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JP7830280B2 - 突入電流抑制回路 - Google Patents
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JP7830280B2 - 突入電流抑制回路 - Google Patents

突入電流抑制回路

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JP7830280B2 JP2022152171A JP2022152171A JP7830280B2 JP 7830280 B2 JP7830280 B2 JP 7830280B2 JP 2022152171 A JP2022152171 A JP 2022152171A JP 2022152171 A JP2022152171 A JP 2022152171A JP 7830280 B2 JP7830280 B2 JP 7830280B2
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Description

本発明の実施形態は、突入電流抑制回路に関する。
従来、電力変換回路におけるスイッチング素子の一つとして、GaN-NチャネルMOSトランジスタと、PチャネルLDMOSトランジスタと、を直列接続した構成が知られている。
上記構成において、主回路電源の電圧を印加後、ゲートドライバやUVLO等の電源となる絶縁電源が起動するまでの間、GaN-NチャネルMOSトランジスタのオフ状態及びPチャネルLDMOSトランジスタのオフ状態を維持するために必要な回路の待機電力は、主回路電源から得るしかなかった。
したがって、必然的にGaN-NチャネルMOSトランジスタを通って容量チャージし、GaN-NチャネルMOSトランジスタのゲートと、PチャネルLDMOSトランジスタのドレインとの間に接続されたダイオードを通る電流が発生する。
この電流値によっては定格値の大きなダイオードを選択せざるを得ないため、端子間容量も大きくなるなどの回路特性に影響が出てくることとなっていた。
米国特許第10,715,131号明細書
そこで、特許文献1記載の技術ではGaN-NチャネルMOSトランジスタと、PチャネルLDMOSトランジスタ間で絶縁電源へ配線されるノードにトランジスタスイッチを設けて主回路電源起動時にはオフ状態で電流経路を遮断し、絶縁電源起動後にはオン状態でスイッチングには影響ないようにしている。
しかし、主回路電源起動時にトランジスタスイッチをオフ状態にしておくと完全に電流経路を遮断しているために、GaN-NチャネルMOSトランジスタのオフ状態及びPチャネルLDMOSトランジスタのオフ状態を維持するために必要な回路の待機電力を得ることができず、GaN-NチャネルMOSトランジスタおよびPチャネルLDMOSトランジスタはオン状態になり得る。
そのため、PチャネルLDMOSトランジスタにはゲート、ソース間に抵抗器を装荷してPチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制する構成をとっていた。
しかしながら、抵抗器の抵抗値によっては、回路特性に影響を与えたり、PチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制できない虞があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、突入電流を抑制することができるとともに、回路特性への影響を抑制できる突入電流抑制回路を提供することを目的としている。
実施形態の突入電流抑制回路は、ノーマリーオントランジスタと、前記ノーマリーオントランジスタと直列に接続されたノーマリーオフトランジスタと、前記ノーマリーオントランジスタを駆動する第1駆動回路と、前記ノーマリーオフトランジスタを駆動する第2駆動回路と、前記第1駆動回路の出力と前記ノーマリーオフトランジスタの出力端子との間に接続されたダイオードと、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路へ供給される電源電流の平滑化を行う第1電源平滑回路と、前記第1電源平滑回路を経由する電流経路の接続/遮断を切り替えるスイッチ回路と、を備える。
図1は、第1実施形態の電力変換回路の概要構成説明図である。 図2は、従来の回路構成の一例の説明図である。 図3は、第1実施形態の動作説明図である。 図4は、スイッチ回路の切替タイミングの説明図である。 図5は、第1実施形態の変形例の説明図である。 図6は、第1実施形態の第2変形例の説明図である。 図7は、第2実施形態の電力変換回路の概要構成図である。 図8は、第2実施形態の電力変換回路の要部構成説明図である。 図9は、第2実施形態の第2変形例の説明図である。
次に図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
まず、実施形態の目的について説明する。
電力変換回路におけるスイッチング素子の一つとして、GaN-NチャネルMOSトランジスタと、PチャネルLDMOSトランジスタと、を直列接続した構成において、主回路電源の電圧を印加後、ゲートドライバやUVLO等の電源となる絶縁電源が起動するまでの間、GaN-NチャネルMOSトランジスタのオフ状態及びPチャネルLDMOSトランジスタのオフ状態を維持するために必要な回路の待機電力は、主回路電源から得るしかない。
