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JP7809042B2 - 移動体、および隊列走行システム - Google Patents
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JP7809042B2 - 移動体、および隊列走行システム - Google Patents

移動体、および隊列走行システム

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Description

本開示は、移動体、および隊列走行システムに関する。
施設内を低速で自律走行あるいは手動走行するPMVあるいはAMRといった移動体の開発が進められている。PMVは、Personal Mobility Vehicleの略語である。AMRは、Aautonomous Mobile Robotの略語である。PMVあるいはAMRといった移動体の開発は、例えば、自動車の自律走行におけるラストワンマイル補完、自動車を持っていない交通弱者へ対策、自動車が入れない施設内での利用、あるいは施設内における無人のサービスの提供といった目的を有している。
また、近年、複数の移動体が連なって走行する隊列走行が可能なPMVあるいはAMRが開発されている。
例えば、施設内におけるPMVあるいはAMRといった移動体の走行中には、周囲に歩行者あるいは低速の車両が存在することが想定されるため、周囲に移動体の状態をわかりやすく伝達する必要がある。特に、ショッピングセンター、高齢者施設、あるいは娯楽施設といった施設内では、お年寄りあるいは年少者といった歩行者が多く存在することが想定されるので、移動体の状態をよりわかりやすく周囲に伝達することが重要となる。
特許文献1では、車両単体での走行状態を示す車両情報に基づいて、自車両の情報を後方の路面に投影する技術が開示されている。また、特許文献1では、車両単体が減速あるいは緊急停止をする場合、その旨を後続車両に対して提示する技術が開示されている。
特許第6922881号
特許文献1の技術では、後続車両に対して自車両の状態を伝達することができる。しかし、特許文献1では自動車を想定しているので、自車両の情報を後続車両に提示するために自車両の情報が後方の路面に大きく表示される。よって、特許文献1の技術では、施設内で低速に移動する移動体の情報について、周囲の歩行者あるいは移動体の乗車者に対しては自車両の情報を伝達することが難しいという課題がある。
本開示に係る移動体では、周囲の歩行者あるいは低速の車両の乗車者に、移動体の存在および移動体の状態を伝達することを目的とする。
本開示に係る移動体は、走行路を走行する移動体において、
前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と前記移動体が走行する移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える路面表示であって、前記移動方向の前方の端部が前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に位置し、前記移動方向の後方の端部が前記移動体の後端部より後ろの前記走行路に位置している路面表示を、前記移動体の両側の前記走行路に照射する表示照射部を備える。
本開示に係る移動体では、表示照射部が、移動体の位置を表す目印となる特徴部位と移動体が走行する移動方向の前後に特徴部位から延びた方向表示部とを備え、移動体を左右方向の両側から挟む形状の路面表示を、移動体の両側の走行路に照射する。よって、本開示に係る移動体では、周囲の歩行者あるいは低速の車両の乗車者に、移動体の存在および移動体の状態を伝達することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る隊列走行システムの全体構成例を示す図。 実施の形態1に係る移動体の一例を示す図。 実施の形態1に係る移動体の別例を示す図。 実施の形態1に係る隊列の隊列走行状態の例を示す図。 実施の形態1に係る隊列の隊列走行状態の例を上方から見た模式図。 実施の形態1に係る隊列の隊列走行状態の別例を上方から見た模式図。 実施の形態1に係る隊列の隊列走行状態の例と比較例とを上方から見た模式図。 実施の形態1に係る隊列を後進させる様子を示す模式図。 実施の形態1に係る隊列における軌道表示の例と通信状態表示の例とを示す図。 実施の形態1に係る隊列走行システムの制御例1を示す図。 実施の形態1に係る隊列走行システムの制御例2を示す図。 実施の形態1の変形例1に係る隊列において異常表示が照射されている例を示す図。 実施の形態1の変形例2に係る隊列において異常表示が照射されている別例を示す図。 実施の形態1の変形例4に係る隊列の利用例を示す図。 実施の形態1の変形例5に係る複数の隊列の隊列走行の例を示す図。 実施の形態1に係る隊列において異常な移動体が存在する様子を示す図。 実施の形態2に係る移動体単体の例を示す図。 実施の形態1,2で用いられるコンピュータのハードウェア構成の例1を示す図。 実施の形態1,2で用いられるコンピュータのハードウェア構成の例2を示す図。 実施の形態1から3に係る移動体が備える各装置の具体的な構成例を示す図。 実施の形態1から3に係る隊列走行システムにおける経路追従制御を説明する図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品などの配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る隊列走行システム500の全体構成例を示す図である。
隊列走行システム500は、走行路300を隊列走行する複数の移動体と、複数の移動体の各々と通信する管制装置200とを備える。移動体100と管制装置200とはネットワークあるいはクラウドを介して通信する。隊列走行システム500は、隊列走行する複数の移動体を隊列400として、隊列400の隊列走行を制御する。
移動体100は、施設内の走行路300を自律走行あるいは手動走行するPMVあるいはAMRといった移動体である。ショッピングセンター、高齢者施設、あるいは娯楽施設といった施設内では、お年寄りあるいは年少者といった歩行者が多く存在することが想定される。また、施設内では、PMVあるいはAMRといった低速の移動体がサービスを提供していることが想定される。よって、移動体100および複数の移動体が隊列走行する隊列400の状態をよりわかりやすく周囲に伝達することが重要となる。
PMVは、有人の移動体であり、施設内を低速で移動する。PMVは、自律走行と手動走行とを切り替え可能である。AMRは、無人の移動体であり、施設内を低速で自律走行する。
移動体100は、統合センサユニット110、GNSS測位装置120,制御装置130、自律移動装置140、および表示照射部150を備える。GNSSは、Global Navigation Satellite Systemの略語である。
管制装置200は、制御部210を備える。制御部210は、複数の移動体に含まれる移動体100と通信しながら、複数の移動体から成る隊列400の隊列走行を制御するための機能を有する。
なお、移動体100および管制装置200の各々には、各々の機能を実現するためのコンピュータが搭載されている。コンピュータのハードウェア構成については後述する。
