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JP7798935B2 - 水切り材 - Google Patents
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JP7798935B2 - 水切り材 - Google Patents

水切り材

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JP7798935B2 JP2024019166A JP2024019166A JP7798935B2 JP 7798935 B2 JP7798935 B2 JP 7798935B2 JP 2024019166 A JP2024019166 A JP 2024019166A JP 2024019166 A JP2024019166 A JP 2024019166A JP 7798935 B2 JP7798935 B2 JP 7798935B2
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Description

本発明は、水切り材に関する。
特許文献1は、外壁の開口部に構築された窓構造を開示する。開口部は、内周面部の屋内側の面に沿って、窓サッシを取り付けるために枠材が設けられる。窓サッシは、開口部の屋外側からこの開口部内に挿入され、開口部の開口内周面部の枠材に当接してビスで固定される。開口部の下辺に使用される水切り材は、開口部の下辺とその両側に少し立ち上がった重ねシロ部分とを有する平面視略溝型に形成され、開口部の開口外周面部から開口内周面部の枠材の手前の位置までに沿う断面略L字状となされている。下の見切り材は、開口部の上に開口外周面部から押し当てるようにして、開口外周面部から開口内周面部にかけてまたがるように取り付けられる。
特許3945646号公報
特許文献1は、窓サッシとその下の水切り材との関係性について詳細に開示しない。特許文献1の図2及び図3のよれば、水切り材の中央部が開口部の内側の底面に貼り付けられており、水切り材の中央部がサッシの下端から下に離れている。水切り材の中央部の両側の部分は、中央部の側縁から立ち上がっており、開口部の内側の側面に貼り付けられている。特許文献1の図3(a)によれば、窓サッシの右下及び左下の角部が切り欠かれていることから、水切り材の中央部の両側の部分も、窓サッシから離れている。そのため、水切り材の奥にある鉛直な見付け面が水切り材によって覆われていない上、開口部の内側の側面と見付け面の間の角は水切り材のみでは十分に止水されていない。また、見切り材と窓サッシの一体性が乏しい。
そこで、本発明の目的は、サッシの側部の下における止水が水切り材だけでも実現できることと、水切り材とサッシの一体性を向上させることである。
以下の括弧書きで示された参照符号は図1~図11において参照される。
以上の課題を解決するため、請求項1によれば、
厚みを有する外壁(1)に形成された開口(2)に取り付けられるとともに、前記外壁(1)の外面から屋内の方に奥まった位置に配置されたサッシ(10)の下に設けられる水切り材(30)であって、
前記開口(2)の内側の底面(3)に敷設され、屋外に向かって下りに傾斜し、前記開口(2)から屋外に張り出した傾斜プレート(41)と、
前記傾斜プレート(41)の後縁から上に折り曲げられ、前記開口(2)の内側において前記サッシ(10)の下端に沿って設けられた見付け面(3c)に突き当てられて前記見付け面(3c)に固定される後部タブ(42)と、
前記傾斜プレート(41)の側縁から上に折り曲げられ、前記後部タブ(42)の側縁から前に折り曲げられ、前記開口(2)の内側の側面に突き当てられて前記側面に固定される側部タブ(46)と、を備え、
前記傾斜プレート(41)と前記後部タブ(42)と前記側部タブ(46)がこれらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項1によれば、傾斜プレート(41)と後部タブ(42)と側部タブ(46)がこれらによって封止される角を成すことは、サッシの側部の下における止水性を水切り材に付与するとともに、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。後部タブ(42)が見付け面(3c)に突き当てられて固定されることは、サッシ(10)と水切り材(30)の一体性の向上に寄与する。傾斜プレート(41)が屋外に向かって下りに傾斜することは、傾斜プレート(41)上に載った雨水の排水性の向上に寄与する。傾斜プレート(41)が開口(2)から屋外に張り出すことは、傾斜プレート(41)上に載った雨水の排水性の向上に寄与する。
請求項2によれば、
請求項1に記載の水切り材(30)であって、
前記後部タブ(42)が、前記後部タブ(42)の中央部の上縁から上に延び出る第1延出部(42a)を前記後部タブ(42)の側部に有し、
前記側部タブ(46)が、前記側部タブ(46)の前部の上縁から上に延び出る第2延出部(46a)を前記側部タブ(46)の後部に有し、
前記第1延出部(42a)が、前記開口(2)の内側において前記サッシ(10)の側端に沿って設けられた第2見付け面(5c)に突き当てられて前記第2見付け面(5c)に固定され、
前記第2延出部(46a)が、前記開口(2)の内側の前記側面に突き当てられて前記側面に固定され、
前記第1延出部(42a)と前記第2延出部(46a)が、これらによって封止される角を成す
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項2によれば、第1延出部(42a)が第2見付け面(5c)に突き当てられて第2見付け面(5c)に固定されることは、外壁(1)への浸水の防止と、サッシ(10)と水切り材(30)の一体性の向上とに寄与する。第1延出部(42a)と第2延出部(46a)がこれらによって封止される角を成すことは、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。
請求項3によれば、
請求項2に記載の水切り材(30)であって、
