JP7841583B2 - パターン形成方法及びインクジェット印刷装置 - Google Patents
パターン形成方法及びインクジェット印刷装置Info
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- JP7841583B2 JP7841583B2 JP2024504059A JP2024504059A JP7841583B2 JP 7841583 B2 JP7841583 B2 JP 7841583B2 JP 2024504059 A JP2024504059 A JP 2024504059A JP 2024504059 A JP2024504059 A JP 2024504059A JP 7841583 B2 JP7841583 B2 JP 7841583B2
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Description
なお、スジ状のムラは、外観だけでなく、絶縁膜や導電膜を形成する際には、絶縁ムラや導電ムラとなってしまうため、大きな問題となる。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御し、
前記インクとして、吐出時の温度における粘度η1と着弾時の温度における粘度η2との比率η2/η1が、100以上であるインクを用い、かつ
前記インクとして、ソルダーレジストインクを用いる
ことを特徴とするパターン形成方法。
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御し、
前記インクとして、吐出時の温度における粘度η1と着弾時の温度における粘度η2との比率η2/η1が、100以上であるインクを用い、かつ
前記インクとして、ソルダーレジストインクを用いる
ことを特徴とするパターン形成方法。
ことを特徴とする第2項に記載のパターン形成方法。
ことを特徴とする第1項から第3項までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。
前記分割した前記画像データを順次重ねて印刷する
ことを特徴とする第2項から第4項までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。
往路及び復路どちらにおいてもインクの液滴を吐出する
ことを特徴とする第2項から第5項までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。
ことを特徴とする第1項から第6項までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。
第1項から第7項までのいずれか一項に記載のパターン形成方法によりパターンを形成する
ことを特徴とするインクジェット印刷装置。
(I)画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御する、
(II)前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御する、
すなわち、ランダムマルチパス方式とすることにより、高解像度で高精細なパターンを印刷することができることがわかった。
例えば、画像データを解像度600dpiのインクジェットヘッドを用いて、出力解像度が1200dpiとなるように、インクジェットヘッドをノズル列方向に移動して、複数回の移動(パス)で印刷する方法について説明する。
この場合、図1のとおり、液滴の着弾は図示するように「1スキャン」及び「2スキャン」と連続で行われ、搬送方向にスジが発生しやすくなる。
この場合も図示するように着弾順が「1スキャン」~「4スキャン」のように周期的になり、スジが発生しやすくなる。
ランダムマルチパス方式を用いることにより、液滴の着弾がランダムに行われるため、スジが目立ちにくくなる。
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御する
ことを特徴とする。
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御する
ことを特徴とする。
この特徴は、下記実施形態に共通する又は対応する技術的特徴である。
本発明のパターン形成方法は、パターンの画像データに基づくインクジェット印刷方式によるパターン形成方法であって、
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出してパターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、
境界部を除くパターン部においては、
(I)前記画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御し、
(II)前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御する
ことを特徴とする。
ただし、ここでのドット数は例であり、必ずしもこの限りではない。
なお、本発明において、「パターン」とは、狭義には、インクを用いて基板上に形成される塗膜のことをいい、広義には、基板上に形成される複数の塗膜全体のことをいう。
図5は、四角の中に抜き四角を配置した本発明に係るパターンの一例を示す図であり、マス一つ分がドットの塗膜一つ分に対応する。
