本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
最も非肌側に粘着部を備えた母乳パッド本体と、前記母乳パッド本体を包装する包装材とを有する母乳パッド包装体において、前記母乳パッド本体が前記包装材によって包装された包装状態よりも、前記包装材による包装が解除されて、前記粘着部が露出された露出状態の方が視認しやすくなるように、前記母乳パッド本体に図柄が設けられていることを特徴とする母乳パッド包装体である。
このような母乳パッド包装体によれば、母乳パッド本体に図柄が設けられていることで、包装状態が解かれて母乳パッドを下着等に装着する段階で装着者は図柄に気づき易くなり、図柄を見ることで装着者を嬉しい気持ちにさせたり、癒しを与えたりすることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態、及び前記露出状態のいずれにおいても、前記図柄を視認可能であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装状態においても図柄が見えることで、開封前から使用者の図柄に対する期待感を高めることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態においては、前記粘着部が剥離シートによって被覆されていることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、粘着部が剥離シートによって被覆されていることで、包装状態において図柄を視認しにくく、使用者の開封時の視認性を高めることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態においては、前記粘着部が剥離シートによって被覆されており、前記図柄の一部は、前記剥離シートに覆われていないことが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装状態において剥離シートに覆われていない図柄は、剥離シートに覆われている領域に配置されている図柄よりも視認しやすく、包装状態においても使用者が図柄に気づきやすくなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装材の光線透過率は、前記剥離シートの光線透過率よりも高いことが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装状態において、剥離シートに覆われていない領域の図柄は包装材のみに覆われており、そのような包装材のみに覆われている領域の図柄は、剥離シートに覆われている領域にある図柄よりも視認されやすい。よって、使用者は、包装状態でも包装材を介して図柄の存在に気づくことができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記剥離シートの占める面積は、前記母乳パッド本体の最も非肌側の面の面積の50%以上の面積であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、剥離シートによって覆われる面積が大きくなると、包装状態において図柄をより隠すことができ、包装状態から開封状態(露出状態)に移行したときの図柄の登場により消費者にギャップを与え、開封時の視認性を高め易くなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態においては、前記粘着部が剥離シートによって被覆されており、前記図柄全体が、前記剥離シートに覆われていることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装状態において、図柄全体は剥離シートを介して見られることとなり、視認し難い状態である。そのような包装状態から開封状態(露出状態)へと移行したときに視認できる母乳パッドのデザイン性の変化により、使用者に視覚的インパクトを与え、開封時の図柄の視認性をより高めることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記剥離シートの占める面積は、前記母乳パッド本体の最も非肌側の面の面積の50%未満の面積であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装状態においても図柄を視認し易くなり、消費者の使用前の図柄に対する期待感を高めることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装材には、図柄が設けられていないことが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、包装材にデザイン性を付与せずにシンプルにすることで、包装状態から露出状態に移行したときのデザイン性の差がより高まり、開封時の視認性をより向上させることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態においては、前記粘着部が剥離シートによって被覆されており、前記剥離シートには、図柄が設けられていないことが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、剥離シートにデザイン性