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JP7837768B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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JP7837768B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では一般的に、円筒形状の感光体(以下、感光ドラムと表記する)の表面を一定の電位(以下、帯電電位Vdと表記する)に帯電し、その後露光することで、感光ドラム表面一部を一定の電位(以下、露光電位Vlと表記する)にする工程が存在する。
このような画像形成装置でハーフトーン濃度を安定させるためには、露光電位Vlと現像バイアスの電位差(以下、現像コントラストと表記する)を安定させる必要がある。しかしながら、感光ドラム内部の残留電荷の影響で、画像形成を繰り返すと露光電位Vlが変動してしまうこと(以下、Vl変動と表記する)がわかっている。Vl変動により現像コントラストが変動してしまうため、その結果ハーフトーン濃度が変動してしまうという課題がある。
上記課題に対し、例えば特許文献1では、環境温湿度や画像形成時間、画像形成停止時間等により感光ドラム温度、露光電位Vlを逐次予測し、露光電位Vlの変化量に応じて帯電バイアスを補正する構成が提案されている。
特開2009-9095号公報
しかしながら特許文献1は、カートリッジや転写ベルトなどの交換可能な消耗品が交換された場合を考慮していない。そのため、カートリッジや転写ベルトが温度の異なるものに交換されると、露光電位Vlの予測精度が悪化してしまう。その結果、現像コントラストが変動し、ハーフトーン濃度が変動してしまう。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、交換可能な部材が交換された場合においても、精度良く露光電位を予測することで現像コントラストを安定させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は以下の構成を採用する。すなわち、
画像形成装置であって、
交換可能な像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電部材と、
前記帯電部材により帯電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光部材と、
前記像担持体へトナーを供給して前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像部材と、
前記画像形成装置の設置環境の温度を取得する環境温度取得手段と、
前記現像剤像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体の温度を取得する中間転写体温度取得手段と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記帯電部材に印加される帯電電圧と、前記露光部材の光量と、前記現像部材に印加される現像電圧と、を制御することにより画像のコントラストを制御し、
前記制御部は、前記像担持体が駆動し始めてから経過した時間を示す画像形成時間と、前記像担持体の駆動が停止してから経過した時間を示す画像形成停止時間と、を取得し、
前記制御部は、前記画像形成時間および前記画像形成停止時間の少なくともいずれかを用いて前記像担持体の温度を予測することにより第1の温度を取得し、
前記制御部は、前記画像形成時間と、前記中間転写体温度取得手段が取得した前記中間転写体の温度と、を用いて前記第1の温度を補正することにより第2の温度を取得し、
前記制御部は、前記環境温度取得手段が取得した前記環境温度と、前記第2の温度と、を用いて、前記帯電電圧、前記光量、および、前記現像電圧の、少なくともいずれかを補正する
ことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、交換可能な部材が交換された場合においても、精度良く露光電位を予測することで現像コントラストを安定させることが可能な画像形成装置を提供できる。
実施例1における画像形成装置の概略構成図 実施例1における1次転写画像形成ステーションの概略構成図 実施例1における感光ドラムの層方向における概略構成図 実施例1における制御態様ブロック説明図 実施例1における露光電位変動補正フローの概略説明図 実施例1におけるVLdown補正量計算手段に関する概略説明図 実施例1におけるドラム温度計算手段に関する概略説明図 実施例1におけるドラム温度補正手段に関する概略説明図 実施例1におけるスキャナ光量決定手段に関する概略説明図 実施例1におけるドラム温度算出に関する概略説明図 実施例1におけるドラム温度算出に関する別の概略説明図 実施例1におけるドラム温度算出に関する別の概略説明図 実施例1における補正光量算出の流れを示すデータフロー図 実施例2における中間転写ベルトの温度と1次転写部における抵抗の関係を示す概略説明図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。したがって、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
(画像形成装置の概要)
図1は本実施例の画像形成装置200の概略構成を示す断面図である。画像形成装置200は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。ただし、画像形成装置はこのような方式に限られず、カートリッジや転写ベルトなど交換可能な消耗品が設置され、かかる消耗品の温度を取得可能なものであればよい。画像形成装置200は、不図示のホストPCからコントローラ201を介しエンジンコントローラ202に入力される画像情報に従って、記録材203にフルカラー画像を形成する。
