ここで、いくつかの例示的実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる制限も示唆しないことが理解されるべきである。本文で説明される開示内容は、以下で説明される方法とはことなる様々な方法で実施することができる。
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
本文で使用される「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信可能なセルまたはカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型ノードB(eNodeBまたはeNB)、New RadioアクセスのノードB(gNB)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノード、衛星ネットワーク装置、航空機ネットワーク装置などを含むが、これらに限定されない。以下、説明のために、ネットワーク装置の例として、eNBを参照していくつかの例示的な実施形態を説明する。
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置又は進化型MTC(eMTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されず、V2Xの「X」は歩行者、車両またはインフラ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線または有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。以下の説明では、用語「端末装置」、「通信装置」、「端末」、「ユーザ装置」および「UE」は、互換的に使用することができる。
一実施形態において、端末装置は、第1のネットワーク装置及び第2のネットワーク装置に接続することができる。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置との一方をマスターノードとして、他方をセカンダリ―ノードとしてもよい。第1のネットワーク装置と第2のネットワーク装置は、異なる無線アクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施形態において、第1のネットワーク装置は第1のRAT装置であってもよく、第2のネットワーク装置は第2のRAT装置であってもよい。一実施形態において、第1のRAT装置はeNBであり、第2のRAT装置はgNBである。異なるRATに関する情報は、第1のネットワーク装置および第2のネットワーク装置のうちの少なくとも一方から端末装置に送信することができる。一実施形態において、第1の情報は、第1のネットワーク装置から端末装置に送信されてもよく、そして第2の情報は、第2のネットワーク装置から直接または第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信されてもよい。一実施形態において、第2のネットワーク装置により設定された端末装置の設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から第1のネットワーク装置を介して送信することができる。第2のネットワーク装置により設定された端末装置の再設定に関する情報は、第2のネットワーク装置から直接又は第1のネットワーク装置を介して端末装置に送信することができる。
本明細書で説明される通信は、New Radioアクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、cdma2000、及びモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)などを含むがこれらに限定されない、任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。本文で説明される技術は、上述の無線ネットワーク及び無線技術、並びに他の無線ネットワーク及び無線技術に使用することができる。
本明細書で使用される単数形「1つ」、及び「前記」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。用語「含む」及びその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と理解されるべきである。「もう1つの実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。その他の明示的及び暗黙的な定義は以下に含まれることがある。
いくつかの例において、値、プロシージャ、または機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと呼ばれる。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことは、理解されるべきである。
環境例
図1は本開示の例示的な実施形態を実施可能な例示的な通信環境100を示す。図1の例において、端末装置130をサービングするために、複数のネットワーク装置110、120が配置されている。ネットワーク装置110は、MNとして端末装置130をサービングする一方、ネットワーク装置120は、SNとして端末装置130をサービングする。
ネットワーク装置110、120のサービングエリアは、セルと呼ばれる。図1に示すように、ネットワーク装置110のセルグループは、プライマリセル150-1とセカンダリセル150-2とを含む。ネットワーク装置110がMNとしてサービングすることから、ネットワーク装置110のセルグループはMCG 150と称され、プライマリセル150-1もPCell 150-1と称される。
ネットワーク装置120のセルグループは、プライマリセル160-1とセカンダリセル160-2とを含む。ネットワーク装置120がSNとしてサービングすることから、ネットワーク装置120のセルグループはSCG 160と称され、プライマリセル160-1もPCell 160-1と称される。PCell 150-1とPSCell 160-1をまとめてSpCellと称することができる。
図1におけるSCellの数は説明の目的で与えられており、本開示に対するいかなる制限も暗示していないことを理解すべきである。ネットワーク装置110、120は、端末装置130をサービングするための任意の適切な数のSCellを提供することができる。
端末装置130とネットワーク装置110、120との間の通信は、任意の適切な通信プロトコルに従って実現することができる。端末装置130からネットワーク装置110又はネットワーク装置120に向かう方向の通信はUL通信と呼ばれ、ネットワーク装置110又はネットワーク装置120から端末装置130に向かう方向の通信はDL通信と呼ばれる。端末装置130は、ネットワーク装置110、120、そして場合によっては他のネットワーク装置のカバレッジエリアの間を移動することができる。
UL通信において、端末装置130は、ULチャネルを介して、ULデータ及び無線リソース制御(RRC)シグナリングをネットワーク装置110又は120に送信することができる。いくつかの例において、ULデータは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)及び/又はデータ送信のために使用される利用可能な他の任意のULチャネルで送信することができる。いくつかの例では、RRCシグナリングは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)内で送信されることができる。DL送信において、ネットワーク装置110又は120は、DLチャネルを介して、DLデータ及びRRCシグナリングを端末装置130に送信することができる。いくつかの例において、DLデータは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び/又はデータ送信のために使用される利用可能な他の任意のDLチャネルで送信することができる。いくつかの例において、RRCシグナリングは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)内で送信されることができる。
ネットワーク装置110、120により提供されるDCは、E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access:進化型汎用地上無線アクセス)-NRデュアル接続(EN-DC)、NGEN-DC、およびNR-DCを含むがこれらに限定されない、任意の適切なタイプのマルチ無線デュアル接続(MR-DC)を含むことができる。EN-DCの場合、ネットワーク装置110はeNBであり、ネットワーク装置120はgNB、例えば強化gNB(en-gNB)である。NGEN-DCの場合、ネットワーク装置110はng-eNBであり、ネットワーク装置120はgNBである。NR-DCの場合、ネットワーク装置110,120はいずれもgNBである。
