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JP7808566B2 - エレベータ制御システムおよびエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法 - Google Patents
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JP7808566B2 - エレベータ制御システムおよびエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法 - Google Patents

エレベータ制御システムおよびエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法

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Description

本発明は、エレベータ制御システムおよびエレベータ制御システムに対する終端端末選定方法に関する。
エレベータの制御は、通信回線より接続された制御盤と複数のエレベータの乗場のそれぞれに設置された各ホール端末を含むエレベータ制御システムを用いて、実行されている。そして、エレベータ制御システムを設置する際には、ホール端末に対する終端設定が必要となる。つまり、複数のホール端末から終端端末とすべきものを選定することが必要となる。但し、ホール端末が複数あるため、手作業で終端設定することは手間が掛かってしまうとの課題があった。
そこで、特許文献1では、「作業員の手作業によることなく容易かつ確実」に終端設定するための技術が提案されている。特許文献1には、「通信路3に接続されたマスタ制御装置1とローカル機器2、2aとによりネットワークが構成されたエレベーターの設定装置において、マスタ制御装置1内及びローカル機器2、2a内に終端抵抗6、9を設け、マスタ制御装置1及びローカル機器2、2aは、ネットワークの終端抵抗が未設定である場合に通常より低速の終端抵抗設定通信速度で通信を行い、マスタ制御装置1は、終端抵抗設定通信速度での通信により通信路の終端に配置されたローカル機器2aの選定を行い、選定されたローカル機器2aは当該ローカル機器2aの終端抵抗9を通信路3へと接続してネットワーク終端抵抗設定を行う」ことが開示されている。
特開2010-247969号公報
ここで、エレベータが設置される建屋の構造やこれに基づくエレベータ制御システムの構造、構成により、終端端末について誤選定の可能性があった。より具体的には、エレベータ制御システムの設計時の終端設定指示、ホール端末生産時の終端設定、納入先へのホール端末実装などの過程において、終端設定の間違いが起きる可能性がある。例えば、エレベータの設置場所によりホール端末の数が変わったり、各ホール端末と制御盤の距離もまちまちであったりするため、1階のホール端末を終端端末とする、といった固定的、定型的な判断基準を設けることはできなかった。
特許文献1によれば、終端設定の際には、終端抵抗が未設定でも通信可能である低速で通信を行うことで、終端とすべきローカル機器(ホール端末)を選定している。しかしながら、特許文献1では、低速通信、つまり、終端抵抗設定モードとの特別な制御が必要となる。また、特許文献1では、いずれのローカル機器を終端とすべきかの判定するための具体的な手段については開示されていない。
そこで、本発明は、より簡便な構成で、適切なホール端末を選定し、終端設定を実現することを課題とする。そこで、本発明では、終端設定を正確かつ自動化することにより、設定ミスによる不具合発生時の調査・修復対応や設計・生産の際などの工数低減を目的ととする。
上記目的を達成するために、本発明では、制御盤と、当該制御盤とそれぞれが接続する複数のホール端末を有するエレベータ制御システムにおいて、ホール端末に対して終端端末として仮設定する。そして、制御盤と各ホール端末間で通信し、その通信遅延時間に応じて終端端末とするホール端末を選定する。
より具体的には、制御盤と、当該制御盤とそれぞれが接続する複数のホール端末を有するエレベータ制御システムにおいて、前記複数のホール端末に含まれるホール端末が、終端端末として仮設定する終端切替制御部を有し、前記制御盤が、前記終端端末として仮設定されたホール端末に対する通信確認を行う通信制御部と、前記複数のホール端末それぞれにおける通信遅延時間を測定する通信時間測定部を有し、前記複数のホール端末に含まれる次ホール端末の終端切替制御部は、前記通信確認において通信エラーが生じた場合、前記複数のホール端末それぞれにおける通信遅延時間が測定されるまで、仮設定される終端端末を当該次ホール端末に切り替え、前記通信時間測定部は、前記通信遅延時間の測定を継続して実行し、前記通信制御部は、測定された通信遅延時間に基づいて、前記複数のホール端末から終端端末とするホール端末を選定するエレベータ制御システムである。また、本発明には、エレベータ制御システムにおける終端端末選定方法が含まれる。
