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JP7806513B2 - 端末装置、ライセンス管理方法、およびネットワークシステム - Google Patents
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JP7806513B2 - 端末装置、ライセンス管理方法、およびネットワークシステム - Google Patents

端末装置、ライセンス管理方法、およびネットワークシステム

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本発明は、アプリケーションソフトウェアのライセンスを管理する技術に係わる。
近年、ICT(Information and Communication Technology)技術の発展により、ネットワークを介して接続される複数の端末が協働して処理を行うシステムが普及してきている。この場合、複数の端末にアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」または「アプリ」と呼ぶことがある)が実装され、各端末がアプリケーションを実行する。
他方、企業等でアプリケーションを使用する場合、多くのケースにおいてライセンスが設定される。例えば、アプリケーションの実装が許可される端末の個数が設定される。或いは、アプリケーションの有効期限が設定される。このため、アプリケーションのライセンスを管理する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、アプリケーションのライセンス管理を行うアプリケーション販売管理サーバシステムが記載されている。具体的には、販売管理サーバシステムは、アプリケーションの販売を仲介する中間業者の端末と、エッジ機器およびエッジサーバを使用するエンドユーザの端末に接続され、発注処理部および配信処理部を備える。発注処理部は、中間業者の端末からのアプリケーションの購入要求に基づいてシリアル番号を発行する。配信処理部は、エンドユーザの端末からシリアル番号を受信すると、1ライセンスあたりのエッジ機器の台数情報を含み、アプリケーションによるエッジ機器の接続台数を制御させるライセンスと共に、シリアル番号に対応付けられたアプリケーションをエッジサーバに配信する。
特開2019-021090号公報
上述したように、アプリケーションのライセンスを管理する方法が提案されている。ただし、従来の方においては、アプリケーションのライセンスを適切に管理できないことがある。例えば、上述した特許文献1に記載の方法では、販売管理サーバシステムが各エッジ機器のライセンスを管理する。このため、販売管理サーバシステムとエッジ機器との間で障害が発生すると、アプリケーションのライセンスを管理できなくなり、場合によっては、エッジ機器がアプリケーションを実行できなくなる。
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数の端末に実装されるアプリケーションのライセンスを適切に管理することである。
本発明の1つの態様のネットワークシステムは、ネットワークを介して互いに接続する複数の端末と、前記複数の端末に実装されるアプリケーションのライセンスを管理する管理サーバと、を備える。前記複数の端末のうちの第1の端末は、前記第1の端末が第1のアプリケーションを保有するときに、前記第1のアプリケーションのライセンスの内容を表すライセンス情報を前記管理サーバから取得するライセンス情報取得部と、前記第1のアプリケーションを保有するか否かを問い合わせる問合せメッセージを、前記複数の端末のうちの他の端末に送信する保有アプリケーション確認部と、前記ライセンス情報および前記問合せメッセージに対する前記他の端末からの応答に基づいて、前記ライセンスに係わる違反の有無を確認するライセンス確認部と、を備える。
上述の態様によれば、複数の端末に実装されるアプリケーションのライセンスを適切に管理できる。
本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す図である。 登録端末情報およびライセンス情報の一例を示す図である。 各端末が備える端末内管理機能の一例を示す図である。 各端末の保存部に保存される端末管理情報およびアプリケーション管理情報の一例を示す図である。 ライセンス情報取得部の処理の一例を示すフローチャートである。 保有アプリケーション確認部および問合せ応答部の処理の一例を示すフローチャートである。 ライセンス確認部の処理の一例を示すフローチャートである。 事前通知部の処理の一例を示すフローチャートである。 アプリケーション管理部の処理の一例を示すフローチャートである。 異常フラグの値に基づいてアプリケーションの実行を制御する方法の一例を示すフローチャートである。 管理者通知部の処理の一例を示すフローチャートである。 管理サーバおよび端末によるライセンス管理シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施例において設定されている各種情報を示す図である。 第2の実施例において設定されている各種情報を示す図である。 第3の実施例において設定されている各種情報を示す図である。 端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す。本発明の実施形態に係わるネットワークシステム100は、管理サーバ110および複数の端末装置1(T001~T00n)を備える。管理サーバ110および複数の端末装置1は、それぞれ公衆網120に接続される。すなわち、管理サーバ110および複数の端末装置1は、公衆網120を介して互いに通信可能である。複数の端末装置1は、この例では、所定のエリア内に設けられる。一例としては、複数の端末装置1は、工場等の設備内に設けられる。また、各端末装置1は、マイコンを備える組込み機器であってもよいし、パーソナルコンピュータであってもよい。そして、複数の端末装置1は、それぞれローカル網130に接続する。すなわち、複数の端末装置1は、ローカル網130を介して互いに通信可能である。なお、以下の記載では、端末装置を単に「端末」と呼ぶことがある。
端末1は、自装置内に1または複数のアプリケーションを実装し、そのアプリケーションを実行することができる。また、端末1は、端末内管理機能10を備える。端末内管理機能10は、後で詳しく説明するが、定期的に管理サーバ110にアクセスし、自装置内に実装されているアプリケーションについての最新のライセンス情報を取得することができる。また、端末内管理機能10は、他の端末1が備える端末内管理機能10と通信を行うことで、自装置内に実装されているアプリケーションのライセンスを認証することができる。