少なくともネットワーク装置110はCN 140に接続されている。CN 140は、様々な機能をサポートする機能要素および/またはネットワーク機能(まとめてネットワーク要素NEと称することができる)を含むことができる。具体的には、ネットワークタイプによっては、ネットワーク装置110はNE 142に接続することができる。EN-DCの場合、NE 142は、モビリティ管理エンティティ(MME)を含むことができる。制御プレーンについて、ネットワーク装置110は、S1インターフェースを介してMMEと通信することができ、ネットワーク装置110および120は、X2インターフェースを介して相互通信することができる。NGEN-DCおよびNR-DCの場合、NE 142は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)を含むことができる。制御プレーンについて、ネットワーク装置110は、NGインターフェースを介してAMFと通信することができ、ネットワーク装置110および120は、Xnインターフェースを介して相互通信することができる。図示されていないが、CN 140は、セッション管理機能(SMF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)などの1つ又は複数の他の機能要素及び/又はネットワーク機能を含むことができる。本開示の実施形態の範囲はこの点については限定されない。
図1の装置の数およびタイプは、説明の目的のために与えられるものであり、本開示に対するいかなる制限も示唆しないことを理解すべきである。通信環境100は、本開示の実施態様を実施するのに適した任意の適切な数のネットワーク装置および/または端末装置を含むことができる。さらに、通信環境100は、ネットワーク装置及び端末装置以外の任意の他の装置(例えば、コアネットワーク要素)を含むことができるが、本発明を不明瞭にすることを避けるために、本明細書ではそれらを省略する。
通信環境において、端末装置(例えば、UE)および/またはネットワーク装置(例えば、eNB、gNB)の電力消費が大きな問題である。CAシナリオのための既存の省電力ソリューションは、SCellのアクティブ化と非アクティブ化を含む。CAを設定する際にUEの合理的な消費電力(例えばバッテリ消費)を有効化するために、SCellSのアクティブ化/非アクティブ化がサポートされる。SCellが非アクティブ化されているとき、UEは、対応するPDCCHまたはPDSCHを受信する必要がなく、対応するアップリンク内で送信することができず、またチャネル品質インジケータ(CQI)測定を実行する必要もない。逆に、SCellがアクティブ化されているとき、UEはPDSCHおよびPDCCHを受信し(UEがこのSCellからPDCCHをモニタリングするように設定されている場合)、CQI測定を実行できることが期待される。
CAシナリオのための既存の省電力ソリューションはScell休眠(Dormancy)をさらに含む。CAが設定されたときに迅速なSCellアクティブ化を有効化するために、SCellに1つの休眠帯域幅パート(BWP)を設定することができる。アクティブ化されたSCellのアクティブBWPが休眠BWPである場合、UEは、SCell上でのPDCCHのモニタリングを停止するが、チャネル状態情報(CSI)測定、自動利得制御(AGC)およびビーム管理を、設定されている場合、継続して実行する。ダウンリンク制御情報(DCI)は、1つまたは複数のSCellまたは1つまたは複数のSCellグループのための休眠BWPへの進入/退出を制御するために使用される。休眠BWPは、専用RRCシグナリングを介してネットワークにより設定されるUEの専用BWPの1つである。SpCellとPUCCH SCellに休眠BWPを設定することはできない。
DCシナリオにも省電力ソリューションが必要である。前述したように、SCG一時停止が必要とされる場合もある。EN-DCを例として説明する。二つの無線リンクを同時に維持することから、UEとネットワークの電力消費は大きな問題である。例えば、NRネットワークにおけるUEの電力消費は、LTEネットワークにおけるUEの電力消費よりも3倍から4倍高い。EN-DCのデプロイメントにおいて、MNは基本的なカバレッジを提供する。UEのデータレート要件が、例えば、高いものから低いものへと動的に変化する場合、電力消費を低減するために、SNを非アクティブ化または一時停止することを検討する価値がある。したがって、効果的なSCG非アクティブ化メカニズムを規定する必要がある。この効果的なSCG非アクティブ化メカニズムは、NGEN-DC、NR-DCを含むがこれらに限定されない他のMR-DCデプロイメントに適用することもできる。用語「SCG一時停止」および「SCG非アクティブ化」は、本明細書では互換的に使用される。
SCG一時停止のモデリングに関する三つの選択肢がすでに提案されている。オプション1において、PScellとSCellを含む、SNに関連付けられるすべてのサービングセルをアクティブ化し、アクティブBWPを休眠BWPとして設定する。オプション2において、PScellとScellを含む、SNに関連付けられるすべてのサービングセルを非アクティブ化する。オプション3において、SCGのSCellを非アクティブ化すべきであるが、SCGのPScellをアクティブ化すべきであり、アクティブBWPを休眠BWPとして設定する。
以上からわかるように、SCellアクティブ化/非アクティブ化およびSCell休眠(PSCellはデータ送信を維持できるので、上位層処理はない)とは異なり、SCG一時停止中に、SCGのPSCellもSCellもデータの送受信ができない。SCGに関するULトラフィックがSCG一時停止中にUEに到着する場合、MNおよびSNは、それに気付かない可能性がある。この場合、UEは、一時停止されたSCGを再開またはアクティブ化するかを決定することができる。一時停止されたSCGの再開は、本明細書では「SCG再開」または「SCGアクティブ化」と呼んでもよい。そのため、効率的で堅牢なSCG再開メカニズムを規定すべきである。この効率的で堅牢なSCG再開は、EN-DC、NGEN-DC、NR-DCデプロイメントを含むがこれらに限定されない、様々なMR-DCデプロイメントに適用することができる。
本開示の例示的な実施形態によれば、SCG再開のための解決策が提供される。この解決策では、SNとのアップリンク送信を実行する場合、端末装置はSCG再開を開始することができる。いくつかの実施形態において、端末装置は、MNにSCG再開を要求することができる。いくつかの実施形態において、端末装置は、SNにSCG再開を直接要求することができる。以下に、本開示のいくつかの例示的な実施形態について詳細に説明する。
MNにSCG再開を要求するプロセス例
SCG再開は、端末装置130によりトリガまたは開始されてもよい。図2は本開示のいくつかの実施形態にかかる、MNにSCG再開を要求するプロセス200を示すシグナリング図である。説明のために、図1を参照してプロセス200を説明する。プロセス200には、端末装置130、ネットワーク装置110およびネットワーク装置120が関与してもよい。図2のプロセス200において、端末装置130は、MNとして機能するネットワーク装置110にSCG再開を要求する。
前提として、ネットワーク装置120のSCG 160は一時停止または非アクティブ化されている。図2に示すように、いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、ネットワーク装置120のSCG 160を一時停止する指示を端末装置130に送信(202)することができる。このような指示は、SCG一時停止指示と呼ぶこともできる。例として、SCG一時停止指示は、RRCReconfigurationメッセージであってもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110の代わりに、ネットワーク装置120はSCG一時停止指示を端末装置130に送信し得る。本開示の範囲は、これらの点で限定されるものではない。
端末装置130は、ネットワーク装置120とのUL送信を実行することを決定(204)する。UL送信は、SCG 160の1つまたは複数のセルで実行される。この場合をULデータ到着と呼ぶことができる。
