JP7809512B2 - テープ型おむつ - Google Patents
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Description
展開状態において互いに交差する縦方向と横方向とを有し、
液吸収性の吸収体と、
前記吸収体を支持する本体部と、
前記本体部の前記横方向の両側部に設けられた一対のサイドフラップ部と、
を有し、
一対の前記サイドフラップ部の各々に、前記本体部に対して係合可能な係合部を2つずつ備えたテープ型おむつであって、
少なくともサイドフラップ弾性部材又はミシン目状の分割線の一方を有し、
少なくとも被係合補助部又は吸収体弾性部材の一方を有し、
前記サイドフラップ弾性部材は、前記サイドフラップ部に設けられ、横方向に沿って伸縮可能であり、
前記分割線は、前記サイドフラップ部を厚さ方向に貫通する溝部が前記横方向に沿って断続的に並んでおり、
前記被係合補助部は、2つの前記係合部のうちの一方を係合させた領域に重ねて他方を係合可能とするために、前記サイドフラップ部の厚さ方向における、前記係合部が設けられている面と反対側の面に設けられおり、
前記吸収体弾性部材は、前記吸収体よりも非肌側に設けられ、前記縦方向に沿って伸縮可能であり、
前記サイドフラップ弾性部材、前記分割線、前記被係合補助部、及び前記吸収体弾性部材のうち少なくとも3つを有し、
前記サイドフラップ弾性部材又は前記分割線の一方は、前記サイドフラップ弾性部材であり、
前記サイドフラップ部は、前記サイドフラップ弾性部材が伸縮する伸縮領域を有し、
前記伸縮領域は、2層のシート部材が厚さ方向に積層された部分と、3層のシート部材が厚さ方向に積層された部分を有し、
第1層の前記シート部材と第2層の前記シート部材とを接合する第1接合部と、第2層の前記シート部材と第3層の前記シート部材とを接合する第2接合部と、を有し、
厚さ方向に見たときに、前記第1接合部と前記第2接合部とが重複する部分を有しており、
前記第1接合部と前記第2接合部とが重複する部分は、
前記伸縮領域の前記横方向における内側の端部、及び、前記伸縮領域の前記横方向における外側の端部の少なくとも一方に設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつである。
展開状態において互いに交差する縦方向と横方向とを有し、液吸収性の吸収体と、前記吸収体を支持する本体部と、前記本体部の前記横方向の両側部に設けられた一対のサイドフラップ部と、を有し、一対の前記サイドフラップ部の各々に、前記本体部に対して係合可能な係合部を2つずつ備えたテープ型おむつであって、装着時に、前記横方向の一方側に設けられた2つの前記係合部の、前記本体部に対する係合自由度を拡大する拡大構成と、装着時に、前記係合部が係合可能な被係合領域の減少を抑制する抑制構成と、を有し、前記拡大構成と前記抑制構成を、少なくとも各々1つずつ備えており、前記拡大構成と前記抑制構成を、合計で3つ以上備えている、ことを特徴とするテープ型おむつ。
このようなテープ型おむつによれば、2つの係合部を被係合領域に係合させる際に、横方向における係合位置や、係合部同士の相対角度を自在に調整することが可能となる。したがって、装着時における係合自由度が向上し、フィット性を高めることができる。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ部が横方向に伸縮可能となるため、着用者の胴回りの大きさに応じて、最適な位置でサイドフラップ部を本体部(被係合領域)に係合させることが可能となる。これにより、様々な体形の着用者に合わせてテープ型おむつをフィットさせやすくすることができる。
前記横方向において、前記糸ゴムの外側端は、前記係合部の内側端よりも内側に位置している、ことが望ましい。
このようなテープ型おむつによれば、糸ゴム(サイドフラップ弾性部材)の外側端が、係合部の内側端よりも横方向の内側に位置しているため、糸ゴムの切れ端がサイドフラップ部の外縁からはみ出しにくくなる。したがって、サイドフラップ部の美観が損なわれたり、ユーザーに不安感を生じさせたりすることを抑制できる。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ部の製造工程において、横方向一方側のサイドフラップ部に設けられた糸ゴム(サイドフラップ弾性部材)の外側端が、当該一方側のサイドフラップ部から分割される他方側のサイドフラップ部の外側の端よりも横方向の内側に位置することになる。したがって、糸ゴムの切れ端が残留してサイドフラップ部の外縁からはみ出してしまうことを、より抑制しやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、内側非伸縮領域の横方向における長さを極力短くすることにより、本体部とサイドフラップ部とが接合されている部分にサイドフラップ弾性部材が重なってしまう確率を低くすることができる。