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JP7805397B2 - 学習データセット生成システム、学習データセット生成方法及びプログラム - Google Patents
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JP7805397B2 - 学習データセット生成システム、学習データセット生成方法及びプログラム - Google Patents

学習データセット生成システム、学習データセット生成方法及びプログラム

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Description

本発明は、学習データセット生成システム、学習データセット生成方法及びプログラムに関する。
SNS(Social Network Services)の普及に伴い、近年、判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する機械学習モデル(以下、「判定モデル」という。)の開発が進められている。
また、上記のような判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を示す有害テキストを含む学習データセットを生成する技術が種々検討されている(例えば非特許文献1参照)。
Thomas Hartvigsen, Saadia Gabriel, Hamid Palangi, Maarten Sap, Dipankar Ray, and Ece Kamar. 2022. ToxiGen: A large-scale machine-generated dataset for adversarial and implicit hate speech detection. In Proceedings of the 60th Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (Volume 1: Long Papers), pages 3309-3326, Dublin, Ireland. Association for Computational Linguistics.
上記従来技術よりも効率的に、かつ精度よく学習データセットを生成できる技術が望まれている。従来技術による学習データセットの生成は、人手による作業を含んでいる。そのため、効率及び精度の面において改善の余地がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、判定モデルの学習に用いられる学習データセットを効率的に、かつ精度よく生成できる学習データセット生成システム、学習データセット生成方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る学習データセット生成システムは、判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を示す有害テキストを含む学習データセットを生成する学習データセット生成システムであって、少なくとも1つの言語モデルを含むテキスト生成手段と、有害な内容を示すテキストを生成するよう指示する有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定有害テキストを取得する推定有害テキスト取得手段と、前記推定有害テキストが有害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示する有害検証プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される有害検証結果を取得する有害検証手段と、前記有害検証結果に基づいて、該推定有害テキストを前記学習データセットに追加するか否かを判定し、前記推定有害テキストを前記学習データセットに追加すると判定した場合に、該推定有害テキストを前記有害テキストとして前記学習データセットに追加する追加判定手段と、を有する。
本発明によれば、判定モデルの学習に用いられる学習データセットを効率的に、かつ精度よく生成できる。
本発明の実施形態に係る学習データセット生成システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 有害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。 推定有害テキストを取得する処理を説明する図である。 推定有害テキストについての検証処理を説明する図である。 無害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。 推定無害テキストを取得する処理を説明する図である。 推定無害テキストについての検証処理を説明する図である。 非明示無害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。 推定非明示無害テキストを取得する処理を説明する図である。 推定非明示無害テキストについての検証処理を説明する図である。 非明示有害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。 推定非明示有害テキストを取得する処理を説明する図である。 テキスト種別を推定する処理を説明する図である。 テキスト種別推定結果を説明する図である。 本発明の実施形態に係る学習データセット生成システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.学習データセット生成システムのハードウェア構成]
図1は、本発明の実施形態に係る学習データセット生成システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態に係る学習データセット生成システム1は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータである。図1に示すように、学習データセット生成システム1は、テキスト生成サーバ10(テキスト生成手段)及びユーザ端末12を含む。テキスト生成サーバ10及びユーザ端末12は、インターネットやLAN等のネットワークNにより相互に接続される。
なお、本実施形態では、学習データセット生成システム1が、互いに異なるコンピュータであるテキスト生成サーバ10及びユーザ端末12により構成される場合を例示するが、学習データセット生成システム1は単一のコンピュータにより構成されてもよい。また、テキスト生成サーバ10及びユーザ端末12はそれぞれ複数のコンピュータによって構成されてもよい。テキスト生成サーバ10又はユーザ端末12は、複数のコンピュータによって構成される場合、クラウドシステムによって実装されてもよい。
テキスト生成サーバ10は、制御部10a、記憶部10b及び通信部10cを含むサーバコンピュータである。例えば記憶部10bに記憶されるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである。記憶部10bは、例えばROMやRAM等の記憶素子やハードディスクドライブ等である。記憶部10bには、制御部10aによって実行されるプログラム等が記憶される。通信部10cは、ネットワークボードや無線LANモジュール等の通信インタフェースである。
ユーザ端末12は、制御部12a、記憶部12b、通信部12c、操作部12d及び表示部12eを含むパーソナルコンピュータである。制御部12a、記憶部12b及び通信部12cの物理的構成は、それぞれ制御部10a、記憶部10b及び通信部10cの物理的構成と同様であってよい。操作部12dは、キーボードやマウス、タッチパネル等の入力デバイスである。表示部12eは、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のディスプレイである。
