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JP7829432B2 - ロータ及び圧縮機 - Google Patents
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JP7829432B2 - ロータ及び圧縮機 - Google Patents

ロータ及び圧縮機

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Description

本開示は、ロータ及び圧縮機に関する。
一般的に遠心圧縮機は、複数のインペラを有するロータと、インペラを外側から覆うことでインペラとの間で流路を形成するケーシングと、を備えている。遠心圧縮機では、ケーシング内に形成された流路を介して外部から供給された流体が、インペラの回転によって圧縮されている。
例えば、特許文献1に記載されているように、このような遠心圧縮機では、ロータは、複数のインペラが軸方向に積層されることで形成されている。この遠心圧縮機では、積層された複数のインペラが、インペラの中心に形成された大きな穴を挿通するように配置されたシャフトである大きなボルトによって固定されている。
米国特許第8967960号明細書
ところで、上述したようなインペラの中心にシャフトを挿通させるための大きな穴が開いていると、穴の周辺に薄い部分が形成される。そして、ロータを回転させた際の遠心力による荷重は、その穴の周辺の薄い部分に重点的に作用する。また、この荷重はロータの回転数が高くになるにしたがって増加する遠心力に比例して大きくなる。そのため、シャフトで固定されたインペラを有するロータを高速で回転させようとすると、遠心力による大きな荷重にインペラが耐えられずに損傷する可能性がある。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、安定して高速回転させつつ、遠心力による荷重に対するインペラの強度を向上させることが可能なロータ及び圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示にかかるロータは、軸線を中心に回転可能とされたロータであって、前記軸線を中心とする円盤状に形成されて中心が埋められた中軸構造を有するディスクを有し、前記軸線の延びる軸方向に隣接された複数のインペラと、前記軸方向に並ぶ複数の前記インペラをまとめて固定する複数のボルトを有するボルト固定部と、を備え、前記ディスクは、前記軸方向の第一側を向く面から前記軸方向に突出する第一凸部及び窪む第一凹部を複数有する第一嵌合部と、前記軸方向から見た際に前記第一嵌合部と重なる位置に形成され、前記軸方向の第二側を向く面から前記軸方向に突出する第二凸部及び窪む第二凹部を複数有する第二嵌合部と、前記第一嵌合部及び前記第二嵌合部を前記軸方向に貫通するように形成され、前記ボルトが挿通される複数のボルト孔と、を有し、前記第一凸部及び前記第一凹部は、前記軸方向から見た際に、前記軸線に対して外れた位置で、前記軸線を中心とする周方向に互い違いに配置され、前記第二凸部及び前記第二凹部は、前記軸方向から見た際に、前記軸線に対して外れた位置で、前記周方向に互い違いに配置され、前記第一凸部は、隣接する他の前記インペラの前記第二凹部に対して前記周方向の移動を互いに規制した状態で嵌り合い、前記第一凹部は、隣接する他の前記インペラの前記第二凸部に対して前記周方向の移動を互いに規制した状態で嵌り合い、前記第一嵌合部は、前記ボルト孔が形成される複数の第一孔形成面と、前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面に対して互い違いに並ぶように前記周方向に離れて配置され、前記第一孔形成面に対して前記軸方向にずれた位置に形成された複数の第一離間面と、前記周方向において前記第一孔形成面と前記第一離間面と間に配置され、前記第一孔形成面と前記第一離間面と繋ぐ複数の第一接続面とを有し、前記第二嵌合部は、前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面と重なる位置に配置され、前記ボルト孔が形成される複数の第二孔形成面と、前記軸方向から見た際に、前記第一離間面と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面に対して前記軸方向にずれた位置に形成された複数の第二離間面と、前記軸方向から見た際に、前記第一接続面と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面と前記第二離間面とを繋ぐ複数の第二接続面とを有し、複数の前記第一孔形成面と、隣接する他の前記インペラの複数の前記第二孔形成面とは、互いに対向している
また、本開示に係る圧縮機は、上記ロータと、前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うケーシングと、を備える。
本開示のロータ及び圧縮機によれば、安定して高速回転させつつ、遠心力による荷重に対するインペラの強度を向上させることができる。
本開示の実施形態に係る圧縮機の概略構成を示す断面図である。 本実施形態のロータを示す断面図である。 第一実施形態の第一インペラを示す断面図である。 図3の第一インペラのディスク部を軸方向の第一側から見た様子を示す図である。 第一インペラの第一嵌合部を示す斜視図である。 図3の第一インペラのディスク部を軸方向の第二側から見た様子を示す図である。 隣り合う第一インペラの第一嵌合部と第二嵌合部とが嵌り合う様子を示す要部拡大図である。 第二実施形態の第一インペラのディスク部を軸方向の第一側から見た様子を示す図である。 第二実施形態の第一インペラのディスク部を軸方向の第二側から見た様子を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本開示による圧縮機を実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこの実施形態のみに限定されるものではない。
<第一実施形態>
(圧縮機の構成)
圧縮機1は、作動流体としてガスを圧縮する。本実施形態の圧縮機1は、水素ガスを圧縮する一軸多段式の遠心圧縮機(多段遠心圧縮機)である。図1に示すように、圧縮機1は、ケーシング2と、ロータ3と、シール部8と、軸受部9と、を備えている。
なお、以下では、後述するロータ3の軸線Oが延びている方向を軸方向Daとする。軸線Oを基準にした圧縮機1の径方向を単に径方向Drとする。また、軸線Oを中心とするロータ3周りの方向を周方向Dcとする。
(ケーシングの構成)
ケーシング2は、ロータ3を径方向Drの外側から覆っている。本実施形態のケーシング2は、外部ケーシング21と、複数のダイアフラム22と、複数のヘッド23とを有している。
外部ケーシング21は、ロータ3の軸線Oと同一に配置される中心軸を中心とする円筒状をなしている。外部ケーシング21の軸方向Daの第一側Da1(一方側)は、後述するバンドル100が挿通可能な大きさで開口されている。外部ケーシング21の軸方向Daの第二側Da2(他方側)には、端板211が形成されている。端板211は、軸方向Daに直交するように広がる板状をなしている。端板211の中央部には、ロータ3が挿通可能であって、バンドル100が挿通不能な大きさの挿通孔212が形成されている。これらにより、バンドル100は、外部ケーシング21に対して軸方向Daに移動されることで、ケーシング2に対して挿抜可能とされている。
複数のダイアフラム22は、ロータ3を径方向Drの外側から覆うように配置されている。複数のダイアフラム22は、外部ケーシング21の内部に配置されている。ダイアフラム22は、軸線Oを中心として環状をなしている。複数のダイアフラム22は、軸方向Daに延びる筒体となるように積層されている。隣接するダイアフラム22同士では、外周面が溶接やボルト71によって互いに固定されている。複数のダイアフラム22が相互に固定されることで、インペラ30に導入する流路が内部に形成されている。また、複数のダイアフラム22は、ヘッド23、ロータ3、シール部8、及び軸受部9と共にバンドル100を構成している。バンドル100は、外部ケーシング21内に収容されている。バンドル100では、ロータ3、複数のダイアフラム22、複数のヘッド23、シール部8、及び軸受部9は一体をなすように、共に移動可能な状態とされている。
