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JP7800804B2 - 単相誘導モータの制御方法、制御装置及び電気チェーンブロック - Google Patents
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JP7800804B2 - 単相誘導モータの制御方法、制御装置及び電気チェーンブロック - Google Patents

単相誘導モータの制御方法、制御装置及び電気チェーンブロック

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Description

本発明は、電気チェーンブロック等の荷移動装置のように重量の異なる荷物を移動する装置の駆動部に広く利用される、単相誘導モータの制御方法、制御装置及び電気チェーンブロックに関する。
電気チェーンブロックのように荷を上下方向に移動させる小型の荷巻上下装置には、広く単相誘導モータが使用されている。単相誘導モータには種々の種類があり、図1は本発明で扱う単相誘導モータの概略回路構成を示す図である。単相誘導モータ部120は、ステータS内に両端にU端子とV端子を備えた主コイルMLと、両端にX端子とY端子を備えた補助コイルALを備えている。始動時は単相交流電源200からSSR(ソリッドステートリレー)動力回路121を経由して主コイルMLに交流電流を通電すると共に、同時に補助コイルALにもSSR動力回路121及びコンデンサCを経由して交流電流を通電する。これにより、ステータS内には回転磁界が発生し、主コイルML及び補助コイルALに対向して回転自在に軸支され配置された回転子(図示せず)が回転を開始し、単相誘導モータが起動する。
図2は単相誘導モータの始動からのトルク変化の状態を示す図であり、曲線Aは主コイルMLと補助コイルALへの通電をONとして回転子を回転させた場合のモータのトルク変化を示す曲線で、曲線Bは主コイルMLへの通電をONとして補助コイルALへの通電をOFFとした場合のトルク変化を示す曲線で、縦軸にトルク、横軸に回転速度を示している。なお、上記主コイルMLと補助コイルALの両方への通電をONする単相誘導モータの運転を「コンデンサラン」(図3参照)と記し、上記主コイルMLへの通電をONとして補助コイルALへの通電をOFFとする単相誘導モータの運転を「純単相ラン」(図4参照)と記す。なお、この単相誘導モータは、コンデンサ始動型に分類されるものであって、常時補助コイルALに通電し運転するコンデンサラン型に分類されるものではない。
まず、単相誘導モータの始動は、回転速度0の状態からコンデンサランで運転を開始する(図2の曲線AのI点)。その後、単相誘導モータのトルクは回転速度に従って頂点に達するまで上昇し(大きくなり)、頂点から急激に下降する(小さくなる)。頂点を所定量過ぎたII点で図4に示すように補助コイルALへの通電をOFF(通電路121bの開閉接点部121eをOFF)とすることにより、モータは純単相ランへ切替わる(移行する)。その後、更に回転速度が増し、負荷トルクCと吊り合った状態(III点)で定常運転となる。曲線Aのコンデンサランから、曲線Bの純単相ランへの切替はSSR動力回路121が主コイルMLへ流れている電流値を基に判定し、切替を行う。また、図2に示すように、単相誘導モータの出力トルクは、回転速度により決まり、単相誘導モータの出力トルクと電流値とも相関がある。そこで従来のオーバーロードリミッターOLL(以後、単に「OLL」と記す)では、主コイルMLに流れる電流値を基に単相誘導モータの出力トルクを判定し、過負荷の判断を行っている。
しかしながら、単相誘導モータはある特定の状況では、電流値を基に単相誘導モータの過出力トルク、即ち過負荷の判定が難しい場合がある。例えば、電気チェーンブロック等の荷巻上下装置で動作保証最低電圧時や高温状態、または低温状態で定格荷重の荷を巻上げた場合がそれに相当する。低い電圧を印加した場合や高温での運転時は、単相誘導モータ自身の出力トルクが低下する。また低温時は機械損の増加により、モータに掛かる負荷トルクが大きくなり、荷の過荷重(過負荷)との判別が難しい。
図5はこのような厳しい条件下での単相誘導モータの加速の様子を示す。始動時は通常時と同様に曲線Aのコンデンサランで運転開始(I点)し、その後、順調に回転速度が速くなり、主コイルMLの電流値が所定の切り替え閾値以下となる(図5のII点)と、曲線Bの純単相ランへと切替える。ここまでは通常のコンデンサ始動と同様であるが、この厳しい条件下で、純単相ランに切替えると、負荷トルクCは単相誘導モータの出力トルクと略等しいか大きいこともある。この状態では単相誘導モータは減速することもあり、主コイルMLの電流値がコンデンサランへ切り替える閾値に達すると再び曲線Aのコンデンサランに切替え(III点)、曲線Aのコンデンサランで加速して、II点で曲線Bの純単相ランに切替え、再び減速して曲線Aのコンデンサランに切替える。