画像形成装置200は、色毎に画像形成ステーションSY、SM、SC、SKを有する。例としてイエローにおける画像形成ステーションSYの断面図を図2に記す。画像形成ステーションSYは、プロセスカートリッジ204Yと、図示矢印A方向に回転する中間転写体としての中間転写ベルト205と、中間転写ベルト205を介してプロセスカートリッジ204Yと反対側に配置されている1次転写ローラ206Yから構成される。中間転写ベルト205とプロセスカートリッジ204はユーザによる交換が可能である。1次転写ローラ206Yは金属ローラである。中間転写ベルト205を介して1次転写ローラ206と感光ドラム301が接する部分に、現像剤像が中間転写ベルト上に転写される1次転写部が形成される。
各画像形成ステーションSY、SM、SC、SKは、中間転写ベルト205の回転方向に並んで配置されており、形成する色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すための添え字Y、M、C、Kは省略して総括的に説明する。
プロセスカートリッジ204は、像担持体としての感光ドラム301を有する。感光ドラム301は不図示の駆動手段により図示矢印B方向に回転駆動される。帯電ローラ302(帯電部材)は感光ドラム301に従動しながら図示矢印E方向に回転している。不図示の高圧電源から帯電ローラ302に高圧を印加することで感光ドラム301の表面を均一に帯電する(帯電電圧)。
次に、スキャナユニット207(露光部材)が、エンジンコントローラ202に入力される画像情報を元に感光ドラム301へレーザを照射し、感光ドラム301表面に静電潜像を形成する。現像部材としての現像ローラ303は、不図示の駆動手段によって図示矢印C方向に回転している。現像ローラ303の表面にコートされた電荷を帯びたトナー311(現像剤)が感光ドラム301表面の静電潜像に沿って付着することで、静電潜像が現像されて可視像になる。以下、トナーが供給されて形成される可視像をトナー像(現像剤像)と表記する。
1次転写ローラ206は、中間転写ベルト205を介して感光ドラム301と反対側に設置されており、中間転写ベルト205に従動しながら図示矢印F方向に回転している。感光ドラム301の基層は接地されており、1次転写ローラ206には不図示の高圧手段としての高圧電源によりトナーと逆極性の電圧が印加されている(1次転写電圧)。そのため1次転写ローラ206と感光ドラム301の間のニップで転写電界が形成され、トナー像が感光ドラム301から中間転写ベルト205へ転写される。1次転写ローラ206から感光ドラム301の間に流れる電流は、不図示の電流検知手段としての電流検知回路により測定され、適宜高圧電源の出力が調整される。また、非画像形成時には1次転写ローラ206が中間転写ベルト205から離間するため、感光ドラム301と中間転写ベルト205もほぼ接していない。
転写しきれず感光ドラム301表面に残ったトナーは、ドラムクリーニングブレード304によって感光ドラム301から除去され、廃トナー容器305に集められる。トナー補給ローラ306は、図示矢印D方向に回転することで現像ローラ303へトナーの補給を行う。攪拌機307は、図示矢印E方向に回転することでトナー補給ローラ306へトナーの補給を行う。トナー規制ブレード308は固定されているため、現像ローラ303は自身の回転によりトナー規制ブレード308と摺擦する。現像ローラ303表面にコートされたトナーはこの摺擦部で帯電しながら量を規制され、その結果濃度の安定した現像が可能になる。
以降、現像ローラ303、攪拌機307、トナー補給ローラ306、トナー規制ブレード308からなる構成をまとめて現像ユニット309と呼ぶ。また、感光ドラム301、帯電ローラ302、ドラムクリーニングブレード304、廃トナー容器305、からなる構成をまとめてドラムユニット310と呼ぶ。
図1に戻り、説明を続ける。中間転写ベルト205が図示矢印A方向に回転することで、各色の画像ステーションSで生成されたトナー像が、中間転写ベルト205上に形成され搬送される。給紙カセット208には記録材203が積載収納されている。給紙スタート信号に基づき給紙ローラ209が駆動されることで、記録材203は給紙される。記録材203は、レジストローラ対210を介して2次転写ローラ211と2次転写対向ローラ212の当接ニップ部に所定のタイミングで搬送される。具体的には、中間転写ベルト205上のトナー像先端部と記録材203の先端部が重なるタイミングで記録材203は搬送される。
記録材203が2次転写ローラ211と2次転写対向ローラ212の間で狭持搬送される間、2次転写ローラ211には不図示の電源装置からトナーと逆極性の電圧が印加される(2次転写電圧)。2次転写対向ローラ212が接地されているため、2次転写ローラ211と2次転写対向ローラ212の間には転写電界が形成される。この転写電界により、中間転写ベルト205から記録材203へとトナー像が転写される。記録材203は2次転写ローラ211と2次転写対向ローラ212の間のニップを通過した後、定着装置213にて加熱及び加圧処理を受ける。これにより記録材203上のトナー像は記録材203に定着する。その後、記録材203が排紙口214から排紙トレイ215へ搬送され、画像形成プロセスが完了となる。