これにより、本体部とサイドフラップ部との接合強度が低下してしまうことを抑制し易くすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ部が横方向に引っ張られて伸長する際に荷重がかかりやすい伸縮領域において、3層のシート部材が積層されており、さらに各々のシート部材を接合する接合部が重複する部分を有していることにより、当該部分における強度が局所的に高められ、サイドフラップ部を横方向に引っ張る力に対抗しやすくなる。これにより、サイドフラップ部を引っ張って係合部の係合位置を調整する動作を行いやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、伸縮領域の横方向の内側端部及び外側端部の少なくとも一方において、3層のシート部材の各層を接合する接合部同士が重複していることにより、当該部分の強度が高められ、サイドフラップ部が破れてしまうことを抑制することができる。
このようなテープ型おむつによれば、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂くことにより、分割された2つのサイドフラップ部をそれぞれ独立して操作することが可能となる。したがって、係合部を被係合領域に係合させる際に、一方のサイドフラップ部に設けられた係合部と、他方のサイドフラップ部に設けられた係合部との相対角度を調整しやくなり、様々な体形の着用者に合わせておむつを装着させることができる。また、サイドフラップ部を分割せずに使用することも可能であるため、係合部の係合自由度をより高めることができる。
このようなテープ型おむつによれば、分割線がサイドフラップ弾性部材と重複して配置されていた場合に、サイドフラップ弾性部材の少なくとも一部が溝部によって切断されやすくなる。したがって、サイドフラップ部を分割線に沿って切り裂く動作がサイドフラップ弾性部材によって阻害されてしまうことが抑制される。また、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂いた際に、切り裂き部分においてサイドフラップ弾性部材がはみ出してしまうことが抑制され、おむつの美観が損なわれ難くなる。
このようなテープ型おむつによれば、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂く際の始点部となる横方向の外側端部において、シート部材の積層枚数が多く、強度が高くなっている部分にタイ部が設けられていることにより、自然に切り裂きが発生したり、弱い力で意図しない切り裂きが発生したりすることを抑制し易くすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、分割線がサイドフラップ弾性部材を跨いで配置されていた場合に、横方向の外側領域においてサイドフラップ弾性部材が溝部によって切断される確率が高くなる。したがって、分割線に沿ってサイドフラップ部を分割する際に、該サイドフラップ部横方向の外側付近において、サイドフラップ弾性部材が切断されずに残ってしまうことが抑制される。
このようなテープ型おむつによれば、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂く際の始点部となる横方向の外側端部において、切り裂き強度を大きくしておくことで、サイドフラップ部が自然に破れてしまったり、意図せず切り裂きが発生したりすることを抑制できる。また、切り裂きの終点となる横方向の内側端部において、切り裂き強度を大きくしておくことで、終点を超えて、切り裂きが過剰に進行してしまうことを抑制できる。
このようなテープ型おむつによれば、2つの凸部の境界となる位置に切り欠き部が設けられていることにより、ユーザーは、サイドフラップ部を分割する際に、該切り欠き部が分割の始点となることを視覚的に認識しやすくなる。したがって、分割線自体が視認され難いような場合であっても、サイドフラップの分割位置を間違えることなく、分割動作を行いやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂く際の終点となる横方向の内側端部にC字型溝部が設けられていることにより、該C字型溝部において切り裂きの力が分散され、それ以上切り裂きが進行し難くなる。これにより、サイドフラップ部が過剰に破れてしまうことが抑制される。
