JP7828178B2 - チーズ粉末、前記チーズ粉末の製造方法及びそれから作られるチーズ類食品 - Google Patents
チーズ粉末、前記チーズ粉末の製造方法及びそれから作られるチーズ類食品Info
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Description
-風味生成用微生物(より良好な芳香及び芳香バランスを生み出すもの)、
-適合した培養培地(乳、クリーム、植物の液汁等)、及び
-最適な繁殖条件(温度、pH、時間、酸素供給、撹拌等)。
a)-少なくとも1つの風味生成用微生物を培養培地で培養するステップから生じる少なくとも1つの芳香基質であって、前記チーズ類食品の風味生成の実現を意図した少なくとも1つの芳香基質、及び
-前記チーズ類食品のテクスチャの実現を意図する少なくとも1つのテクスチャ基質であって、前記少なくとも1つのテクスチャ基質がタンパク質を含み(任意選択で脂肪を含まず)、前記タンパク質の少なくとも一部が、凝固してゲルを形成することが可能な凝固タンパク質からなり、前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されておらず、
好ましくは、有利には0.1~6、好ましくは0.4~1.8である脂肪/タンパク質比のタンパク質と脂肪とを含む、少なくとも1つのテクスチャ基質
を提供するステップ、及び
b)前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを混合する任意選択のステップであって、それにより(有利には均一)基質混合物を得るステップ、及び
c)前記基質のうちの少なくとも一方又は前記基質混合物が液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有するとき、前記基質のうちの少なくとも一方(前記少なくとも1つの芳香基質及び/又は前記少なくとも1つのテクスチャ基質)又は前記(有利には均一)基質混合物を乾燥させるステップであって、それにより粉末のコンシステンシーを得るステップ
を含み、
及び前記チーズ粉末(分離されている基質又は基質混合物)は、以下の特徴:
-95%m/m以上の全乾燥抽出物、
-有利には25℃±1℃の温度で(測定される)、0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw、
-少なくとも1つのテクスチャ基質に由来する前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないこと
を有する。
-前記製造方法に前記混合するステップがないとき、互いに分離している、且つそれぞれが粉末の形態の、前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを含む基質の組み合わせ、又は
-前記製造方法が前記混合するステップを含むとき、粉末の形態の、前記基質混合物
が得られるように実施される。
-粉末のコンシステンシー、又は
-適用可能な場合に有利には0.1~6、好ましくは0.4~1.8の脂肪/タンパク質比の、6%~25%m/mのタンパク質と0~30%m/m、更には3%~30%m/mの脂肪とを含む、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシー(好ましくは、前記少なくとも1つのテクスチャ基質が液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する)
を有する基質を提供することを含む。
第1の組み合わせ(i)によれば、
-前記提供するステップは、各々が粉末のコンシステンシーを有する前記基質を提供することを含み、及び
-前記混合するステップは、前記粉末基質を混合して粉末の形態の前記基質混合物を得ることからなり、
又は
第2の組み合わせ(ii)によれば、
-前記提供するステップは、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することを含み、次に
-前記乾燥させるステップは、前記少なくとも1つの基質を乾燥させて、各々が粉末のコンシステンシーを有する基質を得ることからなり、次に
-前記混合するステップは、前記粉末基質を混合して粉末の形態の前記基質混合物を得ることからなり、
又は
第3の組み合わせ(iii)によれば、
-前記提供するステップは、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することからなり、次に
-前記混合するステップは、前記基質を混合して、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する基質混合物を得ることにあり、次に
-前記乾燥させるステップは、前記基質混合物を乾燥させて、粉末の形態の前記基質混合物を得ることからなり、
又は
第4の組み合わせ(iv)によれば、
