JP7797221B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムInfo
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Description
(物体の反射特性について)
詳細な説明に入る前に、図1を用いて物体の反射特性について説明する。図1は、光源1101の方向から、法線方向1103を持つ物体表面上の点1102に向かって光を照射したときの反射光の強度1104を示している。物体表面を反射した光は、拡散反射成分1105と鏡面反射成分1106とに分離できる。拡散反射成分1105は、入射光が測定面の内部で乱反射することで生じる成分であり、通常はあらゆる方向において均一の強度で観測される。一方、鏡面反射成分1106は、入射光が測定面の表面で鏡面反射することで生じる光沢感に関わる成分であり、法線方向1103を基準に照明方向と反対方向(正反射方向)に偏った強度で観測される。また、鏡面反射成分1106のうち強度が最も高い成分(最大強度)を鏡面反射強度1107と呼ぶ。また、鏡面反射成分1106の拡がり(分散)を表す成分を鏡面反射幅1108と呼ぶ。いわゆる低光沢体といった材質の物体表面では、鏡面反射強度1107は小さくなり、鏡面反射幅1108は大きくなる。
次に、図2を用いて鏡面反射成分の見え方への影響について説明する。図2(a)は、鏡面反射幅が小さい反射特性をもつ被写体に対し、環境マップが高解像度である例を示す。図2(b)は、鏡面反射幅が小さい反射特性をもつ被写体に対し、環境マップが低解像度である例を示す。図2(c)は、鏡面反射幅が大きい反射特性をもつ被写体に対し、環境マップが高解像度である例を示す。図2(d)は、鏡面反射幅が大きい反射特性をもつ被写体に対し、環境マップが低解像度である例を示す。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す。
情報処理装置100は、CPU101、メインメモリ102、記憶装置103、入力装置104、及び表示装置105を備える。これらの各部は、バス106を介して相互に接続されている。CPU101は、情報処理装置100の全体の制御を司る。CPU101がメインメモリ102等に記憶されるプログラムを実行することで、後述するフローチャートに示す処理が実現する。メインメモリ102は、処理に必要な各種のプログラム、データ等を記憶する。記憶装置103は、ハードディスクであり、各種のプログラム、データ等を記憶する。入力装置104は、キーボードやマウスであり、ユーザ操作を入力する。表示装置105は、CRTや液晶画面などにより構成され、CPU101の制御により、CPU101が生成した画像や数値データを表示する。
情報処理装置100は、CPU101がメインメモリ102等に記憶されるプログラムを実行することで、反射特性情報取得部201、及び解像度レベル決定部202として機能する。また、記憶装置103は、反射特性情報から環境マップの解像度レベルへ変換するための変換テーブルを保持する変換テーブル保持部203を格納している。
反射特性情報取得部201は、レンダリング対象である被写体の反射特性情報の取得を行う。本実施形態では、反射特性情報のうち、鏡面反射幅情報を取得する。鏡面反射幅情報は、鏡面反射情報の一例である。
解像度レベル決定部202は、反射特性情報取得部201で取得された反射特性情報から環境マップの解像度レベルを決定する。本実施形態では、変換テーブル保持部203から変換テーブルを読み込んで、変換テーブルを用いて鏡面反射幅情報から環境マップの解像度レベルを決定する。決定された環境マップの解像度レベルは、レンダリングを行う別のシステムに提供される。なお、環境マップは、レンダリングに用いる照明情報の一例である。
次に、本実施形態に係る情報処理装置のメイン処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートの処理は、CPU101がメインメモリ102等に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。以下のフローチャートの説明では、各工程(ステップ)について先頭にSを付けて表記することで、工程(ステップ)の表記を省略する。
本実施形態では、反射特性情報として、鏡面反射幅情報をマップ形式(以下、鏡面反射幅マップという)で読み込み、以降のステップで使用する。本実施形態において、鏡面反射幅マップは、サイズ128×128pixel、解像度150dpiであるとする。また鏡面反射幅マップは、8bitのGray画像形式であり、各画素に対応付けて、当該画素位置での鏡面反射幅を格納している。図6(a)は、鏡面反射幅マップの例を示す。図6(a)の例では、領域301が鏡面反射幅の大きい領域を示し、領域302が鏡面反射幅の小さい領域を示す。格納されている鏡面反射幅は、鏡面反射値をガウス近似した際の、分散σ2の値である。図6(b)は、鏡面反射値の分布の例を示す。図6(b)に示すように、標準的な場合の鏡面反射幅(図中の幅304)に対して、シャープな場合の鏡面反射幅(図中の幅303)では分散σ2の値が小さくなり、逆にブロードな場合の鏡面反射幅(図中の幅305)では分散σ2の値が大きくなる。
