JP7827675B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が配置されたものであり、
前記レンズ部は、前記レンズ部の中心を取り囲む斜面を備え、
前記斜面のうち最も急峻な斜面において、前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する角度が、35°以上60°以下であり、
前記マルチレンズ板を出射した光は、光軸方向に直交するx方向及びy方向のそれぞれの断面において、光軸方向から斜めの方向において光度の最大値が得られる。
前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する前記第2斜面の角度が、前記第1斜面及び前記第2斜面の角度よりも急峻であってもよい。
前記拡散パネルは、光拡散性を有する板であり、
前記マルチレンズ板は、前記光源側の仮想光入射面に複数のレンズ部が配置されたものであり、
前記光源と前記拡散パネルの前記光源側の面との距離をDZとして、前記拡散パネルの前記マルチレンズ板側の面と、前記マルチレンズ板の前記拡散パネル側の面との距離が、DZの1/10以下である。
<概要>
図1に、本実施形態に係る照明器具100が取り付けられたシステム天井199を下から見上げた図を示す。システム天井にはTバー195が格子間隔LG(例えば600mm)で格子状に取り付けられており、Tバーで区切られた区画内に、照明器具100、空調機器180、天井板190、各種機器(点検口、スピーカー、無線機器(無線中継器など))が備え付けられた天井板191などが取り付けられている。Tバー195はスラブ(上階の床を兼ねた鉄筋コンクリート製天井)に吊ボルトで取り付けられており、照明器具100、空調機器180などの重量物がTバー195に取り付けられることにより、これらの重量物が地震などの時に落下しないようになっている。なお、図1では説明のためにTバー195を図示しているが、通常は下から見てTバー195が隠されるように施工されている。
図1における照明制御装置170は、タブレット、スマートホン、PCなどからなり、表示部兼入力部であるタッチパネル171、無線通信部172を備え、照明制御プログラム173(図示せず)がインストールされている。ユーザーは、照明制御プログラム173を操作して、無線通信部172が送受信する無線信号により照明器具100と無線通信し、照明条件を変えることができる。照明条件としては、色合い(調色)、明るさ(調光)、点灯・消灯があり、これらを適宜マニュアル制御するためのインターフェースを備える。また、あらかじめ登録された時刻と照明条件に従って、設定時間に自動的に照明条件を変えるスケジュール運転を行うことができる。
光源ユニット120の断面図を図3に示す。光源ユニット120は、基板122、拡散パネル125、マルチレンズ板127、枠130を備えている。以下、光軸方向をz方向、図3においてz方向に直交する方向をx方向、z方向及びy方向に直交する方向(図3の奥行方向)をy方向とする。
基板122は、図3に示すように、長尺状のプリント基板の上に、表面実装型LEDからなる複数の光源123が長手方向に間隔を空けて列状に配されたものである。光源123を配置する列数は、図3に示すように4列としているが、基板122の幅に応じて1列でもよいし、3列以上としてもよい。
図5に凹レンズ部集積型のマルチレンズ板127のz・x軸を含む断面拡大図、図6にx・y軸を含む平面拡大図を示す。マルチレンズ板127は、光が入射する側において、凹レンズ部128がないとして想定される仮想光入射面127Fに複数の凹レンズ部128が設けられ、光が出射する側の光出射面127Bを備えたものである。仮想光入射面は、例えば後述する稜線頂点129Pを結んだ平面である。凹レンズ部128により、例えば入射光線B1が内部光線B2、出射光線B3と、図5における斜めx方向に屈折することにより、前方(z方向)の配光を減少させるとともに、斜めx方向及び斜めy方向の配光を増大させる機能を有する。また、図5において入射光線C1、内部光線C2、内部反射光線C3として示すように、マルチレンズ板127において全反射され入射側に戻ってくる内部反射光線C3もある。仮想光入射面127Fの法線であるz軸に対する凹レンズ部128の斜面の角度θ0が大きいほど、斜めx方向へ配光される光成分が大きくなる反面、内部反射光の割合も大きくなり光取出効率が低下する傾向がある。
拡散パネル125の下面は、光源123の上面からDZ離れた位置(光源・拡散パネル間距離DZ)に設けられている。拡散パネル125は、両面が平面であり、拡散材を混入することにより均一な光拡散性を有する板である。材質としては例えばポリカーボネートあるいはアクリルが好適である。なお、表面を粗面とすることにより、均一な光拡散性を持たせることもできる。
図3に図示する枠130は、下面が基板122を支持する働きを有するとともに、側面が拡散パネル125、マルチレンズ板127を支持する働きを有する。
図9(a)及び図9(b)に、最も急峻な斜面の角度θ0を39.3度としたマルチレンズ板127を用いた場合の配光特性及び照度特性を示す。1/2ビーム角(両側)はx方向134°・y方向140°となる。また1/2照度角(片側)はx方向79°・y方向82°となる。照度曲線が、一般的な円形でなく、下側がフラットに近い形、つまりほぼ一定の照度となる範囲が広い点が特徴である。
