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JP7835147B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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JP7835147B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP7835147B2 JP2022180589A JP2022180589A JP7835147B2 JP 7835147 B2 JP7835147 B2 JP 7835147B2 JP 2022180589 A JP2022180589 A JP 2022180589A JP 2022180589 A JP2022180589 A JP 2022180589A JP 7835147 B2 JP7835147 B2 JP 7835147B2
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Description

本開示は、情報処理装置に関する。
自動車の車体に、剥離可能な塗装膜を上塗りすることで、車体の色を変更する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2022-059901号公報
本開示は、ユーザが所望する車体色を持つ車両を提供することを目的とする。
本開示の第一の態様は、ユーザが発注する車両の仕様を決定するための情報処理装置であって、前記車両の車体色の指定を前記ユーザから受け付けることと、前記車両のベースカラーとして設定された複数の第一の車体色に含まれない第二の車体色が前記ユーザによって指定された場合に、前記複数の第一の車体色のうちのいずれかを持つ前記車両を発注したうえで、易剥離性塗料によって、前記第二の車体色を前記車両に上塗りすることを前記ユーザに提案することと、を実行する制御部を有する、情報処理装置である。
また、本開示の他の態様は、上記の情報処理装置が実行する方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、または、該プログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
本開示によれば、ユーザが所望する車体色を持つ車両を提供することができる。
車両発注システムの概要を説明する図。 契約サーバおよびユーザ端末の構成を説明する図。 仕様データ、基本色データ、および上塗り色データの一例。 易剥離性塗料による塗装の概要図。 契約サーバが実行する処理のフローチャート。 車体色を指定させる画面の例。 ステップS16で実行される処理のフローチャート。
事後的に剥離可能な塗料を用いて、自動車を塗装する技術が知られている。剥離可能な塗料とは、外部から力を加えることで車体から容易に剥離することができる塗装膜を形成する塗料である。
例えば、所定の車体色を持つ車両に、剥離可能な塗料を上塗りすることで、任意の車両をユーザの好みの色に変更することができる。これにより、例えば、車両を発注する際に、市場で人気の高い車体色を選択したうえで、ユーザの好みの色を上塗りするといったことが可能になる。剥離可能な塗料を用いて塗装された車両は、塗装膜を剥離することで、
車体色を元に戻すことができるため、人気の色をベースカラーとすることで、中古車を再販する際の価値を高く保つことができる。
斯様なケースでは、車両の発注時に、剥離可能な塗料を使用するか否かを決定しなければならない。本開示に係る情報処理装置は、ユーザが希望する車体色に基づいて、剥離可能な塗料を使用することを提案するか否かを決定する。
本開示の第一の態様に係る情報処理装置は、ユーザが発注する車両の仕様を決定するための情報処理装置である。
具体的には、前記車両の車体色の指定を前記ユーザから受け付けることと、前記車両のベースカラーとして設定された複数の第一の車体色に含まれない第二の車体色が前記ユーザによって指定された場合に、前記複数の第一の車体色のうちのいずれかを持つ前記車両を発注したうえで、易剥離性塗料によって、前記第二の車体色を前記車両に上塗りすることを前記ユーザに提案することと、を実行する制御部を有する。
易剥離性塗料とは、剥がせる塗膜を形成する塗料である。易剥離性塗料は、塗料の層自体が剥離可能なものであってもよいし、剥離が可能な層と、当該層の上に形成された塗料の層から成るものであってもよい。易剥離性塗料によって車両を塗装し、事後的に当該塗装を剥離することで、車両の車体色を変更することができる。
ユーザが車両を発注する際、指定した車体色を有する車両を発注する方法のほか、任意の車体色を有する車両に、易剥離性塗料を上塗りする方法を取ることができる。これにより、ベースカラーとして設定されていない車体色を持つ車両をユーザに提供することが可能になる。さらに、リセールバリューの高い車体色を第一の車体色とすることで、中古車を再販する際の価値を向上させることができる。
