセルが割り当てられる場合がある。ウェル内のデータ点数を多くするためには、正の整数(a、c)を大きな値にすることができる。
[実施例4]
以下、図11を用いて、実施例4について説明する。実施例1~3のいずれかと共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例4は、ウェル形状が四角形でなく円形や六角形でも実施例1の撮像視野調整を行うことでウェル内のデータ点数を増加させること可能であることを示すものである。実施例4において、ウェルは円形ウェル400とする。撮像範囲を調整せずに撮像すると、ウェル内においてフルでカバーするピクセル数はたとえば8個/ウェル程度である。一方で、撮像範囲調整を行うことで、フルでカバーするピクセル数は9個/ウェルと増やすことができる。
ある変形例では、六角形ウェルを用いてもデータ点数を増加させることが可能である。ただし、一般的にカメラ8のピクセル形状は四角形であることから、四角形ウェル100(図5)の方が相性が良く、多くのデータ点数を稼ぐことが可能である。また、それと同様にマルチウェルは、六方最密充填(すなわち各行が半列ずつずれた構成)に配列するよりも格子状(すなわち各行の各列が直線上に配列された構成)に配列されている方が、データ点数を増やす観点において良いといえる。
ウェルの形状は、たとえば、円形であって、直径が5μm以上かつ100μm以下であるように構成することができる。または、六角形であって、外接円の直径が5μm以上かつ100μm以下であるように構成することができる。または、正方形であって、1辺の長さが5μm以上かつ150μm以下であるように構成することができる。このような構成は、既存の撮像システムとよく適合する。
[実施例5]
以下、図12を用いて、実施例5について説明する。実施例1~4のいずれかと共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例5は、四角形ウェルを用いて撮像範囲調整方法を実行することで得られる効果について示すものである。6.5×6.5μmのピクセルサイズのカメラ8と、外接円の直径が60μmの六角形ウェルとを用いる。
顕微鏡の撮像倍率が1.16倍である場合、六角形ウェルにおいてフルでカバーしているピクセル(フクピクセル)の数は平均で57個程度である。フルピクセルカバー率をウェル面積に対するフルピクセルの総面積と定義したとき、カバー率は76.5%となる。一方で、一辺が44.83μmの正方形ウェルを用いて同一の測定系で撮像範囲調整を行う場合、正方形ウェルにおけるフルピクセル数は64個となり、フルピクセルカバー率はほぼ100%を実現する。
ウェルピッチとピクセルピッチを調整することで、測定における有効ピクセル数を増加させることが可能である。さらに、六角形ウェルと四角形ウェルで同一のデータ点数を取得する場合、四角形ウェルを利用することでウェル面積を縮小化することが可能である。これにより、一度に測定できるウェル数を増加させることを可能とする。例えば、図12の条件においては、約25%のウェル面積の縮小化が可能である。したがって、六角形ウェルで20000個配列できるチップがある場合、四角形ウェルでは25000個配列することが可能となる。
[実施例6]
以下、図13を用いて、実施例6について説明する。実施例1~5のいずれかと共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例6は、図12の条件からピクセルサイズやウェルサイズを変更しても同様の効果を取得可能であることを示すものである。カメラ8は、センサのピクセルサイズを変更可能であり、たとえば数種類のうちから選択可能である。例えば、6.5×6.5μmのピクセルサイズから4.5×4.5μmのピクセルサイズに変更する場合、実施例3の計算式に従い、ウェルサイズを適切に変更することで、変更前後でデータ点数を同一に維持することが可能である。
60μmのウェルサイズから30μmのウェルサイズに変更する場合、同一の測定系ではデータ点数が減少してしまう。そのような場合、撮像システムのカメラレンズ7を変更し、撮像倍率を2倍に変更する。それに伴い、データ点数を増加させることが可能である。
以上、本実施例により、本技術はカメラの変更やマルチウェルのサイズ変更があった場合においても容易に対応し、データ点数を増加させることが可能である。
[実施例7]
以下、図14を用いて、実施例7について説明する。実施例1~6のいずれかと共通する部分については、説明を省略する場合がある。
実施例7は、撮像範囲調整後(たとえば図2の処理が完了した後)に取得するデータにおいて、信号解析方法を提供するものである。画像中の領域は、ウェルをフルでカバーしているピクセルの領域500と、ウェルを部分的にカバーしているピクセルの領域501と、ウェルを全くカバーしていないピクセルの領域502との3つに分けられる。
信号解析には、ウェルをフルでカバーしているピクセル(ピクセルの全体が撮像対象に対応するピクセル)の領域500と、ウェルを全くカバーしていないピクセル(ピクセルの全体が背景に対応するピクセル)の領域502とを利用し、ウェルを部分的にカバーしているピクセル(ピクセルの一部が撮像対象に対応し、ピクセルの他の一部が背景に対応するピクセル)の領域501は利用しない。