一方、2次転写部で転写しきれなかった中間転写ベルト205上のトナーは、クリーニング部材216にて中間転写ベルト205から除去され、中間転写ベルト205は再び画像形成が可能な状態にリフレッシュする。クリーニング部材216は弾性体のクリーニングブレードを採用しており、中間転写ベルト205に当接するように押圧されている。中間転写ベルト205が回転しているのに対しクリーニング部材216は停止しているため、クリーニング部材216と中間転写ベルト205との間の当接面は摺動されている。この摺擦により中間転写ベルト205上に残るトナーは剥ぎ取られる。
中間転写部材温度取得手段としての中間転写ベルト温度検知センサ219は、テンションローラ221に対向する位置で、かつクリーニング部材216が中間転写ベルト205と接触している位置よりも下流側に配置される。中間転写ベルト温度検知センサ219は、中間転写ベルト205の温度を測定するために用いられ、感光ドラム301との温度差を得るために用いるものなので、感光ドラム301より上流側でできるだけ近い箇所が望ましい。また、更に画像形成装置内には画像形成装置の設置環境の環境情報を取得するための環境温度検知センサ220(環境温度取得手段)を備えている。環境情報には少なくとも温度が含まれており、湿度が含まれていてもよい。設置環境の温湿度を測定するために、環境温度検知センサ220の設置場所は、できるだけ機内の温湿度の影響がない場所が望ましい。
(感光ドラム)
感光ドラム301の層構成を図3に示す。感光ドラム301の支持体には、導電性を有するものが用いられる。例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル及びインジウム等の金属をドラム上またはシート状に成形したものが挙げられる。本実施例の構成では基体層601としてアルミニウム基体を設ける構成とした。
基体層601の上層には、バリアー機能と接着機能を有する下引き層602が設けられる。適した材料として、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ニトロセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、エチレン―アクリル酸コポリマー等が挙げられる。また、アルコール可溶アミド、ポリアミド、ポリウレタン、カゼイン、ニカワ及びゼラチン等を用いることも可能である。下引き層602は、これら材料を適当な溶剤に溶解した溶液を基体層601に塗布及び乾燥させることで形成される。
下引き層602の上層には、中抵抗の正電荷注入防止層603が設けられる。正電荷注入防止層603は、基体層601から注入された正電荷が感光ドラム301の表面に移動し感光ドラム301表面の負電荷を打ち消すことを防止する。
正電荷注入防止層603の上層には、電荷発生物質を含有する電荷発生層604が設けられる。電荷発生層604に用いられる電荷発生物質としては、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾなどのアゾ顔料や、金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなどのフタロシアニン顔料、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ顔料が挙げられる。
電荷発生層604の上層には、電荷発生物質を含有する電荷輸送層605が設けられる。電荷輸送層605には、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物、トリアリルメタン化合物などが挙げられる。
電荷輸送層605の上層には、表面を保護する目的で表面保護層606が設けられる。表面保護層606は、硬化性フェノール樹脂を溶剤等で溶解または希釈して得た塗工液を塗工して成形することで形成される。
(中間転写ベルト)
中間転写ベルト205は、厚さ70μmの無端ベルト形状をしている。中間転写ベルト205は、テンションローラ221と対向ローラ217、二次転写対向ローラ212とで内側からテンションをかけられた状態で、画像形成装置内に配置されている。テンションローラ221と対向ローラ217、二次転写対向ローラ212はそれぞれ金属ローラであり、対向ローラ217の表面には厚さ1.0mmのゴム層が形成されている。対向ローラ217を駆動回転するのに伴って中間転写ベルト205は回転する。
中間転写ベルト205は主にポリイミド樹脂で形成されており、体積抵抗率が1×1010Ω・cmになるように導電剤としてカーボンが混合されている。体積抵抗率1×1010Ω・cmという大きさは、転写性の観点から決めている。体積抵抗率が低すぎると全体のインピーダンスに対してトナーのインピーダンスの割合が増えてしまうため、非画像形成部に転写電流が選択的に流れ画像形成部に転写電界が形成できない不具合が発生してしまう。また、体積抵抗率が高すぎると異常放電による画像不良が発生してしまう。そのため本実施例の構成では、体積抵抗率が1×1010Ω・cmになるように調整された中間転写ベルト205を使用する。この測定値は、三菱化学株式会社のHiresta-UP(MCP-HT450)で、測定プローブとしてはURを用い、23℃50%の環境において印加電圧250V、測定時間10秒で測定した時に得られた値である。以上の中間転写ベルト205を本実施例では採用するが、中間転写ベルト205の材質及び体積抵抗率はプロセススピードやトナーの帯電量等により最適な条件が変わるため、ここで採用する構成の限りではない。
(制御態様)
図4に、本実施例の制御態様をブロック図で示す。エンジンコントローラ202は、CPU501と記憶手段502を有する。記憶手段502としては不揮発性のEEPROM
を採用する。