管理サーバ110は、登録端末管理機能111およびライセンス管理機能112を備える。登録端末管理機能111は、管理サーバ110が管理すべき端末1を管理する。この例では、登録端末管理機能111は、ローカル網130に接続する端末1を管理する。ライセンス管理機能112は、登録端末管理機能111が管理する端末1に実装されるアプリケーションのライセンスを管理する。
図2(a)は、登録端末管理機能111が保持する登録端末情報の一例を示す。登録端末情報は、グループID、端末数、および端末IDを管理する。グループIDは、1または複数の端末1を含むグループを識別する。例えば、同じアプリケーションを使用する端末1がグループ化される。或いは、企業内の同じ部署内に設けられる端末1がグループ化される。端末数は、各グループに属する端末の数を表す。端末IDは、各グループに属する各端末を識別する。なお、各端末は、複数のグループに属することができる。
図2(b)は、ライセンス管理機能112が保持するライセンス情報の一例を示す。ライセンス情報は、アプリケーションID、ライセンス数、および有効期限を管理する。アプリケーションIDは、端末1に実装されるアプリケーションを識別する。ライセンス数は、アプリケーションの実装が許可されている端末1の数を表す。有効期限は、アプリケーションを使用可能な期間を表す。
図3は、各端末1が備える端末内管理機能10の一例を示す。端末内管理機能10は、ライセンス情報取得部11、保有アプリケーション確認部12、問合せ応答部13、ライセンス確認部14、事前通知部15、アプリケーション管理部16、管理者通知部17、および保存部18を備える。なお、端末内管理機能10は、図3に示していない他の機能をさらに備えてもよい。
ライセンス情報取得部11は、定期的に管理サーバ110にアクセスし、自端末が保有するアプリケーションについての最新のライセンス情報を取得する。例えば、端末1aがアプリケーションA001を保有するときは、端末1aのライセンス情報取得部11は、管理サーバ110にアクセスして図2(b)に示すライセンス情報を取得する。ライセンス情報取得部11が取得したライセンス情報は、後述するアプリケーション管理情報の一部として、保存部18に保存される。すなわち、保存部18には、自端末が保有するアプリケーションについての最新のライセンス情報が保存される。
図4(a)は、保存部18に保存される端末管理情報の一例を示す。ここで、端末管理情報は、端末ID、他端末フラグ、通信可否フラグ、時刻情報、時刻フラグ、誤差範囲、および優先度を含む。なお、この実施例では、端末ID=T001で識別される端末(即ち、端末T001)に保存される端末管理情報を示している。
端末IDは、ローカル網130に接続される各端末を識別する。ただし、端末IDは、自端末が属するグループ内の各端末を識別してもよい。この例では、端末T001が属するグループに、端末ID=T002で識別される端末も属している。他端末フラグは、自端末が属するグループ内に他の端末が存在するか否かを表す。この例では、「0」は他の端末が存在しないことを表し、「1」は他の端末が存在することを表す。通信可否フラグは、他の端末と通信可能か否かを表す。この例では、「0」は他の端末と通信可能な状態を表し、「1」は他の端末と通信できない状態を表す。
時刻情報は、各端末に設けられている時計が計時する時刻を表す。なお、他の端末の時刻情報は、後で説明するが、他の端末に送信する問合せメッセージに対する応答として取得する。時刻フラグは、自端末の時刻情報と他の端末の時刻情報との差分が所定の誤差範囲内であるか否かを表す。「0」は、時刻情報の差分が所定の誤差範囲内であり、他の端末の時刻情報が正常である状態を表す。「1」は、時刻情報の差分が所定の誤差範囲を超えており、他の端末の時刻情報が正常でない状態を表す。なお、誤差範囲は、この例では「1日」である。優先度は、アプリケーションの使用についての各端末の優先度を表す。
図4(b)は、保存部18に保存されるアプリケーション管理情報の一例を示す。ここで、アプリケーション管理情報は、アプリケーションID、ライセンス数、有効期限、実行可否フラグ、他の端末の稼働状況、異常フラグ、猶予期間、および異常発生日時を含む。
アプリケーションIDは、自端末が保有するアプリケーションを識別する。この実施例では、自端末(端末ID=T001で識別される端末T001)にアプリケーションA001が実装されている。ライセンス数および有効期限は、管理サーバ110から取得するライセンス情報である。すなわち、ライセンス数は、アプリケーションの保有が許可されている端末の数を表し、有効期限は、アプリケーションを使用可能な期間を表す。
実行可否フラグは、当該アプリケーションを実行できるか否かを表す。「0」は当該アプリケーションを実行できる状態を表し、「1」は当該アプリケーションを実行できない状態を表す。他の端末の稼働状況は、他の端末が稼働しているか否かを表す。「0」は他の端末が稼働してない状態を表し、「1」は少なくとも1つの他の端末が稼働している状態を表す。
異常フラグは、アプリケーションのライセンスに係わる異常の有無および種別を表す。「0」は、異常が発生してない状態を表す。「1」は、ライセンス数に係わる違反が検出された状態を表し、「2」は、有効期限に係わる違反が検出された状態を表し、「3」は、ライセンス数に係わる違反および有効期限に係わる違反の双方が検出された状態を表し、「4」は、違反が検出されたときからの経過時間が猶予期間を超過した状態を表す。猶予期間は、この例では「1日」である。異常発生日時は、ライセンス数に係わる違反または有効期限に係わる違反が検出された日時を表す。
保有アプリケーション確認部12は、自端末が保有するアプリケーションと同じアプリケーションを保有しているか否かを問い合わせる問合せメッセージを作成し、この問合せメッセージをローカル網130に接続する他の各端末に送信する。そして、保有アプリケーション確認部12は、問合せメッセージに対する応答を受信する。この後、保有アプリケーション確認部12は、1または複数の他の端末から受信する応答を集計してもよい。
問合せ応答部13は、他の端末から問合せメッセージを受信すると、その問合せメッセージで指定されたアプリケーションが自端末内に実装されているか否かを判定する。そして、問合せ応答部13は、問合せメッセージの送信元に判定結果を送信する。このとき、問合せ応答部13は、判定結果と共に、自端末の時計が計時する時刻を表す時刻情報を問合せメッセージの送信元に送信する。なお、問合せメッセージで指定されたアプリケーションが自端末内に実装されていないときは、問合せ応答部13は、問合せメッセージに応答しなくてもよい。或いは、問合せ応答部13は、指定されたアプリケーションを保有していないことを表すメッセージを、問合せメッセージの送信元に送信してもよい。
