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JP7796078B2 - 情報開示促進装置及び情報開示促進方法 - Google Patents
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JP7796078B2 - 情報開示促進装置及び情報開示促進方法 - Google Patents

情報開示促進装置及び情報開示促進方法

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Description

本発明は、情報開示促進装置及び情報開示促進方法に関するものである。
機関投資家など運用機関らは、運用対象とする株式など各種金融商品について、過去の
騰落や運用実績などに加え、その発行体について投資対象として適正か検討、吟味してい
る。
そのため、当該発行体が発信する様々な情報、例えばIR(Investor Rel
ations)情報等は重要な情報リソースとして適宜利活用される状況にある。
こうした発行体や投資家における、投資判断に資する各種情報の取扱いに関する従来技
術が存在する。例えば、投資及びIR等の活動におけるユーザ間での情報の質問及び回答
を含むやり取り及びコミュニケーション等の支援に関する効率化を実現できる技術(特許
文献1参照)などが提案されている。
この技術は、質問側となる複数の第1のユーザの端末と、回答側となる複数の第2のユ
ーザの端末と、前記複数の第1のユーザの端末及び複数の第2のユーザの端末が通信接続
されるサーバと、を備え、前記サーバは、前記第1のユーザの端末から入力された前記第
2のユーザに対する質問情報を受け付ける質問部と、前記第1のユーザの質問情報に対す
る前記第2のユーザの端末から入力された回答情報を受け付ける回答部と、前記質問情報
と前記回答情報とを用いてQ&A表を作成し、当該Q&A表の情報を含む画面を、前記質
問情報を入力した第1のユーザの端末、及び前記回答情報を入力した第2のユーザの端末
に提供するQ&A管理部と、を有する、コミュニケーションシステムにかかるものである
特開2015-14942号公報
一方、近年の社会的趨勢として、投資対象におけるESGへのコミットレベルの考慮が
必要とされつつある。ところが、運用機関の立場からすると、発行体が開示するESG情
報は質・量とも不十分なケースもある。それ故、投資判断をESG観点で行うのは現状に
おいて難しいとも言える。また、そうしたESG観点の重視項目を開示したとしても、そ
れを発行体が認識し対応するかは確定的ではない。
他方、発行体にとって、いわゆるエンゲージメントの機会を除き、投資家らにおけるE
SG観点の重視項目を個別具体的に知りうる機会は少ない。勿論、運用機関としても投資
家全てに対してエンゲージメントの機会を設けることは、時間や手間、或いは発行体規模
の各点で制約があり、現実的ではないという側面もある。よって、多種多様なESG要素
のうち適宜なものを効率的に選び取って情報開示することも困難である。
そこで本発明の目的は、発行体と運用機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認
識や対応を効率的かつ的確に共有し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適
なものとしうる技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の情報開示促進装置は、各運用機関が投資対象としうる企業
ごと及び当該企業が属する産業ごとに指定した、ESGに関して重視する開示項目の情報
を保持する記憶装置と、前記企業の端末からのアクセスに応じて、当該企業及び当該産業
それぞれに関して各運用機関が指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視
する運用機関の数又は集中度について、当該企業に関して指定された開示項目及び当該産
業に関して指定された開示項目のそれぞれについて集計する処理と、前記集計の結果を前
記企業の端末に応答する処理を実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の情報開示促進方法は、情報処理装置が、各運用機関が投資対象としうる
企業ごと及び当該企業が属する産業ごとに指定した、ESGに関して重視する開示項目の
情報を保持する記憶装置を備えて、前記企業の端末からのアクセスに応じて、当該企業及
び当該産業それぞれに関して各運用機関が指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示
項目を重視する運用機関の数又は集中度について、当該企業に関して指定された開示項目
及び当該産業に関して指定された開示項目のそれぞれについて集計する処理と、前記集計
の結果を前記企業の端末に応答する処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、発行体と投資家の間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応を
効率的かつ的確に共有し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとし
うることとなる。
