JP7803582B2 - 空調衣服の服本体及び空調衣服 - Google Patents
空調衣服の服本体及び空調衣服Info
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Description
そして、空気は、服本体210と身体又は下着との間の空気流通路を流通する間に身体から出た汗を蒸発させ、蒸発する時の気化熱により身体が冷却される(例えば、特許文献1参照)。
ファンを嵌め込むファン用開口部と、
前記ファンを介して取り込んだ空気を排出する空気排出部と、
前身頃を左右に開閉可能な開閉手段と、
を備え、
前記ファン用開口部は、服本体の前身頃の左右方向の中央に形成され、
前記開閉手段は、左右方向中央部から離れた位置に設けられていることを特徴とする。
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための形態について説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
第1実施形態の空調衣服10について図1を用いて説明する。
図1(a)は、本実施形態の服本体1を用いた空調衣服10の概略正面図、(b)は、その概略裏面図、(c)は、(a)の矢視X方向から見た概略断面図である。
図1(a),(b)に示すように、本実施形態の空調衣服10は、服本体1と、ファン4,4と、電源装置(図示省略)と、電源ケーブル(図示省略)とを備える。
服本体1には、2つのファン用開口部(開口孔)12,12と、袖口や襟部、裾に形成された空気排出部13と、前身頃の開閉手段14と、服本体1の裏側(体と接する側)に設けられた3枚の間隔規制シート(間隔規制面状体)2a,2b,2cとが設けられている。
図1(c)は、上述したように図1(a)の矢視X方向から見た概略断面図、すなわち第1シート2aが配設された部位の断面を表している。ここで、一般的には、胴体BDに密着するゴム紐22の上下位置(高さ位置)は、重力の影響により、縫い目15aの位置に対し少し下方に位置することとなるが、説明を簡略化するため、縫い目15aの上下位置とゴム紐22の上下位置とは同位置(同じ高さ位置)、すなわち第1シート2aが水平に保たれているものとして以下説明を行う。
ここで、第1シート2aは、胴体BDと服地11との間隔を規制する間隔規制手段として機能するとともに、第1シート2aが設けられた腰周りでの空気の流量を調整するための空気分配手段として機能したこととなる。
図示は省略するが、第2シート2bは、通気性(空気透過性)の大きなメッシュ状のシートによりリング状に形成されており、その平面部の径方向の幅は全周に亘り3cmとなっている。また、第2シート2bは、第1シート2aと同様に、その内周側には、胴体密着手段としてのゴム紐22が配設され、このゴム紐22の両端部は、それぞれ間隔確保手段24を経由して服本体1の前身頃に縫い付けられている。また、第2シート2bの外周側は服地11の裏側に縫い付けられている。
ここで、第2シート2bは、胴体BDと服地11との間隔を規制する間隔規制手段として機能するが、第1シート2aとは異なり空気分配手段としての機能は有していない。なお、第2シート2bの所定位置に通気性(空気透過性)の小さな又は通気性のないシート状素材を貼り合わせることによって、当該第2シート2bにも空気分配手段としての機能を持たせるようにしても良い。
図示は省略するが、第3シート2cは、第1シート2aと同様に、通気性(空気透過性)の小さな又は通気性のないシート状素材によりリング状に形成されている。また、第3シート2cの内周側には、胴体密着手段としてのゴム紐22が配設され、このゴム紐22の両端部は、それぞれ間隔確保手段24を経由して服本体1の前身頃に縫い付けられている。また、第3シート2aの外周側は服地11の裏側に縫い付けられている。
ここで、第3シート2cは、胴体BDと服地11との間隔を規制する間隔規制手段として機能するとともに、第3シート2cが設けられた脇の下の周りでの空気の流量が均一となるようにしたり、当該空気の流量を調整するための空気分配手段として機能したこととなる。
ファン4を作動させ大量の外気を服内に導入すると服内は陽圧になり、本実施形態では第1シート2aと第3シート2cとの間の空間の陽圧度が高くなる。第1~第3シート2a~2cがそれぞれ設けられている箇所では、上述したように各シートの幅(径方向の幅)以上に膨らむことはない。
2つのファン4,4から下方に向かった空気の一部は第1シート2aにより分配されることにより、当該空気の一部は胴体BDの腰部の全周に亘り略均一に流れ裾から排出される。したがって、空調衣服10の裾全体が空調衣服10の下部に設けた空気排出部13として機能する。
