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JP7820182B2 - ラミネート表皮材およびその製造方法、積層製品およびその製造方法 - Google Patents
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JP7820182B2 - ラミネート表皮材およびその製造方法、積層製品およびその製造方法 - Google Patents

ラミネート表皮材およびその製造方法、積層製品およびその製造方法

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Description

本開示は、ラミネート表皮材およびその製造方法、積層製品およびその製造方法に関する。
特許文献1~3は、クッションパッドと、クッションパッドにホットメルト接着剤により接着された表皮材とを備えるヘッドレストを開示している。
特開平5-076665公報 特開平6-039925号公報 特開平9-076351号公報
特許文献1~3は、いずれも、表皮材の詳細な構造を開示していない。例えば、特許文献1~3は、いずれも、表皮材がどのような層構造を有しているかを開示していない。本開示は、新規なラミネート表皮材およびその製造方法、新規な積層製品およびその製造方法を提供する。
本開示の一態様に係るラミネート表皮材は、ホットメルト接着剤シートと、ホットメルト接着剤シート上に配された発泡体シートと、発泡体シート上に配された表皮シートと、を備える。
本開示の一態様に係るラミネート表皮材の製造方法は、第1面および第1面とは反対の第2面を有する発泡体シートと、表皮シートと、ホットメルト接着剤シートと、を準備することと、発泡体シートの第1面に表皮シートを結合することと、発泡シートの第2面を溶かすことと、発泡シートの溶けた第2面にホットメルト接着剤シートを溶着すること、とを含む。
本開示の一態様に係る積層製品は、凹部を有する基材と、基材を覆う、上述のラミネート表皮材と、を備え、ラミネート表皮材は、凹部上に配され、凹部に沿うように湾曲または屈曲している。
本開示の一態様に係る積層製品の製造方法は、凹部を有する基材を準備することと、上述のラミネート表皮材を準備することと、ホットメルト接着剤シートが凹部上に配されるように基材上にラミネート表皮材を配置することと、ラミネート表皮材が凹部に沿って凹部に密着するようにラミネート表皮材を湾曲または屈曲させることと、湾曲または屈曲したラミネート表皮材を加熱してホットメルト接着剤シートを溶融させることと、溶融したホットメルト接着剤シートを冷却して、ホットメルト接着剤シートによりラミネート表皮材を基材に接着すること、とを含む。
本開示は、新規なラミネート表皮材およびその製造方法、新規な積層製品およびその製造方法を提供できる。
図1は、本開示の第1実施形態のラミネート表皮材を示す断面図。 図2は、本開示の第1実施形態のラミネート表皮材を示す平面図。 図3は、ラミネート表皮材の写真であり、(b)は(a)の拡大写真。 図4は、本開示の第1実施形態のラミネート表皮材の製造工程を示すフローチャート。 図5は、本開示の第1実施形態の変形例のラミネート表皮材の製造工程を示すフローチャート。 図6は、本開示の第2実施形態の積層製品を示す断面図。 図7は、本開示の第2実施形態の積層製品の製造工程を示すフローチャート。
図1に示すように、ラミネート表皮材10は、ホットメルト接着剤シート1と、ホットメルト接着剤シート1上に配された発泡体シート2と、発泡体シート2上に配された表皮シート3とを備える。発泡体シート2は、第1面4と、第1面4とは反対の第2面5とを有する。表皮シート3は、発泡体シート2の第1面4上に配されている。ホットメルト接着剤シート1は、発泡体シート2の第2面5上に配されている。
ホットメルト接着剤シート1は、溶着、接着、締結、その他の結合方法で発泡体シート2に結合されている。本実施形態では、ホットメルト接着剤シート1は、発泡体シート2に溶着されている。