前記第1延出部(42a)に重ねられて前記第1延出部(42a)に接合され、前記傾斜プレート(41)の後縁に沿って前記傾斜プレート(41)の上面に突き当てられるリアプレート(81)と、
前記リアプレート(81)の側縁から前に折り曲げられ、前記側部タブ(46)に重ねられて前記側部タブ(46)に接合され、前記傾斜プレート(41)の側縁に沿って前記傾斜プレート(41)の上面に突き当てられるサイドプレート(82)と、
を更に備える
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項3によれば、リアプレート(81)が傾斜プレート(41)の上面に突き当てられることは、傾斜プレート(41)上からリアプレート(81)と後部タブ(42)の間への浸水の防止に貢献する上、ひいては、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。サイドプレート(82)が傾斜プレート(41)の上面に突き当てられることは、傾斜プレート(41)上からサイドプレート(82)と側部タブ(46)の間への浸水の防止に貢献する上、ひいては外壁(1)への浸水の防止に貢献する。
請求項4によれば、
請求項3に記載の水切り材(30)であって、
前記サイドプレート(82)と前記傾斜プレート(41)が成す角と、前記リアプレート(81)と前記傾斜プレート(41)が成す角とに設けられたシール材(90)
を更に備える
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項4によれば、シール材(90)がサイドプレート(82)と傾斜プレート(41)が成す角と、リアプレート(81)と傾斜プレート(41)が成す角とに設けられることは、傾斜プレート(41)上からサイドプレート(82)及びリアプレート(81)の裏へ浸水の防止に貢献し、ひいては、外壁(1)への浸水の防止に貢献する。
請求項5によれば、
請求項3又は4に記載の水切り材であって、
前記サイドプレート(82)の前縁から側方へ折り曲げられ、前記サイドプレート(82)の前縁の下端から下に張り出し、前記外壁(1)の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される前部フランジ(83)と、
前記前部フランジ(83)の下部から、前記前部フランジ(83)の上部が前記サイドプレート(82)の前縁から延び出る方向の反対に延び出るカバー(84)と、
を更に備え、
前記傾斜プレート(41)が、
前記開口(2)の内側において前記開口(2)の内側の前記底面(3)に伏せ置かれる幅広部(41b)と、
前記開口(2)の幅広部(41b)から前に連続して前記幅広部(41b)と面一に設けられ、前記底面(3)の前縁から屋外に張り出した幅狭部(41a)と、を有し、
前記カバー(84)が、前記幅広部(41b)のうち、前記幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の前縁の下の領域を前から塞ぐ
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項5によれば、幅広部(41b)のうち、前記幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の前縁から流れ落ちる雨水は、カバー(84)によって止められる。このことは、傾斜プレート(41)の下の領域への浸水の防止に貢献する。
請求項6によれば、
請求項5に記載の水切り材(30)であって、
前記幅広部(41b)のうち、前記幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の下に重ねられ、その部分の前縁に沿った重ねタブ(51)と、
前記重ねタブ(51)の前縁から下に折り曲げられる封鎖タブ(52)と、
を備え、
前記カバー(84)が前記封鎖タブ(52)に重ねられる
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項6によれば、重ねタブ(51)が幅広部(41b)のうち、幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の下に重ねられ、封鎖タブ(52)が重ねタブ(51)の前縁から下に折り曲げられるため、幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の前縁から流れ落ちる雨水が傾斜プレート(41)の下の領域へ浸水しにくい。カバー(84)が傾斜プレート(41)の下の領域への浸水の防止に貢献するところ、重ねタブ(51)及び封鎖タブ(52)は、カバー(84)の浸水防止機能を補強する。
請求項7によれば、
請求項6に記載の水切り材(30)であって、
前記幅狭部(41a)の前縁から下に折り曲げられる先端プレート(43)と、
前記先端プレート(43)の下端から後ろに折り曲げられる下部プレート(44)と、
前記下部プレート(44)の後縁から下に折り曲げられ、前記外壁(1)の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブ(45)と、
前記幅狭部(41a)、前記先端プレート(43)及び前記下部プレート(44)の側縁によって囲われた小口(47)に嵌め込まれるキャップ(61)と、
前記キャップ(61)の後縁から側方に折り曲げられる被接合タブ(62)と、
前記封鎖タブ(52)及び前記被接合タブ(62)が前記カバー(84)と前記外壁(1)の前記外面の間に挟まれて、前記カバー(84)と前記封鎖タブ(52)と前記被接合タブ(62)が接合されている
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項7によれば、キャップ(61)が小口(47)に嵌め込まれることは、小口(47)への浸水防止に貢献し、ひいては外壁(1)への浸水防止に貢献する。封鎖タブ(52)及び被接合タブ(62)がカバー(84)と外壁(1)の外面の間に挟まれて、カバー(84)と封鎖タブ(52)と被接合タブ(62)が接合されることは、カバー(84)の浸水防止機能を補強する。つまり、カバー(84)と封鎖タブ(52)と被接合タブ(62)が接合されることによって、幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の前縁から流れ落ちる雨水が傾斜プレート(41)の下の領域へ浸水しにくい。
