はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、この概要の記載はなんらの限定を意図するものではない。また、特段の釈明がない場合には、各図面に記載されたブロックはハードウェア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表す。各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印については、主たる信号(データ)の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
一実施形態に係るサーバ装置100は、生成手段101と、通知制御手段102と、を含む(図1参照)。生成手段101は、複数の施設を含むエリア内における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成する(図2のステップS1)。通知制御手段102は、複数の利用者のうちエリア内の一の施設を訪れた訪問者の行動履歴に基づいて、訪問者の嗜好情報を生成すると共に、生成された嗜好情報を上記一の施設で働く人物に通知する(ステップS2)。
サーバ装置100は、利用者が訪れる施設(例えば、小売店の店舗)だけでなく同じエリア(例えば、複合ビル)内にある他の施設における、当該利用者の行動履歴を生成する。サーバ装置100は、当該生成された行動履歴を用いて訪問者の好みや関心事を嗜好情報として店舗の店員等に通知する。他の施設における行動を含む行動履歴により嗜好情報が生成されるので、店員は当該訪問者の正確な好み等を知ることができる。店員は、通知された嗜好情報に基づいて接客をすることで、当該訪問者(店舗の顧客)によりよい接客サービスを提供できる。
以下に具体的な実施形態について、図面を参照してさらに詳しく説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
[システムの構成]
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システム(認証システム)の概略構成の一例を示す図である。図3に示すように、情報処理システムには、多様な施設を備える複合ビルが含まれる。複合ビルには、住居、オフィス、小売店舗、娯楽施設(例えば、映画館、コンサートホール)、医療施設(例えば、病院、薬局)、公共施設(例えば、図書館)等が含まれる。通常、複合ビルは、多数の階層を有する高層ビルである。
第1の実施形態に係る情報処理システムは、複数の施設を含むエリア(建物)に関係する利用者の利便性向上を目的とする。例えば、情報処理システムは、複合ビルに住居を持つ住民、複合ビルで働く労働者、複合ビルの店舗等の顧客等の利用者(複合ビルの利用者)の利便性を向上させる。なお、本書において、複数の施設を備えるエリアとして「複合ビル」を例に取り説明を行うが、複数の施設を備えるエリアを「複合ビル」に限定する趣旨ではない。例えば、1つの地域で多くの商業施設が営業している避暑地、観光地のようなエリアが本願開示の対象に設定されてもよい。
情報処理システムには、サーバ装置10が含まれる。サーバ装置10は、情報処理システムの主たる機能を実現する装置である。サーバ装置10は、ネットワークを介して、複合ビル内の各種装置、デバイスと接続されている。
図4は、複合ビル内の特定階における構造の一例を示す図である。図4に示すように、複合ビルの出入口、通路、店舗内等の各所を撮影可能な複数のカメラ装置20-1~20-5が設置されている。また、住居、オフィス、小売店舗等の各施設それぞれには、認証端末30-1~30-8が設置されている。
以降の説明において、カメラ装置20-1~20-5を区別する特段の理由がない場合には、単に「カメラ装置20」と表記する。他の要素についても同様に、ハイフンより左側の符号に当該要素を代表して表記する。
複合ビルには、その特性上、種々の人々が出入りする。例えば、複合ビルに住居がある住民、複合ビルにオフィスがある従業員、複合ビルの店舗や娯楽施設等で働く店員、複合ビルの店舗等を訪れた顧客等が複合ビルに出入りする。
図4を含む図面において、住民は薄い灰色の人物、オフィスで働く従業員(複合ビルを訪れた顧客に直接サービス等を提供しない事業者等の労働者)を黒色の人物、店舗等の店員を濃い灰色、店舗等を訪れた顧客を白色で表記している。
認証端末30は、利用者(複合ビルの利用者)の生体認証に関する動作を行う端末である。認証端末30は、利用者の生体情報を用いた生体認証をサーバ装置10に要求する。認証端末30は、サーバ装置10の認証結果(認証成功、認証失敗)に応じた動作を行う。
例えば、住宅に設置された認証端末30-1~30-3は、住宅の前に立つ被認証者の認証に成功するとドアを開く。オフィスに設置された認証端末30-4は、オフィスの出入口に設置されたゲートの前に立つ被認証者の認証に成功すると、ゲートを開く。
店舗等に設置された認証端末30-5~30-7は、購入商品等の決済に用いられる。あるいは、認証端末30-5~30-7は、店舗等に入店した利用者を検出するための認証に用いられてもよい。映画館等の娯楽施設に設置された認証端末30-8は、被認証者が施設を利用するためのチケットを所持している場合に、ゲートを開き入館を許可する。
図4を含む図面において、認証端末30はサイネージ型のデバイスとして表記しているが、実際には、各施設等の用途に応じた形状、機能のデバイスが設置される。例えば、住宅に設置される認証端末30は、カメラを備えたドアとすることができる。また、オフィスに設置される認証端末30は、カメラを備えたゲート装置とすることができる。
利用者の生体情報には、例えば、顔、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様(パターン)といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ(特徴量)が例示される。あるいは、利用者の生体情報は、顔画像、指紋画像等の画像データであってもよい。利用者の生体情報は、利用者の身体的特徴を情報として含むものであればよい。第1の実施形態では、生体情報は、人の顔画像又は顔画像から生成された特徴量とする。
図3に示すサーバ装置10と、図4に示すカメラ装置20、認証端末30はネットワークを介して接続されている。図3や図4は例示であって、本願開示の情報処理システムの構成等を限定する趣旨ではない。例えば、情報処理システムには、2台以上のサーバ装置10が含まれていてもよい。
図4に示す複合ビルの内部構造は例示であって、複合ビルの内部構造を限定する趣旨ではない。図4では、理解の容易のため同一階に住宅や商業施設を図示している。しかし、実際には、住宅と商業施設は異なる階に存在することが多い。
[概略動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの概略動作について説明する。
以降の説明において、複合ビルを日常的、継続的に利用する利用者(例えば、住民、労働者)を「継続利用者」と表記する。対して、複合ビルを日常的に利用しない利用者(例えば、店舗の顧客、娯楽施設の顧客等)を「一般利用者」と表記する。また、一般利用者は、複合ビルの利用に関する会員登録をすることができる。一般利用者のうち会員登録を行った利用者を「会員利用者」、会員登録を行っていない利用者を「非会員利用者」と表記する。
<継続利用者の登録>
複合ビルを日常的に利用する継続利用者(例えば、住民、労働者)は、継続利用者としてシステム登録を行う必要がある。
継続利用者は、所持する端末40を操作して、継続利用者情報をサーバ装置10に登録する。具体的には、継続利用者は、自身の生体情報(例えば、顔画像)、ログイン情報(ログインID、パスワード)、利用者種類(例えば、住民、従業員)、個人情報(例えば、氏名、年齢、住所、勤務先、口座情報等)をサーバ装置10に入力する(図5参照)。