(流路の構成)
ここで、具体的に、ダイアフラム22によってケーシング2に形成される流路について、軸方向Daの第一側Da1である上流側から軸方向Daの第二側Da2である下流側に向かって順に説明する。本実施形態では、ダイアフラム22は、ガスが流通する上流側から順に、吸込口221、複数のケーシング流路222、及び吐出口223を、外部ケーシング21やとともに形成している。
吸込口221は、ケーシング2の外部から流入してきた圧縮される前のガスをダイアフラム22の内部に流入させる。吸込口221は、最上流のインペラ30に流入する前のガスが流れている。吸込口221には、インレットガイドベーンが配置されている。
ケーシング流路222は、ダイアフラム22内に形成されている。ケーシング流路222は、吸込口221からのガスを最上流のインペラ30に供給したり、上流のインペラ30から排出されたガスを下流に配置されたインペラ30に供給したり、最下流のインペラ30から排出されたガスを吐出口223に送り込んだりしている。
吐出口223は、ダイアフラム22の内部を流れて圧縮された後のガスをケーシング2の外部に吐出させる。吐出口223は、最下流のインペラ30から排出されたガスを外部に吐出させる。
一対のヘッド23は、円環状の部材であって、外部ケーシング21の内部に配置されている。ヘッド23は、外部ケーシング21の両端の開口を閉塞可能な大きさで形成されている。本実施形態のヘッド23として、複数のダイアフラム22に対して軸方向Daの第一側Da1に配置される吸込側ヘッド231と、複数のダイアフラム22に対して軸方向Daの第二側Da2に配置される吐出側ヘッド232とを有している。
吸込側ヘッド231は、吐出側ヘッド232よりも吸込口221に近い位置に配置されている。吸込側ヘッド231は、最も軸方向Daの第一側Da1に配置されたダイアフラム22と共に吸込口221を形成している。吸込側ヘッド231は、一体化された複数のダイアフラム22と、ボルト71等によって固定されている。これにより、吸込側ヘッド231は、ダイアフラム22と一体化されている。
吐出側ヘッド232は、吸込側ヘッド231よりも吐出口223に近い位置に配置されている。吐出側ヘッド232は、最も軸方向Daの第二側Da2に配置されたダイアフラム22と共に吐出口223を形成している。吐出側ヘッド232は、一体化された複数のダイアフラム22に対して、ボルト71等によって固定されている。これにより、吐出側ヘッド232は、ダイアフラム22と一体化されている。
(ロータの構成)
ロータ3は、ケーシング2の内部に収容されている。ロータ3は、軸線Oを中心として回転可能とされている。図2に示すように、本実施形態のロータ3は、複数のインペラ30と、バランスピストン50と、カップリングハブ60と、ボルト固定部70とを有している。
インペラ30は、回転することによって遠心力を利用してガスを圧縮する。複数のインペラ30は、軸方向Daで隣接している。インペラ30は、ディスク4とブレード34とカバー35とを備えた、いわゆるクローズドインペラである。以下、インペラ30の基本的な構成について、後述する第一インペラ31を示す図3~図7に基づいて説明する。
図3に示すように、ディスク4は、軸線Oを中心とする円盤状に形成されて中心が埋められた中軸構造を有する。本実施形態のディスク4は、ディスク軸部41と、ディスク外周部42とを有している。
ディスク軸部41は、ディスク4において、中心部分を含む中実の部分である。ディスク軸部41は、軸線Oを中心とする断面円形状に形成されている。本実施形態のディスク軸部41は、ディスク面43と、第一嵌合部45と、第二嵌合部46と、第一中央凹部471と、第二中央凹部472と、ボルト孔44と、を有している。
ディスク面43は、ディスク軸部41に少なくとも一つ形成されている。ディスク面43は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする平面である。ディスク面43は、軸方向Daを向いている。ディスク面43は、隣り合うインペラ30同士で互いに軸方向Daで対向している。つまり、複数のインペラ30が軸方向Daに隣接した状態では、一のインペラ30のディスク面43と、その一のインペラ30に隣接する他のインペラ30のディスク面43とが軸方向Daで互いに向き合っている。
第一嵌合部45は、軸方向Daに突出又は窪むことで、隣り合う他のインペラ30の第二嵌合部46と互いに嵌り合って周方向Dcへの移動を互いに規制している。図4及び図5に示すように、第一嵌合部45は、軸方向Daの第一側Da1を向く面から軸方向Daに突出する第一凸部451及び軸方向Daに窪む第一凹部452を複数(本実施形態では、それぞれ八つ)有する。第一嵌合部45は、軸方向Daの第一側Da1を向くディスク面43(後述する第一ディスク面431)に形成されている。第一嵌合部45は、軸方向Daから見た際に、軸線Oに対して径方向Drの外側に外れた位置で、軸線Oを中心とする環状の領域を形成している。
第一凸部451及び第一凹部452は、軸方向Daから見た際に、軸線Oに対して外れた位置で、軸線Oを中心とする周方向Dcに互い違いに配置されている。図7に示すように、第一凸部451は、ディスク面43から軸方向Daの第一側Da1に突出している。複数の第一凸部451は、周方向Dcに均等に離れて配置されている。一のインペラ30の第一凸部451は、その一のインペラ30に対して隣接する他のインペラ30の後述する第二凹部462に対して周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌り合っている。第一凹部452は、第一凸部451に対して、軸方向Daの第二側Da2に窪んでいる。複数の第一凹部452部は、周方向Dcに均等に離れて配置されている。一のインペラ30の第一凹部452は、その位置のインペラ30に対して隣接する他のインペラ30の後述する第二凸部461に対して周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌り合っている。
また、図4、図5、及び図7に示すように、第一嵌合部45は、複数の第一孔形成面453と、複数の第一離間面454と、複数の第一接続面455と、第一中央凹部471とを有している。複数の第一孔形成面453と、複数の第一離間面454と、複数の第一接続面455とによって、第一凸部451及び第一凹部452が複数形成されている。
第一孔形成面453は、ボルト孔44が形成されている。本実施形態の第一孔形成面453は、軸方向Daの第一側Da1を向く平面である。第一孔形成面453は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44が内部収まるような大きさで形成されている。第一孔形成面453は、第一凸部451において、軸方向Daの最も第一側Da1に位置する頂面である。
第一離間面454は、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453に対して互い違いに並ぶように、第一孔形成面453に対して周方向Dcに離れて配置されている。第一離間面454は、第一孔形成面453に対して軸方向Daにずれた位置に形成されている。本実施形態の第一離間面454は、第一孔形成面453に対して軸方向Daの第二側Da2にずれた位置に形成されている。第一離間面454は、軸方向Daの第一側Da1を向く平面である。第一離間面454は、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453よりも小さく形成されている。第一離間面454は、第一凹部452において、軸方向Daの最も第二側Da2に位置する底面である。
