本出願は、2022年4月13日に日本国に特許出願された特願2022-066423号の優先権を主張するものであり、この出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
近年、通信機器などの小型化に伴い、接続対象物と接続されるコネクタに対しても省面積化及び低背化が要求されている。一方で、コネクタの省面積化を実現しようとすると、コネクタが接続対象物をロックする構造の設計が困難となるという課題があった。
例えば特許文献1に記載のコネクタが有するロック部材の場合、接続対象物を挿抜する挿抜方向の寸法が小さくなると、ロック部材のばねを長く維持することが困難になる。ロック部材のばねが短くなってロック部材が弾性変形しにくくなり、ロック部材が塑性変形する可能性が高くなるなどの課題があった。これにより、コネクタの製品としての信頼性が低下していた。
本開示の一実施形態に係るコネクタ及び電子機器によれば、小型化しても信頼性を維持可能である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について詳細に説明する。以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準とする。各矢印の方向は、異なる図面同士で互いに整合している。図面によっては、簡便な図示を目的として、後述する回路基板CBの図示を省略する。
図1乃至図9を参照しながら、一実施形態に係るコネクタ10の構成及び接続対象物70の構成について主に説明する。
図1は、非挿入状態にある一実施形態に係るコネクタ10及び接続対象物70を上面視で示した外観斜視図である。図2は、図1のコネクタ10及び接続対象物70を下面視で示した外観斜視図である。
図1及び図2に示すとおり、コネクタ10は、インシュレータ20と、第1コンタクト30a及び第2コンタクト30bを含むコンタクト30と、金具40と、アクチュエータ50と、ロック部材60と、を有する。第1コンタクト30a、第2コンタクト30b、金具40、アクチュエータ50、及びロック部材60は、インシュレータ20に取り付けられる。
本明細書において、「非挿入状態」は、例えばコネクタ10に対して接続対象物70が挿入されていない状態であって、コネクタ10の第1コンタクト30a及び第2コンタクト30bが弾性変形していない状態を含む。「挿入状態」は、例えばコネクタ10に対して接続対象物70が挿入された状態であって、第1コンタクト30a及び第2コンタクト30bが接続対象物70と接触して弾性変形している状態を含む。
本明細書において、「閉位置」は、例えばインシュレータ20に対してアクチュエータ50が閉じたときのアクチュエータ50の位置を含む。コネクタ10及び接続対象物70が挿入状態にあり、かつアクチュエータ50が閉位置にあることで、コネクタ10は接続対象物70を保持する。「開位置」は、例えばインシュレータ20に対してアクチュエータ50が所定の角度で傾斜して開いたときのアクチュエータ50の位置を含む。アクチュエータ50が開位置にあることで、コネクタ10に挿入されている接続対象物70のコネクタ10からの抜去が可能となる。「半開位置」は、閉位置と開位置との間にあるときのアクチュエータ50の位置を含む。アクチュエータ50は、閉位置と開位置との間で、半開位置を通り過ぎながらインシュレータ20に対し回転可能である。
本明細書において、「閉状態」は、例えばアクチュエータ50が閉位置にあるときのコネクタ10の状態を含む。「半開状態」は、例えばアクチュエータ50が半開位置にあるときのコネクタ10の状態を含む。「開状態」は、例えばアクチュエータ50が開位置にあるときのコネクタ10の状態を含む。
以下で使用する「接続対象物70の挿抜方向」は、一例として前後方向を意味する。「接続対象物70の挿入方向」は、一例として後方向を意味する。「接続対象物70の抜去方向」は、一例として前方向を意味する。「複数のコンタクト30の配列方向」は、一例として左右方向を意味する。「接続対象物70の挿抜方向及び複数のコンタクト30の配列方向に直交する方向」は、一例として上下方向を意味する。「抜去側」は、一例として前側を意味する。「挿入側」は、一例として後側を意味する。「挿入口23a側」は、一例として前側を意味する。「開位置側」は、一例として上側を意味する。「閉位置側」は、一例として下側を意味する。「回路基板CBの側」は、一例として下側を意味する。「回路基板CBと反対側」は、一例として上側を意味する。
図1に示すとおり、一実施形態に係るコネクタ10は、回路基板CBに実装されている。回路基板CBは、リジッド基板であってよいし、又はそれ以外の任意の回路基板であってもよい。コネクタ10は、コネクタ10に挿入された接続対象物70と回路基板CBとを、第1コンタクト30a及び第2コンタクト30bを介して電気的に接続する。コネクタ10は、接続対象物70を挿抜可能であり、挿入状態で接続対象物70と接続される。
以下では、接続対象物70は、コネクタ10が実装されている回路基板CBに対して平行方向にコネクタ10に挿入されるとして説明する。接続対象物70は、一例として前後方向に沿ってコネクタ10に挿入される。これに限定されず、接続対象物70は、コネクタ10が実装されている回路基板CBに対して直交方向にコネクタ10に挿入されてもよい。接続対象物70は、上下方向に沿ってコネクタ10に挿入されてもよい。
接続対象物70は、一例として、フレキシブルプリント回路基板(FPC)である。しかしながら、これに限定されず、接続対象物70は、コネクタ10を介して回路基板CBと電気的に接続されるものであれば、任意のケーブルであってよい。例えば、接続対象物70は、フレキシブルフラットケーブル(FFC)であってもよい。接続対象物70は、上記のようなケーブルに限定されず、任意の対象物を含んでもよい。例えば、接続対象物70は、リジッド基板又はそれ以外の任意の回路基板を含んでもよい。
図1及び図2に示すとおり、接続対象物70は、接続対象物70の挿入側に位置しかつ挿入状態においてコネクタ10に収容される先端部71を有する。接続対象物70は、先端部71において接続対象物70の挿入側の端面を構成する先端面72を有する。接続対象物70は、コネクタ10に対する挿抜方向に沿って直線的に延びかつ先端部71まで延びる複数の信号線73を有する。信号線73は、左右方向に沿って交互に配列されている第1信号線73a及び第2信号線73bを含む。第1信号線73aは、先端部71において先端面72まで延びている。第2信号線73bは、先端部71において先端面72まで延びておらず、先端部71の前後方向の中央部で途切れている。
接続対象物70は、信号線73を左右方向の両側から挟むように先端部71の左右方向の端部に形成されているグランド部74を有する。接続対象物70は、接続対象物70の抜去側で信号線73及びグランド部74を覆う外装75を有する。信号線73及びグランド部74は、接続対象物70の抜去側で外装75によって覆われている一方で、先端部71において上方に露出している。
接続対象物70は、先端部71における挿入側の左右両側部に形成されている保持部76を有する。接続対象物70は、保持部76と抜去側で隣接し、先端部71の左右両側縁部を切り欠いて形成されている被ロック部77を有する。接続対象物70は、保持部76の挿入側の角部においてR形状として形成されている誘い込み部78を有する。
図3は、図1のコネクタ10の分解斜視図である。
図3に示すとおり、コネクタ10は、一例として以下の方法で組み立てられる。インシュレータ20の後方から第1コンタクト30aをインシュレータ20の内部に圧入する。インシュレータ20の前方から第2コンタクト30bをインシュレータ20の内部に圧入する。インシュレータ20の上方から金具40をインシュレータ20の内部に圧入する。アクチュエータ50は、インシュレータ20に対して後方から閉位置に配置され、インシュレータ20に圧入された第1コンタクト30aにより下方から支持される。これにより、アクチュエータ50は、インシュレータ20に対して挿入側に取り付けられる。インシュレータ20にアクチュエータ50が取り付けられている状態で、ロック部材60をインシュレータ20の上方からインシュレータ20の内部に取り付ける。
