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JP7809970B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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JP7809970B2 - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の制御方法

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置の制御方法に関する。
画像形成装置、例えば、ロール紙に原稿画像を印刷する画像形成装置において、課題の一つして、搬送中のロール紙の変動、特に、紙送り方向(搬送方向)に対して直交する方向の位置ズレ、所謂、横ズレへの対応を挙げることができる。この課題を解決するために、ロール紙に横ズレ検知パターンを印刷し、当該横ズレ検知パターンをスキュー検知センサで読み取って横ズレ量を検出し、この検出した横ズレ量に基づいて横ズレを補正するスキュー検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術には、ロール紙の変動が大きく、横ずれ検知パターンがスキュー検知センサの読取領域外に印刷された場合には、 横ズレの補正が行えないといった課題があった。このため、横ズレ量がスキュー検知センサの読取領域内に収まる状態である必要がある。
また、位置調整用トンボや階調調整用パッチ等の調整用画像をロール紙に印刷し、この調整用画像を印刷画像全面の読み取りが可能な画像読取部(例えば、インラインセンサ)で読み取り、その読取結果に基づいて、印刷する原稿画像に対して補正を行う画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平05-043128号公報 特開2015-168216号公報
上記の特許文献2に記載の従来技術の場合、画像読取部(例えば、インラインセンサ)によって印刷画像全面を読み取ることができるために、特許文献1に記載の従来技術の場合のような調整用画像を読み取るための制約はない。
しかしながら、特許文献2に記載の従来技術の場合、構成上、印刷画像を後段の画像読取部(例えば、インラインセンサ)で読み取ることにより、印刷する原稿画像に対する補正を行うため、ロール紙の搬送状態が不安定な場合、印刷箇所の横ズレ量と、読み取った横ズレ量とが一致せず、適切な補正が行えないという課題があった。
このため、上述した課題が生じないように、搬送状態が安定するまでロール紙を空送りし、搬送状態が安定した状態になった以降に印刷を開始するようにしていた。特に、ロール紙の搬送開始時の変動が大きく不安定なため、原稿画像の印刷開始毎に空送りを行っている。その結果、空送りした分がヤレ紙となり、空送りの時間分だけ生産性が低下することになる。
なお、ここでは、ロール紙に原稿画像を印刷する像形成装置を例に挙げて上述の課題について説明したが、当該課題については、ロール紙に原稿画像を印刷する画像形成装置に限らず、枚葉機や長尺用紙に原稿画像を印刷する画像形成装置においても言える課題である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、記録媒体の空送りに起因するヤレ紙を低減し、生産性の低下を抑えることができる画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送部と、当該搬送部によって搬送される記録媒体にテスト画像を形成する画像形成部と、記録媒体に形成されたテスト画像を読み取る画像読取部と、当該画像読取部によるテスト画像の読取結果に基づいて記録媒体の搬送変動プロファイルを作成するプロファイル作成部と、を備え、画像形成部は、プロファイル作成部によって作成された搬送変動プロファイルに基づいて、印刷する原稿画像の画像調整を行う。また、記録媒体は、ロール紙であり、プロファイル作成部は、装置電源を投入したときに、ロール紙を交換したときに、または、切り貼り処理を行ったときに、搬送変動プロファイルの作成を行う。
また、本発明の画像形成装置の制御方法は、記録媒体を搬送する搬送部と、当該搬送部によって搬送される記録媒体にテスト画像を形成する画像形成部と、記録媒体に形成されたテスト画像を読み取る画像読取部と、を備える画像形成装置において、画像読取部によるテスト画像の読取結果に基づいて記録媒体の搬送変動プロファイルを作成し、作成した搬送変動プロファイルに基づいて、印刷する原稿画像の画像調整を行う。また、記録媒体は、ロール紙であり、装置電源を投入したときに、ロール紙を交換したときに、または、切り貼り処理を行ったときに、搬送変動プロファイルの作成を行う。
本発明によれば、記録媒体の空送りに起因するヤレ紙を低減し、生産性の低下を抑えることができる。
