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JP7798779B2 - ガラス組成物 - Google Patents
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JP7798779B2 - ガラス組成物 - Google Patents

ガラス組成物

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Description

関連出願の相互参照
この特許出願は、2020年3月9日に出願された米国出願第62/987,192号からの優先権の利益を主張し、その内容全体を参照により本明細書に組み込む。
分野
本開示は、象牙質脱感作性組成物のために配合されうるガラス組成物に関する。
背景
以下のパラグラフは、それらで議論されているものが先行技術又は当業者の知識の一部であることを認めるものではない。
象牙質過敏は、熱、蒸発、触覚、浸透圧、化学的又は電気的刺激などの刺激に反応して、露出した象牙質表面から生じる歯の痛みである。象牙質過敏は、歯根表面の露出に伴う歯肉退縮(歯茎の後退)、セメント質層及びスミア層の喪失、歯の磨耗、酸蝕症、歯周ルートプレーニング又は歯の漂白によって引き起こされる可能性がある。
象牙質は、歯髄から外側に放射状に広がる何千もの微細管状構造を含む。象牙質細管に存在する血漿様生体液の流れの変化は、歯髄面に位置する神経に存在するメカノレセプタを誘発し、それによって疼痛反応を誘発する可能性がある。この流体力学的流れは、寒さ、空気圧、乾燥、糖、酸味(脱水化学物質)、又は歯に作用する力によって増加されうる。熱い又は冷たい食べ物又は飲み物及び物理的圧力は、歯が過敏な個体にとって典型的な引き金である。
歯科過敏症の痛みを長期にわたって確実に軽減する、広く受け入れられている至適基準となる処置法はない。しかしながら、処置は、インオフィス処置(すなわち、歯科医又は歯科療法士が適用することを意図したもの)、又は、店頭入手可能又は処方箋によって自宅で実行できる処置に分けることができる。
これらの処置の作用機序は、象牙質細管の閉塞、又は、神経線維の脱感作/神経伝達の遮断のいずれかである。
前書き
以下の前書きは、読者に本明細書を紹介することを意図したものであり、発明を規定することを意図したものではない。1つ以上の発明は、以下又は本文書の他の部分で記載される装置要素又は方法工程の組み合わせ又は部分組み合わせに存在しうる。本発明の発明者は、特許請求の範囲にこのような他の1つ以上の発明を記載していないという理由だけで、本明細書に開示された1つ以上の発明に対する権利を放棄する又は棄権することはない。
E. I. Kamitsosは、J. Phys. Chem. 1989, 93,1604-1611において、式xMO*(1-x)B(式中、MはLi、Na、K、Rb、Csであり、xは0~0.4である)のアルカリ金属ホウ酸塩ガラスを開示している。すなわち、Kamitsosは、少なくとも60モル%のBを含むアルカリ金属ホウ酸塩ガラスを教示している。
Y. D. Yiannopolous及びE.I Kamitsosは、Phys. Chem. Glasses, 2001, 42(3), 164-72において、式xMO*(1-x)B(式中、MはMg、Ca、Sr、Baであり、xは0.15~0.55である)のアルカリ土類ホウ酸塩ガラスを研究した。Yiannopolous及びKamitsos は、表1において、MがMgの場合のガラス形成領域はxが 0.45~0.55の場合であり、MがCaの場合のガラス形成領域はxが0.33~0.50の場合であると述べている。
記載される1つ以上の実施形態は、象牙質細管を閉塞する粒状材料を含む象牙質脱感作性組成物に伴う1つ以上の欠点に対処し又は改善しようとする。幾つかの実施形態において、開示された粒状材料は、環境条件下で12時間~24時間で実質的に分解する。幾つかの実施形態において、開示された粒状材料は、同じ期間にわたってフッ化物の制御放出を提供する。幾つかの実施形態において、開示された粒状材料は、同じ期間にわたってカリウムの制御放出を提供する。
本開示によるガラス組成物は、約20モル%~45モル%のB、及び、約10モル%~約80モル%CaO及びMgOからなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含む。本開示によるガラス組成物はまた、0.1モル%未満のCdOを含む。ガラス組成物は、0.1モル%未満のCuO、0.1モル%未満のLiO、0.1モル%未満のRbO、0.1モル%未満のBaO、0.1モル%未満のSrO、0.1モル%未満のSiO又はそれらの任意の組み合わせをさらに含むことができる。
本開示によるガラス組成物は、NaO、KO及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含むことができる。組成物がリン酸塩源を含むときには、Bとリン酸塩源との合計モル数は約60モル%以下である。リン酸塩源は、P、NaHPO、NaHPO、NaPO、KHPO、KHPO、KPO又はそれらの任意の組み合わせであることができる。
本開示によるガラス組成物は、追加的又は代替的に、約45モル%以下のCaF、SnF、NaF、KF、NaPOF又はそれらの組み合わせを含むことができる。
本開示による1つの例示的な組成物は、約43モル%のB、約21モル%のMgO、約21モル%のCaO及び約15モル%のNaOを含み、例えば、43.0モル%のB、20.7モル%のMgO、20.7モル%のCaO、15.6モル%のNaOを含む。
本開示によるガラス組成物は、バルクガラス、又はバルクガラスから調製された粒状材料の形態であることができる。化学組成は、バルクガラスと、それから形成された粒状材料との間で同じである。粒状材料は、サイズが約1~約50μmの粒子を含むことができる。粒子の少なくとも75%はサイズが50μm未満であることができ、粒子の少なくとも5%はサイズが7μm未満であることができ、又はその両方であることができる。
粒状材料として配合された幾つかの例示的なガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも5質量% を失う可能性がある。幾つかの例示的な組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも20、少なくとも40、少なくとも60又は少なくとも80質量%を失う可能性がある。粒状材料として配合された他の例示的なガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液に24時間さらされた後に、5質量%未満を失う可能性がある。
本開示によるガラス組成物は、練り歯磨き、予防ペースト、歯科用バーニッシュ、マウスウォッシュ、デンタルジェル又は結合剤などの象牙質脱感作性組成物に配合されうる。本開示による象牙質脱感作性組成物は実質的に水を含まない。
本開示によるガラス組成物は、本開示による練り歯磨き、予防ペースト、歯科用バーニッシュ、マウスウォッシュ、デンタルジェル又は結合剤を個体の象牙質に適用することを含む方法などにおいて、象牙質を脱感作するために使用することができる。
詳細な説明
本開示によるガラス組成物は、約20モル%~45モル%のB、ならびに、約10モル%~約80モル%の、CaO及びMgOからなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含む。本開示によるガラス組成物はまた、0.1モル%未満のCdOを含む。
本開示によるガラス組成物は、NaO、KO及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含むことができる。組成物がリン酸塩源を含む場合には、Bとリン酸塩源との合計モル数は約60モル%以下である。例えば、例示的な組成物は、モル量の合計が約25モル%~約30モル%、約30モル%~約35モル%、約35モル%~約40モル%、約40モル%~約45モル%、約45モル%~約50モル%、約50モル%~約55モル%、又は約55モル%~約60モル%である、Bとリン酸塩源との任意の組み合わせを含むことができる。さらに、リン酸塩源は、例えば、40モル%未満、35モル%未満、30モル%未満、25モル%未満、20モル%未満、15モル%未満、10モル%未満又は5モル%未満であることができる。リン酸塩源は、P、NaHPO、NaHPO、NaPO、KHPO、KHPO、KPO、又はそれらの任意の組み合わせであることができる。
本開示によるガラス組成物は、約45モル%以下のCaF、SnF、NaF、KF、NaPOF又はそれらの組み合わせを含むことができる。
ガラス組成物は、サイズが約1~約50μmである粒子を含む粒状材料として配合することができる。ガラス組成物は、象牙細管を管腔的に閉塞するようにサイズ決定され、それによって象牙質を脱感作する少なくとも幾つかの粒子を含むことができる。本開示の関係において、象牙細管を管腔的に閉塞するサイズの粒子は、粒子が象牙細管の中又は上に止まり、象牙質液の動きを減少させることを意味すると理解されるべきである。ガラス組成物は、象牙質細管の表面閉塞を提供し、それによって象牙質を脱感作するようにサイズ決定された少なくとも幾つかの粒子を含むことができる。
「約Xモル%~約Yモル%の1つ以上のガラス成分」という表現は、ガラス成分の総モル%を指し、個々の成分のモル%パーセントを指すものではないことを理解されたい。例えば、本開示によるガラス組成物は、示された10モル%のCaO及びMgOからなる群より選ばれる1以上のガラス成分を提供するために、CaO及びMgOのそれぞれを5モル%含むことができる。
考えられる値の範囲の開示は、終点を含む、示された範囲内の任意の値又は部分範囲の開示でもあることを理解されたい。例えば、「1~100」の考えられる範囲は、例えば、1、10、25~57、32~84、25~84及び32~75の開示でもある。
「約Xモル%」は、報告された百分率の±2%以内の任意の値を指すことを理解されたい。例えば、「約10モル%」は、8モル%~12モル%の値を指す。これらの値はすべて、報告された10%の±2%以内に収まるためである。また、「約50モル%」は、48モル%~52モル%の値を指す。これらの値はすべて、報告された50%の±2%以内に収まるためである。
考えられる値の範囲は、終点を含む、示された範囲内の任意の値又は部分範囲の開示でもあることを理解されたい。例えば、「1~100」の考えられる範囲は、例えば、1、10、25~57、32~84、25~84及び32~75の開示でもある。