図3を参照しながらインシュレータ20の構成について主に説明する。
インシュレータ20は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形した左右対称の箱形の部材である。これに限定されず、インシュレータ20は、左右非対称に形成されていてもよい。インシュレータ20は、上下左右方向の4つの外壁を有し、上方から見たときに全体として凹状に形成されている外周壁21を有する。外周壁21は、天井壁21aと、底壁21bと、一対の側壁21cと、を有する。一対の側壁21cは、天井壁21a及び底壁21bよりも挿入側に突出している。インシュレータ20は、インシュレータ20の天井壁21aと底壁21bとを後端部で上下方向に接続する後壁22を有する。
インシュレータ20は、天井壁21a、底壁21b、一対の側壁21c、及び後壁22によって囲まれる挿入部23を有する。インシュレータ20は、前端部において開口として形成されている挿入部23の挿入口23aを有する。インシュレータ20は、側壁21cの前端部において前後方向の外側から内側に向かうほど左右方向の内側に傾斜し挿入部23と連続する第1傾斜面23bを有する。インシュレータ20は、挿入部23の前端部に形成され、前後方向の外側から内側に向かうほど上下方向の内側に傾斜する第2傾斜面23cを有する。挿入部23は、例えば後述する図12において示すとおり、挿入状態で挿入方向における接続対象物70の先端面72の位置決めの基準となる内面23dを有する。
インシュレータ20は、後壁22を貫通して挿入部23の内部に延設されている第1コンタクト取付溝24を有する。インシュレータ20は、天井壁21a及び底壁21bで前後方向の全体にわたり延設されている第2コンタクト取付溝25を有する。第2コンタクト取付溝25は、天井壁21aの上下方向の内側に凹設されている。第2コンタクト取付溝25は、底壁21bの上下方向の内側に凹設されている。
複数の第1コンタクト取付溝24は、互いに所定の間隔で離間して左右方向に配列されている。複数の第2コンタクト取付溝25は、互いに所定の間隔で離間して左右方向に配列されている。互いに隣り合う一対の第2コンタクト取付溝25の左右方向の間隔は、互いに隣り合う一対の第1コンタクト取付溝24の左右方向の間隔と略同一である。第1コンタクト取付溝24及び第2コンタクト取付溝25は、複数のコンタクト30の配列方向に沿って交互に配列されている。
インシュレータ20は、側壁21cの前半部に凹設されている金具取付溝26を有する。金具取付溝26は、インシュレータ20の前側に位置する角部において、側壁21cから天井壁21aにわたり広がる壁部26aを有する。インシュレータ20は、側壁21cの後半部から天井壁21aにおいて金具取付溝26に併設される位置まで凹設されている取付溝27を有する。インシュレータ20は、後壁22の後面により構成される規制面28を有する。
図3を参照しながら第1コンタクト30aの構成について主に説明する。
第1コンタクト30aは、例えば、リン青銅、ベリリウム銅、若しくはチタン銅を含むばね弾性を備えた銅合金又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図3に示す形状に成形加工したものである。第1コンタクト30aは、例えば抜き加工の工程のみで形成されている。第1コンタクト30aの加工方法はこれに限定されず、例えば抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含んでもよい。第1コンタクト30aの表面には、ニッケルめっきで下地を形成した後に、金又は錫などによる表層めっきが施されている。複数の第1コンタクト30aは、複数の第1コンタクト取付溝24にそれぞれ合わせて、互いに所定の間隔で離間して左右方向に配列されている。
第1コンタクト30aは、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在する係止部31aを有する。第1コンタクト30aは、係止部31aの後端部に形成されている実装部32aを有する。第1コンタクト30aは、係止部31aの中央部から上方に向けて延出する接続部33aを有する。第1コンタクト30aは、接続部33aの上端部において接続されている弾性接触片34aを有する。弾性接触片34aは、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在し、上下方向に沿って弾性変形可能である。
図3を参照しながら第2コンタクト30bの構成について主に説明する。
第2コンタクト30bは、例えば、リン青銅、ベリリウム銅、若しくはチタン銅を含むばね弾性を備えた銅合金又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図3に示す形状に成形加工したものである。第2コンタクト30bは、例えば抜き加工の工程のみで形成されている。第2コンタクト30bの加工方法はこれに限定されず、例えば抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含んでもよい。第2コンタクト30bの表面には、ニッケルめっきで下地を形成した後に、金又は錫などによる表層めっきが施されている。複数の第2コンタクト30bは、複数の第2コンタクト取付溝25にそれぞれ合わせて、互いに所定の間隔で離間して左右方向に配列されている。
第2コンタクト30bは、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在する係止部31bを有する。第2コンタクト30bは、係止部31bの前端部に形成されている実装部32bを有する。第2コンタクト30bは、係止部31bの後端部から上方に向けて延出し、接続対象物70の挿抜方向に屈曲する弾性接触片33bを有する。弾性接触片33bは、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在し、上下方向に沿って弾性変形可能である。
図3を参照しながら金具40の構成について主に説明する。
金具40は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図3に示す形状に成形加工したものである。金具40は、例えば抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程に基づき形成されている。金具40の加工方法はこれに限定されず、例えば抜き加工の工程のみを含んでもよい。一対の金具40は、コネクタ10の左右両端にそれぞれ配置されている。
金具40は、基部41を有する。基部41は、前後上下方向に延在する矩形として形成されている。金具40は、基部41の下端部を構成する実装部42を有する。実装部42は、前後方向に沿って基部41の全体に形成されている。金具40は、基部41の前端部において左右方向の内側に屈曲しながら延出する天井部43を有する。
図3を主に参照しながらアクチュエータ50の構成について説明する。
アクチュエータ50は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形した、図3に示すような左右方向に延びる左右対称の板状部材である。これに限定されず、アクチュエータ50は、左右非対称に形成されていてもよい。アクチュエータ50は、左右方向に板状に延びる基部51を有する。アクチュエータ50は、基部51の前面を構成する被規制面52を有する。被規制面52は、アクチュエータ50が閉位置にあるときに前方から後方に向けて斜め上方に傾斜する傾斜面である。
