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JP7808207B2 - 継続した会話のためのe2eモデリングを使用した意図されたクエリ検出 - Google Patents
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JP7808207B2 - 継続した会話のためのe2eモデリングを使用した意図されたクエリ検出 - Google Patents

継続した会話のためのe2eモデリングを使用した意図されたクエリ検出

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Description

本開示は、継続した会話のためのエンドツーエンド(E2E)モデリングを使用した意図されたクエリ検出に関する。
音声対応環境では、ユーザはクエリまたはコマンドを大きな声で話すだけでよく、デジタルアシスタントはクエリに対処及び回答し、ならびに/またはコマンドを実行させる。音声対応環境(例えば、自宅、職場、学校など)は、様々な部屋または環境エリアに配置された、接続されたマイクロフォンデバイスのネットワークを用いて実装され得る。このようなマイクロフォンのネットワークを介して、ユーザは、コンピュータまたは他のデバイスを目の前に、または近くに有する必要なく、環境内の本質的にどこからでもデジタルアシスタントに口頭でクエリを行う能力を有する。例えば、台所で料理をしながら、ユーザが「Ok、コンピュータ、タイマーを20分に設定してください」などのホットワードを使用してデジタルアシスタントを起動してもよく、それに応答して、デジタルアシスタントはタイマーが設定されていることを確認し(合成音声出力の形態で)、タイマーが20分を経過すると、ユーザに注意喚起する(例えば、アラーム、または音響スピーカからの他の可聴アラートの形態で)。多くの場合、ユーザはデジタルアシスタントに後続のクエリを出し得る。しかしながら、ユーザがデジタルアシスタントに対処するためにホットワードを繰り返す必要があると、ユーザに認知的な負担がかかり、継続した会話の流れが中断される。
本開示の一態様は、データ処理ハードウェアで実行されたとき、音声認識モデルへの入力として、話された発話に対応するオーディオデータを受信することを含む動作をデータ処理ハードウェアが行うようにするコンピュータ実装方法を提供する。動作はまた、音声認識モデルを使用して、複数の時間ステップのそれぞれで、オーディオエンコーダを使用して、話された発話に対応するオーディオデータを対応するオーディオ符号化に符号化することと、音声認識ジョイントネットワークを使用して、対応する時間ステップにおいてオーディオエンコーダによって符号化された対応するオーディオ符号化を、対応する時間ステップにおける話された発話に対する可能な出力ラベルにわたる確率分布に復号することと、によって、オーディオデータに対して音声認識を行うことを含む。複数の時間ステップのそれぞれにおいて、動作はまた、最終ソフトマックス層によって出力される非空白記号のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現を受信するように構成された意図されたクエリ(IQ)ジョイントネットワークを使用して、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定を判定することを含む。
本開示の実施態様は、以下の任意選択の特徴の1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施態様では、音声認識モデルは、オーディオエンコーダ、音声認識ジョイントネットワーク、及び予測ネットワークを含む。予測ネットワークは、最終ソフトマックス層によって出力される非空白記号のシーケンスを受信し、複数の時間ステップのそれぞれでラベル履歴表現を生成するように構成される。これらの実施態様では、音声認識モデルは、ワードピースの通常のラベルシーケンスを使用して、オーディオエンコーダ、音声認識ジョイントネットワーク、及び予測ネットワークを最適化することによって、第1の訓練段階の間に訓練され、IQジョイントネットワークは、オーディオエンコーダ及び予測ネットワークを凍結させ、入力発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むか否かを示すIQトークンの分布を予測する方法をIQジョイントネットワークに教えるため、ワードピースとIQトークンの両方の拡張されたラベルシーケンスを用いてIQジョイントネットワークを微調整することによって、第2の訓練段階の間に、ジョイントネットワークによって初期化される。これらの実施態様では、対応する非空白記号のシーケンスに対するラベル履歴表現を生成することは、複数の時間ステップのそれぞれで入力として受信される非空白記号のシーケンス内の各非空白記号について、予測ネットワークによって、共有埋め込み行列を使用して、対応する非空白記号の埋め込みを生成することと、予測ネットワークによって、対応する非空白記号にそれぞれの位置ベクトルを割り当てることと、予測ネットワークによって、埋め込みとそれぞれの位置ベクトルとの間の類似度に比例する、埋め込みに重み付けすることと、を含む。ここで、動作はまた、予測ネットワークからの出力として、対応する時間ステップで、重み付けされた埋め込みの加重平均に基づき、単一の埋め込みベクトルを生成することであって、単一の埋め込みベクトルはラベル履歴表現を含む、生成することを含む。ここで、予測ネットワークは、マルチヘッドアテンションメカニズムの各ヘッドにわたって共有埋め込み行列を共有するマルチヘッドアテンションメカニズムを含んでもよい。
いくつかの例では、話された発話に対応するオーディオデータは、ユーザとデジタルアシスタントインターフェースとの間の現在のダイアログセッション中に受信される。いくつかの実施態様では、出力ラベルは、ワードピース、単語、音素、または書記素を含む。いくつかの例では、オーディオエンコーダは、複数の一方向長短期記憶(LSTM)層、複数のコンフォーマー層、または複数のトランスフォーマー層のうちの1つを含む因果エンコーダを含む。いくつかの実施態様では、音声認識モデルは、ハイブリッド自己回帰トランスデューサ因数分解を使用して訓練される。いくつかの例では、動作はさらに、意図されたクエリ決定が、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むことを示すときに、受信した話された発話への応答を提供することを含む。あるいは、意図されたクエリ決定が、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含まないことを示すときに、動作はさらに、受信した話された発話を破棄することを含む。
本開示の他の態様は、データ処理ハードウェア、及びデータ処理ハードウェアと通信するメモリハードウェアを含むシステムを提供する。メモリハードウェアは、データ処理ハードウェアによって実行されたとき、音声認識モデルに対する入力として話された発話に対応するオーディオデータを受信することを含む動作をデータ処理ハードウェアが行うようにする命令を記憶する。動作はまた、音声認識モデルを使用して、複数の時間ステップのそれぞれで、オーディオエンコーダを使用して、話された発話に対応するオーディオデータを対応するオーディオ符号化に符号化することと、音声認識ジョイントネットワークを使用して、対応する時間ステップにおいてオーディオエンコーダによって符号化された対応するオーディオ符号化を、対応する時間ステップにおける話された発話に対する可能な出力ラベルにわたる確率分布に復号することと、によって、オーディオデータに対して音声認識を行うことを含む。複数の時間ステップのそれぞれにおいて、動作はまた、最終ソフトマックス層によって出力される非空白記号のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現を受信するように構成された意図されたクエリ(IQ)ジョイントネットワークを使用して、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定を判定することを含む。
本態様は、以下の任意選択の特徴のうちの1または複数を含み得る。いくつかの実施態様では、音声認識モデルは、オーディオエンコーダ、音声認識ジョイントネットワーク、及び予測ネットワークを含む。予測ネットワークは、最終ソフトマックス層によって出力される非空白記号のシーケンスを受信し、複数の時間ステップのそれぞれでラベル履歴表現を生成するように構成される。これらの実施態様では、音声認識モデルは、ワードピースの通常のラベルシーケンスを使用して、オーディオエンコーダ、音声認識ジョイントネットワーク、及び予測ネットワークを最適化することによって、第1の訓練段階の間に訓練され、IQジョイントネットワークは、オーディオエンコーダ及び予測ネットワークを凍結させ、入力発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むか否かを示すIQトークンの分布を予測する方法をIQジョイントネットワークに教えるため、ワードピースとIQトークンの両方の拡張されたラベルシーケンスを用いてIQジョイントネットワークを微調整することによって、第2の訓練段階の間に、ジョイントネットワークによって初期化される。これらの実施態様では、対応する非空白記号のシーケンスに対するラベル履歴表現を生成することは、複数の時間ステップのそれぞれで入力として受信される非空白記号のシーケンス内の各非空白記号について、予測ネットワークによって、共有埋め込み行列を使用して、対応する非空白記号の埋め込みを生成することと、予測ネットワークによって、対応する非空白記号にそれぞれの位置ベクトルを割り当てることと、予測ネットワークによって、埋め込みとそれぞれの位置ベクトルとの間の類似度に比例する、埋め込みに重み付けすることと、を含む。ここで、動作はまた、予測ネットワークからの出力として、対応する時間ステップで、重み付けされた埋め込みの加重平均に基づき、単一の埋め込みベクトルを生成することであって、単一の埋め込みベクトルはラベル履歴表現を含む、生成することを含む。ここで、予測ネットワークは、マルチヘッドアテンションメカニズムの各ヘッドにわたって共有埋め込み行列を共有するマルチヘッドアテンションメカニズムを含んでもよい。