ライセンス確認部14は、アプリケーション管理情報(ここでは、ライセンス情報)および他の端末からの応答に基づいて、ライセンスに係わる違反の有無を確認する。すなわち、ライセンス確認部14は、アプリケーションを保有する端末の数がライセンス数を超えてないかを判定する。また、ライセンス確認部14は、アプリケーションの有効期限が切れてないかを判定する。
事前通知部15は、ライセンス違反が検出されたときに、その旨をユーザに通知する。ユーザへの通知は、例えば、管理サーバ110が備えるツールを利用して行われる。アプリケーション管理部16は、ライセンス違反が検出された後、その違反状態が猶予期間を超えて継続する場合に、該当するアプリケーションを強制的に停止する。また、違反状態が解消した場合は、アプリケーション管理部16は、そのアプリケーションの稼働を許可してもよい。管理者通知部17は、ライセンス違反が検出された後、その違反状態が猶予期間を超えて継続する場合に、そのライセンス違反の状況を管理者に通知する。例えば、ライセンス違反が生じている端末のIDおよびライセンス違反が生じているアプリケーションのIDが管理サーバ110を介して管理者に通知される。
このように、各端末は、管理サーバ110からライセンス情報を取得した後、他の端末と連携してアプリケーションのライセンス違反を監視する。すなわち、管理サーバ110からライセンス情報を取得した後は、ローカル網130に接続する複数の端末は、管理サーバ110と通信を行わなくても、アプリケーションのライセンス違反を監視できる。したがって、管理サーバ110と端末1との間に障害が発生しても、アプリケーションのライセンスを適切に管理できる。
図5は、ライセンス情報取得部11の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、定期的に実行される。或いは、端末1のユーザから与えられる指示に応じて実行してもよい。
S1において、ライセンス情報取得部11は、管理サーバ110に対して、自端末が保有するアプリケーションのライセンスに係わるライセンス情報を要求する。このとき、ライセンス情報を要求する端末を識別する端末ID、及び、要求しているライセンス情報の対象となるアプリケーションを識別するアプリケーションIDが管理サーバ110に通知される。そうすると、管理サーバ110は、指定されたアプリケーションのライセンス情報が更新されているか否かを判定する。ここで、管理サーバ110は、各端末がライセンス情報を要求する周期を認識しているものとする。この場合、管理サーバ110は、この周期の期間内にライセンス情報が更新されたか否かを判定する。そして、ライセンス情報が更新されているときは、管理サーバ110は、更新後のライセンス情報を、ライセンス情報の要求元の端末に送信する。
S2において、ライセンス情報取得部11は、管理サーバ110から送信されるライセンス情報を待ち受ける。そして、ライセンス情報を受信したときは、ライセンス情報取得部11は、S3において、そのライセンス情報を保存部18に保存する。このとき、受信したライセンス情報(ライセンス数および有効期限)は、図4(b)に示すアプリケーション管理情報の一部として保存される。
図6(a)は、保有アプリケーション確認部12の処理の一例を示すフローチャートである。なお、保有アプリケーション確認部12は、例えば、定期的に図6(a)に示すフローチャートの処理を実行する。図6(b)は、問合せ応答部13の処理の一例を示すフローチャートである。ここで、保有アプリケーション確認部12は、他の端末に設けられている問合せ応答部13と連携して動作する。よって、図6に係わる記載においては、保有アプリケーション確認部12が動作する側の端末を「問合せ元端末」と呼び、問合せ応答部13が動作する側の端末を「問合せ先端末」と呼ぶことがある。
S11において、問合せ元端末に設けられる保有アプリケーション確認部12は、自端末が保有するアプリケーションと同じアプリケーションを保有しているか否かを問い合わせる問合せメッセージを作成する。以下の記載では、このアプリケーションを「対象アプリケーション」または単に「対象アプリ」と呼ぶことがある。そして、保有アプリケーション確認部12は、この問合せメッセージを、ローカル網130に接続するすべての他の端末(すなわち、問合せ先端末)に送信またはブロードキャストする。この後、保有アプリケーション確認部12は、S12において、問合せ先端末からの応答を待ち受ける。ここで、問合せメッセージを受信する問合せ先端末の処理を説明する。
各端末の問合せ応答部13は、S21において、問合せメッセージを待ち受ける。ここで、問合せ応答部13は、常時、問合せメッセージを待ち受けている。すなわち、問合せ応答部13が問合せメッセージを受信すると、S22の処理が起動される。そして、問合せメッセージを受信すると、問合せ応答部13は、S22において、自端末(すなわち、問合せ先端末)が、問合せメッセージにおいて指定されている対象アプリケーションを保有しているか否かを判定する。
問合せメッセージを受信した端末(すなわち、問合せ先端末)が対象アプリケーションを保有しているときは、問合せ応答部13は、S23において、その問合せメッセージに対して応答する。具体的には、問合せ応答部13は、対象アプリケーションを保有していることを表す応答メッセージを問合せ元端末に送信する。また、問合せ応答部13は、自端末(すなわち、問合せ先端末)の時計が計時する時刻を表す時刻情報も問合せ元端末に送信する。
問合せ元端末の処理の説明に戻る。S13において、保有アプリケーション確認部12は、問合せ先端末からの応答に基づいて、対象アプリケーションを保有する端末の数をカウントする。ここで、対象アプリケーションは、問合せ元端末に実装されている。したがって、K個の問合せ先端末から応答を受信したときは、対象アプリケーションを保有する端末の数は「K+1」である。
S14において、保有アプリケーション確認部12は、時刻情報が正しいか否かを判定する。すなわち、問合せメッセージに応答した各問合せ先端末について、問合せ元端末の時刻情報が表す時刻と、応答メッセージと共に受信した時刻情報が表す時刻との差分が、端末管理情報として設定されてる「誤差範囲」内であるか判定される。そして、時刻の差分が誤差範囲内であれば、保有アプリケーション確認部12は、問合せ先端末の時刻情報(すなわち、問合せ先端末の時計)が正しいと判断する。この場合、保有アプリケーション確認部12は、S15において、時刻フラグに「0」を設定する。
時刻の差分が誤差範囲を超えているときは、保有アプリケーション確認部12は、問合せ先端末の時刻情報(すなわち、問合せ先端末の時計)が正しくないと判断する。この場合、保有アプリケーション確認部12は、S16において、時刻フラグに「1」を設定する。なお、端末の時計が正しくない場合、アプリケーションのライセンス(特に、有効期限)を適切に管理できない。よって、S14~S16において時刻情報を確認することにより、アプリケーションのライセンスを適切に管理できるようになる。