アクチュエータ50は、被規制面52を前後方向に沿って切り欠いた切り欠き部分において前端部に位置するカム部53を有する。複数のカム部53は、互いに所定の間隔で離間して左右方向に配列されている。アクチュエータ50は、アクチュエータ50の左右方向の側面から左右方向の外側に突出し、複数のカム部53を左右方向の両側から挟む位置に形成されている一対の押圧部54を有する。
押圧部54は、後述する図12に示すとおり、アクチュエータ50が閉位置にあるときに水平面となる第1面54aを有する。押圧部54は、第1面54aと接続され、前方を向く曲面として構成される第2面54bを有する。押圧部54は、第2面54bと接続され、押圧部54の底面として構成される第3面54cを有する。押圧部54は、第3面54cと接続され、後方に向けて斜め上方に延出する第4面54dを有する。押圧部54は、第1面54aと接続され、後方に向けて斜め下方に延出する第5面54eを有する。押圧部54は、第4面54dと第5面54eとを接続するR面54fを有する。押圧部54は、第4面54d、R面54f、及び第5面54eを含む後部においてR形状として形成されている接圧部54gを有する。
図3に示すとおり、アクチュエータ50は、基部51の後部に形成されている操作部55を有する。操作部55は、アクチュエータ50が閉位置にあるときにその上面が水平となる一方で、下面が前方から後方に向けて斜め上方に傾斜することで、後方に向けて先細りとなる。
図4は、図3のロック部材60単体を上面視で示した外観斜視図である。図3及び図4を参照しながら、ロック部材60の構成について主に説明する。
ロック部材60は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図4に示す形状に成形加工したものである。ロック部材60は、例えば抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させることで全体としてJ字状に形成されている。ロック部材60の加工方法はこれに限定されず、例えば抜き加工の工程のみを含んでもよい。一対のロック部材60は、コネクタ10の左右両端にそれぞれ配置されている。
ロック部材60は、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在する弾性変形可能な保持部61を有する。ロック部材60は、保持部61から接続対象物70の挿抜方向と異なる方向に延出する弾性変形可能な第1連結部62を有する。第1連結部62の全体は、複数のコンタクト30の配列方向に沿って延在している。第1連結部62は、U字状に屈曲している。第1連結部62は、保持部61の後端部から180°屈曲した状態で保持部61に対して左右方向の外側に延出する。ロック部材60は、第1連結部62から延出する第1被支持部63を有する。第1被支持部63は、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在する。第1被支持部63は、接続対象物70の挿抜方向と異なる方向、例えば複数のコンタクト30の配列方向で保持部61と隣り合う。
保持部61と第1被支持部63とは、U字状に屈曲する第1連結部62により接続され、接続対象物70の挿抜方向に沿って互いに平行となるように形成されている。第1連結部62は、保持部61及び第1被支持部63よりも接続対象物70が挿入される挿入側に位置し、保持部61と第1被支持部63とを連結する。
ロック部材60は、保持部61の前端部に形成されているロック部64を有する。ロック部64は、その前面を構成し、曲面として形成されている接触面64aを有する。ロック部64は、接触面64aの下端から上方に向けて平面として延在する規制面64bを有する。
ロック部材60は、保持部61の中央部において下方に向けて突出する第2被支持部65を有する。ロック部材60は、保持部61の後端部に形成されている第2連結部66を有する。第2連結部66は、接続対象物70の挿抜方向及び複数のコンタクト30の配列方向に直交する方向において回路基板CBの側に延出する。第2連結部66は、U字状に屈曲している。第2連結部66は、保持部61において第2連結部66よりも前側に位置する部分と第1連結部62とを互いに接続する。ロック部材60は、保持部61において第2被支持部65と第2連結部66との間に形成されている被押圧部67を有する。
ロック部材60は、第1被支持部63に形成されている取付部68を有する。取付部68は、二股状に形成されている。取付部68は、接続対象物70の挿抜方向において、被押圧部67と同一の位置に形成されている。被押圧部67と取付部68とは、互いに同一の前後位置に形成されている。
ロック部材60の板厚方向は、保持部61において複数のコンタクト30の配列方向と同一である。ロック部材60の板厚方向は、保持部61及び第1被支持部63において左右方向と同一である。保持部61及び第1被支持部63におけるロック部材60の母材となる金属板のロール面は、複数のコンタクト30の配列方向及び上下方向に沿って広がる平面である。ロック部材60は、保持部61及び第1被支持部63において、接続対象物70の挿抜方向に沿って平坦となる。
ロック部材60の表層にめっきを有し、取付部68のめっきは、ロック部材60において取付部68を除く部分と比べて濡れ性が高い。本明細書において、「濡れ性」は、部品のはんだ接合における、金属表面に対してのはんだの馴染みやすさを示す。取付部68のめっきは、例えば金めっきを含む。取付部68を除く部分のめっきは、例えばニッケルめっきを含む。これにより、コネクタ10は、取付部68から第1連結部62へのはんだの上昇を軽減し、製品としての信頼性を向上可能である。
図5は、図1の一点鎖線囲み部Vを正面から拡大した拡大正面図である。図6は、挿入状態にある一実施形態に係るコネクタ10及び接続対象物70を上面視で示した第1の外観斜視図である。図6では、コネクタ10のアクチュエータ50は閉位置にある。図7は、挿入状態にある一実施形態に係るコネクタ10及び接続対象物70を上面視で示した第2の外観斜視図である。図7では、コネクタ10のアクチュエータ50は半開位置にある。図8は、挿入状態にある一実施形態に係るコネクタ10及び接続対象物70を上面視で示した第3の外観斜視図である。図8では、コネクタ10のアクチュエータ50は開位置にある。図9は、図6の一点鎖線囲み部IXを拡大した拡大上面図である。図10は、図9のX-X矢線に沿う断面図である。図11は、図9のXI-XI矢線に沿う断面図である。
図5及び図9に示すとおり、金具40は、天井部43がインシュレータ20の金具取付溝26に係止することで側壁21cの前半部に取り付けられている。このとき、天井部43は、金具取付溝26の壁部26aの上面と接触又は近接しながら上方から対向する。天井部43は、金具取付溝26の壁部26aよりも上方に位置する。壁部26aは、金具40の天井部43とインシュレータ20の挿入部23との間に介在して、天井部43と挿入部23との間を区切る。挿入部23の上下方向に沿った内側から外側に向けて、インシュレータ20の挿入部23、壁部26a、及び金具40の天井部43が順に配置されている。
金具40は、複数のコンタクト30の配列方向において、最も外側に位置する第1コンタクト30aよりも外側に配置されている。最も外側に位置する第1コンタクト30aが取り付けられている第1コンタクト取付溝24の位置と、金具40が取り付けられている金具取付溝26の位置とが、インシュレータ20において左右方向にずれている。
