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JP7802565B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム - Google Patents
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JP7802565B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム - Google Patents

ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム

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JP7802565B2 JP2022020763A JP2022020763A JP7802565B2 JP 7802565 B2 JP7802565 B2 JP 7802565B2 JP 2022020763 A JP2022020763 A JP 2022020763A JP 2022020763 A JP2022020763 A JP 2022020763A JP 7802565 B2 JP7802565 B2 JP 7802565B2
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Description

本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、無限遠距離から最至近距離までの全物体距離において高い光学性能を有しつつ、フォーカシング時の静音化を求められている。これらの要求に応えるために、2つのレンズ群を異なる軌跡で移動させることでフォーカシングを行うズームレンズが提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2015-118127号公報 国際公開2020/250672号
焦点距離が長く、Fナンバーが小さい大口径望遠ズームレンズでは、フォーカス群を絞り近傍や絞りより物体側に配置した場合、フォーカス群のレンズ径が大きくなり、軽量化が困難となる。その結果、フォーカス群駆動用のアクチュエーターへの負荷が大きくなり、静音かつ高速にフォーカシングを行うことが困難となる。フォーカス群を軽量化するためにはフォーカス群の配置や前後のレンズ群の屈折力を適切に設定することが重要となる。
本発明は、全ズーム範囲及び全物体距離で高い光学性能を有し、軽量なズームレンズを提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群を有し、ズーミングに際して第1レンズ群と第2レンズ群との間隔及び第2レンズ群と後続群との間隔が変化するズームレンズであって、後続群は、物体側から像側へ順に配置された、望遠端において正の屈折力を有する前側レンズ群、負の屈折力の第1部分群、負の屈折力の第2部分群、後側レンズ群からなり、後続群において、ズーミングに際して、前側レンズ群と第1部分群との間隔、第1部分群と第2部分群との間隔および、第2部分群と後側レンズ群との間隔が変化し、フォーカシングに際して、第1部分群と第2部分群は、異なる軌跡で移動し、第1部分群の焦点距離をfn、第2部分群の焦点距離をfn2、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をft、望遠端での無限遠合焦時において、第1部分群の最も像側のレンズ面から第2部分群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDn、第2部分群の最も像側のレンズ面から後側レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDn2とするとき、
-0.50<fn/ft<-0.10
0.30<fn/fn2<0.60
0.20<Dn/Dn2<0.80
なる条件式を満足することを特徴とする。
本発明によれば、全ズーム範囲及び全物体距離で高い光学性能を有し、軽量なズームレンズを提供することができる。
実施例1のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での断面図である。 (A),(B),(C)実施例1のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離無限遠での収差図である。 (A),(B),(C)実施例1のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離至近での収差図である。 実施例2のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での断面図である。 (A),(B),(C)実施例2のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離無限遠での収差図である。 (A),(B),(C)実施例2のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離至近での収差図である。 実施例3のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での断面図である。 (A),(B),(C)実施例3のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離無限遠での収差図である。 (A),(B),(C)実施例3のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離至近での収差図である。 実施例4のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での断面図である。 (A),(B),(C)実施例4のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離無限遠での収差図である。 (A),(B),(C)実施例4のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、及び望遠端における物体距離至近での収差図である。 撮像装置の概略図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1,4,7,10はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での断面図である。各実施例のズームレンズは、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置や交換レンズを含む光学機器に用いられる。
各断面図において左方が物体側で、右方が像側である。各実施例のズームレンズは、複数のレンズ群を有して構成されている。本願明細書においてレンズ群とは、ズーミングに際して一体的に移動又は静止するレンズのまとまりである。すなわち、各実施例のズームレンズでは、ズーミングに際して隣接するレンズ群同士の間隔が変化する。なお、レンズ群は1枚のレンズから構成されていてもよいし、複数枚のレンズから構成されていてもよい。また、レンズ群は開口絞りを含んでいてもよい。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、複数のレンズ群を備える後続群を有する。
各断面図において、Liはズームレンズに含まれるレンズ群のうち物体側から数えてi番目(iは自然数)のレンズ群を表している。
また、SPは開口絞りである。開口絞りSPは、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間、又は第3レンズ群L3内に配置される。IPは像面であり、各実施例のズームレンズをデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が配置される。各実施例のズームレンズを銀塩フィルム用カメラの撮影光学系として使用する際には像面IPにはフィルム面に相当する感光面が置かれる。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、各レンズ群を実線矢印方向へ移動させる。また、各実施例のズームレンズでは、無限遠距離から最至近距離へのフォーカシングに際して、各レンズ群を点線矢印方向へ移動させる。
また、各実施例のズームレンズでは、開口絞りSPより像側に配置された正の屈折力のレンズ群又は該レンズ群の一部を光軸に直交する方向の成分を含む方向へ移動させることで、像面上の光学像を変位させることができる。これを利用して撮影光学系として用いられるズームレンズに手振れ等の振動が加わった場合に、像面上での像振れを補正することができる。
図2(A),図5(A),図8(A),図11(A)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの広角端における物体距離無限遠での収差図である。図2(B),図5(B),図8(B),図11(B)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの中間ズーム位置における物体距離無限遠での収差図である。図2(C),図5(C),図8(C),図11(C)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの望遠端における物体距離無限遠での収差図である。
