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JP7819184B2 - 誘電性シーズニング膜を用いた静電チャックのシーズニングシステム及び方法 - Google Patents
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JP7819184B2 - 誘電性シーズニング膜を用いた静電チャックのシーズニングシステム及び方法 - Google Patents

誘電性シーズニング膜を用いた静電チャックのシーズニングシステム及び方法

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Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2020年10月16日に出願された「SYSTEMS AND METHODS OF SEASONING ELECTROSTATIC CHUCKS WITH DIELECTRIC SEASONING FILMS」と題する米国特許出願第17/073,071号の利益及び優先権を主張し、その全体を本明細書に参照により援用するものとする。
技術分野
[0002]本技術は、半導体製造のための部品及び装置に関する。より詳細には、本技術は、基板支持アセンブリ部品及び他の半導体処理機器に関する。
背景
[0003]集積回路は、基板表面に複雑にパターン化された材料層を生成するプロセスによって可能となる。基板上にパターン化された材料を製造するには、材料を形成及び除去するための制御された方法が必要である。集積回路を製造する処理の中には、基板ウエハ上に多くの層を堆積する処理が含まれる場合がある。いくつかの場合では、層数の増加によって発生する累積応力により、製造中に基板ウエハが歪むほど大きな応力が発生する可能性がある。ウエハの反りは、ウエハ表面全体に不均一な厚さの層が形成されるなど、回路製造に多くの悪影響を与える可能性がある。
[0004]ウエハ基板上に形成される層の数が増加し続けるにつれて、ウエハにかかる応力の量は増加し続け、その結果、製造中のウエハの反りがさらに顕著になる。したがって、基板ウエハの反りが少ない高品質のデバイス及び構造を製造するために使用できる改良されたシステム及び方法が必要とされている。これら及び他のニーズは、現在の技術によって対処される。
[0005]本技術の実施形態は、チャックが少量の電荷漏れで大量の静電荷を保持できるようにする誘電体シーズニング膜を用いて静電チャックをシーズニングするシステム及び方法を含む。シーズニング膜は、約3.5以上の誘電率(κ値)を特徴とする誘電材料を含んでもよい。シーズニング膜は、静電チャックの露出表面、並びに基板支持アセンブリ及び半導体処理チャンバの内壁の他の露出表面上に堆積され得る。電気絶縁シーズニング膜により、低レベルの漏れ電流で高電圧を静電チャックに印加することができる。
[0006]本技術の実施形態は、堆積前駆体を半導体処理チャンバに流入することを含む半導体処理方法を含む。処理チャンバは、静電チャックを含む基板処理領域を含むことができる。本方法は、堆積前駆体から静電チャック上にシーズニング層を堆積して、シーズニングされた静電チャックを形成することをさらに含むことができる。シーズニング層は、約3.5以上の誘電率によって特徴付けることできる。本方法は、シーズニングされた静電チャックに約500V以上の電圧を印加することをさらに含むことができる。シーズニングされた静電チャックは、電圧が印加されたときに、約25mA以下の漏れ電流によって特徴付けることができる。
[0007]追加の実施形態では、シーズニング層を形成する堆積前駆体は、ケイ素含有前駆体を含むことができる。さらなる実施形態では、堆積前駆体は、分子酸素(O)も含むことができる。いくつかの実施形態では、堆積前駆体から形成されたシーズニング層は、ドープされていない酸化ケイ素を含んでもよい。実施形態では、シーズニング層は、約500Å以上の厚さによって特徴付けることができる。追加の実施形態では、シーズニング層は、酸化ケイ素とドープされていないポリシリコンの二重層を含むことができる。実施形態では、シーズニング層は、約300Å以下の厚さによって特徴付けることができる。さらに別の実施形態では、シーズニング層は、約1原子%以下の炭素によって特徴付けることができる。
[0008]本技術の実施形態は、半導体ウエハを静電チャックと接触させることを含む処理方法も含む。静電チャックは、半導体処理チャンバの基板処理領域に位置付けることができる。チャックは、約3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層でシーズニングすることができる。本方法はさらに、半導体ウエハをチャッキングするために、約500V以上のクランプ電圧をシーズニングされた静電チャックに印加することを含むことができる。クランプ電圧が印加されるとき、静電チャックは、約25mA以下の漏れ電流によって特徴付けることができる。この方法はまた、チャッキングされた半導体ウエハ上に3つ以上の層を堆積することを含んでもよい。実施形態では、層の堆積により、ウエハ内に約500MPa以上の応力が引き起こされる可能性がある。
[0009]追加の実施形態では、チャックされたウエハは、層の堆積後における約100μm以下の反りによって特徴付けられる。さらなる実施形態では、チャックされたウエハは、層の堆積後における約2%以下の平均厚さからの偏差によって特徴付けることができる。さらに別の実施形態では、堆積される層の数は少なくとも50対の層であってもよく、各対の層は誘電体層及び半導体層を含む。さらに別の実施形態では、シーズニング層は、ドープされていない酸化ケイ素を含むことができ、約1原子%以下の炭素によって特徴付けることができる。
[0010]本技術の実施形態は、基板支持アセンブリをさらに含むことができる。アセンブリは、基板支持アセンブリを画定する静電チャック本体を含むことができる。静電チャック本体は、約3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層でシーズニングすることができる。基板支持アセンブリは、静電チャック本体に結合された支持ステムと、基板支持面と支持ステムとの間の静電チャック本体内に埋め込まれた電極とをさらに含むことができる。基板支持アセンブリは、約500V以上のクランプ電圧において、約25mA以下の静電チャック本体を通る漏れ電流によって特徴付けるこができる。
[0011]追加の実施形態では、シーズニング層は、ドープされていない酸化ケイ素を含むことができ、約500Å以上の厚さによって特徴付けることができる。さらなる実施形態では、静電チャック本体は、約1×10Ω-cm以上の体積抵抗率によって特徴付けられるセラミック材料を含むことができる。さらに別の実施形態では、基板支持アセンブリは、静電チャック本体内に埋め込まれたヒータを含むことができる。