粒子サイズの関係における「約Xμm」は、示されたサイズの試験ふるいでASTM E-11による許容誤差に基づいて決定されることを理解されたい。例えば、50μmの試験ふるいの許容誤差は3μmである。従って、「約50μm」は、サイズが47μm~53μmの粒子を指す。別の例において、35μmの試験ふるいの許容誤差は2.6 μmである。従って、「約35μm」は、サイズが32.4μm~38.6μmまでの粒子を指す。25μmふるいのASTM許容誤差は2.2μmである。標準の許容誤差のない試験ふるい(20μm未満の試験ふるいなど)では、「約Xμm」という表現は、5~15μmのサイズでは±15%、5μm未満のサイズでは±50%を指す。例えば、「約1μm」は、サイズが0.5~1.5μmの粒子を指す。
本開示による「ガラス」は、室温を超えるガラス転移温度を示すセラミック材料であり、その主要相は、主に非晶質であり、例えば、少なくとも50%非晶質、少なくとも75%非晶質、少なくとも90%非晶質、少なくとも95%非晶質又は少なくとも97%非晶質あることを理解されたい。幾つかの例において、本開示によるガラスは、識別可能な結晶種を実質的に含まないか、又は完全に含まない。
本開示の関係において、ガラス組成物の「任意選択的な(場合により存在する)」成分は、幾つかの例示的な組成物に存在してよく、他の例示的な組成物には存在しなくてよい成分である。1つより多くの「任意選択的な(場合により存在する)」成分への言及は、本開示による組成物が、任意選択的な成分を含まないか、1つの任意選択的な成分を含むか、又は、任意選択的な成分のいずれかの組み合わせを含むことができることを意味すると理解されるべきである。例えば、本開示によるガラス組成物は、(a)場合により、NaO、KO及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含み、そして(b)場合により、フッ化物源を含む。したがって、本開示は、(i)任意選択的な成分をすべて欠いている、(ii)NaO、KO及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分を含むが、フッ化物源を欠いている、(iii) フッ化物源を含むが、NaO、KO及びリン酸塩源を欠いている、及び、(iv)NaO、KO及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分、ならびにフッ化物源を含む、例示的なガラス組成物が考えられる。
CaO、MgO、リン酸塩源又はそれらの組み合わせを含むガラス組成物は、歯のエナメル質の主成分であるヒドロキシアパタイトなどのアパタイトの沈殿及び/又は石灰化の形成を助けることができる。象牙細管内又はその周囲に沈殿物を形成するか、アパタイトを石灰化すると、保護沈殿物が形成され、象牙質の感受性がさらに低下することができる。
カリウム(例えば、KO、KHPO、KHPO、KPO又はKF)を含むガラス組成物は、ガラスが分解するときにカリウムを放出する。理論に拘束されることを望むものではないが、放出されたカリウムは、歯内神経で発生する活動電位を遮断又は低下させ、それによって象牙質の感受性を低下させると考えられている。
本開示によるガラス組成物は、例えば、約10モル%~約80モル%の以下のもの:(a)CaO、(b)MgO、(c)CaOとMgOとの組み合わせ、(d)(i)CaOと(ii) NaO及び/又はKOとの組み合わせ、(e)(i)MgOと(ii)NaO及び/又はKOとの組み合わせ、(f)(i)CaOと(ii)MgOと(iii)NaO及び/又はKOとの組み合わせ、(g)(i)CaO又はMgOと(ii)リン酸塩源との組み合わせ、(h)(i)CaOと(ii)MgOと(iii)リン酸塩源との組み合わせ、(i)(i)CaO又はMgOと(ii)リン酸塩源と(iii)NaO及び/又はKOとの組み合わせ、又は(j)(i)CaOと(ii)MgOと(iii)リン酸塩源と(iv)NaO及び/又はKOとの組み合わせを含むことができる。これらの例示的な組成物のいずれも、フッ化物源をさらに含むことができる。
本開示の関係において、NaO、KO、リン酸塩源又はそれらの組み合わせを含むガラス組成物は、少なくとも10モル%のCaO、MgO又はそれらの組み合わせをさらに含まなければならず、そして組成物がリン酸塩源を含むときに、Bとリン酸塩源の合計モル数はなおも約60モル%以下でなければならないことを理解されたい。例えば、「約10モル%~約80モル%の、(i)CaO、(ii)MgO及び(iii)リン酸塩源の組み合わせ」を含む組成物への言及は、CaO、MgO及びリン酸塩源の任意の組み合わせを指すと理解されるべきであり、ここで、組成物の少なくとも10モル%はCaOとMgOの組み合わせであり、CaOとMgOとリン酸塩源の組み合わせは10モル%~80モル%であり、そしてBとリン酸塩源との組み合わせは約60モル%以下である。同様に、「約10モル%~約80モル%の、(i)CaO又はMgO、(ii)リン酸塩源、及び(iii)NaO及び/又はKOの組み合わせ」を含む組成物への言及は、(i)CaO又はMgO+(ii)リン酸塩源+(iii)NaO、KO又はNaOとKOの組み合わせのうちの任意の組み合わせを指すものと理解されるべきであり、ここで、組成物の少なくとも10モル%はCaO又はMgOであり、CaO又はMgOとリン酸塩源とNaO及びKOとの組み合わせは10モル%~80モル%であり、Bとリン酸塩源との組み合わせは約60モル%以下である。
本開示による幾つかの例示的なガラス組成物はフッ化物源を含み、例えば、約45モル%以下のCaF、SnF、NaF、KF、NaPOF又はそれらの組み合わせを含む。ガラス組成物にフッ化物を含めると、ガラスが分解するときにフッ化物が放出される。放出されたフッ化物は、象牙質細管内又はその周囲にフルオロアパタイト(Ca(POF)などのフッ化アパタイトを形成することができ、これは保護沈殿物を形成し、象牙質の感受性をさらに低下させることができる。
CaF又はSnFを含む組成物は、NaF、NaPOF又はKFを使用する組成物と比較して、出発材料1モル当たり2倍の量のフッ化物を提供する。幾つかの例において、ガラスは、30モル%未満のCaF、SnF又はそれらの組み合わせを含む。
幾つかの例において、ガラス組成物は、約2モル%~約15モル%のCaF、SnF、NaF、KF、NaPOF又はそれらの組み合わせを含むことができる。幾つかの例において、本開示によるガラス組成物は、1つ以上のNaF、KF及びCaFを約5モル%~約15モル%の量で含むことができる。
幾つかの例において、本開示によるガラス組成物は、0.1gの粒状材料が1、2、4、8、12、18又は24 時間にわたって10mLの緩衝生理食塩水溶液中にフッ化物を約0.5ppm/時~約2000ppm/時の平均速度で放出するのに十分なフッ化物を含む。本開示の関係において、フッ化物の放出速度を決定するときに、ppmは質量/体積として測定される。特定の例において、ガラス組成物は、1時間にわたって毎時約4~約6ppmのフッ化物が放出されるのに十分なフッ化物を含む。
本開示によるガラス組成物は、1.0:0.5~2.5:0.5~2.5(NaO:CaO:MgO)のモル比でNaO、CaO及びMgOを含むことができる。幾つかの例において、ガラス組成物は、a)約16モル%~約22モル%のNaO、約11モル%~約17モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、b)約14モル%~約20モル%のNaO、約14モル%~約20モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、c)約11モル%~約17モル%のNaO、約16モル%~約22モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、d)約13モル%~約19モル%のNaO、約18モル%~約24モル%のCaO及び約18モル%~約24モル%のMgOを含む。
本開示によるガラス組成物は、B、MgO、CaO、NaO及びKOを、(B+MgO):(CaO+NaO+KO)が1.15より大きい又は1.30より大きいなど、1.0より大きいモル比で含むことができる。
本開示による幾つかの例示的なガラス組成物において、組成物は、(a)少なくとも54モル%、例えば、少なくとも57モル%のBとMgOとの組み合わせ、(b)少なくとも33モル%、例えば、少なくとも40モル%又は少なくとも50モル%のCaOとMgOとの組み合わせ、(c)少なくとも7モル%、例えば、少なくとも15モル%又は少なくとも30モル%のNOとKOとの組み合わせ、(d)又はそれらの任意の組み合わせを含む。例示的なガラス組成物は、0.1モル%未満のリン酸塩を含むことができる。例示的なガラス組成物は、Bと、NaO及びKOの一方又は両方と、CaO及びMgOの一方又は両方とから本質的になることができる。
本開示による例示的なガラス組成物は、Bと、NaO及びKOの一方又は両方と、CaO及びMgOの一方又は両方とを、表1A及び1Bに列挙された組成のいずれかによる量で含む。
本開示による幾つかの例示的なガラス組成物において、組成物は、約25モル%~約43モル%のB、約14モル%~約21モル%のCaO、約19モル%~約29モル%のMgO、約9モル%~約15モル%のNaO、約9モル%~約15モル%のNaF、KF、CaF又はそれらの任意の組み合わせを含む。
本開示によるガラス組成物の特定の1つの例において、組成物は、約43モル%のB、約21モル%のMgO、約21モル%のCaO及び約15モル%のNaOを含み、例えば、43.0モル%のB、20.7モル%のMgO、20.7モル%のCaO及び15.6モル%のNaOを含む。
本開示による幾つかの例示的なガラス組成物において、組成物は、約25モル%~約45モル%、例えば、約41モル%~約45モル%のB、約10モル%~約23モル%、例えば、約13モル%~約23モル%のCaO、約10モル%~約30モル%、例えば、約18モル%~約23モル%のMgO、約8モル%~約22モル%、約13モル%~約22モル%のNaOを含む。組成物は、場合により、約8モル%~約15モル%のNaF、KF、CaF又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
本開示による幾つかの例示的なガラス組成物において、組成物は、約29モル%~約45モル%のB、約5モル%~約22モル%のCaO、約1モル%~約22モル%のMgO、0モル%~約15モル%のKO、及び、約5モル%~約18モル%のNaOを含む。
本開示によるガラス組成物は、0.1モル%未満のZnOを含み、例えば実質的にZnOを含まず、0.1モル%未満のCuO、0.1モル%未満のLiO、0.1モル%未満のRbO、0.1モル%未満のBaO、0.1モル%未満のSrO、0.1モル%未満のSiO又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
粒子サイズ分布