プリント信号を受け取ると、CPU501は、高圧制御部503に適切なタイミングで高圧印加の指示を行う。これにより、1次転写ローラ206にトナーと逆極性の電圧が印加され、感光ドラム301表面に担持しているトナー像が中間転写ベルト205上に転写される。また、2次転写ローラ211にトナーと逆極性の電圧が適宜印加され、中間転写ベルト205上のトナー像が記録材203上に転写される。また、現像ローラ303やトナー補給ローラ306へ適宜高圧印加を行うことで、トナーを安定して感光ドラム301上に現像する(現像電圧、トナー供給電圧)。
また、CPU501は、駆動制御部504に適切なタイミングで駆動の指示を行う。これにより、記録材502を搬送するためのローラの回転や、画像形成のための中間転写体205、感光ドラム301、現像ローラ303等の回転が行われる。
また、CPU501は、環境温湿度検知センサ220を動作させることで設置環境の温湿度を測定する。CPU501は、得られた温湿度に応じて、高圧制御部503における高圧を変更したり、設置環境が大きく変わった場合にはDmax制御やDhalf制御を実施したりすることで画質の安定化を図る。
ここで記すDmax制御とは、各色の最大濃度を一定に保つ制御である。Dmax制御では、感光ドラム301の膜厚、画像形成装置の設置環境や使用量等に応じて、最適な帯電ローラ302への印加バイアスや、スキャナユニット207の光量等が選択される。またDhalf制御とは、ハーフトーンの階調特性を所望のものに調整する制御のことであり、例えば階調特性が画像信号に対してリニアに保たれるようにする。Dhalf制御では、テスト用トナー像を濃度検知センサ218で検知して画像信号と濃度の関係を得たのち、入力された画像信号に対して所望の濃度が得られるように画像信号を変換する。
また、CPU501は中間転写ベルト温度検知センサ219(中間転写体温度取得手段)を用いて中間転写ベルト205の温度を測定し、記憶手段502に記憶させる。以下、この温度を中間転写ベルト温度T_itbと表記する。また、CPU501はタイマー505を動かし、画像形成時間t1と画像形成停止時間t2を算出する。画像形成時間t1は、停止状態の感光ドラム301が駆動し始めてから経過した時間を示す。画像形成停止時間t2は、感光ドラム301の駆動が停止してから経過した時間を示す。
また、CPU501は補正量計算手段401によりスキャナ光量を適宜算出する。その際に記憶手段502に格納してある昇温テーブル506、降温テーブル507、補正テーブル508、補正光量テーブル509を用いる。これらに関しては後に詳述する。
(画像形成中及び非画像形成中の動作フロー概要)
図5はスキャナユニット207における光量の調整フローの概要を示す。ステップS5-1で電源オンされると、まずCPU501は、記憶手段502に記憶している前回電源オフ時点での画像形成停止時間t2_lastに前回オフの時点からの経過時間t_offを加算することで画像形成停止時間t2を更新する(ステップS5-2)。経過時間t_offは例えば、画像形成停止時間t2_lastの記録された時刻と、現在時刻と、から算出できる。その後CPU501は、タイマー505を稼働し画像形成停止時間t2を更新し続ける(ステップS5-3)。
ステップS5-4で、CPU501は、プリント開始信号を受信したかどうかを判定する。プリント開始信号を受信したら(Yes)、CPU501は、画像形成停止時間t2の更新を停止し、画像形成時間t1の更新を開始する(ステップS5-5)。また、CP
U501は、中間転写ベルト温度検知センサ219により中間転写ベルト205の温度T_itbを測定し、記憶手段502に保存する(ステップS5-6)。
ここで、補正量計算手段401は、図4に示す通り第一の手段としてのドラム温度計算手段402、第二の手段としてのドラム温度補正手段403、VLdown補正量計算手段404、スキャナ光量決定手段405を含む。これらの手段による処理がそれぞれ図5に示すS5-7、S5-10、S5-11、S5-12に該当する。
ドラム温度計算手段402は、現在の使用状態に基づきドラム温度T1を算出する(ステップS5-7、第1の温度)。そして、ステップS5-8で、現在のプリントが1枚目かどうかを判断する。プリントが1枚目であれば(Yes)、算出されたドラム温度T1をそのまま保存する(T1_0)。一方、2枚目以降のプリントであれば(No)、ドラム温度補正手段403はドラム温度T1を現在の使用状態に基づき補正することで、ドラム温度T2を算出する(ステップS5-10、第2の温度)。
Vl変動のうちVlの絶対値が小さくなることで現像コントラストが大きくなるVLdownという現象に対して、VLdown補正量計算手段404はドラム温度T2と環境温度から補正量ΔDを算出する(ステップS5-11)。スキャナ光量決定手段405は補正量ΔDから最適なスキャナ光量を決定する(ステップS5-12)。各色の画像形成ステーション毎、補正量計算手段401によってスキャナユニット207の光量を決定した後、その光量で画像形成を行う(ステップS5-13)。ドラム温度計算手段402、ドラム温度補正手段403、VLdown補正量計算手段404、スキャナ光量決定手段405による処理の詳細は後述する。
ステップS5-14で、CPU501は、次ページのプリント信号が既に来ているかどうかを判断する。プリント信号が来ている場合(Yes)には、ステップS5-7に戻り、補正量計算手段401により光量を再度決定して画像形成を行う。次のプリント信号が来ていない場合(No)には、画像形成時間t1の更新を停止し、画像形成停止時間t2の更新を開始する(ステップS5-15)。また、最後に得られたドラム温度T2(以下、T2_stop、最終取得温度と表記する)を記憶手段502に保存する(ステップS5-16)。