[0012]このような技術は、従来のシステム及び技術に比べて多くの利点を提供する可能性がある。例えば、本技術の実施形態は、ウエハ上の複数の層の堆積によって生じる応力下でウエハが反る傾向に対抗する、増加した静電チャック力を有する基板支持体を提供することができる。さらに、従来の技術と比較して漏れ電流を低減することにより、電圧チャッキングウィンドウを増加させることができる。これら及び他の実施形態は、それらの利点及び特徴の多くとともに、以下の説明及び添付の図と併せてより詳細に説明される。
[0013]開示された技術の性質及び利点のさらなる理解は、明細書及び図面の残りの部分を参照することによって実現され得る。
[0014]本技術のいくつかの実施形態による例示的な処理システムの平面図を示す。 [0015]本技術のいくつかの実施形態による例示的なプラズマシステムの概略断面図を示す。 [0016]本技術のいくつかの実施形態による例示的な基板支持アセンブリの概略部分断面図を示す。 [0017]本技術のいくつかの実施形態による例示的な基板支持アセンブリの概略部分断面図を示す。 [0018]本技術の実施形態による処理方法における選択された動作を示す図である。
[0019]図のいくつかは回路図として含まれている。これらの図は説明を目的としたものであり、特に縮尺であると述べられていない限り、縮尺であると見なされるべきではないことを理解されたい。さらに、概略図として、図は理解を助けるために提供されており、現実的な表現と比較してすべての側面又は情報を含むとは限らず、説明のために誇張された資料を含む場合がある。
[0020]添付の図では、同様の構成要素及び/又は特徴部には同じ参照ラベルが付いている場合がある。さらに、同種の様々な構成要素は、類似の構成要素を区別する文字で参照符号をたどることによって区別され得る。本明細書で第1の参照符号のみが使用される場合、説明は、文字に関係なく、同じ第1の参照符号を有する類似の構成要素の任意の1つに適用可能である。
[0021]プラズマ増強堆積プロセスは、基板上での膜形成を容易にするために、1つ又は複数の構成前駆体にエネルギーを与えることができる。これらの形成された膜は、基板に応力を引き起こす条件下で生成され得る。例えば、酸化物窒化物(ON)又は酸化物-ポリシリコン(OP)スタックなどの垂直メモリ用途の誘電体層の開発では、多くの材料層を基板上に堆積することができる。これらの生成された膜は、基板に作用する内部応力によって特徴付けることができる。これにより、処理中に基板が反る可能性があり、形成の均一性が低下したり、デバイスの損傷や誤動作が発生したりする可能性がある。
[0022]静電チャックを使用して、反り応力を克服するために基板に対してクランプ作用を生じさせ得る。しかしながら、これらのデバイススタックの層数が増加すると、基板に作用する応力が増加し、それに比例してチャッキング電圧を増加する必要がある場合がある。チャッキング電圧(クランプ電圧とも呼ばれる)が増加すると、静電チャックの漏れ電流レベルが増加する可能性がある。漏れ電流の増加により、ウエハ基板に反りを引き起こす力を相殺するのに必要な高い静電引力を維持するチャックの能力が低下する。漏れ電流が大きくなりすぎると、静電チャックは多層膜の堆積中にウエハ基板が反るのを防ぐのに十分な高い静電力を生成できなくなる。
[0023]チャッキング電圧の増加に伴う漏れ電流の増加の原因の1つは、静電チャックの露出表面を覆うシーズニング膜の導電率である。従来のシーズニング膜は、チャックの表面に堆積された酸化ケイ素とドープされたポリシリコンの二重層を含む。特にドープされたポリシリコン層は高い導電性を有しており、チャッキング電圧の上昇によりチャック上に蓄積する電線管として機能することができる。チャッキング電圧が増加すると、導電性のドープされたポリシリコン層全体の漏れ電流も増加する。これらの問題により、従来の技術を、堆積中の層のスケーリングの増加に対応できないほど狭いチャッキングウィンドウに制限した。
[0024]本技術は、特に増加したチャッキング電圧において、従来技術よりも低減された漏れ電流を生成し得る特定の電気特性を示す特定の材料及び構成を有する基板支持アセンブリによって、これらの課題を克服する。さらに、アセンブリは、静電チャック本体の表面に堆積されたシーズニング層を含んでもよく、これはチャックを電気的に絶縁して、印加されるチャッキング電圧のレベルが増加しても静電荷の蓄積が増加することを可能にし、同時に漏れ電流のレベルも低減する。
[0025]残りの開示は、開示された技術を利用する特定の堆積処理を型どおり特定しているが、システム及び方法は、他の堆積及び洗浄チャンバ、並びに記載されたチャンバで起こり得るプロセスに等しく適用可能であることは容易に理解されよう。したがって、この技術は、これらの特定の堆積処理又はチャンバのみで使用するために制限されていると見なされるべきではない。本開示は、本技術の実施形態によるこのシステムへの追加の変形及び調整が説明される前に、本技術の実施形態によるペデスタルを含み得る1つの可能なシステム及びチャンバについて論じる。
[0026]図1は、実施形態による堆積、エッチング、焼成、及び硬化チャンバの処理システム100の一実施形態の平面図を示す。図では、一対の前部開口統合ポッド102は、ロボットアーム104によって受け取られ、基板処理チャンバ108a~fの1つに配置され、タンデムセクション109a~cに位置決めされる前に低圧保持領域106に配置される様々なサイズの基板を供給する。第2のロボットアーム110を使用して、保持領域106から基板処理チャンバ108a~fへ基板ウエハを搬送し、戻すことができる。各基板処理チャンバ108a~fは、プラズマ強化化学気相堆積、原子層堆積、物理的気相堆積、エッチング、前洗浄、脱ガス、配向、及びアニーリング、アッシングなどを含むその他の基板プロセスに加えて、多数の基板処理操作を実行するよう装備することができる。
[0027]基板処理チャンバ108a~fは、基板上の誘電体又は他の膜を堆積、アニーリング、硬化及び/又はエッチングするための1つ又は複数のシステム構成要素を含むことができる。1つの構成では、2対の処理チャンバ、例えば108c~d及び108e~fは、基板上に誘電体材料を堆積するのに使用することができ、第3の対の処理チャンバ、例えば108a~bは、堆積された誘電体をエッチングするのに使用することができる。別の構成では、チャンバの3つの対すべて、例えば108a~fは、基板上に交互誘電体膜のスタックを堆積するように構成することができる。記載されたプロセスの任意の1つ又は複数は、異なる実施形態に示される製造システムから分離されたチャンバ内で実行され得る。誘電体膜のための堆積、エッチング、アニーリング、及び硬化チャンバの追加の構成が、システム100によって企図されることを理解されたい。
[0028]図2は、本技術のいくつかの実施形態による例示的なプラズマシステム200の概略断面図を示す。プラズマシステム200は、上述のタンデムセクション109の1つ又は複数に適合させることができ、本技術の実施形態による基板支持アセンブリを含むことができる一対の処理チャンバ108を示すことができる。プラズマシステム200は、一般に、一対の処理領域220A及び220Bを画定する側壁212、底壁216、及び内部側壁201を有するチャンバ本体202を含むことができる。処理領域220A~220Bの各々は、同様に構成することができ、同一の構成要素を含むことができる。