なお、図4(a)に示す端末管理情報に登録されている端末から問合せメッセージに対応する応答を受信できなかったときは、保有アプリケーション確認部12は、その端末の通信可否フラグを「1」に設定してもよい。また、問合せメッセージを受信した問合せ先端末は、対象アプリケーションを保有していないときは、対象アプリケーションを保有していない旨を表すメッセージを問合せ元端末に送信してもよい。
図7は、ライセンス確認部14の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図6(a)に示す保有アプリケーション確認部12の処理に続いて実行される。
S31において、ライセンス確認部14は、アプリケーション管理情報を参照することにより、対象アプリケーションのライセンス数を確認する。図4(b)に示すアプリケーション管理情報が設定されているときは、ライセンス数として「2」が得られる。
S32において、ライセンス確認部14は、対象アプリケーションのライセンス数に対して、対象アプリケーションを保有する端末の数が適切か判定する。ここで、対象アプリケーションを保有する端末の数は、図6を参照して説明したように、問合せメッセージに応答した問合せ先端末の数に「1」を加算した値である。そして、対象アプリケーションを保有する端末の数がライセンス数以下であれば、ライセンス確認部14は、ライセンス数が適切に運用されていると判定する。この場合、S33において、異常フラグに「0」が設定される。一方、対象アプリケーションを保有する端末の数がライセンス数を超えているときは、ライセンス確認部14は、ライセンス数について違反が発生していると判定する。この場合、ライセンス確認部14は、S34において、異常フラグに「1」を設定すると共に、図4(b)に示す異常発生日時として現在の日時を記録する。
S35において、ライセンス確認部14は、対象アプリケーションの有効期限が適切か否かを判定する。具体的には、図4(a)に示す時間フラグが「0」であり、且つ、現在時刻が有効期限よりも前であれば、対象アプリケーションの有効期限が適切であると判定される。そうすると、ライセンス確認部14の処理は終了する。この場合、異常フラグの値は、S32~S34で決定された通り、「0」または「1」である。
現在時刻が有効期限よりも後であるときには、対象アプリケーションの有効期限について違反が発生していると判定される。この場合、ライセンス確認部14は、S36において、異常フラグの値が「0」であるか「1」であるかを確認する。そして、異常フラグの値が「0」であれば、ライセンス確認部14は、ライセンス数について違反は発生してないが、有効期限について違反が発生していると判定する。この場合、ライセンス確認部14は、S37において、異常フラグに「2」を設定すると共に、図4(b)に示す異常発生日時として現在の日時を記録する。一方、異常フラグの値が「1」であれば、ライセンス確認部14は、ライセンス数について違反が発生しており、且つ、有効期限についても違反が発生していると判定する。この場合、ライセンス確認部14は、S38において、異常フラグに「3」を設定する。
このように、ライセンス確認部14は、対象アプリケーションについてライセンス違反の有無を判定する。そして、その判定結果を表す異常フラグが設定される。
図8は、事前通知部15の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図7に示すライセンス確認部14の処理に続いて実行される。
S41において、事前通知部15は、図4(a)に示す端末管理情報中の時刻フラグおよび図4(b)に示すアプリケーション管理情報中の異常フラグを確認する。そして、S42において、時刻フラグがゼロでないときは(即ち、時刻フラグ=1)、事前通知部15は、対象アプリケーションを保有する端末の時計が正しい時刻を計時していないと判定する。この場合、事前通知部15は、S43において、対象アプリケーションを保有する端末の時計が正しい時刻を計時していない旨を、管理サーバ110に通知すると共に、端末のユーザに事前通知を行う。
S44において、異常フラグがゼロでないときは(即ち、異常フラグ=1~3)、事前通知部15は、対象アプリケーションのライセンスに係わる違反が発生していると判定する。この場合、事前通知部15は、S42において、異常フラグの値に応じてライセンス違反の種別を検出し、ライセンス違反が発生している旨およびライセンス違反の種別を管理サーバ110に通知すると共に、端末のユーザに事前通知を行う。
なお、この時点では、端末内管理機能10は、ライセンス違反が生じているアプリケーションを強制的に停止するなどの制御は行わない。すなわち、事前通知に応じてユーザがライセンス違反を解消させることを待つ。
図9は、アプリケーション管理部16の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、特に限定されるものではないが、例えば、定期的に実行されることが好ましい。
S51において、アプリケーション管理部16は、図4(a)に示す端末管理情報を参照することにより、対象アプリケーションを保有する他の端末が存在するか否かを確認する。他の端末が存在するときには、アプリケーション管理部16は、S52において、他の端末の情報を取得できているか否かを判定する。このとき、他の端末の通信可否フラグが「1」であれば、他の端末の情報を取得できていないと判定される。また、他の端末の時刻情報が記録されてないときも、他の端末の情報を取得できていないと判定される。そして、他の端末の情報を取得できていないときは、アプリケーション管理部16の処理はS57に進む。
他の端末が存在しないとき(S51:No)、または他の端末の情報を取得できているとき(S52:Yes)は、アプリケーション管理部16は、S53~S55において、時刻フラグ、誤差範囲、異常フラグ、および猶予期間を確認する。そして、時刻フラグが「1」であり、且つ、自端末の時刻情報と他の端末の時刻情報との差分が誤差範囲を超えているときには、アプリケーション管理部16の処理はS57に進む。また、異常フラグの値がゼロ以外であり、且つ、ライセンス違反が検出されたときからの経過時間が猶予期間を超過しているときも、アプリケーション管理部16の処理はS57に進む。なお、ライセンス違反が検出されたときからの経過時間は、アプリケーション管理情報中の「異常発生日時」から現在時刻までの期間を表す。
時刻フラグが「1」であり(時刻情報の差分が誤差範囲を超えてない状態を含む)、且つ、異常フラグが「0」であるとき(ライセンス違反が検出されたときからの経過時間が猶予期間を超過してない状態を含む)は、アプリケーション管理部16の処理はS56に進む。すなわち、各端末の時計が正しい時刻を計時し、且つ、対象アプリケーションについてライセンス違反が発生していないときは、アプリケーション管理部16は、S56において、対象アプリケーションの実行を許可する。このとき、アプリケーション管理部16は、実行可否フラグを「0」に設定する。
