以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
(第1の実施形態)
図1を参照する。図1は、印刷装置の一例(インクジェットプリンタ)の外観を示す斜視図である。
印刷及びカッティングの機能を有するインクジェットプリンタ10は、基台部材12に支持され、走査方向に延長して配設されたベース部材(エプロン:プリンタ本体の前方にてメディア200を支持する前垂れ形状の支持部材)14と、ベース部材14の左右両端でベース部材14に直交して配設された側方部材16L、16Rと、メディア200に、回転可能に接触すると共に、メディア200の搬送方向に直交する走査方向において所定距離を隔てて配置される第1、第2のピンチローラ17a、17bと、左右2つの側方部材16L、16Rを連結する中央壁18と、走査方向に配設された第1のガイドレール20と、ガイドレール20と平行に配設された第2のガイドレール22と、中央壁18の壁面に沿って走査方向に移動自在に配設された駆動ベルト24(図2のA-1参照)と、駆動ベルト24を走査方向に走行させるサーボモータ58と、サーボモータ58により走行される駆動ベルト24に固定されることで、第1のガイドレール20に沿って走査方向に移動可能である2つのキャリッジ26、28と、各種情報を表示可能な表示器104と、を有する。
キャリッジ26は、印刷ヘッド29が搭載される、メインキャリッジとしての印刷キャリッジである。
キャリッジ28は、カッターを備えるサブキャリッジとしてのカットキャリッジである。カッターは2種類あり、1つは、メディアを図形の形状に切り抜くカッティング用のカッター(図1におけるカット刃36を保持するカッター32)である。もう1つは、シートカット用のカッター(図1では不図示、図2のA-1における符号91)である。
本実施形態では、このサブキャリッジとしてのカットキャリッジに、メディア200の走査方向における端部にてメディア200を押さえるメディアクランプ(図5における符号303a、303b)を検出する光学式センサ(図2、図3の符号90参照)が設けられている。なお、光学式センサはメインキャリッジとしての印刷キャリッジに設けられていてもよい。また、このカットキャリッジ28は、印刷キャリッジ26と分離されて、独立に移動することも可能である。これらの点について後述する。
なお、サブキャリッジは、印刷ヘッドが搭載されるキャリッジ(メインキャリッジ)とは別のキャリッジであり、カットキャリッジに限定されるものではない。
また、印刷対象(記録対象)であるメディア200は、金属からなる平板状のプラテン(図1では不図示、図4の符号300)の載置面(図1では不図示、図4の符号301)上に載置される。
また、ピンチローラ17a、17bの下には、不図示の搬送ローラが存在する。この搬送ローラは、ステッピングモータ等のサーボモータにより駆動されて回転し、メディア200を、搬送方向の上流から下流へと搬送する。
ピンチローラ17a、17bは、歯車機構などにより搬送ローラから動力を伝達されて回転する。ピンチローラ17a、17bは、第2のガイドレール22に取り付けられ、第2のガイドレール22に沿って走査方向に移動可能に構成されている。なお、第2のガイドレール22は、取り付けられたピンチローラ17a、17bがメディア200に当接させるように回転可能となっている。搬送ローラ及びピンチローラ17a、17bの表面には、ゴム等の弾性部材が設けられており、メディア200は、ピンチローラ17a、17bと搬送ローラとの間で、しっかりと保持される。
次に、図2を参照する。図2は、メインキャリッジ(印刷キャリッジ)とサブキャリッジ(カットキャリッジ)との連結、あるいは分離を可能とする構造の一例を示す図である。図2において、前掲の図と同様の箇所には同じ符号を付している。この点は、他の図面についても同様である。
メインキャリッジである印刷キャリッジ26には、印刷ヘッド29が設けられている。また、サブキャリッジであるカットキャリッジ28には、メディアクランプ(図5の符号303a、303b)を検出可能な光学式センサ90と、シートカット用のカッター91が設けられている。
シートカット用のカッター91は、ソレノイド(不図示)によって昇降できるように構成されている。
また、メディアを図形の形状に切り抜くカッティング用のカッター32は、カットキャリッジ28に取り付けられており、カットキャリッジ28と一体的に移動する。このカッティング用のカッター32も、ソレノイド(不図示)によって昇降できるように構成されている。
なお、図2では、カッティング用のカッター32のカット刃36(図1参照)は、図示を省略している。
図2のA-1では、印刷キャリッジ26とカットキャリッジ28とは、連結部材40により連結されている。例えば、メディア20への印刷時には、印刷キャリッジ(メインキャリッジ)26とカットキャリッジ(サブキャリッジ)28とは、連結部40によって連結されて一体的に移動する。
図2のA-2では、印刷キャリッジ(メインキャリッジ)26は、移動可能範囲における最も右側の端部付近に位置する。この位置は、プリンタに電源が投入された時の印刷キャリッジ26の位置である。この位置にある印刷キャリッジ26に連結されたカットキャリッジ(サブキャリッジ)28の位置が、プリンタに電源が投入された時のカットキャリッジ28の位置(待機位置、以下ホームポジションとも称す)である。そして、印刷キャリッジ26に設けられている係止部材(係止爪)45と、プリンタ本体の外壁部に設けられる係合部47の係止部材(係止爪)49とが係合されて、印刷キャリッジ26の移動が阻止される。