[2.学習データセット生成システムで実行される処理]
以下では、図2~図14を用いて、本実施形態に係る学習データセット生成システム1で実行される処理について説明する。
本実施形態に係る学習データセット生成システム1が生成する学習データセット(以下、単に「学習データセット」ということがある。)は、有害な内容を明示的に示す有害テキスト、有害な内容を非明示的に示す非明示有害テキスト、無害な内容を明示的に示す無害テキスト及び無害な内容を非明示的に示す非明示無害テキストの4種類のテキストデータそれぞれを1以上含むデータセットである。したがって、以下の説明では、有害テキストを生成する有害テキスト生成処理、無害テキストを生成する無害テキスト生成処理、非明示無害テキストを生成する非明示無害テキスト生成処理、及び非明示有害テキストを生成する非明示有害テキスト生成処理のそれぞれに分けて説明する。
[2-1.有害テキスト生成処理]
図2は、有害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。図3は、推定有害テキストET1を取得する処理を説明する図である。図4は、推定有害テキストET1についての検証処理を説明する図である。
(1)推定有害テキストの取得
まず、図3に示すように、学習データセット生成システム1は、有害テキスト生成プロンプトGP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定有害テキストET1を取得する。
具体的には、図2に示すように、ユーザ端末12が、有害テキスト生成プロンプトGP1をテキスト生成サーバ10に送信する(S200)。有害テキスト生成プロンプトGP1を受信したテキスト生成サーバ10は、有害テキスト生成プロンプトGP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定有害テキストET1を取得する(S202)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された推定有害テキストET1をユーザ端末12に送信する(S204)。
言語モデルLMは、大量のテキストデータを用いた学習により生成された、自然言語処理を行う機械学習モデルである。言語モデルLMは、プロンプトを入力として受け付け、該プロンプトが示す内容に応じた応答文を出力するように学習された機械学習モデルである。プロンプトは、例えば、言語モデルLMの出力内容を指示する指示文や、言語モデルLMの出力内容を制限するための条件を示す条件文等を含むテキストデータである。
なお、一部の言語モデルには、有害なテキストの生成を制限する機構(Moderetion Mechanism)が備わっているが、本実施形態では、かかる機構を備えていない言語モデルLMを用いるものとする。具体的には、本実施形態では、言語モデルLMがMistral-7B(Mistral AI社)である場合を例示する。ただし、言語モデルLMは、この例に限定されず、Mistral-7Bよりも多数のパラメータを有する、いわゆる大規模言語モデルであってもよい。あるいは、言語モデルLMは、Mistral-7Bよりも少数のパラメータを有する言語モデルであってもよい。また、本実施形態では、言語モデルLMが、いわゆるチャットボット形式のものである場合を例示するが、言語モデルLMはチャットボット形式のものでなくてもよい。
有害テキスト生成プロンプトGP1は、有害な内容を示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。具体的には、有害テキスト生成プロンプトGP1は、生成対象となるテキストが示す有害な内容を指定するための有害内容指定語句GP1aと、有害内容指定語句GP1aにより指定される有害な内容を示すテキストを生成するよう指示するための指示語句GP1bと、を含む。
有害な内容は、例えば、ヘイトスピーチ、ハラスメント、自傷的な内容、わいせつな内容、暴力的な内容、又は残虐的な内容であってよい。すなわち、有害テキスト生成プロンプトGP1は、例えば、ヘイトスピーチ、ハラスメント、自傷的な内容、わいせつな内容、暴力的な内容、又は残虐的な内容を示すテキストを生成するよう指示するプロンプトであってよい。本実施形態では、有害な内容がヘイトスピーチである場合を例示する。ヘイトスピーチは、人種、性別、民族、宗教、出身国、性的指向、障害の有無、カースト、経済的・社会的出自等に基づく所定のコミュニティに属する個人又は集団を攻撃、脅迫、侮辱又は差別等する発言又は言動のことをいう。図3に本実施形態の有害テキスト生成プロンプトGP1を示すが、文面はこの例に限られない。
より具体的には、本実施形態の有害テキスト生成プロンプトGP1は、有害な内容を明示的に示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。有害テキスト生成プロンプトGP1は、テキストの示す内容を明示化させるための明示語句GP1cを含む。明示語句GP1cは、例えば、「明示的に」、「明らかに」、「明白に」、「明瞭に」、「はっきりと」、「直接的に」等の語句である。なお、有害テキスト生成プロンプトGP1は、明示語句GP1cを含まなくてもよい。すなわち、有害テキスト生成プロンプトGP1は、単に(明示的か否かを指定せず)有害な内容を示すテキストを生成するよう指示するプロンプトであってもよい。
(2)推定有害テキストについての検証
次に、図4に示すように、学習データセット生成システム1は、有害検証プロンプトVP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される有害検証結果VR1を取得する。
具体的には、図2に示すように、ユーザ端末12が、有害検証プロンプトVP1をテキスト生成サーバ10に送信する(S206)。有害検証プロンプトVP1を受信したテキスト生成サーバ10は、有害検証プロンプトVP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される有害検証結果VR1を取得する(S208)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された有害検証結果VR1をユーザ端末12に送信する(S210)。
有害検証プロンプトVP1は、推定有害テキストET1が有害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。具体的には、有害検証プロンプトVP1は、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。より具体的には、有害検証プロンプトVP1は、有害な内容を指定するための有害内容指定語句VP1aと、推定有害テキストET1が有害内容指定語句VP1aにより指定される有害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するための指示語句VP1bと、を含む。なお、有害テキスト生成プロンプトGP1が明示語句GP1cを含まない場合、有害検証プロンプトVP1は、単に(明示的か否かを指定せず)推定有害テキストET1が有害な内容を示すものであるか否かを検証するプロンプトであってよい。
なお、有害検証プロンプトVP1は、クローズドクエスチョン形式の質問文であることが好ましい。これにより、言語モデルLMから出力される有害検証結果VR1が、図4に示すように、肯定語句(はい、Yes等)又は否定語句(いいえ、No等)のいずれか(又はこれらに相当する語句)を含むテキストとなる可能性が高くなり、後述するステップS212の処理に便宜となる。なお、有害検証プロンプトVP1は、肯定語句又は否定語句のいずれかで答えるように指示するための語句を更に含んでもよい。