端末内管理機能10が他の端末の情報を取得できていないとき(S52:No)、対象アプリケーションを保有する端末のうちのいずれかの時計が正しい時刻を計時していないとき(S54:Yes)、または対象アプリケーションについてライセンス違反が発生しているとき(S55:Yes)には、S57の処理が実行される。すなわち、アプリケーション管理部16は、対象アプリケーションの実行を禁止する。このとき、アプリケーション管理部16は、実行可否フラグを「0」に設定する。また、ライセンス違反が検出されたときからの経過時間が猶予期間を超過したときは、アプリケーション管理部16は、異常フラグを「4」に更新してもよい。
ただし、対象アプリケーションについてライセンス違反が「ライセンス数の超過」のみであるときは、アプリケーション管理部16は、端末の優先度に従って、ライセンス数が表す個数の端末に対して対象アプリケーションの実行を許可し、他の端末に対して対象アプリケーションの実行を禁止する。例えば、ライセンス数が2であるにもかかわらず、3台の端末が対象アプリケーションを保有しているときには、それら3台の端末のうちで優先度の高い2台の端末に対して対象アプリケーションの実行が許可され、他の1台の端末に対して対象アプリケーションの実行が禁止される。
ここで、図9に示すアプリケーション管理部16の処理は、各端末においてそれぞれ実行される。したがって、各端末のアプリケーション管理部16は、それぞれ自端末の対象アプリケーションの許可/禁止を制御すればよい。例えば、ライセンス数が2であるにもかかわらず、3台の端末1a~1cに対して対象アプリケーションが実装されているものとする。この場合、各端末1a~1cのアプリケーション管理部16は、それぞれ「ライセンス数の超過」を検出する。ここで、端末1aの優先度が最も高く、端末1bの優先度が2番目に高く、端末1cの優先度が最も低いものとする。そうすると、端末1aおよび端末1bのアプリケーション管理部16は、それぞれ対象アプリケーションの実行を許可し、端末1cのアプリケーション管理部16は対象アプリケーションの実行を禁止する。この結果、ライセンス数による制限に基づいて、2台の端末(1a、1b)のみが対象アプリケーションを実行できる。すなわち、ライセンスにより認められている数の端末でのアプリケーションの実行を許容しながら、ライセンス違反が解消される。
図10は、異常フラグの値に基づいてアプリケーションの実行を制御する方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、図9に示すフローチャートのS55~S57に対応する。
S101~S102において、アプリケーション管理部16は、異常フラグの値を確認する。そして、異常フラグが「0」であれば、アプリケーション管理部16の処理は終了する。異常フラグが「1」であるときは、アプリケーション管理部16は、ライセンス数違反のみが発生していると判定する。この場合、アプリケーション管理部16は、S103において、アプリケーション管理情報を参照して対象アプリケーションのライセンス数Lを確認し、S104において、端末管理情報を参照して自端末の優先度の順位Kを確認する。なお、優先度が高いほど順位を表す値は小さいものとする。
S105において、アプリケーション管理部16は、自端末の優先度の順位Kとライセンス数Lとを比較する。そして、KがL以下であれば、アプリケーション管理部16は、自端末が対象アプリケーションを優先的に使用できると判定する。この場合、アプリケーション管理部16は、S106において、対象アプリケーションの実行を許可すると共に実行可否フラグを「0」に設定する。一方、KがLより大きいときは、アプリケーション管理部16は、自端末が対象アプリケーションを優先的に使用できないと判定する。この場合、アプリケーション管理部16は、S107において、対象アプリケーションを停止すると共に実行可否フラグを「1」に設定する。
この後、アプリケーション管理部16は、S108において、優先度の順位の値がライセンス数Lより大きい端末(即ち、優先度がL番目より低い端末)に対して、対象アプリケーションの停止指示を送信してもよい。この場合、この停止指示を受信した端末のアプリケーション管理部16は、対象アプリケーションを停止することが好ましい。
なお、異常フラグが「0」でも「1」でもないときは、少なくとも有効期限違反が発生していると判定される。この場合、アプリケーション管理部16は、S107において、対象アプリケーションを停止すると共に実行可否フラグを「1」に設定する。
図11は、管理者通知部17の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、特に限定されるものではないが、例えば、定期的に実行されることが好ましい。
S61~S64において、管理者通知部17は、図4(a)に示す端末管理情報中の時刻フラグおよび図4(b)に示すアプリケーション管理情報中の異常フラグおよび実行可否フラグを確認する。そして、時刻フラグが「0」でないときは(S62:No)、管理者通知部17は、端末の時計が正常な時刻を計時してないと判定する。この場合、管理者通知部17は、S65において、警告メッセージに時計エラー(端末の時計が正常な時刻を計時していない状態)を追加する。また、異常フラグが「0」でないときは(S63:No)、管理者通知部17は、対象アプリケーションのライセンスについ違反が発生していると判定する。この場合、管理者通知部17は、S66において、警告メッセージにライセンスエラー(対象アプリケーションのライセンスについての違反)を追加する。さらに、実行可否フラグが「0」でないときは(S64:No)、管理者通知部17は、端末1が対象アプリケーションを実行できないと判定する。この場合、管理者通知部17は、S67において、警告メッセージに実行エラー(端末が対象アプリケーションを実行できない状態)を追加する。
この後、管理者通知部17は、S68において、警告メッセージを管理サーバ110に送信する。なお、S62~S64の判定がすべて「Yes」であるときは、管理者通知部17は、管理サーバ110に警告メッセージを送信する必要はない。或いは、管理者通知部17は、ライセンス違反が発生していないことを表すメッセージを管理サーバ110に送信してもよい。
図12は、管理サーバ110および端末1によるライセンス管理シーケンスの一例を示す。この例では、ローカル網に2台の端末(T001、T002)が接続されている。また、端末T001はアプリケーションA001を保有している。
