特許法第30条第2項適用 令和2年10月14日にウェブサイト(https://www.yppp.info/、https://yppp.jp、https://www.kenko-salon.com/yppp、https://www.kenko-salon.com/)にて公開 令和2年10月14日にウェブサイト(https://yppp.jp、https://yppp.jp/client/login/login(提供システムにアクセスするためのアドレス))にて公開 令和2年11月14日にウェブサイト(https://pnb.jiho.jp/(Pharmacy News Break))にて公開
(A)第1の実施形態
以下、本発明による薬局支援システム及び薬局支援方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A-1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に関連する各装置の接続構成を示すブロック図である。
薬局支援システム1は、調剤薬局の業務を支援することで、薬局のスタッフ(薬品師等)に対する業務負担を軽減すると共に、支援する薬局の顧客(患者)の健康増進を図るためのシステムである。
図1に示す薬局支援システム1には、Webアプリケーションサーバ10及びデータベースサーバ20を含む装置が配置されている。なお、図1において、括弧内の符号は、後述する第2の実施形態でのみ用いられる符号である。
また、薬局支援システム1は、ネットワークNWを介して、薬局端末30、顧客端末40、及びメッセージサービスシステム50と接続している。ネットワークNWは、例えばインターネット等のIP網が該当する。また、薬局支援システム1に接続する各装置の数は限定されないものである。薬局支援システム1を利用する薬局や顧客の数は限定されないものである。
メッセージサービスシステム50としては、例えば、LINE(登録商標)、Facebook(登録商標)、Skype(登録商標)等の種々のメッセージサービス(チャットサービス)のシステムを適用することができる。以下では、メッセージサービスシステム50としては、出願時点におけるバージョンのLINEのサービスを利用する例について説明する。
Webアプリケーションサーバ10は、薬局支援システム1において各端末にWebベースでアプリケーション(アプリケーションサービス)を提供する装置である。そして、データベースサーバ20は、Webアプリケーションサーバ10で、種々のデータを管理する手段として配置されている。なお、図1に示す薬局支援システム1では、データセンタにWebアプリケーションサーバ10及びデータベースサーバ20が配置されているものとする。
薬局端末30は、Webアプリケーションサーバ10によるサービス(業務支援)を受ける薬局に設置される端末である。薬局端末30としては、例えば、タブレットやPC等の端末を適用することができる。また、薬局端末30には、明細票等を印刷することができるプリンタ60が接続されているものとする。
顧客端末40は、顧客が所持する端末である。顧客端末としては、例えば、スマートホンやタブレット等の携帯端末を適用することができる。
次に、薬局支援システム1を構成する各装置の内部構成について説明する。
図2は、Webアプリケーションサーバ10の内部構成について示したブロック図である。
Webアプリケーションサーバ10の内部構成は、機能的には図2のように示すことができる。Webアプリケーションサーバ10としては、例えば、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータ(例えば、PCやワークステーション等)を用いて構築することができる。
この実施形態では、Webアプリケーションサーバ10は、ポータル処理部11、処方箋予約処理部12、店頭サービス処理部13、対話処理部14、メッセージ処理部15、及びレポート処理部16を有している。
Webアプリケーションサーバ10としては、例えば、種々のWebサーバ向けのミドルウェア(例えば、いわゆるApacheやnginx等)の環境上でプログラム(例えば、HTMLやPHP等を用いたプログラム)を実行することで実現することができる。
第1の実施形態では、Webアプリケーションサーバ10に組み込まれるプログラム(実施形態に係る薬局支援プログラム)には、図3に示すポータル処理部11、処方箋予約処理部12、店頭サービス処理部13、対話処理部14、メッセージ処理部15及びレポート処理部16のモジュールが含まれるものとする。なお、第1の実施形態の薬局支援プログラムに搭載するモジュールの組み合わせは上記の例に限定されないものである。Webアプリケーションサーバ10を構成する各モジュールの詳細については後述する。
図3は、データベースサーバ20の内部構成について示したブロック図である。
データベースサーバ20は、Webアプリケーションサーバ10の処理で必要となる種々のデータを提供する装置である。
データベースサーバ20は、データベースサーバ20としては、例えば、メモリ及びプロセッサを有するコンピュータ(例えば、PCやワークステーション等)を用いて構築することができる。
図3に示す通り、データベースサーバ20は、データベース処理部21、及びデータ記録部22を有している。
データ記録部22は、データベースサーバ20内での各処理で利用される各種データを記録するデータ記録手段である。図3に示す通り、データ記録部22には、少なくとも、薬局データベース2201、顧客データベース2202、MS顧客管理データベース2203、MS薬局管理データベース2204、処方箋予約データベース2205、処方箋データベース2206、処方箋薬データベース2207、薬品データベース2208、日付別テンプレートデータベース2209、薬品別テンプレートデータベース2210、配信管理データベース2211、及び回答管理データベース2212が記録されているものとする。データ記録部22に記録する各データの詳細構成については後述する。
データベース処理部21は、データ記録部22に記録されたデータベースのデータ処理を行う。データベース処理部21は、例えば、種々のDBMS(Database Management System)を用いて構築することができる。したがって、データ記録部22に記録する各データベースは、データベース処理部21で対応するデータ構造で構成されている必要がある。データベース処理部21は、Webアプリケーションサーバ10の要求(命令)に応じて、データ記録部22に記録された各データベースのデータ処理(例えば、データの更新や読出しの処理)を行う。
次に、薬局端末30の内部構成について説明する。
図4は、薬局端末30の内部構成の例について示したブロック図である。
薬局端末30は、例えば、PC、タブレットPC等の種々の端末装置(コンピュータ;ハードウェア)を用いて構築することができる。図4では、薬局端末30のハードウェアとしてタブレットPCを適用した例について示している。
図4に示すように、薬局端末30は、機能的には、タッチパネルディスプレイ31及びWebブラウザ43を有している。
タッチパネルディスプレイ31は、薬局端末30を所持する薬局スタッフへの情報出力や、薬局スタッフからの入力(例えば、GUI画面を用いた入力)を受け付けるデバイス(ユーザインタフェースの機能を担うデバイス)である。第1の実施形態では、タブレットPCを用いて薬局端末30を構築する例について示しているが、薬局端末30においてユーザインタフェース(薬局スタッフからの入力手段及び薬局スタッフへの出力手段)を担うデバイスの種類は限定されないものである。
Webブラウザ43としては、種々のWebブラウザを適用することができる。薬局端末30のWebブラウザ43は、Webアプリケーションサーバ10にアクセスして薬局向けのWebアプリケーションプログラムの提供を受けて実行することができる。なお、薬局端末30では、薬局向けのアプリケーションプログラムがWebベースではなく専用のアプリケーションとしてインストールされる構成としてもよい。ここでは、Webブラウザ43には、メッセージサービスシステム50(メッセージサービス)にアクセスしてログイン可能なプログラム(プラグイン)もインストールされているものとする。そして、Webブラウザ43の当該プラグインには、当該顧客端末40を利用するユーザのMSアカウントID及びパスワードが設定されているものとする。
次に、顧客端末40の内部構成について説明する。
図5は、顧客端末40の内部構成の例について示した説明図である。
顧客端末40は、例えば、スマートホン、PC、タブレットPC等の種々の端末装置(コンピュータ;ハードウェア)を用いて構築することができる。図5では、顧客端末40のハードウェアとしてスマートホンを適用した例について示している。
