Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7805969B2 - 強迫性障害を治療するための組成物及び方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7805969B2 - 強迫性障害を治療するための組成物及び方法 - Google Patents

強迫性障害を治療するための組成物及び方法

Info

Publication number
JP7805969B2
JP7805969B2 JP2022578616A JP2022578616A JP7805969B2 JP 7805969 B2 JP7805969 B2 JP 7805969B2 JP 2022578616 A JP2022578616 A JP 2022578616A JP 2022578616 A JP2022578616 A JP 2022578616A JP 7805969 B2 JP7805969 B2 JP 7805969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pharmaceutical composition
weeks
week
patient
mean
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022578616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023531919A5 (ja
JP2023531919A (ja
Inventor
コリック,ウラジーミル
バーマン,ロバート
アギアール,ローレン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Biohaven Therapeutics Ltd
Original Assignee
Biohaven Therapeutics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Biohaven Therapeutics Ltd filed Critical Biohaven Therapeutics Ltd
Publication of JP2023531919A publication Critical patent/JP2023531919A/ja
Publication of JP2023531919A5 publication Critical patent/JP2023531919A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7805969B2 publication Critical patent/JP7805969B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/425Thiazoles
    • A61K31/428Thiazoles condensed with carbocyclic rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/18Antipsychotics, i.e. neuroleptics; Drugs for mania or schizophrenia