例えば、隊列走行する移動体100は、自車両の状態を隊列車両群情報として管制装置200に送信する。管制装置200では、隊列走行する移動体100から各移動体の隊列車両群情報を受信し、各移動体の隊列車両群情報に基づいて、各移動体に対して経路情報あるいは異常対応指令といった情報を送信する。
隊列走行システム500により複数の移動体が隊列走行する方式には、例えば、以下の(1)から(3)のような様々な方式がある。
(1)管制装置200は、ネットワークを介して、移動体100に経路情報を送信する。この経路情報は、隊列400の経路情報である。移動体100は、統合センサユニット、GNSS測位装置、制御装置、および自律移動装置を用いて、前後の移動体との位置関係を調整しながら、経路情報の経路を走行する。
(2)移動体100における統合センサユニットおよびGNSS測位装置の情報が、移動体100から管制装置200に送信される。そして、管制装置200からは各移動体に対応する個別の経路情報が各移動体に送信される。
(3)管制装置200は、隊列の先頭の移動体のみに経路情報を送信する。他の移動体は、統合センサユニット、GNSS測位装置、制御装置、および自律移動装置を用いて、前後の移動体との位置を調整しながら、先頭の移動体に追従して隊列走行する。
なお、隊列走行システム500により隊列走行を制御する方式は、上述した方式以外でも構わない。
図2は、本実施の形態に係る移動体100の例を示す図である。
図3は、本実施の形態に係る移動体100の別例を示す図である。
図2では、移動体100として、人を乗せて自律走行するPMVを示している。PMVでは、自律走行から手動走行への切り替えも可能である。PMVは基本的には人を乗せて低速で走行する。
図3では、移動体100として、無人で施設内を自律走行し、サービスを提供するAMRを示している。
図2および図3に示すように、移動体100は、背面に、走行路300の路面に路面表示30を照射する表示照射部150を備える。
表示照射部150は、具体的にはLEDといった投光器である。LEDは、Light-Emitting Diodeの略語である。表示照射部150は、図2および図3に示すように、移動体100の背面に配置されてもよいし、あるいは移動体100の底面に配置されてもよいし、あるいは移動体100に乗車者を乗せる座椅子部を有する場合はその座椅子部よりも下側に配置されてもよい。あるいは、移動体100は、上方に延びるポールを備え、ポールの上部に投光器を配置した構成でもよい。表示照射部150は、走行路300の路面に路面表示30を照射することができればどのような位置に配置されていてもよい。なお、表示照射部150は、移動体100の座椅子部よりも下側もしくは車輪の周辺に配置した場合に、表示照射部150と路面の距離が近くなるので、より明度の高い路面表示30を照射することができる。
また、表示照射部150は、複数の投光器を組み合わせたものでもよい。表示照射部150は、地面に向け、軌道本数、線の種類、模様、色、あるいは形状の異なる様々な路面表示30を照射することを可能とする。このように、軌道本数、線の種類、模様、色、あるいは形状を変えることで、路面表示30により、隊列の軌道、移動体の通信状態、および移動体が属する隊列の区別といった、隊列および移動体に関する情報を伝達することができる。
図4は、本実施の形態に係る隊列400の隊列走行の例を示す図である。
表示照射部150は、移動体100が走行する移動方向の前後に延びている路面表示30を、移動体100の両側に照射する。
図4に示すように、複数の移動体100が隊列走行する隊列400では、複数の移動体の各々により照射される路面表示30が連接あるいは近接し、連接あるいは近接した路面表示30が隊列400を両側から挟んでいる。
図5は、本実施の形態に係る隊列400の走行状態の例を上方から見た模式図である。
図5に示すように、表示照射部150により照射された路面表示30は、前方の端部311が移動体100の前端部101と後端部102との間の走行路300に位置している。また、路面表示30の後方の端部312は後端部102より後ろの走行路300に位置している。このように、表示照射部150は、移動体100の後方両側もしくは後方寄りの両側の走行路300に路面表示30を照射する。
また、路面表示30は、移動体100の後方を左右の両側から挟むように移動体100の後方両側の走行路300に照射される。
路面表示30は、移動体100の位置を表す目印となる特徴部位31と、移動体100が走行する移動方向の前後に特徴部位31から延びた方向表示部32とを備える。特徴部位31は、路面表示30において特徴的な形状を有する部位である。
図5では、路面表示30は、移動体100の両側に移動体を左右方向の両側から挟むようにL字形状に照射されている。言い換えると、路面表示30は、対向する一対のくの字形状を成している。図5の路面表示30では、L字形状の角部を含む部位を特徴部位31とし、特徴部位31から前後方向に延びた直線を方向表示部32としている。
図6は、本実施の形態に係る隊列400の走行状態の例を上方から見た模式図である。
路面表示30は、図5で示す形状以外でもよい。
例えば、図6に示すように、路面表示30は、移動体100の両側に移動体100を左右方向の両側から挟むように曲線形状に照射されていてもよい。このとき、曲線の頂点を含む部位が特徴部位31となり、特徴部位31から前後方向に延びた曲線が方向表示部32となる。
なお、路面表示30は、移動体100の位置を表す目印となる特徴部位31と、移動体100が走行する移動方向の前後に特徴部位31から延びた方向表示部32とを備えていればどのような形状であってもよい。
図5および図6では、方向表示部32は、特徴部位31から移動体100に向かって延びている。しかし、方向表示部32は、特徴部位31より徐々に移動体100から離れる方向に延びていてもよい。また、方向表示部32は、特徴部位31から軌道310に対して略平行に延びていてもよい。
また、方向表示部32は、特徴部位31から連続して延びていてもよいし、もしくは特徴部位31に接して延びていてもよいし、特徴部位31に近接している位置から延びていてもよい。
また、特徴部位31は、丸、三角形、四角形、あるいは星形状といった特徴的な形状のマークでもよい。
また、特徴部位31は、2つの直線が交差する交差点、2つの曲線が交差する交差点、直線の屈折点、あるいは曲線の変曲点などを含む部位でもよい。屈折点とは、直線が折れ曲がっている箇所である。変曲点とは、曲線が凹から凸へまたはその逆へ変化する箇所である。
図7は、本実施の形態に係る隊列400の走行状態の例と比較例とを上方から見た模式図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る路面表示30は、比較例と比較して移動体のやや後方に表示される。よって、移動体が先頭である場合、先頭の移動体を識別し易い。先頭以外の移動体では、移動体の側部全体の走行路に路面表示30が照射される。一方、先頭の移動体では、移動体の後方の側部の走行路のみに路面表示30が照射される。
また、路面表示30が移動体のやや後方に表示されることにより、その移動体が最後尾であることを比較例と比較して識別し易い。最後尾の移動体では、移動体の後方の側部から移動体の後ろまでの走行路に路面表示30が照射される。そして、移動体の後ろまで延びた路面表示30が途切れていれば、その移動体は最後尾であることがわかる。
隊列400の各移動体の路面表示30は、連続的もしくは近接して連結し、全体として弓なりもしくは直線的な軌跡を形成する。路面表示30は、特徴的な形状の目印が連なるように表示されるので、周囲の人あるいは周囲の他の車両も隊列を認識し易い。