本実施形態の情報開示促進装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態における情報開示促進装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態における開示促進DBの構成例を示す図である。 本実施形態における閲覧ログDBの構成例を示す図である。 本実施形態における開示促進テンプレートの構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザDBの構成例を示す図である。 本実施形態における情報開示促進方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における情報開示促進方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における情報開示促進方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における情報開示促進方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の
情報開示促進装置100を含むネットワーク構成図である。図1に示す情報開示促進装置
100は、発行体と運用機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応を効率
的かつ的確に共有し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとしうる
コンピュータである。
本実施形態の情報開示促進装置100は、図1で示すように、インターネットやLAN
(Local Area Network)などの適宜なネットワーク1を介して、企業
端末200及び運用機関端末300らと通信可能に接続されている。よって、これらを総
称して情報開示促進システム10としてもよい。なお、情報開示促進装置100が備える
機能をインターネット上のクラウド環境で実装し、当該機能により提供されるサービスを
、いわゆるSaaS(Software as a Service)の形で企業端末200や運用機関端末3
00らに提供する形態を採用するとしてもよい。
本実施形態の情報開示促進装置100は、運用機関と発行体たる企業との間にあって、
運用機関が重視するESG観点の開示項目の情報と、当該開示項目に対する企業の取り組
み、認識等の情報を電子的に授受する、情報の開示・仲介サービスの提供装置とも言える
一方、企業端末200は、上述の発行体たる企業の担当者が、本実施形態の情報開示促
進装置100によるサービスを利用する際に使用する端末である。具体的には、スマート
フォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
また、運用機関端末300は、運用機関の担当者が本実施形態の情報開示促進装置10
0によるサービスを利用する際に使用する端末である。具体的には、スマートフォン、タ
ブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
なお、運用機関端末300は、後述する開示促進テンプレート127を、適宜な外部団
体或いは情報開示促進装置100から予め取得して自身の記憶装置にて保持し、上述の担
当者による入力を受け付けるよう運用してもよい。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態の情報開示促進装置100のハードウェア構成は、図2に以下の如く
となる。
すなわち情報開示促進装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104
、および通信装置105、を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハード
ディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAM(Random Access Memory)など揮
発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ10
3に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制
御処理を行なうCPU(Central processing Unit)である。
また、通信装置105は、ネットワーク1と接続して企業端末200や運用機関端末3
00らとの通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
なお、情報開示促進装置100は、本情報開示促進装置100の管理担当者等からのキ
ー入力や音声入力を受け付ける入力装置、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力
装置、を更に備えるとすれば好適である。
上述の入力装置としては、キーボード、マウス、マイクロフォンを、また、出力装置と
しては、ディスプレイ、スピーカーなどを想定できる。
また、記憶装置101内には、本実施形態の情報開示促進装置として必要な機能を実装
する為のプログラム102に加えて、開示促進DB125、閲覧ログDB126、開示促
進テンプレート127、及びユーザDB128が少なくとも記憶されている。ただし、こ