請求項8によれば、
請求項5に記載の水切り材(30)であって、
前記幅狭部(41a)の前縁から下に折り曲げられる先端プレート(43)と、
前記先端プレート(43)の下端から後ろに折り曲げられる下部プレート(44)と、
前記下部プレート(44)の後縁から下に折り曲げられ、前記外壁(1)の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブ(45)と、
前記幅狭部(41a)、前記先端プレート(43)及び前記下部プレート(44)の側縁によって囲われた小口(47)に嵌め込まれるキャップ(61)と、
前記キャップ(61)の後縁から側方に折り曲げられる被接合タブ(62)と、を備え、
前記被接合タブ(62)が前記カバー(84)と前記外壁(1)の前記外面の間に挟まれて、前記カバー(84)と前記被接合タブ(62)が接合されている
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項8によれば、キャップ(61)が小口(47)に嵌め込まれることは、小口(47)への浸水防止に貢献し、ひいては外壁(1)への浸水防止に貢献する。被接合タブ(62)がカバー(84)と外壁(1)の外面の間に挟まれて、カバー(84)と被接合タブ(62)が接合されることは、カバー(84)の浸水防止機能を補強する。つまり、カバー(84)と被接合タブ(62)が接合されることによって、幅狭部(41a)の側縁から側方に延び出た部分の前縁から流れ落ちる雨水が傾斜プレート(41)の下の領域へ浸水しにくい。
請求項9によれば、
請求項8に記載の水切り材(30)であって、
前記下部タブ(45)に重ねられ、前記下部タブ(45)の側縁から側方に延出するカバープレート(70)を更に備え、
前記カバー(84)が、前記カバープレート(70)のうち、前記下部タブ(45)の側縁から延び出た部分に重ねられている
ことを特徴とする水切り材(30)が提供される。
以上のような請求項9によれば、カバープレート(70)が下部タブ(45)に重ねられ、そのカバープレート(70)が下部タブ(45)の側縁から側方に延出するため、雨水が下部タブ(45)と外壁(1)の外面との間に横から浸入しにくい。カバー(84)が、カバープレート(70)のうち、下部タブ(45)の側縁から延び出た部分に重ねられているため、カバー(84)と外壁(1)の外面との間の隙間がカバープレート(70)によって埋められる。これらカバー(84)とカバープレート(70)の重なりは、外壁(1)の浸水の防止に貢献する。
本発明によれば、サッシの側部の下における止水が水切り材だけでも実現できるとともに、水切り材とサッシの一体感がある。
図1は、屋外から見た窓構造の斜視図である。 図2は、窓構造の下部の水平断面図である。 図3は、窓構造の下部の鉛直断面図である。 図4は、水切り材の分解斜視図である。 図5は、水切り材の斜視図である。 図6は、図5に示す領域VIの拡大図である。 図7は、一部の部品を取り外した状態の水切り材の斜視図である。 図8は、図7に示すVIIの拡大図である。 図9は、一部の部品を取り外した状態の水切り材の斜視図である。 図10は、図9に示す領域Xの拡大図である。 図11は、変形例の水切り材の斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。実施形態の特徴及び技術的な効果は、以下の詳細な説明及び図面から理解される。ただし、本発明の範囲は、以下に開示された実施形態に限定されない。図面は例示のみのために提供されるため、本発明の範囲は図面の例示に限定されない。
<1. 外壁、開口及び窓構造の概要>
図1は、住宅等のような建物の外壁1に設けられた窓構造を示した斜視図である。図2は、窓構造の側部の水平断面図である。図3は、窓構造の下部の鉛直断面図である。
建物の外壁1は厚みを有する。外壁1は、外壁1の外面から内面まで貫通した矩形状の開口2を有する。外壁1の外面とは、屋外に向く面をいい、外壁1の内面とは、屋内に向く面をいう。外壁1が厚みを有するため、開口2が内側の底面3、内側の天面4及び内側の側面5を内周に有し、底面3と天面4が縦方向において対向し、側面5が横方向において対向する。開口2のうち屋内寄りの部分は屋外寄りの部分よりも僅かに小さく、底面3及び側面5が段差を有する。底面3のうち屋外寄りの段3aが屋内寄りの段3bよりも低く設けられ、鉛直な見付け面3cが段3aと段3bの間に形成されている。側面5のうち屋内寄りの段5bが屋外寄りの段5aよりも内側に位置し、鉛直な見付け面3cが段5aと段5bの間に形成されている。
図2に示すように、外装材8が段5a及び見付け面5cから僅かに離れて段5a及び見付け面5cに対向するよう開口2内に設けられており、空洞である通気層9が段5a及び見付け面5cと外装材8との間に形成されている。なお、図2では、外装材8が図示されていない。
図1~図3に示すように、窓構造は開口2に設けられている。窓構造は前述の外装材8に加えて、サッシ10、基材20、裏打ち材25及び水切り材30を備える。
サッシ10は、セットバック状態で開口2に取り付けられている。つまり、サッシ10は、外壁1の外面よりも室内の方に奥まった位置に配置されるよう開口2に嵌め込まれて、外壁1に固定されている。サッシ10が開口2に取り付けられた状態では、見付け面3cはサッシ10の下端に沿って横方向の延び、見付け面5cはサッシ10の側端に沿って縦方向に延びている。開口2の下部において、見付け面3c及び見付け面5cがサッシ10の背後に隠れていない。
サッシ10の開閉方式に関して、サッシ10が固定窓サッシ、引き違い窓サッシ、縦滑り窓サッシ、横滑り窓サッシ、開き窓サッシ、突き出し窓サッシ、上げ下げ窓サッシ若しくは折りたたみ窓サッシ又はこれら2以上の種類の組み合わせのサッシであってもよい。サッシ10の高さに関して、サッシ10が掃き出し窓サッシ、腰窓サッシ又は小窓サッシであってもよい。
