次に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、配信装置は、コンテンツを配信する際に、付随してメタデータを提供する。受信装置は、これらのコンテンツのデータとメタデータとを受信する。メタデータは、イベント情報と、イベント提示条件とを含む。イベント情報は、例えば、規格として標準化されたMTE(Media Timed Event)の形態のデータであってよい。
受信装置は、イベント提示条件にしたがって、イベントをユーザーに対して提示する。イベント提示条件は、ユーザーごとに異なるタイミングでその真偽値が変化する条件である。つまり、多数の受信装置が一斉にイベントをユーザーに対して提示するのではなく、それぞれの受信装置はイベント提示条件が真になったタイミングでイベントをユーザーに対して提示する。つまり、本システムではユーザーごとにイベントを提示するタイミングをずらすことができる。これにより、あるタイミングにおいてイベントの提示を行う対象のユーザーの数を制御することができる。
イベント提示条件は、ユーザーのコンテンツ視聴履歴や、在住地(受信地)や、その他の要素に依存する。また、イベント提示条件は、ランダムな要素(例えば、擬似乱数値)に依存して真偽が定まるものであってもよい。配信装置は、イベントの発行によって行動変容を起こすユーザーの数を推測して、メタデータ(イベント情報およびイベント提示条件)を提供することができる。
受信装置は、イベント提示後にイベント通知履歴の情報を配信装置側に送信する。イベント通知履歴は、イベントを識別する情報と、各受信装置がイベントをユーザーに対して提示したタイミングの情報とを含む。さらに、イベント通知履歴が、樹脂装置側におけるイベント提示後のユーザーの行動の情報を含んでもよい。ユーザーの行動の情報は、受信装置において提示された情報をユーザーがクリックしたか否か、ユーザーが受信装置上でどういう操作を行ったか、ユーザーが特定の場所を訪れたか否か、などといった情報を含んでよい。なお、ユーザーが訪れた場所の情報は、例えば、受信装置が持つGPS機能によって把握可能である。GPSは、Global Positioning Systemの略である。
図1は、本実施形態による受信装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、受信装置1は、指示部11と、コンテンツ受信部21と、コンテンツ提示部22と、イベント情報取得部31と、イベント情報記憶部32と、イベント通知制御部33と、ユーザー情報記憶部34と、イベント提示部35と、イベント通知履歴管理部36と、を含んで構成される。これらの各機能部は、例えば、コンピューターと、プログラムとで実現することが可能である。また、各機能部は、必要に応じて、記憶手段を有する。記憶手段は、例えば、プログラム上の変数や、プログラムの実行によりアロケーションされるメモリーである。また、必要に応じて、磁気ハードディスク装置やソリッドステートドライブ(SSD)といった不揮発性の記憶手段を用いるようにしてもよい。また、各機能部の少なくとも一部の機能を、プログラムではなく専用の電子回路として実現してもよい。
受信装置1は、例えば、放送信号を受信するためのテレビ受像機であってよい。また、受信装置1は、パーソナルコンピューター(PC)、タブレット端末、スマートフォン、腕時計型端末装置、あるいはその他の形態の端末装置等であってもよい。受信装置1は、放送または通信で配信されるコンテンツのデータを受信することができる。受信装置1は、コンテンツのデータとあわせて、メタデータとしてイベント情報(イベントメッセージ)を受信することができる。また、受信装置1は、後述する配信装置2に対して、通信を介してデータを送信することができる。受信装置1の各部の機能は次の通りである。
指示部11は、受信装置1のユーザーからの指示に基づいて、受信装置1の動作を制御する。指示部11は、例えば、ユーザーからの指示に基づいて、所定のコンテンツの視聴を配信装置側に要求するよう、コンテンツ受信部21を制御する。指示部11は、ユーザーからの指示に基づいて、その他の動作を制御してもよい。指示部11は、ユーザーによる画面操作によって、あるいはユーザーからの音声入力によって、指示を受け付ける。
コンテンツ受信部21は、配信装置側からコンテンツを受信する。コンテンツ受信部21は、例えば、上記の指示部11からのコンテンツ視聴の指示に基づいて、所定のコンテンツの配信を配信装置側に要求し、配信装置からコンテンツを受信する。あるいは、コンテンツ受信部21は、指示部11からの指示に基づいて、特定の放送サービスを選局することによって、放送信号として配信されるコンテンツを受信してもよい。コンテンツ受信部21は、受信したコンテンツ(映像や音声を含むデータ)を、コンテンツ提示部22に渡す。
なお、コンテンツのデータがメタデータを含む場合には、コンテンツ受信部21は、そのメタデータをイベント情報取得部31に渡す。メタデータは、イベント情報を含む。
コンテンツ提示部22は、コンテンツ受信部21が受信してコンテンツ受信部21から渡されたコンテンツをユーザーに提示する。具体的には、コンテンツ提示部22は、コンテンツに含まれる映像を画面等に表示し、コンテンツに含まれる音声をスピーカー等から出力する。コンテンツ提示部22は、提示したコンテンツを識別する情報やコンテンツを提示した日時の情報を、ユーザー視聴履歴の情報として保持してもよい。コンテンツ提示部22は、このユーザー視聴履歴の情報を、後述するユーザー情報記憶部34に書き込んでもよい。