第一接続面455は、周方向Dcにおいて第一孔形成面453と第一離間面454と間に配置されている。第一接続面455は、第一孔形成面453と第一離間面454と繋いでいる。本実施形態の第一接続面455は、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453との接続線及び第一離間面454との接続線が直線状となるように、平面として形成されている。つまり、第一接続面455は、軸方向Da及び周方向Dcを向いて、径方向Drにまっすぐ延びる傾斜面である。
第一孔形成面453と二つの第一接続面455によって、第一凸部451は形成されている。第一離間面454と二つの第一接続面455によって、第一凹部452は形成されている。第一嵌合部45では、第一孔形成面453、第一接続面455、第一離間面454、第一接続面455、及び第一孔形成面453の順に周方向Dcに繰り返し並ぶことで、ハースカップリングのような形状で、第一凸部451及び第一凹部452が複数形成されている。
第一中央凹部471は、軸方向Daから見た際に、第一凸部451及び第一凹部452に対して径方向Drの内側の領域である。つまり、第一中央凹部471は、径方向Drにおいて、第一嵌合部45に囲まれた領域である。第一中央凹部471は、第一凹部452に対して軸方向Daの第二側Da2に窪んでいる。軸方向Daにおける第一中央凹部471の底面は、ディスク面43における一部の領域である。したがって、第一中央凹部471の底面であるディスク面43は、第一離間面454に対して軸方向Daの第二側Da2に位置している。第一中央凹部471は、隣接する他のディスク4に対して軸方向Daに離間するように形成されている。
図6及び図7に示すように、第二嵌合部46は、軸方向Daの第二側Da2を向く面から軸方向Daに突出する第二凸部461及び軸方向Daに窪む第二凹部462を複数(本実施形態では、それぞれ八つ)有する。第二嵌合部46は、軸方向Daの第二側Da2を向くディスク面43(後述する第二ディスク面432)に形成されている。第二嵌合部46は、軸方向Daから見た際に、軸線Oに対して径方向Drの外側に外れた位置で、軸線Oを中心とする環状の領域を形成している。第二嵌合部46は、軸方向Daから見た際に、第一嵌合部45と重なる位置に形成されている。
第二凸部461及び第二凹部462は、軸方向Daから見た際に、軸線Oに対して外れた位置で、軸線Oを中心とする周方向Dcに互い違いに配置されている。第二凸部461は、ディスク面43から軸方向Daの第二側Da2に突出している。複数の第二凸部461は、周方向Dcに均等に離れて配置されている。第二凸部461は、軸方向Daから見た際に、第一凹部452と重なる位置に配置されている。第二凹部462は、第二凸部461に対して、軸方向Daの第一側Da1に窪んでいる。複数の第二凹部462は、周方向Dcに均等に離れて配置されている。第二凹部462は、軸方向Daから見た際に、第一凸部451と重なる位置に配置されている。
また、第二嵌合部46は、複数の第二孔形成面463と、複数の第二離間面464と、複数の第二接続面465と、第二中央凹部472とを有している。複数の第二孔形成面463と、複数の第二離間面464と、複数の第二接続面465とによって、第二凸部461及び第二凹部462が複数形成されている。
第二孔形成面463は、ボルト孔44が形成されている。本実施形態の第二孔形成面463は、軸方向Daの第二側Da2を向く平面である。第二孔形成面463は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44が内部収まるような大きさで形成されている。第二孔形成面463は、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453と同じ大きさで形成されている。また、第二孔形成面463は、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453と重なる位置に配置されている。第二孔形成面463は、第二凹部462において、軸方向Daの最も第一側Da1に位置する底面である。
第二離間面464は、軸方向Daから見た際に、第二孔形成面463に対して互い違いに並ぶように、第二孔形成面463に対して周方向Dcに離れて配置されている。第二離間面464は、第二孔形成面463に対して軸方向Daにずれた位置に形成されている。本実施形態の第二離間面464は、第二孔形成面463に対して軸方向Daの第二側Da2にずれた位置に形成されている。第二離間面464は、軸方向Daの第二側Da2を向く平面である。第二離間面464は、軸方向Daから見た際に、第二孔形成面463よりも小さく形成されている。第二離間面464は、軸方向Daから見た際に、第一離間面454と同じ大きさで形成されている。第二離間面464は、第二凸部461において、軸方向Daの最も第二側Da2に位置する頂面である。第二離間面464は、軸方向Daから見た際に、第一離間面454と重なる位置に配置されている。
第二接続面465は、周方向Dcにおいて第二孔形成面463と第二離間面464と間に配置されている。第二接続面465は、第二孔形成面463と第二離間面464と繋いでいる。本実施形態の第二接続面465は、軸方向Daから見た際に、第二孔形成面463との接続線及び第二離間面464との接続線が直線状となるように、平面として形成されている。つまり、第二接続面465は、軸方向Da及び周方向Dcを向いて、径方向Drにまっすぐ延びる傾斜面である。第二接続面465は、軸方向Daから見た際に、第一接続面455と重なる位置に配置されている。第二接続面465は、軸方向Daから見た際に、第一接続面455と同じ大きさで形成されている。
第二孔形成面463と二つの第二接続面465によって、第二凹部462は形成されている。第二離間面464と二つの第二接続面465によって、第二凸部461は形成されている。したがって、第二嵌合部46では、周方向Dcにおける第二凸部461及び第二凹部462の並び順が、第一嵌合部45の周方向Dcにおける第一凸部451及び第一凹部452の並び順と逆になっている。第二嵌合部46では、第二孔形成面463、第二接続面465、第二離間面464、第二接続面465、及び第二孔形成面463の順に周方向Dcに繰り返し並ぶことで、ハースカップリングのような形状で、第二凹部462及び第二凸部461が複数形成されている。このような第二嵌合部46は、図7に示すように、隣り合う他のインペラ30の第一嵌合部45と互いに嵌まり合って周方向Dcへの移動を互いに規制している。
第二嵌合部46が隣り合う他のインペラ30の第一嵌合部45と嵌る際には、第一凸部451は、隣接する他のインペラ30の第二凹部462に対して周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌っている。そして、第一孔形成面453が、第二孔形成面463と対向する。また、第一凹部452は、隣接する他のインペラ30の第二凸部461に対して周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌っている。そして、第一離間面454が、第二離間面464と対向する。さらに、第一接続面455と第二接続面465とが接触する。なお、第一接続面455及び第二接続面465は複数箇所で対向しているが、全ての第一接続面455及び第二接続面465が接触していなくてもよい。つまり、第一嵌合部45と第二嵌合部46とが嵌る場合には、複数の第一接続面455は、隣接する他のインペラ30の複数の第二接続面465と少なくとも一部が接触すればよい。
図6に示すように、第二中央凹部472は、軸方向Daから見た際に、第二凸部461及び第二凹部462に対して径方向Drの内側の領域である。つまり、第二中央凹部472は、径方向Drにおいて、第二嵌合部46に囲まれた領域である。第二中央凹部472は、第二凹部462に対して軸方向Daの第一側Da1に窪んでいる。軸方向Daにおける第二中央凹部472の底面は、ディスク面43における一部の領域である。したがって、第二中央凹部472の底面であるディスク面43は、第二離間面464に対して軸方向Daの第一側Da1に位置している。第二中央凹部472は、隣接する他のディスク4に対して軸方向Daに離間するように形成されている。つまり、隣接するインペラ30では、一のインペラ30の第一中央凹部471と、その一のインペラ30に隣接する他のインペラ30の第二中央凹部472とは間に空間を形成した状態となっている。
