次に、第1実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、カラープリンタであり、筐体10と、カバー11と、シート供給部20と、画像形成部30と、制御部2とを備える。なお、実施形態では、図1の左側を前、右側を後、上下をそのまま上下とし、図1の紙面手前側を右、紙面奥側を左とする。
筐体10は、前部に開口10Aを有する。カバー11は、開口10Aを開閉する。詳しくは、カバー11は、開口10Aを閉鎖する閉鎖位置と、開口10Aを開放する開放位置との間で移動可能である。具体的には、カバー11は、実線で示した閉鎖位置と、仮想線で示した開放位置との間で回動可能である。
シート供給部20は、シートSがセットされるシートトレイ21と、供給機構22とを備える。供給機構22は、ピックアップローラ23と、分離ローラ24と、分離パッド25と、搬送ローラ26と、レジストレーションローラ27とを備える。シートトレイ21内のシートSは、ピックアップローラ23によって送り出された後、分離ローラ24と分離パッド25との間で1枚ずつに分離され、搬送ローラ26とレジストレーションローラ27によって画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、露光ユニット40と、複数の感光ドラム50と、複数の現像カートリッジ60と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備える。
露光ユニット40は、図示しない光源、偏向器、レンズ、ミラーなどを備える。露光ユニット40は、光ビーム(一点鎖線参照)を出射して感光ドラム50の表面を露光する。
感光ドラム50は、ブラックに対応する第1感光ドラム50Kと、イエローに対応する第2感光ドラム50Yと、マゼンタに対応する第3感光ドラム50Mと、シアンに対応する第4感光ドラム50Cとを含む。第3感光ドラム50Mは、シートSの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という。)において第2感光ドラム50Yの下流に配置されている。第4感光ドラム50Cは、搬送方向において第3感光ドラム50Mの下流に配置されている。第1感光ドラム50Kは、搬送方向において第4感光ドラム50Cの下流に配置されている。すなわち、第2感光ドラム50Y、第3感光ドラム50M、第4感光ドラム50Cおよび第1感光ドラム50Kは、搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順に並んで配置されている。
本明細書および図面においては、各色に対応して設けられた部材について、色を区別して説明する場合には、符号にY,M,C,Kを付し、色を区別しないで説明する場合には、符号にY,M,C,Kを付さない。
現像カートリッジ60は、各感光ドラム50に対応して設けられている。詳しくは、現像カートリッジ60は、第1感光ドラム50Kにトナーを供給する第1現像ローラ61Kを有する第1現像カートリッジ60Kと、第2感光ドラム50Yにトナーを供給する第2現像ローラ61Yを有する第2現像カートリッジ60Yと、第3感光ドラム50Mにトナーを供給する第3現像ローラ61Mを有する第3現像カートリッジ60Mと、第4感光ドラム50Cにトナーを供給する第4現像ローラ61Cを有する第4現像カートリッジ60Cとを含む。
現像カートリッジ60は、実線で示した、現像ローラ61が対応する感光ドラム50に接触する接触位置と、仮想線で示した、現像ローラ61が対応する感光ドラム50から離間する離間位置との間で移動可能である。
詳しくは、第1現像カートリッジ60Kは、第1現像ローラ61Kが第1感光ドラム50Kに接触する接触位置と、第1現像ローラ61Kが第1感光ドラム50Kから離間する離間位置との間で移動可能である。第2現像カートリッジ60Yは、第2現像ローラ61Yが第2感光ドラム50Yに接触する接触位置と、第2現像ローラ61Yが第2感光ドラム50Yから離間する離間位置との間で移動可能である。
第3現像カートリッジ60Mは、第3現像ローラ61Mが第3感光ドラム50Mに接触する接触位置と、第3現像ローラ61Mが第3感光ドラム50Mから離間する離間位置との間で移動可能である。第4現像カートリッジ60Cは、第4現像ローラ61Cが第4感光ドラム50Cに接触する接触位置と、第4現像ローラ61Cが第4感光ドラム50Cから離間する離間位置との間で移動可能である。
感光ドラム50は、ドロワ55に回転可能に支持されている。ドロワ55には、感光ドラム50を帯電させるための帯電器52が各感光ドラム50に対応して設けられている。ドロワ55は、複数の現像カートリッジ60を着脱可能に支持する。ドロワ55は、カバー11を開くことで露出する開口10Aを通して、筐体10に対して着脱可能である。
転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備える。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設され、外側の面が各感光ドラム50に接触している。転写ローラ74は、搬送ベルト73の内側に配置され、対応する感光ドラム50との間で搬送ベルト73を挟む。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加熱ローラ81に対向して配置された加圧ローラ82とを備える。搬送方向における定着ユニット80の下流には、搬送ローラ15および排出ローラ16が設けられている。
画像形成部30では、感光ドラム50の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光ユニット40から照射される光ビームによって露光される。これにより、感光ドラム50上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、現像カートリッジ60に収容されたトナーは現像ローラ61の表面に担持され、接触位置に位置する現像ローラ61から感光ドラム50上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム50上にトナー像が形成される。
感光ドラム50上に形成されたトナー像は、搬送ベルト73上に供給されたシートSが搬送ベルト73上を搬送されて感光ドラム50と転写ローラ74の間を通過することで、シートSに転写される。そして、シートSが加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を通過することで、トナー像がシートSに定着される。その後、シートSは、搬送ローラ15および排出ローラ16によって排紙トレイ13上に排出される。
図2に示すように、画像形成装置1は、第1モータM1と、第2モータM2と、第3モータM3と、ドラム駆動ギヤ列110と、第1現像駆動ギヤ列120と、第2現像駆動ギヤ列130と、カム駆動ギヤ列140と、複数のカム150と、切替レバー160と、複数のカムフォロワ170とをさらに備える。
第1モータM1は、主に第1現像ローラ61Kを駆動させるための駆動源である。
第2モータM2は、主にカム150、詳しくは、後述する第1カム150K、第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させるための駆動源である。第2モータM2は、第1モータM1とは別に設けられている。
第3モータM3は、主に感光ドラム50(50Y,50M,50C,50K)、第2現像ローラ61Y、第3現像ローラ61Mおよび第4現像ローラ61Cを駆動させるための駆動源である。第3モータM3は、現像ローラ61Y,61M,61Cを駆動させるモータである。第3モータM3は、第1モータM1および第2モータM2とは別に設けられている。
ドラム駆動ギヤ列110は、第3モータM3の駆動力を4つの感光ドラム50(50Y,50M,50C,50K)に伝達可能である。ドラム駆動ギヤ列110は、アイドルギヤ111,112A,112Bと、第1ドラムギヤ113Kと、第2ドラムギヤ113Yと、第3ドラムギヤ113Mと、第4ドラムギヤ113Cとを備える。アイドルギヤ111は、第3モータM3の出力軸に設けられたギヤMGと噛み合う大径ギヤ111Lと、大径ギヤ111Lよりも歯数が少ない小径ギヤ111Sとを有する2段ギヤである。
第3ドラムギヤ113Mは、第3感光ドラム50Mと一体に回転するギヤであり、アイドルギヤ111の小径ギヤ111Sと噛み合う。アイドルギヤ112Aは、第3ドラムギヤ113Mと噛み合う。第2ドラムギヤ113Yは、第2感光ドラム50Yと一体に回転するギヤであり、アイドルギヤ112Aと噛み合う。第4ドラムギヤ113Cは、第4感光ドラム50Cと一体に回転するギヤであり、アイドルギヤ111の小径ギヤ111Sと噛み合う。アイドルギヤ112Bは、第4ドラムギヤ113Cと噛み合う。第1ドラムギヤ113Kは、第1感光ドラム50Kと一体に回転するギヤであり、アイドルギヤ112Bと噛み合う。
第1現像駆動ギヤ列120は、第1モータM1の駆動力を第1現像カートリッジ60Kに伝達可能である。
第2現像駆動ギヤ列130は、第3モータM3の駆動力を第2現像カートリッジ60Y、第3現像カートリッジ60Mおよび第4現像カートリッジ60Cに伝達可能である。
カム駆動ギヤ列140は、第2モータM2の駆動力をカム150に伝達可能である。カム駆動ギヤ列140は、駆動力を第1カム150Kに伝達可能な第1カム駆動ギヤ列140Aと、駆動力を第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cに伝達可能な第2カム駆動ギヤ列140Bとを有する。
第1カム駆動ギヤ列140Aは、第1電磁クラッチ141Aを含む。第1電磁クラッチ141Aは、駆動力の伝達と切断を切り替えることで第1カム150Kの回転と停止を切り替える。例えば、第1電磁クラッチ141Aは、通電された場合に駆動力を伝達する。これにより、第1カム150Kが回転する。また、第1電磁クラッチ141Aは、通電されない場合に駆動力の伝達を切断する。これにより、第1カム150Kが停止する。制御部2(図1参照)は、第1電磁クラッチ141Aを制御して駆動力の伝達と切断を切り替えることで、第1カム150Kの回転と停止を制御する。
第2カム駆動ギヤ列140Bは、第2電磁クラッチ141Bを含む。第2電磁クラッチ141Bは、駆動力の伝達と切断を切り替えることでカム150Y,150M,150Cの回転と停止を切り替える。例えば、第2電磁クラッチ141Bは、通電された場合に駆動力を伝達する。これにより、カム150Y,150M,150Cが回転する。また、第2電磁クラッチ141Bは、通電されない場合に駆動力の伝達を切断する。これにより、カム150Y,150M,150Cが停止する。制御部2は、第2電磁クラッチ141Bを制御して駆動力の伝達と切断を切り替えることで、カム150Y,150M,150Cの回転と停止を制御する。
制御部2は、CPU、ROM、RAM、入出力部などを備え、予め記憶されたプログラムを実行することで制御を実行する。制御部2は、モータM1~M3の駆動を制御したり、電磁クラッチ141A,141Bを制御してカム150の動作を制御したりすることで、現像ローラ61の駆動と停止、現像ローラ61の対応する感光ドラム50に対する接触と離間を制御する。
図3に示すように、カム150は、回転することで対応する現像カートリッジ60を接触位置と離間位置との間で移動させる。カム150は、第1カム150Kと、第2カム150Yと、第3カム150Mと、第4カム150Cとを含む。第1カム150Kは、回転することで第1現像カートリッジ60Kを接触位置と離間位置との間で移動させる。第2カム150Yは、回転することで第2現像カートリッジ60Yを接触位置と離間位置との間で移動させる。第3カム150Mは、回転することで第3現像カートリッジ60Mを接触位置と離間位置との間で移動させる。第4カム150Cは、回転することで第4現像カートリッジ60Cを接触位置と離間位置との間で移動させる。
カムフォロワ170は、第1カム150Kの回転軸線方向(図3に示す一点鎖線が延びる方向に相当。以下、単に「回転軸線方向」という。)にスライド移動可能である。カムフォロワ170は、対応するカム150の回転により、図4(b)に示す、対応する現像カートリッジ60を押圧して現像カートリッジ60を離間位置に位置させる押圧位置と、図4(a)に示す、対応する現像カートリッジ60を接触位置に位置させる非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動する。
図4(a),(b)に示すように、現像カートリッジ60は、ドロワ55に前後に移動可能に支持されている。ドロワ55は、被当接部55Aと、押圧部材55Bとを有する。被当接部55Aは、後述するスライド部材66が当接する部分であり、上下に沿った軸まわりに回転可能なローラからなる。押圧部材55Bは、バネ55Cにより後に向けて付勢されており、ドロワ55に現像カートリッジ60が装着されると、現像カートリッジ60を押圧して、現像ローラ61が感光ドラム50に接触する接触位置に移動させる。