また、路面表示30が単なる直線ではなく、移動体の位置を示す目印となる特徴部位31と方向表示部32とからなる形状としている。これにより、隊列400の路面表示30は、単なる直線が連なって直線になっている比較例に比べて、特徴的な形状の目印が連なったものとなる。特徴的な形状の目印が連なった路面表示30により、他の車両のセンサあるいは周囲の人から視認性あるいは識別性の高いものとなる。また、周囲から隊列の位置あるいは隊列との距離感を掴み易い。ここで、センサとは、他の低速な車両に搭載されたセンサ、あるいは歩行者が衝突防止のために所持しているセンサなどである。
また、路面表示30は移動体の少し後ろの両側に表示されており、特徴的な形状の目印が連なるように表示されるので、どういった形で隊列を組んでいるかがわかり易い。例えば、移動体の隊列がカーブを走行している場合でもその軌道がわかり易いので、衝突を回避することができる。また、隊列内で間隔が詰まっている、あるいは間隔が開き過ぎているといった隊列の移動体の状態について、周囲の人が認識し易くなっている。また、特徴的な形状の目印が連なるように表示されるので、周囲の人が隊列から多少離れてしまっていても、隊列の状態がどのようになっているかを認識し易い。
図8は、本実施の形態に係る隊列400を後進させる様子を示す模式図である。
上段の図は、PMVあるいはAMRが隊列走行して前進している状態を示している。
隊列400が、上段の状態から、逆方向へ前進する場合について説明する。逆方向へ前進する、とは、すなわち後進することである。
移動体100がPMVの場合は、中段の図に示すように、管制装置から隊列走行しているPMVを後進、あるいは、逆方向の経路を走行させる。中段の図に示すように、隊列のPMVのすべてのPMVをその場回転させてから前進させる。
これにより、後方車両が先頭車両となり、路面表示30を移動方向によって切り替える必要がなくなる。
なお、後進を自律走行で行うとPMVの乗員(操縦者)は不安を感じることになるので、その場回転させてから前進させることが好ましい。
移動体100がAMRの場合、下段の図に示すように、管制装置から隊列走行しているAMRを後進させる。図3に示すようなゴミ箱型AMRなどは機器の取付方によって前後方向という概念がなくなる。よって、移動体100がAMRの場合は、移動方向を基準として、移動方向の前後に延びた路面表示30を表示する。
図9は、本実施の形態に係る隊列400における軌道表示の例と通信状態表示の例とを示す図である。
上述したように、本実施の形態に係る隊列400では、表示照射部150は、投光する軌道本数、線の種類、模様、色、および形状などを変化させることができる。これにより、隊列400の軌道、通信状態、および各移動体が所属する隊列の区別といった情報を示すことができる。
図9では、路面表示30を矢印表示として、隊列400の軌道の方向を表している。また、実線は通信状態良好を表し、点線は通信状態不良であることを表している。なお、路面表示の本数で隊列を区別する態様については後述する。
このように、本実施の形態に係る隊列の路面表示によれば、周囲の人あるいは低速の車両が、隊列走行する移動体の軌道の方向および通信状態などを把握し易くなり、衝突を回避することができる。また、特にAMRでは人とAMRの協調行動が可能となる。
<隊列走行システム500の制御例1>
図10は、本実施の形態に係る隊列走行システム500の制御例1を示す図である。
隊列走行システム500の制御例1は以下の通りである。
・移動体100は、管制装置200から送信される計画経路に従い、計画経路を追従走行する。移動体100は、センサの検出データとデジタル地図情報、すなわち点群データとを用いたSLAM処理により自己位置標定と経路追従を行う。SLAMは、Simultaneous Localization and Mappingの略語である。
・後方移動体は、前方移動体を捉えたセンサ情報(距離画像情報、形状情報(ライトの位置および配置など))により前方移動体との距離が所定範囲に入るよう調整する。
・周囲の人あるいは車両は、路面表示30を見て、特定の隊列を認識し、先頭と最後尾を認識する。また特徴部位31である特徴部位と移動体の位置関係から隊列に参加している特定移動体を認識する。
<隊列走行システム500の制御例2>
図11は、本実施の形態に係る隊列走行システム500の制御例2を示す図である。
隊列走行システム500の制御例2は以下の通りである。
・各移動体の両側の路面表示30に挟まれた領域内に、追従する後方移動体の少なくとも一部が入るように後方移動体が位置を調整する。
・前方移動体はセンサ(ライダー、IR・近赤外カメラなど)の検出データとデジタル地図情報、すなわち点群データとを用いたSLAM処理により自己位置標定と経路追従を行う。
・移動体のセンサ検出領域(カメラ画角)内に、前方移動体の両側の路面表示の特徴部位が入る。
・前方移動体の後方センサ(カメラ)で捉えた前方移動体の路面表示30の特徴部位と後方移動体の位置および方位角(および前面部の位置)を、後方移動体に伝える。後方移動体はSLAM処理が不要または軽減される。後方移動体は夜間での画像SLAMが不要となる。
***他の構成***
<変形例1>
図12は、本実施の形態の変形例1に係る隊列400において異常表示35が照射されている例を示す図である。
本実施の形態の変形例1では、路面表示30を表示しながら隊列走行する移動体の中に、異常が検知された移動体が存在する場合について説明する。
移動体100の表示照射部150は、移動体100に異常を検知すると、移動体100の前端部と後端部との間の走行路300に、異常表示35を照射する。移動体100の前端部と後端部との間の走行路300とは、移動体100の側部に対応する走行路300である。異常表示35は、異常が検知されたことを示すものである。異常表示35は、他の正常な移動体が表示している路面表示30とは異なる形状であることが好ましい。図12では、路面表示30として三角形の表示が走行路300に照射されている。
移動体100は、自車両に異常を検知すると、自ら表示照射部150により異常表示35を表示してもよい。
あるいは、図1で説明したように、移動体100の各々が自車両の状態を管制装置200に送信している場合、管制装置200が移動体の異常を検知し、異常を検知した移動体の表示照射部150に異常表示35を表示させてもよい。
あるいは、隊列400の先頭の移動体が、後続する移動体の情報を集約して管制装置200に送信している場合、管制装置200は先頭の移動体から送信された移動体の情報に基づいて異常を検知し、異常を検知した移動体に異常表示35を表示させるように先頭の移動体に指示してもよい。
隊列400のうち一台が別行動または通信異常状態である場合、その移動体は自身が異常であることを示す特定模様を異常表示35として投光する。よって、周囲の人は異常な移動体に対して近づくことがなく、周囲の人あるいは車両の安全に寄与することができる。また、自律走行から手動走行に切り替わったことを異常表示35により周囲に伝達してもよい。
<変形例2>
図13は、本実施の形態の変形例2に係る隊列400において異常表示35が照射されている別例を示す図である。
本実施の形態の変形例1では、路面表示30を表示しながら隊列走行する移動体の中に、異常が検知された場合について説明した。変形例2では、複数の移動体が路面表示を表示せずに隊列走行する場合に、異常が検知された移動体の表示照射部150が異常表示35を表示する態様について説明する。
