JP7820166B2 - シャットオフノズルの試験装置、および試験方法 - Google Patents
シャットオフノズルの試験装置、および試験方法Info
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Description
<第1の実施形態>
<試験装置>
本実施の形態に係るシャットオフノズルの試験装置1は、図1に示されているように、試験対象のシャットオフノズル2が立てられた状態で取り付けられるようになっており、比較的設置スペースが小さく、小型に構成されている。後で詳しく説明するが、シャットオフノズル2には色々なタイプがあり、本実施の形態に係る試験装置1は、複数のタイプのシャットオフノズル2に対して試験することができるようになっている。
試験対象のシャットオフノズル2を説明する。シャットオフノズル2はノズル本体28とニードル弁29とから構成されている。ノズル本体28には、その軸心に射出材料が流れる射出流路31が形成されており、ノズル本体28の先端部における出口が射出口32になっている。ノズル本体28には、その外周面から軸方向に対して斜めにニードル孔33が開けられて、射出流路31に達している。ニードル弁29はこのニードル孔33に進退自在に入れられている。つまりこの試験対象のシャットオフノズル2は、ニードル弁29がノズル本体28に対して斜めに設けられている。ニードル弁29を前進させると、射出流路31が閉鎖される。そして後退させると射出流路31が開放されることになる。つまりニードル弁29はシャットオフノズル2の射出流路を開閉する弁構造になっている。
本実施の形態に係るシャットオフノズルの試験装置1によって、シャットオフノズル2を試験する方法を説明する。最初に準備段階を説明する。まず試験用流体を選定する。試験用流体は、溶融状態の樹脂と同程度の粘度を備えた流体から選定する。例えばグリス、潤滑油、あるいは食品の練り辛子等を選定することができる。このような試験用流体は常温で試験することができるので危険がないし、ヒータによる加熱の必要がないので省コストで試験できるという利点がある。選定した試験用流体をシリンダ7内に充填する。すなわち前記したように栓18を外して、漏斗21、流体供給管20によって試験用流体をシリンダ7内に充填する。流体供給管20を流体供給孔17から外して栓18を閉める。準備段階が完了する。
弁構造による射出流路31の閉鎖が正常に実施できるか否かを試験する。図2Aに示されているように、閉鎖工程(ステップS01)を実施する。ニードル弁駆動用ピストンシリンダユニット24(図1参照)を駆動してニードル弁29を前進させ、射出流路31を閉鎖する。次いで、流体供給工程(ステップS02)を実施する。駆動用シリンダユニット13によりプランジャ11を駆動して試験用流体に対して圧力を印可する。
シャットオフノズル2の弁構造における摺動箇所からの漏れの有無を試験する。試験対象のシャットオフノズル2においては、ニードル弁29はニードル孔33に対して摺動するようになっている。そこでニードル孔33からの漏れの有無を試験する。図2Bに示されているように開放工程(ステップS11)を実施する。ニードル弁駆動用ピストンシリンダユニット24(図1参照)を駆動してニードル弁29を後退させ、射出流路31を開放する。次いで流体供給工程(ステップS12)を実施する。駆動用シリンダユニット13によりプランジャ11を駆動して試験用流体を射出口32から射出する。リミッタスイッチ15によりプランジャ11が前進位置に達したらプランジャ11の駆動を停止する。
本実施の形態に係るシャットオフノズルの試験装置1は色々な変形が可能であり、図3には第2の実施の形態に係るシャットオフノズルの試験装置1Aが示されている。第1の実施の形態に係る試験装置1と同様の部材、部品については同じ符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態に係る試験装置1Aは、試験用流体として溶融した樹脂を使用する点に特徴がある。溶融した樹脂を使用するために、試験装置1Aは樹脂供給装置35を備えている。樹脂供給装置35は、加熱シリンダ36と、この加熱シリンダ36内で摺動自在に設けられている溶融用プランジャ38と、を備えている。加熱シリンダ36にはホッパ39が設けられていると共に、その外周面にヒータ40が設けられている。従って、ヒータ40により加熱シリンダ36を加熱しておき、ホッパ39から材料の樹脂ペレットを供給して溶融用プランジャ38を駆動すると、樹脂ペレットは溶融しながら前方に送られることになる。
この実施の形態に係る樹脂供給装置35には樹脂を効率よく溶融するための手段、すなわち流路抵抗増加手段が設けられている。流路抵抗増加手段は、加熱シリンダ36内の流路の抵抗を増加させるようになっており、この実施の形態においては流路抵抗体42からなる。流路抵抗体42は、図4Aにその側面断面が示されているが、複数の小径の貫通孔43、43、…が開けられている。さらに図4Bにその正面断面が示されているが、これらの貫通孔43、43、…は下流方向に向かって縮径している。
第2の実施の形態に係る試験装置1Aはさらに変形することができる。具体的には樹脂供給装置35を変形して第3の実施の形態とすることができる。図4Cには第3の実施の形態に設けられている、樹脂供給装置35Bが示されている。樹脂供給装置35Bは、流路抵抗増加手段が変形されている。この実施の形態において流路抵抗増加手段は魚雷状のトーピード49から構成されている。トーピード49も実質的に流路の断面積を小さくすることができ、樹脂の圧力を増加させて溶融樹脂の温度を高くすることができる。さらには、狭い流路を通るときに樹脂は効率的に加熱されて溶融されることになる。
本実施の形態に係る試験装置1は色々なタイプのシャットオフノズル2について試験することができる。図5には、試験装置1に第2のタイプに係るシャットオフノズル2Xが取り付けられている様子が示されている。第2のタイプに係るシャットオフノズル2Xは、ノズル本体50と、円柱状のロータリ弁51と、このロータリ弁51を回転させる回転レバー52とから構成されている。ノズル本体50には、射出流路54が開けられており、その先端が射出口55になっている。そしてノズル本体50には、この射出流路54を横切るように円柱状のボア56が開けられている。このボア56にロータリ弁51が入れられている。
