JP7837764B2 - プラスチック成形体 - Google Patents
プラスチック成形体Info
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Description
このプラスチック成形体(分別機能付きヒンジキャップ1)は、頂板部(頂板6)には開口予定部(5)が形成されており、開口予定部(5)を切り取って生成した開口を通して容器内の液状内容物を注出できるものである。
なお、上蓋(3)を閉じた際に環状壁(16)の外周面が注出用ノズル(注出筒12)の下部内周面の周方向均一に形成されたストレート部に密着するため、開口予定部(5)を切り取って液状内容物を注出した後は、環状壁(16)と注出用ノズル(注出筒12)との密着面によってプラスチック成形体(分別機能付きヒンジキャップ1)は密閉され、液状内容物の漏出を防ぐものである。
また、環状壁の外周面と注出筒や注出口の内周面とのストレート部同士の密着によって分別機能付きヒンジキャップを密閉するため、互いの接触面が多くなり、環状壁と注出筒や注出口とが過度に密着して上蓋の開閉時に使用者の負担が増加する虞があった。
また、環状壁を長く形成するため、成形に必要な樹脂の量が増加し、コストアップしてしまう虞があった。
これによって、突出部の外径を小さくすることができ、突出部と注出用ノズルとの干渉を抑制できる。
また、環状シール面が拡径面に当接した際、突出部と注出用ノズルとの間に弾性シール片が挟まることで反発力が発生するため、環状シール面と拡径面との密着力を高め、注出用ノズルを確実に封止することができ、耐振動・耐落下衝撃性を向上できる。
また、環状シール面を注出用ノズルの上部に設けた拡径面に当接させてプラスチック成形体を密閉可能なため、突出部を長く形成する必要がなく、内容物を注ぎ易くするために拡径面を注出用ノズルの上部に周方向均一に設け、内容物の注ぎ出し方向を規制されないようにしても、上蓋を閉じる際に突出部が拡径面に干渉することがなく、弾性シール片が注出ノズルの上部の形状に追従するように反転するため、所謂上蓋被り性を損なうことなく環状シール面と拡径面とのシールを形成することができる。
また、突出部を注出用ノズルの下部まで届くほど長く形成する必要がないため、成形に必要な樹脂の量の増加を抑制でき、製造コストの増加を抑制できる。
また、拡径面の内周面は、上方に向かうに従って徐々に拡径しているため、上蓋を閉じた際、弾性シール片は突出部と拡径面とで斜め方向に挟まれるように位置する。
これによって、突出部と注出用ノズルのストレート部とで弾性シール片を側方から挟む場合に比べて、過度な弾性シール片の圧迫を防ぐことができ、環状シール面と拡径面との過度な密着を防ぎ、開封時に使用者にかかる負担を軽減して簡単に環状シール面を拡径面から離脱できる。
また、成形直後のプラスチック成形体が温まっている状態で環状シール面を拡径面に当接させる場合は、薄肉部がより変形しやすく簡単に弾性シール片を反転させて突出部の外周面に位置させることができ、さらに薄肉部を変形させたまま冷却して薄肉部を癖付けすることで、弾性シール片を突出部の外周面側に留まらせることもできる。
また、突出部と弾性シール片と薄肉部とを一体成形することができ、これによって突出部を注出用ノズルから取り外す際に弾性シール片のみ注出用ノズル内に残って開封不良になることがなく、部品点数の増加を抑え、製造コストの増加を抑制できる。
また、弾性シール片の下部には、反転補助延長部が設けられているため、本体に上蓋を被せる際に反転補助延長部の内面側を注出用ノズルの上部に当接させながら移動することのみで、反転補助延長部に接続している弾性シール片を自動的に薄肉部を曲げながら反転させて突出部の外周面側に簡単に移動させることができる。
これによって、より確実に過度な弾性シール片の圧迫を防ぎ、環状シール面と拡径面との過度な密着を防ぐことができる。
請求項3に記載の構成によれば、拡径面はR面状に形成されているため、環状シール面と拡径面との接触面積をより一層少なくすることができ、環状シール面と拡径面との過度な密着を防ぎ、開封時に使用者にかかる負担を軽減して簡単に環状シール面を拡径面から離脱することもできる。
請求項5に記載の構成によれば、上蓋を本体に被せた際、環状シール面と接触する拡径面の傾斜角度は、頂板部から見て20度以上80度以下であるため、適度な密封性を維持しつつ過度な弾性シール片の圧迫をより一層確実に防ぐことができ、環状シール面と拡径面との過度な密着を防ぎ、開封時に使用者にかかる負担を軽減して簡単に環状シール面を拡径面から離脱することができる。
また、本体と上蓋とは、ヒンジを介して接続されているため、開閉時の上蓋の動作を安定させることができ、より確実に環状シール面を拡径面に当接させることができる。
なお、プラスチック成形体100が固定される容器は図示しない。