本発明のパターン形成方法は、前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、本発明に係る境界部を除くパターン部においては、
(I)前記画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御する
(II)前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御する
ことを特徴とする。
すなわち、上記制御条件(I)及び(II)は、液滴を着弾させるドットの位置をランダムとする条件について、異なる観点から規定したものである。
以下、ランダムマルチパス方式(A)及び(B)について詳しく説明する。
ランダムマルチパス方式(A)では、液滴を着弾させるドットの位置を、画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御する。
なお、後述のランダムマルチパス(B)においても、同様の画像データを用いることができる。
1回のスキャンにおいて、画像データを構成する各画素が配列された行及び列の方向に連続せず、間隔をあけて着弾し、その間隔が一定でないようにドットを形成する。2回目以降のスキャンについては、ドットが形成されていない位置に、同様にしてドットを形成し、ドットが重複しないようにする。各回のスキャンにおいて、形成するドットの数は一定でなくてもよい。なお、スキャンの回数は更に増やしてもよい。
図3に示す本実施形態におけるランダムマルチパス方式(A)によるパターン形成は、図11に示すように、インクジェットヘッドがY方向(搬送方向)に4回のスキャンによる印刷をした後、X方向に21.2μm(1200dpiの1画素相当)移動し、再度Y方向に4回のスキャンによる印刷をすることにより、合計8回の移動(パス)で印刷が完了する(装置については、図8A及び図8B参照。)。
ランダムマルチパス方式(B)では、液滴を着弾させるドットの位置を、インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御する。
1回のスキャンにおいて、主走査方向に連続性又は周期性を有さないように、間隔をあけて着弾し、その間隔が一定でないようにドットを形成する。2回目以降のスキャンについては、ドットが形成されていない位置に、同様にしてドットを形成し、ドットが重複しないようにする。各回のスキャンにおいて、形成するドットの数は一定でなくてもよい。なお、スキャンの回数は更に増やしてもよい。
例えば、図7の楕円で示す部分は、画像データにおける画素の列及び行の方向においては連続性を有していないが、インク吐出装置における主走査方向においては連続性を有しているといえるため、図7の楕円で示す部分の印刷方法は、ランダムマルチパス方式(A)に該当し、ランダムマルチパス方式(B)には該当しない。
本発明の実施形態としては、前記パターンの前記画像データを、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、前記液滴を着弾させる前記ドットの位置が、前記インク吐出装置の前記主走査方向において連続性又は周期性を有さないように、複数に分割し、前記分割した前記画像データを順次重ねて印刷することも好ましい。
図31は、ノズル解像度600dpiのインクジェットヘッドを1個用いて解像度2400dpiの印刷をランダムな着弾で行う方法を示す。この方法では、主走査方向ごとに印刷を完了させる。
本発明の実施形態としては、インク吐出装置が、相対的に前記主走査方向に往復移動し、往路及び復路どちらにおいても前記インクの液滴を吐出することも好ましい。
本発明の実施形態としては、インク吐出装置が、相対的に副走査方向に対して正方向及び逆方向の組み合わせで移動することも好ましい。
本発明のパターン形成方法は、前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、本発明に係る境界部においては、
前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御する
ことを特徴とする。
本発明において、「画像データを構成する各画素が配列された長手方向」とは、配列された各画素間を結んで形成される線に沿う方向のことであり、図12において矢印の方向で示される。
図21で示す方法では、一つ目の分割画像データに基づいて印刷を完了させた後、二つ目の分割画像データに基づいて印刷を完了させる。
図22で示す方法では、一つ目の分割画像データに基づく印刷と二つ目の分割画像データに基づく印刷を並行して行う。詳しくは、一つ目の分割画像データに基づいて、1回のスキャンを行った後、二つ目の分割画像データに基づいて、1回のスキャンを行う。これを繰り返して印刷を完了させる。
以下、境界部を除くパターン部におけるパターン形成方法、及び境界部におけるパターン形成方法を組み合わせて行うパターン形成方法について説明する。
先に、境界部におけるパターン形成を完了させ、次いで、境界部を除くパターン部におけるパターン形成を行う方法(パターン形成方法A)
境界部におけるパターン形成と、境界部を除くパターン部におけるパターン形成を同時に開始し、境界部におけるパターン形成を先に完了させる方法(パターン形成方法B)
の二つの方法が挙げられる。