UL送信を有効化するために、端末装置130はネットワーク装置110とともに、SCG再開のためのプロシージャを開始する。端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化する要求をネットワーク装置110に送信(206)する。この要求は、「SCGアクティブ化要求」と呼んでもよい。SCGアクティブ化要求は、実行されるUL送信に関する特性情報を含む。特性情報は、UL送信をどのように処理するか、および/またはSCGアクティブ化要求に応答するか否かを決定する際に、ネットワーク装置110を支援することができる。
いくつかの実施形態において、特性情報はUL送信をトリガする理由を含むことができ、これは「SCG再開理由」と呼ばれることができる。例えば、SCG再開理由は、モバイル発信ビデオコール(mo-VideoCall)、モバイル発信データ(mo-Data)、モバイル発信音声コール(mo-VoiceCall)、およびモバイル発信シグナリング(mo-signaling)を含むことができるが、これらに限定されない。
代替として、または追加として、特性情報は、実行されるUL送信に関連付けられるデータセッションのアイデンティフィケーション(ID)を含むことができる。データセッションのIDは、データセッションをリロケーションするか否かを決定する際に、ネットワーク装置110を支援することができる。例えば、特性情報は、UL送信のプロトコルデータユニット(PDU)セッションIDを含むことができる。
端末装置130は、シグナリング無線ベアラ1(SRB1)を使用して、ネットワーク装置110と端末装置130との間でSCGアクティブ化要求を送信(206)することができる。SCGアクティブ化要求は、UEAssistanceInformationメッセージなどのRRCメッセージであってもよい。再開要求に特有のメッセージなど、他のメッセージも可能である。
いくつかの実施形態において、SCGアクティブ化要求の頻繁な送信を回避するために、「T3xx-1」で表されるタイマをSCG再開のために導入することができる。端末装置130は、タイマT3xx-1が動作していない場合にのみ、SCGアクティブ化要求を送信することができる。例えば、端末装置130は、タイマT3xx-1が動作しているか否かを決定することができる。タイマT3xx-1が動作していない場合、端末装置130は、SCGアクティブ化要求をネットワーク装置110に送信(206)することができる。SCGアクティブ化要求を送信した時、端末装置130はタイマT3xx-1を起動することができる。
いくつかの実施形態において、タイマT3xx-1の上限値「t3xx-1」は、SCG 160を一時停止する指示、例えば、ネットワーク装置110により送信(202)されるSCG一時停止指示と共に端末装置130に提供されてもよい。例えば、SCG一時停止指示がRRCメッセージに含まれる実施形態において、RRCメッセージは、上限値t3xx-1を示すIEをさらに含むことができる。いくつかの他の実施形態において、上限値t3xx-1は、専用のRRCメッセージ内で端末装置130に提供されてもよい。
接続再確立/RRC再開のプロシージャが開始された場合、端末装置130はタイマT3xx-1を停止してもよい。代替として、または追加として、SCG設定の解除を示すRRCメッセージを受信した場合、端末装置130はタイマT3xx-1を停止してもよい。
以下の表1は、上記の説明からまとめられるタイマT3xx-1のいくつかの属性を示している。タイマT3xx-1の起動条件は、SCGアクティブ化要求の送信である。タイマT3xx-1の停止条件は、接続再確立/再開プロシージャの開始および/またはSCG設定の解除を示すRRCメッセージの受信である。
(表1)タイマT3xx-1の属性
プロセス200を続行し、端末装置130からSCGアクティブ化要求を受信した後、ネットワーク装置110は、SCG 160をアクティブ化するか否か、およびいつアクティブ化するかを決定(207)する。例えば、ネットワーク装置110は、SCGアクティブ化要求から、UL送信に関する特性情報を決定し、この特性情報に基づいてUL送信をどのように処理するかを決定することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、SCGアクティブ化要求に応答しなくてもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、SCG 160をアクティブ化しないと決定し、自らUL送信を処理すると決定してもよい。このような実施形態において、ネットワーク装置110はCN 140と通信して、UL送信に関連付けられるデータセッションをネットワーク装置120からネットワーク装置110にリロケーションすることができる。例えば、ネットワーク装置110は、UL送信のPDUセッションIDをCN 140に送信することができる。CN 140は、PDUセッションをネットワーク装置110にリロケーションすることができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化すると決定することができる。本開示の範囲に何の制限もない例として、図2は、SCG 160をアクティブ化するための例示的な動作を示している。図2に示すように、このような実施形態において、ネットワーク装置110は、ネットワーク装置120のSCG 160を再開またはアクティブ化する要求をネットワーク装置120に送信(208)することができる。要求が受信されると、ネットワーク装置120は、要求に対する応答をネットワーク装置110に送信(210)する。
ネットワーク装置110は、SCG再開を示すメッセージを端末装置130に送信(212)する。このメッセージは、SCG再開メッセージと呼ばれてもよい。SCG再開メッセージが受信されると、端末装置130はネットワーク装置110に応答を送信(214)することができる。例として、SCG再開メッセージはRRCReconfigurationメッセージであってもよく、応答はRRCReconfigurationCompleteメッセージであってもよい。SCG再開に特有のメッセージなど、他のメッセージも可能である。
端末装置130から応答が受信されると、ネットワーク装置110は、SCG再開を通知するメッセージをネットワーク装置120に送信(216)することができる。例として、このメッセージはSgNBReconfigurationCompleteメッセージであってもよい。
ネットワーク装置110からSCG再開メッセージが受信されると、端末装置130とネットワーク装置120との間でランダムアクセスプロシージャを実行(218)することができる。
上述した例示的な実施形態において、端末装置130はMNにSCG再開を要求し、SCGをアクティブ化するか否かはMNにより決定される。UL情報に関する特性情報は、SCGを再開するか否か、UL送信に関連付けられるデータセッションをリロケーションするようにコアネットワークに要求するか否かを決定する際にMNを支援することができる。いくつかの実施形態において、SCGアクティブ化要求の頻繁な送信を回避するためにタイマT3xx-1を導入してもよい。
SNにSCG再開を要求するプロセス例
SCG再開は、端末装置130によりトリガまたは開始されてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置130は、SNにSCG再開を要求することができる。これから、図3および図4を参照して、いくつかの例示的なプロセスを詳細に説明する。
専用シグナリングの無いプロセス例
図3は本開示のいくつかの実施形態にかかる、SNにSCG再開を要求するプロセス300を示すシグナリング図である。説明のために、図1を参照してプロセス300を説明する。プロセス300には、端末装置130、ネットワーク装置110およびネットワーク装置120が関与してもよい。図3のプロセス300において、端末装置130は、SNとして機能するネットワーク装置120にSCG再開を要求する。
前提として、ネットワーク装置120のSCG 160は一時停止または非アクティブ化されている。図3に示すように、いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、ネットワーク装置120のSCG 160を一時停止する指示を端末装置130に送信(302)することができる。このような指示は、SCG一時停止指示と呼ぶこともできる。例として、SCG一時停止指示は、RRCReconfigurationメッセージであってもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110の代わりに、ネットワーク装置120はSCG一時停止指示を端末装置130に送信してもよい。本開示の範囲は、これらの点で限定されるものではない。
端末装置130は、ネットワーク装置120とのUL送信を実行することを決定(304)する。UL送信は、SCG 160の1つまたは複数のセルで実行される。