[0029]例えば、処理領域220Bは、その構成要素が処理領域220Aに含まれてもよく、プラズマシステム200の底壁216に形成された通路222を通って処理領域に配置されたペデスタル228を含んでもよい。ペデスタル228は、本体部分などのペデスタルの露出面上で基板229を支持するように適合されたヒータを提供することができる。ペデスタル228は、所望の処理温度で基板温度を加熱及び制御することができる、例えば抵抗加熱素子などの加熱素子232を含むことができる。ペデスタル228はまた、ランプアセンブリなどの遠隔加熱要素又は任意の他の加熱装置によって加熱されてもよい。
[0030]ペデスタル228の本体は、フランジ233によってステム226に結合することができる。ステム226は、ペデスタル228を電源コンセント又は電源ボックス203と電気的に結合することができる。電源ボックス203は、処理領域220B内のペデスタル228の上昇及び移動を制御する駆動システムを含むことができる。ステム226はまた、ペデスタル228に電力を供給するための電力インターフェースを含んでもよい。電源ボックス203は、熱電対インターフェースなどの電力及び温度インジケータ用のインターフェースを含むこともできる。ステム226は、電源ボックス203と取り外し可能に結合するように適合されたベースアセンブリ238を含み得る。電力ボックス203の上に円周リング235が示されている。いくつかの実施形態では、円周リング235は、ベースアセンブリ238と電力ボックス203の上面との間の機械的インターフェースを提供するように構成された機械的ストップ又はランドとして適合されたショルダーであってもよい。
[0031]ロッド230は、処理領域220Bの底壁216に形成された通路224を通って含まれてもよく、ペデスタル228の本体を通って配置された基板リフトピン261を位置決めするのに利用することもできる。基板リフトピン261は、基板229をペデスタルから選択的に離して、基板移送ポート260を通して基板229を処理領域220Bに出し入れするために利用されるロボットとの基板229の交換を容易にすることができる。
[0032]チャンバ蓋204は、チャンバ本体202の頂部と結合され得る。蓋204は、それに連結された1つ又は複数の前駆体分配システム208を収容することができる。前駆体分配システム208は、デュアルチャネルシャワーヘッド218を介して処理領域220B内に反応物及び洗浄前駆体を送達することができる前駆体入口通路240を含むことができる。デュアルチャネルシャワーヘッド218は、フェースプレート246の中間に配置されたブロッカプレート244を有する環状ベースプレート248を含むことができる。無線周波数(「RF」)源265は、デュアルチャネルシャワーヘッド218と結合することができ、これは、デュアルチャネルシャワーヘッド218のフェースプレート246とペデスタル228との間のプラズマ領域の生成を促進するために、デュアルチャネルシャワーヘッド218に電力を供給することができる。いくつかの実施形態では、RF源は、ペデスタル228などのチャンバ本体202の他の部分と結合して、プラズマ生成を容易にすることができる。蓋204にRF電力が伝導するのを防止するために、蓋204とデュアルチャネルシャワーヘッド218との間に誘電アイソレータ258を配置することができる。シャドウリング206は、ペデスタル228と係合するペデスタル228の周囲に配置することができる。
[0033]操作中に環状ベースプレート248を冷却するために、任意選択の冷却チャネル247を前駆体分配システム208の環状ベースプレート248に形成することができる。ベースプレート248を所定の温度に維持できるように、水、エチレングリコール、ガスなどの熱伝達流体を冷却チャネル247を通して循環させることができる。処理領域220B内の処理環境への側壁201、212の露出を防止するために、チャンバ本体202の側壁201、212に近接して処理領域220B内にライナーアセンブリ227を配置することができる。ライナーアセンブリ227は、処理領域220Bからガス及び副産物を排出し、処理領域220B内の圧力を制御するように構成されたポンピングシステム264に結合され得る円周ポンピングキャビティ225を含み得る。ライナーアセンブリ227上に複数の排気ポート231を形成することができる。排気ポート231は、システム200内での処理を促進する方法で、処理領域220Bから円周ポンピングキャビティ225へのガスの流れを可能にするように構成され得る。
[0034]図3は、本技術のいくつかの実施形態による、例示的な半導体処理チャンバ300の概略部分断面図を示している。図3は、図2に関して上で論じられた1つ又は複数の構成要素を含み得、そのチャンバに関連する更なる詳細を示し得る。チャンバ300は、前述のように、誘電体材料のスタックの堆積を含む半導体処理操作を実行するために使用することができる。チャンバ300は、半導体処理システムの処理領域の部分図を示し得るが、前述の追加の蓋スタック構成要素などのすべての構成要素を含まない場合があり、これらは、チャンバ300のいくつかの実施形態に組み込まれると理解されている。
[0035]前述のように、図3は、処理チャンバ300の一部を示し得る。チャンバ300は、シャワーヘッド305、並びに基板支持アセンブリ310を含み得る。チャンバ側壁315とともに、シャワーヘッド305及び基板支持体310は、プラズマが生成され得る基板処理領域320を画定し得る。基板支持アセンブリは、静電チャック本体325を含むことができ、これは、本体内に埋め込まれるか又は配置される1つ又は複数の構成要素を含むことができる。トップパック内に組み込まれた構成要素は、いくつかの実施形態では加工材料に曝されなくてもよく、チャック本体325内に完全に保持されてもよい。静電チャック本体325は、基板支持面327を画定することができ、チャック本体の特定の形状に応じて、厚さ及び長さ又は直径によって特徴付けることができる。いくつかの実施形態では、チャック本体は楕円形であり得、中心軸からチャック本体を通る1つ又は複数の半径方向の寸法によって特徴付けられ得る。トップパックは任意の形状であり得、半径方向の寸法が議論されるとき、それらはチャック本体の中心位置から任意の長さを画定し得ることは理解されるべきである。
[0036]実施形態では、シーズニング層(図示せず)は、基板支持アセンブリ310の露出表面上に形成され得る。さらなる実施形態では、シーズニング層は、基板処理領域に露出される基板支持面327の表面上に形成され得る。シーズニング層は、基板支持アセンブリ310上に配置された半導体ウエハとその下にある静電チャック本体325との間の電気抵抗を増加させる可能性がある。実施形態では、シーズニング層は、約3.5以上の誘電率を有する誘電体層を含むことができる。さらなる実施形態では、シーズニング層は酸化ケイ素層を含むことができる。さらに追加の実施形態では、シーズニング層は、酸化ケイ素とドープされていないポリシリコンの二重層であってよい。