また、本実施形態では、言語モデルLMが動作するテキスト生成サーバ10の記憶部に、ユーザ端末12とテキスト生成サーバ10との間でのセッション情報が記憶される。S22において、検証の対象となる推定有害テキストET1を改めて言語モデルLMに入力する必要はない。ただし、S22において、推定有害テキストET1を改めて言語モデルLMに入力するようにしてもよい。このことは、後述する無害テキスト生成処理及び非明示無害テキスト生成処理にも当てはまる。
(3)学習データセットへの追加判定
最後に、学習データセット生成システム1は、有害検証結果VR1に基づいて、推定有害テキストET1を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定有害テキストET1を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定有害テキストET1を有害テキストとして学習データセットに追加する。
具体的には、図2に示すように、ユーザ端末12は、有害検証結果VR1を参照し、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものであるか否かを判定する(S212)。ユーザ端末12は、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものであると判定した場合(S212;Y)、推定有害テキストET1を有害テキストとして記憶部12bに格納し(S214)、本処理を終了する。ユーザ端末12は、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものでないと判定した場合(S212;N)、そのまま本処理を終了する。S212では、ユーザ端末12は、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものでないと判定した場合に、推定有害テキストET1を削除してもよい。
S212では具体的には、ユーザ端末12は、有害検証結果VR1を構文解析し、有害検証結果VR1が肯定語句又は否定語句のうちいずれを含むかを判定する。S212において、ユーザ端末12は、有害検証結果VR1が肯定語句を含むと判定した場合には、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものであると判定する。S212において、ユーザ端末12は、有害検証結果VR1が否定語句を含むと判定した場合には、推定有害テキストET1が有害な内容を明示的に示すものでないと判定する。
以上に説明した本実施形態に係る有害テキスト生成処理によれば、人手を介さず有害テキストを生成できるので、学習データセットを効率的に、かつ精度よく得ることができる。
[2-2.無害テキスト生成処理]
図5は、無害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。図6は、推定無害テキストET2を取得する処理を説明する図である。図7は、推定無害テキストET2についての検証処理を説明する図である。
(1)推定無害テキストの取得
まず、図6に示すように、学習データセット生成システム1は、無害テキスト生成プロンプトGP2を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定無害テキストET2を取得する。
具体的には、図5に示すように、ユーザ端末12が、無害テキスト生成プロンプトGP2をテキスト生成サーバ10に送信する(S500)。無害テキスト生成プロンプトGP2を受信したテキスト生成サーバ10は、無害テキスト生成プロンプトGP2を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定無害テキストET2を取得する(S502)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された推定無害テキストET2をユーザ端末12に送信する(S504)。
無害テキスト生成プロンプトGP2は、無害な内容を示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。具体的には、無害テキスト生成プロンプトGP2は、生成対象となるテキストが示す無害な内容を指定するための無害内容指定語句GP2aと、無害内容指定語句GP2aにより指定される無害な内容を示すテキストを生成するよう指示するための指示語句GP2bと、を含む。無害内容指定語句GP2aは、例えば、「無害な」、「安全な」、「危険でない」、「健全な」等の語句である。
より具体的には、本実施形態の無害テキスト生成プロンプトGP2は、無害な内容を明示的に示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。有害な内容がヘイトスピーチである本実施形態では、無害な内容を明示的に示すテキストとは、例えば、所定のコミュニティについて言及しないテキストをいう。所定のコミュニティについて言及するテキストは、たとえ攻撃、脅迫、侮辱又は差別等する発言又は言動を含んでいなかったとしても、判定モデルにより、有害な内容を示すものであると誤判定される可能性が高い。このように、所定のコミュニティについて言及するテキストは、無害な内容を非明示的に示すテキストであると言える。これを踏まえ、本実施形態では、無害テキスト生成プロンプトGP2は、所定のコミュニティについて言及しないように指示するための非言及語句GP2cを含む。
(2)推定無害テキストについての検証
次に、図7に示すように、学習データセット生成システム1は、無害検証プロンプトVP2を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される無害検証結果VR2を取得する。
具体的には、図5に示すように、ユーザ端末12が、無害検証プロンプトVP2をテキスト生成サーバ10に送信する(S506)。無害検証プロンプトVP2を受信したテキスト生成サーバ10は、無害検証プロンプトVP2を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される無害検証結果VR2を取得する(S508)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された無害検証結果VR2をユーザ端末12に送信する(S510)。
無害検証プロンプトVP2は、推定無害テキストET2が無害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。具体的には、無害検証プロンプトVP2は、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。より具体的には、無害検証プロンプトVP2は、無害な内容を指定するための無害内容指定語句VP2aと、推定無害テキストET2が無害内容指定語句VP2aにより指定される無害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するための指示語句VP2bと、を含む。
なお、無害検証プロンプトVP2は、有害検証プロンプトVP1同様、クローズドクエスチョン形式の質問文であることが好ましい。無害検証プロンプトVP2は、肯定語句又は否定語句のいずれかで答えるように指示するための語句を更に含んでもよい。
(3)学習データセットへの追加判定
最後に、学習データセット生成システム1は、無害検証結果VR2に基づいて、推定無害テキストET2を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定無害テキストET2を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定無害テキストET2を無害テキストとして学習データセットに追加する。