本開示によるガラス組成物は、サイズが約1~約50μmである粒子を含む粒状材料として配合することができる。このようなガラス組成物は、「粒状ガラス組成物」と呼ばれることがある。幾つかの例において、粒子の少なくとも一部は、象牙細管の中又は上に止まるようにサイズ決めされる。象牙細管の直径は自然に様々であり、主に約0.5~約8μmのサイズ、例えば約0.5~約5μmのサイズである。したがって、粒状材料として配合される本開示のガラス組成物は象牙質を脱感作するために使用することができ、それは敏感な歯に関連する痛みを一時的に軽減することができる。
幾つかの例において、粒状材料を構成する粒子の少なくとも75%は、サイズが50μm未満である。他の例において、粒子の少なくとも85%又は少なくとも95%は、サイズが50μm未満である。幾つかの例において、粒状材料を構成する粒子の少なくとも5%は、サイズが7μm未満である。
特定の例において、粒状材料は複数の粒子から構成され、ここで、粒子の少なくとも5%はサイズが35μm未満であり、粒子の少なくとも5%はサイズが15μm未満であり、粒子の少なくとも5%はサイズが7μm未満である。
特定の例において、粒状材料は、粒子の少なくとも5%が約15μm~約35μmのサイズであり、粒子の少なくとも5%が約6μm~約15μmのサイズであり、粒子の少なくとも5%が約3μm~約7μmのサイズである、複数の粒子から構成されている。
幾つかの特定の例において、粒状材料は、粒子サイズ分布が約5μmのDx10、約15μmのDx50及び約30μmのDx90である複数の粒子から構成されている。
分解
本開示による幾つかの粒状ガラス組成物は、生理学的条件下で分解することができ、例えば、本開示による粒状ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも5質量%を失うことができる。幾つかの例において、ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも20質量%、少なくとも40質量%、少なくとも60質量%又は少なくとも80質量%を失うことができる。
本開示による他の粒状ガラス組成物は、生理学的条件下での分解に耐えることができ、例えば、緩衝生理食塩水溶液に24時間さらされた後に、5質量%未満しか失われない。
表面微小硬度及び再石灰化
本開示によるガラス組成物、例えば、本開示による粒状ガラス組成物は、表面エナメル微小硬度を増加させることができる。幾つかの例において、本開示による練り歯磨き、バーニッシュ又は予防ペーストを使用して、表面エナメル微小硬度を増加させることができる。本開示の関係において、微小硬度の増加は、本開示の組成物を適用する前の表面エナメル微小硬度と比較したものである。幾つかの例において、表面エナメル微小硬度は、本開示のガラス組成物を欠く他の点では同一の練り歯磨き、バーニッシュ又は予防ペーストに関連する増加よりも大きな量で増加しうる。
本開示によるガラス組成物、例えば本開示による粒状ガラス組成物は、表面エナメル質を再石灰化しうる。理論に束縛されることを望むものではないが、本開示の著者は、この再石灰化が表面エナメル微小硬度の増加に少なくとも部分的に寄与している可能性があると考えている。
幾つかの例において、本開示による練り歯磨き、バーニッシュ又は予防ペーストを使用して、表面エナメル質を少なくとも部分的に再石灰化することができる。本開示の関係において、表面エナメル質の再石灰化は、本開示の組成物の適用前の表面エナメル質石灰化と比較される。幾つかの例において、表面エナメル質は、本開示のガラス組成物を欠く他の点では同一の練り歯磨き、バーニッシュ又は予防ペーストに関連する再石灰化よりも大きな量で再石灰化されうる。
本開示による練り歯磨きは、個体のエナメル質に、例えば、30秒~2分間、1日1回又は2回適用することができる。一部の個体において、約2、3又は4日後に表面エナメル微小硬度は上昇することがある。他の個体において、表面エナメル微小硬度は5日以上後に増加することがある。一部の個体において、表面エナメル質は、約2、3又は4日後に少なくとも部分的に再石灰化されうる。他の個体において、表面エナメル質は、5日以上後に少なくとも部分的に再石灰化されうる。
象牙質脱感作性組成物
本開示による粒状ガラス組成物は、水を含まない口腔適合性キャリアを含む象牙質脱感作性組成物に配合されることができる。ガラス組成物が水にさらされると分解するため、本開示によるこのような象牙質脱感作性組成物は、水を含まない。
本開示の関係において、「無水」又は「水を含まない」とは、象牙質脱感作性組成物が含水量が非常に少ないため、ガラス組成物が製品の期待寿命にわたって象牙質感受性を低下させることができるままであることを意味すると理解されるべきである。製品の期待寿命とは、象牙質脱感作性組成物が製造されてから、象牙質脱感作性組成物が完全に使い尽くされるか又は廃棄されるまでの最長の期待時間を指す。
象牙質脱感作性組成物に使用される口腔適合性キャリアは、マウスウォッシュであることができ、追加の成分と混合してマウスウォッシュを形成するように配合されるキャリアであることができ、又は、口腔適合性粘性キャリアであることができ、例えば、練り歯磨き、デンタルジェル、予防ペースト、歯科用バーニッシュ、結合剤又は追加の成分と混合して練り歯磨きを形成するように配合されるキャリアである。口腔適合性粘性キャリアは、30℃で約100cP~30℃で約150,000cPまでの粘度を有することができる。
象牙質脱感作性組成物は、脱感作性組成物が約100ppm~約5,000ppmのフッ化物を含むのに十分な量で、本開示による粒状ガラス組成物を含むことができる。本開示による幾つかの組成物において、ガラス組成物はフッ化物を欠いており、フッ化ナトリウム(NaF)などの別のフッ化物源を象牙質脱感作性組成物に添加することができる。本開示の関係において、脱感作性組成物中のフッ化物の濃度を決定するときに、ppmは質量/質量で測定される。
理論に束縛されることを望むものではないが、本開示の著者は、KO、KF又はその両方の形態などのカリウムを含む本開示による幾つかのガラス組成物は、有益な象牙質脱感作特性を有することができると考えている。このようなガラス組成物中のカリウムは、象牙質細管に見られる神経の周囲の細胞外カリウムイオン濃度を増加させることができる。高レベルの細胞外カリウムイオンは、神経線維膜を脱分極し及び/又は再分極する能力を低下させることができ、これは患者の痛みを改善する。閉塞剤及び別個のカリウム塩を含む象牙質脱感作性組成物において、閉塞剤は、カリウム塩が神経にアクセスするのを阻害し、それによって、別個のカリウム塩が患者の痛みを改善する能力を低下させる可能性がある。対照的に、本開示による幾つかのカリウム含有ガラス組成物は、象牙質細管を閉塞している間に分解し、カリウムの濃度が患者の痛みを緩和するのに十分に高い十分なカリウムイオンを象牙質細管内に放出することができる。
本開示による象牙質脱感作性組成物の1つの例は、本開示による粒状ガラス組成物と、研磨剤、ラウリル硫酸ナトリウムなどの洗浄剤、フッ化物源、抗細菌剤、香味剤、再石灰化剤、グリセロール、ソルビトール又はキシリトールなどの糖アルコール、別の象牙質脱感作剤、ポリエチレングリコールなどの親水性ポリマー又はそれらの任意の組み合わせとを含む練り歯磨きである。粒状ガラス組成物は、練り歯磨きの約0.5~約15質量%、例えば、練り歯磨きの約2.5~約7.5質量%であることができる。
本開示による象牙質脱感作性組成物の1つの特定の例は、本開示による粒状ガラス組成物と、グリセリン、シリカ、ポリエチレングリコール(例えば、PEG400)、二酸化チタン、カルボマー及び甘味剤(例えば、アセスルファムカリウム又はサッカリンナトリウム)を含む練り歯磨きである。
本開示による象牙質脱感作性組成物の別の特定の例は、本開示による粒状ガラス組成物と、α-カルボマー、DL-リモネン、グリセリン、ミントフレーバー、ポリエチレングリコール(例えば、PEG-8)、シリカ、二酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム及び甘味剤 (例えば、アセスルファムカリウム又はサッカリンナトリウム)とを含む練り歯磨きである。
本開示による象牙質脱感作性組成物の別の特定の例は、本開示による粒状ガラス組成物と、グリセリン、ラウリル硫酸ナトリウム、シリカ(二酸化ケイ素とも呼ばれる)、カルボポール(Carbopol) 940(架橋ポリアクリル酸ポリマー、カルボマー(Carbomer) 940 とも呼ばれる)及び香味剤(例えば、スペアミントオイル)とを含む練り歯磨きである。グリセリンは純粋なグリセロールであることができる。
特定の例において、練り歯磨きは、約85wt%のグリセロール、約1.2wt%のラウリル硫酸ナトリウム、約7.5wt%のシリカ、約0.5wt%のカルボポール(Carbopol) 940、約1.0wt%の香味剤及び約5.0wt%の本開示による粒状ガラス組成物を含むことができる。練り歯磨きは、場合により、約0.23wt%のNaFなど、約1000ppm~約1500ppmのフッ化物をもたらすのに十分なフッ化ナトリウムを含むことができる。粒状ガラス組成物は、≦25μmの粒子を得るためにふるいにかけられた、以下の表1Aのガラス組成物#10であることができる。
本開示による象牙質脱感作性組成物の別の例は、本開示による粒状ガラス組成物を含むキャリアであり、このキャリアは、練り歯磨きを形成するために追加の成分と混合されるように配合される。
本開示による象牙質脱感作性組成物のさらに別の例は、マウスウォッシュを形成するために追加の成分と混合するように配合されるキャリアである。キャリアの特定の例は、本開示による粒状ガラス組成物と、無水アルコール、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、エッセンシャルオイル、安息香酸、ポロキサマー、安息香酸ナトリウム、香料、着色料又は任意の組み合わせを含む。マウスウォッシュを形成するためにキャリアと混合される追加の成分としては、水、過酸化物、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、エッセンシャルオイル、アルコール、安息香酸、ポロキサマー、安息香酸ナトリウム、香味剤、着色剤又はそれらの任意の組み合わせを挙げることができる。キャリア及び追加の成分は別々のコンパートメントに保持され、混合物がマウスウォッシュとして使用される前に一緒に混合されることができる。別個のコンパートメントは、分岐ボトルなどの多室ボトルの形態であることができる。
本開示による象牙質脱感作性組成物の別の例は、本開示による粒状ガラス組成物を含む予防ペースト(「プロフィーペースト」とも呼ばれる)である。考えられるプロフィペーストの特定の例は、本開示によるガラス組成物と、軽石、グリセリン、珪藻土(好ましくは細粒)、ケイ酸ナトリウム、サリチル酸メチル、リン酸一ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、甘味剤(例えば、アセスルファムカリウム又はサッカリンナトリウム)、香味剤、着色剤又はそれらの任意の組み合わせを含む。