前述したように、単相誘導モータの出力トルクは回転速度と相関関係があるが、このようにコンデンサランと純単相ランを交互に繰り返している状態では、運転は継続できるものの電流値は安定しない。そのため、このような状態では単相誘導モータの電流値により判定する従来のOLLでは適正に判定が行えないこととなり、製品としての単相誘導モータの使用範囲が制限されるという問題がある。この問題に対処するための最も簡単な解決方法は、どのような状況下でも出力に十分余裕を持った単相誘導モータを使用することであるが、そうすると最悪のレアケースに備えるためだけに単相誘導モータを大型化しなければならないという問題が生じる。
実開昭56―067894号公報
特許文献1には電動機の過負荷制御装置に関する技術が開示されている。ここで開示されている技術は本願発明と同様、コンデンサ起(始)動方式の単相誘導モータの過負荷制御装置である点では本願発明と類似するが、下記の点で本願発明と相違する。
特許文献1の発明は、上記のようにコンデンサ起動方式の単相誘導モータの過負荷制御装置であり、過負荷電流が所定時間を超えて連続して流れているか否かを過負荷の判定基準としている。特許文献1記載の単相誘導モータの過負荷制御装置では、本願発明が対象としている厳しい条件下での使用ができなくなるという問題が生じることになる。短時間で純単相ランからコンデンサランに切り替わる運転を頻繁に行っても、ノイズと判定し過負荷と判定しないことがある。
特許文献1の発明は、ノイズや一時的な過負荷などを判定から除外し、不具合なく判定できるとしているのに対して、本発明はこのような、不具合になることを防ぐことではなく、従来の過負荷判定方法では判定できない条件下においても過負荷判定を可能とし、過負荷判定の対応可能範囲を拡大することを目的としている。
更に本発明は、単相誘導モータがコンデンサランであっても、純単相ランであっても該単相誘導モータの過負荷を適正に判定できる単相誘導モータの制御方法、制御装置及び電気チェーンブロックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、主コイル、補助コイル、コンデンサ及び駆動回路を備え、前記主コイルには単相交流電源から電流を前記駆動回路を介して通電すると共に、前記補助コイルには前記主コイルの負荷電流が大きい時に前記駆動回路を介し且つ前記コンデンサを経由して前記単相交流電源から電流を供給し、前記主コイルに供給される電力が、所定の過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する単相誘導モータの制御方法(A)と併用し、下記(1)乃至(3)に記載のいずれか1又は2以上の過負荷判定方法を採用することを特徴とする単相誘導モータの制御方法である。
(1)前記単相誘導モータの運転時間に対する前記補助コイルに通電される通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに通電される通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
(2)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
(3)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値が、該通電時間の積算値に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
上述のように、上記(A)、(1)乃至(3)に記載の過負荷判定方法は、これらの内の何れか1つのみの過 負荷判定方法を用いても良いし、これらの内の何れか複数の過負荷判定方法を用いても良い。複数の過負荷判定方法を用いる場合は、それらの内の何れか1つの過負荷判定方法が過負荷と判定することを条件に過負荷であると最終判断しても良いし、それら全ての過負荷判定方法が過負荷と判定することを条件に過負荷であると最終判断しても良い。
本発明によれば、コンデンサ始動型の単相誘導モータの制御方法において、主コイルの電流が不安定な領域でも、単相誘導モータが過負荷であるか否かを精度よく判定できる。
また本発明において、主コイルに供給される電力に過負荷判定閾値を設ける過負荷判定方法(A)と、それ以外の補助コイルに通電される通電時間に関して過負荷判定閾値を設ける過負荷判定方法(1)又は(2)又は(3)とを併用すれば、定格負荷を大きく上回る負荷が作用した場合には、補助コイルの通電時間に関して過負荷を判定する前に、主コイルに供給される電力値で過負荷を判定できるので、より効果的に機器の損傷を防止することが可能となる。