したがって、必然的にGaN-NチャネルMOSトランジスタを通って容量チャージし、GaN-NチャネルMOSトランジスタのゲートと、PチャネルLDMOSトランジスタのドレインとの間に接続されたダイオードを通る電流が発生することとなるが、この電流の値によっては定格値の大きなダイオードを選択せざるを得ないため、端子間容量も大きくなるなどの回路特性に影響が出てくることとなっていた。
そこで、特許文献1記載の技術ではGaN-NチャネルMOSトランジスタと、PチャネルLDMOSトランジスタ間で絶縁電源へ配線されるノードにトランジスタスイッチを設けて主回路電源起動時にはオフ状態で電流経路を遮断し、絶縁電源起動後にはオン状態でスイッチングには影響ないようにしていた。
しかし、主回路電源起動時にトランジスタスイッチをオフ状態にしておくと完全に電流経路を遮断することとなる。
このため、GaN-NチャネルMOSトランジスタのオフ状態及びPチャネルLDMOSトランジスタのオフ状態を維持するために必要な回路の待機電力を得ることができず、GaN-NチャネルMOSトランジスタおよびPチャネルLDMOSトランジスタはオン状態になり得る。
したがって、PチャネルLDMOSトランジスタにはゲート、ソース間に抵抗器を装荷してPチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制する構成をとっていた。
しかしながら、抵抗器の抵抗値によっては、回路特性に影響を与えたり、PチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制できない虞があった。
そこで、本実施形態は、突入電流を抑制することができるとともに、回路特性への影響を抑制できる突入電流抑制回路を提供することを目的としている。
以下、具体的に説明する。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の電力変換回路の概要構成説明図である。
第1実施形態の電力変換回路10は、図1に示すように、デジタルアイソレータ11、絶縁電源12、GaNトランジスタ13、PチャネルLDMOSトランジスタ14、ダイオード15、第1ゲートドライバ16、第2ゲートドライバ17、UVLO(Under Voltage Lock Out)回路18、第1コンデンサ19、第2コンデンサ20及びスイッチングトランジスタ21を備えている。
デジタルアイソレータ11は、デジタル信号を絶縁状態で、第1ゲートドライバ16の入力端子に出力する。
GaNトランジスタ13は、ノーマリーオントランジスタであり、ドレイン端子が直流電源の高電位側電源VDD1に接続され、ソース端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、ゲート端子が第1ゲートドライバ16の出力端子に接続されている。
PチャネルLDMOSトランジスタ14は、ノーマリーオフトランジスタであり、ソース端子がGaN-NチャネルMOSトランジスタに接続され、ドレイン端子が直流電源の低電位側電源VSS1に接続され、ゲート端子が第2ゲートドライバ17の出力端子に接続されている。
ダイオード15は、アノード端子がGaN-NチャネルMOSトランジスタのゲート端子に接続され、カソード端子がPチャネルLDMOSトランジスタ14のドレイン端子に接続されている。
第1ゲートドライバ16は、入力端子がデジタルアイソレータ11の出力端子に接続され、高電位側電源端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、低電位側電源端子が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されている。
さらに第1ゲートドライバ16は、正側出力端子TOPおよび負側出力端子TONを有し、正側出力端子TOPおよび負側出力端子TONが共通接続されて、GaNトランジスタ13のゲート端子に接続されている。
第2ゲートドライバ17は、出力端子がPチャネルLDMOSトランジスタ14のゲート端子に接続され、高電位側電源端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、低電位側電源端子が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されている。
UVLO回路18は、低電圧誤動作防止機能を有し、絶縁電源12の電圧(高電位側電源VDD、低電位側電源VSS)に基づいて第2ゲートドライバ17を制御する。
第1コンデンサ19は、一端が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続されている。
第2コンデンサ20は、一端が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、他端が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されており、容量は、第1コンデンサ19よりも小さく設定されている。