図5に示すように、顧客端末40は、機能的には、タッチパネルディスプレイ41、カメラ42、Webブラウザ43、及びメッセージサービスAP44を有している。
タッチパネルディスプレイ41は、顧客端末40を所持する顧客への情報出力や、顧客からの入力(例えば、GUI画面を用いた入力)を受け付けるデバイス(ユーザインタフェースの機能を担うデバイス)である。第1の実施形態では、スマートホンを用いて顧客端末40を構築する例について示しているが、顧客端末40においてユーザインタフェース(顧客からの入力手段及び顧客への出力手段)を担うデバイスの種類は限定されないものである。
Webブラウザ43としては、種々のWebブラウザを適用することができる。顧客端末40のWebブラウザ43は、Webアプリケーションサーバ10にアクセスして顧客向けのWebアプリケーションプログラムの提供を受けて実行することができる。なお、顧客端末40では、顧客向けのアプリケーションプログラムがWebベースではなく専用のアプリケーションとしてインストールされる構成としてもよい。
カメラ42は、例えば、他のプログラム(Webブラウザ43やメッセージサービスAP44等)の呼出に応じて起動し、顧客の操作に応じて撮像(例えば、処方箋や二次元バーコードの撮像)を行って撮像した画像データを出力することができる。
メッセージサービスAP44は、メッセージサービスシステム50とメッセージの送受信を行うアプリケーションプログラムである。
次に、レセプトコンピュータ70の内部構成について説明する。
図6は、レセプトコンピュータ70の内部構成の例について示した説明図である。
レセプトコンピュータ70は、例えば、PC等の種々の端末装置(コンピュータ;ハードウェア)を用いて構築することができる。図6では、レセプトコンピュータ70のハードウェアとしてPCを適用した例について示している。
図6に示すように、レセプトコンピュータ70は、機能的には、タッチパネルディスプレイ41、タッチパネルディスプレイ71、及びレセプト処理プログラム72を有している。
タッチパネルディスプレイ71は、レセプトコンピュータ70を所持する顧客への情報出力や、顧客からの入力(例えば、GUI画面を用いた入力)を受け付けるデバイス(ユーザインタフェースの機能を担うデバイス)である。レセプトコンピュータ70においてユーザインタフェース(顧客からの入力手段及び顧客への出力手段)を担うデバイスの種類は限定されないものである。
調剤薬局におけるレセプトとは、患者への調剤(保険診療)に対する医療報酬について健康保険組合に請求する調剤明細書のことである。レセプト処理プログラム72は、処方箋の情報等に基づいて調剤明細書を作成するソフトウェアである。レセプト処理プログラム72としては、市販のパッケージソフトウェアであってもよく、具体的な構成は限定されないものである。
アップロード処理部73は、レセプト処理プログラム72から出力される処方箋に関するデータ(以下、「処方箋データ」と呼ぶ)がレセプト処理プログラム72から供給されると、その処方箋データをWebアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)に供給する。処方箋予約処理部12は、供給された処方箋データに基づいて、データ記録部22(処方箋データベース2206)に各処方箋の詳細情報を登録する。
通常、レセコンのパッケージソフトウェアでは、入力された処方箋の情報をテキストデータ(例えば、CSV形式等のデータ)として所定のフォルダに出力する機能(以下、「処方箋データ出力機能」と呼ぶ)に対応している。この実施形態においては、アップロード処理部73は、レセプト処理プログラム72の処方箋データ出力機能を利用して、処方箋データを取得し、Webアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)にアップロードする処理を行う。
次に、Webアプリケーションサーバ10を構成する各モジュールの概要について説明する。
ポータル処理部11は、顧客端末40に対して、薬局に関する情報や検索サービス等のポータル機能を提供するモジュールである。ここでは、ポータル処理部11は、少なくとも、顧客が所持する処方箋に基づいた処方を受けるための薬局を検索するサービスを提供するものとする。ポータル処理部11は、顧客の操作(例えば、キーワードや現在位置)に応じた薬局の候補を顧客に提示する。その際、ポータル処理部11は、薬局の名称、連絡先だけでなく当該薬局のメッセージサービスシステム50上のアカウント(以下、「メッセージアカウント」または「MSアカウント」と呼ぶ)にアクセスするためのリンクボタンを提供する。
処方箋予約処理部12は、顧客(顧客端末40)から処方箋に基づく調剤の予約(以下、「処方箋予約」と呼ぶ)を受け付ける処理を行うモジュールである。処方箋予約処理部12は、顧客端末40からWeb接続を受けて処方箋予約を受け付け可能なWeb画面(GUI画面)を提供するようにしてもよいが、ここでは、処方箋予約処理部12は、メッセージサービスシステム50を介したユーザインタフェースで、処方箋予約を受け付ける処理も可能であるものとする。
店頭サービス処理部13は、薬局端末30(Webブラウザ43)に対して、薬局内の業務で必要となるWeb画面(GUI画面)を提供して種々の情報提供や処理受付を行うモジュールである。
メッセージ処理部15は、メッセージサービスシステム50とのインタフェースの機能を担っている。メッセージ処理部15は、各薬局のMSアカウントIDを用いて顧客のMSアカウントIDとメッセージ送受信する処理を行う。メッセージ処理部15は、メッセージサービスシステム50に接続したメッセージ交換等を行うためのAPI(Application Programming Interface)機能を用いて構成するようにしてもよい。
対話処理部14は、メッセージサービスシステム50を介して、顧客(顧客端末40)と対話をする処理(以下、「対話処理」と呼ぶ)を行う。例えば、対話処理部14は、処方箋に基づいて顧客に調剤(処方)した処方薬の内容(履歴)に基づいて、顧客(顧客端末40)との対話処理を行うようにしてもよい。
また、例えば、対話処理部14は、薬品師の操作(薬局端末30からの制御)に応じた任意のメッセージ送受信を、顧客(顧客端末40)との間で行うようにしてもよい。
対話処理部14は、設定された対話シナリオ(顧客との対話のシナリオ)を定義したデータ(以下、「対話シナリオデータ」と呼ぶ)に従って、顧客(顧客端末40)と対話処理を行う。
図7は、対話シナリオデータの構成概要について示した図である。
この実施形態の対話シナリオデータには、対話シナリオにおいて顧客に送信するメインストリーム(本流)のメッセージを定義するデータ(以下、「メッセージデータ」と呼ぶ)と、顧客に対してメインストリームのメッセージ(メッセージデータ)に対応する入力(例えば、選択肢の選択やメッセージの返答)を要求して受け付ける処理を定義するデータ(以下、「入力要求データ」と呼ぶ)が含まれているものとする。
図7に示す対話シナリオデータは、7つのメッセージデータMD001~MD007と、6つの入力要求データOD001~OD006により構成されている。図7では、各データの接続関係(論理的な接続(リンク)の関係)を各データのシンボル間の線により図示している。
対話シナリオデータでは、各メッセージデータの順序(送信順序)と、各入力要求データのリンク先となるメッセージデータが記述されているものとする。
対話シナリオデータにおいて、各メッセージデータの順序を定義する方法は限定されないものである。例えば、対話シナリオデータにおいて、各メッセージデータに順序番号を設定するカラムを設けるようにしてもよいし、各メッセージデータを順序に応じた並びで連結したリスト構造とするようにしてもよい。図7では、メッセージデータMD001~MD007の順序で、各メッセージデータが連結(例えば、ポインタや配列等の種々の連結方法により連結)された構造となっているものとする。例えば、図7では、メッセージデータMD001の次にメッセージデータMD002がリンクされており、メッセージデータMD002の次にメッセージデータMD003がリンクされており・・・、メッセージデータMD006の次にメッセージデータMD007がリンクされている。したがって、図7に示す対話シナリオデータにおいては、メッセージデータMD001~MD007の順にメッセージ送信処理が行われることを示している。
また、対話シナリオデータでは、1又は複数の入力要求データがリンクされる。
ここでは、各メッセージデータには、顧客に送信するメッセージを記述する「メッセージ本文」と当該メッセージ本文の送信タイミングを示すデータが設定されているものとする。
