以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る関心度推定システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る関心度推定システムの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態に係る関心度推定システム10は、幼児Aが取りうる行動に関連する複数のジャンルそれぞれに対する、幼児A及び保護者Bの関心度を推定することができるシステムである。関心度は、幼児Aまたは保護者Bがどれだけそのジャンルに興味を持っているかを示すパラメータであり、言い換えれば、興味度である。
ここでの行動とは、例えば、公園に行く、ブロック遊び、お絵かき、数の勉強、及び、文字の勉強などの幼児Aが取りうる行動である。行動は、活動または行為などと言い換えることができる。ジャンルとは、例えば、行動の上位概念に相当し、分野、分類または種別などと言い換えることができる。以下の実施の形態では、ジャンルは、例えば、国語系、算数系、理科系・・などの学習に関するジャンル(言い換えれば、学習分野)である。
図1に示されるように、関心度推定システム10は、第一情報端末20と、第二情報端末30と、関心度推定装置40とを備える。以下、これらの各装置について説明する。
[第一情報端末]
まず、第一情報端末20について説明する。第一情報端末20は、幼児Aまたは保護者Bによって使用される情報端末である。第一情報端末20は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末であるが、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。第一情報端末20は、具体的には、操作受付部21と、表示部22と、制御部23と、記憶部24と、通信部25と、スピーカ26とを備える。
操作受付部21は、幼児Aまたは保護者Bの操作を受け付ける。操作受付部21は、例えば、幼児Aの行動の予定を示す予定情報、及び、幼児Aの行動の実績を示す実績情報の入力操作を、幼児Aまたは保護者Bから受け付ける。操作受付部21は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、マウス及びキーボードなどによって実現されてもよい。
表示部22は、画像を表示する。表示部22は、例えば、予定情報、及び、実績情報の入力画面を表示する。表示部22は、例えば、液晶パネルまたは有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルによって実現される。
制御部23は、操作受付部21に入力された予定情報、及び、実績情報を通信部25に関心度推定装置40へ送信させる制御などを行う。制御部23は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。制御部23の機能は、例えば、制御部23を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどが記憶部24に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部24は、制御部23によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部24は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
通信部25は、第一情報端末20が関心度推定装置40とインターネットなどの広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部25は、例えば、予定情報、及び、実績情報を関心度推定装置40へ送信する。通信部25によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
スピーカ26は、アラーム音などの音を出力する。スピーカ26は、第一情報端末20に内蔵されるスピーカであるが、第一情報端末20に外付けされるスピーカであってもよい。
[第二情報端末]
次に、第二情報端末30について説明する。第二情報端末30は、幼児Aが通う幼児教室(未就学児を対象とした学校)の教師Cによって使用される情報端末である。第二情報端末30は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末などの携帯型の情報端末であるが、パーソナルコンピュータなどの据え置き型の情報端末であってもよい。第二情報端末30は、具体的には、操作受付部31と、表示部32と、制御部33と、記憶部34と、通信部35とを備える。
操作受付部31は、教師Cの操作を受け付ける。操作受付部31は、例えば、変換パラメータ情報の入力操作を、教師Cから受け付ける。変換パラメータ情報ついては後述する。複数の操作受付部31は、例えば、タッチパネルによって実現されるが、マウス及びキーボードなどによって実現されてもよい。
表示部32は、画像を表示する。表示部32は、例えば、変換パラメータ情報の入力画面を表示する。表示部32は、例えば、液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルによって実現される。
制御部33は、操作受付部31に入力された変換パラメータ情報を通信部35に関心度推定装置40へ送信させる制御を行う。制御部33は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。制御部33の機能は、例えば、制御部33を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサなどが記憶部34に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。
記憶部34は、制御部33によって実行されるコンピュータプログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部34は、例えば、半導体メモリなどによって実現される。
