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JP7820105B2 - プリント基板 - Google Patents
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JP7820105B2 - プリント基板 - Google Patents

プリント基板

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Description

本発明は、プリント基板に関する。
特許文献1に記載のプリント基板は、導体パターン(同文献には配線パターンと記載)を備え、導体パターンの延在方向における一部分は、ヒューズ部(同文献には、パターンヒューズと記載)であり、プリント基板に対して、溶断電流以上の電流が流れた際には、溶断時間以内にヒューズ部が溶断するように構成されている。
特開2007-311467号公報
ヒューズ部は、定格電流以内の電流が流れている間は良好に放熱し、溶断電流以上の電流が流れた際には溶断時間以内に確実に溶断する構造であることが望ましいが、特許文献1の技術では、この点に関して、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、定格電流以内の電流が流れている間はヒューズ部が良好に放熱し、溶断電流以上の電流が流れた際には溶断時間以内にヒューズ部がより確実に溶断する構造のプリント基板に関する。
本発明によれば、可撓性のフィルム状のベース基材と、
前記ベース基材の一方の主面に形成されている導体パターンと、
前記ベース基材の前記一方の主面を覆っているカバーフィルムと、
前記カバーフィルムにおける前記ベース基材側とは反対側の面を覆っている蓋部材と、
前記カバーフィルムと前記蓋部材とを相互に接着している接着層と、
を備え、
前記導体パターンの延在方向における一部分は、ヒューズ部であり、
前記カバーフィルムは、前記ヒューズ部の少なくとも一部分と対応する開口部であるフィルム開口部を有し、前記蓋部材が前記フィルム開口部を覆っており、
前記蓋部材は、前記ベース基材側に向けて開口している凹部を有する板状の部材であり、
前記蓋部材における前記凹部が形成されている側の面が、前記接着層を介して前記カバーフィルムの前記反対側の面に接合されており、
前記フィルム開口部と前記凹部とは、互いに連通しており、
前記フィルム開口部の内部と前記凹部の内部とに共通の空気層が存在しているプリント基板が提供される。
本発明によれば、定格電流以内の電流が流れている間はヒューズ部が良好に放熱し、溶断電流以上の電流が流れた際には溶断時間以内にヒューズ部がより確実に溶断する構造のプリント基板を提供することができる。
図1(a)及び図1(b)は第1実施形態における導体パターンのヒューズ部及びその周辺構造を示す図であり、このうち図1(a)は斜視図、図1(b)は平面図である。 図1(b)に示すA-A線に沿った断面図である。 図3(a)は第1実施形態の変形例1に係るプリント基板の断面図であり、図3(b)は第1実施形態の変形例2に係るプリント基板の断面図である。 第1実施形態の変形例3に係るプリント基板の断面図である。 図5(a)及び図5(b)は第2実施形態における導体パターンのヒューズ部及びその周辺構造を示す図であり、このうち図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)に示すA-A線に沿った断面図である。 図6(a)及び図6(b)は第3実施形態における導体パターンのヒューズ部及びその周辺構造を示す図であり、このうち図6(a)は斜視図、図6(b)は平面図である。 図7(a)は図6(b)に示すA-A線に沿った断面図であり、図7(b)は図7(a)に示すA部の部分拡大図である。 第3実施形態の変形例に係るプリント基板の平面図である。 図8に示すA-A線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1(a)から図2を用いて第1実施形態を説明する。
図1(a)、図1(b)及び図2に示すように、本実施形態に係るプリント基板100は、可撓性のフィルム状のベース基材10と、ベース基材10の一方の主面10aに形成されている導体パターン20と、ベース基材10の一方の主面10aを覆っているカバーフィルム71と、カバーフィルム71におけるベース基材側とは反対側の面(本実施形態の場合、一方の面71a)を覆っている蓋部材61と、を備えている。
導体パターン20の延在方向における一部分は、ヒューズ部31であり、カバーフィルム71は、ヒューズ部31の少なくとも一部分と対応する開口部であるフィルム開口部73を有し、蓋部材61がフィルム開口部73を覆っている。
また、ベース基材10の一方の主面10aを覆っているカバーフィルム71は、導体パターン20を覆っている。
ヒューズ部31は、予め設定されている溶断電流以上の電流が流れた際には、溶断時間以内に導体パターン20における非ヒューズ部36よりも先に溶断するように幅寸法や膜厚が設定されている。一方、定格電流以内の電流が流れている間は、ヒューズ部31の発熱による発火やショート及び意図しないタイミングでのヒューズ部31の溶断を抑制する観点から、ヒューズ部31の放熱性が確保されている。
本実施形態によれば、カバーフィルム71において、ヒューズ部31の少なくとも一部分と対応する部分には、フィルム開口部73が形成されており、当該フィルム開口部73は蓋部材61によって覆われている。このため、断熱性の高い(熱伝導率の低い)空気層95をフィルム開口部73内に容易に形成することができる。これにより、フィルム開口部73が形成されていない場合と比べて、プリント基板100におけるヒューズ部31の周囲の構造及び構成にかかわらず、ヒューズ部31の周囲の断熱性を十分に確保することができる。したがって、定格電流以内の電流が流れている間はヒューズ部31が良好に放熱する構成を維持しつつも、溶断電流以上の電流が流れた際には、ヒューズ部31がより短い時間で溶断するようにできる。
このように、本実施形態によれば、定格電流以内の電流が流れている間はヒューズ部31が良好に放熱し、溶断電流以上の電流が流れた際には溶断時間以内にヒューズ部31がより確実に溶断する構造のプリント基板100を容易に実現することができる。
なお、ここで、本発明において、フィルム開口部73内の全体に空気層95が存在していてもよいし、フィルム開口部73内の一部分に空気層95が存在していてもよく、更には、フィルム開口部73内において多数の気泡が分散して存在していてもよい。