図3に示すように、ボルト孔44は、後述するボルト71が挿通される貫通孔である。ボルト孔44は、径方向Drにおいて軸線Oに対して外側に外れた位置で第一嵌合部45及び第二嵌合部46を軸方向Daに貫通するように複数形成されている。より具体的には、ボルト孔44は、第一孔形成面453及び第二孔形成面463を貫通するように形成されている。図4、図5、及び図6に示すように、ボルト孔44は、第一嵌合部45及び第二嵌合部46に対して周方向Dcに複数(本実施形態では八箇所)形成されている。本実施形態のボルト孔44は、第一孔形成面453及び第二孔形成面463のみに形成されている。ボルト孔44は、一つの第一孔形成面453や第二孔形成面463に対して一つのみ形成されている。複数のボルト孔44は、均等に離れて配置されている。ボルト孔44は、軸方向Daから見た際に、ボルト71の外形に対してわずかに大きい円形状に形成された孔である。
図3に示すように、ディスク外周部42は、ディスク軸部41の外縁から延びるように、ディスク軸部41から径方向Drの外側に向かって突出している。ディスク外周部42は、ディスク軸部41と一体に形成されることで、ディスク4を一つの部材として構成している。
ブレード34は、ディスク外周部42からカバー35まで延びている。ブレード34は、軸線O周りの周方向Dcに間隔を隔てて複数配置されている。
カバー35は、ディスク外周部42及び複数のブレード34に対し、軸方向Daの第一側Da1に配置されている。カバー35は、円盤状で、複数のブレード34を覆うように形成されている。ディスク外周部42、ブレード34、及びカバー35によって、インペラ30の内部にガスを流通させるインペラ流路301が形成されている。ブレード34及びカバー35は、軸方向Daから見た際に、ディスク外周部42のみと重なる位置に形成されており、ディスク軸部41とは重なっていない。
図2に示すように、本実施形態では、インペラ30として、複数の第一インペラ31と、第二インペラ32とを有している。第一インペラ31は、複数のインペラ30の中で、最上流のインペラ30を含む上流側の複数(本実施形態では三つ)のインペラ30である。第二インペラ32は、複数のインペラ30の中で最も軸方向Daの第二側Da2に配置されている。したがって、第二インペラ32は、最下流のインペラ30のみである。つまり、第二インペラ32は、複数の第一インペラ31に対して軸方向Daの第二側Da2に配置されている。第一インペラ31及び第二インペラ32は、ディスク軸部41の形状がそれぞれ異なっている。
第一インペラ31のディスク軸部41(以下、第一ディスク軸部41Aと称する)は、軸線Oを中心とする円柱状に形成されている。第一ディスク軸部41Aは、軸方向Daの長さが一つのダイアフラム22と同程度の大きさで形成されている。つまり、第一ディスク軸部41Aは、径方向Drから見た際に、ブレード34よりも軸方向Daの第二側Da2に突出するように形成されている。第一ディスク軸部41Aは、ディスク面43として、第一ディスク面431及び第二ディスク面432の二面を有している。
第一ディスク面431は、軸方向Daの第一側Da1を向く平面である。第一ディスク面431は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする円形状に形成されている。第一ディスク面431には、第一嵌合部45が形成されている。
第二ディスク面432は、軸方向Daの第二側Da2を向く平面である。第二ディスク面432は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする円形状に形成されている。第二ディスク面432は、第一ディスク面431と同じ大きさで形成されている。第二ディスク面432には、第二嵌合部46が形成されている。
第二インペラ32のディスク軸部41(以下、第二ディスク軸部41Bと称する)は、軸線Oを中心とする円柱状に形成されている。第二ディスク軸部41Bは、第二ディスク軸部本体48と、第二ディスク延長部49とを有している。
第二ディスク軸部本体48は、軸線Oを中心とする円柱状に形成されている。第二ディスク軸部本体48は、軸方向Daの長さが一つのダイアフラム22と同程度の大きさで形成されている。第二ディスク軸部本体48は、第一ディスク軸部41Aと同形状とされている。第二ディスク軸部本体48は、ディスク面43として、第一ディスク面431の一面のみを有している。第二ディスク軸部本体48は、軸方向Daの第二側Da2を向く面に、後述するナット72が収容可能な第一ナット収容凹部481が形成されている。第一ナット収容凹部481は、第二ディスク軸部本体48における軸方向Daの第二側Da2を向く面から、軸方向Daの第一側Da1に向かって窪んでいる。第一ナット収容凹部481は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44と重なる位置に複数形成されている。第一ナット収容凹部481は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44を中心として、ボルト孔44よりも大きな円形状に形成されている。
第二ディスク延長部49は、第二ディスク軸部本体48から軸方向Daの第二側Da2に向かって延びている。第二ディスク延長部49は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とし、第二ディスク軸部本体48よりも小さい円柱状に形成されている。つまり、第二ディスク延長部49は、軸方向Daから見た際に、第一ナット収容凹部481に囲まれるように、第一ナット収容凹部481に対して径方向Drの内側に形成されている。第二ディスク延長部49は、第二ディスク軸部本体48と一体に形成されて一つの部材として形成されている。第二ディスク延長部49は、軸方向Daの第二側Da2を向く面に、カップリングハブ60を固定するためのネジ穴491が形成されている。
バランスピストン50は、複数のインペラ30に対して軸方向Daの第一側Da1に配置されている。本実施形態のバランスピストン50は、最上流のインペラ30(複数の第一インペラ31の中で、最も第一側Da1に配置された第一インペラ31)に対して隣接している。図1に示すように、バランスピストン50は、軸方向Daにおける位置が、吸込側ヘッド231と重なる位置に配置されている。図2に示すように、バランスピストン50は、ピストン軸部51と、受圧部52と、ピストン延長部53とを有している。
ピストン軸部51は、最も軸方向Daの第一側Da1に配置された第一インペラ31に接触するように配置されている。ピストン軸部51は、軸線Oを中心とする円柱状に形成されている。ピストン軸部51は、第一ピストン面54と、第二ピストン面55と、ピストンボルト孔56とを有している。
第一ピストン面54は、軸方向Daの第一側Da1を向く平面である。第一ピストン面54は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする環状に形成されている。第一ピストン面54には、後述するナット72が収容可能な第二ナット収容凹部541が形成されている。第二ナット収容凹部541は、第一ピストン面54から軸方向Daの第二側Da2に向かって窪んでいる。第二ナット収容凹部541は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44と重なる位置に複数形成されている。第二ナット収容凹部541は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44を中心として、ボルト孔44よりも大きな円形状に形成されている。つまり、第二ナット収容凹部541は、第一ナット収容凹部481と同じ形状とされている。
