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JP7813632B2 - 融着機 - Google Patents
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JP7813632B2 - 融着機 - Google Patents

融着機

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JP7813632B2 JP2022050071A JP2022050071A JP7813632B2 JP 7813632 B2 JP7813632 B2 JP 7813632B2 JP 2022050071 A JP2022050071 A JP 2022050071A JP 2022050071 A JP2022050071 A JP 2022050071A JP 7813632 B2 JP7813632 B2 JP 7813632B2
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Description

本発明は、調心作業性に優れた融着機に関するものである。
光ファイバ同士の接続には、融着機が用いられる。融着機は、一対のホルダに保持された光ファイバ同士を突き合わせて、電極間に配置し、アークによって光ファイバ同士の先端を融着して、光ファイバ同士を接続するものである。
光ファイバ同士の融着時には、光ファイバの先端位置を合わせる調心作業が必要である。このため、従来は、光ファイバ同士を対向して配置した状態で、側方(光ファイバの軸方向に対して垂直な方向)から、撮像装置によって光ファイバの先端位置を撮像して調心を行っていた。
一方、一般的な単心の光ファイバではなく、いわゆる偏波保持ファイバやマルチコアファイバのように、断面形態に対して周方向の方向性を有する場合、先端位置のみではなく、回転方向の調心も必要である。すなわち、いわゆる光ファイバのX-Y方向の調心のみではなく、光ファイバの軸方向を中心軸とした周方向の調心が必要となる。
このような光ファイバの回転調心を行うためには、例えば、光ファイバの対向部の間に反射部材を配置し、光ファイバの端面を撮像装置に反射させて撮像し、端面観察によって回転調心を行う方法がある(たとえば特許文献1)。
特開2004-53625号公報
しかし、従来の方法では、個々の光ファイバを別々に撮像する必要があることから時間を要する。また、反射部材の回転機構が必要であるため、機構が複雑となる。また、それぞれの光ファイバの端面を表示部に同時にリアルタイムで表示させることはできない。
一方、それぞれの光ファイバの端面を同時に撮像して表示部に表示させることができれば、両方の端面画像を見ながらリアルタイムでの回転調心が可能となる。したがって、視覚的に表示部の画像を見ながら回転調心が可能である。しかし、単に両方の光ファイバを同時に表示させるのみでは、必ずしも精度よく容易に調心を行うことができるわけではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、調心作業性が良好であり、精度の高い調心が可能な融着機を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために本発明は、光ファイバ同士を接続する融着機であって、一対の光ファイバを対向して保持する保持部と、一対の前記光ファイバの対向方向に対して略垂直な方向に対向配置される一対の電極と、一対の前記光ファイバを対向して対置した際に、前記光ファイバ同士の間に移動可能な反射部材と、前記反射部材によって反射された像を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で撮像された画像を処理可能な画像処理部と、前記画像処理部で処理された画像を表示可能な表示部と、一対の前記光ファイバのうち、少なくとも一方を、一対の前記光ファイバの対向方向を軸として回転させることで、一対の前記光ファイバ同士を調心することが可能な調心駆動部と、前記調心駆動部の動作を制御可能な制御部と、前記反射部材が前記光ファイバの対向位置から退避した状態において、前記反射部材と前記光ファイバとの間に配置され、前記反射部材の上下動作に伴い開閉可能な遮蔽部材と、を具備し、前記撮像装置は、一方の前記光ファイバの端面と他方の前記光ファイバの端面を同時に撮像することが可能であり、前記画像処理部は、一方の前記光ファイバの端面の画像を反転し、前記表示部にそれぞれの端面の画像を同時に表示可能であることを特徴とする融着機である。