を付与せずにシンプルにすることで、包装状態から露出状態に移行したときのデザイン性の差がより高まり、開封時の視認性を向上させることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、折り線を有し、前記包装状態では、前記母乳パッド本体が前記折り線で二つ折りされた状態で収容されており、前記二つ折りされた状態において、前記母乳パッド本体は前記折り線を挟んだ一方側領域と他方側領域の両方に前記粘着部を有しており、前記包装材による包装が解除されて、前記一方側領域又は前記他方側領域のいずれかが一方の前記粘着部が露出したときに、前記母乳パッド本体の前記図柄の少なくとも一部が視認可能であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、完全に露出状態になる前に、すなわち、包装を解除し始めた途中段階で、図柄をすぐに視認できることから、装着者が図柄に気づき易くなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、使用者が着用したときの上下方向及び左右方向を有し、前記図柄は、前記上下方向又は前記左右方向を想起可能な図柄であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、図柄を視認することによって上下方向又は左右方向が想起できることで、装着者は母乳パッド本体を装着させる方向を認識しやすくなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態から、前記包装材を前記母乳パッド本体から引き剥がすように包装を解除するときの解除方向と、前記図柄が想起させる方向とが、同一方向であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、解除方向と図柄の方向が同一であるため、包装を解除するために母乳パッド本体を持った手を持ち替えることなく、そのままの手で下着等に取り付けることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記包装状態から、前記包装材を前記母乳パッド本体から引き剥がすように包装を解除するときの解除方向と、前記図柄が想起させる方向とが直交していることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、解除方向と図柄の方向とが直交している場合、装着者は、包装を解除する際、解除方向に対して図柄が90度反転した状態で見えるので、図柄の表示に違和感をもち、より図柄の方向性に注意がいきやすくなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、折り線を有し、前記包装状態では、前記母乳パッド本体が前記折り線で二つ折りされた状態で収容されており、前記図柄が想起させる方向は、前記上下方向であり、前記折り線は前記左右方向に延在していることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、二つ折り状態から包装状態を解除して下着等に取り付けるときに、折り線よりも下側の部分は、折り曲がった状態から完全な展開状態とはならずに受け皿のようにやや屈折したままの状態となる。そのような折り線よりも下側部分で、装着時に乳首から垂れる母乳を受けとめ易くすることができる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、折り線を有し、前記包装状態では、前記母乳パッド本体が前記折り線で二つ折りされた状態で収容されており、前記露出状態において、前記粘着部の長手方向は、前記折り線が延在する方向と同一方向であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、粘着部と折り線の方向が同一であることで、図柄以外にも装着時の方向性が分かり易くなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、折り線を有し、前記包装状態では、前記母乳パッド本体が前記折り線で二つ折りされた状態で収容されており、前記母乳パッド本体の展開状態において、前記粘着部の長手方向、又は、前記折り線が延在する方向の少なくとも一方が、前記図柄が想起させる方向と同一であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、図柄以外にも、図柄と同一の方向に設けられている構成を有することで、装着時の方向性が分かり易くなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、折り線を有し、前記包装状態では、前記母乳パッド本体が前記折り線で二つ折りされた状態で収容されており、前記母乳パッド本体の展開状態において、前記図柄が想起させる方向と、前記粘着部の長手方向と、前記折り線が延在する方向とは、全て同一方向であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、図柄、粘着部、折り線の方向が全て同一であることで、装着時の方向性がより分かり易くなる。