通信部35は、第二情報端末30が関心度推定装置40と広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部35は、例えば、変換パラメータ情報を関心度推定装置40へ送信する。通信部35によって行われる通信は、例えば、無線通信であるが、有線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
[関心度推定装置]
次に、関心度推定装置40について説明する。関心度推定装置40は、第一情報端末20から受信した情報、及び、第二情報端末30から受信した情報に基づいて、幼児A及び保護者Bの関心度を推定するための情報処理を行うクラウドサーバ(サーバ装置)である。関心度推定装置40は、通信部41と、情報処理部42と、記憶部43とを備える。
通信部41は、関心度推定装置40が第一情報端末20及び第二情報端末30と広域通信ネットワーク70を介して通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。通信部41によって行われる通信は、例えば、有線通信であるが、無線通信であってもよい。通信に用いられる通信規格についても特に限定されない。
情報処理部42は、幼児A及び保護者Bの関心度を推定するための情報処理を行う。情報処理部42は、例えば、マイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサによって実現されてもよい。情報処理部42は、機能的な構成要素として、取得部44、推定部45、及び、出力部46を有する。取得部44、推定部45、及び、出力部46の機能は、例えば、情報処理部42を構成するマイクロコンピュータまたはプロセッサ等が記憶部43に記憶されたコンピュータプログラムを実行することによって実現される。取得部44、推定部45、及び、出力部46のそれぞれの詳細な機能については後述する。
記憶部43は、情報処理部42によって実行されるコンピュータプログラム、及び、上記情報処理を行うために用いられる各種情報などが記憶される記憶装置である。記憶部43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などによって実現される。
[行動情報、予定情報、及び、実績情報]
関心度推定システム10は、保護者Bが幼児Aに取り組んで欲しいと考える行動を示す行動情報を用いて、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度を推定する。また、関心度推定システム10は、幼児のAの行動の予定を示す予定情報、及び、幼児Aの行動の実績を示す実績情報を用いて、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの関心度を推定する。
以下、行動情報、予定情報、及び、実績情報を生成するための操作の手順と、入力画面の例とについて説明する。図2は、操作の手順を示すフローチャートである。図3~図9は、入力画面の一例を示す図である。
なお、以下の説明では、予定情報を入力するための入力操作は保護者Bによって行われるものとして説明される。入力操作は、幼児Aによって行われてもよい。入力操作は、幼児A及び保護者Bの少なくとも一方のユーザによって行われればよい。入力操作には、ステップS11~ステップS16において行われる操作が含まれる。
まず、保護者Bは、第一情報端末20の表示部22に所定の入力画面(図示せず)が表示されているときに、翌日の対象期間に幼児Aに取り組んで欲しい行動の選択操作を行い、操作受付部21は、このような選択操作を受け付ける(S10)。上記入力画面は、例えば、制御部23によって、関心度推定システム10専用のアプリケーションプログラム(以下、第一アプリとも記載される)が実行されることにより、表示部22に表示される。対象期間は、例えば、1時間程度の長さの期間であるが、対象期間の長さは特に限定されない。
ステップS10において、保護者Bは、具体的には、選択肢の中から幼児Aが実施することを希望する行動の候補を選択する。選択肢は、例えば、数十~50種類程度準備されている。なお、保護者Bは、選択肢に存在しない行動を自由入力することもできる。
なお、ステップS10においては、最初に3つ以上の候補を選択した上で、次に、最終候補を1つ選択する、というように、2段階に分けて行動が選択されてもよい。ステップS10における行動の選択は、例えば、保護者Bが単独で行い、幼児Aには、選択した行動を翌日の対象期間に取り組んで欲しい旨を口頭で伝えておく。
次に、幼児A及び保護者Bは、幼児Aが翌日の対象期間にどのような行動を実施したいかを話し合う。保護者Bは、話し合いの結果に基づいて、幼児Aが対象期間に実施することを希望する行動の候補の選択操作を行い、操作受付部21は、このような選択操作を受け付ける(S11)。
ステップS11の操作が行われるときには、第一情報端末20の表示部22には、図3に示されるような第一入力画面が表示される。例えば、制御部23は、第一アプリを実行することにより、表示部22に予定情報の入力画面を表示させる。
このような第一入力画面が表示されているときに、保護者Bは、具体的には、図3の「えらぶ」と記載されたアイコンをタップ操作することで、図4に示されるような選択肢の表示画面(第二入力画面)を表示することができる。保護者Bは、表示された選択肢の中から幼児Aが実施することを希望する行動の候補を選択する。選択肢は、例えば、数十~50種類程度準備されている。なお、保護者Bは、選択肢に存在しない行動を自由入力することもできる。
ステップS11において、候補は、例えば、複数(具体的には、所定数以上)選択される。所定数は、例えば、3つである。このとき、制御部23は、複数の候補のそれぞれが選択されるまでの所要時間を記録する(S12)。なお、1つめの候補が選択されるまでの所要時間は、第一入力画面が表示されてから、1つめの候補が選択されるまでの時間であり、2つめの候補が選択されるまでの所要時間は、1つめの候補が選択されてから、2つめの候補が選択されるまでの時間である。