UL送信を有効化するために、端末装置130はネットワーク装置120とのSCG再開のためのプロシージャを開始(306)する。このプロシージャは、ここでは「SCG再開プロシージャ」または「SNとのSCG再開プロシージャ」と呼ぶことができる。SCG再開プロシージャの間、端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160を有効化するために、ネットワーク装置110にランダムアクセス要求を送信(310)する。例示的なプロセス300において、SCG 160をアクティブ化するために専用のシグナリングを使用しない。代わりに、ランダムアクセス要求は、SCG 160をアクティブ化する要求、すなわちSCG再開要求として機能することができる。
上述したように、SCG一時停止中に、SCG 160のPSCell 160-1とSCell 160-2は、いずれもデータの送受信ができない。ランダムアクセス要求を送信するために、端末装置130は、少なくともSCG 160のPSCell 160-1上の送信を有効化することができる。
いくつかの実施形態において、SCG再開プロシージャが開始されると、端末装置130は、データおよびシグナリングの送信を含む、SCG 160上の送信を再開することができる。例えば、端末装置130は、すべてのSRBおよびデータ無線ベアラ(DRB)についてSCG送信を再開することができる。さらに、上位層(例えば、RRC層)は、SCG 160を再開するように下位層(例えば、メディアアクセス制御、MAC層)に示すことができる。したがって、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、MAC層によりトリガされることができる。これにより、ランダムアクセス要求をネットワーク装置120に送信(310)することができる。以下では、いかなる限定もなく説明するために、このような実施形態を「SCG送信が再開される実施形態」と呼ぶことができる。
いくつかの実施形態において、SCG再開プロシージャが開始されると、端末装置130は、PSCell 160-1上の送信のみを再開することができる。PSCell 160-1上の送信の再開は、SCG一時停止の特定のモデルに依存してもよい。例えば、SCG一時停止中にPSCell 160-1が非アクティブ化された場合、端末装置130は、PSCell 160-1上の送信を有効化するためにPSCell 160-1をアクティブ化することができる。PSCell 160-1がアクティブ化されているが、PSCell 160-1のアクティブBWPがSCG一時停止中の休眠BWPとして設定されている場合、端末装置130は、PSCell 160-1のアクティブBWPを休眠BWPから非休眠BWPに切り替えることができる。このような実施形態において、PSCell 160-1のアクティブ化またはアクティブBWPから非休眠BWPへの切替時に、端末装置130は、PSCell 160-1上でランダムアクセスプロシージャを開始し、ランダムアクセス要求をネットワーク装置120に送信(310)することができる。以下では、いかなる限定もなく説明するために、このような実施形態を「PSCell送信が再開される実施形態」と呼ぶことができる。
PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、任意の適切なタイプのランダムアクセスに基づくことができる。いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス(CBRA)プロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130により送信(310)されるランダムアクセス要求は、MSG1内のランダムアクセスプリアンブルと、MSG3内のセル-無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)MAC制御要素(CE)とを含むことができる。いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、4ステップの競合なしランダムアクセス(CFRA)プロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130により送信(310)されるランダムアクセス要求は、MSG1内のランダムアクセスプリアンブルを含むことができる。
いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、2ステップのCBRAプロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130により送信(310)されるランダムアクセス要求はMSGA内のランダムアクセスプリアンブルとC-RNTI MAC CEを含むことができる。いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、2ステップのCFRAプロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130により送信(310)されるランダムアクセス要求は、MSGA内のランダムアクセスプリアンブルを含むことができる。
いくつかの実施形態において、ランダムアクセスプロシージャは、競合なしランダムアクセス(CFRA)に基づいてもよい。CFRAプロシージャを有効化するために、SCG再開要求を送信するために、専用ランダムアクセスリソースを端末装置130に予約することができる。
いくつかの実施形態において、CFRAのための該専用ランダムアクセスリソースは、ネットワーク装置110により送信(302)されるSCG一時停止指示など、SCG 160を一時停止する指示と共に端末装置130に示されてもよい。いくつかの実施形態において、専用ランダムアクセスリソースは、PSCell 160-1のアップリンクBWPのための設定内で示されてもよい。例えば、専用ランダムアクセスリソースは、PSCell 160-1のアクティブBWPおよび/または初期BWPのための設定内で示されてもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120からの応答をモニタリングするために、「T3xx-2(1)」で表されるタイマを導入することができる。SCG再開プロシージャが開始されると、端末装置130はタイマT3xx-2(1)を起動(308)することができる。
いくつかの実施形態において、タイマT3xx-2(1)の上限値「t3xx-2(1)」は、SCG 160を一時停止する指示、例えば、ネットワーク装置110により送信(302)されるSCG一時停止指示と共に端末装置130に提供されてもよい。例えば、SCG一時停止指示がRRCメッセージに含まれる実施形態において、RRCメッセージは、上限値t3xx-2(1)を示すIEをさらに含むことができる。いくつかの他の実施形態において、上限値t3xx-2(1)は、専用のRRCメッセージ内で端末装置130に提供されてもよい。
プロセス300を続行し、ネットワーク装置120は、SCG再開要求として機能するランダムアクセス要求を端末装置130から受信する。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、自らSCG 160をアクティブ化するか否かを決定することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、SCG再開要求を確認するためにメッセージをネットワーク装置110に送信することができる。例えば、図3に示すように、ネットワーク装置120は、SCG 160を再開する要件をネットワーク装置110に送信(312)することができる。この要件は、「SCG再開要件」と呼んでもよい。SCG再開要件が受信されると、ネットワーク装置110は、「SCG再開確認」と呼ぶことのできるSCG再開要件に対する確認をネットワーク装置120に送信(314)することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、SCG再開要求を受信したときに取る動作に関して、ネットワーク装置120を設定することができる。いくつかのシナリオにおいては、ネットワーク装置110は、自らSCG 160をアクティブ化するか否かを決定するようにネットワーク装置120を設定することができる。いくつかのシナリオにおいて、ネットワーク装置110は、SCG再開要求を確認するためにSCG再開要件を送信するように、ネットワーク装置120を設定することができる。
ネットワーク装置120がSCG 160をアクティブ化すると決定した場合、またはネットワーク装置110がSCG 160をアクティブ化するようにネットワーク装置120に示した場合、ネットワーク装置120は、ランダムアクセス要求に対する応答を端末装置130に送信(316)することができる。ランダムアクセスプロシージャが4ステップのCBRAプロシージャである実施形態において、応答は、競合解決のためにMSG4であってもよい。ランダムアクセスプロシージャが4ステップのCFRAプロシージャである実施形態において、応答はMSG2、すなわちランダムアクセス応答であってもよい。ランダムアクセスプロシージャが2ステップのランダムアクセスプロシージャである実施形態において、応答は、競合解決のためにMSGBであってもよい。