更に、本発明において、例えば、フィルム開口部73内に空気層95が存在していなくてもよい。この場合、フィルム開口部73内には、カバーフィルム71や第1接着層74よりも断熱性が高い材料が充填されている。これにより、フィルム開口部73が形成されていない場合と比べて、ヒューズ部31の周囲における断熱性を十分に確保することができる。
一例として、プリント基板100は、電圧監視モジュール(不図示)に組み込まれ、複数の電池セル(不図示)を接続するバスバー(不図示)に導体パターン20を繋ぐことで、電圧を監視するために用いられるものである。
より詳細には、プリント基板100は、例えばコネクタ(不図示)が取り付けられており、各種制御を行う測定装置に対してコネクタを介して接続され、電圧監視が可能となっている。また、バスバーに繋がる各導体パターン20には、それぞれヒューズ部31が設けられている。典型的には、ヒューズ部31は対応するバスバーの近傍に配置されるが、ヒューズ部31の配置はこの例に限定されない。なお、プリント基板100は、例えば、温度感知するサーミスタ(不図示)に繋がれる導体パターン20を備えていてもよく、この場合、当該導体パターン20にはヒューズ部31が設けられていない。
以下では、プリント基板100の各構成要素同士の位置関係などを説明するに際し、図2における上側を、上側又は上方などと称し、その反対側を下側又は下方などと称する。しかし、これらの方向の規定は便宜的なものであり、プリント基板100の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
図2に示すように、プリント基板100は、平板状ないしはシート状に形成されている積層体である。より詳細には、プリント基板100は、例えば、ベース基材10、導体パターン20、カバーフィルム71及び蓋部材61の他に、カバーフィルム71とベース基材10とを相互に接着している第1接着層74と、カバーフィルム71と蓋部材61とを相互に接着している第2接着層63と、導体パターン20とベース基材10とを相互に接着している第3接着層15と、を更に備えている。
本実施形態の場合、ベース基材10上に第1接着層74が導体パターン20を介して積層されており、第1接着層74上にカバーフィルム71が直に積層されている。また、カバーフィルム71上に第2接着層63が直に積層されており、第2接着層63上に蓋部材61が直に積層されている。また、ベース基材10上に第3接着層15が直に積層されており、第3接着層15上に導体パターン20が直に積層されている。
ただし、本発明において、導体パターン20は、例えば、ベース基材10に対して直に設けられていてもよい。
なお、図1(a)及び図1(b)においては、蓋部材61及び第2接着層63の図示を省略している。
ベース基材10は、表裏が主面になっている薄いフィルム状の基材である。
ベース基材10は、熱可塑性樹脂層を含有し、全体が熱可塑性を示すものであればよい。
ここで、熱可塑性とは、加熱することによって軟化し、冷却することによって再度硬化する性質をいう。
また、ベース基材10は、熱可塑性の樹脂製であって、本実施形態ではポリイミドを材料としている。ただし、ベース基材10の材料は、この例に限定されるものでなく、例えば、ポリエチレンナフタレート(PolyEthylene Naphthalate:PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PolyEthylene Terephthalate:PET)、液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)、フッ素系樹脂(PolyTetra FluoroEthylene:PTFE)、あるいはそれらを含有する樹脂を用いることが考えられる。
プリント基板100は、例えば、互いに並列に延在している複数の導体パターン20を備えている。各導体パターン20は、例えば、銅箔を加工することにより形成されている。
図1(a)及び図1(b)に示すように、各導体パターン20は、例えば、ベース基材10の一方の主面10aに沿う方向のうち、第1方向(図1(b)及び図2における左右方向)に沿って直線状に延在している直線部21を含む。各直線部21は、第1方向に対して直交する第2方向(図1(b)における上下方向)において、互いに離間して(例えば、等間隔に)配置されている。そして、各直線部21同士の間隙の少なくとも一部分には第1接着層74が入り込んでいる。また、ヒューズ部31は、例えば、確実に所定の条件で溶断するように、他の導体パターン20からの距離が定められている。
各導体パターン20の直線部21の幅寸法は、後述するテーパー部33を除いて、当該導体パターン20の延在方向における位置にかかわらず略一定となっている。
以下では、プリント基板100の各構成要素同士の位置関係などを説明するに際し、図1(b)における左側を左側と称し、その反対側を右側と称する場合がある。
図1(a)及び図1(b)に示す例では、直線部21の延在方向における中央部にヒューズ部31があり、当該ヒューズ部31の両端側がそれぞれ非ヒューズ部36である。
本実施形態の場合、ヒューズ部31は、平面視において、ミアンダ形状に形成されている。これにより、ヒューズ部31の長さを十分に確保し、ヒューズ部31の電気抵抗を高めることができるとともに、導体パターン20においてヒューズ部31を中心に熱がこもるようにできる。ただし、本発明において、後述する第3実施形態のように、ヒューズ部31は、例えば、平面視において、略直線形状に形成されていてもよい。
本実施形態の場合、図2に示すように、ヒューズ部31の膜厚は、例えば、導体パターン20における非ヒューズ部36の膜厚よりも薄い。これにより、ヒューズ部31の膜厚が非ヒューズ部36の膜厚と同等である場合と比較して、ヒューズ部31の所望の横断面積を維持しつつ、ヒューズ部31の表面積をより多く確保することができる。よって、ヒューズ部31が良好に発熱する構造を維持しつつも、ヒューズ部31の放熱性を向上させることができる。
より詳細には、一例として、非ヒューズ部36とヒューズ部31との境界部32において、導体パターン20の膜厚が、非ヒューズ部36からヒューズ部31に向けて徐々に薄くなっている構成とすることができる。
これにより、導体パターン20を、非ヒューズ部36からヒューズ部31になだらかに切り替わる構成とすることができる。よって、例えば、プリント基板100が屈曲した際に、非ヒューズ部36とヒューズ部31との境界部32に応力が集中してしまうことを抑制できるので、プリント基板100の構造的強度を十分に確保することができる。