なお、ステップS10において選択された行動(第一の行動)は、ステップS11で選択される候補(第二の行動)には含まれない。つまり、ステップS11において受け付けられる選択操作は、幼児Aが対象期間に実施することを希望する第二の行動であって第一の行動以外の第二の行動を選択する操作であるといえる。
これにより、ステップS11においては、保護者Bの意向の影響が小さく、幼児Aの意向が強く反映された行動が選択されるため、後述の幼児Aの関心度の推定精度が向上される。なお、第一情報端末20(制御部23)は、ステップS11において表示される選択肢にステップS10において選択された行動を含めない処理、及び、ステップS11においてステップS10と同じ行動が選択された場合に、エラーメッセージが表示される処理などを行ってもよい。
候補の選択操作の受け付けが完了すると、表示部22には、図5に示されるような第三入力画面が表示される。このような第三入力画面が表示されているときに、複数の候補の中から幼児Aが翌日の対象期間に特に実施したい行動を話し合う。保護者Bは、話し合いの結果に基づいて、最終候補を選択するための選択操作を行い、操作受付部21は、このような選択操作を受け付ける(S13)。
ステップS13において、最終候補は、例えば、上記所定数だけ選択される。図5の例では、「てれび」「かずのべんきょう」「おえかき」「こうえんにいく」「つみき」の5つの行動の候補の中から3つの行動が最終候補として選択される。
最終候補の選択操作の受け付けが完了すると、表示部22には、図6に示されるような第四入力画面が表示される。このような第四入力画面が表示されているときに、幼児A及び保護者Bは、対象期間における最終候補(3つの行動)の実施予定順序を話し合う。保護者Bは、話し合いの結果に基づいて、対象期間における、決定された複数の最終候補の実施予定順序の指定操作を行い、操作受付部21は、このような指定操作を受け付ける(S14)。
実施予定順序の指定操作の受け付けが完了すると、表示部22には、図7に示されるような第五入力画面が表示される。このような第五入力画面が表示されているときに、幼児A及び保護者Bは、対象期間における最終候補(3つの行動)の時間配分を話し合う。保護者Bは、話し合いの結果に基づいて、対象期間における、決定された複数の最終候補の時間配分の指定操作を行い、操作受付部21は、このような指定操作を受け付ける(S15)。図7に示されるように、時間配分の指定操作は、例えば、第五入力画面に表示される三角形状のアイコンに対する操作である。なお、時間配分の指定は、5分~10分程度を最小単位として行われる。
時間配分の指定操作の受け付けが完了すると、表示部22には、図8に示されるような第六入力画面が表示される。このような第六入力画面が表示されているときに、幼児A及び保護者Bは、対象期間の開始時刻を話し合う。保護者Bは、話し合いの結果に基づいて、対象期間の開始時刻の指定操作を行い、操作受付部21は、このような指定操作を受け付ける(S16)。
次に、制御部23は、ステップS10において受け付けられた選択操作に基づいて行動情報を生成し、ステップS11~ステップS16において受け付けられた入力操作に基づいて幼児Aの予定情報を生成し、生成した行動情報及び予定情報を記憶部24に記憶する(S17)。図10は、行動情報、予定情報、及び、実績情報の一例を示す図である。図10に示されるように、予定情報においては、実施予定日(予定情報を入力した日の翌日の日付)、(a)当該実施予定日に選択された行動の候補、(b)当該候補が選択されるまでの所要時間、(c)最終候補として選択されたか否か、(d)最終候補の実施予定順序、及び、(e)最終候補の実施予定時間が対応付けられている。なお、実施予定時間は、上述の時間配分の指定操作によって定められる。(b)及び(c)のように、予定情報には、予定の入力に関連して得られる情報が含まれる。また、後述のように、予定情報には、実績情報が対応付けられる。なお、行動情報は、予定情報の一部と考えることもできる。
その後、ステップS16において指定された対象期間の開始時刻の所定時間前(例えば、10分前など)になると、制御部23は、スピーカからアラーム音を出力させる(S18)。制御部23は、アラーム音に代えてまたはアラーム音に加えて、第一情報端末20が備えるバイブレーションモータ(図示せず)を用いて第一情報端末20を振動させてもよい。
また、制御部23は、図9に示される入力画面であって表示部22に実績情報の入力画面を表示させる。
保護者Bは、前日に予定した3つの最終候補の行動のいずれかを実際に幼児Aが実施する際に、図9の入力画面を通じて実施する行動を1つ選択する選択操作を行い、かつ、「活動開始」と記載されたアイコンをタップ操作する。また、保護者Bは、選択した行動の実施を終了する際に「活動終了」と記載されたアイコンをタップ操作する。操作受付部21は、これらの入力操作を受け付け(S19)、制御部23は、受け付けられた入力操作に基づいて実績情報を生成し、生成した実績情報を予定情報と対応付けて記憶する(S20)。上記図10に示されるように、実績情報においては、(f)最終候補の行動が実際に実施された順序、及び、(g)最終候補の行動が実際に実施された時間が対応付けられている。
以上説明したように、保護者Bは、第一情報端末20を通じて、行動情報、予定情報、及び、実績情報を入力することができる。行動情報、予定情報、及び、実績情報の入力(図2に示される一連の処理)は、日々行われ、行動情報、予定情報、及び、実績情報は、記憶部24に蓄積されていく。後述のように、蓄積された、行動情報、予定情報、及び、実績情報は、通信部25によって関心度推定装置40へ送信される。
なお、制御部23は、上記第一アプリを実行中の第一情報端末20(操作受付部21)に対して所定の操作が行われたことを契機に、予定情報が示す行動の予定と実績情報が示す行動の実績とが並べられた対比画面を表示部22に表示することができる。図11は、対比画面の一例を示す図である。図11においては上段が行動の予定を示し、下段が行動の実績を示す。このような対比画面によれば、幼児A及び保護者Bは、行動の予定に対し行動の実績がどうであったかを振り返ることができる。
