JP7804282B2 - 吹出口部材および空調システム - Google Patents
吹出口部材および空調システムInfo
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Description
ガイド部が第1姿勢であると、ガイド面に沿って上昇する新鮮空気が拡散面に衝突せず拡散しないため、座席に着座する利用者が上昇してきた新鮮空気の噴流により気流感を得ることができる。ガイド部が第2姿勢であると、ガイド面に沿って上昇する新鮮空気が拡散面に衝突して拡散するため、新鮮空気を広い範囲に行き渡らせることができる。ガイド部が第2姿勢であると、ガイド部が第1姿勢である場合と比べて利用者に到達する新鮮空気の勢いが小さい。このため、利用者が新鮮空気の噴流により気流感を感じたい場合には、ガイド面を第1姿勢にし、利用者が新鮮空気の噴流を必要としない場合には、ガイド部を第2姿勢にすることが好ましい。ガイド部は、第1姿勢と第2姿勢とに切り替え可能であるため、利用者の好みに合わせた気流環境を形成できる。
図1に示すように、本実施形態による吹出口部材1は、屋内施設11における空調システム12の供給口13に設けられる。屋内施設11は、例えば、屋内競技場、アリーナ等の観客を収容する施設である。屋内施設11は、映画館、劇場等であってもよい。供給口13は、屋内施設11における観客が収容される空間に新鮮空気を吹き出す。
供給口13は、各座席15それぞれの前方の起立面143に1つずつ設けられている。吹出口部材1は、各座席15それぞれの前方に1つずつ設けられている。
以下の吹出口部材1の説明では、吹出口部材1が段床14の起立面143に取り付けられているものとする。
側板部3の上下方向の中間部、すなわち切り欠き部37が形成された部分をのぞく上部および下部の後縁部31は、上下方向に直線状に延び、背板部2の側縁部と接続されている。側板部3の上縁部32および下縁部33は、前後方向に直線状に延びている。側板部3の上縁部32は、下縁部33よりも前側まで延びている。
ガイド部6の上端部6bは、一対の側板部3,3の上端部と略同じ高さに配置される。
吹出口部材1の内部にゴミや液体などが入り込んだ場合には、そのゴミや液体などが突出板22にあたるため、ゴミや液体などが取込口21から供給口13に入り込まれることを防止される。突出板22は、水切りとして設けられる。また、ゴミや液体などが突出板22よりも下方に落下した場合は、下板部4に形成されたスリット41から下方に排出される。
上記の本実施形態による吹出口部材1および空調システム12では、供給口13から供給され取込口21から吹出口部材1の内部に取り込まれた新鮮空気が、前方に凸となった円弧面であるガイド面62に沿って上昇する。新鮮空気がガイド面62に沿って上昇する際に、ガイド面62の前方の空気が巻き込まれるため、風量が増加する。これにより、座席15に着座する屋内施設11の利用者へ多くの新鮮空気を到達させることができ、他の利用者の呼気を吸い込みにくい空調システム12を構築できる。その結果、座席15が設けられる観客席などの換気効率が向上し、屋内施設11における感染症のマイクロ飛沫感染や空気感染の拡大を防止できる。
ガイド部6は、第1姿勢と第2姿勢とに切り替え可能であるため、利用者の好みに合わせた気流環境を形成できる。
このような構成とすることにより、上昇して拡散面73に衝突した空気が進む方向が広がり、より拡散させることができる。
このような構成とすることにより、ガイド部6が第1姿勢となると、一対の側板部3,3によってガイド面62に沿って上昇する空気が側方に広がることを防止でき、新鮮空気を座席に着座する利用者へ到達させることができる。
このような構成とすることにより、ガイド部6を第1姿勢と第2姿勢に容易に切り替えられる。ガイド部6を第1姿勢と第2姿勢に切り替える機構を簡便な構造にでき、製作やメンテナンスを容易にできる。
このような構成とすることにより、座席15に着座する利用者が、吹出口部材1の上方からガイド部6を第1姿勢と第2姿勢とに容易に切り替えられる。
このような構成とすることにより、吹出口部材1の内部にゴミなどが入り込んだ場合に、そのゴミなどが突出板22に当たるため、ゴミなどが取込口21から供給口13に入り込むことを防止できる。
このような構成とすることにより、吹出口部材1の内部にゴミなどが入り込んだ場合に、そのゴミなどをスリット41から吹出口部材1の外部に排出できる。吹出口部材1の内部を常に清潔に維持できる。
実験では、トレーサーガスにCO2を活用した。以下のF値および寄与度について評価した。
F値 :他人の呼気をどの程度吸い込んでいるか。
寄与度:吹出口から吹き出された新鮮空気をどの程度吸い込んでいるか。
寄与度については、本実施形態の吹出口部材1を採用した空調方式でガイド部6が第1姿勢である噴流方式と、第2姿勢である拡散方式と、座席の上方から空気を供給する従来方式と、を比較した。
図11に示すように、噴流方式および拡散方式とすることにより、従来方式と比べて寄与度を1.6倍から2倍とにでき、効率よく新鮮空気を供給できることがわかる。
図12に風速分布測定と温度分布測定の結果を示す。図13に風速分布測定のコンター図を示す。図12および図13に示すように、本実施形態の吹出口部材1を採用した空調方式では、噴流方式および拡散方式のいずれも利用者の口元の高さに新鮮空気を供給できることがわかる。特に、噴流方式では、拡散方式よりも新鮮空気を利用者の口元に向かって供給できることがわかる。