管理サーバ110は、アプリケーションA001のライセンスを管理する。そして、ライセンスの内容(有効期限、ライセンス数など)に変更があると、管理サーバ110においてライセンス情報が更新される。
端末T001は、定期的に、管理サーバ110からアプリケーションA001のライセンス情報を取得する。或いは、管理サーバ110は、アプリケーションA001のライセンスの内容が変更されたときに、ライセンス情報を各端末に通知してもよい。そして、端末T001は、図4(b)に示すアプリケーション管理情報中のライセンス情報(有効期限、ライセンス数)を更新する。
端末T001は、ローカル網に接続する各端末に問合せメッセージを送信する。この例では、端末T001が問合せ元端末として動作し、端末T002が問合せ先端末として動作する。問合せメッセージは、問合せ先端末がアプリケーションA001を保有するか否かを問い合わせる。
問合せメッセージを受信した端末T002は、端末T002内にアプリケーションA001が実装されているときには、問合せ元端末である端末T001に応答メッセージを送信する。この応答メッセージは、端末T002がアプリケーションA001を保有することを表す。また、この応答メッセージと共に、端末T002の時計が計時する時刻を表す時刻情報が端末T001に通知される。
端末T001は、問合せメッセージに対する応答の数に基づいて、アプリケーションA001を保有する端末の数をカウントする。加えて、端末T001は、時刻情報を検証する。
端末T001は、アプリケーションA001のライセンスに係わる違反の有無を検証する。具体的には、ライセンス数違反および有効期限違反の有無を検証する。そして、この検証結果に応じて異常フラグを設定する。
ライセンス違反が生じてるときは、端末T001は、管理サーバ110に事前通知を行う。この事前通知は、ライセンス違反が検出された日時およびライセンス違反の種別などを表す。管理サーバ110は、事前通知を受信すると、アプリケーションA001のユーザに対してライセンス違反が生じていることを通知する。これにより、ユーザにライセンス違反の解消を促す。
端末T001は、時刻フラグおよび異常フラグに基づいて、ライセンス違反が解消したか否かをモニタする。具体的には、ライセンス違反が検出されたときから猶予期間が経過した時点でライセンス違反が解消したか否かを判定する。この結果、ライセンス違反が解消していなければ、端末T001は、アプリケーションA001の実行を禁止する。このとき、アプリケーションA001に係わるライセンス違反が「ライセンス数の超過」のみであるときは、ライセンス数および各端末の優先度に応じて、アプリケーションA001を停止するか否かを判定してもよい。この後、端末T001は、管理サーバ110に管理者通知を行う。管理サーバ110は、管理者通知を受信すると、必要に応じて、アプリケーションA001のユーザに対してライセンス違反が生じていることを通知する。
なお、図12に示すシーケンスでは、端末T001がライセンス違反の有無を検証するが、実際には各端末が同様の検証を行う。例えば、端末T002がライセンス違反の有無を検証するときには、端末T002が問合せ元端末として動作し、端末T001が問合せ先端末として動作する。
<第1の実施例>
図13は、第1の実施例において設定されている各種情報を示す。すなわち、1つの端末グループ(G001)が設定され、その端末グループに2台の端末(T001、T002)が属している。また、アプリケーションA001のライセンス数が2であり、その有効期限は2023年1月1日である。なお、以下の記載では、端末T001がライセンス違反の有無を検証するものとする。
(1)端末T001は、ライセンス情報取得部11を利用して管理サーバ110からライセンス情報を取得する。ライセンス情報は、アプリケーション管理情報の一部として保存される。
(2)端末T001は、端末T001がアプリケーションA001を保有していることを認識すると、保有アプリケーション確認部12を利用して、アプリケーションA001を保有する端末を探索する。このとき、ローカル網130に接続する各端末に問合せメッセージがブロードキャストされる。そして、この実施例では、端末T002が問合せメッセージに応答するものとする。この結果、端末T001は、端末T002がアプリケーションA001を保有することを検出する。すなわち、端末T001は、アプリケーションA001を保有する端末が2台であることを認識する。
(3)端末T001は、ライセンス確認部14を利用して、ライセンス違反の有無を検証する。この例では、アプリケーションA001を保有する端末の個数が2台であり、ライセンス数を超えてない。また、時刻情報が表す時刻(即ち、現在時刻)が有効期限の前である。よって、端末T001は、ライセンス違反が発生してないと判定する。
<第2の実施例>
図14は、第2の実施例において設定されている各種情報を示す。すなわち、1つの端末グループ(G001)が設定され、その端末グループに1台の端末(T001)が属している。また、アプリケーションA001のライセンス数が1であり、その有効期限は2023年1月1日である。
(1)端末T001は、ライセンス情報取得部11を利用して管理サーバ110からライセンス情報を取得する。ライセンス情報は、アプリケーション管理情報の一部として保存される。
(2)端末T001は、端末T001がアプリケーションA001を保有していることを認識すると、保有アプリケーション確認部12を利用して、アプリケーションA001を保有する端末を探索する。このとき、ローカル網130に接続する各端末に問合せメッセージがブロードキャストされる。ただし、この実施例では、いずれの端末からも応答が返ってこない。この結果、端末T001は、アプリケーションA001を保有する端末が1台のみであることを認識する。
(3)端末T001は、ライセンス確認部14を利用して、ライセンス違反の有無を検証する。この例では、アプリケーションA001を保有する端末の個数が1台であり、ライセンス数を超えてない。また、時刻情報が表す時刻(即ち、現在時刻)が有効期限の前である。よって、端末T001は、ライセンス違反が発生してないと判定する。
<第3の実施例>
図15は、第3の実施例において設定されている各種情報を示す。すなわち、1つの端末グループ(G001)が設定され、その端末グループに2台の端末(T001、T002)が属している。また、アプリケーションA001のライセンス数が1であり、その有効期限は2023年1月1日である。
(1)端末T001は、ライセンス情報取得部11を利用して管理サーバ110からライセンス情報を取得する。ライセンス情報は、アプリケーション管理情報の一部として保存される。