インシュレータ20の壁部26aは、左右方向において最も外側に位置する第1コンタクト取付溝24と重なるように形成されている第1面S1を有する。壁部26aは、第1面S1よりも左右方向の外側に形成され、第1面S1よりも一段下方に位置する第2面S2を有する。第2面S2は、インシュレータ20の底壁21bを基準として、第1面S1よりも低い位置にある。第1面S1及び第2面S2は、挿入部23の内側、すなわち下方を向く。第1面S1及び第2面S2は、挿入部23の内面の一部を構成する。
壁部26aの前面を構成する第3面S3は、第1面S1から第2面S2に至るまで上下方向に延在する。第3面S3は、上方から下方に向かうにつれて挿入部23の前後方向における内側に傾斜する。第3面S3は、第1面S1から第2面S2に至るまで後方に向けて傾斜する傾斜面として構成される。第2面S2の前側の端縁部は、第1面S1の前側の端縁部よりも後方に位置する。
金具40は、複数のコンタクト30の配列方向において、ロック部材60と同一の位置に配置されている。金具40が取り付けられている金具取付溝26の位置と、ロック部材60が取り付けられている取付溝27の位置とが、インシュレータ20において前後方向に重なっている。金具取付溝26と取付溝27とは、インシュレータ20において互いに同一の左右位置に形成されている。
図3及び図6乃至図8に示すとおり、コネクタ10では、アクチュエータ50は、インシュレータ20の後壁22の後側で、一対の側壁21cにより左右方向の両側から挟まれるように配置されている。アクチュエータ50は、閉位置において、第1コンタクト30aによって下方から支持されている。このとき、アクチュエータ50の基部51の下面は、第1コンタクト30aにおいて係止部31aの後半部に位置する上面と接触する。アクチュエータ50のカム部53は、第1コンタクト30aの係止部31aの後半部、接続部33a、及び弾性接触片34aの後端部によって挟まれる領域に収容されている。
アクチュエータ50は、インシュレータ20に対して閉じたときの閉位置と、インシュレータ20に対して開いたときの開位置と、の間でインシュレータ20に対して回転可能である。アクチュエータ50は、閉位置から半開位置を過ぎて開位置に向かうとき、接続対象物70の挿入側から抜去側に向けて回転する。
図9及び図10に示すとおり、コネクタ10では、第1コンタクト30aは、係止部31aがインシュレータ20の第1コンタクト取付溝24に係止することで後壁22から挿入部23の内部にわたり取り付けられている。
第1コンタクト30aの係止部31aがインシュレータ20の第1コンタクト取付溝24に取り付けられると、弾性接触片34aの一部が挿入部23の内部に位置する。接続対象物70が挿入部23に挿入されている挿入状態で、左右方向の最外部に配置されている一対の第1コンタクト30aの弾性接触片34aは、接続対象物70のグランド部74に接触する。左右方向の最外部に配置されている一対の第1コンタクト30aに挟まれる他の複数の第1コンタクト30aの弾性接触片34aは、接続対象物70の第1信号線73aに接触する。
図9及び図11に示すとおり、コネクタ10では、第2コンタクト30bは、係止部31bがインシュレータ20の第2コンタクト取付溝25に係止することで挿入部23の内部から後壁22にわたり取り付けられている。
第2コンタクト30bの係止部31bがインシュレータ20の第2コンタクト取付溝25に取り付けられると、弾性接触片33bの一部が挿入部23の内部に位置する。接続対象物70が挿入部23に挿入されている挿入状態で、左右方向の最外部に配置されている一対の第2コンタクト30bの弾性接触片33bは、接続対象物70のグランド部74に接触する。左右方向の最外部に配置されている一対の第2コンタクト30bに挟まれる他の複数の第2コンタクト30bの弾性接触片33bは、接続対象物70の第2信号線73bに接触する。
図9に示すとおり、ロック部材60は、インシュレータ20の取付溝27において側壁21cから天井壁21aにわたり取り付けられている。ロック部材60の保持部61が取付溝27において天井壁21aに位置する部分に配置されている。ロック部材60の第1被支持部63が取付溝27において側壁21cに位置する部分に配置されている。このとき、ロック部材60の保持部61は、複数のコンタクト30の配列方向においてインシュレータ20に挟まれている。保持部61は、天井壁21aと側壁21cとの間に位置し、天井壁21a及び側壁21cと左右方向に若干離間した状態で配置されている。
コネクタ10は、挿抜方向に対して略平行に配置される回路基板CBの上面に形成されている回路形成面に実装される。より具体的には、第1コンタクト30aの実装部32aは、回路基板CB上のパターンに塗布したはんだペーストに載置される。第2コンタクト30bの実装部32bは、回路基板CB上のパターンに塗布したはんだペーストに載置される。金具40の実装部42は、回路基板CB上のパターンに塗布したはんだペーストに載置される。ロック部材60の取付部68は、回路基板CB上のパターンに塗布したはんだペーストに載置される。
リフロー炉などにおいて各はんだペーストを加熱溶融することで、実装部32a、実装部32b、実装部42、及び取付部68は、上記パターンにはんだ付けされる。結果、コネクタ10の回路基板CBへの実装が完了する。このとき、ロック部材60の取付部68は、回路基板CBに取り付けられる。このように、ロック部材60の取付部68は、回路基板CBに実装される。回路基板CBの回路形成面には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、コントローラ、又はメモリなどのコネクタ10とは別の電子部品が実装される。
図12は、接続対象物70を非表示にした、図9のXII-XII矢線に沿う断面図である。ロック部材60が回路基板CBに対して取り付けられた状態でインシュレータ20の取付溝27に取り付けられ、アクチュエータ50が閉位置にあるときのアクチュエータ50及びロック部材60の機能について主に説明する。
アクチュエータ50の押圧部54は、ロック部材60の第2被支持部65、被押圧部67、及び第2連結部66の前部により形成される空間に収容されている。このとき、押圧部54の第1面54aは、ロック部材60の被押圧部67の下面と離間しながら対向する。押圧部54の第2面54bは、ロック部材60の第2被支持部65の後面と離間しながら対向する。押圧部54の第3面54cは、インシュレータ20の底壁21bの上面と離間しながら対向する。押圧部54において第4面54d、R面54f、及び第5面54eによりR形状として形成されている接圧部54gは、ロック部材60の第2連結部66の最前面と接触又は近接する。
このとき、アクチュエータ50の押圧部54は、ロック部材60を押圧しない。ロック部材60の保持部61は、アクチュエータ50から押圧力を受けずに弾性変形していない状態で、第2連結部66の前端部から前方に向けて斜め下方に延在している。保持部61の前端に位置するロック部64の一部は、インシュレータ20の挿入部23の内部に位置する。ロック部64の接触面64aは、インシュレータ20の挿入口23aの後方に配置されている。ロック部64の規制面64bは、所定の間隔で離間しながら、インシュレータ20の内面23dと対向する。
ロック部材60の第2被支持部65は、インシュレータ20の底壁21bの上面と接触する。これにより、ロック部材60は、インシュレータ20の底壁21bにより下方から支持されている。ロック部材60の第2連結部66の屈曲部分は、インシュレータ20の底壁21bの後方に位置し、インシュレータ20と重ならずインシュレータ20から下方に露出する。ロック部材60の第2連結部66における屈曲部分の先端は、挿入部23の内面よりも外側に位置する。例えば、ロック部材60の第2連結部66の下端部は、挿入部23の内面に対応する底壁21bの上面よりも下方に位置する。
ロック部材60のロック部64と回路基板CBとの間にインシュレータ20の底壁21bが介在する。ロック部64の下方にインシュレータ20が形成されている。
