JP7802376B2 - 運転適性評価装置および運転適性評価方法 - Google Patents
運転適性評価装置および運転適性評価方法Info
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Description
そこで、本発明は、運転者の運転適性をより適切に評価することができる仕組みを提供する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、ユーザの健康に関する健康情報を取得する健康情報取得部と、ユーザの運動特性に関する運動特性情報を取得する運動情報取得部と、前記運動特性情報を取得した場合に、前記健康情報および前記運動特性情報に基づいて、ユーザの運転に対する適正度を示す運転適性情報を出力する運転適性情報出力部と、を備える運転適性評価装置である。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、運転適性評価システム1の全体構成図の一例である。本技術に係る運転適性評価システム1は、例えば、長距離ドライバー、宅配業者、バス運転手、タクシードライバー等の日常的に車両等を運転する運転者の運転適性を手軽にかつ精度よく評価するために用いることができるものである。例えば、毎日、起床後から車両等の運転前等に、運転者の運転適性を評価することができる。ただし、運転適性の評価は、車両の運転手に限らず、瞬時の操作判断を要求されるその他の移動体(その他車両、船舶、航空機などに代表される、水上、陸上、空中移動体、手動ドローン等)の運転者の運転適性判断および各種機器等の操縦者の操縦適性判断者等にも適用することができる。
管理サーバ101は、本実施形態の運転適性評価システム1を管理する要素であり、本技術における運転適性評価装置の一例である。管理サーバ101は、例えば、コンピュータやクラウド上のサーバによって構成される。管理サーバ101は、国内外のいずれに設置されていてもよい。管理サーバ101は、例えば本技術に係る運転適性評価システム1のサービスプロバイダによって管理、動作される。
ユーザ端末102は、本実施形態の運転適性評価システム1を利用するユーザが利用する端末である。ユーザ端末102は、例えばスマートフォン、タブレット型端末等の端末であってよい。本実施形態におけるユーザ端末102は、スマートフォンである。ユーザ端末102は、主記憶装置301と、補助記憶装置302と、を備える。ユーザ端末102はまた、上述のとおりのプロセッサ303と、入力装置304と、出力装置305と、カメラ306と、通信制御部307と、を備える。
ユーザ情報500は、運転適性を評価する対象であるユーザに関する情報である。ユーザ情報500は、例えば、ユーザID、ユーザ表示ID、ユーザ名、生年月日雄、性別、所属/住所、パスワード情報、本人確認情報等を含み、それぞれフィールド名510に対してサンプル値520で例示するような値が入力されている。ユーザ情報500は、ユーザ端末管理モジュール211によって、記録や更新等の管理がされる。
健康情報600は、上述のとおりのユーザの健康に関する情報である健康情報である。健康情報600は、管理サーバ101の健康情報取得モジュール212がユーザ端末102から取得し、補助記憶装置202に記録する。本実施形態では、健康情報600として、健康情報ID、ユーザID、就寝時刻、起床時刻、食事、身体の状態、疲れの有無、服薬の有無、平均脈拍数、脈波特性、歩数等が記録され、それぞれフィールド名610に対してサンプル値620で例示するような値が入力されている。これらの健康情報のうち、就寝時刻、起床時刻、食事、身体の状態、疲れの有無、および服薬の有無は、問診により取得する情報(問診情報)である。また、平均脈拍数、脈波特性、および歩数は、ウェアラブル端末103から取得する情報(順に、生体情報、活動情報)である。
以下、運転適性評価システム1の動作と、運転適性評価システム1を利用した運転適性の評価方法について説明する。運転適性評価システム1を利用するにあたり、初回であれば、ユーザはまず、例えばユーザ端末102を介して管理サーバ101にアクセスし、ユーザ情報500を登録する。ここでユーザ端末102のユーザ管理モジュール311は、ユーザからのユーザ情報500の入力を受け付け、管理サーバ101に送信する。管理サーバ101のユーザ端末管理モジュール211は、ユーザ端末102からユーザ情報500を受け取り、補助記憶装置202に記録することでユーザ情報を登録する。
次いで管理サーバ101の健康情報取得モジュール212は、ユーザ端末102を介して、ユーザの健康情報600を取得する(ステップS710)。本実施形態では、包括的な健康情報の一例として「QOLスコア」を採用し、QOLスコアを取得する。