具体的には、図5に示すように、ユーザ端末12は、無害検証結果VR2を参照し、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものであるか否かを判定する(S512)。ユーザ端末12は、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものであると判定した場合(S512;Y)、推定無害テキストET2を無害テキストとして記憶部12bに格納し(S214)、本処理を終了する。ユーザ端末12は、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものでないと判定した場合(S512;N)、そのまま本処理を終了する。S512では、ユーザ端末12は、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものでないと判定した場合に、推定無害テキストET2を削除してもよい。
S512では具体的には、ユーザ端末12は、無害検証結果VR2を構文解析し、無害検証結果VR2が肯定語句又は否定語句のうちいずれを含むかを判定する。S512において、ユーザ端末12は、無害検証結果VR2が肯定語句を含むと判定した場合には、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものであると判定する。S512において、ユーザ端末12は、無害検証結果VR2が否定語句を含むと判定した場合には、推定無害テキストET2が無害な内容を明示的に示すものでないと判定する。
以上に説明した本実施形態に係る無害テキスト生成処理によれば、人手を介さず無害テキストを生成できるので、学習データセットを効率的に、かつ精度よく得ることができる。
[2-3.非明示無害テキスト生成処理]
図8は、非明示無害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。図9は、推定非明示無害テキストET3を取得する処理を説明する図である。図10は、推定非明示無害テキストET3についての検証処理を説明する図である。
(1)推定非明示無害テキストの取得
まず、図9に示すように、学習データセット生成システム1は、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示無害テキストET3を取得する。
具体的には、図8に示すように、ユーザ端末12が、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3をテキスト生成サーバ10に送信する(S800)。非明示無害テキスト生成プロンプトGP3を受信したテキスト生成サーバ10は、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示無害テキストET3を取得する(S802)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された推定非明示無害テキストET3をユーザ端末12に送信する(S804)。
非明示無害テキスト生成プロンプトGP3は、無害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。有害な内容がヘイトスピーチである本実施形態では、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3は、具体的には、所定のコミュニティについて言及するように指示するための言及語句GP3aと、無害な内容を示すテキストを生成するよう指示するための指示語句GP3bと、を含む。これにより、非明示無害テキストとして、所定のコミュニティについて言及しながら、攻撃、脅迫、侮辱又は差別等する発言又は言動を含まないテキストを生成できる。
(2)推定非明示無害テキストについての検証
次に、図10に示すように、学習データセット生成システム1は、非明示無害検証プロンプトVP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される非明示無害検証結果VR3を取得する。
具体的には、図8に示すように、ユーザ端末12が、非明示無害検証プロンプトVP3をテキスト生成サーバ10に送信する(S806)。非明示無害検証プロンプトVP3を受信したテキスト生成サーバ10は、非明示無害検証プロンプトVP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される非明示無害検証結果VR3を取得する(S808)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された非明示無害検証結果VR3をユーザ端末12に送信する(S810)。
非明示無害検証プロンプトVP3は、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。具体的には、非明示無害検証プロンプトVP3は、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである。より具体的には、非明示無害検証プロンプトVP3は、無害な内容を指定するための無害内容指定語句VP3aと、推定非明示無害テキストET3が無害内容指定語句VP3aにより指定される無害な内容を非明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するための指示語句VP3bと、を含む。
なお、非明示無害検証プロンプトVP3は、有害検証プロンプトVP1同様、クローズドクエスチョン形式の質問文であることが好ましい。非明示無害検証プロンプトVP3は、肯定語句又は否定語句のいずれかで答えるように指示するための語句を更に含んでもよい。
(3)学習データセットへの追加判定
最後に、学習データセット生成システム1は、非明示無害検証結果VR3に基づいて、推定非明示無害テキストET3を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定非明示無害テキストET3を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定非明示無害テキストET3を非明示無害テキストとして学習データセットに追加する。
具体的には、図8に示すように、ユーザ端末12は、非明示無害検証結果VR3を参照し、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものであるか否かを判定する(S812)。ユーザ端末12は、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものであると判定した場合(S812;Y)、推定非明示無害テキストET3を無害テキストとして記憶部12bに格納し(S214)、本処理を終了する。ユーザ端末12は、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものでないと判定した場合(S812;N)、そのまま本処理を終了する。S812では、ユーザ端末12は、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものでないと判定した場合に、推定非明示無害テキストET3を削除してもよい。
S812では具体的には、ユーザ端末12は、非明示無害検証結果VR3を構文解析し、非明示無害検証結果VR3が肯定語句又は否定語句のうちいずれを含むかを判定する。S812において、ユーザ端末12は、非明示無害検証結果VR3が肯定語句を含むと判定した場合には、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものであると判定する。S812において、ユーザ端末12は、非明示無害検証結果VR3が否定語句を含むと判定した場合には、推定非明示無害テキストET3が無害な内容を非明示的に示すものでないと判定する。