継続利用者情報を取得すると、サーバ装置10は、当該利用者を識別するための利用者ID(IDentifier)を生成する。サーバ装置10は、生成した利用者ID、上記取得した個人情報等を対応付けて利用者情報データベースに記憶する。
<会員登録>
上述のように、複合ビルを日常的に利用しない一般利用者(例えば、店舗の顧客、娯楽施設の顧客等)は、会員登録を行うことができる。例えば、利用者は、複合ビルで営業する店舗、娯楽施設等の共通会員になることができる。サーバ装置10は、共通会員に種々のサービスを提供する。
一般利用者は、所持する端末40を操作して、会員情報をサーバ装置10に登録する。具体的には、一般利用者は、自身の生体情報(例えば、顔画像)、ログイン情報(ログインID、パスワード)、個人情報(例えば、氏名、年齢、性別、住所等)をサーバ装置10に入力する(図6参照)。
会員情報を取得すると、サーバ装置10は、当該利用者を識別するための利用者IDを生成する。サーバ装置10は、生成した利用者ID、上記取得した個人情報等を対応付けて利用者情報データベースに記憶する。その際、サーバ装置10は、当該利用者の利用者種類を「会員利用者」に設定する。
なお、複合ビルを日常的に利用する継続利用者(例えば、住民、労働者)は、会員登録は不要である。継続利用者は、会員利用者と同等のサービスを受けることができる。
継続利用者、会員利用者は、複合ビルの施設等を快適に利用するためサービスを受けられる。例えば、会員利用者は、映画館や美術館等のチケットをオンラインで購入することができる。あるいは、会員利用者は、病院の予約等をオンラインで行うことができる。あるいは、会員利用者は、店舗等で購入した商品等の代金を顔決済で支払うことができる。
<オンラインサービスの提供>
サーバ装置10は、複合ビルで営業する店舗、娯楽施設等に関するオンラインサービスを提供する。
例えば、会員利用者は、端末40を操作して、映画館のチケットを購入するためにサーバ装置10が提供するポータルサイトにアクセスする。会員利用者は、当該ポータルサイトにおいて映画のチケットを購入する。サーバ装置10は、会員利用者が購入したチケットの情報(チケット情報)を利用者情報データベースに記憶する。
オンラインで病院の予約をする会員利用者は、チケット購入と同様に、サーバ装置10が提供するポータルサイトにアクセスし、当該サイト上で診察等の予約を行う。
<行動履歴の生成>
サーバ装置10は、種々の方法、手段を用いて複合ビルの利用者(継続利用者、一般利用者)に関する行動情報を収集し、行動履歴を生成する。
サーバ装置10は、複合ビルの各所に設置されたカメラ装置20から得られる画像デーを用いて利用者(例えば、住民、従業員、店員、顧客)の行動情報を得ることができる。なお、カメラ装置20が複合ビルの利用者を撮影することについて、当該利用者の同意が必要な場合、複合ビルの管理者等には複合ビルの入口等にその旨(利用者を撮影)を掲示する等の対応が求められる。
例えば、サーバ装置10は、複合ビルの出入口を撮影するカメラ装置20-1から画像データを取得する。サーバ装置10は、画像データから生体情報(顔画像)を抽出し、当該抽出した生体情報と利用者情報データベースに登録された生体情報を用いた照合処理を実行する。照合処理に成功すると、サーバ装置10は、照合処理により特定された利用者が複合ビルに入場した事実を行動情報として利用者情報データベースに登録する。
照合処理に失敗すると、サーバ装置10は、利用者登録や会員登録を行っていない一般利用者(非会員利用者)が複合ビルに入場したと判断する。この場合、サーバ装置10は、当該非会員利用者の利用者IDを生成する。サーバ装置10は、生成した利用者IDと生体情報(画像データから得られる生体情報;例えば、顔画像又は特徴量)を利用者情報データベースに登録する。
また、サーバ装置10は、複合ビルの出入口以外に設置されたカメラ装置20から得られる画像データを用いて行動情報を生成することができる。例えば、サーバ装置10は、同じ場所に所定時間以上滞在している利用者について、行動情報を生成する。例えば、利用者がショーウィンドウの前に所定時間滞在していれば、サーバ装置10は、当該事実を利用者情報データベースに登録する。例えば、サーバ装置10は、当該利用者が、所謂、ウィンドウショッピングを行っていた事実を利用者情報データベースに登録する。
サーバ装置10は、認証端末30から受信する認証要求を処理する際に行動情報を生成してもよい。複合ビルの各施設に設置された認証端末30は、被認証者の生体情報を含む認証要求をサーバ装置10に送信する(図8参照)。
サーバ装置10は、認証要求に含まれる生体情報と、利用者情報データベースに登録された生体情報と、を用いた認証(1対N認証;Nは正の整数、以下同じ)を行う。サーバ装置10は、認証結果(認証成功、認証失敗)を認証端末30に通知する。
例えば、住宅に設置された認証端末30-1は、認証成功を受信するとドアを開く。この場合、サーバ装置10は、認証端末30-1が設置された住宅に住民が帰宅した事実を行動情報として生成する。
オフィスに設置された認証端末30-4は、認証成功を受信すると、ゲートを開く。この場合、サーバ装置10は、認証端末30-4が設置されたオフィスに従業員が出勤した事実を行動情報として生成する。
店舗等に設置された認証端末30-5は、認証成功を受信すると、利用者が購入した商品やサービスの決済が完了したと判断する。この場合、サーバ装置10は、商品やサービスの購入を行動情報として生成する。
映画館等に設置された認証端末30-8は、認証成功を受信すると、利用者が映画館等に入ることを許可する。この場合、サーバ装置10は、利用者が映画を鑑賞した事実を行動情報として生成する。
<来客通知>
サーバ装置10は、利用者の利便性を高めるため、当該利用者の行動履歴を活用する。例えば、サーバ装置10は、店舗等を訪れた顧客に対し、店員が的確な接客を可能とする情報提供を当該店員に行う。店員による的確な接客により、買い物をする利用者の満足度が高くなる。
図9に示すように、店舗の内部に設置されたカメラ装置20は、店舗に来店した顧客を撮影する。カメラ装置20は、顧客が映る画像データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、画像データから得られる生体情報と利用者情報データベースに登録された生体情報を用いた照合処理により来客した利用者を特定する。
サーバ装置10は、特定した利用者(顧客)の行動履歴を分析し、当該利用者の嗜好情報を生成する。具体的には、サーバ装置10は、行動履歴に基づいて顧客の趣味や関心事を嗜好情報として生成する。
サーバ装置10は、生成した嗜好情報を含む来客通知を、当該顧客が来店した店舗の店員が所持する端末40に送信する。例えば、サーバ装置10は、来店した顧客の嗜好情報として「映画好き」や「特定のファッションブランドが好き」といった情報を店員に伝える。
店員は、通知された情報を参考にしつつ接客を行う。例えば、映画が好きな顧客に対しては、店員は、映画に関連した商品等を紹介する。あるいは、特定のファッションブランドが好きな顧客に対しては、店員は、類似するファッションブランドの商品等を紹介する。
このような接客により、顧客は好みにあった商品やサービスを購入することができる。また、店舗は、商品やサービスを顧客に販売できる確率を高めることができる。
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムに含まれる各装置の詳細について説明する。
[サーバ装置]
図10は、第1の実施形態に係るサーバ装置10の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図10を参照すると、サーバ装置10は、通信制御部201と、情報登録部202と、オンラインサービス制御部203と、行動履歴生成部204と、来客通知制御部205と、記憶部206と、を備える。
