Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP7832812B2 - 補強筋継手ユニット - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP7832812B2 - 補強筋継手ユニット - Google Patents

補強筋継手ユニット

Info

Publication number
JP7832812B2
JP7832812B2 JP2022018397A JP2022018397A JP7832812B2 JP 7832812 B2 JP7832812 B2 JP 7832812B2 JP 2022018397 A JP2022018397 A JP 2022018397A JP 2022018397 A JP2022018397 A JP 2022018397A JP 7832812 B2 JP7832812 B2 JP 7832812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
pipe
grout
bar joint
reinforcing bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022018397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023115950A (ja
Inventor
孝一 蓮尾
慶太 河井
潤治 佐古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP2022018397A priority Critical patent/JP7832812B2/ja
Publication of JP2023115950A publication Critical patent/JP2023115950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7832812B2 publication Critical patent/JP7832812B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

開示は、グラウト充填式補強筋継手のための止栓及び、これを備えた補強筋継手ユニットに関する。
モルタル充填式鉄筋継手のモルタル排出口と連通する連通管(パイプ)の開口部を封止するために、開口部に嵌着される止栓が使用される。このような止栓として、栓体と、栓体を貫通する貫通孔と、モルタル圧を受けて貫通孔内で可動なピストン体とを備えたものが公知である(例えば、特許文献1)。ピストン体に形成された受圧体がモルタル圧を受けると、貫通孔内のピストン体が移動し、受圧体が栓体に押し付けられることによって貫通孔が塞がれる。
モルタル充填式鉄筋継手にモルタルを充填すると、モルタルは栓体の貫通孔に入って固化する。モルタルの充填の完了後、止栓をパイプから取り外して貫通孔内の固化モルタルを除去することは困難である。よって、止栓を再使用することは難しい。この問題を解決するために、排出孔(開口部)の内部と外部とを連通する切欠き部が外周面に設けられた止栓が提案されている(特許文献2)。特許文献2に記載の止栓では、切欠き部が止栓の外周面に設けられているため、硬化したグラウト材を容易に除去することができる。
特許第4870624号公報 特許第4657667号公報
特許文献2に記載の止栓では、グラウト材がパイプ内に充填されたか否かを確認することができない。そこで、グラウト材が確実に充填されたことを確認するために、グラウト材の充填後にグラウト材の充填圧力を上昇させることがある。しかしながら、充填圧力を上昇させると止栓がパイプから外れ易い。ここで、止栓の外れを防止するために、止栓を強く押し込むことが考えられる。ところが、止栓を押し込む力が強過ぎると、止栓の局所的な変形によって、切欠き部によってパイプと止栓の間に画定されるべき隙間がなくなり、空気が排出され難くなる虞がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、グラウト充填式補強筋継手のグラウト排出口に接続されたパイプ内にグラウト材が充填されたことを確認できるようにし、且つパイプに嵌着される止栓をパイプから外れ難くすることを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、グラウト充填式補強筋継手のための止栓(1、101、201)であって、円錐台形状を有する本体部(20)と、前記本体部の外周面に設けられた雄ねじ(22、122、222)と、前記本体部の前記外周面に軸線方向に沿って設けられた溝(24)とを有する。