ホットメルト接着剤シート1は、ホットメルト接着剤を含む。ホットメルト接着剤は、例えば、熱可塑性ポリマーを含む。熱可塑性ポリマーは、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体系ポリマー、オレフィン系ポリマー、合成ゴム系ポリマー、反応性ポリウレタン系ポリマー、ポリアミド系ポリマー、または、ポリエステル系ポリマーを含む。
ホットメルト接着剤シート1は、繊維シート、多孔質シート、空間を含まない密なシート、その他の形態のシートである。本実施形態では、ホットメルト接着剤シート1は、図2および図3に示すように繊維シートである。繊維シートは、ホットメルト接着剤により形成された1または複数の繊維6を含む。1または複数の繊維6は、部分的に結合して網目を形成してもよい。網目は、不織布のような不定型の網目でもよく、織布または格子のような定形の網目でもよい。1または複数の繊維6は、ホットメルト接着剤シート1の厚み方向に重ならずに単層の繊維層を形成してもよく、ホットメルト接着剤シート1の厚み方向に重なって複数層の繊維層を形成してもよい。図2および図3に示す繊維シートは、ホットメルト接着剤シート1の厚み方向に重なる複数の繊維6を含む。1または複数の繊維6は、例えば、0.01mm~10mmの直径を有する。
発泡体シート2は、例えば、ウレタンシートである。発泡体シート2は、ラミネート表皮材10にクッション性を与える。
表皮シート3は、溶着、接着、締結、その他の結合方法で発泡体シート2に結合されている。本実施形態では、表皮シート3は、発泡体シート2に接着されている。
表皮シート3は、例えば、ファブリックシート、本革シート、合皮シートである。表皮シート3は、ラミネート表皮材10に意匠性を与える。
ラミネート表皮材10は、伸縮性を有してもよい。例えば、ホットメルト接着剤シート1、発泡体シート2および表皮シート3のいずれもが伸縮性を有してもよい。ラミネート表皮材10は、複雑な形状の基材に接着されることがある。ラミネート表皮材10は、伸縮性により、複雑な形状の基材に隙間なく密着することができる。
ラミネート表皮材10は、例えば、0.3mm~30mmの範囲内の厚みを有する。ホットメルト接着剤シート1は、例えば、0.1mm~10mmの範囲内の厚みを有する。発泡体シート2は、例えば、0.1mm~10mmの範囲内の厚みを有する。表皮シート3は、例えば、0.1mm~10mmの範囲内の厚みを有する。
ホットメルト材料は、例えば、50℃~200℃の範囲内の第1の融点を有してもよい。発泡材料は、例えば、50℃~200℃の範囲内の第2の融点を有してもよい。ホットメルト接着剤シート1が溶融したときに発泡体シート2が溶融しないように、第2の融点は第1の融点よりも高くてもよい。
図4に示すように、ラミネート表皮材10は、ステップS11~S14を経て製造される。
ステップS11では、発泡体シート2、表皮シート3およびホットメルト接着剤シート1がそれぞれ準備される。発泡体シート2は、上述の通り、第1面4および第2面5を有する。
ステップS12では、表皮シート3は、発泡体シート2の第1面4に結合される。本実施形態では、表皮シート3は、発泡体シート2の第1面4に接着剤で結合される。本実施形態では、ステップS12は、ステップS13およびS14よりも前に実施される。しかし、これに限らず、ステップS12は、ステップS13およびS14よりも後に実施されてもよい。
ステップS13では、発泡体シート2の第2面5が溶融される。本実施形態では、発泡体シート2の第2面5は、第2の融点を超える温度に加熱されることにより溶融する。加熱は、例えば、バーナーによる火炎照射、ホットプレートへの接触、その他の方法による。
ステップS14では、ホットメルト接着剤シート1が発泡体シート2の溶けた第2面5に溶着される。具体的には、発泡体シート2の第2面5が溶融している状態でホットメルト接着剤シート1が発泡体シート2の第2面5に接触される。その後、発泡体シート2の第2面5の自然冷却または強制冷却による固化により、ホットメルト接着剤シート1が発泡体シート2の第2面5に結合される。
図5に示すように、ラミネート表皮材10は、ステップS15~S17を経て製造されてもよい。
ステップS15では、ステップS11と同様に、発泡体シート2、表皮シート3およびホットメルト接着剤シート1がそれぞれ準備される。
ステップS16では、発泡体シート2の第1面4および第2面5の両方が溶融される。
