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JP7805437B2 - 基板生産システム及び基板作業機の検査方法 - Google Patents
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JP7805437B2 - 基板生産システム及び基板作業機の検査方法 - Google Patents

基板生産システム及び基板作業機の検査方法

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Description

本明細書に開示する技術は、基板生産システム及び基板作業機の検査方法に関する。
例えば、国際公開第2018/073952号公報には、基板を生産するための作業を実行する基板作業機が開示されている。一般的に、基板作業機では、基板作業機に設けられる各部に対して定期的にメンテナンスが必要となる。メンテナンスの一例としては、フィルタの清掃や交換が挙げられる。基板作業機は、基板作業機の内部に空気を導入したり、基板作業機内に導入された空気を排出したりするためのファンを有しており、ファンには、フィルタが設けられている。フィルタによって、基板作業機の内部に塵や埃等の侵入が抑制される。基板作業機を使用すると、フィルタに塵や埃が堆積する。このため、定期的にフィルタのメンテナンスが必要となる。このような基板作業機の各部のメンテナンスのタイミングは、作業者が各部の状態を確認することによって決定している。
基板作業機の各部位のメンテナンスのタイミングは、基板作業機の使用環境等によって変化する。しかしながら、基板作業機のメンテナンスが必要な部位は、作業者が目視等で確認し難い位置に設けられていることがあり、また、作業者がメンテナンスが必要な部位に近づき難いことがある。この場合、作業者は、基板作業機のメンテナンスが必要な部位の状態を確認することが難しい。また、メンテナンスが必要な部位を作業者が確認可能な場合であっても、その部位の状態が、メンテナンスすべき状態であるのか、メンテナンス不要な状態であるのかを、作業者が判断することが難しいこともある。
本明細書は、基板作業機のメンテナンスの有無を適切に判断するための技術を開示する。
本明細書に開示する基板生産システムは、所定の設定エリアに設置され、基板に作業を行う複数台の基板作業機と、設定エリア内を移動可能とされ、複数台の基板作業機の少なくとも一台に対して所定の検査作業を行う検査部と、検査部による検査結果を送信する第1通信部と、を備える移動体と、第1通信部から送信される検査結果を受信する第2通信部と、第2通信部で受信した検査結果を出力する出力部と、を備える管理装置と、を備える。
上記の基板生産システムでは、移動体を用いて検査作業が実行される。また、移動体を用いて実行された検査作業の検査結果は、管理装置に送信される。これにより、作業者が、検査作業や、検査結果からメンテナンスの有無を判断する作業を実行する必要がなくなり、管理装置側で基板作業機のメンテナンスの有無を適切に判断することが可能となる。
また、本明細書に開示する基板作業機の検査方法は、基板に作業を行う複数台の基板作業機の少なくとも一台の基板作業機を検査する方法である。検査方法は、複数台の基板作業機が設置された設定エリア内の所定の位置に移動体を配置する工程と、所定の位置に配置された移動体を、複数台の基板作業機のうち検査対象となる基板作業機に対して位置決めする位置決め工程と、位置決めされた移動体によって、検査対象となる基板作業機に対して所定の検査作業を実施する検査工程と、検査工程により得られた検査結果を管理装置に送信する送信工程と、を備える。
実施例1に係る基板生産システムの概略構成を示す図。 部品実装機の概略構成を示す図。 実施例1のドローンの制御系を示すブロック図。 実施例1の管理装置の制御系を示すブロック図。 実施例2のドローンの制御系を示すブロック図。 実施例3の管理装置の制御系を示すブロック図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
本明細書に開示する基板生産システムは、所定の設定エリア内を移動可能な移動体を備えている。例えば、基板作業機の背面側等の場所には、作業者は立ち入り難いことがある。一方、移動体であれば、作業者が立ち入り難い場所にも移動可能となる。このため、移動体を用いることによって、作業者が直接確認し難い位置にある基板作業機の検査を適切に行うことができる。また、移動体は、検査部により実行された検査結果を、管理装置に送信する。これにより、管理装置側で検査結果を確認することができ、管理装置側で基板作業機のメンテナンスの有無を判断可能となる。このため、作業者の負担を低減できると共に、基板作業機を適切なタイミングでメンテナンスすることができる。