イベント情報取得部31は、コンテンツ受信部21が受信するコンテンツに関連するメタデータを取得する。イベント情報取得部31は、このメタデータをコンテンツ受信部21から取得してもよい。あるいは、イベント情報取得部31は、コンテンツ受信部21が受信しているコンテンツを識別して、当該コンテンツに関連するメタデータを、配信装置側から直接取得するようにしてもよい。イベント情報取得部31が取得するメタデータは、イベント情報と、イベント提示条件とを含んでいる。つまり、イベント情報取得部31は、コンテンツに関連するイベント情報およびイベント提示条件を、配信装置から取得する。
メタデータがコンテンツに埋め込まれている場合(インバンド(in-band)方式)には、イベント情報取得部31は、コンテンツ受信部21から上記のメタデータを取得する。メタデータがコンテンツに埋め込まれずに配信装置から提供される場合(アウトバンド(out-of-band)方式)には、イベント情報取得部31は、コンテンツ受信部21からではなく外部の配信装置から直接メタデータを取得する。
イベント情報記憶部32は、イベント情報取得部31が取得したメタデータを記憶する。前述の通り、メタデータは、イベント情報と、イベント提示条件とを含む。イベント情報記憶部32が記憶しているこれらの情報は、イベント通知制御部33によって読み取られるものである。
イベント通知制御部33は、イベント情報記憶部32に記憶されているイベント提示条件に基づいて、イベント情報を提示するタイミングを制御する。言い換えれば、イベント通知制御部33は、イベント提示条件に付いての判定を行うことによって、その時点においてイベント提示部35にイベント情報を提示させるか否かを制御する。つまり、イベント通知制御部33は、イベント情報を提示するか否かの制御を行う。イベント提示条件に応じてイベントを提示すべき場合には、イベント通知制御部33は、イベント情報記憶部32から読み出したイベント情報を、イベント提示部35に渡す。
イベント通知制御部33は、イベント情報を提示させるか否かを判定するために、ユーザー情報記憶部34からユーザー情報を読み出す場合がある。つまり、イベント提示条件の真偽値がユーザー情報に依存する場合には、イベント通知制御部33は、読み出したユーザー情報に基づいて、イベントの提示を制御する。このときイベント通知制御部33が読み出すユーザー情報は、ユーザーによるコンテンツ視聴履歴や、受信装置1自身の位置情報などを含むものであってよい。
ユーザー情報記憶部34は、受信装置1のユーザーに関する情報を記憶する。ユーザー情報記憶部34が記憶する情報として、受信装置1の位置情報や、受信装置1のユーザーによるコンテンツの視聴履歴の情報などを含んでもよい。受信装置1の位置情報は、例えば、受信装置1が持つGPS機能によって把握される。あるいは、受信装置1の位置情報は、受信装置1がアクセスする無線通信ネットワークの基地局を識別する情報に基づくものであってもよい。コンテンツの視聴履歴の情報は、受信装置1が配信装置からコンテンツを受信して提示した際に自動的に蓄積するものであってよい。ユーザー情報記憶部34は、ユーザーに関するその他の情報として、ユーザーが入力した情報を記憶してもよい。なお、ユーザー情報記憶部34は、複数のユーザーの情報を区別して管理・記憶するものであってもよい。
イベント提示部35は、イベント通知制御部33によって制御されるとともに、イベント情報をユーザーに対して提示する。言い換えれば、イベント提示部35は、イベント通知制御部33がイベントを提示すべきタイミングであるか否かを判定した結果に基づいて、イベントの提示を行う。つまり、イベント提示部35は、イベント通知制御部33がイベント情報を提示すると判定した場合にのみ当該イベント情報を提示する。イベント提示部35は、例えば、文字や画像による情報を画面等に表示することによって、イベントの提示を行う。イベント提示部35は、クリック可能なリンク情報を画面等に表示してもよい。ユーザーがそのリンク情報をクリックすることによって、イベント提示部35はさらに詳細なイベント情報を通信ネットワーク経由で取得して表示することができる。
イベント提示部35は、また、イベントを提示した後のユーザーの行動の情報を取得することができる。ここでのユーザーの行動は、所定のリンク情報をクリックすることによって別のコンテンツ等を取得することを含む。また、ユーザーの行動は、受信装置1を携帯した状態で所定の場所(例えば、提示されたイベントによって案内された場所(店舗、施設等))に移動することを含む。ユーザーが場所を移動したことは、例えば、受信装置1が持つGPS機能によって把握可能である。
イベント提示部35は、イベントの提示に関する履歴の情報を、イベント通知履歴管理部36に渡す。ここでの履歴の情報は、提示されたイベントを一意に識別する情報(例えば、後述するイベントID)や、イベントを提示した日時の情報や、イベント提示後のユーザーの行動の情報を含む。
