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JP7831076B2 - 記録システム - Google Patents
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JP7831076B2 - 記録システム - Google Patents

記録システム

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Description

本発明は、液体を吐出可能な記録ヘッドを制御する記録システムに関する。
インク等の液体を記録ヘッドにより吐出して記録する記録装置やシステムにおいては、ある色空間で表現された入力データを、記録ヘッドが吐出可能なインクの色毎の吐出量に変換する色変換処理が行われる。
関連技術として、色変換部がカラーモードで用いる色変換テーブルであって、入力信号値RGBに対するCMYKの有色インクの打ち込み量を示すテーブルが開示されている(特許文献1の図24(a)参照)。
特開2013‐233713号公報
従来技術の色変換テーブルのように、CMYKを合わせた打ち込み量のピークに対応する入力信号値が、最暗部である入力信号=0からある程度離れていると、最暗部の近傍色に対応する打ち込み量が不足し易く、記録結果において、この近傍色の紙面の埋まりが悪く画質が低下し易いという課題があった。
記録システムは、媒体へ液体を吐出可能なノズルを複数有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを制御する制御部と、を含み、前記制御部は、入力データの色に対応する前記液体の総吐出量に基づいて前記記録ヘッドによる前記液体の吐出を制御し、前記入力データの色として、前記入力データの色空間における第1範囲に属する所定の色が入力された場合に、ピークの前記総吐出量を吐出する制御をし、ピークの前記総吐出量は、前記色空間の最暗部に対応する前記総吐出量よりも多く、前記第1範囲は、前記最暗部を0、前記色空間の最明部を1としたとき、前記最暗部を除く1/25.5以下の範囲である。
本実施形態のシステム構成を簡易的に示すブロック図。 媒体と記録ヘッドとの関係性を上方からの視点により簡易的に示す図。 記録制御処理を示すフローチャート。 本実施形態の色変換LUTの一部をRGB色空間において簡易的に示す図。 図5A、図5Bはそれぞれ比較例としての色変換LUTを示す図。 図6Aは比較例としての色変換LUTを示す図、図6Bは本実施形態の色変換LUTの一例を示す図。 格子点位置変更処理の一例を示すフローチャート。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置構成の概略説明:
図1は、本実施形態にかかる記録システム10の構成を簡易的に示している。記録システム10により記録方法が実行される。
記録システム10は、制御部11、表示部13、操作受付部14、記憶部15、通信IF16、搬送部17、キャリッジ18、記録ヘッド19等を備える。IFはインターフェイスの略である。制御部11は、プロセッサーとしてのCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有する一つ又は複数のICや、その他の不揮発性メモリー等を含んで構成される。
制御部11では、プロセッサーつまりCPU11aが、ROM11bや、その他のメモリー等に保存されたプログラム12に従った演算処理を、RAM11c等をワークエリアとして用いて実行することにより、記録データ生成部12a、記録制御部12b、モード受付部12c、位置受付部12d、位置変更部12eといった各種機能を実現する。プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC等のハードウェア回路により処理を行う構成としてもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成としてもよい。
表示部13は、視覚情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部13は、ディスプレイと、ディスプレイを駆動するための駆動回路と、を含む構成であってもよい。操作受付部14は、ユーザーによる入力を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部13の一機能として実現されるとしてもよい。表示部13および操作受付部14を含めて、記録システム10の操作パネルと呼んでもよい。
記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブや、その他のメモリーによる記憶手段である。制御部11が有するメモリーの一部を記憶部15と捉えてもよい。記憶部15を、制御部11の一部と捉えてもよい。
通信IF16は、記録システム10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部装置と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。外部装置とは、例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、スマートフォン、タブレット型端末等の通信装置である。