また本発明は、主コイル、補助コイル、コンデンサ及び駆動回路を備え、前記主コイルには単相交流電源から電流を前記駆動回路を介して通電すると共に、前記補助コイルには前記主コイルの負荷電流が大きい時に前記駆動回路を介し且つ前記コンデンサを経由して前記単相交流電源から電流を供給するように構成され、前記主コイルに供給される電力が、所定の過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する過負荷判定手段を備えた単相誘導モータの制御装置において、
下記(1)乃至(3)に記載のいずれか1又は2以上の方法による過負荷判定を行う過負荷判定手段をさらに備えていることを特徴とする。
上記(A)、(1)乃至(3)に記載の方法による過負荷判定手段の内の何れか1つのみの過負荷判定手段を用いても良いし、これらの内の何れか複数の過負荷判定手段を用いても良いことは、上記単相誘導モータの制御方法の場合と同様である。
本発明によれば、コンデンサ始動型の単相誘導モータの制御装置において、主コイルの電流が不安定な領域でも、単相誘導モータが過負荷であるか否かを精度よく判定できる。
また本発明は、ロードチェーンが係合するロードシーブと、該ロードシーブを回動する単相誘導モータとを備えた電気チェーンブロックであって、上記単相誘導モータの制御装置を備えたことを特徴とする電気チェーンブロックにある。
この電気チェーンブロックによれば、従来では過荷重の判定が不可能とされる領域においても適正に吊り荷が過荷重か否かを判定でき、過荷重の荷の吊り上げを安全に停止することができる。
本発明によれば、従来の過負荷判定方法では判定できない条件下においても過負荷判定を可能とし、過負荷判定の対応可能範囲を拡大することができる。これによって単相誘導モータの過負荷を適正に判定できる。
本発明に係る単相誘導モータの概略回路構成を示す構成図である。 単相誘導モータの始動からのトルク変化の状態を示す図である。 単相誘導モータのコンデンサラン時の概略回路構成を示す図である。 単相誘導モータの純単相ラン時の概略回路構成を示す図である。 単相誘導モータの始動からのトルク変化の状態を示す図である。 図6A及び図6Bは本発明に係る単相誘導モータの過負荷判定を説明するための図である。 本発明に係る単相誘導モータの過負荷判定を説明するための図である。 図7の一部を抽出拡大した図である。 本発明に係る単相誘導モータの過負荷判定の処理フローを示す図である。 本発明を使用する電気チェーンブロックの概略システム構成図である。 本発明に係る電気チェーンブロックの電気的接続構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本願発明に係る過負荷判定を実施するための単相誘導モータの概略回路構成を示す図である。単相誘導モータはステータS内に両端にU端子とV端子を有する主コイルMLと、両端にX端子とY端子を有する補助コイルALを備えた単相誘導モータ部120と、SSR動力回路121と、コンデンサCを具備する構成である。SSR(ソリッドステートリレー)動力回路121は3個の通電路121a,121b,121cを備え、それぞれの通電路121a,121b,121cの中間部に電気的開閉接点部121d,121e,121fを有し、該開閉接点部121d,121e,121fをON,OFFすることにより、通電路121a,121b,121cでそれぞれ入力側(単相交流電源200側)と出力側(単相誘導モータ部120側)を電気的に接続・分離されるようになっている。なお、ここでは説明を解り易くするため接点部121d,121e,121fが機械的にON・OFFするイメージで図示しているが、実際は無接点素子(例えばトライアック)で構成されるようになっている。なお、モータの正逆転回路や電流センサ、電圧センサについては後に詳述する。
SSR動力回路121の通電路121aの入力側と通電路121bの入力側の端部が電気的に接続され、通電路121aの出力側端部は単相誘導モータ部120の主コイルMLのU端子に接続され、入出力端子121bの出力側端部は単相誘導モータ部120の補助コイルALのX端子に接続されている。また、通電路121cの出力側端部は主コイルMLのV端子に接続されている。また、コンデンサCはその一端がSSR動力回路121の通電路121cの入力側に電気的に接続され、他端は単相誘導モータ部120の補助コイルALのY端子に接続されている。図1に示す状態、即ちSSR動力回路121の通電路121a,121b,121cの開閉接点部121d,121e,121fの全てがOFFの状態で単相誘導モータ部120は停止の状態である。