かかる母乳パッド包装体であって、前記母乳パッド本体は、液吸収性の吸収体と、前記吸収体の肌対向面側に位置するトップシートと、前記吸収体の非肌対向面側に位置するバックシートとを有し、前記バックシートは、前記左右方向の両端部が前記肌対向面側に折り返されており、前記バックシートの折り返された部分に挟まれ、且つ、前記上下方向に延在するように弾性部材が前記左右方向の前記両端部にそれぞれ設けられており、前記図柄が想起させる方向は、前記上下方向であることが望ましい。
このような母乳パッド包装体によれば、弾性部材と図柄が同じ上下方向に設けられていることにより、装着時の方向性がより分かり易くなる。
===実施形態===
<母乳パッド包装体の基本的構成>
以下、本発明の母乳パッド包装体の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る母乳パッド包装体1の斜視図である。母乳パッド包装体1は、母乳パッド本体10と、母乳パッド本体10を包装する包装材5とを有している。包装材5は略矩形状に形成されている不織布等のシートであり、包装材5に配置された母乳パッド本体10に対して包装材5の一部が折り返され(図1の折り返し部5aの部分)、さらにこの折り返された折り返し部5aに上方から重ね合わせるように、折り線FLに沿って母乳パッド本体10が包装材5と共に二つ折りにされている。また、母乳パッド本体10の非肌側には後述する剥離シート25が設けられており、そして当該剥離シート25の一部が接着剤によって包装材5に接着されていることで、母乳パッド本体10が包装材5に固定されている。母乳パッド本体10が包装材5と共に二つ折りにされた後、折り線FLと直交する方向の両端部1ta、1tbを、例えば、熱圧着によって接着し、図1に示す母乳パッド包装体1の状態となる。また、本実施形態において、図1に示すように、母乳パッド本体10が包装材5によって包装された状態を包装状態という。当該包装状態では、上述の通り、母乳パッド本体10は折り線FLで二つ折りされた状態で収容されている。
なお、包装材5が折り返された折り返し部5aに対して、上方から重ね合わせた包装材5の重ね合わせ部5bのうち、母乳パッド包装体1の長手方向に沿った端部5beを指でつまんで母乳パッド包装体1の開封を開始するが、母乳パッド本体10の取り出し方の詳細については後述する。
<母乳パッド本体10の基本的構成>
図2は、展開状態の母乳パッド本体10を非肌側から見た斜視図であり、図3は、展開状態の母乳パッド本体10を肌側から見た平面図である。図4は、図3の中央線CLに沿った断面の断面図である。ここで、母乳パッド本体10の展開状態とは、図1に示す包装状態における二つ折りの状態を開き、母乳パッド本体10を平面上に展開した状態である。
図2及び図3に示すように、母乳パッド本体10は、展開状態において、使用者が着用したときの上下方向及び左右方向を有し、該上下方向及び左右方向は互いに直交している。ここでいう「着用したとき」は、通常の適正な着用位置、即ち当該母乳パッド本体10の正しい着用位置が維持された状態を意味し、母乳パッド本体10が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。また、図4に示すように、母乳パッド本体10は、上下方向及び左右方向と直交する厚さ方向を有する。「厚さ方向」とは、母乳パッド本体10の製品が有する厚みの方向を示し、当該厚さ方向は、母乳パッド本体10の使用時において使用者の肌と接する側となる「肌側」と、その反対側となる「非肌側」とを有する。
母乳パッド本体10は、全体として、略円形形状の左右方向の両端部が上下方向に延びる直線で切断されたような外形形状を有している。なお、本発明において、母乳パッド本体10の外形形状は、このような態様の外形形状に限定されず、装着者の乳房を包み込むように覆うことができる形状であれば、任意の外形形状(例えば、円形、楕円形、角の丸い四角形など)を採用することができる。
本実施形態に係る母乳パッド本体10は、図2~図4に示すように、液吸収性の吸収体11と、厚さ方向において、吸収体11の肌対向面側(肌側)に位置する液透過性のトップシート12と、吸収体11の非肌対向面側(非肌側)に位置するバックシート13とを有している。吸収体11、トップシート12、及びバックシート13は、接着剤等の公知の接合手段により一体化されて構成されている。さらに、母乳パッド本体10は、バックシート13と吸収体11との間に位置する中間バックシート15を有する。
トップシート12は、液透過性のシート状部材によって構成されており、図3に示すように、平面視にて、母乳パッド本体10の上下方向及び左右方向に延在し且つ母乳パッド本体10全体の外形形状と同様に略円形形状の左右方向の両端部が上下方向に延びる直線で切断されたような外形形状を有している。また、トップシート12は、母乳パッド本体10の厚さ方向において、装着者の肌面(つまり、装着者の乳房の肌面)に当接し得る肌対向面側の位置に配置され、装着者から排出された母乳を非肌側に位置する吸収体11に向けて素早く移行させるように機能する。なお、トップシート12の外形形状は、上述の形状に限らず、装着者の乳房を包み込むように覆うことができる形状であれば、円形、楕円形等の任意の外形形状を採用することができる。