上記した以外の課題、構成、及び、効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシステム構成例を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における画像形成部の制御系の構成例を示すブロック図である。 一定量の空送りを行い、ロール紙搬送中の横ズレが収まってから、原稿画像の印刷を開始する様子を示す図である。 本発明の第1実施形態における搬送変動プロファイルの作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 ロール紙上に印刷されたテスト画像、及び、用紙搬送変動の様子を示す図である。 本発明の第1実施形態における搬送変動プロファイルに基づく原稿画像の画像調整処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の作用、効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態における搬送変動プロファイルの作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における搬送変動プロファイルに基づく原稿画像の印刷開始位置設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の作用、効果を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。なお、以下の説明や各図において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の印刷方式(画像形成方式)としては、帯電している感光体ドラムに光を照射して画像を作成し、記録媒体に転写する電子写真方式であってもよいし、インクに熱や圧力を加えて、ノズルから記録媒体に吹き付けて印刷するインクジェット方式であってもよい。
以下では、第1実施形態に係る画像形成装置として、その印刷方式が電子写真方式の場合を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシステム構成例を示す概略構成図である。図1に示すように、第1実施形態に係る画像形成装置1は、記録媒体(記録用紙)としてロール紙を用いる画像形成装置であり、給紙部10、給紙調整部20、画像形成部30、用紙処理部40、排紙調整部50、加工処理部60、及び、排紙部70を備えている。
給紙部10は、ロール状に巻回された連続紙としてのロール紙12が着脱可能に取り付けられるホルダ11を有している。給紙部10は、画像形成処理時に、ホルダ11からロール紙12を送り出し、送り出したロール紙12を複数の搬送ローラーにより、給紙調整部20を通して画像形成部30に給紙する。
給紙調整部20は、用紙搬送方向D1において、給紙部10よりも下流側に設置されている。給紙調整部20は、給紙部10でのロール紙12の搬送速度と、次段の画像形成部30でのロール紙12の搬送速度との速度差を吸収するために、ロール紙12をたるませた状態で画像形成部30に搬送する。給紙調整部20は、ロール紙12のたるみを検知するセンサ21を有し、当該センサ21の検知結果に基づいてロール紙12のたるみを調整する。
画像形成部30は、用紙搬送方向D1において、給紙調整部20よりも下流側に設置されている。画像形成部30は、制御部31、搬送部32、画像形成ユニット部33、定着部34、排紙搬送部35、及び、操作表示部36を備えている。画像形成部30の各構成要素の詳細については後述する。
用紙処理部40は、用紙搬送方向D1において、画像形成部30よりも下流側に設置されている。用紙処理部40は、リレー装置として機能し、画像形成部30から排出されたロール紙12を排紙調整部50に搬送する。用紙処理部40は、その搬送経路上に画像読取部41を有している。画像読取部41は、ロール紙12上に形成された後述するテスト画像を読み取り、その読取結果を、例えば画像形成部30の制御部31にフィードバックする。画像読取部41としては、例えば、光電変換素子をライン状に配置したラインセンサや、光電変換素子をマトリクス状に配置したイメージセンサ等を用いることができる。
排紙調整部50は、用紙搬送方向D1において、用紙処理部40よりも下流側に設置されている。排紙調整部50は、用紙処理部40でのロール紙12の搬送速度と、次段の加工処理部60でのロール紙12の搬送速度との速度差を吸収するために、ロール紙12をたるませた状態で加工処理部60に搬送する。排紙調整部50は、ロール紙12のたるみを検知するセンサ51を有し、当該センサ51の検知結果に基づいてロール紙12のたるみを調整する。
加工処理部60は、用紙搬送方向D1において、排紙調整部50よりも下流側に設置されている。加工処理部60は、カット部61を有し、切り貼り処理などを行う。ここで、切り貼り処理とは、搬送されるロール紙12上に形成された画像の印刷状態をチェックし、画像不良(印刷不良)などを検出した場合には、その印刷した画像部分をカットしてロール紙12を繋ぎ合わせる処理である。
加工処理部60は、さらに、ロール紙12がラベルシールの場合、搬送されるラベルシール上に形成された画像の外形(外枠)に沿うようにシール部分をカットする処理を行う。この処理により、画像が印刷されたラベル(シール部材)のみをラベルシールから剥がすことができる。
排紙部70は、用紙搬送方向D1において、加工処理部60よりも下流側に設置されている。排紙部70は、最終的に製品となるラベルが貼り付けられたロール紙12を巻き取るためのホルダ71と、ラベル以外のカス上げ領域のロール紙12を巻き取るためのホルダ72とを有している。
[画像形成部の構成例]