いくつかの例では、話された発話に対応するオーディオデータは、ユーザとデジタルアシスタントインターフェースとの間の現在のダイアログセッション中に受信される。いくつかの実施態様では、出力ラベルは、ワードピース、単語、音素、または書記素を含む。いくつかの例では、オーディオエンコーダは、複数の一方向長短期記憶(LSTM)層、複数のコンフォーマー層、または複数のトランスフォーマー層のうちの1つを含む因果エンコーダを含む。いくつかの実施態様では、音声認識モデルは、ハイブリッド自己回帰トランスデューサ因数分解を使用して訓練される。いくつかの例では、動作はさらに、意図されたクエリ決定が、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含むことを示すときに、受信した話された発話への応答を提供することを含む。あるいは、意図されたクエリ決定が、話された発話がデジタルアシスタントインターフェースを対象とするクエリを含まないことを示すときに、動作はさらに、受信した話された発話を破棄することを含む。
本開示の1つまたは複数の実施態様の詳細は、添付の図面及び以下の説明において述べられる。他の態様、特徴、及び利点は、説明及び図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになる。
話された発話を文字起こしするための意図されたクエリ検出器を含む自動音声認識(ASR)システムを含む例示的なシステムの概略図である。 話された発話を文字起こしするための意図されたクエリ検出器を含む自動音声認識(ASR)システムを含む例示的なシステムの概略図である。 意図されたクエリ検出器を統合する例示的なASRシステムの概略図である。 図2のASRシステムの例示的な結び付けられ、縮小された予測ネットワークの概略図である。 例示的な長文の文字起こしされた訓練発話を示す。 図4Aの長文の文字起こしされた訓練発話に対する例示的な注釈付きの文字起こしされた訓練発話を示す。 ASRシステムにおいて意図されたクエリ検出モデルを実行するコンピュータ実装方法の動作の例示的な配置のフローチャートである。 本明細書に記載のシステム及び方法を実装するために使用され得る例示的なコンピューティングデバイスの概略図である。
種々の図面における同様の参照記号は、同様の要素を指す。
アシスタント対応デバイスとインタラクトするユーザの対応の仕方は、限定的ではないが、主に音声入力によって行われるように設計される。その結果、アシスタント対応デバイスは、周囲の環境内の任意の所与の発話が、環境内の個人に向けられているか、または非人間ソース(例えば、テレビまたは音楽プレイヤ)に由来するものと対照的にデバイスに向けられているとき、識別する何らかの方法を持つ必要がある。これを達成する1つの方法は、環境内のユーザ間の合意により、デバイスの注意を引くために話される所定のワード(複数可)として保留されている、ホットワードを使用することである。例示的な環境では、アシスタントの注意を引くために使用されるホットワードは「OK、コンピュータ」という言葉である。その結果、「OK、コンピュータ」という単語が話されるたびに、それがマイクロフォンによって拾い上げられ、ホットワード検出器に伝達され、ホットワード検出器は、ホットワードが話されたかどうかを判定するため音声理解技術を行い、ホットワードが話された場合は、次のコマンドまたはクエリを待つ。したがって、アシスタント対応デバイスに向けられた発話は、[ホットワード][クエリ]という一般形式をとり、この例の「ホットワード」は「OKコンピュータ」であり、「クエリ」は、システムによって、単独で、またはネットワークを介してサーバと連携してのいずれかで、音声認識、解析、及び作用され得る任意の質問、コマンド、宣言、またはその他の要求であってよい。
ユーザが携帯電話またはスマートスピーカなどのアシスタント対応デバイスとの会話を続ける場合、電話またはスピーカとのユーザのインタラクションは、ぎこちないことがある。ユーザは、「Ok、コンピュータ、課題のプレイリストを再生して」と話してもよい。電話またはスピーカは、プレイリストの最初の曲の再生を開始してもよい。ユーザは、次の曲に進みたいと思い、「Ok、コンピュータ、次」と話してもよい。さらに他の曲に進むため、ユーザは「Ok、コンピュータ、次」と再び話してもよい。コマンドを話す前にホットワードを繰り返し続ける必要性を軽減するために、アシスタント対応デバイスは、発話「次」が次の曲に進むためアシスタント対応デバイスに向けられている/それを対象としていると認識/検出するように構成されてもよい。この例では、ユーザは、「Ok、コンピュータ、次」と発話する代わりに、それぞれのアクションを行うことをトリガするため、単に「次」と発話してアシスタント対応デバイスを呼び出すことができる。対照的に、ユーザは、環境内の別のユーザに「その映画についてどう思う?」と話す場合がある。ここで、アシスタント対応デバイスは、クエリがアシスタント対応デバイスを対象としていないことを認識/検出し得、したがってクエリに応答しない。
本明細書の実施態様は、自然な会話でのインタラクションの話された発話において自然に発生する意図されたクエリ及び意図しないクエリを検出するように構成及び訓練される意図されたクエリ検出モデルと、自動音声認識(ASR)システムを統合することを対象とする。例示的な意図されたクエリ検出モデルは、回帰型ニューラルネットワーク-トランスデューサ(RNN-T)モデルなどのエンドツーエンド(E2E)ASRモデルの上に構築されるか、またはそれと統合される。例示的な方法では、ASRシステムは、ASRモデルへの入力として、話された発話に対応するオーディオデータを受信する。システムは、ASRモデルを使用して、複数の時間ステップのそれぞれで、オーディオエンコーダを使用して、話された発話に対応するオーディオデータを対応するオーディオ符号化に符号化することと、音声認識ジョイントネットワークを使用して、対応する時間ステップにおいてオーディオエンコーダによって符号化された対応するオーディオ符号化を、対応する時間ステップにおける話された発話の出力ラベルにわたる確率分布に復号することと、によってオーディオデータに対して音声認識を行う。複数の時間ステップのそれぞれにおいて、最終ソフトマックス層によって出力される非空白記号のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現を受信するように構成された意図されたクエリ(IQ)ジョイントネットワークは、話された発話がデジタルアシスタントを対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定を判定する。
図1A及び図1Bは、例示的な音声環境を含む例示的なシステム100a、100bを示す。音声環境において、ユーザデバイス10などのコンピューティングデバイスとインタラクトするユーザ104の対応の仕方は、声入力を介するものであり得る。ユーザデバイス10(一般にデバイス10とも呼ばれる)は、音声環境内の1人または複数のユーザ102から音(例えば、ストリーミングオーディオデータ)をキャプチャするように構成される。ここで、ストリーミングオーディオデータは、可聴クエリ、デバイス10に対するコマンド、またはデバイス10によってキャプチャされた可聴通信として機能する、ユーザ102によって話された発話106を指し得る。デバイス10の音声対応システムは、クエリに回答することによって、及び/またはコマンドが1つまたは複数の下流のアプリケーションによって行われる/遂行されるようにすることによって、クエリまたはコマンドに対処し得る。
システム100a、100bは、デバイス10のユーザ102が、アクションを行うコマンドを含むクエリを発行することによるユーザ102とデジタルアシスタント105との間のダイアログセッション中にインタラクトすることができるデジタルアシスタント105(一般にデジタルアシスタントインターフェースとも呼ばれる)を実行するユーザデバイス10を含む。図示の例では、ユーザデバイス10は、ユーザ102がインタラクトすることができるポータブルスマートスピーカに対応する。しかしながら、ユーザデバイス10は、スマートフォン、タブレット、スマートディスプレイ、デスクトップ/ラップトップ、スマートウォッチ、スマートグラス/ヘッドセット、スマートアプライアンス、ヘッドフォン、または車両インフォテインメントデバイスなどの他のコンピューティングデバイスを含むことができるが、これらに限定されない。ユーザデバイス10は、データ処理ハードウェア12及びデータ処理ハードウェア12上で実行されたとき、データ処理ハードウェア12が動作を行うようにする命令を格納するメモリハードウェア14を含む。いくつかの例では、ユーザデバイス10は、ネットワーク120を介してリモートシステム130と通信するように構成される。リモートシステム130は、リモートデータ処理ハードウェア132(例えば、リモートサーバまたはCPU)及び/またはリモートメモリハードウェア134(例えば、リモートデータベースまたは他のストレージハードウェア)などのリモートリソースを含み得る。ユーザデバイス10は、ユーザデバイス10に向けられた音声などの音響をキャプチャするように構成された1つまたは複数のマイクロフォン16のアレイを含む。ユーザデバイス10はまた、デジタルアシスタント105から音楽及び/または合成音声などのオーディオを出力し得るオーディオ出力デバイス(例えばスピーカ)18を含み得る、またはそれと通信し得る。さらに、ユーザデバイス10は、環境内の画像をキャプチャし、画像データを出力するように構成された1つまたは複数のカメラを含み得る、またはこれらと通信し得る。
音声環境では、意図されたクエリ(IQ)ジョイントネットワーク230を含む回帰型ニューラルネットワーク-トランスデューサ(RNN-T)モデル200を実装する自動音声認識(ASR)システム118が、ユーザ102のユーザデバイス10内に存在する、及び/または、ネットワーク120を介してユーザデバイス10と通信しているリモートシステム130内に存在する。ユーザデバイス10及び/またはリモートシステム130はまた、ユーザ102が発し、マイクロフォン16がキャプチャした発話106を受信し、ASRシステム118で処理可能な入力音響フレーム110に関連付けられた対応するデジタル形式に発話106を変換するように構成されたオーディオサブシステム108を含む。図示の例では、ユーザはそれぞれの発話106を話し、オーディオサブシステム108は発話106をASRシステム118に入力するため対応するオーディオデータ(例えば、音響フレーム)110に変換する。その後、RNN-Tモデル200は、発話106に対応する音響フレーム110を入力として受信し、発話106の対応するトランスクリプション120を出力として生成/予測する。図示の例では、RNN-Tモデル200は、ユーザが話すときに部分的なトランスクリプション(例えば、ストリーミング音声認識結果)120を作成するためストリーミング音声認識を行ってもよい。