前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を重ね合わせて表示可能であり、前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を異なる色に変換し、重ね合わせた際に、色を重ねて表示可能であり、前記制御部は、重ね合わせた画像から、両方の色が重なった色部分の面積を算出することができ、回転方向のずれ量又は一致量を、算出して前記表示部に表示可能であることが望ましい。
前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を重ね合わせて表示可能であり、前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を、光の三原色であるRGBのいずれかの異なる色に変換し、画像を重ね合わせた際に、重なった色を合成して表示可能であってもよい。
前記画像処理部は、重ね合わせた画像とともに、重ねる前の画像を合わせて表示可能であってもよい。
前記画像処理部は、それぞれの端面の中心位置を検出し、それぞれの中心位置を合わせることで画像を重ね合わせてもよい。
前記一対の光ファイバをそれぞれ前記光ファイバの軸方向に対して個別に搬送可能な搬送駆動部を備え、前記搬送駆動部の制御によって、前記撮像装置における撮像画像の焦点位置を制御することで、前記撮像装置によって、前記一対の前記光ファイバのそれぞれの端面画像を、同時にリアルタイムで取得可能であってもよい。
本発明によれば、対向する光ファイバの間に、二つの反射面を有する反射部材を配置させることで、二つの光ファイバの端面を同時に撮像して確認することができる。このため、短時間に光ファイバの端面を確認することができる。また、得られた二つの光ファイバの端面画像を同時に表示部に表示させることができるため、両者を比較しながら回転調心することができる。この際、一方の画像を鏡像に反転させて表示させることで、実際の対向方向とした際の端面の相対的な位置関係を視覚的に把握することができる。また、反射部材の上下動作に伴い開閉可能な遮蔽部材を設けることで、反射部材が退避した状態では、遮蔽部材によって反射部材を覆うことができる。
さらに、画像処理部が、それぞれの端面の画像を重ね合わせて表示可能であれば、より容易に視覚的な回転調心が可能である。
また、画像処理部が、それぞれの端面の画像を、光の三原色であるRGBのいずれかの異なる色に変換し、画像を重ね合わせた際に、重なった色を合成して表示可能であれば、重ねた際に、色の違いによって、どちらの光ファイバがどちらにずれているかを容易に把握することができる。したがって、どちらの光ファイバをどちらに回転させるかを容易に把握することができる。
また、画像処理部が、重ね合わせた画像とともに、重ねる前の画像を合わせて表示可能であれば、重ね合わせた画像と、それぞれの端面画像の両方を同時に見ながら回転調心を行うことができる。
また、画像処理部が、それぞれの端面の中心位置を検出し、それぞれの中心位置を合わせることで画像を重ね合わせることができれば、自動的に両者を重ね合わせることができる。
また、制御部が、重ね合わせた画像から、両方の色が重なった色部分の面積を算出することができ、回転方向のずれ量や一致量を算出して表示部に表示可能であれば、重なり部の面積の比率から、どの程度一致しているかを知ることができ、定量的に精度よく回転調心を行うことができる。
また、一対の光ファイバをそれぞれ前記光ファイバの軸方向に対して個別に搬送可能な搬送駆動部を備え、搬送駆動部の制御によって、撮像装置における撮像画像の焦点位置を制御することで、撮像装置によって、一対の前記光ファイバのそれぞれの端面画像を、同時にリアルタイムで取得可能であることで、それぞれの光ファイバに対して、同時にかつ個別に焦点調整を行うことができる。
本発明によれば、調心作業性が良好であり、精度の高い調心が可能な融着機を提供することができる。
融着機1を示す斜視図。 融着部近傍の拡大概略図。 (a)は光ファイバ21の軸方向から見た図、(b)は電極棒7の軸方向から見た図。 融着機1の構成図。 (a)は、反射部材23の退避状態を示す図、(b)は、反射部材23を光ファイバ21同士の間に移動させた状態を示す図。 (a)は、焦点調整を行う工程を示す図、(b)は、回転調心を行う工程を示す図。 (a)は、反転処理を行う前の端面画像41a、41bを示す図、(b)は、反転後の端面画像41a、41bを示す図。 (a)、(b)は、回転調心を行う工程を示す図。 (a)は、反射部材23の退避状態を示す図、(b)は、光ファイバ21同士を融着する工程を示す図。 (a)、(b)は、画像40bを用いて回転調心を行う工程を示す図。 画像40cの他の形態を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、融着機1を示す斜視図である。融着機1は、光ファイバを保持するホルダが載置されるホルダ載置部11と、光ファイバの先端および電極棒7が配置される保持部5と、蓋部3と、融着機1の操作を行う操作部15と、各種情報を表示する表示部17等を具備する。なお、表示部17をタッチパネルとすることで、操作部15と表示部17とを一体化してもよい。
