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JP7828218B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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JP7828218B2 - ガス遮断装置 - Google Patents

ガス遮断装置

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Description

本発明は、漏洩の有無を検出するガス遮断装置に関するものである。
従来、ガス遮断装置ではガスの漏洩を検知して警報や遮断を行う機能がある。
その漏洩検知は、例えば、ガス配管内の流量を監視し、所定条件によってガス流量の有無を判定し、流量なしを判定した際は漏洩判定タイマをクリアし、流量ありを判定した際は漏洩判定タイマをカウントして、漏洩判定タイマが所定期間(例えば、30日間)経過したときに漏洩ありと判定し、警報や遮断を行うものが一般的な動作である。従って、漏洩あり/なし判定においては、流量あり/なしを確実に判定することが必要となる。
また、都市ガスにおいては、ガス供給圧の変動や、ガスエンジン・ヒートポンプ・エアコンなどのガス機器を使用することによる圧力変動(以下、脈動という)や、日中の温度変化(上昇・低下)などの影響によるガス配管内の圧力変動に起因する長時間にわたるガスの流れ(以下、呼吸現象という)が発生するため、それらを考慮した流量あり/なしを判定して、漏洩あり/なしを判定する検討がなされている。
例えば、特許文献1では、区間平均流量(例えば、2分間の平均流量)から所定区間内(例えば、20分間)の移動平均流量を算出し、所定区間内の最大移動平均流量と最小移動平均流量の差が所定範囲(例えば、0.5L/h)内である場合で、区間平均流量が所定範囲(例えば、±11L/h)内であって、区間平均流量を算出した瞬時流量の最大値と最小値の差が所定範囲(例えば、50L/h)内である、移動平均流量に含まれている区間平均流量をM個(例えば、30個)累積し平均した累積平均流量が平均判定流量(例えば、1.1L/h)未満の場合に流量なしを判定するものである。
特開2016-50906号公報
しかしながら、特許文献1では、ガス配管にガスの漏洩がなく、ガス未使用の状態であっても、脈動による瞬時流量の変動に基づく大きなばらつきが生じた場合、区間平均流量の算出に用いた瞬時流量の最大値と最小値の差が所定範囲外となることや、最大移動平均流量と最小移動平均流量の差が所定範囲外になることがあり、いずれかが所定範囲外になると流量なしを判定する条件を満たすことができず、流量ありと誤判定するため、漏洩誤警報、或いは漏洩遮断が誤って発生する可能性があるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、漏洩検知の誤判定を抑制することができるガス遮断装置を提供することを目的とする。
本発明に係るガス遮断装置は、ガス供給管に接続され、ガス流量の瞬時流量を所定間隔で計測する流量計測部と、前記流量計測部で計測された瞬時流量から流量値を算出する流量演算部と、前記流量演算部の流量値を所定間隔ごとに積算し、積算された積算流量値が所定流量以上か否かを判定する第一判定部と、前記第一判定部の積算流量値が所定流量未満である状態が連続する期間が所定期間以上か否かを判定する第二判定部と、前記第一判定部および前記第二判定部の判定結果に基づき流量の有無を判定する流量有無判定部と、前記流量有無判定部の判定結果に基づき漏洩有無を判定する漏洩判定部と、を備え、前記流量有無判定部は、前記第二判定部において、前記第一判定部の積算流量値が前記所定流量未満の状態が連続する期間が前記所定期間以上の判定とされた回数をカウントし、そのカウント値が所定値以上である場合に流量なしと判定し、それ以外の場合は流量ありと判定するものである。
これによって、実際にはガスの使用がないのにもかかわらず、脈動による圧力変動で、配管内のガスが上流側、もしくは下流側に移動して戻ってくることで、所定時間ごとに流量計測部で測定された瞬時流量に正、負のばらつきがあった場合でも、流量計測部で計測された瞬時流量(L/h)を流量演算部で流量値(L)に変換し、その流量値を第一判定部で積算バッファに積算することで、実際に配管内を移動したガスの体積を把握することが可能になり、より正確に流量なしを判定することが可能となる。そして、その流量なしの判定結果に基づき漏洩有無を判定するため、漏洩の誤警報或いは誤遮断を防ぐことが可能になる。