通信制御部201は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部201は、認証端末30からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部201は、認証端末30に向けてデータを送信する。通信制御部201は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部201は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部201を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部201は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
情報登録部202は、継続利用者情報や会員情報の登録を実現する手段である。情報登録部202は、端末40からのアクセスに応じて図11に示すようなGUI(Graphical User Interface)を端末40に表示する。
図11において「継続利用者の登録」が選択されると、情報登録部202は、継続利用者情報(複合ビルを日常的に利用する住民等の情報)を取得するためのGUIを端末40に表示する。例えば、情報登録部202は、図12に示すようなGUIを用いて継続利用者情報を取得する。
図11において「会員登録」が選択されると、情報登録部202は、会員情報(複合ビルを一時的に利用する一般利用者の情報)を取得するためのGUIを端末40に表示する。例えば、情報登録部202は、図13に示すようなGUIを用いて会員情報を取得する。
継続利用者情報や会員情報を取得すると、情報登録部202は、取得した生体情報(顔画像)から特徴量(複数の特徴量からなる特徴ベクトル)を生成する。
特徴量の生成処理に関しては既存の技術を用いることができるので、その詳細な説明を省略する。例えば、情報登録部202は、顔画像から目、鼻、口等を特徴点として抽出する。その後、情報登録部202は、特徴点それぞれの位置や各特徴点間の距離を特徴量として計算し、複数の特徴量からなる特徴ベクトル(顔画像を特徴づけるベクトル情報)を生成する。
また、情報登録部202は、システム登録者(継続利用者、会員利用者)を識別するための利用者IDを生成する。利用者IDは、システム登録された利用者を一意に識別できる情報であればどのような情報であってもよい。例えば、情報登録部202は、利用登録のたびに一意な値を採番し利用者IDとしてもよい。
情報登録部202は、上記生成された利用者ID、特徴量(生体情報)、利用者種類(住民、従業員、店員、会員利用者)、ログイン情報、個人情報(例えば、氏名等)を対応づけて利用者情報データベースに記憶する(図14参照)。なお、図14に示す利用者情報データベースは例示であって、記憶する項目等を限定する趣旨ではない。例えば、生体情報として「顔画像」が利用者情報データベースに登録されていてもよい。
また、情報登録部202は、会員情報を取得した際には、当該会員情報を入力した利用者の利用者種類を「会員利用者」に設定する。
オンラインサービス制御部203は、システム登録をした利用者(継続利用者、会員利用者)に提供されるオンラインサービスに関する制御を行う手段である。
例えば、図11において「ログイン」が選択されると、オンラインサービス制御部203は、利用者の端末40からログイン情報(ログインID、パスワード)を取得する。オンラインサービス制御部203は、取得したログイン情報と利用者情報データベースに登録されたログイン情報を用いて当該利用者の認証を行う。
ログイン情報を用いた認証に成功すると、オンラインサービス制御部203は、利用者にオンラインサービスを提供するための制御を行う。例えば、オンラインサービス制御部203は、図15に示すようなGUIを表示する。オンラインサービス制御部203は、図15に示される各種メニューのうち利用者が選択したメニューに関する制御を行う。例えば、オンラインサービス制御部203は、映画館のチケット購入、病院の診療予約等に関する制御を行う。
オンラインサービス制御部203は、利用者が購入したチケット等の情報を利用者情報データベースに記憶する。なお、オンラインサービス制御部203による各種サービス(オンラインサービス)の詳細な説明は省略する。チケットの購入等に関する説明は本願開示の趣旨とは異なるためである。
行動履歴生成部204は、複数の施設を含むエリア内(例えば、複合ビル内)における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成する手段である。より具体的には、行動履歴生成部204は、複合ビルの利用者(継続利用者、一般利用者)の行動履歴を生成する。行動履歴生成部204は、種々の方法、手段を用いて各利用者の行動情報を収集する。
例えば、行動履歴生成部204は、カメラ装置20から得られる画像データを用いて行動情報を生成する。あるいは、行動履歴生成部204は、認証端末30から得られるデータを用いて行動情報を生成する。
より具体的には、行動履歴生成部204は、カメラ装置20から画像データとカメラIDを受信する。カメラIDは、複合ビルの各所に設置されたカメラ装置20を識別するためのIDである。カメラIDには、カメラ装置20のMAC(Media Access Control)アドレスやIP(Internet Protocol)アドレスを用いることができる。
行動履歴生成部204は、取得した画像データから顔画像の抽出を試みる。
行動履歴生成部204による顔画像の検出処理や顔画像の抽出処理には既存の技術を用いることができるので詳細な説明を省略する。例えば、行動履歴生成部204は、CNN(Convolutional Neural Network)により学習された学習モデルを用いて、画像データの中から顔画像(顔領域)を抽出してもよい。あるいは、行動履歴生成部204は、テンプレートマッチング等の手法を用いて顔画像を抽出してもよい。
顔画像の抽出に成功すると、行動履歴生成部204は、当該顔画像から特徴量を生成する。行動履歴生成部204は、当該生成された特徴量を照合対象に設定し、利用者情報データベースに記憶された少なくとも1以上の特徴量との間で照合処理を実行する(1対N照合)。
具体的には、行動履歴生成部204は、照合対象の特徴量(特徴ベクトル)と登録側の複数の特徴量それぞれとの間の類似度を計算する。当該類似度には、カイ二乗距離やユークリッド距離等を用いることができる。なお、距離が離れているほど類似度は低く、距離が近いほど類似度が高い。
類似度が所定の値以上の特徴量が存在すれば、行動履歴生成部204は、照合処理に成功したと判定する。照合処理に成功すると、行動履歴生成部204は、最も類似度の高い特徴量を持つエントリ(画像データに映る利用者)を特定する。この場合、行動履歴生成部204は、画像データを送信したカメラ装置20のカメラIDから当該カメラ装置20の設置場所を特定する。行動履歴生成部204は、カメラ装置20の設置場所に応じた行動情報を上記特定された利用者の行動情報として生成する。
例えば、複合ビルの入口に設置されたカメラ装置20-1が撮影した画像データに利用者が映っている場合には、行動履歴生成部204は、上記特定された利用者が「複合ビルに入場」という行動情報を生成する。
行動履歴生成部204は、生成した行動情報を上記特定した利用者の行動履歴フィールドに記憶する。行動履歴生成部204は、図14に示すように、行動情報と当該行動情報が得られた日時を利用者情報データベースに記憶する。
類似度が所定の値以上の特徴量が存在しなければ、行動履歴生成部204は、照合処理に失敗したと判定する。照合処理に失敗すると、行動履歴生成部204は、画像データに映る利用者は非会員利用者であると判定する。行動履歴生成部204は、当該非会員利用者を識別するための利用者IDを生成し、当該生成した利用者ID及び生体情報(特徴量)を利用者情報データベースに記憶する。その際、行動履歴生成部204は、当該利用者の利用者種類を「非会員利用者」に設定する。
行動履歴生成部204は、非会員利用者に関しても他の利用者(継続利用者、会員利用者)と同様にカメラ装置20の設置場所に応じた行動情報を生成する。行動履歴生成部204は、生成した行動履歴を対応する利用者(非会員利用者)の行動履歴フィールドに記憶する。