本開示に係る情報処理装置は、指定された車体色に基づいて、易剥離性塗料を使用して上塗りを行うか否かをユーザに提案する。
例えば、ユーザが希望する車体色が、対応する車両のカラーラインナップに存在する場合、易剥離性塗料を使用して塗装を上塗りする必要はない。一方、ユーザが希望する車体色が、対応する車両のカラーラインナップに存在しない場合、易剥離性塗料を使用して塗装の上塗りをすることを提案することができる。易剥離性塗料を使用することで、従来のカラーラインナップに無い車体色を実現することができる。
制御部は、複数の第一の車体色(すなわち、ベースカラー)と、易剥離性塗料による上塗りが可能な色である複数の第二の車体色との一覧を提示してもよい。制御部は、一覧から選択された色によって、どちらの方法を提案するかを決定することができる。例えば、選択された色が第一の車体色に含まれる場合、制御部は、指定された車体色を有する車両を発注することを提案する。また、選択された色が第一の車体色に含まれず、かつ、第二の車体色に含まれる場合、制御部は、任意の車体色を有する車両に、易剥離性塗料を上塗りすることを提案する。
また、制御部は、複数の第一の車体色の一覧と、易剥離性塗料による上塗りが可能な色である複数の第二の車体色との一覧を選択的に提示してもよい。
例えば、ベースカラーとして設定されていない車体色をユーザが希望した場合、上塗りが可能な車体色(第二の車体色)のリストを提示したうえで、選択を受け付けるようにしてもよい。
なお、制御部は、複数の第二の車体色を提示する際に、複数の第一の車体色のいずれかとの類似度が所定値以上である車体色の提示を省略してもよい。
また、制御部は、複数の第二の車体色に含まれる車体色であって、複数の第一の車体色のいずれかとの類似度が所定値以上である車体色が指定された場合に、易剥離性塗料を利用しないことをユーザに提案してもよい。
第二の車体色は、第一の車体色と比較してカラーバリエーションが多く、第一の車体色と類似する色が含まれることがある。そこで、第一の車体色との類似度が所定値以上である車体色については、第二の車体色のリストから省略することができる。あるいは、当該車体色が選択された場合、類似する車体色がベースカラーに存在することを通知してもよい。
以下、本開示の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。各実施形態に記載されているハードウェア構成、モジュール構成、機能構成等は、特に記載がない限りは開示の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第一の実施形態)
第一の実施形態に係る車両発注システムの概要について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る車両発注システムは、契約サーバ100と、ユーザ端末200と、を含んで構成される。
契約サーバ100は、ユーザとの間で自動車の売買契約を締結するサーバ装置である。
契約サーバ100は、ユーザ端末200とインタラクションを行うことで、ユーザに販売する車両の仕様を決定し、売買契約の締結を行う。
ユーザ端末200は、車両を購入するユーザが利用するコンピュータである。ユーザは、ユーザ端末200を介して契約サーバ100にアクセスし、車両の売買契約を申し込むことができる。なお、ここでは、売買契約がオンライン上で行われる場合を想定するが、売買契約は、店舗(例えば、カーディーラー)において行われてもよい。この場合、ユーザ端末200は、店舗に設置されたコンピュータであってもよい。
図2は、本実施形態に係る車両発注システムに含まれる、契約サーバ100、およびユーザ端末200の構成要素をより詳細に示した図である。ここではまず、ユーザ端末200について説明する。
ユーザ端末200は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、タブレットコンピュータ、または個人情報端末といった、個人が利用するコンピュータである。ユーザ端末200は、制御部201、記憶部202、通信部203、および入出力部204を含んで構成される。
制御部201は、ユーザ端末200が行う制御を司る演算装置である。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置によって実現することができ
る。
制御部201は、契約サーバ100にアクセスしてインタラクションを行う機能を実行する。当該機能は、ユーザ端末200で動作するウェブブラウザや、専用のアプリケーションソフトウェアによって実現されてもよい。
記憶部202は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部201によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部201において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。補助記憶装置には、制御部201で実行されるプログラムをアプリケーションとしてパッケージ化したものを記憶してもよい。また、これらのアプリケーションを実行するためのオペレーティングシステ