図1Aに示す例では、ユーザ102は、ASRシステム118を使用するユーザデバイス10のプログラムまたはアプリケーション(例えば、デジタルアシスタントアプリケーション105)とインタラクトする。この例では、ユーザ102は、時間1の間に、第1の発話106(「Ok、コンピュータ、今日の天気予報はどうですか」)を話す。AED104のマイクロフォン16は、第1の発話106を受信し、オーディオサブシステム108は、第1の発話106を、第1の発話106に対応する対応するオーディオデータ110に変換する。オーディオデータ110の初期処理は、オーディオデータ110をフィルタリングすることと、オーディオデータ110をアナログ信号からデジタル信号に変換することと、を含み得る。オーディオサブシステム108がオーディオデータ110を処理するときに、デバイス10は、追加処理のためにメモリハードウェア14のバッファにオーディオデータ110を格納してもよい。オーディオデータ110がバッファ内にある状態で、デバイス110は、オーディオデータ110がホットワードを含むかどうかを検出するためホットワード検出器(図示せず)を使用してもよい。ホットワード検出器は、オーディオデータ110に対して音声認識を行うことなく、オーディオデータ110に含まれるホットワードを識別するように構成される。
いくつかの実施態様では、ホットワード検出器は、第1の発話106の初期部分にあるホットワードを識別するように構成される。この例では、ホットワード検出器は、第1の発話106「Okコンピュータ、明日の天気予報はどうですか?」は、ホットワード検出器がホットワード112の特徴である入力オーディオの音響特徴を検出する場合、ホットワード112「ok、コンピュータ」を含むと判定することができる。音響特徴は、第1のクエリ106の短期パワースペクトルの表現であるメル周波数セプストラル係数(MFCC)であってもよく、または第1の発話106のメルスケールフィルタバンクエネルギーであってもよい。例えば、ホットワード検出器は、第1の発話106「Ok、コンピュータ、明日の天気予報はどうですか?」が、オーディオデータ110からMFCCを生成することと、ホットワード検出器のホットワードモデルに格納されたようなホットワード「OKコンピュータ」の特徴であるMFCCに類似するMFCCをMFCCが含むと分類することとに基づいて、ホットワード112「ok、コンピュータ」が含まれることを検出し得る。他の例として、ホットワード検出器は、第1の発話106「Ok、コンピュータ、明日の天気予報はどうですか?」が、オーディオデータ110からメルスケールフィルタバンクエネルギーを生成することと、メルスケールフィルタバンクエネルギーが、ホットワード検出器のホットワードモデルに格納されたようなホットワード「okコンピュータ」の特徴であるメルスケールフィルタバンクエネルギーに類似するメルスケールフィルタバンクエネルギーを含むと分類することとに基づいて、ホットワード112「ok、コンピュータ」を含むと検出し得る。
ホットワード検出器が、第1の発話106に対応するオーディオデータ110がホットワード112を含むと判定すると、デバイス10は、第1の発話106に対応するオーディオデータ110に対して音声認識を開始するためウェイクアッププロセスをトリガしてもよい。ここで、デバイス10は、オーディオデータ110がホットワード112を含むことを検出するので、デバイス10は、第1の発話106がデバイス10(すなわち、デジタルアシスタント)を対象としていると判定する。デバイス10は、リモートリソース(例えば、リモートシステム130)を利用して、音声処理及び/または合成再生通信に関連する様々な機能を行い得る。いくつかの実施態様では、ASRシステム118は、デバイス10に加えて、またはその代わりに、リモートシステム130上に位置する。ホットワード検出器が、第1の発話106内のホットワード112を検出することに応答してデバイス10をウェイクアップするようにトリガすると、ユーザデバイス10は、第1の発話106に対応する音響フレーム110を、ネットワーク120を介してリモートシステム130に送信してもよい。ここで、デバイス10は、ホットワード112の存在を確認するために、リモートシステム130のためのホットワード112を含むオーディオデータ110の一部分を送信してもよい。あるいは、デバイス10は、ホットワード112の後の第1の発話106の一部分に対応するオーディオデータ110の一部分のみをリモートシステム130に送信してもよく、リモートシステム130は、音声認識を行うためASRシステム118を実行して、オーディオデータ110のトランスクリプション120をデバイス10に返す。デバイス10は、デバイス10に向けられたコマンドを識別するため第1の発話106のトランスクリプション120に対してセマンティック解釈を行うNLUモジュール(図示せず)をさらに含んでもよい。具体的には、NLUモジュールは、ASRシステム118によって識別された第1の発話106内の単語を識別し、第1の発話106内の任意の音声コマンドを識別するためセマンティック解釈を行う。デバイス10のNLUモジュール(及び/またはリモートシステム130)は、デジタルアシスタント105が行うアクション(すなわち、ユーザの場所の天気予報を調べる)を指定するコマンドとして「明日の天気予報はどうですか?」という単語を識別し得る。
図示のように、ユーザデバイス10は、時間2の間に、第1の発話106に応答して、合成音声123a(「80度で、雷雨の可能性がある曇りです」)を生成する。ユーザデバイス10が合成音声123aを可聴出力する間、またはその直後に、ユーザ102は、時間3の間に、第2の発話146(「土曜日はどうですか?」)を話す。とりわけ、デバイス10は、ASRモデル200が、ASRモデル200を呼び出すためにユーザ10にホットワードを繰り返し話すように要求することなく、ユーザ10が自然な方法で後続のクエリを話す場合、任意の後続の音声を継続的に受け入れ、それに対して音声認識処理を行うような継続会話モードで動作している。本例を続けると、RNN-Tモデル200は、ユーザ102が話すときに第2の発話146に対応する音響フレーム110を受信しながら、第2の発話106に対応する音声認識結果120(すなわち、「土曜日はどうですか?」)を作成するため音響フレーム110に対して音声認識を行う。図示の例では、RNN-Tモデル200が音響フレーム100に対してストリーミング音声認識を行うとき、IQジョイントネットワーク230は、第2の発話146に対応する音響フレーム110が、ユーザ102がユーザデバイス10に応答することを期待する、意図しないクエリ(すなわち、ユーザデバイス10に向けられていない)ではなく、意図されたクエリを示すことを検出する。IQジョイントネットワーク230が、第2の発話がデジタルアシスタント105を対象とするクエリを含むことを検出することに基づいて、時間4において、デジタルアシスタント105は、第2の発話146に応答して合成音声123b(「土曜日は60度台半ばから後半で晴れでしょう」)を生成し、聴こえるように出力する。
図1Bを参照して本例を続けると、時間5において、合成音声123bの可聴出力中及び/またはその直後に、ASRモデル200がまだ後続の音声を受け入れている間、ユーザ102が第3の発話148(「代わりに、土曜日にハイキングを計画しよう)を話し始め、RNN-Tモデル200は、部分的な音声認識結果120を生成するため第3の発話148に対応する音響データ110に対して音声認識を行う。ユーザ102がまだ話している間、またはユーザ102が第3の発話148を話し終えた後に、IQジョイントネットワーク230は、ASRモデル200が部分音声認識結果120を作成している間、第3の発話148に対応する音響フレーム110が、意図されたクエリではなく、意図しないクエリを示すことを共同で検出する。例えば、図示のように、ユーザ102は、環境内の他のユーザ103に第3の発話148を話してもよい。第3の発話148は、メディアデバイスから発する音声など、バックグラウンドオーディオからの音声を含むことができる。ここで、IQジョイントネットワーク230は、第3の発話148がデバイス10を対象としてないと判定するので、デバイス10(すなわち、RNN-Tモデル200)は、いずれの残りの音響データ110に対して音声認識を行うことを停止し、いずれの部分音声認識結果120を破棄する、及び/またはデジタルアシスタント105による任意のアクションを抑制することができる。すなわち、例を続けると、IPジョイントネットワーク230は、ASRモデル200が、ハードマイクロフォン終了イベントは、第3の発話148が完了する前に発生し得るように、第3の発話148全体に対して音声認識を行うことを完了することを必要とせずに、第3の発話148がデバイス10を対象としていないと判定することが可能である。
図2は、話された発話に関連付けられたアクション/コマンドを話者が行うようにデジタルアシスタント105を対象とすることを示す、話された発話中の意図されたクエリを検出するためにIQジョイントネットワーク230を統合する例示的なRNN-Tモデル200の概略図である。とりわけ、図1Aは、ユーザ102が、「ok、コンピュータ」というホットワード112を含む第1の発話106を話すことを示すが、IQジョイントネットワーク230を統合するRNN-Tモデル200は、ホットワード112が存在しない話された発話において意図されたクエリを検出し得る。意図しないクエリの例としては、環境内の1人または複数のユーザ間の会話、環境内の異なるデバイスによって生成された合成音声、及びユーザが大声で話す(例えば、独り言を言うこと)ことを含むが、これらに限定されない。これらの発話は、デジタルアシスタントが発話への応答でユーザを中断することがある、従来のASRシステムがクエリを処理することをトリガし得、それによりユーザのフラストレーションが増大し得る。
図示の通り、RNN-Tモデル200は、エンコーダネットワーク220、予測/デコーダネットワーク300、ASRジョイントネットワーク240(すなわち、ワードピースジョイントネットワーク240)、及び最終ソフトマックス出力層250を含む。従来のASRシステムにおける音響モデル(AM)と大まかに類似しているエンコーダネットワーク220(例えば、オーディオエンコーダ)は、特徴ベクトルのシーケンスx=(x,x,…,x)222を受信し、