第二ピストン面55は、軸方向Daの第二側Da2を向く平面である。第二ピストン面55は、最上流の第一インペラ31の第一ディスク面431と対向している。つまり、バランスピストン50がインペラ30と固定された状態では、第二ピストン面55と第一インペラ31の第一ディスク面431とが軸方向Daで互いに向かい合っている。第二ピストン面55は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする円形状に形成されている。第二ピストン面55には、第一嵌合部45と嵌り合うピストン嵌合部551が形成されている。ピストン嵌合部551は、軸方向Daから見た際に、ピストン嵌合部551と重なるように軸線Oを中心に環状に形成されている。ピストン嵌合部551は、第二嵌合部46と同じ形状で形成されている。したがって、第一インペラ31の第一嵌合部45が、ピストン嵌合部551に焼き嵌め等により嵌り込むことで、最上流の第一インペラ31とバランスピストン50との径方向Drの位置が規制される。
ピストンボルト孔56は、径方向Drにおいて軸線Oに対して外側に外れた位置でピストン軸部51を軸方向Daに貫通するように形成されている。ピストンボルト孔56は、第一ピストン面54から第二ピストン面55まで貫通している。ピストンボルト孔56は、第一ピストン面54及び第二ピストン面55に対して軸線Oを中心とする周方向Dcに複数(本実施形態では八箇所)形成されている。ピストンボルト孔56は、軸方向Daから見た際に、ボルト71の外形に対してわずかに大きい円形状に形成された孔である。本実施形態のピストンボルト孔56は、軸方向Daから見た際に、ボルト孔44と同じ位置及び同じ形状となるように形成されている。
受圧部52は、ピストン軸部51に対して径方向Drの外側に環状に突出している。受圧部52は、ピストン軸部51の外縁の一部から径方向Drの外側に向かって突出している。受圧部52の軸方向Daの長さは、ピストン軸部51の軸方向Daの長さよりも短い。受圧部52は、ピストン軸部51と一体に形成されて一つの部材として形成されている。受圧部52は、第一受圧面521と、第二受圧面522とを有している。
第一受圧面521は、軸方向Daの第一側Da1を向く平面である。第一受圧面521は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする環状に形成されている。
第二受圧面522は、軸方向Daの第二側Da2を向く平面である。第二受圧面522は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とする環状に形成されている。第二受圧面522は、径方向Drの位置が第一受圧面521と重なるように形成されている。
ピストン延長部53は、ピストン軸部51から軸方向Daの第一側Da1に向かって延びている。ピストン延長部53は、軸方向Daから見た際に、軸線Oを中心とし、ピストン軸部51よりも小さい円柱状に形成されている。つまり、ピストン延長部53は、軸方向Daから見た際に、第二ナット収容凹部541に囲まれるように、第二ナット収容凹部541に対して径方向Drの内側に形成されている。ピストン延長部53は、ピストン軸部51と一体に形成されて一つの部材として形成されている。ピストン延長部53の軸方向Daの第一側Da1の先端に径方向Drの外側に突出するスラストカラー531が形成されている。
カップリングハブ60は、蒸気タービンやモータ等の他の回転機械のロータ3に接続可能とされている。カップリングハブ60は、軸線Oを中心とする円柱状に形成されている。カップリングハブ60の軸方向Daの第二側Da2の端部には、径方向Drの外側に向かって突出するフランジが形成されている。カップリングハブ60は、第二インペラ32に着脱可能に固定されている。具体的には、カップリングハブ60には、軸線Oを中心としてカップリングハブ60を貫通するボルト挿通孔61が形成されている。カップリングハブ60は、ボルト挿通孔61に挿通された固定ボルト62を第二ディスク延長部49のネジ穴491に固定することで、第二ディスク延長部49に対して固定されている。
ボルト固定部70は、軸方向Daに並ぶ複数のインペラ30とバランスピストン50とをまとめて固定する。ボルト固定部70は、ボルト71と、一対のナット72とを有する。ボルト71は、スタッドボルトのように、頭部が無くネジ部のみで構成されている。ボルト71は、ボルト孔44及びピストンボルト孔56に挿通された状態で端部が、第一ナット収容凹部481及び第二ナット収容凹部541に達するような軸方向Daの長さを有している。ナット72は、第一ナット収容凹部481や第二ナット収容凹部541に収容可能な大きさで形成されている。一対のナット72は、ボルト71の両端にそれぞれ着脱可能とされている。
図1に示すように、シール部8は、ロータ3とケーシング2との間をシールしている。本実施形態のシール部8は、第一シール部81と、第二シール部82と、第三シール部83とを有している。
第一シール部81は、吸込側ヘッド231の内周面とピストン延長部53の外周面との間をシールしている。第一シール部81は、ドライガスシールである。第一シール部81は、吸込側ヘッド231及びピストン延長部53に対して着脱可能とされている。
第二シール部82は、吐出側ヘッド232の内周面と第二ディスク延長部49の外周面との間をシールしている。第二シール部82は、ドライガスシールである。第二シール部82は、吐出側ヘッド232及びピストン延長部53に対して着脱可能とされている。
第三シール部83は、吸込側ヘッド231の内周面と受圧部52の外周面との間をシールしている。第三シール部83は、ラビリンスシールである。第三シール部83は、第一シール部81に対して軸方向Daの第二側Da2に離れた位置に配置されている。第三シール部83は、吸込側ヘッド231に固定されている。
軸受部9は、ケーシング2に対して軸線Oを中心として回転可能にロータ3を支持している。本実施形態の軸受部9は、第一軸受部91と、第二軸受部92と、第三軸受部93とを有している。
第一軸受部91は、ピストン延長部53を回転可能に支持するジャーナル軸受である。第一軸受部91は、軸方向Daの第一側Da1のロータ3の端部に作用する径方向Drへの荷重を受けている。
第二軸受部92は、第二ディスク延長部49を回転可能に支持するジャーナル軸受である。第二軸受部92は、軸方向Daの第二側Da2のロータ3の端部に作用する径方向Drへの荷重を受けている。第二軸受部92は、円筒状の軸受ホルダー95の内部に取り付けられている。この軸受ホルダー95が、ボルト71等の着脱可能な固定手段を用いて吐出側ヘッド232に固定されている。また、軸受ホルダー95が吐出側ヘッド232から取り外されることで、第二シール部82が吐出側ヘッド232に対して外側に移動可能とされている。
第三軸受部93は、ピストン延長部53のスラストカラー531を回転可能に支持するスラスト軸受である。第三軸受部93は、ロータ3に作用する軸方向Daへの荷重を受けている。第三軸受部93は、第一軸受部91と共に、箱状の軸受カバー96の内部に取り付けられている。この軸受カバー96が、ボルト71等の着脱可能な固定手段を用いて吸込側ヘッド231に固定されている。
(作用効果)
上記構成のロータ3を備えた圧縮機1では、ロータ3の回転に伴う遠心力による荷重は径方向Drの内側に向かうにしたがって大きくなるうえに、インペラ30には圧縮しているガスによる軸方向Daへのスラスト力も生じる。本実施形態のロータ3では、一のインペラ30の第一嵌合部45と、隣接する他のインペラ30の第二嵌合部46とが重なる位置に形成されている。その結果、一のインペラ30の第一凸部451が、隣接する他のインペラ30の第二凹部462と嵌り合うとともに、一のインペラ30の第一凹部452が、隣接する他のインペラ30の第二凸部461と嵌り合う。つまり、第一凸部451及び第一凹部452と、第二凸部461及び第二凹部462によって、隣り合うインペラ30の周方向Dcの移動が互いに規制される。この状態で、第一嵌合部45及び第二嵌合部46を軸方向Daに貫通するボルト孔44に挿通されたボルト71によって、複数のインペラ30がまとめて固定されている。そのため、ボルト孔44の周辺に生じる径方向Drの外側及び軸方向Daに向かう荷重を第一嵌合部45及び第二嵌合部46のボルト孔44の周辺の面で安定して受けることができる。したがって、インペラ30同士でトルクが安定して伝達され、シャフトの無い状態でロータ3を高速回転させても、インペラ30同士がずれてしまうことを防ぐことができる。これらにより、ロータ3を安定して高速回転させつつ、遠心力による荷重に対するインペラ30の強度を向上させることができる。