各入力要求データは、選択肢の表記(例えば、「ある」、「ない」等の選択肢の表記)を記述する「表記選択肢」、当該選択肢が選択された場合(表記選択肢の選択肢が選択された場合)の挙動(例えば、「なにもせずに次の処理へ移行」や「所定のメッセージを返信する処理」等)を記述する「挙動」、当該選択肢が選択された場合に返信するテキストを記述する「返信テキスト」の項目のデータが含まれているものとする。この実施形態では、表記選択肢には、「ある」または「ない」のいずれかのみが入力可能であるものとして説明する。なお、表記選択肢の表記の形式や種類の数については限定されないものであるが、この実施形態では、上記の「ある」、「ない」の2つであるものとして以下の説明を行う。
ここでは、入力要求データを構成する挙動の項目は、当該選択肢が選択された場合になにもせずに次の処理へ移行することを示す値(ここでは「なにもしない」と表記するがフラグ形式としてもよい)、又は当該選択肢が選択された場合に「返信テキスト」の項目に設定されたテキストを返信することを示す値(ここでは「テキストを返信」と表記するがフラグ形式としてもよい)のいずれかが設定可能であるものとして説明する。なお、入力要求データにおいて、挙動が「なにもしない」であった場合には、返信テキストの項目は空欄(例えば、「NULL」)としてもよい。
例えば、メッセージデータMD001には、入力要求データはリンクされていないため、設定されたタイミングで、メッセージ本文に設定されたテキスト(いつもご利用ありがとうございます・・・)を顧客のアカウントに送信し、次のメッセージデータMD002の処理に移行することを示している。
そして、メッセージデータMD002には、2つの入力要求データOD001、OD002がリンクされているため、設定されたタイミングで、メッセージ本文に設定されたテキスト(いつもご利用ありがとうございます。お薬の服用状況をお聞かせください。)を送信すると共に、第1の入力要求データOD001に設定された表記選択肢(ない)又は第2の入力要求データOD002に設定された表記選択肢(ある)を顧客に提示していずれかの選択肢(「はい」又は「いいえ」のいずれか)を選択入力(例えば、LINEアプリケーション上の選択入力)を受付け、選択された選択肢に応じた「挙動」の処理を実行した後に、次のメッセージデータMD003の処理に移行することを示している。
たとえば、第1の入力要求データOD001には、表記選択肢「ない」、挙動「なにもしない」、返信テキスト「空欄」が設定されているため、当該選択肢「ない」が選択された場合には、なにもせずに次のメッセージデータMD004の処理に移行することを示している。また、第1の入力要求データOD001には、表記選択肢「ある」、挙動「テキストを返信」、返信テキスト「どのような症状が、いつ頃からありますか?」が設定されているため、当該選択肢「ある」が選択された場合には、返信テキスト「どのような症状が、いつ頃からありますか?」を顧客に送信すると共に顧客からのテキスト入力(返信)を受け付けて、入力(返信)されたテキストを顧客からの回答として保持した後に、次のメッセージデータMD004の処理に移行することを示している。
なお、この実施形態では、1つのメッセージデータに対して、2つの入力要求データがリンク可能であるものとして説明する。言い換えると、この実施形態の対話シナリオデータでは、入力要求データがリンクされていないメッセージデータ(回答を要求せずに一方的に送信するだけのメッセージデータ;以下、「質問無しメッセージデータ」と呼ぶ)と、2つの入力要求データがリンクされたメッセージデータ(2つの選択肢が設定されたメッセージデータ;以下、「質問有りメッセージデータ」と呼ぶ)の2種類だけが存在するものとして説明する。
また、図7に示すように、各メッセージデータには、送信するメッセージのテキスト(以下、「送信テキスト」と呼ぶ)の他に、送信テキスト(メッセージ)を配信する日付を決定するためのデータ(以下、「配信タイミング決定情報」と呼ぶ)が設定されている。
配信タイミング決定情報には、処方箋づき処方された薬品の服用期間内の日(例えば、服用期間の初日、最終日、中間日等)を指定するための情報(以下、「配信日属性」と呼ぶ)が含まれている。ここでは、配信日属性には、服用期間の初日を示す「初日」、服用期間の最終日を示す「最終日」、初日と最終日の間の日を示す「中間日」のいずれかが設定されるものとして説明する。例えば、対話処理部14では、服用期間内に中間日が1日だけ設定されている場合は、中間日は、初日と最終日の丁度中間となる日に設定(例えば、服用期間が15日間であれば、中間となる8日目に設定)してもよい。また、例えば、対話処理部14では、服用期間内に中間日が複数日設定されている場合は、初日と最終日の間でそれぞれの中間日が等間隔となるように設定するようにしてもよい。
図7に示すように、対話シナリオデータでは、各メッセージデータに、配信日属性に加えて、当該メッセージデータに設定された中間日の順序(以下、「中間日順序」と呼ぶ)が設定されるものとする。例えば、中間日が1つだけ設定されている対話シナリオデータには、中間日順序として1だけが設定され、中間日が2つ設定されている対話シナリオデータには中間日順序として1又は2が設定するようにしてもよい。
対話シナリオデータにおいて、先頭から1又は複数のメッセージデータには、配信日属性に初日が設定され、後端から1又は複数のメッセージデータには配信日属性に最終日が設定され、それ以外のメッセージデータ(初日と最終日の間のメッセージデータ)の配信日属性に中間日が設定される。
この実施形態においては、対話シナリオデータにおいて、初日及び最終日には質問無しメッセージデータのみが設定され、質問有りメッセージデータは中間日にのみ設定されるものとして説明する。なお、顧客に対して同じ日に大量の質問有りメッセージデータを送信することは所定数以下とすることが望ましい(顧客の負担となるため)。そのため、この実施形態では、対話シナリオデータにおいて1つの中間日に設定する質問有りメッセージデータは3つ以下に制限されるものとして説明する。
例えば、図7に示す対話シナリオデータでは、先頭のメッセージデータMD001の配信日属性が初日に設定され、末尾のメッセージデータMD007には最終日が設定され、その間のメッセージデータMD002~MD006の配信日属性に中間日が設定されている。図7に示す対話シナリオデータでは、中間日は1つだけであるため、メッセージデータMD002~MD006の中間日順序には1が設定されている。
なお、例えば、図7に示す対話シナリオデータにおいて、中間日が2つ設定されているとした場合、メッセージデータMD006、MD007の間に配信日属性を「中間日」とし中間日順序を2とするメッセージデータが設定されるようにしてもよい。
以上のように、対話シナリオデータでは、質問有りメッセージデータの構造を固定(入力要求データのリンク数を2つに制限する等)することで、シナリオの構成を木構造(複数分岐の構造)とせずにウォーターフロー型の簡易な構造とし、登録(例えば、店舗の薬品師による登録)を容易としつつ、顧客にとってわかりやすい対話内容としている。薬品に関して顧客(患者)に質問することの形式は概ね定型的とすることができるため、複雑な木構造とするよりも上記のように固定的な形式とすることで、登録を容易としつつ顧客(患者)も応答しやすい形式とすることができる。
この実施形態では、データ記録部22では、日付別テンプレートデータベース2209及び薬品別テンプレートデータベース2210に上記の対話シナリオデータが対話シナリオのテンプレートとして記録されるものとする。以下では、対話シナリオデータを単に「テンプレート」とも呼ぶものとする。
この実施形態では、日付別テンプレートデータベース2209は、対象となる処方箋に基づく服用期間(以下、「対象期間」と呼ぶ)に応じたテンプレート(対話シナリオデータ)が記録されるものとする。例えば、日付別テンプレートデータベース2209では、処方箋に基づく服用期間が5日以下である場合、6日~45日の間である場合、46日以上90日以下である場合・・・等のパターンに対応するテンプレートを保持するようにしてもよい。また、日付別テンプレートデータベース2209では、服用期間の設定されていない処方箋(例えば、頓服薬や外用薬のみが処方された処方箋)に応じたテンプレートを保持(例えば、服用期間が0日のテンプレートとして保持)するようにしてもよい。
また、この実施形態では、薬品別テンプレートデータベース2210には、薬品(処方薬)に応じたテンプレート(対話シナリオデータ)が記録されるものとする。この実施形態では、薬品別テンプレートデータベース2210には、薬品データベース2208に登録されている薬品のうち、一部の薬品についてのみテンプレートが登録されているものとして説明する。具体的には、この実施形態では、薬品データベース2208には、所定の条件に該当する薬品(以下、「テンプレート登録該当薬品」と呼ぶ)についてのみ当該薬品に適合したメッセージや質問が含まれるテンプレートが登録されるものとする。この実施形態の例では、いわゆるハイリスクの薬品(服用に際して比較的副作用等のリスクが高い薬品)についてのみテンプレート登録該当薬品として薬品別テンプレートデータベース2210にテンプレートが登録されているものとする。言い換えると、この実施形態では、薬品データベース2208には、テンプレート登録該当薬品のみについて対話シナリオデータが登録されているものとする。