搬送部17は、制御部11による制御下で媒体30を所定の搬送方向に沿って搬送するための手段である。搬送部17は、例えば、回転して媒体30を搬送するローラーや、回転の動力源としてのモーター等を備える。また、搬送部17は、モーターで動くベルトやパレットに媒体30を搭載して媒体30を搬送する機構であってもよい。媒体30は、例えば用紙であるが、液体による記録の対象となり得る媒体であればよく、フィルムや生地等、紙以外の素材であってもよい。
キャリッジ18は、制御部11による制御下で、図示しないキャリッジモーターの動力により所定の主走査方向に沿って往復移動を行う移動手段である。主走査方向と搬送方向とは交差している。また、キャリッジ18は、記録ヘッド19を搭載している。
記録ヘッド19は、制御部11による制御下でインクジェット方式により液体を媒体30へ吐出して記録を行う手段である。液体とは主にインクであるが、記録ヘッド19はインク以外の液体を吐出することも可能である。キャリッジ18の移動と記録ヘッド19の移動とは同義である。キャリッジ18と記録ヘッド19とを区別せずにまとめて記録ヘッド19と解してもよい。
記録システム10は、複数台の装置や機器が互いに通信可能に接続することにより実現される。記録システム10は、例えば、制御部11の役割を担う情報処理装置と、搬送部17やキャリッジ18や記録ヘッド19を含んで前記情報処理装置による制御下で記録を実行するプリンターとを含む。この場合、情報処理装置を、記録制御装置や画像処理装置等として把握することができる。記憶部15は、情報処理装置またはプリンターの一部であってもよいし、情報処理装置とプリンターとのどちらの一部でもなく、情報処理装置やプリンターからアクセス可能な記憶装置であってもよい。同様に、表示部13や操作受付部14も、情報処理装置またはプリンターの一部であったり、情報処理装置またはプリンターに接続された周辺機器であったりする。
あるいは、記録システム10は、制御部11を含んだ一台のプリンターによって実現される構成であってもよい。記録システム10が一台の装置で実現される場合、これを記録装置10と呼ぶことができる。
図2は、媒体30と記録ヘッド19等との関係性を、上方からの視点により簡易的に示している。上述したように記録ヘッド19はキャリッジ18に搭載されており、キャリッジ18と共に、主走査方向D1に沿った一方側から他方側への移動である往路移動や、他方側から一方側への移動である復路移動をすることができる。記録ヘッド19は、インク等の液体を吐出するための複数のノズル20を有する。図2に示す白丸の1つ1つが、個々のノズル20である。ノズル20から吐出される液滴をドットと言う。
記録ヘッド19は、液体の種類毎のノズル群を有する。記録ヘッド19は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)といった複数色のインクを吐出可能である。記録ヘッド19は、CMYKインク以外にも、例えば、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)等といった各種インクや、コート液、反応液といった各種液体を吐出するものであってもよい。記録ヘッド19を、液体吐出ヘッド、印刷ヘッド、印字ヘッド、インクジェットヘッド等と呼んでもよい。
図2では、ごく簡単に4つのノズル群21C,21M,21Y,21Kを記載している。1種類の液体に対応するノズル群は、搬送方向D2におけるノズル20同士の間隔であるノズルピッチが一定或いはほぼ一定の複数のノズル20によって構成されている。主走査方向D1と搬送方向D2とは、直交或いはほぼ直交している。ノズル群21Cは、Cインクを吐出する複数のノズル20からなるノズル列である。同様に、ノズル群21Mは、Mインクを吐出する複数のノズル20からなるノズル列であり、ノズル群21Yは、Yインクを吐出する複数のノズル20からなるノズル列であり、ノズル群21Kは、Kインクを吐出する複数のノズル20からなるノズル列である。
図2では、同じノズル群を構成する複数のノズル20が並ぶノズル並び方向は搬送方向D2と平行であるが、記録ヘッド19の構成によっては、ノズル並び方向は搬送方向D2に対して斜めに交差していてもよい。搬送部17は、媒体30を搬送方向D2の上流から下流へ搬送する。搬送方向D2の上流、下流を、単に上流、下流とも言う。記録ヘッド19が有するノズル群21C,21M,21Y,21Kといった複数のノズル群は、主走査方向D1に沿って並んでおり、搬送方向D2において位置が同一である。
制御部11は、画像を表現する記録データに基づいて記録ヘッド19に媒体30へインクを吐出させる。知られているように、記録ヘッド19では、ノズル20毎に駆動素子が設けられており、記録データに応じて各ノズル20の駆動素子への駆動信号の印加が制御されることにより、各ノズル20がドットを吐出したりドットを吐出しなかったりして、記録データが表現する画像が媒体30に記録される。図2の構成を参照した場合、記録データは、画素毎かつCMYKインク毎にドット吐出またはドット非吐出を規定したデータである。ドット吐出をドットオン、ドット非吐出をドットオフとも言う。