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月24日に出願された米国仮出願第63/043,681号の優先権、及び米国特許法第119条の下でそこから生じる全ての利益を主張し、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は、リルゾールプロドラッグを用いた強迫性障害(OCD)を治療するための医薬組成物に関する。詳細には、本発明は、トロリルゾールを含有する医薬組成物でOCDを治療する方法に関する。
強迫性障害(「OCD」)は、衰弱性精神疾患であり、1日に少なくとも1時間持続し、個人の正常な機能レベルを著しく妨げる、反復的で侵入的な思考(執念)及び/又は反復的で定型的な行動(強迫)を特徴とする。認知行動療法及び選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)を用いた薬物療法は、一部の患者にとって有効な治療であるが、これらの標準的な治療では、実質的なサブセットは症状の最小限の軽減を経験する。重篤な場合、OCDは患者及びその家族に破壊的な結果をもたらし、完全に自由を奪う。神経弛緩薬による増強戦略は、SSRI療法の有効性を向上させることができるが、OCD症状を排除することはなく(Saxena et al.,J.Clin.Psychiatry,1996,57,303-306,1996;McDougle et al.,J.Clin.Psychiatry,1995,56,526-528)、慢性的に使用される場合、有害作用に関連する。SSRI又はドーパミン拮抗薬に対する完全な応答を経験する患者はほとんどいないという臨床観察は、他の神経化学系がOCDの病態生理学に関与していることを示唆している。
OCDは米国で40人に1人、200万人以上に影響を及ぼし、生活の質に大きな影響を及ぼす。患者の3分の1は、現在の治療に応答しない。OCD患者の約40%~60%は、承認された療法にもかかわらず、引き続き著しい残存症状を発現する。一部の難治性患者は、自らの不具合症状を緩和するために精神外科手術(シングロトミー又は深部脳刺激)を受ける。
20年以上にわたり、OCDに対して承認された機構的に新規な医薬はない。したがって、OCD患者の苦痛及び障害を緩和するために、新しい療法が緊急に必要である。
本発明は、トロリルゾールを含む医薬組成物、及び組成物を使用して強迫性障害を治療するための方法に関する。
一実施形態において、強迫性障害を必要とする患者における強迫性障害を治療するための方法が提供される。本方法は、有効量のトロリルゾールを含む剤形を患者に投与することを含む。
別の実施形態において、強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するのに有効な量のトロリルゾールを含む剤形が提供される。
これら及び/又は他の態様は、添付の図面と併せて以下の実施形態の説明から明らかになり、より容易に理解されるであろう。
トロリルゾールOCDフェーズ2/3の試験設計を示す図である。 ベースライン、並びに4、8及び12週目のトロリルゾール試験の平均Y-BOCSスコアを示す図である。
本発明の実施形態を実施する際に当業者を支援するために、以下の発明を実施するための形態が提供される。以下、例示的な実施形態について詳細に説明する。しかしながら、これらの実施形態は例示的なものに過ぎず、本開示はそれに限定されず、むしろ添付の特許請求の範囲によって定義される。当業者であれば、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に修正及び変形を加えることができる。
したがって、実施形態は、本説明の態様を説明するために、構造及びスキームを参照することによって以下に説明されるに過ぎない。本明細書で使用される場合、「及び/又は」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。「又は」という用語は、「及び/又は」を意味する。要素の列挙の前の「~の少なくとも1つ」などの表現は、要素の列挙全体を修飾し、列挙の個々の要素を修飾しない。
ある要素が別の要素「上」にあると称される場合、他の要素と直接接触することができるか、又はそれらの間に介在する要素が存在し得ることが理解されるであろう。対照的に、ある要素が別の要素「上に直接」あると称される場合、介在する要素は存在しない。
第1、第2、第3などの用語は、様々な要素、成分、領域、層、及び/又はセクションを説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素、成分、領域、層、及び/又はセクションは、これらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素、成分、領域、層、又はセクションを別の要素、成分、領域、層、又はセクションから区別するためにのみ使用される。したがって、以下に論じられる第1の要素、成分、領域、層、又はセクションは、本実施形態の教示から逸脱することなく、第2の要素、成分、領域、層、又はセクションと呼ぶことができる。
本明細書で使用される場合、「含む(comprises)」及び/若しくは「含む(comprising)」、又は「含む(includes)」及び/若しくは「含む(including)」という用語は、記載された特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、及び/若しくは成分の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、領域、整数、ステップ、動作、要素、成分、及び/若しくはそれらの群の存在又は追加を排除しないことを理解されたい。
別段定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する当業者によって一般的に理解されている意味と同じ意味を有する。本記述で使用される専門用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定することを意図するものではない。更に、一般的に使用される辞書で定義される用語などの用語は、関連する技術分野及び本開示の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されない限り、理想化された又は過度に形式的な意味で解釈されないことを理解されたい。
本出願で使用される場合、別途本明細書に明示的に提供される場合を除き、以下の用語は各々、以下に記載の意味を有するものとする。追加の定義は、本出願を通して記載される。用語が本明細書で具体的に定義されていない場合、その用語には、本発明の実施形態を説明する際のその用語の使用に関連してその用語を適用する当業者によって当該技術分野で認識されている意味が与えられる。
冠詞「a」及び「an」は、文脈が明らかにそうではないと指示しない限り、冠詞の文法的目的語の1つ又は2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を指す。一例として、「要素(an element)」とは、1つの要素又は2つ以上の要素を意味する。
追加の態様は、一部は以下の説明に記載され、一部は説明から明らかになるであろう。
強迫性障害
本発明の実施形態による方法及び組成物は、強迫性障害(「OCD」)の治療に有用である。本発明のいくつかの実施形態において、特許請求の範囲に記載の方法に従って治療される個体は、Yale Brown Obsessive Compulsive Scale(「Y-BOCS」)を使用して評価される。Goodman et al.,Arch.Gen.Psychiatry,1989,46,1006-1011を参照されたい。このシステムによれば、個人は、特定の執着及び強迫観念について個人に尋ねることにより、症状チェックリストを使用してスコアリングされる。そのような症状は、攻撃的な執着、汚染執着、性的執着、貯蔵/保存執着、宗教的執着、対称性又は正確さの必要性への執着、様々な執着、身体的執着、清掃/洗浄強迫観念、確認の強迫観念、繰り返しの儀式、計数の強迫観念、秩序化/配置の強迫観念、及び様々な強迫観念に大別される。これらの各カテゴリーは、より具体的な症状のサブカテゴリーによって更に分類される。個人は、提供された回答に従ってスコアリングされる。スコアは、無症状性では0~7、軽度では8~15、中等度では16~23、重度では24~31、極めて重度では32~40の範囲である。本発明のいくつかの実施形態において、個人は、治療の前に少なくとも20のYale Brown Obsessive Compulsive Scaleスコアを示す。他の実施形態において、個人は、治療の前に少なくとも24、少なくとも26、少なくとも28、少なくとも30、少なくとも32、少なくとも34、又は少なくとも36のスコアを示す。
Y-BOCSシステムによれば、大まかな症状カテゴリーは更に細分化され得る。積極的な強迫観念のサブカテゴリーには、自己を傷つける恐れ、他者を傷つける恐れ、暴力的又は恐ろしいイメージ、わいせつなこと又は侮辱を口にする恐れ、別の恥ずかしいことをする恐れ、不必要な衝動により行動する(例えば、友人を刺す)恐れ、物を盗む恐れ、十分に注意を払わないために他者を傷つける恐れ(例えば、ひき逃げ自動車事故)、及び別の恐ろしい出来事(例えば、火災、強盗)の原因となる恐れを含む。汚染執着のサブカテゴリーには、身体的老廃物又は分泌物(例えば、尿、糞便、唾液)に対する懸念又は嫌悪、汚れ又は病原菌に対する懸念、環境汚染物質(例えば、アスベスト、放射線有毒廃棄物)に対する過度の懸念、家庭用品(例えば、洗浄剤、溶剤)に対する過度の懸念、動物(例えば、昆虫)に対する過度の懸念、粘着性のある物質又は残留物に悩まされる、汚染物質のために病気になる懸念、汚染物質を拡散する(攻撃的)ことによって他者が病気になる懸念、及び感覚的なもの以外に汚染の結果に対する懸念がないことが含まれる。性的執着のサブカテゴリーには、禁じられた又は変質的な性的思考、イメージ、又は衝動、子供又は近親相を含むコンテンツ、同性愛を含むコンテンツ、及び他者に対する性的行動(攻撃的)が含まれる。宗教的執着のサブカテゴリーには、崇拝及び冒涜への関心、正しい/間違った道徳性への過度の関心が含まれる。正確さの対称性の必要性への執着のサブカテゴリーには、呪術思考が伴うもの(例えば、物事が適切な場所にない限り、他の人が事故を起こすことを心配するもの)、及び呪術思考が伴わないものが含まれる。様々な執着のサブカテゴリーには、知る必要性又は覚える必要性、特定のことを言うことの恐れ、正しいことを言わないことの恐れ、物を失うことの恐れ、侵入的な(非暴力的な)画像、侵入的なナンセンスな音、言葉、又は音楽、特定の音/ノイズに悩まされること、幸運/不運な数字、特別な意味を持つ色、及び3つの迷信的な恐怖が含まれる。
身体的執着のサブカテゴリーには、病気又は疾患への懸念、及び身体の一部又は外観の面での過度の懸念(例えば、形態異常恐怖症)が含まれる。清掃/洗浄強迫観念のサブカテゴリーには、過剰又は儀式化された手洗い、過剰又は儀式化されたシャワー、入浴、歯磨き、身繕い又はトイレの習慣、家庭用品又は他の無生物の物体の清掃、及び汚染物質との接触を防止又は除去するための他の措置が含まれる。確認の強迫観念のサブカテゴリーには、ロック、ストーブ、電化製品などの確認、他者を傷つけなかった/傷つけないことの確認、自己を傷つけなかった/傷つけないことの確認、恐ろしいことが何も起こらなかった/起こらないことの確認、間違った/間違わないことの確認、身体的執着に関連付けられている確認が含まれる。繰り返しの儀式のサブカテゴリーには、読み直し又は書き直し、及び日常活動を繰り返す必要性(ジョギング、イン/アウトドア、椅子からの上下運動)が含まれる。様々な強迫観念のサブカテゴリーには、精神的な儀式(確認/計数を除く)、過度のリスト作成、伝える、尋ねる、又は告白する必要性、触る、タップする、又はこする必要性、まばたき又は凝視を伴う儀式、予防するための措置(確認ではない)、他者又は自己を傷つける行為、恐ろしい結果、儀式化された摂食行動、迷信的な行動、トリコチロマニア、他の自己傷害又は自己切断行為が含まれる。
トロリルゾール
トロリルゾール(BHV-4157)は、第3世代のプロドラッグであり、ヒトの体内で最も豊富な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸塩を調節する新しい化学物質である。トロリルゾールの主要な作用様式は、グルタミン酸塩のシナプスレベルを低減することである。トロリルゾールは、シナプスからグルタミン酸塩を取り除くのに重要な役割を果たすグリア細胞上に位置する興奮性アミノ酸輸送体(すなわちEAAT2)の発現及び機能を増強することによって、シナプスからのグルタミン酸塩取り込みを増加させる。グルタミン酸塩機能障害は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄小脳失調症(SCA)、アルツハイマー病(AD)、全般性不安障害、抑うつ、強迫性障害(OCD)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、慢性疼痛、及び様々ながんを含む広範囲の障害の病態生理学に関与する。トロリルゾールの治療的可能性は、様々なこれらの適応症においてリルゾールを用いて行われた臨床研究及び翻訳研究によって裏付けられている。トロリルゾールは、例えば、米国特許第10,485,791号に記載されている。
投与及び用量
本発明の実施形態による方法及び組成物は、強迫性障害を有する患者を治療するために使用される。本明細書で使用される場合、「治療すること」という用語は、個人における特定の障害の症状の軽減若しくは緩和、又は特定の障害、例えば、OCDに関連する確認可能な測定値の改善を指す。
一態様において、本発明の実施形態は、強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するのに有効な量のトロリルゾールを含む剤形の形態の医薬組成物を提供する。剤形におけるトロリルゾールの量は、200mg以上、例えば、250mg以上、300mg以上、350mg以上、400mg以上、450mg以上、又は500mg以上であり得る。
剤形は、薬学的に許容される賦形剤を更に含んでもよい。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される賦形剤」という用語は、トロリルゾールとともに患者に投与されてもよく、トロリルゾールの薬理活性を破壊せず、治療量のトロリルゾールを送達するのに十分な投薬量で投与された場合無毒である賦形剤を指す。