本発明に係るインクは、インクの吐出時の温度における粘度η1と着弾時の温度における粘度η2の比率η2/η1が100以上であることが好ましい。
η2/η1を100以上とすることにより、バルジの発生を抑制でき、高精細なパターンを形成することができる。また、η2/η1を200以上、更には500以上とすることにより、異種部材や凹凸のある基板にも高精細なパターンを形成することができる。
インク吐出時及び着弾時の粘度は、上記比率を満たす範囲内であれば、特に限定されないが、例えば、吐出時の温度を75℃とするときの粘度(η1)は、インクジェットヘッドの吐出性の観点から、3~15mPa・sの範囲内であることが好ましい。
一方、着弾時の温度を室温(25℃)とするときの粘度(η2)は、着弾時にインクが基板上で固定化され、バルジなどの発生が抑制できる観点から、1×102~1×104mPa・sの範囲内であることが好ましい。
一方、「吐出時の温度における粘度η1」については、インクがヘッドから吐出された時点のヘッドの温度をとする。
また、温度制御は、温度制御装置を用いて、例えば、PhysicaMCR300に付属のペルチェ素子型温度制御装置(TEK150P/MC1)により行うことができる。
本発明に係るインクの粘度比率η2/η1の条件は、例えば、インクの組成、インク着弾時における温度や湿度等の物理的条件の設定などにより、適宜満たすことができる。
本発明に係るインクとしては、例えば、ホットメルト、チクソトロピー又はゲル化の何れかの相変化機構により粘度が変化する性能を有することが好ましい。上記性能を有することにより、インクの吐出時から着弾時にかけて、インクが相変化機能を発現することによって、本発明に係る粘度比率η2/η1の条件を満たすことができる。
ホットメルトによる相変化機構を好適に発現させる観点から、吐出時と、着弾時とで、インクの温度を変化させることが好ましい。例えば、吐出時においてはインクを加熱、着弾時においてはインクを冷却する方法が挙げられ、このうちどちらか一方又は両方を行うことが好ましい。
また、「チクソトロピーによる相変化機構」とは、撹拌や振動などによるせん断応力の作用下での粘度が低い状態(吐出時)から、せん断応力の作用が減少される又は静止されることにより粘度が高い状態(着弾後)へ移行する相変化機構のことをいう。
例えば、インクジェットヘッドに充填されたインクに撹拌や振動(微振動)を加えるせん断応力付与手段を適宜用いてチクソトロピーによる相変化機構を発現させることができる。
本発明に用いられるインクは、熱硬化性官能基を有する化合物とゲル化剤を含有し、温度によるゾル・ゲル相転移する熱硬化性インクジェットインクであることが好ましい。また、熱硬化性インクジェットインクは、光重合性官能基を有する化合物と光重合開始剤を含有することが更に好ましい。
熱硬化性官能基としては、例えば、ヒドロキシ基、カルボキシ基、イソシアネート基、エポキシ基、(メタ)アクリル基、マレイミド基、メルカプト基、アルコキシ基等が挙げられる。これらを一種単独で用いても、二種以上併用してもよい。
ゲル化剤は、光及び熱により硬化した硬化膜中に均一に分散した状態で保持されることが好ましく、これにより硬化膜中への水分の浸透を防ぐことができる。
一般式(G1):R1-CO-R2
一般式(G2):R3-COO-R4
[式中、R1~R4は、それぞれ独立に、炭素数12以上の直鎖部分を持ち、かつ分岐を持ってもよいアルキル鎖を表す。]
光重合性官能基を有する化合物(光重合性化合物ともいう。)は、活性光線の照射によって反応が生じて重合又は架橋し、インクを硬化させる作用を有する化合物であればよい。光重合性化合物の例には、ラジカル重合性化合物及びカチオン重合性化合物が含まれる。光重合性化合物は、モノマー、重合性オリゴマー、プレポリマー又はこれらの混合物のいずれであってもよい。光重合性化合物は、インクジェットインク中に一種のみが含まれていてもよく、二種以上が含まれていてもよい。
光重合開始剤は、光重合性化合物がラジカル重合性化合物であるときは、光ラジカル開始剤を用い、前記光重合性化合物がカチオン重合性化合物であるときは、光酸発生剤を用いることが好ましい。
本発明に用いられるインクは、必要に応じて着色剤を更に含有してもよい。着色剤は、染料又は顔料でありうるが、インクの構成成分に対して良好な分散性を有し、かつ耐候性に優れることから、顔料が好ましい。
本発明に用いられるインクは、本発明の効果が得られる範囲において、重合禁止剤、界面活性剤、硬化促進剤、カップリング剤、イオン捕捉剤等のその他の成分を更に含んでいてもよい。これらの成分は、当該インク中に、一種のみが含まれていてもよく、二種以上が含まれていてもよい。また、硬化性の観点から本来は無溶剤が好ましいが、インク粘度の調整のために溶剤を添加することもできる。
本発明に用いられるインクは、40℃以上100℃未満の範囲内に相転移点を有することが好ましい。相転移点が40℃以上であると、印刷媒体に着弾後、インクが速やかにゲル化するため、ピニング性がより高くなる。また、相転移点が100℃未満であると、インク取り扱い性が良好になり吐出安定性が高くなる。より低温でインクを吐出可能にし、画像形成装置への負荷を低減させる観点からは、当該インクの相転移点は、40~60℃の範囲内であることがより好ましい。
なお、本発明において、顔料粒子の「平均分散粒径」は、データサイザーナノZSP、Malvern社製を使用して動的光散乱法によって求めた値のことをいう。着色剤を含むインクについては、濃度が高く、当該測定機器では光が透過しないため、インクを200倍で希釈し測定する。測定温度は常温(25℃)とする。