-前記提供するステップは、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することからなり、次に
-前記基質を前記混合するステップと乾燥させるステップとを同時に実施することにより(共乾燥させることにより)、粉末の形態の前記基質混合物を得て、ここで好ましくは前記少なくとも1つの芳香基質及び前記少なくとも1つのテクスチャ基質は、噴霧乾燥させる間に同時に配合される。
-液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する基質の場合、前記混合するステップは、ホモジナイゼーションステップを含む;
-液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する基質混合物の場合、前記基質混合物を前記乾燥させるステップは、噴霧化ステップからなる;
-テクスチャ基質は、乳製品及び/又は植物の液汁のろ過技法から生じる保持液からなる;この場合、テクスチャ基質は有利には、乳のろ過の保持液からなるプレチーズ液からなり、ここでは、特に乳のタンパク質が、任意選択で乳の脂肪及びミネラルの一部分と共に保持されている;
-混合するステップの間、全混合物の0.5~50重量%、好ましくは0.5~10重量%(端点を含む)の芳香基質が含まれる;
-提供するステップは、前記芳香基質の作製方法であって、前記少なくとも1つの風味生成用微生物を前記培養培地で培養する前記ステップを含む方法、及び/又はゲルの形成を妨げるように意図した物理化学的条件における前記テクスチャ基質の作製方法からなり;
-熟成タイプのチーズの製造について、芳香基質の作製方法の間に風味生成用微生物は熟成用微生物であり;
-培養培地は、乳又は乳から得られる生成物であって、濃縮乳又は保持液、クリーム、チーズ生産乳清、ろ過透過液、又は植物の液汁から選択される生成物からなり;
-培養するステップは、1~6、好ましくは1~4日の期間にわたって実施され;
-前記少なくとも1つの風味生成用微生物は、前記チーズ粉末中で生菌である。
-互いに分離している、それぞれが粉末の形態の、前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを含む基質の組み合わせ、又は
-粉末の形態の、前記基質混合物
から選択され、
前記チーズ粉末は、以下の特徴:
-95%m/m以上の全乾燥抽出物、
-有利には25℃±1℃の温度で、0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw、
-少なくとも1つのテクスチャ基質に由来する前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないこと
を有する。
-本発明に係る、又は本発明に係る製造方法から生じるチーズ粉末を提供するステップ、
-粉末の形態の基質の組み合わせの基質を混合する任意選択のステップ、
-前記凝固タンパク質が確実に再水和/可溶化され、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有するチーズ基質が得られるように、粉末テクスチャ基質(及び任意選択で、芳香生成基質の)又は粉末基質混合物を少なくとも1つのCaイオン封鎖塩及び好ましくは少なくとも1つの酸性度調節塩の存在下で再水和するステップ、
-適用可能な場合、テクスチャ基質と芳香生成基質とを混合するステップであって、別々に再水和した後に混合することが可能である、ステップ、
-前記凝固タンパク質の凝固及びゲル形成のため、常に少なくとも1つのカルシウム(Ca)イオン封鎖塩及び好ましくは酸性度調節塩の存在下でテクスチャ調整するステップであって、その間に前記チーズ基質が物理化学的なテクスチャ調整条件に供され、前記物理化学的テクスチャ調整条件が、前記チーズ類食品に求められる最終テクスチャに応じて適合されるステップ
を連続して含む。
-前記再水和するステップは、以下の条件で行われる:40%H2O~80%H2Oの範囲の再水和率、30℃~80℃の範囲、好ましくは60℃未満、更には50℃未満の温度、1~10時間のテクスチャ調整時間、2~50g.kg-1粉末(m/m)の範囲のCaイオン封鎖塩の用量、及び0~50g.kg-1粉末(m/m)の範囲の酸性度調節塩の用量;
-テクスチャ調整するステップの間、物理化学的テクスチャ調整条件は、温度、pH、NaClの用量、Caイオン封鎖塩の用量及び酸性度調節塩の用量から選択される;この場合、好ましくは、テクスチャ調整するステップは、以下の物理化学的テクスチャ調整条件で調整される:4.5~6.5に含まれるpH、1~10時間にわたる10℃~60℃に含まれる温度、0.1~2%m/mに含まれるNaCl濃度、2~50g.kg-1粉末(m/m)のCaイオン封鎖塩の用量(任意選択)、及び0~50g.kg-1粉末(m/m)の酸性度調節塩の用量(任意選択);