一方、カットキャリッジ(サブキャリッジ)28は、連結部40による連結が解除されて、印刷キャリッジ26から分離され、独立して移動可能な状態となる。
メディア200を所定のサイズに切断したり、あるいは、メディア200に、メディア200を横断するミシン目を形成したりする場合には、図2のA-2に示されるように、カットキャリッジ28のみが走査される。
また、本実施形態では、印刷前のメディアセットアップ時には、図2のA-2のように、サブキャリッジ(カットキャリッジ)28のみが走査される。この走査時において、光学式センサ90を用いて、メディアクランプの位置が検出される。
このとき検出されたメディアクランプの位置情報は、メディアクランプの位置ずれ量の判定の際の基準値として用いることができる。
また、サブキャリッジのみを移動させることで、メディアクランプの位置の検出時に、インクヘッドが乾燥することを抑制できる。また、移動させるキャリッジの重量が軽くなるため、キャリッジ駆動力を削減できる。
次に、図3を参照する。図3は、サブキャリッジ(カットキャリッジ)に搭載される、光学式センサ、サブキャリッジボードの構成例、及び印刷装置本体に搭載されるプリンタのメインボードの構成例を示す図である。
サブキャリッジ28は、サブキャリッジボード50を備え、このサブキャリッジボード50には、サブキャリッジコントローラ52が搭載されている。
また、サブキャリッジボード50には、出力端子としてのI/Oポート(例えば、汎用のI/Oポート)N1が設けられている。なお、このサブキャリッジボード50には、プリンタのメインボード70に搭載されているシリアル通信モジュール76と同形式のシリアル通信モジュール(不図示)が設けられている。これらのシリアル通信モジュールを用いることで、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)通信が可能となる。
光学式センサ90は、発光素子(LED等)の光源を有する発光部92と、物体からの反射光を受光して電気信号に変換する受光素子(フォトダイオード等)を有する受光部94と、を有する。受光部94から出力される検出信号(測定信号)は、サブキャリッジコントローラ52に供給される。
光学式センサ90から出力されるデータは、例えば、「H」又は「L」の1ビットデータである。本実施形態では、光学式センサ90は、受光部94による受光量が多い場合にHレベルの信号を出力し、受光部94による受光量が少ない場合にLレベルの信号を出力する。サブキャリッジコントローラ52は、受信したデータを、I/O通信線101を介してプリンタのメインボード70に伝送する。
プリンタのメインボード70は、位置検出部72と、印刷装置(プリンタ)の動作を統括的に制御する制御部(CPU、MPU等)74と、印刷中におけるメディアクランプ外れを検出するためのプログラムPGを搭載した第1記憶部(記憶装置)75と、シリアル通信モジュール76と、各種データを記憶可能な第2記憶部(レジスタ等を含む)77と、入力端子としてのI/Oポート(例えば、汎用のI/Oポート)N2と、を有する。
制御部74は、メディアクランプ外れ検出部(図3では不図示、図6の符号80)を有する。メディアクランプ外れ検出部の動作等は、図6を用いて説明する。
位置検出部72は、キャリッジ駆動部53のエンコーダ60から送られてくるサーボモータ58の回転位置信号を受け、その回転位置信号に基づいて、移動中のサブキャリッジ28の位置を検出する機能を有する。
また、キャリッジ駆動部53は、サーボコントローラ54と、サーボアンプ56と、サーボモータ58と、エンコーダ60と、サーボボード61と、を有する。サーボボード61は、エンコーダ60の出力信号あるいはその積算値を、プリンタのメインボード70に伝送する。
プリンタのメインボード70に搭載される制御部74は、受信した、光学式センサ90による検出データと、位置検出部72によって検出された、移動中のサブキャリッジ28の走査方向における位置情報と、を対応づけることで、例えば、メディアクランプの位置を検出することができる。
具体的には、検出データが「H」から「L」に転じたタイミングにおける、サブキャリッジの位置を検出することで、メディアクランプ等の位置を特定することができる。この点については後述する。
また、プリンタのメインボード70(制御部74)は、適宜、報知手段107を制御して、各種の報知情報を出力させることができる。報知情報には、メディアクランプ外れが検出された場合における報知情報、あるいは警告情報が含まれる。
また、報知手段は、表示制御部103と、表示器104と、音出力部105と、スピーカ106と、を有する。これにより、文字や図形等による表示によって、あるいは、音声や各種の音によって、ユーザーに各種の情報を報知することができる。また、報知手段は、プリンタ10に接続されたコンピュータにメールを送信して報知してもよい。
次に、図4を参照する。図4は、光学式センサを有するサブキャリッジ(カットキャリッジ)の構造例を示す図である。