図13は、アクチュエータ50が半開位置にあるときの図12に対応する断面図である。
図13に示すとおり、ロック部材60が回路基板CBに対して取り付けられた状態でインシュレータ20の取付溝27に取り付けられ、アクチュエータ50が半開位置にあるときのアクチュエータ50及びロック部材60の機能について主に説明する。アクチュエータ50は、例えば組立装置又は組立作業者によって操作部55を抜去側へと持ち上げる操作を操作部55が受けることで、抜去側へと回転する。
アクチュエータ50の押圧部54は、ロック部材60の第2被支持部65、被押圧部67、及び第2連結部66の前部により形成される空間に収容されている状態で、アクチュエータ50の回転動作に伴い第1角度で斜めに傾斜する。このとき、押圧部54の第1面54aは、後方から前方に向けて斜め下方に傾斜しながらロック部材60と離間する。押圧部54の第2面54bは、ロック部材60の第2被支持部65の後面と離間しながら対向する。押圧部54の第3面54cは、前方から後方に向けて斜め上方に傾斜しながらロック部材60と離間する。押圧部54において第4面54d、R面54f、及び第5面54eによりR形状として形成されている接圧部54gの先端は、ロック部材60の第2連結部66の最前面と接触する。接圧部54gにおいて第5面54eと第1面54aとの接続部に位置する部分は、ロック部材60の被押圧部67の下面と接触する。
ロック部材60の被押圧部67は、アクチュエータ50の半開位置において押圧部54から押圧力を受ける。保持部61は、被押圧部67の下面と接圧部54gとの接触により接圧部54gから受ける押圧力によって上方へと若干弾性変形する。アクチュエータ50の押圧部54は、半開位置において保持部61を押圧して上方へと若干弾性変形させる。
ロック部材60の保持部61は、第2連結部66の前端部から前方に向けて略水平に延在している。保持部61の前端に位置するロック部64の下端部のみがインシュレータ20の挿入部23の内部に位置し、ロック部64のそれ以外の部分は挿入部23から取付溝27の内部へと移動する。ロック部64の接触面64aの略全体が、インシュレータ20の取付溝27の内部に位置する。ロック部64の規制面64bの略全体が、インシュレータ20の取付溝27の内部に位置する。ロック部材60の保持部61の先端は、インシュレータ20の天井壁21aよりも上方にわずかに突き出る。
ロック部材60の第2被支持部65は、インシュレータ20の底壁21bの上面から離間する。ロック部材60は、インシュレータ20の底壁21bによる下方からの支持に代えて、操作部55から押圧部54を介して被押圧部67に加わる下方からの押圧力によって下方から支持されている。ロック部材60の第2連結部66の屈曲部分は、インシュレータ20の底壁21bの後方に位置し、インシュレータ20と重ならずインシュレータ20から下方に露出する。ロック部材60の第2連結部66の下端部は、依然として底壁21bの上面よりも下方に位置する。
図14は、アクチュエータ50が開位置にあるときの図12に対応する断面図である。
図14に示すとおり、ロック部材60が回路基板CBに対して取り付けられた状態でインシュレータ20の取付溝27に取り付けられ、アクチュエータ50が開位置にあるときのアクチュエータ50及びロック部材60の機能について主に説明する。アクチュエータ50は、例えば組立装置又は組立作業者によって操作部55を抜去側へとさらに持ち上げる操作を操作部55が受けることで、半開位置から抜去側へとさらに回転する。アクチュエータ50は、被規制面52がインシュレータ20の後壁22に位置する規制面28と接触することで開位置よりもさらに抜去側への回転を規制される。
アクチュエータ50の押圧部54は、ロック部材60の第2被支持部65、被押圧部67、及び第2連結部66の前部により形成される空間に収容されている状態で、アクチュエータ50のさらなる回転動作に伴い第2角度で斜めに大きく傾斜する。第2角度は、半開位置での第1角度よりもさらに大きい。このとき、押圧部54の第1面54aは、後方から前方に向けて斜め下方に大きく傾斜し、ロック部材60の第2被支持部65と離間しながら対向する。押圧部54の第2面54bは、インシュレータ20の底壁21bの上面と離間しながら対向する。押圧部54の第3面54cは、前方から後方に向けて斜め上方に大きく傾斜し、ロック部材60の第2連結部66の最前面と離間しながら対向する。押圧部54において第4面54d、R面54f、及び第5面54eによりR形状として形成されている接圧部54gの先端は、ロック部材60の被押圧部67の下面と接触する。
ロック部材60の被押圧部67は、アクチュエータ50の開位置において押圧部54から押圧力を受ける。保持部61は、被押圧部67の下面と接圧部54gとの接触により接圧部54gから受ける押圧力によって上方へと大きく弾性変形する。アクチュエータ50の押圧部54は、開位置において保持部61を押圧して上方へと大きく弾性変形させる。
ロック部材60の保持部61は、第2連結部66の前端部から前方に向けて斜め上方に延在している。保持部61の前端に位置するロック部64は、挿入部23から取付溝27の内部へと完全に移動する。ロック部64の一部は、取付溝27の内部を通り過ぎて取付溝27の上方からインシュレータ20の外部へと移動する。ロック部64の当該一部は、インシュレータ20の上方に位置する。ロック部64の接触面64aの上端部が、インシュレータ20の取付溝27から上方へと移動する。ロック部64の規制面64bは、インシュレータ20の取付溝27の内部に位置する。以上のように、ロック部材60の保持部61の先端は、インシュレータ20の天井壁21aよりも上方に大きく突き出る。
ロック部材60の第2被支持部65は、インシュレータ20の底壁21bの上面から大きく離間する。ロック部材60は、インシュレータ20の底壁21bによる下方からの支持に代えて、操作部55から押圧部54を介して被押圧部67に加わる下方からの押圧力によって下方から支持されている。ロック部材60の第2連結部66の屈曲部分は、インシュレータ20の底壁21bの後方に位置し、インシュレータ20と重ならずインシュレータ20から下方に露出する。ロック部材60の第2連結部66の下端部は、依然として底壁21bの上面よりも下方に位置する。
図15は、接続対象物70を表示した、図12に対応する断面図である。
接続対象物70は、アクチュエータ50が閉位置にある状態でインシュレータ20の挿入部23に挿入される。接続対象物70がコネクタ10の挿入部23に挿入されるとき、接続対象物70の先端部71がインシュレータ20の第1傾斜面23b及び第2傾斜面23cに沿って挿入部23内に侵入する。このとき、仮に接続対象物70の挿入位置が挿入部23に対して左右方向に若干ずれていたとしても、接続対象物70の誘い込み部78がインシュレータ20の第1傾斜面23b上を摺動して、接続対象物70が挿入部23の内部に誘い込まれる。同様に、仮に接続対象物70の挿入位置が挿入部23に対して上下方向に若干ずれていたとしても、接続対象物70の先端部71がインシュレータ20の第2傾斜面23c上を摺動して、接続対象物70が挿入部23の内部に誘い込まれる。
接続対象物70が挿入部23の内側へとさらに移動すると、接続対象物70の保持部76とロック部材60のロック部64とが接触する。このとき、ロック部64の抜去側の接触面64aを介したロック部64と接続対象物70の先端部71との接触によってロック部材60を上方へと弾性変形させる抗力が発生する。したがって、ロック部材60の保持部61は、当該抗力によって上方へと若干弾性変形する。
ロック部64と保持部76とが接触した状態で挿入部23のさらに内側へと接続対象物70が移動すると、ロック部材60の保持部61の弾性変形に伴う復元力によってロック部64が保持部76を上方から押圧しながら保持部76の上面に一度乗り上げる。接続対象物70の後側への移動に伴って、保持部76は、ロック部64の下端部に対して摺動する。