制御部31、搬送部32、画像形成ユニット部33、定着部34、排紙搬送部35、及び、操作表示部36の各構成要素を備える画像形成部30において、制御部31は、各構成要素を制御してロール紙12上に、原稿画像、及び、原稿画像を補正する際に用いるテスト画像を形成する画像形成動作を実行する。制御部31の詳細については後述する。
搬送部32は、搬送ローラーやこれを回転駆動するモータ等から構成され、搬送ローラーを回転させることにより、給紙調整部20から供給されるロール紙12を画像形成ユニット部33に搬送する。
画像形成ユニット部33は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色のトナー像を、像担持体である感光体ドラム331Y,331M,331C,331K上に形成するために、4つの画像形成ユニットを有している。画像形成ユニット部33は、さらに、中間転写ベルト332及び転写ローラー333を有している。各感光体ドラム331Y,331M,331C,331Kに転写された各色のトナー像は、中間転写ベルト332上に順に重ねて転写される(一次転写)。これにより、中間転写ベルト332上には、各色のトナー像が重畳したカラー画像が形成される。
中間転写ベルト332は、無端状に形成されており、複数のローラーに掛け渡されている。この中間転写ベルト332は、図示を省略する駆動モータによる駆動の下に、感光体ドラム331Y,331M,331C,331Kの回転方向とは逆方向の時計回りに回転する。中間転写ベルト332における感光体ドラム331Y,331M,331C,331Kと対向する位置には一次転写部が設けられており、当該一次転写部は、中間転写ベルト332にトナーと逆極性の電圧を印加することにより、感光体ドラム331Y,331M,331C,331K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト332に転写する。
中間転写ベルト332上に転写されたトナー像は、転写ローラー333によりロール紙12上に転写される(二次転写)。本例では、画像の補正時に、トナー像による画像に加えて、原稿画像を補正する際に用いるテスト画像がロール紙12上に転写される。
定着部34は、加熱源である定着ローラー34aと加圧ローラー34bとを有し、転写ローラー333により搬送されるロール紙12上のトナー像に対して加熱、加圧処理を施すことによりロール紙12上のトナー像を定着させる。
排紙搬送部35は、排紙ローラーやこれを回転駆動するモータ等から構成され、排紙ローラーを回転させることにより、定着部34で定着処理されたロール紙12を用紙処理部40に搬送する。
操作表示部36は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネルと、タッチパネルの周辺部に設けられたスタートキーやテンキー等を含む操作キーとを有している。操作表示部36は、操作画面等を表示したり、操作画面でのタッチ操作や操作キーでの操作により入力された補正の種類や画像の配置等に関する画像形成条件情報を受け付けたりする。
[画像形成部の制御系の構成]
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置1における画像形成部30の制御系の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成部30は、上述した制御部31、搬送部32、画像形成ユニット部33、定着部34、排紙搬送部35、及び、操作表示部36の他に、画像処理部37、記憶部の一例であるHDD(Hard Disk Drive)38、及び、通信部39を備えている。
制御部31は、例えば、CPU(Central Processing Unit)311、CPU311が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)312、及び、CPU311の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)313を有する構成となっている。なお、ROM312としては、通常電気的に消去可能なプロマブルROMが用いられる。
制御部31は、搬送部32、画像形成ユニット部33、定着部34、排紙搬送部35、操作表示部36、画像処理部37、HDD38、及び、通信部39のそれぞれにシステムバス400を介して接続され、画像形成部30の全体を制御する。制御部31はさらに、通信部39を介して給紙部10及び排紙部70の各部を制御する。
画像形成部30には、外部装置として例えばPC(パーソナルコンピュータ)300が接続されている。そして、PC300から画像形成部30に画像データが送信される。PC300から送信される画像データは、画像処理部37に送られ、当該画像処理部37において画像処理が行われる。
画像処理部37は、制御部31による制御の下に、受信した画像データに対して、必要に応じて、シェーディング補正、画像濃度補正、カラーレジスト補正等の各種の補正処理や画像圧縮処理等の画像処理を行う。
画像形成ユニット部33は、制御部31による制御の下に、画像処理部37によって画像処理された画像データを受け取り、当該画像データに基づいてロール紙12上に画像を形成する。
上述した構成の画像形成装置1において、ユーザは、操作表示部36でロール紙12の種類(紙種)を入力するなどの操作を行うことができる。