方法
本開示によるガラス組成物は、適切なモル量の出発試薬を混合すること、前駆体ブレンドを白金ロジウムるつぼ(XRF Scientific、パースオーストラリア)に装填すること、600~750℃の初期滞留温度で、装填されたるつぼを炉(Carbolite、RHF 14/3)に入れること、温度を60分間保持すること、温度を1,200℃の滞留温度まで(例えば、20℃/分の速度で)傾斜させること、温度を60分間保持すること、及び、2枚のステンレススチール板の間でガラス溶融物を急冷することによって合成することができる。
ガラスが溶融する限り、上記に開示された特定の傾斜速度、時間及び温度を変更できることを理解されたい。毎分10~20℃の傾斜速度及び滞留温度での保持により、ガラスから少なくとも幾らかの気泡が除去されうる。
得られるガラス組成物は酸化物を含むが、出発試薬は、酸化物、炭酸塩、リン酸塩又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。例えば、出発試薬は、酸化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム及びNaHPOを含むことができる。炭酸カルシウム及び炭酸ナトリウムは炉内で分解してCOを放出し、対応する酸化物を生成する。リン酸ナトリウムは炉内で分解して、ガラス酸化物ネットワーク内にナトリウムイオン及びリンイオンを提供する。本開示の関係において、「リン酸塩源」を含むガラス組成物は、リン酸塩源からの分解生成物を含む組成物を指し、そしてリン酸塩源のモル%は、リン酸塩源出発材料のモル%を指すことが理解されるべきである。
得られた急冷ガラスは、遊星マイクロミル (Pulverisette 6、フリッチュ、ドイツ) 内で個別に破砕/粉砕し、ASTM E-11準拠のふるい (Cole Palmer、米国) でふるいにかけ、≦25μmの粒子を得ることができる。ガラスは、密封された保存バイアル内で乾燥条件下にて保存されうる。
本開示の関係において、粒状ガラス組成物の質量損失は、約0.1グラムのサンプルを予め秤量した15mlファルコンチューブに入れることにより測定した。次いで、10mLのTRIS緩衝生理食塩水(BioUltra、Sigma Aldrich、Canada)をピペットでチューブに入れた。チューブをインキュベータ内で120rpmにおいて攪拌し、30分、1、3、6、12又は24時間などの所望の放出時間、37℃の温度に保った。指定された時点が経過した後に、チューブをインキュベータから取り出し、1500RCFで15分間遠心分離した。上清を新しい15mLファルコンチューブにデカントした。フッ化物源を含む粒状ガラス組成物において、上清を含むチューブを密閉し、フッ化物の量が定量化されるまで4℃で保存した。元の15mLファルコンチューブを一定重量になるまで70℃に置いて乾燥させ、粒状ガラス組成物の残留質量を評価し、質量損失の計算を可能にした。
フッ化物源を含有する粒状ガラス組成物について、放出されたフッ化物の濃度を、Accumet(登録商標)電極フッ化物コンビネーションを備えたAccumet(登録商標)AB250 pH/イオン選択電極メータ(Fisher Scientific、マサチューセッツ、米国)を使用して定量化した。標準溶液は、特にイオン選択電極のためのフッ化物分析標準(NaF、0.1MのF、Sigma Aldrich、カナダ)を使用して調製し、分析前に検量線を取得した。分析時に、1mlのTISAB III (Fisher Scientific、マサチューセッツ州、米国)を、室温で上清を含む 15mLファルコンチューブに添加した。イオン濃度をn=3の平均±SDとして報告する。
走査型電子顕微鏡写真分析を、Phenon PRoX走査型電子顕微鏡 (Thermofisher Scientific、ウォルサム、マサチューセッツ州) を使用して実行した。
ガラスサンプルの熱分析は、Pt/Rh るつぼ (NETZSCH Instruments North America、バーリントン、マサチューセッツ州、米国)内で炭化ケイ素炉を備えた高温示差走査熱量計であるDSC 404 F3A-0230で完了した。約0.025グラムのサンプルを秤量してPt/Rhるつぼに装填した。流量50mL/分の窒素 (Praxair、Danbury Connecticut、USA)保護ガス下で100pts/分の取得速度で、20~900 ℃まで10K/分の速度でサンプルを加熱した。開始温度(To)、変曲温度(Ti)、最終温度(Tf)及び結晶化開始温度(Tp1)を、Netzsch Proteus Thermal Analysis Software (VERSION 6.1.0)を使用して決定した。表3に報告されているガラス転移温度は、サンプルの開始温度(To) から取得される。
11Bマジックアングルスピニング(MAS)NMRスペクトルは、16.4T Bruker Avance NMR分光計(11Bラーモア周波数=224.67MHz)を使用し、単一共鳴モードで動作する2.5mm HXプローブヘッドを使用して測定した。次に、固体NaBHを使用して11Bパラメータを較正し、外部化学シフト参照基準としても使用した(BFEtOに対して-42.1ppm)。すべてのサンプルを20kHzのMAS周波数で回転させて、中心バンドを決定し、回転側波帯を特定した。すべての組成物及び実験について、11B NMRは、ほぼ立方体のNaBH環境で15°のパルス角度に対応する0.53μsのパルスを使用して蓄積された。バックグラウンドノイズを除去するために、回転速度ごとで空のロータのスペクトルを取得し、実験スペクトルから差し引いた。
インビトロ再石灰化モデルは、ガラス粉末が口腔環境でミネラル相(例えば、アパタイト及びフッ化アパタイト)の沈殿を促進する能力の代理試験となるように設計された。生物活性のインビトロ評価に関するISO規格が存在するが、ISO法は巨視的サンプルの評価用に開発されており、インキュベーション条件は表面対体積比に標準化されており、粉末の分析には適していると認められなかった(ISO 23317 :2014「外科用インプラント - インプラント材料のアパタイト形成能のインビトロ評価」)。ここで調べたガラス粉末は微粉末(d90<30μm)であったため、この研究は、国際ガラス委員会(TCO4)の技術委員会4によって開発されたプロトコルに基づいており、粉末状の生物活性ガラスの生物活性を評価し、粉末重量に正規化されている(Macon、A. K.「生物活性ガラス及びその変種のアパタイト形成能力の統一されたインビトロ評価」Journal of Materials Science: Materials in Medicine、(2015) 26(2) p 115)。破砕されたガラス粉末を、37℃の模擬体液中でインキュベートした。擬似体液を、Kokubo及びTakadamaによって公開された方法及び指示に従って合成した(Kokubo, T.及びTakadama, H. Biomaterials (2006) 27:15, pp 2907-2915)。研究対象のガラスの分解が激しいために粒子サイズの有意な低下が予想されるので、ガラスのサンプルサイズを推奨の75mgから2倍の125mgに増やし、それに応じてSBFの量を50mLから100mLに増やした。インキュベーションしたサンプルを30分後に取り出し、次いで、ろ過して乾燥させ、イメージングでミネラル相の形成を可視化した。水性環境でのガラス粉末の意図した急速な分解のために、TCO4法は、TCO4法で使用される8時間、24時間、72時間、1週間及び2週間の時点と比較して、30分、3時間及び24時間の時点で、擬似体液中でガラス粉末をインキュベートするように変更された。元素分析を、5分間元素マッピングして、80mmSDDを備えたオックスフォードインストラメントEDXユニットを使用して行った。

表1A及び1Bに示すガラス組成物はすべて、分析グレードの試薬(酸化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、フッ化ナトリウム)(Sigma Aldrich、カナダ) の決められた量を秤量することによって合成した。均一性を確保するために、個々の配合物を乾燥粉末ブレンダで少なくとも60分間混合した。各前駆体ブレンドを100mLの白金ロジウムるつぼ (XRF Scientific、パース オーストラリア) に入れて装填した。次いで装填したるつぼを炉(カーボライト、RHF 14/3)内に600~750℃の初期滞留温度で置き、60分間保持した。次に、温度を1,200℃の最終保持温度まで上昇させ(20℃/分)、60分間保持した。取り出したときに、各ガラス溶融物は、2枚のステンレススチール板の間で急冷された。得られた急冷ガラスを、遊星マイクロミル (Pulverisette 6、フリッチュ、ドイツ)内で個別に破砕/粉砕し、ASTM E-11準拠のふるい(Cole Palmer、米国)でふるいにかけ、≦25μmの粒子を得た。
表1Aの例示的なガラスの粒子の幾つかは、上述の方法を使用して質量損失について評価された。1時間後及び24時間後の%質量損失を表2に示す。
表1Bの例示的なガラスの粒子の幾つかを、上記の方法を使用して質量損失について評価した。30分後の%質量損失を表3に示す。
ガラス粉末の密度は、1cmインサートを備えたAccuPyc 1340ヘリウム比重計(Micromeritics、米国)を使用して測定した。使用前に、追跡可能な容量標準を使用して比重計を校正した。ガラス粉末分析では、インサートに約1gのガラス粉末を装填した。各測定値は10回の読み値の平均から計算される。
サンプルのアモルファス相の百分率は、Cu源及びLynxeye リニアアレイ検出器(Bruker AXS Inc, Maddison Wisconsin, USA) を備えたD2 Phaser X 線回折計を使用して評価した。細かく破砕されたサンプルの回折スペクトルは、ステップサイズ0.02度、滞留時間2秒で、10~60°の2シータ角度で収集した。非晶質材料の相対体積は、バックグラウンド曲線をアモルファスハローに適合させ、未補正のグローバル領域に対するバックグラウンド補正縮小領域の相対強度を計算することによって計算した。%アモルファス相は、式(%結晶化度)+(%アモルファス相)=100によって%結晶化度に関連付けられる。
表1Aの例示的なガラスの粒子は、以下のバルク特性を有した。
表1Bは以下の表により規定されるデザインスペースの組成物を含み、単位はモル%である。