このようなテープ型おむつによれば、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂く際の終点部となる横方向の内側端部において、シート部材の積層枚数が多く、強度が高くなっている部分にC字型溝部の少なくとも一部が設けられていることにより、サイドフラップ部が過剰に破れてしまうことをより抑制し易くすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、C字型溝部の縦方向の両側にサイドフラップ弾性部材が配置されている可能性が高くなり、分割線に沿ってサイドフラップ部を切り裂く際に、C字型溝部の部分において切り裂く力が縦方向に変化した場合であっても、サイドフラップ弾性部材によって、縦方向への切り裂きの進行を停止させることができる。これにより、サイドフラップ部が縦方向に沿って破れてしまうことを抑制することができる。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ弾性部材の内側端が2枚のシート部材間に挟まれることによって、サイドフラップ弾性部材の位置ずれ等が生じ難くなる。したがって、サイドフラップ部を切り裂く力が、縦方向に変化した場合であっても、サイドフラップ弾性部材によって切り裂きの進行が停止されやすくなり、サイドフラップ部が縦方向に沿って破れてしまうことをより抑制しやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、2つの係合部を係合させる際に、被係合領域のうちの係合可能な部分の面積が減少してしまうことが抑制される。すなわち、被係合領域の面積が広く確保されやすくなり、着用者の身体の状態等に応じておむつのフィット性を高めることができる。
このようなテープ型おむつによれば、一方の係合部を係合させた状態でも、当該係合部の裏面側に設けられた被係合補助部に重ねて、他方の係合部を係合させることができる。つまり、被係合領域において係合可能な面積が減少せず、様々な体形の着用者に合わせて、おむつのフィット性を高めることができる。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ部の横方向の外側端部領域にターゲットテープが設けられることにより、当該領域の部材目付が高くなり、サイドフラップ部の耐久性を高めることができる。また、サイドフラップ部の外側端部領域が折れ曲がり難くなるので、ユーザーは当該領域を掴んでサイドフラップ部を操作しやすくなる。
このようなテープ型おむつによれば、被係合領域に係合部を係合させた際に、係合部の反対側の面に設けられた被係合補助部の位置が視認しやすくなる。これにより、サイドフラップ部(被係合補助部)を判別やすくなるため、被係合領域や被係合補助部に重ねて他の係合部を係合させる動作を行いやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、伸縮領域よりも横方向の外側の領域においてサイドフラップ部の部材目付が高くなり、当該領域を掴みつつ横方向に引っ張って伸縮領域を伸長させる動作を行いやすくなる。これにより、被係合領域や被係合補助部に係合部を係合させる動作を行いやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、被係合補助部が凸部と重複していない部分では部材目付は高くならず、サイドフラップ部の上下の角部が硬くなり難い。したがって、おむつ装着時に当該角部が着用者の肌と接触した場合であっても、着用者に痛みや不快感を与え難い。
このようなテープ型おむつによれば、サイドフラップ部のより広い範囲において部材目付が高くなるため、サイドフラップ部をより破れ難くすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、係合部の横方向における内側端において部材目付が高くなるため、係合部の横方向内側端部を破れ難くすることができる。係合部の横方向内側端部近傍は、おむつの着用に際して係合動作を繰り返すうちに破れる可能性が高い領域であるため、当該領域を破れ難くすることにより、係合部の係合動作を安定して行いやすくすることができる。
このようなテープ型おむつによれば、被係合補助部と分割線とが重複していないため、当該部分の部材目付が過度に高くなることが抑制され、大きな力をかけることなく分割線に沿ってサイドフラップ部を分割する(切り裂く)ことができる。
このようなテープ型おむつによれば、着用動作時に、本体部の前側部を着用者の両脚の間を通して下腹部側へ配置する際に、着用者の身体に対して前側部の位置を調整しやすくなる。これにより、前側部の非肌側に設けられている被係合領域の縦方向(着用者の身体の上下方向)における位置を調整することが可能となる。
このようなテープ型おむつによれば、縦方向において適切な範囲で吸収体弾性部材の伸縮力を作用させることが可能となり、着用者に不快感を生じさせることを抑制しつつ、本体部を効率的に伸縮させ、フィット性を高めることができる。