走行路を隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体100の表示照射部150は、移動体100に異常が検知されると、移動体100の前端部と後端部との間の走行路300に、異常が検知されたことを示す異常表示35を照射する。隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体100が、異常を検知した場合に異常表示35を表示するだけであっても、周囲に対する注意喚起という効果がある。
なお、移動体は、実施の形態1で説明した路面表示30とは別に、正常の場合は正常を表す模様を表示し、異常な場合は異常を表す模様とを表示する機能を有していてもよい。つまり、移動体は、正常を表す模様と異常を表す模様とのいずれかを表示しながら隊列走行するとしてもよい。
また、移動体は、実施の形態1で説明した路面表示30を表示しながら異常の場合は異常表示35を表示する態様でもよい。
<変形例3>
本実施の形態の変形例3では、隊列400のうち一台が別行動または通信異常状態である場合についての対応例を説明する。
以下の流れで異常対応を行う。
(a1)隊列所属の移動体が異常の移動体を検出する。例えば、隊列のなかの移動体一台に、センサの不調、通信状態の不良、あるいはバッテリー不足といった異常を検出する。異常の検出は、例えば、移動体の異常行動などにより検出できる。
(a2)異常の移動体を検出した移動体が管制装置に異常を通知する。
(a3)管制装置が、異常の通知を受け取り、異常の通知への対応を指令する。
なお、異常表示35の照射は、(a1)の検出時点、または(a3)の管制対応時点のどちらかで行われる。
上記(a3)における管制装置の対応は、例えば以下の通りである。
隊列と異なる動きにより隊列からはぐれた移動体への対応として、異常な移動体を正規位置に復帰させるとともに、その他の正常な移動体については異常な移動体が揃うまで待機させる。
復帰可能な場合は、異常の移動体が追いつくのを待って隊列で移動する。
一方、復帰不可能な場合は、異常の移動体はメンテナンススペースへ移動させ、代替のための移動体を向かわせる。
<変形例4>
図14は、本実施の形態の変形例4に係る隊列400の利用例を示す図である。
本実施の形態の変形例4では、隊列400の利用について説明する。
管制装置は、隊列ごとに、移動体の隊列順序、隊列順路、隊列における路面表示あるいは異常表示、および停止位置などを操作することができる。
このように隊列ごとに管理できることで、隊列を、緊急時の経路案内標識、および危険区域などの区切りの形成などに利用することができる。緊急時において、移動体を用いた標識表示および経路案内ができ、周囲の歩行者の避難誘導ができる。
また、移動体によるパフォーマンスを提供することもできる。隊列走行システム500は、例えば夜間に隊列400を走行させることで、移動体100に搭乗する乗車者を夜間ツアーに誘導する等の趣向を凝らしたアトラクションを演出することが可能となる。
<変形例5>
図15は、本実施の形態の変形例3に係る複数の隊列400の隊列走行の例を示す図である。
隊列走行システム500は、複数の隊列400を制御する。
管制装置200の制御部210は、複数の隊列の隊列400ごとに異なる路面表示30を照射するように、各移動体の表示照射部150に路面表示30を表示させる。
図15では、隊列Aでは3重線の路面表示30が表示され、隊列Bでは2重線の路面表示30が表示され、隊列Cでは1重線の路面表示30が表示されている。また、隊列Aと隊列Bでは点線であることから、通信状態が不良であることを表している。また、隊列Cでは実線であることから通信状態は良好であることを示している。
図15に示すように、軌道の本数により隊列400を区別する路面表示30を表示することで、周囲の人あるいは車両は隊列走行する複数の移動体のうち各移動体がどの隊列400に属しているか視覚的に判別できる。なお、周囲の人あるいは車両には、歩行者、後続車両の乗車者、および周囲の車両の乗車者などが含まれる。また、後続車両あるいは周囲の車両のセンサも含まれる。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る移動体によれば、隊列の軌道、隊列の通信状態、各移動体の所属隊列、および隊列中の異常個体について、周囲にわかり易く伝達することができるので、以下のような効果がある。
・周囲の人は隊列走行の軌道あるいは異常が把握でき、移動体との衝突を防ぐことができる。
・複数の隊列を想定した場合、周囲の人は各移動体がどの隊列に所属しているか把握でき、隊列との衝突を防ぐことができる。
・隊列中の一台が別行動または通信状態が異常である場合、異常個体を管理者のみではなく周囲の人も把握できるので、危険な移動体に近づかないようにするといった安全対策をとることができる。
・周囲の人と、移動体、特にAMRとの協調した行動が可能となる。
図16は、本実施の形態に係る隊列400において異常なPMVが存在する様子を示す図である。
本実施の形態に係る移動体によれば、隊列400のうち異常あるいは手動走行に切り替わった移動体を周囲の人が把握しやすくなる。異常あるいは手動走行となった移動体を素早く判別することができ、その移動体との衝突を確実に回避できる。周囲の人は異常な移動体を含む隊列に気付くことができ、その隊列に近づくことがないため、事故を回避することができる。
例えば、図16に示すように、後続の移動体の乗車者が、前の移動体の異常に容易に気付くことができ、安全対策をとることができる。
さらに、管制システムとの掛け合わせで、隊列異常時の対応を深化させることもできる。周囲のPMVは、異常なPMVに接近した場合、緊急停止といった対策が可能であり、周囲の人あるいは車両の安全に寄与できる。例えば、前の移動体が異常状態になってしまったので、緊急停止スイッチで対応し、事故を防ぐこともできる。
本実施の形態に係る移動体によれば、隊列の軌道が明確になるように路面表示することができる。よって、隊列走行している移動体全体の軌道が把握でき、衝突を回避できる。移動体がカーブを走行しても軌道がわかるので、衝突回避できる。
本実施の形態に係る移動体によれば、通信状態を示すように路面表示することができる。よって、周囲の人は、隊列走行している移動体全体の通信状態が把握でき、衝突を回避できる。例えば、通信状況が悪く、予想外の行動を起こす可能性があるから近づかないでおこう、といった安全対策をとることができる。また、管制装置の制御により、通信状態の悪い隊列を通信状態良好エリアへ誘導でき、状態回復をすることも可能となる。
本実施の形態に係る移動体によれば、隊列ごとに区別できるように路面表示することができる。これにより、周囲の人は隊列走行している複数の移動体が把握でき、隊列への割り込みを防止できる。
また、複数の隊列による並列移動時の経路調整が容易となる。図14に示すように、複数の隊列を走行させる場合、各隊列の経路を明確に把握できるため、経路の調整がし易い。隊列の経路が重ならないように走行させよう、といった安全対策をとることができる。
また、隊列の一部において車間距離が空いていても同隊列であることがわかるので、無理な割り込みなどを防ぐこともできる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、主に、隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体について説明した。