図3(A),図6(A),図9(A),図12(A)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの広角端における物体距離至近での収差図である。図3(B),図6(B),図9(B),図12(B)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの中間ズーム位置における物体距離至近での収差図である。図3(C),図6(C),図9(C),図12(C)はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの望遠端における物体距離至近での収差図である。
球面収差図においてFnoはFナンバーであり、d線(波長587.6nm)、g線(波長435.8nm)に対する球面収差量を示している。非点収差図においてΔSはサジタル像面における非点収差量、ΔMはメリディオナル像面における非点収差量を示している。歪曲収差図においてd線に対する歪曲収差量を示している。色収差図ではg線における色収差量を示している。ωは撮像半画角(度)である。
次に、各実施例のズームレンズにおける特徴的な構成について述べる。
ズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔及び第2レンズ群L2と後続群との間隔が変化する。
後続群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の前側レンズ群La、負の屈折力のLn群(第1部分群)、負の屈折力のLn2群(第2部分群)、後側レンズ群Lbからなる。Ln群の物体側に隣接して配置される前側レンズ群Laが正の屈折力を有し、Ln群に入射する軸上光束を十分に収斂することで、Ln群のレンズ外径を小さくし、Ln群を軽量化することができる。
フォーカシングに際して、Ln群とLn2群は、異なる軌跡で移動する。具体的には、全ズーム範囲において、無限遠距離から最至近距離へのフォーカシングに際して、レンズ群Ln及びレンズ群Ln2は像側に移動する。なお、フォーカシングに際して、レンズ群Ln及びレンズ群Ln2以外の少なくとも1つのレンズ群を移動させてもよい。
各実施例のズームレンズは、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
-0.50<fn/ft<-0.10 (1)
0.30<fn/fn2<0.60 (2)
ここで、fnは、Ln群の焦点距離である。fn2は、Ln2群の焦点距離である。ftは、望遠端におけるズームレンズの焦点距離である。
条件式(1)は、望遠端において無限遠距離から最至近距離までの全物体距離で高性能化を達成するために、望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対するLn群の焦点距離の比の値を規定している。条件式(1)の下限値を下回って望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対してLn群の焦点距離が長くなると、望遠端におけるコマ収差や像面湾曲等の補正を十分に行うことが困難となるため、好ましくない。条件式(1)の上限値を上回って望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対してLn群の焦点距離が短くなると、フォーカシングの際に発生する収差変動が大きくなりすぎるため、好ましくない。
条件式(2)は、ズームレンズの小型化と高性能化を両立させるために、Ln2群の焦点距離に対するLn群の焦点距離の比の値を規定している。条件式(2)の下限値を下回ってLn群の焦点距離が短くなると、フォーカシングの際に発生する収差変動が大きくなりすぎるため、好ましくない。また、条件式(2)の下限値を下回ってLn2群の焦点距離が長くなると、フォーカシングの際に発生する収差変動をLn2群で十分に補正することが困難となるため、好ましくない。条件式(2)の上限値を上回ってLn群の焦点距離が長くなると、フォーカシングの際のLn群の移動量が大きくなり、ズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。
なお、条件式(1)及び(2)の数値範囲を以下の条件式(1a)及び(2a)の数値範囲とすることが好ましい。
-0.40<fn/ft<-0.15 (1a)
0.31<fn/fn2<0.55 (2a)
また、条件式(1)及び(2)の数値範囲を以下の条件式(1b)及び(2b)の数値範囲とすることが更に好ましい。
-0.30<fn/ft<-0.20 (1b)
0.32<fn/fn2<0.50 (2b)
次に、各実施例のズームレンズにおいて、満足することが好ましい構成について述べる。
後側レンズ群Lbは、正の屈折力を有することが好ましい。ズームレンズの最も像側に配置される後側レンズ群Lbが正の屈折力を有することで、Ln群に強い負の屈折力を持たせた場合でも像側のテレセントリック性の確保しつつ、軸外収差を良好に補正することができるため、Ln群の小型化に有利となる。
第1レンズ群L1は、3枚の正レンズと1枚の負レンズ、又は2枚の正レンズと1枚の負レンズにより構成されていることが好ましい。このような構成により、望遠端における球面収差、軸上色収差、及び倍率色収差を良好に補正しつつ、強い正の屈折力を持たせることができるため、第1レンズ群L1より像側に配置されたレンズ群のレンズ径を小さくすることができる。
第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズを含むことが好ましい。このような構成により、広角端におけるコマ収差及び像面湾曲を良好に補正しつつ、十分な負の屈折力を得ることができるため、第2レンズ群L2の軽量化を実現することができる。
Ln群は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズと負レンズからなる接合レンズにより構成されることが好ましい。このような構成により、フォーカシングの際に発生する収差変動を良好に抑えつつ、Ln群の軽量化を実現することができる。
Ln2群は、物体側に凸形状の負メニスカスレンズにより構成されることが好ましい。このような構成により、Ln2群の質量を最小限に抑えつつ、フォーカシングの際に発生する像面湾曲等の軸外収差の変動を抑えることができる。
次に、各実施例のズームレンズが満足することが好ましい条件について述べる。各実施例のズームレンズは、以下の条件式(3)乃至(9)のうち1つ以上を満足することが好ましい。
-1.50<fn/fa<-0.80 (3)
-1.00<fn/fb<-0.40 (4)
1.00<Mn/Mn2<2.00 (5)
0.20<Dn/Dn2<0.80 (6)
1.0<(R1+R2)/(R1-R2)<8.0 (7)
0.60<f1/ft<1.20 (8)
-5.50<f1/f2<-3.00 (9)
ここで、faは、望遠端における前側レンズ群Laの焦点距離である。fbは、望遠端における後側レンズ群Lbの焦点距離である。Mnは、像側へ移動する場合を正として、望遠端における無限遠距離から最至近距離へのフォーカシングに際してのLn群の移動量である。Mn2は、像側へ移動する場合を正として、望遠端における無限遠距離から最至近距離へのフォーカシングに際してのLn2群の移動量である。Dnは、望遠端での無限遠合焦時において、Ln群の最も像側のレンズ面からLn2群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離である。Dn2は、望遠端での無限遠合焦時において、Ln2群の最も像側のレンズ面から後側レンズ群Lbの最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離である。Ln2群は1枚の負レンズからなり、R1とR2はそれぞれ、負レンズの物体側と像側のレンズ面の曲率半径である。f1は、第1レンズ群L1の焦点距離である。f2は、第2レンズ群L2の焦点距離である。
条件式(3)は、Ln群の軽量化と全ズーム範囲における球面収差や軸上色収差等の補正を両立させるために、前側レンズ群Laの焦点距離に対するLn群の焦点距離の比の値を規定している。条件式(3)の下限値を下回って前側レンズ群Laの焦点距離が短くなると、全ズーム範囲において球面収差や軸上色収差等の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(3)の上限値を上回って前側レンズ群Laの焦点距離が長くなると、軸上光束を十分に収斂することが困難となり、Ln群のレンズ外径が大きくなるため、好ましくない。