ムを記憶してもよい。補助記憶装置に記憶されたプログラムが主記憶装置にロードされ、制御部201によって実行されることで、以降に説明する処理が行われる。
主記憶装置は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含んでもよい。また、補助記憶装置は、EPROM(Erasable Programmable ROM)やハード
ディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)を含んでもよい。さらに、補助記憶装置
は、リムーバブルメディア、すなわち可搬記録媒体を含んでもよい。
通信部203は、ユーザ端末200をネットワークに接続するための無線通信インタフェースである。通信部203は、例えば、無線LANや3G、4G、または5G等の移動体通信サービスを介して、契約サーバ100と通信可能に構成される。
入出力部204は、ユーザが行った入力操作を受け付け、ユーザに対して情報を提示するユニットである。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。
次に、契約サーバ100について説明する。
契約サーバ100は、ユーザ端末200との間で行ったインタラクションの結果に基づいて、車両の売買契約を締結するサーバ装置である。
本実施形態では、契約サーバ100は、ユーザ端末200とのインタラクションを行うためのWebサーバを実行可能に構成されてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末200が、ブラウザを用いてWebサービスにアクセスすることで、契約の締結手続きを行うことができる。なお、契約サーバ100は、Webサーバ以外の手段によってサービスを提供してもよい。例えば、ユーザ端末200にインストールされた専用のアプリケーションソフトウェアと所定のプロトコルによって対話するサービスを契約サーバ100において実行してもよい。
契約サーバ100は、CPUやGPU等のプロセッサ、RAMやROM等の主記憶装置、EPROM、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア等の補助記憶装置を有するコンピュータとして構成することができる。補助記憶装置には、オペレーティングシステム(OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納され、そこに格納されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、後述するような、所定の目的に合致した各機能を実現することができる。ただし、一部または全部の機能はASICやFPGAのようなハードウェア回路によって実現されてもよい。
契約サーバ100は、制御部101、記憶部102、および、通信部103を有して構成される。
制御部101は、契約サーバ100が行う制御を司る演算装置である。制御部101は、CPUなどの演算処理装置によって実現することができる。
制御部101は、仕様決定部1011、および、発注部1012の2つの機能モジュールを有して構成される。各機能モジュールは、記憶されたプログラムをCPUによって実行することで実現してもよい。
仕様決定部1011は、ユーザ端末200とインタラクションを行うことで、売買に係る車両の仕様を決定する。仕様決定部1011は、車両の仕様として、以下の事項を決定する。なお、以降の説明において、ユーザに販売される車両を単に「車両」と称する。また、販売とは、残価設定型クレジットによる販売や、リース販売など、所定の期間が経過した後に車両を返却ないし売却することが前提である販売を含む。
(1)モデルおよびグレード
(2)車体色
(3)その他(オプション等)
ここで、車体色とは、ユーザが希望する車体の色である。車体色は、必ずしも単一の色である必要はない。車体色は、ツートンカラーや、アクセントカラーが入ったものであってもよい。
なお、以降の説明において、車両が本来有している車体色を第一車体色と称する。また、ユーザが希望する車体の色を希望車体色と称し、易剥離性塗料によって上塗りされる車体色を第二車体色と称する。
ユーザが希望する車体色が、対象車両のベースカラーとして設定されている色である場合、第一車体色が希望車体色である車両を発注すればよい(オプション1)。一方、ユーザが希望する車体色が、対象車両のベースカラーとして設定されている色ではない場合、任意の第一車体色を持つ車両を発注したうえで、易剥離性塗料によって希望車体色を上塗りして納車するといった方法を取ることができる(オプション2)。
なお、この場合、第一車体色を、リセールバリューの高い車体色とすることで、ユーザにとって金銭的なメリットを与えることができる。