医薬組成物に使用され得る薬学的に許容される賦形剤としては、本発明の実施形態によれば、限定されないが、イオン交換体、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、自己乳化薬物送達系(SEDDS)、例えば、α-トコフェロール、ポリエチレングリコール1000コハク酸塩、薬学的剤形で使用される界面活性剤、例えば、Tween又は他の類似の高分子送達マトリックス、血清タンパク質、例えば血清アルブミン、緩衝物質、例えばリン酸塩、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物性脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩若しくは電解質、例えばプロタミン硫酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロース系物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリレート、ワックス、ポリエチレン-ポリオキシプロピレン-ブロックポリマー、ポリエチレングリコール及びウール脂が挙げられる。α-、β-、及びγ-シクロデキストリンなどのシクロデキストリン、又は2-及び3-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンを含むヒドロキシアルキルシクロデキストリンなどの化学修飾誘導体、又は他の可溶化誘導体も、トロリルゾールの送達を増強するために有利に使用され得る。
本発明の実施形態によれば、医薬組成物は、経口的に、非経口的に、吸入スプレーによって、局所的に、直腸内に、経鼻的に、口腔内に、膣内に、又は埋込型リザーバーを介して投与され得る。本発明の実施形態によれば、医薬組成物は、任意の従来の非毒性の医薬的に許容される担体、アジュバント、又はビヒクルを含有し得る。いくつかの場合において、製剤のpHは、製剤化されたトロリルゾール又はその送達形態の安定性を増強するために、薬学的に許容される酸、塩基又は緩衝液で調整されてもよい。本明細書で使用される非経口という用語は、皮下、皮内、静脈内、筋肉内、関節内、滑液胞内、胸骨内、髄腔内、病巣内、及び頭蓋内の注射又は注入技術を含む。
本明細書に開示される医薬組成物は、例えば、滅菌注射用水性又は油性懸濁液としての滅菌注射用調製物の形態であってもよい。この懸濁液は、好適な分散剤又は湿潤剤(例えばTween80など)及び懸濁剤を使用して、当該技術分野で既知の技術に従って製剤化され得る。滅菌注射用調製物はまた、例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液として、非毒性の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液又は懸濁液であってもよい。使用され得る許容されるビヒクル及び溶媒の中には、マンニトール、水、リンガー溶液、及び等張塩化ナトリウム溶液がある。加えて、滅菌固定油は、従来、溶媒又は懸濁媒体として用いられる。この目的のために、合成モノ又はジグリセリドを含む任意の無刺激固定油が用いられてもよい。オレイン酸及びそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は、オリーブ油又はヒマシ油などの天然の薬学的に許容される油、特にそれらのポリオキシエチル化バージョンのように、注射剤の調製に有用である。これらの油性の溶液又は懸濁液は、長鎖アルコールの希釈剤又は分散剤、例えばPharmacopeia Helveticaに記載のもの若しくは同様のアルコール、又はエマルジョン及び/若しくは懸濁液などの薬学的に許容される剤形の製剤において一般的に使用されるカルボキシメチルセルロース若しくは同様の分散剤を含んでよい。製剤化の目的のために、Tween若しくはSpanなどの他の一般的に使用される界面活性剤、及び/又は薬学的に許容される固体、液体、若しくは他の剤形の製造において一般的に使用される他の同様の乳化剤若しくは生物学的利用能促進剤も使用され得る。
本発明の実施形態による医薬組成物は、これらに限定されないが、カプセル、錠剤、並びに水性の懸濁液及び溶液を含む任意の経口的に許容される剤形で経口投与され得る。経口使用のための錠剤の場合、一般的に使用される担体としては、ラクトース及びトウモロコシデンプンが挙げられる。ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤もまた、典型的に添加される。カプセル形態での経口投与の場合、有用な希釈剤としては、ラクトース及び乾燥トウモロコシデンプンが挙げられる。水性懸濁液が経口投与される場合、活性成分は乳化剤及び懸濁剤と組み合わされる。所望される場合、特定の甘味剤及び/又は風味剤及び/又は着色剤が添加されてもよい。
本明細書に開示される医薬組成物は、直腸投与のための坐剤の形態で投与されてもよい。これらの組成物は、トロリルゾールを、室温では固体であるが直腸温度では液体であり、したがって直腸内で融解して活性成分を放出する好適な非刺激性賦形剤と混合することによって調製さえ得る。そのような材料には、カカオバター、蜜蝋、及びポリエチレングリコールが含まれるが、これらに限定されない。
本発明の実施形態によれば、医薬組成物の局所投与は、所望の治療が、局所適用によって容易にアクセス可能な領域又は器官に関わる場合、特に有用である。皮膚に局所的に適用するためには、医薬組成物は、担体に懸濁又は溶解された活性成分を含む好適な軟膏とともに製剤化されるべきである。トロリルゾールの局所投与用の担体としては、鉱油、液体石油、白色石油、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックス、及び水が挙げられるが、これらに限定されない。代替的に、医薬組成物は、担体に懸濁又は溶解されたトロリルゾールを含む好適なローション又はクリームとともに製剤化され得る。好適な担体としては、鉱油、モノステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、ベンジルアルコール、及び水が挙げられるが、これらに限定されない。医薬組成物は、本発明の実施形態によれば、直腸坐剤製剤によって、又は好適な浣腸製剤において、下部腸管に局所適用されてもよい。局所経皮パッチもまた本発明に含まれる。
医薬組成物は、本発明の実施形態によれば、経鼻エアロゾル又は吸入によって投与されてもよい。このような組成物は、医薬製剤の技術分野において周知の技術に従って調製され、ベンジルアルコール又は他の好適な防腐剤、バイオアベイラビリティを増強するための吸収促進剤、フルオロカーボン、及び/又は当該技術分野において既知の他の可溶化剤若しくは分散剤を使用して、生理食塩水中の溶液として調製され得る。
医薬組成物は、本発明の実施形態によれば、好都合には単位剤形で提示され得、薬学の分野で周知の任意の方法によって調製され得る。単一の剤形を生成するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、治療される宿主、特定の投与様式に応じて変化する。単一の剤形を生成するために担体材料と組み合わせることができる活性成分の量は、一般に、治療効果を生成するトロリルゾールの量である。一般的に、100パーセントのうち、この量は、いくつかの実施形態において活性成分の約1パーセント~約99パーセント、いくつかの実施形態において約5パーセント~約70パーセント、及びいくつかの実施形態において約10パーセント~約30パーセントの範囲である。
選択される用量レベルは、トロリルゾール、又はそのエステル、塩、若しくはアミドの活性、投与経路、投与時間、トロリルゾールの排泄速度、治療期間、使用される特定の化合物と組み合わせて使用される他の薬物、化合物、及び/又は材料、治療される患者の年齢、性別、体重、状態、全般的な健康、及び以前の病歴、並びに医療分野で周知の同様の要因を含む、様々な要因に依存するであろう。
通常の技術を有する医師は、必要な医薬組成物の有効量を容易に決定し処方することができる。例えば、医師は、所望の治療効果を達成し、所望の効果が達成されるまで徐々に用量を増加させるために、医薬組成物に用いられるトロリルゾールの用量を、必要レベルよりも低いレベルで開始することができる。
一般に、好適な1日用量のトロリルゾールは、治療効果をもたらすのに有効な最低用量である量である。そのような有効用量は、一般に、上に記載の因子に依存する。
所望される場合、トロリルゾールの有効な1日用量は、1、2、3、4、5、6又はそれ以上のサブ用量として、1日を通して適切な間隔で、任意選択的に単位剤形で別々に投与され得る。本発明のある特定の実施形態において、トロリルゾールは、1日2回又は3回投与され得る。いくつかの実施形態において、トロリルゾールは、1日1回投与される。
本発明の別の態様において、トロリルゾールは、単独で投与されるか、又は別の治療剤と同時に投与される。本明細書で使用される場合、「同時投与」という語句は、所望の効果が得られるような、2種以上の異なる治療用化合物の任意の形態の投与を指す。例えば、第2の化合物は、以前に投与された治療化合物が依然として体内で有効である間に投与される(例えば、2種の化合物は、患者において同時に有効であり、これは、2種の化合物の相乗効果を含み得る)。異なる治療化合物は、同じ製剤又は別個の製剤のいずれかで、併用的又は逐次的に投与され得る。したがって、そのような治療を受ける個人は、異なる治療化合物の組み合わされた効果から利益を得ることができる。同時投与は、2種以上の化合物の同時投与又は逐次投与を含む。
ある特定の実施形態において、トロリルゾールは、セロトニン再取り込み阻害剤と同時に投与される。セロトニン再取り込み阻害剤は、例えば、シタロプラム、エスシタロプラム、フルオキセチン、フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン、トラゾドン、ベンラファキシン、ミルタゼピン、クロミプラミン、又は抗精神病薬、抗けいれん剤、三環系抗うつ剤、モノアミン酸化酵素阻害剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤、選択的セロトニン-ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、ノルエピネフリンドーパミン再取り込み阻害剤、セロトニン-2アンタゴニスト再取り込み阻害剤、ベンゾジアゼピン、覚醒促進剤、抗躁剤、若しくは前述のうちの1つ以上の組み合わせを含む他の向精神薬との組み合わせである。
別の実施形態において、強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するための方法が提供される。本方法は、有効量のトロリルゾールを含む剤形を患者に投与することを含む。
剤形は、4週間以上毎日投与され得、4週目の患者は、ベースラインから少なくとも-3.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、4週間以上毎日投与され得、4週目の患者は、プラセボと比較して少なくとも0.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。
剤形は、8週間以上毎日投与され得、8週目の患者は、ベースラインから少なくとも-5.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、8週間以上毎日投与され得、8週目の患者は、プラセボと比較して少なくとも1.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。
剤形は、12週間以上毎日投与され得、12週目の患者は、ベースラインから-5.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、12週間以上毎日投与され得、12週目の患者は、プラセボと比較して1.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有してもよい。
患者は、26以上の中央Y-BOCSスコアを有する。剤形は、4週間以上毎日投与され得、4週目の患者は、ベースラインから少なくとも-4.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、4週間以上毎日投与され得、4週目の患者は、プラセボと比較して少なくとも0.6ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。
剤形は、8週間以上毎日投与され得、8週目の患者は、ベースラインから少なくとも-6.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、8週間以上毎日投与され得、8週目の患者は、プラセボと比較して少なくとも2.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。
剤形は、12週間以上毎日投与され得、12週目の患者は、ベースラインから-7.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。剤形は、12週間以上毎日投与され、12週目の患者は、プラセボと比較して2.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有し得る。
本発明は、以下の非限定的な実施例によって更に例示される。
実施例:トロリルゾール概念実証強迫性障害(OCD)試験
試験設計
試験設計は、図1に概略的に示されている。対象は、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)又はクロミプラミンの最大耐性投薬量を、ベースラインで少なくとも10週間服用している。対象は、最初の4週間、140mg QDの投薬量を受け、次いで、試験期間中、投薬量は200mg QDに増加される。漸減滴定は、忍容性の問題に対処するためにのみ許可される**。適格な対象には、以前のフェーズで有益と認められた対象、又はBHV-4157による長期治療が許容可能なリスク-便益プロファイルを提供すると治験責任医師(PI)が考える患者が含まれる***。対象は、無作為化フェーズの終了時に服用した投薬量で延長フェーズを開始する。無作為化フェーズでプラセボを受けている対象は、最初の4週間、140mg投薬量QDに盲検的に切り替えられ、次いで用量は、(4週目の受診で)200mg QDに増加される。漸減滴定は、忍容性の問題に対処するためにのみ許可される。4週目から後の全ての受診は、非盲検****である。
標準治療(SOC)医薬で安定しており、SOCに対して不十分な応答を有する対象は、プラセボ(QD)又はトロリルゾールを12週間(4週間の140mg QDの後、200mg QD)追加投与するように無作為化される。無作為化フェーズを完了した対象には、約48週間の非盲検治療が提供される。試験は、2017年12月から2020年6月にかけて行われ、56施設以上で242名の対象が無作為化されている。完全な試験の詳細は、https://clinicaltrials.gov/ct2/show/study/NCT03299166?term=biohaven&cond=Obsessive-Compulsive+Disorder&draw=2&rank=1でオンラインで入手可能である。