本発明によれば、専用装置の追加を省略でき、より簡便な構成で、エレベータ制御システムにおけるホール通信路から、終端設定する適切なホール端末の選定を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるエレベータ制御システムの構成図である。 本発明の一実施形態における終端端末の設定処理フローを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるステップS8の詳細の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態の対象は、エレベータの制御を行う制御盤および複数のホール端末で構成されるエレベータ制御システムである。そして、本実施形態では、エレベータ制御システムの構築の際に、複数のホール端末から終端端末を選定する。以下、その内容について説明する。
図1は、本実施形態におけるエレベータ制御システムの構成図である。エレベータ制御システムは、制御盤1と、複数のホール端末2-1~2-nのそれぞれが通信路3を介して、シリアルに接続されている。以下、ホール端末2-1~2-nについては、ホール端末2とも称する。なお、以下の説明では、エレベータ(かご、巻上機やモータ)本体やこれらを制御するための構成の詳細については省略する。
まず、制御盤1は、エレベータの制御を行う。また、制御盤1エレベータ制御システムの構築の際、ホール端末2から終端端末を選定する。このため、制御盤1は、処理部10、抵抗器18およびトランス19を有する。ここで、処理部10は、エレベータの制御や終端端末の選定のための各種処理を実行する。処理部10は、いわゆるプロセッサで実現でき、プログラムのようなソフトウエアに従って、各種処理を実行する。なお、処理部10は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウエアによって実現してもよい。そして、処理部10は、端末ID設定部11、通信異常判定部12、データ格納部13、通信時間測定部14、通信制御部15、通信IF部16および終端切替制御部17を有する。
まず、端末ID設定部11は、外部からの入力もしくは図示しない記憶媒体や記憶装置に記憶されたデータなどに基づき、制御盤1を識別する端末IDを設定する。このため、端末ID設定部11は、データ格納部13や外部スイッチ等の外部からの入力に応じて、端末IDを発行する。
また、通信異常判定部12は、制御盤1とホール端末2間での通信エラーを検知、判定する。なお、通信エラーには、通信不能、通信異常が含まれる。また、データ格納部13は、上述したホール端末IDの割当て結果や終端端末の設定結果および通信データを記憶する。また、通信時間測定部14は、制御盤1とホール端末2のそれぞれとの間の通信時間を測定する。なお、この通信時間には、制御盤1とホール端末2間の通信路3の長さや通信処理部における遅延時間が含まれる。これら通信遅延時間から通信距離(長さ)を算出する。
また、通信制御部15は、ホール端末2との通信を制御する。また、通信IF部16は、通信制御部15に従って、通信路3と接続する。このため、通信IF部16は、通信路3を介して各種情報を出力したり、通信路3を介して各種情報を入力したりする。この結果、制御盤1は、各ホール端末2と通信することが可能となる。
また、終端切替制御部17は、制御盤1の抵抗器18のON/OFF制御、つまり終端設定を行う。また、抵抗器18は、制御盤1における終端抵抗として機能する。また、トランス19は、制御盤1の通信用トランスとして機能する。そして、トランス19が、通信路3と接続することになる。
また、ホール端末2のそれぞれは、エレベータの各乗場に設置される。そして、ホール端末2のそれぞれは、各乗場に設けられ、かごを当該乗場に呼び寄せるためのボタンを有するパネルである操作盤の動作を制御したり、操作盤に対する操作に従ってエレベータを呼び出すための指令を制御盤1に送信したりする。
以下、各ホール端末2の構成について説明するが、これらは同じ構成であるため、符号のハイフン以降を省略して、代表的に説明する。ホール端末2のそれぞれは、処理部20、抵抗器28およびトランス29を有する。
ここで、処理部20は、上述の操作盤の制御や制御盤1への指令のための各種処理を実行する。処理部10は、いわゆるプロセッサで実現でき、プログラムのようなソフトウエアに従って、各種処理を実行する。なお、処理部20も、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウエアによって実現してもよい。そして、処理部20は、端末ID設定部21、通信異常判定部22、データ格納部23、通信制御部25、通信IF部26および終端切替制御部27を有する。