メディア200は、プラテン300の載置面301上に載置されている。サブキャリッジ(カットキャリッジ)28の本体部27の下端部には、光学式センサ90を構成する発光部92及び受光部94が取り付けられている。
発光部92は、斜め下方に光R1を照射し、受光部94は、メディア200(あるいはプラテン300)、あるいは、メディア200を押さえているメディアクランプ303からの反射光R2を受光する。
メディアクランプ303は、第2のガイドレール22に取り付け可能に構成されており、第2のガイドレール22に沿って走査方向に移動可能となっている。また、プラテン300に設けられた溝に嵌めることで固定できるものであってもよい。また、メディアクランプ303を重りとして、単にメディア200の上に置いてもよい。
また、光学式センサ90は、第2のガイドレール22から、メディアの搬送方向において、所定距離Δyだけ下流側(終端側)に位置している。言い換えれば、光学式センサ90は、サブキャリッジ28の、メディアの搬送方向における下流(始端)側の端部、又は端部の近傍に取り付けられている。このことは、光学式センサ90がメディアクランプ303を検出する際に、メディア200に印刷されているマーク(例えばクロップマーク)を誤検出する可能性を低減する効果がある。この点については、図5のA-1にて説明する。
次に、図5を参照する。図5は、セットアップ時における走査開始前の状態、セットアップ時におけるサブキャリッジの走査中の状態、及び印刷時における、走査中のメインキャリッジとサブキャリッジの状態を示す図である。
図5のA-1では、メディア200がプラテン300上にセット済みである。但し、走査は開始されておらず、メインキャリッジ26とサブキャリッジ28は共に、プラテン300の右側の待機位置(ホームポジション)に位置している。
また、メディア200の、走査方向(X方向)における右側の端部は、金属製のメディアクランプ303aによって押さえられており、左側の端部は、金属製のメディアクランプ303bによって押さえられている。
右側のメディアクランプ303aの表面には、制御部74にメディアクランプを認識させるための認識パターン305a及び305bが形成されている。また、左側のメディアクランプ303bの表面には、制御部74にメディアクランプを認識させるための認識パターン305c及び305dが形成されている。本実施形態では、認識パターン305a、305b、305c、305dは、メディアクランプ303a、303bの表面よりも明るい色で形成されている。メディアクランプ303a、303bの表面の色は、例えば、黒色である。
これにより、光学式センサ90を用いて、認識パターン305a及び305b、305c及び305dを検出することで、各メディアクランプ303a、303bの位置を検出することができる。
例えば、各メディアクランプ303a、303bの内側の位置(図5のA-1における位置P2、P4)を、各メディアクランプ303a、303bの位置とすることができる。但し、この例に限定されるものではない。例えば、図5のA-1において、位置P1とP2の間の中央位置をメディアクランプ303aの位置としてもよい。メディアクランプ303bについても同様である。
また、図5のA-1に示されるように、メディア200の搬送方向の上流側には、ピンチローラ(不図示)に対応して、有色の反射板(ピンチローラ検出板)17a、17bが設けられており、また、メディア200を所望の図柄にカッティングする際の位置合わせ用のクロップマークCP1、CP2が設けられている。
先に図4にて説明したように、サブキャリッジ28に設けられる光学式センサ90は、搬送方向の上流側に位置するレール20からΔyの間隔をおいて設けられている。言い換えれば、光学式センサ90は、サブキャリッジ28の、メディアの搬送方向における下流側の端部、又は端部の近傍に取り付けられている。
よって、図5のA-2において、メディア200がセットされた状態で、サブキャリッジ28が少なくとも一回、走査されてメディアクランプ303a、303bの位置を検出するに際し、ピンチローラ上に設けられている有色の反射板17a、17bや、クロップマークCP1、CP2等を、メディアクランプ303a、303bの金属の部分と誤って検出することが低減される。言い換えれば、メディアクランプ303a、303bの位置を正しく検出する可能性を高めることができる。
次に、図5のA-2に示すように、サブキャリッジ28が単独で、少なくとも一回、走査されて、往路、及び復路の少なくとも一方において、左右のメディアクランプ303a、303bの位置が検出され、検出された位置情報が、第2記憶部77(図3参照)に記憶される。この位置情報は、例えば、メディアクランプ303a、303bがメディア200から外れたか否かを判定する際の基準値として使用することができる。なお、この検出動作でメディアクランプ303a、303bが検出されない場合は、メディアクランプ303a、303bが取り付けられていない旨をユーザーに報知してもよい。
また、図5のA-2では、サブキャリッジ28のみを移動させることで、その走査期間においてインクヘッドが乾燥することが抑制される。また、移動させるキャリッジの重量が軽くなるため、キャリッジ駆動力を削減することができる。