れらの具体的な構成例については後述する。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の情報開示促進装置100が用いる各種情報について説明する。図
3に、本実施形態における開示促進DB125の一例を示す。
本実施形態における開示促進DB125は、各運用機関の運用機関端末300からアッ
プロードされた開示促進テンプレート127の内容を、適宜に統合、集約し格納したデー
タベースである。
この開示促進DB125は、例えば、運用機関を一意に特定する運用機関IDをキーと
して、当該運用機関が指定した発行体たる企業ないし産業、ESG観点の重視項目すなわ
ち開示項目を示すコード、カテゴリ、指標、分類、測定単位、支持レベル(重視レベル)
、コメント(注目する背景・理由など)、といったデータを紐付けたレコードの集合体と
なっている。
続いて図4に、本実施形態における閲覧ログDB126の一例を示す。本実施形態にお
ける閲覧ログDB126は、発行体たる企業の担当者が、上述の開示項目の情報を閲覧し
た履歴を格納したデータベースである。
この閲覧ログDB126は、例えば、発行体たる企業を一意に特定する企業IDをキー
として、当該企業にて開示項目を閲覧した担当者のID、閲覧対象となった開示項目のコ
ード(開示促進DB125のレコードが含むものと同値)、閲覧日時、閲覧回数、といっ
たデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
なお、この閲覧ログDB126における「担当者のID」の値は、本実施形態の情報開
示促進装置100が企業端末200からのログイン操作を受ける際に、当該企業端末20
0から取得するIDである。
続いて図5に、本実施形態における開示促進テンプレート127の一例を示す。本実施
形態における開示促進テンプレート127は、運用機関が、ESG観点で重視する開示項
目に関する情報やその対象となる発行体等の情報を入力するためのスプレッドシートを想
定できる。そのため、開示促進装置100は、運用機関端末300から所定のアクセスや
要求を受けた際、この開示促進テンプレート127を配信し、そこでの入力内容をネット
ワーク1を介して取得し、開示促進DB125に格納するものとする。
この開示促進テンプレート127は、例えば、運用機関を一意に特定する運用機関ID
をキーとして、当該運用機関が指定する発行体たる企業ないし産業、ESG観点の重視項
目すなわち開示項目を示すコード、カテゴリ、指標、分類、測定単位、支持レベル(重視
レベル)、コメント(注目する背景・理由など)、といった事項についての入力欄を有し
た構成となっている。
続いて図6に、本実施形態におけるユーザDB128の一例を示す。本実施形態におけ
るユーザDB128は、発行体たる企業の担当者に関する認証情報等を格納したデータベ
ースである。
このユーザDB128は、例えば、発行体たる企業を一意に特定する企業IDをキーと
して、当該企業における担当者のID、認証情報(例:パスワード等)、氏名、所属先、
職位、といったデータを紐付けたレコードの集合体となっている。
<フロー例:開示項目の取得>
以下、本実施形態における情報開示促進方法の実際手順について図に基づき説明する。
以下で説明する情報開示促進方法に対応する各種動作は、情報開示促進装置100がメモ
リ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、
以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は、本実施形態における情報開示促進方法のフロー例を示す図である。この場合、
情報開示促進装置100は、記憶装置101の開示促進テンプレート127(図5参照)
を読み出し、これをネットワーク1を介して、運用機関それぞれの運用機関端末300に
配信する(s10)。
この配信の契機は特に限定しないが、例えば、予め定めた所定の時期(期初など)の到
来をカレンダー機能で感知した際や、情報開示促進装置100の管理担当者による指示を
受けた際、或いは、運用機関端末300を操作する運用機関の担当者による指示を受けた
際、などが想定できる。
運用機関端末300は、上述の配信を受けて開示促進テンプレート127を受信し、こ
れをディスプレイ等で表示することで、運用機関の担当者からの閲覧、入力を受け付ける
こととなる。また、そうした入力を経た開示促進テンプレート127は、運用機関端末3
00から情報開示促進装置100に返信される。
一方、情報開示促進装置100は、運用機関端末300から返信された開示促進テンプ
レート127での入力内容を取得し、これを開示促進DB125に格納し(s11)、処
理を終了する。
上述の格納は、開示促進テンプレート127における各入力項目の値を抽出し、これを
、開示促進DB125のレコードにおける対応項目欄に設定することで行うものとする。
また、情報開示促進装置100は、一定数以上の運用機関端末300から開示促進テン
プレート127の返信があるまで、或いは、配信対象とした全ての運用機関端末300か
ら返信があるまで、s11を繰り返し実行し、最新の開示促進DB125を構成するもの
とする。
<フロー例:開示項目の共有>
続いて、上述のように収集・格納した開示項目の情報を、発行体たる企業に対して適宜
に共有する手順について説明する。図8は、本実施形態における情報開示促進方法のフロ