なお、本発明はこの例に限らず、例えば、境界部32において、導体パターン20の膜厚は、例えば、非ヒューズ部36からヒューズ部31に向けて急峻に薄くなっていてもよい。
また、本発明はこの例に限らず、境界部32において、導体パターン20の膜厚と非ヒューズ部36の膜厚とは互いに同等となっていてもよい。
ヒューズ部31の膜厚を非ヒューズ部36の膜厚よりも薄くする手法は、特に限定されず、例えば、導体パターン20におけるヒューズ部31となる部分に対して局所的にエッチングを行う手法を用いてもよいし、導体パターン20における非ヒューズ部36となる部分に対して選択的にめっき層(不図示)を形成する手法を用いてもよい。
また、本実施形態の場合、一例として、ヒューズ部31の幅寸法が、非ヒューズ部36の幅寸法よりも狭い構成とすることができる。
これにより、導体パターン20に対して、溶断電流以上の電流が流れた際に、ヒューズ部31において局所的に発熱しやすくできるので、溶断時間以内にヒューズ部31がより確実に溶断するようにできる。
より詳細には、本実施形態の場合、一例として、各境界部32は、導体パターン20の幅寸法が非ヒューズ部36からヒューズ部31に向けて徐々に狭くなっているテーパー部33を含む。
ヒューズ部31の延在方向(図1(b)における左右方向)における一端側(以下、左側)の境界部32のテーパー部33において、導体パターン20の幅寸法は、例えば、平面視において、ヒューズ部31の延在方向における他端側(以下、右側)に向けて、徐々に狭くなっている。左側の境界部32のテーパー部33の右端は、ヒューズ部31の左端と接続されている。
同様に、ヒューズ部31の延在方向(図1(b)における左右方向)における他端側(右端)の境界部32のテーパー部33において、導体パターン20の幅寸法は、例えば、平面視において、ヒューズ部31の延在方向における一端側(左側)に向けて、徐々に狭くなっている。右側の境界部32のテーパー部33の左端は、ヒューズ部31の右端と接続されている。
ただし、本発明はこの例に限らず、ヒューズ部31の幅寸法と非ヒューズ部36の幅寸法とは互いに同等の寸法に設定されていてもよい。
上述のように、カバーフィルム71は、導体パターン20をベース基材10側とは反対側から覆っている。本実施形態の場合、カバーフィルム71は、ベース基材10と同様に熱可塑性樹脂を含有しており、熱可塑性樹脂のみによって形成されている層であってもよいし、熱可塑性樹脂以外の樹脂を含む層であってもよい。なお、本実施形態の場合、一例として、カバーフィルム71は、ベース基材10と同種の材料であるポリイミドによって構成されている。
ここで、本実施形態の場合、図1(b)に示すように、平面視において、フィルム開口部73は、一の導体パターン20(本実施形態の場合、導体パターン20a)のヒューズ部31の少なくとも一部分と対応する領域に配置されている。そして、フィルム開口部73の外形線は、一の導体パターン20aと、当該一の導体パターン20に隣接する他の導体パターン20と、の間に位置しており、少なくとも、他の導体パターン20とフィルム開口部73との間の領域(例えば、後述する領域26、27)には、第1接着層74が存在している。
これにより、一の導体パターン20aと他の導体パターン20との間の絶縁性を良好に確保することができる。
より詳細には、図1(a)及び図1(b)に示すように、導体パターン20bと導体パターン20cとが、第2方向において、導体パターン20aを間に挟んで配置されている。そして、導体パターン20aと導体パターン20bとの間の領域26、及び、導体パターン20aと導体パターン20cとの間の領域27に、第1接着層74が存在している。また、図1(a)及び図1(b)において図示している範囲外に配置されている導体パターン20同士の間の領域にも、第1接着層74が存在している。
フィルム開口部73は、例えば、平面視において、ヒューズ部31の外形線の全体が、フィルム開口部73の外形線よりも内側の領域に位置している構造となる形状及び寸法に設定されていることが好ましい。
本実施形態の場合、フィルム開口部73は、平面視において、第1方向に長尺な略オーバル形状(略角丸長方形状)に形成されている。より詳細には、フィルム開口部73の外形線は、例えば、左右方向(第1方向)において互いに平行に延在している一対の直線と、左方に向けて凸の半円及び右方に向けて凸の半円(以下、一対の半円)と、を含む。
フィルム開口部73の一対の直線のうちの一方は、第2方向において互いに並んで配置されている導体パターン20aと導体パターン20bとの間の領域26に位置しており、当該一対の直線のうちの他方は、第2方向において互いに並んで配置されている導体パターン20aと導体パターン20cとの間の領域27に位置している。
平面視において、フィルム開口部73の一対の半円のうちの一方は、例えば、左側のテーパー部33の左端の近傍に配置されており、当該半円のうちの他方は、例えば、右側のテーパー部33の右端の近傍に配置されている。
これにより、平面視において、ヒューズ部31の外形線の全体が、フィルム開口部73の外形線よりも内側の領域に位置している構造となるので、ヒューズ部31の全体の周囲における断熱性をより良好に確保することができる。よって、溶断電流以上の電流が流れた際には、溶断時間以内にヒューズ部31がより確実に溶断するようにできる。
なお、本発明において、フィルム開口部73の平面形状は特に限定されず、例えば、略矩形状や円形状等のその他の形状であってもよい。
また、本発明において、カバーフィルム71にフィルム開口部73を形成するタイミングは特に限定されず、例えば、カバーフィルム71を第1接着層74上に積層した後でもよいし、積層する前でもよい。
蓋部材61は、一例として、補強フィルムである。蓋部材61(補強フィルム)は、平面視において、ヒューズ部31の少なくとも一部分と重なる領域に配置される。本実施形態の場合、蓋部材61は、カバーフィルム71の全体を上方から覆うように配置されている。
蓋部材61は、一例として、ベース基材10及びカバーフィルム71と同種の材料であるポリイミドによって構成されている。
ただし、本発明において、後述する第3実施形態のように、蓋部材61は、必ずしも補強フィルムに限定されず、蓋部材61の構成する材料もこの例に限定されない。
第1接着層74は、導体パターン20の上面と、ベース基材10の一方の主面10aにおける導体パターン20の非形成領域と、に設けられている。
第2接着層63は、例えば、カバーフィルム71の上面の略全域に設けられている。
第3接着層15は、例えば、ベース基材10の一方の主面10aにおける導体パターン20の配置領域に設けられている。