[0037]静電チャック本体325はステム330に連結することができ、これは、チャック本体を支持することができ、チャック本体325の内部構成要素と結合することができる電気及び/又は流体ラインを送受信するための、以下に説明するチャネルを含むことができる。チャック本体325は、静電チャックとして動作するための関連するチャネル又は構成要素を含み得るが、いくつかの実施形態では、アセンブリは、真空チャック又は任意の他のタイプのチャッキングシステムとして動作するか、又は構成要素を含み得る。ステム330は、基板支持面の反対側のチャック本体の第2の面でチャック本体と結合することができる。静電チャック本体325は、基板支持面に近接するチャック本体内に埋め込まれた、DC電極であり得る電極335を含み得る。電極335は、電源340と電気的に連結され得る。電源340は、導電性チャック電極335にエネルギー又は電圧を提供するように構成することができる。これは、半導体処理チャンバ300の処理領域310内に前駆体のプラズマを形成するように操作することができるが、他のプラズマ操作も同様に維持することができる。例えば、電極335はまた、シャワーヘッド305と電気的に結合されたRF源307を含む容量性プラズマシステムの電気的接地として動作するチャッキングメッシュでもあり得る。例えば、電極335は、RF源307からのRF電力のための接地経路として動作することができる一方で、基板への電気バイアスとしても動作して、基板の基板支持面への静電クランプを提供する。電源340は、フィルタ、電源、及びチャッキング電圧を提供するように構成された他のいくつかの電気部品を含み得る。
[0038]操作中、基板を、静電チャック本体の基板支持面と少なくとも部分的に接触させることができ、これは、接触間隙を生成することができ、これは、ペデスタルの表面と基板との間に容量性効果を本質的に生成することができる。接触間隙に電圧が印加されると、チャッキングのための静電力が発生する可能性がある。電源340は、電極から基板支持面に移動する電荷を提供することができ、そこで蓄積することができ、基板に反対の電荷を有するクーロン引力を有する電荷層を生成することができ、チャック本体の基板支持面に対して基板を静電的に保持することができる。この電荷移動は、Johnsen-Rahbekタイプのチャッキングの誘電体内の有限抵抗に基づいてチャック本体の誘電体を流れる電流によって発生する可能性があり、これは、本技術のいくつかの実施形態で使用することができる。
[0039]チャック本体325はまた、基板支持面内に凹部領域345を画定することができ、これは、基板を配置することができる凹みポケットを提供することができる。凹部領域345は、頂部パックの内部領域に形成され、処理のために基板を受け取るように構成され得る。凹部領域345は、図示のように静電チャック本体の中央領域を取り囲むことができ、任意の様々な基板サイズに対応するサイズにすることができる。基板は、凹部領域内に据え付けることができ、基板を取り囲むことができる外部領域347によって収容されることができる。いくつかの実施形態では、外部領域347の高さは、基板が外部領域347における基板支持面の表面高さと同じ高さであるか、又はその表面高さよりも低くなるようにすることができる。凹んだ表面は、処理中のエッジ効果を制御することができ、これは、いくつかの実施形態において、基板全体の堆積の均一性を改善することができる。いくつかの実施形態では、エッジリングは、頂部パックの周囲に配置することができ、基板が据え付けられる凹部を少なくとも部分的に画定することができる。いくつかの実施形態では、チャック本体の表面は実質的に平面であってもよく、エッジリングは、基板が据え付けられる凹部を完全に画定してもよい。
[0040]いくつかの実施形態では、静電チャック本体325及び/又はステム330は、絶縁性又は誘電性の材料であり得る。例えば、酸化物、窒化物、炭化物、及び他の材料を使用して、構成要素を形成することができる。例示的な材料は、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、炭化タングステン、及び他の任意の金属若しくは遷移金属の酸化物、窒化物、炭化物、ホウ化物、若しくはチタン酸塩を含むセラミック、並びにこれらの材料と他の絶縁性又は誘電性材料の組み合わせを含み得る。異なるグレードのセラミック材料を使用して、特定の温度範囲で動作するように構成された複合材料を提供することができ、したがって、いくつかの実施形態では、同様の材料の異なるセラミックグレードをトップパック及びびステムに使用することができる。以下で更に説明するように、電気的特性を調整するために、いくつかの実施形態にドーパントを組み込むことができる。例示的なドーパント材料には、イットリウム、マグネシウム、シリコン、鉄、カルシウム、クロム、ナトリウム、ニッケル、銅、亜鉛、又はセラミック、或いは誘電体材料内に組み込まれることが知られている任意の数の他の元素が含まれ得る。
[0041]静電チャック本体325はまた、チャック本体内に含まれる埋め込まれたヒータ350を含み得る。ヒータ350は、実施形態において、抵抗性ヒータ又は流体ヒータを含み得る。いくつかの実施形態では、電極335は、ヒータとして動作することができるが、これらの動作を分離することによって、より個別の制御が可能になり、プラズマ形成の領域を制限しながら、ヒータの適用範囲を拡大することができる。ヒータ350は、チャック本体材料に結合されるか、又は結合されたポリマーヒータを含み得るが、導電性要素が静電チャック本体内に埋め込まれ、AC電流などの電流を受けてトップパックを加熱するように構成され得る。電流は、上記のDC電力と同様のチャネルを介してステム330を介して供給され得る。ヒータ350は、電源365と結合することができ、電源365は、抵抗性加熱要素に電流を供給して、関連するチャック本体及び/又は基板の加熱を容易にすることができる。ヒータ350は、実施形態では複数のヒータを含むことができ、各ヒータは、チャック本体のゾーンに関連付けられ得、したがって、例示的なチャック本体は、ヒータと同数又はそれ以上の数のゾーンを含み得る。いくつかの実施形態では、以下でさらに説明するように、チャッキングメッシュ電極335は、いくつかの実施形態では、ヒータ350と基板支持面327との間に配置することができ、チャック本体内の電極と基板支持面との間に距離を維持することができる。
[0042]ヒータ350は、静電チャック本体325、並びに基板支持面327上に存在する基板全体の温度を調整することができ得る。ヒータは、チャック本体及び/又は基板を約100℃以上に加熱するためのある範囲の動作温度を有することができ、ヒータは、約125℃以上、約150℃以上、約175℃以上、約200℃以上、約250℃以上、約300℃以上、約350℃以上、約400℃以上、約450℃以上、約500℃以上、約550℃以上、約600℃以上、約650℃以上、約700℃以上、約750℃以上、約800℃以上、約850℃以上、約900℃以上、約950℃以上、約1,000℃以上、又はそれより高く加熱するように構成することができる。ヒータはまた、これらの記載された数のいずれか2つの間に含まれる任意の範囲、又はこれらの範囲のいずれかに含まれるより小さな範囲で動作するように構成され得る。いくつかの実施形態では、以下でさらに説明するように、チャッキングヒータは、前述したメモリデバイス用の材料のスタックの形成などの堆積操作中に基板温度を少なくとも500℃より高く維持するように操作することができる。