(例えば、図1のオーディオデータ110)、各時間ステップにおいて、対応するオーディオ符号化224(一般に音響表現とも呼ばれる)を作成する。
図示の例では、予測/デコーダネットワーク300は、言語モデル(LM)と同様に、ソフトマックス層250によって、現在の時間ステップがオーディオデータ110の可能な出力ラベルに対応するか否かの確率分布を表すラベル履歴表現350(一般に密または言語表現とも呼ばれる)にこれまで出力された非空白記号252のシーケンスy,…,yu-1を処理するLSTMベースの予測ネットワークを含む。
図3は、入力として、最終ソフトマックス層250によって出力されるN個の以前の非空白記号252a~nに制限される非空白記号のシーケンスyu-n,…,yu-1を受信するRNN-Tモデル200についての予測ネットワーク300を示す。いくつかの例では、Nは2に等しい。他の例では、Nは5に等しいが、本開示は非限定的であり、Nは任意の整数に等しくてよい。非空白記号252a~nのシーケンスは、部分的な音声認識結果120a、120b(図1)を示し得る。いくつかの実施態様では、予測ネットワーク300は、マルチヘッドアテンションメカニズムの各ヘッド302A~302Hにわたって共有埋め込み行列304を共有するマルチヘッドアテンションメカニズム302を含む。一例では、マルチヘッドアテンションメカニズム302は4つのヘッドを含む。ただし、マルチヘッドアテンションメカニズム302では任意の数のヘッドが使用されてもよい。特に、マルチヘッドアテンションメカニズム302により、モデルサイズの増加を最小限に抑えながらパフォーマンスが大幅に向上する。以下に詳しく説明するように、各ヘッド302A~Hは独自の位置ベクトル308の行を含み、すべてのヘッドからの出力318A~Hを連結することでモデルサイズが増加するのではなく、代わりにヘッド平均モジュール322によって出力318A~Hが平均化される。
マルチヘッドアテンションメカニズム302の第1のヘッド302Aを参照すると、ヘッド302Aは、共有埋め込み行列304を使用して、複数の時間ステップからの対応する時間ステップで入力として受信された非空白記号のシーケンスyui-n,…,yui-1内の各非空白記号301に対して、対応する埋め込み306、306a~n(例えば、
)を生成する。特に、共有埋め込み行列304は、マルチヘッドアテンションメカニズム302のすべてのヘッドにわたって共有されるため、他のヘッド302B~Hはすべて、各非空白記号に対して同じ対応する埋め込み306を生成する。ヘッド302Aはまた、非空白記号のシーケンスyu-n,…,yu-1内の対応する各非空白記号に、それぞれの位置ベクトルPVAa~An308、308Aa~An(例えば、
)を割り当てる。各非空白記号に割り当てられたそれぞれの位置ベクトルPV308は、非空白記号のシーケンスの履歴内の位置(例えば、最終ソフトマックス層250によって出力されたN個の以前の非空白記号)を示す。例えば、最初の位置ベクトルPVAaは履歴の最新の位置に割り当てられ、一方、最後の位置ベクトルPVAnは、最終ソフトマックス層250によって出力されたN個の以前の非空白記号の履歴の最後の位置に割り当てられる。特に、埋め込み306のそれぞれは、位置ベクトルPV308のそれぞれと同じ次元(すなわち、次元サイズ)を含んでもよい。
非空白記号252a~nのシーケンス、yu-n,…,yu-1内の各非空白記号301ごとに共有埋め込み行列304によって生成される対応する埋め込みは、マルチヘッドアテンションメカニズム302のヘッド302A~Hのすべてにおいて同じであるが、各ヘッド302A~Hは、位置ベクトル308の異なるセット/行を定義する。例えば、第1のヘッド302Aは位置ベクトルPVAa~Anの308Aa~Anの行を定義し、第2のヘッド302Bは位置ベクトルPVBa~Bnの308Ba~Bn、…、の異なる行を定義し、第Hのヘッド302Hは位置ベクトルPVHa~Hnの308Ha~Hnの別の異なる行を定義する。
受信した非空白記号252a~nのシーケンス内の各非空白記号について、第1のヘッド302Aは、重み層310を介して、対応する埋め込みとそれに割り当てられたそれぞれの位置ベクトルPV308との間の類似度に比例して、対応する埋め込み306に重み付けする。いくつかの例では、類似度はコサイン類似度(例えば、コサイン距離)を含み得る。図示の例では、重み層310は、それぞれ、それに割り当てられたそれぞれの位置ベクトルPV308に比例して重み付けされた対応する埋め込み306に関連付けられた重み付けされた埋め込み312、312Aa~Anのシーケンスを出力する。別の言い方をすれば、各埋め込み306について重み層310によって出力される重み付けされた埋め込み312は、埋め込み306とそれぞれの位置ベクトルPV308との間のドット積に対応し得る。重み付けされた埋め込み312は、埋め込みが、それぞれの位置ベクトルPV308に関連付けられた位置決めとどれほど類似しているかに比例して、埋め込みの上に付随すると解釈され得る。計算速度を上げるために、予測ネットワーク300には非回帰層が含まれており、したがって、重み付けされた埋め込み312Aa~Anのシーケンスは連結されず、代わりに加重平均モジュール316によって平均化され、第1のヘッド302Aからの出力として、次式で表される重み付けされた埋め込み312Aa~Anの加重平均318Aが生成される。
式(1)において、hはヘッド302のインデックスを表し、nはコンテキスト内の位置を表し、eは埋め込み次元を表す。さらに、式(1)では、H、N、及びdは、対応する次元のサイズを含む。位置ベクトルPV308は訓練可能である必要はなく、ランダムな値を含んでもよい。特に、重み付けされた埋め込み312が平均化されても、位置ベクトルPV308は位置履歴情報を潜在的に保存できるため、予測ネットワーク300の各層で回帰接続を提供する必要性が軽減される。
第1のヘッド302Aに関して上で説明した動作は、マルチヘッドアテンションメカニズム302の他の各ヘッド302B~Hでも同様に実行される。各ヘッド302によって定義された位置決めされたベクトルPV308の異なるセットにより、重み層310は、第1のヘッド302Aでの重み付けされた埋め込み312Aa~Aaのシーケンスとは異なる、他の各ヘッド302B~Hで重み付けされた埋め込み312Ba~Bn、312Ha~Hnのシーケンスを出力する。その後、加重平均モジュール316は、他の各対応するヘッド302B~Hからの出力として、非空白記号のシーケンスの対応する重み付けされた埋め込み312のそれぞれの加重平均318B~Hを生成する。
図示の例では、予測ネットワーク300は、対応するヘッド302A~Hから出力される加重平均318A~Hを平均化するヘッド平均モジュール322を含む。SWISHを備えた投影層326は、加重平均318A~Hの平均に対応するヘッド平均モジュール322からの出力324を入力として受信し、投影出力328を出力として生成してもよい。最終層正規化330は、複数の時間ステップから対応する時間ステップにおける単一の埋め込みベクトルP350(例えば、ラベル履歴表現)を提供するため投影出力328を正規化してもよい。予測ネットワーク300は、初期時間ステップに続く複数の時間ステップのそれぞれにおいて、単一の埋め込みベクトルP350のみを生成する。
いくつかの構成では、予測ネットワーク300は、マルチヘッドアテンションメカニズム302を実装せず、第1のヘッド302Aに関して上記の動作のみを行う。これらの構成では、重み付けされた埋め込み312Aa~Anの加重平均318Aが、投影層326と層正規化330を通過するだけで、単一の埋め込みベクトルP350が提供される。
図2に戻り参照すると、ASRジョイントネットワーク240は、予測ネットワーク300から単一の埋め込みベクトルP350、及びエンコーダ220からオーディオ符号化224を受信する。ワードピースジョイントネットワーク240は、対応する時間ステップにおける可能な音声認識仮説にわたって確率分布
242を生成する。ここで、xt-k,…,xは、kのコンテキストウィンドウを用いてエンコーダ220によって受信された音響観測を表し、yu-N,…,yは、ワードピース列を表す。例えば、自然言語が英語のとき、出力ラベルのセットには27個の記号、例えば、英語のアルファベットの26文字それぞれに1つのラベルと、スペースを表す1つのラベルとが含まれてもよい。したがって、ワードピースジョイントネットワーク240は、所定の出力ラベルのセットの各々の発生尤度を示す値のセットを出力し得る。この値のセットはベクトルであり得、出力ラベルのセット上の確率分布を示すことができる。場合によっては、出力ラベルは書記素(例えば、個々の文字、及び潜在的な句読点やその他の記号など)であるが、出力ラベルのセットはそれに制限されない。例えば、出力ラベルのセットは、書記素に加えて、または書記素の代わりに、ワードピース及び/または単語全体を含むことができる。ワードピースジョイントネットワーク240の出力分布は、異なる出力ラベルのそれぞれに対する事後確率値を含み得る。したがって、異なる書記素または他の記号を表す100個の異なる出力ラベルがある場合、ASRジョイントネットワーク240の出力242は、出力ラベルごとに1つずつ、100個の異なる確率値を含むことができる。可能性のある音声認識仮説にわたる確率分布
242は、音声認識結果120(図1)に対する確率を示す。すなわち、ASRジョイントネットワーク240は、非空白記号252のシーケンスに基づく単一の埋め込みベクトル350を使用して、音声認識結果120の確率分布を決定する。言い換えれば、ASRジョイントネットワーク240は、各出力ステップ(例えば、時間ステップ)において、可能な音声認識仮説にわたる確率分布242を生成する。次に、確率分布y242は、トランスクリプション120を決定するため(例えば、最終ソフトマックス層によって)ビームサーチプロセスにおいて候補の正書法要素(例えば、書記素、ワードピース、及び/または単語)を選択し、それにスコアを割り当てることができる。