条件式(4)は全ズーム範囲において像側のテレセントリック性を確保しつつ、コマ収差や像面湾曲等の軸外収差を良好に補正するために、後側レンズ群Lbの焦点距離に対するLn群の焦点距離の比の値を規定している。条件式(4)の下限値を下回って後側レンズ群Lbの焦点距離が短くなると、全ズーム範囲においてコマ収差や像面湾曲等の軸外収差の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(4)の上限値を上回って後側レンズ群Lbの焦点距離が長くなると、全ズーム範囲において像側のテレセントリック性を十分に確保することが困難となるため、好ましくない。
条件式(5)は、Ln2群の軽量化と望遠端におけるフォーカシングの際の収差変動抑制を両立させるために、フォーカシングの際のLn2群の移動量に対するLn群の移動量の比の値を規定している。条件式(5)の下限値を下回ってLn群の移動量が小さくなると、望遠端において十分な至近撮影倍率を確保しつつ、フォーカシングの際の収差変動を抑えることが困難となるため、好ましくない。条件式(5)の上限値を上回ってLn群の移動量が大きくなると、望遠端での無限遠合焦時にLn群とLn2群の空気間隔を大きくする必要がある。その場合、望遠端における周辺光量を十分に確保するためにLn2群のレンズ径が大きくなりすぎるため、好ましくない。
条件式(6)は、Ln2群の軽量化のために、望遠端での無限遠合焦時において、Ln2群と後側レンズ群Lbとの間の空気間隔に対するLn群とLn2群との間の空気間隔の比の値を規定している。条件式(6)の下限値を下回ってLn群とLn2群との間の空気間隔が小さくなると、Ln群を保持する部材とLn2群を保持する部材とが干渉しやすくなり、部材の配置が困難となるため、好ましくない。条件式(6)の上限値を上回ってLn群とLn2群との間の空気間隔が大きくなると、望遠端における周辺光量を十分に確保するためにLn2群のレンズ径が大きくなりすぎるため、好ましくない。
条件式(7)は、全ズーム範囲においてフォーカシングの際に発生する収差変動を抑えるために、Ln2群に含まれる負レンズの形状を規定している。Ln2群に含まれる負レンズが条件式(7)の範囲内となる形状を取ることで、フォーカシングの際に発生する像面湾曲の変動を良好に抑えることができる。
条件式(8)は、ズームレンズの全長短縮と望遠端における球面収差、軸上色収差及び倍率色収差の補正を両立させるために、望遠端におけるズームレンズの焦点距離に対する第1レンズ群L1の焦点距離の比の値を規定している。条件式(8)の下限値を下回って第1レンズ群L1の焦点距離が短くなると、望遠端における球面収差、軸上色収差、及び倍率色収差の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(8)の上限値を上回って第1レンズ群L1の焦点距離が長くなると、ズームレンズの全長が長くなり、ズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。
条件式(9)は、ズームレンズの軽量化と高性能化を両立させるために、第2レンズ群L2の焦点距離に対する第1レンズ群L1の焦点距離の比の値を規定している。条件式(9)の下限値を下回って第1レンズ群L1の焦点距離が長くなると、第2レンズ群L2より物体側に配置された後続群のレンズ径が大きくなり、軽量化が困難となるため、好ましくない。また、条件式(9)の下限値を下回って第2レンズ群L2の焦点距離が短くなると、広角端におけるコマ収差や像面湾曲等の軸外収差の補正が困難となるため、好ましくない。条件式(9)の上限値を上回って第1レンズ群L1の焦点距離が短くなると、望遠端における軸上色収差や倍率色収差の補正が困難となるため、好ましくない。また、条件式(9)の上限値を上回って第2レンズ群L2の焦点距離が長くなると、ズームレンズの全長が長くなり、ズームレンズが大型化してしまうため、好ましくない。
なお、条件式(3)乃至(9)の数値範囲を以下の条件式(3a)乃至(9a)の数値範囲とすることが好ましい。
-1.35<fn/fa<-0.90 (3a)
-0.90<fn/fb<-0.50 (4a)
1.15<Mn/Mn2<1.85 (5a)
0.25<Dn/Dn2<0.70 (6a)
1.5<(R1+R2)/(R1-R2)<7.0 (7a)
0.70<f1/ft<1.10 (8a)
-4.50<f1/f2<-3.10 (9a)
また、条件式(3)乃至(9)の数値範囲を以下の条件式(3b)乃至(9b)の数値範囲とすることが更に好ましい。
-1.20<fn/fa<-1.00 (3b)
-0.85<fn/fb<-0.60 (4b)
1.30<Mn/Mn2<1.70 (5b)
0.30<Dn/Dn2<0.60 (6b)
2.0<(R1+R2)/(R1-R2)<6.0 (7b)
0.80<f1/ft<1.00 (8b)
-3.80<f1/f2<-3.25 (9b)
次に、各実施例のズームレンズについて詳細に述べる。
各実施例のズームレンズにおいて、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1は像面IPに対して不動であり、第2レンズ群L2は像側に移動する。
実施例1のズームレンズは、後続群が物体側から像側へ順に配置された、正、正、負、負、正の屈折力の第3レンズ群L3乃至第7レンズ群L7からなる7群ズームレンズである。前側レンズ群Laは、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4により構成される。レンズ群Lnは、第5レンズ群L5により構成される。レンズ群Ln2は、第6レンズ群L6により構成される。後側レンズ群Lbは、第7レンズ群L7により構成される。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3は物体側に移動し、第5レンズ群L5は像側に凸の軌跡で移動し、第6レンズ群L6は像側に移動する。第4レンズ群L4及び第7レンズ群L7は、ズーミングに際して像面IPに対して不動である。
実施例2のズームレンズは、後続群が物体側から像側へ順に配置された、正、負、負、正、負の屈折力の第3レンズ群L3乃至第7レンズ群L7からなる7群ズームレンズである。前側レンズ群Laは、第3レンズ群L3により構成される。レンズ群Lnは、第4レンズ群L4により構成される。レンズ群Ln2は、第5レンズ群L5により構成される。後側レンズ群Lbは、第6レンズ群L6と第7レンズ群L7により構成される。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第4レンズ群L4は像側に凸の軌跡で移動し、第5レンズ群L5は像側に移動し、第6レンズ群L6は物体側に移動する。第3レンズ群L3及び第7レンズ群L7は、ズーミングに際して像面IPに対して不動である。
実施例3のズームレンズは、後続群が物体側から像側へ順に配置された、正、負、正、負、負、正の屈折力の第3レンズ群L3乃至第8レンズ群L8からなる8群ズームレンズである。前側レンズ群Laは、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、及び第5レンズ群L5により構成される。レンズ群Lnは、第6レンズ群L6により構成される。レンズ群Ln2は、第7レンズ群L7により構成される。後側レンズ群Lbは、第8レンズ群L8により構成される。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3は物体側に移動し、第4レンズ群L4は物体側に移動し、第6レンズ群L6は像側に凸の軌跡で移動し、第7レンズ群L7は像側に移動する。第5レンズ群L5及び第8レンズ群L8は、ズーミングに際して像面IPに対して不動である。
実施例4のズームレンズは、後続群が物体側から像側へ順に配置された、正、負、負、正の屈折力の第3レンズ群L3乃至第6レンズ群L6からなる6群ズームレンズである。前側レンズ群Laは、第3レンズ群L3により構成される。レンズ群Lnは、第4レンズ群L4により構成される。レンズ群Ln2は、第5レンズ群L5により構成される。後側レンズ群Lbは、第6レンズ群L6により構成される。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第4レンズ群L4は像側に凸の軌跡で移動し、第5レンズ群L5は像側に移動する。第3レンズ群L3及び第6レンズ群L6は、ズーミングに際して像面IPに対して不動である。
各数値実施例の面データにおいて、rは各光学面の曲率半径、d(mm)は第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表わしている。ただし、mは光入射側から数えた面の番号である。また、ndは各光学部材のd線に対する屈折率、νdは光学部材のアッベ数を表わしている。なお、ある材料のアッベ数νdは、フラウンホーファ線のd線(587.6nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)における屈折率をNd,NF,NCとするとき、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
で表される。
なお、各数値実施例において、d、焦点距離(mm)、Fナンバー、半画角(度)は全て各実施例のズームレンズが無限遠物体に焦点を合わせたときの値である。「バックフォーカス」は、レンズ最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。