例えば、上記の実施形態では、拡散面73の前縁部731は、上下方向から見て、中間部が側端部よりも前方に張り出す円弧状であるが、幅方向に延びる直線状や複数の凹部や凸部を持つ形状など円弧状以外であってもよい。拡散面73の向きや大きさは、適宜設定されてよい。
ガイド部6の第1姿勢と第2姿勢との切り替えは、吹出口部材1の上方からではなく、側方や下方から出来るように構成されていてもよい。
3 側板部
4 下板部
6 ガイド部
7 拡散部
8 吹出口
11 屋内施設
12 空調システム
13 供給口
14 段床
15 座席
21 取込口
22 突出板
41 スリット(孔部)
62 ガイド面
73 拡散面
143 起立面
611 回動軸
731 前縁部
Claims (8)
- 後方から前方に向かって低くなる階段状の段床に複数の座席が設けられる施設における一の座席の前方の段差の前方を向く起立面に設けられた新鮮空気を供給する供給口に取り付けられ、
前記新鮮空気を取り込む取込口と、
前記取込口の上方に設けられて前記取込口に供給された前記新鮮空気を上方に吹き出す吹出口と、
前記吹出口の上方に設けられ前記吹出口から吹き出された前記新鮮空気が沿って上昇するガイド面を備えたガイド部と、
前記ガイド面にガイドされて上昇した空気を衝突させて水平方向に拡散させる拡散面を備えた拡散部と、を有し、
前記ガイド面は、前方を向き、上下方向の中間部が上端部および下端部よりも前方に張り出す円弧面であり、
前記拡散面は、前記ガイド面の前方かつ前記ガイド面の上端部の高さに位置し、前記ガイド面と交差する面であり、
前記ガイド部は、前記ガイド面が後方に位置し前記拡散面の後方に離れた第1姿勢と、前記ガイド面が前方に位置し上端部が前記拡散面と連続する第2姿勢と、に切り替え可能である吹出口部材。 - 前記拡散面の前縁部は、上下方向から見て、中間部が側端部よりも前方に張り出す円弧状である請求項1に記載の吹出口部材。
- 前記ガイド面の両側方には、一対の側板部が設けられ、
前記ガイド面は、第1姿勢となると前記一対の側板部の後部側の間に配置され、前記第2姿勢となると前記一対の側板部の前縁部の間に配置される請求項1または2に記載の吹出口部材。 - 前記ガイド部は、下部に設けられ、前記起立面に沿って水平に延びる回動軸を中心に回動して前記第1姿勢と前記第2姿勢とを切り替える請求項1から3のいずれか一項に記載の吹出口部材。
- 前記ガイド部の前記第1姿勢と前記第2姿勢とを上方から切り替え可能である請求項1から4のいずれか一項に記載の吹出口部材。
- 前記取込口の上方に位置し、前記取込口よりも前方に突出する突出板を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の吹出口部材。
- 下端部には、上下方向に貫通する孔部が形成された下板部が設けられている請求項1から6のいずれか一項に記載の吹出口部材。
- 後方から前方に向かって低くなる階段状の段床に複数の座席が設けられる施設における一の座席の前方の段差の前方を向く起立面に設けられた新鮮空気を供給する供給口に取り付けられる吹出口部材を有し、
前記吹出口部材は、
前記新鮮空気を取り込む取込口と、
前記取込口の上方に設けられて前記取込口に供給された前記新鮮空気を上方に吹き出す吹出口と、
前記吹出口の上方に設けられ前記吹出口から吹き出された前記新鮮空気が沿って上昇するガイド面を備えたガイド部と、
前記ガイド面にガイドされて上昇した空気を衝突させて水平方向に拡散させる拡散面を備えた拡散部と、を有し、
前記ガイド面は、前方を向き、上下方向の中間部が上端部および下端部よりも前方に張り出す円弧面であり、
前記拡散面は、前記ガイド面の前方かつ前記ガイド面の上端部の高さに位置し、前記ガイド面と交差する面であり、
前記ガイド部は、前記ガイド面が後方に位置し前記拡散面の後方に離れた第1姿勢と、前記ガイド面が前方に位置し上端部が前記拡散面と連続する第2姿勢と、に切り替え可能である空調システム。
Priority Applications (1)
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| JP2022057893A JP7804282B2 (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 吹出口部材および空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2022057893A JP7804282B2 (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 吹出口部材および空調システム |
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| JP2023149363A JP2023149363A (ja) | 2023-10-13 |
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Family Applications (1)
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| JP2022057893A Active JP7804282B2 (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 吹出口部材および空調システム |
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2022
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