ステップS5-4で、プリント開始信号を受信していない場合(No)、CPU501は、例えばユーザの指示があるか等に基づいて、電源オフするかどうかを判断する(ステップS5-17)。電源オフする場合には(Yes)、現時点での画像形成停止時間t2を記憶手段502の不揮発領域に記憶する(ステップS5-18)。この時点での画像形成停止時間t2が上記t2_lastのことである。そして、電源オフする(ステップS5-19)。一方、電源オフしない場合(No)、ステップS5-4に戻り、プリント開始信号を待機する。
上記のフローによれば、補正量計算手段401が算出した補正量に基づいて画像形成時の発光量などのパラメータが適切に制御されるので、コントラストが良好な画像が形成される。
本実施例の構成では、スキャナ光量決定手段405を採用しスキャナユニット207の光量を調整した。しかし、1つの変形例として、帯電ローラ302への印加バイアスを調整し帯電電位Vdを調整することで露光電位Vlを安定化させることも可能である。その場合は、帯電ローラ302への印加バイアスを各色の画像形成ステーション毎に変えられる構成の画像形成装置を用いる。また、本実施例の構成におけるスキャナ光量決定手段405が帯電ローラ302への印加バイアスを決める手段に置き換わる。
また、別の変形例として、現像ローラ303への印加バイアスを調整することで色味安定化を図ることも可能である。その場合は、現像ローラ303への印加バイアスを各色の画像形成ステーション毎に変えられる構成の画像形成装置を用いる。また、本実施例の構成におけるスキャナ光量決定手段405が現像ローラ303への印加バイアスを決める手段に置き換わる。
(VLdown補正量ΔDの算出)
図6に、ドラム温度の変化量(横軸:T2-Tc[℃])と、VLdown補正量ΔD(縦軸、[V])の関係を示す。VLdown補正量計算手段404はドラム温度の変化量からVLdown補正量ΔDを算出する。ドラム温度の変化量は、環境温度Tcからの変化分であり、ドラム温度T2と環境温度Tcの差分を求めることにより取得される。環境温度TcはDmax制御を実行したタイミングに環境温湿度検知センサ220が測定した設置環境の温度である。図6に示す通り、VLdown補正量ΔDはドラム温度の変化量に比例する。ここでドラム温度T2は実測したものではなく、ドラム温度補正手段403が算出する予測値である。ドラム温度を直接測定しない理由としては測定誤差が大きいことが挙げられる。ドラム表面の温度測定をしてもドラム内部の温度と乖離しており、その結果最適なVldown補正量が得られない。そのため以下に記すようにドラム温度計算手段402とドラム温度補正手段403による予測値を採用した。
ドラム温度計算手段402は、プリント1枚目の場合は降温テーブル507を用いてドラム温度T1を算出し、2枚目以降の場合は昇温テーブル506を用いてドラム温度T1を算出する。降温テーブル507及び昇温テーブル506は複雑であるため、一部のみ抜き出してグラフ表示したものを使って以下説明する。
図7(a)に、降温テーブル507の一部を示す。降温テーブル507は、画像形成以外の時間でドラム温度がどのように減衰(低下)していくかを表すテーブルである。降温テーブル507は2つのパラメータからドラム温度T1を算出する。1つ目のパラメータは画像形成停止時間t2である。2つ目のパラメータは、画像形成を停止した時(図5のS5-16)に記憶手段502に保存される、ドラム温度補正手段403が算出した、画像形成停止時の最後のドラム温度T2_stopである。降温テーブル507はドラム温度T2_stopが1℃刻みの20水準からなり、画像形成停止時間t2は30水準からなる。これらの水準数は温度減衰の仕方で適宜決めればよい。
図7(a)では、T2_stop=Tc+5のテーブルを降温テーブル05として、T2_stop=Tc+10のテーブルを降温テーブル10として、T2_stop=Tc+20のテーブルを降温テーブル20として示している。画像形成停止時間t2=0の時のドラム温度T2_stopが高い方が画像形成停止時間t2に対するドラム温度の減衰が速く、例えば降温テーブル20の方が、降温テーブル05よりも、温度が落ちやすい。いずれの降温テーブルでも、画像形成停止時間t2が長くなれば、最終的にはドラム温度がTcまで落ちて環境温度と等しくなる。
図7(b)に、昇温テーブル506の一部を示す。昇温テーブル506は、画像形成と共にドラム温度T1がどのように上昇していくのかを表すテーブルである。昇温テーブル506は3つのパラメータからドラム温度T1を算出する。1つ目のパラメータは画像形成時間t1である。2つ目のパラメータは連続プリント1枚目のドラム温度T1_0である。3つ目のパラメータは片面通紙なのか両面通紙なのかを示すプリントモードである。昇温テーブル506は画像形成時間t1が30水準、ドラム温度T1_0が1℃刻みの21水準、プリントモードは2水準(片面印刷または両面印刷)なので、計1260個のテーブルである。これらの水準数は温度上昇の仕方で適宜決めればよい。
図7(b)では、T1_0=Tcでかつ片面通紙の場合のテーブルを昇温テーブル00-1として、T1_0=Tcでかつ両面通紙の場合のテーブルを昇温テーブル00-2として示している。また、T1_0=Tc+10でかつ片面通紙の場合のテーブルを昇温テーブル10-1として、T1_0=Tc+10でかつ両面通紙の場合のテーブルを昇温テーブル10-2として図示している。図7(b)に示す通り、プリント開始時の温度が同じ場合には片面通紙よりも両面通紙の方がドラム温度T1が高くなる。これは、定着装置213により暖められた記録材203の熱が裏面通紙時に中間転写ベルト205を経由して感光ドラム301まで伝熱するためである。
図8に、補正テーブル508の一部をグラフで図示する。補正テーブル508に関しても昇温テーブル506や降温テーブル507同様、一部のみ抜き出してグラフ表示したものを使って以下説明する。ドラム温度補正手段403は補正テーブルを元にドラム温度T1を補正して、ドラム温度T2を算出する。補正テーブル508は2つのパラメータから補正量ΔTを算出する。1つ目のパラメータは画像形成時間t1である。2つ目のパラメータは、プリント開始時のドラム温度T1_0と中間転写ベルト205の温度T_itbとの差分値である。以下、上記差分値を温度差分値ΔT0(=T_itb-T1_0)と表記する。