端末装置130がネットワーク装置120からランダムアクセス要求に対する応答を受信した場合、端末装置130はランダムアクセスプロシージャが成功したと決定することができる。SCG送信が再開され、タイマT3xx-2(1)が起動される実施形態において、ランダムアクセスが成功すると、端末装置130はタイマT3xx-2(1)を停止することができる。端末装置130は、SCG 160の再開に成功したと見なしてもよい。
PSCell送信が再開され、タイマT3xx-2(1)が起動される実施形態において、ランダムアクセスが成功すると、端末装置130はタイマT3xx-2(1)を停止することができる。端末装置130はさらに、データおよびシグナリングの送信を含む、SCG 160上のすべての送信を再開することができる。例えば、端末装置130は、以前にすでに再開されたSRB3に加えて、すべてのSRBおよびDRBについてSCG送信を再開することができる。追加として、RRC層は、SCG 160を再開するようにMAC層に示すことができる。例えば、SCG 160のSCellをアクティブ化することができる。代替として、SCG 160のSCellのアクティブBWPを非休眠BWPに切り替えることができる。
SCG送信が再開され、タイマが導入されない実施形態において、ネットワーク装置120から応答が受信されない場合、端末装置130は、ランダムアクセスプロシージャが失敗したと決定して、SNとのSCG再開プロシージャが失敗したとみなすことができる。したがって、端末装置130は、すべてのSRBおよびDRBについてSCG送信を一時停止し、「SCG MACエンティティ」と呼ぶことができるSCG 160のためのMACエンティティをリセットすることができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、SCG 160の再開またはアクティブ化時の失敗を示すメッセージをネットワーク装置110に送信(318)することができる。SCG 160の再開またはアクティブ化時の失敗は、「SCG再開失敗」と呼んでもよい。代替として、または追加として、端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化する要求をネットワーク装置110に送信(320)することができる。ネットワーク装置110に送信(320)される要求は、例えば、図2を参照して説明したSCGアクティブ化要求であってもよい。これにより、MNにSCG再開を要求するプロセスを実行することができる。
SCG送信が再開され、タイマT3xx-2(1)が起動される実施形態において、タイマT3xx-2(1)が満了すると、端末装置130はSNとのSCG再開プロシージャが失敗したとみなすことができる。したがって、端末装置130は、すべてのSRBおよびDRBについてSCG送信を一時停止し、SCG MACエンティティをリセットすることができる。追加として、RRC層は、SCG 160を一時停止するようにMAC層に示すことができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、SCG再開失敗を示すメッセージをネットワーク装置110に送信(318)することができる。代替として、または追加として、端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化する要求をネットワーク装置110に送信(320)することができる。ネットワーク装置110に送信(320)される要求は、例えば、図2を参照して説明したSCGアクティブ化要求であってもよい。これにより、MNにSCG再開を要求するプロセスを実行することができる。
PSCell送信が再開され、タイマT3xx-2(1)が起動される実施形態において、タイマT3xx-2(1)が満了すると、端末装置130はSNとのSCG再開プロシージャが失敗したとみなすことができる。したがって、端末装置130は、SCG MACエンティティをリセットすることができる。さらに、端末装置130は、PSCell 160-1を非アクティブ化するか、またはPSCell 160-1のアクティブBWPを休眠BWPに切り替えることができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、SCG再開失敗を示すメッセージをネットワーク装置110に送信(318)することができる。代替として、または追加として、端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化する要求をネットワーク装置110に送信(320)することができる。ネットワーク装置110に送信(320)される要求は、例えば、図2を参照して説明したSCGアクティブ化要求であってもよい。これにより、MNにSCG再開を要求するプロセスを実行することができる。
以下の表2は、上記の説明からまとめられるタイマT3xx-2(1)のいくつかの属性を示している。タイマT3xx-2(1)の起動条件はSNとのSCG再開プロシージャの開始である。タイマT3xx-2(1)の停止条件は、PSCellでのランダムアクセスプロシージャの正常終了である。タイマT3xx-2(1)の満了時、端末装置130は、SCG失敗プロシージャを開始することにより、ネットワークにSCG再開失敗を通知することができ、及び/または、SCGをアクティブ化する要求をMNに送信することができる。
(表2)タイマT3xx-2(1)の属性
上述した実施形態において、端末装置130は、SNにSCG再開を直接要求する。端末装置130とMNとの間でのメッセージ送信が不要となるので、SCG再開プロシージャの遅延を短縮することができる。さらに、ランダムアクセス要求は、SCGをアクティブ化する要求として機能するので、専用のシグナリング(例えば、RRCメッセージ)は不要である。
専用シグナリングのあるプロセス例
図4は本開示のいくつかの実施形態にかかる、SNにSCG再開を要求するプロセス400を示すシグナリング図である。説明のために、図1を参照してプロセス400を説明する。プロセス400には、端末装置130、ネットワーク装置110およびネットワーク装置120が関与してもよい。図4のプロセス400において、端末装置130は、SNとして機能するネットワーク装置120にSCG再開を要求する。
前提として、ネットワーク装置120のSCG 160は一時停止または非アクティブ化されている。図4に示すように、いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、ネットワーク装置120のSCG 160を一時停止する指示を端末装置130に送信(402)することができる。このような指示は、SCG一時停止指示と呼ぶこともできる。例として、SCG一時停止指示は、RRCReconfigurationメッセージであってもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110の代わりに、ネットワーク装置120はSCG一時停止指示を端末装置130に送信してもよい。本開示の範囲は、これらの点で限定されるものではない。
端末装置130は、ネットワーク装置120とのUL送信を実行することを決定(404)する。UL送信は、SCG 160の1つまたは複数のセルで実行される。
UL送信を有効化するために、端末装置130はSCG再開のためのプロシージャを開始(406)する。このプロシージャは、ここでは「SCG再開プロシージャ」または「SNとのSCG再開プロシージャ」と呼ぶことができる。SCG再開プロシージャが開始されると、端末装置130は、SCG 160上のSRBを再開することができる。例えば、端末装置130はSRBを再開することができる。
上述したように、SCG一時停止中に、SCG 160のPSCell 160-1とSCell 160-2は、いずれもデータの送受信ができない。これにより、SCG再開プロシージャが開始されると、端末装置130は、SCG 160のPSCell 160-1上の送信を有効化することができる。PSCell 160-1上の送信の再開は、SCG一時停止の特定のモデルに依存してもよい。例えば、SCG一時停止中にPSCell 160-1が非アクティブ化された場合、端末装置130は、PSCell 160-1上の送信を有効化するためにPSCell 160-1をアクティブ化することができる。PSCell 160-1がアクティブ化されているが、PSCell 160-1のアクティブBWPがSCG一時停止中の休眠BWPとして設定されている場合、端末装置130は、PSCell 160-1のアクティブBWPを休眠BWPから非休眠BWPに切り替えることができる。