また、制御部23は、上記第一アプリを実行中の第一情報端末20(操作受付部21)に対して所定の操作が行われたことを契機に、行動情報、予定情報、及び、実績情報の入力が行われたか否かを日付ごとに示すカレンダー情報を表示することができる。図12は、カレンダー情報の一例を示す図である。図12の例では、行動情報、予定情報、及び、実績情報の入力が行われた日(図10の日付に対応)には、星形のスタンプが押印され、行動情報、予定情報、及び、実績情報の入力が行われていない日には、スタンプが押印されていない。このようなカレンダー情報によれば、関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bの、予定情報及び実績情報の入力に対する意欲の増大を図ることができる。
ところで、行動の選択操作、及び、予定情報の入力操作は、実際に行動が実施される日の前日の就寝前の時間帯に行われることを想定している。そこで、制御部23は、上記第一アプリを実行中に就寝前の時間帯(例えば、21時以降24時以前の時間帯)が到来すると、自動的に通常モードからナイトモードに遷移してもよい。ナイトモードにおいて、制御部23は、表示部22の明るさを通常モードよりも低下させ、かつ、スピーカ26の出力音量を通常モードよりも低下させる。これにより、操作(情報の入力)が就寝の妨げになってしまうことが抑制される。
[推定動作1:幼児の関心度の推定動作]
上記のように入力された予定情報及び実績情報を用いて、幼児Aの関心度を推定する推定動作1について説明する。図13は、幼児Aの関心度の推定動作1のフローチャートである。
まず、関心度推定装置40の通信部41は、幼児Aの行動の予定を示す予定情報、及び、幼児Aの行動の実績を示す実績情報を第一情報端末20から受信し(S21)、情報処理部42は、受信された予定情報及び実績情報を記憶部43に記憶する(S22)。予定情報及び実績情報は、例えば、第一情報端末20から関心度推定装置40へ定期的に送信されるが、非定期的に送信されてもよい。記憶部43には、予定情報及び実績情報が少なくとも所定期間分記憶(蓄積)され、幼児Aの関心度は、所定期間分の予定情報及び実績情報に基づいて推定される。所定期間は、例えば、1か月であるが、1週間であってもよく、特に限定されない。
ステップS22の次に、通信部41は、変換パラメータ情報を第二情報端末30から受信し(S23)、情報処理部42は、受信された変換パラメータ情報を記憶部43に記憶する(S24)。まず、変換パラメータ情報について説明する。図14は、変換パラメータ情報の一例を示す図である。
後述のように、推定部45は、関心度推定システム10は、複数の行動のそれぞれに対する幼児Aの第二関心度(つまり、行動ごとの関心度)を推定した後、第二関心度を、複数のジャンルのそれぞれに対する幼児Aの第一関心度(つまり、ジャンルごとの関心度)に変換する。変換パラメータ情報は、この変換に用いられる情報であり、上述の数十~50種類程度の行動の候補(選択肢として準備された複数の行動の候補)のそれぞれに対する第二関心度を第一関心度に変換するための係数(パラメータ)を示す情報(例えば、テーブル情報)である。変換パラメータ情報は、言い換えれば、ある行動が複数のジャンルのそれぞれにどの程度当てはまるかを示す情報である。
ここでの複数のジャンルは、例えば、国語系、算数系、理科系、社会系の4つであるが、このようなジャンルは一例である。例えば、複数のジャンルの数は、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、複数のジャンルは、右脳系及び左脳系など、学習分野(学習科目)とは異なる切り口のジャンルであってもよい。
変換パラメータ情報は、教師Cによって第二情報端末30に手動入力される。つまり、変換パラメータ情報が示す行動とジャンルとの関係性は、教師Cの主観評価に基づく。例えば、第二情報端末30の制御部33は、関心度推定システム10専用の第二アプリケーションプログラム(以下、第二アプリとも記載される)を実行することにより、表示部32に変換パラメータ情報の入力画面を表示させる。入力画面が表示されているときに、操作受付部31は、変換パラメータ情報(図14の例では、テーブル内の1~5までの数値)の入力操作を教師Cから受け付ける。このように入力された変換パラメータ情報は、通信部35によって関心度推定装置40へ送信される。
以上説明した変換パラメータ情報は、教師Cによって入力されることにより、幼児Aが通う幼児教室(教師Cが所属する学校)の特色、及び、当該幼児教室の授業内容などが反映されたものとなる。つまり変換パラメータ情報は、幼児教室ごとに異なる情報となる。
次に、取得部44は、上記所定期間分の幼児Aの予定情報及び実績情報を記憶部43から取得し(S25)、推定部45は、取得された予定情報及び実績情報に基づいて、複数の行動のそれぞれに対する幼児Aの第二関心度(第二関心度情報)を推定する(S26)。例えば、ある行動に対する幼児Aの第二関心度Sは、以下の式に基づいて推定される。第二関心度Sは、0以上の値となり、値が大きいほど関心が高いことを意味する。
S=wa・Sa+wb・Sb+wc・Sc+wd・Sd
+we・Se+wf・Sf+wg・Sg
上記式におけるSa~Sgは、図10の(a)~(g)の各項目に対応するスコアを意味し、いずれも正の値となる。Sa~Sgのそれぞれの最大値及び最小値は、同じ値に設定される。
例えば、スコアSaは、所定期間においてある行動が候補として選択された累積回数に基づくスコアであり、累積回数が多いほど高い値となる。つまり、スコアSaは、幼児Aに候補として選ばれやすい行動ほど、高い値となる。
スコアSbは、候補として選択されるまでの所要時間の累積値に基づくスコアであり、累積値が小さいほど高い値となる。つまり、スコアSbは、幼児Aが迷わずに候補として選択した行動ほど、高い値となる。
スコアScは、所定期間においてある行動が最終候補として選択された累積回数に基づくスコアであり、累積回数が多いほど高い値となる。つまり、スコアScは、幼児Aに最終候補として選ばれやすい行動ほど、高い値となる。
スコアSdは、実施予定順序の平均値に基づくスコアであり、平均実施予定順序が小さいほど高い値となる。つまり、スコアSdは、幼児Aに最初に予定されやすい行動ほど、高い値となる。