図3は単相誘導モータが始動した状態を示し、SSR動力回路121の全部の通電路121a~121cの開閉接点部121d,121e,121fがONで、単相誘導モータ部120に単相電力が供給されている状態を示す。補助コイルALには直列にコンデンサCが接続されているため、主コイルMLを流れる電流と補助コイルALを流れる電流の位相差により、回転速度0からステータS内に回転磁界が発生し、該ステータS内に対向して回転自在に軸支されて配置された回転子(図示せず)が回転し、単相誘導モータ部120は始動する。このように、主コイルMLへの通電に加えコンデンサCを直列に備えた補助コイルALへの通電により単相誘導モータを運転することを、ここでは上記のようにコンデンサランと称する。
図4は単相誘導モータが始動した後、主コイルMLの電流が所定値に減少したことを検知して補助コイルALへの通電を停止し、主コイルMLへの通電のみで単相誘導モータを運転している状態を示す。即ち、単相誘導モータ部120が始動してから所定時間が経過した後、モータの回転速度が増加し主コイルMLの電流値が切り替え閾値以下になると通電路121bの開閉接点部121eをOFFとし、単相誘導モータが上記に定義したように純単相ランで運転されている状態を示している。
上記のように単相誘導モータをコンデンサランで始動し、所定時間経過後に純単相ランに切替え、単相誘導モータを運転している状態において、例えば低電圧状態や、高温状態や、低温状態の条件下での定格負荷運転では、同条件下での純単相ランの出力可能なトルクの最大出力に近い出力が必要となる。これに対処するため、純単相ランでストールしないように、純単相ランからコンデンサランに切り替える主コイルMLの電流値を設定している。SSR動力回路121は通電路121bの開閉接点部121eをONとして、コンデンサランの運転へ切替え、モータの回転速度が上昇し主コイルMLの電流が切り替え閾値以下になったら、開閉接点部121eをOFFとして純単相ラン運転とし、再び主コイルMLの電流が切り替え閾値を超えたら、開閉接点部121eをONとしてコンデンサランとする。このようにコンデンサランと純単相ランを頻繁に切替えながら単相誘導モータを運転することになる。コンデンサランと純単相ランを頻繁に切替えながら単相誘導モータを運転すると、運転は継続できるものの、電流値又は電力値が安定しないことになり、従来の電流値の大小だけから過負荷が判定できない。つまりOLLが使用できる範囲に制限されるという問題がある。
上記従来の単相誘導モータの運転における問題を、図1乃至図5を用いて更に詳細に説明する。図1のSSR動力回路121の通電路121a,121b,121cの開閉接点部121d,121e,121fの全部をOFFの状態から、図3に示すように開閉接点部121d,121e,121fの全部をONの状態にすると、図2のI点で単相誘導モータ部120の運転を開始し、図2の曲線Aのコンデンサランに沿ってその出力トルクは回転速度の増加に伴って大きくなる。そしてコンデンサランの曲線Aの頂点を所定量超したII点で通電路121bの開閉接点部121eをOFFとする。これにより単相誘導モータ部120は純単相ランでの定常運転となる。
単相誘導モータを上記のように運転した場合に、動作保証最低電圧時や高温などの環境下での運転を行うと、出力トルクが低下するという問題、また低温下で運転を行った場合、負荷トルクが増加するという問題がある。これを図5で説明すると、低電圧、高温での定格負荷運転では、同条件下で純単相ランの曲線Bでの出力可能な最大トルクに近い負荷トルクCが必要となる。このため、コンデンサランの曲線AのII点で純単相ランの曲線Bへ切替えると、純単相ランで安定して運転を継続するトルクが出力できない場合、または、低温時にはモータに掛かる負荷が純単相ランの曲線Bで想定した出力トルクを上回ることがあり、主コイルMLの電流値が切り替え閾値以上に増加し、純単相ランの曲線BのIII点でコンデンサランの曲線Aへ切替えることが必要になり、コンデンサランと純単相ランとを頻繁に切替えながら運転することになる。このため回転速度や電流値または電力値が安定せず、電流値又は電力値の大小だけでは過負荷判定ができなくなるが、定格負荷での運転は可能な状態となっている。この領域においては、コンデンサランの曲線Aと純単相ランの曲線Bの運転時間比率と負荷の大きさとは相関関係があり、この相関関係を利用して過負荷判定を行える。そうすることによって従来のOLLでは過負荷判定ができなかった使用範囲でも過負荷判定をすることが可能となった。
そこで、本実施の形態では、単相誘導モータ部120の主コイルMLの電力値に閾値、補助コイルALの単位時間当り通電時間に閾値を設け、主コイルMLへの電力値が閾値を超えた場合、或いは補助コイルALの単位時間当り通電時間が閾値を超えた場合のいずれかが発生した場合に、単相誘導モータを過負荷と判定し単相誘導モータを停止するように制御することとした。