ここでは、対話処理部14は、処方箋に応じた服用期間(例えば、処方箋に含まれる薬品のうち最も服用期間の長いもの服用期間)や処方箋に含まれる薬品に応じたテンプレートを組み合わせて実際に顧客との対話の内容(送受信するメッセージの内容)を決定するようにしてもよい。対話処理部14は、処方箋にテンプレート登録該当薬品(薬品別テンプレートデータベース2210にテンプレートが登録されている薬品)が含まれる場合、当該薬品のテンプレートの質問(中日に設定された質問有りメッセージデータ)を優先的に配信(日付別テンプレートデータベース2209のテンプレートよりも優先して配信)するものとして説明する。言い換えると、この実施形態では、対話処理部14は、中間日ごとに、薬品別テンプレートと日付別テンプレートのいずれかを選択して適用するようにしてもよい。
日付別テンプレートデータベース2209及び薬品別テンプレートデータベース2210の内部構成の詳細については後述する。
次に、レポート処理部16の概要について説明する。
レポート処理部16は、対話処理部14が行った対話処理の内容を反映させた、服薬(処方箋に基づいて調剤した内容に基づく服薬)に関するレポートを作成する。
レポート処理部16が作成するレポートの内容は限定されないものであるが、この実施形態では、いわゆる「トレーシングレポート」(服薬情報提供書)のフォーマットに従ったレポートを作成して出力(例えば、印刷可能なデータとして出力)するようにしてもよい。
トレーシングレポート(服薬情報提供書)とは、薬局(保険薬局)で患者から薬剤師が聞き取った副作用やアドヒアランス(患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること)に関する情報など、薬剤師から医師に情報提供すべきと考えられる事項を伝えるためのレポートである。
言い換えると、対話処理部14が処理する対話シナリオデータは、このトレーシングレポートに関連する内容(例えば、副作用やアドヒアランスに関する情報)を顧客(患者)から聴き取りするための内容となっているものとする。
次に、データ記録部22を構成する各データベース(データベース)の構成例について説明する。以下では、説明を簡易とするため、データ記録部22を構成する各データベース(データベース)をテーブル形式で図示するが、実際には種々のデータベースのデータ構造を用いることができる。
図8は、薬局データベース2201の構成例について示した説明図である。
薬局データベース2201は、各薬局に関するデータを管理するためのデータベースである。
図8に示す薬局データベース2201では、薬局ごとに、薬局を識別管理するための「薬局ID」、「薬局名」、「住所」、「電話番号」を含む項目の情報が登録されている。
図9は、顧客データベース2202の構成例について示した説明図である。
顧客データベース2202は、各顧客(ユーザ)に関するデータを管理するためのデータベースである。
図9に示す顧客データベース2202では、顧客ごとに、顧客を識別管理するための「顧客ID」、「氏名」、「生年月日」、「性別」、及び「電話番号」を含む項目の情報が登録されている。
図10は、MS顧客管理データベース2203の構成例について示した説明図である。
MS顧客管理データベース2203は、各顧客(ユーザ)のMSアカウントIDを管理するためのデータベースである。
図10に示すMS顧客管理データベース2203では、顧客ごとに、「顧客ID」、及び「MSアカウントID」を含む項目の情報が登録されている。
図11は、MS薬局管理データベース2204の構成例について示した説明図である。
MS薬局管理データベース2204は、各薬局のMSアカウントIDを管理するためのデータベースである。
図11に示すMS薬局管理データベース2204では、薬局ごとに、「薬局ID」、及び「MSアカウントID」を含む項目の情報が登録されている。
図12は、薬品データベース2208の構成例について示した説明図である。
薬品データベース2208は、処方箋により調剤する薬品(医薬品)を管理するためのデータベースである。
図12に示す薬品データベース2208では、薬品ごとに、薬品を識別するための「薬品ID」、「薬品名」、薬品のコード番号(例えば、薬価基準収載医薬品コード番号等)を管理するための「薬品コード」を含む項目の情報が登録されている。
図13は、処方箋予約データベース2205の構成例について示した説明図である。
処方箋予約データベース2205は、処方箋予約処理部12の処理で顧客から受け付けた処方箋予約を管理するためのデータベースである。
図13に示す処方箋予約データベース2205では、処方箋予約ごとに、処方箋予約を識別するための「処方箋予約ID」、処方箋予約の宛先となる「薬局ID」、当該処方箋予約を行った顧客の「氏名」、当該処方箋予約を行った顧客の「生年月日」、当該処方箋予約について受け付けた「予約時間」、当該処方箋の処方にあたってジェネリック薬での処方を希望するか否かを示す「ジェネリック」(1:ジェネリックを希望する、0:ジェネリックを希望しない)、及び当該処方箋予約の処方箋を撮像した画像(以下、「処方箋画像」と呼ぶ)のデータを示す「処方箋画像データ」の情報が登録されている。
処方箋データの項目には、処方箋画像データ自体又は処方箋画像データのファイルへアクセスするリンク情報を登録するようにしてもよい。また、第1の実施形態では、処方箋予約データベース2205で処方箋画像データを直接管理する構成としているが、具体的なデータベース(テーブル)の構造は限定されないものであり、複数のデータベース(テーブル)を用いて管理するようにしてもよい。
図14は、処方箋データベース2206の構成例について示した説明図である。
処方箋データベース2206は、店頭サービス処理部13の処理で処方箋に基づいて処方を行った際の記録を管理するためのデータベースである。
図14に示す処方箋データベース2206では、処方箋ごとに、処方箋を識別するための「処方箋ID」、当該処方箋に基づく調剤を行った薬局の「薬局ID」、当該処方箋に基づく調剤を行った先の「顧客ID」、及び当該処方箋に基づく調剤を行った日付を示す「調剤年月日」、「服薬開始日」、「服薬終了日」、「医療機関名」、「処方医」、「担当薬剤師」を含む項目の情報が登録されている。
図15は、処方箋薬データベース2207の構成例について示した説明図である。
処方箋薬データベース2207は、処方箋データベース2206で管理される各処方箋で処方された各処方箋薬を管理するためのデータベースである。例えば、処方箋データベース2206上で管理される任意の処方箋が、2つの処方薬を処方する内容であった場合、処方箋薬データベース2207では、当該処方箋に対応する2つの処方箋薬のデータ(2つのレコードのデータ)がそれぞれ別個に登録されることになる。
図15に示す処方箋薬データベース2207では、処方箋薬ごとに、処方箋薬を識別するための「処方箋薬ID」、当該処方箋薬に対応する処方箋を識別するための「処方箋ID」、「薬品コード」、「薬品名」、当該処方薬の一日当たりの処方量を示す「1日量」、当該処方薬の処方量(処方された合計量)を示す「調剤量」、当該処方箋薬の服用間隔(単位は時間)を示す「服用間隔」、当該処方箋薬の服用間隔をテキストベース(例えば、「朝食後」、「朝食後、夕食後」等の文字列)で示した「服用間隔テキスト」、当該処方箋薬の服用を開始すべき日を示す「服用開始日」、当該処方箋薬を服用する全期間の中間にあたる日を示す「服用中日」、当該処方箋薬を服用する最終日を示す「服用終了日」、当該処方箋薬の服用開始日のタイミングをメッセージサービスシステム50で顧客に通知するか否かを示す「服用開始時通知可否」、当該処方箋薬の服用中日のタイミングをメッセージシステムで顧客に通知するか否かを示す「服用中通知可否」、当該処方箋薬の服用最終日のタイミングをメッセージサービスシステム50で顧客に通知するか否かを示す「服用終了時通知可否」を含む項目の情報が登録されている。
図16、図17は、日付別テンプレートデータベース2209の構成例について示している。
図16は、日付別テンプレートデータベース2209の対話シナリオデータ(テンプレート)を構成するメッセージデータを管理するデータベース(以下、「日付別テンプレートデータベース」と呼ぶ)の構成例について示した図である。
図16では、1行で、1つのメッセージデータを構成している。図16において、各メッセージデータは、「テンプレートID」、「ルートID]、「親ID」、「本文テキスト」、「配信日属性」、「配信形式」、「中間日順序」、「対象期間下限」、「対象期間上限」を含む項目のデータが設定されている。