本明細書が開示する基板生産システムでは、基板作業機は、基板に作業を行う基板作業部と、基板作業部を収容すると共に空気取込口を有するハウジングと、空気取込口に着脱可能に取付けられるフィルタと、を備えていてもよい。検査部は、カメラであってもよい。検査作業は、カメラによって空気取込口に取付けられたフィルタを撮影することであってもよい。検査結果は、カメラによって撮影されたフィルタの画像であってもよい。このような構成によると、基板作業機に設けられるフィルタの画像を管理装置が取得する。これにより、管理装置側で基板作業機に設けられるフィルタのメンテナンスの有無を適切に判断することができる。
本明細書が開示する基板生産システムでは、空気取込口は、ハウジングの背面、上面又は側面に設けられていてもよい。移動体は、設定エリア内を飛行する飛行体であってもよい。このような構成によると、移動体が飛行することによって、カメラは、ハウジングの背面、上面又は側面の画像を撮影できる。ハウジングの背面、上面又は側面は、作業者によって確認し難いことがある。このため、作業者が確認し難い位置にあるフィルタの状態を適切に検査することができる。
本明細書が開示する基板生産システムでは、管理装置は、移動体を制御するための制御指令をオペレータが入力するための入力部をさらに備えていてもよい。第2通信部は、入力部から入力された制御指令を第1通信部に送信してもよい。移動体は、当該移動体を移動させるための駆動部と、第1通信部で受信した制御指令に基づいて駆動部を制御する制御部と、をさらに備えていてもよい。このような構成によると、管理装置からオペレータが移動体を操作することができる。これにより、オペレータが移動体を介して検査作業を適切に実行することができる。
本明細書が開示する基板生産システムでは、基板作業機は、基板に作業を行う基板作業部を備えていてもよい。検査部は、音を電気信号に変換可能な音響機器であってもよい。検査作業は、音響機器によって基板作業部から生じる音を電気信号に変換することであってもよい。検査結果は、基板作業部から生じる音を電気信号に変換した音声信号であってもよい。このような構成によると、基板作業機から生じる音を電気信号に変換した音声信号を管理装置が取得する。例えば、基板作業機内に設けられる装置(例えば、エア機器やモータ等)に異常が生じると、通常とは異なる異音が発生する。管理装置が音声信号を取得することにより、基板作業機内に設けられる装置のメンテナンスの有無(異音の有無)を適切に判断することができる。
本明細書が開示する基板生産システムでは、管理装置は、第2通信部で受信した検査結果に基づいて、検査対象となった基板作業機の状態を判断する判断部をさらに備えていてもよい。このような構成によると、管理装置において、判断部が基板作業機の状態を判断可能となる。このため、管理装置により、基板作業機のメンテナンスの有無を自動で判断することができる。
(実施例1)
図面を参照して、実施例に係る基板生産システム1について説明する。図1に示すように、基板生産システム1は、所定の設定エリア60内に配置される複数台の部品実装機10と、ドローン50と、設定エリア60とは異なる場所に設置される管理装置70を備えている。
まず、図2を参照して部品実装機10について説明する。部品実装機10は、回路基板2に電子部品4を実装する装置である。部品実装機10は、電子部品装着装置やチップマウンタとも称される。通常、部品実装機10は、はんだ印刷機及び基板検査機といった他の基板作業機と共に併設され、一連の実装ラインを構成する。
図2に示すように、部品実装機10は、部品実装部22と、タッチパネル24と、制御装置26を備えている。部品実装部22は、部品実装機10のハウジング28内に配置されている。部品実装部22は、複数の部品フィーダ12と、フィーダ保持部14と、装着ヘッド16と、ヘッド移動装置18と、基板コンベア20を備えている。各々の部品フィーダ12は、複数の電子部品4を収容している。部品フィーダ12は、フィーダ保持部14に着脱可能に取り付けられ、装着ヘッド16へ電子部品4を供給する。部品フィーダ12の具体的な構成は特に限定されない。各々の部品フィーダ12は、例えば、巻テープ上に複数の電子部品4を収容するテープ式フィーダ、トレイ上に複数の電子部品4を収容するトレイ式フィーダ、又は、容器内に複数の電子部品4をランダムに収容するバルク式フィーダのいずれであってもよい。