イベント通知履歴管理部36は、イベント情報のユーザーによる視聴履歴と、イベントの提示後のユーザーの行動履歴とを取得し、それらの情報をイベント通知履歴として配信装置側にフィードバックする。イベント通知履歴管理部36が配信装置側にフィードバックする情報は、上記のイベント提示部35からイベント通知履歴管理部36に渡される情報を含む。つまり、イベント通知履歴管理部36は、イベント提示部35がイベント情報を提示したことを表す履歴をイベント通知履歴として管理するとともに、そのイベント通知履歴を外部の配信装置に向けて送信する。イベント通知履歴は、イベント提示部35がイベント情報を提示したことに対応するユーザーの行動の情報を含んでもよい。
以上、説明したように、受信装置1は、配信装置側から、イベント情報と、その提示条件のデータとを受信する。受信装置1は、配信装置側から受信した提示条件に基づいて、イベントの提示を制御する。さらに、受信装置1は、イベント提示の履歴のデータを、配信装置側に向けて送信する。
図2は、本実施形態による配信装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、配信装置2は、イベント発行管理部51と、コンテンツ配信部52と、イベント情報送信部53と、イベント発行履歴取得部54と、を含んで構成される。配信装置2の機能の少なくとも一部も、例えば、コンピューターと、プログラムとで実現することが可能である。また、各機能部は、必要に応じて、記憶手段を有する。各機能部の少なくとも一部の機能を、プログラムではなく専用の電子回路として実現してもよい。
典型的な構成例として、配信装置2は、放送信号によってコンテンツを配信する装置であってよい。また、別の構成例として、配信装置2は、インターネット等の通信回線を介して、IP(インターネットプロトコル)を用いてコンテンツを配信する装置であってよい。また、配信装置2は、コンテンツを受信する受信装置1側から、通信回線を介して、イベント発行履歴のデータを受信することができる。配信装置2の各部の機能は、次に説明する通りである。
イベント発行管理部51は、コンテンツ供給装置3から受信するコンテンツを管理する。イベント発行管理部51は、イベント情報およびイベント提示条件を含んだメタデータを生成し、イベント情報送信部53に渡す。また、イベント発行管理部51は、イベント発行履歴取得部54から、イベント発行履歴のデータを受け取る。イベント発行履歴のデータは、受信装置1側のイベント通知履歴管理部36から送信されたイベント発行に関するフィードバック情報である。イベント発行履歴のデータは、イベントを識別する情報や、イベントが提示された受信装置1を個別に識別する情報や、イベントが提示された日時の情報や、イベント提示後のユーザーの行動に関する情報などを含む。イベント発行管理部51は、受け取ったイベント発行履歴に基づいて、その後のイベント提示条件を調整してもよい。これにより、配信装置2は、イベントの提示を同時に行う受信装置1の数やユーザー属性(視聴履歴や位置など)の分布などを制御することができる。
コンテンツ配信部52は、受信装置1に対してコンテンツ(映像や音声)を配信する。コンテンツ配信部52は、前述のインバンド方式でメタデータを提供する場合には、イベント情報送信部53から受け取るメタデータをコンテンツに埋め込んで受信装置1に向けて配信する。なお、コンテンツ配信部52は、放送によってコンテンツを配信する場合もあり、インターネット等を介した通信によってコンテンツを配信する場合もある。
イベント情報送信部53は、イベント情報およびイベント提示条件を含むメタデータを、送信する。インバンド方式でメタデータが伝送される場合には、イベント情報送信部53は、そのメタデータを上記のコンテンツ配信部52に渡す。アウトバンド方式でメタデータが伝送される場合には、イベント情報送信部53は、そのメタデータを、コンテンツ配信部52には渡さず直接、受信装置1に向けて送信する。
イベント発行履歴取得部54は、受信装置1側からイベント発行履歴を受け取る。イベント発行履歴の内容は、既に説明した通りである。イベント発行履歴取得部54は、受信装置1からイベント発行履歴を、イベント発行管理部51に渡す。つまり、イベント発行管理部51で発行されたイベントの提示状況等が、イベント発行管理部51にフィードバックされる。
なお、図中のコンテンツ供給装置3は、コンテンツおよび関連するデータを、配信装置2に供給するものである。
図3は、本実施形態によるシステムの概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、システム7は、受信装置1と、配信装置2と、コンテンツ供給装置3と、を含んで構成される。受信装置1と、配信装置2と、コンテンツ供給装置3のそれぞれの機能構成については、既に説明した通りである。システム7は、多数の受信装置1を含むように構成してよい。また、システム7は、1台または複数の配信装置2と、1台または複数のコンテンツ供給装置3とを含んでよい。
コンテンツ供給装置3は、例えば、コンテンツ制作者あるいは提供者等によって運用される装置である。コンテンツ供給装置3は、コンテンツを配信装置2に供給する。配信装置2は、放送事業者やインターネットによるコンテンツ配信事業者等によって運用される装置である。配信装置2は、放送や通信によって、コンテンツを受信装置1に対して配信する。また、配信装置2は、イベント情報およびイベント提示条件を含んだメタデータを、受信装置1に提供する。受信装置1は、ユーザーによって利用される。ユーザーは、受信装置1を用いてコンテンツの視聴を行う。また、受信装置1はイベントをユーザーに対して提示する。受信装置1は前述のイベント発行履歴の情報を、配信装置2に対してフィードバックする。