この態様によれば、溝に棒状部材を配置し、棒状部材をパイプの内部に突出させることにより、パイプ内にグラウト材が充填されたか否かを確認することができる。また、雄ねじの山部がパイプの内側に食い込む。よって、グラウト材の充填圧力を上昇させたときに、止栓がパイプから外れ難い。なお、パイプ内の空気は止栓の溝又は雄ねじの谷部を通って外部に排出される。
また、上記の態様において、当該止栓は樹脂から形成されているとよい。この態様によれば、グラウト材の硬化後に止栓をパイプから取り外したときに、止栓に付着しているグラウト材を止栓から容易に除去することができる。よって、止栓を再使用することが容易である。
また、上記の態様において、当該止栓が前記本体部の後端(20a)に設けられた係合部(21)を更に有するとよい。この態様によれば、止栓を嵌脱するとき、係合部に係合させたスパナなどの工具を用いて止栓を回転させることができる。よって、止栓の嵌脱が容易である。
また、上記係合部を有する態様において、前記係合部は、前記本体部の前記後端から突出し、非円形の外側面を有する突部であるとよい。この態様によれば、止栓を嵌脱するとき、作業者はトルク伝達しやすい態様で係合部を把持して、止栓を回転させることができる。よって、工具を用いずに止栓を嵌脱することも可能である。
また、上記の態様において、前記雄ねじ(22、122)がテーパねじであるとよい。この態様によれば、ねじ山の高さは、雄ねじの前端から後端にかけて一定であり、軸線20X方向のどの位置においてもねじ山が尖っている。よって、止栓及びパイプの寸法に公差の範囲のばらつきや、変形によるばらつき、或いは付着物によるばらつきなどがあっても、尖ったねじ山をパイプの内面に食い込ませ、止栓をパイプに確実に嵌着させることができる。
また、上記の態様において、前記雄ねじ(222)が平行ねじであるとよい。この態様によれば、雄ねじのねじ切り加工が容易である。よって、止栓の製造コストを削減することができる。
また、上記の態様において、前記雄ねじ(122)が2条ねじであるとよい。この態様によれば、雄ねじが1条ねじである場合に比べて、少ない回転で止栓をパイプに嵌着することができる。よって、止栓の嵌着に要する時間を短縮することができる。また、止栓がパイプに嵌着された状態において、ねじ溝が周方向の2か所でパイプ内に連通するため、グラウト注入時にパイプ内に空気が残ることをより確実に防止することができる。
また、上記課題を解決するために本発明の他の態様は、補強筋継手ユニット(18)であって、グラウト排出口(15)を有するグラウト充填式の補強筋継手(10)と、前記グラウト排出口に接続されるパイプ(16)と、前記パイプに嵌着される止栓(1、101、201)とを備え、前記止栓が、円錐台形状を有する本体部(20)と、前記本体部の外周面に設けられた雄ねじ(22、122、222)と、前記本体部の前記外周面に軸線方向に沿って設けられた溝(24)とを有する。
この態様によれば、溝に棒状部材を配置し、棒状部材をパイプの内部に突出させることにより、パイプ内にグラウト材が充填されたか否かを確認することができる。また、雄ねじの山部がパイプの内側に食い込む。よって、グラウト材の充填圧力を上昇させたときに、止栓がパイプから外れ難い。なお、パイプ内の空気は止栓の溝又は雄ねじの谷部を通って排出される。
また、上記態様の補強筋継手ユニットにおいて、前記止栓の材料の硬さは、前記パイプの材料と同一か、又は前記パイプの材料よりも硬いとよい。この態様によれば、止栓をパイプの他端に嵌着させると、止栓の雄ねじのねじ山がパイプの内側に食い込み易い。よって、グラウト材の充填圧力を上昇させたときに止栓がより外れ難い。
また、上記態様の補強筋継手ユニットにおいて、前記本体部の前端(20b)における前記雄ねじの山径(D1)は、前記パイプの内径(D2)よりも小さいとよい。この態様によれば、止栓をパイプ内へ挿入することが容易である。
また、上記態様の補強筋継手ユニットにおいて、前記本体部から前記パイプの内部に突出するように前記溝に配置された棒状部材(25)を更に備えるとよい。
この態様によれば、グラウト材がパイプの内部に充填される際に、棒状部材がグラウト材によって押されてパイプから突出することで、グラウト材の充填を確認することができる。よって、棒状部材を溝に差し込んで充填材の有無を確認する作業が不要である。
また、上記態様の補強筋継手ユニットにおいて、前記パイプの内部に位置する前記棒状部材の部分に、前記棒状部材よりも大きな径を有する大径部(26)が設けられているとよい。