フィーダ保持部14は、複数のスロットを備えており、複数のスロットのそれぞれには部品フィーダ12を着脱可能に設置することができる。フィーダ保持部14は、部品実装機10に固定されたものであってもよいし、部品実装機10に対して着脱可能なものであってもよい。装着ヘッド16は、一又は複数の吸着ノズル6を着脱可能に保持し、吸着ノズル6を用いて部品フィーダ12が供給する電子部品4を取り上げ、当該電子部品4を回路基板2上へ装着する。このとき、ヘッド移動装置18が、部品フィーダ12及び回路基板2に対して、装着ヘッド16を移動させる。これによって、複数の部品フィーダ12のうち特定の部品フィーダ12から電子部品4が取り上げられ、回路基板2の予め定められた位置に電子部品4が装着される。基板コンベア20は、回路基板2の搬入、支持及び搬出を行う。
タッチパネル24は、作業者に部品実装機10の各種の情報を提供する表示装置であるとともに、作業者からの指示や情報を受け付ける入力装置である。制御装置26は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータを用いて構成されている。制御装置26は、部品実装機10の各部を制御している。タッチパネル24は、ハウジング28の前面側(-Y方向側)に設置されており、制御装置26は、ハウジング28の背面側(+Y方向側)に設置されている。部品実装機10は、設定エリア60内において、作業者がハウジング28の前面側にアクセスし易くなるように設置される。以下では、ハウジング28の側面のうち、タッチパネル24が設置される面をハウジング28の前面と称し、ハウジング28の前面とは反対側をハウジング28の背面と称し、その他の側面を単にハウジング28の側面と称することがある。
また、部品実装機10は、吸気ファン30、フィルタ32及び排気ファン34を有している。吸気ファン30は、ハウジング28の背面に設けられている。吸気ファン30は、ハウジング28の外部からはハウジング28の内部(すなわち、部品実装機10の内部)に空気を導入する。フィルタ32は、吸気ファン30に取り付けられている。フィルタ32は、吸気ファン30によって部品実装機10内に導入される空気から塵や埃等を除去する。排気ファン34は、ハウジング28の上面に設けられている。排気ファン34は、ハウジング28の内部(すなわち、部品実装機10の内部)からハウジング28の外部に空気を排出する。なお、本実施例では、吸気ファン30にのみフィルタ32が取り付けられているが、排気ファン34にもフィルタが取り付けられていてもよい。
次に、図3を参照して、ドローン50について説明する。図3に示すように、ドローン50は、駆動部52と、撮影装置54と、通信部56と、制御部58を備えている。
駆動部52は、複数のプロペラ(図1に図示)をそれぞれ駆動する複数のモータを備えている。駆動部52を駆動することによって複数のプロペラが回転し、ドローン50が飛行する。また、複数のプロペラの回転数を個別に制御することで、ドローン50を所望の高さ及び方向に移動させることができる。なお、ドローン50には、各種センサ(例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、高度センサ、距離センサ等)が装備される。制御部58は、これらセンサの出力に基づいて駆動部52を制御することで、ドローン50を部品実装機10に対して所望の位置及び高さで位置決め(ホバリング)することができる。
撮影装置54は、カメラと複数の光源を備えている。具体的には、複数の光源は、正面光源と、側射光源である。正面光源は、カメラの撮影方向と同軸で撮影対象を照明するように設置されている。側射光源は、カメラの撮影方向に対して斜めに撮影対象を照明するように設置されている。側射光源で測定対象を照明すると、測定対象の凹凸により陰影が生じ、測定対象の輪郭を鮮明に撮影することができる。撮影装置54は、部品実装機10のフィルタ32を撮影するために用いられる。なお、側射光源は、照射角度が変更可能に構成されていてもよい。また、撮影装置が備える光源は1つであってもよく、1つの光源が正面から撮影対象を照明したり、斜めから撮影対象を照明したりするように移動可能であってもよい。
通信部56は、インターネット100(図1参照)を介して管理装置70の通信部74(後述)と通信することができる。通信部56は、撮影装置54で撮影した画像(例えば、部品実装機10のフィルタ32の撮影画像)を、通信部74に送信する。また、通信部56は、通信部74から送信されたドローン50の制御指令(後述)を受信する。通信部56は、受信した制御指令を制御部58に出力する。
