JP7829852B2 - 支援システム - Google Patents
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Description
上記のシールド工法によるトンネルの施工に適用される測量技術として、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術がある。
本発明によれば、シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、を備え、前記解析手段は、前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングを構成する複数の前記セグメントのそれぞれに相当する点群を識別し、識別した前記セグメントに相当する点群のそれぞれを、個別の剛体平板として推定した平面モデルを生成し、生成した前記平面モデルのそれぞれについて、前記基準位置からの離間距離を表した分布図を生成し、前記セグメントリングの良否判定に関する解析結果として、生成した前記分布図を出力する、ことを特徴とする支援システムが提供される。
本発明によれば、シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、を備え、前記解析手段は、前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングの良否判定に用いる判定値を算出し、算出した前記判定値の分布図を生成し、生成した分布図を解析結果として出力する、ことを特徴とする支援システムが提供される。
また、解析者が、容易に解析結果を認識可能となる形式によって解析結果を出力することができる。
図1は、本発明に係る測量のアルゴリズムを示すフローチャートである。
測量ロボット100は、レーザースキャナ10を搭載しており、対象となるセグメントリングの内周面をスキャンして、その内周面に係る三次元点群を取得することができ、本発明に係る計測手段に相当する。
解析装置200は、測量ロボット100による計測によって取得された三次元点群を解析するコンピュータであり、本発明に係る解析手段に相当する。
なお、解析装置200は後述するステップS2~ステップS8の処理を実行するコンピュータの総称であり、必ずしも一の装置によって全ての処理が実行される必要はなく、複数の装置によって各処理の実行を分担してもよい。
図3は、測量ロボット100の構成図である。
測量ロボット100は、レーザースキャナ10と、昇降装置20と、アウトリガ30と、台車40と、を組み合わせた装置である。
昇降装置20は、伸縮することによって、レーザースキャナ10の位置を昇降させる。
アウトリガ30は、レーザースキャナ10の位置が高くなる(昇降装置20が伸長する)ことに伴って重心が高くなった際に、測量ロボット100の機体を安定させる機構である。また、アウトリガ30は、脚部の長さを調整自在に構成されており、仮に接地面が傾斜していても、測量ロボット100の機体を水平にすることができる。
台車40は、レーザースキャナ10、昇降装置20、アウトリガ30を搭載して移動するための車輪が付いた機構である。図3では、手押しによって走行する態様の台車を図示するが、遠隔操作によって走行する態様又は自律走行する態様の台車に代えてもよい。
上記のような要因のために、低い位置におけるレーザースキャナ10の計測は精度が低くなりがちである。
従って、高い位置(セグメントリングの中心位置の近傍)におけるレーザースキャナ10の計測は、比較的精度が高くなる。
ステップS2の処理によって、ステップS3以降に処理される点群を減らすことができ、解析装置200の処理負荷を低減することができる。
図4に図示されるとおり、本実施形態ではトンネルの延伸方向に隣接する5枚分のセグメントリングに相当する点群が切り出されている。また、切り出された点群は、組み立てられたセグメントリングの他に、施工現場に設置されている他の物体に係る点群も含まれている。
ステップS3において円筒モデルを抽出する処理には、トンネル内径の設計値が用いられる。具体的には、解析装置200は、トンネルの中心位置(すなわち、セグメントリングの中心位置)を基準位置とし、その基準位置から離間している距離が所定範囲(トンネル内径の設計値の±数センチの範囲)に収まる点群を、ステップS2において切り出した点群から抽出して、セグメントリングに相当する点群からなる円筒モデルを生成する。
なお、上記の処理は、セグメントリングの中心位置を基準位置としてもよいが、ステップS1における測定時においてレーザースキャナ10が存在した位置が、セグメントリングの中心位置と同一と見做せるほどに近しい場合には、レーザースキャナ10の存在位置を基準位置として扱ってもよい。
ステップS4において平面展開する処理は、平面展開する前の点群(すなわち、円筒モデルに相当する点群)の座標情報を、平面上の座標情報に変換する処理である。より具体的には、解析装置200は、円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換する。
このとき、円筒モデルに相当する点群に係る基準位置からの離間方向の座標が、後述する平面モデルの厚さ方向の座標に変換される点が本発明の実施において重要であり、ステップS4の処理は三次元の座標情報を有する点群を二次元に次元圧縮する処理ではない点に留意する必要がある。後述する目違いの寸法は、平面モデルの厚さ方向の寸法に相当するからである。