キャリッジ18の移動に伴う記録ヘッド19による液体吐出をパスと呼んだり主走査と呼んだりする。キャリッジ18の往路移動によるパスを往路パスと呼び、キャリッジ18の復路移動によるパスを復路パスと呼ぶ。往路パスおよび復路パスの両方で行う記録が双方向記録であり、往路パスまたは復路パスのどちらか一方のみによる記録が単方向記録である。
制御部11は、このようなキャリッジ18および記録ヘッド19によるパスと、搬送部17による媒体30の所定距離の搬送である、いわゆる紙送りとを組み合わせることにより、記録データが表現する画像を媒体30に記録する。搬送部17による媒体30の搬送は、記録ヘッド19と媒体30との搬送方向D2における相対移動に該当し、これを副走査とも呼ぶ。
制御部11は、記録データに応じて、ノズル20の駆動素子へ印加する駆動信号の振幅や形状等を異ならせることにより、ノズル20が吐出するドットのサイズを異ならせることも可能である。ドットのサイズとは、ドット径であったり、1ドットあたりの体積であったりする。例えば、ノズル20は、大ドット、中ドット、小ドットと呼ばれる3種類のサイズのドットを吐出することができる。サイズの関係性は、小ドット<中ドット<大ドットが成り立つ。ノズル20が吐出可能なドットのサイズは、2種類であってもよいし、4種類以上であってもよい。従って、記録データが有するドットオンのデータは、いずれかのサイズのドットオンであることを示すデータであってもよい。
2.記録制御処理:
図3は、制御部11がプログラム12に従って実行する記録制御処理をフローチャートにより示している。
ステップS100では、制御部11は、画像を媒体30へ記録するための記録条件を取得する。本実施形態において、記録条件は記録モードを含む概念である。制御部11は、複数の記録モードを有し、そのうちの外部から指定された記録モードに応じた記録を実行することができる。記録モードとしては、例えば、相対的に高い画質を実現する「きれいモード」、きれいモードよりも画質を低く抑えて記録に要する時間を短くする「普通モード」、普通モードよりも更に画質を抑えて記録時間を短くした「急ぎモード」等がある。むろん、記録モードの名称や種類は限定されない。記録モード毎の画質や記録時間は、例えば、媒体30の一定面積あたりに実行するパス数、記録解像度、キャリッジ18の移動速度、搬送部17による媒体30の搬送速度等の、各種要素の違いに応じて異なっている。ユーザーは、記録条件を細かく指定しなくても、このような記録モードの名称から、記録モードを感覚的に選ぶことができる。
他にも、記録条件としては、例えば、媒体30の両面記録または片面記録、カラー記録またはモノクロ記録、縁有り記録または縁無し記録、媒体種別、媒体サイズ、等といった様々な条件がある。制御部11は、これら記録条件のうち指定された記録条件の組み合わせから、予め定めた規定に従い1つの記録モードを特定することもできる。制御部11は、記録条件を、例えば、操作受付部14や表示部13を通じて取得する。つまり、ユーザーは、表示部13に表示された不図示のUI画面に対する操作により、記録モードを含む記録条件を任意に指定し、制御部11は、指定された記録条件を取得する。UIは、ユーザーインターフェイスの略である。
ステップS110では、制御部11は、記録対象の画像を表現する画像データを取得する。制御部11は、例えば、ユーザーによる操作受付部14の操作を通じて指示された画像データを、記憶部15や、記録システム10内外のメモリーといった画像データの保存場所から取得する。あるいは、制御部11は、外部装置から送信された画像データを、通信IF16を介して受信し、取得する。
ステップS100,S110の実行順は、図3に示す通りでなくてもよく、ステップS110がステップS100より先であってもよいし、これらは同時或いはほぼ同時であってもよい。例えば、外部装置から記録システム10へ送信された記録実行指示に、記録条件を指定する情報および画像データが含まれており、そのような記録実行指示を制御部11が取得することにより、ステップS100,S110が完了するとしてもよい。
ステップS120では、制御部11の記録データ生成部12aは、ステップS110で取得した画像データに対して色変換処理を実行する。ステップS110で取得した画像データは「入力データ」に該当する。記録データ生成部12aは、必要に応じて画像データに対して解像度変換処理等を実行してもよい。記録データ生成部12aは、色変換処理により、画像データを構成する画素毎の色を、記録ヘッド19が使用する液体毎の吐出量を表す階調値へ変換する。この吐出量を、記録量、記録率、デューティー、打ち込み量等と呼んでもよい。
画像データが採用する色空間は特に限らないが、例えば、画像データは画素毎の色がレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)のRGB色空間における階調値で表現されているとする。また図2の例によれば、記録ヘッド19はCMYKインクを用いて記録可能である。この場合、記録データ生成部12aは、RGBとCMYKとの変換関係を規定した色変換LUT40を参照して、画像データの画素毎のRGBの階調値を、CMYKの階調値へ変換する。LUTは、ルックアップテーブルの略である。以下では、階調値は、0~255の256階調で表現されるものとして説明を続ける。色変換LUT40は、記憶部15に予め保存されている。画像データの画素の色について、色変換処理により得られたCMYKインクの階調値の和、つまりC+M+Y+Kが、当該色に対応する「総吐出量」である。従って、制御部11は、入力データの色に対応する液体の総吐出量を決定し、決定した総吐出量に基づいて記録ヘッド19による液体の吐出を制御する、つまり、入力データの色に対応する液体の総吐出量に基づいて記録ヘッド19による液体の吐出を制御すると言える。