ソフトマックス層250は、対応する出力ステップでRNN-Tモデル200によって予測される次の出力記号y252として、分布y242内で最も高い確率を有する出力ラベル/記号を選択するために任意の技術を使用することができる。このように、RNN-Tモデル200は、条件付きの独立性の仮定を行うことはない。代わりに、RNN-Tモデル200は、音響だけでなく、これまでに出力されたラベルのシーケンスにも条件付けられた各記号を予測する。RNN-Tモデル200は、出力記号が、RNN-Tモデル200をストリーミング形式で使用することを可能にする将来のオーディオデータ110から独立していると仮定する。いくつかの例では、ソフトマックス層250は、複数の訓練データセットのすべての一意のワードピースまたは書記素を使用して生成される、統合されたワードピースまたは書記素セットから構成される。
IQジョイントネットワーク230は、エンコーダネットワーク220によって出力された高次特徴表現224及び予測ネットワーク300によって出力された単一の埋め込みベクトルP350に基づいて、対応する時間ステップが意図されたクエリまたは意図しないクエリに対応する確率分布を生成する。言い換えれば、IQジョイントネットワーク230は、意図されたクエリに対して<intended>、意図しないクエリに対して<unintended>を含む出力ラベルの所定のセットのそれぞれの発生の尤度を示す値のセットを出力してもよい。この値のセットはベクトルであり得、出力ラベルのセット上の確率分布を示すことができる。意図されたクエリの条件付き確率と意図しないクエリの条件付き確率とを提供する確率分布は、次の数式を使用して決定することができる。
式中、yは、最高確率242を有する出力ワードピース仮説である。IQジョイントネットワーク230は、対応する確率が所定の閾値を満たす(例えば、超える)ときに、話された発話がデジタルアシスタントインターフェース105を対象とするクエリを含むか否かを示すトークン212(例えば、<intended>及び<unintended>トークン)を放出する。例えば、
が意図されたクエリ閾値を満たす(たとえば、超える)ときに、<intended>トークン212が放出され、


が意図しない閾値を満たす(例えば、超える)ときに、<unintended>トークン212が放出される。意図された閾値と意図しない閾値とは同じ値を有する必要はない。あるいは、
が意図されたクエリ閾値を満たさない(例えば、超えない)ときに、<unintended>トークン212が放出される。いくつかの例では、意図されたクエリの検出(例えば、対応する時間ステップが意図されたクエリに対応する確率が意図されたクエリ閾値を満たす)は、意図されたクエリに対する応答を生成及び提供するためにデジタルアシスタント105をトリガする。
図1A、図1B、及び図2を参照すると、RNN-T200が正確な音声認識結果を確実に作成するために、訓練システム130(図1A及び図1B)は、2段階の訓練処理におけるハイブリッド自己回帰トランスデューサ(HAT)因数分解を使用して、RNN-T200(IQジョイントネットワーク230を含む)を訓練して可能なサブワード単位及び2つの意図されたクエリトークン(例えば、<intended>及び<unintended>)を予測する。いくつかの例では、可能なサブワード単位は、ワードピース(例えば、4,096個の可能なワードピース)を含む。他の例では、RNN-T200は、書記素、音素、単語全体、または他の種類のサブワード単位を予測するように訓練される。第1の段階の間、訓練システム130は、音声認識を行うため音声認識タスクに関して、エンコーダネットワーク220、予測ネットワーク300、及びASRジョイントネットワーク240を訓練する。具体的には、訓練システム130は、ワードピースの通常のラベルシーケンスを使用して、エンコーダネットワーク220、ASRジョイントネットワーク240、及び予測ネットワーク300を最適化することによって、第1の訓練段階を行う。第2の段階の間、訓練システム130は、エンコーダネットワーク220、予測ネットワーク300、及び固定されたASRジョイントネットワーク240のパラメータを保持すると同時に、入力された発話が意図されたクエリを含むか否かを検出する方法を学習するようにIQジョイントネットワーク230を初期化及び微調整(例えば、訓練)する。すなわち、訓練システム130は、発話中の意図された位置及び意図しない位置を予測する方法を学習するようにIQジョイントネットワーク230を訓練する。訓練システム130は、文字起こしされた発話がデジタルアシスタントを対象とするクエリを含むか否かを示す<intended>及び<unintended>トークンの分布を予測するため拡張ラベル(例えば、<intended>及び<unintended>)を含むように、例えば、訓練データ生成器140(図1)によって注釈を付けられた複数の文字起こしされた訓練発話を使用して、IQジョイントネットワーク230を訓練する。例えば、訓練データ生成器140は、デジタルアシスタントのためのセマンティックコマンドに続いて<intended>トークンを挿入することができ、セマンティックコマンドを含まないワードピースの後に、及び/またはサイレント一時停止が決定されたときに、<unintended>トークンを挿入することができる。したがって、訓練システム130は、第1の段階ではワードピースの通常のラベルシーケンスを使用するが、訓練データ生成器140は、第2の段階では、IQジョイントネットワーク230を訓練するために拡張されたワードピースのラベルシーケンスを生成する。
単一の音声クエリを含む短い形式の発話の場合、訓練データ生成器140は、各発話の末尾に<eos>トークンを付加し、例えば、強制アラインメントを使用して決定された無音部分のため<pause>トークンを挿入する。短い形式の発話は、音声イベントの終了及び通常の短い一時停止をモデル化するために使用することができるが、それらは、より広範囲の可能なディスフルエンシをカバーしないことがある。さらに、単一の<eos>トークンが各発話の末尾に付加される場合、ディスフルエンシ検出ジョイントネットワーク210は、より長い発話または複数のディスフルエンシを伴う発話に対してディスフルエンシ検出の問題を生じる可能性がある、発話中の第1の音声終了イベントを判定した後にいずれの追加の<eos>トークンの放出を停止することを学習することができる。
図2に戻り参照すると、エンコーダネットワーク220に入力される特徴ベクトルx222は、10msシフトで3つの25ミリ秒(ms)音響フレームを積み重ねることによって形成される80次元のログメルフィルタバンク特徴を含むことができ、30msフレームレートにダウンサンプリングすることができる。いくつかの例では、エンコーダネットワーク220は、12個の512次元コンフォーマー層を含む。コンフォーマー層は、15のカーネルサイズを持つ因果畳み込み、及び8個のヘッドセルフアテンションを有する左コンテキストアテンション層のスタックを含む。説明されたエンコーダネットワーク220は、コンフォーマー層/ブロック(例えば、12個のコンフォーマーブロック)を含むセルフアテンションを有するマルチヘッドアテンション層/ブロックのスタックを有するが、本開示はそのように限定されない。例えば、エンコーダネットワーク220は、トランスフォーマー層のスタック/または任意の他の種類のマルチヘッドアテンション層/ブロックのスタックを含み得る。エンコーダネットワーク220は、一連のマルチヘッドセルフアテンション層、深さ方向の畳み込み層、及びフィードフォワード層を含み得る。あるいは、エンコーダネットワーク220は、マルチヘッドアテンション層/ブロックの代わりに、複数の長短期記憶(LSTM)層を含み得る。
予測ネットワーク300は、320の埋め込み次元を有するLTSMベースのネットワークを含み得る。ASRジョイントネットワーク240によって出力される確率分布表現242の次元Dジョイントは、640に設定され得る。いくつかの例では、ASRジョイントネットワーク240は、隠れユニットを含む。追加的または代替的に、ワードピースジョイントネットワーク240は、全接続(FC)層を含まない。IQジョイントネットワーク230は、640個の隠れユニットを有するFC層を含み得る。あるいは、予測ネットワーク300は、トランスフォーマーまたはコンフォーマーブロック(または他の種類のマルチヘッドアテンションブロック)のスタックを含み得る。予測ネットワーク300はまた、隠れ表現を生成する代わりに、ルックアップスパース埋め込みを出力することによってレイテンシを改善する埋め込みルックアップテーブル(例えば、V2埋め込みルックアップテーブル)であってもよい。いくつかの実施態様では、予測ネットワーク300はステートレス予測ネットワークである。
ASRジョイントネットワーク240及び予測ネットワーク300は、集合的にRNN-Tモデル200のRNN-Tデコーダを形成し得る。いくつかの実施態様では、RNN-Tデコーダ、すなわち、予測ネットワーク300及びASRジョイントネットワーク240のサイズをさらに縮小するために、予測ネットワーク300とASRジョイントネットワーク240との間のパラメータ結び付けが適用される。具体的には、語彙サイズ|V|及び埋め込み次元d,の場合、予測ネットワーク300における共有埋め込み行列304は、
である。一方、最後の隠れ層は、ASRジョイントネットワーク240における次元サイズdを含み、隠れ層から出力ロジックへのフィードフォワード投影の重みは、
となり、語彙に余分な空白トークンを有する。したがって、ASRジョイントネットワーク240の最後の層に対応するフィードフォワード層は、重み行列[d,|V]|を含む。予測ネットワーク300に、埋め込み次元dのサイズをASRジョイントネットワーク240の最後の隠れ層の次元dに結び付けることにより、ASRジョイントネットワーク240のフィードフォワード投影重みと予測ネットワーク300の共有埋め込み行列304は、単純な転置変換を介して、全ての非空白記号についてそれらの重みを共有することができる。2つの行列はそれらの全ての値を共有するので、RNN-Tデコーダ(すなわち、ASRジョイントネットワーク240及び予測ネットワーク300)は、2つの個々の行列を格納する代わりに、値をメモリに一度格納するだけでよい。埋め込み次元dのサイズを隠れ層次元dのサイズと等しく設定することによって、RNN-Tデコーダは、埋め込み次元dと語彙サイズ|V|との積に等しいパラメータ数を削減する。この重み結合は、正則化技術に対応する。