主な包含基準
この試験には、スクリーニング時にMINIによって確認されるように、精神障害の診断及び統計マニュアル、第5版に従うOCDの一次診断を有する対象が関与する。
対象の病気の期間は、1年以上でなければならない。
対象は、以下のように定義される、現在の標準治療(SOC)医薬に対して現在無応答又は不十分な応答を経験していなければならない:(1)対象Y-BOCSの総スコアは、スクリーニング及びベースラインで19以上であり、中等度又は重度のOCD症状を反映しなければならない;並びに(2)対象は現在、適切な期間(スクリーニング時に少なくとも8週間、ベースライン時に10週間)、及び適切な投薬量で、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)又はクロミプラミン、ベンラファキシン若しくはデスベンラファキシン単剤療法治療を受けていなければならない。
スクリーニング及びベースライン時の臨床総合印象スコア(CGI-S)は、4以上でなければならない。
主な除外基準
MGH-TRQ-OCDによって定義されるように、適切な投薬量で適切な期間与えられたSSRI、クロミプラミン、ベンラファキシン、又はデスベンラファキシンの、2つを超える以前の失敗した治療臨床試験(現在のSSRI臨床試験を含まない)の病歴を有する対象は除外される。
対象が過去12ヶ月間に急性の自殺傾向又は自殺未遂又は自傷行為を示す場合、対象は除外される。
対象がスクリーニング及びベースライン時に17を超えるBrown Assessment of Beliefs(BABS)スコアを有する場合、対象は除外される。
覚醒剤、神経弛緩剤(抗精神病薬)、気分安定剤及びグルタミン酸薬(例えば、トピラメート、ラモトリギン、N-アセチルシステイン、ケタミン、メマンチン、バルプロ酸ナトリウム)の使用は、スクリーニング前4週間以内及び試験中は禁止されている。
現在、毎日の抗不安薬又はベンゾジアゼピンの使用は禁止されている。
試験の結果
主要評価項目分析の結果を、以下の表1~5に列挙する。