本実施の形態では、実施の形態1と同様の機能を有する単体の移動体100について説明する。
図17は、本実施の形態に係る移動体100単体の例を示す図である。
本実施の形態に係る移動体100は、隊列走行をしていない単体の移動体である。本実施の形態に係る移動体100は、例えば、AMRである。
移動体100の表示照射部150は、移動体の位置を表す目印となる特徴部位31と、移動体100が走行する移動方向の前後に特徴部位31から延びた方向表示部32とを備える路面表示30を移動体100の両側の走行路300に照射する。路面表示30は、移動体100を左右方向の両側から挟む形状となっている。また、本実施の形態においても、移動体100の表示照射部150は、異常表示35を照射することができる。
なお、路面表示30および異常表示35の形状および種類については実施の形態1と同様である。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る移動体100によれば、移動体100の移動経路、通信状態、および異常があるかどうかといった移動体100に関する状態を把握することができるので、周囲の人は移動体100を利用し易くなる。
例えば、図16では、移動型のごみ箱の機能を有するゴミ箱型AMRを示している。ゴミ箱型AMRを利用する利用者は、ゴミ箱型AMRの移動経路、通信状態、および異常があるかどうかといった状態を把握することができるので、安心してゴミ箱型AMRを利用することができる。
<実施の形態1,2に用いられるコンピュータのハードウェア構成の説明>
以上の実施の形態1,2で説明した隊列走行システム500に含まれる移動体100および管制装置200の各々には、コンピュータが搭載されている。コンピュータのハードウェア構成について説明する。
ここでは、管制装置200のコンピュータを例に説明する。
***ハードウェア構成の説明***
図18は、上記の実施の形態で用いられるコンピュータのハードウェア構成の例1を示す図である。
管制装置200は、コンピュータである。管制装置200は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入出力インタフェース930、および通信インタフェース950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線80を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ910は、隊列走行プログラムを実行する装置である。隊列走行プログラムは、管制装置200の機能を実現するプログラムである。また、隊列走行プログラムは、移動体100の機能を実現するプログラムでもある。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM、あるいはDRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略語である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入出力インタフェース930は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース930は、具体例としては、USB、HDMI(登録商標)のポートである。USBは、Universal Serial Busの略である。HDMI(登録商標)は、High-Definition Multimedia Interfaceの略である。
通信インタフェース950は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース950は、具体例としては、Ethernet(登録商標)のポート、あるいは、無線通信を行う装置である。
隊列走行プログラムは、管制装置200において実行される。隊列走行プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、隊列走行プログラムだけでなく、OSも記憶されている。OSは、Operating Systemの略語である。プロセッサ910は、OSを実行しながら、隊列走行プログラムを実行する。隊列走行プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されている隊列走行プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、隊列走行プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
管制装置200は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、隊列走行プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、隊列走行プログラムを実行する装置である。
隊列走行プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
管制装置200の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。隊列走行プログラムは、管制装置200の各部の「部」を「処理」に読み替えた各処理を、コンピュータに実行させる。管制装置200の各処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、隊列走行方法は、管制装置200が隊列走行プログラムを実行することにより行われる方法である。
隊列走行プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、隊列走行プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
ハードウェア構成の例1では、管制装置200の各部の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、管制装置200の各部の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、管制装置200は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
図19は、上記の実施の形態で用いられるコンピュータのハードウェア構成の例2を示す図である。
電子回路909は、管制装置200の各部の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
管制装置200の各部の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、管制装置200の各部の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、管制装置200の各部の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、管制装置200の各部の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
なお、管制装置200のコンピュータを例に説明したが、移動体100に搭載されたコンピュータについても同様の説明を適用できる。
実施の形態3.