図5のA-2の動作が完了すると、セットアップ期間は終了する。そして、次に、図5のA-3に示されるように、印刷が開始される。印刷時には、サブキャリッジ28とメインキャリッジ26とが連結されて移動する。メインキャリッジ26に搭載されている印刷ヘッドにて印刷を実行すると共に、これと併行して、サブキャリッジ28に搭載されている光学式センサ90を用いたメディアクランプ303a、303bの位置検出が実行される。
メディアクランプ303a、303bの位置検出は、例えば、サブキャリッジ28の一往復を単位として、例えば定期的に実行することができる。すなわち、位置検出を行う走査と、行わない走査とを設け、位置検出を、時間間隔をおいて実行することができる(但し、これに限定されるものではない)。この点については後述する。
制御部74のメディアクランプ外れ検出部80(図6のA-2参照)は、図5のA-2で記憶した基準値と、図5のA-3で検出された各メディアクランプの位置情報とを比較し、差分が所定の閾値より大きいときは、メディアクランプ外れが生じたと判定する。また、図5のA-3にて、メディアクランプの位置の検出ができないときは、メディアの、メディアクランプへの乗り上げが発生したと判定する。これらの異常が検出されたときは、制御部74は、ユーザーに報知したり、あるいは、印刷動作を中断、中止したりすることができる。これにより、メディアの詰まり(ジャム)の発生が抑制される。
次に、図6を参照する。図6は、サブキャリッジの走査による、メディアクランプの位置検出動作について説明するための図である。
図6のA-1は、図5のA-3を再掲したものである。図6のA-2は、先に示した図3の構成の中から要部を抽出して示すものである。また、図6のA-2では、プリンタのメインボード70に搭載される制御部74のメディアクランプ外れ検出部80の構成の一例が示されている。
制御部74は、メディアクランプ外れ検出部80と、報知部85と、検出されたメディアクランプの位置情報を記憶する第2記憶部77と、を有する。
メディアクランプ外れ検出部80は、メディアクランプ位置検出部81と、メディアクランプの位置ずれ量検出部82と、メディアクランプがメディアによって外側に押されて外れたことを判定する(言い換えれば、位置ずれによるメディアクランプ外れを判定する)第1の判定部83と、メディアがメディアクランプに乗り上げたことを判定する第2の判定部84と、を有する。
メディアクランプ外れ検出部80の構成要素である各部は、図3に示したプログラムPGに従ってコンピュータが動作することで構築される機能ブロックである。プログラムにより機能ブロックを構築することで、本発明におけるメディアクランプ外れ検出機能を容易に実現することができる。
図6のA-3には、光学式センサ90によって、メディアクランプ303a、303bの識別パターン305a~305dを検出したときの検出信号波形(パルス波形)SR0、SL0が示されている。この検出信号波形は、ここでは、セットアップ時における、サブキャリッジ28の往路の走査により得られるものとする。
右側のメディアクランプ303aについては、時刻t0~t1、時刻t2~t3の各期間において、検出信号のレベルがHレベルになる。そして、時刻t4に、信号レベルがHレベルに変化する。このときの立ち上がりエッジのタイミングに対応する位置P2を、メディアクランプ303aの検出位置とする。検出された位置P2は、第2記憶部77に、右側のメディアクランプ303aの基準位置PR0として記憶される。
左側のメディアクランプ303bについては、時刻t6~t7、時刻t8~t9の各期間において、検出信号のレベルがHレベルになる。そして、時刻t5における、立ち下がりエッジのタイミングに対応する位置P4を、メディアクランプ303bの検出位置とする。検出された位置P4は、第2記憶部77に、左側のメディアクランプ303bの基準位置PL0として記憶される。
次に、図7を参照する。図7は、メディアの傾斜に起因して、メディアクランプ外れが生じた状態の例を示す図である。
用紙がセットされた印刷前の状態、すなわちセットアップ時において、メディアクランプと印刷対象であるメディアとの相対的位置関係が正常であったとしても、印刷開始後において正常ではない状態となる場合がある。
例えばメディアが傾斜したまま搬送される、すなわち斜行する場合には、メディアの傾斜が進行するにつれてメディアが浮き上がるなどして変形し、メディアクランプをメディアの外側へと押しのけたり、あるいは、メディアがメディアクランプに乗り上げたりする場合が有り得る。
メディアがメディアクランプを押しのけたり、乗り上げたりすると、印刷中に、メディア詰まり(ジャム)が発生する場合がある。この場合には、適切な印刷ができなくなるため、事前に警告等を発したり、印刷を中断したりする対策をとることが好ましい。
図7のA-1では、メディア200が時計回りに回転して傾斜し、傾斜したメディア200によってメディアクランプ303aが右方向へと押されて、位置ずれが生じている。
セットアップ時には、メディアクランプ303aの右端部の位置はP1であり、左端部の位置はP2であった。図7のA-1では、P1がP1’に移動し、P2がP2’に移動している。
図7のA-1では、移動後のメディアクランプ303aには、移動前のものと区別するために、303a’の符号を付している。また、これに対応させて、識別バターンには305a’、305b’の符号を付している。