-本方法は、テクスチャ調整するステップに続いて、少なくとも1つの表面熟成用微生物を適用するステップ又はコーティング層、例えばコーティングワックスを適用するステップを含み得る;
-テクスチャ調整するステップの間、前記少なくとも1つの風味生成用微生物は生菌である。
A)少なくとも2つの基質の組み合わせ:
A1)少なくとも1つの風味生成用微生物を培養培地で培養するステップから生じる少なくとも1つの芳香基質であって、前記チーズ類食品の風味生成の実現を意図した少なくとも1つの芳香基質、及び
A2)前記チーズ類食品のテクスチャの実現を意図する、少なくとも1つのテクスチャ基質
を提供するステップ、
次に
B)前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを混合することによって基質混合物を得る任意選択のステップ、
及び
C)前記基質のうちの少なくとも一方又は前記基質混合物が液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有するとき、前記少なくとも1つの芳香基質を乾燥させるステップC1及び/又は前記少なくとも1つのテクスチャ基質を乾燥させるステップC2及び/又は前記基質混合物を乾燥させるステップC3から選択される任意選択の乾燥させるステップ
を含む製造方法の結果である。
-互いに分離している、且つそれぞれが粉末の形態の、前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを含む基質の組み合わせ、又は
-粉末の形態の、基質混合物
から選択されるチーズ粉末が得られる。
-95%m/m以上の全乾燥抽出物、
-有利には25℃±1℃の温度で、0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw、及び
-少なくとも1つのテクスチャ基質に由来する前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないこと
を有する。
本発明の枠組みの中では、「チーズ類食品」は、有利には、ヒトが食べることを意図した、厳密に言うところのチーズからなるか、又はかかるチーズに取って代わることを意図した物質又は変換された生成物である。
-味、「味刺激」とも称される(特に、味覚と組み合わされる)、
-芳香、「嗅覚刺激」又は「匂い物質刺激」とも称される(特に、嗅覚と組み合わされる)、及び/又は
-三叉神経化合物(特に、体性感覚及びより正確には三叉神経知覚と組み合わされる)。
-FAO/WHO規格A-6-チーズ(Cheese)(1978年、改訂1990年);
-乳及び乳製品に適用可能な技術仕様書B3-07-09(刊行日2009年11月)(法務局(Department of legal affairs)-フランス);
-チーズ及びチーズ特製品に関する2007年4月27日付法令2007-628及び2013年11月12日付法令2013-1010(経済・財務省(Ministry of the economy and finance)-フランス)。
-較正範囲に関する線形性応答;
-上記に記載した測定原理(露点の測定又は電解質の導電率若しくはポリマーの誘電率の変化の決定)に適合した測定セル;
-測定セルの温度調節システム又は25℃±1℃の温度を保証するように恒温筐体に設置し得るもの;
-有利には少なくとも0.0001単位awの内部分解能;
-有利には少なくとも0.001単位awの表示;
-有利には、3連続測定によるか、又は1分間の安定によるかのいずれかの、0.0003の最大振幅と定義されるプラトーに達することによる最終的な測定点の決定;
-適用可能な場合、サンプルの揮発性化合物に起因する干渉を抑えることが可能となるシステム(例えば、特別なフィルタ)。
芳香基質(「芳香生成基質」とも称される)は、最終生成物に目的の芳香を付与することを意図した生成物/化合物からなる。
- 1-オクテン-3-オール(キノコの香調)、
- 2-フェニルエタノール及びフェニルアセトアルデヒド(花の香調)、
- 様々な香調(ニンニク、キャベツ、ジャガイモ等)を有する多くの硫黄化合物、例えば、2,4-ジチアペンタン(dithiapenthane)、2,4,5-トリチアヘキサン及び3-メチルチオ-2,4-ジチアペンタン、硫化メチル、ジメチルジスルフィド、3-メチルチオプロパナール及びメタンチオール(特に、エポワス、ヴァシュラン、ポンレヴェック、リンバーガーなどのチーズに生じる)、
- 直鎖又は分枝鎖のプロピオン酸及び他の揮発性酸、
- 遊離脂肪酸、
- エステル類(フルーツの香調)、
- ジアセチル及び関連化合物(バターの香調)、
- 及び他の多くの化合物(アルデヒド類、ケトン類、ラクトン類、フラノン類、窒素化合物、例えば、インドール、ピラジン類など)。
-カビ、例えば、ペニシリウム・カメンベルティ(Penicillium camemberti)又はペニシリウム・ロックフォルティ(Penicillium roqueforti)など;