現像カートリッジ60は、トナーを収容するケース65と、スライド部材66とを有する。スライド部材66は、ケース65に対して回転軸線方向にスライド移動可能であり、カムフォロワ170に押圧されることで回転軸線方向にスライド移動する。スライド部材66は、ケース65にスライド移動可能に支持されたシャフト66Aと、シャフト66Aの一端に設けられた第1当接部材66Bと、シャフト66Aの他端に設けられた第2当接部材66Cとを有している。
第1当接部材66Bは、押圧面66Dと、軸方向に対して傾斜した斜面66Eとを有し、第2当接部材66Cは、斜面66Eと同様に傾斜した斜面66Fを有する。押圧面66Dは、カムフォロワ170により押圧される。斜面66E,66Fは、スライド部材66がカムフォロワ170により押圧された場合に、被当接部55Aに当接して現像カートリッジ60を回転軸線方向と直交する方向に付勢し、現像ローラ61が感光ドラム50から離間する離間位置に移動させる。第1当接部材66Bとケース65の間には、スライド部材66を左に向けて付勢するバネ67が配置されている。
図3に戻り、カムフォロワ170は、第1カムフォロワ170Kと、第2カムフォロワ170Yと、第3カムフォロワ170Mと、第4カムフォロワ170Cとを含む。
第1カムフォロワ170Kは、第1カム150Kの回転により、第1現像カートリッジ60Kを押圧して第1現像カートリッジ60Kを離間位置に位置させる押圧位置と、第1現像カートリッジ60Kを接触位置に位置させる非押圧位置との間でスライド移動する。第1カムフォロワ170Kは、回転する第1カム150Kの後述するカム面154により押圧位置と非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動する。
第2カムフォロワ170Yは、第2カム150Yの回転により、第2現像カートリッジ60Yを押圧して第2現像カートリッジ60Yを離間位置に位置させる押圧位置と、第2現像カートリッジ60Yを接触位置に位置させる非押圧位置との間でスライド移動する。第2カムフォロワ170Yは、回転する第2カム150Yのカム面154により押圧位置と非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動する。
第3カムフォロワ170Mは、第3カム150Mの回転により、第3現像カートリッジ60Mを押圧して第3現像カートリッジ60Mを離間位置に位置させる押圧位置と、第3現像カートリッジ60Mを接触位置に位置させる非押圧位置との間でスライド移動する。第3カムフォロワ170Mは、回転する第3カム150Mのカム面154により押圧位置と非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動する。
第4カムフォロワ170Cは、第4カム150Cの回転により、第4現像カートリッジ60Cを押圧して第4現像カートリッジ60Cを離間位置に位置させる押圧位置と、第4現像カートリッジ60Cを接触位置に位置させる非押圧位置との間でスライド移動する。第4カムフォロワ170Cは、回転する第4カム150Cのカム面154により押圧位置と非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動する。
カム150(第1カム150K、第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150C)は、端面カムである。各カム150は、円板部151と、ギヤ部152と、カム部153とを有している。
円板部151は、中央に回転軸線方向に貫通する貫通穴151Aを有している。
画像形成装置1は、4つの第2シャフト159をさらに備える。第2シャフト159は、対応するカム150(第1カム150K、第2カム150Y、第3カム150M、第4カム150C)を回転可能に支持する。第2シャフト159は、筐体10に設けられている。カム150は、円板部151の貫通穴151Aが第2シャフト159に係合することで、筐体10に回転可能に支持されている。
ギヤ部152は、円板部151の外周に形成されている。
カム部153は、円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。カム部153は、カムフォロワ170を押圧位置と非押圧位置との間で移動させることで、現像カートリッジ60を離間位置と接触位置との間で移動させるカム面154を有している。各カム150(第1カム150K、第2カム150Y、第3カム150M、第4カム150C)のカム面154は、図5(a)に第1カム150Kを代表して示すように、第1案内面154Aと、保持面154Bと、第2案内面154Cとを有している。
第1案内面154Aは、カム150が第1回転方向R1に回転する場合に対応するカムフォロワ170を非押圧位置から押圧位置に移動させる。例えば、第1カム150Kの第1案内面154Aは、第1カム150Kが第1回転方向R1に回転する場合に第1カムフォロワ170Kを非押圧位置から押圧位置に移動させる。第1案内面154Aは、カム150の回転方向に対して傾斜している。第1案内面154Aは、第1回転方向R1の下流端から上流端に向かうにつれて円板部151から離れるように傾斜している。
制御部2は、第1現像カートリッジ60Kを接触位置と離間位置との間で移動させる場合に第1カム150Kを第1回転方向R1に回転させる。また、制御部2は、第2現像カートリッジ60Y、第3現像カートリッジ60Mおよび第4現像カートリッジ60Cを接触位置と離間位置との間で移動させる場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを第1回転方向R1に回転させる(図3参照)。
保持面154Bは、対応するカムフォロワ170を押圧位置に保持する。例えば、第1カム150Kの保持面154Bは、第1カムフォロワ170Kを押圧位置に保持する(図7参照)。保持面154Bは、カム150の回転方向に対して略平行である。なお、後で参照する図6(b)などでは、保持面154Bにドットハッチを付している。
第2案内面154Cは、カム150が第1回転方向R1に回転する場合に対応するカムフォロワ170を押圧位置から非押圧位置に移動させる。例えば、第1カム150Kの第2案内面154Cは、第1カム150Kが第1回転方向R1に回転する場合に第1カムフォロワ170Kを押圧位置から非押圧位置に移動させる。第2案内面154Cは、カム150の回転方向に対して傾斜している。第2案内面154Cは、第1回転方向R1の下流端から上流端に向かうにつれて円板部151に近づくように傾斜している。
カム150の回転方向に対する第2案内面154Cの角度は、カム150の回転方向に対する第1案内面154Aの角度よりも大きい。例えば、第1カム150Kの回転方向に対する第2案内面154Cの角度は、第1カム150Kの回転方向に対する第1案内面154Aの角度よりも大きい。言い換えると、第2案内面154Cの勾配は、第1案内面154Aの勾配よりも大きい。
図6に示すように、カムフォロワ170(第1カムフォロワ170K、第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170C)は、第1シャフト171と、接触アーム172と、規制アーム173とを有している。
第1シャフト171は、回転軸線方向にスライド移動可能に支持されている。詳しくは、第1シャフト171は、円筒形状を有する。第1シャフト171は、回転軸線方向に延びる第2シャフト159(図3参照)と係合していることで、回転軸線方向にスライド移動可能に支持されている。これにより、カムフォロワ170は、図6に示す非押圧位置と、図7に示す押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動可能である。カムフォロワ170は、図示しないバネにより押圧位置から非押圧位置に向けて付勢されている。
図7に示すように、接触アーム172は、対応するカム150(第1カム150K、第2カム150Y、第3カム150M、第4カム150C)のカム面154に接触する部分である。接触アーム172は、第1シャフト171から第1シャフト171の径方向外側に向けて延びている。なお、図7(b)などでは、接触アーム172にドットハッチを付している。そして、ドットハッチを付した接触アーム172と保持面154Bとが重なる状態では、カムフォロワ170は押圧位置に位置し、対応する現像カートリッジ60は離間位置に位置する。
規制アーム173は、接触アーム172とは別のアームであり、第1シャフト171から第1シャフト171の径方向外側に向けて延びている。規制アーム173は、回転軸線方向から見て、第1シャフト171から接触アーム172とは略反対側に向けて延びている。図6(a)に示すように、規制アーム173は、カム部153(カム面154)に接触しないように、回転軸線方向において、接触アーム172とは異なる位置に配置されている。詳しくは、規制アーム173は、カムフォロワ170が非押圧位置に位置する状態で、回転軸線方向において、カム部153とは異なる位置に配置されている。回転するカム150のカム部153は、円板部151と規制アーム173との間の位置を通過し、規制アーム173とは接触しない。
画像形成装置1は、カムフォロワ170(第1カムフォロワ170K、第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170M、第4カムフォロワ170C)の第1シャフト171まわりの回転を規制するストッパ179をさらに備える。ストッパ179は、一対の棒状の部材であり、各カムフォロワ170に対応して設けられている(図3参照)。ストッパ179は、筐体10に設けられている。ストッパ179は、対応するカムフォロワ170の規制アーム173を第1シャフト171の周方向における両側から挟むように配置されている。これにより、カムフォロワ170(第1カムフォロワ170K、第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170M、第4カムフォロワ170C)は、第1シャフト171まわりの回転が規制されている。
図2に示すように、カムフォロワ170の第1シャフト171は、回転軸線方向から見て、対応するカム150の外周の内側に配置されている。詳しくは、第1カムフォロワ170Kの第1シャフト171は、回転軸線方向から見て、第1カム150Kの外周の内側に配置されている。第2カムフォロワ170Yの第1シャフト171は、回転軸線方向から見て、第2カム150Yの外周の内側に配置されている。第3カムフォロワ170Mの第1シャフト171は、回転軸線方向から見て、第3カム150Mの外周の内側に配置されている。第4カムフォロワ170Cの第1シャフト171は、回転軸線方向から見て、第4カム150Cの外周の内側に配置されている。
画像形成装置1は、印刷を実行する前の待機状態において、すべての現像カートリッジ60が離間位置に位置している。このとき、図7に示すように、カムフォロワ170は、接触アーム172がカム150の保持面154Bに接触する押圧位置に位置する。
印刷を実行する場合、制御部2は、印刷に用いるトナーの色に応じて第1電磁クラッチ141Aや第2電磁クラッチ141Bを伝達状態としてカム150を第1回転方向R1に回転させる。これにより、カムフォロワ170は、接触アーム172が保持面154Bから第2案内面154Cに案内され、第2案内面154C上を摺接してカム面154から外れる。これにより、カムフォロワ170は、図示しないバネの付勢力によって押圧位置から図6に示す非押圧位置にスライド移動し、対応する現像カートリッジ60が離間位置から接触位置に移動する。現像カートリッジ60が接触位置に移動したら、制御部2は、第1電磁クラッチ141Aや第2電磁クラッチ141Bを切断状態とし、カム150の回転を停止させる。
現像ローラ61による現像が終了した場合、制御部2は、第1電磁クラッチ141Aや第2電磁クラッチ141Bを伝達状態としてカム150を再び第1回転方向R1に回転させる。これにより、カムフォロワ170の接触アーム172は、カム面154の第1案内面154Aに接触し、第1案内面154A上を摺接して、保持面154Bに接触する。これにより、カムフォロワ170は、非押圧位置から図7に示す押圧位置にスライド移動し、対応する現像カートリッジ60が接触位置から離間位置に移動する。現像カートリッジ60が離間位置に移動したら、制御部2は、第1電磁クラッチ141Aや第2電磁クラッチ141Bを切断状態とし、カム150の回転を停止させる。
第2カム150Yのカム面154、第3カム150Mのカム面154および第4カム150Cのカム面154は、図8に示すように、第2カムフォロワ170Yが押圧位置に移動したタイミングt1よりも後のタイミングt2で第3カムフォロワ170Mが非押圧位置から押圧位置に向けて移動し始めるように設けられている。また、第2カム150Yのカム面154、第3カム150Mのカム面154および第4カム150Cのカム面154は、第3カムフォロワ170Mが押圧位置に移動したタイミングt3よりも後のタイミングt4で第4カムフォロワ170Cが非押圧位置から押圧位置に向けて移動し始めるように設けられている。
また、第2カム150Yのカム面154、第3カム150Mのカム面154および第4カム150Cのカム面154は、第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cが同時に押圧位置に位置するタイミングt5~t8を有するように設けられている。