まず、端末ID設定部21は、制御盤1に対して通知する、自身を識別するホール端末IDを発生する。そして、ホール端末IDは、通信制御部25の制御に従って、通信IF26から制御盤1に通知される。また、端末ID設定部21は、自身のホール端末IDをデータ格納部13に記憶する。
また、通信異常判定部22は、制御盤1とホール端末2間での通信の異常を検知、判定する。なお、通信異常には、通信不能が含まれる。また、データ格納部23は、上述した自身のホール端末IDおよび通信データを記憶する。
また、通信制御部25は、制御盤1との通信を制御する。また、通信IF部26は、通信制御部25に従って、通信路3と接続する。このため、通信IF部26は、通信路3を介して各種情報を出力したり、通信路3を介して各種情報を入力したりする。この結果、各ホール端末2は、制御盤1と通信することが可能となる。
また、終端切替制御部27は、終端端末の仮設定や設定を行う。このために、終端切替制御部27は、ホール端末2の抵抗器28の機能を有効化し、当該ホール端末2を終端端末として機能させる。
また、抵抗器28は、該当のホール端末2が終端端末として設定ないし仮設定された場合、ホール端末2における終端抵抗として機能する。また、トランス29は、ホール端末2の通信用トランスとして機能する。そして、トランス29が、通信路3と接続することになる。以上で、エレベータ制御装置の構成について説明を終わる。
次に、本実施形態における終端端末の設定処理について説明する。図2は、本実施形態における終端端末の設定処理フローを示すフローチャートである。
ステップS1において、制御盤1および各ホール端末2は、電源投入されると起動する。
次に、ステップS2において、ホール端末2のうち、ホール端末IDが「1」であるホール端末2-1の終端切替制御部27-1が、自身を終端端末として仮設定する。このために、ホール端末2の終端切替制御部27のそれぞれは、自身のホール端末IDが「1」であるかを判定する。なお、ホール端末IDが「1」とは、各ホール端末IDのうち、最小値であることを示す。また、ホール端末IDとして、nなどの最大値等の他の値を用いてもよい。
また、終端切替制御部27-1は、自身の抵抗器28-1を有効化する。この結果、ホール端末2-1が、終端端末として機能することになる。
次に、ステップS3において、通信制御部15が、通信IF部16を介して、仮設定された終端端末(ホール端末ID:1であるホール端末2-1)についての通信状況の確認(通信確認)を行う。このために、通信制御部15は、通信IF部16から通信路3に対して、通信確認のための通知を行う。この結果、終端端末を含む各ホール端末2にこの通知が行われることになる。例えば、通信制御部15は、通信IF部16を介して通信路3に対し、SYNパケットを送信する。
そして、ステップS4において、通信制御部15が、仮設定された終端端末から通信確認、例えば、ACKパケットの有無を確認する。このために、各ホール端末2においては、自身が終端端末であるかと判定する。そして、終端端末では、通信制御部25-1が、通信IF部26-1を用いて、ACKパケット等の通信確認に対する返信を行う。この返信の有無については、一定時間など所定条件内に返信があったかを判定することが望ましい。この結果、返信がない場合(No)、ステップS5に遷移する。また、返信があった場合(Yes)、ステップS8に遷移する。
次に、ステップS5において、ホール端末2において、終端端末の仮設定を、ホール端末IDが「m」である次ホール端末2-mに切り替える。ここで、mとは、「2~n」であり、ステップS4以前のホール端末IDに対して「+1」された値を取る。つまり、ステップS5では、ホール端末IDが「m」である次ホール端末2-mの終端切替制御部27-mが、自身を終端端末として仮設定する。なお、上述のステップS4までの説明の場合、m=2となり、ホール端末2-2が終端端末となる。なお、mが「2~n」や「+1」は一例であり、ホール端末m-2とは、所定規則におけるホール端末2における次の端末(次ホール端末)であればよい。
この結果、次ホール端末2-mの終端切替制御部27-mが、自身の抵抗器28-mを有効化する。このようにして、次ホール端末2-mが、終端端末として機能することになる。
上記のように、本例におけるホール端末IDが「m」とは、ステップS2や本ステップで終端端末として仮設定されたホール端末2のホール端末IDに1加えた値である。また、ステップS2でホール端末IDとして最大値(n)を用いた場合、本ステップでのホール端末IDは1減じた値となる。さらに、1加えたり、減じたりすることはあくまでの一例であり、終端切替制御部17は、他の規則によりホール端末IDを、次ホール端末の端末IDに変更してもよい。