本発明に係るテープ型おむつとして、介護等の現場で使用可能な成人用のテープ型使い捨ておむつ1(以下、単におむつ1とも呼ぶ)を例に挙げて実施形態を説明する。
図1は、展開かつ伸長状態におけるおむつ1の平面図である。図2Aは、図1に示すA-A線の位置における断面模式図である。図2Bは、図1に示すB-B線の位置における断面模式図である。なお、おむつ1の「伸長状態」とは、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程に伸長させた状態であり、おむつ1を構成する各部材(例えば後述する本体部10やサイドフラップ部20等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまでおむつ1を伸長させた状態である。
本体部10は、吸収体11を肌側から覆う液透過性のトップシート12と、同吸収体11を非肌側から覆う液不透過性のバックシート13、及び、おむつ1の外装をなす外装シート14と、横方向の両側部に設けられ、トップシート12(吸収体11)の一部を肌側から覆う一対のサイドシート15,15と、を有している(図1,図2参照)。
サイドフラップ部20は、本体部10の後側部10Rにおいて、横方向の両側部から外側に突出するように一対設けられている。図3は、サイドフラップ部20の構造について説明する図である。図3Aは、伸長状態のサイドフラップ部20の平面形状を示し、図3Bは、伸長状態のサイドフラップ部20の断面構造を示している。
続いて、一般的なオープンタイプのテープ型使い捨ておむつの着用動作について説明する。図4は、従来型の一般的なテープ型使い捨ておむつ着用状態について説明する図である。同図4では、比較例として、従来型のテープ型使い捨ておむつ2(以下、おむつ2とも呼ぶ)を着用者に着用(装着)させたときの状態について示している。比較例のおむつ2は、おむつ1と同様に、吸収体11を支持する本体部10と、本体部10の両側部に設けられた一対のサイドフラップ部20,20とを有している。そして、一対のサイドフラップ部20,20にはそれぞれ係合部25が2つずつ設けられているものとする。
上述したように、本実施形態のおむつ1では、拡大構成として、サイドフラップ弾性部材31によってサイドフラップ部20の横方向における長さを調整可能な構成と、2つの係合部25A,25Bの相対角度を調整可能な構成とを有している。これにより、係合部25A,25Bの横方向における係合位置や、係合部25A,25Bの係合時の相対角度を自在に調整することが可能となる。したがって、おむつ1の装着時における係合自由度が向上し、おむつ1のフィット性を高めることができる。以下では、拡大構成の詳細について説明する。
おむつ1では、拡大構成のうち、サイドフラップ部20の横方向における長さを調整可能な構成として、サイドフラップ部20に横方向に沿って伸縮するサイドフラップ弾性部材31が設けられている。当該サイドフラップ弾性部材31が発現する伸縮性に基づいて、サイドフラップ部20が横方向に伸縮するようになる。これにより、着用者の胴回りの大きさ(ウエストのサイズ)に応じて、最適な位置でサイドフラップ部20(係合部25)を本体部10(被係合領域50)に係合させることが可能となり、様々な体形の着用者に合わせておむつ1をフィットさせやすくすることができる。
次に、拡大構成のうち、2つの係合部25A,25Bの相対角度を調整可能とする構成について説明する。おむつ1では、2つの係合部25A,25Bの相対角度を調整可能な構成として、サイドフラップ部20に設けられた2つの係合部25A,25Bを縦方向(上下)に分割することが可能な機構を有している。具体的には、第1サイドフラップ部20Aと第2サイドフラップ部20Bとの縦方向の間に、サイドフラップ部20を厚さ方向に貫通する溝(スリット)が横方向に沿って断続的に並んだミシン目状の分割線28が設けられている(図3A参照)。当該分割線28に沿ってサイドフラップ部20を切り裂くことにより、第1サイドフラップ部20Aと第2サイドフラップ部20Bとを互いに分割することができる。これにより、第1サイドフラップ部20Aと第2サイドフラップ部20Bとがそれぞれ独立して操作可能となる。したがっておむつ1の装着時において、第1サイドフラップ部20Aに設けられた係合部25Aと、第2サイドフラップ部20Bに設けられた係合部25Bとの相対角度を調整し(図6B参照)、様々な体形の着用者に合わせておむつ1を装着させることができるようになる。また、サイドフラップ部20を分割せずに使用することも可能であるため、係合部25の係合自由度をより高めることができる。