通信部39は、画像形成装置1の各構成要素が接続されたネットワークに接続するための通信インターフェイスである。例えば、画像形成部30は、給紙部10及び排紙部70との間で、通信部39を介してシリアル通信を行う。
[搬送中のロール紙の変動について]
以上説明した構成の画像形成装置1、即ち、記録媒体(記録用紙)としてロール紙12を用いる画像形成装置1では、搬送中のロール紙12の変動への対応を課題の一つとして挙げることができる。搬送中のロール紙12の変動としては、紙送り方向(搬送方向)に対して直交する方向の変動である横ズレや、原稿画像の形成時(印刷時)の縦/横の倍率変動や、搬送方向に対して斜め方向の変動などを例示することができる。斜め方向の変動は、画像の歪みとなる。
従来は、搬送中のロール紙12の変動、例えば、横ズレの影響を受けずに原稿画像を印刷するために、あらかじめ決められた一定量だけロール紙12を空送りし、搬送状態が安定した状態になってから、即ち、ロール紙12の変動が収まってから、原稿画像の印刷を開始していた。ここで、空送りとは、原稿画像の印刷を行わない状態でロール紙12の搬送を行うことを言う。図3に、一定量の空送りを行い、ロール紙搬送中の横ズレが収まってから、原稿画像100の印刷を開始する様子を示す。
このように、一定量の空送りを行い、ロール紙12の搬送中の横ズレが収まってから、原稿画像100の印刷を開始するようにした場合、ロール紙12を空送りした分がヤレ紙となり、空送り期間分だけ画像形成装置1の生産性を落とすことになる。
そこで、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法では、搬送部32によって搬送されるロール紙12にテスト画像を形成し、当該テスト画像を画像読取部41によって読み取り、その読取結果に基づいてロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する。ここで、テスト画像は、ロール紙12の搬送変動を検出するためのテストパターンであり、原稿画像100を印刷する際に、当該原稿画像100の補正に用いる位置調整用画像である。また、搬送変動プロファイルは、ロール紙12の搬送変動の履歴を表すものである。
画像読取部41の読取結果については、例えば、画像形成部30における制御部31にフィードバックする構成とすることができる。この構成とするとき、制御部31は、ロール紙12の搬送変動プロファイルを作成するプロファイル作成部の機能を有し、画像読取部41からフィードバックされるテスト画像の読取結果に基づいて、ロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する。この点については、後述する第2実施形態においても同様である。
テスト画像の読取結果に基づいて作成したロール紙12の搬送変動プロファイルは、原稿画像100をロール紙12に印刷する際に、当該原稿画像100の画像調整に反映される。具体的には、原稿画像100をロール紙12に印刷する画像形成部30は、制御部31による制御の下に、作成した搬送変動プロファイルに基づいて、印刷する原稿画像100の画像調整(補正)、例えば、原稿画像100の画像形成位置の補正を行う。
以下に、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法における、搬送変動プロファイルの作成処理、及び、画像調整処理の具体例について説明する。以下では、搬送変動プロファイルの作成処理、及び、原稿画像100の画像調整処理は、制御部31による制御の下に実行されることとする。
(搬送変動プロファイルの作成処理)
搬送変動プロファイルの作成については、画像形成装置1の装置電源を投入したときに、ロール紙12を交換したときに、または、加工処理部60において切り貼り処理を行ったときに行われることとする。この点については、後述する第2実施形態においても同様である。
図4は、本発明の第1実施形態における搬送変動プロファイルの作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、装置電源を投入したときに、搬送変動プロファイルの作成処理が行われる場合を例に挙げて説明する。また、搬送中のロール紙12の変動が横ズレ(紙送り方向に対して直交する方向の変動)の場合を例に挙げて説明する。
装置電源が投入されると、制御部31は、搬送部32を駆動してロール紙12の搬送を開始し(ステップS11)、次いで、画像形成ユニット部33を駆動してロール紙12上にテスト画像200、即ち、ロール紙12の搬送変動を検出するためのテストパターンを印刷する(ステップS12)。
図5に、ロール紙12上に印刷されたテスト画像200、及び、用紙搬送変動の様子を示す。ここで例示する位置調整用画像としてのテスト画像200は、例えば、十字パターンからなるトンボ(見当標)である。また、図5に示すように、ロール紙12の搬送開始から一定期間、用紙搬送変動(ここでは、横ズレ)が発生することから、この用紙搬送変動を、以下の処理手順でロール紙12の搬送変動プロファイルとして作成することになる。
制御部31による制御の下に、画像形成ユニット部33によってロール紙12上に印刷されたテスト画像200は、後段の用紙処理部40において、画像読取部41によって読み取られることになる。