比較例である図11(a)は、長さ28.8m四方の部屋において、従来の照明器具を180cm間隔縦16台・横16台設置した場合の照度分布(単位lx)、実施例である図11(b)は、長さ28.8m四方の部屋において、本実施形態の照明器具100を240cm間隔で縦12台・横12台設置した場合の照度分布の計算結果である。なお、照明器具の設置条件として、机上で750lx以上が得られることとした。机の高さは70cm、天井の高さは3.5mを想定し、天井から机の上までの高さ2.8mの場合の照度分布となる。
本実施形態において、凹レンズ部集積型のマルチレンズ板127に代えて、凸レンズ部集積型のマルチレンズ板137を用いることができる。図12にマルチレンズ板137の断面拡大図を示す。マルチレンズ板137は、光が入射する側において、凸レンズ部139がないとして想定される仮想光入射面137Fに複数の凸レンズ部139が設けられ、光が出射する側の光出射面137Bを備えたものである。仮想光入射面は、例えば凸レンズ部139の頂点を結んだ平面である。光出射面137Bは図12では平面としたが、光散乱形状を設けてもよい。凸レンズ部139により、例えば入射光線B31が内部光線B32、出射光線B33と図12の斜めx方向に屈折することにより、z方向(図下方向)の配光を減少させるとともに、斜めx方向の配光を増大させる機能を有する。また、図12において入射光線C31、内部光線C32、内部反射光線C33として示すように、マルチレンズ板137において全反射され入射側に戻ってくる内部反射光線C33もある。仮想光入射面137Fの法線であるz軸に対する凸レンズ部139の斜面の角度θ0が大きいほど、横方向へ配光される光成分が大きくなる反面、内部反射光の割合も大きくなり光取出効率が低下する傾向がある。凹レンズ部集積型のマルチレンズ板127の断面図である図5と、凸レンズ部集積型のマルチレンズ板137の断面図である図12が酷似していることより、配光特性の角度θ0依存性についても同様の傾向が認められることがわかる。
実施形態1の構成として、光源123からの光を拡散パネル125に入れて、その後でマルチレンズ板127(あるいはマルチレンズ板137)を介して出射する構造の照明器具100を説明したが、拡散パネル125を省略してもよい。その場合、輝度不均一性が生じやすくなるが、光源123とマルチレンズ板127との距離DZを光源間隔LXに比べて大きくすることにより、輝度不均一性を低減することができる。
また、光源123からの光をマルチレンズ板127(あるいはマルチレンズ板137)に入れ、その後で拡散パネル125を介して光を出射する構造としてもよい。その場合、マルチレンズ板127により広配光となった光が拡散パネル125により等方的に拡散されるため、「広配光」という効果は減少するが、距離DZを小さくしても輝度不均一性の少ない「薄型」に適した構造になる。
マルチレンズ板127において、光が出射する側である仮想光出射面に凹レンズ部を設けてもよい。その場合、マルチレンズ板127を裏返して用いるだけで、出射光が最大となる角度を変えることが可能になる。また、マルチレンズ板の仮想光入射面と仮想光出射面の両方にレンズ部(凹レンズ部又は後述する凸レンズ部)を設けてもよい。
<構成>
本実施形態の照明器具200の斜視図を図15に示す。照明器具200は、配線ダクト280に取り付けが可能なスポットライト型照明器具であり、照明制御装置170により制御可能である。
<概要>
本実施形態に係る照明器具300の斜視図を図19に示す。照明器具300は、天井に直付けされた器具本体310と、器具本体310に取り付けられた光源ユニット320からなる。器具本体310と光源ユニット320が分離可能であるため、器具本体310を天井に取り付けるためのネジまたは吊ボルトを光源ユニット320によって隠すことができる。照明装置の幅は一例として2cm、長さは一例として120cmであり、照明器具100に比べて短手方向の幅が狭く、デザイン性が考慮された器具形状になっている。
器具本体310は、下面が開口した箱状の筐体315、バネ係止部311及びコネクタ312を備える。
光源ユニット320は、取付板321、基板322、光源323、カバー324、電源325、ワイヤレスモジュール326、取付バネ327、コネクタ328、及び図21を用いて説明する拡散パネル331、マルチレンズ板333を備え、カバー324は、カバー端面(カバー左端面324L及びカバー右端面324r)を備える。複数の光源ユニット320をカバー端面同士が向き合うように並べて、複数の光源ユニット320全体を、連続した長い光源とすることができる。
光源ユニット320は、x・z方向を含む断面図である図21に示すように、上述の構成要素に加え、拡散パネル331、マルチレンズ板333を備える。拡散パネル331の光入射面は光源323の光出射面からDZ=1.1mmの距離に位置している。
本実施形態においても、真下方向の配光が抑えられる結果として、広がった配光特性が得られるため、光源間隔を従来に比べて広げても、机上面の照度の均一性をある程度維持することができる。
<概要>
本実施形態に係る照明器具500は、いわゆるシーリングライトであり、ほぼ軸対称な配光特性を有する。