行動履歴生成部204は、同じカメラ装置20が撮影する画像データに所定時間以上映る利用者に関して行動情報を生成してもよい。例えば、映画館の前で所定時間(例えば、3分間)以上滞在する利用者に関し、行動履歴生成部204は、「映画館に滞在」という行動情報を生成してもよい。同様に、美術館の前で所定時間以上滞在する利用者に関し、行動履歴生成部204は、「美術館に滞在」という行動情報を生成してもよい。
このように、行動履歴生成部204は、複合ビル内に設置されたカメラ装置20から取得した画像データに映る人物の生体情報と、利用者情報データベースに記憶された生体情報と、を用いた照合処理により画像データに映る人物を特定する。行動履歴生成部204は、カメラ装置20の設置場所に基づいて当該特定された人物の行動情報を生成すると共に、生成された行動情報を利用者情報データベースに登録する。
行動履歴生成部204は、認証端末30から受信した認証要求を処理する。行動履歴生成部204は、認証要求を処理した際に行動情報を生成してもよい。
認証要求には、被認証者の生体情報(顔画像)と端末IDが含まれる。端末IDは、複合ビルの各所に設置された認証端末30を識別するためのIDである。端末IDには、認証端末30のMACアドレスやIPアドレスを用いることができる。
行動履歴生成部204は、認証要求に含まれる顔画像から特徴量を生成する。行動履歴生成部204は、生成した特徴量と利用者情報データベースに登録された特徴量を用いた照合処理を実行し、対応する利用者を特定する。
照合処理に成功すると(類似度が所定値以上の特徴量が登録されていると)、行動履歴生成部204は、端末IDから得られる認証端末30の設置場所に応じた処理(認証処理)を実行する。
例えば、行動履歴生成部204は、住宅に設置された認証端末30から認証要求を受信した場合を考える。この場合、当該認証端末30が設置された住宅の住所と照合処理により特定された被認証者の住所が一致すると、行動履歴生成部204は、認証に成功したと判定する。この場合、行動履歴生成部204は、認証成功を認証端末30に送信する。
また、行動履歴生成部204は、特定した利用者に関する行動情報として「帰宅」を生成する。行動履歴生成部204は、生成した行動履歴を利用者情報データベースに記憶する。
オフィスに設置された認証端末30から受信した認証要求を処理する際、行動履歴生成部204は、照合処理により特定された利用者が、認証端末30の設置されたオフィスの従業員である場合に被認証者の認証に成功したと判定する。この場合、行動履歴生成部204は、特定した利用者に関する行動情報として「出勤」を生成する。
店舗に設置された認証端末30から受信した認証要求には、被認証者の生体情報と端末IDに加え、当該被認証者が購入した商品(サービス)に関する決済情報(例えば、購入商品名、購入金額)が含まれる。行動履歴生成部204は、照合処理により特定された利用者の口座情報と上記認証要求に含まれる決済情報を用いて購入商品の決裁処理を実行する。
具体的には、行動履歴生成部204は、口座情報に記載された金融機関やクレジットカード会社等の決済サーバに決済情報に含まれる商品購入代金の決済を要求する。決済サーバから「決済成功」に係る応答を受信すると、行動履歴生成部204は、認証成功を認証端末30に送信する。この場合、行動履歴生成部204は、決済情報に含まれる商品(サービス)の購入を行動情報として生成する。
映画館等の入場にチケットが必要な施設に設置された認証端末30から認証要求を受信すると、行動履歴生成部204は、照合処理により特定された利用者が有効なチケットを購入している場合に認証成功を認証端末30に送信する。この場合、行動履歴生成部204は、施設への入場(例えば、映画館への入館)を行動情報として生成する。
このように、行動履歴生成部204は、被認証者の認証に成功した場合、認証要求を送信した認証端末30の種類(又は、認証端末30の設置場所)に応じた行動情報を生成する。
なお、照合処理に失敗した場合や端末IDに対応する処理に失敗した場合に、行動履歴生成部204は、「認証失敗」を認証端末30に送信する。例えば、複合ビルの住民が、オフィスの従業員ではないにも関わらず、オフィスに入場しようした場合などに「認証失敗」が認証端末30に送信される。
このように、行動履歴生成部204は、複合ビル内に設置された認証端末30が取得した被認証者の生体情報を含む認証要求を取得し、認証要求に含まれる生体情報と利用者情報データベースに記憶された生体情報と、を用いた照合処理により被認証者を特定する。行動履歴生成部204は、認証要求を送信した認証端末30の種類に応じた被認証者の行動情報を生成すると共に、生成された行動情報を利用者情報データベースに登録する。
上記説明したように、行動履歴生成部204は、カメラ装置20から得られる画像データを用いて行動情報を生成してもよいし、認証端末30が備えるカメラが撮影した画像データを用いて行動情報を生成してもよい。
来客通知制御部205は、複数の利用者のうち複合ビル内の一の施設を訪れた訪問者の行動履歴に基づいて、当該訪問者の嗜好情報を生成する。来客通知制御部205は、当該生成された嗜好情報を上記一の施設で働く人物(例えば、店舗の店員)に通知する手段である。
即ち、来客通知制御部205は、店舗の店員に通知する来客通知に関する制御を行う。来客通知制御部205は、複合ビルに設置されたカメラ装置20のうち一部のカメラ装置20が撮影した画像データを処理する。
具体的には、来客通知制御部205は、店舗の入口を撮影可能に設置されたカメラ装置20が撮影した画像データを処理する。来客通知制御部205は、店舗の入口を撮影可能に設置されたカメラ装置20から画像データを受信する。来客通知制御部205は、当該画像データから顔画像の抽出を試みる。
来客通知制御部205は、画像データから顔画像が抽出されると、当該顔画像から特徴量を生成する。来客通知制御部205は、生成された特徴量と利用者情報データベースに登録された特徴量を用いた照合処理を実行し、店舗に来店した利用者を特定する。
来客通知制御部205は、特定した利用者(顧客)の行動履歴を分析し、当該利用者に関する嗜好情報を生成する。具体的には、来客通知制御部205は、行動履歴に基づいて顧客の趣味や関心事を嗜好情報として生成する。
来客通知制御部205は、学習モデルを用いて嗜好情報を生成することができる。例えば、行動情報にラベル(行動情報から推測される趣味、関心事)が付与された教師データを用いた機械学習により学習モデルが生成される。来客通知制御部205は、当該生成された学習モデルに来店した利用者の全部又は一部の行動情報(行動履歴)を入力することで嗜好情報を取得する。
なお、学習モデルの生成には、サポートベクタマシン、ブースティングやニューラルネットワーク等の任意のアルゴリズムを用いることができる。なお、上記サポートベクタマシン等のアルゴリズムは公知の技術を使用することができるので、その説明を省略する。
来客通知制御部205は、生成した嗜好情報を含む来客通知を、当該顧客が来店した店舗の店員が所持する端末40に送信する。
なお、来客通知制御部205は、来店した利用者の氏名、利用者種類等を店員に通知してもよい。来客通知制御部205は、来店した利用者の氏名、利用者種類等を含む来客通知を端末40に送信してもよい。
なお、サーバ装置10は、店舗の入口を撮影可能に設置されたカメラ装置20のカメラIDと当該店舗の店員が所持する端末40のアドレス(来客通知の送信先)を記憶するテーブルを備える。来客通知制御部205は、当該テーブルを参照し、カメラIDから来客通知の送信先を取得する。
記憶部206は、サーバ装置10の動作に必要な情報を記憶する手段である。記憶部206には、利用者情報データベースが構築される。
上記サーバ装置10の動作を纏めると図16に示すフローチャートのとおりとなる。図16は、第1の実施形態に係るサーバ装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