スイッチングトランジスタ21は、ドレイン端子が第1コンデンサ19の他端に接続され、ソース端子が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続され、ゲート端子は、電力変換回路10に接続されている。
上記構成において、第1ゲートドライバ16は、第1駆動回路として機能し、ICチップIC2として構成されている。
また、第2ゲートドライバ17及びUVLO回路18は、第2駆動回路として機能している。この場合において、第2ゲートドライバ17及びUVLO回路18は、ダイオード15と一体にICチップIC2として構成されている。
また、第1コンデンサ19は、第1電源平滑回路として機能している。
また、第2コンデンサ20は、第2電源平滑回路として機能している。
さらにGaNトランジスタ13、PチャネルLDMOSトランジスタ14及びICチップ(ダイオード15、第2ゲートドライバ17及びUVLO回路18を含む)は、基板SB上に実装されている。
ここで、実施形態の動作説明に先立ち、従来の問題点について説明する。
図2は、従来の回路構成の一例の説明図である。
主回路電源を投入した場合、直ちに絶縁電源12が立ち上がれるわけではなく、絶縁電源12が起動するまでの間は、絶縁電源12により動作する第1ゲートドライバ16、第2ゲートドライバ17、UVLO回路18等は、電源が供給されないので動作不能状態となっている。
このため、GaNトランジスタ13及びPチャネルLDMOSトランジスタ14のオフ状態を維持するための待機電力は、主回路電源(高電位側電源VDD1、低電位側電源VSS1)から得るしかない。
すなわち、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の経路で電流が流れることとなる。
これにより、GaNトランジスタ13を通って、第1コンデンサ19を充電してダイオード15を流れる瞬時値ピーク電流(突入電流)が発生することとなる。
したがって、この瞬時値ピーク電流の電流値によっては、ダイオード15として、定格値の大きなダイオード15を選択せざるを得ず、端子間容量も大きくなって回路特性に影響を与える虞があった。
これを回避するため、従来においては、GaN-NチャネルMOSトランジスタと、PチャネルLDMOSトランジスタ間で絶縁電源へ配線されるノードにトランジスタスイッチを設けて主回路電源起動時にはオフ状態で電流経路を遮断し、さらにPチャネルLDMOSトランジスタにはゲート、ソース間に抵抗器を装荷してPチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制する構成をとっていたが、抵抗器の抵抗値によっては、PチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制できるが、回路特性に影響があるなど、PチャネルLDMOSトランジスタがオン状態になるのを抑制できない虞があった。
次に第1実施形態の概要動作を説明する。
図3は、第1実施形態の動作説明図である。
本第1実施形態においては、主回路電源の投入前においては、スイッチングトランジスタ21のゲート端子は、“L”レベルとされ、オフ状態とされている。
したがって、主回路電源の高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→主回路電源の低電位側電源VSS1の経路が形成されることはない。
これと並行して、絶縁電源12の起動がなされる。
これにより絶縁電源12の起動の完了に十分な時間が経過した時点で、第1ゲートドライバ16及び第2ゲートドライバ17を介して、GaNトランジスタ13のゲート端子を“L”レベルとしてGaNトランジスタ13をオフ状態とし、PチャネルLDMOSトランジスタ14のゲート端子を“L”レベルとして、オン状態とする。
この場合において、第1コンデンサ19と比較し非常に小容量の第2コンデンサ20を介した電流経路やUVLO回路18のVDD-VSS間容量等を介した電流経路が形成されるが、第1コンデンサ19と比較して非常に小容量であるので、大電流が流れることはなく、ダイオード15を保護することが可能となり、安定した動作を行うことができる。
これに対し、特許文献1記載の技術では、全く電流経路がなくなるように遮断されているので動作が不安定となる。
図4は、スイッチ回路の切替タイミングの説明図である。
ところで、スイッチ回路(スイッチングトランジスタ21)への信号としては、突入電流を防いだ後にオン信号を入力する必要がある。
時刻t0において、主回路電源(高電位側電源VDD1、低電位側電源VSS1)を印加すると第1ゲートドライバ、第2ゲートドライバ等ドライバなどには、主回路電源の電圧を利用した電圧が生じ、この主回路電源の電圧推移期間(時刻t0~時刻t1)に突入電流が流れる。
この電圧推移期間(時刻t0~時刻t1)の経過後であれば、スイッチングトランジスタ(スイッチ回路)をオンさせることが可能である。
より詳細には、主回路電源の電圧が、ノーマリーオントランジスタであるGaNトランジスタの閾値電圧TR_Vth程度の電圧となっている期間(具体的には、例えば、スイッチ切替信号Aに対応する時刻t21)、あるいは、第1ゲートドライバ及び第2ゲートドライバの電源電圧である絶縁電源の電圧VPWとなっている期間(具体的には、例えば、スイッチ切替信号Bに対応する時刻t22)のいずれにおいても、スイッチングトランジスタ(スイッチ回路)をオンさせることが可能である。