図7のA-1では、サブキャリッジ28の、i回目(iは1以上の自然数)の往路の走査において、図7のA-1の下側に示されるように検出波形SRiが得られる。これによって、上記の位置P2’が検出される。この処理は、図6で示したメディアクランプ位置検出部81によって実行される。
検出された位置情報P2’は、i回目の往路の走査における右側のメディアクランプ303aの検出位置PRiとして、第2記憶部77に記憶される。
そして、先に図6のA-2、A-3にて説明した、セットアップ時における検出位置PR0と、印刷時における検出位置PRiとが比較される。
すなわち、PR0とPRiの差分の絶対値を、位置の変動量ΔPとする。この処理は、図6で示したメディアクランプの位置ずれ量検出部82によって実行される。
そして、このΔPが、所定の閾値(この閾値をCRとする:図9のステップS5参照)より大きいか否かを、図6の第1の判定部83が判定し、大きい場合は、ユーザーへの報知、あるいは、印刷の中断や中止といった処理が実行される。上記の閾値CRは、例えば、数cm程度に設定され得る。但し、これは一例であり、この例に限定されるものではない。
また、報知処理は、図6で示した報知部85が実行する。また、印刷の中断や中止の処理は、制御部74が実行する。
図7のA-2では、メディアクランプ303aの位置は移動していないが、メディア200が、右側のメディアクランプ303aに乗り上げている。識別パターン305a、305bは、そのほとんどがメディア200に覆われている。よって、光学式センサ90から出力される検出信号SRiは、不完全な波形となるか、又は、波形自体が得られない。本実施形態では、上記のいずれの場合も、位置検出ができない事象として取り扱う。
図6で示した第2の判定部84は、このような事象が生じた場合には、メディアの乗り上げが生じたと判定する。この場合も、ユーザーへの報知や、印刷の中断、中止等の処理が実行される。これによって、メディアの詰まり(ジャム)の発生が抑制される。
なお、上記の例では、右側のメディアクランプ303aがメディア200から外れる場合について説明したが、左側のメディアクランプ203bについても同様である。
次に、図8を参照する。図8は、サブキャリッジの一往復に対応する、メディアクランプの位置の検出例を示す図である。
図8では、印刷期間において、サブキャリッジ28(及びメインキャリッジ26)が、走査開始からi回目(iは1以上の自然数)の走査で一往復するとき、メディアクランプ外れ検出部80は、往路では、右側のメディアクランプ303aについての検出処理DRi、及び、左側のメディアクランプ303bについての検出処理DLiを実行する。
また、復路では、メディアクランプ外れ検出部80は、左側のメディアクランプ303bについての検出処理D’Li、及び、右側のメディアクランプ303aについての検出処理D’Riを実行する。
すなわち、サブキャリッジ28がi回目の走査によって一往復するとき、DRi、DLi、D’Li、D’Riの4回の検出処理が、連続的に実行される。
各検出処理では、図7のA-1で示した、メディアクランプの位置ずれ量が所定の閾値を越えていることを検出する第1の動作、及び、図7のA-2で示した、メディアがメディアクランプに乗り上げていることを検出する第2の動作の少なくとも一方が実行される。但し、好ましくは、第1、第2の各動作を、各検出処理において実行するのがよい。
例えば、DRi、DLi、D’Li、D’Riの4回の検出処理において、往路における検出処理DLiの直後に、メディアの位置ずれ量が増大してメディアクランプ外れ状態となったときは、検出処理DLiではメディアクランプ外れは検出できないが、その直後の、復路における検出処理D’Liにて、そのメディアクランプ外れを検出することができる。
また、往路における検出処理DRiの直後に、メディアの位置ずれ量が増大してメディアクランプ外れ状態となったときは、検出処理DRiではメディアクランプ外れは検出できないが、復路における検出処理D’Riにて、そのメディアクランプ外れを検出することができる。
このように、一往復で4回の検出処理を実施することで、メディアクランプ外れが生じたときに、そのことを、すぐに検出することができる。よって、信頼性の高いメディアクランプ外れの検出処理が実現される。
また、印刷期間において、サブキャリッジ28が複数の往復を繰り返すとき、図8に示したキャリッジの一往復に対応した、第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を、定期的に実行してもよい。
例えば、i回目の走査での往復により上記の各検出処理を実行した後、n回(nは1以上の自然数)の走査では検出動作は実行せず、そのn回の走査後の次の走査で、再び各検出処理を実行する、といった動作が実行されてもよい。
これにより、制御部74(メディアクランプ外れ検出部80)の処理負担が軽減され、る。また、消費電力を低減することも可能である。なお、上記のとおり、サブキャリッジ28が1回、往復される毎に4回の検出処理が実行され、信頼性の高いメディアクランプ外れの検出処理が実現されていることから、定期的な処理であっても、特に検出性能の低下は問題とならない。