制御部31は、画像読取部41によって読み取られたテスト画像200の読取結果を取得し(ステップS13)、次いで、テスト画像200の読取結果からテスト画像のトンボ(十字パターン)の座標を検出する(ステップS14)。
次に、制御部31は、ステップS14で検出したトンボの座標を基に、基準座標との差分からロール紙12の横ズレ量を検出し(ステップS15)、次いで、今回検出した横ズレ量を座標データとして、記憶部の一例であるRAM313(図2参照)に記憶する(ステップS16)。
次に、制御部31は、横ズレ量の検出動作がn回(nは2以上の整数)行われたか否かを判断し(ステップS17)、n回行われていなければ(S17のNO)、ステップS11に戻って、上述した一連の処理をn回行われるまで実行する。この一連の処理を繰り返すことにより、ロール紙12の搬送開始→テスト画像の印刷→横ズレ量の検出の一連の処理が複数回(n回)実行されることになる。この実行回数が多ければ多いほど、後で作成する搬送変動プロファイルの精度を上げることができる。
上述した一連の処理がn回行われたら(S17のYES)、制御部31は、繰り返し取得してRAM313に記憶した座標データの標準偏差から、ロール紙12の搬送変動プロファイルを作成して、記憶部の一例であるHDD38(図2参照)に記憶し、保持する(ステップS18)。
以上のようにして、第1実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法では、搬送部32によるロール紙12の搬送開始時に、ロール紙12に形成されたテスト画像を画像読取部41によって読み取り、その読取結果に基づいてロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する処理が行われる。本例の場合、搬送変動プロファイルは、ロール紙12の搬送方向において、時間の経過に伴って生ずる横ズレ量の変動をプロットした横ズレプロファイルであり、複数回(n回)の横ズレの履歴に基づいて作成されることになる。この点については、後述する第2実施形態においても同様である。
(原稿画像の画像調整処理)
続いて、以上のようにして作成された搬送変動プロファイルに基づいて、原稿画像100の画像調整を行う処理について説明する。図6は、本発明の第1実施形態における搬送変動プロファイルに基づく原稿画像100の画像調整処理の手順の一例を示すフローチャートである。
制御部31は、まず、記憶部の一例であるHDD38(図2参照)から搬送変動プロファイルを取得し(ステップS21)、次いで、この取得した搬送変動プロファイルに基づいて、原稿画像100の画像調整を行う(ステップS22)。上述した搬送変動プロファイルの作成処理では、搬送中のロール紙12の変動が横ズレの場合の搬送変動プロファイルを作成している。したがって、ステップS22での原稿画像100の画像調整では、紙送り方向に対して直交する方向において、横ズレをキャンセルするように原稿画像100の画像形成位置を調整(補正)する処理が行われることになる。
原稿画像100の画像調整が終わると、制御部31は、搬送部32を駆動してロール紙12の搬送を開始し(ステップS23)、次いで、画像形成ユニット部33を駆動してロール紙12に対して、画像調整後(即ち、画像形成位置の調整後)の原稿画像100の印刷(画像形成)を開始する(ステップS24)。
上述したように、第1実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法における原稿画像100の画像調整処理によれば、用紙搬送変動の搬送変動プロファイルに基づいて原稿画像100の画像調整を行うため、ロール紙12の搬送開始時から原稿画像100の印刷を行うことができる。これにより、図7に示すように、ロール紙12を搬送状態が安定するまで空送りする必要がなくなるため、空送りに起因するヤレ紙を低減し、生産性の低下を抑えることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の印刷方式(画像形成方式)については、第1実施形態に係る画像形成装置と同様に、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。なお、第2実施形態に係る画像形成装置のシステム構成については、第1実施形態に係る画像形成装置と同様であるため、その詳細な説明については省略する。
本発明の第2実施形態では、空送りに起因するヤレ紙を低減し、生産性の低下を抑えることを目的として、第1実施形態の場合と同様に、搬送開始時に、ロール紙12に形成したテスト画像の読取結果に基づいてロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する。この搬送変動プロファイルは、原稿画像100をロール紙12に印刷する際に、当該原稿画像100の印刷開始位置に反映される。具体的には、原稿画像100をロール紙12に印刷する画像形成部30は、制御部31による制御の下に、搬送変動プロファイルに基づいて、原稿画像100の印刷開始位置を設定する。
以下に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法における、搬送変動プロファイルの作成処理、及び、原稿画像100の印刷開始位置設定処理の具体例について説明する。以下では、搬送変動プロファイルの作成処理、及び、原稿画像100の印刷開始位置の設定処理は、制御部31による制御の下に実行されることとする。