図4は、システム7の動作手順を示すシーケンス図である。ここでは、同図が示す流れに沿って、本実施形態の動作手順について説明する。
処理P1において、コンテンツ供給装置3は、配信装置2にコンテンツを渡す。このとき、コンテンツ供給装置3は、当該コンテンツに関連するイベント情報およびイベント提示条件の情報を渡してもよい。配信装置2は、これらのコンテンツ等のデータを受け取る。配信装置2は、コンテンツを受信装置1に対して配信することができる状態となる。また、配信装置2は、コンテンツ供給装置3から渡された情報に基づいて、あるいは自装置独自の処理に基づいて、イベント提示条件を決定する。
次に処理P2において、受信装置1は、コンテンツの再生を要求する。コンテンツが通信によって配信される場合には、受信装置1は、特定のコンテンツの配信を配信装置2に対して要求する。コンテンツが放送によって配信される場合には、受信装置1は、当該コンテンツを受信するために特定の放送サービスを選局する。
処理P3において、配信装置2は、受信装置1にコンテンツを配信する。コンテンツは、例えば、映像および音声によるコンテンツである。また、配信装置2は、当該コンテンツに関連するメタデータを受信装置1に提供することができる。メタデータは、イベント情報とイベント提示条件を含んでよい。イベント情報は、提示条件に基づいて提示されるイベントと、提示条件なしに提示されるイベントとを含んでよい。受信装置1は、これらコンテンツおよび関連するデータを受信する。
処理P4において、受信装置1は、処理P3において受信したコンテンツを提示する。具体的には、受信装置1は、映像を画面に表示するとともに、音声をスピーカー等(イヤフォン等を含む)に出力する。また、提示条件のないイベント情報については、受信装置1は、適切なタイミングおよび手段で提示する。処理P4は、映像や音声の出力であり、所定時間継続して行われる。この処理P4と並行して、受信装置1は、下記の処理P5のループを実行する。
処理P5において、受信装置1は、下で説明する処理P6および処理P7を繰り返す。なお、処理P10におけるループのブレークの条件が満たされる場合には、受信装置1は、処理P5のループを抜け出す。
処理P5のループ中の処理P6において、受信装置1は、イベントの提示条件の判定を行う。イベントの提示条件は、既に上記の処理P3において受信装置1が受信しているものである。
処理P5のループ中の処理P7において、受信装置1は、処理P6での提示条件の判定の結果に応じた処理を行う。具体的には、提示条件が満たされる場合(判定:true(真))には、処理P8およびP9を実行する。その他の場合、即ち提示条件が満たされない場合(判定:false(偽))には、特に処理を行わずに処理P7が終了する。いずれの場合にも、処理P7の終了後には、処理P10に移る。
上記の処理P8(提示条件が真の場合の第1の処理)おいて、受信装置1のイベント提示部35は、提示条件付きのメタデータ(イベント情報)の提示を行う。具体的には、受信装置1は、イベント情報を画面に表示するなどといった方法で、ユーザーへの提示を行う。これにより、ユーザーは、提示されたイベントを認識する。
続いて上記の処理P9(提示条件が真の場合の第2の処理)おいて、受信装置1のイベント通知履歴管理部36は、上記の処理P8におけるイベントの提示の記録を履歴情報として保存する。イベントの提示履歴は、イベントをユーザーに対して提示したか否かを表す情報、提示した時刻の情報、提示されたイベントに反応したユーザーの行動の情報を含む。この処理P9の完了により、処理P7が終了する。
上記の処理P7が終了すると、処理P5のループ中の処理P10において、受信装置1は、当該ループをブレーク(抜け出す)ための条件を判定する。具体的には、提示終了の条件がtrue(真)ならば、処理P11において、受信装置1のイベント通知履歴管理部36は、保存・蓄積していたメタデータ通知履歴(イベント通知履歴)を、配信装置2側に送信するとともに、処理P5のループを抜ける。
上記の処理P10において、提示終了の条件がfalse(偽)の場合には、処理P5のループを繰り返す。
上記の処理P6において判定するイベント提示条件として、例えば、「10月16日19時00分から19時30分の間にイベントを提示」という条件が定められている場合には、当該日の19時00分が到来した時点でイベント提示条件が真となり、19時30分までその状態が維持される。当該日の19時00分より前、あるいは当該日の19時30分以後には、イベント提示条件は偽となる。
上記の処理P10において判定するイベント提示終了の条件が真となるのは、例えば、定められた所定の回数の提示が為された場合や、定められた提示時間の範囲が終了した場合や、提示対象の地域の外に受信装置1が存在する場合(移動したことによって提示対象の地域の外に出た場合を含む)や、当該コンテンツの視聴を終了した場合などである。
つまり、イベント通知制御部33は、イベント提示条件の判定をループ(上記の処理P5)により繰り返し行うことができる。また、所定の提示終了条件が満たされる場合には、イベント通知制御部33は、イベント提示条件の判定の繰り返しを抜け出して、イベント情報を提示するか否かの制御を終了する(上記の処理P10のブレーク)。提示終了条件は、所定回数のイベントの提示が完了したことや、選局状態の変更等によってコンテンツ提示部22がコンテンツの提示を終了したこと、のいずれかを含む。