図4Aは、例示的な文字起こしされた訓練発話400を示す。図4Bは、図4Aの文字起こしされた訓練発話400のためにNLUモデルによって生成された例示的なセマンティック注釈付き文字起こしされた訓練発話420を示す。図4Cは、図4Aの文字起こしされた訓練発話400のために訓練データ生成器140によって生成された例示的な注釈付き文字起こしされた訓練発話450を描く。図4Aに示すように、各発話について、訓練データ生成器140は、例えば強制アライメントを使用して、無音部分402、402a~nを決定する。図4Bでは、NLUモデルは、文字起こしされた訓練発話400を解析して、無音部分402のいずれが、セマンティックコマンド(例えば、変更、ウェイクアップ、タイマーを、8時に)を表すスロット422、422a~n、及び各セマンティックコマンドをスロット422として識別するラベルを構成するかを判定する。図4Cでは、訓練データ生成器140は、セマンティックコマンドが完了する(例えば、無音一時停止402c)無音部分402(各スロット422を含む)のそれぞれに、それぞれの<intended>トークン(例えば、トークン452a)をラベル付けし、共通のセマンティックコマンドの完了を表さない無音一時停止(例えば、無音一時停止402a、402b、402d、及び402e)に、それぞれの<unintended>トークン(例えば、トークン454a、454b、454c、454d)をラベル付けし、及び最終的な無音一時停止(例えば、無音一時停止402f)に<intended>トークン(例えば、トークン452b)をラベル付けする。
図5は、意図されたクエリを検出し、音声認識を行うためのコンピュータ実装方法500の例示的な動作配置のフローチャートである。動作502において、方法500は、音声認識モデル200への入力として、話された発話106に対応するオーディオデータ110、222を受信することを含む。また、方法500は、音声認識モデル200を使用して、複数の時間ステップのそれぞれにおいて、動作504及び506によってオーディオデータ110、222に対して音声認識を行うことを含む。動作504では、方法500は、オーディオエンコーダ220を使用して、話された発話106に対応するオーディオデータ110、222を、対応するオーディオ符号化224に符号化することを含む。
動作506で、方法500はまた、音声認識ジョイントネットワーク240を使用して、対応する時間ステップでオーディオエンコーダ220によって符号化された対応するオーディオ符号化224を、対応する時間ステップにおいて話された発話106の可能な出力ラベルにわたる確率分布242に復号することを含む。複数の時間ステップのそれぞれにおいて、方法500はまた、動作508において、最終ソフトマックス層250によって出力される非空白記号252のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現350を受信するように構成された意図されたクエリ(IQ)ジョイントネットワーク230を使用して、話された発話106がデジタルアシスタントインターフェース105を対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定212を判定することを含む。
図6は、本文書に記載のシステム及び方法を実装するために使用できる例示的なコンピューティングデバイス600の概略図である。コンピューティングデバイス600は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、及びその他の適切なコンピュータなど、様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを意図している。ここで示されているコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、例示のみを目的としており、この文書で説明及び/または特許請求されている本発明の実施態様を制限することを意図してはいない。
コンピューティングデバイス600は、プロセッサ610、メモリ620、ストレージデバイス630、メモリ620及び高速拡張ポート650に接続する高速インターフェース/コントローラ640、及び低速バス670及びストレージデバイス630に接続する低速インターフェース/コントローラ660を含む。コンポーネント610、620、630、640、650、及び660の各々は、様々なバスを使用して相互接続されており、共通のマザーボードに据え付けられるか、または必要に応じて他の方法で存在することもできる。プロセッサ610(例えば、図1A及び図1Bのデータ処理ハードウェア12,132)は、高速インターフェース640に連結されたディスプレイ680などの外部入出力デバイスにグラフィカルユーザインターフェース(GUI)のグラフィカル情報を表示するためメモリ620またはストレージデバイス630に格納された命令を含む、コンピューティングデバイス600内で実行するための命令を処理することができる。他の実施態様では、複数のメモリ及び複数の種類のメモリと共に、必要に応じて複数のプロセッサ及び/または複数のバスが使用されてもよい。また、複数のコンピューティングデバイス600が接続され、各デバイスが必要な動作の一部を行う場合もある(例えば、サーババンク、ブレードサーバのグループ、またはマルチプロセッサシステムとして)。
メモリ620(すなわち、図1A及び図1Bのメモリハードウェア14,134)は、コンピューティングデバイス600内に非一時的に情報を格納する。メモリ620は、コンピュータ可読媒体、揮発性メモリユニット(複数可)、または不揮発性メモリユニット(複数可)であってもよい。非一時的メモリ620は、コンピューティングデバイス600による使用のために一時的または永続的にプログラム(例えば、命令のシーケンス)またはデータ(例えば、プログラム状態情報)を格納するために使用される物理デバイスであってよい。不揮発性メモリの例は、フラッシュメモリ及び読み出し専用メモリ(ROM)/プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)/消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)/電子的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)(例えば、通常はブートプログラムなどのファームウェアに使用される)を含むが、これらに限定されない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、相変化メモリ(PCM)、及びディスクまたはテープを含むが、これらに限定されない。
ストレージデバイス630は、コンピューティングデバイス600に大容量ストレージを設けることができる。いくつかの実施態様では、ストレージデバイス630はコンピュータ可読媒体である。様々な異なる実施態様では、ストレージデバイス630は、フロッピーディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、もしくはテープデバイス、フラッシュメモリもしくはその他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークもしくはその他のコンフィグレーションのデバイスを含む、デバイスアレイであってもよい。追加の実施態様では、コンピュータプログラム製品は、情報キャリアに有形に具現化される。コンピュータプログラム製品は、実行時に上述したような1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報キャリアは、メモリ620、ストレージデバイス630、またはプロセッサ610上のメモリなどのコンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
高速コントローラ640は、コンピューティングデバイス600の帯域幅集約動作をより管理し、低速コントローラ660は、帯域幅集約動作をより少なく管理する。このような役割の割り振りは単なる例である。いくつかの実施態様では、高速コントローラ640は、メモリ620、ディスプレイ680(例えば、グラフィックプロセッサまたはアクセラレータを介して)、及び様々な拡張カード(図示せず)を受け入れることができる高速拡張ポート650に結合される。いくつかの実施態様では、低速コントローラ660は、ストレージデバイス630及び低速拡張ポート690に結合される。低速拡張ポート690は、様々な通信ポート(USB、Bluetooth、イーサネット、ワイヤレスイーサネットなど)を含み得、ネットワークアダプタなどを介して、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナ、またはスイッチやルータなどのネットワークデバイスなどの1つまたは複数の入力/出力デバイスに結合され得る。
コンピューティングデバイス600は、図に示すように、多くの様々な形式で実装できる。例えば、それは、標準サーバ600aとして、またはそのようなサーバ600aのグループで複数回、ラップトップコンピュータ600bとして、またはラックサーバシステム600cの一部として実装され得る。
本明細書で説明するシステム及び技術の様々な実施態様は、デジタル電子及び/または光回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施態様は、特殊または汎用であり得、ストレージシステムからデータ及び命令を受信し、ストレージシステムにデータ及び命令を送信するように結合された、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサ、少なくとも1つの入力デバイス、及び少なくとも1つの出力デバイスを含むプログラム可能なシステムで実行可能及び/または解釈可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムにおける実施態様を含むことができる。
ソフトウェアアプリケーション(すなわち、ソフトウェアリソース)は、コンピューティングデバイスにタスクを実行させるコンピュータソフトウェアを指してもよい。いくつかの例では、ソフトウェアアプリケーションは、「アプリケーション」、「アプリ」、または「プログラム」と呼ばれてもよい。例示的なアプリケーションは、システム診断アプリケーション、システム管理アプリケーション、システムメンテナンスアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、メッセージアプリケーション、メディアストリーミングアプリケーション、ソーシャルネットワーキングアプリケーション、及びゲーミングアプリケーションを含むが、これらに限定されない。