(搬送変動プロファイルの作成処理)
図8は、本発明の第2実施形態における搬送変動プロファイルの作成処理の手順の一例を示すフローチャートである。ここでは、装置電源を投入したときに、搬送変動プロファイルの作成処理が行われる場合を例に挙げて説明する。また、搬送中のロール紙12の変動が横ズレの場合を例に挙げて説明する。これらの点については、第1実施形態の場合と同じである。
装置電源が投入されると、制御部31は、搬送部32を駆動してロール紙12の搬送を開始し(ステップS31)、次いで、画像形成ユニット部33を駆動してロール紙12上にテスト画像200、即ち、ロール紙12の搬送変動を検出するためのテストパターンを印刷する(ステップS32)。
制御部31による制御の下に、画像形成ユニット部33によってロール紙12上に印刷されたテスト画像200は、後段の用紙処理部40において、画像読取部41によって読み取られることになる。
制御部31は、画像読取部41によって読み取られたテスト画像200の読取結果を取得し(ステップS33)、次いで、テスト画像200の読取結果からテスト画像のトンボ(十字パターン)の座標を検出する(ステップS34)。
次に、制御部31は、ステップS34で検出したトンボの座標を基に、基準座標との差分からロール紙12の横ズレ量を検出し(ステップS35)、次いで、今回検出した横ズレ量を座標データとして記憶部の一例であるRAM313(図2参照)に記憶する(ステップS36)。
次に、制御部31は、横ズレ量の検出動作がn回(nは2以上の整数)行われたか否かを判断し(ステップS37)、n回行われていなければ(S37のNO)、ステップS31に戻って、上述した一連の処理をn回行われるまで実行する。この一連の処理を繰り返すことにより、ロール紙12の搬送開始→テスト画像の印刷→横ズレ量の変動検出の一連の処理が複数回(n回)実行されることになる。
上述した一連の処理がn回行われたら(S37のYES)、制御部31は、繰り返し取得してRAM313に記憶した座標データの標準偏差から、ロール紙12の搬送変動プロファイルを作成して記憶部の一例であるHDD38(図2参照)に記憶し、保持する(ステップS38)。
以上のようにして、第2実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法では、搬送部32によるロール紙12の搬送開始時に、ロール紙12に形成されたテスト画像を画像読取部41によって読み取り、その読取結果に基づいてロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する処理が行われる。本例の場合、搬送変動プロファイルは、横ズレプロファイルであり、複数回(n回)の横ズレの履歴に基づいて作成されることになる。
(原稿画像の印刷開始位置設定処理)
続いて、以上のようにして作成された搬送変動プロファイルに基づいて、原稿画像100の印刷開始位置を設定する処理について説明する。図9は、本発明の第2実施形態における搬送変動プロファイルに基づく原稿画像100の印刷開始位置設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
制御部31は、まず、記憶部の一例であるHDD38(図2参照)から搬送変動プロファイルを取得し(ステップS41)、次いで、この取得した搬送変動プロファイルに基づいて、ロール紙12の搬送変動が安定する(収まる)位置(即ち、用紙搬送方向における位置)を推定する(ステップS42)。搬送変動が安定する位置については、ロール紙12の搬送変動を横ズレとする場合において、例えば、横ズレ量が所定の値以下の状態が所定の期間継続した時点の位置を、搬送変動が安定する位置として推定することができる。所定の値、及び、所定の期間については任意に設定することができる。
搬送変動が安定する位置の推定が終わったら、制御部31は、搬送部32を駆動してロール紙12の搬送を開始し(ステップS43)、次いで、ロール紙12の搬送位置が、ステップS42で推定した搬送変動が安定する位置か否かを判断する(ステップS44)。搬送変動が安定する位置までロール紙12が搬送されていないと判定した場合(S44のNO)、制御部31は、ステップS43に戻ってロール紙12の搬送を継続する。これにより、ロール紙12は、搬送変動が安定する位置まで空送りされることになる。
搬送変動が安定する位置までロール紙12が搬送されたと判定した場合(S44のYES)、制御部31は、原稿画像の印刷を開始する(ステップS45)。これにより、搬送変動が安定する位置までロール紙12が空送りされた後、当該搬送変動が安定する位置から原稿画像の印刷が開始されることになる。
上述したように、第2実施形態に係る画像形成装置1及びその制御方法における原稿画像100の印刷開始位置設定処理によれば、用紙搬送変動の搬送変動プロファイルに基づいて、ロール紙12の搬送変動が安定する(収まる)位置を推定することで、その位置から原稿画像100を印刷することができる。
これにより、図10に示すように、印刷開始位置までの空送りは必要となるが、ロール紙12の搬送変動が安定する位置を推定することにより、その空送り量を最小化できるため、空送りに起因するヤレ紙を低減することができる。また、図10に示す例の場合には、あらかじめ決められた一定量の空送りを行う図3に示す例の場合に比べて、原稿画像3枚分、画像形成装置1の生産性を上げることができる。また、ロール紙12の搬送開始時の変動領域を回避し、ロール紙12の搬送がより安定した状態で原稿画像の印刷を行うことができるため、より高品質な印刷画像を形成することができる。