なお、第1ゲートドライバにスイッチング信号を印加してスイッチング動作させるまでには容量が低インピーダンスで配線されているようにオン信号をスイッチングトランジスタ(スイッチ回路)へ印加しておく必要がある。
この場合において、第2ゲートドライバに対しては、UVLO回路18からは“H”レベルあるいは“L”レベルの直流電位を与え続けることでPチャネルLDMOSトランジスタ14をオン状態にしておき、第1ゲートドライバ16にスイッチング信号を印加してGaNトランジスタ13をオン/オフすることで電力変換回路を動作させている。
つづいて、スイッチングトランジスタ21のゲート端子は、“H”レベルとされる。
この結果、ダイオード15を流れる突入電流が発生することなく、主回路電源を投入することが可能となり、ダイオード15として通常動作時に十分な電流を流すことが可能な定格値を有するダイオード15を用いることができ、端子間容量の増加を抑制して、回路特性に影響を与えることもない。
[1.1]第1実施形態の第1変形例
図5は、第1実施形態の変形例の説明図である。
上記第1実施形態においては、スイッチングトランジスタ21を第1コンデンサ19と絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続していたが、第1実施形態の変形例においては、図5に示すように、スイッチングトランジスタ21Aを第1コンデンサ19と絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続している。
この結果、第1実施形態と同様に、主回路電源の投入時に、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の経路が形成されることはなく、絶縁電源12の起動の完了に十分な時間が経過した時点で、第1ゲートドライバ16及び第2ゲートドライバ17を介して、GaNトランジスタ13のゲート端子を“L”レベルとし、PチャネルLDMOSトランジスタ14のゲート端子を“L”レベルとして、オン状態とする。
つづいて、スイッチングトランジスタ21Aのゲート端子は、“L”レベルとされる。この結果、ダイオード15を流れる突入電流が発生することなく、主回路電源を投入することが可能となり、ダイオード15として通常動作時に十分な電流を流すことが可能な定格値を有するダイオード15を用いることができ、端子間容量の増加を抑制して、回路特性に影響を与えることもない。
[1.2]第1実施形態の第2変形例
図6は、第1実施形態の第2変形例の説明図である。
上記第1実施形態及び第1実施形態の第1変形例においては、第1コンデンサ19の一方の端子にスイッチングトランジスタ21を設けていたが、本第1実施形態の第2変形例は、第1コンデンサ19及び第2コンデンサ20の一方の端子を共通接続して当該接続点と絶縁電源12の低電位側電源VSSとの間にスイッチングトランジスタ21を設けている。
本第1実施形態の第2変形例によれば、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の第1電流流路に加えて、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第2コンデンサ20→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の第2電流流路についても、スイッチングトランジスタ21により遮断されることとなり、ダイオード15を流れる突入電流が発生することなく、さらに、第2経路を流れる突入電流も抑制を図ることができる。
[1.3]第1実施形態の第3変形例
以上の説明においては、スイッチングトランジスタ21のゲート端子は電力変換回路10に接続されているものとして説明したが、より詳細には、ICチップIC1あるいはICチップIC2に搭載された図示しないコントローラに接続され、制御信号をゲート端子へ入力して制御するようにすればよい。
あるいは、別の制御ICを設け、この制御ICのコントローラにゲート端子を接続して、制御信号を入力して制御するようにすればよい。
[2]第2実施形態
図7は、第2実施形態の電力変換回路の概要構成図である。
図7において、図1の第1実施形態と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。
第2実施形態の電力変換回路10Bは、図7に示すように、デジタルアイソレータ11、絶縁電源12、GaNトランジスタ13、PチャネルLDMOSトランジスタ14、ダイオード15、第1ゲートドライバ16、第2ゲートドライバ17、UVLO(Under Voltage Lock Out)回路18、第1コンデンサ19、第2コンデンサ20及び抵抗31を備えている。
デジタルアイソレータ11は、デジタル信号を絶縁状態で、第1ゲートドライバ16の入力端子に出力する。
GaNトランジスタ13は、ノーマリーオントランジスタであり、ドレイン端子が直流電源の高電位側電源VDD1に接続され、ソース端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、ゲート端子が第1ゲートドライバ16の出力端子に接続されている。