また、第2カム150Yのカム面154、第3カム150Mのカム面154および第4カム150Cのカム面154は、第2カムフォロワ170Yが押圧位置から非押圧位置に向けて移動するタイミングと、第3カムフォロワ170Mが押圧位置から非押圧位置に向けて移動するタイミングと、第4カムフォロワ170Cが押圧位置から非押圧位置に向けて移動するタイミングが互いに重なるように設けられている(t8~t9)。
具体的には、図9に示すように、第3カム150Mは、第2カム150Yと連動して回転する。また、第4カム150Cは、第2カム150Yおよび第3カム150Mと連動して回転する。詳しくは、画像形成装置1は、アイドルギヤG1,G2を備え、アイドルギヤG1は、第2カム150Yのギヤ部152および第3カム150Mのギヤ部152と噛み合い、アイドルギヤG2は、第3カム150Mのギヤ部152および第4カム150Cのギヤ部152と噛み合う。これにより、第2モータM2(図2参照)からの駆動力が第2カム150Yに入力されると、カム150Y,150M,150Cは互いに連動して一体に回転する。
カム150Y,150M,150Cは、カム150の回転方向における保持面154Bの長さが、第4カム150C、第3カム150M、第2カム150Yの順に長くなっている。そして、カム150Y,150M,150Cは、カム150の回転方向における第2案内面154Cの位相が略揃っており、カム150の回転方向における第1案内面154Aの位相がずれている。詳しくは、第3カム150Mの第1案内面154Aは、第4カム150Cの第1案内面154Aよりも第1回転方向R1の上流に位置し、第2カム150Yの第1案内面154Aは、第3カム150Mの第1案内面154Aよりも第1回転方向R1の上流に位置している。
これにより、カムフォロワ170Y,170M,170Cが図9に示す非押圧位置に位置する状態からカム150Y,150M,150Cが第1回転方向R1に回転した場合、まず、第2カムフォロワ170Yが非押圧位置から押圧位置に移動することで第2現像カートリッジ60Yが接触位置から離間位置に移動し、次に、第3カムフォロワ170Mが非押圧位置から押圧位置に移動することで第3現像カートリッジ60Mが接触位置から離間位置に移動し、最後に、第4カムフォロワ170Cが非押圧位置から押圧位置に移動することで第4現像カートリッジ60Cが接触位置から離間位置に移動する。
また、カムフォロワ170Y,170M,170Cが図10に示す押圧位置に位置する状態からカム150Y,150M,150Cが第1回転方向R1に回転した場合、カムフォロワ170Y,170M,170Cが略同時に押圧位置から非押圧位置に移動することで現像カートリッジ60Y,60M,60Cが略同時に離間位置から接触位置に移動する。
次に、第1現像ローラ61Kへの駆動力の伝達と切断を切り替える機構について説明する。
図2に示すように、第1現像駆動ギヤ列120は、遊星歯車機構180と、アイドルギヤ122と、第1カップリングギヤ126Kとを備える。
図11に示すように、遊星歯車機構180は、入力要素180Aと、出力要素180Bと、伝達要素180Cとを有する。入力要素180A、出力要素180Bおよび伝達要素180Cは、同軸で回転可能である。
詳しく説明すると、遊星歯車機構180は、サンギヤ181と、リングギヤ182と、キャリア183と、4つのプラネタリギヤ184とを有する。遊星歯車機構180は、入力要素180A、出力要素180Bおよび伝達要素180Cのうち、1つがサンギヤ181を有し、サンギヤ181を有する要素以外の1つがリングギヤ182を有し、残りの1つがキャリア183を有する。実施形態では、伝達要素180Cがサンギヤ181を有し、入力要素180Aがリングギヤ182を有し、出力要素180Bがキャリア183を有する。
入力要素180Aは、第1モータM1(図2参照)からの駆動力が入力される要素である。入力要素180Aは、リングギヤ182と、リングギヤ182の外周に形成された第1外周ギヤ185とを有する。入力要素180Aは、第1外周ギヤ185に第1モータM1からの駆動力が入力される。
出力要素180Bは、第1現像ローラ61Kに向けて駆動力を出力する要素である。出力要素180Bは、キャリア183と、キャリア183の外周に形成された第2外周ギヤ186とを有する。また、キャリア183は、プラネタリギヤ184を回転可能に支持する4つのシャフト部183Aを有する。
伝達要素180Cは、回転が規制された場合に入力要素180Aから出力要素180Bに駆動力を伝達可能とし、回転が規制されない場合に入力要素180Aから出力要素180Bに駆動力を伝達しないように構成された要素である。伝達要素180Cは、サンギヤ181と、サンギヤ181と一体に回転する回転板187と、回転板187の外周に形成された爪部188とを有する。
プラネタリギヤ184は、キャリア183のシャフト部183Aに回転可能に支持されている。プラネタリギヤ184は、サンギヤ181と噛み合うとともに、リングギヤ182と噛み合う。
遊星歯車機構180は、伝達要素180Cの回転が止められた状態では、第1外周ギヤ185に入力された駆動力を第2外周ギヤ186に伝達できる伝達状態となる。一方、伝達要素180Cが回転可能な状態では、第1外周ギヤ185に入力された駆動力を第2外周ギヤ186に伝達できない切断状態となる。遊星歯車機構180は、切断状態かつ第2外周ギヤ186に負荷がかかっている状態で第1外周ギヤ185に駆動力が入力された場合、出力要素180Bが回転せず、伝達要素180Cが空転する。
図2に戻り、アイドルギヤ122は、遊星歯車機構180の第2外周ギヤ186と噛み合う大径ギヤ122Lと、大径ギヤ122Lよりも歯数が少ない小径ギヤ122Sとを有する2段ギヤである。
第1カップリングギヤ126Kは、第1モータM1からの駆動力を第1現像カートリッジ60K(第1現像ローラ61K)に出力するギヤであり、アイドルギヤ122の小径ギヤ122Sと噛み合う。
図5(a)に示すように、第1カム150Kは、フランジ部155と、切替突起156とをさらに有している。
フランジ部155は、円板部151の外周に形成されている。フランジ部155は、ギヤ部152の回転軸線方向における一方側に位置する。フランジ部155は、回転軸線方向から見て、ギヤ部152と重なるように設けられている。フランジ部155は、円板部151の径方向において、ギヤ部152のギヤ歯の先端よりも外側まで延びている。
切替突起156は、切替レバー160(図7参照)と接触可能であり、切替レバー160を後述する第1伝達位置と第1切断位置との間で移動させる。切替突起156は、フランジ部155に配置されている。詳しくは、切替突起156は、フランジ部155から回転軸線方向の一方側に向けて突出している。切替突起156は、第1カム150Kの回転軸線方向における一方側の面に配置されている。第1実施形態では、カム面154(カム部153)は、切替突起156と同じ面、すなわち、第1カム150Kの回転軸線方向における一方側の面に配置されている。
図7(b)に示すように、切替突起156は、回転軸線方向から見て、第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向においてカム面154の保持面154Bと重なる位置に配置されている。詳しくは、切替突起156は、第1カム150Kの円周方向において、保持面154Bの第1回転方向R1の上流端部と重なる位置に配置されている。切替突起156は、カム部153から第1カム150Kの径方向外側に向けて延びるように設けられている。
図5(a)に示すように、切替突起156の回転軸線方向の長さは、回転軸線方向におけるフランジ部155から保持面154Bまでの距離よりも小さい。言い換えると、切替突起156は、回転軸線方向において、保持面154Bよりも円板部151の近くに位置している。
図6(b)に示すように、切替レバー160は、第1カム150Kの回転により、第1モータM1からの駆動力を第1現像ローラ61Kに伝達可能な状態にする第1伝達位置と、第1モータM1からの駆動力を第1現像ローラ61Kに伝達しない状態にする第1切断位置との間で移動可能である。切替レバー160は、回転支持部161と、回転支持部161から延びる第1アーム162と、回転支持部161から第1アーム162とは異なる方向に延びる第2アーム163とを有する。
回転支持部161は、筐体10に設けられた図示しないシャフトに回動可能に支持されている。これにより、切替レバー160は、図6に示す第1伝達位置と、図7に示す第1切断位置との間を揺動軸160Aの周りで揺動可能である。切替レバー160は、図示しないバネにより第1切断位置から第1伝達位置に向けて付勢されている。
第2アーム163の先端部は、伝達要素180Cの外周に向けて延びている。図6に示すように、切替レバー160は、第1伝達位置に位置する場合に、第2アーム163の先端部が伝達要素180Cの爪部188に係合して伝達要素180Cの回転を規制する。これにより、第1モータM1から遊星歯車機構180に入力された駆動力がアイドルギヤ122および第1カップリングギヤ126Kを介して第1現像カートリッジ60Kに伝達されるので、第1現像ローラ61Kが回転する。
また、図7に示すように、切替レバー160は、第1切断位置に位置する場合に、第2アーム163の先端部が伝達要素180Cの爪部188から離脱して伝達要素180Cの回転を規制しない。これにより、第1モータM1から遊星歯車機構180に入力された駆動力が第1現像カートリッジ60Kに伝達されないので、第1現像ローラ61Kは回転しない。
第1アーム162は、第1カム150Kの切替突起156と接触可能である。図6に示すように、切替レバー160は、第1アーム162が切替突起156と接触しなくなった場合に図示しないバネの付勢力によって第1伝達位置に揺動する。また、図7に示すように、切替レバー160は、第1アーム162が切替突起156と接触した場合に図示しないバネの付勢力に抗して第1切断位置に揺動する。
切替突起156は、第1現像カートリッジ60Kが接触位置に位置する場合に切替レバー160を第1伝達位置に位置させ、第1現像カートリッジ60Kが離間位置に位置する場合に切替レバー160を第1切断位置に揺動させる。これにより、第1現像ローラ61Kは、第1感光ドラム50Kに接触しているときに回転し、第1感光ドラム50Kから離間しているときに停止する。
切替突起156は、図8に示すように、第1現像カートリッジ60Kが離間位置に移動したタイミングt11よりも後のタイミングt12で切替レバー160を第1切断位置に移動させて第1現像ローラ61Kを停止させるように設けられている。また、切替突起156は、第1現像カートリッジ60Kが接触位置に移動するタイミングt14よりも前のタイミングt13で切替レバー160を第1伝達位置に移動させて第1現像ローラ61Kを回転させるように設けられている。
具体的には、図12(a)に示すように、切替突起156は、第1カムフォロワ170Kの接触アーム172が第1案内面154Aから保持面154Bに案内されて保持面154Bで保持された後に、図7(b)に示すように、第1アーム162に接触して切替レバー160を第1伝達位置から第1切断位置に揺動させるように設けられている。また、図12(b)に示すように、切替突起156は、第1カムフォロワ170Kの接触アーム172が保持面154Bから第2案内面154Cに案内される前に、第1アーム162から外れて切替レバー160を第1切断位置から第1伝達位置に揺動させるように設けられている。
次に、第2現像ローラ61Y、第3現像ローラ61Mおよび第4現像ローラ61Cへの駆動力の伝達と切断を切り替える機構について説明する。
図9に示すように、第2現像駆動ギヤ列130は、アイドルギヤ131,132と、入力ギヤ133と、移動ギヤ134と、出力ギヤ135と、第2カップリングギヤ136Yと、第3カップリングギヤ136Mと、アイドルギヤ137と、第4カップリングギヤ136Cとを備える。
アイドルギヤ131は、第3モータM3の出力軸に設けられたギヤMGと噛み合う大径ギヤ131Lと、大径ギヤ131Lよりも歯数が少ない小径ギヤ131S(図13参照)とを有する2段ギヤである。
アイドルギヤ132は、アイドルギヤ131の小径ギヤ131Sと噛み合う。
入力ギヤ133は、アイドルギヤ132と噛み合う。入力ギヤ133には、アイドルギヤ131,132を介して第3モータM3からの駆動力が入力される。
移動ギヤ134は、入力ギヤ133と噛み合う。移動ギヤ134は、実線で示した伝達位置としての第2伝達位置と、仮想線で示した切断位置としての第2切断位置との間で移動可能である。詳しくは、移動ギヤ134は、軸受134A(図13参照)に回転可能に支持されており、軸受134Aは、入力ギヤ133の周りを揺動可能となるように筐体10に支持されている。これにより、移動ギヤ134は、入力ギヤ133の周りを第2伝達位置と第2切断位置との間で揺動可能である。移動ギヤ134は、第2伝達位置に位置する場合に出力ギヤ135の大径ギヤ135Lと噛み合い、第2切断位置に位置する場合に出力ギヤ135の大径ギヤ135Lと噛み合わない。