図6A及び図6Bは単相誘導モータ部120の過負荷判定するための閾値を説明するための図である。図6Aの補助コイル通電時間割合は、横軸に単相誘導モータ部120に供給される電圧(V)を、縦軸に補助コイルALへの通電時間割合(%)を示し、定格電圧115Vの単相交流電源に対応する電気チェーンブロックに採用したものを一例としている。1W(250kg)は、定格荷重が250kgであることを示す。補助コイルALへの通電時間割合(%)は、単相誘導モータ部120への通電時間に対する補助コイルALへの通電時間の割合を示す。単相誘導モータ部120に通電する場合は、常に主コイルMLに通電しているので、補助コイル通電時間割合(%)=(補助コイルALへの通電時間)/(主コイルMLへの通電時間)×100で求められる。
図6Aでは単相誘導モータ部120に供給される電圧が110V以上では定格荷重250kgの荷を吊り上げても補助コイルALに通電しなくても運転できることを示している。一方、単相誘導モータ部120に供給される電圧が100Vでは、補助コイルALへの通電時間割合(%)が7.5%を要することを示している。OLL閾値は、単相誘導モータ部120に供給される電圧が100Vでは27%とし107V以上では15%としていることを示している。このように、供給電圧ごとに補助コイル通電時間割合によるOLL閾値(過負荷判定閾値)を決めることによって、コンデンサランと純単相ランを繰り返す負荷領域においても過負荷を判別することが可能となっている。
図6Bの主コイル電力値は、横軸に単相誘導モータ部120に供給される電圧(V)を、縦軸に主コイルMLの電力(W)を示し、定格電圧115Vの単相交流電源に対応する電気チェーンブロックに採用されたものを一例として示している。主コイル電力(W)は、主コイルMLが消費する電力を示している。図示しない電流センサと電圧センサの検出値から図示しないマイクロコンピュータによって算出している。図6Bでは、単相誘導モータ部120に供給される電圧が110V~120Vで概ね350Wの電力を消費し、100Vでは410W、130Vでは380Wの電力を消費することを示している。図示を省略した消費電力のばらつきなども考慮して、電圧100Vでは520W、110Vでは470W、130Vでは440WをOLLの閾値としていることを示している。補助コイル通電時間割合だけでは、供給電圧が110Vを超える範囲では精度良くOLL判定することが難しいが、供給電圧ごとに主コイル電力による過負荷判定閾値を定めることにより、この範囲でも精度よくOLL判定することが可能となっている。
供給電圧ごとに主コイル電力による過負荷判定閾値を定めることに替えて、供給電圧ごとに主コイル電流による過負荷判定閾値を定めることとし、OLL判定を行うようにしても良い。この場合は、電力値よりも電流値の方が電圧ごとの値の変化が大きいので、測定する電圧を多くした方が良い。図6Bでは5V~10Vごとに負荷電力を測定して閾値を定めているが、例えば2V~5Vごとに負荷電流を測定し閾値を定めるようにしても良い。
電気チェーンブロックでは、ロードチェーンと噛み合うロードシーブが多角形であることにより単相誘導モータ部120に掛かる負荷が脈動することを考慮し、この脈動する周期を考慮し消費電力を平均化しOLL判定に用いることが好ましい。
図7は補助コイルALの通電時間の割合によってOLL判定する方法を説明するための模式図である。図7(a)は主コイルMLの電流センサで検知した電流波形を示し、図7(b)はその交流電流実効値(RMS)の推移を、図7(c)は補助コイルALの電流を電流センサで検知した波形をそれぞれ示している。また、図7(d)は補助コイルALの通電時間の割合からOLL判定する一つの手法として、所定時間内の通電時間の積算方法と積算値からOLL判定する方法を示すためのチャートで、横軸が経過時間で縦軸は所定時間内の通電時間としている。通電時間割合(率)は、補助コイルALに通電した時間を主コイルMLに通電した時間で除して算出される割合(率)である。通電時間の割合を、所定時間内の通電時間に置き換えて検知した方が、制御が簡略にできる。その方法を図7に示している。単相誘導モータは、運転中は主コイルMLには通電している。一方、補助コイルALには図7に示す通り、通電をON/OFF制御されている。補助コイルALの通電の有無を短い検知周期で検知し、通電を検知した回数を所定の時間内で積算することで、通電時間の割合が過負荷判定閾値に到達したか否かを判定することが可能となる。
図8は図7の(c)、(d)を抽出し拡大して示していて、OLL判定方法の説明を加えた図である。図8(a)が図7(c)に、図8(b)が図7(d)にそれぞれ対応する。図8(a)のt,t,tはそれぞれ補助コイルALへの通電開始時刻を、t,t,tはそれぞれ通電停止時刻を示す。
なお、図7ではチャートを簡略化して補助コイルALのON/OFF閾値を一つとしているが、OFFからONの切り替え閾値とONからOFFの切り替え閾値をそれぞれ設けることが好ましい。また、切り替え直後に主コイルMLの電流値が大きく変動することを考慮し、切り替え直後の短時間は電流値による切り替えを無効とすることが好ましい。