また、往路と復路のいずれか一方で、第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を、定期的に実行してもよいし、搬送ローラによるメディアの搬送量が所定の値に達する度に第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を実行してもよいし、メディアをカッティングする前に搬送ローラにより高速にメディアを搬送する動作時に第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を実行するようにしてもよい。
次に、図9を参照する。図9は、制御部によるメディアクランプの位置ずれ検出処理の手順例を示すフローチャートである。
ステップS1では、セットアップ時に、右側及び左側のメディアクランプの位置PR0、PL0を検出し、記憶する。ステップS2では、印刷を開始する。このとき、iを1にセットする。
ステップS3では、iが、最大値imaxより小さいか(すなわち、サブキャリッジの走査回数が最大回数に達していないか)が判定される。Nのときは、iが最大値に達したため、ステップS14に移行し、印刷完了となる。Yのときは、ステップS4に移行する。
ステップS4では、i回目の往路における右側のメディアクランプの位置PRiを検出する。
ステップS5では、ステップS1で検出された、セットアップ時における検出位置PR0と、ステップS4で検出された、i回目の往路における右側のメディアクランプの位置PRiとの差分の絶対値(すなわち、メディアクランプの位置ずれ量ΔP)が、右側のメディアクランプの位置ずれ検出のための所定の閾値CR以下であるか(すなわち、CRを越えていないか)を判定する。Nのときは、メディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS13に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS6に移行する。
ステップS6では、i回目の往路における左側のメディアクランプの位置PLiを検出する。
ステップS7では、ステップS1で検出された、セットアップ時における検出位置PL0と、ステップS6で検出された、i回目の往路における左側のメディアクランプの位置PLiとの差分の絶対値(すなわち、メディアクランプの位置ずれ量ΔP)が、左側のメディアクランプの位置ずれ検出のための所定の閾値CL以下であるか(すなわち、CLを越えていないか)を判定する。Nのときは、メディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS13に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS8に移行する。
以上説明したステップS2~S7が、往路における動作を示している。次に、復路における動作が開始される。
ステップS8では、i回目の復路における左側のメディアクランプの位置P’Liを検出する。
ステップS9では、ステップS1で検出された、セットアップ時における検出位置PL0と、ステップS8で検出された、i回目の復路における左側のメディアクランプの位置P’Liとの差分の絶対値(すなわち、メディアクランプの位置ずれ量ΔP)が、左側のメディアクランプの位置ずれ検出のための所定の閾値CL以下であるか(すなわち、CLを越えていないか)を判定する。Nのときは、メディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS13に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS10に移行する。
ステップS10では、i回目の復路における右側のメディアクランプの位置P’Riを検出する。
ステップS11では、ステップS1で検出された、セットアップ時における検出位置PR0と、ステップS10で検出された、i回目の復路における右側のメディアクランプの位置P’Riとの差分の絶対値(すなわち、メディアクランプの位置ずれ量ΔP)が、右側のメディアクランプの位置ずれ検出のための所定の閾値CR以下であるか(すなわち、CRを越えていないか)を判定する。Nのときは、メディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS13に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS12に移行する。
ステップS12では、iを更新する。すなわち、iを、現在の値に1を加えた値とする。そして、ステップS3に戻って同様の処理を繰り返す。
次に、図10を参照する。図10は、制御部による、メディアの、メディアクランプへの乗り上げ検出処理の手順例を示すフローチャートである。
ステップS20では、セットアップ時に、右側及び左側のメディアクランプの位置PR0、PL0を検出し、記憶する。ステップS21では、印刷を開始する。このとき、iを1にセットする。
ステップS22では、iが、最大値imaxより小さいか(すなわち、サブキャリッジの走査回数が最大回数に達していないか)が判定される。Nのときは、iが最大値に達したため、ステップS29に移行し、印刷完了となる。Yのときは、ステップS23に移行する。