出力ギヤ135は、第2現像ローラ61Y、第3現像ローラ61Mおよび第4現像ローラ61Cに向けて駆動力を出力するギヤである。出力ギヤ135は、移動ギヤ134と噛み合い可能な大径ギヤ135Lと、大径ギヤ135Lよりも歯数が少ない小径ギヤ135Sとを有する2段ギヤである。
第2カップリングギヤ136Yは、第3モータM3からの駆動力を第2現像カートリッジ60Y(第2現像ローラ61Y)に出力するギヤであり、出力ギヤ135の小径ギヤ135Sと噛み合う。
第3カップリングギヤ136Mは、第3モータM3からの駆動力を第3現像カートリッジ60M(第3現像ローラ61M)に出力するギヤであり、出力ギヤ135の小径ギヤ135Sと噛み合う。
アイドルギヤ137は、第3カップリングギヤ136Mと噛み合う。
第4カップリングギヤ136Cは、第3モータM3からの駆動力を第4現像カートリッジ60C(第4現像ローラ61C)に出力するギヤであり、アイドルギヤ137と噛み合う。
図13に示すように、画像形成装置1は、切替ギヤ列190をさらに備える。
切替ギヤ列190は、移動ギヤ134を第2伝達位置と第2切断位置との間で移動させる。切替ギヤ列190は、アイドルギヤ191,192,193と、切替カム194とを備える。
アイドルギヤ191は、第2カム150Yのギヤ部152と噛み合う大径ギヤ191Lと、大径ギヤ191Lよりも歯数が少ない小径ギヤ191Sを有する2段ギヤである。
アイドルギヤ192は、アイドルギヤ191の小径ギヤ191Sと噛み合う。
アイドルギヤ193は、アイドルギヤ192と噛み合う。
切替カム194は、回転することで移動ギヤ134を第2伝達位置と第2切断位置との間で移動させる板カムである。切替カム194は、ギヤ部194Aと、カム部194Bとを有している。
ギヤ部194Aは、アイドルギヤ193と噛み合う。これにより、切替カム194は、第2カム150Yと連動して回転する。
カム部194Bは、外周にカム面195を有している。カム面195は、第1保持面195Aと、切替面195Bと、第2保持面195Cとを有している。
第1保持面195Aは、移動ギヤ134を第2伝達位置に位置させる。なお、移動ギヤ134が第2伝達位置に位置する場合において、第1保持面195Aは、軸受134Aと接触していてもよいし、軸受134Aから離間していてもよい。
第2保持面195Cは、移動ギヤ134を第2切断位置に保持する(図14参照)。第1保持面195Aおよび第2保持面195Cは、切替カム194の回転軸線を中心とする円弧状の面である。切替カム194の回転軸線から第2保持面195Cまでの距離は、切替カム194の回転軸線から第1保持面195Aまでの距離よりも大きい。
切替面195Bは、移動ギヤ134を第2伝達位置から第2切断位置に移動させる。切替面195Bは、直線状の面であり、移動ギヤ134の回転方向(矢印参照)における、第1保持面195Aの上流端と第2保持面195Cの下流端を接続している。
切替カム194は、カム150Y,150M,150Cとともに回転する。移動ギヤ134が図13に示す第2伝達位置に位置する場合に切替カム194が図13の反時計回りに回転すると、切替面195Bが軸受134Aに接触し、切替面195Bによって移動ギヤ134が図の右側に向けて移動する。そして、図14に示すように、第2保持面195Cが軸受134Aに接触した場合、移動ギヤ134は、第2切断位置に到達する。
一方、移動ギヤ134が第2切断位置に位置する場合に切替カム194が図14の反時計回りに回転し、軸受134Aと第2保持面195Cとの接触が解除されて軸受134Aと第1保持面195Aとが向かい合うと、移動ギヤ134は、入力ギヤ133から受ける力によって第2切断位置から第2伝達位置に移動する。なお、移動ギヤ134は、例えば、バネにより第2切断位置から第2伝達位置に向けて付勢されていてもよい。
切替カム194は、現像カートリッジ60Y,60M,60Cが接触位置に位置する場合に移動ギヤ134を第2伝達位置に位置させ、現像カートリッジ60Y,60M,60Cが離間位置に位置する場合に移動ギヤ134を第2切断位置に揺動させる。これにより、現像ローラ61Y,61M,61Cは、対応する感光ドラム50Y,50M,50Cに接触しているときに回転し、対応する感光ドラム50Y,50M,50Cから離間しているときに停止する。
切替カム194は、図8に示すように、第4現像カートリッジ60Cが離間位置に移動したタイミングt5よりも後のタイミングt6で移動ギヤ134を第2切断位置に移動させて現像ローラ61Y,61M,61Cを停止させるように設けられている。また、切替カム194は、第2現像カートリッジ60Yが接触位置に移動するタイミングt9よりも前のタイミングt7で移動ギヤ134を第2伝達位置に移動させて現像ローラ61Y,61M,61Cを回転させるように設けられている。
次に、カバー11を開いたときに、強制的に、カムフォロワ170を非押圧位置に移動させて、現像カートリッジ60を接触位置に移動させる機構について説明する。
図15に示すように、画像形成装置1は、直動板200をさらに備える。また、第1カム150Kは、第1突起157Aを有し、第2カム150Yは、第2突起157Bを有し、第4カム150Cは、第3突起157Cを有している。
直動板200は、カバー11(図1参照)の閉鎖位置と開放位置との間の移動に連動して、カバー11が閉鎖位置にあるときの位置である第1位置と、カバー11が開放位置にあるときの位置である第2位置(図20(b)参照)との間を回転軸線方向と直交する方向に直動する。具体的には、直動板200は、カバー11の開閉動作に連動して、第1位置と第2位置との間を感光ドラム50が並ぶ方向である前後方向に直動可能である。第2位置は、第1位置よりも前の位置である。直動板200は、カバー11を開くことで第1位置から第2位置へ前に向けて移動し、カバー11を閉じることで第2位置から第1位置へ後に向けて移動する。
直動板200は、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kと接触して第1カム150Kを回転させて、第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。また、直動板200は、第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cの少なくとも1つが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させて第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cを非押圧位置に位置させる。
第1実施形態では、直動板200は、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kを第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転させて第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。また、直動板200は、少なくとも第2カムフォロワ170Yが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転させて第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cを非押圧位置に位置させる。
第1突起157Aは、直動板200と接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合に第1カム150Kを回転させる。第1突起157Aは、第1カム150Kの円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。詳しくは、第1突起157Aは、円板部151から、回転軸線方向において、カム部153や切替突起156(図5(a)参照)が配置された側とは反対側に向けて突出している。第1突起157Aは、第1カム150Kの回転軸線方向における他方側の面に配置されている。第1突起157Aは、円筒形状を有する。言い換えると、第1突起157Aは、直動板200の第1揺動片220Aと接触可能な円筒面を有する。
第2突起157Bは、直動板200と接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させる。第2突起157Bは、第2カム150Yの円板部151の側面から回転軸線方向の他方側に向けて突出している。第2突起157Bは、円筒形状を有する。言い換えると、第2突起157Bは、直動板200の第2揺動片220Bと接触可能な円筒面を有する。
第3突起157Cは、直動板200と接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させる。第3突起157Cは、第4カム150Cの円板部151の側面から回転軸線方向の他方側に向けて突出している。第3突起157Cは、円筒形状を有する。言い換えると、第3突起157Cは、直動板200の第1揺動片220Aまたは第3揺動片220Cと接触可能な円筒面を有する。
一例として、第1実施形態では、図17(a)に示すように、第1突起157Aは、回転軸線方向から見て、第1カム150Kの回転軸線を挟んで、第1カム150Kのカム面154と略反対の位置に配置されている。第2突起157Bは、回転軸線方向から見て、第2カム150Yの回転軸線を挟んで、第2カム150Yのカム面154と略反対の位置に配置されている。第3突起157Cは、回転軸線方向から見て、第4カム150Cの保持面154Bの第1回転方向R1の上流端部と略重なる位置に配置されている。
図15に示すように、直動板200は、直動板本体210と、揺動片220と、3つのバネ230とを有している。
直動板本体210は、カバー11の開閉動作に連動して前後に移動するように筐体10に支持されている。直動板本体210は、カバー11と図示しないリンクを介して連結されている。
揺動片220は、直動板本体210に支持されており、直動板本体210とともに前後に移動する。第1実施形態では、揺動片220は、第1接触片および第3接触片としての第1揺動片220Aと、第2接触片としての第2揺動片220Bと、第3揺動片220Cとを含む。第1実施形態では、第1揺動片220Aが「第1接触片」と「第3接触片」を兼ねる。
第1揺動片220Aは、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kの第1突起157Aと接触する。第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第1突起157Aと接触した場合に第1カム150Kを回転させて第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。
第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第4カム150Cの第3突起157Cと接触可能である。第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第3突起157Cと接触した場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させて第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cを非押圧位置に位置させる。
第2揺動片220Bは、第2突起157Bを有する第2カム150Yに対応する第2カムフォロワ170Yが押圧位置に位置する状態で、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第2カム150Yの第2突起157Bと接触可能である。第2揺動片220Bは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第2突起157Bと接触した場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させる。
第1実施形態では、第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に、第2揺動片220Bが第2突起157Bに接触した後のタイミングで第3突起157Cに接触するように設けられている。詳しくは、第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に、第2揺動片220Bが第2突起157Bから離間した後のタイミングで第3突起157Cに接触するように設けられている。
第3揺動片220Cは、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第4カム150Cの第3突起157Cと接触可能である。第3揺動片220Cは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第3突起157Cと接触した場合に第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cを回転させて第2カムフォロワ170Yを非押圧位置に位置させる。