S121において、解像度レベル決定部202が、鏡面反射幅の頻度を算出する。具体的には、鏡面反射幅の範囲毎に、当該範囲にある画素数をカウントする。図7(a)は、図6(a)に示す鏡面反射幅マップでの鏡面反射幅の頻度を示す。鏡面反射幅の頻度の算出には、予め指定されたビン数やビン幅を用いる。図7(a)の例では、0-255の値で表現された鏡面反射幅に対して、ビン数8ビン幅32で頻度を求め、頻度の合計値が100%になるように正規化している。
最後にS124において、解像度レベル決定部202が、S123で取得した変換テーブルを用いて、S122で算出した鏡面反射幅小の割合から環境マップの解像度レベルへ変換する。変換テーブルを用いることで、解像度レベル決定部202が、鏡面反射幅小の割合が大きい場合には、解像度レベルを上げ、鏡面反射幅小の割合が小さい場合には、解像度レベルを下げる処理を行う。その後、S12の処理が終了する。
S12の処理が終了すると、CPU101が、決定された環境マップの解像度レベルを、レンダリングを行う別のシステムへ出力する。その後図5(a)に示す一連のフローチャートが終了する。
また、鏡面反射強度情報を用いてもよい。この場合には、解像度レベル決定部202が、鏡面反射強度情報をマップ形式(以下、鏡面反射強度マップ)で読み込む。鏡面反射強度マップは、各画素に対応付けて、各画素位置での鏡面反射強度を格納している。図6(b)の例で言うと、格納されている鏡面反射強度は、鏡面反射値のピークの値である。解像度レベル決定部202が、鏡面反射強度マップから鏡面反射強度の最大値を求め、当該最大値に基づいて、解像度レベルを決定する処理でもよい。更に、鏡面反射強度が大きい場合に解像度を上げ、鏡面反射強度が小さい場合に解像度を下げる処理でもよい。
また、解像度レベル決定部202が、鏡面反射幅小の割合に基づいて、解像度変換実施の可否を判定してもよい。具体的には、解像度レベル決定部202が、鏡面反射幅小の割合が小さい場合には解像度低下実施を許容し、鏡面反射幅小の割合が大きい場合には解像度低下実施を許可しない。この場合には、CPU101が、環境マップの解像度変換実施の可否を表す情報を、レンダリングを行う別のシステムへ出力する。
本実施形態に係る効果を、図8を用いて説明する。
図8の上段では、鏡面反射幅が小さい領域を持つ鏡面反射幅マップ501に対して、環境マップが高解像度の場合のレンダリング結果502と、環境マップが低解像度の場合のレンダリング結果503を示す。また、図8の下段では、鏡面反射幅が全体的に大きい鏡面反射幅マップ504に対して、環境マップが高解像度の場合のレンダリング結果505と、環境マップが低解像度の場合のレンダリング結果506を示す。レンダリング結果502とレンダリング結果506は、本実施形態を適用して得られている。
レンダリング結果505は、鏡面反射幅が大きい領域505aにおいて、環境マップの映り込みはぼけて再現されており、質感再現として正しいと言える。一方でレンダリング結果506も、鏡面反射幅が大きい領域506aにおいて、環境マップの映り込みはぼけて再現されており、レンダリング結果505との差は少ない。本実施形態の情報処理装置100は、鏡面反射幅が全体的に大きい鏡面反射幅マップ504に対しては、低解像度の環境マップでよいと決定する。従って、レンダリング結果506に示すように、質感再現の劣化を抑えつつ、環境マップのデータ量を削減できる。
実施形態1では、単体の情報処理装置に適用した例について説明した。本実施形態では、レンダリングを行うサーバ装置と、環境マップの取得やレンダリング結果の表示を行うクライアント装置とを含む情報処理システムに適用した例について説明する。以下では、実施形態1とは異なる部分を中心に説明する。
図9は、本実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成例を示す。情報処理システムは、サーバ装置620とクライアント装置630とを含み、これらの装置がネットワークを介して相互に接続されている。
サーバ装置620は、CPU601、メインメモリ602、記憶装置603、GPU604、及び通信装置605を備える。これらの各部は、バス606を介して相互に接続されている。CPU601は、サーバ装置620の全体の制御を司る。CPU601がメインメモリ602等に記憶されるプログラムを実行することで、後述するシーケンス図やフローチャートに示す処理のうち、サーバ装置620側の処理が実現する。メインメモリ602は、処理に必要な各種のプログラム、データ等を記憶する。記憶装置603は、ハードディスクであり、各種のプログラム、データ等を記憶する。GPU604は、CPU601の制御により、画像処理やレンダリング処理に特化した演算処理を行う。通信装置605は、各種のネットワークと接続する装置である。CPU601は、通信装置605を介してクライアント装置630を含む外部装置とデータ通信を行う。