本実施形態のおむつ1では、上述した抑制構成として、2つの係合部(25A,25B)のうちの一方側を係合させた領域に重ねて他方側を係合させることが可能な構成と、本体部10を縦方向に沿って伸縮可能とする構成とを有している。これにより、2つの係合部25A,25Bを係合する際に、被係合領域50のうちの係合可能な部分の面積が減少してしまうことが抑制される。したがって、被係合領域50の面積が広く確保されやすくなり、着用者の身体の状態等に応じておむつ1のフィット性を高めることができる。以下では、抑制構成の詳細について説明する。
おむつ1では、抑制構成のうち、2つの係合部(25A,25B)のうちの一方側を係合させた領域に重ねて他方側を係合可能な構成として、サイドフラップ部20のうち、厚さ方向において、係合部25が設けられている面(肌側面)と反対側の面(非肌側面)に、被係合補助機能を有している。従来のテープ型おむつでは、被係合領域に対して係合部を係合させた場合、当該係合部を係合させた部分に重ねて他の係合部を係合させることはできなかった。すなわち、係合部を係合させることによって被係合領域の面積が減少してしまうため、着用者の身体の状態や身体形状等に応じて、適切な位置に係合部を係合させるよう調整することが困難であった。特におむつ1のように、サイドフラップ部20に二対の係合部(25A,25B)が設けられている場合、被係合領域50に合計4つの係合部25を係合させる必要があるため、係合可能な領域の制限が大きくなり、着用者の身体にしっかりとフィットさせることは難しかった。
おむつ1では、抑制構成のうち、本体部10を縦方向に沿って伸縮可能とする構成として、吸収性コア11a(吸収体11)よりも非肌側に設けられ、縦方向に沿って伸縮可能な吸収体弾性部材60を有している。吸収体弾性部材60によって本体部10が縦方向に沿って伸縮可能となり、おむつ1の着用動作時に、前側部10Fを着用者の両脚の間を通して下腹部側へ配置する際に、着用者の身体に対する前側部10Fの位置を調整しやすくなる。これにより、前側部10Fの非肌側に設けられている被係合領域50の縦方向(着用者の身体の上下方向)における位置を調整することが可能となる。例えば、係合部25を係合させる際に、被係合領域50の位置が低すぎて係合部25を係合させることが困難となるような場合であっても、本体部10を縦方向に伸長させ、被係合領域50を最適な位置に移動させることで、係合部25を係合させやすくすることができる。また、吸収体弾性部材60が発現する伸縮性によって、吸収性コア11aが着用者の肌側へ押し付けられやすくなるため、おむつ1のフィット性を向上させると共に排泄漏れを抑制し易くすることができる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
2 テープ型使い捨ておむつ(比較例)、
10 本体部、
10F 前側部、10R 後側部、
11 吸収体、
11a 吸収性コア、11b コアラップシート、11c コアラップシート、
12 トップシート、13 バックシート、14 外装シート、
15 サイドシート、16 漏壁弾性部材、
20 サイドフラップ部、
20A 第1サイドフラップ部、20AC 第1凸部、
20B 第2サイドフラップ部、20BC 第2凸部、
20C 切り欠き部、
21 第1肌側部材、22 第2肌側部材、23 第3肌側部材、24 非肌側部材、
25 係合部、
25A 第1係合部、25B 第2係合部、
26 被係合補助部、
26A 第1被係合補助部、26B 第2被係合補助部、
28 分割線、28g 溝部、28t タイ部、
29 C字型溝部、
31 サイドフラップ弾性部材、
41 第1サイドフラップ接合部、42 第2サイドフラップ接合部、
43 第3サイドフラップ接合部、
50 被係合領域、
60 吸収体弾性部材、
71 切断線、72 切断線、73 切断線
Claims (24)
- 展開状態において互いに交差する縦方向と横方向とを有し、
液吸収性の吸収体と、
前記吸収体を支持する本体部と、
前記本体部の前記横方向の両側部に設けられた一対のサイドフラップ部と、
を有し、
一対の前記サイドフラップ部の各々に、前記本体部に対して係合可能な係合部を2つずつ備えたテープ型おむつであって、
少なくともサイドフラップ弾性部材又はミシン目状の分割線の一方を有し、
少なくとも被係合補助部又は吸収体弾性部材の一方を有し、
前記サイドフラップ弾性部材は、前記サイドフラップ部に設けられ、横方向に沿って伸縮可能であり、
前記分割線は、前記サイドフラップ部を厚さ方向に貫通する溝部が前記横方向に沿って断続的に並んでおり、
前記被係合補助部は、2つの前記係合部のうちの一方を係合させた領域に重ねて他方を係合可能とするために、前記サイドフラップ部の厚さ方向における、前記係合部が設けられている面と反対側の面に設けられおり、