プラスチック成形体100は、図1乃至図3に示すように、容器に固定される本体であるキャップ本体110と、キャップ本体110に被さって容器を閉塞可能な上蓋120とを有している。
キャップ本体110は、容器の口部をスカート部114と嵌合筒113とで挟むように嵌合し、嵌合部115で抜け止めしている。
また、円筒面133は注出用ノズル116の上下方向の長さの半分以上の高さまで形成されており、拡径面117は全周同一の高さまで形成されている。
周状壁122の内周面には、係止リング119と係合可能な係止部134が形成されている。
突出部123の下部、すなわち、天面121に接続されていない先端側には、突出部123の外面に沿うように弾性シール片125が設けられており、突出部123と弾性シール片125とは、薄肉に形成された薄肉部124によって接続されている。
なお、弾性シール片125は、薄肉部124側から薄肉部124と接続されていない端部側に向かって拡径、すなわち、突出部123の外面から遠ざかる方向へ徐々に拡がるよういに形成されている。
なお、キャップ本体110と上蓋120とは、ヒンジ132で接続された一体成形品であり、上蓋120の周状壁122のうち、ヒンジ132との接続部と反対側には、開封用鍔131が形成されている。
次に、図4の状態から上蓋120をヒンジ132を回転中心としてキャップ本体110に被せていくと、図5に示すように、拡径面117にヒンジ132側の弾性シール片125の内側(環状シール面126)が当たり始める。
このとき、弾性シール片125は突出部123と薄肉部124で接続されているため、薄肉部124の変形に伴って弾性シール片125が外側に倒れて反転し始める。
また、弾性シール片125の先端側には、反転補助延長部127が設けられているため、より確実に拡径面117に弾性シール片125の内側が当たりやすくなり、一層反転しやすくなる。
上蓋120がキャップ本体110に被さる際、突出部123は注出用ノズル116の上方に位置し、環状シール面126と拡径面117とが徐々に接触し、上蓋120がキャップ本体110に完全に被さると、図6に示すように、係止リング119と係止部134とが係合して上蓋120はキャップ本体110に係止され、弾性シール片125(環状シール面126)は拡径面117と突出部123の外面とで挟まれるようにして拡径面117と全周に渡って密着する。
また、振動・落下衝撃によって一時的に拡径面117が変形した場合でも、拡径面117の変形に追従するように弾性シール片125も変形するため、環状シール面126と拡径面117との間から内容液が漏出することがない。
さらに、弾性シール片125を弾性変形しやすい材料で構成すれば、拡径面117と環状シール面126との密着をより強固にでき、容器内の内容液の漏出をより一層防止できる。
また、環状シール面126を注出用ノズルの上部に設けた拡径面117に当接させて閉栓するため、突出部123を注出用ノズルの下方まで到達させるように長く形成する必要がなく、周方向均一に拡径面117を設けていても、閉栓時に突出部123が拡径面117に干渉することがなく、確実に環状シール面126と拡径面117とのシールを形成することができる。
また、突出部123を長く形成する必要がないため、成形に必要な樹脂の量の増加を抑制でき、製造コストの増加を抑制できる。
これによって、突出部123と注出用ノズル116のストレート部とで弾性シール片125を側方から挟む場合に比べて、過度な弾性シール片125の圧迫を防ぐことができ、環状シール面126と拡径面117との過度な密着を防ぎ、開封時に使用者にかかる負担を軽減して簡単に環状シール面126を拡径面117から離脱できる。
なお、上蓋120をキャップ本体110に被せた際、環状シール面126と接触している位置の拡径面117の傾斜角度Bは20度以上80度以下であれば、適度な密封性を維持しつつ過度な弾性シール片125の圧迫を防ぐことができ、環状シール面126と拡径面117との過度な密着を防ぐことができる。
また、環状シール面126と接触している位置の拡径面117の傾斜角度Bが、前述の通り20度以上80度以下であれば、環状シール面126と拡径面117との過度な密着が防がれているため、開封時に使用者かかる負担を軽減して簡単に環状シール面126を拡径面117から離脱することもできる。
薄肉部124は閉栓時に折り曲げられてクセ付けされているため、図7に示すように弾性シール片125は反転した状態を維持したまま開栓される。
また、キャップ本体110は容器に固定されるものであればその形態は特に限定されず、ペットボトル等の容器の口部に嵌合固定される構成だけでなく、パウチ等の容器の口部に溶着固定されたスパウト状に形成されたものも含むものである。
本発明の一実施形態に係るプラスチック成形体100の製造過程の一例を説明する。