光ファイバは保持部5上のV溝に保持される。また、一対の光ファイバの対向方向に対して略垂直な方向に形成された保持部5のV溝には、一対の電極が対向配置される。蓋部3は回転軸9を中心に回動可能である。蓋部3の裏面には、クランプ13が設けられ、蓋部3を閉じた際に、クランプ13の先端は、保持部5上の光ファイバの位置に対応する部位に位置する。すなわち、蓋部3の裏面に設けられたクランプ13によって、一対の光ファイバを、保持部5において対向して保持することができる。また、クランプ13の間には、後述する撮像装置が内蔵され、蓋部3を閉じると、一対の光ファイバの先端部近傍を撮像可能な位置に配置される。
融着機1は、一対の光ファイバを融着によって接続するものである。図示を省略した一対のホルダによって光ファイバを保持し、ホルダをホルダ載置部11に載置する。この状態で蓋部3を閉じ、光ファイバの先端を突き合わせた状態で、一対の電極棒7の間にアークを発生させることで、光ファイバの先端部を溶融して接合することができる。
図2は、光ファイバを設置した状態における、融着部近傍の概略図であり、図3(a)は、光ファイバ21の軸方向(図2のZ方向)から見た側面図、図3(b)は、電極棒7の軸方向(図2のX方向)から見た側面図である。なお、図2、図3(a)、図3(b)は、反射部材23が退避した状態である。また、説明に不要な構成については、図示を省略する。
図2に示すように、以下の説明において、電極棒7の対向方向をX方向とし、X方向に垂直な方向であって、光ファイバ21同士の対向方向をZ方向とし、X方向及びZ方向に対して垂直な方向(図中上下方向)をY方向とする。また、Z方向を回転軸とした回転方向をR方向とする。
前述したように、一対の光ファイバ21同士が互いに対向して配置される。また、一対の電極棒7が光ファイバ21の対向方向とは垂直な方向(X方向と平行な方向)に対向配置される。光ファイバ21の先端位置を合わせて、電極棒7同士の間にアークを発生させることで、光ファイバ同士を融着することができる。
撮像装置19a、19b、19cは、光ファイバ21の対向方向に対して略垂直な方向(側面)から一対の光ファイバ21の先端位置の撮像が可能である。また、撮像装置19bと撮像装置19cは、例えば互いに直交する2方向から光ファイバ21の先端位置を撮像することができる。
反射部材23と撮像装置19aは、互いに対向するように、光ファイバ21の上下方向(図2のY方向)にそれぞれ配置される。なお、図示した例では、反射部材23が下方(撮像装置19b、19c側)に配置され、撮像装置19aは、上方(図示を省略した蓋部3側)に配置される例を示すが、逆であってもよい。また、撮像装置19aと反射部材23は、互いに対向した位置でなくてもよい。
図3(b)に示すように、反射部材23は、反射面27a、27bを有する。反射面27a、27bは、互いに反対方向に向けて配置され、それぞれ、例えばZ方向から入射する光を、90度の方向(Y方向上方)に向けて反射させることが可能である。反射部材23は、一対の光ファイバ21を対向して対置した際に、駆動部によって、光ファイバ21同士の間に移動可能である(図中Y方向)。撮像装置19aは、反射部材23によって反射された像を撮像可能である。
なお、反射部材23が退避した状態では、反射部材23は、遮蔽部材25によって覆われる。すなわち、遮蔽部材25は、反射部材23が退避状態において、反射部材23と光ファイバ21(融着部)側との間を遮蔽するものである。遮蔽部材25は、反射部材23の上下動作に伴い開閉可能である。なお、反射部材23及び遮蔽部材25等の動作については詳細を後述する。
次に、融着機1の構成について説明する。図4に示すように、融着機1は、撮像装置19(撮像装置19a、19b、19cを総称して撮像装置19とする)、調心駆動部31、搬送駆動部33、反射部材駆動部35、及び画像処理部18、操作部15、表示部17、及び、これらの制御や演算を行う制御部30等からなる。なお、本実施形態の説明に不要な放電制御等の構成は省略する。
操作部15は、制御部30が行う各種制御内容及び設定条件等を入力することができる。また、画像処理部18は、撮像装置19で撮像された画像に対して各種の処理が可能である。画像処理部18による画像処理の詳細については後述する。表示部17は、撮像装置19で撮像され、画像処理部18で処理された画像や、融着条件等の情報を表示することができる。