-酵母、特に、サッカロミセス属(Saccharomyces)、カンジダ属(Candida)(カンジダ・ウチリス(Candida utilis))、ゲオトリクム属(Geotrichum)(例えば、ゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum))に属するもの及びデバリオミセス・ハンセニイ(Debaryomyces hansenii);及び
-細菌、例えば、プロピオン酸細菌(プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium))、及び他の多様な細菌(ラクトバチルス属(Lactobacillus)、より好ましくは、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum));これらの細菌の中でも、スタフィロコッカス・キシロサス(Staphylococcus xylosus)、ブレビバクテリウム・リネンス(Brevibacterium linens)又はブレビバクテリウム・カセイ(Brevibacterium casei)を挙げることができる。
テクスチャ基質は、チーズ類食品の最終テクスチャの実現に適合した原材料から選択される。
- 5%~25%m/mのタンパク質、好ましくは9%~25%m/mのタンパク質、及び
- 0%~30%m/m、好ましくは3%~30%m/mの脂肪
でタンパク質及び脂肪を含む。
-イオン(カルシウム又はリン酸カルシウム)を添加することによるか、
-又はアルカリ化した後、続いて中性、又はタンパク質(大豆タンパク質)のpHiに戻すことによるかのいずれかで
ゲル化することのできるタンパク質から選択される。
-カゼイン単独(即ち「純カゼイン」)、
-カゼイン及び血清タンパク質
から選択されるタンパク質を含む。
-脂肪:レベル(ブチラール(butyral)レベル)、状態(ホモジナイズされているか否か)、
-タンパク質:血清タンパク質/カゼイン比、
-ラクトース含有量、
-ミネラルの観点から:カルシウム及びリン含有量
の点で標準化される。
-熱処理(時間/温度の組み合わせ)、及び
-物理的精製処理、例えば精密ろ過タイプのもの
を通じた微生物学的標準化の対象であり得る。
-Maubois et al.“Application of Membrane Ultrafiltration to Preparation of Various Types of Cheese”,Journal of Dairy Science,Vol.58,no.7、又は
-Goudedranche et al.“Utilization of the new mineral UF membranes for making semi-hard cheeses”,Desalination,35(1980)243-258。
-カットオフ閾値が2,000~150,000Daまで様々な、且つ2~10×105Paの圧力が加えられる限外ろ過、
-カットオフ閾値が150,000Daより高い、且つ0.2~1×105Paの圧力が加えられる精密ろ過、
-カットオフ閾値が200~1,000Daまで様々な、且つ10~40×105Paの圧力が加えられるナノろ過。
-「ろ液」又は「透過液」と呼ばれる、膜を通過する第1の液体、タンパク質窒素物質を欠いている一種の「理想的な」乳清を形成する;及び
-膜に保持される第2の液体、前述の保持液を形成し、タンパク質強化乳(カゼイン及び可溶性タンパク質)を形成する。
-ダイズ液汁とオートムギ液汁、このうち有利には、オートムギ液汁の重量百分率が5~10%を占める、及び
-ダイズ液汁とルピナス液汁、このうち有利には、ルピナス液汁の重量百分率が35%~45%を占める。
提供するステップAは、チーズ粉末の製造方法を実施するため前述の基質を提供することからなる。
-粉末のコンシステンシー、又は
-液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシー
を有する。
-芳香基質を作製する前述の方法であって、前記少なくとも1つの風味生成用微生物を前記培養培地で培養するステップを含む方法、及び/又は
-ゲルの形成を妨げるように意図した物理化学的条件でテクスチャ基質を作製する前述の方法
からなる。
次に、前記少なくとも1つのテクスチャ基質と前記少なくとも1つの芳香基質とが所望の比率で共に混合されてもよく、これは基質混合物を得るためである(ステップB-図1)。
-「一段」ホモジナイザー、単一のホモジナイゼーションヘッド又はバルブを備える、及び
-「二段」ホモジナイザー、カスケード状に取り付けられた2つのホモジナイゼーションヘッド又はバルブを装備している。
-100バール~500バール、好ましくは100~300バールの圧力、及び
-50~70℃、好ましくは約60℃の基質混合物の入口温度。
この実施形態において、前記少なくとも1つの芳香基質、前記少なくとも1つのテクスチャ基質及び/又は前記基質混合物は、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有し得る。