本発明のガス遮断装置を用いることにより、実際にはガスの使用がないのにもかかわらず、脈動による圧力変動で、配管内のガスが上流側、もしくは下流側に移動して戻ってくる場合でも、実際に配管内を移動したガスの体積を把握することが可能になり、より正確に流量なしを判定することが可能となる。そして、その流量なしの判定結果に基づき漏洩有無を判定するため、漏洩の誤警報或いは誤遮断を防ぐことが可能になる。
本発明の実施の形態1におけるガスメータのブロック図である。 本発明の実施の形態1における流量有無判定の動作手順を示す図である。 本発明の実施の形態2におけるガスメータのブロック図である。 本発明の実施の形態2における流量有無判定の動作手順を示す図である。
第1の発明は、ガス供給管に接続され、ガス流量の瞬時流量を所定間隔で計測する流量計測部と、前記流量計測部で計測された瞬時流量から流量値を算出する流量演算部と、前記流量演算部の流量値を所定間隔ごとに積算し、積算された積算流量値が所定流量異常か否かを判定する第一判定部と、前記第一判定部の積算流量値が所定流量未満である状態が連続する期間が所定期間以上か否かを判定する第二判定部と、前記第一判定部および前記第二判定部の判定結果に基づき流量の有無を判定する流量有無判定部と、前記流量有無判定部の判定結果に基づき漏洩有無を判定する漏洩判定部と、を備え、前記流量有無判定部は、前記第二判定部において、前記第一判定部の積算流量値が前記所定流量未満の状態が連続する期間が前記所定期間以上の判定とされた回数をカウントし、そのカウント値が所定値以上である場合に流量なしと判定し、それ以外の場合は流量ありと判定するものである。
これにより、実際には流量がないのにもかかわらず、脈動による圧力変動で、配管内のガスが上流側、もしくは下流側に移動して戻ってくることで、所定時間ごとに流量計測部で測定された瞬時流量に正、負のばらつきがあった場合でも、流量計測部で計測された瞬時流量(L/h)を流量演算部で流量値(L)に変換し、その流量値を第一判定部で積算バッファに積算することで、実際に配管内を移動したガスの体積を把握することが可能になり、より正確に流量なしを判定することが可能となる。そして、その流量なしの判定結果に基づき漏洩有無を判定するため、漏洩の誤警報或いは誤遮断を防ぐことが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、前記流量有無判定部とは別に、前記流量有無判定部と異なる判定方法で流量の有無を判定する少なくとの1つの流量有無判定部を有し、前記漏洩判定部は、この複数の流量有無判定部で判定された1つ、若しくは複数の判定結果を用いて漏洩の有無を判定するもので、複数の流量有無判定部の判定結果を用いて判定することで、設置状況に応じて漏洩判定を最適化できる。
第3の発明は、第2の発明において、前記漏洩判定部は、前記複数の流量有無判定部の判定の実行を所定の条件で切り換え、もしくは、並行して行うことを設定する判定方式選択部を備えるもので、これにより、複数の流量有無判定部を所定の条件で切り換え、もしくは、並行に処理することを設定することができるため、市場で環境や状況に応じた判定方法を選択可能となる。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガスメータのブロック図を示すものである。
図1において、ガスメータ1は、ガス供給管aに設置され、その下流側の配管には、各ユーザー宅に設置された1台以上のガス器具が接続されている(図示せず)。また、ガスメータ1は、流量計測部2、流量演算部3、第一判定部4、第二判定部5、流量有無判定部6、漏洩判定部7、制御部8、外部通信部9により構成されている。
流量計測部2は、ガス供給管aに設置され、超音波信号を用いてガス供給管a内のガス流量により生じる伝搬時間差を求め、ガスの瞬時流量を検出するものである。
流量演算部3は、流量計測部2により一定時間間隔で検出された瞬時流量を基に、ガス流量を算出するものである。この流量計測部2と流量演算部3により流量計測の機能を実現する。
第一判定部4は、流量演算部3が算出した流量値を積算バッファに積算し、積算バッファが所定の積算判定値との大小を判定するものである。
第二判定部5は、第一判定部4の積算バッファの積算流量値が所定の積算判定値未満であった連続時間と、所定期間(以降、単位積算期間と称す)との大小を判定するものである。
流量有無判定部6は、第二判定部5の積算バッファの積算流量値が所定の積算判定値未満であり、連続時間が単位積算期間以上であった場合を1回成立としてカウントし、そのカウントと所定の回数との大小を判定することで、流量有無判定を行うものである。