この態様によれば、棒状部材がグラウト材によって押されてパイプから突出したときに、溝が大経部によって閉鎖される。これにより、溝からのグラウト材の漏洩を防止することができる。
また、上記態様の補強筋継手ユニットにおいて、前記棒状部材は、前記補強筋継手に所定の充填圧力をもって充填されるグラウト材の前記溝からの漏洩を阻止する断面積を有するとよい。
この態様によれば、グラウト材がパイプ内に充填されるまでは空気が溝及び雄ねじの谷部から排出され、グラウト材がパイプ内に充填された後はグラウト材の溝からの漏洩が棒状部材によって阻止される。
以上の構成によれば、グラウト充填式補強筋継手のグラウト排出口に接続されたパイプ内にグラウト材が充填されたことを確認できるようにし、且つパイプに嵌着される止栓をパイプから外れ難くすることができる。
本発明の止栓が適用される柱部材の断面図 第1実施形態に係る止栓の斜視図 第1実施形態に係る止栓がパイプに嵌着している状態を示す断面図 第1実施形態に係る補強筋継手ユニットのグラウト充填前の断面図 第1実施形態におけるグラウト充填時の棒状部材の動作説明図 第2実施形態におけるグラウト充填時の棒状部材の動作説明図 第3実施形態におけるグラウト充填作業の説明図 第4実施形態に係る止栓の側面図 第5実施形態に係る止栓の側面図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の止栓1が適用される柱部材2の断面図であり、グラウト材充填開始前の状態を示している。図1に示すように、柱部材2は、プレキャストコンクリート製の下側柱部材3と上側柱部材4とを含む。下側柱部材3と上側柱部材4とは、互いの間に所定の間隔の目地5を保って配置される。柱部材2の外周には目地5を塞ぐように型枠6が組み立てられる。
下側柱部材3の上端部には、上下方向に延在する複数の下柱主筋7が、その上端が突出するように埋設されている。上側柱部材4には、上下方向に延在する複数の上柱主筋8が埋設されている。下柱主筋7及び上柱主筋8は、丸鋼の如く図示されているが、異形棒鋼である。上柱主筋8の下端部には、上側柱部材4の下面9に下端を露出させるように埋設されたスリーブ継手10が取り付けられている。
スリーブ継手10は、上下方向に延在する筒形状をなし、上柱主筋8と下柱主筋7とを機械的に接続する機械式鉄筋継手である。スリーブ継手10の下端は上側柱部材4の下面9に開口11を形成しており、このスリーブ継手10の下端の開口11には対応する下柱主筋7の上端部が挿入されている。スリーブ継手10の上端には上柱主筋8の下端部を挿通させる程度の寸法の開口12が設けられている。この開口12から挿入された上柱主筋8の下端部は、スリーブ継手10の上下方向中間に位置しており、上側柱部材4が下側柱部材3上の所定位置に配置されたときに下柱主筋7の上端部に対して若干の隙間13を空けて対峙する。スリーブ継手10の上端近傍の外周面には、径方向外向きに突出する筒部14が設けられている。筒部14は、グラウト排出口15を画定している。
上側柱部材4には、更に、スリーブ継手10のグラウト排出口15に接続されたパイプ16が埋設されている。パイプ16は、例えばポリ塩化ビニルなどの樹脂によって形成されている。パイプ16の一端16aは筒部14の内側に挿入されて筒部14に固定されている。パイプ16の他端16bは上側柱部材4の側面17に露出している。このパイプ16はスリーブ継手10にグラウト材を充填したときにスリーブ継手10内の空気の排出通路になる。典型的には、パイプ16からのグラウト材の排出が確認されると、スリーブ継手10に対するグラウト充填が完了したものと見做される。本実施形態では、グラウト充填作業の開始前に、すべてのパイプ16の他端16bに、上側柱部材4の外側から止栓1が嵌着されている。止栓1が有する空気抜き構造及び嵌着構造は後に詳説する。
下側柱部材3と上側柱部材4とを接合するときには、型枠6に設けられた図示しないグラウト注入口から下側柱部材3と上側柱部材4との間の目地5にグラウト材が注入される。注入されたグラウト材は、目地5を通って各スリーブ継手10の下端の開口11からスリーブ継手10内に充填される。グラウト材がスリーブ継手10の内部を上昇すると、スリーブ継手10内の空気はグラウト排出口15からパイプ16を通って外部へ排出される。グラウト材は、空気を押し出しつつグラウト排出口15から排出され、パイプ16の一端16aから他端16bまで充填される。このようにして目地5、スリーブ継手10内及びパイプ16内に充填されたグラウト材が硬化することによって、下側柱部材3と上側柱部材4とが接合される。すなわち、スリーブ継手10はグラウト充填式鉄筋継手である。また、これらのスリーブ継手10、パイプ16及び止栓1によって、スリーブ継手ユニット18、すなわち鉄筋継手ユニットが構成される。