ー例であり、具体的には、開示項目の共有手順を示すフロー図である。
この場合、情報開示促進装置100は、発行体たる企業の企業端末200からログイン
要求を受け、このログイン要求が含むIDやパスワードを、ユーザDB128に照合して
本人認証を実行する(s20)。
また、情報開示促進装置100は、上述の本人認証を経た担当者の企業端末200に対
して、当該企業及び当該産業それぞれに関して各運用機関が指定した開示項目の情報を、
開示促進DB125にて参照する(s21)。
続いて、情報開示促進装置100は、s21で参照した情報に基づき、各開示項目を重
視する運用機関の数又は集中度について、当該企業に関して指定された開示項目及び当該
産業に関して指定された開示項目のそれぞれについて集計する(s22)。
こうした集計において、例えば、開示項目のコードごとに開示促進DB125からレコ
ードを抽出し、そのレコード数をカウントすることで、開示項目を重視する運用機関の数
を算定できる。また、そうしてカウントした運用機関の数に対し、各開示項目を指定して
いる全運用機関の数で除算することで、当該開示項目を重視している運用機関は、全運用
機関においてどれほどの割合を占めているのか、すなわち集中度を算定できる。
また、情報開示促進装置100は、上述の集計で得られた運用機関の数や集中度の値に
対し、当該数や集中度の算定根拠となったデータの発信源たる運用機関の情報を紐付けて
おき、当該値と運用機関との紐付け情報を記憶装置101ないしメモリ103で保持して
おくものとする。
こうした紐付けは、コメント有無欄の表示に関しても同様に行うものとする。その場合
、情報開示促進装置100は、当該表示に対し、当該表示を構成する根拠となった各運用
機関のコメントに関する情報を紐付けておき、当該表示とコメントとの紐付け情報を記憶
装置101ないしメモリ103で保持しておくものとする。
続いて、情報開示促進装置100は,s22での集計結果(図11参照)を、上述の企
業の企業端末200に応答し(s23)、処理を終了する。
図11に示す集計結果1100の例では、基準、開示項目、重視/支持する運用機関数
、重視/支持する理由等のコメント有無、といった各欄とその値がテーブル形式で集約さ
れた画面例を想定している。
こうした集計結果1100の表示に際し、これを閲覧中の担当者による企業端末200
での操作として、当該集計結果が示す運用機関の数又は集中度の表示1101に対する右
クリックやマウスオーバー等の操作を受けるケースがある。
この場合、情報開示促進装置100は、企業端末200での当該操作の内容をネットワ
ーク1経由で取得し、当該表示の対象たる値(運用機関の数や集中度)に紐付けされた各
運用機関の情報をメモリ103などから読み出し、これを企業端末200に応答するもの
とする。
また同様に、上述の集計結果が示す運用機関のコメント有無欄1102に対する右クリ
ックやマウスオーバー等の操作を受けるケースがある。
この場合、情報開示促進装置100は、企業端末200での当該操作の内容をネットワ
ーク1経由で取得し、当該表示に紐付けされた各運用機関のコメントに関する情報をメモ
リ103などから読み出し、これを企業端末200に応答するものとする。
<フロー例:運用機関への表示制御>
続いて、運用機関端末300からのアクセスがあった場合の表示制御手順について説明
する。図9は、本実施形態における情報開示促進方法のフロー例であり、具体的には、運
用機関向けの表示制御手順を示すフロー図である。
ここで、運用機関における担当者が、運用機関端末300を操作して情報開示促進装置
100にアクセスし、自他運用機関において重視するESG観点の開示項目について閲覧
しようとしたとする。
この場合、情報開示促進装置100は、上述の運用機関端末300からのアクセスに際
し、所定の認証処理を実行することで当該運用機関のIDを取得する(s30)。
続いて、情報開示促進装置100は、開示促進DB125において、当該運用機関及び
それ以外の他運用機関それぞれが各企業に関して指定した開示項目の情報を参照する(s
31)。
また、情報開示促進装置100は、各開示項目を重視する運用機関の数又は集中度につ
いて集計する(s32)。この集計の処理は、上述のs22のものと同様に実行する。
続いて、情報開示促進装置100は、s32での集計の結果において、s30で得たI
Dをキーに、当該運用機関により指定された開示項目のみについて強調表示1210(図
12参照)を設定する(s33)。
この強調表示としては、例えば、集計結果の表示画面1200において、対象となる開
示項目に関する「支持」欄1201に、所定のアイコン1210(図中の例では自運用機
関を意味する“家”のアイコン)を設定する手法や、当該開示項目のレコード1202の
全部または一部の領域に特定色を設定する、など様々に採用できる。
なお、情報開示促進装置100は、この表示画面1200において、「支持数」欄12
03に表示する数値、すなわち当該開示項目を重視/支持する運用機関数の表示1204
に関して、それを構成する運用機関の情報を紐付けて表示可能とする制御は行わないもの
とする。
運用機関としては、自身で種々の情報に基づき精緻に検討、設定したESG観点の開示
項目が、他の運用機関に閲覧され参考ないし模倣されることは回避したい故である。
また、情報開示促進装置100は、表示画面1200の「支持詳細」欄1205におい