基材20は、開口2の内側且つ屋外において、底面3の段3aに敷設されている。基材20は、外に向かって下りに傾斜する勾配面を上面に有する。
裏打ち材25は、基材20の上面に敷設されている。
<2. 水切り材>
水切り材30は、開口2の内側且つ屋外において、サッシ10の側端の下部及びサッシ10の下端に沿って設けられている。水切り材30が底面3の段3a、基材20及び裏打ち材25をそれらの上から被覆する。裏打ち材25が基材20と水切り材30の間に挟まれ、水切り材30が裏打ち材25及び基材20によって支持されている。水切り材30が、開口2の側面5の段5aの下部をその横から被覆する。水切り材30は、開口2から外へ張り出している。水切り材30は、ビス等によって外壁1に固定されている。水切り材30とサッシ10が一体感を持って外壁1に取り付けられている。
図4は水切り材30の分解斜視図である。図5は水切り材30の斜視図である。図6は、図6に示す領域VIの拡大図である。図7は、第5部品80を取り外した状態の水切り材30の斜視図である。図8は、図7に示す領域VIIIの拡大図である。図9は、部品70,80を取り外した状態の水切り30の斜視図である。図10は、図9に示す領域Xの拡大図である。図4~図10には、前後左右上下の方向を表す矢印が図示されている。上下左右方向は外壁1に対して平行な方向である。上下左右方向は見込み方向ともいう。前後方向は外壁1の厚み方向である。つまり、前後方向は上下左右方向、つまり見込み方向に対して垂直な方向である。前後方向は見付け方向ともいう。前方向は屋内から屋外へ向かう方向である。後ろ方向は屋外から屋内に向かう方向である。上下方向は開口2の高さ方向に対して平行である。上下方向は縦方向ともいう。下方向は重力の向きであり、上方向は重力の反対向きである。左右方向は開口2の幅方向に平行である。左右方向は横方向ともいう。
水切り材30は、工場等にて組み立てられたアセンブリーである。水切り材30は、第1部品40、対の第2部品50、対の第3部品60、対の第4部品70及び第5部品80を備える。これら部品40,50,60,70,80が組み立てられることによって水切り材30が製造される。部品40,50,60,70,80は、アルミニウム合金又はステンレス鋼のような耐候性の金属材料からなる。部品40,50,60,70,80はメッキによりコーティングされてもよい。部品40,50,60,70,80はプレス加工により成形されている。なお、以下において第4部品70は、カバープレートともいう。
<3. 第1部品>
第1部品40は傾斜プレート41、後部タブ42、先端プレート43、下部プレート44、下部タブ45及び対の側部タブ46を有する。第1部品40は、傾斜プレート41、後部タブ42、先端プレート43、下部プレート44、下部タブ45及び側部タブ46の一体成形品である。
傾斜プレート41は、前後左右に広がった薄板状に設けられている。傾斜プレート41の右前及び左前の角部が矩形状に切り欠かれており、傾斜プレート41の前部41aの横幅が傾斜プレート41の後部41bの横幅よりも短い。傾斜プレート41の前部41aのことを幅狭部41aといい、傾斜プレート41の後部41bのことを幅広部41bという。傾斜プレート41の幅広部41bが、開口2の内側且つ屋外において、底面3の段3a、裏打ち材25及び基材20をそれらの上から被覆して、裏打ち材25及び基材20の上に伏せ置かれる。傾斜プレート41は、屋外に向かって下りに傾斜する。傾斜プレート41の幅狭部41aが、底面3の屋外側の縁から外に張り出している。幅狭部41aの横幅は、開口2の片方の側面5に設けられた外装材8から、もう片方の側面5に設けられた外装材8までの間隔に等しい。
図5において、二点鎖線の補助線8Aが傾斜プレート41の上面に示されている。この補助線8Aは、外装材8の表面を鉛直方向真下に降ろした場合にその表面が傾斜プレート41と交差する交線である。この補助線8Aから明らかなように、幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分は、外装材8及び通気層9の真下に位置する。
後部タブ42は、傾斜プレート41の後縁から立ち上がっている。具体的には、後部タブ42は、傾斜プレート41の後縁から上方へ折り曲げられている。そのため、後部タブ42と傾斜プレート41が成す角は、途切れことなく、後部タブ42及び傾斜プレート41によって封止されている。
後部タブ42は、上下左右に広がった薄板状に設けられている。後部タブ42の左右側部の上下長が後部タブ42の中央部の上下長よりも長く、後部タブ42が溝型又はU字型に形成されている。つまり、後部タブ42は、その中央部よりも上方に延び出た延出部42aを側部に有する。一方の延出部42aから他方の延出部42aまでの間隔は、傾斜プレート41の幅狭部41aの横幅と同等である。後部タブ42が横長に設けられており、後部タブ42の上下方向の全長は後部タブ42の横方向の全幅よりも短い。
後部タブ42は、見付け面3cに突き当てられて、ビス等によって見付け面3cに固定される。後部タブ42は、サッシ10の下端に形成されたフランジと一緒に、見付け面3cに共締めされてもよい。後部タブ42の延出部42aは、見込み面5cに突き当てられて、ビス等によって見付け面5cに固定される。後部タブ42の延出部42aは、サッシ10の側端に形成されたフランジと一緒に、見付け面5cに共締めされてもよい。
側部タブ46は、傾斜プレート41の幅広部41bの側縁から立ち上がっているとともに、後部タブ42の側縁から前方へ延び出ている。具体的には、側部タブ46は、傾斜プレート41の幅広部41bの側縁から上方へ折り曲げられているとともに、後部タブ42の側縁から前方へ折り曲げられている。そのため、側部タブ46と傾斜プレート41が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び傾斜プレート41によって封止され、側部タブ46と後部タブ42が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び後部タブ42によって封止され、側部タブ46と後部タブ42と傾斜プレート41が成す角は、側部タブ46、後部タブ42及び傾斜プレート41によって封止されている。