- 95%m/m以上の全乾燥抽出物、
- 有利には25℃±1℃の温度で(測定される)、0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw。
-塔入口温度180~250℃、
-塔出口温度50~100℃。
-少なくとも1つの粉末基質を得るため、それぞれ前記少なくとも1つの芳香基質及び/又は前記少なくとも1つのテクスチャ基質に対し、これらの基質を混合するステップBの前に実施される乾燥させるステップC1、C2又は
-基質を混合するステップBと同時(共乾燥)(図1のステップC3)又は基質を混合するステップBの下流(図1のステップC4)のいずれかでの、基質混合物に適用される乾燥させるステップC3、C4。
実際には、この製造方法の前述のステップは、有利には、以下のステップの組み合わせのうちの1つから選択される。
-提供するステップAが、各々粉末のコンシステンシーを有する基質を提供することを含み、次に
-混合するステップBが、それらの粉末基質を混合して、粉末の形態の基質混合物を得ることからなる。
-提供するステップAが、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することを含み、次に
-乾燥させるステップC1、C2が、前記少なくとも1つの基質を乾燥させて、各々が粉末のコンシステンシーを有する基質を得ることからなり、次に
-混合するステップBが、それらの粉末基質を混合して、粉末の形態の前記基質混合物を得ることからなる。
-提供するステップAが、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することからなり、次に
-混合するステップBが、前記基質を混合して、それにより液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する基質混合物を得ることからなり、次に
-乾燥させるステップC4が、基質混合物を乾燥させて、粉末の形態の前記基質混合物を得ることからなる。
-提供するステップAが、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質を提供することからなり、次に
-基質を混合するステップ及び乾燥させるステップB、C3が同時に実施されて(共乾燥されて)、粉末の形態の前記基質混合物が得られる。
本発明は更に、有利にはチーズ、チーズ特製品又はチーズ代用品といった種類のチーズ類食品の製造のため再水和及びテクスチャ調整されることが意図される特定のチーズ粉末に関する。
-95%m/m以上の全乾燥抽出物、
-有利には25℃±1℃の温度で、0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw、
-少なくとも1つのテクスチャ基質に由来する前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないこと(例えば、カゼインミセルの形態のカゼイン)
を有する。
次に本発明に係るチーズ粉末から食品を生産することができる。問題の方法を図3に概略的に示す。
-少なくとも1つのカルシウム(Ca)イオン封鎖塩、及び好ましくは
-少なくとも1つの酸性度調節塩
の存在下にて行われる。
-20~60%(m/m)の範囲のTDM範囲にある生成物を得ることが可能になる、40%H2O(m/m)~80%H2O(m/m)の範囲の再水和率、
-30℃~80℃の範囲、好ましくは60℃未満、更には50℃未満の温度、
-1~10時間の範囲の再水和時間(更にはテクスチャ調整時間も)、
-2~50g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは5~25g.kg-1粉末の範囲のCaイオン封鎖塩の用量、及び好ましくは
-0~50g.kg-1粉末(m/m)、更に好ましくは1~50g.kg-1粉末(m/m)、更に好ましくは2~50g.kg-1粉末(m/m)、更に好ましくは5~10g.kg-1粉末の範囲の酸性度調節塩の用量。
-軟質チーズには、15~20g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは17~18g.kg-1(m/m)の用量のカルシウムイオン封鎖剤(クエン酸Na)及び5~10g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは7~8g.kg-1(m/m)の用量の酸性度調整剤(クエン酸)、
-硬質チーズには、20~25g.kg-1粉末、好ましくは21~22g.kg-1粉末(m/m)の用量のCaイオン封鎖剤(クエン酸Na)、及び5~10g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは7~8g.kg-1粉末の用量の酸性度調整剤(クエン酸)、