図2に示すように、止栓1は、軸線20Xを有する円錐台形状を有する本体部20と、本体部20の後部に設けられ、工具を係合させるための係合部21とを有する。なお、本体部20の軸線20X方向のうちパイプ16に対する挿入方向を前と定義する。本体部20の外周面には、雄ねじ22が設けられている。また本体部20の外周面には、軸線20X方向に延びる溝24が形成されている。止栓1は樹脂から形成されているとよく、止栓1の材料の硬さは、図1に示すパイプ16の材料と同一か、又はパイプ16の材料よりも硬い。具体的には、止栓1の材料のロックウェル硬さは、Mスケール(HRM)又はRスケール(HRR)で測定したときに、図1に示すパイプ16の材料(例えば、ポリ塩化ビニル)と同一か、又はパイプ16の材料よりも硬い。止栓1の材料は、例えばポリプロピレン、メタクリル樹脂などであるとよい。
本実施形態では、雄ねじ22は、止栓1の挿入方向(前方)に向けて縮径した1条テーパ雄ねじである。また、雄ねじ22は三角ねじである。雄ねじ22及び本体部20は、全体として円錐台形状をなしている。
係合部21は、止栓1を回転させるための工具(例えば、スパナ)と係合可能な任意の形状を有している。本実施形態では、係合部21は略直方体をなして本体部20の後端20aから突出するように形成された突部である。すなわち、止栓1の後端部の外側面がトルク伝達容易な非円形の形状とされている。他の実施形態では、係合部21は本体部20の後端20aに凹陥するように形成されてもよい。
溝24は、本体部20の後端20aから前端20bまで延びており、一定の深さに形成されている。溝24の深さは図示例では雄ねじ22の山の高さと略同一とされている。すなわち、溝24の底が雄ねじ22の谷(谷の底)に整合している。他の例では、溝24の深さは雄ねじ22の山の高さよりも小さくてもよく、大きくてもよい。或いは、溝24は、本体部20の軸線20X方向に沿って深さが変化するように形成されてもよい。
図示の例では、溝24は、本体部20の外周面の1か所に形成されている。他の実施形態では、本体部20の外周面の周方向に離間した複数の個所に複数の溝24が形成されてもよい。この溝24には、図1に示されるように、棒状部材25が配置される。棒状部材25については後に説明する。また、図示の例では、溝24は円弧断面形状とされている。他の例では、溝24はV字断面形状とされてもよい。
図3は、本実施形態に係る止栓1がパイプ16に嵌着している状態を示す断面図である。図3に示すように、止栓1の本体部20の前端20bにおける雄ねじ22の山径D1は、パイプ16の内径D2よりも小さい(D1<D2)。また、止栓1の本体部20の後端20aにおける雄ねじ22の山径D3は、パイプ16の内径D2よりも大きい(D3>D2)。
以下、図1~図3を参照して、この止栓1を用いたグラウト充填作業について説明する。止栓1は、グラウト材の充填に先立って、すべてのスリーブ継手10に対してパイプ16の他端16bに嵌着される。止栓1をパイプ16に嵌着する際、作業者は、溝24に棒状部材25を配置した状態で本体部20を前に向けて(上側柱部材4に向けて)止栓1をパイプ16内に挿入する。上記のように止栓1の本体部20の前端20bにおける雄ねじ22の山径D1がパイプ16の内径D2よりも小さいため、作業者は止栓1の本体部20を容易にパイプ16内へ挿入することができる。
続いて作業者は、係合部21を把持して、或いは工具を止栓1の係合部21に係合させて、止栓1を時計回りに回転させる。これにより、本体部20の外周に形成された雄ねじ22がパイプ16の内面に食い込みながら止栓1がパイプ16内に進入し、パイプ16に嵌着する。この際作業者は、止栓1を回転させるのに必要なトルクが所定値になるまで、或いは、止栓1をパイプ16内に押し込んで止まった位置から所定の回転角度に達するまで、止栓1を回転させるとよい。このように止栓1が本体部20の後端20aに設けられた係合部21を有するため、止栓1を嵌着するときに、係合部21に係合させたスパナなどの工具を用いて、或いはトルク伝達しやすい態様で係合部21を把持して、止栓1を回転させることができる。
図4に示すように、棒状部材25は、溝24の断面よりも細く、止栓1の本体部20の長さ(軸方向長さ)よりも長く形成されている。棒状部材25はグラウト材がパイプ16の内部に充填されたことを確認するための部材であり、溝24内にスライド可能に設けられる。そのため、棒状部材25及び溝24は、止栓1がパイプ16に嵌着されたときに止栓1の上部に配置されるとよい。棒状部材25は、例えば、竹、木材、樹脂などから形成されてよい。棒状部材25は、目視で容易に確認できるように、止栓1と異なる色であって彩度又は明度が高い色であると好ましい。