デザインスペース内にある試験した組成物の結果は以下の式を提供し、異なる組成物の相対的な比較を可能にし、及び/又は、組成物の異なる成分に関連する傾向を識別するのに有用であることができる。実験誤差及びモデル化誤差により、ガラスの特性を絶対的に予測することはできないが、式を使用してガラス組成物の設計を導き、改良することができる。一緒に使用すると、これらのモデルは、試験された組成空間内で多成分組成を調整する際にどの要因がトレードオフされる可能性があるかを示唆するのに役立つことができる。以下の式において、リストされている成分の値は百分率である(分数又は小数ではない)。例えば、50モル%のBは「50」とする(「0.5」ではない)。
溶融物の結晶化度は、一般に、以下の式を使用して、試験された急冷条件下で予測できる。
結晶化度=-7.21994*[B]+10.5814*[KO]+13.6798*[CaO]+16.9661*[MgO]+4.75849*[NaO]-35.849*[B][KO]-45.4598*[B][CaO]-66.4434*[KO][MgO]-66.849*[CaO][MgO]-72.7346*[MgO][NaO]
ガラスの密度は、一般に以下の式を使用して予測できる。
ρ=2.14644*[B]+2.24491*[KO]+2.92911*[CaO]+2.43832*[MgO]+2.42776*[NaO]
約1.3g/cm~約2.2g/cmのガラス密度は、非水性口腔ケア製剤において特に有用であることができる。非水性練り歯磨きの主要な液体成分及び固体成分であるグリセロール及びシリカの密度は、それぞれ 1.3 及び2.2g/cmである。
NMR B3化学シフト(ppm)は、一般に、以下の式を使用して予測できる。
ppm=6.74673*[B]+3.33975*[KO]+7.20888*[CaO]+10.1749*[MgO]+4.01478*[NaO]-11.8899*[B][KO]-25.2187*[B][CaO]-25.023*[B][MgO]-12.4656*[B][NaO]-12.5781*[KO][MgO]-18.8676*[CaO][MgO]-19.0726*[MgO][NaO]
NMRは、ガラス中の11B原子の局所環境を調べるツールを提供する。B3(三面体) 対 B4 (四面体)座標Bとして構成されたネットワークの割合は、NMRを使用して決定できる。意外なことに、本開示の著者は、アルカリ及びアルカリ土類元素の(係数からの)影響がネットワーク構成に同様の影響を与えるものと判断した。このデータで提供される比率は、組成化学に加えて、分解のメカニズムの基礎を支持する。
試験条件下での30分後の質量損失のパーセントに関連する式は以下のとおりである。
1189.44*[B]-87.7623*[KO]-62.9762*[CaO]+375.296*[MgO]-80.86*[NaO]-982.106*[B][KO]-1169.24*[B][CaO]-2192.55*[B][MgO]-1040.75*[B][NaO]+485.18*[KO][CaO]-139.18*[KO][MgO]+283.37*[KO][NaO]-460.87*[CaO][MgO]+475.861*[CaO][NaO]-304.428*[MgO][NaO]
6つの例示的なガラス組成物を、表面エナメル質を再石灰化する能力について試験した。試験した組成物は、表1Aに特定されるとおりの組成物10、及び、表1Bで特定されるとおりの組成物3.01、3.04、3.06、3.20及び3.24であった。
再石灰化の結果を以下の表6、7及び8に示す。
さらに、化合物10の再石灰化の結果を3時間で測定した。3つの複製物の平均(±SD)としての原子百分率は次のとおりであった。B:検出せず、O:75.7±2.3、Na:0.1±0.006、Mg:1.9±0.09、K:検出せず、Ca:12.1±1.3、C:検出せず、及び、P:10.3±0.9。
カルシウム(Ca)及びリン(P)は、非晶質リン酸カルシウム及びアパタイトの構築ブロックであり、歯を再石灰化するように作用する。SBF中でインキュベートしたガラスの表面でこれらの元素を特定することは、そのガラスの石灰化能力を示す。文献によると、典型的に、石灰化作用は数時間(典型的には24時間)、数日又は数週間にわたって発生する。Pが不足している試験配合物は、わずか30分後にCa及びP含有沈殿物を示す。表6、7及び8の結果は、時間=0時間では、ガラス粒子の表面にリンが検出されなかったことを示している。検出された炭素(「C」)は、サンプル調製中に発生した表面汚染を反映している。時間=24時間で、1.13:1~1.31:1(Ca:P)の範囲のカルシウムとの比率でリンを検出した。これは、アパタイト中に存在するカルシウムとリンの約1.6の比率に近づく。
ガラス組成物No.10(すなわち、43.0モル%のB、20.7モル%のMgO、20.7モル%のCaO及び15.6モル%のNaOからなるガラス組成物)を使用して、以下の表による例示的な練り歯磨き(「5%SIP-FF+NaF」)を調製した。
ガラス粒子をふるいにかけ、≦25ミクロンの粒子を集めた。粒子サイズ分析により、粉末粒子が象牙質細管を閉塞するのに適切なサイズであることが確認された。象牙質細管は、典型的に、直径が1~5μmである。ガラスの平均粒子サイズ分布は、D10=6.46μm、D50=16.6μm及びD90=33.0μmであった。ここで、Dxは直径であり、分布のX%はDx未満の直径を有する。
例示的な練り歯磨き5%SIP-FF+NaFを、単一時点及び複数時点の象牙質閉塞研究、ならびに単一時点の水伝導度研究で試験した。
単一時点の象牙質閉塞研究
5% SIP-FF+Na練り歯磨きを市販の練り歯磨き製品:(対照物品♯1) NOVAMIN(登録商標)を含むSensodyne(登録商標)リペアアンドプロテクト(5% ノバミン及びフッ化ナトリウムとして1040ppmのフッ化物)、及び (対照物品♯2) Colgate(登録商標)センシティブプロリリーフ(商標)(8%アルギニン、35%炭酸カルシウム、モノフルオロリン酸ナトリウムとして 1320ppmのフッ化物)に対して、単一時点の象牙質閉塞研究において比較した。
1日2回、2分間の模擬ブラッシングと、清潔な指を使用してエンドウ豆大の量を敏感な領域に直接塗布することの両方を使用して処置した象牙質サンプルの分析により、処置の一日後に、対象の練り歯磨きによる象牙質細管の閉塞の程度を測定する。象牙質細管閉塞の程度は、象牙質過敏症を軽減する能力の間接的な尺度であると当該技術分野で一般的に理解されている。つまり、閉塞のレベルが上がると、象牙質液の流れが減少し、その結果、痛みの感覚が減少する。象牙質液の流れの減少は感受性を低下させ、フッ化アパタイトの沈殿は迅速な緩和のための障壁を提供する。う蝕又は虫歯の予防に役立つフッ素化アパタイトは、ミネラルに取り込まれる溶液中のフッ化物イオンの存在下で形成されうる。
ヒト象牙質サンプル(厚さ約1.0~約1.5mm)を、ダイヤモンドディスクソーを使用して、歯根の長軸に垂直なう蝕のない未修復の臼歯の歯冠から調製した。各切片を 10%クエン酸で2分間エッチングし、続いて60秒間水ですすぎ、脱イオン水で2分間超音波処理し、さらに水で60秒間すすいだ。各切片をモールドに入れ、アクリル樹脂で覆った。硬化したら、象牙質面を研磨して鏡面仕上げした。脱イオン水ですすいだ後に、表面をエッチングし、超音波処理し、再度すすいだ。サンプルの完全性、細管密度及び開通性を、Phenom PRoX走査電子顕微鏡(Thermo Fisher Scientific、マサチューセッツ州ウォルサム)を使用して走査型電子顕微鏡(SEM)で検証した。
人工唾液(30mM塩化カリウム、13mM塩化ナトリウム、10mMオルトリン酸二水素カリウム、3mM塩化カルシウム脱水物、0.22% w/w タイプ II ブタ胃ムチン及び0.02%w/wアジ化ナトリウム)を調製した。象牙質サンプルを練り歯磨きで処置する前に、人工唾液に37℃で少なくとも60分間浸した。
ブラッシング適用では、0.67gの練り歯磨きを振動Oral-B プレシジョン歯ブラシを使用して象牙質サンプルに10秒間適用した。直接適用では、0.25gの練り歯磨きを象牙質サンプルに軽い圧力で押し付け、手袋をはめた指で円動作で10秒間適用した。象牙質サンプル処置及び適用条件を以下の表10に要約する。
どちらの適用方法でも、サンプルを適用後に脱イオン水で30秒間すすぎ、練り歯磨きの目に見える痕跡を除去し、次いで、少なくとも1時間人工唾液中に保存してから、1日 2回の使用をシミュレートするように適用サイクルを繰り返した。2回目の適用後に、サンプルを模擬唾液で60秒間処理し、その後に、乾燥させてSEMイメージングの準備をした。
金スパッタコーティングで処置された象牙質サンプルを、Phenon ProX 走査型電子顕微鏡を使用して画像化し、各サンプルについてx3000の倍率で3つの画像を収集した。各SEM画像は、以下の等級分類を使用して、5段階のカテゴリスケールに基づいて、2人の二重盲検評価者が歯の閉塞の程度を評価した。
1.閉塞
2.ほとんど閉塞
3.等しい
4.ほとんど閉塞されていない
5. 閉塞していない
Minitab 18ソフトウェアを使用してデータ分析を行った。すべての処置群を評価し、群平均、標準偏差、最小値、最大値及びレプリカ数の記述統計を提供した。次に、すべてのデータセットの正規性を試験した。正規性の仮定に合格したデータセットについては、2サンプルt検定を使用して、データセット間の対比較を行った。1つ以上のデータセットが正規性の仮定を満たさなかったペアリングについては、マンホイットニー試験を使用してペアごとの統計的比較を行った。すべての統計試験は、有意水準0.05で行った。
初期性能データは、5% SIP-FF+Na練り歯磨きが有効であり、象牙質細管を部分的に閉塞する能力があることを裏付けている。平均閉塞スコアは以下のとおりである。
5% SIP-FF+Na練り歯磨きで処置した象牙質細管のSEM画像は、象牙質細管内又は象牙質表面に保持された大きな未分解粒子と、象牙質細管内の小さなミネラル沈着物の発生の両方による細管閉塞を示している。
管内閉塞に加えて、露出した象牙質表面上の層の形成は、細管を遮断しうる。ガラス組成物が分解するにつれて、その速度は粒子サイズに影響され、有益なイオンが放出されて、フッ化物含有アパタイトを含むアパタイトの形成を促進する。
NOVAMIN(登録商標)を含むSensodyne(登録商標)リペアアンドプロテクトは、ブラッシング適用及び直接適用の両方で、象牙質細管の閉塞において最悪の性能を発揮する練り歯磨きであった。マーケティング資料によると、NOVAMIN(登録商標)を含むSensodyne(登録商標)リペアアンドプロテクトは「1週間目から効果を発揮する」とされており、ここで Sensi-IP(登録商標)が示しているような即座に得られる効果でなく、数日かけてより多くの蓄積効果を発揮しうるということを裏付けている。Novamin Technologyの基礎である、初期生物活性ガラス組成物45S5についての国際ガラス委員会(TCO4)の第4技術委員会が実施した独自のインビボ研究は、インビトロでの表面反応の効果が見られるようになるまでに24時間かかったことが判った(J Mater Sci: Mater Med 2015)。