(3) 第1部品40は、傾斜プレート41、後部タブ42、先端プレート43、下部プレート44、下部タブ45及び側部タブ46の一体成形品である。傾斜プレート41と後部タブ42と側部タブ46が成す角は、側部タブ46、後部タブ42及び傾斜プレート41によって封止されている。側部タブ46と傾斜プレート41が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び傾斜プレート41によって封止されている。側部タブ46と後部タブ42が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び後部タブ42によって封止されている。よって、傾斜プレート41上の雨水が第1部品40の裏側に漏れず、外壁1への浸水が防止される。
側部タブ46と後部タブ42が成す角は、見付け面5cと段5aが成す角に嵌まっている。
先端プレート43は、傾斜プレート41の前縁から垂下している。具体的には、先端プレート43は、傾斜プレート41の前縁から下方へ折り曲げられている。そのため、先端プレート43と傾斜プレート41が成す角は、途切れことなく、先端プレート43及び傾斜プレート41によって封止されている。先端プレート43は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。先端プレート43が横長に設けられており、先端プレート43の上下長は先端プレート43の横幅よりも短い。先端プレート43の横幅は、開口2の片方の側面5に設けられた外装材8から、もう片方の側面5に設けられた外装材8までの間隔に等しい。
下部プレート44は、先端プレート43の下縁から後方へ延び出ている。具体的には、下部プレート44は、先端プレート43の下縁から後方に折り曲げられている。そのため、下部プレート44と先端プレート43が成す角は、途切れことなく、下部プレート44及び先端プレート43によって封止されている。下部プレート44は、前後左右に広がった矩形薄板状に設けられている。下部プレート44が横長に設けられており、下部プレート44の前後長は下部プレート44の横幅よりも短い。下部プレート44が傾斜プレート41から下方に離れており、傾斜プレート41の幅狭部41a、先端プレート43及び下部プレート44の側縁によって囲われた小口47が形成されている。下部プレート44の横幅は、開口2の片方の側面5に設けられた外装材8から、もう片方の側面5に設けられた外装材8までの間隔に等しい。
下部タブ45は、下部プレート44の後縁から垂下している。具体的には、下部タブ45は、下部プレート44の後縁から下方へ折り曲げられている。そのため、下部タブ45と下部プレート44が成す角は、途切れることなく、下部タブ45及び下部プレート44によって封止されている。下部タブ45は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。下部タブ45が横長に設けられており、下部タブ45の上下長は下部タブ45の横幅よりも短い。下部タブ45は外壁1の外面に突き当てられて、ビス等によって外壁1に固定される。下部タブ45の横幅は、開口2の片方の側面5に設けられた外装材8から、もう片方の側面5に設けられた外装材8までの間隔に等しい。
<4. 第2部品>
第2部品50は重ねタブ51及び封鎖タブ52を有する。第2部品50は、重ねタブ51及び封鎖タブ52の一体成形品である。
重ねタブ51は、前後左右に広がった矩形薄板状に設けられている。
封鎖タブ52は、重ねタブ51の前縁から垂下している。具体的には、封鎖タブ52は、重ねタブ51の前縁から下方へ折り曲げられている。そのため、封鎖タブ52と重ねタブ51が成す角は、封鎖タブ52及び重ねタブ51によって途切れことなく、封止されている。封鎖タブ52は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。
重ねタブ51は、傾斜プレート41の幅狭部41aの脇において、傾斜プレート41の幅広部41bの下に重ねられている。重ねタブ51が重ねられる位置は、幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の前部である。重ねタブ51が傾斜プレート41の幅広部41bに溶接等により接合されてもよい。重ねタブ51の前縁が幅広部41bの前縁に揃っている。重ねタブ51の側縁が幅広部41bの前縁に揃っている。重ねタブ51が傾斜プレート41の幅広部41bの下に重ねられているため、幅広部41bの前縁から流れ落ちる雨水が重ねタブ51と幅広部41bの間に浸入することが抑えられる。
封鎖タブ52は、幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の前縁の下に配置されている。封鎖タブ52は、幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の下の領域をその前から封鎖する。封鎖タブ52の片方の側縁が幅広部41bの前縁に揃い、封鎖タブ52のもう片方の側縁が幅狭部41aの側縁に揃っている。
<5. 第3部品>
第3部品60はキャップ61及び被接合タブ62を有する。第3部品60は、キャップ61及び被接合タブ62の一体成形品である。
キャップ61は側板、底板、前板及び天板から構成された箱体である。キャップ61が小口47に嵌め込まれて、小口47を閉塞する。具体的には、キャップ61の底板が下部プレート44の上に重ねられ、キャップ61の前板が先端プレート43の後ろに重ねられ、キャップ61の天板が傾斜プレート41の幅狭部41aの下に重ねられ、キャップ61の側板が小口47を閉塞する。小口47への水の浸入はキャップ61によって抑えられる。キャップ61の底板、前板及び天板がそれぞれ下部プレート44、先端プレート43及び幅狭部41aに溶接等により接合されてもよい。