また、インペラ30がディスク軸部41を有する中実の構造となっている。つまり、インペラ30は、シャフトの外周面に焼き嵌め等で固定される構造ではない。そのため、シャフトを挿通させるための大きな穴がインペラ30の中心には形成されていない。そして、中実のインペラ30である複数の第一インペラ31と第二インペラ32を軸方向Daに積層した状態で、さらにバランスピストン50を軸方向Daに積層させている。この積層された複数の第一インペラ31と第二インペラ32とバランスピストン50とに対して、ボルト孔44及びピストンボルト孔56に挿通された状態のボルト71の両端をナット72で締め付けて固定することでロータ3が形成されている。このようなロータ3を回転させた際には、インペラ30に大きな穴があいていないため、遠心力によって生じる荷重に対するインペラ30の強度を大きく向上させることができる。
また、軸方向Daに並ぶ第一インペラ31同士や、第一インペラ31と第二インペラ32とは、第一凸部451及び第一凹部452と第二凸部461及び第二凹部462とが互いに嵌り込むことで周方向Dcの位置が規制されている。このような第一凸部451及び第一凹部452との第二凸部461及び第二凹部462がそれぞれ複数あることで、第一凸部451及び第一凹部452と第二凸部461及び第二凹部462とが嵌ると、軸方向Daに並ぶ第一インペラ31同士や、第一インペラ31と第二インペラ32との径方向Drの位置も規制されることとなる。したがって、ボルト71で完全に位置を固定する前に、第一インペラ31同士の径方向Drの位置や第二インペラ32と第一インペラ31との径方向Drの位置を合わせることができる。その結果、複数のインペラ30を軸方向Daに積層させる際に、芯出しを容易に行うことができる。これにより、ロータ3を組み立てる際の作業性を向上させることができる。
また、ボルト孔44が形成された第一孔形成面453及び第二孔形成面463は、互いに対向している。そのため、ボルト孔44の周辺に大きな負荷がかかり、第一孔形成面453及び第二孔形成面463が仮に接触した場合であっても、第一孔形成面453及び第二孔形成面463によってボルト孔44周辺の面圧を確保することができる。その結果、ボルト孔44の周辺に生じる径方向Drの外側及び軸方向Daに向かう荷重を第一孔形成面453及び第二孔形成面463によって安定して受けることができる。
また、第一接続面455が、隣接する他のインペラ30の第二接続面465と接触している。つまり、第一凸部451及び第一凹部452と第二凸部461及び第二凹部462とは、第一接続面455と第二接続面465によって、周方向Dcに移動不能な状態となる。したがって、ボルト71で完全に位置を固定する前に、第一インペラ31同士の径方向Drの位置や第二インペラ32と第一インペラ31との径方向Drの位置をより正確に合わせることができる。その結果、複数のインペラ30を軸方向Daに積層させる際に、芯出しを高い精度で容易に行うことができる。これにより、ロータ3を組み立てる際の作業性を大きく向上させることができる。
また、複数の第一接続面455及び複数の第二接続面465は、他の面との接続線が直線状となるように、平面として形成されている。その結果、第一孔形成面453と第一離間面454とは平面である第一接続面455で接続される。同様に、第二孔形成面463と第二離間面464とは平面である第二接続面465で接続される。つまり、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462は、ハースカップリングのような形状で形成されることとなる。したがって、第一接続面455及び第二接続面465は、径方向Drから見た際に、軸線Oに向かって直線状をなすような平面として形成される。これにより、第一接続面455及び第二接続面465の加工が容易になり、インペラ30の製造時の作業性を向上させることができる。
また、ディスク4には、第一凸部451及び第一凹部452に対して径方向Drの内側で窪む第一中央凹部471と、第二凸部461及び第二凹部462に対して径方向Drの内側で窪む第二中央凹部472とが形成されている。そのため、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462に対して径方向Drの内側には、空間が形成される。そのため、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462を材料から削り出して作成する際に、ディスク4の内側の領域が工具と干渉してしまうことが抑えられる。これにより、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462の加工がより容易になり、インペラ30の製造時の作業性を向上させることができる。
<第二実施形態>
次に、本開示に係る圧縮機の第二実施形態について説明する。なお、以下に説明する第二実施形態においては、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。第二実施形態では、第一嵌合部及び第二嵌合部の形状が第一実施形態と異なっている。
具体的には、図8及び図9に示すように、第二実施形態では、第一接続面455A及び第二接続面465Aの形状が異なっている。図8に示すように、第二実施形態の第一接続面455Aは、軸方向Daから見た際に、第一孔形成面453との接続線及び第一離間面454との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成されている。つまり、第一接続面455Aは、軸方向Da及び周方向Dcを向く湾曲面である。第一接続面455Aは、軸方向Daから見た際に、径方向Drの中央付近で最も周方向Dcに突出するように湾曲した凸曲面である。
また、第一嵌合部45Aは、第一孔形成面453、湾曲した第一接続面455A、第一離間面454、湾曲した第一接続面455A、及び第一孔形成面453の順に周方向Dcに繰り返し並ぶことで、カービックカップリングのような形状で、第一凸部451及び第一凹部452が複数形成されている。
同様に、図9に示すように、第二接続面465Aは、軸方向Daから見た際に、第二孔形成面463との接続線及び第二離間面464との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成されている。つまり、第二接続面465Aは、軸方向Da及び周方向Dcを向く湾曲面である。第二接続面465Aは、軸方向Daから見た際に、径方向Drの中央付近で最も周方向Dcに窪むように湾曲した凹曲面である。
また、第二嵌合部46Aは、第二孔形成面463、湾曲した第二接続面465A、第二離間面464、湾曲した第二接続面465A、及び第二孔形成面463の順に周方向Dcに繰り返し並ぶことで、カービックカップリングのような形状で、第二凸部461及び第二凹部462が複数形成されている。
(作用効果)
上記構成によって、複数の第一接続面455A及び複数の第二接続面465Aは、他の面との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成されている。その結果、第一孔形成面453と第一離間面454とは湾曲面である第一接続面455Aで接続される。同様に、第二孔形成面463と第二離間面464とは湾曲面である第二接続面465Aで接続される。つまり、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462は、カービックカップリングのような形状で形成されることとなる。したがって、複数のインペラ30を軸方向Daに積層させる際に、芯出しを高い精度で容易に行うことができる。これにより、ロータ3を組み立てる際の作業性を大きく向上させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、ロータ3を備える回転機械は、圧縮機1に限定されるものではない。ロータ3を備える回転機械は、例えば、蒸気タービンであってもよい。