トップシート12として用い得る液透過性のシート状部材としては、所定の液透過性を有するものであれば特に限定されず、例えば、エアースルー不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布(すなわち、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドの積層不織布)等の不織布や織布、編布などのシート状の繊維構造体や、樹脂フィルムに複数の開孔を施した開孔フィルムなどを好適に用いることができる。
吸収体11は、図3に示すように、平面視にて、母乳パッド本体10の上下方向及び左右に延在し且つ母乳パッド本体10全体の外形形状と同様に略円形形状の左右方向の両端部が上下方向に延びる直線で切断されたような外形形状を有する。また、吸収体11は、母乳パッド本体10の外形寸法よりも一回り小さい外形寸法を有しており、母乳パッド本体10の厚さ方向において、トップシート12とバックシート13の間に配置されて、トップシート12を透過してきた母乳を吸収及び保持するように機能する吸収性部材によって構成されている。なお、本発明において、吸収体11の外形形状は、上述の形状に限らず、装着者から排出された母乳を十分に吸収及び保持し得る形状であれば任意の外形形状(例えば、円形、楕円形など)を採用することができる。
また、本実施形態において、吸収体11は、パルプ等の親水性繊維と超吸収性ポリマー粒子(SAP)との混合物からなる吸収性材料によって構成された吸収性コア11aと、該吸収性コア11aの肌側の表面を覆うように配置された肌側のコアラップシート11bと、該吸収性コア11aの非肌側の表面を覆い且つ吸収性コア11a及びコアラップシート11bを吸収性コア11aの非肌側から包み込むように配置された非肌側のコアラップシート11cとを含む。コアラップシート11b及び11cは、ティッシュペーパーや液拡散性を有する繊維不織布から形成されている。また、吸収性コア11aとコアラップシート11b、及び、吸収性コア11aとコアラップシート11cは、それぞれ、それらの対向面の一方に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合されている。なお、本実施形態では、吸収性コア11aを2枚のコアラップシート(11b及び11c)で覆っていたが、これに限定されず、吸収性コア11aを1枚のシートで包み込むように構成されていてもよい。
バックシート13は、図4に示すように、中間バックシート15よりも左右方向の寸法が大きく、中間バックシート15の左右方向における両端部を非肌側から覆うようにして左右方向の両端部が肌側へ折り返されている。バックシート13と中間バックシート15とは、厚さ方向において、中間バックシート15の非肌側の表面にホットメルト接着剤等の任意の接着剤層(図示せず)を介して接合されている。また、バックシート13の折り返された部分に挟まれ且つ上下方向に延在するように一対の弾性部材18が伸長状態で収縮可能に取り付けられている。なお、本実施形態では、弾性部材18は、左右方向における一方の端部の折り返された部分と他方の端部の折り返された部分の各々に、一対ずつ(合計4本)配置されている。また、母乳パッド本体10は、バックシート13の非肌側の表面、すなわち、母乳パッド本体10の最も非肌側に配置され且つ上下方向に延在する4対の粘着剤等からなる粘着部20を備えている。
本実施形態において、バックシート13は、図2に示すように、母乳パッド本体10の上下方向及び左右方向に延在し且つ母乳パッド本体10全体の外形形状と同様に略円形形状の左右方向の両端部が上下方向に延びる直線で切断されたような外形形状を有している。バックシート13は、装着者から排出された母乳の漏出を防止しつつ、母乳パッド本体10の外形を画定するように機能する、液不透過性及び通気性を有するシート状部材によって構成されている。バックシート13として用い得る液不透過性及び通気性を有するシート状部材としては、本発明の効果を阻害しない限り特に制限されず、例えば、後述する中間バックシート15と同様の不織布や合成樹脂材料を成形してなる複数の開孔部を有する開孔フィルムなどの任意のシート状部材を用いることができる。なお、かかるバックシート13は、1枚のシート状部材から構成されていても、2枚以上のシート状部材から構成されていてもよい。
なお、本発明において、バックシート13の外形形状は、上述のような特定の態様の外形形状に限定されず、母乳の漏出を防止しつつ、母乳パッドの外形を画定することができる形状であれば、円形、楕円形等の任意の外形形状を採用することができる。
本実施形態における中間バックシート15は、平面視にて、母乳パッド本体10の上下方向及び左右方向に延在し(図示せず)、且つ吸収体11の非肌側の表面の大部分を覆うことのできる所定の外形形状及び外形寸法を有している。中間バックシート15は、母乳パッド本体10の厚さ方向において、吸収体11の非肌側に配置され、装着者から排出された母乳の透過を防止して当該母乳が装着者の下着等に漏れ出ないようにしつつ、母乳パッド本体10内又は母乳パッド本体10と装着者の肌との間の湿度の増大を防止するように機能する、液不透過性及び通気性を有する不織布によって構成されている。本発明において、中間バックシート15として用い得る液不透過性及び通気性を有する不織布としては、所定の通気性を備えつつ、母乳の透過を防ぐように機能し得るものであれば特に限定されず、例えば、防水処理を施した又は疎水性を有する合成樹脂繊維からなる、SMS不織布、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、メルトブローン不織布などの任意の不織布を用いることができる。なお、本実施形態では、母乳パッド本体10は、母乳パッド本体10の非肌側から視認可能な図柄を有しており、具体的には、当該図柄は中間バックシート15の非肌側の表面に設けられている。故に、図2に示す図柄は、バックシート13を介して視認できる図柄の態様を示している。図柄の詳細については、後述する。