図15に示すとおり、挿入状態では、接続対象物70の保持部76がロック部材60のロック部64を通り過ぎて挿入部23の内部に収容される。例えば、接続対象物70の先端面72がインシュレータ20の挿入部23の内面23dに突き当たる。このとき、ロック部64と保持部76とが上下方向で非接触状態となり、ロック部材60の復元力によってロック部材60の保持部61が接続対象物70の挿入前の位置へと自動的に復帰する。
このようなアクチュエータ50の閉位置において、ロック部64は接続対象物70の被ロック部77と係合する。ロック部64の規制面64bは、接続対象物70の保持部76に対して前方から対向する。ロック部64の規制面64bは、保持部76の前面と近接しながら当該前面に対して前方から対向する。これにより、ロック部材60は、挿入部23に挿入された接続対象物70を抜止保持する。このような状態で、仮に接続対象物70を無理に抜去しようとしても、接続対象物70の保持部76がロック部64と接触する。したがって、接続対象物70が効果的に抜止保持される。
このように、コネクタ10は、組立装置又は組立作業者によるアクチュエータ50の操作部55に対する任意の操作を必要とすることなく、接続対象物70を挿入するという1つの動作のみによって挿入状態で接続対象物70を抜止保持する。コネクタ10に対する接続対象物70の挿入作業の間、ロック部材60のみが弾性変形する。アクチュエータ50は常に閉位置にあり、抜去側に回転しない。
図16は、接続対象物70を表示した、図13に対応する断面図である。
コネクタ10から接続対象物70を抜去する場合、組立装置又は組立作業者は、アクチュエータ50の操作部55を操作して、アクチュエータ50を抜去側に回転させる。操作部55は、閉位置から抜去側へとアクチュエータ50を開く操作を受ける。アクチュエータ50が半開位置まで回転すると、ロック部材60の保持部61は、上方に向けて若干弾性変形する。このとき、ロック部64は、接続対象物70の被ロック部77の直上まで移動する。ロック部64の規制面64bは、保持部76の前面よりも上方に位置し、当該前面と対向しなくなる。
図17は、接続対象物70を表示した、図14に対応する断面図である。
操作部55が閉位置から開位置へとアクチュエータ50を開く操作を受けてアクチュエータ50が開位置まで回転すると、ロック部材60の保持部61は、上方に向けて大きく弾性変形する。このとき、ロック部64は、接続対象物70の被ロック部77に対して上方に大きく離間する。ロック部64の規制面64bも、保持部76の前面に対して上方に大きく離間し、当該前面と完全に対向しなくなる。
以上により、ロック部材60のロック部64と接続対象物70の被ロック部77とが互いに係合しなくなる。ロック部64と被ロック部77との間のロックが解除される。結果として、接続対象物70は、コネクタ10から抜去可能となる。
以下では、主にコネクタ10に着目してその効果に関する説明を行うが、コネクタ10を有する電子機器についても同様の説明が当てはまる。
以上のような一実施形態に係るコネクタ10によれば、小型化しても信頼性を維持可能である。コネクタ10では、ロック部64を有する保持部61と取付部68を有する第1被支持部63とが互いに異なる延出部として構成され、かつ第1被支持部63が保持部61と同一直線上に配置されていない。これにより、コネクタ10は、ロック部及び実装部が一の延出部に形成されている従来のコネクタと比較して、ロック部64から取付部68までの距離がより長くなるように構成可能である。コネクタ10では、接続対象物70の挿抜方向における寸法を大きくすることなく、ロック部64と取付部68との間の距離を長くすることが可能である。
以上により、コネクタ10が小型化してもロック部材60が弾性変形する可動域を長く維持することが可能である。これにより、ロック部材60が弾性変形しやすくなる。したがって、アクチュエータ50の操作部55を操作してロック部材60が弾性変形したとしても、上記の可動域に加わる負荷が低減される。結果として、ロック部材60が塑性変形する可能性が低減する。
加えて、回路基板CBに実装される取付部68とロック部64との間の距離も長くなり、上記の可動域の弾性変形に伴って取付部68に加わる応力も低減する。これにより、取付部68におけるはんだの剥離などの問題が生じにくくなる。
以上により、コネクタ10の製品としての信頼性が維持される。コネクタ10は、小型化及び信頼性を両立させることが可能である。
第1被支持部63が接続対象物70の挿抜方向に沿って延在することで、保持部61と第1被支持部63とを互いに接続する第1連結部62が、保持部61から延出して180°折れ曲がることになる。これにより、ロック部64と取付部68との間の距離をさらに長くすることが可能である。したがって、コネクタ10は、上述した小型化及び信頼性の両立に関する効果をより顕著に奏する。
第1連結部62がU字状に曲線状に屈曲していることで、コネクタ10は、保持部61と第1被支持部63とが互いにより滑らかに接続されるように構成可能である。これにより、例えば第1連結部62が直角に2回折り曲げられた形状で形成されているときよりも、ロック部材60が弾性変形した状態で、第1連結部62に加わる応力が分散しやすくなる。結果として、コネクタ10は、第1連結部62でのロック部材60の破損を軽減して、信頼性に関する効果をより顕著に奏する。
ロック部材60の板厚方向が保持部61において複数のコンタクト30の配列方向と同一であることで、コネクタ10の当該配列方向における寸法を小さくすることが可能である。加えて、保持部61及び第1被支持部63を互いに接続する第1連結部62の強度が向上し、ロック部材60が弾性変形したときのロック部材60の破損が軽減される。結果として、コネクタ10は、小型化及び信頼性の両立に関する効果をより顕著に奏する。
ロック部材60が保持部61に形成されている、挿抜方向及び複数のコンタクト30の配列方向に直交する方向において回路基板CBの側に延出する第2連結部66を有することで、コネクタ10では、接続対象物70の挿抜方向における寸法を大きくすることなく、ロック部64と取付部68との間の距離をさらに長くすることが可能である。したがって、コネクタ10は、上述した小型化及び信頼性の両立に関する効果をより顕著に奏する。
第2連結部66がU字状に曲線状に屈曲していることで、コネクタ10は、保持部61において第2連結部66よりも前側に位置する部分と第1連結部62とが互いにより滑らかに接続されるように構成可能である。これにより、例えば第2連結部66が直角に2回折り曲げられた形状で形成されているときよりも、ロック部材60が弾性変形した状態で、第2連結部66に加わる応力が分散しやすくなる。結果として、コネクタ10は、第2連結部66でのロック部材60の破損を軽減して、信頼性に関する効果をより顕著に奏する。
第2連結部66における屈曲部分の先端が挿入部23の内面よりも外側に位置することで、接続対象物70の挿抜方向及び複数のコンタクト30の配列方向に直交する方向でのコネクタ10の寸法を大きくすることなく、第2連結部66を長くすることができる。これにより、コネクタ10は、小型化及び信頼性の両立に関する効果をより顕著に奏する。
コネクタ10は、保持部61が複数のコンタクト30の配列方向においてインシュレータ20に挟まれていることで、保持部61の先端に位置するロック部64の複数のコンタクト30の配列方向に沿った揺動を軽減可能である。したがって、コネクタ10は、ロック部64による接続対象物70のロックの信頼性を向上させることが可能である。