サーバ装置10は、カメラ装置20から取得した画像データの解析又は認証端末30から受信した認証要求を処理することで、利用者の行動情報を生成する(ステップS101)。サーバ装置10は、生成した行動情報を利用者情報データベースに記憶することで、当該利用者の行動履歴を生成する。
サーバ装置10は、店舗内に設置されたカメラ装置20から画像データを取得し、当該画像データを解析することで顧客の来店を検出する(ステップS102)。
顧客の来店を検出すると、サーバ装置10は、当該来店した顧客(利用者)の嗜好情報を生成する(ステップS103)。サーバ装置10は、来店した顧客の行動履歴を用いて当該顧客の好みや関心事を嗜好情報として生成する。
サーバ装置10は、生成した嗜好情報を含む来客通知を店員が所持する端末40に送信する(ステップS104)。来客通知に接した店員は、嗜好情報を参考にしつつ、接客を行う。
[カメラ装置]
カメラ装置20に関する詳細な説明を省略する。カメラ装置20は、定期的又は所定のタイミングで予め定められたエリアを撮影する。カメラ装置20は、所定のエリアを撮影することで得られた画像データと自装置に予め設定されたカメラIDをサーバ装置10に送信する。
[認証端末]
図17は、第1の実施形態に係る認証端末30の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図17を参照すると、認証端末30は、通信制御部301と、生体情報取得部302と、認証要求部303と、機能実現部304と、記憶部305と、を備える。
通信制御部301は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部301は、サーバ装置10からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部301は、サーバ装置10に向けてデータを送信する。通信制御部301は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部301は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部301を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部301は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
生体情報取得部302は、自装置に搭載されたカメラを制御し、被認証者の生体情報(顔画像)を取得する手段である。生体情報取得部302は、定期的又は所定のタイミングにおいて自装置の前方を撮像する。生体情報取得部302は、取得した画像に人の顔画像が含まれるか否かを判定し、顔画像が含まれる場合には取得した画像データから顔画像を抽出する。
生体情報取得部302は、抽出した顔画像を認証要求部303に引き渡す。
認証要求部303は、サーバ装置10に対して被認証者の認証を要求する手段である。認証要求部303は、少なくとも被認証者(認証端末30の面前の利用者)の生体情報と端末IDを含む認証要求をサーバ装置10に送信する。
認証要求部303は、サーバ装置10から認証結果(認証成功、認証失敗)を受信する。認証要求部303は、取得した認証結果を機能実現部304に引き渡す。
機能実現部304は、認証端末30に割り当てられた機能を実現する手段である。例えば、住宅に設置された認証端末30の機能実現部304は、認証成功を取得するとドアの解錠を行う。住宅に設置された認証端末30の機能実現部304は、認証失敗を取得すると特段の動作を行わない。
なお、機能実現部304に関するより詳細な説明は省略する。機能実現部304による認証端末30の機能実現は、本願開示の趣旨とは異なるためである。
記憶部305は、認証端末30の動作に必要な情報を記憶する。
[端末]
端末40は、スマートフォン、携帯電話機、ゲーム機、タブレット等の携帯端末装置である。但し、端末40をこれらの例示に限定する趣旨ではない。端末40は、利用者の操作を受け付け、サーバ装置10と通信可能であれば任意の機器、デバイスとすることができる。
住民、従業員、顧客等の利用者が所持する端末40の処理構成等に関する説明を省略する。当該端末40の処理構成等は、当業者にとって明らかなためである。ここでは、店員が所持する端末40の処理構成、動作について説明する。
図18は、第1の実施形態に係る端末40の処理構成(処理モジュール)の一例を示す図である。図18を参照すると、端末40は、通信制御部401と、来客通知処理部402と、記憶部403と、を備える。なお、図18において、継続利用者登録等のための処理モジュールの図示を省略している。
通信制御部401は、他の装置との間の通信を制御する手段である。例えば、通信制御部401は、サーバ装置10からデータ(パケット)を受信する。また、通信制御部401は、サーバ装置10に向けてデータを送信する。通信制御部401は、他の装置から受信したデータを他の処理モジュールに引き渡す。通信制御部401は、他の処理モジュールから取得したデータを他の装置に向けて送信する。このように、他の処理モジュールは、通信制御部401を介して他の装置とデータの送受信を行う。通信制御部301は、他の装置からデータを受信する受信部としての機能と、他の装置に向けてデータを送信する送信部としての機能と、を備える。
来客通知処理部402は、サーバ装置10から受信した来客通知を処理する手段である。来客通知処理部402は、受信した来客通知に基づいて図19に示すような表示を行う。図19に示すように、来客通知処理部402は、来客した顧客の顔写真や来客した顧客の嗜好情報等を店員に提示する。店員は提示された嗜好情報等に応じた接客を行う。
記憶部403は、端末40の動作に必要な情報を記憶する手段である。
[システムの動作]
続いて、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作について説明する。なお、継続利用者登録等に関する動作の説明は省略する。図20は、第1の実施形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
サーバ装置10は、店舗内に設置されたカメラ装置20から得られる画像データを用いて来店した利用者を特定する(ステップS01)。
サーバ装置10は、特定した利用者の行動履歴に基づいて当該利用者の嗜好情報を生成する(ステップS02)。
サーバ装置10は、生成した嗜好情報を含む来客通知を店員が所持する端末40に送信する(ステップS03)。
端末40は、受信した来客通知に含まれる嗜好情報を表示し、来店した顧客の好み、関心事等を店員に提示する(ステップS04)。
続いて、第1の実施形態の変形例について説明する。
<変形例1>
サーバ装置10は、店舗の店員が、来客通知の送信対象となる利用者を選択可能とするインターフェイスを当該店員に提供してもよい。
例えば、店員は、端末40を操作して、サーバ装置10にアクセスする。店員がポータルサイト上で所定の動作を行うと、サーバ装置10の来客通知制御部205は、来客通知の送信対象となる利用者を選択可能とするGUIを端末40に表示する。
例えば、来客通知制御部205は、図21に示すようなGUIを用いて来客通知の送信対象とする顧客の情報を取得する。来客通知制御部205は、取得した顧客の情報(例えば、氏名)に基づき利用者情報データベースに登録された利用者を特定する。来客通知制御部205は、特定した利用者(特定したエントリ)の利用者IDと、来客通知の送信対象を選択した店員の店舗情報と、を対応付けて記憶する。
例えば、来客通知制御部205は、来客通知の送信対象を選択した店舗に設置されたカメラ装置20(店舗の入口を撮影可能に設置されたカメラ装置20)のカメラIDと、店員が選択した利用者の利用者IDと、を対応付けてテーブルに記憶する。
