JP7835183B2 - 積層インダクタ - Google Patents
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Description
磁性層が積層された素体と、
前記素体の内部に設けられ、複数の第1コイル導体層を積層方向に含む第1コイルと、複数の第2コイル導体層を前記積層方向に含む第2コイルと、
前記第1コイルに電気的に接続された第1外部電極及び第2外部電極と、を備え、
前記第1外部電極および第2外部電極は、前記素体の底面に配置され、
前記第2コイルは、前記積層方向において前記第1コイルよりも前記素体の底面から離れた位置に設けられ、
前記第1コイルは、延伸方向が積層方向と直交するコイル導体からなるメインコイル要素と、
前記メインコイル要素と電気的に直列に接続され、前記メインコイル要素により生じる磁束の方向と逆向きの磁束を生じさせるサブコイル要素と、
からなる。
まず、本開示の積層インダクタの第1実施形態について図1~7を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の積層インダクタの一例を模式的に示す斜視図、図2は、第1実施形態の積層インダクタの内部構造の一例を模式的に示す斜視図、図3Aは、図2に示す内部構造から第1コイル、第1スルーホールおよび第2スルーホールを抜き出した斜視図、図3Bは、図2に示す内部構造から第2コイル、第3スルーホールおよび第4スルーホールを抜き出した斜視図、図4は、図2に示す内部構造の分解斜視図、図5は、図4のV-V線の矢視方向の断面図、図6Aは、第1実施形態のメインコイル要素の配線方向を説明する説明図、図6Bは、第1実施形態のサブコイル要素の配線方向を説明する説明図、図7は、メインコイル要素の磁束とサブコイル要素の磁束との関係を説明する説明図である。なお、積層インダクタ及び各構成要素の形状及び配置等は、図示する例に限定されない。
素体10は、例えば、六面を有する直方体形状又は略直方体形状である。素体10は、角部及び稜線部に丸みが付けられていてもよい。角部は、素体10の三面が交わる部分であり、稜線部は、素体10の二面が交わる部分である。
第1コイル21は、延伸方向が積層方向と直交するメインコイル導体層51aからなるメインコイル要素21aと、メインコイル要素21aと電気的に直列に接続されサブコイル導体層51bからなるサブコイル要素21bと、を備えている。
メインコイル要素21aは、複数のメインコイル導体層51aを積層方向(例えば高さ方向T)に含む。隣接するメインコイル導体層51a同士は、ビア導体80を介して接続されている。なお、メインコイル要素21aは、2つの異なる磁性層グループに形成されたメインコイル導体層51aを積層方向に含むことにより、巻回数を1.75より大きくしてよい(図3参照)。なお、巻回数は図示例である2つのメインコイル導体層51aに限定されず、メインコイル導体層51aを含む磁性層グループを積層方向に積層させることによって巻回数を増やしてもよい。
サブコイル要素21bは、メインコイル要素21aと電気的に直列に接続されている。より具体的には、サブコイル要素21bの一端は、第1外部電極と直接接続されており、サブコイル要素21bの他端は、第1スルーホール41を介してメインコイル要素21aと電気的に接続されてよい。このような構成によれば、サブコイル要素21bとメインコイル要素21aとの間を適切に電気的に接続することができる。
第2コイル22は、第1コイル21よりも素体10の底面(第1主面11)から離れた位置に設けられている。
上述したとおり、第2コイル22に設けられる回避部60の数は、メインコイル要素21aに設けられる回避部60の数よりも少ない。そのため、仮に、第1コイル21のメインコイル要素21aを積層方向からの平面視で素体10の隅部で留めると、第1コイル21の巻回部の内周の面積は、回避部60の数が影響して、第2コイル22の巻回部の内周の面積よりも小さくなる。また、第1コイルの底面からの距離は、第2コイル22の底面からの距離よりも短くなる。すなわち、第1コイル21の第1スルーホール41および第2スルーホール42の高さは、第2コイル22の第3スルーホール43および第4スルーホール44の高さより低い。その結果、第1コイル21のインダクタンス値は、第2コイル22のインダクタンス値よりも小さくなり、第1コイル21の直流抵抗値は、第2コイル22の直流抵抗値より小さくなる。
外部電極は、第1外部電極31、第2外部電極32、第3外部電極33および第4外部電極34を含んでいる。第1外部電極31及び第2外部電極32は、素体10の底面(第1主面11)に設けられ、第1コイル21に電気的に接続されている。第3外部電極33及び第4外部電極34は、素体10の底面(第1主面11)に設けられ、第2コイル22に電気的に接続されている。積層インダクタ1では、素体10の底面(第1主面11)を実装面とすることができる。すなわち、積層インダクタ1の底面での実装が可能となる。
スルーホールは、第1スルーホール41、第2スルーホール42、第3スルーホール43および第4スルーホール44を含んでいる。第1スルーホール41、第2スルーホール42、第3スルーホール43及び第4スルーホール44は、素体10の内部に設けられている。
好適な素体10の態様として、素体10の第1主面11(底面)には、第1~第4外部電極を除く表面を被覆する絶縁層70が形成されていてよい。絶縁層70は、素体10の第1主面11に対して積層される層であり(図4参照)、一例としてフォトレジストが挙げられる。また、絶縁層70には、四隅の角部に対応する位置に開口が設けられており、その開口には、第1外部電極31、第2外部電極32、第3外部電極33および第4外部電極34が埋められている。