コネクタ10は、アクチュエータ50の開位置において保持部61を押圧して弾性変形させる押圧部54を有することで、ロック部材60のロック部64を押圧部54により移動させることが可能である。したがって、コネクタ10は、ロック部64による接続対象物70のロックを強固にしつつ、アクチュエータ50の操作部55が受ける操作によって接続対象物70の抜去も容易に実現可能とする。
コネクタ10は、取付部68が接続対象物70の挿抜方向において被押圧部67と同一の位置に形成されていることで、保持部61の先端に位置するロック部64の上方への移動をより正確に実現可能である。このようなコネクタ10では、取付部68を支点とし、被押圧部67に加わる押圧力に従って、ロック部64の上方への移動がより正確に実現可能である。
コネクタ10では、取付部68が回路基板CBに実装されることで、ロック部材60を回路基板CBへより強固に取り付けることが可能である。これにより、コネクタ10は、取付部68を支点とし、被押圧部67に加わる押圧力に従って、ロック部64の上方への移動をより正確に実現可能である。加えて、コネクタ10では、実装部としての取付部68の破損が軽減可能である。したがって、コネクタ10の製品としての信頼性が維持される。
コネクタ10では、取付部68が二股状に形成されていることで、例えば取付部68の二股の間に位置する空間にインシュレータ20を形成して、インシュレータ20の当該形成部分に取付部68を係止させることも可能である。
コネクタ10は、アクチュエータ50の押圧部54がロック部材60の第2被支持部65、被押圧部67、及び第2連結部66の前部により形成される空間に収容されていることで、ロック部材60の前後方向の移動を規制することが可能である。したがって、コネクタ10は、保持部61におけるロック部材60の弾性変形とは異なる、ロック部材60の前後方向の移動に伴う意図しない変形を軽減可能である。
コネクタ10は、金具40の天井部43が金具取付溝26の壁部26aの上面と接触又は近接しながら上方から対向することで、低背化しても、接続対象物70へ働く上方への力によるインシュレータ20の破損を軽減可能である。より具体的には、コネクタ10は、低背化したとしても、このような力によってインシュレータ20の天井壁21aが破損することを軽減可能である。したがって、金具40を有さないときと比較して、コネクタ10の堅牢性が向上する。
コネクタ10は、壁部26aが天井部43と挿入部23との間に介在することで、挿入部23に挿入される接続対象物70と金具40との接触を軽減可能である。したがって、コネクタ10は、金具40との接触による接続対象物70の削れなどの問題を軽減可能である。
金具40が、複数のコンタクト30の配列方向において、最も外側に位置する第1コンタクト30aよりも外側に配置されていることで、第1コンタクト取付溝24の位置と、金具取付溝26の位置とが、インシュレータ20において左右方向にずれる。したがって、第1コンタクト30aが取り付けられている部分でのインシュレータ20の薄肉化が軽減される。結果として、コネクタ10は、インシュレータ20の強度低下を軽減可能である。
金具40の実装部42が回路基板CBに実装されることで、金具40が回路基板CBに対してより強固に取り付けられる。したがって、コネクタ10は、接続対象物70へ働く上方への力によりインシュレータ20及び金具40が破損することを軽減可能である。
壁部26aの第2面S2が第1面S1よりも低い位置にあることで、第2面S2における壁部26aの上下方向の厚さが増大する。したがって、コネクタ10は、複数のコンタクト30の配列方向におけるインシュレータ20の端部での強度を向上させることが可能である。したがって、コネクタ10は、接続対象物70へ働く上方への力によりインシュレータ20及び金具40が破損することを軽減可能である。
コネクタ10は、壁部26aの第3面S3が第1面S1から第2面S2に至るまで後方に向けて傾斜する傾斜面として構成されることで、低背化したとしても、接続対象物70の挿入に関する作業性を向上させることが可能である。低背化したコネクタ10に対しても接続対象物70の挿入が容易となる。
コネクタ10は、金具40が複数のコンタクト30の配列方向においてロック部材60と同一の位置に配置されていることで、複数のコンタクト30の配列方向に沿って小型化可能である。したがって、コネクタ10は、回路基板CB上の実装面においてスペースを有効に活用することができる。
本開示は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。開示の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、配置、向き、及び個数などは、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、配置、向き、及び個数などは、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
上述したコネクタ10の組立方法は、上記の説明の内容に限定されない。コネクタ10の組立方法は、それぞれの機能が発揮されるように組み立てることができるのであれば、任意の方法であってもよい。例えば、第1コンタクト30a、第2コンタクト30b、金具40、及びロック部材60の少なくとも1つは、インサート成形によってインシュレータ20と一体的に成形されてもよい。
上記実施形態では、第1被支持部63は、接続対象物70の挿抜方向に沿って延在すると説明したが、これに限定されない。第1被支持部63は、保持部61と同一直線上に配置されていなければ、任意の方向に延在してもよい。例えば、第1連結部62が180°折り返すような構成ではなく90°のみ折り返すような構成を有し、当該第1連結部62と接続する第1被支持部63が、複数のコンタクト30の配列方向に沿って延在してもよい。
上記実施形態では、第1連結部62は、U字状に屈曲していると説明したが、これに限定されない。第1連結部62は、任意の形状で保持部61と第1被支持部63とを互いに接続していてもよい。例えば、第1連結部62は、直角に2回折れ曲がって全体として180°折れ曲がっていてもよいし、V字状に折れ曲がっていてもよい。
上記実施形態では、ロック部材60の板厚方向は、保持部61において複数のコンタクト30の配列方向と同一であると説明したが、これに限定されない。ロック部材60の板厚方向は、保持部61において複数のコンタクト30の配列方向と異なっていてもよい。例えば、ロック部材60の板厚方向は、全体的に上下方向と同一であってもよい。
上記実施形態では、ロック部材60は第2連結部66を有すると説明したが、これに限定されない。ロック部材60において、保持部61は、第2連結部66を有さずに、直線状に延在してもよい。
上記実施形態では、ロック部材60の第2連結部66は、上下方向において回路基板CBの側に延出すると説明したがこれに限定されない。第2連結部66は、例えば取付溝27においてより回路基板CBの側に位置する保持部61から上方に延出してもよい。
上記実施形態では、第2連結部66は、U字状に屈曲していると説明したが、これに限定されない。第2連結部66は、保持部61において第2連結部66よりも前側に位置する部分と第1連結部62とを任意の形状で互いに接続していてもよい。例えば、第2連結部66は、直角に2回折れ曲がって全体として180°折れ曲がっていてもよいし、V字状に折れ曲がっていてもよい。
上記実施形態では、保持部61は、複数のコンタクト30の配列方向においてインシュレータ20に挟まれていると説明したが、これに限定されない。保持部61は、複数のコンタクト30の配列方向においてインシュレータ20に挟まれていなくてもよい。
上記実施形態では、コネクタ10はアクチュエータ50を有すると説明したが、これに限定されない。コネクタ10は、アクチュエータ50を有さなくてもよい。