また、このチャートでは、補助コイルALの通電時間の割合を所定時間内の補助コイルALへの通電時間の積算値に変換して過負荷(OLL)と判定をするようにしている。図8に示すように積算する時間を0.3秒とし、この時間内の通電時間の積算値が55%以上である0.165秒以上になると過負荷(OLL)と判定する。時刻tで補助コイルALへの通電を開始し、0.09秒経過した時刻tで補助コイルALへの通電が終了している。所定の検知周期(例えば交流電源周波数の1周期とし、50Hzの場合は0.02秒)間隔で通電の有無を検知し、この所定の検知周期(0.02秒)単位で通電積算値は増加する。次いで時刻tから補助コイルALへ通電しているが、時刻t以前は、時刻tの時点ではそのほとんどが積算する積算時間外となっているので積算値は1単位(0.02秒)だけ増加し、時刻tから時刻t5では積算値が時刻tの時点より1単位減少し、時刻t5から時刻t6に渡って補助コイルALへの通電が継続し、時刻tも時刻t6の時点で積算する積算時間内となっていることから積算値も増加し、時刻t6で積算値が過負荷判定閾値(OLL判定閾値)に達したので過負荷(OLL)と判定し、主コイルMLと補助コイルALへの通電を停止させている。
このように、補助コイルALへの通電の有無を検知し積算することで過負荷(OLL)を判定できるので、補助コイルALの電流センサは、小型で安価なものを使用することが可能となる。あるいは、補助コイルALの電流を検知する電流センサは使用せず、代わりに電気的開閉接点部121eがONしていることを表す、制御部内の内部信号を用いて判定することも可能である。検知する時間や積算する時間は適宜パラメータ等で変更する。
過負荷を通電時間率で判定する方法は下記のようになる。
(通電時間率)=(補助コイルAL通電時間-定数)÷(主コイルML通電時間)を算出し、OLL閾値と比較し判定する。定数は始動時に強制的補助コイルALに通電する時間を考慮して定めた時間で、適宜パラメータとして設定可能とすることが好ましい。この効果は外来ノイズ等の影響を低減することが可能となる。
また、過負荷(OLL)の判定には、所定時間内の通電時間率で判定する方法がある。この方法は、始動時間経過後から補助コイルへの通電を記録し、移動平均によって通電時間率を算出し、所定時間内の通電時間率をOLL閾値と比較し判定する方法である。電気チェーンブロックのように、周期的に脈動する負荷の場合は、判定精度を向上させる効果がある。
図9は単相誘導モータの過負荷判定を行う処理のフローを示す図である。先ずステップST1において単相誘導モータを図3に示すコンデンサランで始動する。所定時間が経過した後に、ステップST2において主コイルMLの電力値が閾値を超えているか否を判断し、YESであったらステップST3に移行し単相誘導モータを停止する。また前記ステップST2において主コイルMLの電力値が閾値を超えていなかったら、ステップST4に移行し、補助コイルALの所定の時間内の通電時間の積算値が過負荷判定閾値を超えているか否かを判断し、NOであったらステップST2に移行し、上記処理を繰り返す。一方ステップST4において、補助コイルALの通電時間の積算値が過負荷判定閾値を超えていたら(YES)、ステップST3に移行し、単相誘導モータを停止する。この処理はSSR動力回路121側に配置しているマイクロコンピュータで実施する。
図10は本発明に係る単相誘導モータの制御方法及び制御装置を使用する電気チェーンブロック1の概略構成図である。電気チェーンブロック1は荷巻上下用の単相誘導モータ10、フリクションクラッチ(過負荷防止手段付クラッチ)11、電磁ブレーキ27、減速歯車機構13、SSR動力回路121、制御部25等の部品及び機器を備え、これらの部品及び機器はそれぞれがその機能を果たすように調整され、装置ケーシング4内に適切に配置されている。2は装置ケーシング4内に配置されたロードシーブ(回転手段)であり、該ロードシーブ2には荷(図示せず)を巻き上げ・下げするためのロードチェーン3が巻回されている。
電気チェーンブロック1が荷を巻上げ・巻下げ(上昇・下降)するためには、ロードシーブ2を巻上げ方向(正転)及び巻下げ方向(逆転)に回転できることが必要である。ロードシーブ2を正転・逆転させるためには減速歯車機構13の構成を変更する等の方法も考えられるが、ここではSSR動力回路121が正転・逆転機能を具備している。
図11は上記電気チェーンブロック1の制御部25、及びSSR動力回路121、電磁ブレーキ27等の電気的接続構成を示す図である。ここではSSR動力回路121は単相誘導モータ10を正転・逆転させる機能を備え、且つON・OFF素子に無接点スイッチング素子21-1~21-5を使用している。SSR動力回路121は制御基板20を備え、該制御基板20の供給端子Rt、St、Ttが配置された入力側に、2本の外部配線61及び62を備え、外部配線線61は供給端子Rtと供給端子Stに接続され、これらを電気的に一体(短絡)にすると共に、一端を単相交流電源200に接続する電源供給SP1としている。また外部配線62は供給端子Ttと始動コンデンサCに接続され、これらを電気的に一体(短絡)にすると共に、一端を単相交流電源200に接続する電源供給端子SP2としている。