PチャネルLDMOSトランジスタ14は、ノーマリーオフトランジスタであり、ソース端子がGaN-NチャネルMOSトランジスタに接続され、ドレイン端子が直流電源の低電位側電源VSS1に接続され、ゲート端子が第2ゲートドライバ17の出力端子に接続されている。
ダイオード15は、アノード端子がGaN-NチャネルMOSトランジスタのゲート端子に接続され、カソード端子がPチャネルLDMOSトランジスタ14のドレイン端子に接続されている。
第1ゲートドライバ16は、入力端子がデジタルアイソレータ11の出力端子に接続され、高電位側電源端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、低電位側電源端子が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されている。
さらに第1ゲートドライバ16は、正側出力端子TOPおよび負側出力端子TONを有し、正側出力端子TOPおよび負側出力端子TONが共通接続されて、GaNトランジスタ13のゲート端子に接続されている。
第2ゲートドライバ17は、出力端子がPチャネルLDMOSトランジスタ14のゲート端子に接続され、高電位側電源端子が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、低電位側電源端子が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されている。
UVLO回路18は、低電圧誤動作防止機能を有し、絶縁電源12の電圧(高電位側電源VDD、低電位側電源VSS)に基づいて第2ゲートドライバ17を制御する。
第1コンデンサ19は、一端が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続されている。
第2コンデンサ20は、一端が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続され、他端が絶縁電源12の低電位側電源VSSに接続されており、容量は、第1コンデンサ19よりも小さく設定されている。
抵抗31は、一端が第1コンデンサ19の他端に接続され、他端が絶縁電源12の高電位側電源VDDに接続されている。
この場合において、抵抗31の抵抗値は、突入電流を抑制可能なできる限り低い値が設定されている。
図8は、第2実施形態の電力変換回路の要部構成説明図である。
これにより、主回路電源の投入時に、図8に矢印で示すように、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→抵抗31→第1コンデンサ19→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の電流流路を電流が流れる際に、当該電流流路を流れる電流、すなわち、突入電流を抑制することが可能となる。
この結果、本第2実施形態においても突入電流を抑制して、回路特性への影響を抑制することが可能となる。
[2.1]第2実施形態の第1変形例
上記第2実施形態においては、抵抗31は、第1コンデンサ19と、絶縁電源12の高電位側電源VDDとの間に接続されていたが、抵抗31を第1コンデンサ19と、絶縁電源12の低電位側電源VSSとの間に接続するように構成することができる。
これにより、主回路電源の投入時に、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→抵抗31→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の電流流路を電流が流れる際に、当該電流流路を流れる電流、すなわち、突入電流を抑制することが可能となる。
この結果、本第2実施形態の第1変形例においても突入電流を抑制して、回路特性への影響を抑制することが可能となる。
[2.2]第2実施形態の第2変形例
上記第2実施形態及び第2実施形態の第1変形例においては、抵抗31は、電源投入時ばかりで無く、通常動作状態においても接続されたままとなる。
したがって、回路特性への影響を抑制するためには、その選択範囲が限られ、ひいては、突入電流の抑制効果も制限が生じる。
そこで、本第2変形例においては、抵抗31と並列にスイッチングトランジスタ32を設ける構成を採っている。
図9は、第2実施形態の第2変形例の説明図である。
第2実施形態の電力変換回路10Bは、図9に示すように、GaNトランジスタ13、PチャネルLDMOSトランジスタ14、ダイオード15、第1ゲートドライバ16、第2ゲートドライバ17、第1コンデンサ19、第2コンデンサ20、抵抗31及びスイッチングトランジスタ32を備えている。
ここで、スイッチングトランジスタ32は、図9に示すように、抵抗31と並列に接続されている。
本第2実施形態の第2変形例においては、主回路電源の投入前においては、スイッチングトランジスタ32のゲート端子は、“L”レベルとされ、オフ状態とされている。
この結果、第2実施形態と同様に、主回路電源の投入時に、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→抵抗31→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の経路を電流が流れる際に、当該電流経路を流れる電流、すなわち、突入電流を抑制することが可能となる。