平面モデルは、剛体平板と見做された仮想的な三次元モデルであるため、点群を対象とする解析とは異なり、面としての解析(サーフェス解析)又は線としての解析(ライン解析)の対象にすることが可能である。
本実施形態に係る解析装置200が生成するマップは4種類あり、それぞれ図5及び図6に図示する。なお、ここで図示する各マップは、解析装置200によって出力される解析結果の出力形式の具体例に過ぎない。従って、本発明の実施において、解析装置200は上記図面に図示した全ての形式を必ずしも出力可能である必要はない。また、本発明の実施において、解析装置200は図示しない別の形式の解析結果を出力してもよい。
なお、同一のセグメントに対応する平面モデル内で、色の濃淡が生じているのは、淡い部分から濃い部分に向けて当該セグメントが傾いていることによるものである。
図6(b)に係るマップは、図6(a)に図示されたセグメント間に生じている目違いの寸法の分布を表している。
それぞれのマップは、色の濃淡で目開き又は目違いの寸法の大小を示し、濃いほど寸法が大きいことを示し、淡いほど寸法が小さいことを示している。
ただし、セグメントリングの良否判定に用いる判定値は、上記の例に限られず、例えば、各セグメントの基準位置からの離間距離を、セグメントリングの良否判定に用いてもよく、この変形例においては、図5(a)及び図5(b)に係るマップが、当該良否判定に用いる判定値の分布図であるものと言える。
シールド工法において、シールド機によって掘削されて形成された空洞内にセグメントリングを組み立ててトンネルが施工されることは上述したとおりである。ここで、セグメントリングを組み立てる際には、セグメント間には間隙と段差が生じる。
図7(a)に図示されるセグメント間に生じる間隙W1は、この技術分野において、継ぎ手部目開きと呼ばれる。実際の施工において、隣接するセグメントが完全に平行となることはないため、継ぎ手部目開き(間隙W1)の寸法は同じセグメント間であっても測定点によって変化する。
図7(b)は、図7(a)に図示した間隙W1付近におけるセグメントの断面を図示した模式図である。図7(b)に図示されるセグメント間に生じる段差W2は、この技術分野において、目違いと呼ばれる。継ぎ手部目開き(間隙W1)の寸法と同様に、実際の施工において、目違い(段差W2)の寸法は同じセグメント間であっても測定点によって変化する。
図7(b)は、継ぎ手部目開き(間隙W1)と目開き(間隙W3)の関係も図示している。同図に図示されているとおり、目開き(間隙W3)の寸法に対してセグメントと継ぎ手の形状で決まる寸法を足した値が、継ぎ手部目開き(間隙W1)の寸法に等しくなる。
図8に図示される右側の直線と左側の直線は、その測定点において隣接するセグメントに対応する平面モデルの表面(元はセグメントリングの内周面に相当する側の面)を表している。
図8に図示される網掛け部分は、縦軸が目違い(図7(b)に図示する段差W2に相当)の寸法を表しており、横軸が継ぎ手部目開き(図7(b)に図示する間隙W1に相当)の寸法を表している。
一方で、平面モデルの表面を基準にすると、継ぎ手部目開き及び目違いの寸法を明確に算出することができ、解析精度を向上させる。
また、本発明に係る解析装置200は、解析者が認識容易となる形式で、求めた解析結果を出力することができる。
本発明の実施は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、改良等が可能である。以上の説明で記載されていない変形例について、以下に列挙する。
本実施形態は、次のような技術思想を包含する。
(1)シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、を備え、前記解析手段は、前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングの良否判定に関する解析結果を出力する、ことを特徴とする支援システム。
(2)前記解析手段は、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングを構成する複数の前記セグメントのそれぞれに相当する点群を識別し、識別した前記セグメントに相当する点群のそれぞれについて、前記基準位置からの離間距離を表した分布図を生成し、生成した分布図を前記解析結果として出力する、(1)に記載の支援システム。
(3)前記解析手段は、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングを構成する複数の前記セグメントのそれぞれに相当する点群を識別し、識別した前記セグメントに相当する点群のそれぞれを、個別の剛体平板として推定した平面モデルを生成し、生成した前記平面モデルのそれぞれについて、前記基準位置からの離間距離を表した分布図を生成し、生成した分布図を前記解析結果として出力する、(1)又は(2)に記載の支援システム。
(4)前記解析手段は、前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングの良否判定に用いる判定値を算出し、算出した前記判定値の分布図を生成し、生成した分布図を前記解析結果として出力する、(1)から(3)のいずれか一つに記載の支援システム。
(5)前記判定値は、隣接する前記セグメント間における目開きの寸法又は目違いの寸法のうち少なくとも一方である、(4)に記載の支援システム。
200 解析装置
10 レーザースキャナ
20 昇降装置
30 アウトリガ