次に、端末装置130は、SCG 160をアクティブ化する要求、すなわちSCG再開要求をネットワーク装置120に送信(408)する。例示的なプロセス400において、ネットワーク装置120に送信されるSCG再開要求408は、SCG 160をアクティブ化するために使用される専用シグナリングである。SCG再開要求は、実行されるUL送信に関する特性情報を含むことができる。特性情報は、SCG再開要求をどのように処理するかを決定する際に、ネットワーク装置120を支援することができる。
いくつかの実施形態において、特性情報はUL送信をトリガする理由を含むことができ、これは「SCG再開理由」と呼ばれることができる。例えば、SCG再開理由は、モバイル発信ビデオコール(mo-VideoCall)、モバイル発信データ(mo-Data)、モバイル発信音声コール(mo-VoiceCall)、およびモバイル発信シグナリング(mo-signaling)を含むことができるが、これらに限定されない。
代替として、または追加として、特性情報は、実行されるUL送信に関連付けられるデータセッションのアイデンティフィケーション(ID)を含むことができる。データセッションのIDは、データセッションをリロケーションするか否かを決定する際に、ネットワーク装置120を支援することができる。例えば、特性情報は、UL送信のプロトコルデータユニット(PDU)セッションIDを含むことができる。
端末装置130は、SRB3を用いてSCG再開要求を送信することができる。SCG再開要求は、RRCメッセージであってもよい。たとえば、SCGResumeRequestメッセージをSCG再開プロシージャのために定義することができる。UEAssistanceInformationメッセージなど、他の目的のために定義される他のRRCメッセージも可能である。
図4には示されていないが、SCG再開要求を送信するために、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャを端末装置130により開始することができることを理解すべきである。例えば、SCGResumeRequestメッセージの到着のため、MAC層によりランダムアクセスプロシージャをトリガすることができる。
いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、4ステップのCBRAプロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130は、MSG3内でSCG再開要求を送信(408)することができる。代替としてまたは追加として、端末装置130は、MSG4内で提供されるUL許可を使用してSCG再開要求を送信(408)することができる。いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、4ステップのCFRAプロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130は、ネットワーク装置120により提供されるUL許可を使用してSCG再開要求を送信(408)することができる。
いくつかの実施形態において、PSCell 160-1上のランダムアクセスプロシージャは、2ステップのランダムアクセスプロシージャであってもよい。これらの実施形態において、端末装置130は、MSGA内でSCG再開要求を送信(408)することができる。代替としてまたは追加として、端末装置130は、MSGB内で提供されるUL許可を使用してSCG再開要求を送信(408)することができる。
いくつかの実施形態において、ランダムアクセスプロシージャは、CFRAに基づいてもよい。CFRAのための該専用ランダムアクセスリソースは、ネットワーク装置110により送信(402)されるSCG一時停止指示など、SCG 160を一時停止する指示と共に端末装置130に示されてもよい。いくつかの実施形態において、専用ランダムアクセスリソースは、PSCell 160-1のアップリンクBWPのための設定内で示されてもよい。例えば、専用ランダムアクセスリソースは、PSCell 160-1のアクティブBWPおよび/または初期BWPのための設定内で示されてもよい。
ネットワーク装置120からの応答をモニタリングするために、「T3xx-2(2)」で表されるタイマを導入することができる。端末装置130は、SCG再開要求を送信すると、タイマT3xx-2(2)を起動(410)する。
いくつかの実施形態において、タイマT3xx-2(2)の上限値「t3xx-2(2)」は、SCG 160を一時停止する指示、例えば、ネットワーク装置110により送信(402)されるSCG一時停止指示と共に端末装置130に提供されてもよい。例えば、SCG一時停止指示がRRCメッセージに含まれる実施形態において、RRCメッセージは、上限値t3xx-2(2)を示すIEをさらに含むことができる。いくつかの他の実施形態において、上限値t3xx-2(2)は、専用のRRCメッセージ内で端末装置130に提供されてもよい。
プロセス400を続行し、ネットワーク装置120は、SCG再開要求を端末装置130から受信する。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、自らSCG 160をアクティブ化するか否かを決定することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置120は、SCG再開要求を確認するためにメッセージをネットワーク装置110に送信することができる。例えば、図4に示すように、ネットワーク装置120は、SCG再開要件をネットワーク装置110に送信(412)することができる。ネットワーク装置120は、特性情報をネットワーク装置110に転送することができる。特性情報は、例えば、SCG再開要件に含まれてもよい。特性情報は、UL送信をどのように処理するか、および/またはSCG 160をアクティブ化するか否かを決定する際に、ネットワーク装置110を支援することができる。SCG再開要件が受信されると、ネットワーク装置110は、SCG再開確認をネットワーク装置120に送信(414)することができる。
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置110は、SCG再開要求を受信したときに取る動作に関して、ネットワーク装置120を設定することができる。いくつかのシナリオにおいては、ネットワーク装置110は、自らSCG 160をアクティブ化するか否かを決定するようにネットワーク装置120を設定することができる。いくつかのシナリオにおいて、ネットワーク装置110は、SCG再開要求を確認するためにSCG再開要件を送信するように、ネットワーク装置120を設定することができる。
ネットワーク装置120がSCG 160をアクティブ化するか否かを決定した後、ネットワーク装置120は、「SCG再開応答」と呼ぶことができる応答を端末装置130に送信(416)する。SCG再開応答は、RRCメッセージであってもよい。たとえば、SCG再開応答は、SCG再開プロシージャのために定義されるSCGResumeRequestメッセージ、またはUEAssistanceInformationである。この応答は、SCG 160のアクティブ化が許可されるか、またはSCG 160のアクティブ化が拒否されるかを示すことができる。
応答がSCG 160のアクティブ化が許可されることを示す場合、端末装置130は、SCG 160の再開が成功したと決定することができる。したがって、端末装置130は、タイマT3xx-2(2)を停止することができる。端末装置130はさらに、データおよびシグナリングの送信を含む、SCG 160上のすべての送信を再開することができる。例えば、端末装置130は、以前にすでに再開されたSRB3に加えて、すべてのSRBおよびDRBについてSCG送信を再開することができる。追加として、RRC層は、SCG 160を再開するようにMAC層に示すことができる。例えば、SCG 160のSCellをアクティブ化することができる。代替として、SCG 160のSCellの初期BWPまたはアクティブBWPを非休眠BWPに切り替えることができる。
応答がSCG 160のアクティブ化が拒否されることを示す場合、端末装置130は、タイマT3xx-2(2)を停止し、SRB3を一時停止することができる。追加として、上位層(例えば、RRC層)は、PSCell 160-1を非アクティブ化するか、またはPSCell 160-1のアクティブ/初期BWPを休眠BWPに切り替えるように、下位層(例えば、MAC層)に示すことができる。