調心駆動部31は、図2に示したX、Y、R方向に光ファイバ21をそれぞれ動かすことができる。すなわち、調心駆動部31は、一対の光ファイバのうち、少なくとも一方を、X方向及びY方向に移動させて、一対の光ファイバ同士の軸心位置を調心することができる。また、さらに、調心駆動部31は、一対の光ファイバのうち、少なくとも一方を、一対の光ファイバの対向方向を軸として回転させることで、一対の光ファイバ同士を調心することができる。また、搬送駆動部33は、それぞれの光ファイバ21を、光ファイバ21の軸方向(Z方向)に対して個別に搬送可能である。反射部材駆動部35は、反射部材23を上下方向(Y方向)に対して移動可能である。なお、各駆動部は、例えばモータ等によって動作する。
次に、光ファイバ21の調心方法について説明する。光ファイバ21の先端位置(X-Y方向)の調心作業は、従来の方法で行うことができる。例えば、撮像装置19b、19cによって、各方向から光ファイバ21の先端位置を撮像して表示部17に表示し、両者の位置が合うように、操作部15を用いて調心駆動部31を動作させ(ホルダ載置部11の位置や向きを動作させ)、互いのX-Y位置を合わせることで光ファイバ21のX方向及びY方向の調心が可能である。
単心の光ファイバ同士の接続であれば、X-Y調心のみで調心作業が完了する。一方、断面におけるコア等の配置に対して周方向に対する方向性があるようなマルチコアファイバや偏波保持ファイバ等の調心においては、光ファイバ21のX-Y方向の調心のみではなく、回転方向Rの調心も必要となる。このため、本発明では、光ファイバ21の端面を観察可能な反射部材23と撮像装置19aが用いられる。
以下、回転方向Rの調心方法について説明する。なお、以下の各部の動作の制御は、操作部15からの入力、又は自動で制御部30によって行われる。図5(a)は、反射部材23が退避状態を示す図である。また、光ファイバ21同士の間には、反射部材23が挿入可能な程度に隙間が形成される。この隙間は、搬送駆動部33によって光ファイバ21を軸方向に移動させることで形成することができる。
前述したように、反射部材23が光ファイバ21の対向位置から退避した状態において、反射部材23の上方(反射部材23と光ファイバ21との間)には遮蔽部材25が配置される。一対の遮蔽部材25は、例えば弾性部材によって、互いに先端を突き合せた状態で閉じた状態を維持する。遮蔽部材25は、それぞれ回転部29によって回動することで開閉可能である。
図5(b)に示すように、反射部材23を光ファイバ21同士の間に向けて上昇させると(図中矢印A)、反射部材23の下部のテーパ部が、遮蔽部材25のテーパ部に接触し、遮蔽部材25が押し広げられる(図中矢印B)。すなわち、遮蔽部材25は、回転部29を回転軸として互いに逆方向に回転して、上部が開くため、上昇する反射部材23と干渉することがない。
図5(b)に示すように、反射部材23が光ファイバ21の対向部の間まで上昇すると、反射部材23の上昇動作が停止する。なお、遮蔽部材25の開閉機構はこの例には限定されず、反射部材23の上昇時に開き、退避状態で閉じることができれば、いかなる機構であってもよい。
次に、図6(a)に示すように、反射部材23によって得られる光ファイバ21の像を撮像装置19aによって撮像する。なお、この際、光ファイバ21の逆の端面又は側面から、光を照射することで、端面におけるコア等の配置を明確に撮像することができる。
前述したように、反射部材23は、一方の光ファイバ21の端面の像を撮像装置19aに向けて反射する第1の反射面27aと(図中矢印E)、他方の光ファイバ21の端面の像を撮像装置19aに向けて反射する第2の反射面27bとを有する(図中矢印D)。このため、一方の光ファイバ21の端面と他方の光ファイバ21の端面とを、撮像装置19aによって同時に撮像することが可能である。
なお、本実施形態では、一方の光ファイバ21の端面の像の反射面27aにおける反射方向と、他方の光ファイバ21の端面の像の反射面27bにおける反射方向とが同一方向である。このため、一つの撮像装置19aによって同時にそれぞれの光ファイバ21の端面を撮像可能である。
これに対し、一方の光ファイバ21の端面の像の反射面27aにおける反射方向と、他方の光ファイバ21の端面の像の反射面27bにおける反射方向とを別方向として、複数の撮像装置19aによって、それぞれの光ファイバ21の端面を同時に撮像可能としてもよい。
ここで、各光ファイバ21の端面の焦点調整は、それぞれの光ファイバ21を軸方向に移動させることで行われる(図中矢印F、G)。前述したように、光ファイバ21の融着時には、光ファイバ21同士の突合せや、融着後のスクリーニングなどを行うため、光ファイバ21を軸方向へ移動させるための搬送駆動部33が設けられる。このため、本実施形態では、各端面の焦点調整を、この搬送駆動部33による光ファイバ21の動作によって行うことができる。