ノズル20を用いたインクジェット方式の記録では、このような吐出量をそのまま記録に用いることはできない。そのため、ステップS130では、記録データ生成部12aは、色変換処理後の画像データに対してハーフトーン処理を実行し、画素毎かつCMYKインク毎にドットオンまたはドットオフを規定した記録データを生成する。ハーフトーン処理は、ディザ法や誤差拡散法等を用いて実行することができる。むろん、画素毎かつCMYKインク毎に、ドットオンまたはドットオフのみを決定する2値化ではなく、ドットオンを大ドット、中ドット、小ドットといったいずれかに決定するなど、多値化を行ってもよい。
ステップS140では、制御部11の記録制御部12bは、キャリッジ18、記録ヘッド19および搬送部17の制御を開始し、ステップS130を経て生成された記録データを記録ヘッド19へ転送して、記録ヘッド19に記録データに応じたドットの吐出をさせることにより、媒体30への記録を行う。むろん、この記録は、ステップS100で取得した、記録モードを含む記録条件に従って実行する。以上により、図3のフローチャートを終了する。
3.色変換LUTの特徴:
ステップS120の色変換処理に用いる色変換LUT40の特徴について説明する。
図4は、色変換LUT40の一部をRGB色空間において簡易的に示している。図4によれば、それぞれに0~255の階調範囲を有するR軸、G軸、B軸は互いに直交している。色変換LUT40は、RGB色空間において間隔を空けて隣り合う複数の格子点のそれぞれに対応させて吐出量としてのCMYK階調値を格納している。図4では、CMYK階調値は記載していない。
記録データ生成部12aは、画像データの画素のRGBが、色変換LUT40がCMYK階調値を格納する何れかの格子点に一致すれば、その格子点に格納されているCMYK階調値を当該画素の色変換結果として出力する。一方、画像データの画素のRGBが、色変換LUT40がCMYK階調値を格納する何れの格子点とも一致しなければ、当該画素のRGBの近傍の複数の格子点に格納されているCMYK階調値を参照した補間演算により、当該画素の色変換結果を出力する。補間演算は、バイリニア補間、バイキュービック補間等、公知の補間法を採用可能である。
色変換LUTが、それぞれが0~255の階調範囲を採るRGBの全ての組み合わせについて吐出量を有することは、LUT生成に要する処理負担やLUTの保存に要する記憶容量を考慮すると現実的ではない。このようなLUTは一般に、RGB各軸を例えば16分割して得られる均等な間隔の17個の階調値の、3軸の組み合わせである各格子点に対して、吐出量を有している。
このような従来の構成に対して、本実施形態の色変換LUT40は、色空間の最暗部の格子点に隣り合う格子点である「隣接格子点」に関しては、最暗部に近い所定の「第1範囲」に位置するようにしている。第1範囲は、最暗部を0、色空間の最明部を1としたとき、最暗部を除く1/25.5以下の範囲である。階調範囲は0~255であるから、第1範囲は、最暗部を除く階調値=10以下の範囲となる。仮に、階調範囲を512階調で表現する場合は、第1範囲は、最暗部を除く階調値=20以下の範囲となる。
図4によれば、黒丸で示す(R,G,B)=(0,0,0)の格子点が最暗部である。最暗部の色は黒と解してよい。また、1点鎖線で示す直線は、RGB色空間の最暗部と最明部とを結ぶグレー軸の一部である。最明部は(R,G,B)=(255,255,255)であり、色は白と解してよい。図4では判り易く、色変換LUT40における隣接格子点を白丸により示している。図4の例では、隣接格子点は、RGBの階調値が0または5である。つまり、(R,G,B)=(5,0,0),(0,5,0),(0,0,5),(5,5,0),(5,0,5),(0,5,5),(5,5,5)の7つの格子点が、隣接格子点である。これら隣接格子点は、全て第1範囲内に在る。図4では、最暗部からの距離が隣接格子点よりも遠い他の格子点は、記載を省略している。
図5Aは、本実施形態の色変換LUT40に対する比較例としての色変換LUT50を示し、図5Bは、同じく比較例としての色変換LUT51を示している。図6Aは、同じく比較例としての色変換LUT52を示している。
一方、図6Bは、本実施形態の色変換LUT40の例を示している。
図5A,5B,6A,6Bの見方は同じであるため、先ず、図5A,5B,6A,6B(以下、図5A等)の基本的な見方について説明する。図5A等では、横軸に入力データとしての画像データの階調値、縦軸に吐出量を示している。また、図5A等では、色変換LUTのグレー軸における入力と出力との対応関係を示している。上述したように、吐出量はCMYKの階調値であるが、図5A等では吐出量をパーセントで表示している。つまり、階調範囲0~255が、0%~100%に対応している。
