JP7802467B2 - 加熱調理用ホイップドクリームおよび該加熱調理用ホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品 - Google Patents
加熱調理用ホイップドクリームおよび該加熱調理用ホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品Info
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Description
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤と、
を含有する加熱調理用ホイップドクリームであって、
前記糖類の含有量が、固形分として18~35質量%であり、
前記増粘剤の含有量が、0.1~0.3質量%である、
加熱調理用ホイップドクリームを提供する。
本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームは、冷凍用として用いることができる。
また、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームは、冷凍された状態で流通させることもできる。
また、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームと、
該ホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品と、
を含有する加熱調理用ベーカリー製品を提供する。
本技術に係るベーカリー製品および加熱調理用ベーカリー製品において、前記加熱調理用ホイップドクリームを組み合わせる前記ベーカリー製品中の脂質含有量は、3質量%以上とすることができる。
本技術に係るベーカリー製品および加熱調理用ベーカリー製品は、冷凍することができる。
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、
を含有するホイップドクリームを加熱する加熱工程を行う、ホイップドクリームの製造方法を提供する。
また、本技術では、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類:固形分として18~35質量%と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、
を含有するホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品を加熱する加熱工程を行う、ベーカリー製品の製造方法を提供する。
単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類:固形分として18~35質量%と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、
を含有させることにより、加熱調理後のホイップドクリームの泡立ちを維持する方法を提供する。
本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームは、原料となる流動性のクリームに後述する成分を添加した上で、ミキサー等の撹拌子(以下、単に「ホイッパー」ともいう。)でホイップする(泡立てる)ことにより、気泡を含有させたものである。
本技術では、後述する実施例で示す通り、重合度の高い糖を多く含む糖類を用いた場合、ホイップドクリームの加熱後の口どけが劣ってしまうことを見出した。そこで、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームには、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類を用いることを特徴とする。
本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームに用いる増粘剤は、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤である。ホイップドクリームと組み合わされた対象食品の口どけの観点から、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースから選択される1以上の増粘剤であることが好ましい。
本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームには、前述した糖、および増粘剤の他に、本技術の効果を損なわない限り、一般的なホイップドクリームに用いられている材料や添加物を1種または2種以上、自由に組み合わせて用いることができる。例えば、前述した糖以外の糖質類(澱粉分解物、デキストリン、重合度7以上のオリゴ糖等の糖質類)、澱粉類、食塩、炭酸カルシウム、メタリン酸ナトリウム等の塩類、乳化剤、酵素、pH調整剤、ビタミン類、甘味料、香辛料、調味料、ミネラル類、色素、香料、チョコレート、バター、マーガリン、ヨーグルト、コーヒー等の任意成分等を適宜含有させることができる。
本技術に係るベーカリー製品は、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームが組み合わされていることを特徴とする。本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームの詳細は、前述と同一のため、ここでは説明を割愛する。
本技術に係るホイップドクリームの製造方法は、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームを加熱する工程を含む方法である。本技術に係るベーカリー製品の製造方法は、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品を加熱する工程を含む方法である。本技術に係るベーカリー製品の製造方法は、加熱調理用ホイップドクリームが、本技術に用いるベーカリー製品の表面にトッピングされる工程を含むことが好ましい。また、本技術に用いるベーカリー製品の製造方法として、焼成工程またはフライ工程を含むことが好ましい。本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームの詳細、および、本技術に係る加熱調理用ホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品の詳細は、前述と同一のため、ここでは説明を割愛する。