より詳細には、制御部30によって、自動又は手動で、それぞれの光ファイバ21に対応する搬送駆動部33を動作させることで、それぞれの光ファイバ21の撮像画像の焦点調整が可能である。撮像装置19aで焦点調整を行う場合、それぞれの光ファイバ21の端面画像の焦点が同時に合うように、例えば撮像装置19a自体の位置や図示しないレンズの位置を調整する必要がある。しかし、制御部30による搬送駆動部33の制御によって、撮像装置19aにおける撮像画像の焦点位置を制御することで、撮像装置19aによって、それぞれの光ファイバ21の端面画像を同時にリアルタイムで取得可能である。このため、それぞれの光ファイバ21に対して、同時にかつ個別に焦点調整を行うことができる。
図7(a)は、表示部17に表示された画像40を示す概念図である。画像40は、撮像装置19aによって得られたそれぞれの光ファイバ21の端面画像41a、41bが並列して表示される。すなわち、本実施形態では、それぞれの端面画像41a、41bを、同時にリアルタイムで表示部17へ表示可能である。なお、以下、光ファイバ21として、中心のコア45とコア45を覆うクラッド43と、クラッド43内部に配置され、コア45を挟んで対向する位置に形成される一対の応力付与部とからなる偏波保持ファイバである例について説明する。
画像40における端面画像41a、41bは、それぞれ、反射部材23の反射面27a、27bで反射された反射像である。ここで、それぞれの光ファイバ21は、端面が対向して配置される。従って、並列して表示される端面画像41a、41bのそれぞれの端面を、互いに対向させて配置させるとすると、端面画像41a中のS、T、U、Vで示された部位は、端面画像41b中のS’、T’、U’、V’で示された部位とそれぞれ対向することとなる。すなわち、端面画像41a、41bは、互いに鏡像の関係で並列して表示される。
そこで、図7(b)に示す画像40aのように、画像処理部18は、一方の光ファイバの端面画像41bを、並列方向と直交する中心軸(図中P)に対して線対象となるように画像を反転させて、それぞれの端面画像41a、41bを並列して表示部17に同時に表示させる。このようにすることで、作業者は、両方の端面画像41a、41bを全く同一の向きとして調心を行うことができる。
図6(b)は、焦点調整が終了後、得られた画像40aに基づいて、回転方向Rの調心(図中矢印H、I方向)を行う工程を示す図である。前述したように、撮像装置19aによって、それぞれの光ファイバ21の端面画像を同時にリアルタイムで取得可能である。このため、制御部30は、自動又は手動で、それぞれの光ファイバ21に対応する調心駆動部31を、個別に動作を制御することで、それぞれの光ファイバ21の回転方向Rの調心を行うことができる。
図8(a)は、例えば、端面画像41a、41bのそれぞれに対して、互いに平行な中心線(図中J、J’)を表示させた状態を示す図である。例えば、端面画像41aにおいて、制御部30は、所望の方向の中心線Jを自動又は手動で設定する。図示した例では、中心線Jは、例えば応力付与部47の対向方向の中心線である。この場合には、図8(b)に示すように、端面画像41bにかかる光ファイバ21を回転させて、中心線J’に対して、応力付与部47の対向方向の中心線を合わせるように回転調心すればよい。
この際、例えば端面画像41bにかかる光ファイバ21についても、制御部30は、応力付与部47の対向方向の中心線を自動又は手動で決定し、当該設定された中心線と、端面画像41aによって設定された中心線J’とが重なるように、調心駆動部31による光ファイバ21の回転量を自動で制御することもできる。
また、一方の光ファイバ21を基準として、他方の光ファイバ21のみを回転させるのではなく、両方の光ファイバ21が同一の方向となるように両方の光ファイバ21をそれぞれ回転させてもよい。なお、この場合、端面画像41aと端面画像41bが、画像上では同一方向へ回転する場合であっても、実際には反転させている端面画像41bは逆方向に回転させることになる。
回転方向Rの調心が完了した後、図9(a)に示すように、反射部材23を下方に下げる(図中矢印M)。すなわち、反射部材23を退避状態とする。この際、反射部材23の退避動作に伴い、図示を省略した弾性部材等によって遮蔽部材25が閉じられる。
調心作業が完了した後、図9(b)に示すように、搬送駆動部33を動作させることで、光ファイバ21同士の先端部を突き合わせる。その後、所定の条件によって電極棒7間にアークを発生させて融着作業が行われる。以上により、光ファイバ21同士を調心して接続することができる。
以上、本実施の形態によれば、一対の光ファイバ21の端面を同時に撮像可能であるため、調心作業が容易である。また、それぞれの端面の画像を同一方向に反射させることで、同一の撮像装置19aによって一対の光ファイバ21の端面を撮像することができる。この際、一方の光ファイバ21の端面を反転させて画像に表示させることで、両方の光ファイバ21を同一の方向から見たように表示させることができる。このため、回転調心を視覚的に容易に行うことができる。