また、2つのファン4,4から下方に向かった空気の一部とその他の方向に向かった空気は第2シート2bを経由して胴体BDを包むようにして上方に移動し、第3シート2cにより分配されることにより、当該空気は第3シート2cより上方に設けた空気排出部13、具体的には、前襟口、後襟口及び袖口から排出される。
また、図2(b)に示すように、第3シート2cが縫い付けられた服地11の位置より上方から紐等で第1シート2a、第2シート2b及び第3シート2cのそれぞれのゴム紐22を吊るすことにより、これらのシートを略水平に配するようにしても良い。
また、図2(c)に示すように、各シート(第1~第3シート2a~2c)について、本体部(略水平に保たれる部分)より下側に折り曲げられた折曲片を有し、当該折曲片を取り付け代(縫い代)として服地11に取り付けられるようにすることにより、これらのシートを略水平に配するようにしても良い。
次に、第2実施形態の空調衣服110について、図3~図5を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、ファン4は、空気取込部41の側面に溝411が形成されている。これにより、ファン4が服本体101に取り付けられた際に、ファン4の溝411が後述する服本体101のファン用開口部12に嵌め込まれるようになっている。
図5(a),(b)に示すように、本実施形態では、各シート(上部シート102a及び下部シート102b)に複数の切り欠き241,…を設け、当該各シートが服地11に縫い付けられた時点で当該複数の切り欠き241,…が第1実施形態での空気流通孔231と同じ役目を果たすようにしている。したがって、各シート(上部シート102a及び下部シート102b)にそれぞれ設けられた複数の切り欠き241,…は、空気流通孔とみなすことができる。
一方、上部シート102aは、図5(b)に示すように、シート外側、すなわち服地11に縫い付けられる側に複数の切り欠き241,…が設けられている。つまり、上部シート102aの場合、シート外側の切り欠き241,…が設けられていない部位だけが服地11に縫い付けられることとなる。
服本体101の腹部に取り付けられたファン4を作動させ、外気を服内に導入すると服内は陽圧になり、本実施形態では下部シート102bと上部シート102aとの間の空間の陽圧度が高くなる。一方、上部シート102aと下部シート102bとが取り付けられた各部位では体と服地11との間隔は適正に保たれる。また、上部シート102aと下部シート102bは、空気分配手段として機能するので、体を包むようにファン4から左右方向に向かった空気は胴体を横方向に移動し背部の空気排出部13から排出され、下方向に向かった空気は下部シート102bの複数の切り欠き241を介して裾部全体からなる空気排出部13から排出され、上方向に向かった空気は上部シート102aの複数の切り欠き241を介して前襟、後襟及び両腕部の空気排出部13から排出される。
なお、本実施形態では、ファン4を服本体101の腹部に配置する場合について説明したが、無論、ファン4を背負うようにして背中に配置しても良い。
各実施形態の場合、間隔規制手段はシート状素材を用い、シートの一端は胴体密着手段としてのゴム紐が配され、他端は服地の裏側に縫い付けられている。すなわち、間隔規制手段はゴム紐が配された間隔規制シートである。
1.空調衣服の使用目的に応じて服本体のデザインを決め、風量、ファンの数量や取り付け位置等を決める。
2.体の各部位に沿って流れる空気の風量や分布を決める。
3.上記1及び2の決定事項に基づき体の各部位における服地と体との間隔を決める。
4.上記1~3の決定事項に基づきシート(間隔規制面状体)の使用数量と取り付け位置を決める。
5.上記4の決定事項に基づき体の各部位における各シートの幅と開口孔を設計する。
6.上記5の決定事項に基づき縫い代(取り付け代)、ゴム紐を取り付けるゴム紐通しを考慮し各シートを切り出す。
7.パイプ状のゴム紐通しを作製する。
8.各シートの本体部より下側に折り曲げられる折曲片を縫い代(取り付け代)として服本体の内側に縫い付ける。
9.上記7で作製されたゴム紐通しにゴム紐を通し、ゴム紐の両端を間隔確保手段を介して服本体の前見頃に縫い付ける。
以上の空調衣服の設計・製造手順に従うことにより、使用目的に応じた最良の空調衣服を作製することができる。