棒状部材25の前部(図示例では前端)には棒状部材25よりも大きな径を有する大径部26が設けられている。大径部26の寸法は溝24の断面と同程度であるとよい。大径部26は、棒状部材25と同一の材料から形成されてもよく、異なる材料から形成されてもよい。棒状部材25は、例えば、綿や紙のように水を吸収して膨張する材料から形成されるとよい。止栓1のパイプ16への嵌着後、棒状部材25は前方に(パイプ16側へ)配置される。つまり、棒状部材25は、後部が溝24内に位置し、前部がパイプ16の内部に位置するように配置される。大径部26は、棒状部材25のパイプ16の内部に位置する部分に設けられていればよい。
すべてのスリーブ継手10のパイプ16に対して止栓1が取り付けられた状態で、作業者はグラウト注入口(図示せず)からグラウト材を注入する。注入されたグラウト材はスリーブ継手10内及びパイプ16内に充填される。グラウト材は空気を押し出しつつパイプ16内に充填される。押し出された空気は、パイプ16の内面と止栓1の雄ねじ22の谷部22bとの間の螺旋状の空間23及び溝24の内部を通ってパイプ16の外部へ排出される。これにより、パイプ16内に空気が残存することなくグラウト材が充填される。
図5は、グラウト充填時の棒状部材25の動作説明図である。図5(A)に示すように、グラウト材は空気を押し出しつつパイプ16内を他端16bに向けて移動する。グラウト材が棒状部材25の大径部26に接触すると、グラウト材が粘性を有することから、大径部26はグラウト材と共に他端16bに向けて移動する。棒状部材25が溝24内をスライドすることにより、図5(B)に示すように、大径部26によって溝24の前部が塞がれる。よって、グラウト材は溝24から漏洩しない。作業者は、棒状部材25が所期位置から後方へ移動したことにより、充填材がパイプ16内に充填されたことを確認することができる。
グラウト材が完全に充填されたことを確認するために、作業者は、グラウト材の充填圧力を上昇させる。本実施形態に係る止栓1では、パイプ16の他端16bに止栓1を嵌着させると、本体部20の雄ねじ22の山部22aがパイプ16の内側に食い込む。よって、グラウト材の充填圧力を上昇させたときに、止栓1がパイプ16から外れ難い。更に、止栓1の材料の硬さはパイプ16の材料と同一か、又はパイプ16の材料よりも硬い。よって、止栓1の雄ねじ22のねじ山(山部22a)がパイプ16の内側に食い込み易く、止栓1がパイプ16からより外れ難い。更に、本実施形態に係る止栓1では、雄ねじ22がテーパねじである。このため、ねじ山の高さは、雄ねじ22の前端20bから後端20aにかけて一定である。すなわち、軸線20X方向のどの位置においてもねじ山が尖っている。よって、止栓1及びパイプ16の寸法に公差の範囲のばらつきや、変形によるばらつき、或いは付着物によるばらつきなどがあっても、尖ったねじ山をパイプ16の内面に食い込ませ、止栓1をパイプ16に確実に嵌着させることができる。
更に、本実施形態に係る止栓1では、止栓1の本体部20の後端20aに係合部21が設けられている。これにより、止栓1を嵌脱するときには、手で係合部21を把持して止栓1を回転させることができなくても、係合部21にスパナなどの工具を用いることによって止栓1を容易に回転させることができる。よって、止栓1の嵌脱が容易である。また、係合部21が本体部20の後端20aから突出する非円形の外側面を有する突部であるため、止栓1を嵌脱するとき、作業者はトルク伝達しやすい態様で係合部21を把持して、止栓1を回転させることができる。よって、工具を用いずに止栓1を嵌脱することも可能である。
グラウト材の硬化後、作業者は、止栓1をパイプ16から取り外し、止栓1を外した部分にできたパイプ16内の凹所にモルタルなどの仕上げ材を押し込んで上側柱部材4の外面を平坦に仕上げる。本実施形態に係る止栓1は樹脂から形成されている。このため、固化したグラウト材が止栓1の雄ねじ22や溝24に付着していても、グラウト材を止栓1から容易に除去することができる。よって、止栓1を再使用することが容易である。なお、この止栓1の取り外し作業及び仕上げ作業は必須ではない。例えば、止栓1は存置されてもよい。或いは止栓1は、上側柱部材4の外面に沿って切断され、外面から突出する部分のみを除去されてもよい。
<第2実施形態>
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。以降の実施形態においても、断りがない限り同様とする。