本実施形態においては、図8に示すように、健康情報600を、問診情報と、生体情報および活動情報と、に分けて取得する。問診情報と、生体情報および活動情報と、はいずれを先に取得してもよく、本実施形態においては、まず、問診情報を取得する(ステップS810)。
健康情報取得モジュール212は、「スマートリング」の選択ボタン1002の選択を受け付けた場合に、例えば図11に示すような、生体情報取得画面1100を表示する。また健康情報取得モジュール212は、ユーザ端末102のユーザ側健康情報取得モジュール312およびウェアラブル端末管理モジュール316と連携し、例えば、ウェアラブル端末103との接続を確認する。
・健康情報を取得するためのセンサが、例えば赤色LEDと赤外LED(例えば緑色LED)を備える容積脈波(Photo-Plethysmogram:PPG)センサを備える場合、血中ヘモグロビンによるこれらのセンサ光の吸収率に違いに基づいて、より信頼性の高い脈拍数や、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)、血中酸素濃度、血中ヘモグロビン濃度、血中糖化ヘモグロビン濃度等を算出することができる。
・一方で、脈波波形は、一心拍ごとの血液量の変化に帰因される拍動性(AC)生理波形であることから、例えば、脈拍数、血拍出量、および脈波伝播速度(PWV)または脈波伝播時間(PTT)の値や、血管壁の圧力と弾性率の関係等に基づいて、血圧(例えば、収縮期血圧)を推定して算出することができる。
健康情報取得モジュール212は、「スマートフォン」(ユーザ端末102)の選択ボタン1003の選択を受け付けた場合に、例えば図12に示すような、生体情報取得画面1200を表示する。また健康情報取得モジュール212は、ユーザ端末102のユーザ側健康情報取得モジュール312と連携し、ユーザ端末102のセンサ機能による生体情報の取得を開始する。
さらに、健康情報取得モジュール212は、指の撮像情報から脈波を計測する構成に代えて、顔の撮像情報(具体的には、顔の色調変化)等から脈波(映像脈波)を計測する構成であってもよい。この場合、健康情報取得モジュール212は、撮像情報1203において、前面カメラによるユーザの顔の撮像(動画)をリアルタイムで表示してもよい。
健康情報取得モジュール212は、問診情報と予め規定された条件とに基づいて、複数段階の評価尺度によって規格化された問診結果を取得する。具体的には、例えば、健康情報取得モジュール212は、取得した複数の問診情報のそれぞれについて、予め定められたポイントを付与する。ポイントは、問診内容が健康に及ぼす影響を加味して決定することができる。例えば、ユーザが成人である場合、就寝時刻と起床時刻の情報から算出される睡眠時間が4時間未満の場合のポイントを「0(ゼロ)」とし、4時間以上6時間未満の場合のポイントを「2」とし、6時間以上10時間未満の場合のポイントを「3」とし、10時間以上の場合のポイントを「2」等とすることができる。
また、脈波の波形の乱れを「スコア3」から「スコア1」の間で評価する。
さらに、脈波を解析することで得られる他の健康情報(例えば、血圧、動脈硬化の程度(血管硬化指数))を「スコア3」から「スコア1」の間で評価する。
また、脈拍数や脈波の波形、動脈硬化の程度、血圧等のそれぞれのスコアを加重平均することで、評価値を算出することもできる。
健康情報取得モジュール212は、ユーザについて測定された平均脈拍数がいずれのスコアに該当するかを判断することで、脈波評価結果を得ることができる。
健康情報取得モジュール212は、得られた問診結果と脈波評価結果とから、QOLスコア評価テーブル1300に基づいて、ユーザのQOLスコアを取得する。これに限定されるものではないが、QOLスコア評価テーブル1300に示されるように、QOLスコアは、A~Cの3段階で規定されている。例えば、QOLスコアの「A」は、健康状態がとても良好であること(すなわち、相対的に健康度が高いこと)を表し、「B」は、健康状態が良好であることを表し、「C」は、健康状態が良好ではないこと(すなわち、相対的に健康度が低いこと)を表す。健康情報取得モジュール212は、例えば、問診結果がスコア4で、脈波評価結果がスコア2である場合、問診結果のスコア「4」と脈波評価結果のスコア「2」の両方に関連づけられた「A」をQOLスコアとして取得する。健康情報取得モジュール212は、このように取得したQOLスコアを、補助記憶装置202に記憶することができる。