ステップS23では、i回目の往路における右側のメディアクランプの位置PRiを検出できたか否かを判定する。Nのときは、メディアが、メディアクランプに乗り上げることでメディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS28に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS24に移行する。
ステップS24では、i回目の往路における左側のメディアクランプの位置PLiを検出できたか否かを判定する。Nのときは、メディアが、メディアクランプに乗り上げることでメディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS28に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS25に移行する。
ステップS25では、i回目の復路における左側のメディアクランプの位置P’Liを検出できたか否かを判定する。Nのときは、メディアが、メディアクランプに乗り上げることでメディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS28に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS26に移行する。
ステップS26では、i回目の復路における右側のメディアクランプの位置P’Riを検出できたか否かを判定する。Nのときは、メディアが、メディアクランプに乗り上げることでメディアクランプ外れが生じている可能性が高いため、ステップS28に移行し、報知、印刷の中断、中止等の処理がなされる。Yのときは、ステップS27に移行する。
ステップS27では、iを更新する。すなわち、iを、現在の値に1を加えた値とする。そして、ステップS22に戻って同様の処理を繰り返す。
このように、本発明の印刷装置の第1の態様では、印刷装置(プリンタ)は、印刷対象であるメディア200の搬送方向に直交する走査方向に走査されて移動可能であると共に、メディアの、走査方向における端部にてメディアを押さえるメディアクランプ303a、303bの位置を検出可能な光学式センサ90を備えるキャリッジ28と、メディアへの印刷期間において、メディアクランプ303a、303bがメディアから外れていることを検出するメディアクランプ外れ検出部80を備えると共に、キャリッジ28及び光学式センサ90の動作を制御する制御部74と、を有する。
本態様では、印刷期間において、キャリッジに取り付けられた光学式センサによって、メディアクランプの位置を検出する。検出結果を活用することで、メディアの端部でメディアを押さえる働きをするメディアクランプが、正常に、本来の役割を果たしているか否かを判定することができる。本来の役割を果たしていないと判定される場合は、例えば、ユーザーへの報知や印刷の中止等の措置を採ることができる。これにより、印刷中におけるメディア詰まり(ジャム)の発生を抑制することができる。
また、本発明の第2の態様では、制御部74におけるメディアクランプ外れ検出部80は、メディアクランプ303a、303bの位置を検出するメディアクランプ位置検出部81と、メディアがセットされて印刷可能となった状態でのメディアクランプ303a、303bの第1の位置PR0、PL0と、印刷期間に検出されたメディアクランプの第2の位置PRi、PLiとのずれ量を検出するメディアクランプずれ量検出部82と、検出されたずれ量が所定の閾値CR、CLよりも大きい場合に、メディアクランプが正常な位置にないと判定する第1の判定部83と、を有してもよい。
本態様によれば、セットアップ時に取得されたメディアクランプの位置(基準位置)と、印刷中に検出されたメディアクランプの位置とを比較することで、位置ずれ量を検出でき、その位置ずれ量が所定の閾値よりも大きい場合に、メディアクランプはメディアにより押されて位置が許容範囲を超えて変動したと推定することができる。言い換えれば、メディアクランプが正常な位置にないと判定することができる。
また、本発明の第3の態様では、制御部74におけるメディアクランプ外れ検出部80は、メディアクランプ303a、303bの位置を検出するメディアクランプ位置検出部81と、印刷期間において、メディアクランプの位置を検出できない場合には、メディアがメディアクランプに乗り上げていると判定する第2の判定部84と、を有してもよい。
これにより、メディアの、メディアクランプへの乗り上げも検出可能である。
また、本発明の第4の態様では、制御部74は、メディアクランプ外れ検出部80によってメディアクランプ外れが検出されると、メディアクランプ外れが生じたことをユーザーに報知させる制御を実行してもよい。
これにより、メディアの詰まり(ジャム)の発生を抑制することができる。
また、本発明の第5の態様では、メディアクランプ外れ検出部80によってメディアクランプ外れが検出されると、制御部74は印刷を中断、又は中止させてもよい。
これにより、メディアの詰まり(ジャム)の発生を抑制することができる。
また、本発明の第6の態様では、メディアクランプには、認識用パターンが設けられており、制御部におけるメディアクランプ外れ検出部は、光学式センサによる認識用パターンの検出信号に基づいて、メディアクランプの位置を検出してもよい。