制御部58は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータを用いて構成されている。制御部58は、駆動部52、撮影装置54及び通信部56に接続しており、駆動部52、撮影装置54及び通信部56をそれぞれ制御している。具体的には、制御部58は、通信部56が受信した制御指令に基づいて、駆動部52を制御する。また、制御部58は、撮影装置54で撮影された画像を通信部56から管理装置70の通信部74に送信させる。
次に、図4を参照して、管理装置70について説明する。管理装置70は、複数の部品実装機10が設置される設定エリア60とは異なる場所に設置されており、例えば、部品実装機10の製造元の管理下に置かれている。図4に示すように、管理装置70は、入力部72と、通信部74と、ディスプレイ76と、制御部78を備えている。
入力部72は、基板生産システム1に各種指示を入力するための入力装置であり、例えば、オペレータがドローン50を制御するための制御指令を入力可能に構成されている。なお、入力部72は、ドローン50の制御するための制御指令を入力可能であればよく、具体的な構成は特に限定されない。入力部72に入力された制御指令は、制御部78に出力される。
通信部74は、インターネット100を介してドローン50の通信部56と通信することができる。通信部74は、入力部72に入力されたドローン50の制御指令を通信部56に送信する。また、通信部74は、通信部56から送信された撮影画像を受信する。通信部74は、受信した撮影画像を制御部78に出力する。
ディスプレイ76は、制御部78から出力された画像を表示する。具体的には、ディスプレイ76は、通信部74を介して受信したドローン50の撮影装置54による撮影画像を表示する。
制御部78は、CPU及び記憶装置を備えるコンピュータを用いて構成されている。制御部78は、入力部72、通信部74及びディスプレイ76に接続しており、入力部72、通信部74及びディスプレイ76をそれぞれ制御している。具体的には、制御部78は、入力部72に入力されたドローン50の制御指令を、通信部74から部品実装機10の通信部56に送信させる。また、制御部78は、通信部74が受信した撮影画像をディスプレイ76に表示させる。
次に、本実施例の基板生産システム1を用いて部品実装機10のフィルタ32を検査する方法について説明する。フィルタ32は、吸気ファン30により部品実装機10内に導入される空気から塵や埃等を除去する。したがって、部品実装機10の使用に伴い、フィルタ32には徐々に塵や埃等が堆積する。フィルタ32に堆積する塵や埃等の量が過多となると、フィルタ32が目詰まりする。このため、フィルタ32は、適切なタイミングで清掃や交換等のメンテナンスを行う必要がある。しかしながら、フィルタ32は、部品実装機10のハウジング28の背面に設置されている(図2参照)。部品実装機10は、作業者が部品実装機10の背面側に接近し難いように設置されていることが多い。このため、作業者がフィルタ32を確認するためには、部品実装機10の背面を目視できるように部品実装機10を移動させる(例えば、部品実装機10を前方に引き出す)必要がある。また、作業者によっては、フィルタ32を目視で確認しても、フィルタ32のメンテナンスが必要か否かを判断することが難しい場合がある。以下に、フィルタ32をメンテナンスすべきか否かを適切に検査する方法について説明する。
まず、設定エリア60内にいる作業者(以下、単に「作業者」ともいう)は、設定エリア60内の所定の位置(例えば、複数の部品実装機10のうちの1つの部品実装機10の背面の近傍)にドローン50を載置し、ドローン50の電源スイッチ(図示省略)をオンにする。すると、ドローン50と管理装置70との通信を確立すると共に、ドローン50は、撮影装置54による撮影を開始する。撮影装置54で撮影された撮影画像は、通信部56を介して管理装置70の通信部74に随時送信される。
管理装置70がドローン50からの撮影画像を受信すると、管理装置70が設置されている場所にいるオペレータ(以下、単に「オペレータ」ともいう)が、撮影画像を確認しながらドローン50を操作する。具体的には、オペレータは、入力部72を介してドローン50の制御指令を入力する。入力部72に入力された制御指令は、通信部74からドローン50の通信部56に送信される。ドローン50の制御部58は、受信した制御指令に従い駆動部52を制御する。これにより、ドローン50は、オペレータの操作に従い移動する。