本発明に用いられるインクは、プリント回路基板に用いられるソルダーレジストパターンを形成するためのソルダーレジストインクであることが好ましい。当該インクを用いて、ソルダーレジストパターンを形成することにより、ソルダーレジストパターンへの水分の浸透を防ぐことができ、その結果、プリント回路基板における銅箔とソルダーレジストパターン界面の密着性が良好となる。また、銅のマイグレーションを防止し、絶縁性の低下を抑制できる。
本発明に用いられるインクが、光重合性官能基を有する化合物及び光重合開始剤を含有する場合は、上記(1)と(3)の工程の間に、着弾したインクに活性光線を照射してインクを仮硬化させる工程((2)の工程)を含むことが好ましい。
(1)の工程では、本発明のインクの液滴をインクジェットヘッドから吐出して、印刷媒体であるプリント回路基板上の、形成すべきソルダーレジストパターンに応じた位置に着弾させて、パターニングする。インクジェットヘッドからの吐出方式は、オンデマンド方式又はコンティニュアス方式のどちらでもよい。
(2)の工程では、(1)の工程で着弾させたインクに活性光線を照射して、該インクを仮硬化する。活性光線は、例えば電子線、紫外線、α線、γ線、及びエックス線等から選択することができるが、好ましくは紫外線である。紫外線の照射は、例えばPhoseon Technology社製の水冷LEDを用いて、波長395nmの条件下で行うことができる。LEDを光源とすることで、光源の輻射熱によってインクが溶けることによるインクの硬化不良を抑制することができる。
(3)の工程では、(2)の仮硬化後、更にインクを加熱して本硬化する。加熱方法は、例えば、110~180℃の範囲内で設定したオーブンに10~60分の範囲内で投入することが好ましい。
以下において、本発明において用いることができるマルチパス方式のインクジェット印刷装置(「インクジェットプリント装置」又は「インクジェット記録装置」ともいう。)が備える基本的構成部品の機能について説明する。
このインクジェット印刷装置1は、基本的には、ヘッド3が往復して重ね印刷を行うマルチパス方式でインクの吐出を行う印刷装置であり、ヘッドを取り付けたキャリッジ2、前記キャリッジ2を移動させるX方向リニアステージ4、基板を設置するテーブル5、前記テーブル5を移動させるY方向リニアステージ6などを備える。
また、図示しないが、インクジェット印刷装置1は、ヘッド3からのインクの吐出を制御する装置、及び、XYステージを制御するコンピュータを備える。XYステージを制御するコンピュータは画像データに基づき、XYステージの動作を制御する。
なお、上記コンピュータは、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備えている。
また、Y方向の印刷方法としては、基板を設置したテーブル5がY方向に移動し、基板がヘッドの下を通過する際にヘッドからインクが吐出されることにより行われる。Y方向のリニアステージ6に設置されたエンコーダーと、ヘッド3からのインクの吐出を制御する装置とが連動し、エンコーダー信号に応じて、画像データの解像度でインクを吐出する。
例えば、解像度600dpiのインクジェットヘッド1個で2400dpiを印刷する場合は、ヘッドがY方向に1スキャン目の印刷をした後、X方向に10.6μm(2400dpiの1画素相当)移動し、Y方向に2スキャン目の印刷をする。さらに、ヘッドがX方向に10.6μm移動して、Y方向に3スキャン目の印刷をした後、X方向に10.6μm移動し、Y方向に4スキャン目の印刷をし、完了する。
また、印刷領域がヘッド幅より大きい場合は、ヘッド幅分X方向に移動して印刷を行う。
インク吐出装置(上記「ヘッド」と同義である。)は、インクを吐出するための複数のノズル孔を有する。このノズル孔は、一列に並んでいることが好ましいが、ノズル列と、ヘッドの主走査方向(上記「Y方向」と同義である。)及び副走査方向(上記「X方向」と同義である。)は、垂直又は平行でなくてもよく、特に限定されない。
また、X方向の印刷方法としては、Y方向の主走査方向の印刷を行った後、基板を設置したテーブル5が、X方向に移動し、次のY方向の主走査方向の印刷を行う。
インクジェット印刷装置1と同様に、X方向のリニアステージ4に設置されたエンコーダーと、ヘッド3からのインクの吐出を制御する装置とが連動し、エンコーダー信号に応じて、画像データの解像度でインクを吐出する。
また、下記実施例において、特記しない限り操作は室温(25℃)で行われた。
[インク1の調製]
<顔料分散液の調製>
下記に示す分散剤と分散媒をステンレスビーカーに入れ、65℃のホットプレート上で加熱しながら1時間加熱撹拌溶解し、室温まで冷却した後、これに顔料を加えて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓した。これをペイントシェーカーにて、所望の粒径になるまで分散処理した後、ジルコニアビーズを除去した。
分散剤1:EFKA7701(BASF社製) 5.6質量部
分散剤2:Solsperse22000(日本ルーブリゾール社製)
0.4質量部
分散媒:ジプロピレングリコールジアクリレート(0.2%UV-10含有)
80.6質量部