第1接着層74、第2接着層63及び第3接着層15の各々は、例えば、エポキシ系樹脂系、アクリル系樹脂系、PI系樹脂を材料とする接着剤やプリプレグによって構成されている。
ここで、本実施形態の場合、図2に示すように、第1接着層74において、フィルム開口部73と対応する領域には、開口部75が形成されており、当該開口部75内に存在する空気層95がヒューズ部31に接している。
これにより、断熱性の高い(熱伝導の低い)空気層95によって、ヒューズ部31の周囲における断熱性を十分に確保することができる。よって、溶断電流以上の電流が流れた際には、ヒューズ部31が良好に発熱し溶断時間以内に溶断するようにできる。
更に、本実施形態の場合、図2に示すように、第2接着層63において、フィルム開口部73と対応する領域には、開口部(以下、第2開口部64)が形成されている。
これにより、第2開口部64内においても、空気層95が存在している構成とすることができる。よって、空気層95の体積を十分に確保することができるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性をより向上させることができる。
より詳細には、図1(b)に示すように、平面視において、開口部75の外形線は、例えば、フィルム開口部73の外形線と一致する形状及び位置に配置されている。したがって、平面視において、フィルム開口部73(開口部75)よりも内側の領域は、第1接着層74の非形成領域となっている。同様に、平面視において、第2開口部64の外形線は、例えば、フィルム開口部73の外形線と一致する形状及び位置に配置されている。したがって、平面視において、フィルム開口部73(第2開口部64)よりも内側の領域は、第2接着層63の非形成領域となっている。
開口部75及び第2開口部64を形成する手法としては、特に限定されないが、一例として、プリント基板100の製造工程において、第1接着層74を構成する接着剤を、カバーフィルム71の他方の面71bにおけるフィルム開口部73の非形成領域に塗布し、第2接着層63を構成する接着剤を、カバーフィルム71の一方の面71aにおけるフィルム開口部73の非形成領域に塗布することによって、開口部75及び第2開口部64をそれぞれ形成することができる。この場合、接着剤がフィルム開口部73に流入してしまうことを抑制する観点から、第1接着層74及び第2接着層63の厚みは薄くなっていることが好ましい。
ただし、開口部75及び第2開口部64を形成する手法はこの例に限定されず、例えば、予め第1接着層74及び第2接着層63がそれぞれ形成されたカバーフィルム71を準備し、当該カバーフィルム71を型抜き加工することによって、フィルム開口部73、開口部75及び第2開口部64を同時に形成してもよい。
第1接着層74の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、8μm以上50μm以下であることが好ましい。
第2接着層63の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、8μm以上50μm以下であることが好ましい。
第3接着層15の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、0μm以上50μm以下であることが好ましい。
カバーフィルム71の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、12.5μm以上50μm以下であることが好ましい。
蓋部材61の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、12.5μm以上50μm以下であることが好ましい。
ベース基材10の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、12.5μm以上50μm以下であることが好ましい。
導体パターン20の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、5μm以上35μm以下であることが好ましい。なお、ここでいう導体パターン20の厚み寸法は、導体パターン20の全体の厚み寸法の平均値を意味している。
なお、本実施形態の場合も、後述する第3実施形態の変形例と同様に、プリント基板100は、各導体パターン20がヒューズ部31を有し、カバーフィルム71には、各導体パターン20のヒューズ部31の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域にフィルム開口部73が形成されていてもよい。
この場合、蓋部材61は、例えば、複数のフィルム開口部73を覆っていてもよいし、一のフィルム開口部73のみを覆っていてもよい。
また、複数のフィルム開口部73が形成されている場合、プリント基板100は、例えば、複数の蓋部材61を備えており、各蓋部材61がそれぞれ対応するフィルム開口部73を個別に覆っていてもよい。
<第1実施形態の変形例1、2>
次に、図3(a)及び図3(b)を用いて第1実施形態の変形例1、2を説明する。
本変形例に係るプリント基板100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るプリント基板100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るプリント基板100と同様に構成されている。
なお、図3(a)及び図3(b)は、第1方向(左右方向)に沿った断面図である。
第1実施形態では、プリント基板100の製造工程において、第2接着層63を構成する接着剤を、カバーフィルム71におけるフィルム開口部73の非形成領域に塗布する例を説明した。ただし、本発明において、第2接着層63を構成する接着剤をカバーフィルム71に塗布する際に、当該接着剤の一部分がフィルム開口部73内に入り込んでもよい。この際に、当該接着剤は、図3(a)に示す変形例1のように、フィルム開口部73内の上部に選択的に入り込んでいてもよい。この場合、フィルム開口部73内の下部に空気層95が存在している構成となるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性を十分に確保することができる。もしくは、第2接着層63を構成する接着剤は、図3(b)に示す変形例2のように、フィルム開口部73内の全体に入り込んでいてもよい。この場合、当該接着剤は、空隙となっているフィルム開口部73内に入り込むので、当該フィルム開口部73内に入り込んだ接着剤は、気泡92を包含した状態となることが期待できる。そして、この気泡92によって、ヒューズ部31の周囲における断熱性を十分に確保することができる。