来客通知制御部205は、カメラ装置20から画像データを受信した際、当該カメラ装置20のカメラIDと対応付けて記憶されている少なくとも1以上の利用者IDを取得する。来客通知制御部205は、利用者情報データベースに登録された利用者のうち、当該少なくとも1以上の利用者IDに対応する利用者を登録側の利用者に設定し、照合処理を実行する。
店員が選択した利用者が来店した場合、上記照合処理は成功する。この場合、来客通知制御部205は、照合処理により特定された利用者の嗜好情報を生成し、来客通知を店員が所持する端末40に送信する。
店員が選択した利用者以外の利用者が来店した場合、上記照合処理は失敗する。この場合、来客通知制御部205は、特段の処理を行わない。即ち、来客通知が店員の所持する端末40に送信されることはない。
店舗の店員が、来客通知の送信対象を選択することで、店舗にとって重要な顧客(店舗にとってのVIP(Very Important Person))が来店した事実が店員に確実に通知される。また、サーバ装置10は、同じ顧客については同じ嗜好情報を各店員に通知する。そのような構成により、店舗の店員によって接客サービスがばらつくこともない。
このように、来客通知制御部205は、複数の利用者のうち、予め指定された人物が店舗を訪問すると、当該予め指定された人物の嗜好情報を生成する。来客通知制御部205は、予め指定された人物の嗜好情報を店舗で働く店員に通知する。
<変形例2>
サーバ装置10が、来客通知の送信対象を自動的に選択してもよい。例えば、来客通知制御部205は、来店した利用者の利用者種類に基づいて来客通知の送信要否を判定してもよい。
例えば、来客通知制御部205は、来店した利用者が「住民」の場合には、来客通知を店員の端末40に送信してもよい。複合ビルの住民であれば、十分な行動情報が収集されており、精度の高い嗜好情報の生成が期待できるためである。対して、来店した利用者が「非会員利用者」の場合には、来客通知制御部205は、来客通知を端末40に送信しなくてもよい。この場合、十分な行動情報が収集されていないためである。
あるいは、来客通知制御部205は、来店した利用者(店舗に進入した利用者)の属性情報(例えば、年齢、性別等)に基づいて来客通知の送信要否を判定してもよい。例えば、主に女性向けの商品を扱う店舗に男性が来店した場合など、来客通知制御部205は、当該男性に関する来客通知の送信を行わなくてもよい。
あるいは、来客通知制御部205は、来店した利用者の勤務先の情報に基づいて来客通知の送信要否を判定してもよい。具体的には、来店した利用者が当該店舗の従業員の場合には、来客通知制御部205は、来客通知を送信しなくてもよい。顧客の出入口と店員の出入口が同じ場合、従業員の出入りのたびに来客通知が店員の端末40に送信されることは不要である。
このように、来客通知制御部205は、店舗を訪れた訪問者の種類、属性情報又は勤務先の情報に応じて、嗜好情報を店舗で働く店員に通知するか否か判定してもよい。このような判定により、店舗の店員にとって意味のない来客通知が当該店員に送信されることを防ぐことができる。
来客通知制御部205は、利用者の行動履歴に応じて生成された嗜好情報に基づき来客通知の送信要否を判定してもよい。例えば、来客通知制御部205は、利用者が来店した店舗の業種等に関係の深い嗜好情報が得られていない場合には、来客通知を非送信としてもよい。例えば、ブランド品を扱う店舗に訪れた利用者について、食事に関する嗜好情報に限り得られている場合に、来客通知制御部205は、当該利用者に関する来客通知を送信しない。このように、来客通知制御部205は、店舗の業種等にマッチする嗜好情報が得られていない利用者の来客通知を非送信としてもよい。
あるいは、来客通知制御部205は、少なくとも1以上の特定の店舗を訪問した利用者が自店舗を訪問した場合に、来客通知を店員の端末40に送信してもよい。例えば、来客通知制御部205は、他の店舗(例えば、自店舗と同じ業種の他の店舗又は自店舗と同じ系列の店舗である系列店)を訪問した利用者が、自店舗を訪問した場合に来客通知が送信されるように設定されてもよい。また、サーバ装置10は、各店舗が来客通知を受信したい他の店舗(上記特定の店舗)を指定できるようなインターフェイスを用意してもよい。あるいは、来客通知制御部205は、他の店舗(上記特定の店舗)に所定時間以上に亘り滞在していた利用者が自店舗を訪れた場合に、来客通知を店員の端末40に送信してもよい。例えば、他の店舗に30分以上滞在していた利用者が自店舗を訪れた場合に限り、来客通知が送信されてもよい。あるいは、来客通知制御部205は、他の店舗で商品を購入した利用者が自店舗を訪れた場合に、来客通知を店員の端末40に送信してもよい。あるいは、来客通知制御部205は、他の店舗を訪問しただけで何も商品を購入していない利用者が自店舗を訪れた場合に、来客通知を店員の端末40に送信してもよい。
このように、来客通知制御部205は、利用者が同業他社の店舗又は自店舗の系列店に訪問した場合や利用者が当該同業他社の店舗等に所定時間以上滞在した場合などに、当該利用者の来客(訪問)を店舗のスタッフに通知する。あるいは、来客通知制御部205は、同業他社の店舗又は自店舗の系列店における利用者の購入履歴や購入内容に応じて、当該利用者の来客を店舗のスタッフに通知する。即ち、店舗を訪問した全ての来客について来客通知を店員の端末40に送信すると、店員が売上に寄与しない利用者に時間を割り当てることも多くなり非効率である。そこで、来客通知制御部205は、来店した利用者の行動履歴(店舗訪問履歴、商品購入履歴、店舗滞在時間等)を用いて売上に寄与する可能性の高い利用者に限りその来店を店員に通知する。その結果、店員は、効率のよい接客を実現できる。
<変形例3>
サーバ装置10は、複合ビルを利用する利用者の種類(継続利用者、会員利用者、非会員利用者)に応じて行動履歴の生成方法を変更してもよい。
例えば、サーバ装置10の行動履歴生成部204は、画像データから得られる生体情報を用いた照合処理に失敗した場合、当該照合処理に失敗した利用者(非会員利用者)の行動情報を生成しない。一般利用者、とりわけ非会員の利用者は、複合ビルを訪れる機会が少なく、サーバ装置10は、精度の高い嗜好情報を生成するために必要な行動情報を得ることが難しい。そのため、サーバ装置10は、非会員利用者の行動情報を収集することを断念する。
対して、システム登録した継続利用者や会員利用者は、頻繁に複合ビルを訪問する。当該事実を考慮して、サーバ装置10(行動履歴生成部204)は、精度の高い嗜好情報を生成できる可能性の高い継続利用者や会員利用者に限り行動情報及び行動履歴を生成してもよい。
あるいは、サーバ装置10は、利用者の種類に応じて行動情報を記憶するか否か決定しもよい。例えば、サーバ装置10は、各利用者について、複合ビルの入館から常に行動を把握し、細かい行動情報を生成する。その後、サーバ装置10は、複合ビルの住民に関しては、当該生成された細かい行動情報を記憶して行動履歴を生成する。対して、サーバ装置10は、労働者や会員利用者に関しては、細かい行動情報(多くの行動情報)のうち予め定められたスポットでの行動情報を行動履歴として記憶する。即ち、サーバ装置10は、労働者に関しては、粗い行動情報を行動履歴として記憶する。
嗜好情報の生成の際、住民に関しては、細かい行動情報も収集されているので、サーバ装置10は、精度の高い嗜好情報を店員に提供できる。対して、労働者に関しては、粗い行動情報が収集されるに留まるので、提供される嗜好情報の精度は住民の嗜好情報の精度より劣る。
ここで、住民は、長く複合ビルで生活することになるので、店舗にとって最も重要な顧客と言える。そこで、サーバ装置10は、住民に関する精度の高い嗜好情報の提供を店舗に可能とするように、当該住民の行動を細かく把握する。対して、労働者は、転職等で複合ビルを離れることもあるが、基本的には複合ビルを繰り返し訪れるので、当該複合ビルで営業する店舗にとって住民に次ぐ重要な顧客であることは間違いがない。そこで、サーバ装置10は、労働者に関しては、住民に準じた対応を行う。一方、会員登録をしていない利用者は、再び複合ビルを訪れる可能性が低いと判断され、サーバ装置10は、当該利用者の行動情報を収集しない。このように、利用者の種類によって蓄積する行動情報を選択することで、サーバ装置10の限られたリソースが有効活用される。