次に、第2の実施形態について説明する。図10(a)は、第2の実施形態にかかる画像40bを示す概念図である。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同様の機能を奏する構成については、図1~図9と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の画像は、端面画像41bが既に反転しているものとする。
第2の実施形態は、第1の実施形態と略同様の構成であるが、画像処理部18が、それぞれの端面画像41a、41bを重ね合わせて表示可能である点で異なる。重ね合わせ画像41cは、端面画像41a、41bを重ね合わせた画像である。なお、画像処理部18は、重ね合わせ画像41cとともに、重ねる前の端面画像41a、41bを合わせて表示可能であってもよく、端面画像41a、41bを除き、重ね合わせ画像41cのみを表示させてもよい。
例えば、画像処理部18は、端面画像41a、41bのそれぞれに対して、X方向に対して所定の間隔でX方向に直交する複数の仮想線を引き、仮想線と端面画像における外縁部(境界)との交点の位置を検出する。それぞれの仮想線の交点の中点を結ぶように、近似直線を算出することで、X方向に対する中心線を得ることができる。同様に、これをY方向に対して行い、Y方向に対する中心線を得て、これらのX方向とY方向の中心線の交点を端面の中心と算出する。
このように、画像処理部18は、それぞれの端面画像41a、41bに対して、それぞれの中心位置を算出し、それぞれの中心位置を合わせて画像を重ね合わせて合成することで、重ね合わせ画像41cを得ることができる。図10(b)に示すように、作業者は、重ね合わせ画像41cを見ながら、例えば応力付与部47が完全に重なるように、少なくとも一方の光ファイバ21を回転させる。以上により回転調心を行うことができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、端面画像41a、41bを重ね合わせた重ね合わせ画像41cによって、作業者は、視覚的に分かりやすく、精度よく光ファイバ21同士の回転調心を行うことができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図11は、第3の実施形態にかかる画像40cを示す概念図である。第3の実施形態は、第2の実施形態と略同様であるが、それぞれの端面画像41a、41bに対して着色処理が施される点で異なる。
画像処理部18は、それぞれの端面画像41a、41bを異なる色に変換する。この際、例えば、画像処理部18は、端面画像41a、41bの元の画像(白黒画像)の輝度に応じて、色の濃淡をつける。また、画像処理部18は、端面画像41a、41bを重ね合わせた重ね合わせ画像41cにおいて、それらの色を重ねて表示可能である。
例えば、光の三原色であるRGB(Red-Green-Blue)の光を合成すると、R+Bではピンク、R+Gでは黄色、B+Gでは水色、全てが重なる部位が白に合成される。このため、色の違いによって、重ね合わせ画像41cにおいて、どちらの光ファイバがどちらにずれているかを容易に把握することができる。例えば、応力付与部47を重ね合わせ、わずかにずれがある場合、白黒の画像では、どちらの光ファイバを回転させればよいか判断できない場合がある。
これに対し、色を分けることで、ずれ方向を容易に把握することができる。例えば、図示した例において、端面画像41a側の応力付与部47(図中L)をRに変換し、端面画像41b側の応力付与部47(図中K)をBに変換する。簡単のため、クラッド43の色を無視すると、重ね合わせ画像41cでは、重なり部分(図中M)は、R+Bでピンク色に合成され、ずれている部分(図中K、L)は、元の色で表示される。この場合、画像上時計回り方向にずれている端面画像41b側の光ファイバを画像上で反時計回りに回転させることで調心を行うことができる。
また、画像処理部18又は制御部30は、重ね合わせ画像41cから特定の色を検出することもできる。例えば、重ね合わせ画像41cから特定のRGBバランス範囲の部位を検出することができる。このため、重ね合わせ画像41cにおいて、両方の色が重なった色部分のみを検出することができる。制御部30は、その面積(例えば、図のMの面積)を算出することができる。又は、制御部30は、重なり合っていない色部分を検出し、その面積(例えば、図のL又はKの面積)を算出することができる。
このため、端面画像41a、41bから算出される応力付与部47(K又はL)の面積に対する、重ね合わせ後における重なり部の面積(M)の比率を算出することで、どの程度一致しているかを知ることができる。又は、重ね合わせ画像41cにおいて面積(K又はL)を算出することで、どの程度ずれが残っているかを知ることができる。この際、回転調心の一致量又はずれ量を数値で画像40cに表示させることで、作業者は、精度よく光ファイバ21同士の回転調心を行うことができる。