判定結果表示ボタン1108の選択を受け付けた場合、健康情報取得モジュール212は、ユーザ端末102のユーザ側健康情報取得モジュール312と連携して、ストレス低減情報出力画面1400,1500を表示する。健康情報取得モジュール212は、ストレス低減情報出力画面1400,1500の上方に、判定結果表示欄1401,1501を表示する。健康情報取得モジュール212は、例えば、判定結果表示欄1401,1501において、取得したQOLスコアとその内容文とを表示する。
・身体運動を行う動画
・発振装置(例えば、ユーザ端末102に備えられているリニア共振アクチュエータ、偏心回転振動モータ、ピエゾアクチュエータ等)に対し、リラクゼーションまたはマッサージ作用を呈する振動を起こさせる情報
2.精神的ストレスの低減用コンテンツ
・視線を様々な方向に誘導する動画(例えば、図14参照)
・LED発光
・呼吸を整えるための情報(例えば、図15参照)
・その他、精神的ストレスを緩和させるリラクゼーション動画(例えば、動物動画、風景動画、音楽を伴う/伴わないヒーリング動画等)
図17は、運転適性評価テーブル1700の一例である。また、図18および図19は、運転適性情報出力画面1800,1900の一例である。
運転適性評価テーブル1700に示されるように、本実施形態において、運転適性は、レベル1~レベル5の5段階で規定されている。例えば、出力画面1800(A)に示されるように、運転適性の「レベル1」は、運転適性が大幅に低く、車両等の運転には適さない非常に危険な状態であることを示す。運転適性が「レベル1」の場合は、十分に休息をとることが推奨される。出力画面1800(B)に示されるように、運転適性の「レベル2」は、運転適性が低く、車両等の運転には警戒が必要であり、運転に適さない状態であることを示す。運転適性が「レベル2」の場合は、体調や運転神経の低下が認められ、少しでも異常を感じた場合には十分に休息をとることが推奨される。
・運転適性の評価結果が1の人は運転に適していない健康状態であるため、運転させないように業務を管理することができる。このような業務管理としては、例えば、運転管理システムや物流管理システム等へのアクセス権が停止され、運転業務を行うことができなくすることが挙げられる。また、勤怠管理では、休業扱いや、有給休暇扱いとしてもよい。
・運転適性の評価結果が2の人は、運転に適した健康状態であるとは言えず警戒が必要であるため、少しでも身体的、精神的な異常を感じた場合は休息をとるように業務を管理することができる。このような業務管理としては、例えば、所定の時間が経過するごとに、健康状態の報告や、本運転適性評価システムを利用した運転適性評価の実施を義務付け、その結果の健康状態が運転許可状態(例えば、運転適性評価システムによる評価結果が2以上)でないと、運転管理システムや物流管理システム等へのアクセス権が停止され、運転業務の継続が不可能となるようにすることが挙げられる。また、申告や運転適性評価の結果で異常があった場合は、当該運転者のその後の運転業務を適切に調整する(例えば、配送時間の遅延が可能なように配送先に連絡する、代替運転手を手配するなど)構成としてもよい。
・運転適性の評価結果が3,4の人は、運転に注意が必要な健康状態であるため、少しでも身体的、精神的な疲労を感じた場合は休息をとるように注意喚起することができる。このような業務管理としては、例えば、所定の時間が経過するごとに、運転者に対し休憩取得を進める通知をしたり、本運転適性評価システムを利用した運転適性評価の実施を推奨することが挙げられる。
・運転適性の評価結果が1の人は、運転に適した健康状態であるが、常に健康状態に注意を払うように注意喚起することができる。このような業務管理としては、例えば、評価結果が3,4の場合よりも低い頻度で、所定の時間が経過するごとに、運転者に対し休憩取得を進める通知をしたり、本運転適性評価システムを利用した運転適性評価の実施を推奨することが挙げられる。
・本システムは、運転者の健康状態のモニタリングにも利用することができる。運転者は生活習慣病を発症しやすいことが知られており、この疾患は、労働による疲労の蓄積が大きな原因であることが指摘されている。また、生活習慣病をきたすと運転疲労が著しく増大することも知られている。したがって、本システムを継続的に使用することで、当日の運転者の運転適性を評価することに加え、運転者の健康状態の長期的なモニタリングが可能となる。その結果、運転者の健康状態の悪化傾向を早期に検出することが可能となり、延いては、疾患およびその進行の早期発見と、早期の対処が可能となる。
上記実施形態において、健康情報取得モジュール212は、脈波情報から平均脈拍数のみを取得していた。しかしながら、脈波情報からは、平均脈拍数以外の情報(例えば、不整脈情報等)を取得してもよい。
なお、上述の実施例は少なくとも特許請求の範囲に記載の構成を開示している。
Claims (17)
- ユーザの健康に関する健康情報を取得する健康情報取得部と、