たとえば、ピクセル強度のヒストグラムに基づいて調整を行う場合、ピクセル強度のヒストグラムは、領域500のピクセル強度と、領域502のピクセル強度とを含むが、領域501のピクセル強度を含まない。標準偏差を用いる場合にも同様にしてピクセルを限定することができる。
領域500の強度をシグナル強度とし、領域502の強度をバックグラウンド強度とする。解析では、各領域内のピクセルを最小で1ピクセル、最大で全ピクセル使用することができる。信号強度をそのまま、または、信号強度からバックグラウンド強度を減算した値を使用しても良い。また、信号強度やバックグラウンド強度の各平均強度を算出して解析に使用してもよい。
このような信号解析は、たとえばデジタルPCRにおけるウェルカウントに応用可能である。領域500および領域502のみを使用し、領域501を捨てることにより、発光しているウェルと発光していないウェルとをより正確に判別することができ、ウェル数をより正確にカウントすることができる。
[その他の実施例]
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:光源
2:レンズ
3:ハーフミラー
4:複数の測定対象
5:XYZ軸ステージ
6:Θ軸ステージ
7:カメラレンズ
8:カメラ(光検出器)
9:撮像部回路
10:制御回路
11:メモリ
12:解析部
13:コンピュータ
14:操作部
15:表示部
100:四角形ウェル
200:基準マーカ
300:ピクセル
301:強度0のピクセル
302:強度2.5のピクセル
303:強度4のピクセル
304:強度5のピクセル
305:強度10のピクセル
400:円形ウェル
500:ウェルをフルでカバーしているピクセルの領域
501:ウェルを部分的にカバーしているピクセルの領域
502:ウェルをカバーしていないピクセルの領域

Claims (15)

  1. 平面上に配置された複数の測定対象について、デジタルPCRの反応による色の変化を撮像する、撮像システムであって、
    前記撮像システムは、
    前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
    前記複数の測定対象からの光を検出して画像を取得する光検出器と、
    1つ以上のレンズと、
    前記複数の測定対象に前記光検出器の撮像の焦点を合わせる調整機構と、
    前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
    デジタルカウント測定を行う解析機構と、
    を有し、
    前記駆動機構は、前記画像内で前記複数の測定対象が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、前記複数の測定対象および前記光検出器の少なくとも一方を前記平面内で回転させること、前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を第1軸方向及び/又は前記第1軸方向と直交する第2軸方向に変更することが可能な駆動機構であって、
    前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
    前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
    前記複数の測定対象のピッチに撮像倍率を乗じた値が、前記光検出器の画素ピッチの2倍以上の整数倍であり、
    前記駆動機構による前記相対位置の変更において、前記駆動機構は、前記画像内で前記複数の測定対象を前記水平軸方向及び前記垂直軸方向に配列させた後、前記相対位置を前記水平軸方向及び前記垂直軸方向の少なくとも一方において調整し、このときの撮像範囲の調整単位が前記画素ピッチ以下であることを特徴とする、撮像システム。
  2. 前記光検出器からのデータを記録するメモリを備え、
    前記解析機構は、前記データを解析し、
    前記駆動機構は、前記光検出器の検出結果に応じて前記相対位置を調整することを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  3. 各前記測定対象は、
    円形であって、直径が5μm以上かつ100μm以下であるか、
    六角形であって、外接円の直径が5μm以上かつ100μm以下であるか、または、
    正方形であって、1辺の長さが5μm以上かつ150μm以下である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  4. 前記複数の測定対象のピッチに撮像倍率を乗じた前記値が、前記光検出器の画素ピッチの5倍以上の整数倍であることを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  5. 前記撮像倍率は、0.4倍以上かつ2.5倍以下であることを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  6. 前記測定対象の数が10000個以上であることを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  7. 前記光検出器はCCDまたはCMOSカメラであることを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
  8. 前記光検出器の撮像素子数は1000000個以上であることを特徴とする、請求項7に記載の撮像システム。