次に、イベント提示条件の判定についての複数の例を説明する。
[第1の提示条件判定例]
本例では、提示する映像コンテンツの一例として、放送として配信される紀行番組を想定する。その紀行番組では、現地の特定の比較的小規模なイベント(祭り等)を紹介する。そのイベントは期間を限定して行われるものであるが、小規模なイベントであるため、放送番組で紹介することによって一時に大勢の客がそのイベントの場所を訪れることは望ましくない。そこで、メタデータの少なくとも一部の情報は、祭り等の終了後に限って提示されるようにイベントの提示条件を設定することとする。
具体的には、例えば、メタデータのうち、番組への理解促進を図る情報(例えば、現地の歴史情報や、番組の字幕情報等)については、提示条件を設けない。このような情報は、ユーザーがコンテンツを視聴している際に、受信装置1がメタデータを受信した直後から提示可能とする。一方、現地への訪問を促す作用を有する情報(例えば、現地への経路情報、交通機関の情報、観光施設や宿泊施設の予約のためのウェブページのURL等)については、提示条件を設けることによって、所定の日時の後にのみ提示されるような条件を設ける。このような情報は、受信装置1がメタデータを受信してもすぐにはユーザーに対して提示されず、指定された日時が到来した後にのみ、提示される。
上記のような提示条件を設けることにより、コンテンツを視聴するユーザーにとって理解が深まることにつながる情報を提供しつつ、祭り等への来場者の集中的来訪を抑制することができる。なお、受信装置1は、イベント提示履歴の情報を、配信装置2に通知する。
本例で説明しているしくみは、他にも例えば、特定の地域への観光客の来訪を促進したいが、特定のピークシーズンにおける来訪を抑制して、オフピークのシーズンにその促進効果を高くするために利用することが可能である。つまり、オフシーズンの時期が到来して初めて、受信装置1がイベント情報を提示するように、制御することができる。これにより、年間通して、ピーク性を抑えながら、当該地域の観光プロモーションを行うことができる。即ち、観光公害あるいはオーバーツーリズムと言われる現象を抑制することができる。
図5は、第1の提示条件判定例を実施するためのメタデータの構成の一例を示す概略図である。図示するように、メタデータは、JSON形式(JavaScript Object Notation、JavaScriptのオブジェクト記法)またはそれに準ずる形式で表現され得る。同図において、eventIdはイベント識別子、conditionは提示条件、eventObjectはイベントオブジェクトの実体、をそれぞれ表すデータである。
イベント識別子は、配信装置2から配信されるイベント情報をユニークに識別するための情報である。図示する例では、イベント識別子は「12345678」である。
提示条件は、イベントを提示するための条件である。既に説明したように、受信装置1のイベント通知制御部33は、この提示条件の判定を行うことによって、現在のタイミングにおいてイベントをユーザーに対して提示すべきであるか否かを決定する。図示する例では、イベント提示条件は、「“availableStartTime”:“20210901T100000+0900”」である。このイベント提示条件は、イベント情報の提示を開始することのできる時刻(日時)を指定している。ここでは、時刻は「YYYYMMDDThhmmss±zzzz」の形式で表わされている。「YYYYMMDD」は西暦での年・月・日に当たる(本例では、2021年09月01日)。「T」は年月日と時分秒を区切るための固定的な記号である。「hhmmss」は24時間制表記での時・分・秒に当たる(本例では、10時00分00秒)。「±zzzz」はタイムゾーンを表すものであり、本例での「+0900」は協定世界時(UTC)から9時間進んだタイムゾーン(具体例としては、日本標準時)を表す。
イベントオブジェクトの実体は、キー情報と値情報との対の集合として表わされ得る。図示する例では、key1、key2、key3がキー情報であり、value1、value2、value3がキー情報にそれぞれ対応する値情報である。イベントオブジェクトの実体は、例えば、地域の歴史情報や、番組内容に対応する字幕情報や、特定地域を訪問するための経路情報や、その他の情報等であってよい。
なお、図5に例示するデータでは、イベント提示条件として、提示可能開始時刻のみが指定されており、提示可能終了時刻の指定はない。このような場合には、提示の処理のループ(図4の処理P5)の中のブレークの条件判定(図4の処理P10)のみによって、ループから抜け出し得る。ブレークの条件は、例えば、「ユーザーに対してイベント情報を1回提示したらループを抜ける」、あるいは「受信装置1が選局するサービス(チャンネル)を切り替えたらループを抜ける」などといったものであってよい。
[第2の提示条件判定例]
上記の「第1の提示条件判定例」においては、配信先のすべての受信装置1に対して同一のイベント提示条件が配られることを想定していた。本例(第2の提示条件判定例)では、配信装置2は、必ずしも全ユーザー(全ての受信装置1)に対して同一とは言えないイベント提示条件を提供するようにする。