[0043]本技術のいくつかの実施形態による例示的な基板支持アセンブリ400の概略部分断面図を示す。基板支持アセンブリ400は、前述した材料又は構成要素のいずれかを含むことができ、前述した基板支持アセンブリのさらなる詳細を示すことができる。図示のように、静電チャック本体405は、前述したように、埋め込み電極410及び埋め込みヒータ415を含むことができる。基板支持面406は、チャック本体によって画定することができ、半導体基板430を支持するように構成することができる。基板支持面は、基板支持面内に凹んだポケット408を画定することができる。凹んだレッジ420も基板支持面に画定することができる。凹んだレッジは、凹んだポケットの半径方向外側端から半径方向内側に延びることができる。
[0044]上述したように、実施形態では、ヒータ415及び電極410のそれぞれに電源を設けることができ、電源は任意の数とすることができる。例えば、電極のための電源は、DC電源又は他の任意の電源であってもよく、基板を基板支持面406にチャッキングするように構成された電圧範囲を提供してもよい。例えば、比較的高い電源は、反りに寄与するより大きな応力によって特徴付けることができる、より厚い堆積層を有する基板のチャッキングを容易にするために本技術のいくつかの実施形態によるシステムに使用することができる。1つの非限定的な例として、ON又はOPスタックの場合、層の対の数が増加するにつれて、基板に作用する力が増加する可能性がある。より高い温度は、これらの力に寄与する可能性があり、反りの量がさらに増加し、基板を支持アセンブリに適切にチャッキングする能力を課題のあるものにする。実施形態では、基板は、約100μm以上、約200μm以上、約300μm以上、約400μm以上、約500μm以上、約600μm以上、約700μm以上、約800μm以上、約900μm以上、約1000μm以上、又はそれを超える反りによって特徴付けることができる。
[0045]これらの力を補償するために、ある程度の反りは依然として発生する可能性があるが、増加したチャッキング電圧を使用して実質的に平坦な基板表面を維持することができる。これらの層の対が増加し続けるにつれて、チャッキングを維持するための最小電圧も増加し続ける可能性がある。その結果、いくつかの実施形態では、最小チャッキング電圧は-250V以上、応力と補償する対の数に応じて、最小チャッキング電圧は、約-300V以上、約-350V以上、約-400V以上、約-450V以上、約-500V以上、約-550V以上、約-600V以上、約-650V以上、約-700V以上、約-750V以上、約-800V以上、約-850V以上、約-900V以上、約-950V以上、約-1000V以上、又はそれを超えることができる。
[0046]しかしながら、上述したように、これらの堆積操作は高温で実行される可能性があり、チャック本体材料の抵抗率、及びこの材料がJ-Rチャックとして適切に動作する能力に直接影響を与える可能性がある。例えば、静電チャック本体405は、例えば、特定の温度におけるバルク抵抗によって特徴付けることができる窒化アルミニウムであってもよい。材料の温度が上昇すると抵抗が低下し、例えば、500℃を超える温度では抵抗が大幅に低下する場合がある。抵抗が低下すると、静電気の放電又はアーク放電が発生する可能性が高くなる。さらに、これらの堆積中に発生する可能性のある基板の実質的な反りを制限するために、増加した電圧を使用してチャッキングを維持することができる。しかしながら、この電圧が増加すると、レッジ420の領域付近でアーク放電が発生する可能性が同様に増加し、チャッキングのために印加できる電圧の量が制限され、反りに対抗する能力が制限される可能性がある。これは従来、損傷や生産品質の低下をもたらしてきた。
[0047]しかしながら、本技術は、従来の技術と比較して、アーク放電を引き起こすことなく電圧ウィンドウの増加を容易にすることができる材料及び構成を利用する。例えば、従来の技術では、約-300V以上、又約-350Vを超えるクランプ電圧でアーク放電が発生する可能性がある。この電圧は、数十層又は数百層の材料を含むON堆積など、多層スタックの堆積中に発生する膜応力を補償するには不十分な場合がある。本技術は、約-500V~約-1000Vの間、及び約-600V~約-800Vの間を含む電圧におけるチャッキングを容易にすることができ、これにより、ペデスタルからのアーク発生を制限しながら、より多くの堆積層に関連する応力に対応できる可能性がある。
[0048]本技術は、静電チャック本体405と基板430との間の電気抵抗率をさらに増加させるシーズニング層を利用する実施形態も含む。シーズニング層によって増加した電気抵抗率は、より高いチャッキング電圧及びより高い動作温度でのペデスタルからのアーク発生をさらに制限する。さらに、シーズニング層は、より高いチャッキング電圧及びより高い動作温度での静電チャック材料からの漏れ電流を低減する。
[0049]J-Rチャッキングの場合、チャッキング力は、一般に、チャック本体の表面への電荷の移動を容易にするペデスタル材料内の抵抗変化により温度が上昇するにつれて飽和レベルまで増加する。しかしながら、これは従来、基板の反りの増加に対応するレベルまでチャッキング電圧を増加させる際に、基板の周りでアーク放電を引き起こす原因となっていた。本技術はこれらの欠点を改善し、基板支持アセンブリ内の漏れ電流を低減することによって増加した基板応力を補償するために、増加したチャッキング電圧で動作できるシーズニング層でコーティングされたアセンブリを提供する。漏れ電流は基板支持材内の移動の指標であり、電極から発生する漏れから測定できる。
[0050]従来の技術は、特定の動作温度において約25mA以上の漏れ電流を許容することができるが、漏れ電流は500℃を超える動作温度では劇的に増加する可能性がある。従来の技術では、絶縁層の損傷や基板の損傷という観点から漏れ電流が考慮され得るが、チャッキング力を高めるために比較的大きな漏れ電流が許容され得る。しかしながら、これにより従来の設計では増大したアーク発生を招いた。本技術は、基板支持材料の抵抗率を効果的に増大させて基板におけるチャッキング力を維持しながら漏れ電流を制限することにより、基板支持アセンブリの態様及び特性を変更し、漏れ電流を制限する。したがって、本技術は、前述のような応力によって特徴付けられる基板を適切にチャッキングする範囲内に維持される漏れ電流に基づく抵抗率によって特徴付けられる基板支持アセンブリを生成すると同時に、より高いチャッキング電圧によるアーク放電を制限又は防止もする。