被接合タブ62はキャップ61の後縁、具体的にはキャップ61の側板の後縁から延び出ている。具体的には、被接合タブ62は、キャップ61の側板の後縁から後方に折り曲げられている。そのため、被接合タブ62とキャップ61の側板が成す角は、途切れることなく、被接合タブ62及びキャップ61の側板によって封止されている。被接合タブ62は、上下左右に広がった薄板状に設けられている。
被接合タブ62は第2部品50の封鎖タブ52の後ろに重ねられている。被接合タブ62は、溶接又はリベット等により封鎖タブ52に接合されている。リベットはピール型ブラインドリベットであってよい。被接合タブ62と封鎖タブ52の間に水が浸入しても、その水は被接合タブ62とキャップ61の側板が成す角によって止められる。そのため、小口47への水の浸入が抑えられる。
被接合タブ62は、第1部品40の下部タブ45の脇の上において、下部タブ45は外壁1の外面に突き当てられている。被接合タブ62の厚さが第1部品40の下部タブ45の厚さに等しい。
<6. 第4部品(カバープレート)>
カバープレート70は、上下左右に広がった薄板状に設けられている。カバープレート70の左右側部の上下長がカバープレート70の中央部の上下長よりも長く、カバープレート70が溝型又はU字型に形成されている。つまり、カバープレート70は、その中央部よりも上方に延び出た延出部70aを側部に有する。
カバープレート70の中央部は、第1部品40の下部タブ45の前に重ねられている。カバープレート70の中央部は、溶接等により下部タブ45に接合されてもよい。カバープレート70の中央部の上縁は、下部タブ45と下部プレート44が成す角にまで至っている。カバープレート70は、下部タブ45の側縁から側方に張り出している。その張り出した部分の上縁は、第2部品50の封鎖タブ52及び第3部品60の被接合タブ62の下縁に接している。カバープレート70の側部は、封鎖タブ52、被接合タブ62及び幅広部41bの側縁よりも側方に延びている。カバープレート70の延出部70aは、第1部品40の傾斜プレート41よりも上に延びている。
カバープレート70の側部及び延出部70aは、外壁1の外面に突き当てられている。カバープレート70は、ビスなどによって外壁1の外面に固定されている。
<7. 第5部品>
第5部品80はリアプレート81、サイドプレート82、前部フランジ83及びカバー84を有する。第5部品80は、リアプレート81、サイドプレート82、前部フランジ83及びカバー84の一体成形品である。
リアプレート81は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。リアプレート81は、第1部品40の後部タブ42の側部及び延出部42aの前に重ねられている。リアプレート81は、溶接又はリベットなどにより後部タブ42の側部及び延出部42aに接合されている。リベットはピール型ブラインドリベットであってよい。リアプレート81は、ビス等によって、後部タブ42の延出部42aと一緒に見込み面5cに共締めされている。
サイドプレート82は、リアプレート81の側縁から前方へ延び出ている。具体的には、サイドプレート82は、リアプレート81の側縁から前方へ折曲がれている。そのため、サイドプレート82とリアプレート81が成す角は、途切れることなく、サイドプレート82及びリアプレート81によって封止されている。
サイドプレート82は、前後上下に広がった矩形薄板状に設けられている。サイドプレート82は、第1部品40の側部タブ46に重ねられている。サイドプレート82は、溶接又はリベットなどにより側部タブ46に接合されている。リベットはピール型ブラインドリベットであってよい。サイドプレート82は、ビス等によって側面5の段5aに固定されている。サイドプレート82は、側部タブ46と一緒に側面5の段5aに共締めされてもよい。
サイドプレート82の下縁は、側部タブ46と幅広部41bが成す角に沿っている。サイドプレート82とリアプレート81が成す角は、側部タブ46と後部タブ42が成す角に嵌まっている。
前部フランジ83は、サイドプレート82の前縁から側方へ延び出ている。具体的には、前部フランジ83は、サイドプレート82の前縁から側方へ折り曲げられている。そのため、前部フランジ83とサイドプレート82が成す角は、途切れることなく、前部フランジ83及びサイドプレート82によって封止されている。
前部フランジ83は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。前部フランジ83の上下長がサイドプレート82の上下長よりも長く、前部フランジ83の下部がサイドプレート82の前縁の下端から下に張り出している。
前部フランジ83の上部は、外壁1の外面に突き当てられて、ビス等によって外壁1に固定される。前部フランジ83の下部は、カバープレート70の側部及び延出部70aの前に重ねられている。前部フランジ83の下部は、溶接又はリベットなどによりカバープレート70の側部及び延出部70aに接合されている。リベットはピール型ブラインドリベットであってよい。
カバー84は、前部フランジ83の下部から、サイドプレート82の前縁を超えて延び出ている。カバー84が前部フランジ83の下部から延び出る方向は、前部フランジ83の上部がサイドプレート82の前縁から延び出る方向の反対である。カバー84は、上下左右に広がった矩形薄板状に設けられている。カバー84と前部フランジ83が、連続して設けられているとともに、面一となっている。
カバー84は、第1部品40の幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の前縁の下に配置されているとともに、その前縁の下の領域を前から塞ぐ。カバー84は、第2部品50の封鎖タブ52の前に重ねられている。カバー84は、溶接又はリベット等により封鎖タブ52に接合されている。リベットはピール型ブラインドリベットであってよい。リベットの場合、カバー84は、封鎖タブ52と一緒に、第3部品の被接合タブ62に共締めされてもよい。
カバー84は、封鎖タブ52の下において、カバープレート70の前に重ねられている。カバー84は、溶接等によりカバープレート70に接合されてもよい。カバー84の縁がキャップ61の側板に接している。カバー84の縁がキャップ61の側板に溶接されてもよい。
<8. その他>