制御基板20の出力端子Ut、Vt、Wtが配置された出力側には、単相誘導モータ10が配置されている。該単相誘導モータ10は主コイルMLと補助コイルALを具備する構成であり、主コイルMLの一端Uは引出し線66-1を介して制御基板20の出力端子Utに接続され、他端Vは引出し線66-2を介して全波整流回路26の整流素子D2の陰極と整流素子D4の陽極に電気的に接続されている。また該全波整流回路26の整流素子D3の陰極と整流素子D4の陰極は電磁ブレーキ27の励磁コイル27aの一方端に電気的接続され、励磁コイル27aの他端は全波整流回路26の整流素子D1の陽極と整流素子D2の陽極に電気的に接続されている。更に全波整流回路26の整流素子D1の陰極と整流素子D3の陽極は引き出し線67を介して制御基板20の出力端子Wtに接続されている。また補助コイルALの一端Yは引出し線66-3を介して制御基板20の出力端子Vtに、他端Xは始動用のコンデンサCの一端に接続されている。無接点スイッチング素子21-1は供給端子Rtと出力端子Ut、無接点スイッチング素子21-2は供給端子Stと出力端子Vt、無接点スイッチング素子21-3は供給端子Ttと出力端子Wt、無接点スイッチング素子21-4は供給端子Rtと出力端子Wt、無接点スイッチング素子21-5は供給端子Ttと出力端子Utの電気的接続をそれぞれON/OFF制御する。
制御基板20には、単相誘導モータ10の主コイルMLに流れる主電流を検出する主電流センサ28T、補助コイルALに流れる補助電流を検出する補助電流センサ28S等が実装されている。また、制御電源回路24を具備する制御回路ブロック25には、マイクロコンピュータ23が実装され、操作部19からの各操作信号SU,SDや、主電流センサ28Tで検出された主電流検出信号ITや、補助電流センサ28Sで検出された補助電流検出信号ISが入力されるようになっている。また、制御電源回路24には、配線22-6、22-7を介して単相交流電源200から単相交流が入力するようになっている。また、図示しない電源電圧または主コイルMLに出力する電圧を検出する電圧センサを備え、同センサで検出した電圧検出信号VTがマイクロコンピュータ23に入力されるようになっている。
操作部19の巻上押釦スイッチ19aを押圧すると、マイクロコンピュータ23に巻上信号SUが出力され、該マイクロコンピュータ23の処理により、無接点スイッチング素子21-1、21-3がON制御される(この時無接点スイッチング素子21-4、21-5はOFFのまま)と同時に、始動時の一定期間は無接点スイッチング素子21-2もON制御される。その後、主電流検出信号ITに基づき、補助コイルALへの通電を無接点スイッチング素子21-2のON/OFFで制御し巻上運転を継続する。補助コイルALの通電の切り替え直後は、主コイルMLに流れる電流が不安定となるので、主電流検出信号ITによる補助コイルALのON/OFF切り替えを無効とする時間を設けている。巻上押釦スイッチ19aを放し巻上信号SUが停止すると、無接点スイッチング素子21-1、21-2、21-3はOFFに制御され、電磁ブレーキ27への電力供給も遮断され、巻上げ運転中開放されていたブレーキ27が作動する。巻下押釦スイッチ19bを押圧すると巻下信号SDが出力され、マイクロコンピュータ23の処理により、無接点スイッチング素子21-4、21-5はONに制御される(この時無接点スイッチング素子21-1、21-3はOFFのまま)と同時に、始動時の一定期間は無接点スイッチング素子21-2もON制御される。その後、主電流検出信号ITに基づき、補助コイルALの通電を無接点スイッチング素子21-2のON/OFFで制御し巻下運転を継続する。補助コイルALの通電の切り替え直後は、主コイルMLに流れる電流が不安定となるので、主電流検出信号ITによる補助コイルALのON/OFF切り替えを無効とする時間を設けている。巻下押釦スイッチ19bを放し巻下信号SDが停止すると、無接点スイッチング素子21-2、21-4、21-5はOFFに制御され、電磁ブレーキ27への電力供給も遮断されるので巻下げ運転中開放されていたブレーキ27が作動する。
巻上運転中は、図9の過負荷判定を行う処理のフローに基づき、電圧信号VT、電流検出信号IT、ISを監視し巻上制御することで、過荷重の吊り上げを防止するようにしている。