揺動片220は、直動板本体210に揺動可能に支持されている。詳しくは、揺動片220は、直動板本体210に設けられた揺動シャフト211に揺動可能に支持されている。揺動片220は、実線で示した作用位置と、仮想線で示した退避位置との間で揺動可能である。直動板本体210は、揺動片220の揺動範囲を規定するための第1揺動規制部212および第2揺動規制部213を有する。揺動片220は、作用位置に位置する場合に第1揺動規制部212に接触し、退避位置に位置する場合に第2揺動規制部213に接触する。各揺動片220は、対応するバネ230により退避位置から作用位置に向けて付勢されている。
揺動片220(第1揺動片220A、第2揺動片220Bおよび第3揺動片220C)は、直動板200の直動方向と略直交する第1接触面221と、直動板200の直動方向に対して傾斜した第2接触面222とを有している。
第1揺動片220Aの第1接触面221は、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kの第1突起157Aと接触する。また、第1揺動片220Aの第1接触面221は、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第4カム150Cの第3突起157Cと接触可能である。第2揺動片220Bの第1接触面221は、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第2カム150Yの第2突起157Bと接触可能である。第3揺動片220Cの第1接触面221は、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第4カム150Cの第3突起157Cと接触可能である。
第2接触面222は、直動板200が第2位置から第1位置に移動する場合、すなわち、カバー11を閉じる場合に第1突起157A、第2突起157B、第3突起157Cと接触可能である。図16(a)に示すように、例えば、第1揺動片220Aは、直動板200が第2位置から第1位置へ前から後に向けて移動するときに第2接触面222が第1突起157Aに接触した場合、作用位置から、図16(b)に示すように、退避位置に退避することで第1カム150Kを回転させない。
第1揺動片220Aの第2接触面222が第2カム150Yの第2突起157Bに接触した場合や第4カム150Cの第3突起157Cに接触した場合も同様である。また、第3揺動片220Cの第2接触面222が第2カム150Yの第2突起157Bに接触した場合や第4カム150Cの第3突起157Cに接触した場合も同様である。さらに、第2揺動片220Bの第2接触面222が第2カム150Yの第2突起157Bに接触した場合も同様である。
次に、直動板200の作用について説明する。
画像形成装置1は、印刷を実行する前の待機状態や、印刷が正常に終了した後において、すべての現像カートリッジ60が離間位置に位置する。このとき、図17(a)に示すように、カムフォロワ170は、接触アーム172が対応するカム150の保持面154Bに接触する押圧位置に位置する。接触アーム172は、保持面154Bの第1回転方向R1の下流端部に接触している。この状態において、第1位置に位置する直動板200の第1揺動片220Aは、第1カム150Kの第1突起157Aと接触可能であり、第2揺動片220Bは、第2カム150Yの第2突起157Bと接触可能である。
図17(b)に示すように、カバー11を閉鎖位置から開放位置に向けて回動していくと、これに連動して、直動板200が第1位置から第2位置に向けて前に移動する。そうすると、まず、直動板200の第2揺動片220Bが第2カム150Yの第2突起157Bに接触する。直動板200がさらに前に移動すると、第2突起157Bが第2揺動片220Bによって押されることで、第2カム150Y、第3カム150Mおよび第4カム150Cが連動して第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転する。
これにより、カムフォロワ170Y,170M,170Cの接触アーム172が対応するカム150Y,150M,150Cの保持面154B上を第1案内面154Aに向けて摺接する。そして、まず、第4カムフォロワ170Cの接触アーム172が第4カム150Cの保持面154Bから第1案内面154Aに案内され、第1案内面154A上を摺接してカム面154から外れる。これにより、第4カムフォロワ170Cが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、第4現像カートリッジ60Cが離間位置から接触位置に移動する。
図18(a)に示すように、直動板200の移動およびカム150Y,150M,150Cの回転により第2突起157Bが第2揺動片220Bによって押されなくなると、カム150Y,150M,150Cの回転が止まる。このとき、第4カムフォロワ170Cは、非押圧位置に位置し、第3カムフォロワ170Mは、接触アーム172が第3カム150Mの第1案内面154A上に位置し、第2カムフォロワ170Yは、接触アーム172が第2カム150Yの保持面154B上に位置してまだ押圧位置に位置する。
第2突起157Bが第2揺動片220Bによって押されなくなると、今度は直動板200の第1揺動片220Aが第1カム150Kの第1突起157Aに接触する。図18(b)に示すように、直動板200がさらに前に移動すると、第1突起157Aが第1揺動片220Aによって押されることで、第1カム150Kが第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転する。
これにより、第1カムフォロワ170Kの接触アーム172が第1カム150Kの保持面154B上を第1案内面154Aに向けて摺接する。そして、第1カムフォロワ170Kの接触アーム172が第1カム150Kの保持面154Bから第1案内面154Aに案内され、図19(a)に示すように、第1案内面154A上を摺接する。これにより、第1カムフォロワ170Kが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、第1現像カートリッジ60Kが離間位置から接触位置に移動する。
直動板200の移動および第1カム150Kの回転により第1突起157Aが第1揺動片220Aによって押されなくなると、第1カム150Kの回転が止まる。このとき、第2揺動片220Bは、第2カム150Yの第2突起157Bから離間している。
図19(b)に示すように、直動板200がさらに前に移動すると、今度は第1揺動片220Aが第4カム150Cの第3突起157Cに接触する。直動板200がさらに前に移動すると、第3突起157Cが第1揺動片220Aによって押されることで、カム150Y,150M,150Cが再び第2回転方向R2に回転する。
これにより、まず、第3カムフォロワ170Mの接触アーム172が第3カム150Mの第1案内面154A上を摺接してカム面154から外れる。これにより、第3カムフォロワ170Mが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、第3現像カートリッジ60Mが離間位置から接触位置に移動する。その後、第2カムフォロワ170Yの接触アーム172が第2カム150Yの保持面154Bから第1案内面154Aに案内され、第1案内面154A上を摺接して、図20(a)に示すように、カム面154から外れる。これにより、第2カムフォロワ170Yが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、第2現像カートリッジ60Yが離間位置から接触位置に移動する。
図20(b)に示すように、カバー11が開かれて開放位置に位置すると、直動板200は第2位置に位置する。このとき、すべてのカムフォロワ170が非押圧位置に位置し、すべての現像カートリッジ60が接触位置に位置する。
図21に示すように、画像形成装置1が印刷の途中で停止するなどして、第2カムフォロワ170Yが非押圧位置にスライド移動した直後の位相でカム150Y,150M,150Cが停止した場合、第1位置に位置する直動板200の第3揺動片220Cが、第4カム150Cの第3突起157Cと接触可能となる。
この状態で、カバー11を開いて直動板200が第1位置から第2位置に向けて前に移動すると、第3揺動片220Cが第3突起157Cに接触し、第3突起157Cが第3揺動片220Cによって押されることで、カム150Y,150M,150Cが第2回転方向R2に回転する。これにより、第2カムフォロワ170Yの接触アーム172が第2カム150Yの保持面154Bから第1案内面154Aに案内され、第1案内面154A上を摺接してカム面154から外れる。これにより、第2カムフォロワ170Yが押圧位置から非押圧位置にスライド移動する。
次に、第1実施形態の画像形成装置1の効果について説明する。
第1カムフォロワ170Kの第1シャフト171が回転軸線方向から見て第1カム150Kの外周の内側に配置されているので、回転軸線方向から見て、第1カム150Kと第1カムフォロワ170Kをコンパクトに配置することができる。
また、第2カムフォロワ170Yの第1シャフト171が回転軸線方向から見て第2カム150Yの外周の内側に配置されているので、回転軸線方向から見て、第2カム150Yと第2カムフォロワ170Yをコンパクトに配置することができる。また、第3カムフォロワ170Mの第1シャフト171が回転軸線方向から見て第3カム150Mの外周の内側に配置されているので、回転軸線方向から見て、第3カム150Mと第3カムフォロワ170Mをコンパクトに配置することができる。また、第4カムフォロワ170Cの第1シャフト171が回転軸線方向から見て第4カム150Cの外周の内側に配置されているので、回転軸線方向から見て、第4カム150Cと第4カムフォロワ170Cをコンパクトに配置することができる。
これにより、複数のカム150と複数のカムフォロワ170を備える構成で、回転軸線方向から見て、カム150とカムフォロワ170をコンパクトに配置することができる。
また、カムフォロワ170の第1シャフト171が、カム150を回転可能に支持する第2シャフト159と係合してスライド移動可能であるので、回転軸線方向から見て、カム150と、第1シャフト171から延びる接触アーム172や規制アーム173を有するカムフォロワ170をよりコンパクトに配置することができる。
また、カムフォロワ170は、第1シャフト171まわりの回転が規制されているので、カム150の回転運動を効率よくカムフォロワ170のスライド運動に変換することができる。
また、規制アーム173を挟むストッパ179により、カムフォロワ170の第1シャフト171まわりの回転を確実に規制することができる。
また、カバー11を開くことで直動板200によって第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させることができる。これにより、第1現像カートリッジ60Kを着脱する場合に、第1現像カートリッジ60Kと第1カムフォロワ170Kとが干渉するのを抑制することができる。
また、カバー11を開くことで直動板200によって第2カムフォロワ170Y、第3カムフォロワ170Mおよび第4カムフォロワ170Cを非押圧位置に位置させることができる。これにより、第2現像カートリッジ60Yなどを着脱する場合に、現像カートリッジ60Y,60M,60Cと対応するカムフォロワ170Y,170M,170Cとが干渉するのを抑制することができる。
また、直動板200がカム150の突起157A,157B,157Cと接触した場合にカム150を回転させる揺動片220を有するので、直動板200の直線運動をカム150の回転運動に変換することができる。
また、揺動片220が第1接触面221を有するので、第1位置から第2位置に移動する直動板200の揺動片220とカム150の突起157A,157B,157Cとをカム150が所定の位相範囲に位置する状態で確実に当接させることができる。
また、直動板200が第2位置から第1位置に移動するときにカムフォロワ170の位置が、直動板200が移動する前の位置から変化するのを抑制することができる。詳しくは、カバー11を閉じるときに揺動片220が突起157A,157B,157Cに接触した場合には、揺動片220が退避することでカム150を回転させないので、対応するカムフォロワ170の位置が、カバー11を閉じる前の位置から変化するのを抑制することができる。
また、カム150の突起157A,157B,157Cが、揺動片220と接触可能な円筒面を有するので、カム150が回転しても突起157A,157B,157Cと揺動片220を同じ接触状態で連続的に接触させ続けることができる。これにより、直動板200の直線運動を効率よくカム150の回転運動に変換することができる。
また、カム150の回転方向に対する第2案内面154Cの角度が第1案内面154Aの角度よりも大きいので、第2案内面の角度が第1案内面の角度と略同じである場合と比較して、カム150の回転方向におけるカム面154の長さを短くすることができる。これにより、カムフォロワ170を非押圧位置と押圧位置との間でスライド移動させるのに必要なカム150の回転角度を小さくすることができる。また、カム150を小型化することができる。