また、図5A等では、黒丸がグレー軸における格子点に該当する。横軸方向における位置が同じ各黒丸は、同じ1つの格子点に対応する吐出量をそれぞれ示している。具体的には、2点鎖線で結んだ黒丸はKインクの吐出量を示し、破線で結んだ黒丸はK以外のCMYインクの吐出量の和を示し、実線で結んだ黒丸はCMYKインクの吐出量の和、つまり総吐出量を示している。図5A等によれば、横軸の階調値=0の格子点、つまり最暗部に対しては、Kインクの吐出量=100%が規定され、CMYインクの吐出量は0%が規定されている。
図5Aに示す色変換LUT50は、入力の階調範囲0~255に亘って格子点の間隔は均等あるいはほぼ均等であり、ごく一般的な色変換LUTである。
図5Bに示す色変換LUT51は、色変換LUT50と比較すると、入力の階調範囲のうち比較的暗い範囲で格子点の数が増えている。そのため、このような暗い範囲における色に対する吐出量の補間精度が向上する。しかしながら、格子点を増加させることにより、LUT生成に要する処理負担の増加や、LUT保存のための記憶容量の消費増という問題が生じる。また、色変換LUT50,51によれば、入力の一部の階調範囲で総吐出量が100%をやや超える程度であるため、画像の暗い部分で、媒体30へのインクの打ち込み量不足、つまり媒体面の埋まりが不十分になり易い。
図6Aに示す色変換LUT52は、格子点数は色変換LUT50と同じであり、かつ、格子点の間隔も色変換LUT50と同様に均等あるいはほぼ均等である。色変換LUT52では、最暗部の格子点に最も近い位置の格子点g1に関して、主にKインク以外のCMYインクの吐出量を増やすことにより、色変換LUT50,51と比べて格子点g1の総吐出量が大幅に増えている。これにより、画像の暗い部分でのインクの打ち込み量不足は、色変換LUT50,51と比べると解消される。
しかしながら、色変換LUT52においては、最暗部の格子点と格子点g1との距離が、他の格子点同士の距離と同じである。そのため、最暗部の近傍色に関する吐出量の補間精度が高いとは言えず、最暗部の近傍色による媒体面の埋まりがなおも不十分である。写真画像等においては、例えば、影や人物の髪の毛やその他の暗部は、上述の第1範囲に属するような、最暗部よりも若干明るい黒系色であることが多い。そのため、第1範囲に属する色に関する補間精度や媒体面の埋まりが、画質のために特に重要となる。第1範囲に属する色を、最暗部の近傍色と解してよい。図6A,6Bでは、第1範囲を、符号Aで示している。図6Aに示すように、色変換LUT52では、格子点g1の位置が第1範囲Aの外であるため、このような最暗部の近傍色に関する補間精度や媒体面の埋まりの問題が、解決できていない。
色変換LUT40は、このような色変換LUT50,51,52に関して説明した各課題を解決する。色変換LUT40によれば、最暗部の隣接格子点である格子点g1は、第1範囲A内に在る。色変換LUT40の格子点g1は、図4で説明した隣接格子点のうちの1つであり、具体例として、(R,G,B)=(5,5,5)の隣接格子点に該当すると解してよい。そして、格子点g1の総吐出量は、図6Bから明らかなように色変換LUT40が規定するピークの総吐出量であり、最暗部に対応する総吐出量よりも多い。図6Bによれば、格子点g1の総吐出量は、200%を超える量である。従って、制御部11は、入力データの色に対応する液体の総吐出量に基づいて記録ヘッド19による液体の吐出を制御し(ステップS120~S140)、ステップS120では、入力データの色として、入力データの色空間における第1範囲Aに属する所定の色が入力された場合に、ピークの総吐出量を決定する。つまり、入力データの色として、第1範囲Aに属する所定の色が入力された場合に、ステップS130,S140では、記録ヘッド19によりピークの総吐出量を吐出する制御を、することになる。図4や図6Bに示す、RGB色空間における格子点g1の色は、前記所定の色の具体例に該当する。
また、格子点g1が第1範囲A内に在るという特徴は、図6Bに示すように、最暗部の格子点と隣接格子点である格子点g1との間隔をD1、間隔D1以外の格子点同士の間隔をD2としたとき、D1<D2が成り立つという側面からも捉えることができる。つまり、格子点数は、色変換LUT40と色変換LUT52とで変わらない。このような色変換LUT40によれば、格子点を増加させずに、最暗部の近傍色に対応する吐出量を高精度に補間することができ、かつ、最暗部の近傍色の総吐出量を、記録結果において埋まり不足とならないような十分な量に決定することができる。
また、色変換LUT40によれば、R=G=B=0の最暗部の総吐出量は、K=100%、つまりK=255のみであるため、黒い文字や罫線に有彩色が混じることが無く、文字や罫線の黒さの品質を保つことができる。なお、図6Bは、RGB色空間のグレー軸に位置する各格子点に対応する吐出量を示すものであるが、色変換LUT40では、例えば、R軸、G軸、B軸それぞれにおける隣接格子点も、軸上の他の格子点と比較して総吐出量が最も多くなるようにCMYK階調値を有していると解してよい。
4.まとめ:
このように本実施形態によれば、記録システム10は、媒体30へ液体を吐出可能なノズル20を複数有する記録ヘッド19と、記録ヘッド19を制御する制御部11と、を含む。制御部11は、入力データの色に対応する液体の総吐出量に基づいて記録ヘッド19による液体の吐出を制御し、入力データの色として、入力データの色空間における第1範囲に属する所定の色が入力された場合に、ピークの総吐出量を吐出する制御をし、ピークの総吐出量は、前記色空間の最暗部に対応する総吐出量よりも多く、第1範囲は、前記最暗部を0、前記色空間の最明部を1としたとき、前記最暗部を除く1/25.5以下の範囲である。
前記構成によれば、制御部11は、第1範囲に属する所定の色に対応させて総吐出量のピークを設定したことにより、最暗部の近傍色である第1範囲の色に関して、記録結果における媒体面の埋まり不足を解消し、良好な画質の記録結果を提供することが可能となる。
また、本実施形態によれば、記録システム10は、前記色空間において間隔を空けて隣り合う複数の格子点のそれぞれに対応させて総吐出量を格納したLUTを有する。そして、制御部11は、LUTを参照して入力データの色に対応する総吐出量を吐出する制御をし、LUTは、前記最暗部の格子点に隣り合う格子点である隣接格子点を第1範囲に有し、前記最暗部の格子点と隣接格子点との間隔をD1、間隔D1以外の格子点同士の間隔をD2としたとき、D1<D2が成り立つ。
前記構成によれば、記憶容量の消費抑制のために、総吐出量の情報を限られた格子点に対応付けて有するLUTを用いる状況で、隣接格子点を第1範囲に有し、D1<D2とすることで、LUTのデータ量増加を招かずに、最暗部の近傍色に関する上述の埋まり不足解消を奏することができる。
ピークの総吐出量は、図6Bの例では200%を超える量であるが、このようなピークの総吐出量について、追加の説明をする。一例として、ピークの総吐出量は、前記所定の色による所定面積の画像の媒体30への記録結果において媒体30を視認させない量以上である。媒体30を視認させないとは、媒体30自体の色、例えば紙面の白色が見えないことを意味する。前記所定の色は、図6Bの格子点g1のRGBで表現される色である。また、所定面積の画像とは、例えば、カラーパッチであり、具体的には縦横6mm×6mmのカラーパッチである。
つまり、制御部11が、図6Bの格子点g1のRGBを有する画素の集合であるカラーパッチを表現した画像データを、色変換LUT40を参照した色変換処理を経て媒体30へ記録したとする。このとき、記録されたカラーパッチを目視で評価すると、カラーパッチの範囲内では、媒体30の色が視認できないほど十分に媒体表面がインクで被覆されている。
本実施形態によれば、このようにピークの総吐出量を設定することで、最暗部の近傍色を記録したとき、媒体30が視認できないほど十分に被覆された記録結果を得ることができる。
本実施形態は、システムや装置に限らず、システムや装置が実行する各工程を含む方法や、方法をプロセッサーに実行させるプログラム12といった、各種カテゴリーの発明を開示する。
5.変形例:
本実施形態に含まれる変形例を説明する。変形例によれば、記録システム10は、図1に示すように位置変更部12eや、モード受付部12c、位置受付部12dを有する。
色変換LUT40は、上述したように予め記憶部15に保存されていてもよいが、制御部11が、必要に応じて色変換LUT40を生成するとしてもよい。つまり、記録システム10では、位置変更部12eが、入力データの色空間における格子点の位置を変更可能であってもよい。例えば、記憶部15には、図6Aに示す色変換LUT52が予め保存されているとする。位置変更部12eは、色変換LUT52における、格子点g1を含む隣接格子点を、第1範囲内へ移動させることにより、色変換LUT52から色変換LUT40を生成する。
例えば、色変換LUT52において、格子点g1が(R,G,B)=(16,16,16)であるとき、位置変更部12eは、格子点g1を、グレー軸の(R,G,B)=(5,5,5)~(10,10,10)のいずれかの所定位置へ変更して、色変換LUT40とする。グレー軸においては、例えば、(R,G,B)=(1,1,1)~(10,10,10)が第1範囲である。
位置変更部12eは、格子点の位置を変更する場合に、色変換LUTにおいて格子点に対応付けて格納するCMYK階調値も併せて変更する。格子点g1であれば、CMYK階調値の総和は、例えば200%以上といったように、ピークの総吐出量としてある程度決まっているが、位置変更部12eは、そのような制約内でCMYK階調値の比率や総和を変更して、位置変更後の格子点g1のRGBの色に合わせたCMYK階調値に変更する。例えば、機器非依存色空間であるL*a*b*色空間において、位置変更後の格子点g1のRGBが対応する色と所定色差内で近似する色を実現するCMYK階調値を、位置変更後の格子点g1に対応付けて格納する。
このような構成によれば、制御部11は、ある色変換LUTに基づいて、本実施形態にかかる色変換LUT40を生成することができる。
図7は、制御部11がプログラム12に従って実行する格子点位置変更処理の一例を、フローチャートにより示している。制御部11は、図3のフローチャートの一部と並行して、あるいは図3のフローチャートとは別のタイミングで、図7のフローチャートを実行可能である。
ステップ200では、位置変更部12eは、隣接格子点の位置を変更する必要があるか否かを判定する。隣接格子点の位置を変更する必要が有れば“Yes”の判定からステップS210へ進み、一方、隣接格子点の位置を変更する必要が無ければ“No”の判定から、図7のフローチャートを終える。ただし、位置変更部12eは、ステップS200で“Yes”と判定するまで、ステップS200の判定を随時、繰り返してもよい。