補正テーブル508は、画像形成時間t1が30水準からなり、温度差分値ΔT0が1℃刻みの21水準からなるため、計630個のテーブルである。これらの水準は構成によるものなので構成によって適宜調整して構わない。温度差分値ΔT0=5のものを補正テーブル(+5)として、温度差分値ΔT0=10のものを補正テーブル(+10)として、温度差分値ΔT0=-3のものを補正テーブル(-3)として図示している。
画像形成中は1次転写ローラ206によって転写ニップを形成するため中間転写ベルト205と感光ドラム301の間で伝熱の影響が大きく、中間転写ベルト205の温度を考慮してドラム温度T1を補正する必要がある。しかし画像形成停止中においては、1次転写ローラ206による転写ニップが形成されないため中間転写ベルト205と感光ドラム301間の伝熱量は小さくなり補正の必要がない。そのため補正テーブル508は画像形成停止時間t2には依存していない。ここで得られた補正量ΔTをドラム温度T1に足すことでドラム温度T2を算出する。
温度差分値ΔT0が大きい場合には補正量ΔTは大きくなる。これはドラム温度T1_0に対して中間転写ベルト205の温度T_itbが大きいため、その分ドラム温度を上げる側に補正することを意味する。温度差分値ΔT0がマイナスの場合には補正量もマイナスになる。これはドラム温度T1_0に対して中間転写ベルト205の温度が低くなるため、画像形成によるドラム温度T1の昇温を遅らせるように補正を行う。通常使用している範囲では補正量が極端に大きくなったり極端に小さくなったりすることは少ないが、プロセスカートリッジ204を交換する場合や中間転写ベルト205を交換する場合において温度差分値ΔT0の絶対値が極端に大きくなるケースが考えられる。これらの場合においてもドラム温度補正手段403による補正を行うことで、正しいドラム温度を算出することができる。両ケースについては後述する。
(スキャナ光量の算出方法)
スキャナ光量決定手段405は、まずVLdown補正量計算手段404が算出した補正量ΔDから補正量ΔVを算出する。本実施例の構成ではΔV=ΔDであるが、VLupを考慮する場合にはVLupの補正量を加味する必要がある。その次にスキャナ光量決定手段405は、補正量ΔVと補正光量テーブル509とからスキャナ光量の補正量ΔIを算出する。
図9に補正光量テーブル509を表示する。補正光量テーブル509は、補正量ΔVとスキャナ光量の補正量ΔIからなるテーブルである。ここで算出される補正光量ΔIをDmax制御で決められたスキャナユニット207の光量Iに足し合わせることで、最終的な補正後の光量が算出される。補正量ΔV[-V]の絶対値が大きくなるということは、VLdownが顕著であり光量の補正量も大きくする必要があることを意味する。
以上が補正量計算手段401によるスキャナ光量補正フローの説明である。図13は、本フローにおける補正光量算出までの流れをまとめて示すデータフロー図である。図13においては、各データの算出に用いるパラメータおよび図面と、対応するステップ番号と、を示している。
続いて、ドラム温度計算手段403とドラム温度補正手段404によるドラム温度算出手順に関して、以下具体例をもって説明を追加する。
(機内が冷えている状態から連続プリントした場合)
ドラム温度T2の算出方法についてより具体的な例を交えて説明する。まず初めの例として、画像形成装置がしばらく稼働せず冷えている状態から片面プリントをし続けて機内が温まっていくという過程において、どのようにドラム温度T2が算出されるかを説明する。降温テーブル507の説明時に前述した通り、しばらくプリントせずに画像形成装置内が冷えている状態では、ドラム温度は環境温度Tcに等しくなる。そのため今回の例ではプリント1枚目におけるドラム温度T1_0は環境温度Tcとなる。よって昇温テーブルとしては、ドラム温度T1_0=Tcの昇温テーブル(以下、昇温テーブル00-1と記す)を用いる。また中間転写ベルト205の温度T_itbも環境温度Tcと等しくなっているため、補正テーブル508としては、ΔT0=0の補正テーブル(以下、補正テーブル(±0)と記す)を用いる。
図10(a)に昇温テーブル00-1の一部を示し、図10(b)に補正テーブル(±0)の一部を示す。プリント1枚目においては、昇温テーブル00-1ではポイントP10-1に、補正テーブル(±0)ではポイントP10-1’にいる。この時、昇温テーブル00-1からドラム温度T1=Tcであり、補正テーブル(±0)から補正量ΔT=0となる。そのため1枚目プリント時のドラム温度T2=Tcとなる。
2枚目以降プリントする時も、ドラム温度T1_0も通紙モードも変わらないため、昇温テーブルとしては前回と同じ昇温テーブル00-1を使用する。また補正テーブルに関しても、温度差分値ΔT0が変わらないため前回と同じ補正テーブル(±0)を使用する。2枚目プリントする時には画像形成時間t1=t1_10-2になっているため、ポイントP10-1はポイント10-2に移動し、ポイントP10-1’はポイントP10-2’に移動する。ポイントP10-2におけるドラム温度T1=T1_10-2とポイントP10-2’における補正温度ΔT=0より、2枚目プリント時のドラム温度T2=T1_10-2となる。3枚目(画像形成時間t1=t1_10-3)も同様に、昇温テーブル00-1(ポイントP10-3、温度T1_10-3)と補正テーブル(±0)(ポイントP-10-3’、補正温度ΔT=0)を用いてドラム温度T2が算出される。以降も同様にドラム温度が算出される。