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)は、プログラマブルプロセッサのための機械命令を含み、かつ高水準手続型及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語、及び/またはアセンブリ/機械言語で実装されることができる。本明細書で使用する場合、「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械可読信号として機械命令を受信する機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサに機械命令及び/またはデータを提供するために使用される、あらゆるコンピュータプログラム製品、非一時コンピュータ可読媒体、装置及び/またはデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指す。「機械可読信号」という用語は、機械命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用されるあらゆる信号を指す。
本明細書に説明するプロセス及び論理フローは、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行して、入力データ上で動作し、出力を生成することにより機能を行うデータ処理ハードウェアとも呼ばれる、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって行われ得る。プロセス及び論理フローはまた、特殊用途論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)により行われ得る。コンピュータプログラムの実行に適切なプロセッサは、例として、汎用及び特殊目的のプロセッサの両方、並びにいずれかの種類のデジタルコンピュータのいずれか1つまたは複数のプロセッサを含む。概して、プロセッサは、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、またはその両方から命令及びデータを受信する。コンピュータの基本的な要素は、命令を行うためのプロセッサ、ならびに命令及びデータを格納するための1つまたは複数のメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを格納するための1つまたは複数の大容量記憶デバイス、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクを含む、またはそれらからデータを受信するもしくはそれらにデータを送信する、あるいはその両方を行うよう動作可能に結合される。しかし、コンピュータがそのようなデバイスを有している必要はない。コンピュータプログラム命令及びデータを格納するのに適したコンピュータ読み取り可能なメディアは、あらゆる形式の不揮発性メモリ、メディア、及びメモリデバイスを含み、例として、半導体メモリデバイス、例えばEPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば内蔵ハードディスクまたはリムーバブルディスク、光磁気ディスク、ならびにCD ROM及びDVD-ROMディスクを含む。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路によって補完されるか、または専用論理回路に組み込まれ得る。
ユーザとのインタラクションを提供するために、本開示の1つまたは複数の態様は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス、例えばCRT(ブラウン管)、LCD(液晶画面)モニタ、またはタッチスクリーン及び任意選択でユーザがそれによってコンピュータへの入力を行うことができる、例えばマウスまたはトラックボールなどの、キーボード及びポインティングデバイスを有するコンピュータに実装することができる。他の種類のデバイスもまた、ユーザとのインタラクションを提供するために使用することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、例えば視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックなどの任意の形式の感覚的フィードバックであってもよく、ユーザからの入力は、音響、音声言語、または触覚入力を含む、任意の形式で受信され得る。さらに、コンピュータは、ユーザが使用するデバイスに書類を送信し、それから書類を受信することで、例えば、ウェブブラウザから受信した要求に応じて、ユーザのクライアントデバイス上のウェブブラウザにウェブページを送信することで、ユーザとインタラクトできる。
いくつかの実施態様が説明されてきた。それにも関わらず、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正を行い得ることが理解される。したがって、他の実施態様は、以下の特許請求の範囲内である。

Claims (20)

  1. コンピュータに実装される方法(500)であって、データ処理ハードウェア(610)上で実行されたとき、前記データ処理ハードウェア(610)が、
    音声認識モデル(200)への入力として、話された発話(106、146、148)に対応するオーディオデータ(110、222)を受信することと、
    最終ソフトマックス層(250)によって出力される以前の非空白記号に制限される以前の非空白記号のシーケンスを、予測ネットワーク(300)を使用して受信することと、
    前記音声認識モデル(200)を使用して、複数の時間ステップのそれぞれにおいて、
    オーディオエンコーダ(220)を使用して、
    前記話された発話(106、146、148)に対応する前記オーディオデータ(110、222)を、対応するオーディオ符号化(224)に符号化して出力することと、
    音声認識ジョイントネットワーク(240)を使用して、
    前記オーディオエンコーダ(220)から前記オーディオ符号化(224)を受信し、
    予測ネットワーク(300)からラベル履歴表現(350)を含む単一の埋め込みベクトル(350)を受信し、
    前記対応する時間ステップにおいて前記オーディオエンコーダ(220)によって符号化された前記対応するオーディオ符号化(224)を、前記対応する時間ステップにおいて前記話された発話(106、146、148)に対する可能な出力ラベルにわたる確率分布(242)に復号することと、によって前記オーディオデータ(110、222)に対して音声認識を行うことであって、前記確率分布(242)は前記音声認識の結果の確率分布を示す、音声認識を行うことと、
    前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて、前記確率分布(242)を入力として最終ソフトマックス層(250)によって出力される非空白記号(252)のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現(350)を受信するように構成された意図されたクエリ(intended query: IQ)ジョイントネットワーク(230)を使用して、
    前記話された発話(106、146、148)がデジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定(212)を、前記オーディオエンコーダ(220)によって出力された前記オーディオ符号化(224)と、前記予測ネットワーク(300)から出力される前記単一の埋め込みベクトル(350)とに基づいて生成される、意図されたクエリまたは意図しないクエリに対応する確率分布に基づいて判定することと、を含む動作を行うようにする、方法(500)。
  2. 前記音声認識モデル(200)が、前記オーディオエンコーダ(220)、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)、及び予測ネットワーク(230)を含み、前記予測ネットワーク(230)が、前記最終ソフトマックス層(250)によって出力された前記非空白記号(252)のシーケンスを受信し、前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて前記ラベル履歴表現(350)を生成するように構成され、
    前記音声認識モデル(200)が、第1の訓練段階の間に、ワードピースの通常のラベルシーケンスを使用して、前記オーディオエンコーダ(220)、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)、及び前記予測ネットワーク(230)を最適化することによって訓練され、
    前記IQジョイントネットワーク(230)が、第2の訓練段階の間に、入力された発話が前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むか否かを示すIQトークンの分布を予測する方法を学習するように前記IQジョイントネットワーク(230)に教えるため、前記オーディオエンコーダ(220)及び前記予測ネットワーク(230)を凍結し、前記IQジョイントネットワーク(230)をワードピース及びIQトークン(452、454)の両方の拡張されたラベルシーケンスで微調整することによって、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)で初期化される、請求項1に記載の方法(500)。
  3. 前記対応する非空白記号(252)のシーケンスについて、前記ラベル履歴表現(350)を生成することが、
    前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて入力として受信される前記非空白記号(252)のシーケンス内の各非空白記号(252)に対して、
    前記予測ネットワーク(230)によって、共有埋め込み行列(304)を使用して、前記対応する非空白記号(252)の埋め込み(306)を生成することと、
    前記予測ネットワーク(230)によって、それぞれの位置ベクトル(308)を前記対応する非空白記号(252)に割り当てることと、
    前記予測ネットワーク(230)によって、前記埋め込み(306)と前記それぞれの位置ベクトル(308)との間の類似度に比例して、前記埋め込み(306)を重み付けすることと、