ユーザのストレスを低減する作用を有する情報を出力するストレス低減部と、
ユーザの運動特性に関する運動特性情報を取得する運動情報取得部と、
前記健康情報および前記運動特性情報に基づいて、ユーザの運転に対する適正度を示す運転適性情報を出力する運転適性情報出力部と、
を備え、
前記ストレス低減部は、前記健康情報取得部が取得した前記健康情報に基づき、健康度が低いほどストレスを低減する作用の高い情報を出力し、
前記運動情報取得部は、前記ストレス低減部が前記健康度の低いほどストレスを低減する作用の高い情報を出力した後に、ユーザの運動特性を評価するための運動特性評価用コンテンツを出力し、前記運動特性評価用コンテンツに対する応答に基づいて、前記運動特性情報を取得する、運転適性評価装置。 - 前記健康情報取得部は、前記健康情報として生体情報を取得し、前記生体情報に基づいて健康情報を取得する、請求項1に記載の運転適性評価装置。
- 前記健康情報取得部は、前記生体情報として脈波情報を取得し、前記脈波情報に基づいて健康情報を取得する、請求項2に記載の運転適性評価装置。
- 前記健康情報取得部は、健康問診用コンテンツを出力し、前記健康問診用コンテンツに対する応答に基づいて、健康情報を取得する、請求項1または2に記載の運転適性評価装置。
- 前記運動情報取得部は、前記運動特性評価用コンテンツにおいて外部刺激を出力し、当該外部刺激に対する反応時間が所定の閾値より短い場合に、ユーザの前記運動特性がより高いと判断する、請求項1または2に記載の運転適性評価装置。
- 前記運転適性情報出力部は、健康度が高いことを示す前記健康情報を取得した場合ほど、ユーザの運転に対する適正度が高いことを示す運転適性情報を出力する、請求項1または2に記載の運転適性評価装置。
- 前記運転適性情報出力部は、運動特性が高いことを示す前記運動特性情報を取得した場合ほど、ユーザの運転に対する適正度が高いことを示す運転適性情報を出力する、請求項1または2に記載の運転適性評価装置。
- 前記運転適性情報出力部は、健康度が高いことを示す前記健康情報を取得した場合であっても、運動特性が所定の基準に満たない場合には、ユーザの運転に対する適正度が低いことを示す運転適性情報を出力する、請求項6に記載の運転適性評価装置。
- ユーザの健康に関する健康情報を取得する健康情報取得ステップと、
ユーザのストレスを低減する作用を有する情報を出力するストレス低減情報出力ステップと、
ユーザの運動特性に関する運動特性情報を取得する運動特性情報取得ステップと、
前記健康情報および前記運動特性に関する情報に基づいて、ユーザの運転に対する適正度を示す運転適性情報を出力する運転適性情報出力ステップと、
を含み、
前記ストレス低減情報出力ステップでは、取得した前記健康情報に基づき、健康度が低いほどストレスを低減する作用の高い情報を出力し、
前記健康度の低いほどストレスを低減する作用の高い情報が出力された後に、前記運動特性情報取得ステップにおいて、ユーザの運動特性を評価するための運動特性評価用コンテンツを出力し、前記運動特性評価用コンテンツに対する応答に基づいて、前記運動特性情報を取得する、運転適性評価方法。 - 前記健康情報として生体情報を取得し、前記生体情報に基づいて健康情報を取得する、請求項9に記載の運転適性評価方法。
- 前記生体情報として脈波情報を取得し、前記脈波情報に基づいて健康情報を取得する、請求項10に記載の運転適性評価方法。
- 前記健康情報取得ステップにおいて、健康問診用コンテンツを出力し、前記健康問診用コンテンツに対する応答に基づいて、前記健康情報を取得する、請求項9または10に記載の運転適性評価方法。
- 前記運動特性評価用コンテンツにおいて外部刺激を出力し、当該外部刺激に対する反応時間が所定の閾値より短い場合に、ユーザの前記運動特性がより高いと判断する、請求項9または10に記載の運転適性評価方法。
- 健康度が高いことを示す前記健康情報を取得した場合ほど、ユーザの運転に対する適正度が高いことを示す運転適性情報を出力する、請求項9または10に記載の運転適性評価方法。
- 運動特性が高いことを示す前記運動特性情報を取得した場合ほど、ユーザの運転に対する適正度が高いことを示す運転適性情報を出力する、請求項9または10に記載の運転適性評価方法。
- 健康度が高いことを示す前記健康情報を取得した場合であっても、運動特性が所定の基準に満たない場合には、ユーザの運転に対する適正度が低いことを示す運転適性情報を出力する、請求項15に記載の運転適性評価方法。
- コンピュータに、請求項9に記載の運転適性評価方法における各ステップを実行させるための、プログラム。
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