弾性部材18としては、例えば、天然ゴムや合成ゴム等の任意の弾性材料を採用することができる。かかる弾性部材18の収縮力によって、母乳パッド本体10が、当該母乳パッド本体10の中央部が下着側に向かって凸となるドーム状の湾曲形状に変形しやすくなっている。これにより、本実施形態の母乳パッド本体10は、装着者が動いたりしても、装着者の乳房の形状に適合した湾曲形状を維持しやすくなっている。また、かかる弾性部材の寸法形状や配置形態等も特に制限されず、母乳パッドの変形のしやすさ等に応じた任意の寸法形状や配置形態等を採用することができる。
本実施形態において、母乳パッド本体10の最も非肌側に配置されている粘着部20は、図2に示すように、上下方向に延在し且つ左右方向に所定間隔をあけて並ぶようにストライプ状に配置されている。なお、本実施形態において、粘着部20は、上下方向に延在する1対の粘着部を1組として、4対の粘着部20が左右方向に所定間隔をあけて配置されているが、粘着部20の配置形態は、これに限定されない。粘着部20は、上述のストライプ状のほか、1本又は複数本のスパイラル状や間欠状、ドット状等の任意の形態で配置することができる。この粘着部20は、装着者が母乳パッド本体10を乳房に当てて装着する際に、母乳パッド本体10の非肌側の表面を、ブラジャー等の下着の内側の表面に着脱自在に固定するための適度な粘着力を有している。本発明において、粘着部20は、母乳パッド本体10を装着者の下着の内側の表面に着脱自在に固定し得るものであれば特に制限されず、例えば、スチレン系ポリマー等の粘着剤や面ファスナーなどの任意の固定手段を用いることができる。尚、母乳パッド包装体1の包装状態において、粘着部20は、矩形状の剥離シート25(図1、及び後述の図5A参照)によって被覆されている。
また、本実施形態の母乳パッド本体10の吸収体11は、図3に示すように、平面視にて、吸収体11の上下方向の両端部領域において、吸収体11が厚さ方向に圧搾された複数本の圧搾部19を有している。本実施形態において、当該複数本の圧搾部19は、図3に示すように、平面視にて、それぞれ母乳パッド本体10の上下方向に沿って延び且つ吸収体11の上下方向における両端部の各端縁から上下方向の内方側の所定部分まで延在するように配置されている一方、母乳パッド本体10の中央の領域には、圧搾部19は配置されていない。吸収体11において圧搾部19がこのように配置されていることで、圧搾部19が設けられている領域は剛性が高くなる一方、母乳パッド本体10の中央の領域では、装着者の乳房の形状に変形して適応しやすくなる。それによって、母乳パッド本体10の装着時や着脱時に不用意な折れ曲がりや皺等の変形が生じにくくなり、装着者の乳房の形状に適合した湾曲形状を維持しやすくなる。なお、本発明において、吸収体11に上述の圧搾部19を形成する手段は特に制限されず、エンボス加工等の任意の圧搾手段を採用することができる。
本実施形態では、母乳パッド本体10が図柄を有しており、当該図柄は、図2に示すように、母乳パッド本体10の非肌側から視認可能に構成されている。当該図柄は、所定の図柄を示すものであればよく、本実施形態のように色を含む構成であっても、或いは、文字を示すものや、線や点による輪郭によって構成されていてもよい。
また、一般的に、母乳パッドの装着時に使用者が瞬時に装着方向を理解し難いことがあり、間違った装着によるフィット性の低下を避けるためにも、母乳パッドの正しい装着方向がすぐに視認しやすいことが望ましい。本実施形態の母乳パッド本体10では、例えば上述の弾性部材18がどの向きにくるように装着するのが正しいのかなど、図柄から母乳パッド本体10の装着方向が分かることが好ましい。この点、本実施形態では、母乳パッド本体10が有する図柄のうち、母乳パッド本体10の上下方向を想起可能な図柄として図柄30(お母さんが赤ちゃんを抱っこしている絵)が設けられている。図柄30によって、使用者は母乳パッド本体10を装着させる方向を認識しやすくなる。なお、図柄30は上下方向を想起可能な図柄であるが、これに限らず、母乳パッド本体10の左右方向を想起可能な図柄であってもよい。それにより、同様に、使用者が母乳パッド本体10を装着させる方向を認識しやすくなる。また、本実施形態において、図柄は中間バックシート15の非肌側の表面に設けられているが、これに限定されず、例えば、バックシート13の非肌側の表面や、コアラップシート11cのうちの吸収性コア11aよりも非肌側に位置する部分の非肌側の表面などに設けられてもよい。すなわち、図柄は、母乳パッド本体10から剥離シート25を剥がした状態において、母乳パッド本体10の非肌側から視認可能に構成されていればよい。