巻上信号SUが制御部25で検知されると、単相誘導モータ10の主コイルMLと補助コイルALに同時に単相電力が供給され、単相誘導モータ10は正転を開始する。始動1秒後に主コイル電力が電力過負荷閾値を超えているか比較し、超えている場合は単相誘導モータ10への電力供給を停止する。超えていない場合は、補助コイル通電時間が過負荷閾値を超えているかを比較し、超えている場合は、単相誘導モータ10への電力供給を停止する。超えていない場合は、主コイル電力が電力過負荷閾値を超えているか比較し、以後巻上信号SUを検知している間はこの制御を繰り返し、巻上信号SUがなくなったら、単相誘導モータ10への電力供給を停止する。図6A及び図6Bに示すように、電力過負荷閾値及び通電時間割合の過負荷閾値は、主コイルMLに掛かる電圧ごとに予め決められている。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 電気チェーンブロック
2 ロードシーブ
3 ロードチェーン
4 装置ケーシング
6 フック
10 単相誘導モータ
11 フリクションクラッチ
13 減速歯車機構
19 操作部
20 制御基板
21-1,21-2,21-3,21-4,21-5 無接点スイッチング素子
27 電磁ブレーキ
120 単相誘導モータ部
ML 主コイル
AL 補助コイル
121 SSR(ソリッドステートリレー)動力回路
121a,121b,121c 通電路
121d,121e,121f 開閉接点部
200 単相交流電源(商用電源)
C コンデンサ

Claims (3)

  1. 主コイル、補助コイル、コンデンサ及び駆動回路を備え、前記主コイルには単相交流電源から電流を前記駆動回路を介して通電すると共に、前記補助コイルには前記主コイルの負荷電流が大きい時に前記駆動回路を介し且つ前記コンデンサを経由して前記単相交流電源から電流を供給し、前記主コイルに供給される電力が、所定の過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する単相誘導モータの制御方法(A)と併用し、下記(1)乃至(3)に記載のいずれか1又は2以上の過負荷判定方法を採用することを特徴とする単相誘導モータの制御方法。
    (1)前記単相誘導モータの運転時間に対する前記補助コイルに通電される通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに通電される通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
    (2)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
    (3)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値が、該通電時間の積算値に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
  2. 主コイル、補助コイル、コンデンサ及び駆動回路を備え、前記主コイルには単相交流電源から電流を前記駆動回路を介して通電すると共に、前記補助コイルには前記主コイルの負荷電流が大きい時に前記駆動回路を介し且つ前記コンデンサを経由して前記単相交流電源から電流を供給するように構成され、前記主コイルに供給される電力が、所定の過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する過負荷判定手段を備えた単相誘導モータの制御装置において、
    下記(1)乃至(3)に記載のいずれか1又は2以上の方法による過負荷判定を行う過負荷判定手段をさらに備えていることを特徴とする単相誘導モータの制御装置。
    (1)前記単相誘導モータの運転時間に対する前記補助コイルに通電される通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに通電される通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
    (2)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の割合が、該通電時間の割合に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
    (3)前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値に過負荷判定閾値を設け、前記補助コイルに所定時間内に通電された通電時間の積算値が、該通電時間の積算値に対して設けた前記過負荷判定閾値を超えた場合に過負荷と判定する。
  3. ロードチェーンが係合するロードシーブと、該ロードシーブを回動する単相誘導モータとを備えた電気チェーンブロックであって、
    請求項2に記載の単相誘導モータの制御装置を備えたことを特徴とする電気チェーンブロック。
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