次に、第2実施形態の積層インダクタについて図8,図9Aおよび9Bを参照しながら説明する。図8は、第2実施形態の積層インダクタの内部構造の分解斜視図、図9Aは、第2実施形態のメインコイル要素の配線方向を説明する説明図、図9Bは、第2実施形態のサブコイル要素の配線方向を説明する説明図である。第2実施形態の積層インダクタは、メインコイル要素21aおよびサブコイル要素21bの形態が上述の第1実施形態の積層インダクタと異なっている。以下の説明では、上述の実施形態で説明した積層インダクタと異なる点を中心に説明する。
次に、第3実施形態の積層インダクタについて図10を参照しながら説明する。図10は、本開示の積層インダクタの内部構造の一例を模式的に示す斜視図である。
<1>磁性層が積層された素体と、
前記素体の内部に設けられ、複数の第1コイル導体層を積層方向に含む第1コイルと、複数の第2コイル導体層を前記積層方向に含む第2コイルと、
前記第1コイルに電気的に接続された第1外部電極及び第2外部電極と、を備え、
前記第1外部電極および第2外部電極は、前記素体の底面に配置され、
前記第2コイルは、前記積層方向において前記第1コイルよりも前記素体の底面から離れた位置に設けられ、
前記第1コイルは、延伸方向が積層方向と直交するコイル導体からなるメインコイル要素と、
前記メインコイル要素と電気的に直列に接続され、前記メインコイル要素により生じる磁束の方向と逆向きの磁束を生じさせるサブコイル要素と、
からなる、積層インダクタ。
<2>前記サブコイル要素は、前記積層方向から見て 、前記メインコイル要素の一部と重複している、<1>に記載の積層インダクタ。
<3>メインコイル要素は複数のコイル導体層を備えている、<1>または<2>に記載の積層インダクタ。
<4>前記サブコイル要素の一端は、前記第1外部電極と直接接続されており、
前記サブコイル要素の他端は、スルーホールを介して前記メインコイル要素と電気的に接続されている、<1>~<3>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<5>前記積層方向における前記サブコイル要素と前記メインコイル要素との間の距離は、前記積層方向における前記第1コイル導体層間の層間距離よりも長くなっている、<1>~<4>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<6>前記サブコイル要素は、前記素体の底面に設けられている、<1>~<5>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<7>前記第1コイルのメインコイル要素の巻回数は、前記第2コイルの巻回数よりも多くなっている、<1>~<6>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<8>前記第2コイルに電気的に接続された第3外部電極及び第4外部電極を備え、
前記第3外部電極及び第4外部電極は、前記素体の底面に配置されている、<1>~<7>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<9>前記素体の底面には、前記第1~第4外部電極を除く表面を被覆する絶縁層が形成されている、<8>に記載の積層インダクタ。
<10>前記メインコイル要素の一端と直接接続される、第1スルーホールと、
前記メインコイル要素の他端と直接接続される、第2スルーホールと、
前記第2コイルの一端と直接接続される第3スルーホールと、
前記第2コイルの他端と直接接続される第4スルーホールと、を備え、
前記第1スルーホールは、一端が前記メインコイル要素と直接接続され、他端が前記サブコイル要素と直接接続されており、
前記第2スルーホールは、前記第2外部電極と直接接続されており、
前記第3スルーホールは、前記第3外部電極と直接接続されており、
前記第4スルーホールは、前記第4外部電極と直接接続されている、<1>~<9>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<11>前記第1スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第2スルーホールの前記積層方向の長さが長く、
前記第2スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第3スルーホールの前記積層方向の長さが長く、
前記第3スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第4スルーホールの前記積層方向の長さが長くなっている、<10>に記載の積層インダクタ。
<12>前記第1コイルのインダクタンス値は、前記第2コイルのインダクタンス値に対して±10%の範囲内である、<1>~<11>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<13>前記第1コイルの直流抵抗値は、前記第2コイルの直流抵抗値に対して±20%の範囲内である、<1>~<12>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<14>前記第1コイルによって生じる磁束の方向は、前記第2コイルによって生じる磁束の方向と逆方向である、<1>~<13>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<15>前記第1外部電極と電気的に接続される前記メインコイル要素の一端は、前記第1外部電極の内部側の点と前記第2外部電極の内部側の点とを結ぶ仮想線よりも前記素体の内部側に配置されている、<1>~<14>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