漏洩判定部7は、流量有無判定部6で流量なしの判定結果が得られた時に、漏洩判定タイマ(図示せず)をリスタートし、流量ありの判定結果が得られた時に、継続期間を計時し、流量ありが所定期間継続したと判定された場合に漏洩あり判定を確定するものである。
制御部8は、ガスメータ1内の各部の動作制御の他、流量有無判定部6による流量有無判定結果ならびに漏洩判定部7の漏洩判定の確定による警告やガスの遮断などの保安処理などを行うものである。
外部通信部9は、第一判定部4の所定の積算判定値や、第二判定部5の単位積算期間や流量有無判定部6の所定回数の設定変更の他、漏洩判定部7による漏洩判定が確定した際に警告や遮断情報などを外部に通知を行うものである。
図2は、実施の形態1においてガスメータ1が実施する流量有無判定の概略フローチャートである。以下、図1と図2を用いて、ガスメータ1が実施する流量有無判定動作について説明する。
図1と図2において、流量計測部2の瞬時流量の計測間隔を例えば2秒とする。また、以降の説明で、計時タイマT1及び漏洩判定タイマT2のカウントとは、この計測間隔のカウントを意味する。
先ず、流量計測部2によりガス供給管aに流れる瞬時流量を計測する(ステップS1)。
次に、流量演算部3が流量計測部2により計測した瞬時流量から流量値を算出する(ステップS2)。
次に、第一判定部4は、所定期間である単位積算期間(例えば、60分)における流量値を積算するための積算バッファ(図示せず)を有しており、流量演算部3からの流量値を前記積算バッファに積算し(ステップS3)、前記積算バッファの積算値と所定の積算判定値(例えば、1.1L)との大小関係を判定する(ステップS4)。
前記積算バッファの積算流量値が前記所定の積算判定値以上になった場合(ステップS4:Yes)、前記積算バッファをゼロクリア(ステップS41)、及び前記単位積算期間の計時タイマT1をリスタートする(ステップS42)。
次に、第二判定部は、前記積算バッファの積算流量値が前記所定の積算判定値未満の場合(ステップS4:No)、前記単位積算期間の計時タイマT1をカウントし(ステップS43)、前記単位積算期間の計時タイマT1が前記単位積算期間を経過したか否かを判定する(ステップS5)。
前記単位積算期間の計時タイマT1が前記単位積算期間を経過していれば(ステップS5:Yes)、前記積算バッファをゼロクリア(ステップS51)、及び前記単位積算期間の計時タイマT1をリスタートする(ステップS52)。
次に、流量有無判定部6は、第一判定部4で前記積算バッファの積算流量値が前記所定の積算判定値未満であると判定され(ステップS4:No)、かつ第二判定部で前記単位積算期間が経過したと判定された場合(ステップS5:Yes)を1回としてカウントし(ステップS53)、このカウント値と所定の回数判定値(例えば、2回)との大小関係を比較する(ステップS6)。
カウント値が所定の回数判定値に達した場合(ステップS6:Yes)、流量なしと判定し、カウント値をゼロクリアし(ステップS61)、漏洩判定部7の漏洩判定タイマT2をリスタートする(ステップS9)。
そして、漏洩判定部7は、第一判定部4で前記積算バッファの積算流量値が前記所定の積算判定値以上であると判定された場合(ステップS4:Yes)、即ち、明らかにガスが流れており流量あり判断される場合、または第二判定部5で前記単位積算期間未満であると判定された場合(ステップS5:No)、即ち、単位積算期間に達していないので、流量のあり、なしが判定できない場合、または流量有無判定部6でカウント値が所定の回数判定値未満であると判定された場合(ステップS6:No)、即ち、流量なしと判定できない場合には、漏洩判定タイマT2をカウントし(ステップS62)、漏洩判定タイマT2が所定時間(例えば、30日)経過したか否かを判定する(ステップS7)。
漏洩判定タイマT2は、明らかに流量なしと判定できない期間を計時するタイマであり、漏洩判定タイマT2が所定時間経過した場合(ステップS7:Yes)、即ち、流量有無判定部6で所定時間流量なしを判定できなかった場合に漏洩あり判定を確定する(ステップS8)。所定期間経過していない場合(ステップS7:No)は、流量計測(ステップS1)に戻る。
なお、ここで第一判定部4の単位積算期間や、第二判定部5の所定回数を最適な値に設定できるようにしてもよく、外部通信部9によって外部から設定することを可能にしてもよい。