  9. 平面上に配置された複数の測定対象について、デジタルPCRの反応による色の変化を撮像するための撮像範囲調整方法であって、
    前記撮像範囲調整方法は、撮像システムによって実行され、
    前記撮像システムは、
    前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
    前記複数の測定対象からの光を検出する光検出器と、
    1つ以上のレンズと、
    前記複数の測定対象に前記光検出器の撮像の焦点を合わせる調整機構と、
    前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
    デジタルカウント測定を行う解析機構と、
    を有し、
    前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
    前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
    前記撮像範囲調整方法は、
    前記駆動機構が、前記複数の測定対象について焦点合わせを行うことと、
    前記光検出器によって前記複数の測定対象を撮像して画像を取得することと、
    前記画像内で前記複数の測定対象が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、前記駆動機構が前記複数の測定対象および前記光検出器の少なくとも一方を前記平面内で回転させることと、
    前記画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの少なくとも一方のピーク形状に基づき、前記駆動機構が、前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を前記水平軸方向又は前記垂直軸方向のうちいずれか一方に変更することと、
    前記画像におけるピクセル強度のヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの少なくとも一方のピーク形状に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を前記水平軸方向又は前記垂直軸方向の他方に変更することと、
    を備える、撮像範囲調整方法。
  10. 前記駆動機構は、前記ピークの面積または前記ピークの高さに基づいて前記相対位置を変更することを特徴とする、請求項9に記載の撮像範囲調整方法。
  11. 前記ピークの面積は、当該ピークにおけるピクセル強度の平均値±標準偏差の範囲内の面積であることを特徴とする、請求項10に記載の撮像範囲調整方法。
  12. 前記駆動機構は、前記ヒストグラムにおけるピークのうち、強度が最大であるピークおよび強度が最小であるピークの高さの和に基づいて、前記相対位置を変更することを特徴とする、請求項9に記載の撮像範囲調整方法。
  13. 前記ヒストグラムは、
    ピクセルの全体が撮像対象に対応するピクセルのピクセル強度と、
    ピクセルの全体が背景に対応するピクセルのピクセル強度と、
    を含み、
    ピクセルの一部が撮像対象に対応し、ピクセルの他の一部が背景に対応するピクセルのピクセル強度を含まない、
    請求項9に記載の撮像範囲調整方法。
  14. 平面上に配置された複数の測定対象について、デジタルPCRの反応による色の変化を撮像するための撮像範囲調整方法であって、
    前記撮像範囲調整方法は、撮像システムによって実行され、
    前記撮像システムは、
    前記複数の測定対象に対し光を照射する光源と、
    前記複数の測定対象からの光を検出する光検出器と、
    1つ以上のレンズと、
    前記複数の測定対象に前記光検出器の撮像の焦点を合わせる調整機構と、
    前記光検出器と前記複数の測定対象との相対位置を変更する駆動機構と、
    デジタルカウント測定を行う解析機構と、
    を有し、
    前記複数の測定対象は同一形状かつ同一サイズであり、
    前記複数の測定対象は前記平面上に縦方向および横方向に等ピッチで並び、
    前記撮像範囲調整方法は、
    前記駆動機構が、前記複数の測定対象について焦点合わせを行うことと、
    前記光検出器によって前記複数の測定対象を撮像して画像を取得することと、
    前記画像内で前記複数の測定対象が水平軸方向または垂直軸方向に配列するように、前記駆動機構が前記複数の測定対象および前記光検出器の少なくとも一方を前記平面内で回転させることと、
    前記画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を前記水平軸方向又は前記垂直軸方向のうちいずれか一方に変更することと、
    前記画像におけるピクセル強度の標準偏差に基づき、前記駆動機構が前記相対位置を前記水平軸方向又は前記垂直軸方向の他方に変更することと、
    を備える、撮像範囲調整方法。
  15. 前記駆動機構は、ウェル位置のピクセル強度と背景光強度の周期が一定となるように水平方向の調整を行うことを特徴とする、請求項1に記載の撮像システム。
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