ステップS200による判定の具体的方法は、主に以下の3通りである。
位置受付部12dは、隣接格子点の位置の指定を受け付け可能である。つまり、ユーザーは、操作受付部14を操作して隣接格子点の位置を任意に指定し、位置受付部12dは、この指定を受け付ける。ユーザーは、UI画面を通じて、隣接格子点の位置を、デフォルトの位置から、例えば5~10の階調値の何れかに指定することができる。デフォルトの位置は第1範囲外の位置であり、5~10の階調値は第1範囲内の位置である。
従って、位置変更部12eは、位置受付部12dが第1範囲内の位置の指定を受け付けた場合に、ステップS200で“Yes”と判定し、ステップS210へ進む。
そして、ステップS210では、位置変更部12eは、位置受付部12dが受け付けた指定にかかる位置に応じて、隣接格子点の位置を変更する。例えば、隣接格子点の位置が階調値=5に指定されていれば、隣接格子点の位置を、図4に示したようなRGB色空間における階調値=5に該当する位置へ変更する。隣接格子点の位置の第1範囲内への変更や、当該変更による色変換LUT40の生成は、既に説明した通りである。
ステップS220では、位置変更部12eは、ステップS210における位置変更により生成した色変換LUT40を、記憶部15へ保存して図7のフローチャートを終える。以降、記録データ生成部12aは、色変換LUT40を用いて図3のステップS120の色変換処理を実行することができる。
このような構成によれば、ユーザーの意思に応じて隣接格子点の位置を調整することができる。そのため、最暗部の近傍色の画質も、ユーザー所望の画質となる。
ユーザーの意思に応じた隣接格子点の位置の変更ではなく、位置変更部12eは、入力データに含まれている色であって最暗部を除いて最も暗い色に応じて、隣接格子点の位置を変更するとしてもよい。具体的には、図3のステップS110で画像データが取得されたことを契機として、位置変更部12eは、画像データに含まれている色の内、R=G=B=0である最暗部を除いて最も暗い色(以下、準最暗部)を特定する。そして、位置変更部12eは、準最暗部が第1範囲に入る色であれば、ステップS200で“Yes”と判定し、ステップS210へ進む。一方、準最暗部が第1範囲に入る色でなければ、色変換LUT52をそのまま使用すればよいため、ステップS200で“No”と判定する。
ステップS210では、位置変更部12eは、準最暗部に応じて隣接格子点の位置を変更する。例えば、準最暗部が、階調値=8を有する色であれば、格子点g1の位置を、RGB色空間におけるグレー軸の階調値=8に該当する位置へ変更する。格子点g1以外の隣接格子点の位置についても、それぞれ階調値=8に該当する第1範囲内の位置へ変更する。隣接格子点の位置の第1範囲内への変更や、当該変更による色変換LUT40の生成は、既に説明した通りである。
このような構成によれば、入力データの準最暗部に応じて隣接格子点の位置を調整することができる。そのため、入力データに応じて最暗部の近傍色の画質が最適化される。
あるいは、位置変更部12eは、指定にかかる記録モードに応じて隣接格子点の位置を変更するとしてもよい。モード受付部12cは、記録モードの指定を受け付け可能である。上述したように、ユーザーはUI画面を通じて記録モードを任意に指定可能であるから、モード受付部12cは、このような記録モードの指定を受け付ける。位置変更部12eは、モード受付部12cが受け付けた記録モードが、例えば上述の「きれいモード」のように相対的に高い画質を実現するための所定のモードであるとき、ステップS200で“Yes”と判定し、ステップS210へ進む。一方、モード受付部12cが受け付けた記録モードが前記所定のモードでなければ、ステップS200で“No”と判定する。隣接格子点の位置の第1範囲内への変更や、当該変更による色変換LUT40の生成は、既に説明した通りである。
このような構成によれば、記録モードに応じて隣接格子点の位置を調整することができるため、記録モードが実現しようとする画質が、記録結果において的確に実現される。
このような変形例において、複数の具体例を組み合わせることも可能である。
例えば、位置変更部12eは、指定された記録モードが、きれいモードのような所定のモードであり、かつ、ユーザーから隣接格子点の位置の指定を受けた場合に、ステップS200で“Yes”と判定してステップS210を実行するとしてもよい。あるいは、指定された記録モードが、きれいモードのような所定のモードであるか、または隣接格子点の位置の指定を受けた場合に、ステップS200で“Yes”と判定してステップS210を実行するとしてもよい。
また、位置変更部12eは、指定された記録モードが、きれいモードのような所定のモードであり、かつ、入力データの準最暗部が第1範囲に入る色である場合に、ステップS200で“Yes”と判定してステップS210を実行するとしてもよい。あるいは、指定された記録モードが、きれいモードのような所定のモードであるか、または入力データの準最暗部が第1範囲に入る色である場合に、ステップS200で“Yes”と判定してステップS210を実行するとしてもよい。