[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 401.515 8.67 1.48749 70.2
2 -575.025 1.00
3 143.949 11.46 1.43875 94.7
4 2230.647 8.50
5 114.773 13.44 1.49700 81.5
6 -849.238 2.70 1.61340 44.3
7 106.615 (可変)
8 18647.337 2.00 1.59270 35.3
9 57.867 8.27
10 -102.826 1.80 1.49700 81.5
11 157.225 0.30
12 100.288 6.63 1.85478 24.8
13 -264.252 2.34
14 -116.543 1.80 1.69680 55.5
15 520.283 (可変)
16 270.542 5.95 1.49700 81.5
17 -125.289 0.50
18 125.166 9.91 1.49700 81.5
19 -73.921 2.00 1.67300 38.3
20 -1537.779 0.50
21 54.405 7.49 1.49700 81.5
22 433.835 (可変)
23(絞り) ∞ 10.28
24 -150.847 1.60 1.51633 64.1
25 68.329 9.84
26 1839.709 4.12 1.85478 24.8
27 -96.342 2.00
28 4059.007 1.60 1.90366 31.3
29 59.475 3.83
30 70.766 1.80 1.80810 22.8
31 44.422 6.81 1.59282 68.6
32 -209.751 0.30
33 73.334 2.77 1.80400 46.5
34 159.968 1.50
35 41.571 2.32 1.83481 42.7
36 52.463 (可変)
37 225.006 3.04 1.80810 22.8
38 -152.645 1.50 1.77250 49.6
39 47.142 (可変)
40 54.348 1.80 1.49700 81.5
41 37.362 (可変)
42 87.959 9.73 1.58313 59.4
43* -87.744 9.11
44 -69.537 1.60 1.76182 26.5
45 -170.847 32.73
像面 ∞