図6は、第2実施形態におけるグラウト充填時の棒状部材25の動作説明図である。本実施形態は、棒状部材25の前部に大径部26が設けられていない点で第1実施形態と相違し、他の構成は同一である。図6(A)に示すように、グラウト材がパイプ16内を他端16bに向けて移動し、棒状部材25の前部に接触すると、棒状部材25がグラウト材と共に移動し、溝24内をスライドする。パイプ16内の空気は、グラウト材がパイプ16内に充填されるまでは溝24及び雄ねじ22の谷部から排出される。
図5(B)に示すように、棒状部材25は溝24の断面よりも細いため、溝24の前部は塞がれない。一方、棒状部材25は、所定の充填圧力をもって充填されるグラウト材の溝24からの漏洩を阻止する断面積を有している。よって、グラウト材がパイプ16内に充填された後はグラウト材の溝24からの漏洩が棒状部材25によって阻止される。作業者は、棒状部材25が所期位置から後方へ移動したことにより、充填材がパイプ16内に充填されたことを確認することができる。
<第3実施形態>
図7は、第3実施形態におけるグラウト充填作業の説明図である。図7(A)に示すように、本実施形態では、グラウト材の注入時に棒状部材25が溝24に配置されていない。図7(B)に示すように、グラウト材はパイプ16内を移動して止栓1に到達すると溝24を通ってパイプ16の他端16bから漏洩する。作業者は、これによってグラウト材が充填されたことを確認することができる。その後、図7(C)に示すように、作業者は棒状部材25を溝24に挿入することでグラウト材の漏洩を止めることができる。
なお、作業者は、図7(A)に示されるグラウト材の注入時に、棒状部材25を溝24に挿入することで触覚によりグラウト材の存在(到達位置)を確認してもよい。止栓1の本体部20の外周面に軸線20X方向に沿って溝24が設けられているため、作業者は溝24に棒状部材25を配置し、棒状部材25をパイプ16の内部に突出させることにより、パイプ16内にグラウト材が充填されたか否かを確認することができる。
<第4実施形態>
図8は、第4実施形態に係る止栓101の側面図である。本実施形態では止栓101の構成が上記実施形態1と相違する。具体的には、第4実施形態に係る止栓101は、第1実施形態に係る止栓1に対して、雄ねじ122が2条ねじである点において異なる。他の部分は第1実施形態と同様である。以下では、雄ねじ122の形状について詳細に説明し、他の部分については第1実施形態と同一の符号を付し説明を省略する。以降の実施形態においても同様とする。
図8に示されるように、第4実施形態に係る止栓101の雄ねじ122は2条テーパねじである。このように構成されることにより、雄ねじ122が1条ねじである場合に比べて、少ない回転で止栓101をパイプ16に嵌着することができる。よって、止栓101の嵌着に要する時間を短縮することができる。また、止栓101がパイプ16に嵌着された状態において、ねじ溝(谷部22b)が周方向の2か所でパイプ16内に連通するため、グラウト注入時にパイプ16内に空気が残ることをより確実に防止することができる。
<第5実施形態>
図9は、第5実施形態に係る止栓201の側面図である。第5実施形態に係る止栓201は、第1実施形態に係る止栓1に対して、雄ねじ222が平行ねじである点において異なる。他の部分は第1実施形態と同様である。
図9に示されるように、第5実施形態に係る止栓201の雄ねじ222は1条平行ねじである。本体部20は、止栓201の挿入方向に向けて縮径するように平行ねじを研削加工することによって、円錐台形状をなすように形成されている。溝24は、一定の深さに形成されている。したがって、本体部20の前部では溝24の底が雄ねじ222の谷よりも深くなっている。
このように構成されることにより、雄ねじ222が1条テーパねじである場合に比べて、雄ねじ222のねじ切り加工が容易となる。よって、止栓201の製造コストを削減することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、スリーブ継手10は上下に延びる2つの下柱主筋7及び上柱主筋8を接続していたが、スリーブ継手10は左右に延びる2つの梁主筋を接続してもよい。また、上記実施形態では、継手は鉄筋を接続するためのスリーブ継手10であったが、アラミドからなる補強筋、カーボンからなる補強筋などの他の補強筋を接続するためのグラウト充填式補強筋継手であってもよい。すなわち、上記実施形態のスリーブ継手ユニット18は補強筋継手ユニットを構成する。また、上記実施形態では、下柱主筋7及び上柱主筋8はそれぞれ下側柱部材3及び上側柱部材4に埋設されていたが、全体が露出した状態でスリーブ継手10によって接続されてもよい。また、上記実施形態の各構成は互いに組み合わせてもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、素材、製造方法など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更することができる。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 止栓(第1~第3実施形態)