また、カムフォロワ170Y,170M,170Cが非押圧位置から押圧位置に移動するタイミングが互いにずれているので、カムフォロワ170Y,170M,170Cに力がかかるタイミングをずらすことができる。これにより、カム150Y,150M,150Cを駆動させるための駆動力が大きくなるのを抑制することができる。補足すると、カムフォロワ170が非押圧位置から、対応する現像カートリッジ60を押圧する押圧位置に移動するときには、カムフォロワ170に力がかかるので、カムフォロワ170がスライド移動しにくくなるとともに、対応するカム150が回転しにくくなる。カムフォロワ170Y,170M,170Cが非押圧位置から押圧位置に移動するタイミングが重なっていると、カム150Y,150M,150Cを駆動させるために大きな駆動力が必要となるが、第1実施形態では、カム150Y,150M,150Cを駆動させるための駆動力が大きくなるのを抑制することができる。
また、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に、第2揺動片220Bによってカム150Y,150M,150Cを回転させた後、さらに第1揺動片220Aによってカム150Y,150M,150Cを回転させるので、回転方向におけるカム面154の長さが長い第2カム150Yを確実に回転させて、第2カムフォロワ170Yを押圧位置から非押圧位置に確実に移動させることができる。
また、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に、第2揺動片220Bが第2カム150Yの第2突起157Bから離間した後のタイミングで、第1揺動片220Aが第4カム150Cの第3突起157Cに接触するので、直動板200やカム150Y,150M,150Cをスムーズに動作させることができる。補足すると、第2揺動片220Bが第2突起に接触している途中で第1揺動片220Aが第3突起に接触すると、揺動片220とカムの突起との接触によって発生する摩擦が大きくなり、直動板200やカム150Y,150M,150Cの動作を妨げる可能性があるが、第1実施形態では、そのような摩擦の増加を抑えることができるので、直動板200やカム150Y,150M,150Cをスムーズに動作させることができる。
また、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合にカム150を通常制御時の第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転させるので、直動板200の動作荷重を小さくすることができる。補足すると、特に第2カムフォロワ170Yが非押圧位置にスライド移動した直後の位相(図21参照)から、直動板が第1位置から第2位置に移動する場合にカム150を第1回転方向R1に回転させると、第2カムフォロワ170Yを非押圧位置に移動させるまでに、カムフォロワ170M,170Cをカム面154によって一旦、非押圧位置から押圧位置に移動させる必要があり、直動板の動作荷重が大きくなる。第1実施形態では、カムフォロワ170M,170Cを一旦、非押圧位置から押圧位置に移動させる必要がないので、直動板200の動作荷重を小さくすることができる。これにより、ユーザがカバー11を開くときの操作荷重を小さくすることができる。
また、カムフォロワ170Y,170M,170Cが押圧位置から非押圧位置に向けて移動するタイミングが互いに重なるので、カム150Y,150M,150Cの回転方向におけるカム面154の長さを短くすることができる。これにより、カムフォロワ170Y,170M,170Cを非押圧位置と押圧位置との間でスライド移動させるのに必要なカム150Y,150M,150Cの回転角度を小さくすることができる。また、カム150Y,150M,150Cを小型化することができる。
また、移動ギヤ134と切替カム194により、現像カートリッジ60Y,60M,60Cが接触位置に位置する状態で現像ローラ61Y,61M,61Cを回転させ、現像カートリッジ60Y,60M,60Cが離間位置に位置する状態で現像ローラ61Y,61M,61Cを停止させることができる。これにより、現像ローラ61Y,61M,61Cが必要以上に回転するのを抑制することができる。これにより、例えば、現像ローラ61Y,61M,61Cやトナーなどの劣化を抑制することができる。
また、第1カム150Kが、カム面154と、回転軸線方向の一方側の面に配置された切替突起156と、回転軸線方向の他方側の面に配置された第1突起157Aとを有するので、第1カム150Kの大型化を抑制することができる。さらに、第1カム150Kに、第1カムフォロワ170Kを押圧位置と非押圧位置との間でスライド移動させる機能と、切替レバー160を動作させる機能と、直動板200によって第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる機能とを持たせることができる。これにより、第1カムフォロワ170Kに直動板200と接触する部分を設ける必要がないので、この部分を回動させるためのスペースを確保する必要がない。これにより、第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる機能を実現しつつ、第1カム150Kと第1カムフォロワ170Kをコンパクトに配置することができる。
また、第1カム150Kのカム面154が、第1カム150Kの回転軸線方向の一方側の面に配置されているので、カム面154の反対側の面に配置された第1突起157Aの配置の自由度を高めることができる。これにより、第1カム150Kの大型化を抑制したり、第1カム150Kと直動板200をコンパクトに配置したりすることができる。
また、切替突起156が第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向においてカム部153の保持面154Bと重なる位置に配置されているので、第1カム150Kや第1カムフォロワ170Kをコンパクトな構成とすることができる。補足すると、円周方向において切替突起と保持面154Bが重なる位置に配置されていない場合、切替突起と、非押圧位置に位置する第1カムフォロワ170Kの接触アームとが干渉しないように、切替突起と接触アームとを回転軸線方向にずらして配置する必要がある。第1実施形態では、切替突起156と接触アーム172とを回転軸線方向にずらして配置する必要がないので、第1カム150Kや第1カムフォロワ170Kをコンパクトな構成とすることができる。これにより、第1カム150Kと第1カムフォロワ170Kをよりコンパクトに配置することができる。
また、切替突起156がフランジ部155に配置されているので、カム面154を円板部151の外周近くに配置することができる。これにより、第1カム150Kの大型化を抑制しつつ、第1カム150Kの回転方向におけるカム面154の長さを確保することができる。
また、第1モータM1と第2モータM2とが別に設けられているので、第1モータM1から駆動力が伝達される第1現像ローラ61Kの回転および停止と、第2モータM2から駆動力が伝達される第1カム150Kの回転および停止とを別に制御することができる。また、第3モータM3が第2モータM2とは別に設けられているので、第3モータM3から駆動力が伝達される現像ローラ61Y,61M,61Cの回転および停止と、第2モータM2から駆動力が伝達されるカム150Y,150M,150Cの回転および停止とを別に制御することができる。
また、第1現像カートリッジ60Kが接触位置に移動する前のタイミングで切替レバー160を第1伝達位置に移動させるように切替突起156が設けられているので、第1現像ローラ61Kが第1感光ドラム50Kに接触する前に第1現像ローラ61Kを回転させることができる。また、第1現像カートリッジ60Kが離間位置に移動した後のタイミングで切替レバー160を第1切断位置に移動させるように切替突起156が設けられているので、第1現像ローラ61Kが第1感光ドラム50Kから離間した後に第1現像ローラ61Kを停止させることができる。
また、第2現像カートリッジ60Yが接触位置に移動する前のタイミングで移動ギヤ134を第2伝達位置に移動させるように切替カム194が設けられているので、第2現像ローラ61Yが第2感光ドラム50Yに接触する前に現像ローラ61Y,61M,61Cを回転させることができる。また、第4現像カートリッジ60Cが離間位置に移動した後のタイミングで移動ギヤ134を第2切断位置に移動させるように切替カム194が設けられているので、第4現像ローラ61Cが第4感光ドラム50Cから離間した後に現像ローラ61Y,61M,61Cを停止させることができる。
これにより、例えば、現像ローラ61を感光ドラム50に接触させた後に現像ローラ61と感光ドラム50を同時に回転させ始め、また、現像ローラ61と感光ドラム50を同時に停止させた後に現像ローラ61を感光ドラム50から離間させるというような制約が生じない。また、例えば、現像ローラ61の接触と離間のタイミングにかかわらず、感光ドラム50の回転と停止のタイミングを設定することができる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下では、先に説明した実施形態と異なる点について説明し、同じ点については、例えば、同様の要素に同じ符号を付すなどして適宜説明を省略する。
図22に示すように、第2実施形態の第1カム150Kは、円板部151と、ギヤ部152と、カム部253と、フランジ部255と、切替突起256と、第1突起257とを有している。
切替突起256は、切替レバー260と接触可能であり、切替レバー260を第1伝達位置(図23参照)と第1切断位置(図24参照)との間で移動させる。切替突起256は、円板部151から回転軸線方向の一方側に向けて突出している。切替突起256は、第1カム150Kの回転軸線方向における一方側の面に配置されている。
フランジ部255は、円板部151の外周に形成されている。フランジ部255は、ギヤ部152の回転軸線方向における他方側に位置する。フランジ部255は、回転軸線方向から見て、ギヤ部152と重なるように設けられている。フランジ部255は、円板部151の径方向において、ギヤ部152のギヤ歯の先端よりも外側まで延びている。
第1突起257は、直動板200と接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合に第1カム150Kを回転させる。第1突起257は、フランジ部255に配置されている。詳しくは、第1突起257は、フランジ部255から回転軸線方向の他方側に向けて突出している。第1突起257は、第1カム150Kの回転軸線方向における他方側の面に配置されている。
カム部253は、円板部151から回転軸線方向の他方側に向けて突出している。カム部253は、カム面154を有している。第2実施形態では、カム面154は、第1カム150Kの回転軸線方向における他方側の面に配置されている。第2実施形態では、カム面154は、第1突起257と同じ面に配置されている。図23(b)に示すように、第1突起257は、回転軸線方向から見て、第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向においてカム面154の保持面154Bと重なる位置に配置されている。第1突起257とカム部253は、カム部253から第1カム150Kの径方向外側に向けて延びるように設けられたリブ258によって接続されている。
切替レバー260は、図23に示す、伝達要素180Cの爪部188に係合して駆動力を第1現像ローラ61Kに伝達可能な状態にする第1伝達位置と、図24に示す、爪部188から離脱して駆動力を第1現像ローラ61Kに伝達しない状態にする第1切断位置との間を揺動軸260Aの周りで揺動可能である。図25(a)に示すように、切替レバー260は、第1レバー261と、第2レバー262と、第1バネ263とを有している。
第1レバー261は、揺動軸260Aの周りで揺動可能であり、第1カム150Kの切替突起256に接触可能である。第1レバー261は、筐体10に揺動軸260Aの周りで揺動可能に支持される第1支持部261Aと、第1支持部261Aから延びる第1アーム261Bと、回転軸線方向に突出するレバー突起261Cとを有する。図25(b),(c)に示すように、第1レバー261は、揺動軸260Aの周りで第2レバー262に対しても相対的に揺動可能である。
第2レバー262は、揺動軸260Aの周りで揺動可能であり、遊星歯車機構180の伝達要素180Cに係合可能である。第2レバー262は、筐体10に揺動軸260Aの周りで揺動可能に支持される第2支持部262Aと、第2支持部262Aから延びる第2アーム262Bと、回転規制部262Cと、バネ掛け部262Dとを有する。第2アーム262Bの先端部は、伝達要素180Cの外周に向けて延びている。切替レバー260は、第2アーム262Bの先端部が伝達要素180Cの爪部188に係合した場合に伝達要素180Cの回転を規制する。回転規制部262Cは、第2支持部262Aから第2アーム262Bとは反対側に突出している。回転規制部262Cは、第1レバー261のレバー突起261Cが接触することによって、第1レバー261の第2レバー262に対する一方向の回転を規制する。