例えば、放送または通信によって全ユーザーに対して一斉に配信されるコンテンツ(一例としてエンターテインメントコンテンツ)において、ウェブサイトにアクセスするための遷移情報(URL等)をイベント情報として提供する場合を想定する。
コンテンツ配信事業者としては、多くのユーザー(視聴者)に当該ウェブサイトにアクセスしてほしいが、ウェブサーバー側でのアクセス負荷等を考慮して、時間方向に少しでもアクセスを分散させたい場合があり得る。そのため、ユーザーごとに(受信装置1ごとに)イベント情報の提示タイミングを異ならせるように、提供する提示条件にバリエーションを持たせるようにする。メタデータを受信した受信装置1側では、各自装置が受信した提示条件に基づいてイベントのユーザーへの提示を行う。これにより、コンテンツ配信時間帯の中の特定の一時点にウェブサイトへのアクセスを集中させずに、コンテンツ配信時間帯の全体を通じてほぼ一様の(またはそれに近い)アクセス分布となるように、制御することが可能となる。
例えば、配信装置2は、例えば番組の冒頭部分と中盤部分と終盤部分とにイベントの提示のタイミングが分散するように、イベント提示条件を設定することができる。あるいは、配信装置2は、その他の番組の展開に応じて、イベントの提示のタイミングが分散するように、イベント提示条件を設定することができる。また、配信装置2は、受信装置1からの提示履歴のフィードバック情報を参照しながら、その履歴の分析結果をイベント提示条件に反映させるようにしてもよい。例えば、フィードバック情報から算出されるイベント情報への反応数あるいは反応率に応じて、イベント提示条件を変えるようにしてもよい。
また、複数の地域(複数の放送局)にまたがる放送(例えば、全国放送)の場合に、放送所(例えば、東京、名古屋、大阪、福岡等)ごとに異なるイベント提示条件を、設定するようにしてもよい。つまり、放送所ごとに、イベント提示の時間帯を異ならせることができる。イベント提示の時間帯は、メタデータ内に含まれるイベント提示可能開始時刻とイベント提示可能終了時刻によって定まる。放送では基本的にインバンド方式でのイベント情報の提供が想定されるが、このように放送所単位では異なるメタデータを配信することが比較的容易である。
メタデータの提供がアウトバンド方式の場合には、配信装置2が、例えばユーザーからのメタデータのリクエストごとに、異なるパターンの提示条件を持つメタデータを提供するようにしてもよい。
図6は、第2の提示条件判定例の実施に関わるメタデータの構成の一例を示す概略図である。図5に示した例と同様に、メタデータは、JSON形式等で表現され得る。図5に示した例と同様に、メタデータは、eventId(イベント識別子)、condition(提示条件)、eventObject(イベントオブジェクトの実体)の各項目のデータを含む。図6のデータの特徴は、condition(イベント提示条件)として、availableStartTime(提示可能開始時刻)だけではなく、availableEndTime(提示可能終了時刻)を指定する。図示する例では、提示可能開始時刻が「2021年07月16日10時00分00秒(UTC+9)」であり、提示可能終了時刻が「2021年07月16日10時30分00秒(UTC+9)」である。本例のイベント提示条件にしたがうと、受信装置1は、当該日の10時00分から10時30分までの間のみにこのメタデータのイベントを提示する。その他の時間帯(提示可能開始時刻より前、あるいは提示可能終了時刻より後)には、受信装置1は、そのイベントを提示しない。
ここで説明した第2の提示条件判定例においては、配信装置2は、異なるユーザーの受信装置1に対して、異なる時間帯をイベント提示の可能な時間帯として指定することができる。これにより、システム7では、受信装置1におけるイベント情報の提示が、一時に集中することなく、イベント提示条件で指定した時刻に応じて分散した形態で行われるようになる。
[第3の提示条件判定例]
本例では、受信装置1は、自装置が存在する位置に依存したイベント提示条件による判定を行う。また、本例では、受信装置1は、イベント提示条件内において指定される提示比率に応じた確率で、イベントを提示するようにする。上記のしくみを用いて、本例では、例えば、紀行番組のコンテンツを配信する際に、着目する地域(一例として、コンテンツにおいて紹介される祭りがおこなわれている地域)からの距離(遠さ)に応じて、イベント提示の確率を制御できるようにする。
一例として、着目する地域の近隣地域では、イベント情報(祭りが行われる地点への経路情報等)の提示比率を10%とする。また、着目する地域から中距離の地域では、イベント情報の提示比率を50%とする。また、着目する地域から遠距離の地域では、イベント情報の提示比率を100%とする。あるいは、逆に、近距離における提示比率を相対的に高くして、遠距離における提示比率を相対的に低くするなどとしてもよい。
受信装置1は、イベント提示条件として指定された提示比率にしたがって、イベントをユーザーに提示するか否かを決定する。これにより、例えば祭り等に、所望の地域からの来訪客をより多く集客するなどといった制御が可能となる。また、提示条件の設定のしかたによって、様々に分散した地域からの来訪客を集客したり、所定の集中した地域またはその近隣からの来訪客を集客したりする、などといった制御も可能となる。