図16において、「テンプレートID」は、メッセージデータは、当該メッセージデータを識別する識別子を示している。また、図16において、「ルートID」は、当該メッセージデータが所属する対話シナリオデータのルート(先頭)となるメッセージデータの識別子(テンプレートID)を示している。さらに、図16において、「親ID」は、当該メッセージデータの直前にリンクされたメッセージデータ(対話シナリオデータ上で親となるメッセージデータ)の識別子(テンプレートID)を示している。さらにまた、図16において、「本文テキスト」は、顧客に送信するメッセージのテキストを示している。
また、図16において、「配信形式」の項目は、当該メッセージデータが「質問有りメッセージデータ」又は「質問無しメッセージデータ」のいずれであるかを示している。ここでは、配信形式が1に設定されている場合は質問無しメッセージデータであることを示し、配信形式が2に設定されている場合は質問有りメッセージデータであることを示している。さらに、図16において、「対象期間下限」と「対象期間上限」は、それぞれ、当該メッセージデータが所属する対話シナリオデータの対象期間(処方箋に基づく服用期間の対象期間)の下限と上限を表している。例えば、対象期間が6日~45日である場合、図16に示すように、対象期間下限に6が設定され対象期間上限に45が設定される。
図17は、日付別テンプレートデータベース2209の対話シナリオデータ(テンプレート)を構成する入力要求データを管理するデータベース(以下、「日付別選択肢データベース」と呼ぶ)の構成例を示している。
図17では、1行で、1つの入力要求データを構成している。図17において、各入力要求データは、「選択肢ID」、「リンク先ID」、「不応期選択肢」、「挙動」、「返信テキスト」を含む項目のデータが設定されている。
図17において、「選択肢ID」は、当該入力要求データを識別する識別子を示している。また、図17において、「リンク先ID」は、当該入力要求データのリンク先となるメッセージデータの識別子(テンプレートID)を示している。
図16に示すように、日付別テンプレートデータベースでは、ルートID及び親IDにより、メッセージデータが直列に接続されたリスト構造が成立している。なお、日付別テンプレートデータベースにおいて複数のメッセージデータをリスト構造とする手段は限定されないものであり、配列構造等の種々のデータ構造を適用するようにしてもよい。
なお、図16に示すテンプレートIDが、TD001~TD007のメッセージデータは、図7に示す対話シナリオデータの構成例(メッセージデータMD001~MD007で構成される対話シナリオデータ)を示している。また、図17に示す、選択肢IDがOD001~OD006の入力要求データは、図7に示す対話シナリオデータの構成例(入力要求データOD001~OD006の構成例)を示している。
図18、図19は、薬品別テンプレートデータベース2210の構成例について示している。
図18は、薬品別テンプレートデータベース2210の対話シナリオデータ(テンプレート)を構成するメッセージデータを管理するデータベース(以下、「薬品別テンプレートデータベース」と呼ぶ)の構成例について示した図である。また、図19は、薬品別テンプレートデータベース2210の対話シナリオデータ(テンプレート)を構成する入力要求データを管理するデータベース(以下、「薬品別選択肢データベース」と呼ぶ)の構成例について示した図である。
薬品別テンプレートデータベースの構造は、基本的には、図16に示す日付別テンプレートデータベースと同様であるが、対象期間(対象期間下限、対象期間上限)が、薬品の識別しである「薬品コード」に置き換わっている点で異なっている。なお、薬品別テンプレートデータベースにおいて、薬品コードは、他の識別し(例えば、薬品ID等)に置き換えるようにしてもよい。また、薬品別選択肢データベースの構造は、基本的には、図17に示す日付別選択肢データベースと同様である。
図20は、配信管理データベース2211の構成例について示した図である。
配信管理データベース2211は、対話処理部14がメッセージデータに基づいてメッセージ配信(対話処理)する際の管理(メッセージ配信の予約や履歴等の管理)を行うためのデータベースである。
図20に示す配信管理データベース2211では、1行で1つのメッセージデータの配信を管理するデータ(以下、「配信管理データ」と呼ぶ)となっている。
配信管理データベース2211では、各配信管理データは、当該配信管理データを識別する識別子としての「配信ID」、対応する処方箋を示す「処方箋ID」、対応するメッセージデータを示す「テンプレートID」、対応するメッセージデータの処理を行う日付を示す「配信日」、配信先(配信先の顧客のLINEID等)を示す配信先、配信形式(質問の有無)を示す「配信形式」、及び配信済又は未配信等のステータスを示す「ステータス」を含む項目で構成されている。
図20に示す「ステータス」には、配信済である場合には「1」が設定され未配信である場合には「0」が設定されるものとする。
対話処理部14は、処方箋ごと(処方箋ID)ごとに、適用する対話シナリオデータを選択し、選択した対話シナリオデータに従った対話処理を行うように、配信管理データベース2211に配信管理データを設定する。そして、対話処理部14は、配信管理データベース2211に登録した各配信管理データについて、設定された配信タイミング(配信日に設定された日付)に、テンプレートIDに対応するメッセージデータ(テキスト本文)及びリンクされた入力要求データに基づく入力要求(例えば、選択肢の選択要求やテキスト入力の要求)を、配信先のID宛てに送信する処理を行う。
この実施形態では、日付別テンプレートデータベース2209と薬品別テンプレートデータベース2210とで、テンプレートIDの体系を変化させることで、配信管理データベース2211及び回答管理データベース2212においてリンク先のデータベース(日付別テンプレートデータベース2209又は薬品別テンプレートデータベース2210のいずれかのデータベース)を識別するように表記しているが、リンク先のデータベースを識別する方法は上記の方法に限定されないものである。例えば、この実施形態では、日付別テンプレートデータベース2209においてテンプレートIDが「TD」から始まり、選択肢IDが「OD」から始まるように表記している。また、例えば、この実施形態では、薬品別テンプレートデータベース2210において、テンプレートIDが「TM」から始まり、選択肢IDが「OM」から始まる。
図21は、回答管理データベース2212の構成例について示した図である。
回答管理データベース2212は、対話処理部14が、質問有りメッセージデータにリンクされた入力要求データに基づく入力要求(例えば、選択肢の選択要求やテキスト入力の要求)を送信した後に、顧客(顧客端末40)からの入力(例えば、選択肢の選択やテキスト入力)があった場合のその入力された内容(質問有りメッセージデータに対する回答)を管理するデータベースである。
図21に示す回答管理データベース2212では、1行で1つの質問有りメッセージデータに対する回答を管理するデータ(以下、「回答管理データ」と呼ぶ)となっている。
回答管理データベース2212では、各回答管理データは、当該回答管理データを識別する識別子としての「回答ID」、対応する配信管理データを示す「配信ID」、対応するメッセージデータを示す「テンプレートID」、当該質問有りメッセージデータに対して選択された選択肢に対応する入力要求データを示す「選択肢ID」、及び選択された選択肢に対応する入力要求データで返信テキストがあった場合(テキスト返信の挙動に対する回答)があった場合のテキスト(顧客が入力したテキスト)を示す「回答テキスト」を含む項目で構成されている。
つまり、対話処理部14は、質問有りメッセージデータごとに、質問に対して選択された選択肢(入力要求データ)を示す選択肢IDと、質問有りメッセージデータの質問に対して顧客が回答入力したテキストを示す「回答テキスト」を、回答管理データとして記録する。
(A-2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の薬局支援システム1の動作(実施形態に係る薬局支援方法)の例を説明する。
ここでは、薬局支援システム1のWebアプリケーションサーバ10が、図14のシナリオに沿って動作した場合の例について説明する。
まず、図14のシナリオの概要について説明する。
まず、Webアプリケーションサーバ10が、ポータル機能(ポータル処理部11の機能)を経由し、メッセージサービスシステム50を用いて、「山田 太郎」という名前で、MSアカウントIDが「taro_ms」である顧客(顧客端末40)から、AAA薬局(店舗IDが「1」の薬局)に対する処方箋予約を受け付けたものとする(S101)。