複数時点象牙質閉塞研究
上記の5% SIP-FF+Na練り歯磨きは、5日間の模擬処置にわたって複数時点の象牙質閉塞研究において、市販の練り歯磨き製品(対照物品#1)NOVAMIN(登録商標)を含むSensodyne(登録商標)リペアアンドプロテクト(商標)(5%のNovamin及び1040ppmのフッ化ナトリウムとしてのフッ化物)及び(対照物品#2)Colgate(登録商標)センシティブプロリリーフ(商標)(8%のアルギニン、35%の炭酸カルシウム、1320ppmのモノフルオロリン酸ナトリウムとしてのフッ化物)とも比較された。
2分間の模擬ブラッシングを1~5日間使用して1日2回処置した象牙質サンプルの分析は、数日間にわたる対象の練り歯磨きによる象牙質細管の閉塞の程度の測定を提供する。象牙質細管閉塞の程度は、象牙質過敏症を軽減する能力の間接的な尺度であると当該技術分野で一般的に理解されている。つまり、閉塞のレベルが上がると、象牙質液の流れが減少し、その結果、痛みの感覚が減少する。
ヒト象牙質サンプルは、上記の単一時点象牙質閉塞研究と同じ方法で調製した。
人工唾液(30mM塩化カリウム、13mM塩化ナトリウム、10mMオルトリン酸二水素カリウム、3mM塩化カルシウム脱水物、0.22%w/w タイプ II ブタ胃ムチン及び0.02% w/w アジ化ナトリウム)を調製した。象牙質サンプルを、練り歯磨きによる最初の処置の前に、人工唾液に37℃で少なくとも60分間浸漬した。
振動歯ブラシを用いて練り歯磨き0.67gで10秒間ブラッシングすることにより、サンプルを練り歯磨き(表12)で1日2回処理した。
サンプルを、表13に概説するように1~5日間処置した。サンプルを、適用後に脱イオン水で30秒間すすぎ、練り歯磨きの目に見える痕跡を除去し、次に、少なくとも1時間人工唾液中に保存し、その後に、適用サイクルを繰り返して、1日2回の使用をシミュレートした。1日2回の適用後に、サンプルを模擬唾液に3時間浸した後に、次の処置時点まで湿らせた組織に移した。
金スパッタコーティングを含む、処置された象牙質サンプルを、Phenon ProX 走査型電子顕微鏡を使用して画像化し、各サンプルについてx3000の倍率で3つの画像を収集した。各SEM画像は、次の等級分類を使用して、5段階のカテゴリスケールに基づいて、2人の二重盲検評価者が歯の閉塞の程度を評価した。
1.閉塞
2.ほとんど閉塞
3.等しい
4.ほとんど閉塞されていない
5. 閉塞されていない
Minitab 18 ソフトウェアを使用してデータ分析を行った。すべての処置群を評価し、群平均、標準偏差、最小値、最大値及び反復回数の記述統計を提供した。次に、すべてのデータセットの正規性を試験した。正規性の仮定に合格したデータセットについては、2サンプルt検定を使用して、データセット間の対比較を行った。1つ以上のデータセットが正規性の仮定を満たさなかったペアリングについては、マンホイットニー試験を使用して対ごとの統計的比較を行った。すべての統計試験は、0.05の有意レベルで行った。
初期性能データは、5% SIP-FF+Na練り歯磨きが有効であり、象牙質細管を部分的に閉塞する能力があることを裏付けている。平均閉塞スコアは以下のとおりである。
完全な閉塞 (閉塞スコア1で表される)は、5% SIP-FF+Na練り歯磨きを3日間適用した後に、Sensi-IP(登録商標)練り歯磨きで処置された一部の象牙質サンプルで達成された。他の練り歯磨きは、処置期間にわたって処置されたサンプルのいずれについても、1の閉塞スコアを達成しなかった。
NOVAMIN(登録商標)を含むSensodyne(登録商標)リペアアンドプロテクト及びColgate(登録商標)センシティブプロリリーフ(商標)は、すべての時点で等しい性能を示し、視覚的な閉塞を提供するために5% SIP-FF+Na練り歯磨きよりも劣っていた。
表面の微小硬度
約4x4mmのエナメルブロックをウシの口唇切歯からスライスし、ラッピングして 0.04μmのグリットに研磨した。1つの角を、サンプルの配向を可能にするために削り取り、サンプルを保存し、冷蔵し、使用するまで0.1%チモールで湿らせた。
ベースラインの表面微小硬度測定値を、Wilson Tukon 1202 微小硬度試験機を使用して評価した。50gの負荷及び10秒の滞留時間を使用して、一連の8つのくぼみを100μmの間隔で作成した。くぼみサイズの測定は、50X 対物レンズを使用して行った。サンプルは、SMH≧250HK、標準偏差≦20HKの組み入れ基準で研究に受け入れた。ベースライン評価に続いて、サンプルを1ブロックあたり8mlの脱石灰化溶液に37℃で60分間浸し、続いて脱イオン水ですすぐことにより、最初の脱石灰化チャレンジを適用した。研究に含めるための品質チェックとしての脱石灰化の前で最初の脱石灰化処理後、及び、pHサイクル処置後の両方で、各エナメルブロックの表面微小硬度測定を行った。
SIP-FFを含まない同等の練り歯磨きシャーシからなるネガティブコントロールペーストを、SIP-FFを含まない同等のシャーシからなり、1040ppmのNaFとしてのFを添加したポジティブコントロールとともに、比較のために使用した。
表面微小硬度(SMH)は、50gの荷重及び10秒の滞留時間を使用して、100μmの間隔で作成された一連の8つのくぼみを使用して分析した。くぼみの測定を50X 対物レンズを使用して行い、硬度を硬度ヌープとして表した。
表面微小硬度回復率(SMHR)を以下の式を使用して計算した。
すべての統計分析を、Minitab 18 ソフトウェアを使用して行った。各実験について、各処置群及び時点の要約統計量(n、平均、標準偏差)を生成した。アンダーソン-ダーリング(Anderson-Darling)試験を使用して、すべてのデータセットの正規性を試験した。各実験及び時点について、処置群間で対比較を行った。エナメル表面微小硬度実験では、すべてのデータセットが仮定基準を満たし、一元配置分散分析を使用して実験結果を比較した。視覚的閉塞実験とフッ化物取り込み試験では、正規性の仮定が満たされる場合に2サンプルT試験を使用して閉塞スコア間で対比較を行い、対の1つ以上が正規性試験を満たさない場合にマンホイットニー試験を使用して比較を行った。すべての統計試験は、0.05の有意レベルで行った。
上記の記載において、説明の目的で、例の完全な理解を提供するために多数の詳細が示されている。しかしながら、これらの特定の詳細が必要でないことは、当業者に明らかであろう。したがって、記載したことは、記載した例の応用を単に例示するものであり、上記の教示に照らして多数の変更及び変形が可能である。
上記の記載は例を提供するので、当業者は特定の例に対して変更及び変形を行うことができることを理解されたい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に記載された特定の例によって限定されるべきではなく、全体として明細書に一貫するように解釈されるべきである。
本発明は、下記の態様を含む:
〈態様1〉
約20モル%~45モル%のB
約10モル%~約80モル%のCaO及びMgOからなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分、
場合により、Na O、K O及びリン酸塩源からなる群より選ばれる1つ以上のガラス成分、並びに、
場合により、約45モル%以下のCaF 、SnF 、NaF、KF、Na PO F又はそれらの組み合わせ、
を含む、ガラス組成物であって、B 及びリン酸塩源は合計で約60モル%以下であり、そして
前記組成物は0.1モル%未満のCdOを含む、ガラス組成物。
〈態様2〉
前記リン酸塩源は、更に、前記ガラス組成物の約35モル%未満、約30モル%未満、約25モル%未満、約20モル%未満、約15モル%未満、約10モル%未満又は約5モル%未満である、態様1に記載のガラス組成物。
〈態様3〉
前記リン酸塩源は、P 、NaH PO 、Na HPO 、Na PO 、KH PO 、K HPO 、K PO 又はそれらの任意の組み合わせである、態様1又は2に記載のガラス組成物。
〈態様4〉
前記ガラス組成物は、
a)約10モル%~約80モル%のCaO、
b)約10モル%~約80モル%のMgO、
c)約10モル%~約80モル%のCaO及びMgOの組み合わせ、
d)約10モル%~約80モル%の(i)CaO及び(ii)Na O又はK O又はその両方の組み合わせ、
e)約10モル%~約80モル%の(i)MgO及び(ii)Na O又はK O又はその両方の組み合わせ、
f)約10モル%~約80モル%の(i)CaO、(ii)MgO及び(iii)Na O又はK O又はその両方の組み合わせ、
g)約10モル%~約80モル%の(i)CaO又はMgO及び(ii)リン酸塩源の組み合わせ、
h)約10モル%~約80モル%の(i)CaO、(ii)MgO及び(iii)リン酸塩源の組み合わせ、
i)約10モル%~約80モル%の(i)CaO又はMgO、(ii)リン酸塩源及び(iii)Na O又はK O又はその両方の組み合わせ、又は、
j)約10モル%~約80モル%の(i)CaO、(ii)MgO、(iii)リン酸塩源及び(iv)Na O又はK O又はその両方の組み合わせ、
を含む、態様1~3のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様5〉
前記ガラス組成物は、Na O、CaO及びMgOを1.0:0.5~2.5:0.5~2.5(Na O:CaO:MgO)のモル比で含む、態様1~4のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様6〉
前記ガラス組成物は、
a)約16モル%~約22モル%のNa O、約11モル%~約17モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、
b)約14モル%~約20モル%のNa O、約14モル%~約20モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、
c)約11モル%~約17モル%のNa O、約16モル%~約22モル%のCaO及び約16モル%~約22モル%のMgO、又は、
d)約13モル%~約19モル%のNa O、約18モル%~約24モル%のCaO及び約18モル%~約24モル%のMgO、
を含む、態様5に記載のガラス組成物。
〈態様7〉