本実施形態に係る契約サーバ100は、対象車両に対して設定されたベースカラーと、ユーザが希望する車体色に基づいて、オプション1とオプション2のどちらの方法を取るかを決定し、ユーザに対して提案する。
オプション2を採用した場合、対象車両に対して設定されていない車体色の車両をユーザに提供することができる。
発注部1012は、仕様決定部1011が決定した仕様に基づいて、車両の発注を指示するデータ(発注指示データ)を生成し、適切な車両拠点に対して送信する。車両が在庫車である場合、車両拠点は、当該車両が属するカープールとすることができる。また、車両が受注生産である場合、車両拠点は、車両の製造工場とすることができる。また、発注部1012は、仕様決定部1011が易剥離性塗料の使用を決定した場合に、易剥離性塗料による車両の塗装指示を発注指示データに含ませる。
例えば、第一車体色(例えば、白色)とは異なる希望車体色(例えば、赤色)が指定されている場合、発注部1012は、発注指示データに、「白色の車体色を持つ車両を赤色によって上塗り塗装し、出荷する」旨の指示を含ませる。
記憶部102は、主記憶装置と補助記憶装置を含んで構成される。主記憶装置は、制御部101によって実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが展開されるメモリである。補助記憶装置は、制御部101において実行されるプログラムや、当該制御プログラムが利用するデータが記憶される装置である。
また、記憶部102は、仕様データ102A、基本色データ102B、および、上塗り色データ102Cを記憶する。
仕様データ102Aは、発注される車両の仕様を記録するデータであって、発注部1012によって生成される。
図3(A)は、仕様データ102Aの一例である。図示したように、仕様データ102Aは、発注ID、ユーザID、モデルID、グレード、第一車体色、第二車体色、オプションの各フィールドを有する。
発注IDフィールドには、車両の発注ごとに一意な識別子が格納される。ユーザIDフィールドには、車両を発注するユーザを一意に識別する識別子が格納される。モデルIDフィールドには、車両モデルを一意に識別する識別子が格納される。グレードフィールド
には、車両のグレードを一意に識別する識別子が格納される。
第一車体色フィールドには、対象の車両が有しているオリジナルの車体色の識別子が格納される。第二車体色フィールドには、易剥離性塗料によって上塗りされる車体色の識別子が格納される。なお、易剥離性塗料が使用されない場合、第二車体色フィールドには値は格納されない。
オプションフィールドには、その他の仕様に係る情報(例えば、オプション等)が格納される。
基本色データ102Bは、車両モデルごとに設定されたベースカラー(第一車体色)を定義したデータである。
図3(B)は、基本色データ102Bの一例である。図示したように、基本色データ102Bは、モデルID、グレード、第一車体色の各フィールドを有する。
モデルIDフィールドには、車両モデルを一意に識別する識別子が格納される。グレードフィールドには、車両のグレードを一意に識別する識別子が格納される。
第一車体色フィールドには、対象の車両モデルにベースカラーとして設定された第一車体色の識別子が格納される。例えば、図示した例では、V001という識別子を持つモデルであって、G001という識別子を持つグレードには、C001,C002,C003という3つのベースカラーが設定されている。
なお、基本色データ102Bには、車体色ごとの色見本データや、外観に対応する画像データが含まれていてもよい。
また、記憶部202は、上塗り色データ102Cを記憶する。上塗り色データ102Cは、易剥離性塗料によって上塗りが可能な車体色に関するデータである。上塗り色データ102Cの一例を図3(C)に示す。図示したように、上塗り色データ102Cは、上塗りが可能な車体色(第二車体色)の識別子を含む。上塗り色データ102Cには、色見本データが含まれていてもよい。
前述した各データは、プロセッサによって実行されるデータベース管理システム(DBMS)のプログラムが、記憶装置に記憶されるデータを管理することで構築されてもよい。この場合、各データは、例えばリレーショナルデータベースとすることができる。
通信部103は、契約サーバ100をネットワークに接続するための通信インタフェースである。通信部103は、例えば、ネットワークインタフェースボードや、無線通信のための無線通信インタフェースを含んで構成される。
なお、図2に示した構成は一例であり、図示した機能の全部または一部は、専用に設計された回路を用いて実行されてもよい。また、図示した以外の、主記憶装置および補助記憶装置の組み合わせによってプログラムの記憶ないし実行を行ってもよい。
ここで、易剥離性塗料について説明する。図4(A)は、車体が有するボディ部材(例えば鋼板)と、ボディ部材に形成された塗膜を示す概略断面図である。図示したように、ボディ部材は、金属加工され、電着層が形成された鋼板10と、電着層の上に順に形成された中塗り層20、ベース層30、および、クリア層40を有する。