以上に説明した本実施形態に係る非明示無害テキスト生成処理によれば、人手を介さず非明示無害テキストを生成できるので、学習データセットを効率的に、かつ精度よく得ることができる。
[2-4.非明示有害テキスト生成処理]
図11は、非明示有害テキスト生成処理の一例を示すフロー図である。図12は、推定非明示有害テキストET4を取得する処理を説明する図である。図13は、テキスト種別を推定する処理を説明する図である。図14は、テキスト種別推定結果を説明する図である。
本願の発明者は、当初、非明示有害テキストを生成する方法として、前述の有害テキスト生成処理、無害テキスト生成処理及び非明示無害テキスト生成処理と同様に、言語モデルLMを用いて得られた推定非明示有害テキストET4(図12参照)に対して、言語モデルLMを用いた検証を行う、という方法を検討していた。
しかしながら、本願の発明者の検討によると、上記方法により得られる非明示有害テキストの質には改善の余地があることが判明した。具体的には、本願の発明者は、上記方法により非明示有害テキストを複数生成し、得られたこれらのテキストについて、実際に有害な内容を非明示的に示すものであるか否かの検証作業を人手により行った。その結果、上記方法により得られたテキストの中には、有害な内容を明示的に示すテキストや、無害な内容を示すテキストが多く含まれていた。これは、言語モデルLMを用いた検証では、言語モデルLMから出力された推定非明示有害テキストET4について、有害な内容を非明示的に示すものであるか否かを正確に検証するのが難しいことが一因であると考えられる、
そこで、本実施形態では、言語モデルLMによる検証とは異なる方法によって、推定非明示有害テキストET4について、有害な内容を非明示的に示すものであるか否かを検証することとした。以下、本実施形態に係る非明示有害テキスト生成処理の詳細について説明する。
(1)推定非明示有害テキストの取得
まず、図12に示すように、学習データセット生成システム1は、非明示有害テキスト生成プロンプトGP4を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示有害テキストET4を取得する。
具体的には、図11に示すように、ユーザ端末12が、非明示有害テキスト生成プロンプトGP4をテキスト生成サーバ10に送信する(S1100)。非明示有害テキスト生成プロンプトGP4を受信したテキスト生成サーバ10は、非明示有害テキスト生成プロンプトGP4を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示有害テキストET4を取得する(S1102)。そして、テキスト生成サーバ10は、言語モデルLMから出力された推定非明示有害テキストET4をユーザ端末12に送信し(S1104)、処理を終了する。
非明示有害テキスト生成プロンプトGP4は、有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示するプロンプトである。具体的には、非明示有害テキスト生成プロンプトGP4は、生成対象となるテキストが示す有害な内容を指定するための有害内容指定語句GP4aと、テキストの示す内容を非明示化させるための非明示語句GP4bと、有害内容指定語句GP4a及び非明示語句GP4bにより指定される有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示するための指示語句GP4cと、を含む。非明示語句GP4bは、例えば、「一見無害に見える」、「無害な印象を与える」等、生成対象となるテキストに無害な印象を含ませるための語句と、「~だが」、「しかし」といった逆接を意味する語句と、を含んでよい。あるいは、非明示語句GP4bは、「非明示的に」、「曖昧に」、「不明瞭に」、「不明確に」、「間接的に」等の語句であってもよい。
(2)テキスト種別推定結果の取得
次に、図12及び図13に示すように、ユーザ端末12(学習データセット生成システム1)は、テキスト種別推定モデルMに対して、推定非明示有害テキストET4を入力し、テキスト種別推定モデルMから出力されるテキスト種別推定結果TTを取得する(S1106)。
テキスト種別推定モデルMは、推定対象のテキストを入力として受け付け、推定範囲ERに属する一の値を、該推定対象のテキストについてのテキスト種別推定結果TTとして出力する(図14参照)。推定範囲ERは、第1の値である0から第2の値である1までの数値範囲である。なお、本明細書において、「値Xから値Yまでの数値範囲」(X,Yは任意の値)とは、値X及び値Y自体も含めた、値Xと値Yとの間の数値範囲である。XがYより大きい場合、「値Xから値Yまでの数値範囲」は、Xが上限値、Yが下限値(すなわちY以上X以下)の数値範囲である。XがYより小さい場合、「値Xから値Yまでの数値範囲」は、Xが下限値、Yが上限値(すなわちX以上Y以下)の数値範囲である。
テキスト種別推定モデルMから出力された値が0であるということは、推定対象のテキストが無害な内容を示すものであることを示す。すなわち、第1の値は、推定対象のテキストが無害な内容を示すものであることを示す値である。他方、テキスト種別推定モデルMから出力された値が1であるということは、推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す。すなわち、第2の値は、推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す値である。
テキスト種別推定モデルMは、有害な内容を明示的に示す学習明示有害テキストと、値1と、が関連付けられた明示有害学習データに基づき学習されたものである。また、テキスト種別推定モデルMは、無害な内容を示す学習無害テキストと、値0と、が関連付けられた無害学習データに基づき学習されたものである。言い換えれば、テキスト種別推定モデルMは、学習明示有害テキストを正例として、学習無害テキストを負例として学習されたものである。なお、テキスト種別推定モデルMの学習においては、学習無害テキストを正例として(学習無害テキストに値1を関連付け)、学習明示有害テキストを負例とし(学習明示有害テキストに値0を関連付け)てもよい。
(3)学習データセットへの追加判定
最後に、図11及び図14に示すように、ユーザ端末12(学習データセット生成システム1)は、テキスト種別推定結果TTの値が推定範囲ER内の所定の不確実範囲UCRに属するか否かを判定し(S1108)、テキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属すると判定した場合に(S1108;Y)、推定非明示有害テキストET4を非明示有害テキストとして学習データセットに追加し(S1110)、処理を終了する。ユーザ端末12は、テキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属しないと判定した場合には(S1108;N)、処理をそのまま終了する。S1108では、ユーザ端末12は、テキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属しないと判定した場合に、推定非明示有害テキストET4を削除してもよい。
不確実範囲UCRは、0より大きい値(第3の値)から1より小さい値(第4の値)までの数値範囲である。第3の値及び第4の値は推定範囲ERの中央値(本実施形態では0.5)に近いほど好ましい。不確実範囲UCRは、本実施形態では一例として0.4以上0.6以下の数値範囲であるものとする。勿論これらの値は一例であり、不確実範囲UCRの上限値(第4の値)及び下限値(第3の値)はそれぞれ0より大きく1未満の任意の値であってよい。