(B +MgO):(CaO+Na O+K O)のモル比は1.0より大きく、例えば1.15より大きい又は1.30より大きい、態様1~5のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様8〉
前記ガラス組成物は、B とMgOとの組み合わせを少なくとも54モル%、例えば少なくとも57モル%含む、態様1~7のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様9〉
前記ガラス組成物は、CaOとMgOとの組み合わせを少なくとも33モル%、例えば少なくとも40モル%又は少なくとも50モル%含む、態様1~8のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様10〉
前記ガラス組成物は、N OとK Oとの組み合わせを少なくとも7モル%、例えば少なくとも15モル%又は少なくとも30モル%含む、態様1~9のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様11〉
前記ガラス組成物は0.1モル%未満のリン酸塩を含む、態様7~10のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様12〉
前記ガラス組成物は、B 、Na O及びK Oの一方又は両方、並びにCaO及びMgOの一方又は両方から本質的になる、態様7~11のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様13〉
前記ガラス組成物は、B 、Na O及びK Oの一方又は両方、並びにCaO及びMgOの一方又は両方を、以下の表に列挙される組成のいずれか1つによる量で含む、態様1に記載のガラス組成物:
〈態様14〉
前記ガラス組成物は30モル%未満のCaF 又はSnF を含み、そして、30モル%未満のCaF とSnF との組み合わせを含む、態様1~11のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様15〉
前記ガラス組成物は、約2モル%~約15モル%のCaF 、SnF 、NaF、KF、Na PO F又はそれらの組み合わせを含み、例えば、約5モル%~約15モル%のCaF 、NaF、KF又はそれらの組み合わせを含む、態様1~11のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様16〉
約43モル%のB 、約21モル%のMgO、約21モル%のCaO及び約15モル%のNa Oを含み、例えば、43.0モル%のB 、20.7モル%のMgO、20.7モル%のCaO及び15.6モル%のNa Oを含む、態様1に記載のガラス組成物。
〈態様17〉
約25モル%~約45モル%、例えば約41モル%~約45モル%のB
約10モル%~約23モル%、例えば約13モル%~約23モル%のCaO、
約10モル%~約30モル%、例えば約18モル%~約23モル%のMgO、及び、
約8モル%~約22モル%、約13モル%~約22モル%のNa O、及び、
場合により、約8モル%~約15モル%のNaF、KF、CaF 又はそれらの任意の組み合わせ、
を含む、態様1~12のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様18〉
約25モル%~約43モル%のB
約14モル%~約21モル%のCaO、
約19モル%~約29モル%のMgO、
約9モル%~約15モル%のNa O、及び、
約9モル%~約15モル%のNaF、KF、CaF 又はそれらの任意の組み合わせ、
を含む、態様1に記載のガラス組成物。
〈態様19〉
約29モル%~約45モル%のB
約5モル%~約22モル%のCaO、
約1モル%~約22モル%のMgO、
0モル%~約15モル%のK O、及び、
約5モル%~約18モル%のNa O、
を含む、態様1~5及び7~12のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様20〉
前記ガラス組成物は、0.1モル%未満のZnOを含み、例えば、実質的にZnOを含まず、0.1モル%未満のCuO、0.1モル%未満のLi O、0.1モル%未満のRb O、0.1モル%未満のBaO、0.1モル%未満のSrO、0.1モル%未満のSiO 又はそれらの任意の組み合わせを含む、態様1~19のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様21〉
前記ガラス組成物は、サイズが約1~約50μmである粒子を含む粒状材料である、態様1~20のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様22〉
前記粒子の少なくとも75%は50μm未満のサイズである、態様21に記載のガラス組成物。
〈態様23〉
前記粒子の少なくとも85%は50μm未満のサイズである、態様21に記載のガラス組成物。
〈態様24〉
前記粒子の少なくとも95%は50μm未満のサイズである、態様21に記載のガラス組成物。
〈態様25〉
前記粒子の少なくとも5%は7μm未満のサイズである、態様21~24のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様26〉
前記粒子の少なくとも5%は35μm未満のサイズであり、
前記粒子の少なくとも5%は15μm未満のサイズであり、かつ
前記粒子の少なくとも5%は7μm未満のサイズである、
態様21~24のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様27〉
前記粒子の少なくとも5%は約15μm~約35μmのサイズであり、
前記粒子の少なくとも5%は約6μm~約15μmのサイズであり、かつ
前記粒子の少なくとも5%は約3μm~約7μmのサイズである、
態様21~25のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様28〉
前記粒子の約10%は5μm未満のサイズであり、
前記粒子の約50%は15μm未満のサイズであり、かつ
前記粒子の約90%は30μm未満のサイズである、
態様21に記載のガラス組成物。
〈態様29〉
前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも5質量%を失う、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様30〉
前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも20質量%を失う、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様31〉
前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも40質量%を失う、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様32〉
前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも60質量%を失う、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様33〉
前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に少なくとも80質量%を失う、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様34〉
態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、練り歯磨き。
〈態様35〉
態様14、15、17又は18に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、練り歯磨きであって、前記練り歯磨きは、約500ppm~約1,500ppmのフッ化物、例えば、約750ppm~約1,500ppmのフッ化物又は約1,000ppm~約1,500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量の前記ガラス組成物を含む、練り歯磨き。
〈態様36〉
態様1~13、16、17、19及び20のいずれか1項に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、練り歯磨きであって、前記ガラス組成物はフッ化物を含まず、そして前記練り歯磨きは約1000ppm~約1500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のフッ化ナトリウムなどのフッ化物源を含む、練り歯磨き。
〈態様37〉
態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物、グリセリン、ラウリル硫酸ナトリウム、シリカ、カルボポール940及び香味剤を含む、練り歯磨き。
〈態様38〉
前記ガラス組成物は前記練り歯磨きの約2.5wt%~約7.5wt%である、態様34~37のいずれか1項に記載の練り歯磨き。
〈態様39〉
前記練り歯磨きは実質的に水を含まない、態様34~38のいずれか1項に記載の練り歯磨き。
〈態様40〉
態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、予防ペースト。
〈態様41〉
態様14、15、17又は18に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、予防ペーストであって、練り歯磨きは約1,000ppm~約1,500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量の前記ガラス組成物を含む、予防ペースト。
〈態様42〉
態様1~13、16、17、19及び20のいずれか1項に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、予防ペーストであって、前記ガラス組成物はフッ化物を含まず、そして前記予防ペーストは約1000ppm~約1500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のフッ化ナトリウムなどのフッ化物源を含む、予防ペースト。
〈態様43〉
前記予防ペーストは実質的に水を含まない、態様40~42のいずれか1項に記載の予防ペースト。
〈態様44〉
態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、歯科用バーニッシュ。
〈態様45〉