(機内が温まった状態でプロセスカートリッジ204を交換した場合)
次に、ある程度プリントを繰り返し機内が温まった状態でプロセスカートリッジ204を別のプロセスカートリッジ204’に交換してプリントするケースを説明する。この例では、プリント1枚目より前にプロセスカートリッジ204’に交換しているため、プリント1枚目ではドラム温度T2=Tcである。そのため昇温テーブルとしては昇温テーブ
ル00-1を用いる。またT_itb=Tc+5であった例を考えると、補正テーブルはΔT0=Tc+5の補正テーブル(以下、補正テーブル(+5)と記す)を用いる。
図11(a)に昇温テーブル00-1の一部を示し、図11(b)に補正テーブル(+5)の一部を示す。プリント1枚目では、ポイントP11-1及びP11-1’にいるため、ドラム温度T2=Tcとなる。2枚目以降をプリントする時も先ほどの例同様、1枚目と同じ昇温テーブル00―1及び補正テーブル(+5)を用いる。その結果、2枚目プリント時には、ポイントP11-2及びP11-2’に移動し、ドラム温度T2=T1_11-2+ΔT_11-2になる。3枚目以降も同様に、昇温テーブル00―1及び補正テーブル(+5)を用いてドラム温度T2が算出される。この例では、プロセスカートリッジ204’が交換直後で比較的温度が低いため、補正テーブル508によりドラム温度は高くなる側に補正される。
(機内が温まった状態で中間転写ベルト205を交換した場合)
次に、ある程度プリントを繰り返し機内が温まった状態で中間転写ベルト205を別の中間転写ベルト205’に交換して片面プリントするケースを説明する。この例では中間転写ベルト205’に交換してプリントする直前に降温テーブル507よりドラム温度がTc+10になっていたとする。そのため、昇温テーブルとしてはドラム温度T1_0=Tc+10の昇温テーブル(以下、昇温テーブル10-1と記す)を用いる。中間転写ベルト205’の温度が環境温度Tcと等しい場合を考えると、ΔT0=-10になるため、補正テーブルとしてはΔT0=-10となる補正テーブル(以下、補正テーブル(-10)と表記する)を用いる。
図12(a)に昇温テーブル10-1の一部を示し、図12(b)に補正テーブル(-10)の一部を示す。プリント1枚目では、ポイントP12-1及びP12-1’にいるため、ドラム温度T2=Tc+10となる。2枚目以降をプリントする時も先ほどの例同様、1枚目と同じ昇温テーブル10―1及び補正テーブル(-10)を用いる。その結果、2枚目プリント時には、ポイントP12-2及びP12-2’に移動し、ドラム温度T2=T1_12-2+ΔT_12-2になる。3枚目以降も同様に、昇温テーブル10―1及び補正テーブル(-10)を用いてドラム温度T2が算出される。この例では、中間転写ベルト205’が交換直後で比較的温度が低いため、補正テーブル508によりドラム温度は低くなる側に補正される。
本実施例の構成では、ドラム温度計算手段402が予測するドラム温度T1を、中間転写ベルト205の温度T_itbを用いてドラム温度補正手段403が補正することでドラム温度T2を算出し、スキャナユニット207の光量を決めている。しかし、中間転写ベルト205の温度T_itbと感光ドラム301の温度がほぼ等しい場合には中間転写ベルト205の温度T_itbを元にスキャナユニット207の光量を決めることも可能である。また、必ずしもドラム温度T2を算出する必要はなく、中間転写ベルトの温度T_itbと感光ドラム301の温度を用いてスキャナユニット207の光量補正値を直接算出することも可能である。
以上のように本実施例の構成では、中間転写ベルトの温度を用いて感光ドラム予測温度を補正することで、精度の良い感光ドラム温度の予測が可能になる。これにより、カートリッジや転写ベルトが交換された場合においても精度良く露光電位Vlを予測することができ、その結果現像コントラストの安定した画像形成装置を提供することが可能になる。
[実施例2]
実施例1では中間転写ベルトの温度を測定する構成について説明した。本実施例では中間転写ベルトの温度を予測する構成について説明する。多くの構成は実施例1と同様であ
り説明を省略する。実施例1と異なる点は、中間転写ベルトの温度を測定するための温度検知センサを配置しない点、及び、CPUが温度検知センサに実測する命令を送る代わりに中間転写部材温度取得手段として温度予測をする点である。
(中間転写ベルトの温度と1次転写部での抵抗測定結果の関係)
図14に、ベルト温度T’と1次転写部での抵抗測定結果との関係を示す。図14に示す通り、1次転写部における抵抗値と中間転写ベルト205の温度との間には強い相関がある。このような強い相関は、1次転写ローラ206が金属ローラであり抵抗の温度依存性がないことから、中間転写ベルト205の抵抗温度特性が表れている。図14の関係をテーブル(抵抗温度特性)として記憶手段502に記憶させておけば、1次転写部での抵抗を得ることで中間転写ベルト205の温度が算出できる。
本実施例の構成では、実施例1に記載したプリント開始時の中間転写ベルト温度T_itbを測定するタイミングで1次転写部の抵抗測定を行い、その結果から中間転写ベルト205の温度を算出して用いる。抵抗測定には従来から行っている1次転写部におけるATVC(Auto Transfer Voltage Control)制御の結果を利用する。ATVC制御は環境毎に決められた最適電流を流すために必要な電圧を探索する制御で、得られた電圧と電流の値から抵抗値に換算が可能である。これによりプリント前の時間を延長する必要なく実現可能である。
以上のように本実施例の構成では、中間転写ベルトの抵抗と温度の関係をあらかじめ記憶しておき、抵抗を測定することで温度を予測する。これにより、中間転写ベルトの温度測定手段を用いることなく、カートリッジや転写ベルトが交換された場合においても精度良く露光電位Vlを予測することができ、その結果現像コントラストの安定した画像形成装置を提供することが可能になる。