本実施の形態では、主に、実施の形態1で説明した隊列走行システム500における、各移動体の位置と計画位置に基づく経路追従制御について詳しく説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図20は、本実施の形態に係る移動体100が備える各装置の具体的な構成例を示す図である。
図20では、図1に記載の統合センサユニット110、GNSS測位装置120,制御装置130、および自律移動装置140の各装置の具体的な構成例を示している。
統合センサユニット110は、3Dライダー、デプスカメラ、超音波センサを備える。デプスカメラは、対象物までの距離情報をカメラ映像にて可視化するカメラであり、例えば、IR(infrared spectroscopy)・近赤外カメラである。
GNSS測位装置120は、GNSS受信アンテナおよびGNSS受信機を備える高精度測位装置である。
制御装置130は、制御PC(Personal Computer)である。
自律移動装置は、速度操舵制御装置を備える。
移動体100は、機能要素として、自己位置標定部と隊列データ認識部と経路追従制御部と地図データ部とSLAM制御部を備える。各機能要素の機能につては後述する。
自己位置標定部は、ライダー+デプスカメラ+GNSS測位装置で実現される。
隊列データ認識部は、デプスカメラ+制御PCで実現される。
経路追従制御部は、制御PCにより実現される。
地図データ部は、制御PC内の記憶装置により実現される。
SLAM制御部は、ライダー+制御PCで実現される。
移動体は前方車両を認識して追従している。隊列データは管制装置から各移動体へ通信され、制御PC内で保持される。
図21は、本実施の形態に係る隊列走行システム500における経路追従制御を説明する図である。
以下において、隊列走行システム500における各移動体の位置と計画位置に基づく経路追従制御、およびセンサによる周辺車両との距離に基づく車間距離の修正について説明する。
管制装置は、各車両の隊列データを管理する。管制装置は、各隊列車両群の隊列群IDと、各隊列車両群の列番号に対応して車両IDを管理する。例えば隊列群1は、列番号1、2、・・・、Nの各車両からなる。各隊列群Mの列番号Nにはそれぞれ異なる車両IDの車両が割り当てられる。M,Nは正の整数である。
例えば隊列群1列番号1の車両には車両ID iの車両が割り当てられ、列番号2の車両は車両ID jの車両が割り当てられ、列番号Nの車両は車両ID k(i≠j、k≠i、k≠j)の車両が割り当てられる。隊列群2は、同様に列番号1、2、・・・、Nからなり、それぞれ異なる車両IDが割り当てられる。i,j,kは正の整数である。
管制装置は、各隊列車両群の隊列群ID毎に、各隊列群列の列番号に対応した車両ID毎の走行経路計画を生成・管理する。管制装置は、生成した車両ID毎の走行経路計画を各車両に送信する。各車両の制御PCの経路追従制御部は、走行経路計画に従い、各車両がそれぞれの通過ポイントを計画に従い順次通過するよう経路計画を生成する。例えば、隊列群ID M、列番号N(N=1が先頭)の隊列車両に対応した走行経路計画の走行経路データwMNは、計画された走行経路の通過ポイントを表現する複数の3次元座標データwMNi=(xMNi,yMNi,zMNi)(i=1~P)(Pは正の整数)から構成される。
隊列群M、列番号1の隊列車両11は、移動工程K1でw111=(x111,y111,z111)の座標を通過する。この時、列番号2の隊列車両12はw121=(x121,y121,z121)を通過し、列番号3の隊列車両13はw131=(x131,y131,z131)を通過する。次に、隊列車両11は、移動工程K2でw112=(x112,y112,z112)、隊列車両12は、w122=(x122,y122,z122)、隊列車両13はw132=(x132,y132,z132)を通過する。このように車両11、車両12、車両13は順に隊列を組んでそれぞれの車両のそれぞれの走行経路の通過ポイントをそれぞれ順次通過するように、走行経路計画が計画される。図21では、移動工程K1→K2→K3の順に移動することを示している。
また、w111とw121との差分d1、w121とw131との差分d2は、それぞれ予め設定された標準車間距離となるように設定される。この標準車間距離は、車両の特性によって異なる。また、標準車間距離は、車両の走行速度に応じて可変するように設定されていても良い。例えば、速度vの時のd1、d2はd1(v)、d2(v)となる。速度6km/hの時のd1(6)は速度ゼロの時のd1(0)よりもf(v)だけ大きくなる。例えばf(v)=v^2+bv+cとしても良い。
各車両の地図データ部は、地図データを制御PCの記憶装置に記憶している。
各車両の自己位置標定部は、ライダー+デプスカメラ+GNSS測位装置と、地図データに基づいて、自己位置および姿勢を標定する。姿勢は、車両基準局所座標系に対するロール角、ピッチ角、ヨー角もしくは車両基準方向ベクトルといった方位等である。GNSS測位装置は、GNSSからの衛星測位信号の観測データと測位補強情報とIMUの計測した加速度、角速度情報の計測データの密結合により、自己位置を標定する。IMUは、慣性計測装置(Inertial Measurement Unit)の略語である。
SLAM制御部は、ライダーにより計測した周辺地物および物体の点群データと、デプスカメラの計測した周辺地物および物体の点群データと、予め得られた地図データ中の点群データを用いてSLAM処理を行い、自己位置および方位を推定する。GNSS測位装置の計測した自己位置および方位を得るための観測データとSLAM処理により得られた自己位置および方位を得るための観測データに基づいて複合測位が行われ、自己位置および姿勢が標定される。
各車両は、車両IDに対応付けて観測した自己位置および姿勢を管制装置に送信する。管制装置は、車両IDおよび車両IDに対応した隊列群ID M、列番号N、走行経路データwMNi、および観測した自己位置および姿勢およびその計測時間を、サーバの車両位置管理データ部に格納・保管する。
隊列データ認識部は、車両前方に取り付けられているデプスカメラによって、前方車両の背面部に設けられたマークの画像認識を行い、マークを画像追尾する。画像追尾により、前方車両のマークとの距離、前方車両のマークの相対的な方位または横ずれを検出する。夜間の場合は、車両前面部に設けたライトで前方車両の背面部を照らしてマークの画像認識を行い、追尾画像中のマークが隊列群を構成する車両に関係するものであるか否かを識別する。予め設定された認識パターン画像との比較照合を行って識別しても良い。
また、隊列データ認識部は、ライダーにより画像追尾した前方車両背面部のマーク周辺から観測されるポイントクラウドのデータを用いて、前方車両の背面部の存在領域を検出する。ポイントクラウドは、前方車両背面部のマーク周辺における車体からの距離と方位から観測されるレーザ点群である。そして、隊列データ認識部は、検出された背面部の存在領域までの距離方位、および/または車形状を求め、前方車両との距離、前方車両の相対的な方位または横ずれを検出しても良い。
また、隊列データ認識部は、予め得られた車両に対応する車形状から車両の相対的な方位角を推定しても良い。
マーク識別の結果、追尾画像中のマークが隊列群を構成する車両に関係するものであることを識別すると、画像追尾している前方車両のマークとの距離、前方車両の相対的な方位(横ずれ)から、前方車両の概略位置を推定する。概略位置の推定は、車両の位置基準(重心位置、センサ設置位置、車体基準位置等)に対するマークの相対位置を考慮して求める。
また、隊列データ認識部は、管制装置との通信により、自車および前方車両の直近の通過ポイントの位置情報を得て、その位置差および方位等の差を計算し、自車の観測した位置および方位等にその差分を加えて前方車両の推定される概略位置を求めても良い。
具体的には、隊列データ認識部は、管制装置側からの定期的な配信データを車両に格納、もしくは車両からの要求により管制装置から配信される配信データを車両に格納、といった方法により、自車および前方車両の直近の通過ポイントの位置情報を得る。より具体的には、隊列データ認識部は、自車の車両IDに対応する隊列車両群IDと、隊列車両の自車および前後車両の列番号と、隊列車両の自車および前後車両の各走行経路データwMNから、自車および前方車両の直近の通過ポイントの位置情報を得る。