上記実施形態では、接続対象物70を挿入部23へ挿入するときに、ロック部材60のロック部64に抗する挿入力が必要とされると説明したが、これに限定されない。コネクタ10は、接続対象物70を挿入部23へ挿入するときに接続対象物70がロック部材60と接触せずゼロに近い挿入力で接続対象物70を挿入可能な、いわゆるZIF(Zero Insertion Force)構造を有してもよい。
上記実施形態では、取付部68は、接続対象物70の挿抜方向において、被押圧部67と同一の位置に形成されていると説明したが、これに限定されない。取付部68は、ロック部材60において、上述したロック部64の動作を実現可能な任意の位置に形成されていてもよい。
上記実施形態では、取付部68は、回路基板CBに実装されると説明したが、これに限定されない。取付部68は、インシュレータ20に取り付けられていてもよい。例えば、取付部68は、圧入又はインサート成形によりインシュレータ20に取り付けられていてもよい。
上記実施形態では、ロック部材60において第1被支持部63が保持部61よりも左右方向の外側に位置するが、これに限定されない。ロック部材60において保持部61が第1被支持部63よりも左右方向の外側に位置してもよい。
上記実施形態では、ロック部材60において保持部61のみが弾性変形可能であるが、これに限定されない。保持部61に加えて第1連結部62も弾性変形可能であってもよい。
上記実施形態では、ロック部材60の第2被支持部65の直前にはインシュレータ20が形成されていないが、これに限定されない。ロック部材60の第2被支持部65は、例えばインシュレータ20の底壁21bから上方に突出する突壁と接触又は近接するように後方から当該突壁と対向してもよい。これにより、コネクタ10は、ロック部材60の前後方向の移動をさらに規制することが可能である。したがって、コネクタ10は、保持部61におけるロック部材60の弾性変形とは異なる、ロック部材60の前後方向の移動に伴う意図しない変形をさらに軽減可能である。
上記実施形態では、ロック部材60のロック部64の下方にはインシュレータ20の底壁21bのみが形成されているが、これに限定されない。ロック部64の下方において、インシュレータ20の底壁21bから上方に突出する突起が形成されていてもよい。これにより、コネクタ10による接続対象物70の保持力が向上する。
上記実施形態では、押圧部54の接圧部54gは、R形状として形成されていると説明したが、これに限定されない。接圧部54gは、任意の形状で形成されていてもよい。例えば、接圧部54gは、R面54fを有さず、第4面54d及び第5面54eが互いに直接接続されて鋭角状に形成されていてもよい。
上記実施形態では、挿入部23は、挿入状態で挿入方向における接続対象物70の先端面72の位置決めの基準となる内面23dを有すると説明したが、これに限定されない。挿入部23は、このような内面23dを有さなくてもよい。このとき、例えば接続対象物70の左右方向の両端部に対して挿入方向の位置決めを行う任意の構造がインシュレータ20側に形成されていてもよい。
上記実施形態では、コネクタ10は、接続対象物70を挿入するという1つの動作のみで接続対象物70のロックを実現可能であると説明したが、これに限定されない。コネクタ10は、組立装置又は組立作業者によるアクチュエータ50の直接的な任意の操作を必要とするものであってもよい。
以上のようなコネクタ10は、電子機器に搭載される。電子機器は、例えばスマートフォンなどの通信機器を含む。これに限定されず、電子機器は、例えばパーソナルコンピュータ、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、及び複合機などの任意の情報機器を含んでもよい。電子機器は、例えばカメラ、レーダ、ドライブレコーダ、及びエンジンコントロールユニットなどの任意の車載機器を含んでもよい。電子機器は、例えばカーナビゲーションシステム、先進運転支援システム、及びセキュリティシステムなどの車載システムにおいて使用される任意の車載機器を含んでもよい。その他、電子機器は、任意の産業機器を含んでもよい。電子機器は、例えば液晶テレビ、レコーダ、カメラ、及びヘッドフォンなどの任意の音響映像機器を含んでもよい。
このような電子機器では、小型化しても信頼性を維持可能であるというコネクタ10の上述の効果により、電子機器の製品としての信頼性が向上する。加えて、電子機器の小型化が容易となる。
本開示からは、以下の概念を抽出できる。
(1)
接続対象物を挿抜可能なコネクタであって、
前記接続対象物が挿入される挿入部を有するインシュレータと、
前記インシュレータに取り付けられている複数のコンタクトと、
前記インシュレータに取り付けられているロック部材と、
を備え、
前記ロック部材は、
前記接続対象物の挿抜方向に沿って延在する弾性変形可能な保持部と、
前記挿抜方向と異なる方向で前記保持部と隣り合う被支持部と、
前記保持部及び前記被支持部よりも前記接続対象物が挿入される挿入側に位置し、前記保持部と前記被支持部とを連結する弾性変形可能な第1連結部と、
前記保持部に在るロック部であって、前記挿入部に前記接続対象物が挿入された挿入状態で前記接続対象物の被ロック部と係合する前記ロック部と、
前記被支持部に在る取付部であって、前記インシュレータ又は回路基板に取り付けられる取付部と、
を有する、
コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のコネクタであって、
前記被支持部は、前記挿抜方向に沿って延在する、
コネクタ。
(3)
上記(1)又は(2)に記載のコネクタであって、
前記ロック部材の板厚方向は、前記保持部において前記複数のコンタクトの配列方向と同一である、
コネクタ。
(4)
上記(1)乃至(3)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記ロック部材は、前記保持部に在る第2連結部であって、前記挿抜方向及び前記複数のコンタクトの配列方向に直交する方向において前記回路基板の側に延出する前記第2連結部を有する、
コネクタ。
(5)
上記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記ロック部と前記回路基板との間に前記インシュレータが介在する、
コネクタ。
(6)
上記(4)に記載のコネクタであって、
前記第2連結部における屈曲部分の先端は、前記挿入部の内面よりも外側に位置する、
コネクタ。
(7)
上記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記保持部は、前記複数のコンタクトの配列方向において前記インシュレータに挟まれている、
コネクタ。
(8)
上記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記インシュレータに対して閉じたときの閉位置と、前記インシュレータに対して開いたときの開位置と、の間で前記インシュレータに対して回転可能なアクチュエータを備え、
前記アクチュエータは、前記開位置において前記保持部を押圧して弾性変形させる押圧部を有し、
前記ロック部材は、前記保持部に在る被押圧部であって、前記開位置において前記押圧部から押圧力を受ける前記被押圧部を有する、
コネクタ。
(9)
上記(8)に記載のコネクタであって、
前記取付部は、前記挿抜方向において、前記被押圧部と同一の位置に在る、
コネクタ。
(10)
上記(1)乃至(9)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記取付部は、前記回路基板に実装される、
コネクタ。
(11)
上記(1)乃至(10)のいずれか1つに記載のコネクタであって、
前記ロック部材の表層にめっきを有し、前記取付部のめっきは、前記ロック部材において前記取付部を除く部分と比べて濡れ性が高い、
コネクタ。
(12)
上記(1)乃至(11)のいずれか1つに記載のコネクタを備える電子機器。