図14に示すようにテキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属する場合、推定非明示有害テキストET4が、有害な内容を明示的に示すもの及び無害な内容を示すもののいずれにも該当しない、すなわち有害な内容を非明示的に示すものに該当する蓋然性が高い。したがって、本実施形態に係る非明示有害テキスト生成処理では、テキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属すると判定された場合に、推定非明示有害テキストET4を非明示有害テキストとして学習データセットに追加するようにした。これにより、推定非明示有害テキストET4について、有害な内容を非明示的に示すものであるか否かを精度よく検証することができる。また、本実施形態に係る非明示有害テキスト生成処理によれば、人手を介さず非明示有害テキストを生成できるので、学習データセットを効率的に、かつ精度よく得ることができる。
[3.学習データセット生成システムで実現される機能]
図15は、本発明の実施形態に係る学習データセット生成システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
[3-1.テキスト生成サーバ]
図15に示すように、テキスト生成サーバ10は、機能的には、言語モデルLMを含む。言語モデルLMの詳細は前述のとおりであるので、説明を省略する。
[3-2.ユーザ端末]
図2に示すように、ユーザ端末12は、機能的には、有害テキスト生成部120、無害テキスト生成部121、非明示無害テキスト生成部122、非明示有害テキスト生成部123、テキスト種別推定モデルM、追加判定部124、学習データセット記憶部125を含む。
有害テキスト生成部120は、推定有害テキスト取得部1200及び有害検証部1202を含む。推定有害テキスト取得部1200は、有害テキスト生成プロンプトGP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定有害テキストET1を取得する(図2及び図3参照)。有害検証部1202は、有害検証プロンプトVP1を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される有害検証結果VR1を取得する(図2及び図4参照)。
無害テキスト生成部121は、推定無害テキスト取得部1210及び無害検証部1212を含む。推定無害テキスト取得部1210は、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示無害テキストET3を取得する(図5及び図6参照)。無害検証部1212は、無害検証プロンプトVP2を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される非明示無害検証結果VR3を取得する。
非明示無害テキスト生成部122は、推定非明示無害テキスト取得部1220及び非明示無害検証部1222を含む。推定非明示無害テキスト取得部1220は、非明示無害テキスト生成プロンプトGP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示無害テキストET3を取得する(図8及び図9参照)。非明示無害検証部1222は、非明示無害検証プロンプトVP3を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される非明示無害検証結果VR3を取得する(図8及び図10参照)。
非明示有害テキスト生成部123は、推定非明示有害テキスト取得部1230及び推定結果取得部1232を含む推定非明示有害テキスト取得部1230は、非明示有害テキスト生成プロンプトGP4を言語モデルLMに入力し、言語モデルLMから出力される推定非明示有害テキストET4を取得する(図11及び図12参照)。推定結果取得部1232は、テキスト種別推定モデルMに対して、推定非明示有害テキストET4を入力し、テキスト種別推定モデルMから出力されるテキスト種別推定結果TTを取得する(図11及び図13参照)。
追加判定部124は、有害検証結果VR1に基づいて、推定有害テキストET1を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定有害テキストET1を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定有害テキストET1を有害テキストとして学習データセットに追加する(図2参照)。
また、追加判定部124は、無害検証結果VR2に基づいて、推定無害テキストET2を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定無害テキストET2を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定無害テキストET2を無害テキストとして学習データセットに追加する(図5参照)。
また、追加判定部124は、非明示無害検証結果VR3に基づいて、推定非明示無害テキストET3を学習データセットに追加するか否かを判定し、推定非明示無害テキストET3を学習データセットに追加すると判定した場合に、推定非明示無害テキストET3を非明示無害テキストとして学習データセットに追加する(図8参照)。
また、追加判定部124は、テキスト種別推定結果TTの値が推定範囲ER内の所定の不確実範囲UCRに属するか否かを判定し、テキスト種別推定結果TTの値が不確実範囲UCRに属すると判定した場合に、推定非明示有害テキストET4を非明示有害テキストとして学習データセットに追加する(図11及び図14参照)。
図15に示すように、追加判定部124は、有害テキスト、無害テキスト、非明示無害テキスト及び非明示有害テキストを学習データセット記憶部125に格納する。なお、追加判定部124は、外部の装置又は情報記憶媒体にこれら各種テキストを格納してもよい。
[5.変形例]
なお、本開示は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、非明示有害テキスト生成処理において、言語モデルLMを用いた検証を行わず、その代わりにテキスト種別推定モデルMを用いた検証を行うようにしたが、言語モデルLMを用いた検証及びテキスト種別推定モデルMを用いた検証の両方を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、推定有害テキストET1、推定無害テキストET2、推定非明示無害テキストET3及び推定非明示有害テキストET4の生成並びに生成されたこれらテキストについての検証のいずれにおいても同一の言語モデルLMが用いられたが、それぞれ異なる言語モデルが用いられるようにしてもよい。例えば、推定有害テキストET1の取得に用いる言語モデルと推定有害テキストET1についての検証に用いる言語モデルとが異なっていてもよい。すなわち、テキスト生成サーバ10は、複数の言語モデルを含んでもよい。
また、本実施形態では、無害テキスト生成処理、非明示無害テキスト生成処理及び非明示有害テキスト生成処理を行う場合を説明したが、これらのうち少なくともいずれか一つを行わないようにしてもよい。例えば、判定モデルの学習において負例学習を行わない場合、無害テキスト及び非明示無害テキストを用意する必要はない。
また、本実施形態のテキスト種別推定モデルMは、有害な内容を明示的に示す学習明示有害テキスト及び第2の値(1)が関連付けられた明示有害学習データ、並びに、無害な内容を示す学習無害テキスト及び第1の値(0)が関連付けられた無害学習データに基づき学習されたものであるが、テキスト種別推定モデルはこれと異なる態様で学習されたものであってもよい。例えば、有害な内容を非明示的に示す学習非明示有害テキストと、正解を示す値(例えば1)と、が関連付けられたデータに基づいて学習されたモデルをテキスト種別推定モデルとして用いてもよい。この場合、例えば、テキスト種別推定モデルから出力されるテキスト種別推定結果の値が所定の閾値(例えば0.8)以上であるか否かを判定し、該値が該閾値以上であると判定された場合に、推定非明示有害テキストを非明示有害テキストとして学習データセットに追加してよい。