表1は、経時的なYale-Brown Obsessive-Compulsive Scale(Y-BOCS)総スコアの平均変化を示す。トロリルゾール治療対象は、8週目ではプラセボ治療対象の-3.6に対し-5.1ポイントのベースラインからの平均Y-BOCS改善率[差異-1.5、p値=0.041、95%CI:-3.02、-0.06]を有し、12週目ではプラセボ対象の-4.9に対し-5.9ポイントの改善率[差異-1.0、p値=0.220、95%CI:-2.59、0.60]を有していた。この概念実証試験におけるp値は、12週目の主要Y-BOCS評価項目で統計学的有意性に達しなかったが、結果は、経時的に一貫したトロリルゾールの治療上の利点を明らかにし、将来的な試験を駆動するのに適切なデータを提供する。プロットした結果を図1に示す。





プラセボと比較したトロリルゾール治療の差異は、ベースラインでより重篤な病気であった患者(すなわち、重篤なOCD症状を表す26の中央値スコアよりも大きいY-BOC総スコア)においてより大きかった。表2を参照されたい。トロリルゾール治療対象(n=42)は、8週目ではプラセボ(n=45)対象の-3.1に対し-6.0ポイントのベースラインからの平均Y-BOCS変化[差異-2.9、p=0.035、95%CI:-5.49、-0.21]を有し、12週目ではプラセボ(n=43)対象の-4.6に対し-7.0ポイント(n=44)の変化[治療差異-2.4、p=0.084、95%CI:-5.18、0.33]を有していた。