<第1実施形態の変形例3>
次に、図4を用いて第1実施形態の変形例を説明する。
本変形例に係るプリント基板100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係るプリント基板100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態に係るプリント基板100と同様に構成されている。
なお、図4は、第1方向(左右方向)に沿った断面図である。
本変形例の場合、図4に示すように、フィルム開口部73に消弧剤91が充填されている。これにより、ヒューズ部31が溶断した後に定格電圧以上の電圧がヒューズ部31に加わったとしても、溶断したヒューズ部31間においてアーク電流が発生することを抑制できる。よって、ヒューズ部31の発熱による発火やショートを抑制できる。
消弧剤91は、例えば、蓋部材61とヒューズ部31との間の空隙において、万遍なく充填されていることが好ましい。このようにすることにより、消弧剤91によって、ヒューズ部31の発熱による発火やショートをより確実に抑制できる。
消弧剤91は、特に限定されないが、例えば、多数の粒状に形成されており、石英及びアルミナ等によって構成されている。
なお、本発明において、消弧剤91の代わりに、例えば、高い断熱性を有する樹脂材料をヒューズ部31の表面の全体に塗布してもよい。このような構成によっても、ヒューズ部31の発熱による発火やショートを抑制できる。
〔第2実施形態〕
次に、図5(a)及び図5(b)を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係るプリント基板100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態及びその各変形例に係るプリント基板100と相違しており、その他の点では、上記の第1実施形態及びその各変形例に係るプリント基板100と同様に構成されている。
更に、プリント基板100は、例えば、当該プリント基板100において導体パターン20とは異なる層に形成されている第2導体パターン40と、第2導体パターン40を覆っている第2カバーフィルム76と、を備えている。
そして、第2カバーフィルム76は、平面視においてフィルム開口部73と対応する領域に位置する開口部である第2フィルム開口部77を有する。
これにより、ヒューズ部31の下方にも空気層96が形成されている構成となるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性を一層向上させることができる。
より詳細には、本実施形態の場合、プリント基板100は、ベース基材10の他方の主面10bに形成されている第2導体パターン40と、ベース基材10の他方の主面10bを覆っている第2カバーフィルム76と、を備えている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、第2フィルム開口部77は、例えば、フィルム開口部73と同一の形状及び寸法に設定されており、平面視において、第2フィルム開口部77の外形線は、フィルム開口部73の外形線と略一致している。したがって、ヒューズ部31の外形線の全体は、第2フィルム開口部77の外形線よりも内側の領域に配置されている。
なお、本発明において、プリント基板100は、例えば、3つ以上の導体パターンが、複数のベース基材(不図示)や複数の接着層(不図示)等を介して積層されている多層FPCであってもよい。この場合、フィルム開口部73の数や配置などは、プリント基板100が有する導電パターンの数や各層の構造に応じて適宜設定することができる。
本実施形態の場合、第2カバーフィルム76は、例えば、カバーフィルム71と同様に熱可塑性樹脂を含有しており、熱可塑性樹脂のみによって形成されている層であってもよいし、熱可塑性樹脂以外の樹脂を含む層であってもよい。なお、本実施形態の場合、一例として、第2カバーフィルム76は、カバーフィルム71と同種の材料であるポリイミドによって構成されている。
更に、本実施形態の場合、プリント基板100は、ベース基材10の他方の主面10bを覆っている第2蓋部材66を備えており、第2蓋部材66は、第2フィルム開口部77を下方から覆っている。
これにより、例えば、ベース基材10が破損してまった場合でも、ヒューズ部31が第2フィルム開口部77を介してプリント基板100の外部に露出してしまうことを抑制できる。したがって、プリント基板100の安全性を向上させることができる。
第2蓋部材66は、例えば、蓋部材61と同一の形状及び寸法に設定されている。
第2蓋部材66は、一例として、蓋部材61と同様に、補強フィルムである。第2蓋部材66(補強フィルム)は、平面視において、ヒューズ部31の少なくとも一部分と重なる領域に配置される。本実施形態の場合、第2蓋部材66は、第2カバーフィルム76の全体を下方から覆うように配置されている。
第2蓋部材66は、一例として、蓋部材61と同種の材料であるポリイミドによって構成されている。
ただし、本発明において、第2蓋部材66は、蓋部材61と同様に、必ずしも補強フィルムに限定されず、第2蓋部材66の構成する材料もこの例に限定されない。
なお、図5(a)においては、蓋部材61及び第2接着層63の図示を省略している。
また、プリント基板100は、例えば、ベース基材10と第2導体パターン40とを相互に接着している第4接着層78と、第2カバーフィルム76と第2蓋部材66とを相互に接着している第5接着層68と、第2導体パターン40と第2カバーフィルム76とを相互に接着している第6接着層81と、を備えている。
本実施形態の場合、第2蓋部材66上に第5接着層68が直に積層されており、第5接着層68上に第2カバーフィルム76が直に積層されている。また、第2カバーフィルム76上に第6接着層81が直に積層されており、第6接着層81上に第2導体パターン40が直に積層されている。また、第2導体パターン40上に第4接着層78が直に積層されており、第4接着層78上にベース基材10が直に積層されている。
第4接着層78は、例えば、ベース基材10の一方の主面10bの略全域に設けられている。
第5接着層68は、例えば、第2カバーフィルム76の下面の略全域に設けられている。
第6接着層81は、例えば、第2カバーフィルム76の上面の略全域に設けられている。