(2)端末T001は、端末T001がアプリケーションA001を保有していることを認識すると、保有アプリケーション確認部12を利用して、アプリケーションA001を保有する端末を探索する。このとき、ローカル網130に接続する各端末に問合せメッセージがブロードキャストされる。そして、この実施例では、端末T002が問合せメッセージに応答するものとする。この結果、端末T001は、端末T002がアプリケーションA001を保有することを検出する。すなわち、端末T001は、アプリケーションA001を保有する端末が2台であることを認識する。
(3)端末T001は、ライセンス確認部14を利用して、ライセンス違反の有無を検証する。この例では、アプリケーションA001のライセンス数が1であるにもかかわらず、アプリケーションA001を保有する端末の個数が2台であり、ライセンス数を超えている。すなわち、ライセンス数違反が発生している。一方、時刻情報が表す時刻(すなわち、現在時刻)は有効期限の前であり、有効期限違反は発生していない。よって、端末T001は、異常フラグを「1」に更新すると共に、異常発生日時として現在の日時を記録する。
(4)端末T001は、事前通知部15を利用して、アプリケーションA001についてライセンス数違反が発生していることをユーザに通知する。ただし、端末T001は、ライセンス違反を検出したときから所定の猶予期間(この例では、1日)が経過するまでは、アプリケーションA001の停止を猶予する。
(5)猶予期間内にライセンス違反が解消しないときは、アプリケーションの強制的な停止が行われる。この例では、アプリケーションA001のライセンス数が1であるにもかかわらず、アプリケーションA001を保有する端末の個数が2台である。この場合、優先度の高い1台の端末によるアプリケーションA001の実行が許可され、優先度の低い他の端末によるアプリケーションA001の実行は禁止される。ここで、端末T001の優先度が第1位であり、端末T002の優先度が第2位である。よって、端末T001はアプリケーションA001の実行を継続できるが、端末T002によるアプリケーションA001の実行が禁止される。
端末T001は、アプリケーション管理部16を利用して、端末T002のアプリケーション管理部16に対して、アプリケーションA001の停止を指示してもよい。この場合、端末T002は、端末T001から受信する指示に従って、アプリケーションA001を停止する。また、図5~図11に示すフローチャートの処理は、各端末において個々に実行されるので、端末T002も、ライセンス違反が発生していることを検出する。よって、端末T002のアプリケーション管理部16は、端末T001からの指示を受信しなくても、アプリケーションA001を停止することができる。
(6)端末T001は、管理者通知部17を利用して、アプリケーションA001についてライセンス数違反が発生していることを管理サーバ110に通知する。尚、契約等によりライセンス数を増やした場合には、管理サーバ110のライセンス情報が更新され、各端末はそのライセンス情報を取得する。そして、アプリケーションA001を保有する端末の数がライセンス数以下になると、各端末は、アプリケーション管理部16を利用して、アプリケーションA001の実行を許可する。
<その他の実施例>
管理サーバ110と各端末1との間の通信に障害が発生したときは、各端末1(保有アプリケーション確認部12、ライセンス確認部14、アプリケーション管理部16)は、障害発生前に取得したライセンス情報を利用して他の端末と連携してアプリケーションのライセンスを管理する。ここで、一般に、アプリケーションのライセンスが更新または変更される頻度は低い。よって、管理サーバ110にアクセスできずに障害発生前に取得したライセンス情報を利用せざるを得ない場合であっても、アプリケーションのライセンスを適切に管理できると考えられる。
管理サーバ110に登録されてない端末(すなわち、端末内管理機能10を有していない端末)にアプリケーションが実装されるケースでは、ライセンス違反を検知できない可能性がある。ただし、端末内管理機能10から許可されたときに実行可能となるようにアプリケーションを設計すれば、管理サーバ110に登録されてない端末上でアプリケーションを実行することはできない。
ローカル網130に接続されてない端末にアプリケーションが実装されるケースにおいても、ライセンス違反を検知できない可能性がある。ただし、この場合、この端末が端末内管理機能10を有していたとしても、他の端末と連携できないので、アプリケーションを実行することはできない。
<ハードウェア構成>
図16は、端末1のハードウェア構成の一例を示す。端末1は、プロセッサ201、メモリ202、記憶装置203、入出力デバイス204、記録媒体読取り装置205、通信インタフェース206を備えるコンピュータ200により実現される。
プロセッサ201は、記憶装置203に保存されているライセンス管理プログラムを実行することにより、ライセンス管理に係わる端末1の動作を制御する。このライセンス管理プログラムは、図5~図11に示すフローチャートの手順を記述したプログラムコードを含む。したがって、プロセッサ201がこのプログラムを実行することにより、図3に示すライセンス情報取得部11、保有アプリケーション確認部12、問合せ応答部13、ライセンス確認部14、事前通知部15、アプリケーション管理部16、管理者通知部17の機能が提供される。
メモリ202は、プロセッサ201の作業領域として使用される。記憶装置203は、上述したライセンス管理プログラムおよび他のプログラムを保存する。
入出力デバイス204は、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどの入力デバイスを含む。また、入出力デバイス204は、表示装置、スピーカーなどの出力デバイスを含む。記録媒体読取り装置205は、記録媒体210に記録されているデータおよび情報を取得できる。記録媒体210は、コンピュータ200に着脱可能なリムーバブル記録媒体である。また、記録媒体210は、例えば、半導体メモリ、光学的作用で信号を記録する媒体、または磁気的作用で信号を記録する媒体により実現される。なお、ライセンス管理プログラムは、記録媒体210からコンピュータ200に与えられてもよい。通信インタフェース206は、ネットワークに接続する機能を提供する。なお、ライセンス管理プログラムがプログラムサーバ220に保存されているときは、コンピュータ200は、プログラムサーバ220からライセンス管理プログラムを取得してもよい。
1(T001~T00n) 端末
10 端末内管理機能
11 ライセンス情報取得部
12 保有アプリケーション確認部
13 問合せ応答部
14 ライセンス確認部
15 事前通知部
16 アプリケーション管理部
17 管理者通知部
18 保存部
100 ネットワークシステム
110 管理サーバ
111 登録端末管理機能
112 ライセンス管理機能
120 公衆網
130 ローカル網

Claims (8)

  1. ネットワークを介して互いに接続する複数の端末と、