本技術に係る加熱調理後のホイップドクリームの泡立ちを維持する方法は、ホイップドクリームに、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類:固形分として18~35質量%と、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、を含有させた状態で加熱調理を行うことにより、加熱後のホイップドクリームの泡立ちを維持する方法である。本技術に用いる糖類や増粘剤の詳細は、前述と同一のため、ここでは説明を割愛する。
実験例1では、糖類の種類の違いによる加熱調理用ホイップドクリームの品質への影響を調べた。実験例1では、組み合わせるベーカリー製品の一例として、パンケーキを用いた。
表2に記載する配合割合で各材料を混合し、最終的に表2に示した比重となるように泡立てて、加熱調理用ホイップドクリームを製造した。
ボウルに水60gを入れ、全卵35g、サラダ油(昭和産業製)22g、粉体原料(薄力粉(ル・ガトー:昭和産業製)100g、ベーキングパウダー(アイコク製)4g、食塩0.5g、砂糖20g)の順に添加、その都度泡立て器での撹拌混合し、パンケーキ用生地を調製した。どら焼き焼成機SDR-SGA(マスダック製)を用いて、調製したパンケーキ用生地(1枚当たり30g)を、180℃で2分間焼成した。
前記で製造したパンケーキの表面に、前記で製造した加熱調理用ホイップドクリームを20gトッピングし、さらに前記で製造したパンケーキをのせ、前記で製造した加熱調理用ホイップドクリームを20gトッピングした。その後、-35℃で1時間急速冷凍後、-20℃で1週間保存した。保存後、冷凍状態のまま、マイクロ波加熱(500Wで2分間の電子レンジ加熱)により加熱調理を行った。
加熱調理用ホイップドクリームがトッピングされたパンケーキについて、次の通り評価を行った。加熱調理後のホイップドクリームの広がりは、下記の評価基準に基づいて、訓練を受けた専門のパネル5名の合議で評価結果を決定した。なお、参考例1の加熱調理用ホイップドクリームの加熱前の粘度は5700mPa・s、加熱後の粘度は360mPa・sであった。粘度測定は、B型粘度計(TVB-10M:東機産業製)を用いて、回転数12rpmで測定した。また、ホイップドクリームとベーカリー製品の食感、口どけは、下記の評価基準に基づいて、訓練を受けた専門のパネル5名が評価を行い、その平均点を評価点とした。
5:参考例1の加熱前より緩やかに崩れて広がっていき、非常に良好である
4:参考例1の加熱前と同様に緩やかに崩れて広がっていき、良好である
3:参考例1の加熱前より崩れて広がるスピードは速いが、やや良好である
2:参考例1の加熱後より緩やかに崩れ広がっていくが、やや好ましくない
1:参考例1の加熱後と同様に素早く崩れて広がっていき、好ましくない
5:ベーカリー製品本来の食感が感じられ、非常に良好である
4:ベーカリー製品本来の食感が残り、良好である
3:ベーカリー製品本来の食感がやや残り、やや良好である
2:ベーカリー製品本来の食感がややなくなり、やや劣る
1:ベーカリー製品本来の食感がなくなり、劣る
5:ホイップドクリームとベーカリー製品がバランスよく口溶け、非常に良好である
4:ホイップドクリームとベーカリー製品が違和感なく口溶け、良好である
3:ホイップドクリームの口溶けがやや良好である
2:ホイップドクリームの口溶けがやや劣る
1:ホイップドクリームの口溶けが劣る
結果を表2に示す。
表2に示す通り、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類と、増粘剤と、を用いた実施例1~4は、全ての評価が良好であった。なお、ホイップドクリームを単体で喫食した際、含水結晶ぶどう糖を用いた実施例1ではとがった甘味であり、実施例2~4のホイップドクリームの方がまろやかな甘みで好ましかった。一方、重合度8以上の成分を固形分当たり73質量%含む糖類を用いた比較例1は、加熱後の口どけの評価が劣っていた。
実験例2では、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を40質量%以上含む糖類の含有量の違いによる、加熱調理用ホイップドクリームの品質への影響を調べた。実験例2では、組み合わせるベーカリー製品の一例として、パンケーキを用いた。
実験例1と同様の方法で、加熱調理用ホイップドクリームの製造、パンケーキの製造、冷凍保存・加熱調理、および評価を行った。
結果を表3に示す。
表3に示す通り、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類の含有量が、固形分として18~36質量%の範囲である実施例2、4~10は、全ての評価が良好であった。なお、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類の製品形態が液状の場合、粉体の場合と比較して、ホイップドクリームの他の原料と素早く混合し、また泡立ちが早く好ましかった。一方、単糖類、重合度が2~6のオリゴ糖、およびこれらの還元糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類の含有量が固形分として18質量%未満である比較例2および3は、加熱後の広がりが悪く、食感や口どけの評価も劣っていた。
実験例3では、増粘剤の種類の違いによる加熱調理用ホイップドクリームの品質への影響を調べた。実験例1では、組み合わせるベーカリー製品の一例として、パンケーキを用いた。
実験例1と同様の方法で、加熱調理用ホイップドクリームの製造、パンケーキの製造、冷凍保存・加熱調理、および評価を行った。
結果を表4に示す。
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤を用いた実施例2、11~14は、全ての評価が良好であった。なお、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの方が、寒天に比べ、ホイップドクリームの他の原料と素早く混合し、また泡立ちが早く好ましかった。一方、α化澱粉を用いた比較例4は、加熱後の口どけの評価が劣っていた。