スコアSeは、実施予定時間の累積値に基づくスコアであり、累積値が大きいほど高い値となる。つまり、スコアSeは、幼児Aに長い時間予定された行動ほど、高い値となる。
スコアSfは、実施順序の平均値に基づくスコアであり、平均実施順序が小さいほど高い値となる。つまり、スコアSfは、幼児Aに最初に実施されやすい行動ほど、高い値となる。
スコアSgは、実施時間の累積値に基づくスコアであり、累積値が大きいほど高い値となる。つまり、スコアSgは、幼児Aに長い時間実施された行動ほど、高い値となる。
また、wa~wgはスコアSa~Sgに対する重みであり基本的には正の値となるが、0であってもよい。つまり、第二関心度Sは、スコアSa~Sgの少なくとも一部を用いて算出されればよく、スコアSa~Sgの全てを用いて算出されることは必須ではない。また、wa~wgは負の値であってもよい。wa~wgの値は経験的または実験的に適宜設定されればよい。例えば、スコアSaが候補として選択された累積回数に基づくスコアであるのに対し、スコアScは、最終候補として選択された累積回数に基づくスコアであることから、スコアScのほうがスコアSaよりも第二関心度Sへの影響度は高いと考えられる。このような場合にはwc>waというように設定される。
次に、取得部44は、変換パラメータ情報を記憶部43から取得し(S27)、推定部45は、取得された変換パラメータ情報に基づいて、ステップS26において得られた第二関心度情報を第一関心度情報に変換する(S28)。つまり、推定部45は、推定された第二関心度、及び、取得された変換パラメータ情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの第一関心度を推定する。図15は、第二関心度情報を第一関心度情報に変換する方法を説明するための図である。
推定部45は、図15の(a)の第二関心度情報の第二関心度の列の各数値(つまり、第二関心度)と、図15の(b)の変換パラメータ情報の「国語系」の列の各数値(係数)とを掛け合わせ、掛け合わせた後の数値を合計することで、「国語系」に対する第一関心度を算出することができる。同様に、推定部45は、「算数系」「理科系」「社会系」のそれぞれに対する第一関心度を算出し、算出した第一関心度を正規化する。この結果、図15の(c)に示されるように、幼児Aの複数のジャンルそれぞれに対する第一関心度を示す第一関心度情報が得られる。つまり、推定部45は、第二関心度情報(第二関心度)を第一関心度情報(第一関心度)に変換することができる。
出力部46は、ステップS28において得られた第一関心度情報を出力し(S29)、出力された第一関心度情報を、通信部41に第二情報端末30へ送信させる(S30)。第二情報端末30の通信部35は、第一関心度情報を受信し、制御部33は、受信された第一関心度情報を示す画像を表示部32に表示させる。図16は、第一関心度情報を示す画像の一例を示す図である。
このように、幼児Aの、ジャンル(学習分野)ごとの関心度が表示部32に表示されれば、教師Cは、幼児Aの関心度を把握し、幼児Aの指導に役立てることができる。つまり、関心度推定システム10は、ジャンルに対する関心度を提供することで、教師Cが幼児Aの関心度を把握することを支援することができる。行動の上位概念に相当するジャンルに対する関心度の提供を受けた教師Cは、行動に対する関心度の提供を受ける場合よりも、幼児Aに対する教育の指針を立てやすくなる。例えば、ブロック遊びに関心があるという情報が提供された場合と、算数系に興味があるという情報が提供された場合とを比較すると、教師Cは、後者のほうが教育の指針(どのような教材を準備すればよいかなど)を立てやすい。
なお、ステップS30において、通信部41は、第二情報端末30に代えて、または、第二情報端末30に加えて、第一情報端末20へ第一関心度情報を送信してもよい。この場合、第一情報端末20の通信部25は、第一関心度情報を受信し、制御部23は、受信された第一関心度情報を示す画像を表示部22に表示させる。
このように、幼児Aのジャンル(学習分野)ごとの関心度が表示部22に表示されれば、幼児Aの保護者Bは、幼児Aの関心度を把握することができる。つまり、関心度推定システム10は、ジャンルに対する関心度を提供することで、保護者Bが幼児Aの関心度を把握することを支援することができる。行動の上位概念に相当するジャンルに対する関心度の提供を受けた保護者は、行動に対する関心度の提供を受ける場合よりも、幼児Aに対する教育の指針を立てやすくなる。例えば、ブロック遊びに関心があるという情報が提供された場合と、算数系に興味があるという情報が提供された場合とを比較すると、保護者Bは、後者のほうが教育の指針(どのような教材を準備すればよいかなど)を立てやすい。
また、上記推定動作1においては、取得部44は、予定情報、及び、実績情報の両方の情報を取得したが、取得部44は、少なくとも予定情報を取得すればよい。つまり、上記推定動作1において、予定情報、及び、実績情報の両方を使用すると説明された箇所において、予定情報のみが使用されてもよい。
また、上記推定動作1において第二関心度を推定するために使用された式は、一例であり、第二関心度を推定するための式は経験的または実験的に適宜定められればよい。また、第二関心度の推定には、機械学習モデルが使用されてもよい。このような機械学習モデルは、予定情報及び実績情報(少なくとも予定情報)を入力として、第二関心度情報を出力する。機械学習モデルは、各行動に関する関心度の主観評価結果が正解ラベルとして付与された、予定情報及び実績情報(少なくとも予定情報)を学習データとして構築することが可能である。
[推定動作2:保護者の関心度の推定動作]
次に、上記のように入力された行動情報を用いて、保護者Bの関心度を推定する推定動作2について説明する。図17は、推定動作2(保護者Bの関心度の推定動作)のフローチャートである。