前記吸収体弾性部材は、前記吸収体よりも非肌側に設けられ、前記縦方向に沿って伸縮可能であり、
前記サイドフラップ弾性部材、前記分割線、前記被係合補助部、及び前記吸収体弾性部材のうち少なくとも3つを有し、
前記サイドフラップ弾性部材又は前記分割線の一方は、前記サイドフラップ弾性部材であり、
前記サイドフラップ部は、前記サイドフラップ弾性部材が伸縮する伸縮領域を有し、
前記伸縮領域は、2層のシート部材が厚さ方向に積層された部分と、3層のシート部材が厚さ方向に積層された部分を有し、
第1層の前記シート部材と第2層の前記シート部材とを接合する第1接合部と、第2層の前記シート部材と第3層の前記シート部材とを接合する第2接合部と、を有し、
厚さ方向に見たときに、前記第1接合部と前記第2接合部とが重複する部分を有しており、
前記第1接合部と前記第2接合部とが重複する部分は、
前記伸縮領域の前記横方向における内側の端部、及び、前記伸縮領域の前記横方向における外側の端部の少なくとも一方に設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項1に記載のテープ型おむつであって、
前記サイドフラップ弾性部材は糸ゴムであり、
前記横方向において、前記糸ゴムの外側端は、前記係合部の内側端よりも内側に位置している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項2に記載のテープ型おむつであって、
前記横方向において、前記糸ゴムの外側端と前記係合部の内側端との間の距離は、前記係合部の外側端と前記サイドフラップ部の最も外側の端との間の距離よりも長い、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項1~3の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記サイドフラップ部は、前記伸縮領域よりも前記横方向の内側において前記サイドフラップ弾性部材が伸縮しない内側非伸縮領域と、前記伸縮領域よりも前記横方向の外側において前記サイドフラップ弾性部材が伸縮しない外側非伸縮領域と、を有し、
前記内側非伸縮領域の前記横方向における長さは、前記外側非伸縮領域の前記横方向における長さよりも短い、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項1~4の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線を有し、
前記分割線によって2つの前記係合部を前記縦方向に分割することが可能な機構を有している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項5に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線は、前記横方向に隣り合う2つの前記溝部の間に、前記サイドフラップ部が厚さ方向に貫通さていない部分であるタイ部を有し、
前記タイ部の前記横方向における長さの最小値は、伸長状態における前記サイドフラップ弾性部材の太さよりも小さい、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項6に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線に含まれる複数の前記タイ部のうち、前記横方向の最も外側に配置されている前記タイ部は、前記サイドフラップ部を構成するシート部材が最も多く積層されている部分に設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項5~7の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線の前記横方向の外側端部において、単位長さ当たりに設けられる前記溝部の量は、
前記分割線の前記横方向の内側端部において、単位長さ当たりに設けられる前記溝部の量よりも大きい、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項5~8の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線に沿って前記サイドフラップ部を切り裂くのに要する力の大きさは、前記分割線の前記横方向における中央部よりも、前記横方向における両端部の方が大きい、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項5~9の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線の前記横方向における最も外側の端部に、前記サイドフラップ部の外縁部が前記横方向の内側に向かって凹状に切り欠かれた切り欠き部が設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項5~10の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線の前記横方向における最も内側の端部に、前記サイドフラップ部を厚さ方向に貫通するC字型溝部が設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項11に記載のテープ型おむつであって、