[0051]静電チャック本体上にシーズニング層を形成する本技術の実施形態は、約400V以上のチャック電圧での漏れ電流を制限することができ、約450V以上、約500V以上、約550V以上、約600V以上、約650V以上、約700V以上、約750V以上、約800V以上、約850V以上、約900V以上、又はそれを超えるチャック電圧において漏れ電流を制限することができる。本技術は、これらの電圧範囲内の漏れ電流を約25mA以下に制限することができ、漏れ電流を約20mA以下、約15mA以下、約10mA以下、5mA以下、約4mA以下、約3mA以下、約2mA以下、約1mA以下に、又はそれを下回って制限することができる。しかしながら、いくつかの実施形態では、漏れ電流は、J-Rチャッキングを容易にするための適切な移動を確保するために、約0.2mA以上に維持することができ、いくつかの実施形態では、約0.3mA以上、約0.5mA以上、約0.7mA以上、約1.0mA以上、又はそれを超える漏れ電流を維持することができる。
[0052]本技術の実施形態はまた、約500℃以上の動作温度において、漏れ電流を制限することもでき、約550℃以上、約600℃以上、約650℃以上、約700℃以上、約750℃以上、又はそれを超える温度で漏れ電流を制限することができる。上述の漏れ電流範囲は、上述のチャッキング電圧と動作温度の両方で動作する基板支持アセンブリに適用することができる。
[0053]上で述べたように、J-Rチャッキングは、基板とペデスタルとの間に設けられた接触層の抵抗に少なくとも部分的に基づくことができる。静電チャック本体の接触面からの電極の距離を調整することにより、抵抗を調整することができる。本技術のいくつかの実施形態の温度上昇に基づいて、チャック力は実質的に維持されるか、又はチャッキング力の相対的なプラトーに沿った状態にあるため、最小限に低下することができる。その結果、いくつかの実施形態では、電極は、接触面からさらに離れて埋め込まれてもよく、これにより、基板支持アセンブリの抵抗が効果的に増加して、アーク発生の一因となる可能性のある漏れ電流が低減され得る。
[0054]例えば、図4に示すように、接触面は、凹んだポケット408内の基板支持アセンブリの最外面、例えば最上面に沿って形成することができる。この平面から、電極410は、電極と基板支持表面との間の最小距離を維持するために、基板支持アセンブリ内に一定の深さで埋め込まれてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、基板支持アセンブリの特徴に依存して、電極410は、基板支持面406から約2mm以上の距離又は深さで静電チャック本体内に埋め込むことができ、基板支持面から約3mm以上、約4mm以上、約5mm以上、約6mm以上、約7mm以上、約8mm以上、約9mm以上、約10mm以上、約12mm以上、約14mm以上、約16mm以上、約18mm以上、約20mm以上、又はそれを超える距離で埋め込むことができる。
[0055]静電チャック本体405は、特定の体積抵抗率によって特徴付けられる材料であってもよく、又はそれを含んでもよい。上で述べたように、チャック本体は、窒化アルミニウムなどのセラミック材料、又は上で論じた材料のいずれかであってもよいし、又はそれを含んでもよい。いくつかの実施形態では、材料は、いき値を超える体積抵抗率を提供するために、選択され、ドープされ、又は焼結されるなどして生成され得る。例えば、いくつかの実施形態では、チャック本体は、窒化アルミニウム材料などの、約550℃以上、約600℃以上、約650℃以上、又はそれを超える温度において約5×10ohm-cm以上の体積抵抗率によって特徴付けられる誘電体材料であるか、又はそれを含むことができ、該誘電体材料は、これらの温度範囲のいずれかにおいて、約1×10Ω-cm以上、約5×10Ω-cm以上、約1×1010Ω-cm以上、約3×1010Ω-cm以上、約5×1010Ω-cm以上、約7×1010Ω-cm以上、約1×1011Ω-cm以上、約3×1011Ω-cm以上、約5×1011Ω-cm以上、約7×1011Ω-cm以上、約1×1012Ω-cm以上、又はそれを超える体積抵抗率によって特徴付けることができる。
[0056]本技術の実施形態は、静電チャック本体の露出表面上にシーズニング層を形成するための処理方法も含む。本方法は、上述の処理システム200、並びにプラズマ堆積が実行され得る任意の他のチャンバを含む、様々な処理チャンバで実行され得る。本方法は、本技術による方法のいくつかの実施形態に具体的に関連付けられてもされなくてもよい、いくつかの任意選択の操作を含み得る。1つ又は複数の操作は、本方法の前又は後に実行されてもよい。例えば、シーズニング層が静電チャック本体の露出表面及び処理チャンバ内の他の表面に形成される前に、半導体処理チャンバ内で洗浄操作が実行されてもよい。いくつかの場合では、洗浄操作は、前の堆積操作中にチャンバ壁内又は壁上に堆積した材料を除去するために、処理チャンバにNFなどのエッチャントガスを流入することを含んでもよい。さらなる例では、洗浄操作により、シーズニング層で覆われているチャンバ壁の1つ又は複数の露出表面上に洗浄残留物が残ることがある。
[0057]図5は、操作505においてシーズニング層を半導体処理チャンバ内に堆積するための堆積前駆体を流すことを含む、処理方法500の実施形態を示す。実施形態では、堆積前駆体は、シラン(SiH)などの1つ又は複数のケイ素含有前駆体を含むことができる。さらなる実施形態では、堆積前駆体は、テトラエチルオルトシリケート(TEOS)などの1つ又は複数のケイ素-酸素含有前駆体を含むことができる。さらに別の実施形態では、堆積前駆体は分子酸素(O)をさらに含むことができる。
[0058]いくつかの実施形態では、半導体処理チャンバに流入する堆積前駆体は、O及びケイ素含有前駆体を含むことができる。実施形態では、O対ケイ素含有前駆体の流量比は、約1:1以上、約1.1:1以上、約1.2:1以上、約1.3:1以上、約1.4以上、約1.5:1以上、約1.6:1以上、約1.7:1以上、約1.8:1以上、約1.9:1以上、約2:1以上であるか、又はそれを超える流量比であってよい。さらなる実施形態では、Oの流量は、約300sccm以上、約325sccm以上、約350sccm以上、約375sccm以上、約400sccm以上であるか、又はそれを超える流量であってよい。さらに別の実施形態では、ケイ素含有前駆体の流量は、約300sccm以下、約275sccm以下、約250sccm以下、約225sccm以下、約200sccm以下、約175sccm以下、約150sccm以下であるか、又はそれを下回る流量であってよい。
[0059]さらに別の実施形態では、堆積前駆体は、ヘリウム、アルゴン、又は窒素(N)などの1つ又は複数のキャリアガスを含むことができる。実施形態では、キャリアガスは、ケイ素含有前駆体及び酸素含有前駆体の一方又は両方と混合することができる。さらなる実施形態では、1つ又は複数のキャリアガスの流量は、約100sccm以上、約200sccm以上、約300sccm以上、約400sccm以上、約500sccm以上であるか、又はそれを超える流量であってよい。
[0060]さらなる実施形態では、堆積ガスは、ドープされていないポリシリコンから作られたシーズニング層を堆積するために、1つ又は複数のドープされていないケイ素含有前駆体を含むことができる。これらの実施形態では、堆積前駆体はシランを含むことができる。さらなる実施形態では、シランは、酸化ケイ素を含むシーズニング層の第1の部分の堆積後、半導体処理チャンバに流入し続けることができる。これらの実施形態では、チャンバへのシランの流入に伴う酸素の流れが減少又は停止されるため、シーズニング層のドープされていないポリシリコン部分の堆積中に、堆積前駆体は、低減した量の酸素を有するか又は酸素存在しない。