最善の結果の要約
標準治療への応答が不十分なOCD患者において補助療法として1日1回投与されたトロリルゾール200mgは、全ての試験時点(4週目から12週目)でYale-Brown Obsessive Compulsive Scale(Y-BOCS)においてプラセボよりも一貫した数値的改善を示したが、12週目の主要な効果指標、8週目のp<0.05及び12週目のp=0.22を満たしていなかった。Y-BOCS強迫観念サブスケール変化によって証明されるように、強迫行動及び重篤な疾患の患者において強いシグナルが観察される。トロリルゾールの安全性プロファイルは、安全で忍容性が高く、他のトロリルゾール臨床試験と一致しているようある。この臨床試験は、標準治療への応答が不十分なOCD患者における補助療法としてのトロリルゾールの概念実証試験とみなされている。
本出願を通して、様々な刊行物は、著者の氏名及び日付、又は特許番号若しくは特許公開番号によって参照される。これらの刊行物の開示は、本明細書に記載されており、かつ本明細書で特許請求される本発明の日付の時点で当業者に既知の最先端技術をより完全に説明するために、参照によりそれらの全体が本出願に組み込まれる。しかしながら、本明細書における参考文献の引用は、かかる参考文献が本発明の先行技術であるという認識として解釈されるべきではない。
当業者であれば、本明細書に記載の特定の手順に相当する多数の等価物を、日常的な実験のみを使用して認識するか、又は確認することができるであろう。かかる等価物は、本発明の範囲内にあるとみなされ、以下の特許請求の範囲によって包含される。例えば、本明細書の発明を実施するための形態及び実施例で具体的に開示されるもの以外の薬学的に許容される塩を用いることができる。更に、項目リスト内の特定の項目、又はより大きい項目群内の項目サブセット群を、他の特定の項目、項目サブセット群、又はより大きい項目群と組み合わせることが、かかる組み合わせを特定する本明細書の特定の開示の有無にかかわらず可能であるよう意図されている。
本願は下記の態様も包含する。
[態様1]
強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するための方法であって、有効量のトロリルゾールを含む剤形を前記患者に投与することを含む、方法。
[態様2]
前記剤形が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-3.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様3]
前記剤形が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも0.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様4]
前記剤形が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-5.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様5]
前記剤形が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも1.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様6]
前記剤形が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、ベースラインから-5.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様7]
前記剤形が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、プラセボと比較して1.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様1に記載の方法。
[態様8]
前記患者が、26以上の中央Y-BOCSスコアを有する、態様1に記載の方法。
[態様9]
前記剤形が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-4.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様10]
前記剤形が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、プラセボと比較して、少なくとも0.6ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様11]
前記剤形が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-6.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様12]
前記剤形が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも2.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様13]
前記剤形が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、ベースラインから-7.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様14]
前記剤形が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、プラセボと比較して2.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、態様8に記載の方法。
[態様15]
強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するのに有効な量のトロリルゾールを含む、剤形。
[態様16]
200mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様17]
250mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様18]
300mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様19]
350mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様20]
400mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様21]
450mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。
[態様22]
500mg以上の量のトロリルゾールを含む、態様15に記載の剤形。