サーバ装置620は、視線情報取得部701、形状情報取得部702、反射特性情報取得部704、解像度レベル決定部706、照明情報取得部707、及びレンダリング部708の機能を有する。サーバ装置620は、CPU601がメインメモリ602等に記憶されるプログラムを実行することで、これらの各機能部として機能する。また、記憶装置603は、形状情報をデータベースとして保持する形状情報保持部703、及び反射特性情報をデータベースとして保持する反射特性情報保持部705を格納している。
クライアント装置630は、レンダリング条件指示部709、環境マップ取得部710、解像度変換部711、及びレンダリング結果表示部712の機能を有する。クライアント装置630は、CPU607がメインメモリ608等に記憶されるプログラムを実行することで、これらの各機能部として機能する。
形状情報取得部702は、クライアント装置630から受信したレンダリング条件指示情報に含まれる、形状情報の指示情報に基づき、形状情報保持部703から形状情報を取得する。
形状情報保持部703は、形状情報取得部702からの指示により形状情報をデータベースから読み出す。
反射特性情報取得部704は、クライアント装置630から受信したレンダリング条件指示情報に含まれる、反射特性情報の指定情報に基づき、反射特性情報保持部705から反射特性情報を取得する。
反射特性情報保持部705は、反射特性情報取得部704からの指示により反射特性情報をデータベースから読み出す。
解像度レベル決定部706は、取得された反射特性情報に基づき、環境マップの解像度レベルを決定する。なお、環境マップの解像度レベルを決定する方法については、実施形態1と同様であるため説明を割愛する。解像度レベル決定部706は、決定された解像度レベルをクライアント装置630に送信する。クライアント装置630は、サーバ装置620から受信した解像度レベルを解像度変換部711に入力する。
照明情報取得部707は、クライアント装置630から受信した解像度変換後の環境マップを照明情報として取得する。
レンダリング部708は、取得された視線情報、形状情報、反射特性情報、及び照明情報に基づき、レンダリング処理を実行し、レンダリング結果をクライアント装置630に送信する。クライアント装置630は、サーバ装置620から受信したレンダリング結果をレンダリング結果表示部712に入力する。
環境マップ取得部710は、レンダリングに使用する環境マップを撮影装置612から取得する。
解像度変換部711は、サーバ装置620から受信した解像度レベルに基づき、環境マップ取得部710で取得された環境マップの解像度変換を行い、解像度変換後の環境マップを、サーバ装置620へ送信する。サーバ装置620は、クライアント装置630から受信した環境マップを照明情報取得部707に入力する。
レンダリング結果表示部712は、サーバ装置620から受信したレンダリング結果を表示装置611に表示する。
図11は、本実施形態に係る情報処理システムの処理を示すシーケンス図である。なお、図11では、処理の概要について説明し、サーバ装置620及びクライアント装置630にて実行される各ステップの処理の詳細についてはフローチャートを用いて後述する。
まずS201において、クライアント装置630が、サーバ装置620へレンダリング依頼を送信する。
次にS202において、サーバ装置620が、クライアント装置630へレンダリング受注の許可情報を送信する。
次にS203において、クライアント装置630が、サーバ装置620へレンダリング条件指示情報を送信する。
次にS204において、サーバ装置620が、S203にて受信したレンダリング条件指示情報に含まれる、形状情報の指示情報に基づき、形状情報保持部703に格納されている形状情報の読込みを行う。
次にS205において、サーバ装置620が、S203にて受信したレンダリング条件指示情報に含まれる、反射特性情報の指示情報に基づき、反射特性情報保持部705に格納されている反射特性情報の読込みを行う。
次にS206において、サーバ装置620が、S205で読み込んだ反射特性情報の鏡面反射幅マップに基づき、環境マップの解像度レベルを決定する。
S204からS206の実行中に、S207において、クライアント装置630は、環境マップを取得する。環境マップは、クライアント装置630の一部である撮影装置612によって取得される。なお、クライアント装置630が、外部のカメラから環境マップを取得する構成でも構わない。
次にS208において、サーバ装置620は、S206で決定した解像度レベルをクライアント装置630へ通知する。
次にS209において、クライアント装置630は、サーバ装置620から受信した解像度レベルに基づき、S207で取得した環境マップの解像度変換を実行する。
次にS210において、クライアント装置630は、S209で解像度変換した環境マップをサーバ装置620へ送信する。