10 スリーブ継手(補強筋継手)
15 グラウト排出口
16 パイプ
18 スリーブ継手ユニット(補強筋継手ユニット)
20 本体部
20a 後端
20b 前端
21 係合部
22 雄ねじ(第1~第3実施形態)
24 溝
25 棒状部材
26 大径部
101 止栓(第4実施形態)
122 雄ねじ(第4実施形態)
201 止栓(第5実施形態)
222 雄ねじ(第5実施形態)

Claims (7)

  1. グラウト排出口を有するグラウト充填式の補強筋継手と、
    前記グラウト排出口に接続されるパイプと、
    前記パイプに嵌着される止栓とを備える補強筋継手ユニットであって
    前記止栓が、
    円錐台形状を有する本体部と、
    前記本体部の外周面に設けられた雄ねじと、
    前記本体部の前記外周面に軸線方向に沿って設けられた溝とを有し、
    前記パイプの内面には雌ねじが形成されておらず、前記雄ねじの谷部と前記パイプの前記内面との間に空間が形成され、前記空間及び前記溝が前記パイプ内の空気を排出するための通路をなすことを特徴とする補強筋継手ユニット
  2. 前記溝の深さが前記雄ねじのねじ山の高さと同じであることを特徴とする請求項1に記載の補強筋継手ユニット
  3. 前記雄ねじがテーパねじであることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強筋継手ユニット
  4. 前記本体部が樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強筋継手ユニット
  5. 前記本体部から前記パイプの内部に突出するように前記溝に配置された棒状部材を更に備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の補強筋継手ユニット。
  6. 前記パイプの内部に位置する前記棒状部材の部分に、前記棒状部材よりも大きな径を有する大径部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の補強筋継手ユニット。
  7. 前記棒状部材は、前記補強筋継手に所定の充填圧力をもって充填されるグラウト材の前記溝からの漏洩を阻止する断面積を有することを特徴とする請求項に記載の補強筋継手ユニット。
JP2022018397A 2022-02-09 2022-02-09 補強筋継手ユニット Active JP7832812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022018397A JP7832812B2 (ja) 2022-02-09 2022-02-09 補強筋継手ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022018397A JP7832812B2 (ja) 2022-02-09 2022-02-09 補強筋継手ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023115950A JP2023115950A (ja) 2023-08-22
JP7832812B2 true JP7832812B2 (ja) 2026-03-18

Family

ID=87579665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022018397A Active JP7832812B2 (ja) 2022-02-09 2022-02-09 補強筋継手ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7832812B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104822A (ja) 2004-10-07 2006-04-20 Tokyo Tekko Co Ltd 止栓