<応用例、変形例>
なお、本発明は、上述した各実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限り、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために画像形成装置及びその制御方法の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
また、上述した各実施形態では、画像形成部30における制御部31がプロファイル作成部の機能を有し、ロール紙12の搬送変動プロファイルを作成する構成としたが、この構成に限られるものではない。すなわち、プロファイル作成部を一つの機能部として単独で設けるようにすることもできるし、画像形成部30における他の機能部に存在する制御部にプロファイル作成部の機能を持たせるようにすることもできる。
また、上述した各実施形態では、本発明について、ロール紙に原稿画像を印刷する画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は、ロール紙に原稿画像を印刷する画像形成装置への適用に限られるものではなく、枚葉機や長尺用紙に原稿画像を印刷する画像形成装置にも適用することができる。
10…給紙部、12…ロール紙、20…給紙調整部、30…画像形成部、31…制御部、32…搬送部、33…画像形成ユニット部、34…定着部、35…排紙搬送部、36…操作表示部、37…画像処理部、38…HDD(Hard Disk Drive)、39…通信部、40…用紙処理部、41…画像読取部、50…排紙調整部、60…加工処理部、70…排紙部、100…原稿画像、200…テスト画像(テストパターン)

Claims (8)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記記録媒体にテスト画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に形成された前記テスト画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部による前記テスト画像の読取結果に基づいて前記記録媒体の搬送変動プロファイルを作成するプロファイル作成部と、
    を備え、
    前記画像形成部は、前記プロファイル作成部によって作成された前記搬送変動プロファイルに基づいて、印刷する原稿画像の画像調整を行い、
    前記記録媒体は、ロール紙であり、
    前記プロファイル作成部は、装置電源を投入したときに、前記ロール紙を交換したときに、または、切り貼り処理を行ったときに、前記搬送変動プロファイルの作成を行う
    画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記原稿画像の搬送開始時から、前記搬送変動プロファイルに基づいて画像調整された原稿画像の印刷を開始する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プロファイル作成部は、前記記録媒体の搬送開始時の前記画像読取部による前記テスト画像の読取結果に基づいて前記搬送変動プロファイルを作成する
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プロファイル作成部は、前記記録媒体の搬送時の変動を前記搬送変動プロファイルとして作成する
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録媒体の搬送時の変動は、前記記録媒体の搬送時の搬送方向に対して直交する方向の変動である
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録媒体の搬送時の変動は、前記原稿画像の形成時の縦/横の倍率変動である
    請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録媒体の搬送時の変動は、前記記録媒体の搬送時の搬送方向に対して斜め方向の変動である
    請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記記録媒体にテスト画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に形成された前記テスト画像を読み取る画像読取部と、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像読取部による前記テスト画像の読取結果に基づいて前記記録媒体の搬送変動プロファイルを作成し、
    作成した前記搬送変動プロファイルに基づいて、印刷する原稿画像の画像調整を行い、
    前記記録媒体は、ロール紙であり、
    装置電源を投入したときに、前記ロール紙を交換したときに、または、切り貼り処理を行ったときに、前記搬送変動プロファイルの作成を行う
    画像形成装置の制御方法。
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