まず、関心度推定装置40の通信部41は、行動情報を第一情報端末20から受信し(S31)、情報処理部42は、受信された行動情報を記憶部43に記憶する(S32)。行動情報は、例えば、第一情報端末20から関心度推定装置40へ定期的に送信されるが、非定期的に送信されてもよい。行動情報は、予定情報及び実績情報と合わせて送信されてもよいし、予定情報及び実績情報とは別に送信されてもよい。記憶部43には、行動情報が少なくとも所定期間分記憶(蓄積)され、保護者Bの関心度は、所定期間分の行動情報に基づいて推定される。所定期間は、例えば、1か月であるが、1週間であってもよく、特に限定されない。
ステップS32の次に、通信部41は、変換パラメータ情報を第二情報端末30から受信し(S33)、情報処理部42は、受信された変換パラメータ情報を記憶部43に記憶する(S34)。なお、変換パラメータ情報が既に記憶部43に記憶されている場合。ステップS33及びS34の処理は省略される。
次に、取得部44は、上記所定期間分の行動情報を記憶部43から取得し(S35)、推定部45は、取得された行動情報に基づいて、所定期間において保護者Bが幼児Aに取り組んで欲しいと考えた1以上の行動のそれぞれの選択回数を集計する(S36)。
次に、取得部44は、変換パラメータ情報を記憶部43から取得し(S37)、推定部45は、取得された変換パラメータ情報に基づいて、ステップS36における集計結果を第三関心度情報に変換する(S38)。つまり、推定部45は、行動の選択回数の集計結果、及び、取得された変換パラメータ情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度を推定する。図18は、集計結果を第三関心度情報に変換する方法を説明するための図である。
推定部45は、図18の(a)の集計結果の選択回数の列の各数値と、図18の(b)の変換パラメータ情報の「国語系」の列の各数値(係数)とを掛け合わせ、掛け合わせた後の数値を合計することで、「国語系」に対する第三関心度を算出することができる。同様に、推定部45は、「算数系」「理科系」「社会系」のそれぞれに対する第三関心度を算出し、算出した第三関心度を正規化する。この結果、図18の(c)に示されるように、保護者Bの複数のジャンルそれぞれに対する第三関心度を示す第三関心度情報が得られる。つまり、推定部45は、集計結果を第三関心度情報(第三関心度)に変換することができる。
出力部46は、ステップS38において得られた第三関心度情報を出力し(S39)、出力された第三関心度情報を、通信部41に第二情報端末30へ送信させる(S40)。第二情報端末30の通信部35は、第三関心度情報を受信し、制御部33は、受信された第三関心度情報を示す画像を表示部32に表示させる。このときの画像は、図16と同様である。
このように、保護者Bの、ジャンル(学習分野)ごとの関心度が表示部32に表示されれば、教師Cは、保護者Bの関心度を把握し、幼児Aの指導に役立てることができる。つまり、関心度推定システム10は、ジャンルに対する関心度を提供することで、教師Cが保護者Bの関心度を把握することを支援することができる。
なお、ステップS40において、通信部41は、第二情報端末30に代えて、または、第二情報端末30に加えて、第一情報端末20へ第三関心度情報を送信してもよい。この場合、第一情報端末20の通信部25は、第三関心度情報を受信し、制御部23は、受信された第三関心度情報を示す画像を表示部22に表示させる。
このように、保護者Bのジャンル(学習分野)ごとの関心度が表示部22に表示されれば、保護者Bは、自身の関心度を把握することができる。
また、上記推定動作2においては、取得部44は、行動情報(行動の予定回数)を取得したが、取得部44は、行動情報に加えて、行動情報として選択された行動の実施回数(実績)を取得してもよい。この場合、行動情報として選択された行動の実施回数は、実績情報と同様に第一情報端末20の記憶部24に蓄積され、関心度推定装置40へ提供される。
推定部45は、取得された行動情報に基づいて、所定期間において保護者Bが幼児Aに取り組んで欲しいと考えた1以上の行動のそれぞれの選択回数及び実施回数の合計を集計する。つまり、図18の選択回数の列の数値が、選択回数及び実施回数の合計値となる。選択回数及び実施回数を合計するときには、選択回数及び実施回数のそれぞれに重みが設定され、重み付け後の選択回数及び実施回数が合計されてもよい。
[提案動作]
関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bの関心度に基づいて、幼児Aに適した行動を提案する提案動作を行うこともできる。図19は、提案動作のフローチャートである。
まず、関心度推定装置40の推定部45は、上記推定動作1を行うことにより、幼児Aの第一関心度を推定する(S51)。推定部45は、具体的には、取得部44によって取得された予定情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの第一関心度を推定する。
次に、推定部45は、上記推定動作2を行うことにより、保護者Bの第三関心度を推定する(S52)。推定部45は、具体的には、取得部44によって取得された行動情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの第三関心度を推定する。
次に、出力部46は、推定された幼児Aの第一関心度及び保護者Bの第三関心度に基づいて、幼児A及び保護者Bへの提案の対象となる行動を決定する(S53)。
ここで、提案の対象となる行動の候補は、上述の数十~50種類程度の行動(選択肢として準備された複数の行動)である。これらの行動には、上述の変換パラメータが設定されている。つまり、提案の対象となる行動の候補には、複数のジャンルそれぞれへの関連度を示す係数が定められている。
出力部46は、ステップS51において推定された幼児Aの第一関心度が最も高いジャンル(第二ジャンルとも記載される)を特定し、ステップS52において推定された保護者Bの第三関心度が最も高いジャンル(第一ジャンルとも記載される)を特定する。出力部46は、提案の対象となる行動の候補のうち、第一ジャンルに対する係数、及び、第二ジャンルに対する係数の両方が所定値よりも大きい行動を、提案の対象となる行動(幼児Aに適していると考えられる行動)として決定する。