ステップS17では、表皮シート3が発泡体シート2の溶けた第1面4に溶着される。それと同時に、ホットメルト接着剤シート1が発泡体シート2の溶けた第2面5に溶着される。その後、発泡体シート2の第1面4の固化により、表皮シート3が発泡体シート2の第1面4に溶着される。また、発泡体シート2の第2面5の固化により、ホットメルト接着剤シート1が発泡体シート2の第2面5に溶着される。
このように、表皮シート3およびホットメルト接着剤シート1が同時進行で発泡体シート2に結合されてもよい。
図1に示すように、ホットメルト接着剤シート1は、発泡体シート2の第2面5に接触する第1層11と、第1層11に連続し第1層11よりも第2面5から離れた第2層12を含んでもよい。第1層11は、発泡体シート2の熱により溶融し、その後の自然冷却または強制冷却により固化していてもよい。一方、第2層12は、発泡体シート2の熱では溶融していなくてもよい。例えば、本実施形態では、ホットメルト接着剤シート1は、繊維シートである。第1層11では、繊維6は、溶融および固化により密なシートを形成してもよい。一方、第2層12では、繊維6は、溶融せずに繊維の形態を維持してもよい。
図6に示すように、積層製品30は、基材20と、基材20を覆うラミネート表皮材10とを備える。積層製品30は、部屋内に配置される部品である。部屋は、例えば、建物、車両、船舶または航空機の部屋(コンパートメント)を含む。自動車用の積層製品30は、例えば、座席、ダッシュボード、ドア内張、アームレスト、または、ヘッドレストである。本実施形態では、積層製品30は、座面と、座面に連結された背もたれとを備える座席である。
基材20は、凹部21を有する。本実施形態では、基材20は、座面22と、座面22に連結された背もたれ23とを備える。凹部21は、座面22と背もたれ23の間に形成される。凹部21は、ラミネート表皮材10の厚みよりも深くてもよい。
基材20は、例えば、樹脂、金属、カーボン複合材、ガラス複合材、その他の素材を含む。本実施形態では、基材20は、ウレタンパッドである。
ラミネート表皮材10は、基材20の凹部21に密着している。具体的には、ラミネート表皮材10は、基材20の凹部21上に配されたホットメルト接着剤シート1と、ホットメルト接着剤シート1上に配された発泡体シート2と、発泡体シート2上に配された表皮シート3とを備える。ホットメルト接着剤シート1は、基材20の凹部21に沿うように湾曲または屈曲している。発泡体シート2は、基材20の凹部21に沿うように湾曲または屈曲している。表皮シート3は、基材20の凹部21に沿うように湾曲または屈曲している。
ホットメルト接着剤シート1は、加熱により溶融し、その後の冷却により固化している。固化の過程で、ホットメルト接着剤シート1は、ラミネート表皮材10を基材20に接着する。接着剤として利用されたホットメルト接着剤シート1は、もはや繊維シートではなく、密なシートとなっていてもよい。
図7に示すように、積層製品30は、ステップS21~S26を経て製造される。
ステップS21では、基材20が準備される。上述の通り、基材20は、凹部21を有する。
ステップS22では、ラミネート表皮材10が準備される。本実施形態では、ラミネート表皮材10は、基材20を内包可能に形成された袋状ラミネート表皮材である。この段階では、袋状ラミネート表皮材は、基材20を挿入可能な開口を有する。
袋状ラミネート表皮材は、座席の前面を被覆する前面片、座席の背面を被覆する背面片、座席の左側面を被覆する左側面片および座席の右側面を被覆する右側面片を含んでもよい。本実施形態では、凹部21は、座席の前面に形成される。凹部21を被覆する前面片がラミネート表皮材10により形成されていてもよい。背面片、左側面片および右側面片は、ラミネート表皮材10により形成されてもよく、ホットメルト接着剤シート1を含まない表皮材により形成されてもよい。
ステップS23では、ホットメルト接着剤シート1が凹部21上に配されるように、ラミネート表皮材10が基材20上に配置される。本実施形態では、袋状ラミネート表皮材が開口を通じて基材20を受け入れることにより、ラミネート表皮材10が基材20上に配置される。この段階では、ラミネート表皮材10自身の引張張力によりラミネート表皮材10と凹部21との間に隙間が形成される。