位置変更部12eは、上述のように、隣接格子点が第1範囲外に在る色変換LUTを基にして、隣接格子点の位置を第1範囲内へ変更して色変換LUTを生成するだけでなく、隣接格子点が第1範囲内に在る色変換LUTを基にして、さらに、ユーザーによる位置の指定や、画像の準最暗部の位置や、記録モードの種類に応じて、隣接格子点の位置を第1範囲内の別の位置へ変更して色変換LUTを再生成することも可能である。また、位置変更部12eは、隣接格子点の位置の変更に伴って、最暗部の格子点と隣接格子点とを除く他の格子点の位置を変更することも可能である。ただし、その場合であっても、間隔D1<間隔D2が保たれるように位置の変更を行う。
入力データの色空間はRGB色空間に限らず、CMYK色空間であってもよい。つまり、色変換処理は、CMYKからCMYKの吐出量へ変換する処理であったり、CMYKからCMYKLcLmの吐出量へ変換する処理であったりしてもよい。入力データの色空間がCMYK色空間であり、各色256階調で表現されるとする。この場合、色空間の最暗部はC=M=Y=K=255の格子点であり、最明部はC=M=Y=K=0の格子点であり、最暗部を0、最明部を1としたとき、最暗部を除く1/25.5以下の範囲を第1範囲とすればよい。
色変換処理は、複数の格子点について入力から出力への変換関係を定めたLUTではなく、例えば、入力から出力への変換法則を定めた関数を用いて実行してもよい。
キャリッジ18は、主走査方向D1に沿った往復移動に加えて、主走査方向D1に交差する搬送方向D2に沿った往復移動を実行可能であってもよい。つまり、静止中の媒体30の面と平行な面内をキャリッジ18が2次元的に移動することにより媒体30へ記録を行う構成であってもよい。また、記録システム10は、キャリッジ18を有さない構成であってもよい。つまり記録ヘッド19は、搬送部17による搬送経路上に静止しており、ノズル並び方向を、図2のように方向D2に向けるのではなく、方向D1に向けたいわゆるライン型のヘッドであり、記録ヘッド19下を通過する媒体30に対して液体を吐出して記録を行う構成であってもよい。
10…記録システム、11…制御部、12…プログラム、12a…記録データ生成部、12b…記録制御部、12c…モード受付部、12d…位置受付部、12e…位置変更部、13…表示部、14…操作受付部、15…記憶部、16…通信IF、17…搬送部、18…キャリッジ、19…記録ヘッド、20…ノズル、21C,21M,21Y,21K…ノズル群、30…媒体、40…色変換LUT、A…第1範囲

Claims (7)

  1. 媒体へ液体を吐出可能なノズルを複数有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを制御する制御部と、を含む記録システムであって、
    前記制御部は、
    入力データの色に対応する前記液体の総吐出量に基づいて前記記録ヘッドによる前記液体の吐出を制御し、
    前記入力データの色として、前記入力データの色空間における第1範囲に属する所定の色が入力された場合に、ピークの前記総吐出量を吐出する制御をし、
    ピークの前記総吐出量は、前記色空間の最暗部に対応する前記総吐出量よりも多く、
    前記第1範囲は、前記最暗部を0、前記色空間の最明部を1としたとき、前記最暗部を除く1/25.5以下の範囲である、ことを特徴とする記録システム。
  2. ピークの前記総吐出量は、前記所定の色による所定面積の画像の前記媒体への記録結果において前記媒体を視認させない量以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記色空間において間隔を空けて隣り合う複数の格子点のそれぞれに対応させて前記総吐出量を格納したルックアップテーブルを有し、
    前記制御部は、前記ルックアップテーブルを参照して前記入力データの色に対応する前記総吐出量を吐出する制御をし、
    前記ルックアップテーブルは、
    前記最暗部の前記格子点に隣り合う前記格子点である隣接格子点を前記第1範囲に有し、
    前記最暗部の前記格子点と前記隣接格子点との間隔をD1、間隔D1以外の前記格子点同士の間隔をD2としたとき、D1<D2が成り立つ、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録システム。
  4. 前記色空間における前記格子点の位置を変更可能な位置変更部を備える、ことを特徴とする請求項3に記載の記録システム。
  5. 前記隣接格子点の位置の指定を受け付け可能な位置受付部を備え、
    前記位置変更部は、前記位置受付部が受け付けた指定にかかる位置に応じて前記隣接格子点の位置を変更する、ことを特徴とする請求項4に記載の記録システム。
  6. 前記位置変更部は、前記入力データに含まれている色であって前記最暗部を除いて最も暗い色に応じて前記隣接格子点の位置を変更する、ことを特徴とする請求項4に記載の記録システム。
  7. 記録モードの指定を受け付け可能なモード受付部を備え、
    前記位置変更部は、前記モード受付部が受け付けた指定にかかる前記記録モードに応じて前記隣接格子点の位置を変更する、ことを特徴とする請求項4~請求項6のいずれかに記載の記録システム。
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