実験例4では、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤の含有量の違いによる、加熱調理用ホイップドクリームの品質への影響を調べた。実験例2では、組み合わせるベーカリー製品の一例として、パンケーキを用いた。
実験例1と同様の方法で、加熱調理用ホイップドクリームの製造、パンケーキの製造、冷凍保存・加熱調理、および評価を行った。
結果を表5に示す。
表5に示す通り、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤の含有量が0.1~0.3質量%の範囲である実施例2、15、16は、全ての評価が良好であった。一方、グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤の含有量が0.1質量%未満である比較例5は、加熱後の広がりが悪く、食感の評価も劣っていた。また、増粘剤の含有量が0.3質量%を超える比較例6は、口どけの評価が劣っていた。
実験例5では、組み合わせるベーカリー製品の種類の違いによる各評価への影響を調べた。
実験例1と同様の方法で、加熱調理用ホイップドクリームを製造した。
<パンケーキ>
実験例1と同様の方法で、製造されたパンケーキ中の脂質含有量が3質量%、5質量%、10質量%になるように、サラダ油の量を6g、10.5g、22gとし、パンケーキを製造した。
ミキサーに、表6に示す割合で、油脂以外の材料を投入し、捏ね上げ温度27℃にて、低速3分間、中速4分間混捏後、油脂を加えて、さらに、低速2分間、中速3分間混捏した。温度27℃、湿度80%にて60分間、生地をたたみ直してさらに30分間のフロアタイムをとった。生地を65gずつに分割し、さらに27℃、湿度80%にて20分間のベンチタイムをとった。その後、ミニモルダー(オシキリ製)にて圧延後、ロール成形し、温度38℃、湿度85%にて約50分間ホイロをとった後、200℃で10分間焼成し、ロールパンを製造した。製造されたロールパンの脂質含有量は、8質量%であった。
ミキサーに、表7に示す割合で、油脂以外の材料を投入し、捏ね上げ温度27℃にて、低速3分間、中速3分間混捏後、油脂を加えて、さらに、低速2分間、中速4分間混捏した。温度27℃、湿度75%にて60分間のフロアタイムをとり、45gずつに分割し、さらに27℃、湿度75%にて15分間のベンチタイムをとった。その後、所定の形に成形し、温度35℃、湿度70%にて約30分間ホイロをとった後、180℃で1分~1分30秒間、反転させて1分~1分30秒間油ちょうし、ドーナツを製造した。製造されたドーナツ中の脂質含有量は、17質量%であった。
前記で製造した各ベーカリー製品の表面に、前記で製造した加熱調理用ホイップドクリームを40gトッピングし、-35℃で1時間急速冷凍後、-20℃で1週間保存した。保存後、冷凍状態のまま、マイクロ波加熱(500Wで2分間の電子レンジ加熱)により加熱調理を行った。
実験例1と同様の方法で、評価を行った。
結果を表8に示す。
表8に示す通り、ベーカリー製品の種類に関わらず、全ての評価は良好であった。脂質含有量に着目すると、ベーカリー製品中の脂質含有量が5質量%以上であるとき食感や口どけの評価が高く、8質量%以上であるときさらに評価が高いことが分かった。
Claims (7)
- グルコース、および重合度が2~6のマルトオリゴ糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤と、
を含有する、食品と組み合わせて加熱調理されるためのホイップドクリームであって、
前記糖類の含有量が、固形分として18~35質量%であり、
前記増粘剤の含有量が、0.1~0.3質量%である、
ホイップドクリーム。 - 冷凍用である、請求項1に記載のホイップドクリーム。
- 請求項1又は2に記載のホイップドクリームが組み合わされた、ベーカリー製品。
- 前記ベーカリー製品中の脂質含有量が3質量%以上である、請求項3に記載のベーカリー製品。
- ホイップドクリームと、ベーカリー製品と、を含有する加熱調理用の冷凍ベーカリー製品であって、
前記ホイップドクリームは、
グルコース、および重合度2~6のマルトオリゴ糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤と、
を含有し、
前記糖類の含有量が、固形分として18~35質量%であり、
前記増粘剤の含有量が、0.1~0.3質量%である、
冷凍ベーカリー製品。 - グルコース、および重合度が2~6のマルトオリゴ糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類:固形分として18~35質量%と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、
を含有するホイップドクリームが組み合わされたベーカリー製品を加熱する加熱工程を行う、ベーカリー製品の製造方法。 - ホイップドクリームに、
グルコース、および重合度が2~6のマルトオリゴ糖から選択される1以上の糖を固形分当たり40質量%以上含む糖類:固形分として18~35質量%と、
グアーガム、キサンタンガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、および寒天から選択される1以上の増粘剤:0.1~0.3質量%と、
を含有させることにより、食品と組み合わせて加熱調理された後のホイップドクリームの泡立ちを維持する方法。
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| CN104273228A (zh) | 2014-10-06 | 2015-01-14 | 保龄宝生物股份有限公司 | 一种低热量、口感清凉、保质期长的蛋糕专用鲜奶油 |
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- 2021-06-18 JP JP2021101686A patent/JP7802467B2/ja active Active
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