て、当該支持(重視)を表明した各運用機関(自他両方)によるコメントの参照を許容す
る表示制御も行うものとする(s34)。
この場合、情報開示促進装置100は、その支持詳細欄1205でのアイコン1206
に対する右クリックやマウスオーバー等の操作を受けると、運用機関端末300の当該操
作の内容をネットワーク1経由で取得し、当該アイコン1206の対象たる値、すなわち
運用機関によるコメントを開示促進DB125から読み出し、これを運用機関端末300
に応答するものとする。
<フロー例:閲覧履歴の取得・通知>
続いて、企業端末200による、集計結果の表示画面1100の閲覧履歴の取得と、運
用機関端末300に対する、その処理結果の通知の手順について説明する。図10は、本
実施形態における情報開示促進方法のフロー例であり、具体的には、閲覧履歴の処理及び
通知の手順を示すフロー図である。
ここで、既に述べた、図8のフローにおけるステップs23により、企業端末200に
集計結果が配信され、当該企業の担当者により閲覧されている状況を想定する。
この時、情報開示促進装置100は、集計結果1100(図11参照)の表示に際し、
これを閲覧中の担当者による企業端末200での操作として、当該集計結果が示す運用機
関の数、集中度の表示1101やコメント有無欄1102に対する(左右いずれかの)ク
リックやマウスオーバー等の操作を受けている。
そこで、情報開示促進装置100は、企業端末200での当該操作の内容をネットワー
ク1経由で取得し(s40)、当該操作の対象となった開示項目やその集計結果(運用機
関の数や集中度、コメントなど)の情報を、当該企業端末200のユーザすなわち担当者
のIDと紐付けて、これを閲覧履歴として閲覧ログDB126に格納する(s41)。
また、情報開示促進装置100は、上述の閲覧履歴により構成された閲覧ログDB12
6を参照し、例えば、発行体たる企業やその担当者ごとに閲覧履歴を集計する(s42)
この閲覧履歴の集計は、例えば、企業の担当者のIDをキーに、閲覧ログDB126の
レコードを参照して、当該レコードが示す、閲覧対象となった開示項目のコード、閲覧回
数といったデータを抽出し、開示項目ごとに閲覧回数の合計値を算定する、といった手法
を想定できる。
勿論、こうした手法は一例であり、例えば、一定期間内に閲覧した回数の平均値を算定
するといったものも想定可能であり、特に限定しないものとする。
続いて、情報開示促進装置100は、s42での集計の結果を、対応する各開示項目の
認識状況の情報(図13参照)として運用機関端末300へ送信し(s43)、処理を終
了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、発行体たる企業らは、運用機関が重視するESG観点の
開示項目を統合した状態で閲覧可能となり、また、気になる開示項目の詳細情報として「
当該開示項目を重視している運用機関名やそのコメント(背景や根拠等)」を参照出来る
こととなる。発行体たる企業としては、これらの情報を事前に把握した上で、ESG情報
の開示業務に取り組むことが可能であり、効率的な企業価値向上を図ることができる。
また、運用機関(機関投資家)としては、上述のように示したESG観点の重視項目に
ついて、対象となる発行体たる企業らによる閲覧状況を確認して、開示意欲のある企業の
把握等につなげ、エンゲージメントの機会を設ける企業選定等にも有効活用できることと
なる。また、運用機関群全体でのESG観点の重視項目の傾向を把握することで、自社の
立ち位置を理解し、運用方針や重点テーマ策定にフィードバックすることも期待できる。
つまり、発行体と運用機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応を効率
的かつ的確に共有し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとしうる
こととなる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態
の情報開示促進装置において、前記演算装置は、前記集計の結果が示す運用機関の数又は
集中度の表示に対する所定動作を前記企業の端末から受けた場合、当該表示の対象を構成
する各運用機関の情報を前記企業の端末に応答する処理をさらに実行するものである、と
してもよい。
これによれば、発行体である企業らは、自身及び所属産業に関して運用機関から要求さ
れているESG観点の重視項目について、どの運用機関が関心を寄せているのか個別具体
的に認識可能となり、その後の対応も円滑なものとなりやすい。ひいては、発行体と運用
機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応をより効率的かつ的確に共有し
、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとできる。
また、本実施形態の情報開示促進装置において、前記演算装置は、前記記憶装置で保持
する前記開示項目の情報を参照し、前記各運用機関が前記開示項目を重視することに関す
るコメントを抽出する処理と、前記開示項目に関して前記抽出したコメントを前記企業の
端末に応答する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、発行体である企業らは、自身や或いは産業に関して運用機関から要求さ
れているESG観点の重視項目について、どの運用機関がどのような意図により関心を寄