次に、ステップS6において、通信制御部15が、通信IF部16を介して、仮設定が変更された終端端末(次ホール端末2-m)についての通信確認を行う。この処理は、通信確認対象となるホール端末mが異なるだけで、その内容はステップS3と同様の処理を行う。
次に、ステップS7において、通信制御部15が、仮設定が変更された終端端末から通信確認、例えば、SYNパケットに対する返信であるACKパケットの有無を確認する。この処理も、通信確認対象のホール端末mが異なるだけで、その内容はステップS4と同様の処理である。この結果、返信がない場合(No)、ステップS5に遷移する。また、返信があった場合(Yes)、ステップS8に遷移する。
ここで、ステップS7からステップS5に遷移した場合、終端切替制御部17は、終端端末の仮設定を、ホール端末IDが「m+1(3~n)」である次ホール端末2-mに変更する。以上のステップS2~ステップS7では、制御盤1と仮設定された終端端末の通信状況の確認を実行することになる。これらの各ステップは、継続的に実行され、ステップS8以降の処理と並行処理することが望ましい。例えば、ステップS3やステップS6を周期的に実行する。
次に、ステップS8において、通信時間測定部14が、各ホール端末2との通信遅延時間を測定する。例えば、通信時間測定部14は、送信したSYNパケットなどのデータに対し、ホール端末2からのACKパケットなどの返信を受信するまでの時間(遅延時間)を測定するこの場合、遅延時間は、制御盤1からホール端末2への送受信時間+ホール端末2のデータ処理時間+ホール端末2から制御盤1への返信時間の合計として特定できる。また測定方法は、その他の周知の技術を用いてもよい。また、通信時間測定部14は、仮設定された終端端末から、ホール端末ID順に従って、各ホール端末2の通信遅延時間を測定することが望ましい。このホール端末ID順とは、ホール端末IDの値の昇順、降順のいずれであっても構わない。また、通信時間測定部14は、昇順等の以外の規則に従って、もしくは、ランダムに、各ホール端末2の測定を行ってもよい。またさらに、通信時間測定部14は、仮設定された終端端末の通信遅延時間の測定を、ステップS3やステップS6の通信確認の際に実行してもよい。
ここで、ステップS8の実現方法はいくつか想定される。その一例について説明する。図3は、本実施形態におけるステップS8の詳細の一例を示すフローチャートである。
ステップS81において、通信時間測定部14が、通信遅延時間を測定済のホール端末2があるかを判定する。このために、通信時間測定部14は、その際に仮設定されている終端端末以外の端末の通信遅延時間が測定されているかを判定する。この結果、測定済である場合(Yes)、ステップS82に遷移する。また、測定済でない場合(No)、ステップS84に遷移する。なお、本ステップでは、通信時間測定部14は、データ格納部13の記憶された通信遅延時間の測定結果を用いて判定できる。
ステップS82において、通信時間測定部14が、測定済のホール端末2のホール端末IDの最大値を特定する。ここで、最大値を用いる理由は、ステップS8で昇順に通信遅延時間を測定しているためであり、降順に測定する場合は、その最小値を用いることになる。このように、本ステップでは、通信時間測定部14は、最新に通信遅延時間が測定されたホール端末2のホール端末IDを特定する。なお、本ステップでは、通信時間測定部14は、データ格納部13の記憶された通信遅延時間の測定結果を用いて、ホール端末IDを特定できる。
そして、ステップS83において、通信時間測定部14が、ステップS82で特定されたホール端末IDの次のホールID(例えば、次ホール端末2-m)からID順で、通信遅延時間を測定する。つまり、通信時間測定部14は、最新に通信遅延時間が測定されたホール端末2の次のホール端末IDが示すホールIDから、通信遅延時間の測定を開始する。このように、本例では、従前の続きから通信時間の測定を行う。
ステップS84において、通信時間測定部14が、仮設定されている終端端末からID順で、各ホール端末2の通信遅延時間を測定する。以上で、図3に示すステップS8の処理を終わり、ステップS9に遷移する。
また、ステップS8では、通信時間測定部14が、終端端末の仮設定ごとに、各ホール端末2の通信遅延時間を測定してもよい。つまり、図3に示す処理のように、連続的に通信遅延時間を測定するのでなく、終端端末の仮設定ごとに測定結果をリセットして各ホール端末2の通信遅延時間を測定することも可能である。
このように、通信時間測定部14は、測定された通信遅延時間を用いて、制御盤1と各ホール端末2の距離を、測定・算出することも可能である。つまり、通信時間測定部14は、通信距離測定部として機能することも可能である。以上で図3の説明を終わり、図2の説明に戻る。