第4接着層78~第6接着層81の各々は、例えば、第1接着層74~第3接着層15と同様に、エポキシ系樹脂系、アクリル系樹脂系、PI系樹脂を材料とする接着剤やプリプレグによって構成されている。
ここで、第5接着層68において、第2フィルム開口部77と対応する領域には、例えば、第2開口部79が形成されている。これにより、ヒューズ部31の下方に配置されている空気層96の体積を十分に確保することができるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性をより向上させることができる。
また、本実施形態の場合、ベース基材10にはスルーホール(不図示)が形成されており、めっき層(不図示)がスルーホール内にも形成されており、当該スルーホール内のめっき層を介して、導体パターン20と第2導体パターン40とが相互に電気的に接続されている。
これにより、ヒューズ部31において発生する熱の放熱面積を十分に確保できるので、ヒューズ部31の抵抗値を高くしたとしても、定格電流以内の電流が流れている間はヒューズ部31が溶断しない構成を実現できる。
ただし、本発明において、例えば、ベース基材10にはスルーホール及びめっき層が形成されておらず、導体パターン20と第2導体パターン40とが相互に電気的に接続されていなくてもよい。
図5(b)に示すように、第2導体パターン40は、例えば、平面視において、ヒューズ部31と重複しない位置(ヒューズ部31を避けた位置)に配置されている。これにより、ヒューズ部31において発生する熱の放熱面積を十分に確保しつつも、溶断電流以上の電流が流れた際にはヒューズ部31が確実に溶断するようにできる。
より詳細には、本実施形態の場合、平面視において、第2導体パターン40は、フィルム開口部73の外形線よりも外側の領域に配置されている。
また、一例として、第2導体パターン40は、平面視において、メッシュ状に形成されていてもよい。このようにすることにより、ヒューズ部31において発生する熱の放熱面積をより十分に確保できる。
第4接着層78の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、0μm以上50μm以下であることが好ましい。
第5接着層68の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、8μm以上50μm以下であることが好ましい。
第2カバーフィルム76の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、12.5μm以上50μm以下であることが好ましい。
第2蓋部材66の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、12.5μm以上50μm以下であることが好ましい。
第2導体パターン40の厚み寸法は、特に限定されないが、例えば、5μm以上35μm以下であることが好ましい。なお、ここでいう第2導体パターン40の厚み寸法は、第2導体パターン40の全体の厚み寸法の平均値を意味している。
〔第3実施形態〕
次に、図6(a)から図7(b)を用いて第3実施形態を説明する。
本実施形態に係るプリント基板100は、以下に説明する点で、上記の第1及び第2実施形態に係るプリント基板100と相違しており、その他の点では、上記の第1及び第2実施形態に係るプリント基板100と同様に構成されている。
本実施形態の場合も、第2実施形態と同様に、プリント基板100は、蓋部材61と、カバーフィルム71と、第2蓋部材66と、第2カバーフィルム76と、を備えている。
ただし、図6(a)から図7(b)に示すように、本実施形態の場合、蓋部材61におけるベース基材10側の面には、フィルム開口部73と対応する凹部62が形成されている。
これにより、凹部62内にも空気層95が存在している構成となるので、当該空気層95の体積をより良好に確保することができるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性を一層良好に確保することができる。
同様に、第2蓋部材66におけるベース基材10側の面には、フィルム開口部と対応する凹部(本実施形態の場合、凹部67)が形成されている。
これにより、凹部67内にも空気層96が存在している構成となるので、当該空気層96の体積をより良好に確保することができるので、ヒューズ部31の周囲における断熱性をより一層良好に確保することができる。
本実施形態の場合、蓋部材61は、例えば、左右寸法及び前後寸法の各々よりも上下寸法が小さい扁平な直方体形状に形成されている。また、凹部62の内部とフィルム開口部73とは互いに連通している。
より詳細には、図6(b)に示すように、平面視において、凹部62の外形線は、例えば、フィルム開口部73の外形線と同一の形状に形成されているとともに、当該フィルム開口部73の外形線よりも一回り大きい寸法に設定されている。より詳細には、平面視において、フィルム開口部73の外形線の全体は、凹部62の外形線よりも内側の領域に配置されている。
第2蓋部材66は、例えば、蓋部材61と上下対称の形状及び寸法に設定されている。したがって、第2蓋部材66の凹部67は、当該フィルム開口部73の外形線よりも一回り大きい寸法に設定されており、平面視において、フィルム開口部73の外形線の全体は、凹部67の外形線よりも内側の領域に配置されている。
これにより、ヒューズ部31の外形線の全体が、凹部62及び凹部67の各々の外形線よりも内側の領域に配置されている構成となるので、溶断電流以上の電流が流れた際には、凹部62及び凹部67内の空気層の断熱性によって、ヒューズ部31が良好に発熱し溶断時間以内に溶断するようにできる。
なお、本発明において、蓋部材61と第2蓋部材66とは、この例に限定されず、例えば、互いに異なる形状及び寸法に設定されていてもよい。したがって、凹部62と凹部67とは、互いに異なる形状及び寸法に設定されていてもよい。
本実施形態の場合、蓋部材61及び第2蓋部材66の各々は、一例として、難燃性材料により形成されている。これにより、ヒューズ部31の発熱による発火を抑制することができる。この難燃性材料としては、特に限定されないが、例えば、FR4を用いることができる。
ただし、本発明において、蓋部材61及び第2蓋部材66を形成する材料は、FR4等の難燃性材料に限定されず、プリント基板100構成や用途に応じて適宜設定することができる。
また、本発明において、FR4等の難燃性材料により形成されている蓋部材61及び第2蓋部材66の各々は、例えば、平坦な板状に形成されていて凹部62、67を有していない形状のものであってもよい。
<第3実施形態の変形例>