第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、制御部30は、重ね合わせた画像から、回転方向のずれ量又は一致量を算出して表示部17に表示可能であるため、作業者は定量的に回転調心の精度を把握することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………融着機
3………蓋部
5………保持部
7………電極棒
9………回転軸
11………ホルダ載置部
13………クランプ
15………操作部
17………表示部
18………画像処理部
19、19a、19b、19c………撮像装置
21………光ファイバ
23………反射部材
25………遮蔽部材
27a、27b………反射面
29………回転部
30………制御部
31………調心駆動部
33………搬送駆動部
35………反射部材駆動部
40、40a、40b、40c………画像
41a、41b………端面画像
41c………重ね合わせ画像
43………クラッド
45………コア
47………応力付与部

Claims (6)

  1. 光ファイバ同士を接続する融着機であって、
    一対の光ファイバを対向して保持する保持部と、
    一対の前記光ファイバの対向方向に対して略垂直な方向に対向配置される一対の電極と、
    一対の前記光ファイバを対向して対置した際に、前記光ファイバ同士の間に移動可能な反射部材と、
    前記反射部材によって反射された像を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置で撮像された画像を処理可能な画像処理部と、
    前記画像処理部で処理された画像を表示可能な表示部と、
    一対の前記光ファイバのうち、少なくとも一方を、一対の前記光ファイバの対向方向を軸として回転させることで、一対の前記光ファイバ同士を調心することが可能な調心駆動部と、
    前記調心駆動部の動作を制御可能な制御部と、
    前記反射部材が前記光ファイバの対向位置から退避した状態において、前記反射部材と前記光ファイバとの間に配置され、前記反射部材の上下動作に伴い開閉可能な遮蔽部材と、
    を具備し、
    前記撮像装置は、一方の前記光ファイバの端面と他方の前記光ファイバの端面を同時に撮像することが可能であり、
    前記画像処理部は、一方の前記光ファイバの端面の画像を反転し、前記表示部にそれぞれの端面の画像を同時に表示可能であることを特徴とする融着機。
  2. 前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を重ね合わせて表示可能であり、
    前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を異なる色に変換し、重ね合わせた際に、色を重ねて表示可能であり、
    前記制御部は、重ね合わせた画像から、両方の色が重なった色部分の面積を算出することができ、回転方向のずれ量又は一致量を、算出して前記表示部に表示可能であることを特徴とする請求項1記載の融着機。
  3. 前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を重ね合わせて表示可能であり、
    前記画像処理部は、それぞれの端面の画像を、光の三原色であるRGBのいずれかの異なる色に変換し、画像を重ね合わせた際に、重なった色を合成して表示可能であることを特徴とする請求項1記載の融着機。
  4. 前記画像処理部は、重ね合わせた画像とともに、重ねる前の画像を合わせて表示可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の融着機。
  5. 前記画像処理部は、それぞれの端面の中心位置を検出し、それぞれの中心位置を合わせることで画像を重ね合わせることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の融着機。
  6. 一対の前記光ファイバをそれぞれ前記光ファイバの軸方向に対して個別に搬送可能な搬送駆動部を備え、
    前記搬送駆動部の制御によって、前記撮像装置における撮像画像の焦点位置を制御することで、前記撮像装置によって、前記一対の前記光ファイバのそれぞれの端面画像を、同時にリアルタイムで取得可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の融着機。
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