<16>前記メインコイル要素と前記サブコイル要素とを直接接続するスルーホールは、平面透視で前記素体の角部から離間して設けられている、<1>~<15>のいずれか1つに記載の積層インダクタ。
10 素体
11 第1主面
12 第2主面
13 第1端面
14 第2端面
15 第1側面
16 第2側面
21 第1コイル
21a メインコイル要素
21b サブコイル要素
22 第2コイル
23 第3コイル
24 第4コイル
25 第5コイル
26 第6コイル
31 第1外部電極
32 第2外部電極
33 第3外部電極
34 第4外部電極
35 第5外部電極
36 第6外部電極
37 第7外部電極
38 第8外部電極
41 第1スルーホール
42 第2スルーホール
43 第3スルーホール
44 第4スルーホール
45 第5スルーホール
46 第6スルーホール
47 第7スルーホール
48 第8スルーホール
51 第1コイル導体層
51a メインコイル導体層
51b サブコイル導体層
52 第2コイル導体層
60 回避部
65 直線部
70 絶縁層
80 ビア導体
A 重複領域
C 仮想線
G1~G10 磁性層グループ
D1 サブコイル要素とメインコイル要素の間の距離
D2 メインコイル導体層間の層間距離
S 磁性層
Claims (12)
- 磁性層が積層された素体と、
前記素体の内部に設けられ、複数の第1コイル導体層を積層方向に含む第1コイルと、複数の第2コイル導体層を前記積層方向に含み、巻回態様が前記第1コイルと異なる第2コイルと、
前記第1コイルに電気的に接続された第1外部電極及び第2外部電極と、を備え、
前記第1外部電極および第2外部電極は、前記素体の底面に配置され、
前記第2コイルは、前記積層方向において前記第1コイルよりも前記素体の底面から離れた位置に設けられ、
前記第1コイルは、前記積層方向と延伸方向が直交するコイル導体からなるメインコイル要素と、
前記メインコイル要素と電気的に直列に接続され、前記メインコイル要素により生じる磁束の方向と逆向きの磁束を生じさせ、前記第1コイルと前記第2コイルとの間の電気的特性を低減するサブコイル要素と、
からなり、
前記第2コイルに電気的に接続された第3外部電極及び第4外部電極を備え、
前記第3外部電極及び第4外部電極は、前記素体の底面に配置され、
前記メインコイル要素の一端と直接接続される、第1スルーホールと、
前記メインコイル要素の他端と直接接続される、第2スルーホールと、
前記第2コイルの一端と直接接続される第3スルーホールと、
前記第2コイルの他端と直接接続される第4スルーホールと、を備え、
前記第1スルーホールは、一端が前記メインコイル要素と直接接続され、他端が前記サブコイル要素と直接接続されており、
前記第2スルーホールは、前記第2外部電極と直接接続されており、
前記第3スルーホールは、前記第2コイルに電気的に接続された第3外部電極と前記素体の底面で直接接続されており、
前記第4スルーホールは、前記第2コイルに電気的に接続された第4外部電極と前記素体の底面で直接接続された、積層インダクタ。 - 前記サブコイル要素は、前記積層方向から見て 、前記メインコイル要素の一部と重複している、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記メインコイル要素は複数のコイル導体層を備えている、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記積層方向における前記サブコイル要素と前記メインコイル要素との間の距離は、前記積層方向における前記第1コイル導体層間の層間距離よりも長くなっている、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記サブコイル要素は、前記素体の底面に設けられている、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記第1コイルのメインコイル要素の巻回数は、前記第2コイルの巻回数よりも多くなっている、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記素体の底面には、前記第1~第4外部電極を除く表面を被覆する絶縁層が形成されている、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記第1スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第2スルーホールの前記積層方向の長さが長く、
前記第2スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第3スルーホールの前記積層方向の長さが長く、
前記第3スルーホールの前記積層方向の長さよりも前記第4スルーホールの前記積層方向の長さが長くなっている、請求項1に記載の積層インダクタ。 - 前記第1コイルのインダクタンス値は、前記第2コイルのインダクタンス値に対して±10%の範囲内である、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記第1コイルの直流抵抗値は、前記第2コイルの直流抵抗値に対して±20%の範囲内である、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記第1コイルによって生じる磁束の方向は、前記第2コイルによって生じる磁束の方向と逆方向である、請求項1に記載の積層インダクタ。
- 前記第1外部電極と電気的に接続される前記メインコイル要素の一端は、前記第1外部電極の内部側の点と前記第2外部電極の内部側の点とを結ぶ仮想線よりも前記素体の内部側に配置されている、請求項1に記載の積層インダクタ。
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