オペレータは、撮影画像を確認しながら、ドローン50を所定の位置まで移動させる。具体的には、オペレータは、ドローン50の撮影装置54が、検査対象となる複数の部品実装機10のうちの1つの部品実装機10(すなわち、1番目の部品実装機10)のフィルタ32を撮影可能な位置に、ドローン50を移動させる。なお、ドローン50及び管理装置70は、図示しない音声通信機能をそれぞれ備えていてもよく、オペレータは、設定エリア60内の作業者と連絡を取りながらドローン50を移動させてもよい。具体的には、オペレータは、ドローン50の侵入経路に障害物があったり、他の作業者がいたりしないことを作業者に確認しながら、ドローン50を操縦してもよい。また、ドローン50は、報知部(図示省略)を備えていてもよい。報知部は、ドローン50が飛行していることを周囲に報知可能な構成であればよく、例えば、サイレンであってもよいし、音声発生装置であってもよい。ドローン50を移動させる際に、報知部でドローン50が飛行していることをドローン50の周囲に報知することによって、他の作業者がドローン50に接触する等の危険を回避することができる。
ドローン50が1番目の部品実装機10のフィルタ32を撮影可能な位置まで移動すると、オペレータは、入力部72を介して撮影装置54でフィルタ32を撮影する。フィルタ32を撮影する際には、まず、正面光源でフィルタ32を照明した状態でフィルタ32を撮影する。ただし、正面光源でフィルタ32を照明して撮影した画像では、フィルタ32の陰影が鮮明ではなく、フィルタ32の状態を判定し難いとオペレータが判断した場合、オペレータは、側射光源でフィルタ32を照明した状態でフィルタ32を撮影するように入力部72に制御指令を入力する。部品実装機10の設置位置や設定エリア60内の照明の設置位置等の条件によって、フィルタ32を正面光源で照明したほうがフィルタ32を鮮明に撮影できる場合もあれば、フィルタ32を側射光源で照明したほうがフィルタ32を鮮明に撮影できる場合もある。オペレータは、撮影画像を確認しながら、フィルタ32の状態を判定するために最も適した撮影画像となるように、フィルタ32への照明を調整する。撮影されたフィルタ32の撮影画像は、管理装置70の制御部78のメモリ(図示省略)に記憶される。撮影画像は、ドローン50によって撮影される。ドローン50は、作業者が侵入できない場所にも侵入可能である。このため、部品実装機10の設置位置を変えることなく、部品実装機10の背面側に設置されるフィルタ32の状態を確認できる。
フィルタ32の撮像画像が記憶されると、オペレータとは異なる別の判定者(以下、単に「判定者」ともいう)が、撮影画像からフィルタ32の状態を判定する。なお、オペレータがフィルタ32の状態を判定可能である場合には、フィルタ32の状態は、オペレータが判定してもよい。作業者によっては、フィルタ32が、メンテナンスが必要な状態であるか否かを正確に判断できないことがある。判定者(又は判定能力を有するオペレータ)によってフィルタ32の状態を判定することによって、フィルタ32の状態を適切に判定することができる。
1番目の部品実装機10のフィルタ32の撮影が終了すると、オペレータは、設定エリア60内の別の部品実装機10(すなわち、2番目の部品実装機10)のフィルタ32を撮影する。なお、2番目の部品実装機10のフィルタ32の撮影方法は、1番目の部品実装機10のフィルタ32の撮影方法と同様であるため、詳細な説明は省略する。同様にして、設定エリア60内の検査対象となっている全ての部品実装機10のフィルタ32を撮影する。なお、排気ファン34にもフィルタが取り付けられている場合には、排気ファン34に取り付けられているフィルタも撮影する。撮影されたフィルタ32の撮影画像は、管理装置70に送信される。判定者は、送信された撮影画像から各フィルタ32の状態を判定する。なお、本実施例では、撮影画像は、ディスプレイ76に表示されるが、このような構成に限定されない。判定者が撮影画像を確認できればよく、例えば、撮影画像は、印刷装置等によって紙等に印刷されてもよい。
フィルタ32についての判定結果は、作業者に報告される。例えば、フィルタ32の状態が悪く、目詰まりしている場合には、直ちにメンテナンスが必要である旨が報告される。また、直ちにメンテナンスを行う必要がある状態まではいかないが、部分的に目詰まりしている場合等には、目詰まりしている程度に応じていつメンテナンスすべきかを報告する。例えば、別の部位のメンテナンスの際に併せてフィルタ32のメンテナンスも実施することを推奨してもよい。また、メンテナンスする旨を報告した場合には、メンテナンスの終了後に、メンテナンス後のフィルタ32をドローン50で撮影し、オペレータがメンテナンス後のフィルタ32の状態を確認してもよい。