ベース層30は、塗装のベースとなる層である。ベース層30は、パール層、マイカ層、または、ガラスフレーク層であってもよい。
なお、本例では、ベース層30が一層である例を示しているが、ベース層30は、2層以上の塗膜を有していてもよい。ベース層30が2層である場合、中塗り層20およびクリア層40と合わせて、塗膜の層は4層となる。
また、クリア層40の上に、再度ベース層30およびクリア層40を設けてもよい。
ボディ部材の外側面には、塗膜50が形成されている。塗膜50は、易剥離性塗料を塗装することにより形成された塗料の層であって、通常の塗膜と比べ、力を加えることで容易に剥離できるという性質を持っている。塗膜50は、例えば噴霧法で易剥離性塗料をボディ部材に塗装することにより形成される。易剥離性塗料としては、例えばキシレン、エチルベンゼン、酸化防止剤、メチルエチルケトン、シリカ反応物、酸化チタン(ナノ粒子)、および、有機溶剤等からなる塗料が挙げられる。
なお、車両の塗装に、耐候性、耐擦傷性、チッピング性を持たせたい場合、それぞれの機能を持たせた塗膜50を施工することもできる。
易剥離性塗料による車両の上塗り塗装は、所定の拠点において、車両の出荷前に行うことができる。これにより、車両の車体色を容易に変更(すなわち、第一車体色から第二車体色へ変更)することができる。塗膜50の剥離も同様である。塗膜50を、所定の拠点において剥離することで、車両の車体色をオリジナルのものに戻す(すなわち、第二車体色から第一車体色へ戻す)ことができる。オリジナルの塗装は塗膜50によって保護されているため、ボディの塗装が劣化していない中古車を得ることができる。
なお、塗膜50による塗装は、ボディ部材の全てに対して行う必要はない。例えば、ドアをはじめとする開口部の内側など、走行中において外部に露出しない部分については、塗膜50を設ける必要はない。
なお、本例ではボディ部材として鋼板を例示したが、ボディ部材は、樹脂部材であってもよい。この場合、中塗り層20はプライマー層となる。また、塗膜50の上にさらにクリア層を設けてもよい。
なお、図4(A)の例は、塗料自体に易剥離性を与えたものであるが、易剥離性を有する層の上に通常の塗装を施してもよい。例えば、図4(B)に示したように、塗膜50と同様の材料によって、着色されていない剥離層60を形成し、剥離層60の上に、ベース層30Aおよびクリア層40Aを形成してもよい。ベース層30Aは、ベース層30とは異なる色を持つ塗料の層である。かかる形態においても、剥離層60を剥離することで、塗料の層を除去することができる。
なお、本例では、第一車体色および第二車体色としてそれぞれ一色を例示したが、第一車体色および第二車体色は、複数の色からなってもよい。例えば、複数の色を所定のパターンによって配置したものを、第一車体色または第二車体色としてもよい。
また、第二車体色による上塗り塗装は、第一車体色による塗装の少なくとも一部に対して行うものであってもよい。すなわち、第二車体色による上塗り塗装は、第一車体色による塗装のすべてを覆うものでなくてもよい。例えば、第一車体色が黒色である場合、その一部に青色の上塗りを行うことで、黒色と青色のツートンカラーを持つ車両を得ることができる。
契約サーバ100の説明に戻る。
図5は、契約サーバ100が実行する処理を示したフローチャートである。図5に示した処理は、例えば、ユーザが契約サーバ100にログインしたタイミングで開始される。図示した処理を開始するタイミングにおいて、契約サーバ100は、ユーザの識別が完了しているものとする。
ステップS11~S15の処理は、仕様決定部1011によって実行される。
ステップS11では、車両のモデルおよびグレードを決定する。本ステップでは、予め設定された複数のモデルおよびグレードの組み合わせから、ユーザが希望するモデルおよ
びグレードを選択させる。以降の説明において、決定されたモデルおよびグレードの組み合わせを、対象車両と称する。
ステップS12では、対象車両に設定された第一車体色のリストを生成し、ユーザに提示する。対象車両に設定された第一車体色のリストは、基本色データ102Bに基づいて生成することができる。この際、色見本を同時に提示してもよい。図6(A)は、ユーザ端末200を介してユーザに提示される画面の一例である。
ステップS13では、ユーザが希望する車体色が、第一車体色のリストにあるか否かを判定する。例えば、第一車体色のリストから特定の車体色が選択された場合、本ステップは肯定判定となり、処理はステップS14へ遷移する。
ステップS14では、選択された車体色を第一車体色として決定する。
一方、第一車体色のリストに希望車体色が無いことをユーザが表明した場合(例えば、図中の点線で示したリンク601がクリックされた場合)、処理はステップS17へ遷移する。
ステップS17では、易剥離性塗料による上塗りが可能な色(第二車体色)のリストを生成し、出力する。また、リストから第二車体色の選択を受け付ける。図6(B)は、第二車体色のリストを含む画面の一例である。なお、第二車体色のリストは、リストボックス(符号602)等を用いて提示してもよいし、カラーピッカー等を用いて提示してもよい。