図5Aは、包装状態の母乳パッド包装体1を示す概略図であり、図5Bは、母乳パッド包装体1の包装を解除する途中の状態を説明する概略図であり、図5Cは、母乳パッド包装体1の包装を解除する手順のうち、図5Bの状態の次の状態を説明する概略図である。なお、図5A~図5Cでは、説明の便宜上、母乳パッド包装体1の詳細な構成(例え図柄30等)を省略して示している。
使用者が母乳パッド包装体1を開封して使用する際には、まず、図5Aに示すように、使用者は、図1で説明した包装状態の母乳パッド包装体1の長手方向に沿った端部5be付近(図5Aにおいて矢印で示す部分)を指でつまんで開封方向P(以下では、解除方向Pともいう)に向かって力を加え、母乳パッド包装体1の両端部1ta、1tbにおける接着状態を剥がすように展開し、図5Bに示す状態となる。図5Bに示す状態では、母乳パッド本体10の二つ折り状態が展開され、母乳パッド本体10のトップシート12が露出している。図5Bの状態から、使用者の一方の手で包装材5の端部5be付近を持ち、他方の手で、母乳パッド本体10のうち、包装材5の端部5beに最も近い位置に配置されている端部10be付近をつまみ、端部5beをつまんだ指を更に開封方向Pに向かって、且つ端部10beをつまんだ指を開封方向Pと反対の方向にそれぞれ力を加え、剥離シート25を母乳パッド本体10から剥がすような動作を行う。剥離シート25の一部は包装材5に固定されているため、上述のように包装材5を開封方向Pに開封する動作を行うことで、剥離シート25も一緒に剥がれる。図5Cは、図5Bに示す状態から、剥離シート25が略半分母乳パッド本体10から剥がれて、粘着部20の一部が露出した状態となっている。本実施形態では、包装材5による包装が解除されて、粘着部20の少なくとも一部が露出された状態を露出状態という。図5Cの状態からさらに包装材5(及び剥離シート25)をつまんだ指を開封方向Pに、且つ母乳パッド本体10をつまんだ指を開封方向Pと反対の方向にそれぞれ力を加えることで、包装材5による包装が完全に解除されて、母乳パッド本体10が取り出される。
図6は、キャミソールタイプの下着に母乳パッド本体10を装着した様子を示す図である。なお、図6に示す母乳パッド本体10は、説明の便宜上、図柄30や細部の構成を省略している。母乳パッド本体10は、バックシート13の非肌側の表面に配置された粘着部20によって装着者の下着(例えば、ブラジャー等)の内側の表面(すなわち、肌対向面側の表面)に着脱自在に固定されるとともに、トップシート12の肌側の表面が装着者の乳房の表面を覆うように当接して使用される。また、本実施形態の母乳パッド本体10においては、包装状態において二つ折りの基準となっていた折り線FLが、母乳パッド本体10の展開状態で左右方向になるように、且つ、弾性部材18が上下方向に沿うように取り付けることで正しい装着となる。
上述した母乳パッド本体10は、従来から授乳期間中に下着と乳房との間に取り付けて利用されるものである所謂母乳パッド製品の一例であるが、そもそも授乳期間中の消費者(使用者)は、時間や気持ちに余裕のない状況の中で当該母乳パッドの取り付け作業を行うことも多い。そのような状況下では、母乳パットを包装する個包装シートや装着時に取り外すフィルム等に仮に図柄が施されてあっても、使用者は、当該図柄に気づかぬまま、或いは余り認識する時間のないまま個包装シートやフィルムを取り外し、母乳パットの取り付け作業を行う場合も多いと考える。
この点、本実施形態の母乳パッド包装体1は、次のような構成を備えている。図7は、本実施形態の母乳パッド包装体1の平面図であり、図8は、図5Cに示す母乳パッド包装体1の解除状態における図柄30の見え方を説明する平面図である。
図7に示す母乳パッド包装体1は、母乳パッド本体10が包装材5によって包装された包装状態であり、当該包装状態においても、包装材5を介して、或いは、包装材5と剥離シート25とを介して、図柄30及びその他の図柄の存在を視認することができる。しかしながら、具体的には、包装材5、或いは包装材5と剥離シート25との両方を介して、所謂透けて見える状態であるため、図柄30及びその他の図柄の様子がはっきりとは視認しにくい部分もあり、また、図柄として着色されている部分の色味も薄く見える傾向がある(なお、以下では、図柄30以外の図柄を装飾図柄ともいう)。
図8に示す母乳パッド包装体1は、包装材5による包装が一部解除されており、母乳パッド本体10の粘着部20の一部が露出された露出状態である。より具体的には、図1及び図7に示す包装状態における母乳パッド本体10は、折り線FLに沿って二つ折りにされており、当該二つ折りされた状態において、母乳パッド本体10は折り線FLを挟んだ一方側領域(図8において視認できる領域)と他方側領域(図8においては視認できない領域)の両方に粘着部20を有しており、包装材5による包装が解除されて、前記一方側領域の粘着部20が露出した状態を図8は示している。このような露出状態において、使用者は図柄30及びその他の装飾図柄の少なくとも一部が視認できる。粘着部20が完全に露出された状態になる前に、すなわち、包装材5による包装を解除している途中の段階においても、図柄30及びその他の装飾図柄を使用者がすぐに視認できることから、使用者は図柄30及び装飾図柄に気づき易くなる。