第1バネ263は、第2レバー262に設けられた回転規制部262Cが第1レバー261のレバー突起261Cに接触することにより第1レバー261が第2レバー262に対して回転しないように付勢する。第1バネ263は、例えば、トーションバネである。
図23(a)に示すように、画像形成装置1は、第2バネ269をさらに備える。第2バネ269は、切替レバー260を第1切断位置から第1伝達位置に向けて揺動させる方向に付勢する。詳しくは、第2バネ269は、第2レバー262を伝達要素180Cに向けて揺動させる方向に付勢する。第2バネ269は、引張コイルバネであり、一端が第2レバー262に設けられたバネ掛け部262Dに引っ掛けられ、他端が筐体10の、バネ掛け部262Dよりも後の位置に設けられた図示しないバネ掛け部に引っ掛けられている。これにより、第2バネ269は、第2レバー262を図23(a)の反時計回りに付勢する。
図23に示すように、第1現像カートリッジ60Kが接触位置に位置するとき、第1カムフォロワ170Kは、接触アーム172がカム面154から外れた非押圧位置に位置している。このとき、第1カム150Kの切替突起256は、切替レバー260の第1アーム261Bから離間しており、切替レバー260は、第2アーム262Bが伝達要素180Cの爪部188に係合する第1伝達位置に位置する。
図23に示す状態から、制御部2が第1カム150Kを第1回転方向R1に回転させると、接触アーム172がカム面154の第1案内面154Aに接触し、第1案内面154A上を摺接して、図24に示すように、保持面154Bに接触する。これにより、第1カムフォロワ170Kが非押圧位置から押圧位置に移動し、第1現像カートリッジ60Kが接触位置から離間位置に移動する。
また、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に移動すると、第1カム150Kの切替突起256が第1アーム261Bに接触し、切替レバー260が切替突起256によって押し動かされることで、第1伝達位置から第1切断位置に揺動する。これにより、第2アーム262Bが伝達要素180Cの爪部188から離脱する。現像カートリッジ60が離間位置に移動したら、制御部2は、第1カム150Kの回転を停止させる。
図24に示す状態から、制御部2が第1カム150Kを第1回転方向R1に回転させると、第1カムフォロワ170Kの接触アーム172が保持面154Bから第2案内面154Cに案内され、第2案内面154C上を摺接してカム面154から外れる。これにより、第1カムフォロワ170Kが押圧位置から非押圧位置に移動し、第1現像カートリッジ60Kが離間位置から接触位置に移動する。
また、第1カムフォロワ170Kが非押圧位置に移動すると、第1カム150Kの切替突起256が第1アーム261Bから離間し、切替レバー260が第2バネ269の付勢力によって第1切断位置から第1伝達位置に揺動する。これにより、第2アーム262Bが伝達要素180Cの爪部188に係合する。現像カートリッジ60が接触位置に移動したら、制御部2は、第1カム150Kの回転を停止させる。
図26(a)に示すように、直動板200は、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置へ前に移動する場合に第1カム150Kを第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転させて第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。
詳しくは、直動板200は、接触アーム172が保持面154Bに接触する状態で、第1位置から第2位置へ前に移動する場合に、第1揺動片220Aが第1突起257と接触する。そうすると、第1突起257が第1揺動片220Aによって押されることで、第1カム150Kが第1回転方向R1とは逆の第2回転方向R2に回転する。これにより、接触アーム172が保持面154Bから第1案内面154Aに案内され、第1案内面154A上を摺接し、カム面154から外れることで、第1カムフォロワ170Kが押圧位置から非押圧位置にスライド移動する。
切替レバー260の第2レバー262が伝達要素180Cの爪部188に係合している状態において、第1カム150Kが第2回転方向R2に回転すると、図26(b)に示すように、切替突起256が第1レバー261に接触し、第1レバー261が切替突起256によって押される。そうすると、第1レバー261が仮想線で示すように第1バネ263の付勢力に抗して第2レバー262に対して相対的に揺動する。これにより、第1カム150Kが第2回転方向R2に回転した場合に、切替レバー260に無理な力がかからないようにすることができる。
また、第2実施形態によれば、第1カム150Kのカム面154が、第1カム150Kの回転軸線方向の他方側の面に配置されているので、カム面154の反対側の面に配置された切替突起256の配置の自由度を高めることができる。これにより、第1カム150Kの大型化を抑制したり、第1カム150Kと切替レバー260をコンパクトに配置したりすることができる。
また、第1突起257が第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向においてカム部253の保持面154Bと重なる位置に配置されているので、第1カム150Kや第1カムフォロワ170Kをコンパクトな構成とすることができる。補足すると、円周方向において第1突起と保持面154Bが重なる位置に配置されていない場合、第1突起と、非押圧位置に位置する第1カムフォロワ170Kの接触アームとが干渉しないように、第1突起と接触アームとを回転軸線方向にずらして配置する必要がある。第2実施形態では、第1突起257と接触アーム172とを回転軸線方向にずらして配置する必要がないので、第1カム150Kや第1カムフォロワ170Kをコンパクトな構成とすることができる。これにより、第1カム150Kと第1カムフォロワ170Kをよりコンパクトに配置することができる。
また、第1突起257がフランジ部255に配置されているので、カム面154を円板部151の外周近くに配置することができる。これにより、第1カム150Kの大型化を抑制しつつ、第1カム150Kの回転方向におけるカム面154の長さを確保することができる。
次に、第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態では、現像ローラ61への駆動力の伝達と切断を切り替える機構の図示および説明を省略する。
図27(a),(b)に示すように、第3実施形態のカム150は、円板部151と、ギヤ部152と、カム部153とを有している。
第3実施形態のカムフォロワ170は、第1シャフト171と、接触アーム272とを有している。第3実施形態のカムフォロワ170は、規制アームを備えない。接触アーム272は、カム150のカム面154に接触する部分である。接触アーム272は、第1シャフト171から第1シャフト171の径方向外側に向けて延びている。なお、後で参照する図28および図29では、保持面154Bと接触アーム272にドットハッチを付している。
画像形成装置1は、カムフォロワ170の第1シャフト171まわりの回転を規制するストッパ279を備える。ストッパ279は、一対の棒状の部材である。ストッパ279は、筐体10に設けられている。ストッパ279は、カムフォロワ170の接触アーム272を第1シャフト171の周方向における両側から挟むように配置されている。これにより、カムフォロワ170は、第1シャフト171まわりの回転が規制されている。第3実施形態では、接触アーム272を挟むストッパ279により、カムフォロワ170の第1シャフト171まわりの回転を確実に規制することができる。
図27(c)に示すように、第1カム150Kは、第1突起257Aを有している。第1突起257Aは、直動板200の第1揺動片220Aと接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合に第1カム150Kを回転させる。第1突起257Aは、第1カム150Kの円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。
図28(a)に示すように、第2カム150Yは、第2突起257Bを有している。第2突起257Bは、直動板200の第2揺動片220Bと接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合にカム150Y,150M,150Cを回転させる。第2突起257Bは、第2カム150Yの円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。
第4カム150Cは、第3突起257Cを有している。第3突起257Cは、直動板200の第3揺動片220Cと接触可能であり、第1位置から第2位置に移動する直動板200が接触した場合にカム150Y,150M,150Cを回転させる。第3突起257Cは、第4カム150Cの円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。
一例として、第3実施形態では、第1突起257Aは、回転軸線方向から見て、第1カム150Kの回転軸線を挟んで、第1カム150Kのカム面154と略反対の位置に配置されている。第2突起257Bは、回転軸線方向から見て、第2カム150Yの回転軸線を挟んで、第2カム150Yのカム面154と略反対の位置に配置されている。第3突起257Cは、回転軸線方向から見て、第4カム150Cの回転軸線を挟んで、第4カム150Cのカム面154と略反対の位置に配置されている。
第3実施形態の直動板200は、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kを第1回転方向R1に回転させて第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。また、第3実施形態の直動板200は、少なくとも第2カムフォロワ170Yが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合にカム150Y,150M,150Cを第1回転方向R1に回転させてカムフォロワ170Y,170M,170Cを非押圧位置に位置させる。
直動板200は、直動板本体210と、揺動片220と、バネ230とを有している。第3実施形態では、揺動片220は、第1接触片としての第1揺動片220Aと、第2接触片としての第2揺動片220Bと、第3接触片として第3揺動片220Cとを含む。
第1揺動片220Aは、第1カムフォロワ170Kが押圧位置に位置する状態で、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第1カム150Kの第1突起257Aと接触する。第1揺動片220Aは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第1突起257Aと接触した場合に第1カム150Kを第1回転方向R1に回転させて第1カムフォロワ170Kを非押圧位置に位置させる。
第2揺動片220Bは、第2カムフォロワ170Yが押圧位置に位置する状態で、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第2カム150Yの第2突起257Bと接触可能である。第2揺動片220Bは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第2突起257Bと接触した場合にカム150Y,150M,150Cを第1回転方向R1に回転させる
第3揺動片220Cは、直動板200が第1位置から第2位置に移動する場合に第4カム150Cの第3突起257Cと接触可能である。第3揺動片220Cは、直動板200が第1位置から第2位置に移動するときに第3突起257Cと接触した場合にカム150Y,150M,150Cを第1回転方向R1に回転させてカムフォロワ170Y,170M,170Cを非押圧位置に位置させる。
次に、直動板200の作用について説明する。
図28(a)に示すように、第2カムフォロワ170Yが非押圧位置にスライド移動した直後の位相において、第1位置に位置する直動板200の第2揺動片220Bは、第2カム150Yの第2突起257Bと接触可能である。
図28(b)に示すように、カバー11を開いていくと、直動板200が第1位置から第2位置に向けて前に移動する。そうすると、第2揺動片220Bが第2突起257Bに接触する。直動板200がさらに前に移動すると、第2突起257Bが第2揺動片220Bによって押されることで、カム150Y,150M,150Cが第1回転方向R1に回転する。
これにより、図29(a)に示すように、第2カムフォロワ170Yは、接触アーム272が第2カム150Yの保持面154B上を第2案内面154Cに向けて摺接する。また、第3カムフォロワ170Mは、接触アーム272が第3カム150Mの第1案内面154Aに接触して第1案内面154A上を摺接し、その後、保持面154Bに接触して保持面154B上を第2案内面154Cに向けて摺接する。また、第4カムフォロワ170Cは、接触アーム272が第4カム150Cの第1案内面154Aに接触して第1案内面154A上を摺接し、その後、保持面154Bに接触する。