プラスチック成形体100は、まず、図3に示すような状態でポリエチレンを材料に射出成形された直後、プラスチック成形体100が冷却していないうちに、図9に示すように上蓋120を閉じてキャップ本体110に係止して、薄肉部124が柔らかいうちに弾性シール片125を反転する。
上蓋120を閉じてキャップ本体110に係止したプラスチック成形体100は、図9に示すような状態で内容物の充填された容器の口部に固定されることで、容器を密封する。
内容物を取り出す際は、まず、上蓋120をキャップ本体110から離脱させて拡径面117から環状シール面126を離脱させ、プルリング118を上方に引き上げて無端状スコア128を破断し開口部112を形成する。
内容物を取り出し終わり容器を正立状態に戻した後、上蓋120をキャップ本体110に再び被せることで、図6に示すように環状シール面126は拡径面117に密着して再封止を完了する。
また、上述した実施形態では、拡径面は全周同一の高さで形成されているものとして説明したが、拡径面の構成はこれに限定されず、例えば、拡径面のヒンジ形成部のみ低く形成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、円筒面は、注出用ノズルの内周面の下端からほぼ鉛直に上方向に延びるストレート面で形成されているものとして説明したが、円筒面の構成はこれに限定されず、例えば、注出用ノズルの内周面の下端よりも上方の位置から上方向に延びるように形成されていてもよい。
110 ・・・ キャップ本体
111 ・・・ 頂板部
112 ・・・ 開口部
113 ・・・ 嵌合筒
114 ・・・ スカート部
115 ・・・ 嵌合部
116 ・・・ 注出用ノズル
117 ・・・ 拡径面
118 ・・・ プルリング
119 ・・・ 係止リング
120 ・・・ 上蓋
121 ・・・ 天面
122 ・・・ 周状壁
123 ・・・ 突出部
124 ・・・ 薄肉部
125 ・・・ 弾性シール片
126 ・・・ 環状シール面
127 ・・・ 反転補助延長部
128 ・・・ 無端状スコア
129 ・・・ 切り欠き部
130 ・・・ アウターリング
131 ・・・ 開封用鍔
132 ・・・ ヒンジ
133 ・・・ 円筒面
134 ・・・ 係止部
Claims (7)
- 容器に固定される本体と、前記本体に被さって容器を閉塞可能な上蓋とを有するプラスチック成形体であって、
前記本体には頂板部と前記頂板部から垂下するスカート部とが設けられ、
前記頂板部の上面側には、前記頂板部から突出する筒状に形成された注出用ノズルが設けられ、
前記注出用ノズルの上部の内周面は、上方に向かうに従って徐々に拡径する拡径面を全周に渡って有し、
前記上蓋には天面と前記天面の外周縁から垂下する周状壁とが設けられ、
前記上蓋は、前記天面の前記周状壁よりも内側から下方に突出する突出部をさらに有し、
前記突出部の下部には、薄肉に形成された薄肉部を介して接続された弾性シール片が設けられ、
前記弾性シール片の内面側には、前記注出用ノズルの内周面に密着可能な環状シール面が形成され、
前記弾性シール片は上方へ向かって内外面を反転可能に構成され、
前記弾性シール片の下端部には、反転補助延長部が設けられ、
前記上蓋を前記本体に被せた際、前記環状シール面が前記拡径面に当接することを特徴とするプラスチック成形体。 - 前記突出部の外径は、前記拡径面のうち最も内径の小さい箇所よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック成形体。
- 前記拡径面は、R面状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラスチック成形体。
- 前記注出用ノズルの内周面には、上下方向に伸び、内径が均一な円筒面が設けられ、
前記拡径面は、前記円筒面の上端に接続していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプラスチック成形体。 - 前記上蓋を前記本体に被せた際、前記環状シール面と接触する位置の前記拡径面の傾斜角度は、前記頂板部から見て20度以上80度以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプラスチック成形体。
- 前記反転補助延長部は、下方に開放した切り欠き部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のプラスチック成形体。
- 前記本体と前記上蓋とは、一体成形され、ヒンジを介して接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のプラスチック成形体。
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2022
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