図7は、第3の提示条件判定例の実施に関わるメタデータの構成の一例を示す概略図である。図5に示した例と同様に、メタデータは、JSON形式等で表現され得る。図5に示した例と同様に、メタデータは、eventId(イベント識別子)、condition(提示条件)、eventObject(イベントオブジェクトの実体)の各項目のデータを含む。
図7に示すメタデータの特徴の一つは、それらの項目に加えて、presentaionRateの項目のデータを持つことである。presentaionRateは、提示比率を表すものであり、ここに示す例では提示比率は100%である。この提示比率の数値は、このメタデータを受信した受信装置1が、当該メタデータに含まれるイベント情報をユーザーに対して提示する比率(確率)を表す。受信装置1は、例えば装置内で発生せる乱数あるいは擬似乱数等の偶然性を伴う要素に基づいて、この提示比率にしたがった割合(確率)でイベント情報を提示する。
図7に示すメタデータの他の特徴の一つは、提示条件としてavailableUserAreaを指定している点である。availableUserAreaは、イベントを提示することが可能なユーザーの地域を指定するものである。本例のデータでは、ユーザー(受信装置1)が存在する地域として、複数の地域のリストを指定している。図7のデータでは、areaId(地域識別子)が「12345678」で且つareaName(地域名)が「kinuta」(砧)である地域や、areaId(地域識別子)が「12345679」で且つareaName(地域名)が「sakuragaoka」(桜丘)である地域、を含む地域情報のリストが、指定されている。
つまり、図7に示すメタデータは、availableUserAreaによって指定されるリストに含まれる地域において、presentationRateにしたがった提示比率で、受信装置1がイベントの提示を制御する。なお、受信装置1は、例えば、GPS機能や、無線通信ネットワークにおける基地局を識別する機能等を用いて、自装置の位置を把握することができる。図7においては提示比率が100%である場合のデータのみを示しているが、地域ごとに、提示比率を50%、30%、10%などと変える形態で提示条件を提供することにより、地域ごとに異なった提示比率でイベントを提示するように制御することができる。
[第4の提示条件判定例]
本例では、配信されるコンテンツの視聴履歴に基づいて、イベント提示を制御する。受信装置1は、前述の通りコンテンツの視聴履歴を保存している。受信装置1は、この視聴履歴を参照することによって、イベントの提示を制御する。受信装置1は、視聴履歴として、例えば、あるシリーズもののコンテンツの放送回ごとに、受信装置1のユーザーが視聴したか否かを表す情報を保持する。よって、この視聴履歴に基づいて、例えば、当該シリーズのコアユーザー(継続的に視聴することによってコンテンツへの忠誠度合い・貢献度合いが高い重要なユーザー)に対しては、メリットのある情報を提供したり、プレゼントの当羽扇確率の向上につながる情報を提供したりすることができる。また、例えば、ライトユーザー(比較的軽くコンテンツを視聴するユーザー)に対しては、コンテンツの補足説明となる情報や、コンテンツの普及を目的とする情報を提供することができる。
図8は、第4の提示条件判定例の実施に関わるメタデータの構成の一例を示す概略図である。図7に示したデータ例と同様に、図8のメタデータは、eventId(イベント識別子)、condition(提示条件)、presentationRate(提示比率)、eventObject(イベントオブジェクトの実体)の各項目のデータを含む。
図8に示すメタデータの特徴は、イベント提示条件(condition)として、視聴履歴(userHistory)を指定していることである。この視聴履歴は、コンテンツ識別子(contentId)等によって特定されるコンテンツのリストを指定するものである。なお、図8に例示しているコンテンツ識別子は、「12345678」や「12345679」である。また、あわせて、図8に示すメタデータは、提示比率(presentationRate)として「10%」を指定している。つまり、このメタデータは、「12345678」や「12345679」などといったコンテンツ識別子によって表されるコンテンツの視聴履歴を有する受信装置1においては、提示比率(確率)が10%となるようにコンテンツ提示条件を定めることを表している。なお、図8のデータの意味として、視聴履歴として指定されている複数のコンテンツの、少なくともいずれかの視聴履歴を持つ受信装置1を制御対象とする(つまり、コンテンツに関してOR条件)か、すべての視聴履歴を持つ受信装置1を制御対象とする(つまり、コンテンツに関してAND条件)かについては、適宜定めればよい。一方で、下で説明する図9のデータは、これとは異なる視聴履歴の受信装置1における提示比率を定めるものである。
図9は、第4の提示条件判定例の実施に関わる図8とは別のメタデータを示す概略図である。図9に示すデータも、eventId(イベント識別子)、condition(提示条件)、presentationRate(提示比率)、eventObject(イベントオブジェクトの実体)の各項目のデータを持つ。図9に示すデータの特徴は、提示条件(condition)において視聴履歴(userHistory)として指定されるコンテンツがない(空集合である)ことである。また、図9に示すデータでは、提示比率(presentationRate)として「1%」が指定されている。これは、特定のコンテンツを視聴したことという視聴履歴についての条件がなく、且つ、提示比率を1%とすることを意味している。