ステップS9において、通信制御部15が、各ホール端末2の通信遅延時間の測定が完了したかを判定する。通信時間測定部14は、データ格納部13の記憶された通信遅延時間の測定結果を用いて、この判定を実現できる。この結果、完了している場合(Yes)、ステップS11に遷移する。また、完了していない場合(No)、ステップS10に遷移する。
次に、ステップS10において、通信遅延時間が測定されたホール端末2のうち、通信遅延時間が最も大きいホール端末2を終端端末として仮設定し、ステップS8に遷移する。このために、ステップS2やステップS5と同様の処理が行われる。なお、ステップS9は省略してよいし、その遷移先をステップS6としてもよい。このように、ステップS9やステップS10が実行されることにより、次ホール端末2-mの終端切替制御部27-mは、通信エラーが生じた場合、複数のホール端末2-1~2-nそれぞれにおける通信遅延時間が測定されるまで、自身を終端端末として仮設定することになる。
次に、ステップS11において、通信制御部15が、各ホール端末2のうち、通信遅延時間が最も大きいホール端末2を終端端末として選定する。ここで、通信制御部15は、この結果を表示するように制御してもよい。例えば、通信制御部15は、制御盤1に設けたもしくは接続した表示部に、選定された終端端末を示す情報を表示させる。そして、この表示に対して、選定された終端端末を許諾することを、制御盤1が受け付けた場合、ステップS12に遷移するよう処理してもよい。また、通信制御部15は、選定されたホール端末2を終端端末として、データ格納部13に記憶する。
そして、ステップS12において、選定されたホール端末2は、自身を終端端末として設定する。このために、ステップS2やステップS5と同様の処理が行われる。つまり、選定されたホール端末2の終端切替制御部27が、自身の抵抗器28を有効化する。この結果、選定されたホール端末2が、終端端末として機能することになる。
また、仮設定されていたホール端末2においては、終端切替制御部27が自身の抵抗器28を無効化する。
以上で説明した本実施形態では、制御盤1と、制御盤1とそれぞれが接続する複数のホール端末2-1~2-nを有するエレベータ制御システムにおいては、
(1)通信確認において通信エラー(通信異常や不能状態)が生じた場合、複数のホール端末2-1~2-nそれぞれにおける通信遅延時間が測定されるまで、仮設定する終端端末を他のホール端末2に切り替え、
(2)通信遅延時間の測定を継続して実行し、
(3)測定された通信遅延時間に基づいて、複数のホール端末2-1~2-nから終端端末とするホール端末2を選定することになる。
ここで、(1)(2)については、上述の通信エラーが生じた場合、複数のホール端末2に含まれる他のホール端末を、終端端末として仮設定し、複数のホール端末2と制御盤1間の通信における通信遅延時間を測定する、とも構成できる。また、(1)(2)については、上述の通信エラーが生じた場合、仮設定された終端端末を他のホール端末に切り替えて、複数のホール端末2それぞれにおける通信遅延時間を測定できるまで繰り返す構成とすることもできる。
以上で、本実施形態の説明を終わるが、本発明は本実施形態に限定されない。例えば、エレベータ制御システム以外にも適用可能である。つまり、本発明は、制御盤に相当するマスタ通信機器と、これとシリアル接続する複数のホール端末に相当するスレーブ通信機器を有するネットワークシステムに適用できる。またさらに、上述の実施形態では、エレベータ制御システムの制御盤1が、終端端末の選定や設定を行っているが、他の装置でこれらを実行してもよい。
1…制御盤、10…処理部、11…端末ID設定部、12…通信異常判定部、13…データ格納部、14…通信時間測定部、15…通信制御部、16…通信IF部、17…終端切替制御部、18…抵抗器、19…トランス、2…ホール端末、20…処理部、21…端末ID設定部、22…通信異常判定部、23…データ格納部、25…通信制御部、26…通信IF部、27…終端切替制御部27、28…抵抗器、29…トランス、3…通信路

Claims (10)

  1. 制御盤と、当該制御盤とそれぞれが接続する複数のホール端末を有するエレベータ制御システムにおいて、
    前記複数のホール端末に含まれるホール端末が、自身を終端端末として仮設定する終端切替制御部を有し、
    前記制御盤が、
    前記終端端末として仮設定されたホール端末に対する通信確認を行う通信制御部と、
    前記複数のホール端末それぞれにおける通信遅延時間を測定する通信時間測定部を有し、
    前記複数のホール端末に含まれる次ホール端末の終端切替制御部は、前記通信確認において通信エラーが生じた場合、仮設定する終端端末を当該次ホール端末に切り替え、