このように、本実施形態においては、母乳パッド本体10が包装材5によって包装された包装状態(図7)よりも、包装材5による包装が解除されて、粘着部20が露出された露出状態(図8)の方が視認しやすくなるように、母乳パッド本体10に図柄(図柄30及び装飾図柄)が設けられている。母乳パッド本体10に図柄(図柄30及び装飾図柄)が設けられていることで、包装状態が解かれて母乳パッド本体10を下着等に装着する段階で装着者は図柄に気づき易くなり、図柄を見ることで装着者を嬉しい気持ちにさせたり、癒しを与えたりすることができる。
なお、本実施形態では、上述のように、母乳パッド本体10が二つ折りされた状態における一方側領域(図8において視認できる領域)の粘着部20が露出した状態において図柄が視認可能であることを説明したが、母乳パッド本体10の包装材5による包装状態は、製造工程における母乳パッド本体10の配置が本実施形態の配置と異なる場合もあり、包装状態を解除する際に、母乳パッド本体10が二つ折りされた状態における折り線FLを挟んだ一方側領域又は他方側領域のいずれかが一方の粘着部20が露出したときに、母乳パッド本体10の図柄の少なくとも一部が視認可能であればよい。
また、本実施形態における母乳パッド包装体1は、包装状態(図1、図7)、及び露出状態(図2、図8)のいずれにおいても、図柄(図柄30及び装飾図柄)を視認可能である。包装状態において視認できる図柄は、輪郭や図柄の詳細が見えにくくなっている部分もあるが、図柄自体が存在していることは確認でき、開封することでどのような図柄が現れるのかといった期待感を与えることができる。すなわち、包装状態においても図柄が視認できることで、母乳パッド包装体1の開封前から使用者の図柄に対する期待感を高めることができる。
また、母乳パッド包装体1は、包装状態において、粘着部20が剥離シート25によって被覆されているため、剥離シート25によって被覆されている部分の図柄は視認されにくくなっている。よって、使用者が母乳パッド包装体1を開封した際、具体的には、図7に示す包装状態から図8に示すような粘着部20の少なくとも一部が露出された露出状態へ移行した際に、使用者に視覚的インパクトを与え、使用者の視認性を高めることができる。
そして、母乳パッド包装体1は、包装状態において、母乳パッド本体10に設けられている図柄の一部が剥離シート25に覆われていないことが好ましい。包装状態において剥離シート25に覆われていない図柄は、剥離シート25に覆われている領域に配置されている図柄よりも視認しやすく、包装状態においても使用者が図柄に気づきやすくなる。
また、本実施形態の母乳パッド包装体1が有する包装材5及び剥離シート25において、包装材5の光線透過率は、剥離シート25の光線透過率よりも高い。母乳パッド包装体1の包装状態において(図7)、剥離シート25に覆われていない図柄部分は、包装材5のみに覆われている状態である。そのような剥離シート25に覆われていない領域の図柄は、剥離シート25に覆われている領域にある図柄よりも視認されやすい。よって、包装状態であっても使用者は、包装材5を介して図柄の存在に気づくことができる。
また、本実施形態において、剥離シート25の占める面積は、母乳パッド本体10の最も非肌側の面(所謂、バックシート13の非肌側面)の面積の50%以上の面積であることが好ましい。剥離シート25によって覆われる面積が大きくなる程、包装状態において図柄をより隠すことができ、包装状態から露出状態に移行したときに図柄が現れることで使用者にギャップを与え、開封時の使用者の視認性を高め易くなる。
また、母乳パッド包装体1の包装材5には、図柄が設けられていないことが望ましい。包装材5にデザイン性を付与せずにシンプルにすることで、母乳パッド包装体1の包装状態から露出状態に移行したときに視認可能となるデザイン性の差がより高まり、開封時(露出時)の視認性をより向上させることができる。
同様に、母乳パッド包装体1における剥離シート25には、図柄が設けられていないことが望ましい。剥離シート25にデザイン性を付与せずにシンプルにすることで、包装状態から露出状態に移行したときに視認可能となるデザイン性の差がより高まり、露出時の使用者の視認性を向上させることができる。
また、図2及び図8に示すように、母乳パッド本体10に設けられている図柄30において、当該図柄30が想起させる方向は上下方向であり、つまり、図柄30のうち、お母さんの頭側が上下方向の上側を想起させ、胴体側が上下方向の下側を想起させている。そして、本実施形態においては、図7に示す包装状態から、図8に示すように包装材5を母乳パッド本体10から引き剥がすように包装を解除するときの方向を解除方向Pとすると、当該解除方向Pと、図柄30が想起させる方向(ここでは上下方向)とが、同一方向である。母乳パッド包装体1を開封する手順のうち、図5Cに示す露出状態、つまり母乳パッド包装体1が図8に示す露出状態になるときには、使用者の一方の手が図柄30のお母さんの頭上を持つような状態となっている。解除方向Pと図柄30が想起させる方向が同一であるため、図5C(図8)の状態からこのまま最終的に母乳パッド本体10の包装状態を完全に解除した時に、既に使用者が着用したときの上下方向の上側部分を持っていることとなり、そのまま手を持ち替えることなく、下着等に取り付けることができる。また、母乳パッド本体10の図柄30が上下方向を想起させる図柄であることから、使用者は図柄30を視認することにより、母乳パッド本体10の装着の方向性が瞬時に分かり易くなる。