つまり、本例においては、配信装置2は、図8に示すメタデータと図9に示すメタデータとの両方を、受信装置1に対して提供する。これらのメタデータを受信した受信装置1側では、コンテンツ識別子「12345678」や「12345679」の視聴履歴を持つ場合に該当する場合には図8に示すメタデータにしたがって提示比率(確率)を10%として、その他の場合(コンテンツ識別子「12345678」や「12345679」の視聴履歴を持たない場合)には図9に示すメタデータにしたがって提示比率(確率)を1%とする。なお、図8のメタデータのイベントオブジェクトの実体(eventObject)と、図9のメタデータのイベントオブジェクトの実体(eventObject)とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。つまり、本例では、受信装置1のユーザーの視聴履歴に応じて、異なるイベント情報の提示のしかたをすることがすることが可能となる。
以上、第1から第4までの提示条件判定例について説明したように、イベント提示条件は、様々な種類の条件であってよい。それらの様々な条件に基づいて、イベント通知制御部33は、イベント情報を提示するか否かの判断を行う。
つまり、イベント提示条件は、イベント情報の提示が可能な時間帯の開始時刻に関する条件を含むものであってよい(第1の提示条件判定例を参照)。また、イベント提示条件は、イベント情報の提示が可能な時間帯の終了時刻に関する条件をさらに含むものであってよい(第2の提示条件判定例を参照)。
また、イベント提示条件は、イベント情報を提示する比率(確率)を表すイベント提示比率に関する条件を含むものであってよい(第3、および第4の提示条件判定例を参照)。ここでの比率とは、該当する受信装置1のうち、イベントを提示する受信装置1が占める比率である。
また、イベント提示条件は、受信装置1が存在する位置に関する条件を含むものであってよい(第3の提示条件判定例を参照)。また、イベント提示条件は、特定のコンテンツの視聴履歴が前記視聴履歴記憶部に記憶されているか否かについての条件を含むものであってよい(第4の提示条件判定例を参照)。
なお、これらのうちの複数のイベント提示条件を適宜組み合わせて使用することもできる。
図10は、上記実施形態におけるシステム7を構成する各装置の内部構成の例を示すブロック図である。各装置(受信装置1、配信装置2、コンテンツ供給装置3)は、コンピューターを用いて実現され得る。図示するように、そのコンピューターは、中央処理装置901と、RAM902と、入出力ポート903と、入出力デバイス904や905等と、バス906と、を含んで構成される。コンピューター自体は、既存技術を用いて実現可能である。中央処理装置901は、RAM902等から読み込んだプログラムに含まれる命令を実行する。中央処理装置901は、各命令にしたがって、RAM902にデータを書き込んだり、RAM902からデータを読み出したり、算術演算や論理演算を行ったりする。RAM902は、データやプログラムを記憶する。RAM902に含まれる各要素は、アドレスを持ち、アドレスを用いてアクセスされ得るものである。なお、RAMは、「ランダムアクセスメモリー」の略である。入出力ポート903は、中央処理装置901が外部の入出力デバイス等とデータのやり取りを行うためのポートである。入出力デバイス904や905は、入出力デバイスである。入出力デバイス904や905は、入出力ポート903を介して中央処理装置901との間でデータをやりとりする。バス906は、コンピューター内部で使用される共通の通信路である。例えば、中央処理装置901は、バス906を介してRAM902のデータを読んだり書いたりする。また、例えば、中央処理装置901は、バス906を介して入出力ポートにアクセスする。
なお、上述した実施形態における受信装置1や、配信装置2や、コンテンツ供給装置3の少なくとも一部の機能をコンピューターおよびプログラムで実現することができる。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、DVD-ROM、USBメモリー等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。つまり、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、非一過性の(non-transitory)コンピューター読み取り可能な記録媒体であってよい。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、一時的に、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
[変形例]
上記実施形態をさらに次のような変形例で実施することも可能である。受信装置1のイベント通知履歴管理部36が、イベント通知履歴の情報を配信装置2側に送信しないようにしてもよい。また、受信装置1のイベント通知履歴管理部36が、イベント通知履歴のうちの、イベント提示後のユーザーの行動に関する情報を、配信装置2側に送信しないようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。