[0061]実施形態では、方法500は、操作510で静電チャックの露出表面上にシーズニング層を堆積することをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態では、堆積は、シーズニング層を堆積するためのプラズマ化学気相堆積(PECVD)操作を含むことができる。さらなる実施形態では、PECVD操作は、堆積前駆体からプラズマを生成することと、堆積前駆体のプラズマ流出物からシーズニング層を形成することとを含んでもよい。実施形態では、プラズマを生成するために堆積前駆体に供給される電力は、1MHz以上の周波数を有するRF電力であってもよい。さらなる実施形態では、堆積前駆体に供給されるプラズマ電力は、約1000ワット以上、約2000ワット以上、約3000ワット以上、約4000ワット以上、約5000ワット以上であるか、又はそれを超えるプラズマ電力であってよい。
[0062]実施形態では、シーズニング層の堆積は、静電チャックを加熱することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、チャックは、約100℃以上、約150℃以上、約200℃以上、約250℃以上、約300℃以上の、又はそれを超える温度に加熱されてもよい。いくつかの実施形態では、静電チャックを加熱することにより、シーズニング膜とその下にあるチャック材料との間の接着が改善される。
[0063]実施形態では、シーズニング層の堆積は、約10秒以上、約15秒以上、約20秒以上、約30秒以上、約45秒以上、又はそれを超える時間行うことができる。堆積時間はシーズニング層の厚さに依存する可能性がある。実施形態では、シーズニング層は、約500Å以上、約750Å以上、約1000Å以上、約1250Å以上、約1500Å以上、約1750Å、約2000Å以上、又はそれを超える厚さを有することができる。さらに別の実施形態では、堆積層は材料の単一層であってもよい。さらに別の実施形態では、堆積層は、2つの異なる材料の二重層であってもよい。さらに追加の実施形態では、堆積層は、3つ以上の異なる材料を含む多層であってもよい。
[0064]堆積されたシーズニング層は、チャッキング電圧が印加されたときに静電チャックからの漏れ電流の量を制限する電気絶縁層を提供する。実施形態では、堆積されたシーズニング層は、約3.5以上、約3.6以上、約3.7以上、約3.8以上、約3.9以上、約4以上、又はそれを超える誘電率(κ値)を有する。さらなる実施形態では、堆積されたシーズニング層は、ドープされていない材料のみを含むことができる。さらに別の実施形態では、堆積されたシーズニング層は、約1原子%以下、約0.5原子%以下、約0.01原子%以下、約0.001原子%以下、又はそれを下回る炭素レベルを有することができる。さらに別の実施形態では、堆積されたシーズニング層は炭素を含まなくてもよい。
[0065]実施形態では、方法500は、操作515において、基板ウエハをシーズニングされた静電チャックと接触させることをさらに含んでもよい。さらなる実施形態では、基板ウエハ(すなわち、半導体基板)は、静電チャック本体によって画定される、シーズニングされた基板支持表面上に置くことができる。シーズニングされた基板支持表面は、支持表面とシーズニングされた静電チャックと直接接触する基板ウエハの表面との間にシーズニング層を含む。
[0066]方法500の実施形態は、操作520において、チャッキング電圧(すなわち、クランプ電圧)をシーズニングされた静電チャックに印加することをさらに含むことができる。上で述べたように、チャッキング電圧は、基板支持面と支持面に接触する基板ウエハの表面との間に静電引力を生成する。この静電力は、ウエハに反りを生じさせるウエハに対する応力に対抗することによって、基板ウエハを実質的に平面形状に維持することができる。実施形態では、シーズニングされた静電チャックに印加されるチャッキング電圧は、-250V以上、約-300V以上、-350V以上、約-400V以上、約-450V以上、約-500V以上、約-550V以上、約-600V以上、約-650V以上、約-700V以上、約-750V以上、約-800V以上、約-850V以上、約-900V以上、約-950V以上、約-1,000V以上であるか、又はそれを超えることができる。
[0067]静電チャック上に形成されたシーズニング層は電気絶縁性であり、印加されたチャッキング電圧におけるチャックからの漏れ電流を低減する。実施形態では、上述のチャッキング電圧範囲内の漏れ電流は、約10mA以下、約8mA以下、約6mA以下、約5mA以下、約4mA以下、約3.5mA以下、約3mA以下、約2.5mA以下、約2mA以下、約1.5mA以下であるか、又はそれを下回ってよい。上述のように、いくつかの実施形態では、漏れ電流は、J-Rチャッキングを容易にするための適切な移動を確保するために、約0.2mA以上に維持することができ、いくつかの実施形態では、約0.3mA以上、約0.5mA以上、約0.7mA以上、約1.0mA以上、又はそれを超える漏れ電流を維持することができる。
[0068]本技術の実施形態は、ドープされた酸化物及びポリシリコン材料を含むことが多い従来のシーズニング層よりもより電気絶縁性であるシーズニング層を静電チャック上に形成することを提供する。この電気抵抗の増加により、本発明のシーズニング層は、ウエハ基板上に多数の層を堆積することによって生じる反り力に対抗するために、高いチャッキング電圧及び高温に曝されたときの静電チャックからの漏れ電流を低減する。これらの特性は、3D-NANDデバイスなどの半導体デバイスを製造するために複数のON及びOP堆積を受けるウエハを保持する静電チャック上に堆積されるシーズニング層においてますます重要になっている。
[0069]前述の説明では、説明の目的で、本技術の様々な実施形態の理解を提供するために多くの詳細が示されている。しかしながら、当業者には、これらの詳細のうちの一部がなくても、あるいは、追加の詳細があれば、特定の実施形態を実施できることが明らかであろう。
[0070]いくつかの実施形態を開示したが、当業者は、実施形態の趣旨から逸脱することなく、様々な修正、代替構造、及び等価物を使用できることが認識されるであろう。さらに、本技術を不必要にあいまいにすることを避けるために、いくつかの周知のプロセス及び要素については説明しなかった。したがって、上記の説明は、本技術の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。
[0071]値の範囲が提示される場合、文脈上明らかに別段の指示がない限り、その範囲の上限と下限の間の各介在値はまた、下限の単位の最小単位まで具体的に開示されることが理解される。記載された範囲の任意の記載値又は記載されていない介在値の間の任意の狭い範囲、そしてその記載範囲のその他任意の記載された又は介在する値も包含される。これらの小さい範囲の上限と下限は、個別に範囲に含めることも除外することもでき、いずれか、どちらでもない、又は両方の制限がより狭い範囲に含まれている各範囲も本技術に含まれ、指定された範囲で特に除外された制限が適用される。記載された範囲に制限の一方又は両方が含まれる場合、含まれる制限のいずれか又は両方を除く範囲も含まれる。