なお、図7に示す包装状態から包装材5の包装を解除するときの解除方向Pと、図柄30が想起させる方向とは同一方向に限らず、例えば、解除方向Pと、図柄30が想起させる方向とが直交していてもよい。つまり、例えば、図柄30が上下方向ではなく左右方向を想起させるような図柄であってもよく、解除方向Pと図柄30の方向とが直交している場合、装着者は、包装を解除する際、解除方向Pに対して図柄30が90度反転した状態で見えることとなる。それにより、図柄30の表示に違和感をもち、より図柄30の方向性(正しい装着の方向性)に注意がいきやすくなる。すなわち、図柄30が想起させる方向が左右方向である場合、図柄30の左右方向と装着時の左右方向とが合うように装着する意識を使用者に与えるきっかけとなり得る。
図2に戻り、母乳パッド本体10の展開状態において、粘着部20の長手方向(すなわち母乳パッド本体10の上下方向)は、図柄30が想起させる方向(ここでは上下方向)と同一である。母乳パッド本体10に設けられている図柄以外にも図柄と同一の方向に設けられている構成を有することで、装着時の方向性が分かり易くなる。なお、図柄と同一の方向に設けられている構成は、粘着部20に限らず、例えば、母乳パッド本体10が有する折り線FLが延在する方向であってもよい。すなわち、粘着部20の長手方向、又は、折り線FLが延在する方向の少なくとも一方が、図柄30が想起させる方向と同一であれば、同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態において、母乳パッド本体10の弾性部材18は、上下方向に延在するようにそれぞれ設けられており(図3等参照)、母乳パッド本体10の図柄30が想起させる方向も上下方向である。母乳パッド本体10を下着等に装着する際には、弾性部材が上下方向に伸縮するように配置することが正しい装着方向であり、そのような弾性部材18と図柄30が同じ上下方向に設けられていることにより、装着時の方向性がより分かり易くなる。
図9は、折り線FLに沿って二つ折りされた状態で包装されていた包装状態を完全に解除し、装着時直前の母乳パッド本体10の様子を母乳パッド本体10の肌側から見た図である。本実施形態において、図柄30が想起させる方向は上下方向であり(図2等)、該折り線FLは母乳パッド本体10の左右方向に延在している。母乳パッド本体10を二つ折り状態から包装状態を解除して下着等に取り付けるときに、折り線FLよりも下側の部分10dwは、折り癖により、折り曲がった状態から完全な展開状態とはならずに受け皿のようにやや屈折したままの状態となり易い。そのように下側の部分10dwをやや屈折させた状態のまま使用者が母乳パッド本体10を乳房に近づけると、下側の部分10dwによって、装着時に乳首から垂れる母乳を受けとめ易くすることができる。授乳期間中は母乳の分泌が多いときもあり、意図せず母乳が乳首から垂れて、母乳パッド本体10の交換時に下着等を濡らしてしまうことがあるが、母乳パッド本体10の下側の部分10dwによってそのような垂れる母乳を受けとめ易くなることで、より快適な交換を行うことができる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
上述の実施形態では、母乳パッド包装体1において、図柄の一部が剥離シート25に覆われていない状態であったが、これに限定されず、図柄全体が、剥離シート25に覆われていてもよい。そのような構成にした場合、包装状態における図柄は剥離シート25を介して(具体的には、包装材5及び剥離シート25を介して)視認可能となる図柄だけであり、つまり、包装材5のみを介して視認可能な図柄は存在せず、使用者は図柄の細部を視認し難い状態である。そのような包装状態から開封状態(露出状態)へと移行したときに視認できる母乳パッド本体10のデザイン性の変化により、使用者に視覚的インパクトを与え、開封時の図柄の視認性をより高めることができる。
上述の実施形態では、剥離シート25の占める面積は、母乳パッド本体10の最も非肌側の面(所謂、バックシート13の非肌側面)の面積の50%以上の面積であったが、これに限定されず、剥離シート25の占める面積は、母乳パッド本体10の最も非肌側の面の面積の50%未満の面積であってもよい。それにより、包装状態においても使用者は図柄を視認し易くなり、使用前の図柄に対する使用者の期待感を高めることができる。
上述の実施形態では、図2に示すように、母乳パッド本体10の露出状態において、粘着部20の長手方向(上下方向)と、折り線FLが延在する方向(左右方向)とは直交していたが、これに限定されない。例えば、母乳パッド本体10の露出状態において、粘着部20の長手方向は、折り線FLが延在する方向と同一方向であってもよい。粘着部20の長手方向と折り線FLが延在する方向とが同一であることで、図柄以外にも装着時の方向性が分かり易くなる。
上述の実施形態では、母乳パッド本体10の図柄30が想起させる方向と、折り線FLが延在する方向とは、同一方向ではなく、また、粘着部20の長手方向と、折り線FLが延在する方向とは、同一方向ではなかったが、これに限定されず、母乳パッド本体10の展開状態において、図柄30が想起させる方向と、粘着部20の長手方向と、折り線FLが延在する方向とは、全て同一方向であってもよい。図柄30が想起させる方向と、粘着部20の長手方向と、折り線FLが延在する方向の全てが同一方向であることで、使用者は装着時の方向性をより認識し易くなる。