JP2015137518A (ja) 2014-01-24 2015-07-30 株式会社大林組 充填式スリーブ継手における鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3277482B2 (ja) * 1996-02-01 2002-04-22 日本スプライススリーブ株式会社 止栓体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006104822A (ja) 2004-10-07 2006-04-20 Tokyo Tekko Co Ltd 止栓
JP2015137518A (ja) 2014-01-24 2015-07-30 株式会社大林組 充填式スリーブ継手における鉄筋の電気的接続構造および電気的接続方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023115950A (ja) 2023-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5468524A (en) Reinforcing bar splice and system for forming precast concrete members and structures
US5383740A (en) Combination mechanical/grout sleeve coupling for concrete reinforcement bars
KR101505957B1 (ko) 나선철근용 철근연결구
EP3730715A1 (en) Toolless quick connect rebar coupler
KR101906354B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트부재의 나사형 철근 연결용 커플러 장치 및 이를 이용한 프리캐스트 콘크리트부재 연결 방법
US4930648A (en) Triple seal molded outlet for plastic storage container
KR101725392B1 (ko) 균열 또는 배면차수 보수용 멀티 패커 및 이를 이용한 콘크리트 구조물의 보수 공법
WO1998044215A1 (en) A method and a device for interconnecting objects
JP7832812B2 (ja) 補強筋継手ユニット
JP7829492B2 (ja) 補強筋継手ユニット
CN107724541B (zh) 建筑构件连接结构
KR20060042766A (ko) 모르타르 충전식 철근이음장치
JP6501940B2 (ja) マイクロパイル工法におけるケーシングセグメントの継ぎ足し方法および連結構造
JP5584641B2 (ja) せん断補強部材の定着方法
JP6228745B2 (ja) 充填材の充填方法
JP7173684B2 (ja) ロックボルト構造の構築方法
KR20170087452A (ko) 충전재의 충전 방법
CN220827795U (zh) 卡接弹簧卡接的预紧机械接头、预制混凝土桩
JP4812709B2 (ja) モルタル層補修工事用コレット
JP4416091B2 (ja) 流体流路用管体の構造
JP2002364182A (ja) 流体注入プラグ
JP5081040B2 (ja) 鉄筋連結構造および鉄筋連結用継手
CN205712763U (zh) 一种灌浆套筒及预制件
RU2834771C1 (ru) Закупоривающее устройство для устранения течи в стенке трубопровода или резервуара, содержащее часть для сверления и часть для нарезки резьбы, и способ закупоривания
JP6341904B2 (ja) コンクリート母材補修工法、注入用ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20251007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20251104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20260210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7832812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150