なお、本実施例では、吸気ファン30及びフィルタ32は、部品実装機10のハウジング28の背面に設けられていたが、このような構成に限定されない。例えば、吸気ファン及びフィルタは、ハウジング28の上面や側面に設けられていてもよい。この場合、ドローン50を用いて上面や側面に設けられるフィルタを撮影すれば、本実施例と同様にフィルタの状態を適切に判定することができる。
また、本実施例では、判定者が部品実装機10の状態(具体的には、フィルタ32の状態)を判定したが、このような構成に限定されない。部品実装機10の状態は、管理装置70の制御部78が自動で判定してもよい。例えば、制御部78は、初期状態(使用前の状態)のフィルタ32を撮影した撮影画像を記憶しており、初期状態のフィルタ32の撮影画像と、ドローン50の撮影装置54で撮影したフィルタ32の撮影画像を比較して、フィルタ32の状態を判定することができる。具体的には、制御部78は、初期状態のフィルタ32の撮影画像と、撮影装置54で撮影したフィルタ32の撮影画像との間の差分を演算し、差分が所定値より大きいときにメンテナンスが必要であると判定してもよい。
また、本実施例では、部品実装機10のフィルタ32の状態を検査しているが、このような構成に限定されない。撮影画像から検査を実施できる部位であれば、本実施例と同様にドローン50を用いて検査を実施することができる。
(実施例2)
上記の実施例1では、部品実装機10に設置されるフィルタ32の状態を検査したが、このような構成に限定されない。例えば、ドローン等の移動体を用いて、部品実装機10から発生する音を検査してもよい。
図5に示すように、本実施例のドローン150は、駆動部52と、マイク154と、通信部56と、制御部58を備えている。なお、駆動部52、通信部56及び制御部58は、上記の実施例1の駆動部52、通信部56及び制御部58と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
マイク154は、部品実装機10から発生する音を電気信号に変換する。また、ドローン150は、ノイズキャンセリング用の収音マイク(図示省略)を備えている。マイク154から出力される音声信号からドローン150の駆動部52の駆動音をノイズキャンセリング機能によって消すことで、マイク154から出力される音声信号は、部品実装機10から発生する音(駆動部52の駆動音を除いた音)を電気信号に変換したものとなる。マイク154から出力される音声信号は、通信部56を介して管理装置170に送信される。
図6に示すように、本実施例の管理装置70は、入力部72と、通信部74と、スピーカ176と、制御部78を備えている。なお、入力部72、通信部74及び制御部78は、上記の実施例1の入力部72、通信部74及び制御部78と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
スピーカ176は、通信部74がドローン150の通信部56から受信した音声信号を音声に変換し、変換した音声を出力する。
オペレータは、ドローン150を操作して、ドローン150を部品実装機10の周囲の適切な位置に移動させる。すると、マイク154が部品実装機10から発生する音を受音する。マイク154で受音した音は、音声信号に変換され、通信部56を介して管理装置170の通信部74に送信される。管理装置170のスピーカ176は、受信した音声信号を音声に変換して出力する。判定者(又は判定能力を有するオペレータ)は、出力された音声を確認し、正常な音であるか否かを判定する。例えば、部品実装機10内に設置されているエア機器やモータ等に不具合や異常が生じると、正常時とは異なる音が発生することがある。判定者は、スピーカ176からの音声を確認し、部品実装機10に異常が生じているか否かを判定する。判定結果は、作業者に報告される。なお、制御部78が自動で異常であるか否かを判定してもよい。例えば、制御部78は、正常時の部品実装機10から発生する音を変換した正常時の音声信号を記憶しており、正常時の音声信号と、マイク154で受音した音を変換した音声信号との差分から異常を検出してもよい。
なお、上記の実施例1及び2では、部品実装機10に対して検査を実施したが、このような構成に限定されない。回路基板2に対して作業を行う基板作業機であれば同様の検査を実施することができ、例えば、はんだ印刷機や基板検査機等に対して、ドローン50、150を用いて検査を実施してもよい。