応答がSCG 160のアクティブ化が拒否されることを示す場合、応答は、タイマT3xx-3の上限値をさらに含むことができる。応答が受信されると、端末装置130はタイマT3xx-3を起動することができる。タイマT3xx-3の上限値t3xx-3は、待ち時間とみなすことができる。タイマT3xx-3が動作中であれば、端末装置130はSCG再開要求をネットワーク装置120に送信すべきでない。このような実施形態において、端末装置130は、タイマT3xx-3が動作中であるか否かを決定することができる。タイマT3xx-3が動作していない場合、端末装置130はSCG再開要求を送信(408)することができる。いくつかの実施形態において、タイマT3xx-3は、タイマT3xx-1と同じタイマであってもよい。代替として、タイマT3xx-3は、タイマT3xx-1とは異なるタイマであってもよい。
いくつかの実施形態において、応答がSCG 160のアクティブ化が拒否されることを示す場合、応答は、ネットワーク装置110のMCG 150の再設定情報をさらに含むことができる。端末装置130は、再設定情報に基づいてMCG 150を再設定することができる。例えば、応答は、MCG 150のための埋め込みRRCReconfigurationメッセージを含むことができる。そして、端末装置130は、該埋め込みRRCReconfigurationメッセージ内で示されるようなMCG 150の設定を適用することができる。
タイマT3xx-2(2)が満了した場合、端末装置130は、SNとのSCG再開プロシージャが失敗したとみなすことができる。したがって、タイマT3xx-2(2)が満了すると、端末装置130は、SRB3を一時停止し、SCG MACエンティティをリセットすることができる。さらに、端末装置130は、PSCell 160-1を非アクティブ化するか、またはPSCell 160-1のアクティブBWPを休眠BWPに切り替えることができる。いくつかの実施形態において、端末装置130は、SCG再開失敗を示すメッセージをネットワーク装置110に送信(418)することができる。代替として、または追加として、端末装置130は、ネットワーク装置120のSCG 160をアクティブ化する要求をネットワーク装置110に送信(420)することができる。ネットワーク装置110に送信(420)される要求は、例えば、図2を参照して説明したSCGアクティブ化要求であってもよい。これにより、MNにSCG再開を要求するプロセスを実行することができる。
以下の表3は、上記の説明からまとめられるタイマT3xx-2(2)のいくつかの属性を示している。タイマT3xx-2(2)の起動条件はSNへのSCG再開要求の送信である。タイマT3xx-2(2)の停止条件は、SCG再開が許可されることを示す応答またはSCG再開が拒否されることを示す応答の受信である。タイマT3xx-2(2)の満了時、端末装置130は、SCG失敗プロシージャを開始することにより、ネットワークにSCG再開失敗を通知することができ、及び/または、SCGをアクティブ化する要求をMNに送信することができる。
(表3)タイマT3xx-2(2)の属性
以下の表4は、上記の説明からまとめられるタイマT3xx-3のいくつかの属性を示している。タイマT3xx-3の起動条件は、SCG再開が拒否されることを示す応答の受信である。タイマT3xx-3の停止条件は、SCG再開、および/またはSCG設定の解除を示すRRCメッセージの受信である。
(表4)タイマT3xx-3の属性
上述した実施形態において、端末装置130は、SNにSCG再開を直接要求する。端末装置130とMNとの間でのメッセージ送信が不要となるので、SCG再開プロシージャの遅延を短縮することができる。さらに、専用シグナリング(例えば、RRCメッセージ)がSCG再開要求に使用される。こうして、SCG再開要求は、UL送信に関する特性情報などの追加情報を含むことができる。該追加情報は、SCG再開要求をどのように処理するかを決定する際にSNを支援することができる。
方法例
図5は本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法500のフローチャートである。図1に示すように、方法500は、端末装置130において実行できる。方法500は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、及び/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことが理解されるべきである。説明のために、端末装置130の視点から図1を参照して方法500を説明する。
ブロック510において、第1のネットワーク装置110によりサービングされる端末装置130は、端末装置130をサービングする第2のネットワーク装置120とのアップリンク送信を実行すると決定する。第1のネットワーク装置110は、端末装置130をサービングするマスターノードであってもよく、第2のネットワーク装置120は、端末装置130をサービングするセカンダリノードであってもよい。ブロック520において、端末装置130は、第2のネットワーク装置120のセルグループをアクティブ化する要求を第1のネットワーク装置110に送信する。この要求は、アップリンク送信に関する特性情報を含む。
いくつかの実施形態において、特性情報は、アップリンク送信をトリガする理由、またはアップリンク送信に関連付けられるデータセッションのアイデンティフィケーションのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、要求を送信することは、セルグループのアクティブ化のためのタイマが動作中であるか否かを決定することと、タイマが動作していないとの決定に従って、要求を送信することとを含む。
いくつかの実施形態において、方法500は、要求の送信に応じて、タイマを起動することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、方法500は、第1のネットワーク装置110または第2のネットワーク装置120から、セルグループを非アクティブ化する指示とともにタイマの上限値を受信することをさらに含む。
図6は本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法600のフローチャートである。図1に示すように、方法600は、第1のネットワーク装置110において実現できる。方法600は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、及び/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことが理解されるべきである。説明のために、第1のネットワーク装置110の視点から図1を参照して方法600を説明する。
ブロック610において、第1のネットワーク装置110は、第2のネットワーク装置120のセルグループをアクティブ化する要求を端末装置130から受信する。端末装置130は、第1のネットワーク装置110と第2のネットワーク装置120によりサービングされる。ブロック620において、第1のネットワーク装置110は、要求から、第2のネットワーク装置120との間で実行されるアップリンク送信に関する特性情報を決定する。ブロック630において、第1のネットワーク装置110は、該特性情報に基づいてアップリンク送信を実行させる。
図7は本開示のいくつかの実施形態にかかる例示的な方法700のフローチャートである。図1に示すように、方法700は、端末装置130において実行できる。方法700は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、及び/又は図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことが理解されるべきである。説明のために、端末装置130の視点から図1を参照して方法700を説明する。
ブロック710において、第1のネットワーク装置110によりサービングされる端末装置130は、端末装置130をサービングする第2のネットワーク装置120とのアップリンク送信を実行すると決定する。ブロック720において、端末装置130は、第2のネットワーク装置120のセルグループのプライマリセルでの送信を有効化する。ブロック730において、端末装置130は、第2のネットワーク装置120のセルグループをアクティブ化する第1の要求を、プライマリセルで第2のネットワーク装置に送信する。ブロック740において、端末装置130は、セルグループのアクティブ化のための第1のタイマに基づいて、第1の要求に対する応答をモニタリングする。