以上のように、第1の実施形態に係る情報処理システムは、複合ビルの利用者に関する行動履歴を生成する。当該行動履歴には、店舗における商品等の購買履歴だけでなく、商品を購入しなくても利用者が所定時間同じ施設に留まっていた等の情報も含まれる。このような行動履歴に基づいて生成される嗜好情報は、利用者の好みや関心事が正確に反映されたものとなる。サーバ装置10は、店舗を訪問した利用者の嗜好情報を店舗の店員に通知することで、当該店員によるハイレベルな接客を可能とする。
また、第1の実施形態に係る変形例1のように、店舗の店員は、来客通知の対象となる顧客を指定することができる。即ち、店舗の店員は、自店舗にとって重要な顧客(VIP)が来店した場合に来客通知を受信するように設定することができる。その結果、VIPが来店すると、非積極認証により当該VIPの来店が把握され、当該VIPの嗜好情報が店員に通知される。店員は、VIPの好みや関心事に応じた接客(商品の提案等)を行う。また、ベテランの店員に対しても新規な店員に対して同じ嗜好情報が通知されるので、店員により提供される接客サービスにばらつきが生じることも少なくなる。
また、複合ビルの利用者であって、日常的に当該複合ビルを利用する利用者や会員登録をした利用者には、複合ビルをより快適に使用できるようなサービスが用意されている。具体的には、これらの利用者には、オンラインでチケットを購入したりできるサービスが提供される。利用者は、オンラインでチケットを購入し、事前登録された生体情報を用いた積極認証により映画館等の施設に入場できる。また、利用者は、事前登録された顔情報を用いた顔決済も利用できる。このように、第1の実施形態に係る情報処理システムは、サイバー上(WEB上)の情報とリアルの情報(利用者が実際に店舗等を訪れることで発生する生体認証による情報)を連携して利用者の行動履歴を生成する。
続いて、情報処理システムを構成する各装置のハードウェアについて説明する。図22は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
サーバ装置10は、情報処理装置(所謂、コンピュータ)により構成可能であり、図22に例示する構成を備える。例えば、サーバ装置10は、プロセッサ311、メモリ312、入出力インターフェイス313及び通信インターフェイス314等を備える。上記プロセッサ311等の構成要素は内部バス等により接続され、相互に通信可能に構成されている。
但し、図22に示す構成は、サーバ装置10のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。サーバ装置10は、図示しないハードウェアを含んでもよいし、必要に応じて入出力インターフェイス313を備えていなくともよい。また、サーバ装置10に含まれるプロセッサ311等の数も図22の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ311がサーバ装置10に含まれていてもよい。
プロセッサ311は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプログラマブルなデバイスである。あるいは、プロセッサ311は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のデバイスであってもよい。プロセッサ311は、オペレーティングシステム(OS;Operating System)を含む各種プログラムを実行する。
メモリ312は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。メモリ312は、OSプログラム、アプリケーションプログラム、各種データを格納する。
入出力インターフェイス313は、図示しない表示装置や入力装置のインターフェイスである。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ等である。入力装置は、例えば、キーボードやマウス等のユーザ操作を受け付ける装置である。
通信インターフェイス314は、他の装置と通信を行う回路、モジュール等である。例えば、通信インターフェイス314は、NIC(Network Interface Card)等を備える。
サーバ装置10の機能は、各種処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ312に格納されたプログラムをプロセッサ311が実行することで実現される。また、当該プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。記憶媒体は、半導体メモリ、ハードディスク、磁気記録媒体、光記録媒体等の非トランジェント(non-transitory)なものとすることができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。また、上記プログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。
なお、認証端末30、端末40等もサーバ装置10と同様に情報処理装置により構成可能であり、その基本的なハードウェア構成はサーバ装置10と相違する点はないので説明を省略する。例えば、認証端末30は、被認証者を撮影するためのカメラ装置を備えていればよい。
情報処理装置であるサーバ装置10は、コンピュータを搭載し、当該コンピュータにプログラムを実行させることでサーバ装置10の機能が実現できる。また、サーバ装置10は、当該プログラムによりサーバ装置10の制御方法を実行する。
[変形例]
なお、上記実施形態にて説明した情報処理システムの構成、動作等は例示であって、システムの構成等を限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、利用者本人が、会員登録を行う場合について説明した。しかし、本人以外の第三者が本人に代わり会員登録を行ってもよい。例えば、店舗の店員が、VIPに代わり、当該VIPの会員登録を行ってもよい。より具体的には、図21に示す来客通知の対象者選択時にVIPも顔画像が登録されてもよい。
上記実施形態では、利用者の複合ビルにおける実際の行動に基づいて行動履歴が生成される場合について説明した。しかし、利用者の行動履歴は、サイバー上のデータ(ネットワーク上のデータ)を用いて生成されてもよい。例えば、利用者の端末40は、当該利用者の端末操作ログ等をサーバ装置10に通知し、サーバ装置10は通知された操作ログ等に基づいて行動履歴を生成してもよい。例えば、利用者による検索結果等が行動履歴として記憶されてもよい。このようにして生成された行動履歴に基づいて利用者の嗜好情報が生成されることで、当該利用者の好み等がより正確に把握される。
サーバ装置10は、嗜好情報だけでなく行動履歴を含む来客通を店員が所持する端末40に送信してもよい。例えば、サーバ装置10は、利用者が訪れた店舗に関する行動履歴(例えば、購買履歴)を利用者データベースから抽出し、当該抽出された購買履歴と嗜好情報を含む来客通知を端末40に送信してもよい。この場合、端末40は、図23に示すような表示を行う。図23に示すような表示に接した店員は、顧客にとってより満足度の高いサービスを当該顧客に提供できる。
サーバ装置10は、利用者の行動履歴に基づいて、推薦情報を生成してもよい。例えば、サーバ装置10は、オフィスの勤怠履歴や帰宅情報等を用いて、利用者の生活スタイルに適合した商品等の購入を勧める推薦情報を生成してもよい。当該生成された推薦情報は、利用者の端末40に送信される。
上記実施形態では、サーバ装置10の内部に利用者情報データベースが構成される場合について説明したが、当該データベースは外部のデータベースサーバ等に構築されてもよい。即ち、サーバ装置10の一部の機能は別のサーバに実装されていてもよい。より具体的には、上記説明した「行動履歴生成部(行動履歴生成手段)」、「来客通知制御部(来客通知制御手段)」等がシステムに含まれるいずれかの装置に実装されていればよい。