-スプレッドチーズには、15~20g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは17~18g.kg-1(m/m)の用量のカルシウムイオン封鎖剤(クエン酸Na)、及び0~10g.kg-1粉末(m/m)、好ましくは1~7g.kg-1(m/m)、更により好ましくは2~7g.kg-1(m/m)の用量の酸性度調整剤(クエン酸)。
-基質混合物が再水和され、チーズ基質が形成される、又は
-テクスチャ基質が再水和され、それが前述の芳香基質(恐らくはこれもまた再水和される)と混合されることになる。
得られたチーズ基質は、次に、チーズ類食品に求められる最終的なテクスチャに応じて適合したテクスチャ調整するステップIの対象となり得る。
-温度、
-pH、
-塩濃度、特にNaCl濃度、及び
-場合によってはテクスチャ調整剤(ゲル化及び/又は増粘)の用量、
-Caイオン封鎖塩の用量、及び
-酸性度調節塩の用量
から選択される。
-Maubois et al.“Application of Membrane Ultrafiltration to Preparation of Various Types of Cheese”,Journal of Dairy Science,Vol.58,no.7;
-Goudedranche et al.“Utilization of the new mineral UF membranes for making semi-hard cheeses”,Desalination,35(1980)243-258。
-4~6.5、好ましくは4.5~5.7に含まれるpH、
-1~10時間にわたる、15℃~60℃(好ましくは20℃~40℃)に含まれる温度、
-0.1%~2%に含まれる、好ましくは0.7%~0.9%に含まれるNaCl濃度、
-2~50g.kg-1粉末(m/m)のCaイオン封鎖塩の用量(任意選択)、
-0~50g.kg-1粉末(m/m)の酸性度調節塩の用量(任意選択)、及び任意選択で
-テクスチャ調整剤(ゲル化及び/又は増粘)の用量、これは、一方で、0~0.6kg.100kg-1(m/m)、好ましくは0.2~0.4kg.100kg-1(m/m)に含まれるゲル化剤、他方で、0~4kg.100kg-1(m/m)、好ましくは1.5~2kg.100kg-1(m/m)に含まれる増粘剤を含む。
-グルコノデルタラクトン(GDL)の添加、
-乳又は予め酸性化した保持液の添加、
-酸性化発酵菌の添加、
-乳酸の添加
で達成することができる。
-スプレッドチーズ、
-軟質チーズ、
-半軟質チーズ、
-半硬質チーズ、及び
-硬質チーズ。
-スプレッドチーズについて、種類に応じて10kg.f-1未満、
-軟質チーズについて、約20kg.f-1、及び
-硬質チーズについて、約30kg.f-1
である。
-4~6.5、好ましくは5.0~5.5に含まれるpH、
-15℃~40℃、好ましくは20~35℃に含まれる温度、
-0.1%~2%に含まれる、好ましくは0.7%~0.9%に含まれるNaCl濃度、
-15~20g.kg-1粉末(m/m)のカルシウムイオン封鎖剤(例えばクエン酸カルシウム)の濃度、
-5~10g.kg-1粉末の酸性度補正剤(例えばクエン酸)の濃度、
-任意選択で、0~0.6kg.100kg-1(m/m)、好ましくは0.2~0.4kg.100kg-1(m/m)に含まれるゲル化剤の用量、及び0~4kg.100kg-1(m/m)、好ましくは1.5~2kg.100kg-1(m/m)に含まれる増粘剤の用量。
-4~6.5、好ましくは5.2~5.7に含まれるpH、
-15℃~40℃、好ましくは25~40℃に含まれる温度、
-20~25g.kg-1粉末(m/m)のカルシウムイオン封鎖剤(例えばクエン酸カルシウム)の濃度、
-5~10g.kg-1粉末(m/m)の酸性度補正剤(例えばクエン酸)の濃度、
-0.1%~2%(m/m)に含まれる、好ましくは0.7%~0.9%(m/m)に含まれるNaCl濃度、
-任意選択で、0~0.6kg.100kg-1(m/m)に含まれる、好ましくは0.3~0.4kg.100kg-1(m/m)に含まれるゲル化剤の用量、及び0~4kg.100kg-1(m/m)に含まれる、好ましくは1.5~2kg.100kg-1(m/m)に含まれる増粘剤の用量。
-4~6.5、好ましくは4.8~5.2に含まれるpH、
-15℃~40℃、好ましくは15~25℃に含まれる温度、
-0.1%~2%(m/m)、好ましくは0.1%~0.9%(m/m)に含まれるNaCl濃度、
-15~20g.kg-1粉末(m/m)のカルシウムイオン封鎖剤(例えばクエン酸Na)の用量、
-0~10g.kg-1粉末(m/m)の酸性度補正剤(例えばクエン酸)の用量、
-任意選択で、0~0.6kg.100kg-1(m/m)、好ましくは0.15~0.20kg.100kg-1(m/m)に含まれるゲル化剤の用量及び0~4kg.100kg-1(m/m)、好ましくは1~1.5kg.100kg-1(m/m)の増粘剤の用量。