次にS211において、サーバ装置620は、S203にて受信したレンダリング条件指示情報に含まれる視線情報、S204で読み込んだ形状情報、S205で読み込んだ反射特性情報、及びS210で受信した環境マップを基に、レンダリングを行う。
次にS212において、サーバ装置620は、S211でのレンダリング結果をクライアント装置630へ送信する。
最後にS213において、クライアント装置630は、サーバ装置620から受信したレンダリング結果をクライアント装置630の一部である表示装置611に表示する。
以上のようにして、図11のシーケンス図に示す一連の処理が終了する。
S301において、CPU601が、クライアント装置630からレンダリング依頼の信号を受信する。
S302において、CPU601が、レンダリング受注が可能かの判定を行う。本実施形態では、予め定めた同時レンダリング数を超えているかを判定基準として用いる。CPU601がレンダリング受注が可能と判定した場合、S304以降の処理が実行され、レンダリング受注が不可と判定した場合、S303の処理が実行される。なお、判定基準はその他の基準を用いてもよい。
S303において、CPU601が、レンダリング受注結果が不可を示す信号を、クライアント装置630へ送信する。その後、一連のフローチャートの処理が終了する。
S304において、CPU601が、レンダリング受注結果が可を示す信号を、クライアント装置630へ送信する。
S307において、CPU601が、S305にて受信したレンダリング条件指示情報に含まれる、反射特性情報の指示情報に基づき、反射特性情報保持部705に格納されている反射特性情報の読込みを行う。
S308において、CPU601が、S307で読み込んだ反射特性情報に含まれる鏡面反射幅マップに基づき、環境マップの解像度レベルを決定する。本実施形態では、実施形態1と同様に解像度レベルを0-7の1ビットデータで表現する。
S309において、CPU601が、S308で決定した解像度レベルをクライアント装置630へ通知する。
S310において、CPU601は、クライアント装置630から環境マップを受信する。本実施形態において、環境マップは、計測時の極角と方位角を軸に取ったLatitude-Longitude型(またはCylindrical型とも呼ばれる)であるとし、受信するのは1枚のRGB画像形式であるとする。
S312において、CPU601は、S311でのレンダリング結果をクライアント装置630へ送信する。
以上のようにして、図12Aに示す一連のフローチャートの処理が終了する。
また、S305において、反射特性情報には、拡散反射光マップ、法線マップ、及び鏡面反射幅マップの3つの情報がセットで含まれているとしたが、これに限定されない。レンダリング処理で使用する反射特性情報が定義可能な情報が含まれていればよく、種類やフォーマット形式は限定されない。
また、S310において、環境マップは、測定時の極角と方位角を軸に取ったLatitude-Longitude型であるとしたが、三次元の照明情報が格納されていればよく、これに限定されない。具体的には、Latitude-Longitude型、Cube型、Sphere型に代表されるように、全方向の照明情報を二次元の画像形式に変換した環境マップであればよい。また、三次元空間上に照明の配置や方向が指定された情報についても、レンダリング技術で一般的に使用されているベイク処理を行うことによって上記のような環境マップへ変換することが可能なため、適用できる。
また、S310で受信した環境マップ、及びS311で作成したレンダリング結果は、RGB画像形式の情報であるとしたが、これに限定されない。例えば、環境マップがGray画像形式である場合、レンダリング結果にRGB情報はほとんど含まれないため、RGB画像形式であってもGray画像形式であってもよい。また、環境マップが全方位の映像情報である場合、S311において、CPU601は、環境マップの映像フレーム毎にレンダリング処理を行い、レンダリング結果を映像形式で作成してもよい。
S401において、CPU607は、サーバ装置620へレンダリング依頼の信号を送信する。
S402において、CPU607は、サーバ装置620からレンダリング受注結果を受信する。
S403において、CPU607は、S402で受信したレンダリング受注結果の判定を行う。CPU607がレンダリング受注結果が可を示す場合、S404以降の処理が実行され、レンダリング受注結果が不可を示す場合、一連のフローチャートの処理が終了する。
S404において、CPU607は、ユーザから指示されたレンダリング条件指示情報をサーバ装置620へ送信する。ユーザはレンダリング結果を表示するアプリケーションソフトが提供するGUIを用いて、レンダリング条件の指定を行う。具体的には、形状情報や反射特性情報については、サーバ装置620内の形状情報保持部703や反射特性情報保持部705に予め保存されている情報の一覧がユーザに提示され、ユーザはその一覧から選択をして指定する。視線情報については、ユーザがタッチパネル上を指定して被写体の観測方向を指定する。
S406において、CPU607は、環境マップの解像度レベルをサーバ装置620から受信する。