第二車体色が選択されると、続いて、ステップS18で、第一車体色、すなわち、上塗りを行う前の車体色を決定する。
第一車体色は、所定の基準に基づいて契約サーバ100が決定してもよい。所定の基準には、例えば、以下のようなものを採用することができる。
(1)複数の車体色のうち、将来の所定の時点において最も評価額が高いと予想される車体色を第一車体色として決定する
(2)将来の所定の時点において評価額が所定の値よりも高いと予想される車体色のうちのいずれかを第一車体色として決定する
このため、契約サーバ100は、将来の所定の時点における、車体色別の評価額を取得するためのデータベース等を記憶していてもよい。また、将来の所定の時点は、契約サーバ100が適宜決定してもよい。
なお、所定の値とは、該当する車両モデルの新車価格に基づいた値とすることができる。例えば、3年後の評価額が、新車価格の65%よりも高い色を第一車体色とすることができる。
一般的に、評価額が高い車体色は、中古車市場における人気によって決まる。例えば、パール層やパールマイカ層を含む車体色は、それ以外の車体色よりも人気があり、評価額が高い傾向にある。第一車体色は、第二車体色よりも評価額が高い車体色であれば、どのように選択されてもよい。
なお、上述の例では、第一車体色を契約サーバ100が決定したが、第一車体色は、ユーザに選択させてもよい。図6(C)は、第一車体色を選択させる画面の一例である。この際、契約サーバ100は、参考情報として、所定の期間が経過した後における車両の予想評価額を車体色ごとに提示してもよい。
契約サーバ100は、ステップS17またはS18の処理において、易剥離性塗料の使用を勧めるメッセージを出力してもよい。また、上塗り塗装を施すことによるメリットとデメリットを説明するメッセージを出力してもよい。
ここまでの処理によって、車体色、および、その塗装方法が決定される。
ステップS15では、車両に付帯するオプション等を選択する。本ステップでは、例えば、安全装備などのメーカーオプションや、車載端末などのディーラーオプションの選択を受け付ける。
車両の仕様が決定すると、決定した仕様に従って仕様データが生成され、記憶される。
ステップS16では、発注部1012が、生成された仕様データに基づいて、発注指示データを生成し、車両の発注先である車両拠点に送信する。
図7は、ステップS16において発注部1012が実行する処理のフローチャートである
まず、ステップS21で、発注部1012は、車両の発注先となる車両拠点を決定する。本ステップでは、例えば、仕様データが示す仕様の車両の在庫を確認し、在庫車を納車するか、新規生産を行うかを決定したうえで、発注先となる車両拠点を決定する。
次に、ステップS22で、発注部1012は、上塗り塗装が必要であるか否かを判定する。上塗り塗装が必要な場合とは、例えば、仕様データにおいて、第一車体色と第二車体色の双方が指定されている場合である。
対象の車両について、第一車体色のみが指定されている場合、発注部1012は、発注指示データを生成し、当該発注指示データを、車両を提供する車両拠点に送信する(ステップS24)。
対象の車両について、第一車体色と第二車体色の双方が指定されている場合、発注部1012は、塗装指示を含む発注指示データを生成し、当該発注指示データを、車両を提供する車両拠点と、当該車両に上塗り塗装を行う塗装拠点に送信する(ステップS23)。
発注指示データには、車両の仕様(第一車体色および第二車体色を含む)のほか、上塗り塗装を行う塗装拠点の指定などが含まれる。
上塗り塗装を行う塗装拠点は、例えば、販売店、点検センター、整備工場などであってもよい。なお、車両拠点と塗装拠点は同一であってもよい。
なお、ステップS16では、決定した第二車体色を有する車両に、決定した第一車体色の上塗りを施した場合における、車両の納期を判定してもよい。例えば、発注部1012は、リクエストされた車両の納期を決定し、ユーザに提示してもよい。なお、発注指示データの送信が完了したタイミングで、契約サーバ100は、車両の発注が完了した旨の通知をユーザに対して行ってもよい。
上塗りを行う旨の発注指示データを受け取った車両拠点は、第一車体色を持つ車両を用意(または生産)し、必要に応じて、第二車体色による塗装を行ったうえでユーザに納車する。第二車体色による塗装は、指定された塗装拠点において行うことができる。なお、車両を用意(または生産)する車両拠点と、塗装拠点が異なる場合、車両の回送を行ってもよい。
上塗りを行わない旨の発注指示データを受け取った車両拠点は、第一車体色を持つ車両を用意(または生産)し、ユーザに納車する。
以上説明したように、第一の実施形態に係る車両発注システムでは、ユーザが希望する車体色が、対象車両のベースカラーとして設定された車体色であるか否かに基づいて、易剥離性塗料の使用の有無をユーザに対して提案する。かかる構成によると、ユーザが所望する車体色を持つ車両を提供することが可能になる。