第2突起257Bが第2揺動片220Bによって押されなくなると、今度は第3揺動片220Cが第4カム150Cの第3突起257Cに接触する。直動板200がさらに前に移動すると、第3突起257Cが第3揺動片220Cによって押されることで、カム150Y,150M,150Cが第1回転方向R1に回転する。
これにより、図29(b)に示すように、カムフォロワ170Y,170M,170Cは、接触アーム272が対応するカム150Y,150M,150Cの保持面154B上を第2案内面154Cに向けて摺接し、保持面154Bから第2案内面154Cに案内され、第2案内面154C上を摺接してカム面154から外れる。これにより、カムフォロワ170Y,170M,170Cが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、現像カートリッジ60Y,60M,60Cが離間位置から接触位置に移動する。カバー11が開かれると、直動板200は、仮想線で示す第2位置に位置する。
図27(c)に示すように、直動板200が第1位置から第2位置に向けて移動するときに第1揺動片220Aが第1カム150Kの第1突起257Aに接触した場合、第1突起257Aが第1揺動片220Aによって押されることで、第1カム150Kが第1回転方向R1に回転する。これにより、第1カムフォロワ170Kは、接触アーム272が第1カム150Kの保持面154B上を第2案内面154Cに向けて摺接し、保持面154Bから第2案内面154Cに案内され、第2案内面154C上を摺接してカム面154から外れる。これにより、第1カムフォロワ170Kが押圧位置から非押圧位置にスライド移動し、第1現像カートリッジ60Kが離間位置から接触位置に移動する。
次に、第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態では、現像ローラ61への駆動力の伝達と切断を切り替える機構と、カバー11を開いたときにカムフォロワ170を非押圧位置に移動させる機構の図示および説明を省略する。
図30(a)に示すように、第4実施形態のカム150は、円板部151と、ギヤ部152と、カム部353とを有している。カムフォロワ170は、カム150の回転により、図30(a)に示す押圧位置と、図30(e)に示す非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動可能である。
カム部353は、円板部151の側面から回転軸線方向に突出している。カム部353は、カムフォロワ170を押圧位置と非押圧位置との間で移動させることで、現像カートリッジ60を離間位置と接触位置との間で移動させるカム面354を有している。カム部353は、第1カム部353Aと、第2カム部353Bとを有している。第2カム部353Bは、カム150の回転軸線を中心に第1カム部353Aと点対称な形状を有する。
カム面354は、第1カム部353Aに設けられた第1カム面354Aと、第2カム部353Bに設けられた第2カム面354Bとを有している。第2カム面354Bは、カム150の回転軸線を中心に第1カム面354Aと点対称な形状を有する。図30(b)に示すように、第1カム面354Aおよび第2カム面354Bは、それぞれ、カムフォロワ170を非押圧位置から押圧位置に移動させる第1案内面154Aと、カムフォロワ170を押圧位置に保持する保持面154Bと、カムフォロワ170を押圧位置から非押圧位置に移動させる第2案内面154Cとを有している。
図30(a)に示すように、カムフォロワ170は、第1シャフト371と、接触アーム372とを有している。
第1シャフト371は、回転軸線方向にスライド移動可能に支持されている。詳しくは、画像形成装置1は、カム150を回転可能に支持する第2シャフト359を備え、第1シャフト171は、第2シャフト359と係合していることで、回転軸線方向にスライド移動可能に支持されている。これにより、カムフォロワ170は、押圧位置と非押圧位置との間で回転軸線方向にスライド移動可能である。
接触アーム372は、第1接触アーム372Aと、第2接触アーム372Bとを有する。第1接触アーム372Aは、第1シャフト371から回転軸線方向と直交する方向に延びている。第1接触アーム372Aは、カム150の回転により、第1カム面354Aと第2カム面354Bとに交互に接触可能である。第2接触アーム372Bは、第1シャフト371から回転軸線方向と直交する方向に延びている。第2接触アーム372Bは、第1シャフト371から第1接触アーム372Aとは反対に延びている。第2接触アーム372Bは、カム150の回転により、第2カム面354Bと第1カム面354Aとに交互に接触可能である。図30(b),(d),(f)では、接触アーム372(372A,372B)と保持面154Bにドットハッチを付している。
図30(a),(b)に示すカムフォロワ170が押圧位置に位置する状態から、カム150が第1回転方向R1に回転すると、図30(c),(d)に示すように、接触アーム372(372A,372B)が保持面154Bから第2案内面154Cに案内され、第2案内面154C上を摺接する。これにより、カムフォロワ170は、押圧位置から非押圧位置に向けてスライド移動する。そして、図30(e),(f)に示すように、接触アーム372(372A,372B)が第2案内面154C(カム面354)から外れると、カムフォロワ170は、非押圧位置に位置する。
カムフォロワ170が非押圧位置に位置する状態から、カム150が第1回転方向R1に回転すると、接触アーム372(372A,372B)が第1案内面154Aに接触し、第1案内面154A上を摺接する。これにより、カムフォロワ170は、非押圧位置から押圧位置に向けてスライド移動する。そして、接触アーム372(372A,372B)が保持面154Bに接触すると、カムフォロワ170は、押圧位置に位置する。
第4実施形態のカム150によれば、接触アーム372(372A,372B)からカム面354(354A,354B)にかかる荷重を分散して略均一にかけることができる。これにより、例えば、接触アーム372やカム面354の摩耗を抑制することができる。また、カム150やカムフォロワ170が第2シャフト359に対して傾くのを抑制することができるので、カム150やカムフォロワ170を安定動作させることができる。
以上、実施形態について説明したが、画像形成装置は以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
前記実施形態では、第2カム150Yが第2突起157B,257Bを有し、第4カム150Cが第3突起157C,257Cを有していたが、第2カム、第3カムおよび第4カムのうち、1つが第2突起を有し、第2突起を有するカム以外の1つが第3突起を有していればよい。例えば、第3カムが第3突起を有していてもよい。また、例えば、第4カムが第2突起を有し、第2カムが第3突起を有していてもよい。
前記実施形態では、現像ローラ61Y,61M,61Cへの駆動力の伝達と切断を切り替える機構が、第1現像ローラ61Kへの駆動力の伝達と切断を切り替える機構と異なっていたが、同じ機構であってもよい。例えば、画像形成装置は、カムごとに、切替レバーと、遊星歯車機構とを備え、各カムは、それぞれ、対応する切替レバーを第1伝達位置と第1切断位置との間で移動させる切替突起を有する構成であってもよい。
また、現像ローラへの駆動力の伝達と切断を切り替える機構は、例えば、現像ローラを駆動させるためのモータと、モータからの駆動力の伝達と切断を切り替えるクラッチとを備える構成であってもよい。また、このようなモータとクラッチとを備える駆動力の伝達機構を、現像ローラごとに備える構成であってもよい。
前記実施形態では、第1現像ローラ61Kを第1モータM1で駆動させ、第2現像ローラ61Y、第3現像ローラ61Mおよび第4現像ローラ61Cを第3モータM3で駆動させたが、例えば、4つの現像ローラを同じモータで駆動させてもよい。別の言い方をすれば、第1モータと第3モータは、同じモータであってもよい。なお、この場合でも、現像ローラを駆動させるためのモータと、カムを駆動させるためのモータは、別のモータであることが望ましい。
前記実施形態では、カムフォロワ170の第1シャフト171まわりの回転を規制する構成として、ストッパ179でカムフォロワ170の規制アーム173を挟む構成や、ストッパ279でカムフォロワ170の接触アーム272を挟む構成を例示した。しかし、例えば、カムが一方向にのみ回転する構成である場合には、一対の棒状の部材で規制アームや接触アームを挟む構成ではなく、1つの棒状の部材などを規制アームや接触アームに接触させてカムフォロワの回転を規制してもよい。また、例えば、図30(b)に示すように、カムフォロワ170の第1シャフト371と、第1シャフト371をスライド移動可能に支持するシャフト359とが係合する部分の断面形状を、略四角形状としてカムフォロワ170の回転を規制してもよい。第1シャフトと、第1シャフトをスライド移動可能に支持するシャフトとが係合する部分の断面形状は、例えば、D字形状であってもよいし、長円形状であってもよい。
前記実施形態では、カム150の回転方向に対する第2案内面154Cの角度が、カム150の回転方向に対する第1案内面154Aの角度よりも大きかったが、例えば、カムの回転方向に対する第2案内面の角度は、カムの回転方向に対する第1案内面の角度と同じであってもよい。
前記実施形態では、第1突起157Aが第1揺動片220Aと接触可能な円筒面を有する円筒形状であったが、例えば、第1突起は、リブ状などであってもよい。第2突起および第3突起も同様である。
前記実施形態では、カムフォロワ170Y,170M,170Cが非押圧位置から押圧位置に移動するタイミングが互いにずれている構成であったが、例えば、非押圧位置から押圧位置に移動するタイミングが互いに重なる構成であってもよい。この場合、第2カム、第3カムおよび第4カムのうちのいずれか1つが突起を有し、直動板は、第2カムフォロワ、第3カムフォロワおよび第4カムフォロワが押圧位置に位置する状態で、第1位置から第2位置に移動する場合にこの突起と接触し、第2カム、第3カムおよび第4カムを回転させて第2カムフォロワ、第3カムフォロワおよび第4カムフォロワを非押圧位置に位置させる構成であってもよい。
前記実施形態では、カムフォロワ170Y,170M,170Cが押圧位置から非押圧位置に向けて移動するタイミングが互いに重なる構成であったが、例えば、押圧位置から非押圧位置に移動するタイミングが、第2カムフォロワ、第3カムフォロワ、第4カムフォロワの順になる構成であってもよい。
前記実施形態では、第1揺動片220Aは、直動板200が第2位置から第1位置に移動するとき第1突起157Aに接触した場合、退避するように設けられていたが、例えば、第1揺動片は、直動板が第2位置から第1位置に移動するとき第1突起に接触しない場合には、退避しない構成としてもよい。第2揺動片および第3揺動片も同様である。
前記実施形態では、直動板200が第1突起157Aと接触可能な第1揺動片220A(第1接触片および第3接触片)を有する構成であったが、例えば、直動板は、第1突起と接触可能な部分が直動板の一部として一体に設けられていてもよい。第2接触片についても同様である。
前記実施形態では、図5(a)に示したように、カム面154と切替突起156が第1カム150Kの同じ面に配置された構成で、切替突起156がフランジ部155に配置されていたが、例えば、切替突起は、円板部151に配置されていてもよい。また、前記実施形態では、図22(b)に示したように、カム面154と第1突起257が第1カム150Kの同じ面に配置された構成で、第1突起257がフランジ部255に配置されていたが、例えば、第1突起は、円板部151に配置されていてもよい。
前記実施形態では、図7(b)に示したように、切替突起156が第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向において保持面154Bと重なる位置に配置されていたが、例えば、切替突起は、円周方向において保持面154Bと異なる位置に配置されていてもよい。また、前記実施形態では、図23(b)に示したように、第1突起257が第1カム150Kの回転軸線を中心とする円周方向において保持面154Bと重なる位置に配置されていたが、例えば、第1突起は、円周方向において保持面154Bと異なる位置に配置されていてもよい。
前記実施形態では、カムフォロワ170の第1シャフト171が、カム150を回転可能に支持する第2シャフト159に係合してスライド移動可能であったが、例えば、第1シャフトをスライド移動可能に支持するシャフトは、第2シャフトとは別のシャフトであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置1が複数の感光ドラム50を備えるカラープリンタであったが、例えば、画像形成装置は、第1感光ドラムのみを備えるモノクロプリンタであってもよい。また、例えば、画像形成装置は、複写機や複合機などであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。