非球面データ
第43面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.29285e-06 A 6=-1.67230e-10 A 8= 1.09836e-13
A10=-3.96015e-18

各種データ
ズーム比 2.83
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 166.06 292.00
Fナンバー 2.89 2.91 2.91
半画角(度) 11.86 7.42 4.24
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 334.46 334.46 334.46
BF 32.73 32.73 32.73

無限遠合焦時
d 7 6.76 43.99 81.55
d15 77.79 39.57 1.00
d22 2.69 3.68 4.69
d36 3.60 7.04 3.60
d39 8.09 5.61 10.02
d41 31.99 31.03 30.06

至近合焦時
d 7 6.76 43.99 81.55
d15 77.79 39.57 1.00
d22 2.69 3.68 4.69
d36 5.26 12.79 21.63
d39 12.62 6.55 5.40
d41 25.80 24.34 16.65

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 248.67
2 8 -70.07
3 16 65.41
4 23 140.03
5 37 -80.57
6 40 -249.30
7 42 132.86
La 16 69.01
Lb 42 132.86

[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 390.281 3.00 1.83481 42.7
2 156.026 13.45 1.49700 81.5
3 -855.331 0.30
4 153.285 12.38 1.43875 94.7
5 -1578.299 (可変)
6 68.592 10.50 1.56732 42.8
7 -713.396 0.30
8 573.492 1.80 1.69895 30.1
9 46.926 9.61
10 -203.994 1.80 1.49700 81.5
11 51.125 7.74 2.00100 29.1
12 246.853 4.70
13 -98.481 1.80 1.72916 54.7
14 152.138 (可変)
15 79.457 8.69 1.49700 81.5
16 -163.945 0.30
17 58.889 10.46 1.49700 81.5
18 -124.992 1.29
19 -86.830 2.20 1.88300 40.8
20 1541.718 2.18
21(絞り) ∞ 6.30
22 -108.016 3.59 1.80810 22.8
23 -65.830 7.62
24 -176.864 2.00 1.72047 34.7
25 51.368 5.45
26 261.511 3.02 1.80400 46.5
27 -305.004 0.20
28 77.093 6.99 1.72916 54.7
29 -63.815 1.80 1.85478 24.8
30 -269.965 1.50
31 42.982 2.30 2.00100 29.1
32 53.992 (可変)
33 358.651 3.06 1.89286 20.4
34 -102.709 1.50 1.83481 42.7
35 45.414 (可変)
36 112.183 2.00 1.49700 81.5
37 52.709 (可変)
38 100.708 2.00 1.72825 28.5
39 34.566 11.42 1.49700 81.5
40 1252.280 0.50
41 55.642 13.34 1.58144 40.8
42 -62.945 (可変)
43 -85.685 2.00 1.53775 74.7
44 96.756 36.86
像面 ∞