次に、図8及び図9を用いて第3実施形態の変形例を説明する。
本実施形態に係るプリント基板100は、以下に説明する点で、上記の第1~3実施形態に係るプリント基板100と相違しており、その他の点では、上記の第1~3実施形態に係るプリント基板100と同様に構成されている。
本変形例の場合、図8に示すように、各導体パターン20がヒューズ部31を有している。そして、カバーフィルム71には、各導体パターン20のヒューズ部31の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域にフィルム開口部73が形成されている。
そして、平面視において、蓋部材61の一の凹部62内に複数のフィルム開口部73が配置されている。
これにより、一の凹部62内の空気層95によって、各ヒューズ部31の周囲における断熱性を向上させることができる。すなわち、一の蓋部材61を用いることで事足りるので、プリント基板100の製造コストや工数を削減することができる。
なお、本変形例の場合も、第3実施形態と同様に、FR4等の難燃性材料により形成されている蓋部材61は、例えば、平坦な板状に形成されていて凹部62を有していない形状のものであってもよく、このような蓋部材61が複数のフィルム開口部73を覆っていてもよい。
更に、複数の導体パターン20のうち、互いに隣り合う導体パターン20のヒューズ部31は、複数の導体パターン20の延在方向において互いにずれた位置に配置されている。
このような構成によれば、複数のヒューズ部31を密集して配置したとしても、一の導体パターン20のヒューズ部31の発熱や溶断が、隣接する他の導体パターン20のヒューズ部31に影響を与えてしまうことを抑制できる。
より詳細には、本変形例の場合、各ヒューズ部31は、例えば、図8に示す基準線110を基準として、右側に配置されているヒューズ部31aと、左側に配置されているヒューズ部31bと、を含む。そして、右側に配置されているヒューズ部31aを有する導体パターン20と、左側に配置されているヒューズ部31bを有する導体パターン20と、が第2方向において交互に繰り返し並んで配置されている。
そして、本変形例の場合、各ヒューズ部31に対して、1つずつのフィルム開口部73が配置されている。したがって、基準線110を基準として、右側に配置されているフィルム開口部73と、左側に配置されているフィルム開口部73と、が第2方向において交互に繰り返し並んで配置されている。そして、平面視において、各ヒューズ部31の外形線の全体が、対応するフィルム開口部73の外形線よりも内側の領域に配置されている。
また、平面視において、各フィルム開口部73の外形線の全体が、蓋部材61の一の凹部62の外形線よりも内側の領域に配置されている。
また、本変形例の場合、各ヒューズ部31は、平面視において、略直線形状に形成されている。
以上、図面を参照して各実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)可撓性のフィルム状のベース基材と、
前記ベース基材の一方の主面に形成されている導体パターンと、
前記ベース基材の前記一方の主面を覆っているカバーフィルムと、
前記カバーフィルムにおける前記ベース基材側とは反対側の面を覆っている蓋部材と、
を備え、
前記導体パターンの延在方向における一部分は、ヒューズ部であり、
前記カバーフィルムは、前記ヒューズ部の少なくとも一部分と対応する開口部であるフィルム開口部を有し、前記蓋部材が前記フィルム開口部を覆っているプリント基板。
(2)前記カバーフィルムと前記ベース基材とを相互に接着している第1接着層を備えている(1)に記載のプリント基板。
(3)前記第1接着層において、前記フィルム開口部と対応する領域には、開口部が形成されており、当該開口部内に存在する空気層が前記ヒューズ部に接している(2)に記載のプリント基板。
(4)互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
平面視において、前記フィルム開口部は、一の前記導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分と対応する領域に配置されており、当該フィルム開口部の外形線は、前記一の導体パターンと、当該一の導体パターンに隣接する他の導体パターンと、の間に位置しており、少なくとも、前記他の導体パターンと前記フィルム開口部との間の領域には、前記第1接着層が存在している(2)又は(3)に記載のプリント基板。
(5)前記カバーフィルムと前記蓋部材とを相互に接着している第2接着層を備えている(1)から(4)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(6)前記第2接着層において、前記フィルム開口部と対応する領域には、開口部が形成されている(5)に記載のプリント基板。
(7)当該プリント基板において前記導体パターンとは異なる層に形成されている第2導体パターンと、
前記第2導体パターンを覆っている第2カバーフィルムと、
を備え、
前記第2カバーフィルムは、平面視において前記フィルム開口部と対応する領域に位置する開口部である第2フィルム開口部を有する(1)から(6)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(8)互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
各導体パターンが前記ヒューズ部を有し、
前記カバーフィルムには、各導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域に前記フィルム開口部が形成されており、
前記蓋部材が複数の前記フィルム開口部を覆っている(1)から(7)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(9)前記蓋部材は補強フィルムである(1)から(8)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(10)前記蓋部材における前記ベース基材側の面には、前記フィルム開口部と対応する凹部が形成されている(1)から(8)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(11)互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
各導体パターンが前記ヒューズ部を有し、
前記カバーフィルムには、各導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域に前記フィルム開口部が形成されており、