例えば、第一ジャンルが国語系であり、第二ジャンルが算数系である場合には、国語系及び算数系の係数が第一所定値(例えば、4)以上の行動が提案の対象となる行動(幼児Aがこれから取り組むべき行動)として決定される。該当する行動が複数存在する場合には、その全てが提案の対象となる行動として決定されてもよいし、国語系の係数及び算数系の係数の和が最も大きい行動が提案の対象となる行動として決定されてもよいし、ランダムに一部が提案の対象となる行動として決定されてもよい。
また、第一ジャンル及び第二ジャンルがいずれも国語系である場合など、第一ジャンル及び第二ジャンルが同一である場合には、例えば、当該ジャンルの係数が第一所定値よりも大きい第二所定値(例えば、4.5)以上の行動が提案の対象となる行動として決定される。この場合も、該当する行動が複数存在する場合には、その全てが提案の対象となる行動として決定されてもよいし、当該ジャンルの係数が最も大きい行動が提案の対象となる行動として決定されてもよいし、ランダムに一部が提案の対象となる行動として決定されてもよい。
次に、出力部46は、ステップS53において決定された提案の対象となる行動を提案するための提案情報を生成し、生成した提案情報を出力する(S54)。出力部46は、このような提案情報を、通信部41に第二情報端末30へ送信させる(S55)。第二情報端末30の通信部35は、提案情報を受信し、制御部33は、受信された提案情報に基づいて、例えば、図20に示されるような提案画像を表示部32に表示させる。図20は、提案画像の一例を示す図である。
なお、提案情報に、ステップS51の処理の結果得られる第一関心度情報、及び、ステップS52の処理の結果得られる第三関心度情報が含まれれば、提案画像において、第一関心度情報、及び、第三関心度情報を可視化(グラフ化)することもできる。
なお、第一関心度情報、及び、第三関心度情報は、上記図16のように個別に円グラフとして可視化されてもよいが、図20の例では、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの第一関心度、及び、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの第三関心度が、1つのレーダーチャート上に重畳表示されている。このような第一関心度情報、及び、第三関心度情報の表示態様によれば、教師Cは、幼児Aの第一関心度、及び、保護者Bの第三関心度の差を容易に把握することができる。
このように、幼児A及び保護者Bへ提案すべき行動が教師Cへ提示されれば、教師Cは、これを参考に、教育の指針を立てることができる。
なお、ステップS55において、通信部41は、第二情報端末30に代えて、または、第二情報端末30に加えて、第一情報端末20へ提案情報を送信してもよい。この場合、第一情報端末20の通信部25は、提案情報を受信し、制御部23は、受信された提案情報に基づいて提案画像を表示部22に表示させる。
このように、幼児A及び保護者Bへ行動が直接に提示されれば、幼児A及び保護者Bは、これを参考に、教育の指針を立てることができる。
なお、関心度推定システム10(関心度推定装置40)を用いたサービスを提供する事業者は、上記提案画像に相当するレポート(紙面)を、教師Cまたは保護者Bへ提供してもよい。
また、提案画像においては、少なくとも提案の対象となる行動が表示されていればよく、提案画像において、第一関心度情報、及び、第三関心度情報が可視化されることは必須ではない。例えば、出力部46は、提案情報とは別に、第一関心度、及び、第三関心度の両方を表示するための表示情報(第一関心度情報及び第三関心度情報の両方の内容を含む情報)を出力することもできる。つまり、出力部46は、図20の提案画像のうちグラフの部分のみを表示するための情報を出力し、第一情報端末20の表示部22または第二情報端末30の表示部32にグラフの部分のみを表示することもできる。
[効果等]
以下、本明細書の開示内容から得られる発明を例示し、例示される発明から得られる効果等について説明する。
発明1は、幼児Aの保護者Bが、対象期間において幼児Aに取り組んで欲しいと考える第一の行動を示す行動情報であって保護者Bの選択操作に基づく行動情報、及び、対象期間における幼児Aの行動の予定を示す予定情報であって幼児A及び保護者Bの少なくとも一方のユーザの入力操作に基づく予定情報を取得する取得部44と、取得された行動情報に基づいて、幼児Aの行動に関連する複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度を推定し、取得された予定情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの関心度を推定する推定部45と、推定された保護者Bの関心度及び幼児Aの関心度に基づいて、幼児Aが取り組むべき行動を提案するための提案情報を出力する出力部46とを備え、入力操作には、幼児Aが対象期間に実施することを希望する第二の行動であって第一の行動以外の第二の行動を選択する操作が含まれる、関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bそれぞれの関心度を推定することにより、幼児Aが取り組むべき行動を提案することができる。また、保護者Bが幼児Aに取り組んで欲しいと考える第一の行動以外の第二の行動の選択結果に基づいて幼児Aの関心度の推定が行われる構成によれば、保護者Bの希望ではなく幼児A自身が希望する第二の行動が選択されやすくなり、結果として幼児Aの関心度の推定精度の向上が図られる。
発明2は、提案情報による提案の対象となる行動の候補には、複数のジャンルそれぞれへの関連度を示す係数が定められており、出力部46は、複数のジャンルの中から、推定された保護者Bの関心度が最も高い第一ジャンル、及び、推定された幼児Aの関心度が最も高い第二ジャンルを特定し、提案の対象となる行動の候補のうち、第一ジャンルに対する係数、及び、第二ジャンルに対する係数の両方が所定値よりも大きい行動を、提案情報による提案の対象となる行動として決定する、発明1に記載の関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bそれぞれの関心度が高いジャンルに基づいて、幼児Aが取り組むべき行動を提案することができる。