    前記予測ネットワーク(230)からの出力として、前記対応する時間ステップにおける単一の埋め込みベクトル(350)を生成することであって、前記単一の埋め込みベクトル(350)が、前記重み付けされた埋め込み(318)の加重平均に基づき、前記単一の埋め込みベクトル(350)が、前記ラベル履歴表現(350)を含む、生成することと、
    を含む、請求項2に記載の方法(500)。
  4. 前記予測ネットワーク(230)が、マルチヘッドアテンションメカニズム(302)を含み、前記マルチヘッドアテンションメカニズム(302)が、前記マルチヘッドアテンションメカニズム(302)の各ヘッドにわたって前記共有埋め込み行列(304)を共有する、請求項3に記載の方法(500)。
  5. 話された発話(106、146、148)に対応する前記オーディオデータ(110、222)が、ユーザ(102)と前記デジタルアシスタントインターフェース(105)との間の現在のダイアログセッション中に受信される、請求項1に記載の方法(500)。
  6. 前記出力ラベルが、ワードピース、単語、音素、または書記素を含む、請求項1~5のいずれかに記載の方法(500)。
  7. 前記オーディオエンコーダ(220)が、
    複数の一方向長短期記憶(LSTM)層、
    複数のコンフォーマー層、または
    複数のトランスフォーマー層、のうちの1つを含む、因果エンコーダを含む、請求項1に記載の方法(500)。
  8. 前記音声認識モデル(200)が、ハイブリッド自己回帰トランスデューサ因数分解を使用して訓練される、請求項1に記載の方法(500)。
  9. 前記動作が、前記意図されたクエリ決定(212)が、前記話された発話(106、146、148)が、前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むことを示すとき、前記受信した話された発話(106、146、148)への応答を提供することをさらに含む、請求項1に記載の方法(500)。
  10. 前記話された発話(106、146、148)は、前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含まないことを前記意図されたクエリ決定(212)が示すとき、前記受信した話された発話(106、146、148)を破棄することを前記動作はさらに含む、請求項1に記載の方法(500)。
  11. データ処理ハードウェア(610)と、
    前記データ処理ハードウェア(610)と通信するメモリハードウェア(620)とを備え、前記メモリハードウェア(620)が、前記データ処理ハードウェア(610)上で実行されたとき、前記データ処理ハードウェア(610)に、
    音声認識モデル(200)への入力として、話された発話(106、146、148)に対応するオーディオデータ(110、222)を受信することと、
    最終ソフトマックス層(250)によって出力される以前の非空白記号に制限される以前の非空白記号のシーケンスを、予測ネットワーク(300)を使用して受信することと、
    前記音声認識モデル(200)を使用して、複数の時間ステップのそれぞれにおいて、
    オーディオエンコーダ(220)を使用して、前記話された発話(106、146、148)に対応する前記オーディオデータ(110、222)を、対応するオーディオ符号化(224)に符号化して出力することと、
    音声認識ジョイントネットワーク(240)を使用して、
    前記オーディオエンコーダ(220)から前記オーディオ符号化(224)を受信し、
    予測ネットワーク(300)からラベル履歴表現(350)を含む単一の埋め込みベクトル(350)を受信し、
    前記対応する時間ステップにおいて前記オーディオエンコーダ(220)によって符号化された前記対応するオーディオ符号化(224)を、前記対応する時間ステップにおいて前記話された発話(106、146、148)に対する可能な出力ラベルにわたる確率分布(242)に復号することと、
    によって前記オーディオデータ(110、222)に対する音声認識を行うことであって、前記確率分布(242)は前記音声認識の結果の確率分布を示す、音声認識を行うことと、
    前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて、前記確率分布(242)を入力として最終ソフトマックス層(250)によって出力される非空白記号(252)のシーケンスに関連付けられたラベル履歴表現(350)を受信するように構成された意図されたクエリ(intended query:IQ)ジョイントネットワークを使用して、
    前記話された発話(106、146、148)がデジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むか否かを示す意図されたクエリ決定(212)を、前記オーディオエンコーダ(220)によって出力された前記オーディオ符号化(224)と、前記予測ネットワーク(300)から出力される前記単一の埋め込みベクトル(350)とに基づいて生成される、意図されたクエリまたは意図しないクエリに対応する確率分布に基づいて判定することと、
    を含む動作を行わせるようにする命令を格納する、システム(100)。
  12. 前記音声認識モデル(200)が、前記オーディオエンコーダ(220)、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)、及び予測ネットワーク(230)であって、前記予測ネットワーク(230)が、前記最終ソフトマックス層(250)によって出力された前記非空白記号(252)のシーケンスを受信し、前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて前記ラベル履歴表現(350)を生成するように構成された、予測ネットワーク(230)を含み、
    前記音声認識モデル(200)が、第1の訓練段階の間に、ワードピースの通常のラベルシーケンスを使用して、前記オーディオエンコーダ(220)、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)、及び前記予測ネットワーク(230)を最適化することによって訓練され、
    前記IQジョイントネットワーク(230)が、第2の訓練段階の間に、入力された発話が前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むか否かを示すIQトークンの分布を予測する方法を学習するように前記IQジョイントネットワーク(230)に教えるため、前記オーディオエンコーダ(220)及び前記予測ネットワーク(230)を凍結し、前記IQジョイントネットワーク(230)をワードピース及びIQトークン(452、454)の両方の拡張されたラベルシーケンスで微調整することによって、前記音声認識ジョイントネットワーク(240)で初期化される、請求項11に記載のシステム(100)。
  13. 前記対応する非空白記号(252)のシーケンスについて、前記ラベル履歴表現(350)を生成することが、
    前記複数の時間ステップのそれぞれにおいて入力として受信される前記非空白記号(252)のシーケンス内の各非空白記号(252)に対して、
    前記予測ネットワーク(230)によって、共有埋め込み行列(304)を使用して、前記対応する非空白記号(252)の埋め込み(306)を生成することと、
    前記予測ネットワーク(230)によって、それぞれの位置ベクトル(308)を前記対応する非空白記号(252)に割り当てることと、
    前記予測ネットワーク(230)によって、前記埋め込み(306)と前記それぞれの位置ベクトル(308)との間の類似度に比例して、前記埋め込み(306)を重み付けすることと、
    前記予測ネットワーク(230)からの出力として、前記対応する時間ステップにおける単一の埋め込みベクトル(350)を生成することであって、前記単一の埋め込みベクトル(350)が、前記重み付けされた埋め込み(312)の加重平均に基づき、前記単一の埋め込みベクトル(350)が、前記ラベル履歴表現(350)を含む、生成することと、
    を含む、請求項12に記載のシステム(100)。
  14. 前記予測ネットワーク(230)が、マルチヘッドアテンションメカニズム(302)を含み、前記マルチヘッドアテンションメカニズム(302)が、前記マルチヘッドアテンションメカニズム(302)の各ヘッドにわたって前記共有埋め込み行列(304)を共有する、請求項13に記載のシステム(100)。
  15. 話された発話(106、146、148)に対応する前記オーディオデータ(110、222)が、ユーザ(102)と前記デジタルアシスタントインターフェース(105)との間の現在のダイアログセッション中に受信される、請求項11に記載のシステム(100)。
  16. 前記出力ラベルが、ワードピース、単語、音素、または書記素を含む、請求項11に記載のシステム(100)。
  17. 前記オーディオエンコーダ(220)が、
    複数の一方向長短期記憶(LSTM)層、
    複数のコンフォーマー層、または
    複数のトランスフォーマー層、のうちの1つを含む、因果エンコーダを含む、請求項11に記載のシステム(100)。
  18. 前記音声認識モデル(200)が、ハイブリッド自己回帰トランスデューサ因数分解を使用して訓練される、請求項11に記載のシステム(100)。
  19. 前記話された発話(106、146、148)は、前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含むことを前記意図されたクエリ決定(212)が示すとき、前記受信した話された発話(106、146、148)への応答を提供することを前記動作はさらに含む、請求項11に記載のシステム(100)。
  20. 前記動作が、前記意図されたクエリ決定(212)が、前記話された発話(106、146、148)が、前記デジタルアシスタントインターフェース(105)を対象とするクエリを含まないことを示すとき、前記受信した話された発話(106、146、148)を破棄することをさらに含む、請求項11に記載のシステム(100)。
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