200:画像形成装置、201:コントローラ、205:中間転写ベルト、207:スキャナユニット、219:中間転写ベルト温度検知センサ、220:環境温湿度検知センサ、301:感光ドラム、302:帯電ローラ、303:現像ローラ、501:CPU

Claims (13)

  1. 画像形成装置であって、
    交換可能な像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部材と、
    前記帯電部材により帯電された前記像担持体を露光して静電潜像を形成する露光部材と、
    前記像担持体へトナーを供給して前記静電潜像を現像して現像剤像を形成する現像部材と、
    前記画像形成装置が設置される環境温度を取得する環境温度取得手段と、
    前記現像剤像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体の温度を取得する中間転写体温度取得手段と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記帯電部材に印加される帯電電圧と、前記露光部材の光量と、前記現像部材に印加される現像電圧と、を制御することにより画像のコントラストを制御し、
    前記制御部は、前記像担持体が駆動し始めてから経過した時間を示す画像形成時間と、前記像担持体の駆動が停止してから経過した時間を示す画像形成停止時間と、を取得し、
    前記制御部は、前記画像形成時間および前記画像形成停止時間の少なくともいずれかを用いて前記像担持体の温度を予測することにより第1の温度を取得し、
    前記制御部は、前記画像形成時間と、前記中間転写体温度取得手段が取得した前記中間転写体の温度と、を用いて前記第1の温度を補正することにより第2の温度を取得し、
    前記制御部は、前記環境温度取得手段が取得した前記環境温度と、前記第2の温度と、を用いて、前記帯電電圧、前記光量、および、前記現像電圧の、少なくともいずれかを補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第2の温度と前記環境温度の差分に基づいて、前記露光部材の光量に対する補正量を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の温度と前記環境温度の差分に基づいて、前記帯電電圧に対する補正量を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第2の温度と前記環境温度の差分に基づいて、前記現像電圧に対する補正量を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成装置の電源をオンにしてから1枚目の画像形成においては、前記電源を前回オフにしたときの前記像担持体の温度である最終取得温度が、前記画像形成停止時間の経過に従って低下するようなテーブルを用いて、前記第1の温度を取得する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記最終取得温度が前記環境温度に対して大きいほど、前記画像形成停止時間の経過に対する前記第1の温度の低下の程度が大きくなるような前記テーブルを用いる
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記電源をオンにしてから2枚目以降の画像形成においては、前記1枚目の画像形成における前記第1の温度が、前記画像形成時間の経過に従って上昇するようなテーブルを用いて、前記第1の温度を取得する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記1枚目の画像形成における前記第1の温度が前記環境温度に対して大きいほど、前記画像形成時間の経過に対する前記第1の温度の上昇の程度が小さくなるような前記テーブルを用いる
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記中間転写体から記録材への前記現像剤像の転写が片面印刷である場合に、前記現像剤像の転写が両面印刷である場合よりも、前記画像形成時間の経過に対する前記第1の温度の上昇の程度が小さくなるような前記テーブルを用いる
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記画像形成装置の電源をオンにしてから1枚目の画像形成における前記第1の温度と、前記中間転写体の温度と、の差分値に応じたテーブルを用いて、前記第2の温度を取得する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記差分値が正であれば、前記像担持体の温度が前記第1の温度から上昇するような補正量を示すテーブルを用いて、前記第2の温度を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写体温度取得手段は、温度検知センサである
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記中間転写体を介して前記像担持体と当接して1次転写部を形成する1次転写ローラをさらに備え、
    前記中間転写体温度取得手段は、前記1次転写部における抵抗値を取得し、前記抵抗値に基づいて前記中間転写体の温度を取得する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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