[0072]本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈上別途明示しない限り複数の指示物を含む。したがって、例えば、「ヒータ」への言及は、複数のそのようなヒータを含み、「突起」への言及は、当業者に知られている1つ又は複数の突起及びその等価物への言及などを含む。
[0073]また、「含む(comprise(s))」、「含んでいる(comprising)」、「含有する(contain(s))」、「含有している(containing)」、「含む(include(s))」、及び「含んでいる(including)」という用語は、本明細書及び特許請求の範囲で使用された場合、記載された特徴、整数、構成要素、又はステップの存在を特定することを意図しているが、一又は複数のその他の特徴、整数、構成要素、工程、動作、又はグループの存在又は追加を除外するものではない。

Claims (20)

  1. 導体処理チャンバの静電チャックを含む基板処理領域に、300sccm以上の流量の分子酸素(O )を含む堆積前駆体を流入することと、
    前記堆積前駆体から前記静電チャック上に、3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層を堆積して、シーズニングされた静電チャックを形成することと、
    前記シーズニングされた静電チャックに500V以上の電圧を印加することであって、前記シーズニングされた静電チャックは、前記電圧が印加されたときの25mA以下の漏れ電流によって特徴付けられる、前記印加することと
    を含む半導体処理方法。
  2. 半導体処理チャンバの静電チャックを含む基板処理領域に、堆積前駆体を流入することと、
    前記堆積前駆体から前記静電チャック上に、3.5以上の誘電率によって特徴付けられ、酸化ケイ素とドープされていないポリシリコンの二重層を含むシーズニング層を堆積して、シーズニングされた静電チャックを形成することと、
    前記シーズニングされた静電チャックに500V以上の電圧を印加することであって、前記シーズニングされた静電チャックは、前記電圧が印加されたときの25mA以下の漏れ電流によって特徴付けられる、前記印加することと
    を含む半導体処理方法。
  3. 半導体処理チャンバの静電チャックを含む基板処理領域に、堆積前駆体を流入することと、
    前記堆積前駆体から前記静電チャック上に、300Å以下の厚さによって特徴付けられるポリシリコン層を含み、かつ3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層を堆積して、シーズニングされた静電チャックを形成することと、
    前記シーズニングされた静電チャックに500V以上の電圧を印加することであって、前記シーズニングされた静電チャックは、前記電圧が印加されたときの25mA以下の漏れ電流によって特徴付けられる、前記印加することと
    を含む半導体処理方法。
  4. 前記堆積前駆体がケイ素含有前駆体を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体処理方法。
  5. 前記シーズニング層がドープされていない酸化ケイ素を含む、請求項1に記載の半導体処理方法。
  6. 前記シーズニング層が、500Å以上の厚さによって特徴付けられる酸化ケイ素層を含む、請求項1に記載の半導体処理方法。
  7. 前記シーズニング層が、1原子%以下の炭素によって特徴付けられる、請求項1に記載の半導体処理方法。
  8. 前記シーズニングされた静電チャックは、前記電圧が印加されたときの10mA以下の漏れ電流によって特徴づけられる、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体処理方法。
  9. 前記静電チャック上への前記シーズニング層の堆積は、10秒以上行われる、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体処理方法。
  10. 半導体処理チャンバの基板処理領域内で半導体ウエハを、3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層でシーズニングされた静電チャックに接触させることと、
    前記シーズニングされた静電チャックに500V以上のクランプ電圧を印加して、前記半導体ウエハをチャッキングすることであって、前記シーズニングされた静電チャック、前記クランプ電圧が印加されたときの25mA以下の漏れ電流によって特徴付けられる、前記半導体ウエハをチャッキングすることと、
    前記チャッキングされたウエハ上に3つ以上の層を堆積することであって、前記堆積された3以上の層の堆積により、前記チャッキングされたウエハ内で500MPa以上の応力引き起こされ、前記チャッキングされたウエハが、前記3つ以上の層の堆積後の100μm以下の反りによって特徴付けられる、前記堆積することと
    を含む半導体処理方法。
  11. 前記チャッキングされたウエハが、前記3つ以上の層の前記堆積後の2%以下の平均厚さからの偏差によって特徴付けられる、請求項10に記載の半導体処理方法。
  12. 前記3つ以上の層が少なくとも50対の層を含み、各対の層は誘電体層及び半導体層を含む、請求項10に記載の半導体処理方法。
  13. 前記シーズニング層がドープされていない酸化ケイ素を含む、請求項10に記載の半導体処理方法。
  14. 前記シーズニング層が、1原子%以下の炭素によって特徴付けられる、請求項10に記載の半導体処理方法。
  15. 基板支持アセンブリを画定する、3.5以上の誘電率によって特徴付けられるシーズニング層でシーズニングされた静電チャック本体であって前記シーズニング層は炭素を含まず、かつ前記シーズニング層は、分子状酸素を含む堆積前駆体から形成される、静電チャック本体と、
    前記静電チャック本体に結合された支持ステムと、
    基板支持面と前記支持ステムとの間の前記静電チャック本体内に埋め込まれた電極と
    を含み、500V以上のクランプ電圧で25mA以下の前記静電チャック本体を通る漏れ電流によって特徴付けられる、基板支持アセンブリ。
  16. 前記シーズニング層がドープされていない酸化ケイ素を含む、請求項15に記載の基板支持アセンブリ
  17. 前記シーズニング層が、500Å以上の厚さによって特徴付けられる、請求項15に記載の基板支持アセンブリ
  18. 前記静電チャック本体がセラミック材料を含む、請求項15に記載の基板支持アセンブリ
  19. 前記セラミック材料が、1×10Ω-cm以上の体積抵抗率によって特徴付けられる、請求項18に記載の基板支持アセンブリ
  20. 前記基板支持アセンブリが、前記静電チャック本体内に埋め込まれたヒータをさらに含む、請求項15に記載の基板支持アセンブリ
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