例えば、間隔規制面状体としてのシートは、少なくとも服地と体との間隔を規制することができればよく、第1実施形態や第2実施形態にて例示した各シートに限られるものではない。間隔規制面状体としてのシートは、例えば、図6(a)に示すように、複数の方形状の布地21をそれぞれ所定の間隔を空けて配し、各布地の一端が服地11の裏面に縫い付けられるとともに、他端にはゴム紐22が取り付けられるようにしても良い。また、間隔規制面状体としてのシートは、例えば、図6(b)に示すように、複数の三角形状の布地21をそれぞれ所定の間隔を空けて配し、各布地の一辺(底辺)が服地11の裏面に縫い付けられるとともに、各布地の頂点にはゴム紐22が取り付けられるようにしても良い。また、間隔規制面状体としてのシートは、図6(c)に示すように、例えば、図6(a)で例示された布地21を筒状に丸めたものを所定の間隔を空けて配し、各布地の一端が服地11の裏面に縫い付けられるとともに、他端にはゴム紐22が取り付けられるようにしても良い。
具体的には、例えば、上記実施形態1の場合、少なくとも第1シート2aのゴム紐22が配設された箇所に筒状体の下端の円周部が接続されるとともに、第3シート2cのゴム紐22が配設された箇所に筒状体の上端の円周部が接続されるようにする。
次に、第3実施形態の空調衣服310について、図7~図9を用いて説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7(a)に示すように、ファン(図示省略)を作動させたときの空調衣服310の外観はダウンベスト状となっている。
2 図8(c)に示すように、服地311の左右端にそれぞれ横幅3cmの余白ができるようにメッシュ生地321の位置を合わせるとともに、服地311とメッシュ生地321とのそれぞれの上下端を揃える。そして、縦10cm間隔ごとに、メッシュ生地321に等量の弛みをもたせ、このメッシュ生地321を服地311に上下端を含め6箇所縫い付ける。つまり、服地311に対し、縦10cm間隔でメッシュ生地321が縫い付けられ、このメッシュ生地321には、縦10cm間隔ごとに4cm分の弛みが生じることとなる。以下、このメッシュ生地321が縫い付けられた服地311の縦10cmごとの帯状の部位を、下から第1弛み帯部311a、第2弛み帯部311b、…、第5弛み帯部311eと称することにする。
3 図9に示すように、第1~第5弛み帯部311a~311eのそれぞれの服地311とメッシュ生地321との間にゴム紐22を通し、各ゴム紐22の両端を、間隔確保手段24を介し一対のファスナー14の近傍に縫い付ける。
また、第2、第4弛み帯部311b、311dに相当する部位では、メッシュ生地321とゴム紐22とを省略し、服地311のみで構成する、或いはメッシュ生地321に弛みを持たせずゴム紐22のみを省略することも可能である。
1、101、301 服本体
12 ファン用開口部
13 空気排出部
14 開閉手段、ファスナー
15a、15b、15c 縫い目
2a、2b、2c 間隔規制シート(第1~第3シート)
102a、102b 間隔規制シート(上部シート、下部シート)
211 縫合線
22 ゴム紐
231 空気流通孔(開口部)
24 間隔確保手段
241 切り欠き
321a 上部面状体
321b 下部面状体
4 ファン
41 空気取込部
411 溝
BD 胴体
Claims (5)
- ファンを嵌め込むファン用開口部と、
前記ファンを介して取り込んだ空気を排出する空気排出部と、
前身頃を左右に開閉可能な開閉手段と、
を備え、
前記ファン用開口部は、服本体の前身頃の左右方向の中央に形成され、
前記開閉手段は、左右方向中央部から離れた位置に設けられていることを特徴とする空調衣服の服本体。 - 前記開閉手段は、中央より向かって左側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調衣服の服本体。
- 前記開閉手段は、ファスナーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調衣服の服本体。
- 前記服本体の脇下近傍に取り付けられた上部間隔規制体と、
前記服本体の下端近傍に取り付けられた下部間隔規制体と、
を備え、
前記上部間隔規制体と前記下部間隔規制体の間に前記ファン用開口部が設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空調衣服の服本体。 - ファンと、請求項1から4のいずれか一項に記載の空調衣服の服本体と、を備えること
を特徴とする空調衣服。
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