ステップS24では、ラミネート表皮材10が凹部21に密着するように、ラミネート表皮材10が湾曲または屈曲される。すなわち、ラミネート表皮材10と凹部21との間の隙間が消失する。ラミネート表皮材10は、凹部21を補償する突部を有するプレス型から押圧力を受けて凹部21に密着してもよい。あるいは、ラミネート表皮材10は、袋状ラミネート表皮材の内部空間の減圧により、凹部21に密着してもよい。
ステップS25では、ラミネート表皮材10が凹部21に密着した状態で、ラミネート表皮材10が加熱される。ラミネート表皮材10が第1の融点以上に加熱されることで、ホットメルト接着剤シート1が溶融する。例えば、プレス型がヒーターを内蔵してもよい。ラミネート表皮材10は、プレス型から押圧力を受けて凹部21に密着した状態で、プレス型により加熱されてもよい。
ステップS26では、ラミネート表皮材10が凹部21に密着した状態で、溶融したホットメルト接着剤シート1が冷却される。これにより、ラミネート表皮材10がホットメルト接着剤シート1により基材20に接着される。最後に、袋状ラミネート表皮材の開口が溶着、接着、締結、その他の結合方法で閉塞される。
ラミネート表皮材10は、ホットメルト接着剤シート1を含む。ホットメルト接着剤シート1は、ディスペンサによる塗布に比べて、基材20上に均一なホットメルト接着剤の配置を提供できる。ラミネート表皮材10は、複雑な形状の基材20への隙間の無い接着に特に有用である。
1:ホットメルト接着剤シート
2:発泡体シート
3:表皮シート
10:ラミネート表皮材
20:基材
30:積層製品

Claims (6)

  1. ホットメルト接着剤シートと、
    前記ホットメルト接着剤シート上に配された発泡体シートと、
    前記発泡体シート上に配された表皮シートと、
    を備え、
    前記発泡体シートは、前記ホットメルト接着剤シートに溶着しており、
    前記溶着は、前記発泡体シートの表面を溶融させて前記ホットメルト接着剤シートに一体化させた溶着である、
    ラミネート表皮材。
  2. ホットメルト接着剤シートと、
    前記ホットメルト接着剤シート上に配された発泡体シートと、
    前記発泡体シート上に配された表皮シートと、
    を備え、
    前記ホットメルト接着剤シートが、前記発泡体シートに接触する第1層と、前記第1層に連続し前記第1層よりも前記発泡体シートから離れた第2層を含み、
    前記第2層は、繊維シートであり、
    前記第1層は、前記第2層よりも密である、
    ラミネート表皮材。
  3. 第1面および前記第1面とは反対の第2面を有する発泡体シートと、表皮シートと、ホットメルト接着剤シートと、を準備し、
    前記発泡体シートの前記第1面に前記表皮シートを結合し、
    前記発泡体シートの前記第2面を溶かし、
    前記発泡体シートの溶けた前記第2面に前記ホットメルト接着剤シートを溶着する、
    ラミネート表皮材の製造方法。
  4. 前記発泡体シートの前記第1面に前記表皮シートを結合することは、前記発泡体シートの前記第1面を溶かし、前記発泡体シートの溶けた前記第1面に前記表皮シートを溶着することを含む、請求項3に記載のラミネート表皮材の製造方法。
  5. 凹部を有する基材と、
    前記基材を覆う、請求項1または2に記載のラミネート表皮材と、を備え、
    前記ラミネート表皮材は、前記凹部上に配され、前記凹部に沿うように湾曲または屈曲している、
    積層製品。
  6. 凹部を有する基材を準備し、
    請求項1または2に記載のラミネート表皮材を準備し、
    前記ホットメルト接着剤シートが前記凹部上に配されるように前記基材上に前記ラミネート表皮材を配置し、
    前記ラミネート表皮材が前記凹部に沿って前記凹部に密着するように前記ラミネート表皮材を湾曲または屈曲させ、
    湾曲または屈曲した前記ラミネート表皮材を加熱して前記ホットメルト接着剤シートを溶融させ、
    溶融した前記ホットメルト接着剤シートを冷却して、前記ホットメルト接着剤シートにより前記ラミネート表皮材を前記基材に接着すること
    を含む積層製品の製造方法。
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