これにより、簡易な構成で、メディアクランプの位置を精度よく検出することが可能である。
また、本発明の第7の態様では、キャリッジ28は、印刷ヘッドが搭載されている印刷キャリッジ26とは別であり、かつ印刷キャリッジ26とは独立に移動することが可能なサブキャリッジであってもよい。
本態様では、サブキャリッジのみを移動させることで、メディアクランプの位置の検出時に、インクヘッドが乾燥することを抑制できる。また、移動させるキャリッジの重量が軽くなるため、キャリッジ駆動力を削減できる。
また、本発明の第8の態様では、光学式センサ90は、キャリッジ28の、メディアの搬送方向における下流側の端部、又は端部の近傍に取り付けられていてもよい。
これにより、メディア200がセットされた状態で、メディアクランプ303a、303bの位置を検出するに際し、ピンチローラ上に設けられる有色の反射板17a、17bや、クロップマークCP1、CP2等を、メディアクランプ303a、303bの金属の部分と誤って検出することが低減される。言い換えれば、メディアクランプ303a、303bの位置を正しく検出する可能性を高めることができる。
また、本発明の第9の態様では、メディアクランプとして、メディアの、走査方向における第1の端部に設けられる第1のメディアクランプと、第1の端部とは反対側の第2の端部に設けられる第2のメディアクランプと、を有し、メディアがセットされて印刷可能となった状態でのメディアクランプの第1の位置と、印刷期間に検出されたメディアクランプの第2の位置とのずれ量を検出し、検出されたずれ量が所定の閾値よりも大きい場合に、メディアクランプが正常な位置にないと判定する動作を第1の判定動作とし、印刷期間において、メディアクランプの位置を検出できない場合に、メディアがメディアクランプに乗り上げていると判定する動作を第2の判定動作とする場合に、制御部におけるメディアクランプ外れ検出部は、キャリッジが、メディアを横切るように、走査方向に沿って一往復するとき、キャリッジの往路では、第1のメディアクランプ、及び第2のメディアクランプの各々について、第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を実行し、キャリッジの復路では、第2のメディアクランプ、及び第1のメディアクランプの各々について、第1及び第2の判定動作の少なくとも一方を実行してもよい。
これにより、一往復で4回の検出処理を実施することで、メディアクランプ外れが生じたときに、そのことを、すぐに検出することができる。よって、信頼性の高いメディアクランプ外れの検出処理が実現される。
また、本発明の第10の態様では、制御部74は、印刷期間において、キャリッジ28が複数の往復を繰り返すとき、キャリッジ28の往路及び復路の少なくとも一方において、第1及び第2の少なくとも一方の判定動作を、定期的に実行してもよい。
例えば、i回目の走査での往復により検出処理を実行した後、n回(nは1以上の自然数)の走査では検出動作は実行せず、そのn回の走査後の次の走査で、再び検出処理を実行する、といった動作が実行されてもよい。
これにより、制御部74(メディアクランプ外れ検出部80)の処理負担が軽減され、る。また、消費電力を低減することも可能である。例えば、サブキャリッジ28が1回、往復される毎に4回の検出処理が実行されることで、信頼性の高いメディアクランプ外れの検出処理が実現される。よって、定期的な処理であっても、特に検出性能の低下は問題とならない。
また、本発明の第11の態様において、プログラムPGは、コンピュータを、第1乃至第10の何れか1つの態様の制御部74として動作させるプログラムである。
コンピュータプログラムを用いることで、プリンタのメインボード70に搭載されるコンピュータ(1つ以上のプロセッサ等)を、印刷中におけるメディアクランプ外れを検出可能なメディアクランプ外れ検出部80として機能させることができる。コンピュータプログラムを、制御部(制御装置)74の第2記憶部(記憶装置)77にインストールするだけでよく、実現が容易である。
以上説明したように、本発明によれば、印刷期間において、メディアを押さえるメディアクランプがメディアから外れたことを検出可能とすることができる。
上述の実施形態では、メインキャリッジである印刷キャリッジ26とサブキャリッジであるカットキャリッジ28のホームポジションは、プリンタ10の右方であったが、プリンタ10の左方であってもよい。この場合、往路で左側のメディアクランプ、右側のメディアクランプの位置を順に検出し、復路で右側のメディアクランプ、左側のメディアクランプの位置を順に検出する。
上述の実施形態では、メディアを搬送ローラで搬送するプリンタ(いわゆる、ロールトゥロールタイプ)であったが、メディアを載置する載置面を走査方向と直交する方向に移動させるプリンタ(いわゆる、フラットベッドタイプ)であってもよいし、メディアを載置する載置面に対してキャリッジが走査方向及び走査方向に直交する方向に移動するプリンタ(いわゆる、ガントリータイプ)であってもよい。すなわち、メディアとキャリッジとを走査方向及び走査方向に直交する方向に相対移動可能な構成であればよい。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。