また、隊列データ認識部は、管制装置との通信により、自車の車両IDに対応する隊列車両群IDと、その隊列車両における自車および前後車両の列番号に対応した車両IDについて、位置データを参照する。この位置データは、当該各車両ID対応して管制装置の車両位置管理データに格納されている。そして、隊列データ認識部は、参照した位置データに基づいて自車および前方車両の最新(直近)の位置データを取得する。
隊列データ認識部は、取得した位置データに基づいて、自車と前方車両の位置差および姿勢角差から、前方車両との距離、前方車両の相対的な方位または横ずれを検出しても良い。また、自車および前方または後方車両との通信により、相手方からその位置および姿勢の推定値を得て、得られた自車と前方車両との距離差および方位差を検出しても良い。
なお、隊列データ認識部は、以下の場合に、隊列データで管理されている隊列車両とは異なる車両が割り込んで入っているものと認識する。
・管制装置の位置データに格納された自車の前方車両の位置と、車両の統合センサユニットの3Dライダー+超音波センサ+デプスカメラで計測した前方車両との距離、方位から推定される前方車両の位置とが、同一時間もしくは近傍時間において所定よりも大きく乖離している場合
・車両の背面部のマークが予め設定された隊列車両のものと異なる場合
・前方もしくは後方車両と自車両とで通信を行い、隊列データで管理されている隊列車両とは異なる車両IDの車両が混入している場合
経路追従制御部は、車両前方に取り付けられているデプスカメラまたはライダーまたはその複合センサ等によって検出した前方車両との距離、前方車両の相対的な方位(横ずれ)の検出結果を用いて、前方車両との距離、位置関係による車間距離の修正を行う。経路追従制御部は、これらの検出結果に基づいて、前方車両との距離および相対的な方位が予め設定された追尾設定距離の範囲内となるように、車間距離の修正と操舵角の調整を行う。前方から2番目の車両が車間距離を調整するとさらに後続(3番目、4番目)の車両がその距離をさらに調整していき、各車両の車間距離が修正される。
以上の実施の形態1から3では、隊列走行システム500の各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、隊列走行システム500の各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。隊列走行システム500の各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。
また、実施の形態1から3のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1から3では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
走行路を走行する移動体において、
前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と前記移動体が走行する移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える路面表示であって、前記移動体を左右方向の両側から挟む形状の路面表示を、前記移動体の両側の前記走行路に照射する表示照射部を備える移動体。
(付記2)
前記表示照射部は、
前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むようにL字形状に照射され、前記L字形状の角部を含む部位を前記特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた直線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する付記1に記載の移動体。
(付記3)
前記表示照射部は、
前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むように曲線形状に照射され、前記曲線形状の頂点を含む部位を前記特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた曲線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する付記1に記載の移動体。
(付記4)
前記表示照射部は、
前記移動体に異常を検知すると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、前記異常が検知されたことを示す異常表示であって前記路面表示とは異なる異常表示を照射する付記1から付記3のいずれか1項に記載の移動体。
(付記5)
前記表示照射部は、
前記路面表示において前記移動方向を示す矢印を表記することにより前記移動体の軌道を表す付記1から付記4のいずれか1項に記載の移動体。
(付記6)
前記表示照射部は、
前記路面表示に線の種類により前記移動体の通信状態を表す付記1から付記5のいずれか1項に記載の移動体。
(付記7)
走行路を隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体において、
前記移動体が走行する移動方向の前後に延びている路面表示であって、前記移動方向の前方の端部が前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に位置し、前記移動方向の後方の端部が前記移動体の後端部より後ろの前記走行路に位置している路面表示を、前記移動体の後方両側の前記走行路に照射する表示照射部を備える移動体。
(付記8)
前記路面表示は、前記移動体における前記移動方向の後方を左右方向の両側から挟むように前記移動方向の後方両側の前記走行路に照射される付記7に記載の移動体。
(付記9)
前記表示照射部は、
前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と、前記移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える前記路面表示を照射する付記8に記載の移動体。
(付記10)
前記表示照射部は、
前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むようにL字形状に照射され、前記L字形状の角部を含む部位を、前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた直線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する付記7から付記9のいずれか1項に記載の移動体。
(付記11)
前記表示照射部は、
前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むように曲線形状に照射され、前記曲線形状の頂点を含む部位を、前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた曲線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する付記7から付記9のいずれか1項に記載の移動体。
(付記12)
前記表示照射部は、
前記移動体に異常を検知すると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、前記異常が検知されたことを示す異常表示であって他の正常な移動体が表示している前記路面表示とは異なる異常表示を照射する付記7から付記11のいずれか1項に記載の移動体。
(付記13)
前記表示照射部は、
前記路面表示において前記移動方向を示す矢印を表記することにより前記移動体の軌道を表す付記7から付記12のいずれか1項に記載の移動体。
(付記14)
前記表示照射部は、
前記路面表示に線の種類により前記移動体の通信状態を表す付記7から付記13のいずれか1項に記載の移動体。
(付記15)
走行路を隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体において、
前記移動体に異常が検知されると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、前記異常が検知されたことを示す異常表示を照射する表示照射部を備える移動体。
(付記16)
前記移動体は、施設内の前記走行路を低速で走行するPMV(Personal Mobility Vehicle)あるいはAMR(Aautonomous Mobile Robot)である付記1から付記15のいずれか1項に記載の移動体。