せているのか個別具体的に認識可能となり、その後の対応もさらに円滑なものとなりやす
い。ひいては、発行体と運用機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応を
より効率的かつ的確に共有し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なもの
とできる。
また、本実施形態の情報開示促進装置において、前記演算装置は、運用機関の端末から
のアクセスに際し、当該運用機関及びそれ以外の他運用機関それぞれが各企業に関して指
定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機関の数又は集中度につ
いて集計し、前記集計の結果において、前記運用機関が指定した開示項目のみについて強
調表示を設定し、かつ前記コメントの参照を許容する表示制御を行う処理をさらに実行す
るものである、としてもよい。
これによれば、運用機関の各間で、自身が重視するESG観点の開示項目について秘匿
できるとともに、運用機関間における自身の重視観点の立ち位置については明確にしりう
ることとなり、自身の判断や方針の妥当性や希少性等について検討し、必要に応じてその
見直し等の適正化を図りやすい環境を確保出来る。ひいては、発行体と運用機関との間で
、ESG観点の重視項目に関する認識や対応をより効率的かつ的確に共有し、投資や事業
運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとできる。
また、本実施形態の情報開示促進装置において、前記演算装置は、前記企業の端末に応
答した前記集計の結果及び前記各運用機関の情報の少なくともいずれかに関して、当該企
業の端末におけるユーザ操作を観測し、当該観測の結果を前記記憶装置に格納する処理と
、前記観測の結果が示す前記ユーザ操作の履歴を集計し、当該集計の結果を前記開示項目
の認識状況の情報として前記運用機関の端末へ送信する処理をさらに実行するものである
、としてもよい。
これによれば、運用機関として示したESG観点の重視項目に関して、その対象となる
企業らが当該項目を確かに認識したか、或いはその程度がいかほどであるのかを客観的に
推定しうることが期待される。このことは、当該運用機関と当該企業との間で後にエンゲ
ージメントの機会を設ける際、運用機関としては、当該企業における当該項目へのコミッ
トレベルを事前に把握した上で、効率的な質疑が可能となりうる。ひいては、発行体と運
用機関との間で、ESG観点の重視項目に関する認識や対応をより効率的かつ的確に共有
し、投資や事業運営にまつわる各種判断等の精度を好適なものとできる。
また、本実施形態の情報開示促進方法において、前記情報処理装置が、前記集計の結果
が示す運用機関の数又は集中度の表示に対する所定動作を前記企業の端末から受けた場合
、当該表示の対象を構成する各運用機関の情報を前記企業の端末に応答する処理をさらに
実行する、としてもよい。
また、本実施形態の情報開示促進方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置で
保持する前記開示項目の情報を参照し、前記各運用機関が前記開示項目を重視することに
関するコメントを抽出する処理と、前記開示項目に関して前記抽出したコメントを前記企
業の端末に応答する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
また、本実施形態の情報開示促進方法において、前記情報処理装置が、運用機関の端末
からのアクセスに際し、当該運用機関及びそれ以外の他運用機関それぞれが各企業に関し
て指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機関の数又は集中度
について集計し、前記集計の結果において、前記運用機関が指定した開示項目のみについ
て強調表示を設定し、かつ前記コメントの参照を許容する表示制御を行う処理をさらに実
行する、としてもよい。
また、本実施形態の情報開示促進方法において、前記情報処理装置が、前記企業の端末
に応答した前記集計の結果及び前記各運用機関の情報の少なくともいずれかに関して、当
該企業の端末におけるユーザ操作を観測し、当該観測の結果を前記記憶装置に格納する処
理と、前記観測の結果が示す前記ユーザ操作の履歴を集計し、当該集計の結果を前記開示
項目の認識状況の情報として前記運用機関の端末へ送信する処理をさらに実行する、とし
てもよい。
1 ネットワーク
10 情報開示促進システム
100 情報開示促進装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 開示促進DB
126 閲覧ログDB
127 開示促進テンプレート
128 ユーザDB
200 企業端末
300 運用機関端末

Claims (10)

  1. 各運用機関が投資対象としうる企業ごと及び当該企業が属する産業ごとに指定した、E
    SGに関して重視する開示項目の情報を保持する記憶装置と、
    前記企業の端末からのアクセスに応じて、当該企業及び当該産業それぞれに関して各運
    用機関が指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機関の数又は