製造するステップは、少なくとも1つの表面熟成用微生物が適用される最終ステップJを含むことができる。
テクスチャ調整するステップI(最終ステップJを参照のこと)の終了時にこのように得られたチーズ類食品は、直ちに食べることができる。
-テクスチャ基質の物理化学的変換によって生じるテクスチャ、及び
-芳香生成基質に由来する、芳香(又はより一般的には風味)
を含む。
-生菌である、又は
-特に特定の適用について(流通大量輸出、非冷蔵消費)、必要に応じて破壊されている。
大規模混合乳(Entremont SODIAAL-Plant of Montauban-de-Bretagne,35 360)を収集し、90℃/2分で加熱処理し(ACTINI管式熱変換器型1959-3 Zone d’Activites de Montigny,74500 Maxilly-sur-Leman)、脱脂して(WESTFALIA MSE 25遠心分離機、18 Avenue de l’Europe 02400 CHATEAU THIERRY)、1.2の脂肪/タンパク質比を得る。
-ハフニア・アルベイ(Hafnia alvei)、5g.kg-1(m/m)のメチオニン及び10g.kg-1(m/m)のBHIYEグルコースを含有する脱脂乳中、30℃及び好気生活で48時間;
-ヤロウイア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)、UHTクリーム(30%脂肪)にて、10g.kg-1(m/m)のグルコース/BHI-YE含有、22℃で撹拌下200rpmに48時間;
-プロピオニバクテリウム・フロイデンライシイ(Propionibacterium freudenreichii)、レンネット添加チーズ生産乳清にて、加熱処理あり、48時間;
-ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)亜種ラクチス(ssp lactis)、亜種クレモリス(ssp cremoris)及び変種ディアセチラクチス(var diacetylactis)、脱脂粉乳で16%乾燥物質が強化された脱脂乳にて、24時間。
-塔入口温度:220℃、及び
-塔出口温度:90℃、
-3l.h-1の流速。
大規模混合乳(Entremont SODIAAL-Plant of Montauban-de-Bretagne,35 360)を収集し、90℃/2分で加熱処理し(ACTINI管式熱変換器型1959-3 Zone d’Activites de Montigny,74500 Maxilly-sur-Leman)、脱脂し(WESTFALIA MSE 25遠心分離機、18 Avenue de l’Europe 02400 CHATEAU THIERRY)、次に脂肪/タンパク質比が1.2で確立される。
-ハフニア・アルベイ(Hafnia alvei)、5g.kg-1(m/m)のメチオニン及び10g.kg-1(m/m)のグルコースBHIYEを含有する脱脂乳中、30℃及び好気生活で48時間;
-ヤロウイア・リポリティカ(Yarrowia lipolytica)、UHTクリーム(30%)にて、10g.kg-1(m/m)のグルコース/BHI-YE含有、22℃で撹拌下200rpmに48時間;
-プロピオニバクテリウム・フロイデンライシイ;(Propionibacterium freudenreichii)、チーズ生産乳清にて、加熱処理あり、48時間;
-ラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)亜種ラクチス(ssp lactis)、亜種クレモリス(ssp cremoris)及び変種ディアセチラクチス(var diacetylactis)、脱脂粉乳で16%乾燥物質が強化された脱脂乳にて、24時間。
-塔入口温度:220℃、
-塔出口温度:80℃、及び
-3kg.h-1の混合物流速。
Claims (8)
- チーズ粉末の製造方法であって、
前記チーズ粉末が、チーズ類食品の製造のため再水和及びテクスチャ調整されることが意図され、
a)-少なくとも1つの風味生成用微生物を培養培地で培養するステップから生じる少なくとも1つの芳香基質であって、前記チーズ類食品の風味生成の実現を意図した少なくとも1つの芳香基質、及び
-前記チーズ類食品のテクスチャの実現を意図する少なくとも1つのテクスチャ基質を提供するステップ(A)であって、
前記少なくとも1つのテクスチャ基質がタンパク質を含み、前記タンパク質の少なくとも一部が、凝固してゲルを形成することが可能な凝固タンパク質からなり、この凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないものであり、
前記少なくとも1つのテクスチャ基質が、0.1~6である脂肪/タンパク質比のタンパク質と脂肪とを含み、