次に、当該顧客が当該薬局(AAA薬局)に来局し、当該顧客に対して処方箋予約された処方箋に基づく調剤(処方箋に基づく処方薬の引き渡し)が行われ、店頭サービス処理部13の機能により、当該顧客の顧客情報の登録が行われたものとする(S102)。
次に、メッセージサービスシステム50上で、当該顧客のMSアカウントIDと、AAA薬局のMSアカウントIDとが関連付け(例えば、LINEサービスにおけるお友達登録)する処理が行われたものとする(S103)。これにより、AAA薬局側のMSアカウントIDから当該顧客のMSアカウントIDへのメッセージ送信(例えば、対話処理に伴うメッセージ送受信)が可能となる。なお、ステップS101~S103の処理については特許文献1と同様の処理を適用することができるため、ここでは詳細説明を省略する。
また、当該薬局(AAA薬局)では、調剤にあたって、レセプトコンピュータ70(レセプト処理プログラム72)に、処方箋の内容が入力され、調剤報酬明細書又は調剤報酬明細書を出力可能なデータが保持されたものとする。そして、レセプトコンピュータ70では、アップロード処理部73により、処方箋データが保持され、Webアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)側にアップロードされ、当該処方箋の内容が処方箋データベース2206及び処方箋薬データベース2207に登録されたものとする(S104)。
処方箋予約処理部12では、処方箋データの送信元を認識することにより、いずれの薬局からの処方箋であるかを認識し、さらに処方箋データの内容に基づいて顧客(患者)の情報(例えば、氏名、生年月日等)が把握できるので、いずれの顧客IDの処方箋であるかを認識できる。そして、処方箋予約処理部12では、アップロードにより認識した処方箋の情報を処方箋データベース2206及び処方箋薬データベース2207へ登録する。この実施形態では、上記のように、レセプトコンピュータ70(レセプト処理プログラム72)に入力された内容に基づいてWebアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)側で処方箋の内容を登録することで、薬局において2重に処方箋の内容を入力する必要がなくなる。なお、Webアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)において、処方箋データベース2206及び処方箋薬データベース2207に処方箋の内容を入力する方式は上記の方式に限定されないものであり種々の方式(例えば、処方箋の内容を薬局の薬剤師等に直接入力させる方式や、処方箋に付されたバーコード等の記録データに基づいて入力する方式)を適用することができる。
その後、対話処理部14では、新たにステップS103で登録された処方箋に応じて適用する対話シナリオデータを選択し、選択した対話シナリオデータに従った対話処理を行うように、配信管理データベース2211に配信管理データを設定する(S105)。
そして、対話処理部14は、配信管理データベース2211に登録した各配信管理データについて、設定された配信タイミング(配信日に設定された日付)に、テンプレートIDに対応するメッセージデータ(テキスト本文)及びリンクされた入力要求データに基づく入力要求(例えば、選択肢の選択要求やテキスト入力の要求)を、配信先のID宛てに送信する処理を行い、顧客から入力された内容を回答管理データベース2212に登録する(S106)。
その後、当該薬局のスタッフ(薬剤師)の操作に応じて、レポート処理部16により、当該処方箋(ステップS104で登録された処方箋)に対応するトレーシングレポートが生成され出力されたものとする(S107)。
以下では、上記のシナリオの各ステップのそれぞれについて具体例を説明する。
まず、ステップS101~S103の動作については、特許文献1の説明と同様の処理を適用してもよいため、詳しい説明を省略する。
ここでは、ステップS101~S103の処理により、AAA薬局(薬局ID:1の薬局)において、顧客データベース2202及びMS顧客管理データベース2203に、それぞれ図9、図10に示す顧客ID:1の顧客が登録され、処方箋予約データベース2205に図13に示す処方箋予約ID:1の処方箋予約が登録されたものとして説明する。
次に、上記のステップS104の処理の具体例について説明する。
[S104:処方箋データのアップロード及び登録]
ここでは、「処方箋予約ID:1」の処方箋予約に従って、AAA薬局にて調剤がなされ、AAA薬局のレセプトコンピュータ70で当該調剤に伴う処方箋の内容が入力されたものとする。そうすると、レセプトコンピュータ70では、レセプト処理プログラム72により当該処方箋の処方箋データが生成され、アップロード処理部73によりWebアプリケーションサーバ10(処方箋予約処理部12)にアップロードされる。そうすると、処方箋予約処理部12により、当該処方箋データに基づき、当該処方箋の内容が処方箋データベース2206及び処方箋薬データベース2207に登録される。
ここでは、新たに処方箋データベース2206(処方箋薬データベース2207)に、処方箋ID:1のデータが登録されたものとして説明する。また、このとき処方箋薬データベース2207に、処方箋ID:1に対応する処方箋約として、処方箋約ID:1、2のデータが登録されたものとする。
[S105:対話シナリオデータに基づくメッセージの配信予約処理]
ここでは、対話処理部14は、処方箋データベース2206から、当該処方箋(処方箋ID:1の処方箋)の内容を取得し、その処方内容(例えば、服薬期間や処方薬の内容等)に基づいて、当該処方箋の顧客(患者)との対話に用いる対話シナリオデータを選択する。ここでは、対話処理部14は、服薬期間(服薬開始日と服薬終了日との間の期間)に対応する対話シナリオデータを、図16に示す日付別テンプレートデータベース2209から選択したものとする。ここでは、対話処理部14は、服薬期間に対応する対話シナリオデータとしてルートID(先頭のメッセージデータ)をTD001とする対話シナリオデータ(つまり図7のような構造の対話シナリオデータ)を選択したものとして説明する。なお、ここでは、処方箋ID:1の処方箋には、テンプレート登録該当薬品が含まれていなかったものとする。
そして、対話処理部14は、選択した対話シナリオデータの各メッセージデータを配信管理データベース2211に登録したものとする。その結果、配信管理データベース2211には、図20における配信IDが1~7の配信データが登録されたものとする。
[S106:配信予約処理に従ったメッセージ送受信及び回答記録処理]
ここでは、対話処理部14は、図20に示すような配信データ(配信IDが1~7の配信データ)について、配信処理を行うことになる。対話処理部14は、配信先ごとの配信データを把握し、各配信先について配信IDの小さい配信データから順に配信処理を行うものとする。また、対話処理部14は、配信形式が2となっている配信データが有った場合は、質問に対する回答の入力を待ってから次の配信データの処理に移行するものとする。さらに、対話処理部14は、1つの配信先で、配信日が同日に設定されている配信データについては、回答入力の間以外は間隔を空けずに配信処理を行うものとする。例えば、図20の例では、配信IDが2~6の配信データの配信日は同日に設定されているので、これらの配信データの処理については回答入力の間以外連続して処理するようにしてもよい。さらに、対話処理部14は、1日の中で配信処理を開始する時間について所定の時間(例えば、午後1時等顧客が回答しやすい時間帯)に設定するようにしてもよい。例えば、対話処理部14は、配信IDが2の配信データについて、2021年8月8日の0時に配信処理を行うのではなく、予め設定された所定の時間(例えば、13時)になったタイミングで配信処理を行うようにしてもよい。
そして、対話処理部14は、配信形式が2の配信データの処理にあたっては、顧客からの回答について、回答データとして回答管理データベース2212に記録する。
図20では、配信IDが3~5の配信データについては配信形式が2となっており、それぞれの配信データに対応する回答データが図21における回答IDが1~3のデータであるものとする。
図25は、処方箋ID:1の処方箋に対応する配信データ(図20における配信IDが1~7の配信データ)に従って配信した結果(顧客端末40との対話処理)の例について示した図である。
図25では、顧客端末40側で表示されるメッセージサービスAP43の表示画面(タッチパネルディスプレイ41に表示される画面)の例について示している。また、図25では、薬局側(Webアプリケーションサーバ10側)から送信されるメッセージを左側からの吹き出しで表示し、顧客側からの入力内容(選択内容を含む)については右側に表示している。さらに、図25では、入力要求データに基づく選択肢(「ある」又は「ない」の選択肢)については点線で囲って図示し、顧客により選択された選択肢の内容(「ある」又は「ない」)については右側からの吹き出しで図示している。図25の例では、全ての選択肢について「ない」が選択されているので返信テキストの入力はなされていない。