40 台車
Claims (4)
- シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、
前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、
前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、
を備え、
前記解析手段は、
前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、
前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、
前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングを構成する複数の前記セグメントのそれぞれに相当する点群を識別し、
識別した前記セグメントに相当する点群のそれぞれについて、前記基準位置からの離間距離を表した分布図を生成し、
前記セグメントリングの良否判定に関する解析結果として、生成した前記分布図を出力する、
ことを特徴とする支援システム。 - シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、
前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、
前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、
を備え、
前記解析手段は、
前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、
前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、
前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングを構成する複数の前記セグメントのそれぞれに相当する点群を識別し、
識別した前記セグメントに相当する点群のそれぞれを、個別の剛体平板として推定した平面モデルを生成し、
生成した前記平面モデルのそれぞれについて、前記基準位置からの離間距離を表した分布図を生成し、
前記セグメントリングの良否判定に関する解析結果として、生成した前記分布図を出力する、
ことを特徴とする支援システム。 - シールド機が掘削することによって形成された空洞内にセグメントを組み合わせてセグメントリングを構築してトンネルを延伸するシールド工法を支援する支援システムであって、
前記セグメントリングの内周面をスキャンして、前記内周面に係る三次元点群を取得する計測手段と、
前記計測手段によって取得された前記三次元点群を解析する解析手段と、
を備え、
前記解析手段は、
前記セグメントリングの中心位置又はスキャン時における前記計測手段の存在位置のいずれかである基準位置から離間している距離が所定範囲に収まる点群を前記三次元点群の中から抽出して、前記セグメントリングに相当する円筒モデルを生成し、
前記円筒モデルの周回方向、当該周回方向に対する垂直方向、及び前記基準位置からの離間方向のそれぞれを、三次元空間における三軸方向のそれぞれに変換することによって、前記円筒モデルを平面展開し、
前記円筒モデルを平面展開した点群を解析して、前記セグメントリングの良否判定に用いる判定値を算出し、
算出した前記判定値の分布図を生成し、
生成した分布図を解析結果として出力する、
ことを特徴とする支援システム。 - 前記判定値は、隣接する前記セグメント間における目開きの寸法又は目違いの寸法のうち少なくとも一方である、
請求項3に記載の支援システム。
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| JP2021181981A JP7829852B2 (ja) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | 支援システム |
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|---|---|---|---|
| JP2021181981A JP7829852B2 (ja) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | 支援システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023069830A JP2023069830A (ja) | 2023-05-18 |
| JP7829852B2 true JP7829852B2 (ja) | 2026-03-16 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2021181981A Active JP7829852B2 (ja) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | 支援システム |
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2021
- 2021-11-08 JP JP2021181981A patent/JP7829852B2/ja active Active
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