態様14、15又は18に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、歯科用バーニッシュであって、前記歯科用バーニッシュは約1,000ppm~約5000ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量の前記ガラス組成物を含む、歯科用バーニッシュ。
〈態様46〉
態様1~13、16、17、19及び20のいずれか1項に従属する場合の態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、歯科用バーニッシュであって、前記ガラス組成物はフッ化物を含まず、そして前記歯科用バーニッシュは約1000ppm~約5000ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のフッ化ナトリウムなどのフッ化物源を含む、歯科用バーニッシュ。
〈態様47〉
前記歯科用バーニッシュは実質的に水を含まない、態様44~46のいずれか1項に記載の歯科用バーニッシュ。
〈態様48〉
敏感な歯に関連する痛みを少なくとも一時的に軽減するための、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きの使用。
〈態様49〉
敏感な歯に関連する痛みを少なくとも一時的に軽減するための、態様40~43のいずれか1項に記載の予防ペーストの使用。
〈態様50〉
敏感な歯に関連する痛みを少なくとも一時的に軽減するための、態様44~47のいずれか1項に記載の歯科用バーニッシュの使用。
〈態様51〉
個体において敏感な歯に関連する痛みを少なくとも一時的に軽減する方法であって、
態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨き、
態様40~43のいずれか1項に記載の予防ペースト、又は、
態様44~47のいずれか1項に記載の歯科用バーニッシュ、
を前記個体の象牙質に適用することを含む、方法。
〈態様52〉
前記象牙質を脱感作するための、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様53〉
敏感な歯に関連する痛みを一時的に軽減するための、態様52に記載の象牙質を脱感作するためのガラス組成物。
〈態様54〉
(i)態様21~28、52及び53のいずれか1項に記載のガラス組成物、及び、
(ii)無水の口腔適合性キャリア、
を含む、象牙質脱感作性組成物。
〈態様55〉
前記口腔適合性キャリアはマウスウォッシュである、態様54に記載の象牙質脱感作性組成物。
〈態様56〉
口腔適合性キャリアは、マウスウォッシュと混合するように配合される、態様54に記載の象牙質脱感作性組成物。
〈態様57〉
前記口腔適合性キャリアは口腔適合性粘性キャリアである、態様54に記載の象牙質脱感作性組成物。
〈態様58〉
前記口腔適合性粘性キャリアは、30℃で約100cP~30℃で約150,000cPの粘度を有する、態様57に記載の象牙質脱感作性組成物。
〈態様59〉
前記口腔適合性粘性キャリアは、練り歯磨き、デンタルジェル、予防ペースト、歯科用バーニッシュ又は結合剤である、態様58に記載の象牙質脱感作性組成物。
〈態様60〉
ガラスは、態様21~28のいずれか1項に記載の粒状ガラス組成物を調製するためのバルクガラスである、態様1~20のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様61〉
表面エナメル質微小硬度を増加させるための、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きの使用。
〈態様62〉
態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きを個体のエナメル質に適用することを含む、表面エナメル質微小硬度を増加させる方法。
〈態様63〉
表面エナメル微小硬度を増加させるための、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様64〉
表面エナメル質を少なくとも部分的に再石灰化するための、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きの使用。
〈態様65〉
表面エナメル質を少なくとも部分的に再石灰化する方法であって、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きを個体のエナメル質に適用することを含む、方法。
〈態様66〉
表面エナメル質を少なくとも部分的に再石灰化するための、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。
〈態様67〉
1つ以上の象牙質細管を少なくとも部分的に閉塞するための、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きの使用。
〈態様68〉
1つ以上の象牙質細管を少なくとも部分的に閉塞する方法であって、態様34~39のいずれか1項に記載の練り歯磨きを個体の象牙質細管に適用することを含む、方法。
〈態様69〉
1つ以上の象牙質細管を少なくとも部分的に閉塞するための、態様21~28のいずれか1項に記載のガラス組成物。

Claims (22)

  1. ±2モル%のB±2モル%のMgO、±2モル%のCaO及び±2モル%のNaOを含ラス組成物。
  2. 請求項1に記載のガラス組成物であって、前記ガラス組成物が、43.0モル%のB 、20.7モル%のMgO、20.7モル%のCaO及び15.6モル%のNa Oを含む、ガラス組成物。
  3. 請求項1に記載のガラス組成物であって、前記ガラス組成物が、B 2 3 、MgO、CaO及びNa 2 Oからなり、ここで、
    前記B 2 3 が43±2モル%の量で存在し;
    前記MgOが21±2モル%の量で存在し;
    前記CaOが21±2モル%の量で存在し;及び
    前記Na 2 Oが15±2モル%の量で存在する、ガラス組成物。
  4. 前記ガラス組成物は、0.1モル%未満のZnOを含み、.1モル%未満のCuO、0.1モル%未満のLiO、0.1モル%未満のRbO、0.1モル%未満のBaO、0.1モル%未満のSrO、0.1モル%未満のSiO又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項1又は2に記載のガラス組成物。
  5. 前記ガラス組成物は、0.1モル%未満のZnOを含み、0.1モル%未満のCuO、0.1モル%未満のLi O、0.1モル%未満のRb O、0.1モル%未満のBaO、0.1モル%未満のSrO及び0.1モル%未満のSiO を含む、請求項1又は2に記載のガラス組成物。
  6. 前記ガラス組成物は、サイズが0μmである粒子を含む粒状材料であ
    請求項1~のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  7. 前記粒子の、少なくとも75%、少なくとも85%、又は少なくとも95%は、50μm未満のサイズである、請求項6に記載のガラス組成物。
  8. 前記粒子の少なくとも5%は7μm未満のサイズである、請求項6又は7に記載のガラス組成物。
  9. 前記粒子の少なくとも5%は35μm未満のサイズであり、
    前記粒子の少なくとも5%は15μm未満のサイズであり、かつ
    前記粒子の少なくとも5%は7μm未満のサイズである、
    請求項6又は7に記載のガラス組成物。
  10. 前記粒子の少なくとも5%は5μm~5μmのサイズであり、
    前記粒子の少なくとも5%はμm~5μmのサイズであり、かつ
    前記粒子の少なくとも5%はμm~μmのサイズである、
    請求項6~8のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  11. 前記粒子の0%は5μm未満のサイズであり、
    前記粒子の0%は15μm未満のサイズであり、かつ
    前記粒子の0%は30μm未満のサイズである、
    請求項6又は7に記載のガラス組成物。
  12. 前記ガラス組成物は、緩衝生理食塩水溶液にさらされたときに、24時間以内に、少なくとも5質量%、少なくとも20質量%、少なくとも40質量%、少なくとも60質量%、又は少なくとも80質量%を失う、請求項11のいずれか1項に記載のガラス組成物。
  13. 請求項11のいずれか1項に記載のガラス組成物を含む、練り歯磨き、予防ペースト、又は歯科用バーニッシュ。
  14. 請求項11のいずれか1項に載のガラス組成物を含む、練り歯磨きであって、記練り歯磨きは000ppm~500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のッ化物源を含む、練り歯磨き、
    請求項11のいずれか1項に載のガラス組成物を含む、予防ペーストであって、記予防ペーストは000ppm~500ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のッ化物源を含む、予防ペースト、あるいは
    請求項11のいずれか1項に載のガラス組成物を含む、歯科用バーニッシュであって、記歯科用バーニッシュは000ppm~000ppmのフッ化物をもたらすのに十分な量のッ化物源を含む、歯科用バーニッシュ。
  15. 前記ガラス組成物は前記練り歯磨きの.5wt%~.5wt%である、請求項14に記載の練り歯磨き。
  16. 前記練り歯磨きは実質的に水を含まない、請求項14又は15に記載の練り歯磨き、予防ペースト、又は歯科用バーニッシュ。
  17. (i)請求項11のいずれか1項に記載のガラス組成物、及び、
    (ii)無水の口腔適合性キャリア、
    を含む、象牙質脱感作性組成物。
  18. 前記口腔適合性キャリアはマウスウォッシュであるか、マウスウォッシュと混合するように配合されているか、あるいは、口腔適合性粘性キャリアある、
    請求項17に記載の象牙質脱感作性組成物。
  19. 前記粘性キャリアは、30℃で100cP~30℃で150,000cPの粘度を有する、請求項18に記載の象牙質脱感作性組成物。
  20. 前記粘性キャリアは、練り歯磨き、デンタルジェル、予防ペースト、歯科用バーニッシュ又は結合剤である、請求項18又は19に記載の象牙質脱感作性組成物。
  21. 請求項1~のいずれか1項に記載のガラス組成物であって、
    前記ガラスは、請求項11のいずれか1項に記載の粒状ガラス組成物を調製するためのバルクガラスである、
    ガラス組成物。
  22. 表面エナメル質を少なくとも部分的に再石灰化するための、又は
    1つ以上の象牙質細管を少なくとも部分的に閉塞するための、
    請求項11のいずれか1項に記載のガラス組成物。
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