図25のような対話処理が行われた場合、回答管理データベース2212の内容は図21(回答IDが1~3の回答データ)のような内容となる。
[S107:トレーシングレポート作成処理]
ここでは、AAA薬局の薬剤師Aが薬局端末30を操作し、処方箋データベース2206において処方箋ID:1の処方箋が選択され、当該処方箋についてトレーシングレポートの出力処理の操作が行われたものとする。
この場合、レポート処理部16は、まず処方箋ID:1の処方箋の内容を処方箋データベース2206から取得し、さらに当該処方箋の顧客(患者)の情報を顧客データベース2202等から取得する。
また、レポート処理部16は、配信管理データベース2211から、処方箋ID:1でかつ配信形式が2となっている配信データを抽出し、収集した配信データに対応する回答データを回答管理データベース2212から抽出する。また、レポート処理部16は、薬局端末30でログインしているユーザ(薬局に応じたユーザ)の情報に基づいて、薬局データベース2201から、トレーシングレポートを作成する薬局(保険薬局)の情報(例えば、保険薬局名、薬局所在地、電話番号等)を取得する。
そうすると、レポート処理部16は、図21における回答IDが1~3の回答データを抽出することができる。
以上のような処理により、レポート処理部16は、トレーシングレポートの作成に必要な情報を収集し、収集した情報を入力したトレーシングレポートを表示するとともに、表示したトレーシングレポートの各情報を編集可能な操作画面(以下、「レポート編集画面」と呼ぶ)を薬局端末30(Webブラウザ32)に表示させる。
図24はレポート編集画面の構成例について示した図である。
図24に示すレポート編集画面のうち、ヘッダ部分(例えば、医療機関名、処方日、患者名、生年月日、調剤日、性別等)の情報については、処方箋データベース2206、顧客データベース2202、薬局データベース2201等の情報に基づいて自動入力することができる。
図24では、処方箋データベース2206、顧客データベース2202、薬局データベース2201等の情報に基づいて入力可能な情報については自動入力されている。
また、レポート処理部16は、取得した回答データ(回答IDが1~3の回答データ)に基づいて、当該顧客(患者)との対話処理における質問とその回答についてテキストデータを生成してレポート編集画面(「提供情報・提案内容」の項目)に自動入力する。
図24では、フィールドF101の部分(「提供情報・提案内容」の項目)に、回答データに基づくテキストが自動入力(貼り付け)されている。
レポート処理部16は、レポート編集画面を表示する際、上記のように収集した情報に基づいて自動的に入力可能な項目については自動的に入力を行う。そして、レポート処理部16は、レポート編集画面において、自動入力処理を行った後は、全ての項目について自由な編集を受け付けることができる。レポート処理部16は、薬剤師の操作に応じて、レポート編集画面に表示されたトレーシングレポートについて種々の方法により出力(例えば、印刷処理やPDF等による出力処理)を行うことができる。
これにより、薬剤師は、上記のような簡易な操作でトレーシングレポートを取得することができるので、あとは医療機関に当該トレーシングレポートを提出するだけでトレーシングレポートに関する処理が完了することになる。
[処方箋薬にテンプレート登録該当薬品が含まれる場合の例]
次に、1つの処方箋に関する対話処理に、日付別テンプレートと薬品別テンプレートの両方が適用される例について説明する。
図14、図15、図18、図19に示す通り、処方箋ID:2の処方箋には、テンプレート登録該当薬品(薬剤C)が含まれている。図18、図19に示すように、薬品別テンプレートデータベース2210には、薬剤CについてTM001をルートID(テンプレートID)とする薬品別テンプレートが登録されている。
したがって、処方箋ID:2の処方箋について対話シナリオデータに基づくメッセージの配信予約処理(上記のステップS105の処理)を行う場合には、対話処理部14は、日付別テンプレート(TD001をルートIDとするテンプレート)と、薬品別テンプレート(TD001をルートIDとするテンプレート)を適用することになる。
上記の通り、この実施形態において、対話処理部14は、処方箋にテンプレート登録該当薬品が含まれる場合、当該薬品のテンプレートの質問を優先的に配信するものとする。例えば、対話処理部14は、図20に示す配信管理データベース2211の通り、初日及び最終日については日付別テンプレート(TD001をルートIDとするテンプレート)のメッセージデータを適用し、中間日については薬品別テンプレート(TM001をルートIDとするテンプレート)から抜き出して適用するようにしてもよい。このとき、対話処理部14は、日付別テンプレートにおける各中間日(各中間日順序)のメッセージデータを、薬品別テンプレートにおいて対応する中間日(各中間日順序)のメッセージデータに置き換えて配信予約(配信管理データベース2211に反映)させるようにしてもよい。例えば、対話処理部14は、日付別テンプレートにおいて中間日順序がNのメッセージデータを、薬品別テンプレートにおける中間日順序がNのメッセージデータ(日付別テンプレートと中間日順序が一致するメッセージデータ)に置き換えて配信予約するようにしてもよい。具体的には、例えば、対話処理部14は、図20に示す通り、日付別テンプレートにおける中間日順序:1のメッセージデータ(TD002~TD006のメッセージデータ)を、薬品別テンプレートにおける中間日順序:1のメッセージデータ(TM002~TM006)のメッセージデータに置き換えて配信予約を行うようにしてもよい。また、処方箋に複数のテンプレート登録該当薬品が含まれる場合、対話処理部14は、中間日ごとにいずれかのテンプレート登録該当薬品を選択(例えば、ランダムに選択する等任意の方法で選択)し、配信予約に反映するようにしてもよい。
以上のように、この実施形態では、対話処理部14は、中間日ごとに日付別テンプレート又は薬品別テンプレートのいずれかを選択して配信予約を行うものとして説明する。
この場合、処方箋ID:2に対応する配信データは、図20に示す配信IDが8~14の配信データとなる。
図25は、処方箋ID:2の処方箋に対応する配信データ(図20における配信IDが8~14の配信データ)に従って配信した結果(顧客端末40との対話処理)の例について示した図である。図25は、図23と同様の形式で記載されている。
図26は、処方箋ID:2の処方箋について、レポート処理部16がトレーシングレポートを出力しようとした場合に、薬局端末30(タッチパネルディスプレイ31)側で表示されるレポート編集画面の例について示した図である。
図26に示すフィールドF101には、図21に回答管理データベース2212(回答ID:4~6の回答データ)の内容に従ったテキストデータが自動入力されている。例えば、回答ID:4の回答データは、テンプレートID:TM003、選択肢ID:OM002、回答テキスト:「初日から目のかすみがある」となっているので、図26に示すフィールドF101には、薬品別テンプレートデータベース2210の内容(図19、図20の内容)に基づき、「Q.目のかすみがありますか?A.ある 初日から目のかすみがある」というテキストが自動入力されている。同様に、図26に示すフィールドF101には、回答ID:5の回答データに基づき「Q.眠気がありますか?A.ある 初日から眠気が強い」というテキストが自動入力され、回答ID:6の回答データに基づき「Q.息切れがありますか?A.ある 初日から息切れがある」というテキストが自動入力されている。
図26は、レポート処理部16が自動入力を行ったままの状態(初期状態)について示しているが、上記の通り、レポート編集画面では、薬剤師により更なる編集を受け付けることができる。
図27は、レポート編集画面において、初期状態からさらに編集を受けた状態の例について示した図である。
当該レポート編集画面では、薬剤師の操作により、フィールドF101に、当該患者の副作用に関する情報(医師への情報)として「副作用発現の可能性あり、早期受信し、医師に相談するように指導した。」という文字列が追加されている。
また、図27のレポート編集画面では、副作用に関するチェックボックスCB101に追加チェックが入れられている。レポート編集画面では、例えば、図27に示すように、自動入力された初期状態から薬剤師により自由な編集を受け付けることが可能となっている。
図26、図27に示すように、レポート編集画面では、チェックボックス形式の項目(例えば、図27に示すトレーシングレポートにおける、「服薬状況」、「残薬調整に関する情報提供」、「副作用」等の各チェックボックス)の操作(チェックボックスのオン/オフの操作)を受け付けることが可能とするようにしてもよい。