以上のように本実施の形態1においては、実際には流量がないのにもかかわらず、脈動による圧力変動で、配管内のガスが上流側、もしくは下流側に移動して戻ってくることで、所定時間ごとに流量計測部で測定された瞬時流量に正、負のばらつきがあった場合でも、流量計測部で計測された瞬時流量(L/h)を流量演算部で流量値(L)に変換し、その流量値を第一判定部で積算バッファに積算することで、実際に配管内を移動したガスの体積を把握することが可能になり、より正確に流量なしを判定することが可能となる。そして、その流量なしの判定結果に基づき漏洩有無を判定するため、漏洩の誤警報或いは誤遮断を防ぐことが可能になる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2におけるガスメータのブロック図を示すものである。
図3において、ガスメータ1は、図1の構成に加え、第一流量有無判定部10と、第二流量有無判定部11と、判定方式選択部12と、から構成されている。
また、第一流量有無判定部10は、第一判定部4と、第二判定部5と、流量有無判定部6と、から構成されており、実施の形態1の図1および図2で説明した動作を行うものである。
一方、第二流量有無判定部11は、第一流量有無判定部10とは異なる方法で流量の有無を判定するもので、例えば、特許文献1に記載されたように、区間演算手段、移動平均流量演算手段、流量判定手段、第一判定手段、第二判定手段、流量有無判定手段(何れも、図示せず)から構成されている。
そして、第一流量有無判定部10と第二流量有無判定部11は共に流量有無の判定結果を漏洩判定部7に伝える構成になっている。
判定方式選択部12は、外部通信部9によって外部から設定された所定の条件をもとに、第一流量有無判定部10と、第二流量有無判定部11と、のどちらを使用して処理させるかを切り換えるか、もしくは第一流量有無判定部10および第二流量有無判定部11を並行に使用して処理させるかの設定を行うものである。
以下、本実施の形態の第二流量有無判定部11について、図3を用いて説明する。
図3において、第二流量有無判定部11は、まず、区間演算手段にて流量計測部2で計測された瞬時流量を第1所定区間蓄積して区間平均流量を演算し、移動平均流量演算手段で区間平均流量の連続するN個から移動平均を算出し、第2所定区間分保持する。
次に、該当流量判定手段で、第2所定区間の移動平均流量の最大値と最小値の差が閾値未満か否かを判定し、閾値未満と判定された区間平均流量を保持する。
次に、第一判定手段で、該当流量判定手段で保持されている区間平均流量が第1所定範囲内か否かを判定し、第二判定手段で区間平均流量の算出に用いた流量値を求めた瞬時流量の最大値と最小値の差が第2所定範囲内か否かを判定し、第一判定手段で第1所定範囲内かつ、第二判定手段で第2所定範囲内と判定された区間平均流量を蓄積し、流量有無判定手段でM個の区間平均流量が蓄積された場合に蓄積された区間平均流量から蓄積平均流量を算出し、この蓄積平均流量が平均判定流量未満の場合に流量なしと判定し、平均判定流量以上の場合は流量ありと判定するものである。
図4は、実施の形態2においてガスメータ1が実施する流量有無判定の概略フローチャートである。以下、図3と図4を用いて、ガスメータ1が実施する流量有無判定動作について説明する。
先ず、外部通信部9により外部から設定された所定の条件をもとに、判定方式選択部12で第一流量有無判定部10の処理を行うか否かの判定をし(ステップS10)、第一流量有無判定部10の処理を行う場合(ステップS10:Yes)、第一流量有無判定部10で第一流量有無判定を行う(ステップS11)。
次に、第一流量有無判定部の処理における流量有無の結果を判定し(ステップS12)、流量なしと判定された場合(ステップS12:Yes)、漏洩判定部7の漏洩判定タイマT2をリスタートし(ステップS13)、判定方式選択部12で第二流量有無判定部11の処理を行うか否かの判定をする(ステップS14)。
第二流量有無判定部11の処理を行う場合(ステップS14:Yes)、第二流量有無判定部11で第二流量有無判定を行い(ステップS15)、流量の有無を判定し(ステップS16)、流量なしと判定された場合(ステップS16:Yes)、漏洩判定部7の漏洩判定タイマT2をリスタートする(ステップS17)。
そして、漏洩判定部7の漏洩判定タイマの経過を判定(ステップS18)し、所定時間(例えば、30日)が経過した場合、漏洩ありの判定を確定する(ステップS19)。なお、ステップS10でYESかつステップS14でNOの場合は第一流量有無判定部10のみで流量有無判定を行い、ステップS10でNOかつステップS14でYESの場合は第二流量有無判定部11のみで流量有無判定を行い、ステップS10およびステップS14の両方でYESの場合は第一流量有無判定部10および第二流量有無判定部11の両方を用いて流量有無判定を行う。