各種データ
ズーム比 2.84
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 168.35 293.00
Fナンバー 2.91 2.91 2.91
半画角(度) 11.86 7.32 4.22
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 345.00 345.00 345.00
BF 36.86 36.86 36.86

無限遠合焦時
d 5 3.14 48.80 94.87
d14 93.08 47.42 1.35
d32 4.00 7.00 4.00
d35 8.42 7.00 10.98
d37 25.30 23.11 21.52
d42 5.10 5.71 6.31

至近合焦時
d 5 3.14 48.80 94.87
d14 93.08 47.42 1.35
d32 5.54 11.91 19.89
d35 10.95 7.49 4.64
d37 21.23 17.71 11.97
d42 5.10 5.71 6.31

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 271.61
2 6 -82.54
3 15 62.88
4 33 -65.75
5 36 -202.31
6 38 53.15
7 43 -84.18
La 15 62.88
Lb 38 103.16

[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 184.878 11.07 1.49700 81.5
2 -3367.872 0.50
3 199.809 4.00 1.61340 44.3
4 89.882 15.63 1.43875 94.7
5 726.065 (可変)
6 67.923 10.00 1.80100 35.0
7 1481.720 0.30
8 428.681 1.80 1.67270 32.1
9 40.406 9.64
10 -890.132 1.80 1.49700 81.5
11 45.409 6.34 2.00100 29.1
12 100.862 6.75
13 -83.966 1.80 1.83481 42.7
14 745.930 (可変)
15 92.374 7.03 1.59282 68.6
16 -231.808 0.30
17 67.451 10.42 1.49700 81.5
18 -91.208 2.20 1.80400 46.5
19 519.346 5.18
20(絞り) ∞ (可変)
21 -405.890 3.40 1.89286 20.4
22 -104.384 0.50
23 -213.126 2.00 1.90366 31.3
24 59.441 (可変)
25 79.928 1.80 1.85478 24.8
26 48.444 6.97 1.59282 68.6
27 -184.361 0.20
28 85.307 3.43 1.77250 49.6
29 722.459 1.50
30 44.321 2.95 1.83481 42.7
31 70.390 (可変)
32 506.530 3.04 1.89286 20.4
33 -131.334 1.50 1.80400 46.5
34 44.406 (可変)
35 162.579 2.00 1.65160 58.5
36 55.106 (可変)
37 134.810 2.00 1.87400 35.3
38 36.017 10.79 1.77250 49.6
39 237.668 1.00
40 69.854 11.40 1.61340 44.3
41 -66.276 10.64
42 -71.912 2.00 1.54814 45.8
43 389.691 37.47
像面 ∞

各種データ
ズーム比 2.45
広角 中間 望遠
焦点距離 120.00 183.94 294.00
Fナンバー 2.91 2.91 2.91
半画角(度) 10.22 6.71 4.21
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 350.00 350.00 350.00
BF 37.47 37.47 37.47

無限遠合焦時
d 5 14.73 51.65 88.89
d14 80.67 41.19 1.36
d20 14.02 15.52 17.04
d24 3.34 4.41 5.48
d31 3.27 5.38 4.45
d34 10.25 9.35 10.50
d36 24.36 23.15 22.93

至近合焦時
d 5 14.73 51.65 88.89
d14 80.67 41.19 1.36
d20 14.02 15.52 17.04
d24 3.34 4.41 5.48
d31 5.40 10.54 17.12
d34 9.86 7.00 7.40
d36 22.62 20.34 13.36

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 293.50
2 6 -83.04
3 15 84.36
4 21 -76.71
5 25 43.19
6 32 -64.18
7 35 -128.88
8 37 91.32
La 15 61.75
Lb 37 91.32

[数値実施例4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 318.412 9.60 1.48749 70.2
2 -861.108 0.50
3 150.245 12.24 1.43387 95.1
4 9401.300 7.00
5 111.079 14.21 1.49700 81.5
6 -1731.157 0.20
7 -1429.819 2.40 1.61340 44.3
8 100.324 (可変)
9 -6502.891 1.80 1.58144 40.8
10 58.931 7.68
11 -110.449 1.60 1.49700 81.5
12 198.706 0.30
13 101.587 5.82 1.85478 24.8
14 -370.711 1.60
15 -131.451 1.60 1.76385 48.5
16 885.349 (可変)
17 139.669 5.94 1.49700 81.5
18 -250.111 0.50
19 79.286 9.55 1.49700 81.5
20 -110.681 1.80 1.78590 44.2
21 168.957 0.50
22 67.931 6.88 1.49700 81.5
23 8851.483 3.89
24(絞り) ∞ 17.94
25 18059.683 4.63 1.84666 23.8
26 -78.373 1.50 1.72342 38.0
27 50.231 3.73
28 86.093 1.50 1.89286 20.4
29 49.267 6.22 1.72916 54.7
30 -265.136 0.30
31 77.830 2.83 1.80400 46.5
32 190.511 1.50
33 38.860 2.83 1.65160 58.5
34 55.133 (可変)
35 334.840 2.79 1.89286 20.4
36 -158.150 1.50 1.77250 49.6
37 46.681 (可変)
38 57.104 1.50 1.75500 52.3
39 39.022 (可変)
40 74.395 11.11 1.58313 59.4
41* -70.264 8.49
42 -46.660 1.40 1.64769 33.8
43 -141.783 35.45
像面 ∞