    前記複数の端末に実装されるアプリケーションのライセンスを管理する管理サーバと、を備え、
    前記複数の端末のうちの第1の端末は、
    前記第1の端末が第1のアプリケーションを保有するときに、前記第1のアプリケーションのライセンスの内容を表すライセンス情報を前記管理サーバから取得するライセンス情報取得部と、
    前記第1のアプリケーションを保有するか否かを問い合わせる問合せメッセージを、前記複数の端末のうちの他の端末に送信する保有アプリケーション確認部と、
    前記ライセンス情報および前記問合せメッセージに対する前記他の端末からの応答に基づいて、前記ライセンスに係わる違反の有無を確認するライセンス確認部と、
    各端末の優先度を表す情報を保存する保存部と、を備え、
    前記ライセンス情報は、前記第1のアプリケーションを保有可能な端末の数を表すライセンス数を含み、
    前記保有アプリケーション確認部は、前記他の端末からの応答に基づいて、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数をカウントし、
    前記ライセンス確認部は、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えるときは、前記ライセンスに係わる違反が発生していると判定し、
    前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えており、且つ、前記第1の端末の優先度の順位を表す値が前記ライセンス数を超えているときに、前記第1の端末は、前記第1のアプリケーションを停止する
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記問合せメッセージを受信した端末は、前記第1のアプリケーションを保有するときは、前記問合せメッセージに対して応答する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記ライセンスに係わる違反が検出されたときから所定の猶予期間が経過した時点で前記違反が解消してないときに、前記第1のアプリケーションを停止するアプリケーション管理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記ライセンス情報は、前記第1のアプリケーションの有効期限を含み、
    前記ライセンス確認部は、現在時刻が前記第1のアプリケーションの有効期限の前か後かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記第1の端末は、現在時刻が前記第1のアプリケーションの有効期限の後であるときに、前記第1のアプリケーションを停止する
    ことを特徴とする請求項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記第1の端末は、前記ライセンスに係わる違反を検出したときに、前記違反が発生したことを前記管理サーバまたは前記第1のアプリケーションのユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1つに記載のネットワークシステム。
  7. ネットワークを介して1または複数の他の端末に接続する端末装置であって、
    前記端末装置が第1のアプリケーションを保有するときに、前記第1のアプリケーションのライセンスの内容を表すライセンス情報を取得するライセンス情報取得部と、
    前記第1のアプリケーションを保有するか否かを問い合わせる問合せメッセージを、前記1または複数の他の端末に送信する保有アプリケーション確認部と、
    前記ライセンス情報および前記問合せメッセージに対する前記1または複数の他の端末からの応答に基づいて、前記ライセンスに係わる違反の有無を確認するライセンス確認部と、
    前記端末装置および前記1または複数の他の端末の優先度を表す情報を保存する保存部と、を備え、
    前記ライセンス情報は、前記第1のアプリケーションを保有可能な端末の数を表すライセンス数を含み、
    前記保有アプリケーション確認部は、前記1または複数の他の端末からの応答に基づいて、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数をカウントし、
    前記ライセンス確認部は、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えるときは、前記ライセンスに係わる違反が発生していると判定し、
    前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えており、且つ、前記端末装置の優先度の順位を表す値が前記ライセンス数を超えているときに、前記端末装置は、前記第1のアプリケーションを停止する
    ことを特徴とする端末装置。
  8. ネットワークを介して互いに接続する複数の端末を備えるネットワークシステムにおいて、前記複数の端末に実装されるアプリケーションのライセンスを管理するライセンス管理方法であって、
    前記複数の端末のうちの第1の端末は、前記第1の端末が第1のアプリケーションを保有するときに、前記第1のアプリケーションのライセンスの内容を表すライセンス情報を取得し、
    前記第1の端末は、前記第1のアプリケーションを保有するか否かを問い合わせる問合せメッセージを、前記複数の端末のうちの他の端末に送信し、
    前記他の端末は、前記第1のアプリケーションを保有するときには、前記問合せメッセージに対して応答し、
    前記第1の端末は、前記ライセンス情報および前記問合せメッセージに対する前記他の端末からの応答に基づいて、前記ライセンスに係わる違反の有無を確認し、
    前記第1の端末は、各端末の優先度を表す情報を保持し、
    前記ライセンス情報は、前記第1のアプリケーションを保有可能な端末の数を表すライセンス数を含み、
    前記第1の端末は、前記他の端末からの応答に基づいて、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数をカウントし、
    前記第1の端末は、前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えるときは、前記ライセンスに係わる違反が発生していると判定し、
    前記第1のアプリケーションを保有する端末の数が前記ライセンス数を超えており、且つ、前記第1の端末の優先度の順位を表す値が前記ライセンス数を超えているときに、前記第1の端末は、前記第1のアプリケーションを停止する
    ことを特徴とするライセンス管理方法。
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