図11に示すように、シール材90が、サイドプレート82と傾斜プレート41が成す角と、リアプレート81と傾斜プレート41が成す角に設けられてもよい。
リアプレート81及び延出部42aは、見込み面5cに貼り付けられた防水シートと見込み面5cとの間に挟まれる。サイドプレート82及び側部タブ46は、段5aに貼り付けられた防水シートと段5aとの間に挟まれる。下部タブ45、カバープレート70、延出部70a、封鎖タブ52、被接合タブ62、前部フランジ83及びカバー84は、外壁1の外面に貼り付けられた防水シートとその外面との間に挟まれる。以上に挙げられた防水シートは透湿性を有してもよい。
<9. 有利な技術的効果>
(1)第1部品40の後部タブ42がサッシ10の下において見付け面3cに突き当てられて見付け面3cに固定されるため、サッシ10と水切り材30の一体性が高い。サッシ10の横下において、後部タブ42の延出部42aが見付け面5cに突き当てられて見付け面5cに固定されるため、サッシ10と水切り材30の一体性が高い。
(2) 傾斜プレート41の幅狭部41a、先端プレート43及び下部プレート44が、開口2の下端から外に張り出した鍔となっている。その鍔の上面、つまり幅狭部41aの上面が幅広部41bの上面と面一となっており、幅広部41bが開口2内の底面3の上において奥に広がり、開口2の内側の奥にあるサッシ10が幅広部41bの後縁のすぐ上にあり、後部タブ42がサッシ10の下端と幅広部41bの後縁の間を埋めている。その鍔の横幅は、開口2の横幅よりも狭い。ところが、その鍔の横幅は、開口2の内側の左右両側に設けられた外装材8の間隔に等しく、屋外から見た外観上のサッシ10の横幅にも等しい。以上に挙げたことは、水切り材30とサッシ10が一体的に見えることを強める上、外壁1の見た目の厚みを強調する。
(3) 第1部品40は、傾斜プレート41、後部タブ42、先端プレート43、下部プレート44、下部タブ45及び側部タブ46の一体成形品である。傾斜プレート41と後部タブ42と側部タブ46が成す角は、側部タブ46、後部タブ42及び傾斜プレート41によって封止されている。側部タブ46と傾斜プレート41が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び傾斜プレート41によって封止されている。側部タブ46と後部タブ42が成す角は、途切れることなく、側部タブ46及び後部タブ42によって封止されている。よって、、傾斜プレート41上の雨水が第1部品40の裏側に漏れず、外壁1への浸水が防止される。
(4) リアプレート81の下端が傾斜プレート41の上面に突き当てられているため、雨水等が傾斜プレート41上からリアプレート81と後部タブ42の間に浸水することが防止される。サイドプレート82の下端が傾斜プレート41の上面に突き当てられているため、雨水等が傾斜プレート41上からサイドプレート82と側部タブ46の間に浸水が防止される。特に、シール材90はこのような浸水防止を補強する。これらのことは、外壁1への浸水の防止に貢献する。
(5) 前部フランジ83がサイドプレート82の前縁から側方へ折り曲げられ、前部フランジ83が外壁1の外面に突き当てられて固定されている。前部フランジ83は、サイドプレート82と開口2の側面5との間への浸水の防止に貢献する。
(6) 前部フランジ83が前記サイドプレート82の前縁の下端から下に張り出し、カバー84が前部フランジ83の下部から延び出て、カバー84が延び出る方向は、前部フランジ83の上部がサイドプレート82の前縁から延び出る方向の反対である。カバー84が、傾斜プレート41の幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の前縁の下の領域を前から塞ぐ。このようなカバー84は、傾斜プレート41の下の領域への浸水の防止に貢献する。
(7) 仮に重ねタブ51が傾斜プレート41の上に重ねられているとしたら、傾斜プレート41上の雨水等が重ねタブ51と傾斜プレート41の間に浸入してしまう。それに対して、本実施形態では、そのような問題は生じない。つまり、重ねタブ51が幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の下に重なっているため、傾斜プレート41上の雨水等が重ねタブ51と傾斜プレート41の間に浸入しない。
(8) カバー84の裏側では、重ねタブ51が、幅広部41bのうち、幅狭部41aの側縁から側方に延び出た部分の前縁に沿っている。封鎖タブ52が重ねタブ51の前縁から下に折り曲げられている。その封鎖タブ52がカバー84の後ろに重ねられている。そのため、幅広部41bの前縁から流れ落ちる雨水が傾斜プレート41の下の領域へ浸水しにくい。カバー84が傾斜プレート41の下の領域への浸水の防止に貢献するところ、重ねタブ51及び封鎖タブ52はカバー84の浸水防止機能を補強する。
(9) 第3部品60のキャップ61が小口47に嵌め込まれるため、雨水等が小口47への浸水することが防止される。被接合タブ62がキャップ61の後縁から側方に折り曲げられているため、被接合タブ62とキャップ61の境界が止水される。被接合タブ62とカバー84と封鎖タブ52とが接合されるため、カバー84の浸水防止機能が向上する。
(10) カバープレート70が下部タブ45に重ねられ、そのカバープレート70が下部タブ45の側縁から側方に延出するため、雨水が下部タブ45と外壁1の外面との間に横から浸入しにくい。
(11) カバー84及び前部フランジ83がカバープレート70のうち、下部タブ45の側縁から延び出た部分に重ねられているため、カバー84及び前部フランジ83と外壁1の外面との間の隙間がカバープレート70によって埋められる。これらカバー84及び前部フランジ83がカバープレート70に重なることは、外壁1の浸水の防止に貢献する。
(12) 水切り材30が外壁1への浸水防止に寄与することから、外壁1の寿命が長くなり、ひいては外壁1が備わる建物の寿命が長い。そのため、水切り材30は、建物の長寿命化を通じて、いわゆる「住み続けられるまちづくり」及び「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」といった目標の達成に貢献する。