S407において、CPU607は、S406で受信した解像度レベルに基づき、S405で取得した環境マップの解像度の変換処理を行う。本実施形態において、解像度の変換処理は、JPEG圧縮方式を使用する。具体的には、0-7の1ビットで表される解像度レベルに対し、予め保存された変換テーブルを使用し、JPEG圧縮パラメータへ変換する。図15は、変換テーブルをグラフ化した例を示す。本実施形態において、変換テーブルは、解像度レベルからJPEG圧縮パラメータに変換するテーブルである。変換テーブルは、解像度レベルが高い程低圧縮にし、逆に解像度レベルが低い程高圧縮にする傾向を持つ。CPU607は、変換したJPEG圧縮パラメータを使用してJPEG圧縮を行う。なお、JPEG圧縮方式の詳細については、公知の技術であるため説明を省略する。
S408において、CPU607は、S407で解像度変換した環境マップをサーバ装置620へ送信する。
S409において、CPU607は、サーバ装置620からレンダリング結果を受信する。
S410において、CPU607は、S409で受信したレンダリング結果を表示装置611に表示し、ユーザに提示する。
以上のようにして、図12Bに示す一連のフローチャートの処理が終了する。
また、S407において、CPU607が、環境マップの解像度レベルに関わらず環境マップの解像度変換を開始したが、解像度変換実施の可否を判定し、当該判定の結果に応じて、解像度変換を開始してもよい。例えば、環境マップの解像度レベルが最も高解像度を示すレベルの場合、CPU607は、解像度変換を実施せず、S405で取得された環境マップをサーバ装置620へそのまま送信してもよい。
また、S407において、環境マップの解像度変換では、JPEG圧縮方式が用いられたが、これに限定されない。環境マップの解像度変換は、環境マップの高周波成分を取り除いて環境マップのデータ量削減を行うことを目的としており、目的に対応していればその他の手法を用いてもよい。例えば、環境マップの画像サイズを縮小する処理、環境マップの高周波情報を低減させる処理、解像度変換を用いた画像圧縮処理を行う処理でもよい。また、本実施形態では、解像度変換に用いるJPEG圧縮パラメータをクライアント側で決定したが、サーバ側で決定してもよい。その場合には、S308で、サーバ装置620が、解像度レベルからJPEG圧縮パラメータを決定して、JPEG圧縮パラメータをクライアント装置630へ通知する。
また、画像処理装置とデータベース装置との間で相互に通信を行うシステムにも同様に適用可能である。データベース装置に環境マップの解像度レベル毎の環境マップが格納されている場合、画像処理装置が環境マップの種類と解像度レベルを指定してデータベース装置から読み出す処理を行えばよい。
本実施形態に係る効果は、実施形態1に係る効果と同様である。また、JPEG圧縮方式を利用することにより、高解像度の環境マップは圧縮前と比較して約40%程度のデータ量に削減することができ、低解像度の環境マップは圧縮前と比較して約10%程度のデータ量まで削減することができた。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (15)
- レンダリング対象の反射特性情報を取得する取得手段と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定手段と、
を有し、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定手段は、前記鏡面反射幅マップの全体領域に対する前記鏡面反射幅が閾値以下である領域が占める割合に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記決定手段は、前記割合が所定の閾値よりも大きい場合には、前記解像度レベルを上げ、前記割合が所定の閾値よりも小さい場合には、前記解像度レベルを下げることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- レンダリング対象の反射特性情報を取得する取得手段と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定手段と、
を有し、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定手段は、前記鏡面反射幅マップにおける前記鏡面反射幅の最小値に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記決定手段は、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅が大きい場合には、前記解像度レベルを下げ、前記鏡面反射幅が小さい場合には、前記解像度レベルを上げることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅が大きい場合、前記照明情報の解像度の変換を許容し、前記鏡面反射幅が小さい場合、前記照明情報の解像度の変換を許容しないよう決定することを特徴とする請求項1又は3に記載の情報処理装置。