顔料:PY185(BASF社製、パリオトールイエローD1155)
13.4質量部
分散剤:EFKA7701(BASF社製) 7.0質量部
分散媒:ジプロピレングリコールジアクリレート(0.2%UV-10含有)
70.0質量部
顔料:PB15:4(大日精化製、クロモファインブルー6332JC)
23.0質量部
シアン顔料分散体 1.0質量部
エポキシエステル(M-600A:共栄化学社製) 30.0質量部
TrixeneBI7961(LANXESS社製) 10.0質量部
ウレタンアクリレート(AH-600:共栄化学社製)10.0質量部
M222(Miwon社製) 27.7質量部
EM2382(長興化学社製) 10.0質量部
光開始剤:ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド(TPO)
3.0質量部
光開始助剤:2-イソプロピルチオキサントン(ITX)3.0質量部
インクジェットヘッド(KM1800iSHC-C:コニカミノルタ社製:解像度600dpi)1個を取り付けたリニアXYステージとコントロールシステム(IJCS-1:コニカミノルタ社製)を用いて、基板である光学用PETフィルムに下記条件で印刷パターンを印刷し、波長395nmのUV-LED光源にて500mJ/cm2の照射エネルギーで露光・硬化して印刷物1を作製した。
画像データについて、図28に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図28、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図28参照
境界部印刷方式:ブロック方式、図18参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法B
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):室温(25℃)
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
インク1をインク2にし、ヘッド温度(インク吐出時)を75℃に変更した以外は実施例1と同様にして実施例2の印刷物2を作製した。
インク1で調製した分散体を下記の配合で混合した後、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過をし、インクを調製した。なお、インク吐出時の温度が75℃での粘度(η1)は10mPa・sであり、着弾時温度である室温(25℃)での粘度(η2)は1×104mPa・sであった。すなわち粘度比率η2/η1が1000であった。
シアン顔料分散体 1.0質量部
ジステアリルケトン 1.1質量部
ベヘニン酸ベヘニル 1.2質量部
エポキシエステル(M-600A:共栄化学社製) 30.0質量部
TrixeneBI7961(LANXESS社製) 10.0質量部
ウレタンアクリレート(AH-600:共栄化学社製)10.0質量部
M222(Miwon社製) 27.7質量部
EM2382(長興化学社製) 10.0質量部
光開始剤:ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド(TPO)
3.0質量部
光開始助剤:2-イソプロピルチオキサントン(ITX)3.0質量部
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物3を作製した。
画像データについて、図44に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、インターリーブ方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図44、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図44参照
境界部印刷方式:インターリーブ方式、図21参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法D
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物4を作製した。
画像データについて、図45に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、インターリーブ方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図45、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図45参照
境界部印刷方式:インターリーブ方式、図22参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法D
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物5を作製した。
画像データについて、図43に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図43、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図43参照
境界部印刷方式:ブロック方式、図18参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法C