Claims (19)

  1. トロリルゾールを含む、強迫性障害の治療を必要とする患者における強迫性障害を治療するための医薬組成物であって、
    前記医薬組成物が、200mg以上の量のトロリルゾールを含み、
    前記患者が、26以上の中央Y-BOCSスコアを有する、
    前記医薬組成物
  2. 前記医薬組成物が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-3.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  3. 前記医薬組成物が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも0.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  4. 前記医薬組成物が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-5.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  5. 前記医薬組成物が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも1.5ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  6. 前記医薬組成物が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、ベースラインから-5.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  7. 前記医薬組成物が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、プラセボと比較して1.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項1に記載の医薬組成物
  8. 前記医薬組成物が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-4.1ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  9. 前記医薬組成物が、4週間以上毎日投与され、4週目の前記患者が、プラセボと比較して、少なくとも0.6ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  10. 前記医薬組成物が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、ベースラインから少なくとも-6.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  11. 前記医薬組成物が、8週間以上毎日投与され、8週目の前記患者が、プラセボと比較して少なくとも2.9ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  12. 前記医薬組成物が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、ベースラインから-7.0ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  13. 前記医薬組成物が、12週間以上毎日投与され、12週目の前記患者が、プラセボと比較して2.4ポイントの平均Y-BOCS総スケール変化を有する、請求項に記載の医薬組成物
  14. 250mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
  15. 300mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
  16. 350mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
  17. 400mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
  18. 450mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
  19. 500mg以上の量のトロリルゾールを含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の医薬組成物
JP2022578616A 2020-06-24 2021-06-24 強迫性障害を治療するための組成物及び方法 Active JP7805969B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063043681P 2020-06-24 2020-06-24
US63/043,681 2020-06-24
PCT/US2021/038789 WO2021262914A1 (en) 2020-06-24 2021-06-24 Compositions and methods for treating obsessive-compulsive disorder

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2023531919A JP2023531919A (ja) 2023-07-26
JP2023531919A5 JP2023531919A5 (ja) 2024-06-28
JP7805969B2 true JP7805969B2 (ja) 2026-01-26

Family

ID=79281806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022578616A Active JP7805969B2 (ja) 2020-06-24 2021-06-24 強迫性障害を治療するための組成物及び方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20230181541A1 (ja)
EP (1) EP4171554A4 (ja)
JP (1) JP7805969B2 (ja)
KR (1) KR20230027189A (ja)
CN (1) CN115968312A (ja)
AU (1) AU2021297249A1 (ja)
BR (1) BR112022025901A2 (ja)
CA (1) CA3187323A1 (ja)
IL (1) IL299301A (ja)
MX (1) MX2022016174A (ja)
PH (1) PH12022553441A1 (ja)
WO (1) WO2021262914A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HUP2400349A1 (hu) * 2024-07-05 2026-01-28 Egis Gyógyszergyár Zrt. Troriluzole-hidroklorid-sók

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018508525A (ja) 2015-03-03 2018-03-29 バイオヘイブン・ファーマシューティカル・ホールディング・カンパニー・リミテッドBiohaven Pharmaceutical Holding Company Ltd. リルゾールプロドラッグおよびそれらの使用
JP2021534160A (ja) 2018-08-16 2021-12-09 バイオヘイブン・セラピューティクス・リミテッドBiohaven Therapeutics Ltd. 疾患処置のためのリルゾール口腔内崩壊錠の使用