サーバ装置10は、継続利用者の登録や会員登録の際、利用者の身元を確認してもよい。具体的には、サーバ装置10は、利用者の生体情報、個人情報等と共に、生体情報が記載された身元確認書類(例えば、パスポート、免許証等)を取得する。サーバ装置10は、身元確認書類の生体情報と利用者から取得した生体情報を用いた1対1照合を実行する。サーバ装置10は、当該照合に成功した場合に、会員登録等を行ってもよい。
上記実施形態では、顔画像から生成された特徴量が利用者情報データベースに記憶される場合について説明したが、特徴量は当該データベースに記憶されていなくともよい。特徴量に代えて顔画像が利用者情報データベースに登録され、サーバ装置10は、認証要求を処理するたびに、登録顔画像から特徴量を生成してもよい。
各装置(サーバ装置10、認証端末30)間のデータ送受信の形態は特に限定されないが、これら装置間で送受信されるデータは暗号化されていてもよい。これらの装置間では、生体情報等が送受信され、これらの情報を適切に保護するためには、暗号化されたデータが送受信されることが望ましい。
上記説明で用いた流れ図(フローチャート、シーケンス図)では、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。実施形態では、例えば各処理を並行して実行する等、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。
上記の実施形態は本願開示の理解を容易にするために詳細に説明したものであり、上記説明したすべての構成が必要であることを意図したものではない。また、複数の実施形態について説明した場合には、各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。例えば、実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることや、実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、実施形態の構成の一部について他の構成の追加、削除、置換が可能である。
上記の説明により、本発明の産業上の利用可能性は明らかであるが、本発明は、複合ビルを訪れた利用者を認証する情報処理システムなどに好適に適用可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
複数の施設を含むエリア内における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成する、生成手段と、
前記複数の利用者のうち前記エリア内の一の施設を訪れた訪問者の前記行動履歴に基づいて、前記訪問者の嗜好情報を生成すると共に、前記生成された嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知する、通知制御手段と、
を備える、サーバ装置。
[付記2]
前記複数の利用者それぞれの生体情報を記憶する、利用者情報データベースをさらに備え、
前記生成手段は、前記エリア内に設置されたカメラ装置から取得した画像データに映る人物の生体情報と、前記利用者情報データベースに記憶された生体情報と、を用いた照合処理により前記画像データに映る人物を特定し、前記カメラ装置の設置場所に基づいて前記特定された人物の行動情報を生成すると共に、前記生成された行動情報を前記利用者情報データベースに登録する、付記1に記載のサーバ装置。
[付記3]
前記生成手段は、前記エリア内に設置された認証端末が取得した被認証者の生体情報を含む認証要求を取得し、前記認証要求に含まれる生体情報と前記利用者情報データベースに記憶された生体情報と、を用いた照合処理により前記被認証者を特定し、前記認証要求を送信した認証端末の種類に応じた前記被認証者の行動情報を生成すると共に、前記生成された行動情報を前記利用者情報データベースに登録する、付記2に記載のサーバ装置。
[付記4]
前記通知制御手段は、前記複数の利用者のうち、予め指定された人物が前記一の施設を訪問すると、前記予め指定された人物の嗜好情報を生成し、前記予め指定された人物の嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知する、付記3に記載のサーバ装置。
[付記5]
前記利用者情報データベースは、前記複数の利用者それぞれの種類を記憶し、
前記通知制御手段は、前記一の施設を訪れた訪問者の種類に応じて、前記嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知するか否か判定する、付記4に記載のサーバ装置。
[付記6]
前記利用者情報データベースは、前記複数の利用者それぞれの属性情報を記憶し、
前記通知制御手段は、前記一の施設を訪れた訪問者の属性情報に応じて、前記嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知するか否か判定する、付記5に記載のサーバ装置。
[付記7]
前記利用者情報データベースは、前記複数の利用者それぞれの勤務先の情報を記憶し、
前記通知制御手段は、前記一の施設を訪れた訪問者が前記一の施設の従業員の場合には、前記嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知しない、付記6に記載のサーバ装置。
[付記8]
前記通知制御手段は、前記生成された嗜好情報を含む来客通知を前記一の施設で働く人物が所持する端末に送信する、付記7に記載のサーバ装置。
[付記9]
前記生成手段は、前記複数の利用者それぞれの種類に応じて行動履歴の生成方法を変更する、付記8に記載のサーバ装置。
[付記10]
前記複数の施設を含むエリアは、複合ビルである、付記1乃至9のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記11]
前記生体情報は、顔画像又は前記顔画像から生成された特徴量である、付記2乃至9のいずれか一項に記載のサーバ装置。
[付記12]
端末と、
サーバ装置と、
を含み、
前記サーバ装置は、
複数の施設を含むエリア内における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成する、生成手段と、
前記複数の利用者のうち前記エリア内の一の施設を訪れた訪問者の前記行動履歴に基づいて、前記訪問者の嗜好情報を生成すると共に、前記生成された嗜好情報を前記一の施設で働く人物が所持する端末に送信する、通知制御手段と、
を備える、システム。
[付記13]
サーバ装置において、
複数の施設を含むエリア内における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成し、
前記複数の利用者のうち前記エリア内の一の施設を訪れた訪問者の前記行動履歴に基づいて、前記訪問者の嗜好情報を生成すると共に、前記生成された嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知する、サーバ装置の制御方法。
[付記14]
サーバ装置に搭載されたコンピュータに、
複数の施設を含むエリア内における、複数の利用者それぞれの行動履歴を生成する処理と、
前記複数の利用者のうち前記エリア内の一の施設を訪れた訪問者の前記行動履歴に基づいて、前記訪問者の嗜好情報を生成すると共に、前記生成された嗜好情報を前記一の施設で働く人物に通知する処理と、
を実行させるためのプログラムを記憶する、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
なお、引用した上記の先行技術文献の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。即ち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。