また、上記の実施例1及び2では、ドローン50、150を用いて部品実装機10の検査対象の撮影画像や音声を取得したが、このような構成に限定されない。例えば、設定エリア60内を移動可能な自律走行車を用いて、部品実装機10の検査対象の撮影画像や音声を取得してもよい。この場合にも、オペレータが自律走行車を遠隔操作して、所望の撮影画像や音声を適切に取得することができる。また、ドローン50、150や自律走行車等の移動体は、自動運転によって設定エリア60内を移動可能であってもよい。例えば、移動体は、設定エリア60内の地図を記憶しており、移動体が予め設定された経路を移動して所望の撮影画像や音声を取得してもよい。
実施例で説明した基板生産システム1に関する留意点を述べる。実施例の部品実装機10は、「基板作業機」の一例であり、部品実装部22は、「基板作業部」の一例であり、吸気ファン30は、「空気取込口」の一例であり、ドローン50は、「飛行体」の一例であり、通信部56は、「第1通信部」の一例であり、マイク154は、「音響機器」の一例であり、通信部74は、「第2通信部」の一例であり、ディスプレイ76及びスピーカ176は、「出力部」の一例であり、制御部78は、「判断部」の一例である。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (6)

  1. 所定の設定エリアに設置され、基板に作業を行う複数台の基板作業機と、
    前記設定エリア内を移動可能とされ、前記複数台の基板作業機の少なくとも一台に対して所定の検査作業を行う検査部と、前記検査部による検査結果を送信する第1通信部と、を備える移動体と、
    前記第1通信部から送信される前記検査結果を受信する第2通信部と、前記第2通信部で受信した前記検査結果を出力する出力部と、を備える管理装置と、
    を備え
    前記基板作業機は、基板に作業を行う基板作業部と、前記基板作業部を収容すると共に空気取込口を有するハウジングと、前記空気取込口に着脱可能に取付けられるフィルタと、を備えており、
    前記検査部は、カメラであり、
    前記検査作業は、前記カメラによって前記空気取込口に取付けられた前記フィルタを撮影することであり、
    前記検査結果は、前記カメラによって撮影された前記フィルタの画像である、基板生産システム。
  2. 前記空気取込口は、前記ハウジングの背面、上面又は側面に設けられており、
    前記移動体は、前記設定エリア内を飛行する飛行体である、請求項に記載の基板生産システム。
  3. 前記管理装置は、前記移動体を制御するための制御指令をオペレータが入力するための入力部をさらに備えており、
    前記第2通信部は、前記入力部から入力された前記制御指令を前記第1通信部に送信し、
    前記移動体は、当該移動体を移動させるための駆動部と、前記第1通信部で受信した前記制御指令に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、をさらに備える、請求項1又は2に記載の基板生産システム。
  4. 前記管理装置は、前記第2通信部で受信した前記検査結果に基づいて、検査対象となった基板作業機の状態を判断する判断部をさらに備える、請求項1~のいずれか一項に記載の基板生産システム。
  5. 記判断部は、前記画像に基づいて前記フィルタの状態を判断する、請求項に記載の基板生産システム。
  6. 基板に作業を行う複数台の基板作業機の少なくとも一台の基板作業機を検査する方法であって、
    前記複数台の基板作業機が設置された設定エリア内の所定の位置に移動体を配置する工程と、
    前記所定の位置に配置された前記移動体を、前記複数台の基板作業機のうち検査対象となる基板作業機に対して位置決めする位置決め工程と、
    位置決めされた前記移動体によって、前記検査対象となる基板作業機に対して所定の検査作業を実施する検査工程と、
    前記検査工程により得られた検査結果を管理装置に送信する送信工程と、を備え
    前記基板作業機は、基板に作業を行う基板作業部と、前記基板作業部を収容すると共に空気取込口を有するハウジングと、前記空気取込口に着脱可能に取付けられるフィルタと、を備えており、
    前記検査作業は、前記移動体が備えるカメラによって前記空気取込口に取付けられた前記フィルタを撮影することであり、
    前記検査結果は、前記カメラによって撮影された前記フィルタの画像である、基板作業機の検査方法。
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