図5には、試験装置1に第3のタイプに係るシャットオフノズル2Yが取り付けられている様子が示されている。第3のタイプに係るシャットオフノズル2Yは、ノズル本体61と、ニードル弁62と、このニードル弁62を軸方向に駆動する操作レバー63とから構成されている。ノズル本体61には、射出流路64が形成されており、その先端が射出口65になっている。ただし射出流路64は、途中で分岐して湾曲し、その後合流して射出口65に達している。この湾曲した部分に支持部67が形成されている。
4 筐体 5 支持体
6 液体ダマリ 7 シリンダ
9 ノズル取付部材 11 プランジャ
13 駆動用シリンダユニット 14 エア供給源
15 リミッタスイッチ 16 ピストン
17 流体供給孔 18 栓
20 流体供給管 21 漏斗
23 ブラケット
24 ニードル弁駆動用ピストンシリンダユニット
25 弁駆動用エア供給源 26 開口部
28 ノズル本体 29 ニードル弁
31 射出流路 32 射出口
33 ニードル孔 35 樹脂供給装置
36 加熱シリンダ 38 溶融用プランジャ
39 ホッパ 40 ヒータ
42 流路抵抗体 43 貫通孔
45 樹脂供給路 47 シリンダヒータ
49 トーピード
50 ノズル本体 51 ロータリ弁
52 回転レバー 54 射出流路
55 射出口 56 ボア
58 貫通孔 59 連結バー
61 ノズル本体 62 ニードル弁
63 操作レバー 64 射出流路
65 射出口 67 支持部
69 連結バー
Claims (12)
- 射出成形機の射出装置とは異なるシャットオフノズルの試験装置であって、
試験用流体が入れられるシリンダと、
前記シリンダ内に入れられて前記試験用流体を加圧するようになっているプランジャと、
前記試験用流体の周囲への飛散を防止する部材と、を備え、
前記シリンダの先端には、射出流路が形成されているノズル本体と前記射出流路を開閉する弁構造とを備えた試験対象のシャットオフノズルが取り付けられるようになっており、
前記プランジャによって加圧された前記試験用流体が前記シャットオフノズルに供給されるようになっており、
前記部材は前記シャットオフノズルの下方部分を覆うようになっている、シャットオフノズルの試験装置。 - 前記試験装置は油圧またはエアによって作動する駆動用シリンダユニットを備え、前記プランジャは前記駆動用シリンダユニットによって駆動されるようになっている、請求項1に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記試験装置は前記プランジャの位置を検出するリミットスイッチを備えている、請求項1または2に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記試験装置は前記弁構造を駆動する弁駆動手段を備えている、請求項1~3のいずれかの項に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記弁構造は前記射出流路を開閉するニードル弁からなる、請求項1~4のいずれかの項に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記ノズル本体にはその外周面から軸方向に対して斜めに開けられて前記射出流路に達するニードル孔が形成され、前記ニードル弁は前記ニードル孔に進退自在に入れられている、請求項5に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記ニードル弁は前記ノズル本体の前記射出流路に同軸に設けられ、前記ノズル本体には、その外周面から内部に操作レバーが入れられて前記ニードル弁の後端部に接続されており、前記操作レバーを駆動して前記ニードル弁が前進すると前記ノズル本体の先端の射出口が閉鎖され、後退すると前記射出口が開放するようになっている、請求項5に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記弁構造は、直径方向に貫通孔が開けられている円柱状のロータリ弁からなり、前記ロータリ弁は前記ノズル本体において前記射出流路を横切るように開けられたボアに回転自在に入れられて、回転レバーによって回転され、第1の回転位置において前記射出流路が前記貫通孔と整合して前記射出流路が開き、第2の回転位置において前記ロータリ弁のランド部によって前記射出流路が閉鎖されるようになっている、請求項1~4のいずれかの項に記載のシャットオフノズルの試験装置。
- 前記試験用流体は溶融樹脂であり、
前記試験装置は、樹脂を溶融して前記シリンダに溶融樹脂を供給する樹脂供給装置と、前記シリンダを加熱するシリンダヒータと、を備えている、請求項1~8のいずれかの項に記載のシャットオフノズルの試験装置。 - 前記樹脂供給装置は、樹脂が溶融されながら流れる樹脂流路が形成され、
前記樹脂流路には流路断面積を小さくする流体抵抗増加手段が入れられている、請求項9に記載のシャットオフノズルの試験装置。 - 請求項1~10のいずれかの項に記載の試験装置に試験対象となる前記シャットオフノズルを取り付けておき、
前記弁構造により前記射出流路を閉鎖する閉鎖工程と、
前記プランジャを駆動して前記試験用流体を前記シャットオフノズルに供給する流体供給工程と、を備え、前記ノズル本体の先端の射出口からの前記試験用流体の漏れの有無を試験する、シャットオフノズルの試験方法。 - 請求項1~10のいずれかの項に記載の試験装置に試験対象となる前記シャットオフノズルを取り付けておき、
前記弁構造により前記射出流路を開放する開放工程と、
前記プランジャを駆動して前記試験用流体を前記シャットオフノズルに供給する流体供給工程と、を備え、前記ノズル本体と前記弁構造の間に形成されている摺動箇所からの前記試験用流体の漏れの有無を試験する、シャットオフノズルの試験方法。
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