    前記通信時間測定部は、前記通信遅延時間の測定を継続して実行し、
    前記通信制御部は、測定された通信遅延時間に基づいて、前記複数のホール端末から終端端末とするホール端末を選定するエレベータ制御システム。
  2. 請求項1記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記複数のホール端末のそれぞれには、当該ホール端末を識別するホール端末IDが付与され、
    前記次ホール端末への切り替えが、前記ホール端末IDの示すホール端末ID順に実行されるエレベータ制御システム。
  3. 請求項2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記通信時間測定部は、最新に前記通信遅延時間が測定されたホール端末の次のホール端末IDが示すホールIDから前記次ホール端末を仮設定した場合の通信遅延時間の測定を開始するエレベータ制御システム。
  4. 請求項2に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記通信時間測定部は、前記終端端末の仮設定ごとに測定結果をリセットして、前記ホール端末それぞれの通信遅延時間を測定するエレベータ制御システム。
  5. 請求項1に記載のエレベータ制御システムにおいて、
    前記複数のホール端末のそれぞれは、終端抵抗を有し、
    前記終端切替制御部は、当該ホール端末を終端端末として設定する際に、当該終端抵抗を有効化するエレベータ制御システム。
  6. 制御盤と、当該制御盤とそれぞれが接続する複数のホール端末を有するエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法において、
    前記複数のホール端末に含まれるホール端末の終端切替制御部により、当該ホール端末自身を、終端端末として仮設定し、
    前記制御盤の通信制御部により、前記終端端末として仮設定されたホール端末に対する通信確認を行い、
    前記制御盤の通信時間測定部により、前記複数のホール端末それぞれにおける通信遅延時間を測定し、
    前記複数のホール端末に含まれる次ホール端末の終端切替制御部により、前記通信確認において通信エラーが生じた場合、仮設定する終端端末を当該次ホール端末に切り替え、
    前記通信時間測定部により、前記通信遅延時間の測定を継続して実行し、
    前記通信制御部により、測定された通信遅延時間に基づいて、前記複数のホール端末から終端端末とするホール端末を選定するエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法。
  7. 請求項6記載のエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法において、
    前記複数のホール端末のそれぞれには、当該ホール端末を識別するホール端末IDが付与され、
    前記次ホール端末への切り替えが、前記ホール端末IDの示すホール端末ID順に実行されるエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法。
  8. 請求項7に記載のエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法において、
    前記通信時間測定部により、最新に前記通信遅延時間が測定されたホール端末の次のホール端末IDが示すホールIDから前記次ホール端末を仮設定した場合の通信遅延時間の測定を開始するエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法。
  9. 請求項7に記載のエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法において、
    前記通信時間測定部により、前記終端端末の仮設定ごとに測定結果をリセットして、前記ホール端末それぞれの通信遅延時間を測定するエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法。
  10. 請求項6に記載のエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法において、
    前記複数のホール端末のそれぞれは、終端抵抗を有し、
    前記終端切替制御部により、当該ホール端末を終端端末として設定する際に、当該終端抵抗を有効化するエレベータ制御システムにおける終端端末選定方法。
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