    集中度について、当該企業に関して指定された開示項目及び当該産業に関して指定された
    開示項目のそれぞれについて集計する処理と、前記集計の結果を前記企業の端末に応答す
    る処理を実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする情報開示促進装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記集計の結果が示す運用機関の数又は集中度の表示に対する所定動作を前記企業の端
    末から受けた場合、当該表示の対象を構成する各運用機関の情報を前記企業の端末に応答
    する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報開示促進装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記記憶装置で保持する前記開示項目の情報を参照し、前記各運用機関が前記開示項目
    を重視することに関するコメントを抽出する処理と、前記開示項目に関して前記抽出した
    コメントを前記企業の端末に応答する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報開示促進装置。
  4. 前記演算装置は、
    運用機関の端末からのアクセスに際し、当該運用機関及びそれ以外の他運用機関それぞ
    れが各企業に関して指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機
    関の数又は集中度について集計し、前記集計の結果において、前記運用機関が指定した開
    示項目のみについて強調表示を設定し、かつ前記コメントの参照を許容する表示制御を行
    う処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報開示促進装置。
  5. 前記演算装置は、
    前記企業の端末に応答した前記集計の結果及び前記各運用機関の情報の少なくともいず
    れかに関して、当該企業の端末におけるユーザ操作を観測し、当該観測の結果を前記記憶
    装置に格納する処理と、前記観測の結果が示す前記ユーザ操作の履歴を集計し、当該集計
    の結果を前記開示項目の認識状況の情報として前記運用機関の端末へ送信する処理をさら
    に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報開示促進装置。
  6. 情報処理装置が、
    各運用機関が投資対象としうる企業ごと及び当該企業が属する産業ごとに指定した、E
    SGに関して重視する開示項目の情報を保持する記憶装置を備えて、
    前記企業の端末からのアクセスに応じて、当該企業及び当該産業それぞれに関して各運
    用機関が指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機関の数又は
    集中度について、当該企業に関して指定された開示項目及び当該産業に関して指定された
    開示項目のそれぞれについて集計する処理と、前記集計の結果を前記企業の端末に応答す
    る処理を実行する、
    ことを特徴とする情報開示促進方法。
  7. 前記情報処理装置が、
    前記集計の結果が示す運用機関の数又は集中度の表示に対する所定動作を前記企業の端
    末から受けた場合、当該表示の対象を構成する各運用機関の情報を前記企業の端末に応答
    する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報開示促進方法。
  8. 前記情報処理装置が、
    前記記憶装置で保持する前記開示項目の情報を参照し、前記各運用機関が前記開示項目
    を重視することに関するコメントを抽出する処理と、前記開示項目に関して前記抽出した
    コメントを前記企業の端末に応答する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報開示促進方法。
  9. 前記情報処理装置が、
    運用機関の端末からのアクセスに際し、当該運用機関及びそれ以外の他運用機関それぞ
    れが各企業に関して指定した前記開示項目の情報を参照し、各開示項目を重視する運用機
    関の数又は集中度について集計し、前記集計の結果において、前記運用機関が指定した開
    示項目のみについて強調表示を設定し、かつ前記コメントの参照を許容する表示制御を行
    う処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報開示促進方法。
  10. 前記情報処理装置が、
    前記企業の端末に応答した前記集計の結果及び前記各運用機関の情報の少なくともいず
    れかに関して、当該企業の端末におけるユーザ操作を観測し、当該観測の結果を前記記憶
    装置に格納する処理と、前記観測の結果が示す前記ユーザ操作の履歴を集計し、当該集計
    の結果を前記開示項目の認識状況の情報として前記運用機関の端末へ送信する処理をさら
    に実行する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報開示促進方法。
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