一方で、高電位側電源VDD1→GaNトランジスタ13のドレイン端子→GaNトランジスタ13のソース端子→第1コンデンサ19→スイッチングトランジスタ32→第1ゲートドライバ16の低電位側出力端子OUTN→ダイオード15のアノード端子→ダイオード15のカソード端子→低電位側電源VSS1の経路が形成されることはない。
したがって、絶縁電源12の起動の完了に十分な時間が経過した時点で、第1ゲートドライバ16及び第2ゲートドライバ17を介して、GaNトランジスタ13のゲート端子を“L”レベルとし、PチャネルLDMOSトランジスタ14のゲート端子を“L”レベルとして、オン状態とする。
これと並行して、スイッチングトランジスタ32のゲート端子は、“H”レベルとされる。この場合において、スイッチングトランジスタ32のオン抵抗値は、抵抗31の抵抗値と比較して十分に小さいので、実効的にスイッチングトランジスタ32のみを電流が流れることとなる。
したがって、主回路電源の投入時には、第2実施形態と同様に抵抗31によりダイオード15を流れる突入電流が発生することなく、主回路電源を投入することが可能となる。
さらに、第1ゲートドライバ16及び第2ゲートドライバ17に対して、絶縁電源から電力が供給された状態となると、抵抗値の非常に小さいスイッチングトランジスタ32が電流流路を構成することとなるので、回路特性に影響を与えることもない。
以上の説明は、抵抗31が第1コンデンサ19と絶縁電源12の低電位側電源VSSとの間に設けられている場合であったが、抵抗31が第1コンデンサ19と絶縁電源12の高電位側電源VDDとの間に設けられている場合であっても、抵抗31並列にスイッチングトランジスタ32を設けた場合であっても同様の効果を得ることができる。
上記第2実施形態の説明においては、電流制限部として抵抗の場合について述べたが、抵抗に代えて、インダクタ(例えば、コイル)を用いるようにすることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以上の説明においては、コンデンサ19(第1電源平滑回路)と低電位側電源VSSとの間にスイッチングトランジスタ32(スイッチング素子)及びスイッチングトランジスタ32(スイッチング素子)と並列に接続された抵抗素子31を備えた場合について説明した(図9参照)。
しかしながら、コンデンサ19(第1電源平滑回路)と高電位側電源VDDとの間に設けられたスイッチングトランジスタ(スイッチング素子:例えば、PチャネルMOSトランジスタ)と、スイッチングトランジスタ(スイッチング素子)と並列に接続された抵抗素子と、を備えるように構成することも可能である。
さらに、コンデンサ19(第1電源平滑回路)の低電位電源側の端子とコンデンサ20(第2電源平滑回路)の低電位側の端子とをスイッチング素子の高電位側で共通接続するように構成することも可能である。
10、10A1、10A2、10B 電力変換回路
11 デジタルアイソレータ
12 絶縁電源
13 GaNトランジスタ(ノーマリーオントランジスタ)
14 PチャネルLDMOSトランジスタ(ノーマリーオフトランジスタ)
15 ダイオード
16 第1ゲートドライバ(第1駆動回路)
17 第2ゲートドライバ(第2駆動回路)
18 UVLO回路
19 第1コンデンサ(第1電源平滑回路)
20 第2コンデンサ(第2電源平滑回路)
21 スイッチングトランジスタ
31 抵抗(電流制限部)
32 スイッチングトランジスタ(電流制限部)
OUTN 低電位側出力端子
TON 負側出力端子
TOP 正側出力端子
TR 閾値電圧
VSS1 低電位側電源
VDD1 高電位側電源
VDD 高電位側電源
VSS 低電位側電源

Claims (4)

  1. ノーマリーオントランジスタと、
    前記ノーマリーオントランジスタと直列に接続されたノーマリーオフトランジスタと、
    前記ノーマリーオントランジスタを駆動する第1駆動回路と、
    前記ノーマリーオフトランジスタを駆動する第2駆動回路と、
    前記第1駆動回路の出力と前記ノーマリーオフトランジスタの出力端子との間に接続されたダイオードと、
    前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路へ供給される電源電流の平滑化を行う第1電源平滑回路と、
    前記第1電源平滑回路を経由する電流経路の接続/遮断を切り替えるスイッチ回路と、
    前記第1電源平滑回路に対して並列に前記第1電源平滑回路の容量よりも小さい容量を有する第2電源平滑回路と、
    を備える突入電流抑制回路。
  2. 前記スイッチ回路は、前記第1電源平滑回路の高電位側あるいは低電位側のいずれか一方に接続されている、
    請求項1に記載の突入電流抑制回路。
  3. 前記第1電源平滑回路の高電位電源側の端子と前記第2電源平滑回路の高電位側の端子とを前記スイッチ回路の低電位側で共通接続した、
    請求項1に記載の突入電流抑制回路。
  4. 前記電流経路は、前記第1駆動回路及び前記ダイオードを含む、
    請求項1に記載の突入電流抑制回路。
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