非球面データ
第41面
K = 0.00000e+00 A 4=-1.73775e-06 A 6= 1.43818e-10 A 8=-1.24546e-12
A10= 1.73713e-15 A12=-5.94146e-19

各種データ
ズーム比 2.86
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 167.33 295.00
Fナンバー 2.90 2.91 2.91
半画角(度) 11.86 7.37 4.19
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 328.58 328.58 328.58
BF 35.45 35.45 35.45

無限遠合焦時
d 8 5.83 46.30 87.14
d16 82.31 41.84 1.00
d34 6.72 9.37 4.67
d37 5.01 4.20 9.54
d39 27.90 26.05 25.41

至近合焦時
d 8 5.83 46.30 87.14
d16 82.31 41.84 1.00
d34 7.89 13.73 19.08
d37 8.60 6.18 5.62
d39 23.14 19.71 14.92

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 256.11
2 9 -75.32
3 17 64.55
4 35 -76.86
5 38 -169.27
6 40 123.41
La 17 64.55
Lb 40 123.41

各数値実施例における種々の値を、以下の表1にまとめて示す。
[撮像装置]
次に、各実施例のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置)の実施例について、図13を用いて説明する。図13において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された光学像を受光して光電変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。カメラ本体10はクイックターンミラーを有する所謂一眼レフカメラでもよいし、クイックターンミラーを有さない所謂ミラーレスカメラでもよい。
このように各実施例のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、レンズが小型である撮像装置を得ることができる。
[撮像システム]
なお、各実施例のズームレンズと、ズームレンズを制御する制御部とを含めた撮像システム(監視カメラシステム)を構成してもよい。この場合、制御部は、ズーミングやフォーカシング、像ブレ補正に際して各レンズ群が上述したように移動するようズームレンズを制御することができる。このとき、制御部がズームレンズと一体的に構成されている必要はなく、制御部をズームレンズとは別体として構成してもよい。例えば、ズームレンズの各レンズを駆動する駆動部に対して遠方に配置された制御部(制御装置)が、ズームレンズを制御するための制御信号(命令)を送る送信部を備える構成を採用してもよい。このような制御部によれば、ズームレンズを遠隔操作することができる。
また、ズームレンズを遠隔操作するためのコントローラーやボタン等の操作部を制御部に設けることで、ユーザーの操作部への入力に応じてズームレンズを制御する構成を採ってもよい。例えば、操作部として拡大ボタン及び縮小ボタンを設けてもよい。この場合、ユーザーが拡大ボタンを押したらズームレンズの倍率が大きくなり、ユーザーが縮小ボタンを押したらズームレンズの倍率が小さくなるように、制御部からズームレンズの駆動部に信号が送られるように構成すればよい。
また、撮像システムは、ズームレンズのズームに関する情報(移動状態)を表示する液晶パネル等の表示部を有していてもよい。ズームレンズのズームに関する情報とは、例えばズーム倍率(ズーム状態)や各レンズ群の移動量(移動状態)である。この場合、表示部に示されるズームレンズのズームに関する情報を見ながら、操作部を介してユーザーがズームレンズを遠隔操作することができる。このとき、例えばタッチパネル等を採用することで表示部と操作部とを一体化してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について説明したが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の組合せ、変形及び変更が可能である。
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
La 前側レンズ群
Lb 後側レンズ群
Ln Ln群(第1部分群)
Ln2 Ln2群(第2部分群)