(A-3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態の薬局支援システム1では、処方箋の内容によって定まる服薬期間に応じて、日付別テンプレート(日付別テンプレートデータベース2209)に基づく対話処理を行うことができる。これにより、実施形態の薬局支援システム1では、服薬期間の長さに応じた対話シナリオデータに基づく対話処理を薬剤師の操作によらず自動的に行うことができる。
また、第1の実施形態の薬局支援システム1では、処方薬に応じた薬品別テンプレート(薬品別テンプレートデータベース2210)を考慮して日付別テンプレートの内容を変更した対話処理を行っている。これにより、第1の実施形態の薬局支援システム1では、処方薬にテンプレート登録該当薬品が含まれる場合に、テンプレート登録該当薬品の性質に応じた質問(質問有りメッセージデータ)を顧客(患者)に対して行うことができる。これにより、患者にとっては、服用する薬品による副作用に伴う健康被害を未然に防ぐ等のリスク低減を実現することができる。
さらに、第1の実施形態の薬局支援システム1では、対話処理の内容に基づいてトレーシングレポートの内容について自動入力している。これにより、実施形態の薬局支援システム1では、薬剤師によるトレーシングレポートの入力作業を軽減させることができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B-1)上記の実施形態の薬局支援システム1では、Webアプリケーションサーバ10とデータベースサーバ20とを別個のコンピュータを用いて構成しているが、1台のコンピュータで構成するようにしてもよい。また、Webアプリケーションサーバ10とデータベースサーバ20をさらに細分化したコンピュータで構成するようにしてもよい。すなわち、薬局支援システム1を構成するコンピュータの数は限定されないものである。
(B-2)上記の実施形態の薬局支援システム1は、Webベースで構成されているが、クライアントサーバの構成(薬局端末30及び顧客端末40に専用アプリケーションをインストールして実現する構成)としてもよい。すなわち、上記の実施形態においてWebアプリケーションとして薬局端末30及び顧客端末40に配布しているプログラムと同様の動作を行う専用のアプリケーションを、薬局端末30及び顧客端末40にインストールするようにしてもよい。
(B-3)上記の実施形態において、レポート処理部16が、薬剤師の操作に応じて選択された処方箋ごとにトレーシングレポートを出力する例について説明したが、複数の処方箋について一括してトレーシングレポートを出力(例えば、プリンタ60からの印刷出力や、PDFファイルの生成出力)することで、薬剤師によるトレーシングレポートの出力操作を簡略化(効率化)するようにしてもよい。このとき、レポート処理部16は、所定の条件に該当する処方箋(以下、「自動出力該当処方箋」と呼ぶ)について一括して、トレーシングレポートを自動出力(薬剤師からの編集を受けずに自動入力可能な内容のみで出力)するようにしてもよい。例えば、対話処理において、全ての質問有りメッセージデータに対して表記選択肢が「ない」の選択肢が選択されている処方箋(以下、「問題無し処方箋」と呼ぶ)を自動出力該当処方箋とし、一部又は全部の質問有りメッセージデータに対して表記選択肢が「あり」の選択肢が選択されている処方箋(以下、「問題有り処方箋」と呼ぶ)を自動出力該当処方箋としないようにしてもよい。
例えば、レポート処理部16は、処方箋(処方箋ID)ごとに、配信管理データベース2211及び回答管理データベース2212のデータを参照することで、問題無し処方箋を抽出することができる。例えば、図21に示す回答管理データベース2212において、処方箋ID:1に関連する回答データを参照すると、全ての質問有りメッセージデータについて表記選択肢が「なし」の選択肢が選択されている。したがって、レポート処理部16は、処方箋ID:1については「問題無し処方箋」と判断できる。一方、図21に示す回答管理データベース2212において、処方箋ID:2に関連する回答データを参照すると、表記選択肢が「あり」の選択肢が選択された質問有りメッセージデータが含まれている。したがって、レポート処理部16は、処方箋ID:2については「問題無し処方箋」ではない(「問題有り処方箋」である)と判断できる。
(B-4)上記の実施形態において、対話処理部14が日付別テンプレートデータベース2209及び薬品別テンプレートデータベース2210に登録されたテンプレート(対話シナリオデータ)を用いて、顧客(患者)と行う対話処理の内容を決定する処理について説明したが。対話処理部14が、日付別テンプレートデータベース2209及び薬品別テンプレートデータベース2210に登録するテンプレートの編集機能に対応するようにしてもよい。例えば、対話処理部14は、薬局端末30に対してテンプレートを編集する操作画面(以下、「テンプレート編集画面」と呼ぶ)を提示して、薬剤師等の操作に応じてテンプレートの編集(例えば、新たなテンプレートの登録、既存のテンプレートの変更等)を受け付けるようにしてもよい。
図28は、テンプレート編集画面の構成例について示した図である。
テンプレート編集画面では、質問無しメッセージデータの入力を受け付けるための質問無しメッセージデータ入力オブジェクトOB101と、質問有りメッセージデータ(付随する入力要求データを含む)の入力を受け付けるための質問有りメッセージデータ入力オブジェクトOB102が含まれている。
質問無しメッセージデータ入力オブジェクトOB101には、テキスト本文の入力を受け付けるためのフィールドF201が配置されている。1つのオブジェクトOB101では、1つの質問無しメッセージデータの入力を受け付けることができる。
一方、質問有りメッセージデータ入力オブジェクトOB102には、テキスト本文の入力を受け付けるためのフィールドF201と、入力要求データの入力を受け付けるための2つのサブオブジェクトSOB1、SOB2が配置されている。
サブオブジェクトSOB1、SOB2には、それぞれ表記選択肢の入力を受け付けるためのフィールドF301、挙動の入力を受け付けるためのフィールドF302、及び返信テキストの入力を受け付けるためのフィールドF303が配置されている。フィールドF301では「はい」又は「いいえ」を選択式で入力受付可能とするようにしてもよい。フィールドF302では「なにもしない」又は「テキストを返信」を選択式で入力受付可能とするようにしてもよい。したがって、質問有りメッセージデータ入力オブジェクトOB102では、1つの質問有りメッセージデータと、それに付随する2つの入力要求データの入力を受け付けることができる。
テンプレート編集画面では、上下に複数のオブジェクト(質問有り/質問有りメッセージデータ入力オブジェクト)を並べて表示し、それぞれのオブジェクトについて編集を受け付けることが可能である。テンプレート編集画面では、並べて表示された複数のオブジェクトをまとめて1つのテンプレート(対話シナリオデータ)を表現している。テンプレート編集画面では、上端のオブジェクトがルートIDとなるメッセージデータを示しており、上端から下方向に各メッセージデータのオブジェクトが並べて配置されている。
これにより、テンプレート編集画面では、視覚的に、メッセージデータ及び入力要求データにより構成されるテンプレート(対話シナリオデータ)を表示している。
また、図28に示すテンプレート編集画面では、それぞれのオブジェクト(質問有り/質問有りメッセージデータ入力オブジェクト)に、直前に新たな質問無しメッセージデータ入力オブジェクトの挿入を受け付けるためのボタンB101、直前に新たな質問有りメッセージデータ入力オブジェクトの挿入を受け付けるためのボタンB102、及び当該オブジェクトの削除を受け付けるためのボタンB103が配置されている。さらに、図28に示すテンプレート編集画面では、下端に新たな質問無しメッセージデータ入力オブジェクトの追加を受け付けるためのボタンB201、及び下端に新たな質問有りメッセージデータ入力オブジェクトの追加を受け付けるためのボタンB202が配置されている。
図28に示すテンプレート編集画面では、これらのボタンにより、テンプレートの任意の位置におけるメッセージデータ(質問有り/質問無しメッセージ)の追加削除を受け付けることができる。
(B-5)第1の実施形態の薬局支援システム1において、特許文献1において第2の実施形態として記載された構成と同様に、Webアプリケーションサーバ10のメッセージ処理部15が、薬局支援システム1側のMSアカウントID(特許文献1の例では「YS_MS」という代表ID)を用いて、各顧客のMSアカウントID(顧客端末40)とメッセージ送受信を行う構成としてもよい。