以上のように本実施の形態2においては、第一流量有無判定部10と第二流量有無判定部11による2つの流量有無判定部を設けているので、この2つの流量有無判定方法を所定の条件で切り換え、もしくは、並行に処理し、どちらか一方において、流量なしの判定をすると、漏洩判定部7の漏洩判定タイマT2のリスタートをし、第一流量有無判定部10および第二流量有無判定部11が両方とも流量ありを判定することにより、漏洩判定部7の漏洩判定タイマT2のカウントが継続され、漏洩判定タイマT2が所定時間経過することにより、より正確に漏洩の検知をすることができ、漏洩の誤警報および遮断を防ぐことが可能になる。また、判定方法を切り換え、もしくは並行に設定できるため、市場で環境や状況に応じた判定方法を選択可能になる。
例えば、脈動が起きやすい環境下では、瞬時流量に大きなばらつきが生じるため、第二流量有無判定部11の処理では瞬時流量の最大値と最小値の差が所定範囲外となりやすくなり、流量なしと判定されず、流量ありと誤判定される可能性があるため、判定方式選択部12により第一流量有無判定部10を処理させるように設定することで、正負の瞬時流量のばらつきを流量値に変換し積算することが可能となり、積算することで正、負のばらつきを相殺できるようになり、より正確に流量なしと判定し、漏洩の誤警報或いは誤遮断を防ぐことが可能になる。
また、長時間にわたるガスの流れが発生する呼吸現象では、長時間安定している流量を監視できる第二流量有無判定部11による処理の方が優位であることから、第二流量有無判定部11を選択することで、より正確に流量あり/なしを判定することが可能となる。
更に、第一流量有無判定部10と第二流量有無判定部11を並列で実行する場合には、どちらか一方の判定で流量ありと誤判定しても、もう一方の判定で流量なしの判定がされることで、漏洩判定タイマがリスタートされ、より正確に漏洩の検知をすることができ、漏洩の誤警報・遮断を防ぐことが可能になる。
なお、本実施の形態では、第一流量有無判定部10および第二流量有無判定部11の2つの流量有無判定部で説明したが、この2つの判定方法と異なる他の流量有無判定部を加えて、判定方式選択部12が、これら複数の流量有無判定部を選択、或いは組み合わせるように構成しても良い。
以上のように、本発明に係るガス遮断装置は、脈動や呼吸動作が発生しているような環境下であっても漏洩を判定できることから、本発明の対象はこれに限定されず、他の可燃性ガス、非可燃性ガス等も含み、水や気体の漏れを検出する方式にも適用できる。
1 ガスメータ
2 流量計測部
3 流量演算部
4 第一判定部
5 第二判定部
6 流量有無判定部
7 漏洩判定部
8 制御部
9 外部通信部
10 第一流量有無判定部
11 第二流量有無判定部
12 判定方式選択部

Claims (2)

  1. ガス供給管に接続され、ガス流量の瞬時流量を所定間隔で計測する流量計測部と、
    前記流量計測部で計測された瞬時流量から流量値を算出する流量演算部と、
    前記流量演算部の流量値を所定間隔ごとに積算し、積算された積算流量値が所定流量以上か否かを判定する第一判定部と、
    前記第一判定部の積算流量値が所定流量未満である状態が連続する期間が所定期間以上か否かを判定する第二判定部と、
    前記第一判定部および前記第二判定部の判定結果に基づき流量の有無を判定する第一流量有無判定部、および、前記第一流量有無判定部と異なる判定方法で流量の有無を判定する第二流量有無判定部、を含む流量有無判定部と、
    前記流量有無判定部の判定結果に基づき漏洩有無を判定する漏洩判定部と、
    を備え、
    前記第一流量有無判定部は、前記第二判定部において、前記第一判定部の積算流量値が前記所定流量未満の状態が連続する時間が前記所定期間以上と判定された回数をカウントし、そのカウント値が所定値以上である場合に流量なしと判定し、
    前記漏洩判定部は、
    前記第一流量有無判定部の使用、前記第二流量有無判定部の使用、並びに、前記第一流量有無判定部および前記第二流量有無判定部の両方の使用、のいずれかを設定する判定方式選択部を備え、
    前記判定方式選択部により使用するものとして設定された前記流量有無判定部において流量なしと判定されなかった場合には、漏洩判定タイマをカウントし、前記漏洩判定タイマのカウント値が前記所定期間よりも長い所定時間を経過した場合に漏洩ありと判定することを特徴とするガス遮断装置。
  2. 前記判定方式選択部により、前記第一流量有無判定部および前記第二流量有無判定部の両方の使用が設定された場合、前記漏洩判定部は、前記第一流量有無判定部および前記第二流量有無判定部のうち何れか少なくとも一方において流量なしと判定されると、前記漏洩判定タイマをリスタートさせる、
    請求項1に記載のガス遮断装置。
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