また、ロータ3が有するインペラ30の数は、実施形態のように四つであることに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。したがって、例えば、ロータ3が有するインペラ30の数は、五つ以上であってもよい。
また、第一嵌合部45が有する第一凸部451及び第一凹部452の数、及び第二嵌合部46が有する第二凸部461及び第二凹部462の数は、実施形態のように、それぞれ八つであること限定されるものではない。第一凸部451及び第一凹部452の数と第二凸部461及び第二凹部462の数は、それぞれ七つ以下であってもよく、九つ以上であってもよい。また、第一凸部451及び第一凹部452と第二凸部461及び第二凹部462とは、周方向Dcに均等に配置されていることに限定されるものではない。
また、ボルト孔44は、第一孔形成面453及び第二孔形成面463のみに形成されていることに限定されるものではない。ボルト孔44は、第一嵌合部45及び第二嵌合部46に対して形成されていればよい。したがって、ボルト孔44は、第一離間面454や第一接続面455や第二離間面464や第二接続面465にさらに形成されていてもよい。また、一つの第一孔形成面453や第二孔形成面463に対して一つのボルト孔44のみが形成されていることに限定されるものではない。一つの第一孔形成面453や第二孔形成面463に対して複数のボルト孔44が形成されていてもよい。
<付記>
実施形態に記載のロータ3及び圧縮機1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るロータ3は、軸線Oを中心に回転可能とされたロータ3であって、前記軸線Oを中心とする円盤状に形成されて中心が埋められた中軸構造を有するディスク4を有し、前記軸線Oの延びる軸方向Daに隣接された複数のインペラ30と、前記軸方向Daに並ぶ複数の前記インペラ30をまとめて固定する複数のボルト71を有するボルト固定部70と、を備え、前記ディスク4は、前記軸方向Daの第一側Da1を向く面から前記軸方向Daに突出する第一凸部451及び窪む第一凹部452を複数有する第一嵌合部45、45Aと、前記軸方向Daから見た際に前記第一嵌合部45、45Aと重なる位置に形成され、前記軸方向Daの第二側Da2を向く面から前記軸方向Daに突出する第二凸部461及び窪む第二凹部462を複数有する第二嵌合部46、46Aと、前記第一嵌合部45、45A及び前記第二嵌合部46、46Aを前記軸方向Daに貫通するように形成され、前記ボルト71が挿通される複数のボルト孔44と、を有し、前記第一凸部451及び前記第一凹部452は、前記軸方向Daから見た際に、前記軸線Oに対して外れた位置で、前記軸線Oを中心とする周方向Dcに互い違いに配置され、前記第二凸部461及び前記第二凹部462は、前記軸方向Daから見た際に、前記軸線Oに対して外れた位置で、前記周方向Dcに互い違いに配置され、前記第一凸部451は、隣接する他の前記インペラ30の前記第二凹部462に対して前記周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌り合い、前記第一凹部452は、隣接する他の前記インペラ30の前記第二凸部461に対して前記周方向Dcの移動を互いに規制した状態で嵌り合う。
これにより、第一凸部451及び第一凹部452と、第二凸部461及び第二凹部462によって、隣り合うインペラ30の周方向Dcの移動が互いに規制される。この状態で、第一嵌合部45、45A及び第二嵌合部46、46Aを軸方向Daに貫通するボルト孔44に挿通されたボルト71によって、複数のインペラ30がまとめて固定されている。そのため、ボルト孔44の周辺に生じる径方向Drの外側及び軸方向Daに向かう荷重を第一嵌合部45、45A及び第二嵌合部46、46Aのボルト孔44の周辺の面で安定して受けることができる。したがって、インペラ30同士でトルクが安定して伝達され、シャフトの無い状態でロータ3を高速回転させても、インペラ30同士がずれてしまうことを防ぐことができる。これらにより、ロータ3を安定して高速回転させつつ、遠心力による荷重に対するインペラ30の強度を向上させることができる。
(2)第2の態様に係るロータ3は、(1)のロータ3であって、前記第一嵌合部45、45Aは、前記ボルト孔44が形成される複数の第一孔形成面453と、前記軸方向Daから見た際に、前記第一孔形成面453に対して互い違いに並ぶように前記周方向Dcに離れて配置され、前記第一孔形成面453に対して前記軸方向Daにずれた位置に形成された複数の第一離間面454と、前記周方向Dcにおいて前記第一孔形成面453と前記第一離間面454と間に配置され、前記第一孔形成面453と前記第一離間面454と繋ぐ複数の第一接続面455、455Aとを有し、前記第二嵌合部46、46Aは、前記軸方向Daから見た際に、前記第一孔形成面453と重なる位置に配置され、前記ボルト孔44が形成される複数の第二孔形成面463と、前記軸方向Daから見た際に、前記第一離間面454と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面463に対して前記軸方向Daにずれた位置に形成された複数の第二離間面464と、前記軸方向Daから見た際に、前記第一接続面455と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面463と前記第二離間面464とを繋ぐ複数の第二接続面465、465Aとを有し、複数の前記第一孔形成面453と、隣接する他の前記インペラ30の複数の前記第二孔形成面463とは、互いに対向している。
これにより、ボルト孔44の周辺での面圧を第一孔形成面453及び第二孔形成面463によって確保することができる。その結果、ボルト孔44の周辺に生じる径方向Drの外側及び軸方向Daに向かう荷重を第一孔形成面453及び第二孔形成面463によって安定して受けることができる。
(3)第3の態様に係るロータ3は、(2)のロータ3であって、複数の前記第一接続面455、455Aは、隣接する他の前記インペラ30の複数の前記第二接続面465、465Aと少なくとも一部が接触する。
これにより、第一凸部451及び第一凹部452と第二凸部461及び第二凹部462とは、第一接続面455、455Aと第二接続面465、465Aによって、周方向Dcに移動不能な状態となる。したがって、ボルト71で完全に位置を固定する前に、第一インペラ31同士の径方向Drの位置や第二インペラ32と第一インペラ31との径方向Drの位置をより正確に合わせることができる。その結果、複数のインペラ30を軸方向Daに積層させる際に、芯出しを高い精度で容易に行うことができる。これにより、ロータ3を組み立てる際の作業性を大きく向上させることができる。
(4)第4の態様に係るロータ3は、(2)又は(3)のロータ3であって、複数の前記第一接続面455は、前記軸方向Daから見た際に、前記第一孔形成面453との接続線及び前記第一離間面454との接続線が直線状となるように、平面として形成され、複数の前記第二接続面465は、前記軸方向Daから見た際に、前記第二孔形成面463との接続線及び前記第二離間面464との接続線が直線状となるように、平面として形成されている。
これにより、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462は、ハースカップリングのような形状で形成されることとなる。したがって、第一接続面455及び第二接続面465は、径方向Drから見た際に、軸線Oに向かって直線状をなすような平面として形成される。これにより、第一接続面455及び第二接続面465の加工が容易になり、インペラ30の製造時の作業性を向上させることができる。
(5)第5の態様に係るロータ3は、(2)又は(3)のロータ3であって、複数の前記第一接続面455Aは、前記軸方向Daから見た際に、前記第一孔形成面453との接続線及び前記第一離間面454との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成され、複数の前記第二接続面465Aは、前記軸方向Daから見た際に、前記第二孔形成面463との接続線及び前記第二離間面464との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成されている。