前記少なくとも1つのテクスチャ基質を提供するステップ(A)が、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する少なくとも1つの基質の提供からなる、ステップ、
b)基質混合物が得られるように、前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを混合するステップ(B)であって、
前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを混合するステップ(B)が、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有する基質混合物を得るための、前記基質の混合からなり、
前記少なくとも1つの芳香基質と前記少なくとも1つのテクスチャ基質とを混合するステップ(B)が、ホモジナイゼーションステップを含む、ステップ、
及び
c)粉末のコンシステンシーが得られるように前記基質混合物を乾燥させるステップ(C)であって、前記チーズ粉末が、粉末の形態の基質混合物の形態であり、
前記基質混合物を乾燥させるステップ(C)は、前記基質混合物を乾燥して粉末の形態の基質混合物を得ることを含み、
前記基質混合物を乾燥させるステップ(C)は、この粉末の形態の基質混合物を微粒化するステップを含む
ステップ(C)
を含み、
前記ステップが、以下の特徴:
-95%m/m以上の全乾燥抽出物、
-0.1~0.25、更には0.1~0.2、好ましくは0.15~0.2の値である水分活性aw、及び
-前記少なくとも1つのテクスチャ基質に由来する前記凝固タンパク質が事前の凝固に供されていないこと
を有するチーズ粉末を得るために実施されることを特徴とする、製造方法。 - 前記少なくとも1つのテクスチャ基質が、6%~25%m/mのタンパク質と、0%~30%m/mの脂肪とを含む、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有することを特徴とする、請求項1に記載のチーズ粉末の製造方法。
- 前記テクスチャ基質が、乳製品及び/又は植物の液汁のろ過技法から生じる保持液からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載のチーズ粉末の製造方法。
- 前記少なくとも1つの風味生成用微生物が、前記チーズ粉末中で生菌であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のチーズ粉末の製造方法。
- 前記少なくとも1つのテクスチャ基質が、0.4~1.8の脂肪/タンパク質比の、タンパク質と脂肪とを含むことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のチーズ粉末の製造方法。
- チーズ類食品の製造方法であって、以下のステップ:
-請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法から生じるチーズ粉末を提供するステップ(E)、
-前記凝固タンパク質が確実に再水和/可溶化され、液体からペーストに及ぶ範囲のコンシステンシーを有するチーズ基質が得られるように、前記粉末テクスチャ基質又は前記粉末基質混合物を少なくとも1つのCaイオン封鎖塩及び少なくとも1つの酸性度調節塩の存在下で再水和するステップ(G)
-前記凝固タンパク質の凝固及びゲルの形成のため、常に少なくとも1つのCaイオン封鎖塩及び酸性度調節塩の存在下で、前記チーズ基質が物理化学的なテクスチャ調整条件に供される、テクスチャ調整するステップ(I)であって、前記物理化学的テクスチャ調整条件が、前記チーズ類食品に求められる最終的なテクスチャに応じて適合されるステップ
を連続して含み、ここで、
前記再水和するステップが、以下の条件:
-40%H2O~80%H2Oの範囲の再水和率、
-30℃~80℃の範囲、好ましくは60℃未満、更には50℃未満の温度、
-1~10時間の再水和時間、
-2~50g.kg-1粉末(m/m)の範囲のCaイオン封鎖塩の用量、及び
-0~50g.kg-1粉末(m/m)の範囲の酸性度調節塩の用量
で行われることを特徴とするチーズ類食品の製造方法。 - 前記テクスチャ調整するステップの間、前記物理化学的テクスチャ調整条件が、温度、pH、NaClの用量、Caイオン封鎖塩の用量及び酸性度調節塩の用量から選択されることを特徴とする、請求項6に記載のチーズ類食品の製造方法。
- 前記テクスチャ調整するステップが、以下の物理化学的テクスチャ調整条件:
-4.5~6.5に含まれるpH、
-1~10時間にわたる10℃~60℃に含まれる温度、
-0.1~2%m/mに含まれるNaCl濃度、
-2~50g.kg-1粉末(m/m)のCaイオン封鎖塩の用量、及び
-0~50g.kg-1粉末(m/m)の酸性度調節塩の用量
で調整されることを特徴とする、請求項7に記載のチーズ類食品の製造方法。
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