図22(a)の左側は照明器具500の正面図、右側は正面方向から見た断面図である。図22(b)の上側は照明器具500の平面図(照明器具を天井に設置した状態では下から見た正面図)、下側はセードとも呼ばれるカバー524を外した状態における内部の正面図である。
天井に設けられた引掛シーリング、あるいはローゼットに、取付アダプタ510のプラグ兼固定部を回して取り付ける。取付アダプタ510に対して、カバー524を外した照明器具500のベース521の穴部分を上に向けて入れると、取付アダプタ510の突出部512(ツメ)がベース521と接触して内側に移動し、さらにベース521を上に移動させると、取付アダプタ510の突出部512が元の状態になってベース521を支えることにより、ベース521が取付アダプタ510に取り付けられる。その際、クッション528が天井に当たることにより、照明器具500を天井と平行に設置することができる。そのあとでカバー524をベース521に取り付ける。
光源523の間隔LAは、例えば最小24mmである(間隔LAは必ずしもx方向やy方向の距離ではない)。それに対し、マルチレンズ板527の光入射面は、光源523の表面から間隔LAと同じ距離DZ(24mm)だけ離して、マルチレンズ板支持部526により設置されている。マルチレンズ板527の凹レンズ部間隔p1は前述の通り1mmと、LAの1/10よりも小さいため、マルチレンズ板127の光出射面においてもほとんど光源のイメージが生じない。そして、図22(a)に示す矢印方向である斜め方向を中心として光が進むため、カバー524において光源のイメージが生じない程度に拡散度を小さくする、すなわち透明に近づけることが可能となり、光取り出し効率が向上する。
以上、本発明に係る照明器具の実施形態を説明したが、例示した照明器具を例えば以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施形態で示した通りの照明器具に限られないことは勿論である。
110、310 器具本体
112 凹部
114、225、325、525 電源
115、226、326 ワイヤレスモジュール
120、320 光源ユニット
122、222、322、522 基板
123、123A、123B、123C、223、323、523 光源
123G 光源群
125、331 拡散パネル
127、137、227、333、527 マルチレンズ板
127F、137F 仮想光入射面
127B、127BR、137B 光出射面
128 凹レンズ部
128P、139P 第1斜面
128Q、139Q 第2斜面
128R、139R 第3斜面
128S、139S 接線
129 稜線
129B 稜線鞍部
129P 稜線頂点
130 枠
139 凸レンズ部
138 谷
138B 谷浅部
138D 谷深部
170 照明制御装置
171 タッチパネル
172 無線通信部
173 照明制御プログラム
180 空調機器
190、191 天井板
195 Tバー
199 システム天井
210 灯体
238 電灯線
270 アーム
278 取付部
280 配線ダクト
311 バネ係止部
312、328 コネクタ
315 筐体
321 取付板
324、524 カバー
324A、524A カバー前面部
324B、524B カバー側面部
324C 突起
327 取付バネ
510 取付アダプタ
512 突出部
521 ベース
526 マルチレンズ板支持部
528 クッション
Claims (7)
- 複数の光源と、マルチレンズ板を備えた照明器具であって、
前記マルチレンズ板は、仮想光入射面又は仮想光出射面に複数のレンズ部が2次元的に配置されたものであり、前記複数のレンズ部の境界の形状は六角形であり、
前記レンズ部は、前記レンズ部の中心を取り囲む斜面を備え、
前記斜面のうち最も急峻な斜面において、前記仮想光入射面又は前記仮想光出射面の法線に対する角度が、35°以上60°以下であり、
前記マルチレンズ板を出射した光は、光軸方向に直交するx方向及びy方向のそれぞれの断面において、前記光軸方向から斜めの方向において光度の最大値が得られ、
前記レンズ部の中心の間隔は、前記光源の間隔の1/3以下である
照明器具。 - 前記レンズ部の中心の間隔は、前記光源の間隔の1/10以下である
請求項1記載の照明器具。 - 前記レンズ部が凹レンズ部であり、凹みの深さは2mm以下である、
請求項1又は2記載の照明器具。 - 前記レンズ部の中心の間隔は、x方向及びy方向とで異なる
請求項1又は2記載の照明器具。 - 前記照明器具は、さらに、前記光源と前記マルチレンズ板の間に光拡散性を有する板である拡散パネルを備え、
前記光源と前記拡散パネルの前記光源側の面との距離をDZとして、前記拡散パネルの前記マルチレンズ板側の面と、前記マルチレンズ板の前記拡散パネル側の面との距離が、DZの1/10以下である、
請求項1又は2記載の照明器具。 - 前記光源は複数あり、複数の前記光源が列状に配置されている、
請求項1又は2記載の照明器具。 - 前記光源はランバーシアン配光特性を有し、前記照明器具の1/2ビーム角が125°以上160°以下である、
請求項1又は2記載の照明器具。
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