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物6を作製した。
画像データについて、図27A及びBに示すとおり、境界部と境界部を除くパターン部とで画像データを分割した。そして、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1~No.3を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:3
分割画像データ:図27A及びB、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:12回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図27参照
境界部印刷方式:ブロック方式、図18参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法A
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物7を作製した。
画像データについて、図47に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図47、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図47参照
境界部印刷方式:ブロック方式、図24参照
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法B
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物8を作製した。
画像データについて、図48に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。ただし、境界部における幅ドット数を二つ分とした。
画像分割数:2
分割画像データ:図48、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図48参照
境界部印刷方式:ブロック方式
境界部幅ドット数:2
印刷順:パターン形成方法B
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物9を作製した。
画像データについて、図49に示すとおり、境界部を除くパターン部の画像データにおいては、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、境界部の画像データにおいては、ブロック方式に対応するよう、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。ただし、印刷方向を双方向とした。
画像分割数:2
分割画像データ:図49、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):双方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
境界部を除くパターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図49参照
境界部印刷方式:ブロック方式
境界部幅ドット数:1
印刷順:パターン形成方法B
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例1と同様にして印刷物10を作製した。
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:4回(600dpi×4)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
パターン部印刷方式:ブロック方式、図50参照
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):室温(25℃)
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
インク1をインク2にし、ヘッド温度(インク吐出時)を75℃に、変更した以外は、比較例1と同様にして印刷物11を作製した。
印刷条件を下記条件に変更した以外は、実施例2と同様にして印刷物12を作製した。
画像データについて、図46に示すとおり、パターン部を、境界部と境界部を除くパターン部とで区別をせず、パターン部全体において、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、一定の周期性を有さないように、画像処理ソフトによって分割し、分割画像データNo.1及びNo.2を作製した。そして、下記条件で、分割画像データごとに順次重ねて印刷した。
画像分割数:2
分割画像データ:図46、分割画像データ参照
解像度:2400dpi×2400dpi(搬送方向)
パス回数:8回(600dpi×8)
印刷方向(主走査方向):片方向印刷
印刷方向(副走査方向):正方向印刷
パス間ヘッドノズル列方向移動距離:10.6μm
パターン部印刷方式:ランダムマルチパス方式、図46参照
液量配分:全面3.5pL
ヘッド温度(インク吐出時温度):75℃
基板温度(インク着弾時温度):室温(25℃)
<スジの評価>