発明3は、出力部46は、さらに、推定された保護者Bの関心度、及び、推定された幼児Aの関心度を表示するための表示情報を出力する、発明1または2の関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bそれぞれの関心度を表示することができる。
発明4は、表示情報は、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度、及び、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの関心度を、1つのレーダーチャート上に重畳表示するための情報である、発明3の関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、幼児A及び保護者Bそれぞれの関心度を、相対比較が容易な態様で表示することができる。
発明5は、推定部45は、取得された前記行動情報に基づいて、所定期間において第一の行動として選択された1以上の行動のそれぞれが第一の行動として選択された回数を集計し、取得部44は、さらに、集計の結果を複数のジャンルごとの関心度に変換するための変換用情報を取得し、推定部45は、集計の結果、及び、取得された変換用情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度を推定する、発明1~4のいずれかの関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、行動が第一の行動として選択された回数に基づいて保護者Bの関心度を推定することができる。
発明6は、取得部44、推定部45、及び、出力部46を含む関心度推定装置40と、関心度推定装置40と通信を行う第一情報端末20とを備え、取得部44は、保護者Bの第一情報端末20への選択操作に基づく行動情報を取得し、ユーザの第一情報端末20への入力操作に基づく予定情報を取得する、発明1~5のいずれかの関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、第一情報端末20へ入力された行動情報に基づいて保護者Bの関心度を推定し、第一情報端末20へ入力された予定情報に基づいて幼児Aの関心度を推定することができる。
発明7は、変換用情報は、幼児Aが通う幼児教室の教師Cによって第二情報端末30に入力され、取得部44は、教師Cの第二情報端末30への入力操作に基づく変換用情報を取得する、発明5に記載の関心度推定システム10である。
このような関心度推定システム10は、教師Cによって入力された変換パラメータ情報に基づいて、保護者Bの関心度を推定することができる。
発明8は、関心度推定システム10などのコンピュータによって実行される関心度推定方法である。関心度推定方法は、幼児Aの保護者Bが、対象期間において幼児Aに取り組んで欲しいと考える第一の行動を示す行動情報であって保護者Bの選択操作に基づく行動情報、及び、対象期間における幼児Aの行動の予定を示す予定情報であって幼児A及び保護者Bの少なくとも一方のユーザの入力操作に基づく予定情報を取得する取得ステップと、取得された行動情報に基づいて、幼児Aの行動に関連する複数のジャンルそれぞれに対する保護者Bの関心度を推定し、取得された予定情報に基づいて、複数のジャンルそれぞれに対する幼児Aの関心度を推定する推定ステップと、推定された保護者Bの関心度及び幼児Aの関心度に基づいて、幼児Aが取り組むべき行動を提案するための提案情報を出力する出力ステップとを含み、入力操作には、幼児Aが対象期間に実施することを希望する第二の行動であって第一の行動以外の第二の行動を選択する操作が含まれる。
このような関心度推定方法は、幼児A及び保護者Bそれぞれの関心度を推定することにより、幼児Aが取り組むべき行動を提案することができる。また、保護者Bが幼児Aに取り組んで欲しいと考える第一の行動以外の第二の行動の選択結果に基づいて幼児Aの関心度の推定が行われる構成によれば、保護者Bの希望ではなく幼児A自身が希望する第二の行動が選択されやすくなり、結果として幼児Aの関心度の推定精度の向上が図られる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、第一関心度情報、第三関心度情報、及び、提案情報は、幼児教室の教師に提供されたが、保育士(保育園または幼稚園の従業員)などに提供されてもよい。言い換えれば、第二情報端末は、保育士などによって使用されてもよい。また、上記実施の形態では、ジャンルは、学習分野であると説明されたが、行動分野または作業分野などであってもよい。
また、上記実施の形態では、関心度推定システムは、複数の装置によって実現されたが、単一の装置として実現されてもよい。例えば、関心度推定システムは、関心度推定装置に相当する単一の装置として実現されてもよい。関心度推定システムが複数の装置によって実現される場合、関心度推定システムが備える構成要素は、複数の装置にどのように振り分けられてもよい。
また、上記実施の形態における装置間の通信方法については特に限定されるものではない。また、装置間の通信においては、図示されない中継装置が介在してもよい。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。例えば、上記実施の形態において、関心度推定装置が実行する処理の一部または全部を第一情報端末または第二情報端末が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、関心度推定システムなどのコンピュータが実行する関心度推定方法として実現されてもよいし、このような関心度推定方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、汎用のコンピュータを上記実施の形態の第一情報端末または第二情報端末として動作させるためのアプリケーションプログラム(つまり、第一アプリまたは第二アプリ)として実現されてもよい。本発明は、これらのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。