- 前記照明情報は、全方向の照明情報を二次元の画像形式で格納する環境マップであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記決定手段は、前記解像度レベルとして、前記環境マップの解像度を変換する変換処理に用いるパラメータを決定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 前記変換処理が、前記環境マップの画像サイズを変換する処理、前記環境マップの高周波情報を削減する処理、又は前記環境マップの解像度変換を伴う圧縮処理であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記解像度レベルは、前記照明情報の解像度変換を指定するための情報であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
- レンダリング対象の反射特性情報を取得する取得手段と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報を学習モデルに入力して得られる出力データに基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - レンダリングを行う第1の装置と、前記第1の装置に接続される第2の装置を含む情報処理システムであって、
前記第1の装置は、
レンダリング対象の反射特性情報を取得する第1の取得手段と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定手段と、
前記第2の装置に対して前記解像度レベルを通知する通知手段と、
前記第2の装置から前記照明情報を受信する受信手段と、
前記反射特性情報と前記照明情報を用いてレンダリングを行うレンダリング手段と、
を有し、
前記第2の装置は、
前記照明情報を取得する第2の取得手段と、
取得した前記照明情報を前記第1の装置から通知された前記解像度レベルで変換する変換手段と、
変換した前記照明情報を前記第1の装置に対して送信する送信手段と、
を有し、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定手段は、前記鏡面反射幅マップの全体領域に対する前記鏡面反射幅が閾値以下である領域が占める割合に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理システム。 - レンダリングを行う第1の装置と、前記第1の装置に接続される第2の装置を含む情報処理システムであって、
前記第1の装置は、
レンダリング対象の反射特性情報を取得する第1の取得手段と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定手段と、
前記第2の装置に対して前記解像度レベルを通知する通知手段と、
前記第2の装置から前記照明情報を受信する受信手段と、
前記反射特性情報と前記照明情報を用いてレンダリングを行うレンダリング手段と、
を有し、
前記第2の装置は、
前記照明情報を取得する第2の取得手段と、
取得した前記照明情報を前記第1の装置から通知された前記解像度レベルで変換する変換手段と、
変換した前記照明情報を前記第1の装置に対して送信する送信手段と、
を有し、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定手段は、前記鏡面反射幅マップにおける前記鏡面反射幅の最小値に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理システム。 - レンダリング対象の反射特性情報を取得する取得工程と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定工程と、
を含み、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定工程では、前記鏡面反射幅マップの全体領域に対する前記鏡面反射幅が閾値以下である領域が占める割合に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理方法。 - レンダリング対象の反射特性情報を取得する取得工程と、
前記反射特性情報のうち鏡面反射情報に基づいて、レンダリングを行う際に用いる照明情報の解像度レベルを決定する決定工程と、
を含み、
前記鏡面反射情報が、鏡面反射成分の拡がりを表す鏡面反射幅をマップ形式で格納する鏡面反射幅マップであって、
前記決定工程では、前記鏡面反射幅マップにおける前記鏡面反射幅の最小値に基づいて、前記解像度レベルを決定することを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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