いくつかの実施形態において、方法700は、第1のタイマが満了したとの決定に従って、第2のネットワーク装置120のセルグループをアクティブ化することに失敗したことを示すメッセージ、または第2のネットワーク装置120のセルグループをアクティブ化する第2の要求のうちの少なくとも1つを、第1のネットワーク装置110に送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、第1の要求は、ランダムアクセスプロシージャのためのランダムアクセス要求を含み、この方法は、ランダムアクセスプロシージャが成功したとの決定に従って、第1のタイマを停止することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、第1の要求は、無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、第1の要求を送信することは、セルグループ上のシグナリング無線ベアラを再開することと、該シグナリング無線ベアラを使用してRRCメッセージを送信することとを含む。
いくつかの実施形態において、方法700は、第1の要求に対する第1の応答を第2のネットワーク装置120から受信することであって、第1の応答はセルグループのアクティブ化が許可されることを示すことと、第1の応答の受信に応じて、第1のタイマを停止し、セルグループ上の別のシグナリング無線ベアラとセルグループ上のデータ無線ベアラとを再開し、セルグループの1つまたは複数のセカンダリセルでの送信を有効化することとをさらに含む。
いくつかの実施形態において、方法700は、第1の要求に対する第2の応答を第2のネットワーク装置120から受信することであって、第2の応答はセルグループのアクティブ化が拒否されることを示すことと、第2の応答の受信に応じて、第1のタイマを停止し、セルグループ上のシグナリング無線ベアラを一時停止し、第2の応答内で示された上限値で第2のタイマを起動することとをさらに含む。
いくつかの実施形態において、RRCメッセージを送信することは、第2のタイマが動作しているか否かを決定することと、第2のタイマが動作していないとの決定に従って、RRCメッセージを送信することとを含む。
いくつかの実施形態において、方法700は、第2の応答が第1のネットワーク装置110の別のセルグループの再設定情報を含むとの決定に従って、再設定情報に基づいて該別のセルグループを再設定することをさらに含む。
いくつかの実施形態において、RRCメッセージは、アップリンク送信に関する特性情報を含む。
いくつかの実施形態において、セルグループのプライマリセルでの送信を有効化することは、セルグループのプライマリセルを休眠帯域幅パート(BWP)から非休眠BWPに切り替えることにより、プライマリセルでの送信を有効化し、またはセルグループのプライマリセルをアクティブ化することにより、プライマリセルでの送信を有効化することを含む。
いくつかの実施形態において、第1の要求を送信することは、セルグループを非アクティブ化する指示から、ランダムアクセスプロシージャのためのリソースを決定することであって、当該指示は第1のネットワーク装置110または第2のネットワーク装置120から受信することと、決定されたリソースを使用して、プライマリセルでランダムアクセスプロシージャを開始することにより、第1の要求を送信することとを含む。
いくつかの実施形態において、図1に示されるネットワーク装置110のようなネットワーク装置において実現できる方法が提供される。この方法は、図2から図4を参照して説明されたように、ネットワーク装置110により実行される動作を含むことができる。
いくつかの実施形態において、図1に示されるネットワーク装置120のようなネットワーク装置において実現できる方法が提供される。この方法は、図2から図4を参照して説明されたように、ネットワーク装置120により実行される動作を含むことができる。
装置例
図8は本開示の実施形態を実装するのに適した装置800の概略ブロック図である。装置800は、図1に示す端末装置130、ネットワーク装置120、またはネットワーク装置110の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置800は、端末装置130、ネットワーク装置120、またはネットワーク装置110において、またはそれらの少なくとも一部として実現することができる。
図示されるように、装置800は、プロセッサ810と、プロセッサ810に結合されたメモリ820と、プロセッサ810に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)840と、TX/RX 840に結合された通信インターフェースとを備える。メモリ 820は、プログラム830の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 840は双方向通信に用いられる。TX/RX 840は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
プログラム830は、図2から図7を参照して本文で説明したように、関連するプロセッサ810により実行された場合、装置800が本開示の実施形態に従って動作することを有効化するプログラム指令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置800のプロセッサ810により実行可能なコンピュータソフトウェアにより、又はハードウェアにより、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せにより実現できる。プロセッサ810は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定することができる。さらに、プロセッサ810とメモリ820との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段850を形成することができる。
メモリ820は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置800内には1つのメモリ820のみが示されているが、装置800内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ810は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含むことができる。装置800は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
全体として、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置により実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、機器、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図2から図7を参照して上述したプロセスまたは方法を実行するために、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる指令などのコンピュータ実行可能な指令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合又は分割することができる。プログラムモジュールのマシンが実行可能な能指令は、ローカル又は分散型装置内で実行することができる。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体両方内に配置されていてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング機器のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行することができる。
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で実装することができ、マシン可読媒体は、指令実行システム、機器、又は装置により使用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体とすることができる。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、機器若しくは装置、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組合せを含むことができる。
なお、操作について特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を、示された特定の順序で実行するか若しくは連続した順序で実行し、又は、説明された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実現されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組合せで実装されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。