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2564187T3 (es) * 2005-04-05 2016-03-18 Yale University Agentes de modulación de glutamato en el tratamiento de trastornos mentales
JP2018521007A (ja) * 2015-05-22 2018-08-02 ヴィスタゲン セラピューティクス、インコーポレイテッド L−4−クロロキヌレニンの治療的使用
TW202000205A (zh) * 2018-02-21 2020-01-01 美商Ai治療公司 使用阿吡莫德與麩胺酸性劑的組合治療
MX2020012377A (es) * 2018-05-27 2021-04-12 Biohaven Therapeutics Ltd Uso de tabletas de desintegracion orales de riluzol para el tratamiento de enfermedades.
MX2021000515A (es) * 2018-07-22 2021-06-08 Biohaven Therapeutics Ltd Uso de profarmacos de riluzol para tratar enfermedad de alzheimer.

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018508525A (ja) 2015-03-03 2018-03-29 バイオヘイブン・ファーマシューティカル・ホールディング・カンパニー・リミテッドBiohaven Pharmaceutical Holding Company Ltd. リルゾールプロドラッグおよびそれらの使用
JP2021534160A (ja) 2018-08-16 2021-12-09 バイオヘイブン・セラピューティクス・リミテッドBiohaven Therapeutics Ltd. 疾患処置のためのリルゾール口腔内崩壊錠の使用

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J.N. DE BOER et al.,"Efficacy and tolerability of riluzole in psychiatric disorders: A systematic review and preliminary meta-analysis",Psychiatry Research,2019年08月,Vol. 278,p.294-302,DOI: 10.1016/j.psychres.2019.06.020
Somaye ARABZADEH et al.,"L-carnosine as an adjuvant to fluvoxamine in treatment of obsessive compulsive disorder: A randomized double-blind study",Human Psychopharmacology: Clinical and Experimental,2017年05月08日,Vol. 32, No. 4,p.e2584,DOI: 10.1002/hup.258
山田 光彦 他,恐怖記憶の処理過程を制御する新規薬物療法の開発,日本生物学的精神医学会誌,2018年,29巻, 2号,p.60-63

Also Published As

Publication number Publication date
AU2021297249A1 (en) 2023-02-23
BR112022025901A2 (pt) 2023-01-10
WO2021262914A1 (en) 2021-12-30
IL299301A (en) 2023-02-01
EP4171554A1 (en) 2023-05-03
US20230181541A1 (en) 2023-06-15
PH12022553441A1 (en) 2024-03-04
MX2022016174A (es) 2023-01-24
CA3187323A1 (en) 2021-12-30
CN115968312A (zh) 2023-04-14
KR20230027189A (ko) 2023-02-27
JP2023531919A (ja) 2023-07-26
EP4171554A4 (en) 2024-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Goldstein et al. Duloxetine vs. placebo in patients with painful diabetic neuropathy
US11554117B2 (en) Glutamate agents in the treatment of mental disorders
Weihs et al. Continuation phase treatment with bupropion SR effectively decreases the risk for relapse of depression
Fisher et al. From placebo to panacea
Rush et al. Comparative effects of nefazodone and fluoxetine on sleep in outpatients with major depressive disorder
Grant et al. A double-blind, placebo-controlled trial of lamotrigine for pathological skin picking: treatment efficacy and neurocognitive predictors of response
JP2023071832A (ja) フェンフルラミンを用いるドゥーゼ症候群の治療方法
US20250177378A1 (en) Treatment of depression
Reimherr et al. A multicenter evaluation of the efficacy and safety of 150 and 300 mg/d sustained-release bupropion tablets versus placebo in depressed outpatients
US20140088083A1 (en) Use of memantine (namenda) to treat autism, compulsivity, and impulsivity
CN113710319B (zh) 用于治疗焦虑相关病症的组合物和方法
CA3237768A1 (en) Combination of turso and sodium phenyl butyrate for the treatment of neurodegenerative diseases
by Gabapentin A case report of reduction in alcohol craving and protection against alcohol withdrawal by gabapentin
JP7805969B2 (ja) 強迫性障害を治療するための組成物及び方法
Lindsay et al. Use of modafinil for the treatment of attention deficit/hyperactivity disorder
Dossenbach et al. Double-blind, randomized comparison of olanzapine versus fluphenazine in the long-term treatment of schizophrenia
JP2013531072A (ja) 統合失調症を処置するための環状アミド誘導体の使用の方法
Aguglia Reboxetine in the maintenance therapy of depressive disorder in the elderly: a long‐term open study
Pae et al. Rapid titration versus conventional titration of quetiapine in the treatment of bipolar mania: a preliminary trial
US20220401391A1 (en) Methods and compositions for treating pain
JP2019514978A (ja) イブジラストを使用したアルコール依存症並びにうつ病及び/又は不快な気分の治療
Nazari et al. Unusual route of buprenorphine administration: an alternative approach for bypassing adverse drug reactions
Warnock et al. Obsessive-compulsive disorders in dermatology patients
Mak The diagnosis and management of obsessive compulsive disorders in primary care
Frye et al. Antiepileptics in the Treatment of Alcohol Withdrawal and Alcohol Use Relapse Prevention

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20230124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20230202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240619

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250624

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7805969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150