なお、易剥離性塗料には耐用年数があるため、易剥離性塗料による塗装が車両に施され
る場合、塗料の耐用年数に関する案内をユーザに対して行うことが好ましい。例えば、塗料の耐用年数に関する情報を、契約サーバ100が、ユーザ端末200に送信するようにしてもよい。また、耐用年数を超えて車両を使用する予定がある場合、途中で上塗り塗装を剥離する必要があることを案内してもよい。また、耐用年数を超えて車両を使用する予定がある場合、易剥離性塗料を利用しないことをユーザに提案してもよい。
(第一の実施形態の変形例)
第一の実施形態では、対象車両に設定されたベースカラー(第一の車体色)の一覧を提供し、希望車体色がベースカラーに存在しない場合に、第二の車体色の一覧を提供したが、第一の車体色および第二の車体色を同時に提供してもよい。
本変形例では、例えば、ステップS12において、全ての第一の車体色および全ての第二の車体色を含むカラーチャート(カラーピッカー)を含むグラフィカルユーザーインターフェースを生成して、色の選択を受け付けてもよい。
また、ステップS13では、選択された色が、第一の車体色に含まれる色であるか、第二の車体色に含まれる色であるかを判定し、判定結果に基づいて処理を分岐させてもよい。例えば、選択された色が、第一の車体色に含まれる色であった場合、ステップS14に遷移してもよい。また、選択された色が、第二の車体色に含まれる色であった場合、ステップS17に遷移してもよい。この場合、続けて、ステップS18において、同様のツールを用いて、第一の車体色を選択させてもよい。
なお、一般的には、第二の車体色のカラーバリエーションは、第一の車体色のカラーバリエーションよりも多い。よって、ベースカラーに存在する色に近い色が、第二の車体色として選択されてしまう場合がありうる。そこで、斯様な場合に、選択された色に類似する色がベースカラーに存在すること(換言すると、易剥離性塗料を使用しなくてもよいこと)をユーザに通知してもよい。具体的には、第二の車体色として選択された色が、第一の車体色に含まれる色と所定値以上の類似度を持っていた場合、類似する色がベースカラーに存在することを通知するメッセージを出力してもよい。色の類似度は、所定の系における数値の近さによって判定してもよい。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、実施形態の説明では、車両をユーザに販売する形態を例示したが、本開示に係る情報処理装置は、貸与など、販売以外の形態に適用することもできる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録
商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク・ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
100・・・契約サーバ
101,201・・・制御部
102,202・・・記憶部
103,203・・・通信部
200・・・ユーザ端末
204・・・入出力部

Claims (3)

  1. ユーザが発注する車両の仕様を決定するための情報処理装置であって、
    前記車両の車体色の指定を前記ユーザから受け付けることと、
    前記車両のベースカラーとして設定された複数の第一の車体色に含まれない第二の車体色が前記ユーザによって指定された場合に、前記複数の第一の車体色のうちのいずれかを持つ前記車両を発注したうえで、易剥離性塗料によって、前記第二の車体色を前記車両に上塗りすることを前記ユーザに提案することと、
    を実行する制御部を有
    前記制御部は、前記複数の第一の車体色と、前記易剥離性塗料による上塗りが可能な色である複数の前記第二の車体色の一覧を提示する、
    情報処理装置。
  2. ユーザが発注する車両の仕様を決定するための情報処理装置であって、
    前記車両の車体色の指定を前記ユーザから受け付けることと、
    前記車両のベースカラーとして設定された複数の第一の車体色に含まれない第二の車体色が前記ユーザによって指定された場合に、前記複数の第一の車体色のうちのいずれかを持つ前記車両を発注したうえで、易剥離性塗料によって、前記第二の車体色を前記車両に上塗りすることを前記ユーザに提案することと、
    を実行する制御部を有し、
    前記制御部は、前記複数の第一の車体色の一覧と、前記易剥離性塗料による上塗りが可能な色である複数の前記第二の車体色の一覧を選択的に提示する、
    情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の第二の車体色に含まれる車体色であって、前記複数の第一の車体色のいずれかとの類似度が所定値以上である車体色が指定された場合に、前記易剥離性塗料を利用しないことを前記ユーザに提案する、
    請求項またはに記載の情報処理装置。
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