これにより、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462は、カービックカップリングのような形状で形成されることとなる。したがって、複数のインペラ30を軸方向Daに積層させる際に、芯出しを高い精度で容易に行うことができる。これにより、ロータ3を組み立てる際の作業性を大きく向上させることができる。
(6)第6の態様に係るロータ3は、(1)から(5)の何れか一つのロータ3であって、前記ディスク4は、前記軸方向Daから見た際に、前記第一凸部451及び前記第一凹部452に対して前記軸線Oを基準とする径方向Drの内側の領域が、前記第一凹部452に対して前記軸方向Daに窪む第一中央凹部471と、前記軸方向Daから見た際に、前記第二凸部461及び前記第二凹部462に対して前記径方向Drの内側の領域が、前記第二凹部462に対して前記軸方向Daに窪む第二中央凹部472とを有する。
これにより、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462に対して径方向Drの内側には、空間が形成される。そのため、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462を材料から削り出して作成する際に、ディスク4の内側の領域が工具と干渉してしまうことが抑えられる。これにより、第一凸部451及び第一凹部452や第二凸部461及び第二凹部462の加工がより容易になり、インペラ30の製造時の作業性を向上させることができる。
(7)第7の態様に係る圧縮機1は、(1)から(6)の何れか一つのロータ3と、前記軸線Oを基準とする径方向Drの外側から前記ロータ3を覆うケーシング2と、を備える。
1…圧縮機
2…ケーシング
21…外部ケーシング
211…端板
212…挿通孔
22…ダイアフラム
221…吸込口
222…ケーシング流路
223…吐出口
23…ヘッド
231…吸込側ヘッド
232…吐出側ヘッド
3…ロータ
30…インペラ
31…第一インペラ
32…第二インペラ
4…ディスク
41…ディスク軸部
42…ディスク外周部
43…ディスク面
45、45A…第一嵌合部
451…第一凸部
452…第一凹部
453…第一孔形成面
454…第一離間面
455、455A…第一接続面
471…第一中央凹部
46、46A…第二嵌合部
461…第二凸部
462…第二凹部
463…第二孔形成面
464…第二離間面
465、465A…第二接続面
472…第二中央凹部
44…ボルト孔
34…ブレード
35…カバー
301…インペラ流路
41A…第一ディスク軸部
41B…第二ディスク軸部
431…第一ディスク面
432…第二ディスク面
48…第二ディスク軸部本体
481…第一ナット収容凹部
49…第二ディスク延長部
491…ネジ穴
50…バランスピストン
51…ピストン軸部
54…第一ピストン面
541…第二ナット収容凹部
55…第二ピストン面
551…ピストン嵌合部
56…ピストンボルト孔
52…受圧部
521…第一受圧面
522…第二受圧面
53…ピストン延長部
531…スラストカラー
60…カップリングハブ
61…ボルト挿通孔
62…固定ボルト
70…ボルト固定部
71…ボルト
72…ナット
8…シール部
81…第一シール部
82…第二シール部
83…第三シール部
9…軸受部
91…第一軸受部
92…第二軸受部
95…軸受ホルダー
93…第三軸受部
96…軸受カバー
100…バンドル
O…軸線
Da…軸方向
Da1…第一側
Da2…第二側
Dr…径方向
Dc…周方向

Claims (6)

  1. 軸線を中心に回転可能とされたロータであって、
    前記軸線を中心とする円盤状に形成されて中心が埋められた中軸構造を有するディスクを有し、前記軸線の延びる軸方向に隣接された複数のインペラと、
    前記軸方向に並ぶ複数の前記インペラをまとめて固定する複数のボルトを有するボルト固定部と、を備え、
    前記ディスクは、
    前記軸方向の第一側を向く面から前記軸方向に突出する第一凸部及び窪む第一凹部を複数有する第一嵌合部と、
    前記軸方向から見た際に前記第一嵌合部と重なる位置に形成され、前記軸方向の第二側を向く面から前記軸方向に突出する第二凸部及び窪む第二凹部を複数有する第二嵌合部と、
    前記第一嵌合部及び前記第二嵌合部を前記軸方向に貫通するように形成され、前記ボルトが挿通される複数のボルト孔と、を有し、
    前記第一凸部及び前記第一凹部は、前記軸方向から見た際に、前記軸線に対して外れた位置で、前記軸線を中心とする周方向に互い違いに配置され、
    前記第二凸部及び前記第二凹部は、前記軸方向から見た際に、前記軸線に対して外れた位置で、前記周方向に互い違いに配置され、
    前記第一凸部は、隣接する他の前記インペラの前記第二凹部に対して前記周方向の移動を互いに規制した状態で嵌り合い、
    前記第一凹部は、隣接する他の前記インペラの前記第二凸部に対して前記周方向の移動を互いに規制した状態で嵌り合い、
    前記第一嵌合部は、
    前記ボルト孔が形成される複数の第一孔形成面と、
    前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面に対して互い違いに並ぶように前記周方向に離れて配置され、前記第一孔形成面に対して前記軸方向にずれた位置に形成された複数の第一離間面と、
    前記周方向において前記第一孔形成面と前記第一離間面と間に配置され、前記第一孔形成面と前記第一離間面と繋ぐ複数の第一接続面とを有し、
    前記第二嵌合部は、
    前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面と重なる位置に配置され、前記ボルト孔が形成される複数の第二孔形成面と、
    前記軸方向から見た際に、前記第一離間面と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面に対して前記軸方向にずれた位置に形成された複数の第二離間面と、
    前記軸方向から見た際に、前記第一接続面と重なる位置に配置され、前記第二孔形成面と前記第二離間面とを繋ぐ複数の第二接続面とを有し、
    複数の前記第一孔形成面と、隣接する他の前記インペラの複数の前記第二孔形成面とは、互いに対向しているロータ。
  2. 複数の前記第一接続面は、隣接する他の前記インペラの複数の前記第二接続面と少なくとも一部が接触する請求項1に記載のロータ。
  3. 複数の前記第一接続面は、前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面との接続線及び前記第一離間面との接続線が直線状となるように、平面として形成され、
    複数の前記第二接続面は、前記軸方向から見た際に、前記第二孔形成面との接続線及び前記第二離間面との接続線が直線状となるように、平面として形成されている請求項1又は2に記載のロータ。
  4. 複数の前記第一接続面は、前記軸方向から見た際に、前記第一孔形成面との接続線及び前記第一離間面との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成され、
    複数の前記第二接続面は、前記軸方向から見た際に、前記第二孔形成面との接続線及び前記第二離間面との接続線が曲線状となるように、湾曲面として形成されている請求項1又は2に記載のロータ。
  5. 前記ディスクは、前記軸方向から見た際に、前記第一凸部及び前記第一凹部に対して前記軸線を基準とする径方向の内側の領域が、前記第一凹部に対して前記軸方向に窪む第一中央凹部と、前記軸方向から見た際に、前記第二凸部及び前記第二凹部に対して前記径方向の内側の領域が、前記第二凹部に対して前記軸方向に窪む第二中央凹部とを有する請求項1又は2に記載のロータ。
  6. 請求項1又は2に記載のロータと、
    前記軸線を基準とする径方向の外側から前記ロータを覆うケーシングと、を備える圧縮機。
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