(付記17)
走行路を隊列走行する複数の移動体と前記複数の移動体の各移動体と通信する管制装置とを備え、前記隊列走行する複数の移動体を隊列として、複数の隊列を制御する隊列走行システムにおいて、
前記複数の移動体に含まれる移動体は、
前記移動体の両側の前記走行路に、前記移動体が走行する移動方向の前後に延びた路面表示を照射する表示照射部を備え、
前記管制装置は、
前記複数の隊列の隊列ごとに異なる路面表示を照射するように、前記隊列に含まれる前記複数の移動体の各移動体の前記表示照射部に前記路面表示を表示させる制御部を備える隊列走行システム。
30 路面表示、31 特徴部位、32 方向表示部、35 異常表示、311 前方の端部、312 後方の端部、100 移動体、101 前端部、102 後端部、110 統合センサユニット、120 GNSS測位装置、130 制御装置、140 自律移動装置、150 表示照射部、200 管制装置、210 制御部、300 走行路、400 隊列、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入出力インタフェース、950 通信インタフェース。

Claims (18)

  1. 走行路を走行する移動体において、
    前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と前記移動体が走行する移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える路面表示であって、前記移動方向の前方の端部が前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に位置し、前記移動方向の後方の端部が前記移動体の後端部より後ろの前記走行路に位置している路面表示を、前記移動体の両側の前記走行路に照射する表示照射部
    を備える移動体。
  2. 前記表示照射部は、
    前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むようにL字形状に照射され、
    前記L字形状の角部を含む部位を前記特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた直線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する請求項1に記載の移動体。
  3. 前記表示照射部は、
    前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むように曲線形状に照射され、
    前記曲線形状の頂点を含む部位を前記特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた曲線を前記方向表示部とする前記路面表示を照射する請求項1に記載の移動体。
  4. 前記表示照射部は、
    前記移動体に異常を検知すると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、
    前記異常が検知されたことを示す異常表示であって前記路面表示とは異なる異常表示を照射する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の移動体。
  5. 前記表示照射部は、
    前記路面表示において前記移動方向を示す矢印を表記することにより前記移動体の軌道を表す請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の移動体。
  6. 前記表示照射部は、
    前記路面表示に線の種類により前記移動体の通信状態を表す請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の移動体。
  7. 走行路を走行する移動体において、
    前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と前記移動体が走行する移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える路面表示であって、前記移動体を左右方向の両側から挟む形状の路面表示を、前記移動体の両側の前記走行路に照射する表示照射部を備え、
    前記表示照射部は、
    前記路面表示に線の種類により前記移動体の通信状態を表す
    移動体。
  8. 走行路を隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体において、
    前記移動体が走行する移動方向の前後に延びている路面表示であって、前記移動方向の前方の端部が前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に位置し、前記移動方向の後方の端部が前記移動体の後端部より後ろの前記走行路に位置している路面表示を、前記移動体の後方両側の前記走行路に照射する表示照射部を備える移動体。
  9. 前記路面表示は、前記移動体における前記移動方向の後方を左右方向の両側から挟むように前記移動方向の後方両側の前記走行路に照射される請求項に記載の移動体。
  10. 前記表示照射部は、
    前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位と、前記移動方向の前後に前記特徴部位から延びた方向表示部とを備える前記路面表示を照射する請求項に記載の移動体。
  11. 前記表示照射部は、
    前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むようにL字形状に照射され、
    前記L字形状の角部を含む部位を、前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた直線を方向表示部とする前記路面表示を照射する請求項から請求項10のいずれか1項に記載の移動体。
  12. 前記表示照射部は、
    前記移動体の両側に前記移動体を左右方向の両側から挟むように曲線形状に照射され、
    前記曲線形状の頂点を含む部位を、前記移動体の位置を表す目印となる特徴部位とし、前記特徴部位から前記移動方向の前後に延びた曲線を方向表示部とする前記路面表示を照射する請求項から請求項10のいずれか1項に記載の移動体。
  13. 前記表示照射部は、
    前記移動体に異常を検知すると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、
    前記異常が検知されたことを示す異常表示であって他の正常な移動体が表示している前記路面表示とは異なる異常表示を照射する請求項から請求項10のいずれか1項に記載の移動体。
  14. 前記表示照射部は、
    前記路面表示において前記移動方向を示す矢印を表記することにより前記移動体の軌道を表す請求項から請求項10のいずれか1項に記載の移動体。
  15. 前記表示照射部は、
    前記路面表示に線の種類により前記移動体の通信状態を表す請求項から請求項10のいずれか1項に記載の移動体。
  16. 走行路を隊列走行する複数の移動体に含まれる移動体において、
    前記移動体に異常が検知されると、前記移動体の前端部と後端部との間の前記走行路に、前記異常が検知されたことを示す異常表示を照射する表示照射部を備える移動体。
  17. 前記移動体は、施設内の前記走行路を低速で走行するPMV(Personal Mobility Vehicle)あるいはAMR(Aautonomous Mobile Robot)である請求項1または請求項に記載の移動体。
  18. 走行路を隊列走行する複数の移動体と前記複数の移動体の各移動体と通信する管制装置とを備え、前記隊列走行する複数の移動体を隊列として、複数の隊列を制御する隊列走行システムにおいて、
    前記複数の移動体に含まれる移動体は、
    前記移動体の両側の前記走行路に、前記移動体が走行する移動方向の前後に延びた路面表示を照射する表示照射部を備え、
    前記管制装置は、
    前記複数の隊列の隊列ごとに異なる路面表示を照射するように、前記隊列に含まれる前記複数の移動体の各移動体の前記表示照射部に前記路面表示を表示させる制御部を備える
    隊列走行システム。
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