前記C字型溝部の少なくとも一部は、前記サイドフラップ部を構成するシート部材が最も多く積層されている部分に設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項11または12に記載のテープ型おむつであって、
前記横方向において、前記C字型溝部の内側端は、前記サイドフラップ弾性部材の内側端よりも外側に位置している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項13に記載のテープ型おむつであって、
前記サイドフラップ弾性部材の前記横方向における内側端は、前記サイドフラップ部を構成する2枚のシート部材の厚さ方向の間に挟まれている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項1~14の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記被係合補助部を有している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15に記載のテープ型おむつであって、
前記被係合補助部は、前記係合部に設けられた係止用突起と係合可能なループ材を備えたターゲットテープである、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15または16に記載のテープ型おむつであって、
前記被係合補助部の色は、前記係合部が係合可能な被係合領域の色とは異なる色である、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15~17の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記被係合補助部は、前記横方向において、前記サイドフラップ弾性部材の伸縮性が発現している伸縮領域よりも外側に設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15~18の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記サイドフラップ部は、前記横方向の外側に突出した凸部を有し、
厚さ方向に見たときに、前記被係合補助部は、前記凸部と重複する範囲にのみ設けられている、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15~18の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記サイドフラップ部は、前記横方向の外側に突出した凸部を有し、
厚さ方向に見たときに、前記被係合補助部は、前記凸部と重複しない部分を有している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項19または20に記載のテープ型おむつであって、
厚さ方向に見たときに、前記被係合補助部は、前記係合部の前記横方向における内側端と重複する部分を有している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項15~請求項21の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記分割線を有し、
厚さ方向に見たときに、前記被係合補助部は、前記分割線と重複する部分を有していない、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項1~22の何れか1項に記載のテープ型おむつであって、
前記吸収体弾性部材を有している、ことを特徴とするテープ型おむつ。 - 請求項23に記載のテープ型おむつであって、
前記縦方向において、伸長状態の前記本体部の後側の端から前記本体部の長さの1/3だけ前側に離間した位置よりも前側、且つ、少なくとも前記係合部が係合可能な被係合領域の後側端よりも後側の範囲で、前記吸収体弾性部材が前記縦方向に沿って伸縮可能となっている、ことを特徴とするテープ型おむつ。
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