得られた印刷物におけるパターンを目視で確認し、スジの発生を評価した。
◎:スジの発生が見られない。
〇:スジ感がわずかに感じられるが、気にならないレベルである。
×:スジ感が感じられるため、実用は好ましくない。
××:スジが目立って感じられ、実用は難しい。
なお、〇以上は、実用上問題がないとした。
得られた印刷物におけるパターンの抜き四角(非パターン部)の対向する各辺間の距離を20点測定し、その算術平均値からのずれに基づいて、直線性を評価した。
◎◎:最大ずれ量が、2μm以下である。
◎:最大ずれ量が、2μm超、3μm以下である。
〇:最大ずれ量が、3μm超、5μm以下である。
△:最大ずれ量が、5μm超、10μm以下である。
×:最大ずれ量が、10μm超である。
なお、△以上は、実用上問題がないとした。
また、図53に、印刷物2及び12とそれぞれ同様の印刷条件で作製した主走査方向と副走査方向に平行な抜き四角を配置した印刷物A及びBの100倍での光学顕微鏡観察写真を示す。なお、100倍での光学顕微鏡観察写真では、印刷物A(印刷物2と同様の印刷条件)及びB(印刷物12と同様の印刷条件)どちらにおいても、境界部を除くパターン部にスジが多少見受けられるが、目視では、スジは見受けられなかった。
2 キャリッジ
3 ヘッド
4 X方向リニアステージ
5 テーブル
6 Y方向リニアステージ
9 インク吐出装置
11 非パターン部
12 境界形成部
13 境界形成部を除く境界部
14 境界部を除くパターン部
15 パターン部と非パターン部の境界
16 境界部
17 パターン部
21~28 ノズル21~28
100 インクジェット印刷装置
Claims (8)
- パターンの画像データに基づくインクジェット印刷方式によるパターン形成方法であって、
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された行及び列の順番のとおりでなく、かつ一定の周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御し、
前記インクとして、吐出時の温度における粘度η1と着弾時の温度における粘度η2との比率η2/η1が、100以上であるインクを用い、かつ
前記インクとして、ソルダーレジストインクを用いる
ことを特徴とするパターン形成方法。 - パターンの画像データに基づくインクジェット印刷方式によるパターン形成方法であって、
複数のノズル孔を有するインク吐出装置又は印刷媒体としての基板が複数回移動し、前記インク吐出装置のノズルから前記印刷媒体としての基板にインクの液滴を吐出して前記パターンを形成する方式において、
前記基板上に形成する前記パターンを構成するドットの塗膜の形成に用いる前記インクの液滴の着弾が複数回にわたり、かつ、
前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、境界部を除くパターン部においては、前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように制御し、
前記境界部においては、前記画像データを構成する各画素が配列された長手方向の順番のとおりに、連続性又は周期性を有するように制御し、
前記インクとして、吐出時の温度における粘度η1と着弾時の温度における粘度η2との比率η2/η1が、100以上であるインクを用い、かつ
前記インクとして、ソルダーレジストインクを用いる
ことを特徴とするパターン形成方法。 - 前記液滴を着弾させる前記ドットの位置を、前記境界部を除く前記パターン部においては、更に前記インク吐出装置の副走査方向においても連続性又は周期性を有さないように制御する
ことを特徴とする請求項2に記載のパターン形成方法。 - 前記境界部における前記ドットの塗膜の形成を、前記境界部を除く前記パターン部における前記ドットの塗膜の形成よりも先に完了させる
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。 - 前記パターンの前記画像データを、重ねて印刷した場合に各画素が重ならないよう、かつ、前記液滴を着弾させる前記ドットの位置が、前記インク吐出装置の主走査方向において連続性又は周期性を有さないように、複数に分割し、
前記分割した前記画像データを順次重ねて印刷する
ことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。 - 前記インク吐出装置が、相対的に主走査方向に往復移動し、
往路及び復路どちらにおいてもインクの液滴を吐出する
ことを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。 - 前記インクとして、ホットメルトタイプ、ゲル化タイプ又はチキソトロピータイプのいずれかのタイプのインクを用いる
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のパターン形成方法。 - パターンの画像データに基づきパターンを形成するインクジェット印刷装置であって、
請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載のパターン形成方法によりパターンを形成する
ことを特徴とするインクジェット印刷装置。
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