平面視において、前記蓋部材の一の前記凹部内に複数の前記フィルム開口部が配置されている(10)に記載のプリント基板。
(12)前記ベース基材の他方の主面を覆っている第2蓋部材を備え、
前記第2蓋部材における前記ベース基材側の面には、前記フィルム開口部と対応する凹部が形成されている(1)から(11)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(13)前記フィルム開口部に消弧剤が充填されている(1)から(12)のいずれか一項に記載のプリント基板。
(14)互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
前記複数の導体パターンのうち、互いに隣り合う導体パターンの前記ヒューズ部は、前記複数の導体パターンの延在方向において互いにずれた位置に配置されている(1)から(13)のいずれか一項に記載のプリント基板。
10 ベース基材
10a 一方の主面
10b 他方の主面
15 第3接着層
20 導体パターン
21 直線部
26、27 領域
31 ヒューズ部
32 境界部
33 テーパー部
36 非ヒューズ部
40 第2導体パターン
61 蓋部材(第1蓋部材)
62 凹部
63 第2接着層
64 第2開口部
66 第2蓋部材
67 凹部
68 第5接着層
71 カバーフィルム
71a 一方の面
71b 他方の面
73 フィルム開口部
74 第1接着層
75 開口部
76 第2カバーフィルム
77 第2フィルム開口部
78 第4接着層
79 第2開口部
81 第6接着層
91 消弧剤
92 気泡
95、96 空気層
100 プリント基板

Claims (13)

  1. 可撓性のフィルム状のベース基材と、
    前記ベース基材の一方の主面に形成されている導体パターンと、
    前記ベース基材の前記一方の主面を覆っているカバーフィルムと、
    前記カバーフィルムにおける前記ベース基材側とは反対側の面を覆っている蓋部材と、
    前記カバーフィルムと前記蓋部材とを相互に接着している接着層と、
    を備え、
    前記導体パターンの延在方向における一部分は、ヒューズ部であり、
    前記カバーフィルムは、前記ヒューズ部の少なくとも一部分と対応する開口部であるフィルム開口部を有し、前記蓋部材が前記フィルム開口部を覆っており、
    前記蓋部材は、前記ベース基材側に向けて開口している凹部を有する板状の部材であり、
    前記蓋部材における前記凹部が形成されている側の面が、前記接着層を介して前記カバーフィルムの前記反対側の面に接合されており、
    前記フィルム開口部と前記凹部とは、互いに連通しており、
    前記フィルム開口部の内部と前記凹部の内部とに共通の空気層が存在しているプリント基板。
  2. 前記凹部の深さ寸法は、前記カバーフィルムの厚み寸法よりも大きい請求項1に記載のプリント基板。
  3. 平面視において、前記フィルム開口部の外形線の全体が、前記蓋部材の前記凹部の開口よりも内側にある請求項1又は2に記載のプリント基板。
  4. 前記カバーフィルムと前記ベース基材とを相互に接着している第1接着層を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載のプリント基板。
  5. 前記第1接着層において、前記フィルム開口部と対応する領域には、開口部が形成されており、当該開口部内に存在する空気層が前記ヒューズ部に接している請求項4に記載のプリント基板。
  6. 互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
    平面視において、前記フィルム開口部は、一の前記導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分と対応する領域に配置されており、当該フィルム開口部の外形線は、前記一の導体パターンと、当該一の導体パターンに隣接する他の導体パターンと、の間に位置しており、少なくとも、前記他の導体パターンと前記フィルム開口部との間の領域には、前記第1接着層が存在している請求項4又は5に記載のプリント基板。
  7. 記接着層において、前記フィルム開口部と対応する領域には、開口部が形成されている請求項1又は2に記載のプリント基板。
  8. 当該プリント基板において前記導体パターンとは異なる層に形成されている第2導体パターンと、
    前記第2導体パターンを覆っている第2カバーフィルムと、
    を備え、
    前記第2カバーフィルムは、平面視において前記フィルム開口部と対応する領域に位置する開口部である第2フィルム開口部を有する請求項1からのいずれか一項に記載のプリント基板。
  9. 互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
    各導体パターンが前記ヒューズ部を有し、
    前記カバーフィルムには、各導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域に前記フィルム開口部が形成されており、
    前記蓋部材が複数の前記フィルム開口部を覆っている請求項1からのいずれか一項に記載のプリント基板。
  10. 前記蓋部材は補強フィルムである請求項1からのいずれか一項に記載のプリント基板。
  11. 互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
    各導体パターンが前記ヒューズ部を有し、
    前記カバーフィルムには、各導体パターンの前記ヒューズ部の少なくとも一部分とそれぞれ対応する領域に前記フィルム開口部が形成されており、
    平面視において、前記蓋部材の一の前記凹部内に複数の前記フィルム開口部が配置されている請求項1に記載のプリント基板。
  12. 前記ベース基材の他方の主面を覆っている第2蓋部材を備え、
    前記第2蓋部材における前記ベース基材側の面には、前記フィルム開口部と対応する凹部が形成されている請求項1から1のいずれか一項に記載のプリント基板。
  13. 互いに並列に延在している複数の前記導体パターンを備え、
    前記複数の導体パターンのうち、互いに隣り合う導体パターンの前記ヒューズ部は、前記複数の導体パターンの延在方向において互いにずれた位置に配置されている請求項1から1のいずれか一項に記載のプリント基板。
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