1 外壁
2 開口
3 底面
3c 見付け面
5 側面
5c 第2見付け面
10 サッシ
30 水切り材
41 傾斜プレート
41a 幅狭部
41b 幅広部
42 後部タブ
42a 第1延出部
43 先端プレート
44 下部プレート
45 下部タブ
46 側部タブ
46a 第2延出部
47 小口
51 重ねタブ
52 封鎖タブ
61 キャップ
62 被接合タブ
70 カバープレート
81 リアプレート
82 サイドプレート
83 前部フランジ
84 カバー

Claims (9)

  1. 厚みを有する外壁に形成された開口に取り付けられるとともに、前記外壁の外面から屋内の方に奥まった位置に配置されたサッシの下に設けられる水切り材であって、
    前記開口の内側の底面に敷設され、屋外に向かって下りに傾斜し、前記開口から屋外に張り出した傾斜プレートと、
    前記傾斜プレートの後縁から上に折り曲げられ、前記開口の内側において前記サッシの下端に沿って設けられた見付け面に突き当てられて前記見付け面に固定される後部タブと、
    前記傾斜プレートの側縁から上に折り曲げられ、前記後部タブの側縁から前に折り曲げられ、前記開口の内側の側面に突き当てられて前記側面に固定される側部タブと、を備え、
    前記傾斜プレートと前記後部タブと前記側部タブがこれらによって封止される角を成す
    ことを特徴とする水切り材。
  2. 請求項1に記載の水切り材であって、
    前記後部タブが、前記後部タブの中央部の上縁から上に延び出る第1延出部を前記後部タブの側部に有し、
    前記側部タブが、前記側部タブの前部の上縁から上に延び出る第2延出部を前記側部タブの後部に有し、
    前記第1延出部が、前記開口の内側において前記サッシの側端に沿って設けられた第2見付け面に突き当てられて前記第2見付け面に固定され、
    前記第2延出部が、前記開口の内側の前記側面に突き当てられて前記側面に固定され、
    前記第1延出部と前記第2延出部が、これらによって封止される角を成す
    ことを特徴とする水切り材。
  3. 請求項2に記載の水切り材であって、
    前記第1延出部に重ねられて前記第1延出部に接合され、前記傾斜プレートの後縁に沿って前記傾斜プレートの上面に突き当てられるリアプレートと、
    前記リアプレートの側縁から前に折り曲げられ、前記側部タブに重ねられて前記側部タブに接合され、前記傾斜プレートの側縁に沿って前記傾斜プレートの上面に突き当てられるサイドプレートと、
    を更に備える
    ことを特徴とする水切り材。
  4. 請求項3に記載の水切り材であって、
    前記サイドプレートと前記傾斜プレートが成す角と、前記リアプレートと前記傾斜プレートが成す角とに設けられたシール材
    を更に備える
    ことを特徴とする水切り材。
  5. 請求項3又は4に記載の水切り材であって、
    前記サイドプレートの前縁から側方へ折り曲げられ、前記サイドプレートの前縁の下端から下に張り出し、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される前部フランジと、
    前記前部フランジの下部から、前記前部フランジの上部が前記サイドプレートの前縁から延び出る方向の反対に延び出るカバーと、
    を更に備え、
    前記傾斜プレートが、
    前記開口の内側において前記開口の内側の前記底面に伏せ置かれる幅広部と、
    前記開口の幅広部から前に連続して前記幅広部と面一に設けられ、前記底面の前縁から屋外に張り出した幅狭部と、を有し、
    前記カバーが、前記幅広部のうち、前記幅狭部の側縁から側方に延び出た部分の前縁の下の領域を前から塞ぐ
    ことを特徴とする水切り材。
  6. 請求項5に記載の水切り材であって、
    前記幅広部のうち、前記幅狭部の側縁から側方に延び出た部分の下に重ねられ、その部分の前縁に沿った重ねタブと、
    前記重ねタブの前縁から下に折り曲げられる封鎖タブと、
    を備え、
    前記カバーが前記封鎖タブに重ねられる
    ことを特徴とする水切り材。
  7. 請求項6に記載の水切り材であって、
    前記幅狭部の前縁から下に折り曲げられる先端プレートと、
    前記先端プレートの下端から後ろに折り曲げられる下部プレートと、
    前記下部プレートの後縁から下に折り曲げられ、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブと、
    前記幅狭部、前記先端プレート及び前記下部プレートの側縁によって囲われた小口に嵌め込まれるキャップと、
    前記キャップの後縁から側方に折り曲げられる被接合タブと、
    前記封鎖タブ及び前記被接合タブが前記カバーと前記外壁の前記外面の間に挟まれて、前記カバーと前記封鎖タブと前記被接合タブが接合されている
    ことを特徴とする水切り材。
  8. 請求項5に記載の水切り材であって、
    前記幅狭部の前縁から下に折り曲げられる先端プレートと、
    前記先端プレートの下端から後ろに折り曲げられる下部プレートと、
    前記下部プレートの後縁から下に折り曲げられ、前記外壁の前記外面に突き当てられて前記外面に固定される下部タブと、
    前記幅狭部、前記先端プレート及び前記下部プレートの側縁によって囲われた小口に嵌め込まれるキャップと、
    前記キャップの後縁から側方に折り曲げられる被接合タブと、を備え、
    前記被接合タブが前記カバーと前記外壁の前記外面の間に挟まれて、前記カバーと前記被接合タブが接合されている
    ことを特徴とする水切り材。
  9. 請求項8に記載の水切り材であって、
    前記下部タブに重ねられ、前記下部タブの側縁から側方に延出するカバープレートを更に備え、
    前記カバーが、前記カバープレートのうち、前記下部タブの側縁から延び出た部分に重ねられている
    ことを特徴とする水切り材。
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