Claims (25)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群を有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔及び前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化するズームレンズであって、
    前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、望遠端において正の屈折力を有する前側レンズ群、負の屈折力の第1部分群、負の屈折力の第2部分群、後側レンズ群からなり、
    前記後続群において、ズーミングに際して、前記前側レンズ群と前記第1部分群との間隔、前記第1部分群と前記第2部分群との間隔および、前記第2部分群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
    フォーカシングに際して、前記第1部分群と前記第2部分群は、異なる軌跡で移動し、
    前記第1部分群の焦点距離をfn、前記第2部分群の焦点距離をfn2、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をft、望遠端での無限遠合焦時において、前記第1部分群の最も像側のレンズ面から前記第2部分群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDn、前記第2部分群の最も像側のレンズ面から前記後側レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をDn2とするとき、
    -0.50<fn/ft<-0.10
    0.30<fn/fn2<0.60
    0.20<Dn/Dn2<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 望遠端における前記前側レンズ群の焦点距離をfaとするとき、
    -1.50<fn/fa<-0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 望遠端における前記後側レンズ群の焦点距離をfbとするとき、
    -1.00<fn/fb<-0.40
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 像側へ移動する場合を正として、望遠端における無限遠距離から最至近距離へのフォーカシングに際しての前記第1部分群の移動量をMn、前記第2部分群の移動量をMn2とするとき、
    1.00<Mn/Mn2<2.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2部分群は、1枚の負レンズからなり、
    該負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR1、像側のレンズ面の曲率半径をR2とするとき、
    1.0<(R1+R2)/(R1-R2)<8.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
    0.60<f1/ft<1.20
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    -5.50<f1/f2<-3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後側レンズ群は、正の屈折力を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第1レンズ群は、3枚の正レンズと1枚の負レンズにより構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のズームレンズ。
  10. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群を有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔及び前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、3枚の正レンズと1枚の負レンズにより構成され、
    前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、望遠端において正の屈折力を有する前側レンズ群、負の屈折力の第1部分群、負の屈折力の第2部分群、後側レンズ群からなり、
    前記後続群において、ズーミングに際して、前記前側レンズ群と前記第1部分群との間隔、前記第1部分群と前記第2部分群との間隔および、前記第2部分群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
    フォーカシングに際して、前記第1部分群と前記第2部分群は、異なる軌跡で移動し、
    前記第1部分群の焦点距離をfn、前記第2部分群の焦点距離をfn2、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    -0.50<fn/ft<-0.10
    0.30<fn/fn2<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  11. 前記第1レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズにより構成されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第2レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第1部分群は、物体側から像側へ順に配置された、正レンズと負レンズからなる接合レンズにより構成されることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記第2部分群は、物体側に凸形状の負メニスカスレンズにより構成されることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載のズームレンズ。
  15. 前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のズームレンズ。
  16. 前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群、負の屈折力の第7レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のズームレンズ。
  17. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群を有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔及び前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化するズームレンズであって、
    前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、望遠端において正の屈折力を有する前側レンズ群、負の屈折力の第1部分群、負の屈折力の第2部分群、後側レンズ群からなり、
    前記前側レンズ群は正の屈折力の第3レンズ群で構成され、前記第1部分群は負の屈折力の第4レンズ群で構成され、前記第2部分群は負の屈折力の第5レンズ群で構成され、前記後側レンズ群は正の屈折力の第6レンズ群と負の屈折力の第7レンズ群で構成され、
    前記後続群において、ズーミングに際して、前記前側レンズ群と前記第1部分群との間隔、前記第1部分群と前記第2部分群との間隔および、前記第2部分群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
    フォーカシングに際して、前記第1部分群と前記第2部分群は、異なる軌跡で移動し、
    前記第1部分群の焦点距離をfn、前記第2部分群の焦点距離をfn2、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    -0.50<fn/ft<-0.10
    0.30<fn/fn2<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  18. 前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、負の屈折力の第7レンズ群、正の屈折力の第8レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のズームレンズ。
  19. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群を有し、ズーミングに際して前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔及び前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化するズームレンズであって、
    前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、望遠端において正の屈折力を有する前側レンズ群、負の屈折力の第1部分群、負の屈折力の第2部分群、後側レンズ群からなり、
    前記前側レンズ群は正の屈折力の第3レンズ群と負の屈折力の第4レンズ群と正の屈折力の第5レンズ群で構成され、前記第1部分群は負の屈折力の第6レンズ群で構成され、前記第2部分群は負の屈折力の第7レンズ群で構成され、前記後側レンズ群は正の屈折力の第8レンズ群で構成され、
    前記後続群において、ズーミングに際して、前記前側レンズ群と前記第1部分群との間隔、前記第1部分群と前記第2部分群との間隔および、前記第2部分群と前記後側レンズ群との間隔が変化し、
    フォーカシングに際して、前記第1部分群と前記第2部分群は、異なる軌跡で移動し、
    前記第1部分群の焦点距離をfn、前記第2部分群の焦点距離をfn2、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
    -0.50<fn/ft<-0.10
    0.30<fn/fn2<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  20. 前記後続群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群、正の屈折力の第6レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のズームレンズ。
  21. 請求項1乃至20の何れか一項に記載のズームレンズと、
    該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  22. 請求項1乃至20の何れか一項に記載のズームレンズと、ズーミングに際して前記ズームレンズを制御する制御部とを有することを特徴とする撮像システム。
  23. 前記制御部は、前記ズームレンズとは別体として構成されており、前記ズームレンズを制御するための制御信号を送信する送信部を有することを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  24. 前記制御部は、前記ズームレンズとは別体として構成されており、前記ズームレンズを操作するための操作部を有することを特徴とする請求項2又は2に記載の撮像システム。
  25. 前記ズームレンズのズームに関する情報を表示する表示部を有することを特徴とする請求項2乃至2の何れか一項に記載の撮像システム。
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