また、本実施形態のテキスト種別推定モデルMは、学習明示有害テキストを正例として、学習無害テキストを負例として学習されたものであったが、負例学習を行わず正例学習のみを行ったテキスト種別推定モデルを用いてもよい。すなわち、学習明示有害テキストのみに基づいて学習されたテキスト種別推定モデルを用いてもよい。本変形例では、テキスト種別推定モデルから出力されるテキスト種別推定結果が第1の値に近い値である場合にも、推定非明示有害テキストET4が有害な内容を非明示的に示すものに該当する可能性がある。よって、本変形例では、不確実範囲UCRは、所定の上限値以下の数値範囲であって、推定範囲ERの下限値(本実施形態では0)を下限値とする数値範囲であってもよい。例えば、不確実範囲UCRを、0以上0.6以下の数値範囲としてもよい。
[6.付記]
(1)
判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を示す有害テキストを含む学習データセットを生成する学習データセット生成システムであって、
少なくとも1つの言語モデルを含むテキスト生成手段と、
有害な内容を示すテキストを生成するよう指示する有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定有害テキストを取得する推定有害テキスト取得手段と、
前記推定有害テキストが有害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示する有害検証プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される有害検証結果を取得する有害検証手段と、
前記有害検証結果に基づいて、該推定有害テキストを前記学習データセットに追加するか否かを判定し、前記推定有害テキストを前記学習データセットに追加すると判定した場合に、該推定有害テキストを前記有害テキストとして前記学習データセットに追加する追加判定手段と、
を有する、学習データセット生成システム。
(2)
前記有害テキスト生成プロンプトは、有害な内容を明示的に示すテキストを生成するよう指示するプロンプトであり、
前記有害検証プロンプトは、前記推定有害テキストが有害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示するプロンプトである、
(1)に記載の学習データセット生成システム。
(3)
前記学習データセットは、有害な内容を非明示的に示す非明示有害テキストを更に含み、
前記学習データセット生成システムは、
有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示する非明示有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定非明示有害テキストを取得する推定非明示有害テキスト取得手段、
を更に有する、
(2)に記載の学習データセット生成システム。
(4)
推定対象のテキストを入力として受け付け、該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものでないことを示す第1の値から該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す第2の値までの推定範囲に属する一の値を、該推定対象のテキストについてのテキスト種別推定結果として出力するテキスト種別推定モデルに対して、前記推定非明示有害テキストを入力し、該テキスト種別推定モデルから出力される前記テキスト種別推定結果を取得する推定結果取得手段、
を更に有し、
前記追加判定手段は更に、前記テキスト種別推定結果の値が前記推定範囲内の所定の不確実範囲に属するか否かを判定し、該テキスト種別推定結果の値が前記不確実範囲に属すると判定した場合に、該推定非明示有害テキストを前記非明示有害テキストとして前記学習データセットに追加する、
(3)に記載の学習データセット生成システム。
(5)
前記テキスト種別推定モデルは、有害な内容を明示的に示す学習明示有害テキストと、前記第2の値と、が関連付けられた明示有害学習データと、に基づき学習されたものである、
(4)に記載の学習データセット生成システム。
(6)
前記第1の値は、前記推定対象のテキストが無害な内容を示すものであることを示す値であり、
前記テキスト種別推定モデルは、無害な内容を示す学習無害テキストと、前記第1の値と、が関連付けられた無害学習データと、に更に基づき学習されたものである、
(4)又は(5)に記載の学習データセット生成システム。
(7)
前記学習データセットは、無害な内容を示す無害テキストを更に含み、
無害な内容を示すテキストを生成するよう指示する無害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定無害テキストを取得する推定無害テキスト取得手段と、
前記推定無害テキストの示す内容が無害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示する無害検証プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される無害検証結果を取得する無害検証手段と、
を更に有し、
前記追加判定手段は更に、前記無害検証結果に基づいて、該推定無害テキストを前記学習データセットに追加するか否かを判定し、前記推定無害テキストを前記学習データセットに追加すると判定した場合に、該推定無害テキストを前記無害テキストとして前記学習データセットに追加する、
(1)~(6)のいずれかに記載の学習データセット生成システム。
1 学習データセット生成システム、N ネットワーク、10 テキスト生成サーバ、12 ユーザ端末、10a,12a 制御部、10b,12b 記憶部、10c,12c 通信部、12d 操作部、12e 表示部、120 有害テキスト生成部、121 無害テキスト生成部、122 非明示無害テキスト生成部、123 非明示有害テキスト生成部、124 追加判定部、125 学習データセット記憶部、1200 推定有害テキスト取得部、1202 有害検証部、1210 推定無害テキスト取得部、1212 無害検証部、1220 推定非明示無害テキスト取得部、1222 非明示無害検証部、1230 推定非明示有害テキスト取得部、1232 推定結果取得部、LM 言語モデル、ET1 推定有害テキスト、ET2 推定無害テキスト、ET3 推定非明示無害テキスト、ET4 推定非明示有害テキスト、GP1 有害テキスト生成プロンプト、GP1a 有害内容指定語句、GP1b,GP2b,GP3b,GP4c 指示語句、GP1c 明示語句、GP2 無害テキスト生成プロンプト、GP2a 無害内容指定語句、GP2c 非言及語句、GP3 非明示無害テキスト生成プロンプト、GP3a 言及語句、GP4 非明示有害テキスト生成プロンプト、GP4a 有害内容指定語句、GP4b 非明示語句、VP1 有害検証プロンプト、VP1a 有害内容指定語句、VP1b,VP2b,VP3b 指示語句、VP2 無害検証プロンプト、VP2a 無害内容指定語句、VP3 非明示無害検証プロンプト、VP3a 無害内容指定語句、VR1 有害検証結果、VR2 無害検証結果、VR3 非明示無害検証結果、M テキスト種別推定モデル、TT テキスト種別推定結果、ER 推定範囲、UCR 不確実範囲。

Claims (7)

  1. 判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を非明示的に示す非明示有害テキストを含む学習データセットを生成する学習データセット生成システムであって、
    少なくとも1つの言語モデルを含むテキスト生成手段と、
    有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示する非明示有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定非明示有害テキストを取得する推定非明示有害テキスト取得手段と、
    推定対象のテキストを入力として受け付け、該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものでないことを示す第1の値から該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す第2の値までの推定範囲に属する一の値を、該推定対象のテキストについてのテキスト種別推定結果として出力するテキスト種別推定モデルに対して、前記推定非明示有害テキストを入力し、該テキスト種別推定モデルから出力される前記テキスト種別推定結果を取得する推定結果取得手段と、
    前記テキスト種別推定結果の値が前記推定範囲内の所定の不確実範囲に属するか否かを判定し、該テキスト種別推定結果の値が前記不確実範囲に属すると判定した場合に、該推定非明示有害テキストを前記非明示有害テキストとして前記学習データセットに追加する追加判定手段と、
    を有する、学習データセット生成システム。
  2. 前記テキスト種別推定モデルは、有害な内容を明示的に示す学習明示有害テキストと、前記第2の値と、が関連付けられた明示有害学習データに基づき学習されたものである、
    請求項1に記載の学習データセット生成システム。
  3. 前記第1の値は、前記推定対象のテキストが無害な内容を示すものであることを示す値であり、
    前記テキスト種別推定モデルは、無害な内容を示す学習無害テキストと、前記第1の値と、が関連付けられた無害学習データに更に基づき学習されたものである、
    請求項1又は2に記載の学習データセット生成システム。
  4. 前記学習データセットは、無害な内容を示す無害テキストを更に含み、
    無害な内容を示すテキストを生成するよう指示する無害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定無害テキストを取得する推定無害テキスト取得手段と、
    前記推定無害テキストの示す内容が無害な内容を示すものであるか否かを検証するよう指示する無害検証プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される無害検証結果を取得する無害検証手段と、
    を更に有し、
    前記追加判定手段は更に、前記無害検証結果に基づいて、該推定無害テキストを前記学習データセットに追加するか否かを判定し、前記推定無害テキストを前記学習データセットに追加すると判定した場合に、該推定無害テキストを前記無害テキストとして前記学習データセットに追加する、
    請求項1又は2に記載の学習データセット生成システム。
  5. 前記学習データセットは、有害な内容を明示的に示す明示有害テキストを更に含み、
    有害な内容を明示的に示すテキストを生成するよう指示する明示有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定明示有害テキストを取得する推定明示有害テキスト取得手段と、
    前記推定明示有害テキストが有害な内容を明示的に示すものであるか否かを検証するよう指示する明示有害検証プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される明示有害検証結果を取得する明示有害検証手段と、
    を更に有し、
    前記追加判定手段は更に、前記明示有害検証結果に基づいて、該推定明示有害テキストを前記学習データセットに追加するか否かを判定し、前記推定明示有害テキストを前記学習データセットに追加すると判定した場合に、該推定明示有害テキストを前記明示有害テキストとして前記学習データセットに追加する、
    請求項1又は2に記載の学習データセット生成システム。
  6. 判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を非明示的に示す非明示有害テキストを含む学習データセットを生成する学習データセット生成システムが実行する学習データセット生成方法であって、
    有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示する非明示有害テキスト生成プロンプトを少なくとも1つの言語モデルを含むテキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定非明示有害テキストを取得する推定非明示有害テキスト取得ステップと、
    推定対象のテキストを入力として受け付け、該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものでないことを示す第1の値から該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す第2の値までの推定範囲に属する一の値を、該推定対象のテキストについてのテキスト種別推定結果として出力するテキスト種別推定モデルに対して、前記推定非明示有害テキストを入力し、該テキスト種別推定モデルから出力される前記テキスト種別推定結果を取得する推定結果取得ステップと、
    前記テキスト種別推定結果の値が前記推定範囲内の所定の不確実範囲に属するか否かを判定し、該テキスト種別推定結果の値が前記不確実範囲に属すると判定した場合に、該推定非明示有害テキストを前記非明示有害テキストとして前記学習データセットに追加する追加判定ステップと、
    を有する、学習データセット生成方法。
  7. 判定対象のテキストを入力として受け付け、該判定対象のテキストが有害な内容を示すものであるか否かを判定する判定モデルの学習に用いられ、有害な内容を非明示的に示す非明示有害テキストを含む学習データセットを生成するようにコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    少なくとも1つの言語モデルを含むテキスト生成手段、
    有害な内容を非明示的に示すテキストを生成するよう指示する非明示有害テキスト生成プロンプトを前記テキスト生成手段に入力し、該テキスト生成手段から出力される推定非明示有害テキストを取得する推定非明示有害テキスト取得手段、
    推定対象のテキストを入力として受け付け、該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものでないことを示す第1の値から該推定対象のテキストが有害な内容を明示的に示すものであることを示す第2の値までの推定範囲に属する一の値を、該推定対象のテキストについてのテキスト種別推定結果として出力するテキスト種別推定モデルに対して、前記推定非明示有害テキストを入力し、該テキスト種別推定モデルから出力される前記テキスト種別推定結果を取得する推定結果取得手段、
    前記テキスト種別推定結果の値が前記推定範囲内の所定の不確実範囲に属するか否かを判定し、該テキスト種別推定結果の値が前記不確実範囲に属すると判定した場合に、該推定非明示有害テキストを前記非明示有害テキストとして前記学習データセットに追加する追加判定手段、
    として前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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